2012年12月30日(日) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] 最終回とか
とりあえず、となかいと神はじとおにあいとてーきゅうとK。「となりの怪物くん」と「神さまはじめました」。どちらも少女向けマンガが原作なんだけど、作風と傾向の違いはちょっと出てた感じ。
欲望やら愛情やらストレートすぎるハルに振り回される雫の周りでも、またいろんな恋愛模様が。
そいでもってそれを一旦投げ出しての終了。最後のモノローグ、いかにも続編前提なのはどうなのかと思うけど、気になるっちゃ気になる。ただ、スラップスティックとして面白かったのは確かだけど、続編まで来るかいうとよくわからないのだよなぁ。やるならできるだけ早めにやってほしいけど。
「神様はじめました」は、これって本来平日夕方とかにやるべきネタのような。大地丙太郎監督だし。最近はそういう子供が見れそうな時間帯にやってないんで次の視聴者が育たず、視聴率が右肩下がりなんだと思うけど。ここ最近は少女漫画も「助けてもらう主人公」じゃなく、「動いて自分が周りをひっぱる主人公」が増えたし、そういう意味でも時代に合ってると思うんだけど。
もちろん内容も面白かったです。
「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」は、妹ヒロインハーレムものなんだけど、妹やらその他のキャラがブチ切れ過ぎててひと廻り回って面白いという。(性的な意味で)兄を愛し妄想を暴走させ常識はずれのアプローチを繰り返す秋子をはじめとして、逆に現実感無さすぎなのでスラップスティックとして楽しみやすい。と思いきや、最後の最後にモノローグでとんでもないこといいやがりましたよこの兄、オイ。原作ではかなり初期に明かされたネタらしいけど、その前提だと「鉄壁の血縁関係」が崩れるので、いろいろと危ういことに……とりあえずあの小説はAUTOだろ。
「てーきゅう」。低予算のショートアニメ。毎回ちっともテニスをしないで時間いっぱいしゃべり芸を繰り広げるというネタだったのだけど、各サブタイトルが映画ネタだったり、監督が板垣伸だったりで、低予算ながらも飽きさせない毎回でした。ちゃんと見てると結構疲れるけどな。
「K」。クランズマンの殺害映像から始まった異能者同士の抗争バトル。違和感満載のシロの正体が明らかになり、自分を覚えてない級友たちのためにシロは自分の犠牲で決着をつける。
続編決定だそうだけど(最初から変則2クール?)、王を失った赤のクランや白の行方、第二王権者黄金の王とヴァイスマンの関係など、まだ未回収のネタがたくさんだものなぁ。これだけに使い捨てるには設定も惜しいところもあるし。最初の方のよくわけのわからないシロ・クロ・ネコの命を狙ってるはずなのに緊迫感のないお座敷コメディは結構好きでした。w
2011年12月30日(金) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] 最終回いろいろその1
たまゆら〜hitotose〜 #12「新しいひととせ、なので」。いよいよ始まった「私たち展」。出だし、人が集まらずどうなるかと思われたものの、これまで関わった人たちが、持ち込みも含めて大盛況に終わる。そして新年、これまでの出会い、そして新たな出会いに助けられてることを実感しながら、あらたなひととせを迎える。「私たち展」とか出てきたときには大丈夫かいな、と思ったけど、プロとしてのクォリティーとかじゃなく、出会った人々に支えられ、今自分ができること、そしてそこからどこへ行くのかを再認識するという、それを中途半端な甘えではなく、誰にでもある通過地点という形で示した最終回。相変わらず佐藤監督、このさじ加減が上手いなぁ。
強烈なところはないシリーズでしたが、続きが出るなら是非見たいですなあ。
真剣で私に恋しなさい #12「真剣で私に恋しなさい!!」。え〜っと、なんと言えばいいか。キャラとしては割と立ってるのに、政治軍事ネタが安すぎてもう……原作ともまた違う展開のようですが、この展開にした意図がかなり不明。安易な政治風刺ネタは浅薄さをさらけだすことにしかならないのに……作品としてのダメさ加減とは別に、そこがあからさまに余計な部分でしたね。
原作のキャラを大事にしたのかもしれないけど、悪役がこんだけ安易な作りではそもそもが台無しでしょう。
2010年12月30日(木) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] 夢パテSP#13と心霊探偵八雲#13
どっちも最終回。夢色パティシエールSP〜プロフェッショナル〜 #13「モーニンググローリー〜聖なる夜」。小城美夜との売り上げ対決で、苦戦を強いられるチームいちご。しかし、口コミや地道な宣伝活動、顧客のニーズに応えたケーキ作りが功を奏して、地道に売り上げを伸ばし続ける。しかし総売上ではまだとうてい及ばず、クリスマスケーキの売り上げにすべてをかけることに……
おそらく、最初から1クールのみってのは決まってたんだと思うけど、それでも最後は結構急ぎ足だったような。
短い期間で口コミなどで売り上げを追い上げる、というご都合主義は置いとくにしても、ここの戦略がはまってくところが、どうしても駆け足すぎる印象が否めない。
まあ、予定調和とはいえ、落ち着くところにおちついたので良いのだけど、個々の要素をもっとじっくり描く余裕があれば、というのが残念。
心霊探偵八雲 #13「失意の果てに〜久遠(くおん)〜」。両目が赤い目の男の正体が八雲の血縁上の父親で、しかもすでに死んでいてその人間を恨む妄執だけが現世に残っていた、という展開は良いのだけど、無難にまとめすぎた感が。そつはないのだけど、とにかく13話でまとめることに腐心したような。
2009年12月30日(水) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 一番しっくり来る答
「なぜ日本人は無神論者なのにマナー良いし犯罪少ないの?」…アメリカの掲示板で大激論 ( 痛いニュース )。痛いニュースは、コメントがあまり選別されずほとんどあからさまな荒らしだけを除いた羅列になってしまいあまり見なくなったんですが、この中の以下のコメントには非常に納得。137 : 銛(関東・甲信越):2009/12/29(火) 15:35:38.08 ID:Exs1VBvAまあ、日本がいいところばかりかというと特に近年そんなこともないわけですが、マナーや倫理が宗教に根ざしてるという考えがあるキリスト教圏(イスラム教圏はよくわからん)と、「別にそれだけじゃないでしょ?」という日本との根本的な差異が日本の外から見ると理解しにくいのかなぁ、と。
そもそもマナーと犯罪の少なさは宗教に起因するのか?
連中の感覚では、無宗教=マナー悪い=犯罪多い
なのか?発想がおかしいだろ
漠然とした誰かがいつも行いを見ている(その誰かに恥ずかしくないように行動すべき)という、それがたとえば神様だったりご先祖だったりお天道様だったり、どちらかと言えばシャーマニズムに近い習慣、考え方が基にあると思う。最近はそういう「見ている誰かに恥ずかしくないよう」というのが薄れた人が多いようにも思うけど。やっぱそういうのは理解しにくいんだろうか?
新経済成長戦略 基本方針決定 ( NHKニュース )。
政府は30日の閣議で、環境や医療関連産業の成長を促すことなどで、2020年までの平均で、名目で3%、実質で2%をそれぞれ上回る経済成長率を目指すとともに、向こう4年間で失業率を3%台まで改善することなどを盛り込んだ新たな経済成長戦略の基本方針を決定しました。景気がいいこと言ってるのはよろしいんだけど、「環境や医療関連産業」って……相変わらず寝言っぽいなぁ、と思ったら、
鳩山内閣の「反転攻勢」=成長戦略で菅国家戦略相 ( ロイター )。
そのうえで、新成長戦略は鳩山内閣として本格的に経済に取り組む決意を示したものと述べ、日本経済の成長を促す戦略が欠けているとの批判に対して「鳩山内閣の反転攻勢だ。これからは先手先手でやっていく」と反論した。案の定「意気込み」を語っただけで、相変わらず具体的な中身は議論もしてない、スカスカのようです。っつーか普通は具体的なものも示さずこんな大転換を語っても絵空事と失笑モノなだけだと思うんですけどね。
ただ、成長戦略では税制面の議論がほとんどなされておらず、政策実現に疑問符も残る。この点について菅担当相は「税を議論する場ではないので(税制については)深く議論していない」と説明。将来の消費税のあり方に関連しては、「議論そのものを鳩山内閣で止めているわけではないが、議論をスタートするのはまだ早い」と述べるにとどめだ。
さらに時事通信によると 2020年までに環境、健康、観光の3分野で100兆円超の需要を創造して400万人以上の新規雇用を創出する目標を提示。 ( 時事 )。「環境、健康、観光で100兆円超の需要を創造」って……結局「介護と林業で失業対策」って言ってた頃と大して変わらないじゃん。つか、書いてある内容をよく見ると絵空事もいいところに見えるのですが……
さて、今年の毒吐きは今日までにいたしますが、民主党に投票した皆様、来年一年もその結果を塗炭の想いで、骨身に刻みつけて味わってくださいませ。
2007年12月30日(日) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] まあ、そうだよなぁ
「11万人」集会 誤報指摘の公開質問状にマスコミ7社が回答 ( 産経 )。「 メンバーの藤岡信勝拓殖大教授は会見で「11万人報道がなければ、今回の教科書の『再検定』はなかった」と指摘。」って締めの言葉は、この会と政治的信条に肯首できずとも同意。(っつーか同意できるほど政治的信条がわからん) 「誤報じゃないの?」ってニュースが流れたとき、「コンサートだって水増し発表は当り前」というコメントもそこここにあったけど、コンサートと違って政治圧力になる集会で大幅な水増し発表はどうよ。それもマスコミ各社が訂正もなしってのは。とは思うのだけど。別に「いまさら現状がそうではない」ということはないが、マスコミが扇動団体であるということを肯定してしまってるも同じだと思うけど。一般が突き上げないのにマスコミ自身の自浄作用などさらに期待しようもない。さらに「 それによると回答したのは産経、朝日、毎日、読売、東京の各紙と共同通信、NHKの7社。日経新聞や時事通信、沖縄の地元2紙、在京の民放各社は回答しなかった」地元二紙の一つは確実に沖縄タイムスだよなぁ。もう一紙ってなんだろう? しかし時事通信も、記事を売って商売してるのに、自覚なさそうだなぁ……
領事館に反捕鯨団体赤インク「ぶちまけ」 検挙せずに豪州非難がネットで高まる ( J-CAST )。実際にはぶちまけたわけではなく自分たちの服にペンキをかけて抗議行動してたのが滴がカーペットに落ちただけ、たって、領事館内でのこういう行為自体がアレなのは間違いないので、それは議論終了。あるいは事を荒立てまいと、外務省側から「音便に」との意思が働いてるかも知れない。
気になるのは、この事件の背景であるオーストラリアの反捕鯨姿勢の過激化が、現政権とどの団体がどうつながって起こってるのか、ってのがわからんことなのよね。日本への圧力になれば諸々の交渉ごとが有利になるってのが計算で、この手の環境運動は利用されてるのは世の常なんだけどさ。扇動されやすい国民が多いと、こういうのって有利だよねえ(心にもないこと)。
長崎県知事:「人権より管理強化を」銃乱射事件で ( 毎日 )。銃規制の強化の議論はそれはそれでいいのですが(勘弁してくれって方も多いでしょうが)、ちと、「人権より」ってフレーズで福祉政策との温度差が気になってしまったり。
ここんところあちこちの駅でエレベーターの敷設が行われて、障害を持つ方には便利なのだと思う。それは良いことなのだけど、毎朝のラッシュとかでの混み合いが、余計に酷くもなってるのですよね。その分の階段スペースなどを潰してエレベーターを施設してる駅が多いので。また、エレベーターの敷設費用がどこから出てるかというと、全体の利益から、ということ。まあ、駅のエレベーター施設は努力義務らしいので各社判断というところはあると思うのですが、基本的に福祉政策ってのはそういうことなのだと思うのですよね。一部の人のために、全体からどれだけコストを割くか、割けるか、という兼ね合い。
別に福祉政策なんてやめちまえ、とは言ってませんよ。私や身内だっていつお世話になるかわからない。しかし、「フクシ」という響きだけが一人歩きし、そういう実際的な生臭い部分がわざとらしく議論されない風潮ってのは、なんだかなぁ、と思う。
沖縄には異論を認めない空気があるようだが、日本全体に広がっているのではないか。もしそうなら、小紙は喜んでKY(空気が読めない)の“汚名”を引き受けよう ( 産経 )。記事内容はさておいて(おいおい)、「KY」と言えば「危険予知」だとばかり思ってたのですが、なんだかいつの間にか世間様では違うようで。「空気読めない」くらい略さず言えばいいのに。
朝日新聞の「読者信頼度」が3位に転落 ( goo news )。
が、より大きな理由は就職活動の時期に日経を読む大学生が社会人になっても日経の購読を続けていることではないか。いや、単に、あれだけネット上で記事内容にツッコミ入れられまくってたら、信頼性も落ちると思うのですが……加えて、過去の誤報・捏造も蒸し返されて定着化してますしね。朝日新聞も人ごとな態度だなぁ。新聞冬の時代だというのに。
社内では「問題はコンテンツ力の低下だ。街ダネも含めて共感を得られない記事が多い」(中堅記者)と、他人事のように語られ、危機感はさしてないらしい。
2004年12月30日(木) 旧暦 [n年日記]
■ [その他][マンガ] 爛れる
今年、最後の忘年会(?)。その席上で、何故か ガンスリンガー・ガール を別の作家が書いたら、という話題が出る。そのうちの一部を紹介。面白いかどうかは、多分に主観的。たとえば、伊藤明弘氏の描くGSGはきっと薬莢二倍増しでそのうちオッサンしか活躍しなくなるので義体少女の意味が薄れるだろう(勝手な言い分)とか、西原理恵子氏だと(悲惨さが)そのまんまなので意外性がない、とかいう具合な感じで。あと、島本和彦氏など、何にしろ自分のカラーに染め上げてしまう(と思われている)作家は却下。
谷岡ヤスジ(どうなるのか、むしろ見てみてえ)
しりあがり寿(ものすごいダウナー系の話になるに違いない)
青池保子(エロイカチックなGSG)
冬目景(これはミスマッチのようで合ってるかも。普通に見たい)
わかつきめぐみ(きっと待機中の日常の話ばかりに違いない)
逢坂みえこ(異様に合いそうな気がする)
松本零士(いったいどうなるのか予想がつかず、大御所の中では例外的に普通の好奇心で見てみたい)
宮脇明子(二課で起きた犯罪の、どろどろの話になりそうだ……)
次点:バロン吉本(きっと淡々と話が進む気が)、浦沢直樹(普通に上手く調理してしまいそうな気が)、花輪和一 *1 (服役後の作品も知ってる方は、色々想像できるでしょう)、小林源文(ネタとしては面白いのだけど……)、望月三起也(根本的に熱血な作風が相容れないのでは……)その他多数。
ちなみに個人的に思いつきで口にして、もっとも見てみたいと思ったのは
白土三平のGSG!
いや、すげー見てみたい。
ちなみに、 今年の紅白の曲順 。マツケンサンバIIは21番目。その他の出場者? どうでもいい。
*1: 05/01/03追加。最初「丸尾末広氏」と間違えて記述。春山康介さんからも間違いの指摘がありました。ありがとうございます。