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2014年05月15日(木) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 烈車戦隊トッキュウジャー#12と仮面ライダー鎧武#29

  烈車戦隊トッキュウジャー #12「虹の定期券」。突然トカッチたちのイマジネーションが失われ、駅自体もシャドーラインに取り込まれてしまう。これ以上の停車は出来ないと言う車掌に、ライトは仲間を取り戻すためにとどまると告げ、単身、この町で夢を失った仲間をどうにかしようとする。
 そんな彼の前に、闇の皇帝ゼットの護衛であるランプシャドーが姿をあらわす。ランプシャドーは戦いを挑むでなく、この状況を招いたゼットの意図を淡々と説明する。すなわち、町の住人達はおろか、仲間たちからさえ信用されない状況で、ライトが「キラキラ」を持ち続けられるかどうか、それこそがゼットが知りたいことなのだと。そのため、ランプシャドーから仲間たちの勤務先を知らされたライトは彼らを訪ねトッキュウジャーとしての使命を思い出させようとするのだが、イマジネーションを失った彼らは完全にトッキュウジャーとしての記憶をなくしてしまっていた。レインボーパスのことすら記憶に無く、ライトの話すパスのことを、子供の頃ライトがみんなに配った手作りのパスのこととしか思わないのだが……

 前回、ゼットがライトたちを見て「お前ら、一度闇に取り込まれただろう?」ということを実証するかのような展開。イマジネーションをなくし、トッキュウジャーとしての記憶も失った仲間たちは、それぞれ堅実な職について生活してるように世界が改変されてしまう。トカッチのサラリーマン、ミオの婦人警官、ヒカリの研究者、カグラのグラビアアイドル、というふうに。特に一番子供っぽいカグラがグラビアアイドルという浮沈の激しい世界とは言え、ライトに「大人になりなさい」って言うのはじわじわ来ますわな。逆にトカッチの、有能ビジネスマンを気取ってても同僚OLに完全に軽んじられてるのは妙にほっとするw
 仲間たちからも相手にされず、何故自分がトッキュウジャーに選ばれたのかというところから自問するライトだが、絶望の仕上げに襲ってきたランプシャドーとの戦いの最中、仲間たちが語った「もう一つのパス」についての記憶をよみがえらせる。そして、そのパスに刻まれた彼ら五人の約束も……
 「絶対五人で助けあうこと」
 その約束を信じ、ランプシャドーの攻撃を耐え続けたライトの絶体絶命のピンチに、約束を思い出した仲間たちが助けに駆けつける。
 彼らの持つレインボーパスこそが、幼い頃みんなと交わした約束の「パス」だった。
 友情と約束の想いが詰まったパスで復活した仲間たちに、ランプシャドーを撃破、続くロボ戦ではライトのイマジネーションでサポート烈車との新たな合体「超トッキュウオー」を完成させ、完全勝利する。
 今気づいたけど、「超トッキュウオー」ってネーミング、「超特急」とかけてたのか。
 一つ危機を乗り越え、また一歩失われた過去に近づいたトッキュウジャーたち。でも一方で、ゼットの花嫁になることを拒否し、彼を暗殺しようとしたグリッタは、逆にその瞳の中の「キラキラ」を見出され、ゼットに気に入られてしまう。顛末を傍観していたシュヴァルツだが、グリッタが落とした、彼のハンカチを見付け、グリッタの想いに気づいた模様?
 光と相容れない闇の者なのに光に憧れるゼットに加え、グリッタとシュヴァルツがどう動くかがなかなかに楽しみ。

  仮面ライダー鎧武 #29「オーバーロードの王」。斬月・真に襲われるも、バロンレモンエナジーアームズの助けのお陰でなんとかしのいだ鎧武=紘汰。だが紘汰は、貴虎が裏切りを受けそのアームズを光実に奪われたことを知らず、戦極凄馬に騙されているからだと、彼を信じ続ける。そんな紘汰を見る光実は、仲間のふりをしつつ彼の排除の決意を一層固くする。
 そんな中、凄馬の秘書、耀子が紘汰、光実、戎斗への招集を呼びかける。仇敵と言ってもいい自分たちにどういう意図で、と訝しむ紘汰だったが、凄馬はシドの裏切りを正直に吐露。彼の目的が森の支配権を得るための「禁断の果実」であることを話し、シドの目的を阻止するため、協力を呼びかける。紘汰も、貴虎との面会を条件に、その協力に応じるが、裏を知っている光実や戎斗にとっては完全に茶番でしかない。
 紘汰の底なしの人の良さを知る戎斗は、紘汰へ光実の裏切りを告げるでもなく、光実への嫌味を言い残し単独行動を宣言し離脱するが、紘汰を完全に邪魔者と考えている光実は、再びの裏切りを画策する。
 一方、凄馬たちの裏切りにより崖下に落ち絶命したかと思われた貴虎は、オーバーロードたちの王・ロシュオにより助けられ、一命を取り留める。自身を助けた意図を問いただす貴虎に、ロシュオは自身の文明の終焉の真実を語る……

 オーバーロード側の事情が明らかになるのと同時に、紘汰の信じる心が問われる回。
 まず、オーバーロード側の事情としては、ヘルヘイムの実は一人の王を選別し、その下に選ばれた者達が自我を保つことができる、ということに気づいたヘルヘイム旧文明民は、選ばれた民による生存の道を選ぶが、その残った民たちは選民思想に侵され、優劣差をつけるために同士討ちを発生、結果として、より強い者は生き残ったものの、文明を維持することが出来なくなってしまった。
 王であるロシュオはそのことを失敗した選択とし、貴虎が人類のリーダーであると認識して彼を助けていた。しかし、人類が人類のまま生存する戦極ドライバーの開発には興味を示すものの、結局最強を目指し同士討ちする人類に対し、落胆を隠さない。貴虎もまた、オーバーロード文明=フェムシンムの滅亡の真実を知り、自身の進めてきたアークプロジェクトがまさしく「選民思想」だと打ちのめされる。
 ロシュオもまた、人類も力による優劣のみしか考えない種族と見なし、生き残る価値なしと宣言するのだが、その中で語られた「知恵の実」の存在。一つ世界を滅ぼすたびに一つだけ生み出されるというそれが凄馬たちの言う「神の力」を手に入れるための「禁断の果実」だと思われるのだけど……ロシュオに認められない限りそれを入手して破滅を乗り越えることが出来ない、的な展開? 力による優越ではない、みんなを助けることを考える者でないとそれを手に入れられない=紘汰を認める展開の伏線? みたいな感じ。
 シリーズの核心に迫る設定がいろいろ出たところで、オーバーロード・デュムシェがクラックからこちら側に進出、どうなるのかと思ったら、キカイダーとのコラボ展開とは……鎧武、いろいろシリーズ展開大変だよね。