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2010年12月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 神知る#8と百花繚乱#9

  神知る #8「Coupling with with with with」。インターミッションな話。桂馬に料理のことで散々言われたエルシィが、見返してやろうとケーキを作るのを、エルシィ、桂馬双方の視点で描くのだけど……のっけから桂馬ママのサービスシーンですかw エルシィは料理の腕云々の前に、現世に合わせた料理を作る方が先だと思うし、あの材料でよくまともなケーキが出来たなと思うけど、エルシィの頑張りと、それを無碍に出来ずこっそり食べる桂馬って図はほほ笑ましい。
 それにしても「桂馬は根は悪くないんだけど、根から上がダメ」って、酷いダメ出しですな。

  百花繚乱 サムライガールズ #9「将の帰還」。徳川慶彦の帰還に備えて半蔵と又兵衛を宗朗とキスさせてマスターサムライ化しようとする千姫たち。しかし二人の決心がつかない中、義仙が宗朗を連れ出し、ついにその本性を現す。そして予定より早く帰国した慶彦から、一連の事件の真相を聞かされることに。
 黒幕が慶彦かと思ったら、全部ミスリードでこれはちょっとやられましたわ。つか、柳生十兵衛に天草四郎って、「魔界転生」(映画版)の流れですか……原作では天草四郎は甦った魔人のうちの一人にすぎず、大ボスは森宗意軒という妖術使いなんですが、そこらへん踏まえてるのは内藤泰弘版「サムライスピリッツ」くらいしか覚えがないのだよなぁ。せがわまさきが原作に忠実な形でコミカライズしないかしらん?


2010年12月02日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 国会での例のつぶやき

 中井洽民主党議員の、式典中の(かなり大きな声での)つぶやきについて。
 まあ、辞職すべきとかそんなことは思わないけど、羽田民主国対委員長の言う通り、常識的に式典中の私語は礼を失する行為であり、それだけでも謝罪すべきではあるでしょうね。その他のことについては、「秋篠宮殿下夫妻に失礼だ! 土下座しろ!」とか、「議員をやめろ!」とかは、正直いきすぎた主張だと思う。本人がそうすべきと思うならすればいい。(第一皇族を政争に使うのはいろいろ問題がある)
 ただ、個人的には常識的な謝罪はすべきと思う。もっと言えば、二転三転する弁明は見苦しいを通り越してお里が知れるとしか言えない。「言ってない」とか「副議長に言ったんだ」とか、「自民の逢坂氏の着信音も失礼だ、いや、陛下に聞こえたのだからそっちの方が問題だ(逢坂議員は謝罪済)」とか、逢坂氏への問責決議まで出す滅茶苦茶さ具合。謝罪すればそれで終わりの話だと思うのに、なんでこんなに必死に子供じみた言い訳をするのか。
 要は「非を認めたらそれを徹底的に死ぬまで突かれる」と恐怖を感じてるんでしょうね。なんでそんな恐怖を感じるかと言えば、自分たちが逆の立場ならそうするから。実際、逢坂議員への問責決議なんてそれそのままの行為だし。
 相手の瑕疵とみたら大したことなくても徹底的にわめき立てつづけるという戦法は、よく左巻きの方たちがやるのを見るが(それ以外の人がやらないということではない)、そういうのって結局相手が呆れて折れるか相手にしなくなるかではあるけど、その過程で観衆もどん引きしたりうんざりしたりで、結局自分を孤立させて窮地に追いやるだけなんだけどね。
 しかも自分の間違いを認められないから段々発言に整合性がとれなくなって破綻してくし。自縄自縛に突き進んでくなんて、民主党はマゾなのかねえ。

[アニメ] ざくろ#9と禁書II#9

  おとめ妖怪ざくろ #9「さち、恋々と」。陸軍の花楯中尉が妖人省に持って来た依頼は、最近少女たちの間で流行ってる「こっくりさん」という降霊術のこと。遊びのうちは良かったのだが、最近本当に妖人が現れるようになり騒ぎになってるという。少女が恋愛絡みの質問をしたときに現れることから、それでは妖人省でこっくりさんを試してみようと言うことになるのだが……

 こっくりさんが「テーブル・ターニング」が元になったということは有名な話で、それとウィジャ板(フランス語のOuiとドイツ語のJaを合わせた造語)がまざって現在の形になったのだけど、当時から狐憑きが発生して騒ぎになったりしてたらしい。現在では多感な少女によるヒステリーだという解釈が一般的だけど。
 これに出てるのは、今の形じゃなく、元々の「テーブル・ターニング」の方だなぁ。三本足の簡易のテーブルなので、不安定でちょっとの力で動き、質問に答えて動く(動かす?)様が「こっくり、こっくり動く」というところから「こっくり」と呼ばれるようになったとか。(「狐狗狸」というのは当て字)
 で、閑話に近い今回の話だけど、「少女たちの恋バナによって生まれた怪異」であるこっくりさんを巡って、ざくろが総角を意識したり、花楯から迂遠に告白されて迷ったり。でも、その花楯がまた裏の顔を持ってるっぽかったりなんだり。
 ここんところすっかりバカップル化が進んでた薄蛍と利劍がちとかわいらしいすれ違いを起こしたりしていとをかし。


 禁書II#9「大覇星祭」。いろいろ主人公の特殊能力・ラッキースケベを発揮しまくりの当麻。まあ、話自体はどうでもいいというか、観念的なものが力になるという設定の割にしばりがないんでほんといい加減だよな、このアニメ。
 どうでもいいけど吹寄の胸は、中学生にしては盛り過ぎというか、奇乳に近いと思います、はい。無闇矢鱈と当麻にデレすぎで社会に出たら案外と簡単に騙されるんだろうなぁという最近の御坂美琴よりはいいですが。


2010年12月03日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] イカ娘#9と俺妹#9とアマガミ#21

  侵略!イカ娘 #9「ピンポンダッシュしなイカ?/メイクしなイカ?/秘密兵器じゃなイカ?」。キャラ表に含まれてたというので、登場するとは思ってたけど、清美登場。イカ娘の同年代(外見的に?)の初めての友達。変人だらけの登場人物の中で、唯一まとも……でもないなぁ。イカ娘のアレコレを、「イカちゃんって、面白い子」で済ませてるし。原作ではピンポンダッシュは早苗オチだったけど、ニコイチだからこれでもいっか。
 メイク話は、ほぼ原作通り。いろいろ膨らませてるけどw ヤマンバメイクとか舞子とかビジュアル系とかねーよw 早苗はどんどんはじけすぎだろ、どう考えても。
 最後は、誰が最強か。あの謎の秘密兵器に興味津々で試そうとするのは、原作では栄子だったんだけど(頭の良くなる弾と言われ)、アニメではイカ娘に変更。まあ、その他は大体原作通りなんだけど。アニメは原作の弱い部分とかを適格に補ってるなぁ。
 で、エンディングでまたちょっと泣かせたり。アニメスタッフの原作理解度ハンパじゃねえ。


  俺の妹がこんなに可愛いわけがない #9「俺の妹がこんなにエロゲ三昧なわけがない」。原作者脚本によるアニメオリジナルのインターミッション話らしい。が、中学生がエロゲやってしかも濡れ場直前に風呂に入って身綺麗にするとか、いろいろまずいだろ、これ。目くじら立てることでもないのもそうだけど、褒めることもできないわなぁ。
 黒猫が家では基本地味で、左門豊作張りの苦労人っぽさをにじみ出してるのが狙いすぎw 佐織・バジーナは普段の痛すぎる容姿言動と家でのお嬢様姿のギャップで狙ってるし。ただ、桐乃も含めなんだかんだで三人がお互いのことを大事な友人として思ってるというのは良い落としどころか。
 でもやっぱり桐乃は、肉親的なかわいさはないではないが、キャラ萌えとかではないよなぁ。あと、かわいさを感じる百倍くらい逆の方向の感情を感じるだろうな、実際に接したら。


  アマガミSS #21「ハッケン」。最後のヒロイン、絢辻詞(つかさ)編に突入。これまでも「無敵で完璧な非の打ち所ない優等生委員長」として出てきてた彼女だけども……最後の最後で大豹変。水着姿でドSな表情での恐喝。これまでは見せてなかったけどどうもなんかいろいろ鬱屈のあるキャラのようで、その鬱屈は彼女の姉に起因するようなのだけど……絢辻を最後に持って来たスタッフはナイス判断。これはそりゃインパクトあるわなぁw


2010年12月04日() 旧暦 [n年日記]

[映画] 裁判長!ここは懲役4年でどうすか

 昔一本だけ映画の脚本を書いたがその後はまったく鳴かず飛ばずのライター・難波タモツは敏腕映画プロデューサーに「陪審員制度の導入にあわせて、愛と感動の裁判ものの映画の脚本を書け!」と言われてしまう。たまたま唯一の映画脚本が法廷ものだったからとは言え、実際の裁判などほとんど知らない難波は、ひとまず傍聴に足を運ぶ。が、どんな裁判が行なわれてるのか、どんな裁判を聞きに行けばいいのかもわからない。
 入ろうとした法廷は席が埋まってしまい傍聴を断られてしまったり、次に入った初めての傍聴では被告に事実の確認をしただけで開始一分で閉廷してしまったり、覚醒剤の常習者の女性が再犯の理由が「歯が痛かった」だったり、想像していたドラマティックさも愛憎のドラマもどこにもない。
 しかし端から見ると苦笑しか浮かばないが当事者たちにとっては大まじめな裁判を見て行くうち、段々傍聴の魅力に取り憑かれていく。
 さらに、やはり傍聴の魅力に取り憑かれた先輩傍聴マニア・西村から声をかけられ、傍聴のノウハウを聞き、仕事を忘れのめり込んでいく。
 だがあるとき、名物美人鬼検事に、他人の人生を高見の見物をしてることを手ひどく罵られ、あらためて自分のしてることが、他人の人生を無責任にのぞき見てるだけのことだと気づき、落ち込んでしまう。
 そんな難波に、西村はなぐさめがてらとある事件の裁判のことを教える。それを聞いた難波は、これまでの「ただ見てるだけ」の立場をやめようと決心し、行動を開始する。
 「傍聴マニア」の知名度が上がるきっかけになったエッセイの映画化。マンガは見てたけど、ドラマは見てません。どっちとも内容は全然違うけど。
 原作は傍聴マニアの著者が面白かった裁判をおもしろおかしく書いたものなので、個々の裁判のエピソードももちろん面白いのだけど、傍聴に来てはみたけどまず裁判所に入るところで怖じ気づきそうになり、裁判所内でもどうすればいいかとまどい、警備員に「メニューみたいなものはないですか?」などと不謹慎きわまりないことを口走ってしまう主人公が面白い。
 他人の人生の最も見られたくない部分を見て回る、倫理的には褒められないことを趣味としているのだけど、観客側に「でも、そんなこと言っても、その背徳感込みで好きなんでしょう?」と意地悪く言い返してるような脚本がおもしろかった。シナリオ的にも、何気に細かく伏線が張られてたり、本来なら俗そのもので好感を持ちにくいはずの主人公に、逆にその俗っぽさゆえに最終的に親近感を持つようになったり、「マニアの業の深さ」をおもしろおかしく描いた、結構ブラックで笑えるコメディに仕上がってた。
 後半、話が大きく動き出して難波たち傍聴マニアがある裁判のために動き出すのだけど、その手段と裁判の結果がまた大笑い。裁判傍聴の経験を生かして作戦を練るのだけど、これはかなり良く原作を換骨奪胎してますわ。大作ではないけど、良い仕事してます。

[アニメ] スパロボ大戦OGTI#9とミルキィホームズ#9

  スーパーロボット大戦OG−ジ・インスペクター− #9「月下に妖精は舞う…」。アンジェルグ、ヴァルシオーネに続く変態機体、フェアリオンGとSの登場。スパロボはプレイしてないんで、ロリロボットが出てくる、って話だけは聞きかじってたんですが……なんというか、ほとんど「俺の歌を聞け−!」状態。
 しかしこの番組、毎回クライマックスで大変だな。

  探偵オペラ ミルキィホームズ #9「MHの悲劇」。一応サブタイトルの元ネタは「Xの悲劇」……と思ったら、Wikipediaには「Wの悲劇」の方が上げられてるな。なんでかと思ったら、ちゃんと元ネタが本編のサブタイトル表示前に示されてたのか。気付かなかった。
 今回は、このまえ「ざくろ」でウィジャボードの話を書いたら丁度タイミング良くウィジャボードが。そしてミルキィホームズの冤罪を晴らすため、ウィジャボードを通じてご先祖様が憑依。って、お前ら自分で推理しろよ!w
 まあ、コナン・ドイルは降霊術に耽溺し、降霊術に関する怪奇小説も書いてる他、有名な「コンティグリー妖精事件」にも関与するのだけど、おそらくそれを踏まえての話だろうなぁ。話の内容自体はいつも通りめちゃくちゃだけど。
 ところで、シャーロック・ホームズの声って、「海月姫」の蔵之介兄と同じだよね……


2010年12月05日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#42とオーズ#13

  ゴセイジャー #42「情熱的ハイド」。護星天使たちに運んでいたコーヒーをこぼしたデータスを「余計なことはしなくていい」しかりつけるハイド。ゴセイジャーのメンバーはハイドがデータスに辛く当たりすぎると言うのだが、そんな時にマトロイド反応が。駆けつけたゴセイジャーたちに、待ち受けていたメタルAとブレドRUNは、国際首脳会議を狙ったミサイルを見せつけ、発射をやめて欲しければデータスを渡せと迫る。世界の平和か、データスか、決められないゴセイジャーたちだが、データスが自ら取引に応じると言い出す。止めようとする皆とは別に、データスの行動をそのままにするハイド。メタルAは約束を破ってミサイルを発射し、ゴセイジャーはそれを撃墜するのだが、その隙にメタルAたちは逃げてしまう。
 マトリンティス帝国に戻ったメタルAはゴセイジャーのすべてを知るデータスを解析し、ゴセイジャーへの刺客を作ろうとするのだが、一途にゴセイジャーたちを信じるデータスと、あっさりと用済みになったデータスの廃棄を命じるロボゴーグの対比的な姿に、動揺することに。

 マトリンティス帝国のやり方に疑問を持ちだしたメタルAが、ゴセイジャーたちのもつ仲間への信頼に心を揺さぶられる一連の話の流れなのだけど、今回その対象となるのはデータスとハイド。一見データスに厳しく当たるハイドなのだけど、それもデータスのことを理解し、思いやり、仲間だと認めてるからこそ。水気に弱いデータスが海に廃棄されそうになってると知り、身体を張ってデータスを守ろうとする。
 しかし、メタルAが仲間としてみとめかけてるブレドランって、どの段階でもろくでもないヤツだったんだけどなあ。
 今回の敵、データスをコピーしたロボットであるサロゲDTの元ネタは、人間が身代わりロボットに日常生活を送らせる「サロゲート」。DTなのは、データスとかけたんだろうなぁ。


  仮面ライダーオーズ #13「シャム猫とストレスと天才外科医」。クスクシエで比奈には逆らえず、加世子にも「可哀相な子」扱いされるアンクは、そのストレスを刻一刻と溜め続けていた。
 そんな時、密かに鴻上研究所の真木と手を組んだカザリが、冷遇される天才外科女医にヤミーを憑依させる。上司にことごとく手術から外され不満を溜めていた彼女は、ヤミーの力もあり独断での一人の手術を次々と行ない、ことごとく成功させていき世間の名声を高めていく。
 彼女にヤミーが取り憑いてることを知った映司たちだったが、殺到する患者たちを前に病院は受け入れ制限を敷いていた。そこで、アンクの取り憑いた泉信吾がこの病院への通院歴があったことから、急病を装い潜入。間一髪、ヤミーにより暴走した女医が手術中止を言い渡した院長を襲おうとしてるのを止めた映司は、彼女を病院の外におびき出す。
 ところが、やはり異常な手術成功率に疑問を持った後藤がやはり病院に潜入しており、アンクを発見してどっちがヤミーを退治するかでアンクは後藤張り合う羽目に。そのいさかいで更にストレスを溜めつつ、右腕だけで映司の所へ向かうアンクだったが、映司が忠告を聞かずまたサゴーゾコンボを使うことを主張し、挙句、折角女医から分離し追い詰めたシャムネコヤミーを再び女医の身体に憑依させてしまい、取り逃がすことに。
 周囲に振り回されつづけついに切れたアンクは、自分が離れると信吾が瀕死の状態になるのも構わず、右手のまま逐電してしまう。

 クスクシエという拠点を得たものの、そこでの環境にストレスを溜め続けてついに爆発させたアンクを始めとして、自分たちの置かれた環境に「人間たちの社会に出て行く必要がある」と決心したウヴァをはじめ、細かくいろいろ動き始めてる話。
 アンクは、まあ基本自分のプライドとワガママが原因なので自業自得なのだけど、人間たちなど歯牙にもかけないグリードのはずが、怪力を持つ比奈は勿論、ただのアホと侮ってた映司や、何の力も持たない加世子にまでうだつが上がらない生活に段々ストレスを溜めていく。
 ウヴァはコアメダルをめぐって関わってるのが自分たちとオーズだけではなく、人間も関わっており、しかも自分たちは後手に回っていることを察し、自分たちも有り様を変えなければならないのではないかと考え始める。メズールとガメルは現状でそれなりに安定してるようだけど、変化に追随するのかなぁ。
 そしてグリードの中では最も積極的に変化に対応しようと打って出ているカザリ。なんと真木と手を組み、行方不明のコアメダルの手がかりを探しつつ、真木からはコアメダルの供与を、自分はグリードのやり方を見せてコアメダルを集中させる存在の判断材料を与える取引をする。
 真木は、カザリや後藤を観察しつつ、新たなメダルシステムであるベルトを開発しつつあるようなのだけど……この辺はネタバレ知ってれば二号ライダーの布石ってことはわかるよね。w
 で、今回のエピソードは女医のケイ。むしろブラックジャックのブラッククイーンなんだけど、ドクター・K? 天才的な外科手術の腕を持ちながら、上司から手術担当を外されてしまう。普通に考えれば、患者を救うよりも手術のみに興味があることをとがめた院長が彼女を手術から外した、という展開のはずなのだけど、前回の筑波とか、とんでもない展開がありうるからなぁ……
 で、彼女の欲望に取り憑いたのがシャムネコヤミー。つか、なんか格好がエロいんですが。これまでも女性型怪人は多々出てきたし、中にはボンデージ風とか、そんなのもいたんですが、今回の、どう見てもコルセット風のボディスーツに、ショーツ、ガーターベルトの下着姿なんですが……朝っぱらからこんなの出していいの?


2010年12月06日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] スタドラ#9と夢パテSP#10

  STAR DRIVER 〜輝きのタクト〜 #9「そしてマリノの初恋」。南十字学園で恒例の球技大会が開かれ、タクトたち一組はミズノ・マリノ姉妹たちのいる二組と野球で対決する。勝負は一組のタクト、スガタの活躍と、二組の万能スポーツ少女マリノに加えタクミ・タケオの好投で拮抗した展開に。
 マリノは試合中も銀河美少年であるタクトにミズノが入れ込んでることに危機感を覚えるが、逆に過剰接触事故で自分自身がタクトのことを意識してしまう。が、二組のタクミは綺羅星十字団ヴァニシングエイジ所属のスタードライバー、ソードスター。マリノが団長代行マンティコールであると察したうえで、「日死の巫女」を探すための道具として以上に過剰に思い入れを持ち、彼女に接近しだしたタクトに敵意を燃やす。

 今回はちょっとミズノ・マリノ姉妹の過去が描かれてる。
 幼い頃、ろくでなしだった父が逐電し、母もそれを追って行方知れずに。姉妹二人で生きてきたというアレなのだけど、その割には結構ちゃんとした生活送ってるよな……収入源はどこだ?
 で、日死の巫女であるミズノを守ろうとしてるマリノだけど、綺羅星十字団のメンバーは勿論、銀河美少年であるタクトにも警戒心を抱いてる。ミズノが無防備にタクトに近づいてることで、彼らの戦いに巻き込まれる危険もあるだろうし、単純に一途に愛情を寄せてる妹が他人に取られるという意識もあるだろうし、銀河美少年の意図がわからないということもあるのだと思う(ま、本人は「青春を謳歌する!」「ワコのために、全てのサイバディを破壊する!」以外何も考えてないわけですが)
 ところが、試合中の接触事故で、妙に意識してしまった上、敵対心丸出しの会話を軽くいなされ、「ミズノと同じで、目が綺麗」と言われ、逆にときめいてしまう。それを見てたタクミが嫉妬し、色んな意味での牽制球投げまくり。つか、タクトが学園女生徒に人気だって描写、今回が初めてのような。それっぽい話はワコの親友であるマキナがワコをからかう言葉の端々にしてたけど。
 で、タクトたちのクラスでは久々にマダム・ワタナベとシモーヌ、そしてニチ・ケイトが。なんか余興として球技大会の野球を妙にノリノリに楽しんでるカナコと、冷静と言うより確実に棘を含んだ言葉で突っ込むシモーヌ。相変わらず仲の悪い主従だなぁと思いつつ、ニチ・ケイトが、スガタ、ワコとの思い出を蘇らせつつ、微妙な伏線張りを。基本、綺羅星十字団団長の一人であり表裏共に冷静にツッコミを入れてるのがもっぱらの役割なんだけど、恋する少女であるスガタメ・タイガーを戦闘に巻き込むことを拒んだり、幼なじみであるスガタとワコに、複雑な心境を除かせたり、して、ただの敵幹部ではないことを伺わせてる。なにより、スガタからバットを受け取る指先の仕草がねっとりすぎてw
 で、肝心のマリノなのだけど、ミズノがタクトに、姉妹だけの秘密の呪文だった「大丈夫の呪文」を教えたことに、「どうせ誰も信じないから、呪文とか教えるのはやめた方がいい」と言うのだが、ミズノは「タクト君は大丈夫」と言い切られ、軽く同様。さらに、タクトへの嫉妬もあって出撃したタクミことソードスターにタクトが追い詰められてる最中、その「大丈夫の呪文」を唱え、逆転勝利を得たことに、彼がミズノを偏見なく見てることを知る。そして、姉妹二人でのお風呂タイムで、ミズノに「魔法じゃなくたってわかるよ。だって、ボクの好きなものとマリノの好きなものはいつも一緒だから」と言われ、タクトを意識しつつある自分に気付いてしまう。まあ、ミズノの言ってることはアイスのことなんですが。w
 それと、こないだ退場したサカナちゃんに代り、今回からはミズノが戦闘中の歌担当。
P.S.「カタミ、ワカチタ、ヤガダンセ」ってどうも「三鷹、立川、千駄ヶ谷」ってことらしい。どこの七英雄よ? さらに、「イカ刺しサム」も、「武蔵境」、だそうで。


  夢パテSP #10「ダンス&ラプソディ〜マイ・スイート・ホーム〜」。NY編のラスト。アンリ先生に教えてもらったやり方に固執するあまり、NY店の経営難を招いてしまった天王寺マリ。いちごたちのアイデアでネットクーポンを販売し、リピーターは増えるもののアンリ先生の提示するレベルの収益には至らない。今の店のままではダメだとはわかりつつ、どうすればいいのか悩むマリに、皆が開店以来働き続けの彼女に、休暇を取ることを勧める。
 店のことが気になりつつNYの街を回るマリだが、街を散歩することでこれまで自分がNYという街と向き合っていなかったのではないかと思い出す。
 そんな時、途中でタクシーの事故に出くわす。地下鉄に乗り換えようとするマリだったが、事故に巻き込まれたタクシーに乗っていた黒人家族が家族の結婚式に駆けつけようとしていた最中で、さらにおばあちゃんが運んでいた手作りのウェディングケーキが崩れてしまったと知り、そのケーキを作り直すことを申し出る。

 アンリへの想いが強すぎるあまり本格フランス式に拘り、地元のニーズをまったく見ようとしてこなかったマリ。その結果右肩下がりの業績に、アンリは「結果が出なければ別の者に店を任せる」と最後通告をするのだけど……いや、才能と技術とセンスとひたむきさは持つものの、自分に固執するあまり硬直化してしまったマリを案じ、柔軟な考えを持ついちごたちを送り、さらに敢えてきついことを言って覚醒を促すアンリの意図はわかるのだけど……どう考えてもアンリって、樫野なんて足下にも及ばない「ドS」だよなぁ。前期の準決勝でも同じ弱点をアンリに突かれて準決勝敗退になったし。
 しかし今回は、マリは地元の人々と触れ、アンリに教わった本格フランス菓子ではないとは言え、自分が整え直した「おばあちゃんのウェディングケーキ」に喜ぶ人々を見て、自分が一番に見るべきはアンリではなく、スイーツを食べた人々の幸せな顔だと気付く。
 最後、自分からの電話よりお客に提供するスイーツを優先したマリを見て彼女の自立を安堵するアンリだけど、超ドSのアンリ先生は本当は悔しがってる方に一票。


2010年12月07日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 子ども手当

 子ども手当の財源のため……

・配偶者・扶養控除見直し
相続税増税検討
・地方自治体・企業への負担強制検討

 そこまでして実現しようとする子ども手当は

・支給額減額
・所得制限検討
扶養控除廃止なら2000万世帯が増税

 いや、なんでここまでしてゴリ押ししようとするのかさっぱりわかりませんわ。第二の「地方自治体一億円ばらまき」というか、第二の「普天間問題」というか、混乱の元にしかならず、民主へのダメージになるだけの公算大だと思うのですが。
 彼らはアホですか? アホですね、多分。
 そういや、首相就任前後では菅氏の経済ブレーンとして小野阪大教授の名前がしきりに取り上げられてたと思うのですが、ここ数ヶ月まったく名前をマスコミ記事で見かけないのですが。あの方はどこに行ったんでしょう?


2010年12月08日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] このわかりやすさはある意味すごい

  首相夕食『身内』と息抜き 1位は補佐官、次いで夫人( 東京新聞 )。
 菅直人首相の就任以降の夜会合を調べたところ、東京・赤坂や六本木の料理店で、伸子夫人や側近議員と会食する機会が目立っている。
(中略)  一方、店は、赤坂の焼き肉店やすし店、六本木の日本料理店、中華料理店が中心。庶民派のイメージからすればやや違和感があるが、首相周辺は「セキュリティーを考えたら、そういう店にならざるを得ない。首相は本来、味はどうでもいい人」とぜいたくをしているわけではないと強調している。 (我那覇圭)
 実際どんなものなのか、10月からこっちの 朝日新聞 の「首相動静」から夕食の記述を調べて見ると、
12/8 46分、首相主催の夕食会。8時6分、官邸玄関でモラレス大統領を見送り。10分、寺田首相補佐官。35分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。同ホテル内のバー「スカイ」。民主党の鉢呂国対委員長、斎藤勁国対委員長代理ら。
12/7 8時26分、東京・赤坂の焼き肉店「叙々苑 游玄亭赤坂」。秘書官と食事。10時16分、公邸。
12/6 8時15分、東京・赤坂のすし店「赤坂 石」。江田前参院議長、民主党の藤田一枝衆院議員と食事。10時10分、東京・銀座のバー「四馬路」。
12/5 7時14分、同市の日本料理店「きんとき」。伸子夫人と食事。
12/4 7時34分、東京・内幸町の帝国ホテル。同ホテル内のすし店「なか田」で宮崎徹内閣府参与と食事。
12/3 7時16分、東京・赤坂の「DINING一蔵 赤坂店」。秘書官と食事。
12/2 (夕食の記述なし)
12/1 (夕食の記述なし)
11/30 (夕食の記述なし)
11/29 25分、総理主催の夕食会。
11/28 (夕食の記述なし)
11/27 7時11分、東京都新宿区の日本料理店「神楽坂和楽」。海江田経済財政相と食事。
11/15〜26 (夕食の記述なし)
11/14 6時24分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急。中国料理店「星ケ岡」で伸子夫人と食事。
11/13 9時4分、首相主催の夕食会。
11/8〜12 (夕食の記述なし)
11/7 6時40分、東京・神楽坂の日本料理店「神楽坂 久露葉亭」。阿久津内閣府政務官、加藤、寺田両首相補佐官と食事。
11/6 (夕食の記述なし)
11/5 8時6分、東京・平河町のすし店「蛇の新」。千代内閣広報官、下村内閣審議官と食事。 11/4 9時3分、東京・赤坂の日本料理店「赤坂紙音」。民主党の斎藤勁国対委員長代理と食事。
11/3 8時33分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急。中国料理店「星ケ岡」で伸子夫人と食事。
11/2 7時58分、東京・赤坂のすし店「赤坂 石」。寺田首相補佐官、秘書官と食事。
11/1 (夕食の記述なし)
10/31 (夕食の記述なし)
10/30 ホテル・ニッコー・ハノイで同行記者と懇談。ビエット越日友好議連会長主催の夕食会。
10/23〜29 (夕食の記述なし)
10/22 24分、東京・永田町の日本料理店「黒沢」。江田前参院議長、民主党の藤田一枝衆院議員と食事。
10/21 8時12分、東京・紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂。ラウンジ「トップオブアカサカ」で加藤首相補佐官、阿久津内閣府政務官と懇談。
10/20 (夕食の記述なし)
10/19 8時1分、東京・赤坂の日本料理店「球磨川」。鹿野農水相と食事。
10/18 (夕食の記述なし)
10/17 7時2分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。すき焼き店「岡半」で、伸子夫人らと食事。
10/16 6時44分、東京・代官山のすし店「代官山 韻」。民主党の枝野幹事長代理、辻元清美衆院議員らと食事。
11/15 8時21分、東京・六本木の日本料理店「さかなや富ちゃん六本木店」。民主党の有田芳生参院議員と食事。
10/14 (夕食の記述なし)
10/13 8時17分、東京・赤坂の焼き肉店「叙々苑 游玄亭赤坂」。篠原、筒井両農水副大臣、小川首相補佐官と食事。 10/9〜12 (夕食の記述なし)
10/8 8時39分、東京・赤坂の日本料理店「赤坂たけがみ」。片山総務相と食事。
10/7 (夕食の記述なし)
10/6 7時33分、東京・赤坂のすし店「赤坂 石」。伸子夫人とともに小川、加藤、寺田各首相補佐官と食事。
11/3〜5 (夕食の記述なし)
10/2 8時5分、東京・赤坂の焼き肉店「叙々苑 游玄亭赤坂」。民主党の本多平直衆院議員ら同党国会議員と食事。
10/1 7時16分、東京・赤坂のすし店「赤坂 鮨金ちゃん」。民主党の田村謙治衆院議員ら国会議員仕分け人と食事。。
 記述がない部分は、会議だったり、公邸だったり。おそらく会議中の軽食のみだったのか、公邸で食事を取ってるのでしょう。
 「身内で」という部分に批判もあるでしょうが、自分はそれは悪いとは思いません。むしろ打ち合わせや報告などの仕事もあるでしょう。
 高級料理店ばかりなのも、身辺警護の関係などから当然です。ちっとも悪いこととは思いません。
 まあ、やってる当の本人が昔こんなこと言ってさえいなければね。
  民主党の菅直人代表代行は23日、麻生太郎首相が夜の会合で高級ホテルのバーを頻繁に利用していることについて「一流ホテルのバーが『安い』という感覚そのものが問われている」と述べ、首相の金銭感覚を批判した。同時に「安いところで酒を飲むと言うと、われわれの感覚では焼き鳥屋だ」と指摘した。ニチスポ
 そいでもって、この記事を載せた東京新聞の2年前のコラム。
筆洗「▼就任以来の『首相の一日』を読み返すと六本木や赤坂、広尾での夕食、一流ホテルのバーでの「打ち合わせ」が多い。(中略)ただし周囲を見渡すと、今までよりも外食やお酒を控えている人が目立つ。財布の中身を考えた結果である。つらさが首相に分かるのか。素朴な疑問が頭をもたげる。」
「ホテルのバーは安いか高いか。幸か不幸か、そこで一杯、の経験が乏しいので議論に参加しにくいが、たぶん、答えは簡単だ。/ 「幸いにして自分でおカネがありますから」とおっしゃる麻生太郎さんのようなおカネ持ちには安くて、たとえば経費の節減でぎゅうぎゅう絞られている世のサラリーマンたちにしてみれば、とっても高い。」
 さて、東京新聞のコラムが菅首相のことをなんと言いますか。いや、個人的には何も言わない方がいいと思ってます。黙って腹を切って反省してくれればそれが一番良いです。

[アニメ] 神知る#10と百花繚乱#10とえむえむっ!#10

  神のみぞ知るセカイ #10「大きな壁の中と外」。1st season最後のヒロイン、汐宮栞編開始。ああ、誰かと思ったら、「心の中では雄弁な」無口少女か。けど、こういう「次の対応を考えすぎちゃって何も言えない」ってのはあるよねえ。
 ただ、前回の中川かのん編もそうでしたが、なんとなく全般的に尺の延ばし方が下手かなぁ、という気が。いや、演出やらなんやらは結構好きなんですが。まったりというより、のびのびな感じ。かなめもの時にはそんなふうに感じなかったのになぁ。


  百花繚乱 サムライガールズ #10「魔眼の牢獄」。この流れだと、天草四郎はちょっと出て封印されてで終わりそうな感じ。どっちかというと主従の信頼を信じず、権力に固執した徳川慶彦がラスボスで終わりそう(せいぜいそれに天草四郎が憑依くらいか?)。
 それはさておき、予告で慶彦が総角景化してるのが笑ったw


  えむえむっ! #10「サディスティック嵐子さま」。前回太郎と学園祭を回れなかったばかりか、美緒と太郎が急接近してることに危機感を抱いた嵐子は、ドMの太郎の気を惹くため、ドS修行をしだす。太郎は嵐子の気持ちに気付かないまま、嵐子と美緒のドS対決に歓喜するのだけど……
 いや、もうくだらなすぎてなんと言えばいいのか。ドS修行を終えた嵐子が胸に巻いたサラシに、「ドS一直線」とかあるし。
 結局、嵐子が無理してドSに振る舞うのは嵐子らしくないし、そんなの関係ない、ってことで落ち着くのだけど……美緒が「自分はドSじゃない」って、いろいろ無理があるだろう。無自覚云々以前に。


2010年12月09日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] ここ二ヶ月の首相動静を見て

 いや、昨日夕食部分を拾うのに、ざらっと二ヶ月分の菅首相の首相動静を見たのですが……仕事してないわけじゃないんですよ? してないわけじゃないんですが、大体が首相がいなければならないセレモニーとか大きな会議ばっかで、細かい打ち合わせとか、ほとんどないんですよね。だからセレモニーも大きな会議もないときは大体八時台に公邸に帰宅してる。
 たしか麻生氏の時は細かく閣僚などとの打ち合わせや会議が記載されていて、それで帰りが十時や十一時になるのはざらだった記憶があるのですが……

[アニメ] ざくろ#10

  おとめ妖怪ざくろ #10「かげ、追々と」。妖人省の皆で夏祭りに出かけた景とざくろ。しかし二人はこの前のこともあってお互いを意識し、ぎくしゃく。出し物の巨大迷路の中で、花楯中尉の告白で自分の気持ちをはっきり自覚しだした景はざくろに自分の気持ちを伝えようとするが、逆に自分の気持ちに戸惑うざくろはその場から逃げ出してしまう。
 しかし一人きりになったざくろを、女郎蜘蛛の乱杭が拉致し、神がかりの里へ連れ去ってしまう。そこでざくろは意外な影の黒幕の正体と、「半妖」の真実を知ることになる。

 これってもしかして今原作でやってる展開なんですかね? 随分展開早いような……
 ざくろと景のラブコメ展開の前半から一転、反政府の妖人たちの集まる神がかりの里にざくろが連れ去られる。そこで彼女が引き合わされた数々の妖人事件の黒幕は花楯中尉。沢鷹(おもだか)と名乗る彼は、ざくろこそが彼の求めるものがあるという。つか、ざくろとの関係は予告でばらしちゃってない?
 百緑・橙々の半妖姉妹も神がかりの里の一味なのだけど、仲間というより、便利遣いされてるよう。強い揚力を持った姉の百録の方は彼らの真意を知っていてなお、妹の橙々が実質人質のために逆らうことができない。皮肉なことにその当の橙々は、乱杭や沢鷹に心酔してしまっている。
 でも実際は彼女らは蔑まれ、「道具」としてしか見られていない。軟禁されていた部屋から逃げ出したざくろが見たのは、人間らしい意思も知能もなく、労働力として妖人に虐待されてる「本来の」半妖たち。ざくろたちは特殊中の特殊で、中でもざくろは特別な力を持ってるらしいのだけど……原作ではこの辺が出てきてるけど、ヘタレの景はちゃんと活躍するのかな?


2010年12月10日(金) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] ジオブリ16巻とTAKE THE B STUDIO完全版

 二冊とも、購入してきました。これはきっと、先生の活動再会の意欲の表れだと信じます。


2010年12月11日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] そらおとf#10と屍鬼#18とイカ娘#10とミルホム#11とアマガミ#22

  そらのおとしものf #10「節穴世界を覗け!」。今回は内容よりなにより、EDのイントロ聞いた瞬間吹いた。「望郷の旅」じゃないか! 「助け人走る」の主題歌の! こんなオタでもわかるやつ少なそうな選曲って、どんな判断だw
 助け人は、タイトルに「必殺」の名を冠していないものの、立派に必殺シリーズの第三弾。(前年起こった「必殺仕置人殺人事件」で必殺シリーズの残酷描写が問題視されたため、これと翌年の「暗闇仕留人」は「必殺」の名を冠していない)
 マンガ原作者で「中山文十郎」って人がいるけど、そのPNの元ネタが同作に出てくる助け人メインメンバーの、浪人者の中山文十郎(演じるは田村正和の実兄でもある田村高広)。
 それはさておき、なんで比較的地味な「助け人」なんだろう? 必殺の主題歌で熱血系って言ったら、確かにこれと「荒野の果てに」くらいだけど。あと、この歌詞はテレビ版じゃなくってレコード版の方だなぁ。最初気付かず、「あれ? なんか変だな」としか思わなかった。(前述の事件の影響から血生臭さを連想させるとかなんかで最後のサビが「汗と涙と血がまた騒ぐ」から「暑い明日の風が呼んでる」に変更された)
 話は、いつものアホ話に加えてクライマックスに向けてカオスの復活。原作と大分違う展開ですな。しかし、家の壁に変な配管があるなぁ、と思ったら、ちゃんと伏線だったのかw


  屍鬼 #18「第悼と夜話・惨劇前の祭囃子」。屍鬼に浸食され、蔓延する正体不明の死に翻弄される一方だった外場村の住人が、反撃に転じるターニングポイント。屍鬼の存在に気付いた数少ない住人の尾崎医師だったが、尾崎が反撃に出ようとしてることを桐敷千鶴が気付き、尾崎の血を吸い支配下に置いてしまう。しかしそれは尾崎の罠で、「屍鬼側」の協力者(おそらくは人狼として起き上がった夏野)により千鶴の呪縛を解いていながら、その支配下にあるふりをして千鶴を祭の神楽に集まる人々の前に引きずり出し、ついに千鶴たち「屍鬼」の存在を村人たちに知らしめる。
 カタルシスのある場面なんだけど、同時に陰惨でもあるんだよなぁ。両者は相容れないとは言え、屍鬼側も自分たちのいる「社会」を作りたいだけ。千鶴は「今更人間に戻りたいなんて思ってもいない」と言ってるけども、その共同体作りこそがいかにも人間くさい欲求だと、当人たちは気付いてないんだろうなぁ。


  侵略!イカ娘 #10「てるてる坊主じゃなイカ?/好かれなイカ?/野球しなイカ?」。一本目は似顔絵話とてるてる坊主話のニコイチ。似顔絵話は原作でも好きなエピソードだから期待してたけど、期待に違わずw イカ娘のセルフイメージが実像とかけ離れすぎてるwww そしてそちらのオチの弱さをてるてる坊主で補った形でこれは良いニコイチですわ。
 二本目は、イカ娘に過剰なスキンシップを行ないイカ娘から避けられ続けてる早苗が、「イカ娘断ち」をしてイカ娘からの信頼を獲得しようとする。が、なんつーか、イカ娘を断ってる間の描写が原作からパワーアップして完璧にジャンキーw 「さよなら、私の恋」って言ってるけど、それ、完全に恋とかとは別物だからw 天井を這うミニイカ娘が出なかっただけでもマシか。
 三本目は、オリジナルの野球話。多分原作にある清美の部活話をベースにしてるんだけど、清美の部活をバドミントンから野球にしたことで、ほぼ完全オリジナルに。この回のために水嶋監督は「おおきく振りかぶって」のスタッフを連れてきたらしく、野球の描写も恐ろしく細かい。てか、ここでもイカ娘の(というより触手の)無駄な才能振りが発揮される。それにしても黒田さん可愛い。


  探偵オペラミルキィホームズ #11「ミルキィホームズには向かない職業」。前回、降霊した祖父たちのトイズ復活を予言するメッセージに浮かれるミルキィホームズたち。それに油断しまくってしまい、テスト前だというのに勉強もせずに遊びほうける。
 ライバルでありながらもシャロたちの復活を密かに期待するアンリエッタも、テストで復活した彼女らのトイズを期待するのだが、それは大きな期待はずれ。本当にトイズは復活するのか、確かめるためにミルキィホームズたちに挑戦すべく大きな騒ぎを起こすのだけど、シャロたちは復活するはずのトイズに頼りきりで、仲間同士の諍いすら始める始末。
 その姿についに小衣やアンリエッタも見放してしまい、ついに退学の宣告がなされてしまう。
 ここ最近は、特殊能力がなくても仲間を信じて彼女たちなりに頑張ってたのが、戻ってくるはずの特殊能力に依存して、最初の頃のダメダメな姿に戻ってしまってるなぁ。まさかのシリアスヒキで多分これこそが「大いなる試練」なんだろうけど、どうやって決着つけるんだろう?
 ところでトゥウェンティ二十里の変態ぶりはちょっとやばいだろう……


  アマガミSS #22「ウラガワ」。普段は猫をかぶってることが純一にばれてしまった絢辻詞。って、素を出してしまった理由が、手帳に書き付けていた「見られてはいけないもの」を、純一が見てしまったと勘違いしたから。抜けすぎだろ、さすがにw
 純一に口封じしつつ下働きとしてこき使う詞だが、純一に厳しいのはもちろん、まるで自分を虐めるように働き続ける。そしてついに無理がたたって斃れるのだが、お見舞いに行った純一は詞の姉に対する態度がおかしいのに気付く。ただの天然ボケのお姉さんに見えるけど、なんかあるのかねえ。彼女に懐かなかった野良犬が、詞にはなついてたし。
 それにしても変態紳士橘さんは、今回はMに目覚めたのか?


2010年12月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#43とオーズ#14

  ゴセイジャー #43「帝国総攻撃」。マトリンティス帝国本拠地で、ロボゴーグはついにブレドRUNの調整が終わったと歓喜する。ロボゴーグはメタルAの側にブレドRUNを起き、叱責される彼女を見せることでブレドRUNに自分への恐怖を植え付けたのだという。そして、その役目が終わったメタルAを失敗作呼ばわりし、見捨ててしまう。
 そしてロボゴーグはついに地上への宣戦布告を宣言。地上への総攻撃を開始するという。それを阻もうとするゴセイジャーたちだが、立ちはだかるブレドRUNとの戦いの最中、そのビームを浴びたテンソウダーとレオンセルラーがさび付き、動かなくなってしまう。ロボゴーグの狙いはそれで、ブレドRUNに天裝術を封じさせ、その上で最終兵器を放ってゴセイジャーを完全に亡き者にするつもりだったのだ。
 天裝術が使えぬまま闘うゴセイジャーたちだったが、ついに最終兵器を受けようというその時、ゴセイナイトが彼らを庇い、その前に出て……

 なんかマトリンティス帝国編が終わりそうな勢いなんですが、まだ尺的には若干あるような。多分年内にマトリンティス帝国編は終わり、その後なんかこれまでの勢力が復活して一斉攻撃になるのかなぁ。
 で、ロボゴーグがついに最終攻撃を仕掛けてくるのだけど……ロボゴーグ閣下こそ無能の極みのような。いや、敵を無力化した状態で最終兵器を使う意味って何よ? 無力化したならそのまま倒しちゃやいいじゃん。さらに、ことごとく部下を失敗作呼ばわりしてるけど、失敗作しか作れない自分は何なのよ、というか。どんな道具だって使いようって発想がない時点で、ダメだこりゃ。
 結局、ゴセイナイトがわずかに活動してたレオンセルラーで天裝術を使い、攻撃を回避(そもそもゴセイナイトが防げる最終兵器ってのもダメダメだろう……)。結局最後はいつもの力押し展開へ。メタルAの裏切りフラグは立ちきったし、あとはブレドRUNがどう出るかだなぁ。


  オーズ #14「プライドと手術と秘密」。シャムネコヤミーを取り逃がしたばかりか、ストレスを爆発させたアンクが行方不明になってしまい、信吾の身体が危篤状態に戻ってしまう。アンクの離れた兄がどういうことになるか、始めてちゃんと目にした比奈は取り乱し始める。
 その比奈を見て、信吾を助けるためにも映司はヤミー追跡よりもアンクの追跡を優先させる。
 だが、暴走したケイを見て動転した医院長は、発作を起こし倒れてしまう。心配する映司を呼び止め、事情を聞く彼は、どうしてケイに手術をさせなかったのか、その理由を映司に話す。
 一方、勝手な行動で鴻上に呼び出された後藤は、「欲望のままに行動するのはいい! だが、キミがイマイチはじけきらないのは、そのプライドのせいだ!」と指摘される。なりふり構わず、欲望に忠実に行動することが出来ず、中途半端に終わってしまうことを指摘され動揺する後藤だが、自分からプライドを取ってしまっては意味がない、と、あくまでプライドを貫き通そうとする。
 そして、信吾の身体を離れ一人彷徨っていたアンクはケイを見つけ、セルメダル大量ゲットのチャンスと、襲いかかろうとするが返り討ちに。そこに映司が駆けつけ、その必至の説得にアンクは信吾の身体へ。映司は渡されたメダルでタトラータコンボに変身するが、そこにさらにカザリが現れる。意味ありげなカザリの言葉に引っかかりつつもケイに医院長からの言葉を伝えようと闘う映司だが、ヤミーとグリードの攻撃に耐えきれず、ついにカザリにコアメダルを奪われてしまう。

 結構状況がごちゃごちゃしてきましたな。
 まず、グリード陣営を中心に考えると、カザリは完全別行動で、鴻上研究所の真木と手を組んで「倒されても真木経由でセルメダルが得られる」という前提でありつつ、その上でアンクたちにゆさぶりをかけてきている。その他のグリードは、メズールとガメルはかなり一蓮托生ながらも、ウヴァはちょっと違う動きのよう。それでも今回はメズールが密かに成長させていたヤミーによりセルメダルの大量享受を受けているけど。
 でも、前回と今回出てきたクズヤミーって、戦闘員を出すための布石だよなぁ。
 後藤の方は、前回映司たちとの距離が縮まったと思いきや、またいろいろわだかまりが発生してきたようで。この手の、プライドが高いライバルキャラってのはアギトの北条以来伝統ではあるけど、二号ライダーの布石になるのかなんなのか。
 で、アンクたちだけども、アンクはなんだかんだ言って映司たちがいないと自分一人では何にも出来ないことを認めざるを得ず、文句を言いつつ元の状態に戻ることに。
 そして映司はトラメダルチーターメダルを奪われつつ、女医に医院長の真意を伝える。つか、医院長の娘だったんか!
 父でもある医院長の真意は、恐怖もなく失投するケイへの懸念から。患者を死なすかも知れないという怖さを乗り越えてこそ一人前になりうるということを、自分の手術の執刀をさせることで提示する。まあ、これまで手術で失敗したことがないって方がかなりアレというか、失敗しても気にしなかったのかというか。小林靖子って、絶対「医龍」読んでるよなぁ。
 まあ、その絡みでとりあえずシャムネコヤミーを倒しはするものの、グリード陣営の浸食は進行したまま。
 なんつーか、オーズって敵も味方もいろいろ陣営が複雑すぎてそれが問題にならないか心配。


2010年12月13日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] どう見ても完全に思いつき

  「これまでは仮免だった」=これから本番と決意強調−菅首相時事 )。
  有言実行内閣ェ… 。まったく「 明日から本気出す 」そのまんまだったり、「仮免で路上に出るなよ!」というツッコミしか思い浮かばなかったり、仙谷官房長官がなんで一生懸命しゃべらせまいとしてたかがよくわかりますわ……
 他にも  「俺に決断させようとするなと言っているだろ! しっかり話し合ってから持ってこい!」産経 )とか、「え? 政治主導って何だっけ?」とか、「そう言えば似たような態度を官僚にとって省内の反感を買いまくり、厚労大臣を辞することになった人もいたなぁ」とか。
 決してそのやり方が決して良いとも正しいとも言えないけど、仙谷官房長官は官僚を敵に回しては話が進まないことに気付いて官僚の懐柔を行なってるが(省庁によって温度差がある上、それを逆に利権目当ての官僚に付け込まれてる所も目立つ)、こっちはそういう意識すらないものなあ。
 官僚以外に知るはずがないこのことが漏れたってことは、官僚にホントに嫌われてるんですな。
 あと、茨城県議選は、なんというか選挙が「ド下手」なことがもろわかりになってしまったわけで。公布は12/3だったので、世間が民主に風当たりが強くなってきてることなんかわかってたはず。そこにいきなり現職でもない18人の候補を送り込もうというのは、よほどの追い風か地道な運動と入念な調整をせねば下手すれば同士討ちになるのが目に見えてる。が、自民は二人区で二人当選の選挙区もあるのに対し、民主は 投票結果 を見るだけで無策ぶりがよくわかる。というか、追い風時の作戦をそのまんま踏襲してるのが、まるわかり。そりゃ惨敗するわ……
 「24人中18人が落選」という数字もさることながら、「選挙政党なのにまともに選挙戦略が練れない」ということが浮き彫りになり、党内の動揺に拍車をかけるんだろうなぁ。
 P.S.ああ、忘れてた。思いつきってのは、主に次の記事のことです。
菅首相、山形のコメ農家視察=「農業再生のヒント聞いた」時事 )。いや、農地の集約化は、自民がやろうとしてたのを民主が反対したんですが……で、政権取って一度ご破算に。問題はいろいろあったけど、それを改善する方向じゃなくまた一からってのは、思いつき以外のなにものでもないだろ……


2010年12月14日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] スタドラ#11と神知る#10

  STAR DRIVER〜輝きのタクト〜 #11「サイバディの私的活用術」。ミセス・ワタナベことカナコの忠実な侍女として使えるシモーヌ。だが、彼女は実はカナコの夫の私生児だった。事故に遭った後病院で見た、カナコの結婚式のニュースを見ていた彼女は、姉から自分たちがカナコの夫の秘書であった母とカナコの間に出来た子であること、母は捨てられ、カナコが選ばれたことを聞き、身分を偽り、カナコに使えることを決めたのだ。
 父に母を捨てさせた女という憎悪を抱きながらも、その能力と、度量とも取れる図太い神経には尊敬を抱き、複雑な想いのシモーヌ。しかし、綺羅星十字団会議でカナコがサイバディを私的な目的で使っているという糾弾を聞き、その程度の人物ならばと、今一度タカシをそそのかし、自分のサイバディで銀河美少年に挑戦させようとする。

 シモーヌがカナコの夫の私生児、ってのはびっくりなんだけど、それ以前に、カナコの魅力全開の話でした。
 授業中に平気でタクトに有閑マダムな会話をしてクラス中どん引きにするのもさておいて、全サイバディの所有権がおとな銀行にあると信じ、しかもそれが世界平和の為だと信じて疑わない辺りの無意味な自信が、また。
 しかし、マンティコールにサイバディの私的利用を指摘され、そのことを始めて聞いたシモーヌは「その程度の女」を見切りを付け、再びタカシを唆し、タクトと闘わせようとする。ったって、タカシもシモーヌに利用されてるわけじゃなく、シモーヌを利用してるふしはあるんだけど。
 でもそのシモーヌの決断に意外な反対をしたのはカナコ。シモーヌは、カナコが自分がより上に立つのが気にくわないのだろうとタカをくくったが、カナコの態度には意外な真意が……
 結局サイバディ戦はシモーヌとタカシの連係攻撃で苦しめられるタウバーンだったけど、一時休養中の「ヘッド」からの助言で「王の柱」を使うことのためらいをスガタが乗り越え、その援護のおかげでタクトの辛勝。
 スタードライバーの資格も剥奪されたシモーヌだけど、その後、意外な事実を姉から聞かされる。カナコはシモーヌの姉の親友で、父のパートナーとしてカナコを紹介したのは、秘書であったシモーヌの母自身。そして、シモーヌをサイバディと契約させたのは、交通事故で命に関わるケガを負った彼女を助けるために姉がカナコにお願いしたのだという。
 カナコの「サイバディの私的利用」が、自分を助けるためだったと知ったシモーヌ。自分の正体を知りつつそばに置いておいた理由を聞くと、「夫の隠し子が正体を隠しつつ近くで復讐の機会を窺ってる、という状況が好きだったから」と言われ、返す言葉もない。ここまで言われれば完全に負けを認めざるをえないですわな。


  神のみぞ知るセカイ #10「あたしの中の……」。図書館という本の砦の中に閉じこもる汐宮栞。彼女の中の駆け魂を追い出すべく、桂馬は栞に接触を持とうとする。彼女の反感を買う行動で本音を引き出したものの、それが近々行なわれる視聴覚スペースの確保のための図書の大量処分が原因だと知るのだが……

 心中ではいろいろ考えているものの、対人コミュニケーションの問題で多大にそれが滞ってる栞。それをいつもの「ネガティブな評価はひっくり返りやすい!」の論理で引き出す桂馬だけど……基本、この戦術ばっかだよなぁ。
 まあ、ベタはベタで重要なんですが。
 花澤香奈の演技は確かにゼーガペイン以来聞いてきた身としてはその成長ぶりを喜ぶところはあるんですが、構成的に盛り上がりにもう一考していただきたいところ。


2010年12月16日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 東京都青少年保護育成条例改正の俯瞰

 いやぁ、なんというか、これ、ホントにわけわからないんですよね。
 全体としてどういう対立構図なのか、その争点はなんなのか、双方の目的はなんなのか、はっきり言ってよくわからない。
 で、自分なりにこの件を「俯瞰」して、大体こうだろうと思った全体図を考えてみます。見えているものからの推測を含む「たぶんこうなんだろう」というものなので、違ってる部分が多分にあるかもしれませんがすいません。
 まず、改正の反対派は、何に反対してるかというと、よくわからないんですよね。条令がかなり過大な範囲に拡大解釈が可能なことから、実質的な表現弾圧につながるのではないか、という不安が反対の主な内容。これだけ見ると「被害妄想」っぽいけど、都側には前科がある。前回の改正案で、「非実在青少年」という、過去の法理に存在しない概念を生み出してきた。これがかなり紛糾し、「非実在の人間の人権とか言い出した」と、かなり強い反発を食らった。まだ当時は支持率も高かった民主党系議員の反対もあり、その時の条令案は否決されたのだが、今回は状況がいろいろ変わったこともあり、通過してしまった。
 結局、こういった前科や条例の対象となるものの具体性がないこと、採択への強引な動き、また、各個例の判定がかなり恣意的で客観的判断条件が示されてないことから、実質「恣意的利用のための条例」ではないかと警戒され、反発をしてる、というところじゃないかと思う。
 一方、推進派については、これまた動機が良くわからない。何かマンガやアニメに影響された凶悪事件が起こったとかなら、こういう動きが出るのもわかるのだけど、そういった社会的事件は特にはない。なんかの権益絡みかなというのももっともらしいし、そのセンも疑ったのだけど、金の流れとかになりそうな動きは、そんなに目立って起こってはいないのだよなぁ。自分が知らないだけでないと決まったことではないけど、たとえば検閲機関を作って何らかの形でお金を集めるというのなら、まだ話はわかりやすい。その場合は推進側の利害関係は言うまでもないので置いとくとして(でも、現時点、それっぽい話も特にないのだよなぁ)、そうでない場合の話、というのを推測する。
 民主議員が賛成に転じた理由が「前回の条例案の問題点は解決したから」と報道されてるが、前述の通り「恣意的な運用しかできない」という問題点はまるで解決できてないのだから、これは本当の理由ではあり得ない。これは言われてるように、単純に情勢の変化なんでしょうね。前回の時は民主の潜在的支持率が高かったけども、民主への逆風が強まる中なので、支持者の反発を食らいそうなことにはぴりぴりしてる、というのが実際でしょうね。つまり、PTA等>業界、オタク。後者は集団票になりませんからね。
 また、自民系議員への利益になるかというと、特に個別の利益になりそうなことでもない。また、反発しての利益もほとんどない。基本利害関係ではニュートラルだけど、国会の児童ポルノ法案もあるし、党全体の方向の圧力や流れなんでしょうね。
 ただ、そんな流れの中で方向性を付けてるのが何かということ。ここから先はほぼ完全に推測の話になる。一体誰がこの条令実現の音頭を取ってるのか、ということになるのだけど、旗印としては石原知事だと思う。旗印というか、矢面というか。
 ただ、関係各所の説得に都職員がこまめに出張ったというから、おそらく大元は都職員、もしくは出向の官僚だろう。石原知事や猪瀬副知事をどう説得したかは完全に推測の域だが、別の案件での譲歩か、あるいは、単純に「マンガやアニメへの性の反乱はこんなに問題なんですよ」という単純な説得に呼応した、という可能性もないではない。どっちにしても、話の出所と中心は民意の届かないところにあるのだから、いくら都知事や副知事に「これは問題だ!」と言っても、まあどうにもならんでしょうな。彼ら自身も納得づくの「矢面」として、立ちはだかってるんだから。だからそこをつつこうと、木で鼻をくくったような返答しかないでしょうね。
 そこの曖昧模糊としてる、「都官僚の、誰(あるいはグループ)がどういう目的で推進してるのか」がはっきりしないと、反対派はずっと「恣意的運用をされるかも知れない」ということだけを言い続けるしかない。そしてそんな批難は、お役所にとってはどうとでも対応できることなのだ。
 なんでみんな「誰が」「なぜ」「どういう方法で」通そうとしてるのか、ちゃんと考えようとしないのだろう?


2010年12月17日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ざくろ#10とアマガミ#23と俺妹#11とイカ娘#11

  おとめ妖怪ざくろ #11「ふれて、殻々と」。神がかりの里とざくろの出生の秘密が明らかになり、景たちがざくろ救出のために神がかりの里に潜入しようとする。今連載中の分だとよくわからなかったけど、神がかりの里の住人って、妖怪じゃなく特殊な能力を持った人間だったのか。当人たちは人間を見下してるけど。
 結局選民思想な神がかりの里のせいでいろんな人たちがとばっちりを受けたのだけども、沢鷹の場合、選民思想云々じゃなく、明らかなマザコンだよなぁ。母親の逢瀬をチクったのも明らかに嫉妬からだし、ざくろの力が目的と言いつつ、絶対本当の目的はざくろ自身、というより、ざくろに感じる母親の面影だし。
 これなら十分ヘタレ景にも勝ち目はありそうな。


  アマガミSS #23「プライド」。なんだかんだで綾辻さんデレる、と思いきや、クラスメイトからのベタないじめにキレて、ついクラスメイトの前で本性を→橘変態紳士に「折れてみて改めて協力を請うては」と言われ、「あなたまで私を否定するの!」と逆ギレ→翌日、別人のようになった綾辻さんが……つか、別人格?
 ってのが流れなんですが、これって二重人格とかじゃなくって、橘に見捨てられたくなくって、自分のこれまでこだわり続けてたプライドを、別人格のように振る舞い捨ててしまおうとしてる、綾辻のけなげな行動だよな、どう考えても。おそらく姉と比較され続け、姉への反発として作り上げた自分で自分を守り、それでしか他人との接点がなかったところに、自分を自分として評価してくれる橘に始めて触れて、ありのままの自分を認めてくれると思ったところにアレだったんで、こういう行動に出たんだろうけど、どう決着付けるんかいな。
 しかし昨今のヒロインいじめっ子グループは、あっさりしてるというか、イマイチキャラが立ってませんなぁ。


  俺の妹がこんなに可愛いわけがない #11「俺の妹がこんなにメイドなわけがない」。両親の留守にご飯を作ってもらいに幼なじみの地味子こと真奈美を招いたところ、桐乃が嫉妬しまくり。で、秘蔵のお宝本を晒されたり、桐乃の押しつけでプレイ中のエロゲ画面を晒されたり。
 さすがにやり過ぎと反省したのか、その後桐乃が自作のラノベのアニメ化記念にかこつけて、京介のためにささやかなパーティを開く。いや、まあ、この「素直に謝れない」感は、わからないではないけどねえ……桐乃の場合は、「プライドもあって素直に感謝や謝罪ができない」が洒落にならないレベルで多すぎて、ちょっと説教ものだと思います。
 それと京介は真奈美とくっつくのが一番幸せだと思います。眼鏡好きならなおのこと。黒猫もないではないけど。まあ、黒猫くらい「ちょっと面倒」の方がいいのかもしれませんが。桐乃は問題外すぎる。


  侵略!イカ娘 #11「人形じゃなイカ?/疑惑じゃなイカ?/登山しなイカ?」。前回は野球シーンなどに力入りまくりだったけど、今回は小休止というか、なんというか、オチがない回というか。基本原作のニコイチで各話を構成してたのに、今回は全部原作一話で一本ばっかりなんだよなぁ。この低空飛行ぶりが原作のテイストと言えばそうなんだけど。
 ジョニー&デップ人形の話は、原作ではそれなりに味があるのだけど、「キモブキミテイストで右往左往する回」だから、これで一本は弱いと言えば弱い。まあ、良いキャラしてるんだけど。>人形
 二本目は、千鶴の高すぎる戦闘能力に「宇宙人ではないか?」と疑惑を抱いたシンディたちが、千鶴のDNAを採取しようと四苦八苦する話。まあ、普通。というか、キャラが濃いわりに存在感薄めの研究所メンバーが珍しく活躍する話だしなぁ。千鶴もイカ娘にやたらと怯えられてるせいで怖い印象ばっかり立ってるけど、前回もタケルに「もう家族も一緒でしょ?」と言ったり、何気にイカ娘のことを一番明確に身内として認識してるんだよなぁ。
 三本目は、これぞ原作の低空飛行テイストを如実にしめしたエピソードというか。触手を使ったズルは、考えただけじゃなく原作じゃあ実際にやったんだけどなぁ。
 で、最後の最後のオチも原作通り。この落ちてるけど落ちてないぶりというか、小市民ぶりがイカ娘らしいんだけど。
 次回は最終回。ってマジで最終回かよ!? 原作から知ってる身からしても、なんか永遠に続いて欲しい感じだなぁ。
 なんかピンチが二回強調されてるけど、アイデンティティである触手にまつわるあの話か。それと、予想通り田辺梢が出てくるのか。来週は泣くかもしれん。


2010年12月19日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#44とオーズ#15

  ゴセイジャー #44「究極の最終決戦」。満を持した作戦が失敗し、追い詰められたロボゴーグはブレドRUNに特攻をしかけさせようとする。が、メタルAが彼に代わって自分から自爆攻撃を。倒されこそしなかったものの、大ダメージを負ったゴセイジャーを前に勝ち誇ったロボゴーグは、その昔、人間に失望したある科学者の話をしだす。

 まあ、昔語りをしだす敵は大抵負けるんですけどね? 自ら負けフラグを立てたロボゴーグ閣下、メタルアリスの自己犠牲を気にも止めず、自分語り。話の中の科学者、って、明らかに自分だよね? でも、これまでの失敗見てるともともとかなりのオマヌケさんのような。
 でもさすがに中ボスとは言えボスキャラなので強く、巨大化したロボゴーグにゴセイジャーだけでは歯が立たない。そこにかけつけたのはハイパーデータスと、何故か復活したゴセイナイト。瀕死のゴセイナイトの前に誰かが現れたみたいだけど、一体誰? マスターヘッド?
 で、クリスマス商戦時期のお約束、全ロボ集合総攻撃でロボゴーグを倒したゴセイジャーだけど、起死回生の復活を行なおうとしたロボゴーグを、ブレドRUNまさかの裏切り……って、あまりまさかでもないよな。ロボゴーグの言う「完璧な支配」に疑問を抱いたメタルAはブレドRUNの記憶を戻してしまっており、身体に爆弾が埋め込まれた彼は爆発させられないように、この状況になるまでずっと従順なふりをしていた。さすがセコイ作戦では定評のあるブレドラン。
 結局恐怖による支配を主張したロボゴーグは、その支配から逃れようとする部下の裏切りに逢う形で自滅。メタルAも、結局ブレドRUNに利用された形で死亡。おいおい、ブレドランがラスボスか? ロボゴーグはブレドランの正体を知ってるふうではあったけど。
 で、いよいよ最終決戦展開というところで、来週は総集編らしい。う〜む。


  仮面ライダーオーズ #15「メダル争奪と輸送車と器」。鴻上ファウンデーションでは研究所の真木の要請により、5000枚のセルメダルを輸送することになり、その護衛に後藤たちライドベンダー部隊が当たることになる。その様子をタカカンドロイドで見ていたアンクは、鴻上が自分のメダルを持っていることを確認、輸送車を襲撃しようと映司に持ちかける。
 もちろんそんな話を聞けるわけがないと断る映司だが、そこにカザリが現れ、輸送車の中に比奈が閉じ込められていると教え、映司に輸送車襲撃を唆す。
 カザリが何を企んでいるのかわからぬまま、比奈を助けるためにとりあえず輸送車に貼り付いて様子をみるということで手を打った映司。だが案の定、輸送車の前にグリードたちが現れ、襲撃。映司はオーズに変身して撃退しようとするが、なんだか様子がいつもと少し違う。これこそがカザリの仕組んだオーズや自分以外のグリードたちに対する罠だった。

 味方側も一枚岩じゃないけどグリードたちも一枚岩じゃない。ただおとなしく普通に復活するのではなく、鴻上が求めるメダルを「一つに集めた力」がなんなのかを確認しようとするカザリ。そのためには味方をあざむき、メダルを奪うことも厭わない。
 輸送車からセルメダルを奪い、オーズからも大半のメダルを奪ったカザリは、それだけでは飽きたらずメズールまでだまし討ちにして彼女のメダルを奪う。
 カザリの一人勝ち状態で大変なときに、メダル集めを優先しようとするアンクと、比奈を助けようとする映司とでいさかいが。ついに決別か、と思いきや、映司の間の抜けた提案で、あっさりアンク買収。そんなにアイスが気に入ったのか……
 比奈を助けるためにコンボの使いすぎでふらふらになってガメルのヤミーに襲撃されピンチに陥るが、後藤がかろうじて守ったメダルで負担の少ないタトバに変身できた映司はかろうじて危機を脱する。けど、メダルは大量に奪われたまま。さらにガメルを騙してメズールのメダルを吸収させる。「メダルを一つの器に集めたら、どうなるのか」その実験台にガメルを使うということらしいが、次回予告では、なんか巨大な怪物になったっぽいガメルが……ガメルとメズール、このまま退場してまうん?


2010年12月20日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 夢パテSP#62とスタドラ#12

  夢パテSP #62「モーニング・グローリー〜冷たい夜〜」。マリーズ・ガーデンのメインストリートの本格オープン前に、入口近くの一番良い立地に突然美夜が自分の店を割り込み勝負を挑む。これもすべて樫野を得ようとする美夜の必死の策略だったが、その金に糸目を付けない店作りに愕然とするいちごたち。しかもジョニーが美夜からの借りや自分の理想の店作りに近いからということでチームいちごから離脱し、美夜側に。しかし安堂や花房が応援に駆けつけ、資金力で圧倒的に勝る美夜たちに対抗すべく、様々な作戦を練る。
 主力商品の開発もでき、いざグランドオープンの直前を迎えるが、テレビや電車広告など、なりふり構わない美夜の宣伝に、圧倒されてしまういちご。案の定、宣伝で客が流れてしまい、いちごたちの店は初日から苦戦を迎えてしまう。バニラたちの案で、美夜の客の行列に試食をすることを思いつくが、それも美夜たちに牽制されてしまう。それでもスイーツ王子たちのパフォーマンスと地道な宣伝を軸に据えた宣伝で、なんとか初日の惨敗からは盛り返すのだが、美夜の店の圧倒的な宣伝力にはかなわず、勝ち目が見えない状況に陥ってしまう。

 美夜のなりふり構わない必死さは、共感できないではないけど、アンリ先生のグランドオープン挨拶の映像にまで割り込むのは、流石にやりすぎだと思うけど……
 ニューヨークでの失敗もあってか、行列客への対応なども対策してて、いちごたちは苦戦。様々な案を出し合い、多少は盛り返すのだけど……
 起死回生の策としてオープンキッチンでのスイーツ王子のパフォーマンスを行なうのだけど、調子が出てきたところで、安堂が自分の店のトラブルのために離脱せざるを得ないことに。これはこれで強固に見世物になることを拒んでた樫野が宣伝に協力することになり、悪いことばかりでもないのだけど、それでも美夜の店の売り上げには到底及ばない。
 出口が見えない迷路に陥ったようなのだけど……
 ただ、電車広告とか、普通に考えて最低でも数百万レベルの話なのだよね。テレビの宣伝も含めると、おそらく宣伝費だけでも数千万はかかっているはず。初期投資として必要と言うことならいいのだけど、それを回収してあまりある十分な満足を提供し続けられるかどうかが、勝負の分かれ目だろうなぁ。
 そして番組は次回最終回らしい。鬱々とした展開が多かったとは言え、もうちょっと続けて欲しかったのだけどなぁ。


  STAR DRIVER〜輝きのタクト〜 #12「ガラス越しのキス」。配下のタカシとシモーヌが敗れてしまった綺羅星十字団第四隊「おとな銀行」のリーダー「頭取」であるワタナベ・カナコ。綺羅星十字団の計画に出資してる有力者たちがその結果を受け及び腰になっているのを見据え、「銀河美少年を殺してしまうかも知れない」というこれまでの懸念を振り切り、自ら対決に挑む決意をする。

 前回、今回とミセス・ワタナベ大プッシュの回ですな。
 人妻女子高生という設定もさることながら、大富豪の妻であり自身もマネーゲームで資産を得ていると謎の人物だったのだけど、その本性は「自分に出来ないことはない」と鼻持ちならない自負を持ち、しかも実際の自負の通りなんでも出来てしまい、そしてそんな自分を自覚してるが故に、世界平和の為に「持てる者の責務」を担おうとしている、すがすがしいまでに高慢な万能人。
 すべてのサイバディの所有権を主張してるのも、私欲のためではなく、とてつもない力を持つサイバディが放たれたら世界の均衡が崩れるため、自分が管理しなくてはいけないという責任感から。夫のレオン・ワタナベとも、お互い納得づくのそこらへんの利害関係で結びついてるんだろうなぁ。
 そして、そのカナコが学園から浮いている理由もそれ。常識知らずの行動や立場身分もそうなのだけど、「自分が世界を守らねば」という責任感が無責任で楽しい学園生活に、彼女を今一歩踏み出させることができなかった。
 そんな中、カナコはタクトと日曜の昼下がりのデートを申し出、ほんの少し、自分の心情の核心に触れることを漏らし、タクトも無邪気にカナコにクラスメイトの一人として接する。
 そして、その上での銀河美少年=タクトへの、カナコの朝鮮。シモーヌが色々目が点になってるんですけど……しかも「俺が本気になったら相手を殺してしまうかも知れない」発言を素ですするカナコをスルーせざるをえないw
 そんなカナコの覚悟を感じたのか、前回タクトに助力したスガタも、今回は王の柱を使おうとしない。
 カナコの殺人パンチに苦しめられるタクトだが、「すべてのサイバディを自分が管理しなくては」という彼女に対し、「すべてのサイバディを破壊する」という決意の元にタウバーンの新能力を発揮、彼女のサイバディを破壊する。
 って、カナコのサイバディ、ラトラータだよね? まあ、「生まれついての強者」ということでライオン型のサイバディだったんだろうけど。
 タクトとの戦いで、自分と同列の人間の存在を実感したのか、あるいは、自分が全部背負わなくてもタクトならばサイバディを全部破壊し世界の均衡を保ってくれると思ったからなのか(まあ、動機は世界平和ではなく女の子のためだけども)、最後にやんちゃな行動を。
 ちょっとミセス・ワタナベ、いいキャラすぎだろうw


2010年12月21日(火) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] コミックリュウをパラ見してたら

 見覚えのある絵柄が目に入ったんで名前確認したら見間違えじゃなかった。突然だったんでちょっとびっくり。
 何はともあれ、受賞おめでとう。

[読書] ゴールデンタイム(1) 春にしてブラックアウト/竹宮ゆゆこ

 多田万里(ばんり)は一年の浪人期間を経て東京の大学に合格。慣れない東京での新生活に戸惑いつつも、柳澤光央という友達も出来、どうにか明るいキャンパスライフが送れそうだと思っていた矢先、突然ゴージャスな美人が二人の前に現れ、彼女の持っていたバラの花束で柳澤もろとも張り倒される。
 狐につままれた心境の万里だったが、柳澤によると、彼女、加賀香子は彼の幼なじみで、子供の頃虐めから庇ったのがきっかけで、柳澤を生涯の伴侶と決め猛烈なアタックを繰り返してきてるのだという。思い込みが激しくやることなすこと的外れな香子の「人生設計」に振り回され続け辟易した柳澤は、進学を機に彼女と地元から逃げて来たのだ。
 端から見ればうらやましいようなそうでもないような話に、最初は柳澤に同情するばかりだった万里だが、見た目は完璧なお嬢様なのに柳澤のこととなると我を忘れて暴走してしまい、大学に入っても友達が出来た様子もない香子を見て可哀相に思い、彼女に近づいて友達が出来るように働きかけようと決意する。
 10月発売だったんだけど、一刷目は瞬殺で見つからないなあと思って忘れてたところで見かけたので。
 「とらドラ!」作者の新シリーズで、今度の主人公は大学生。片思いの女の子を放っておけず、彼女の恋を手伝ううちに……というのはとらドラと同じパターンかぁ、と思っていたら……
 主人公は取り立てて取り柄も特技も目立つところもない、人当たりが良いだけの一浪大学生で、案外と普通だなぁ、と思ってたら、途中で唐突に記憶喪失過去属性が明らかに。これまた唐突でいきなりな設定だな、と思っていたのだけど……
 万里と香子が「香子にお友達作ろう作戦」で参加したサークルの新入生合宿が、悪徳新興宗教の新入生囲い込みだったことに参加後に気付き、勧誘に引っかかったふりをしながら他の新入生を逃がした後、自分たちも逃げ出したことをきっかけに、本当に心中を打ち明け合う仲になる。
 宗教合宿から逃げ出し山の中で迷っていたところを助けてくれた先輩、林田奈々ことリンダ先輩の所属する日本祭事文化研究会、通称「おまけん」に恩義もあって一緒に入部。心底嫌がり逃げ回る柳澤をどうやって振り向かせるかの作戦を立てるうちに、思い込みが激しく突然とんでもない行動に出てしまうが一途で不器用で一生懸命な香子の良さに気付いていき、それにみなが気付かないことに苛立ちを覚えるようにもなる。
 結局柳澤は同じ映研に入った岡千波に惹かれだしたことから、これまでの関係を断ち切ることを決意。香子に対して彼女の幻想は独りよがりで自分も香子自身も幸せにしないと、きっぱり突きつける。
 十年来の片思いが木っ端微塵にくだけた香子は、リンダ先輩の顔見知りからもらったチケットでライブハウスに乗り込むと、やけ酒の勢いもあって大暴走。香子が心配でついていった万里も止めようとして巻き添えを食らう。騒ぎの後、ぐでんぐでんになった彼女をとりあえず自室に運び、なぐさめ話の流れで自分がいつのまにか香子に惹かれていたことを告白してしまう。
 まだ混乱したまま帰宅する香子を見送った後、つい勢いで告白してしまった万里は、香子と向き合うためにも記憶を失った一年前からずっとつきまとい続けている、「失われた過去の自分」と対峙するため、静岡の実家に帰り、記憶喪失以降封印していたアルバムを開く。しかしそこにいたのは高校のクラスメイトの写真の中にあった林田奈々の顔。のみならず、二人きりで写った親しげなたくさんの写真も……
 これはヒキが卑怯すぎるくらい卑怯だw 続きが気になるが、来年春とは……その間悶々とし続けるのか。


2010年12月23日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 神知る#12とミルキィホームズ#11

  神のみぞ知るセカイ #12「おしまいの日」。図書館の視聴覚ブース増設に伴い、所蔵本の大量廃棄を知る栞。しかし人と話をするのが苦手な彼女は声をあげて反対することもできず、図書館での立て篭もりという暴挙に出てしまう。
 彼女を攻略中だった桂馬は、彼女を応援するか、それとも諌めるか、考えた末にエルシィの助けを借りて図書館に潜入する。

 汐宮栞編完結編。思考は暴走していても、それを口に出し他人に伝えることから逃げつづけてきた彼女は、想いを伝えるすべがわからず行動でも暴走。
 人との付き合いが煩わしく本の世界に耽溺したものの、本が好きなのも事実。でも、今度は切羽詰まった揚句本を逃げ口上に明らかに他人に迷惑をかける行為を取ってしまう。図書委員長もなかなかいいタマだけどな。
 まあ、桂馬と似てると言えば似てるけど、桂馬の場合はより数本何かがブチ切れてるからなぁ。
 桂馬はたてこもりに付き合いながらも他人からの逃げだと薄々気付いてる彼女の気持ちを揺さぶり、駆け魂追い出しのキス。
 栞は占拠を謝罪する一方で、ブース設置はいまさら撤回できないが、廃棄図書の再考を取り付ける。
 演出と、花澤の暴走妄想演技で見せた回だった気がするなぁ。一昔前だったら能登の役所だったかも。


  ミルキィホームズ #11「恐怖のグランドヨコハマ峡谷」。ついにホームズ探偵学院を退学になってしまったミルキィホームズ。探偵への夢を断たれ、それぞれ生活に追われる日々に埋没していく。落ちこぼれ生活以上のド貧困にも慣れてきた頃、にわかに活動を活発化させてきた怪盗アルセーヌひきいる怪盗帝国が、ホームズ探偵学院生徒会長であるアンリエットを誘拐、ヨコハマ中の警察と探偵に挑戦状を突き付ける。

 何気にこれまでのゲストキャラが(ほとんどが名前と顔だけだけど)総登場だったなぁ。そっくりさん王女は実にどうでもいい登場の仕方だったけど。w
 アルセーヌからの挑戦状は、当然自作自演の罠。しかしミルキィホームズのトイズが復活しなかったのは自分が本気を出さなかったから彼女達の本気を引き出せなかったのだと、ヤラセなしで吊橋から吊される。
 時間が来れば爆弾が爆発してアンリエットは谷底に真っ逆さま。心配するシャロたちだが、もう探偵でもないしトイズもない自分達にできることはないと、行動する前から諦めてしまう。だが小衣たちも返り討ちになり、いよいよアンリエットの運命も風前の灯火というとき、シャロが思わず飛び出ていく。能力がないからと尻込みする皆に、学院を追い出されても探偵を目指すことは出来るといい、「大事な人が困ってるときに何もしないなんて探偵以前の問題」と泣きながら説得。
 シャロの説得にトイズのあるなしは関係ないと、初心を取り戻した三人はミルキィホームズを再結成。それに答えるように再び姿を見せたかまぼこと共に、これまで関わってきた様々な人たちの助けを得て、グランドヨコハマ峡谷へ。
 ネロたちが必死に石流たちを食い止めている間に、シャロはアンリエットを助け出そうとするが、アンリエットはシャロたちをさらに追い詰めるために自ら最後のケーブルを爆破する。
 その後の展開はお約束なのだけど、トイズが復活し、アンリエットも助け出して喜ぶミルキィホームズの前で、アンリエットは能力が復活した彼女らと決着をつけるためにアルセーヌの姿になる。シャロたちを追い詰めるために自らをエサとしたアンリエットのイッちゃった表情がちょっと面白かったw

[アニメ] 最終回いろいろ

  薄桜鬼 碧血録 #10「夢幻の薄桜」。函館五稜郭に旧幕府軍の一員として立てこもった土方歳三。その側には、最後まで一緒にいると決めた千鶴の姿も……だが、幕軍は圧倒的劣勢に立たされた上、羅刹となった土方の余命もあとわずかとなった。そして運命の日、政府軍の銃弾に土方が倒れる。既に羅刹としての寿命が尽きかけ、もはや再生もままならない土方の前に、決着を付けるべく鬼の一族まで抜けてきた風間が姿を現す。
 最後はかなり史実を忠実に追ったけど、史実にあてはめるのに一生懸命で、「鬼の一族とはなんだったのか」とか、風間の存在が「土方がただ銃弾に倒れたわけではない」ことにするための存在になってしまったりと、かなりぞんざいになってしまった気が。その後も生き続ける連中もいるので、そこらへんを上手く使ってエピローグを作れば良かったのになぁ、と思う。

  百花繚乱 サムライガールズ #12「さよならの忠」。ついに義仙によって天草四郎が武應学園塾に甦りそうになる。天草の霊的エネルギーにより学園は隔絶され、壊滅的状況に陥る。十兵衛は皆を助けるためにも宗朗とキスをしてマスターサムライになろうとするが、宗朗が真の将として目覚めた今、もし今度「真の契約」をしてしまえば、かりそめの契約により生まれた十兵衛の人格である自分は消えてしまうという。だが、それでも宗朗や皆を助けるため、十兵衛は宗朗と最後のキスを……
 一応、大団円、なのかな。将軍としての責務の重さに、将として大事なことを忘れ力のみを求めるようになった徳川慶彦も将とマスターサムライとの絆が大事であることを知り、将として真に目覚め、消えるはずだった十兵衛の人格も本来の十兵衛の人格と一緒になり、天草復活を目論む義仙の野望を打ち砕く。が、最後に十兵衛は宗朗の元には戻ってこない……十兵衛の人格も消えなかったし、続編を作る余地は残しておいた、という感じか。
 まあ、ポルノまがいアニメとしては、実は主人公が特別な力を持っていたわけではなく、元々マスターサムライというのは主従の間の強い信頼と絆がないと生まれないもの、という設定だったのは意外でちょっと面白かった。まあ、いろいろ突っ込みどころも多かったけど。

  えむえむっ #12「クリスマスの願いごと」。今日の第二ボランティア部の活動は、街の各所に設置したツリーに飾られた願いごとの短冊を、サンタになってかなえること。大金持ちにしてください、とか、自分勝手でつかみ所のない願いばかりの中、「お店を繁盛させて欲しい」という、まともな願いの短冊が二つ。意気揚々と願いごとの店へ向かう面々だが、なんと二つの店は向かい合ったライバルのケーキ店。とたんに2チームに分かれての売り上げ合戦になってしまう。そんな中、美緒たちが担当した店に誕生会を予約したという子供が……クリスマスが誕生日の子がいつも誕生会を開かれないので、開いてあげようと思ったのだという。だが、そんな事情を知らなかった美緒がパーティ用の料理やグッズも売り払ってしまっていた。謝ってキャンセルさせてもらうしかないのでは、と太郎たちが話す中、美緒は絶対に誕生会は開く、と言い張る。
 マンガの方は面白いのに、アニメの方は単発ネタの連続で、散漫になってしまった印象が。まあ、太郎のド変態リアクションだけでも十分笑えるのだけど。最終回はそんな流れで、なのだけど、美緒が自分の事を「神様」と言っていた理由がちょっと垣間見える。
 まあ、楽しめたことは楽しめたのだけど、もうちょっと構成がちゃんとしてれば、今期の中でも上位に食い込めた素材なのになぁ、と思うと、つくづく惜しい。

  もっとTo Loveる #12「大スキ1/大スキ2/大スキ3」。まあ、原作通りの最終回。家庭内のトラブル(シャレではない)を抱えながら「パンツ出したりもっと見せたり」という、ただそれだけのマンガを、読者を楽しませるために延々と描き続けた作者のど根性に「敬意を表するッ!」だったのだけど、アニメの方は普通にパンツ見せたり、のアニメでした。それ以上ではない。

  伝説の勇者の伝説 #24「遠い日の約束」。最初、なんか軍事要素を出した剣と魔法もの、と思ったら普通のRPGファンタジー風になって、それでもライナとフェリスの夫婦漫才でなんとなく見続けてたら、なんだかいろいろな要素が説明なく入って来てわけがわからんことに……どうやら「黒い勇者」というのが数々の「勇者の遺物」を残した存在で、その存在がシオンに影響を与え彼をおかしくし、また黒い勇者と関わりのある悪魔がライナと関係するらしい、というのはわかったのだけど、色んな人物が突然出てきて思わせぶりなこと言ったりで、かなり意味不明な事態に。
 シオンとライナが決別し、これまでのお気楽な旅は終わり、ライナはシオンを助けるためにまた新たに旅に出た、というとことはわかるのだけど、かなりの事情を知るらしいレファルだとか、魔眼を人類と別種と言い切り人類と敵対しながら独自のコミュニティを作ろうとするティーアだとか、一体どんな役回りだかわからないままに終わってしまった。う〜ん、「わけがわからなかった」という以外に、なんとも評価出来ない。


2010年12月24日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] イカ娘#12とアマガミSS#24とぬら孫#24

  侵略!イカ娘 #12「ビーチバレーしなイカ?/ピンチじゃなイカ?/もっとピンチじゃなイカ?」。一本目は賞品の3Dテレビ目当てでビーチバレー大会に出場する栄子とイカ娘。フルメンバーが参加する中、イカ娘の触手で順調に勝ち進んでいく。しかし最後に決勝で当たったのは悟郎と相棒の磯崎。磯崎って今回初めて名前が出たような。普段から鍛えてるだけあって、拮抗した勝負になるが、栄子が足をもつれさせ、観客席に突っ込んでしまう。けど、その後復帰した栄子は、どう見ても千鶴……原作では触手で作った巨大ハンドで決勝点を入れたのだけど、アニメではイカ娘と千鶴の連係攻撃に。千鶴最強エピソードが入ったばかりなんで、こっちの方がまとまりがいいなぁ。レギュラーキャラ総登場になってるし。あと、トーナメント表の名前がいい加減すぎるw
 2,3本目は、触手を始めイカ機能が使えなくなってしまう話。原作では1エピソードにすぎないのだけど、それを膨らませている。ちょっと話のまとまり自体は悪いけど、イカ娘がいなくなってすっかりあかりの消えたようになってしまった「れもん」や栄子たちの姿で、いつの間にかイカ娘が彼女たちの中心になっていたことを示すシーンはなかなか良かった。
 で、3本目でイカ娘が帰ってくるのだけど、イカ機能は結局戻らず、強がりでそんなのなくても平気と語尾まで無理やり改め、触手もばっさり切ってしまう。そんな痛々しいイカ娘の姿に、みんな気遣いながら接するのだけど、耐えられなくなったタケルが、「そんなのイカ姉ちゃんじゃない!」と、無理をしてるイカ娘に「王様は裸」的な指摘をしてしまう。原作を読まないとシャチの浮き輪を投げた後の流れがわかりづらいと思うけど、原作ではあれがきっかけで生存本能でイカ機能が復活してるんですよね。でもアニメではシャチを怖がる元気もないイカ娘を見て、自分がイカ娘に追い打ちをかけてるだけだとタケルが気付いたというわけ。
 その後、原作では別エピソードのタコ娘(田辺梢。名言はされてないけども、彼女もイカ娘同様海からの使者であることが暗示されている)が登場し、「地上に出て、悪い人間どもだけでもなかったでしょう?」と言い、さらに「あなたは一人じゃない」と言い残していく。これは、原作では「地上に出た海の仲間はイカ娘一人じゃない」「侵略だけがすべてじゃない」というニュアンスが強かったけど、アニメでは栄子たちのことを指してるのかも、という含みを持ってる。そのおかげで田辺梢の立ち位置が曖昧になったけど。
 そして、栄子に訪れる危機。ベタな展開だけど、この流れはひたすらに演出の上手さ。イカ機能が復活し、「ずっと続く夏の海」もまた戻る。
 「面白くないけどイカちゃん可愛い」「チャンピオンの箸休め」と言われてた原作がアニメ化し、スタッフの手腕と原作理解度もあって(でも、変に話を転がさず、ずっと同じテンションでいろんな方向にまんべんなく話を作り続けてきた原作の素材の良さがあってこそだと思う)、これまで原作を知らなかった人や原作の味がわからなかった人まで巻き込んで、ネットではかなりの話題になり、集中連載一回目から見ている者として、個人的にはかなり嬉しいアニメ化でした。なんか本当に、ずっと転んで泣いてばかりだった近所の子が、いつの間にか高校生になり、友達がたくさんできたのを見てる気分です。


  アマガミSS #24「ヤクソク」。本性はかなり計算高く、猫かぶりだけど、一生懸命でちょっと抜けててさびしがりやで憎めない絢辻詞と純一は気持ちが通じ合ったと思った矢先、詞が彼女に反感を抱くクラスメイトに本性丸出しでやり出してしまう。彼女が孤立しかけてるのを見ていられず、創設祭成功のためにも謝って協力をお願いしては、と言う純一に、詞は「あなたまで私を否定するの!」と激昂して去ってしまう。だが、純一翌日クラスで見たのは、別人のように穏やかにクラスメイトに謝罪し、協力を請う詞だった。その姿におどろき、どうしたのかと聞く純一に、詞は穏やかな笑みを浮かべながら「あの子はもうどこにもいないの」と、謎の言葉を残す。

 絢辻詞編最終話。これまで純一にだけは見せてた腹黒い表情も一切見せず、純一は「二重人格では?」と疑問をぶつけるが、詞は「面白い話だけど」と笑いながら否定する。
 誰も嫌な想いをせず、創設祭も成功し、何も言うことはないはずなのに、純一は何かもやもやしたものを抱え続ける。そして、創設祭の終了後、無理していないかと詞に問いかけ、「前の綾辻さんも好きだ」と、口にする。
 前回の予想通り、詞は二重人格とかではなく、純一に拒否されるのが怖く、自分のプライドを曲げてまでその意に沿う行動を取ろうとしただけ。そのために「自分はもう消えた」と思い込もうとして、そう発言していた。けど、そんなのは当然無理があるわけで、自分を押さえ込んで不自然な彼女を、「どんな綾辻さんでも本当の絢辻さんが好きだ」って意味のことを言った純一に、本当の姿を見せて応える……掌底と膝蹴りでw
 純一にしてみれば理不尽だろうけど、詞にしてみれば「あなたのために無理してたのに!」ってところなんだろうなぁ。でも、元鞘どころか、二回目の十年後ENDにw
 ただ、詞の姉への反発の理由が描かれなくて、それが不完全燃焼かも。もっともキャラとしては立ちまくりでしたが。
 次回は最終回で、原作ゲームの隠しヒロインらしいのだけど……ストーカー?


  ぬらりひょんの孫 #24「月は空にある」。こっちもあと一回あるけど、それは総集編なので実質今回が最終回。なんでも第二期が決まったって噂も聞いたけど、どうなんだろ?
 隠神刑部狸玉章編の完結。斬った妖怪の妖力を吸い取る妖刀「魔王の小槌」で、部下すらも斬り殺し自分の妖力にする玉章に、リクオは一家を率いる者としての対極の姿を見せつける。
 展開を早めたり原作ではすっかり存在が消えたも同然のヒロインを立たせるために、いろいろ原作と変え、必ずしも上手い改編ではないけど、全体としては結果的にバランスは良かったかも。奇妙な話ですが。

[アニメ] 最終回いろいろ2

 イカ娘も最終回だったけど、アレは別物だから別枠。
  俺妹 #12「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない」。桐乃の様子がどこかいつもと違うような気がしつつ、いつものようにエロゲの深夜販売に行かされる京介。ゲームやアニメの話が出来るオタク友達も出来たし、オタク趣味を毛嫌いしてた親友もそっちには目をつぶって付き合ってくれるようになったとは言え、けど身近の最大の理解者は自分ということもあって桐乃のワガママに付き合う京介だけども、身勝手な桐乃の言動に流石に切れる。が、実は桐乃が明日アメリカ留学に行ってしまうと聞き、混乱したまま、意地を張って「せいせいする!」と言ってしまう。
 いや、これはわかんないではないし、凡百の萌え話に落とし込むより、よっぽど出来がいいとは思うのだけど、思うのだけど……
 やっぱり肝心の桐乃がイマイチ、可愛く思えないのだよなぁ。ある意味、リアルな妹すぎて。いや、桐乃はよく見れば実は兄にデレデレ「らしい」という描写はあるのだけど、兄を汚物扱いしたりする言動が、リアルすぎて笑えん……それでも喧嘩したりなんだりして、妹は妹として可愛いとは思ってるのだけど、でもそれって萌えとかとは確実に違うものなので、萌えキャラとしての立たせ方としては明らかに間違ってるのだよね。逆に言えば、それだけ上手く「妹」を描けてるってことでもあるのだけど。
 一応、ネット配信で別EDが公開されるらしい。なんか黒猫エンドらしい。真奈美じゃないのか。

  そらおとf #12「明日に羽飛くフォルテ」。復活し暴走するカオスを止めたイカロスたち。イカロスの自動修復プログラムにより消えかけた記憶も、羽が復活したニンフによりプログラム修正され、またいつもの日常が戻ってくる……って戻りすぎw
 でも変態行為をして皆からフルボッコにされるいつもの怠惰な生活を見て腹に据えかねた会長が、智樹を拉致、イカロスたちの誰を選ぶのか迫る……ま、本命がわかりきってても誰か選んじゃったらラブコメじゃなくなりますわな……え? ラブコメ? 自分で言ってこれがラブコメだってことに始めて気がついた。へー。そうだったんだ。
 最後にはカオスまで降ってきてまさしくカオス。
 そいでもって劇場版予告は……頭大丈夫か、スタッフ? 石原都知事にひのきのぼうで挑むつもりか? ウラヌスシステムも大破してるし、どういう話にするつもりなのか。


2010年12月25日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ミルキィホームズ#12

  探偵オペラ ミルキィホームズ #12「ミルキィホームズの帰還」。ついにトイズを取り戻したミルキィホームズ。アンリエットを助けるためにかつてよりパワーアップしたその力に、より強い敵を渇望していたアルセーヌもまたその歓喜でトイズをパワーアップさせ、ライバル同士の最終決戦を迎える。極限まで高まったトイズの力により、両者の決戦場は宇宙へ……

 トイズが戻ったかと思うと、なんか滅茶苦茶バトルアニメになってるんですけど? しかも動く動く、これでもかというくらい動く。それに最終決戦は宇宙って、いつのアニメやねんw あとミルキィホームズたちとアルセーヌ、パワーアップしすぎ。シャロのテレキネシスは巨大な岩盤を宇宙に持ち上げるほどになり、ネロは機械を操るだけじゃなく組み替えて別の機械を作れるように、エリーとコーデリアは順当なパワーアップかな? コーデリアはちょっと予知入ってるみたいだけど。あと、引き出物の皿が役に立ちまくってるw
 幻惑を実体化させることが出来るようになったアルセーヌと、ついに激突……と思ったら、朝日が目に入って接触事故、ポヨヨン、でアルセーヌの正体がアンリエットと悟る。ここまで来てそれかw
 正体がばれてしまったアンリエットが、気まずさから放ったヤケクソの隕石攻撃で、シャロの持ち上げてた岩盤は木っ端微塵になり、皆は大気圏に……まあ、こうなったら絶対出てくるよね、009ネタ。「キミは、どこに落ちたい?」
 生身で大気圏突入して地面に激突しても地面にめり込むだけだなんてことになっても、ミルキィホームズだから気にしないw そしてアンリエットの正体も都合良く衝撃で記憶から飛んでしまったこと気にしないw と、なると当然オチは……まあ案の定。折角戻ったトイズも記憶ごとすっとんでしまってました、というオチ。
 でもまあトイズが一度は戻ったのは事実だし、ヨコハマを怪盗たちの手から救った功績を認めて、退学処分は春まで延期に……って、延期だけかよw
 脳天気に前向きなミルキィホームズを尻目に、一人苦労性なアンリエット。ほんと気苦労が絶えない人だねえ。
 そして妙に早めのエンディングと思ったら、エンディング後に最終回の最後だと言うのに、新キャラが……声が、男? (と思って調べたら、本人が素で女性と間違えられる30男の声優でした) そしてその名も「森・アーティ」。言うまでもなくホームズ最大のライバル、モリアーティ教授のもじり。なんか第二期への伏線なのかネタなのか、ミルキィホームズだからどっちとも判断できん……結局彼女たちがトイズを失った原因(怪盗帝国との戦いの最中、何者かが謎の爆発を引き起こした)もわからないし。黒幕はこいつだった、ってことなのか?
 なにはともあれ、最初「またよくわからん、ありがちな萌えビジュアルの萌えアニメを量産して」としか思ってなかったんですが、二話にしておちこぼれ貧乏生活に突入し、ストーリーもめちゃくちゃなことになって、大変たのしゅうございました。イカ娘が期待以上の出来だったのに対し、こちらは期待してなかったら裏切られた、という感じでしょうか。


2010年12月26日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#45とオーズ#16

  ゴセイジャー #45「救星主、誕生」。今回は総集編。これまでの戦いを振り返りながら、名前と姿を変え、ゴセイジャーたちと敵対し続けたブレドランとは何者なのか、皆が不審に思うのだけど……
 で、マスターヘッドが天知博士の身体を借りて復活。しかしそんな時にまたマトリンティス反応が……ゴセイジャーたちは話の途中で出撃すると、そこにいたのはやはりブレドRUN。だが、天装術の攻撃は一切ブレドRUNに効かない。それどころか、ブレドRUN自身も天装術を……
 その本当の姿は、かつて幽魔獣をエルレイの函に封じた最強の守護天使、救星主のブラジラ。彼の目的は穢れた地球を砕き、新たな星を創造すること。そして、そのためにゴセイナイトが必要だと言う。かつてゴセイナイトがヘッダーとして共に戦ったのが、ブラジラなのか。え〜っと、つまり、ウォースターのふりをして地球にやってき、かつて自分が封印した幽魔獣を利用してゴセイナイトを手に入れようとして失敗し、マトリンティスによって復活したと。迂遠だなぁ。
 名前の元ネタはおそらく言うまでもなく「未来世紀ブラジル」か。


  仮面ライダーオーズ #16「終末とグリードと新ライダー」。比菜は無事助け出すものの、多くのメダルがカザリに奪われてしまい、さらにカザリと手を組んだ真木の目の前で、ガメルにメズールのメダルを大量に吸収させる実験が行われる。
 カザリにほとんどのメダルを奪われてしまったメズールはグリードの姿に戻れず、人間態のまま隠れ家に戻るが、カザリがしようとしてることを察したウヴァが、残るメダルも奪おうとメズールに襲い掛かる。
 アンクは鴻上に隠し持っているメダルを出せと詰め寄るが、メダルはただグリードを完全復活させるものではない、と言う鴻上の言葉におとなしく立ち去っていく。
 アンクが何かしないかと駆けつけた映司はアンクらしからぬ行動に首をひねるが、鴻上はそんな映司にグリード誕生の秘密を語る。かつての科学者が人工の生命を生み出そうと、人間の欲望から生み出したメダルで作り出したのがグリード。わざと「9」という不完全な数のメダルで構成することで、より多くのものを欲する怪物となった彼らを、グリードから奪ったメダルで封印したのがオーズだった。しかし、メダルの力はただそれだけではないらしい。
 後藤は警備状況を知っているとしか思えないグリードたちの襲撃に、真木がグリードと手を組んだことを察するのだが、鴻上にそのことを言っても鴻上は欲望に忠実な真木の行動を賞賛するだけ。真木のところに直接乗り込み、警察に引き渡そうとするが、完成目前の新ライダーシステムを盾にされ、苦渋の決断を求められる。
 そんな中、クスクシエではクリスマスキャンペーンの真っ盛り。比奈も映司も接客に大わらわだが、そんな中にメダルを吸収しすぎ、意識が朦朧としたガメルが人間態で紛れ込む。比菜を人間態のメズールと見間違え、違うと知ったガメルはメズールを求めて暴走、グリードの姿になって騒ぎを起こし、飛び出てしまう。
 その後を追う映司たちだが、そこにウヴァの放ったクズヤミーに襲われる人間態のメズールが……彼女のメズールと知らない映司はオーズに変身し、クズヤミーを撃退するが、そこから逃げ出したメズールはガメルと接触。ガメルは彼女の求めに応じるまま、自分のメダルも全部差し出してしまう。さらに、カザリが持っていたウヴァのメダル二枚も投げ入れ、メダルの力は完全に暴走、メズールは巨大な怪物となってあたりを破壊し出す。

 なんと、メズール、ウヴァが退場。と言っても、メダルがそろえば復活すると思われるので、一時的なものかもしれないけど。800年前と同じくグリードとして完全復活し、世界を飲み込むために行動していた、ウヴァ言う所の「古いグリード」だった二人は退場、カザリはメダルが集まると得られる力への好奇心で、ウヴァはカザリの意図を察し、その力を自分が得るためにグリードとして以上の行動を取り出す。
 しかしその裏切りと仲間割れの結果は、さらなる事態の混迷。そしてその混迷の中に、もう一人真木の投げ込んだ存在が……セルメダルを消費し、強力な攻撃を放つ、新たなライダー、仮面ライダーバース。「XXX」と書いて「バース」と読ますらしい。阪神の助っ人外人か?(いや、birthの方だろ)
 真木はこの存在をエサに後藤に言うことを聞くようにちらつかせてもいたけど、装着者は精悍そうながらもどこかとぼけた愛嬌のある男、伊達明。後藤は、真木を警察に突き出さないまでも、プライドの高さゆえに従うことも出来なかったのか……
 でもここ最近の後藤のクローズアップのされ方からしても、このままで終わるわけがなく、しばらくバース装着者編になるのかな?

[アニメ] スタドラ#13

  DRIVER 〜輝きのタクト〜 #13「恋する赤い剣」。ある週末、いつものようにタクトが泊まりに来ていたシンドウ家に、学園生徒寮の寮長にして、剣道部部長のスナダ・ベニオがスガタとの一戦を求めてやってくる。だが、スガタは自分で相手をせず、「自分より強い」とタクトに相手をさせる。不満そうなベニオは一瞬でタクトを下すが、「次は彼が勝つ」と言って、スガタはもう一度タクトと勝負させようとする。
 スガタが自分を相手にしていないのだと思って怒ってシンドウ邸を後にするベニオだが、彼女は幼い頃、スガタと試合をして負けた時からずっとスガタに恋をしていた。そして、その背景には、サイバディとアブリボワゼするために必要な「しるし」を失った一族としての宿命があった。
 そんな中、すべてのサイバディを失い、なおかつ資金面も技術面も提供できない第五隊「フィラメント」の存続に異議が出される。サイバディ修復の技術は開発されたが、それにはスタードライバーへの大きなリスクも伴う。尻込みするスカーレットキス=ベニオだったが、そんな彼女を後押ししたのは、第3隊ブーゲンビリア隊長イヴローニュことニチ・ケイトだった。

 綺羅星十時団メンバーにもそれぞれ参加する個人的な事情があることはいろいろ描かれてきたけど、今回はスカーレットキスことベニオの事情。単にスガタが好きで彼を手に入れたいため、ということかと思ったら、名誉を失ったお家事情が絡んできてたとは。名誉復活のために力が欲しいのか、スガタが欲しいから名誉復活したいのか、まあ、そのへんは複雑な乙女心なんでしょうな。
 しかし、いざサイバディが復活できると知っても、その代償が不明なことに尻込みしてしまう。その後押しをしたのがニチ・ケイト。これまでもあまり積極的に打って出ることはなく、正体を明かして他のメンバーと関わってる立場なのだけど(つか、先天的ツッコミ役?)、他の団員を利用してタクトたちの力を計っている、というふうでもなく、ただひたすら何かを見極めようとしてるような印象なのだけど、彼女の事情もそのうち語られるんでしょうね。
 そしてサイバディ戦。よく考えたら前回はスガタに乗っ取られてしまったから、今回が本領発揮か。剣の技量はタウバーンを脅かすのだけど、しかし立ち会いで彼女の剣筋を見たタクトに同じ技は通じず、結局敗れてしまう。
 強さへの執着から少し解放された彼女はタカシに「タクトとお似合い」とからかわれ、顔を赤く染めるのだけど、これってもしかしてスガタがベニオをタクトに押しつけた? 油断ならんなぁ。
 それと、綺羅星十時団って基本的に小細工を弄してそれが逆に敗因になるパターン多いよね……今回もベニオが自分で最初から本気出してればタウバーンを倒せてたってことだし。


2010年12月27日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#45とオーズ#16

  ゴセイジャー #45「救星主、誕生」。今回は総集編。これまでの戦いを振り返りながら、名前と姿を変え、ゴセイジャーたちと敵対し続けたブレドランとは何者なのか、皆が不審に思うのだけど……
 で、マスターヘッドが天知博士の身体を借りて復活。しかしそんな時にまたマトリンティス反応が……ゴセイジャーたちは話の途中で出撃すると、そこにいたのはやはりブレドRUN。だが、天装術の攻撃は一切ブレドRUNに効かない。それどころか、ブレドRUN自身も天装術を……
 その本当の姿は、かつて幽魔獣をエルレイの函に封じた最強の守護天使、救星主のブラジラ。彼の目的は穢れた地球を砕き、新たな星を創造すること。そして、そのためにゴセイナイトが必要だと言う。かつてゴセイナイトがヘッダーとして共に戦ったのが、ブラジラなのか。え〜っと、つまり、ウォースターのふりをして地球にやってき、かつて自分が封印した幽魔獣を利用してゴセイナイトを手に入れようとして失敗し、マトリンティスによって復活したと。迂遠だなぁ。
 名前の元ネタはおそらく言うまでもなく「未来世紀ブラジル」か。


  仮面ライダーオーズ #16「終末とグリードと新ライダー」。比菜は無事助け出すものの、多くのメダルがカザリに奪われてしまい、さらにカザリと手を組んだ真木の目の前で、ガメルにメズールのメダルを大量に吸収させる実験が行われる。
 カザリにほとんどのメダルを奪われてしまったメズールはグリードの姿に戻れず、人間態のまま隠れ家に戻るが、カザリがしようとしてることを察したウヴァが、残るメダルも奪おうとメズールに襲い掛かる。
 アンクは鴻上に隠し持っているメダルを出せと詰め寄るが、メダルはただグリードを完全復活させるものではない、と言う鴻上の言葉におとなしく立ち去っていく。
 アンクが何かしないかと駆けつけた映司はアンクらしからぬ行動に首をひねるが、鴻上はそんな映司にグリード誕生の秘密を語る。かつての科学者が人工の生命を生み出そうと、人間の欲望から生み出したメダルで作り出したのがグリード。わざと「9」という不完全な数のメダルで構成することで、より多くのものを欲する怪物となった彼らを、グリードから奪ったメダルで封印したのがオーズだった。しかし、メダルの力はただそれだけではないらしい。
 後藤は警備状況を知っているとしか思えないグリードたちの襲撃に、真木がグリードと手を組んだことを察するのだが、鴻上にそのことを言っても鴻上は欲望に忠実な真木の行動を賞賛するだけ。真木のところに直接乗り込み、警察に引き渡そうとするが、完成目前の新ライダーシステムを盾にされ、苦渋の決断を求められる。
 そんな中、クスクシエではクリスマスキャンペーンの真っ盛り。比奈も映司も接客に大わらわだが、そんな中にメダルを吸収しすぎ、意識が朦朧としたガメルが人間態で紛れ込む。比菜を人間態のメズールと見間違え、違うと知ったガメルはメズールを求めて暴走、グリードの姿になって騒ぎを起こし、飛び出てしまう。
 その後を追う映司たちだが、そこにウヴァの放ったクズヤミーに襲われる人間態のメズールが……彼女のメズールと知らない映司はオーズに変身し、クズヤミーを撃退するが、そこから逃げ出したメズールはガメルと接触。ガメルは彼女の求めに応じるまま、自分のメダルも全部差し出してしまう。さらに、カザリが持っていたウヴァのメダル二枚も投げ入れ、メダルの力は完全に暴走、メズールは巨大な怪物となってあたりを破壊し出す。

 なんと、メズール、ウヴァが退場。と言っても、メダルがそろえば復活すると思われるので、一時的なものかもしれないけど。800年前と同じくグリードとして完全復活し、世界を飲み込むために行動していた、ウヴァ言う所の「古いグリード」だった二人は退場、カザリはメダルが集まると得られる力への好奇心で、ウヴァはカザリの意図を察し、その力を自分が得るためにグリードとして以上の行動を取り出す。
 しかしその裏切りと仲間割れの結果は、さらなる事態の混迷。そしてその混迷の中に、もう一人真木の投げ込んだ存在が……セルメダルを消費し、強力な攻撃を放つ、新たなライダー、仮面ライダーバース。「XXX」と書いて「バース」と読ますらしい。阪神の助っ人外人か?(いや、birthの方だろ)
 真木はこの存在をエサに後藤に言うことを聞くようにちらつかせてもいたけど、装着者は精悍そうながらもどこかとぼけた愛嬌のある男、伊達明。後藤は、真木を警察に突き出さないまでも、プライドの高さゆえに従うことも出来なかったのか……
 でもここ最近の後藤のクローズアップのされ方からしても、このままで終わるわけがなく、しばらくバース装着者編になるのかな?

[アニメ] スタドラ#13

  DRIVER 〜輝きのタクト〜 #13「恋する赤い剣」。ある週末、いつものようにタクトが泊まりに来ていたシンドウ家に、学園生徒寮の寮長にして、剣道部部長のスナダ・ベニオがスガタとの一戦を求めてやってくる。だが、スガタは自分で相手をせず、「自分より強い」とタクトに相手をさせる。不満そうなベニオは一瞬でタクトを下すが、「次は彼が勝つ」と言って、スガタはもう一度タクトと勝負させようとする。
 スガタが自分を相手にしていないのだと思って怒ってシンドウ邸を後にするベニオだが、彼女は幼い頃、スガタと試合をして負けた時からずっとスガタに恋をしていた。そして、その背景には、サイバディとアブリボワゼするために必要な「しるし」を失った一族としての宿命があった。
 そんな中、すべてのサイバディを失い、なおかつ資金面も技術面も提供できない第五隊「フィラメント」の存続に異議が出される。サイバディ修復の技術は開発されたが、それにはスタードライバーへの大きなリスクも伴う。尻込みするスカーレットキス=ベニオだったが、そんな彼女を後押ししたのは、第3隊ブーゲンビリア隊長イヴローニュことニチ・ケイトだった。

 綺羅星十時団メンバーにもそれぞれ参加する個人的な事情があることはいろいろ描かれてきたけど、今回はスカーレットキスことベニオの事情。単にスガタが好きで彼を手に入れたいため、ということかと思ったら、名誉を失ったお家事情が絡んできてたとは。名誉復活のために力が欲しいのか、スガタが欲しいから名誉復活したいのか、まあ、そのへんは複雑な乙女心なんでしょうな。
 しかし、いざサイバディが復活できると知っても、その代償が不明なことに尻込みしてしまう。その後押しをしたのがニチ・ケイト。これまでもあまり積極的に打って出ることはなく、正体を明かして他のメンバーと関わってる立場なのだけど(つか、先天的ツッコミ役?)、他の団員を利用してタクトたちの力を計っている、というふうでもなく、ただひたすら何かを見極めようとしてるような印象。彼女の事情もそのうち語られるんでしょうね。
 そしてサイバディ戦。よく考えたら前回はスガタに乗っ取られてしまったから、今回が本領発揮か。剣の技量はタウバーンを脅かすのだけど、しかし立ち会いで彼女の剣筋を見たタクトに同じ技は通じず、結局敗れてしまう。
 強さへの執着から少し解放された彼女はタカシに「タクトとお似合い」とからかわれ、顔を赤く染めるのだけど、これってもしかしてスガタがベニオをタクトに押しつけた? 油断ならんなぁ。
 それと、綺羅星十時団って基本的に小細工を弄してそれが逆に敗因になるパターン多いよね……今回もベニオが自分で最初から本気出してればタウバーンを倒せてたってことだし。


2010年12月30日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 夢パテSP#13と心霊探偵八雲#13

 どっちも最終回。
  夢色パティシエールSP〜プロフェッショナル〜 #13「モーニンググローリー〜聖なる夜」。小城美夜との売り上げ対決で、苦戦を強いられるチームいちご。しかし、口コミや地道な宣伝活動、顧客のニーズに応えたケーキ作りが功を奏して、地道に売り上げを伸ばし続ける。しかし総売上ではまだとうてい及ばず、クリスマスケーキの売り上げにすべてをかけることに……

 おそらく、最初から1クールのみってのは決まってたんだと思うけど、それでも最後は結構急ぎ足だったような。
 短い期間で口コミなどで売り上げを追い上げる、というご都合主義は置いとくにしても、ここの戦略がはまってくところが、どうしても駆け足すぎる印象が否めない。
 まあ、予定調和とはいえ、落ち着くところにおちついたので良いのだけど、個々の要素をもっとじっくり描く余裕があれば、というのが残念。


  心霊探偵八雲 #13「失意の果てに〜久遠(くおん)〜」。両目が赤い目の男の正体が八雲の血縁上の父親で、しかもすでに死んでいてその人間を恨む妄執だけが現世に残っていた、という展開は良いのだけど、無難にまとめすぎた感が。そつはないのだけど、とにかく13話でまとめることに腐心したような。


2010年12月31日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] それでは良いお年を

 年末ながら慌ただしいスケジュールで、どうにか年越しです。
 まあ、ボチボチ来年もこんな調子でやっていけたらと思ってます。やっていけたらいいなぁ。
 それでは皆様、良いお年を。