不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2024年04月 来月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
HNS logo

2010年12月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 神知る#8と百花繚乱#9

  神知る #8「Coupling with with with with」。インターミッションな話。桂馬に料理のことで散々言われたエルシィが、見返してやろうとケーキを作るのを、エルシィ、桂馬双方の視点で描くのだけど……のっけから桂馬ママのサービスシーンですかw エルシィは料理の腕云々の前に、現世に合わせた料理を作る方が先だと思うし、あの材料でよくまともなケーキが出来たなと思うけど、エルシィの頑張りと、それを無碍に出来ずこっそり食べる桂馬って図はほほ笑ましい。
 それにしても「桂馬は根は悪くないんだけど、根から上がダメ」って、酷いダメ出しですな。

  百花繚乱 サムライガールズ #9「将の帰還」。徳川慶彦の帰還に備えて半蔵と又兵衛を宗朗とキスさせてマスターサムライ化しようとする千姫たち。しかし二人の決心がつかない中、義仙が宗朗を連れ出し、ついにその本性を現す。そして予定より早く帰国した慶彦から、一連の事件の真相を聞かされることに。
 黒幕が慶彦かと思ったら、全部ミスリードでこれはちょっとやられましたわ。つか、柳生十兵衛に天草四郎って、「魔界転生」(映画版)の流れですか……原作では天草四郎は甦った魔人のうちの一人にすぎず、大ボスは森宗意軒という妖術使いなんですが、そこらへん踏まえてるのは内藤泰弘版「サムライスピリッツ」くらいしか覚えがないのだよなぁ。せがわまさきが原作に忠実な形でコミカライズしないかしらん?


2009年12月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#9

  キルミンずぅ #9「屋根裏の白い恐怖!?」。授業中「ネズミは害獣で猫は益獣」と言われたことでまた喧嘩をしてしまうリコとケン。ネズミに変身するケンは釈然としないまま、家の手伝いで家業の肉屋の配達に行くが、中華料理屋で最近ネズミが出なくなったという話を聞く。中華料理屋のばあちゃんが「白い神様のおかげ」と言ってるのを聞いて「事件だ!」と勝手に言い出したケンは、タマオを巻き込んでキルミンに変身して店の天井裏を捜索する。しかしネズミの家族を襲う白蛇に追いかけ回されることに……
 一方、リコとリムもアニマル課の刑事から「白い可愛いペット」が逃げ出したという話を聞いて協力していたが、蛇から逃げるケンの悲鳴を聞きつける。

 いやまあ、蛇は昔から洋の東西を問わず「神の遣い」とされることが多かったし、ネズミはもっぱら害獣でそれを捕らえる猫も益獣として扱われていたのは事実なんだけど。ただ、一方でネズミも神の遣いとされたり多産や蓄財の象徴とされていたという側面もありはする。けど、基本敵に人間にとって害獣なんだけどね。
 先週の獣人騒ぎはひとまずお休みで、基本逃げ出した白蛇をめぐってのドタバタなんだけど、「キルミン三箇条」なるものが。第一、第二はまあわりとどうでもいいとして、第三条「99分以上完全変身してはならない」というのがかなり大問題。どうも99分以上完全に動物化してると、その動物になったまま戻れなくなってしまうらしい。ケンも限界ギリギリまで変身していて人間としての理性を失いかけ、ネズミの本能に駆られてしまう。普段からねずみ取りを怖がったりと、ネズミっぽくなってはいたのだけど。
 とすると、あのメガネをかけたカメはリコたちの祖父がゾウガメに変身して、99分以上経って元に戻れなくなったのか。
 あと、牙組が相変わらず腹ぺこキャラ……う〜ん。


2007年12月01日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#26(最終回)

  電脳コイル #26「ヤサコとイサコ」。イサコがミチコさんの空間から帰還することを拒否したことにより崩壊していくコイルスドメインから逃げようとするヤサコ。その時、出口へとヤサコを導くイリーガルの姿があった。それはヤサコのペットマトンであり、ヤサコをヌルたちから守って消えたデンスケのなれの果てだった。死ぬ直前に電脳空間にアクセスしていた人や電脳ペットの最後の記憶や想いをヌルたちが拾い集めて古い電脳空間で再構築されたもの、それがイリーガルの正体だった。かつて電脳空間で迷ったヤサコを家へと送り届けてくれたイリーガルも、兄を失ったショックから再び意識を閉ざしてしまったイサコの治療中、無念の死を遂げたヤサコの祖父の最後の意識だった。
 初めて電脳体であるデンスケの身体に触れたヤサコは、もはや住む世界が変わってしまったデンスケと「さよなら」をしなければならないことを、素直に納得できるようになっていた。
 コイルスドメインから帰還したヤサコだが、まだ電脳体が安定しない上、イサコの状態もかろうじて電脳体と実体とのリンクが保てている状態であり、そこに猫目の攻撃が重なる。急ぎ大黒市に戻ろうとするヤサコたちだが、おばちゃんのバイクが違法駐輪で撤去、移動手段を失ったところに駆けつけたのは、メガ婆曰く「奥の手」、なんとそれはヤサコの父だった。意外な人物の到着に驚くヤサコ、ハラケン、おばちゃんだったが、見せられたのはワイシャツの襟に隠されてた「一」のコイル探偵局会員バッジ……弱みをいろいろ握られてて無理矢理、とトホホ顔の父が語ったのは、メガマス側からの真実。ヤサコの父は実はメガマスからの依頼で極秘の内部監査を行っていた。メガマス内部の旧コイルス勢力が、社の乗っ取りを企み、ある人物を使って事件を起こし現経営陣を追い落とそうとしていた。ヤサコの父が監査していたのは、その尖兵として利用されていた、イマーゴ機能の発明者の息子・猫目。今回、一年前の事件はもちろん、四年前おばちゃんが起こした事件も猫目がそそのかしたことだった。
 会員番号三番でもあったその猫目の攻撃に耐えるメガ婆だったが、ヤサコたち到着前に防ぎきれなくなりそうになる。しかし、防御が完全に崩れる直前に猫目の攻撃が誰かに妨害される。ぎりぎりで駆けつけたヤサコたちが見たのは、暴走した兄の攻撃を防ぎ、遠隔操作でそのメガネを壊すタケルだった。
 リンクがほとんどなくなりかけたイサコの身体に呼びかけるヤサコの電脳体が、再び不安定になり、ヤサコの意識はイサコの中へ。帰ることを拒否するイサコに、イサコの兄が死んだのは交通事故直後でイサコにはなんの関係もないこと、ここはイサコを治療するための電脳空間が元になった空間だが、イサコはそこからでなければならないことを告げる。ヤサコの呼びかけに一度はそこから出ようとするイサコだが、ミチコさんに再び兄を失う心の痛みを突かれ、再び戻ろうとしてしまう。だが、更にヤサコはイサコに呼びかけるのだった。

 見た直後は、もう胸が詰まって何も言えませんでしたわ。
 4423は兄の死の直後再び心を閉ざしたイサコの治療のための電脳空間。そして、幼いヤサコが会った「4423」はその中で生み出されたイサコの記憶から元に構築されたイサコの兄だった。兄と二人きりの空間で心を癒していたイサコだが、「4423」がその役割を終え消えようとしていたところで現われた乱入者がヤサコ。初恋をしたヤサコが無邪気に兄(4423)にキスするのを見たイサコが嫉妬した心が生み出したのが4423空間を元にした「あっち側」と「ミチコさん」。そう言えば、冒頭でのヤサコのモノローグの「噂」に、ミチコさんはあっち側へ迷い込んだ女の子の魂だってのがあったようななかったような。
 イサコの治療中に倒れてそのままみまかったヤサコの祖父は、イサコの心がまだ戻らないことが無念で、その想いがヌルに拾われてイリーガル化してたのだった。そして、最後にヤサコのように迷い込む子が出ないようにデンスケを介してコイルスドメインに「鍵」をかけ、ヤサコのことをデンスケに頼んで去っていく。
 デンスケも元々は電脳治療のシステムの一部で、恐らくは電脳治療空間とメガネを介した強化現実とをシームレスにつなぐナビゲーター+ペットセラピー療法のツールだったのだろうな。だから、デンスケはコイルスドメインを自由に行き来できたわけか。
 そして、痛みから逃げようとするイサコを叱咤する。ヤサコ。「あなたの名前は天沢勇子! 勇子のユウは、勇ましいのユウ! あなたは痛みに負けない、勇ましい女の子でしょう!」と……
 その言葉に、自分がしなければならなかったのは痛みから逃げることではなく、兄に別れを告げることだと悟ったイサコは、痛みを感じる方向へ……現実空間へと向かう。「痛みの方向に、出口はある!」って台詞には、涙が出てきましたよ。なおもイサコを引き留めようとするミチコさんを、あっち側の一部であるはずの「4423」が羽交い締めにして食い止める。
 一年後、中学に進学したヤサコたちだが、そこにはイサコの姿はなかった。全てを思い出し痛みを受け入れたイサコは、その後ヤサコと何も話さないまま金沢へと去ってしまった。しかし、突然かかってくるイサコからの電話。「お前が友達かどうかは、わからない。でも、同じ道を歩んでいたとき、お前と私は確かに『仲間』だった」と。道が分かれれば仲間ではなくなるが、また、同じ道を目指すときまで、と再会を誓うイサコ。その直後に、メガネをかけていないはずなのに見えるデンスケの幻影。
 電脳コイルって、結局子供たちが「サヨナラ」を言えるようになるまでの物語だったのだな。ハラケンはカンナに、イサコは兄に、ヤサコはデンスケに……何者にも代え難い人との別れを受け入れ、乗り越えてこそ道の先に進めるし、その人の記憶が本当に自分の一部になる。
 正直、これを見始めた時は惰性というか半分以上意地で新作アニメ(ほぼ)総チェックとかやってまして。実際の所を言えば、私生活では無茶苦茶厳しい時期だったんですよ。神経はボロボロに消耗してました。それは別件で回復したんですが、でも、そんな状態の時でも意地でもなんでもこの作品を最初から見続けて、最後まで見れて良かったと思いますわ。
 第一話から見てない人、途中見てない話がある人は、来週から同じ時間で再放送なので、是非見てください。
 つか、これが来年星雲賞取らなかったら泣くぞ。


2005年12月01日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国のツンデレぷりったらもう!

  『小泉内閣無視』鮮明に 対日、民間交流に絞る東京新聞 )。
 以下、意訳。「あんたが悪いんだからね! 謝るまでは口利いてあげない! で、でも一緒に帰るくらいなら許してあげるわよ……な、なによ、その顔は」。
 経済的に日本と中国は不可分なのはわかり切った話で、日中が断交したら日本も困る以上に中国も困る。それを中国は勿論、日本も見透かしてやってるんでしょうね。胡錦涛政権はかなり現実主義っぽいのでその辺のことはわかってるのだろうけど、どうも党内の反日勢力により揚げ足を取られる(対日要求を弱めると党内から突き上げを食らう)のを恐れてもいるっぽい。
 この手の反日勢力との党内のバランス関係ってのはずっと昔からあるようで、前任者の江沢民などは、自身の政治歴における対日穏健派への反発、日本政府への不審、そして自身の党内での支持基盤の弱さを補うなどの理由から、反日政策を推し進めてきたという背景があるらしい。胡錦涛政権においては実利主義に則ってそのへんを弱めているのだけど、だからと言って前述の理由から完全に撤回する事もできない(第一、日本のことが好きなわけではなく、あくまで実利上の動機だろう)。
 その二律背反が「本音と態度の乖離」を引き起こしている。だから擬人化するとツンデレでも、本音の動機が動機なだけに、イマイチ萌えない……冗談にはできるんだが。
 中国外交筋は海外が中国に組すると見てるようだけど、ヨーロッパ、特にフランス辺りは中国市場狙いで中国側を支持するとかありえそうなのかな。WWIIがらみでは、イギリスも日本に悪感情を持ってるみたいだし。ドイツは、微妙っぽいか? でも最も大事であろう米国は、最近人権がらみで中国への圧力かけてるし、適度な強硬路線? この辺、小泉後、ブッシュ後がどうかってのが大きいし、もうちょっと長期には中国の国内諸問題がどうなるか、ってのもあるんで、さっぱりわかりません。中国としてはあと一年こんな調子でやりすごし、小泉の後任に期待をかけるのか、それともこの調子でなあなあでやるのか。後者の方が日中どちらのためにも良いと思う。
 中国は本音と建前をどうバランス取るか、ってのがあるのがわかるので幾分かは理解できた気になるのだけど、韓国辺りは、ちと厄介な気も。いや、韓国の人が反日で凝り固まってるってことじゃないが、社会的風潮で「なんとなく反日が是」というところがある。だから個人個人ではそんなことはなくとも、総意になるとそうなってしまう。しかも、それをどうコントロールするかにあぐねている感がある。てか、コントロールを放棄しているんじゃなかろうか。これで圧倒的な国力があれば高飛車お嬢様なのだけど、いかんせん、国力は明らかに格下。だから、擬人化すると痛いキャラにしかなんないんだよなぁ……中国と韓国の違いの由。

  細木数子さんの発言、養鶏協会が抗議 フジテレビに朝日 )。それだけ発言の影響力の大きさが懸念されてるってことでもあるんですが、まあ、そりゃ抗議しますわな。個人的には法定規制内の抗生物質の使用だとか卵鶏の飼育環境だとかよりも、赤玉は有精卵と限らず、そういうふうに品種改良された種であるとか、卵黄の盛り上がりが高いってのもそういう種があるだとか、ってことを案外と消費者が知らないで、なんとなくの情報でイメージを持ってるってことの方が気にはなりますけどね。(参考: 鶏卵の有精卵と無精卵栄養価は違うの? )。
 あと、細木数子氏についてもちょっと気になったので調べたり。こないだ実家に帰った時に姉から「彼女の夫は政界の相談役の大物占い師で、だから云々」という話を聞いたのを思い出したから。個人的には、その理屈がなんか妙な気もしていた。
 調べると確かに彼女は陽明学の大家で代々の政権の相談役だったという安岡正篤氏(故人)と結婚している。氏は「平成」の年号の考案者でもあるらしい。ただ気になるのは、彼女が安岡氏と結婚したのは最晩年の58年となっている。わずか数ヶ月で政界との強固なパイプを築いたとは考えづらいし、その辺はゴシップ以上のものではないと思える。つか、だったら90年代に一度スキャンダルで消えたりしないだろう。むしろそれより噂される後ろ暗い関係の方が説得力ありそうだが、その辺は推測の上に推測を重ねるので省略。
 この発言もだけど、かなり軽はずみな人間という気はする。

 広島の幼女殺人事件、容疑者の身元等で色々言われてますが、個人的にはこの辺が気になったり。→ 「容疑者は特定していたが、(現場周辺には)マスコミが多く、尾行や張り込みができなかった」朝日 )。本当かな、って本当っぽいところがなんとも。そうだとしたら、なんか酷くいびつに感じる。

[アニメ][マンガ]

  ノエイン さん。ハルカはカラスと共に元の世界に帰って来たけど、あのケーブルがないとかなりまずいらしい。アトリとトビは食い物あさって浮浪者状態。まあ、ゴミって事実はともかく、食ってるもの自体は虫とかよりはあれなんじゃないかなぁ、と思えるけど……ラクリマではカラスの処分が決まり、アトリとトビもハルカを狙ってるはずで、状況は実はあまり改善してない。コサギもハルカのことを知ってるようなのだけど、どういう関係だったんだろう? カラスへの態度を見るに、恋敵?
 ユウもガラスの十代っぷりを発揮(十代だよね?)。サイコ入ってる母親に追い詰められたり、カラスを庇うハルカに嫉妬したり、バロンと戯れてハルカをからかってみたり。どうもユウの伯母さんに当たる人物の死がユウの母親に影響を与えてるらしいのだけど、理由は不明。ハルカの家で母親の襲撃を受け、カラスと一緒の部屋に隠れることに。ハルカはカラスが平行世界のユウの十五年後の姿だと気付いてるみたいだけど、ユウはまるで気付かない。来週は修羅場?

  ムシキング はポポが森の守護者としての力に目覚める。でも、これって微妙だよなぁ。主人公が「虫と心を通わせる」以外に特別な力を持たなかったのが、そうでなくなるのだから。実は作品の位置付けのパラダイム・シフトになるはずが、その辺が消化不良気味。
 それを上手くやってたのが「東京赤ずきん」の三巻。人外に人間が理不尽に振り回されるホラーだったのが、この巻で赤ずきんらのバックグラウンドを全部種明かし。ダークファンタジーへと転換している。だから三巻以降は視点が完全に人間主体じゃなくなってる。それに読者層がその転換についてくる層だからいいのだけど。

 週刊チャンピオンの「サイカチ」が、それなりにハードな展開。敵役のゴスロリが至極非道。ツンデレどころじゃねえや。彼女の虫に対する態度に、餌と保護を与えていない事に稲穂がショックを受けてたのは、虫の自由を奪い、戦いをさせて傷つけることを強要する代わりに、それ以外の安全と食料をせめて与える、という矜持の表れだろう。「パートナー」という視点の夏・稲穂と「隷属」という視点のゴスロリ。単に利害による敵対というだけじゃなく、スタンスの対立構造もしっかりしてる。
 あと、「バキ」が終わって「範馬刃牙」が始まったけど、いつまで続けるんかなぁ……


2004年12月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 日記URL移行

 さくらインターネットのサービス提供形態の変更に伴い、日記のURLを http://www.renge.sakura.ne.jp/~ssuzuki/diary/ から http://celts.sakura.ne.jp/diary/ に移動します。自動的に移行先に飛ばす設定にはなってはいますが、bookmarkやアンテナ等の登録の変更をよろしくお願いします。
 旧サーバのコンテンツもプロバイダの保存期間が切れるまではそのままにしておきます。


2003年12月01日(月) 旧暦 [n年日記]

ド睡眠

 今日はタスクもあったんで早起きしようと、夕べ早めに寝たのだけども、何故かむしろ遅刻気味に起床。確かにちと微熱気味だったけども、体調自体はそんなに悪いわけじゃないし、寝不足ってこともなし。なんで???
 先日のアニメ製作の話に関連して、 原えりすん氏の日記 の11/30に、 ゴールデンのドラマ(50分)は5000万円から7000万円 という話が。タイミングがタイミングなんでちょっとドキッとするが、流石に偶然だよなぁ……見られてたりしないよなぁ。しかし、ここらへんの情報にズレがあるのは(流石に倍は違わないけど)、何故なんだろう?
 あと、O澤氏から「友人の某アニメ製作会社で制作進行をやっていたのは、月給9万円だった」という話アリ。制作進行ってのは車の免許さえあればとりあえずできるけど、とにかく薄給(出来高制ではなく、固定給らしいけど)で、しかもまともに睡眠時間が取れないほど忙しい、という話は聞いてはいますが……
 昨日、朝起きてテレビを付けたら速報で イラクで邦人外交官職員二名が殺害朝日 )という話が流れて、意外ではないけども流石にびっくりしたのだけども、これで世論がどう出るのかなぁ、と思ったけども、やはり自衛隊の海外派遣反対の方向に動いているようで。これは……どうなんだろうなぁ。 国は自衛隊派遣でなくイラク復興の国連への移管を進めるべき時事 )なんて言ってる政治家もいるけど、それって全然問題の解決になってないような。イラク戦後復興の難しさは、それこそモザイクのように入り組んだイラク国内の勢力の調整なんだから。結局、わかるのは中東と言う混沌の中に手を突っ込んでしまった以上、「一人も死者を出さない」には大使館の休止を含めて完全に手を引くくらいしかないってことなんだけど。それはそれでどうなんかなぁ。戦後秩序の再構築にしても、氏族や宗教、民族が複雑な様相を呈してるイラクをどうするかは、なかなか。どっちにしてもしんどいなぁ。
 それと、外務省は不祥事ばかり目立ってるけど、本質的に外務ってのは国という名のヤクザ同士の折衝の最前線であり、本当に命がけということなのだと思う。できることといえば、亡くなられた二人の職員のご冥福を祈るのみ。
 H2Aの打上げ失敗は、 ノズル周りに異常な高温が観測されYahoo!hl )てたということで、どうもその為に切り離しの回路や配線が影響を受けたのではないか、とのこと。う〜ん、やはり懸案だったノズル周りの問題の可能性が高いらしい。一部報道の鬼の首を取ったかのような「単純ミス」という報道はあまり的を得ていなかったわけだけども、あまり喜べないなぁ。
 某ゲームのデモで「裏をかかれた」ってな感想が多いのだけど、いや、個人的には「あ、やっぱそっち方面にいっちゃうのね」とちょっと拍子抜けと言うか。いえ、楽しみは楽しみなんですけどね。ただ、もっとストレートな勝負のかけ方だったら、もっと楽しみだったかも、って話で。
  /.JP一輪バイク なんて話が載ってて、「ザブングルでこんなのあったよなぁ」とか思ったり。いや、ザブングルだけじゃないけど。なんでも時速60km/h出せるのだそうだけど、ちと流石に怖いような。
 なんか、「四字熟語+冥府魔道」でぐぐって来た人がいるみたいだけど、「冥府魔道」って、確か小池一夫の造語では? 英語では Road to Perdition(半分本当)。


2002年12月01日() 旧暦 [n年日記]

ブルーインパルス見てきますた

 今日は航空自衛隊岐阜基地における 航空祭 だったので、ちょいと体調が良くなかったのを圧して外出。なんと言っても一昨年は事故で自粛だったブルーインパルスの展示飛行が、今回はちゃんとあるのだぜ(去年は私が見に行けなかった)。始まるのは9時前からなのだけど、家を出るのが遅くて到着は十時半頃。名鉄三柿野駅と基地の間の陸橋を渡っていると、近くを歩いていた人が空を見上げて「あっ!」と声を上げる。なにかと思ったら、 空挺部隊の降下実演 がもう始まってたのでした。そんな状態だからもう中は既に人だかり。航空機マニアはもちろん、普通の家族連れやカップルもかなりの数。 異種混合編成展示飛行 が行われている最中で、やはり滑走路のすぐ前とかのいいところはとっくの昔に陣取られている。っちゅーか、 人の林?  こちとら見られればとりあえずいいので、マニアが陣取る前列は避けて遮蔽物のないところで買い食いしながらのんびりと眺めている。以前とどう変ったのかはわからないけど、空を飛ぶ航空機の姿を見て迫力とかそういうのだけでなく、「美しい」と感動するようになった。それってのはいろんな人と接して、その人たちから伝えられたさまざまなことも関係しているのだと思うと、とても感謝したい気持ちにもなる。いや、航空機はいまだにド素人なんだけどね。しかし同時に陸自の展示の 八二式戦闘指揮車両 だとか OH−1観測ヘリ だとかにかなり長いこと釘付けになっておりました。地上展示されてる航空機も戦闘機よりは、P−3C哨戒機だとか、 C−130輸送機E−2C早期哨戒機 を見てる時間の方が長かったかなぁ。素人でも見てくれからなんとなく用途が推測できるので、より見ていて楽しいのかもしれない。ことにOH−1観測ヘリはパイロットの方が機能やら、使ってる立場で旧型であるOH−6との違いを説明してくださって、大変楽しゅうございました。そのうちきちんとセンサー取り付けて宙返りの展示飛行も見せてほしいなぁ。
 で、なんだかんだやってるうちにブルーインパルスの展示飛行へ。私みたいな素人が写真とってると、写真を取るのに気を取られて大事なところを見逃しそうだったので写真はナシ。なんつーか、やはり生で見るとかなり違いますな。テレビで見ても、下手すると「ふーん」くらいにしか思わないけど、実際に空気やら音やらで距離感を感じると、どれだけ高度なことをやっているのかというのが素人にでも身体に直接伝わってくる。心配だった天気も途中小雨がぱらついた程度で、身体に鞭打って見に行った甲斐はありました。
 でも今回、一番印象に残ったのは先のOH−1のパイロットの方が、旧式からの改善点を「これにより任務の遂行率が上がりました」と説明することが多かったこと。それは当然生存率の向上でもあるはずなのだけど、生存率あるいは生存性という言葉はほとんどつかってませんでした。自衛隊の議論についてはいろいろあるのは知ってますが、こういう人たちが文字通り身体をはってくれているんだというのは、議論とは別に真実なのだと思った。
 で、研究室へのお土産にゴフレットを買って帰り。食い物じゃないと喜ばないだろうしなぁ。
  龍騎 は新人ライダー二人受難編。英雄になるとか豪語していながら、浅倉はおろか北岡にまでいいようにやられてしまう東條。一番ちゃらちゃらしたような佐野にも「目が死んでる」と言われる。いや、本当に目が死んでる演技してるので、大したものだと思ったり。その佐野も、クライアントの教授が死んだことで契約解除の身となる。あちこちのライダーに自分を売り込むが、相手にされない。そんな佐野が北岡と浅倉にやられてボロボロの東條を自室で介抱する。来週はこの二人が結びつくらしいけど、どうにもこれまでの東條の行動を見ていると…… 東映 の次回予告を見ても、どうも佐野がそろそろやばそう。結構好きなんだけどなぁ、このキャラクター。
  ギャラクシーエンジェル (今週は引き分け)は、前半の二体のロボット、どうもどこかで見たことがある気がするんですが……アイ○ン○アと、マ○ン○ーZ? 後半も蘭花がスーパーサイヤ人化したり、暴走っぷりはなかなかでした。
  キングゲイナー はWOWOWノンスクランブルサービスデー。で、ついでに前後編の前編っぽい話。多分、はじめての人が見てもわからんだろうなぁ。面白かったけど。しかし、ミイヤの遺跡やらブリュンヒルデやら、そこはかとなくヒワイなんですが……まあ、セクハラ監督ですし。
 「映像の原則」も、航空祭への行き帰りで大分読み進んだ。富野監督って、ウチのボスにどことなく似た感じがするのだよなぁ。ほぼ同年齢だというだけが理由ではないと思うけど。あ、日記じゃいろいろ愚痴も書いてますが、基本的にウチのボスはスゴイと思うし、行動のすべてを無条件肯定してるわけではないですが、その根底にあるものはとても尊敬してます。同じ意味で、富野監督にも尊敬の念を抱きます。
 むう。ちょっと本当に体力辛いかも。(ならこんなに長々駄文を書いてるなって)


2001年12月01日() 旧暦 [n年日記]

HAPPY ENDがいいだろ?

 今日、 ソードフィッシュ を割引鑑賞券で見に行ったら映画の日で寝耳に水。そういえば12月、1月は第一平日でなく1日だってのを忘れてた。慌てた見たので結局3本しか見れなかった。予定をきちんと立ててれば五本は見られたのに。
  ソードフィッシュ 、スタンリーは元腕利きのハッカー(クラッカー)だったが、現在はFBIによる逮捕を経て仮釈放中の身。しがない機械工として働く彼の元にジンジャーと名乗る美女が現れる。彼女のボスがスタンリーに会いたがっていると云う申し出を最初は鼻にもかけなかったが、手付金として差し出された10万ドルに目がくらみ、会うだけなら、と承諾する。彼は別れた妻と娘の親権を争って係争中だが、妻には現在の夫であるポルノ王がついていて金が必要だったのだ。引き合わされた男、ガブリエルはDEA(麻薬取締局)がかつて囮捜査の為に作った会社の利益の強奪を企んでおり、銀行のセキュリティ破りの為に彼を雇おうとしていた。人を人とも思わないガブリエルの態度と、ヤバイ匂いにスタンリーは一旦は話を断ろうとするが、娘の為に金を作るにはそれしなかいと、手を貸す事になる。しかしこの犯罪計画の裏には隠された目的があり…
 この映画はのっけから、人間爆弾、そしてビル爆破と云う、ショッキングなシーンから始まる。このビル爆破シーンが30秒もの史上最長のBULLET TIMEで描かれ、ビジュアル的にもストーリーも極めて派手。間違いなく面白い映画なのだけど、さすがに多少引っかかるところも。ラストの落ちも含め、何度か主人公の自発的行動も計画に組み込んでいたような部分があるのだけど、そうだとするとかなりおかしなことになる。第一主人公が最後RPGをぶっぱなしまでする理由は感じられない。クラックのシーンとかが技術的にあからさまなフィクションなのだとかはまあご愛嬌。トラボルタの悪役は、(バトル・フィールド・アースを除けば)やっぱりいいが、しかし個人的にはビニー・ジョーンズ(ロック・ストック〜で取立屋ビッグ・クリスを演じてた元サッカー選手)に期待してただけにあの退場の仕方が残念。2点。
 次、コーエン兄弟の最新作 オー・ブラザー! 。二十世紀初頭、三人の男が鎖につながれたまま脱獄した。理屈っぽくて見栄張りなエンヴァンスと、粗野丸出しの南部男ピート、少々頭の足りないデルマーの三人組みだ。三人はエヴァンスが投獄前に隠した120万ドルが目当てなのだ。お宝の隠し場所はダム建設予定地で、あと4日で水の底に沈んでしまう。しかし金もあてもない三人組の事、身を寄せた親戚には賞金目当てに裏切られたり、銀行強盗に巻き込まれたりしながら追手の警官からすったもんだの塗装劇を繰り広げる。3人はお宝眠るエヴァンスの故郷へと向かうが、実はお宝の埋蔵には秘密が隠されていて、さらにラジオ局から小銭を稼ぐために旅の途中で知り合った黒人のギター引きトミーと組んだ即席ユニット「ずぶぬれブラザーズ」が原因で事態は予想だにしない方向に転がっていく。
 コーエン兄弟独特のまったりとしながらもシニカルさを含んだロードムービー。云ってしまえば「脱獄囚の人情どたばた逃走劇」と云う事になるのだけど、各シーンでさりげないおかしさがあるのはやはりコーエン兄弟。エヴァンスの元妻との展開がちっとなんだという部分があるし、お勧めと言う程ではないのだけど、だからと言って凡作と云うには惜しい部分もある。1.5点。
 最後は「EVOLUTION」。ある日、アリゾナの砂漠に一つの隕石が落下する。その隕石の調査に、短大のしがない教授アイラは同僚のハリーにむりやり引っ張られるが、その隕石に付着していた生物を発見、その地球外生命体は単細胞生物から爆発的に進化している事を知り、しがない身分から脱出するチャンスと躍り上がる。しかしその一大発見はアイラのコンピューターを監視していた陸軍科学研究所により横取りされる。裁判で研究の権利を勝ち取ろうとするが、実は元陸軍研究所にいて、大失態をやらかして追放されたアイラの経歴から、結局裁判に負けてしまう。アイラとハリーはその生命体の危険性を陸軍の科学者アリソンに訴えるが、謎の宇宙生物の進化は留まるところを知らず、民間にも被害が出始めた。それのみならず、地球大気に適応した生物達は、類人猿にまで進化し…
 はっきり真面目なSFでなく、お馬鹿映画。最初から真面目にやろうという気が欠片もないあたりが、思い切りがいいと云うか。ハンニバルでクラリスを演じたジュリアン・ムーアがドジな女科学者を演じてる辺りも何と云うか。下品ギャグも、一つ一つは面白いわKではないのだけど、連続して出されるとつい笑ってしまう。下品・お気楽・アホ丸出しの登場人物と三拍子揃ったバカムービー、何も期待せずに見ましょう。そうすれば多分楽しめます。1点。