2011年12月31日(土) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 今年も終わりです。
ここ数年、毎年何か大きな事件がありますが、今年は極めつけでした。自然の摂理とは言え、亡くなった著名人もまた惜しんでも惜しみ切れない方ばかりでした(そうでないのもいますが、そこはソレで)。今年最後の極めつけに内藤陳氏が亡くなられたのは、人づてに様態がかなりはかばかしくなさそうだと聞いてたとはいえ、やはり肩ががっくり落ちてしまいます。今年のことは忘れ、とはいかないことばかりです。しかし、気持ちは切り替えていかねばなりません。悪いことばかりではなかったはずです。それをひとつずつ思い起こし、その上に積み重ねる来年を目指していかねばならないでしょう。
それでは皆様、良いお年を。
2010年12月31日(金) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] それでは良いお年を
年末ながら慌ただしいスケジュールで、どうにか年越しです。まあ、ボチボチ来年もこんな調子でやっていけたらと思ってます。やっていけたらいいなぁ。
それでは皆様、良いお年を。
2006年12月31日(日) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 年の最終日ですが
特別なことは書きません。つか、思いつかねえ。アル・ジャジーラ、フセイン元大統領の死刑執行の映像を放映 ( 読売 )。まあ、諸々の事情でそうなるかなぁとは思ってましたが、あっさり執行されると、逆になんの感慨も沸かないのがショックですな。メリットデメリット、意図的な部分と不慮の部分は多数あるでしょうが……多くの人を翻弄した人物もまた、翻弄されたかと思うと、なんとも言えません。
夕張を桜1万本の名所に ニトリ提案 ( 北海道新聞 )。う〜ん、北海道夕張市までわざわざ桜を見に行く人がいるかというと……しかも、一ヶ月に満たないごくごく限られた期間だし。あくまで志、ということかもしれませんが……
キレる酔客 新幹線で急増 警察でお正月…ご注意 ( 産経 )。酔ってたって、他人に迷惑はいけませんな。え? お前はどうなのかって? いや、警察沙汰はないですよ。警察沙汰は……それ以外は……すいません。
ううむ、そこそこ書きたいことがある気もするが、時間と余力がない。それでは良いお年を。ったってあと一時間もないが。
2005年12月31日(土) 旧暦 [n年日記]
■ [読書] 駿河城御前試合/南條範夫
む〜ざんむ〜ざん、というわけで帰省途中の電車の中で読了。地元にゆかりのないわけでもないわけでもない話なので、ちょうど良いか。
マンガ「 シグルイ/山口貴由 」の原作ということで読んでみたが、さすがにあれほどぶっとんだ話ではなく、一応普通の時代小説でした。ほっ。
と言ってもちゃんと面白いです。
「シグルイ」では伊良子清玄の野心と岩本虎眼の怪物ぶりにより登場人物たちの人生が狂っていく様がねっとりねっちりみちみちと描かれているが、原作では虎眼はマンガ版ほどイカレてはおらず、牛股も口裂けではないし、伊良子も失明するまでは野心家ではあるが女の色香に道をあやまらせた男という印象が強い。
むしろ原作は駿河大納言忠長の暗愚振りにより試合に関わった者たちがことごとく破滅していく様が描かれている。各話、各組が何故真剣試合に臨むに至ったかの経緯と、その結末により構成される。特に最後の試合の「無残卜伝流」は一族が滅亡するに至っており、陰惨極まりない。十一試合の結果は、三試合が相打ち、二試合が試合直後に勝者が何らかの形で殺され、生存者は六名、それも無傷なのは三名のみ。他、試合中に二名、剣士外で死亡している。
そして最後の章「剣士凡て斃る」ではその生存者も……
まあ、そんなわけで後味はかなり悪め……かといえば、瞬間的な残酷性にすべてを注ぐような構成と描写は、逆にすがすがしくすらある。その暗愚さと残酷性の中心にいるのはやはり忠長であり、描写はあまりないが、彼がこの短編集の真の主役、と言っても間違いではないだろう。
平田弘史氏もこの中の何本かを劇画化しているらしいが、「無明逆流れ」は描いていない。なんでも「美剣士が嫌い」というのと「あまり面白くないから」という理由らしい。それを山口貴由氏は選んでマンガ化したわけで……(たぶん全試合はマンガ化しないよなぁ)そのあたりは両者のアンテナがどう方向が違ってるかということでも面白いが、小説からは離れすぎるのでここでやめておく。
しかし原作の藤木源之助の対逆流れ対策、いまいちアレからどうやって着想し、どう実現したかがようわからんなぁ……って、シグルイのあの背筋が伏線?
マンガ「 シグルイ/山口貴由 」の原作ということで読んでみたが、さすがにあれほどぶっとんだ話ではなく、一応普通の時代小説でした。ほっ。
と言ってもちゃんと面白いです。
「シグルイ」では伊良子清玄の野心と岩本虎眼の怪物ぶりにより登場人物たちの人生が狂っていく様がねっとりねっちりみちみちと描かれているが、原作では虎眼はマンガ版ほどイカレてはおらず、牛股も口裂けではないし、伊良子も失明するまでは野心家ではあるが女の色香に道をあやまらせた男という印象が強い。
むしろ原作は駿河大納言忠長の暗愚振りにより試合に関わった者たちがことごとく破滅していく様が描かれている。各話、各組が何故真剣試合に臨むに至ったかの経緯と、その結末により構成される。特に最後の試合の「無残卜伝流」は一族が滅亡するに至っており、陰惨極まりない。十一試合の結果は、三試合が相打ち、二試合が試合直後に勝者が何らかの形で殺され、生存者は六名、それも無傷なのは三名のみ。他、試合中に二名、剣士外で死亡している。
そして最後の章「剣士凡て斃る」ではその生存者も……
まあ、そんなわけで後味はかなり悪め……かといえば、瞬間的な残酷性にすべてを注ぐような構成と描写は、逆にすがすがしくすらある。その暗愚さと残酷性の中心にいるのはやはり忠長であり、描写はあまりないが、彼がこの短編集の真の主役、と言っても間違いではないだろう。
平田弘史氏もこの中の何本かを劇画化しているらしいが、「無明逆流れ」は描いていない。なんでも「美剣士が嫌い」というのと「あまり面白くないから」という理由らしい。それを山口貴由氏は選んでマンガ化したわけで……(たぶん全試合はマンガ化しないよなぁ)そのあたりは両者のアンテナがどう方向が違ってるかということでも面白いが、小説からは離れすぎるのでここでやめておく。
しかし原作の藤木源之助の対逆流れ対策、いまいちアレからどうやって着想し、どう実現したかがようわからんなぁ……って、シグルイのあの背筋が伏線?
■ [アニメ][その他] ヤギアニメ
あらしのよるに の映画化で、そういえば昔「狼に親を殺されたヤギが復讐を遂げるためにその狼に弟子入りして、その志を忘れると共にヤギとは思えない存在になっていくのだけど、ある日ヤギの群れを襲撃した際に昔のことを思い出し、師匠でもあるその狼と対決、倒すのだけど、自分はもはや化け物のような風貌になっていて、ヤギの群れに返ることもできず、去っていく」という絵本を子供の頃読んだなぁ、と思ったら、 夢の島から世界を眺めて さんの 12/29の日記 でその絵本のアニメ化映画「チリンの鈴」がBSで放映したことを知る。しまった! 見逃した! つか、 ぐぐって みたら 「チリンの鈴」って、やなせたかし作だったのか! 全然知らなかった……シグルイの、流れ星の握りはともかく、「流れ」の握り(柄の端の方を持って間合いを伸ばす)は元ネタがある、ということで検索すると、 破軍星 さんの 虎眼流流れ のページに、「八寸の延矩」という実際にある古武術の技を基にしているとか。
ちなみに前に貸した小説を「外人の名前は誰が誰かわからんくなる」と言われた父親に、「駿河城御前試合」を貸してみた。さすがにシグルイは貸してもわからんだろうて……
2004年12月31日(金) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 帰省虫
実家に帰ると、父親がインターネット株取引用のノートPCが欲しいというので、買うのと設置を手伝う。まあ、田舎のことなので品揃えはあまりよくなく、選択肢は少ない。とは言えこの期を逃すといつチャンスがあるかわからないので、そこそこで妥協。ま、しかたないやね。ついでに無線ルータも買ってきて、無線LAN環境も構築。一応セキュリティもかけた。これで実家に帰った時にネットにつなぎやすくなった……と思ったら、ルータの設置してあるのは実家に隣接する事務所で、距離はさほどではないがやはり電波の減衰が結構ある。つながらないこともない、くらい。それでも今までとは格段に便利。その後、両親および妹夫婦と鍋を囲みながらなぜかPRIDEを見たり、紅白を見たり。
わざとらしい韓流の宣伝に家族みんなで苦笑してたり(さすがウチの家族だ)、マツケンサンバIIを見ながら「これはショートバージョンだ」(私の発言だけど)、「松平健、ノリノリだね」「いや、でもこれはやっぱちょっと緊張してるよ」(これも私の発言だけど)とマツケンサンバ批評してたり、BS朝日のTRICK一挙放映を見てたり。
紅白の投票で視聴者投票結果が白組の圧勝だったのにも関わらず審査員投票の結果でなぜか赤組圧勝になってしまったのには、家族で総ツッコミ状態。さすがウチの家族だ。マツケンサンバIIがショートバージョンだったのも、いつもバックダンスを踊っている花柳社中ではなく、花柳社中は石川さゆりだったか天童よしみだったかのバックダンスに回されていたのも、全部NHKが悪い。カメラワークも根本的に間違ってたしNHKには是非やり直しを要求する。年末に日本テレビ系列でやっていた番組でのマツケンサンバの方が、観客が若くってノリがいいし、バックダンサーズは客席にまで入って踊るしで、ずっとノリノリだった。このくらいは見習え。でなきゃ受信料を踏み倒すぞ。
ってな感じで慌しく年を越える。旧年中はお世話になりましたが今年もずうすうしくよろしくお願いします。