2010年12月09日(木) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] ここ二ヶ月の首相動静を見て
いや、昨日夕食部分を拾うのに、ざらっと二ヶ月分の菅首相の首相動静を見たのですが……仕事してないわけじゃないんですよ? してないわけじゃないんですが、大体が首相がいなければならないセレモニーとか大きな会議ばっかで、細かい打ち合わせとか、ほとんどないんですよね。だからセレモニーも大きな会議もないときは大体八時台に公邸に帰宅してる。たしか麻生氏の時は細かく閣僚などとの打ち合わせや会議が記載されていて、それで帰りが十時や十一時になるのはざらだった記憶があるのですが……
■ [アニメ] ざくろ#10
おとめ妖怪ざくろ #10「かげ、追々と」。妖人省の皆で夏祭りに出かけた景とざくろ。しかし二人はこの前のこともあってお互いを意識し、ぎくしゃく。出し物の巨大迷路の中で、花楯中尉の告白で自分の気持ちをはっきり自覚しだした景はざくろに自分の気持ちを伝えようとするが、逆に自分の気持ちに戸惑うざくろはその場から逃げ出してしまう。しかし一人きりになったざくろを、女郎蜘蛛の乱杭が拉致し、神がかりの里へ連れ去ってしまう。そこでざくろは意外な影の黒幕の正体と、「半妖」の真実を知ることになる。
これってもしかして今原作でやってる展開なんですかね? 随分展開早いような……
ざくろと景のラブコメ展開の前半から一転、反政府の妖人たちの集まる神がかりの里にざくろが連れ去られる。そこで彼女が引き合わされた数々の妖人事件の黒幕は花楯中尉。沢鷹(おもだか)と名乗る彼は、ざくろこそが彼の求めるものがあるという。つか、ざくろとの関係は予告でばらしちゃってない?
百緑・橙々の半妖姉妹も神がかりの里の一味なのだけど、仲間というより、便利遣いされてるよう。強い揚力を持った姉の百録の方は彼らの真意を知っていてなお、妹の橙々が実質人質のために逆らうことができない。皮肉なことにその当の橙々は、乱杭や沢鷹に心酔してしまっている。
でも実際は彼女らは蔑まれ、「道具」としてしか見られていない。軟禁されていた部屋から逃げ出したざくろが見たのは、人間らしい意思も知能もなく、労働力として妖人に虐待されてる「本来の」半妖たち。ざくろたちは特殊中の特殊で、中でもざくろは特別な力を持ってるらしいのだけど……原作ではこの辺が出てきてるけど、ヘタレの景はちゃんと活躍するのかな?
2009年12月09日(水) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 「蛋白質 核酸 酵素」休刊とか
『蛋白質 核酸 酵素』 休刊のお知らせ 。ありゃまあ。よく知らないジャンルの概要を知りたい時、特に英語のレビューを読むのがめんどい時にはよくお世話になってました。学術誌もネット出版したり時勢の波に飲み込まれまいと一生懸命な昨今ですが、まさかこんな老舗がなくなるとは……残念としか言いようがないです。「民主党は誰の味方か」民主・渡辺副大臣が異例の身内批判 ( zakzak )。うん、それは民主党に入れなかった人の大部分(それと入れた人のごく少数)がわかってたことだとは思うし、基本的に同意なんだけど、なんでこのタイミングで? 陰謀ではないか……というネタ発言はともかく、大分民主党内部がごたついてるんだろうなぁ。衆議では民主党が絶対的に多数なのは変わらないので分裂とか崩壊とかはないと思うけど、やっぱ首すげ替えで鳩山氏は引きずり下ろされるのかなぁ。首相の首だけすげかわっても仕方ないのだけど。
あと、世間様で話題になってるgoogle日本語入力をちょこっと使ってみたり。変換時にほんのわずか引っかかるような感じがするとか、変換学習が「固い」とかはあるけど、十二分以上に使い物になりますな。最初、「テキストサービスと入力言語」の「詳細設定」、「詳細なテキストサービスのサポートをプログラムのすべてに拡張する」にチェック入れないといけないのに気付かなくて、機能せずあせったけど。
ただ、やっぱ入力情報の取り扱いの不安と、「予測変換」が時々ヤバイものが出てくるのが……
2008年12月09日(火) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] 今日の5の2#10
蟲師はまだ見れてません。今日の5の2 #10「アタタメテ/メルヘン/メルヘンII/ヒトハ」。冬のある日のおさわりプレイ……小学生なのに。ではなく、女子同士が冷たい手をくっつけてびっくりさせて盛り上がる。リョータはいつも通りカッコつけて上から目線でコメントするけど……カズミは、普通にいつでも手が冷たそうだよな。なんとなくイメージ的に。
続いてなんとなく役得なリョータ……でもないか。ユウキがまた怪しげな話を仕入れて目にゴミが入ったリョータの治療にと、チカがキスする直前にまで行くのだけど……そりゃ、そんなんで治るわけないわw そいでもってそれをおもしろおかしく広められてしまう。短足の呪い、私のも直してください。w
最後はちょっとしんみり。「最後の一葉」(多分子ども向けにリライトされたもの)を読んで泣き出したナツミに、本当に落ちそうになってしまってる枯れ葉の最後の一枚を見せまいとみんなで協力するのだけど……思ったよりおばかでもみんなの思いやりに気づかない鈍感でもないってことか。女の子は成長が早いからねえ。
■ [その他] ちょっwwwww野尻さんwwwwww
大人はニコ動プレミアム会員になろう」――SF作家野尻抱介さんが“個人アピール” ( ITmedia )。SF大会の初音ミク企画でもUGC(User Generated Contents)の未来を熱っぽく語ってたからなぁ。言ってることは至極まっとうなのだけど、最近はよくわからない流れで祭や叩き・煽りが始まるからそういうのに巻き込まれないかはちょっと心配。それはさておき、実は最近プレミアム登録してもいいかも、とは思ってる。プレミアム会員への優遇もまるっきり原因ではないわけではないけど、それよりも テレビ局を含む121社のコンテンツホルダーと契約、ニコニコチャンネルで動画を配信 するというニュースが大きい。UGCの配信だけではなく、既存のマスメディアの形を変えていくという積極性に投資してもいいかもと思ってる。まあ、とりあえずニコニコチャンネルの新しいサービス内容を見てからのことですな。
「かんなぎ」無期限休載の背景に「怒りのオタクが抗議」説 ( ITmedia )。本当のところはまだわかりませんが、ありえそうだなぁ、とは。つか、mixiでも書いたけど、産土神に処女性求めるなんてアフォかと。日本は元々処女信仰あまりないぞ。いや、それ以前にマンガのことで怒ってそこまでするのは、頭おかしいんですが。警察に届け出れば普通に脅迫が成立するかもなぁ。なにはともあれ作者のご静養と一日も早い復帰をお祈りします。
今日新聞見てたら、社会保障費財政圧縮のために必要な法案が、民主党の反対で通らない、という解説記事が。ごく小さく、わかりにくい場所に。印象操作のマッチポンプ記事じゃなく、こういうのこそちゃんとわかりやすい場所に掲載して民意を問うべきものじゃないの? おかしくない、新聞?
平成20年度(第12回)文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品 。
スト魔女って……もうちょっと考えようよ、文化庁。orz
アニメーション部門/長編(劇場公開・TV・OVA) 作品名 :作者名:ジャンル 劇場版 空の境界 俯瞰風景 あおき えい 劇場公開 スカイ・クロラ The Sky Crawlers 押井 守 劇場公開 コードギアス 反逆のルルーシュ R2 谷口 悟朗 TV・OVA さよなら絶望先生 新房 昭之 TV・OVA ステファンの恩返し 内藤 まろ / すずき ゆきひろ/青木 純 / 恵土 敦 TV・OVA ストライクウィッチーズ 高村 和宏 TV・OVA ソウルイーター 五十嵐 卓哉(監督) TV・OVA 鉄腕バーディー DECODE 赤根 和樹 TV・OVA 東京マーブルチョコレート 塩谷 直義 TV・OVA のらみみ 湖山 禎崇 TV・OVA 墓場鬼太郎 地岡 公俊(監督) TV・OVA ヘルズ エンジェルス 山川 吉樹 TV・OVA みなみけ 太田 雅彦 TV・OVA やさいのようせい第5話「ピアノがいなくなっちゃった」 天野 喜孝 TV・OVA
■ [その他] なんじゃこりゃ?
TBS女性記者が勝木容疑者とカラオケ密着取材→勝木「彼女ができた」と周囲に勘違い報告?…ネットで話題に ( 痛いニュース )。……これ、なんかおかしいだろ? いや、強引な取材・報道とかなんとかかんとかは、まだ倫理的にはともかく行動が理解できないわけじゃない。でも「自社の記者がストーキングされてた」と報道した後で、親しげな映像を流す??? あたまおかしいんとちがいます?あたまおかしいと言うと、 そうなった時に、テレビの前の視聴者が、不景気にあえぐ世間のニュースにつづけて、そうしたセールスポイント満載の広告を見せられて、その企業に対してどんなイメージを持つのか。 ( NBonline )。まあ、言われてみればその通り。トリビューンも再生法申請したし、日本のマスコミ倒産もそう遠くないのだろうなぁ。
2007年12月09日(日) 旧暦 [n年日記]
■ [特撮] 電王#44とゲキレン#41
電王 #44「決意のシングルアクション」。このまま戦い続ければ、勝てたとしてもモモタロスたちが消滅するかもしれないと知った良太郎は、タロスたちと戦うことを拒絶する。怒るモモタロスだが、良太郎も戦いをやめるわけにもいかず、せめて自分自身を消滅させる戦いに皆を関わらせまいという苦渋の決断だった。だが、双方の気持ちはすれ違う。そんな時にターミナル駅内にもぐりこんだアルマジロイマジンが、ターミナル内で暴れ出す。タロスたちが食い止めようとするが、分厚い装甲を持つアルマジロイマジンにキンタロスの怪力でさえ歯が立たない。良太郎もただ一人で立ち向かおうとするが、その良太郎の前にモモタロスが「自分一人で戦えるってなら、俺に一撃入れてみろ」と立ちふさがる。
良太郎の決意は固く、「消えるとかどうでもいい」というタロスたちに、はっきりと拒絶を告げる。良太郎自身もどうすればいいのかわからないのだ。でも、タロスたちにとって、良太郎たちと一緒にいること、一緒に戦う「今」こそが何よりも大事。その辺の表現の役回りは、一番精神年齢が低いリュウタロスが主に担ってましたが。どうしようもない離別ではなく、隆太郎自身から離別を宣言されたのだものなぁ。
タロスたちはなんだかんだで良太郎に入れ込んでるのだけど、キンの「わいの命は、とうの昔に良太郎に預けとる」ってのは、ウラタロスじゃないけど泣けるで。モモはああ見えて人情家だし、リュウタロスは愛理を通じて良太郎に親近感を抱いてるし。ウラタロスは、わかりにくいけど、自分とまったく反対の良太郎にどことなく憧れてる、ってことかなぁ。
でも良太郎はその責任の重さに耐えかねてる、ってことでもあるのか。特に、タロスたち皆に愛着を持った今となっては。コハナも「あんな奴ら、大嫌いと思ってたのに、今は変わらなければいいと思ってる」と、自分の心情を吐露する。イマジン嫌いだったっけ、そういえば。あまりに普通にモモタロスたちとどつき漫才してるんで、忘れてました。
モモタロスは、良太郎が一人で戦えるわけがないということを、良太郎を叩きのめすことで納得させようとするが、それでも良太郎の決意は覆せない。そんな良太郎に「俺たちが消えるかもしれないなんてのはまだわからない先の話だろ! それより大事なのは『今』だろ!」と言ってのける。いずれ消えるか、別れるかもしれないけど、それでも今は良太郎と一緒に、良太郎のために戦いたい。その気持ちを受け取った良太郎は、迷いを吹っ切ってアルマジロイマジンに、四体のタロスたちと立ち向かう。
いや、基本4フォームにクライマックスフォームへのチェンジってのは、クリスマス商戦前のテコ入れ展開ってのはわかってるんだけど、結構来たなぁ。特にクライマックスフォーム大好きなんでw あのてんこ盛りw
しかしアルマジロイマジンは倒したものの、ゼロノスが時間を逃げ続ける桜井さんよりも電王を優先して庇ったことについて、カイが何か感づいたよう。「良太郎の消えた記憶」が鍵らしいけど……どういうこと?
ゲキレン #41「ズシズシ!もうやだ!」。突然、父・ダンと理央との宿命が自分に背負わされたことに耐えかね、ジャンは家出してしまう。父の激気魂の注入されたスウグは理央の言いなりの敵だし、あこがれていた家族が自分に勝手に宿命を背負わせたということで、ジャンも気持ちの整理が付いてない模様。でも、家出した先で足を挫いたマスター・シャーフーと出くわす。更に折悪くジャンが理央の宿命のライバルとしてふさわしいか試そうとするメレが襲ってくる。居残り組にも強敵二体が襲ってきてるのだけど、結構弱体化するからなぁ、この手の敵。
メレ、理央のキャラ立てが立ちすぎててイマイチ主人公たち側が印象が立たなかったのだけど、次回にジャンの動機が改めて確立するよう。
ところで、ケンしか使えないはずだった激気研鑽、普通に他のメンバーも使えるようになってますなぁ……
■ [アニメ] 感想短縮版
キミキス #9「water girls」。展開は王道で大変よろしいんですが、「ど突きゴーグル」の摩央姉が、妙にテンション高くてわろた。いや、無理にはしゃいでるのはわかるんだけどさ。ガンダム00 #10「ガンダム鹵獲作戦」。作戦担当が周りから「天才」と称されてるにもかかわらずお利口気取りのアホ丸出しなのは、基本なのでしょうか? いや、敵もそんな利口ではないですが。軍事物としてはスカイガールズの方がまだマシに見えるレベルってのは、そもそもその領域に挑戦すべきではなかったということと思われますが。
ただ、髪のあるガンダムってのはノーベルガンダム以来で、ちょっと笑った。落ち込んだティエリアの一人称が俺→僕→私になってるってのは、「実は僕、女の子(以下略)」展開の伏線でしょうか? ってそれはないか。でも、最近は声で云々はあまり当てにしない方がいい気もするし。うーん。
それと、状況継続中に落ち込んでる暇はないと思いますよ。漏れが現場の人間だったら、この作戦立案担当はどこかでこっそり戦死体にしたい衝動に駆られると思う。作戦をミスするだけならともかく、作戦行動中に自分は「もう関係ない」と酒なんか飲んでるのだしなぁ。
2006年12月09日(土) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] ストレイン#7と徹之進#48
ストレイン #7「ラヴィニアの素敵な陰謀」。ボンクララヴィニア、大活躍の回。もちろんボンクラな活躍ですが。漏れの目に狂いはなかった!前回助けられてすっかりセーララヴになってしまったラヴィニアがセーラをモノにしようとあの手この手を尽くす。が、当然すべて自爆しまくり。乳掘り出してあばれまくりだけど、色気とは無縁です。宇宙時代ともなると陰謀に使う画鋲もクリスタルですよ。クリスタルである意味全然ないですが(笑)。
しまいには全裸で艦内一周する羽目に。話に尾ひれがついて真剣にその対策を講じる上層部。いつの間にかロッティが勝手にストリーキング周回の回数増やしてるし。尾ひれの出元はそこか! すばらしいボンクラ揃いだな! つか、WOWOWで年齢指定無しなのに湯気も修正もなしでいいのか?
でも、それでも懲りずセーラの気を引こうとラヴィニアはエミリィを隠してしまうが、それが間違ってゴミ箱に落ちてしまったため、またもやセーラはミミックを失う危機に陥る。
他人にとって大事なものを深く考えずに持ち出してしまうラヴィニアは今回悪い意味でボンクラだったけど、よく考えればきちんと管理すべきものをそうしてなかったのはセーラだからなぁ。まあ、過去を考えれば仕方ないのだけど。
で、廃棄されたエミリィを探しに寄港地に降りたセーラは、幽閉同然の毎日を抜け出した、人間の方のエミリィと出会う。
ラヴィニアのはじけっぷりに史上希なバカ回かと思いきや、なんだか意外にシリアスな展開につながったなぁ。これに懲りずにラヴィニアにはおとなしくならないでいて欲しいものだが。
徹之進 #48「てつのしん 永遠の愛に泣く」。前回、ネオ側のスパイ「トゥエルブ」であることがばれたショコラ。ショコラがネオの魔法で命をかたに取られてることを知って、徹之進はネオを倒そうと一人で白金に向かう。
まさか、こんなにバカスカ登場キャラたちが退場するとは、さすがに思ってなかった。メグ一人(匹?)をショコラの見張りに置いて徹之進を助けに行く犬楽園の仲間たち。メグの誰にも見せなかった感情を見抜いて見張りに置いていったのは珍しくセト様炯眼。ただし、同じ想いを抱いていた者同士で、ショコラを慰めさせようというつもりだったのだろうけど、今回はそれが裏目に出てしまう。
駆けつけた犬楽園の仲間たちもろとも危機に陥る徹之進を、メグが連れ出したショコラが救う。でも、結局徹之進が助けようとしたショコラが犠牲になってしまう展開に。サスケの時のように「まだひょっとしたら生きてるかも」でも、カイザーのように宇宙に飛ばされただけでも、ルミのように石にされたわけでもなく、明確に「死」を描写してるからなぁ……最後に長々と犬楽園の仲間たちとのお別れをするかと思いきや、メグがすっぱりそれを断ち切って徹之進と最後の別れをさせる。鈍い徹之進は最後の最後までショコラの「旅に出るだけ」というあからさまな嘘に気付かなかったが、さすがにショコラの亡骸を前にただただ泣くしかない。イワンの「もう一度バカって言ってくれ!」も泣ける。しかし、イワンっていっつも間抜けな役所ばっかだったけど、ちゃんと強かったんだ。まあ、ハスキーだし。
次回も誰かがいなくなるらしいけど、公式の次回予告を見ると、リニアとイワンの気配が濃厚……イワンだったら、ポチと並んで主要なムードメーカーだけにショコラ以上にきついぞ。
■ [その他] 読んでてクスリと
途中から積ん読だった「ローマ人の物語」(文庫版)を再び読み始めてるのだけど、「悪名高き皇帝たち」を読んでるところで、思わずちょっと苦笑が漏れてしまった。カリグラのユダヤ人弾圧の下りの部分なのだけど、ユダヤ人がローマ世界の中でどのような存在だったのかを、かなりの紙数を割いて説明されている。その説明と評価が、かなり在日韓国人・朝鮮人に当てはまるのが、苦笑の理由。すべてを許容し同化を許すローマ世界だが、ユダヤ人は総体としてその同化を拒む選択をした。ユダヤ人にとって良いローマ治世だったのは、それを尊重し適当な距離をとり続けた政権だった。
どうして同化を拒んだのかということだが、虐げられ続けたがゆえに選民思想に傾倒し信仰への依存を強化してきたこと、そんな状況で強固な一神教を築いてしまったことがある。それがゆえに神の定めた「法」は絶対で、多神教であり人間の定めた法が秩序を作るローマを受け入れられなかった。しかし、特に金融関係に多く人材を輩出していたユダヤ人を、ローマとしてもかなりの程度取り扱いに注意しなければならなかった。
で、笑ったのはローマの認めたユダヤ人の特権(兵役義務の免除)について述べているくだり。
「特殊」を認めさせたということは、「普遍」への道を自分たち自身で断ったということである。(「 ローマ人の物語18 悪名高き皇帝たち[二] 」p167)特別永住許可などの「特権」を日本に認めさせている在日韓国人・朝鮮人にも、まったく同じことがあてはまる。日本と朝鮮半島は、ローマとユダヤ人とまったく相同ではない。が、いくつかの特徴で共有する部分がある。日本が宗教的にゆるい国であり、他国の文化とその方面で干渉することが少ないこと。また、ローマほどではないにしろ元来日本人は外国からのものをほとんど無意識的に同化させてしまうという奇妙な性質を持っている。キリスト教のお祭りであるクリスマスでさえも、キリスト教とは無関係の「日本風クリスマス」にしてしまった。どうしても自分たち風に出来ないものは排除されるが、自分たち風にできるものならば大抵の物は取り入れてしまう素地がある。
朝鮮半島側の特徴だが、長らく虐げられてきた民族であること。これは地政学的に中国という一大地域に頭を抑えられ、海が天然の要衝となったために諸外国から軍事的な干渉を受けることが少なく独自に一大勢力を築いた日本との間に挟まれていたことは、人ごとのようだけども不幸であったと思う。特に中国は華夷文化の国だから、必要ならば辺縁にいかなる過酷な対応をすることも平気だ。自国民に大してだってするくらいだから、他国属国となればもっと躊躇はない。
地政学的な不幸としか言わざるを得ないのだが、虐げられた民族が築いた文化、という点ではユダヤ人と共通する。小中華思想とも揶揄されているが、基本的に自分たちと他者の区別が他の民族よりも激しい。これは個人が人として良い悪いではなく、文化の素地だから仕方ない。「同化」を拒み、「普遍」たりえない理由だ。
また、そういう民族は身を寄せるべき権力者を判断するとき、酷薄なぐらい機を見るに敏でもある。これも仕方ない。そうしなければ生き残れなかったのだから。
こうして見ると今日の事態はほとんど必然なのだが、問題は日本が朝鮮半島を統治する際、必然性はあったとはいえこういうめんどくさい民族に手を突っ込むということを、あまり認識してなかったように見えることなんだよなぁ。中国進出についても同じ事が言えるのだけど、日本人は自分たちがほとんどのものを自分風にして取り込んでしまうから、他国人もそれが出来ると考えてしまう。個人としてはそういう人もいるだろうが、文化としてはそう簡単ではないのだよなぁ。中国人の文化は中国人の文化だし、朝鮮人の文化は朝鮮人の文化以外の何物でもない。日本と同じような変化は無理だ。
ローマとユダヤ人の関係は在日関係の問題のヒントになるようなならないような、だが、相手にそれを認めさせられるかはともかく、日本人と第三者に対しては「在日韓国人・朝鮮人の特殊性は日本人の押しつけたものではなく彼らの選択であり、それを選択し続ける限りは普遍性への道を自ら閉ざしている」と周知させるように努力することかなぁ。とりあえずは。
人によっては反韓文章に見えるかもしれないけど、ちゃんと読めばわかるとおり、半島への嫌悪感は(現在は)ほとんどないし、交えてもいないのでそこのところよろしく。
■ [読書] 上の文に関連して
上の文でローマと日本の共通事項として「多神教である」と わざと 書かなかったのだけど、これには理由がある。いや、多神教は多神教なのだけど、はっきりと多神教と明言しまうのには躊躇がある。多分、近い時期に 日本の神々/松前健 を読んだせいだと思う。この本は、古事記や日本書紀で書かれた日本神話がどのように編纂され、主要な神がどこからやってきて日本神話で統合されたかということを考察している。いや、借り物の本なんですけどね。
日本神話の主要神と言えばイザナギ・イザナミ、天照大神、素戔嗚尊などだが、正直、昔古事記などを読んでて混乱したことがある。イザナギ・イザナミの国産みから、天照大神・月読、素戔嗚尊の誕生、天照大神への主権委譲、素戔嗚尊の追放とのその後の流れ、天孫降臨などが、部分部分で雰囲気がバラバラすぎたからだった。名前の付け方のパターンも断続的にバラバラだ。特に素戔嗚尊の混乱は激しく、無軌道でまさしく「暴風の神」にふさわしい立ち振る舞いだった高天原とは打って変わり、追放後は大人しくなり品行方正な英雄になってしまってる。というか人間になってしまってる。アニメ映画「わんぱく王子スサノオの冒険」では母を失った無分別な怪力王子が憂さ晴らしに暴れ回ったということになっているが、原典はその解釈では成立しない。そもそも、三神はイザナミが産んだのではなく、黄泉から帰ってきたイザナギの禊によって生まれたのだから、そんな親子の情がからむわけがない。
神話とは元々荒唐無稽なもの、と思われがちだが、荒唐無稽なりに語り継がれる型というものがある。日本神話にはそれがない。天孫降臨や天照大神の誕生は政治的意図が明白だが、その他がまったくわからなかった。
それがこの本を読んである程度合点がいった。
あからさまに不自然な素戔嗚尊はもちろん、イザナギ・イザナミ、天照大神は、そもそも完全に関連性のない、それぞれ別の地域で祀られていた独立した神だというのがその説明だ。というより、天照大神がそもそも天皇家の祭神ではないという説がちとびっくりだった。
どの地域にどの神がどのくらい昔から祀られているかなどを調べ、イザナギ・イザナミは淡路地方に、素戔嗚尊は出雲をはじめとして紀伊、摂津、播磨、吉備と広範に信仰されていた神、天照大神は伊勢の地方神だったのではないかと推測している。それが国の統合などや、あと政治的状況からこのようになったのではないか、ということ。
特に天照大神は特殊で、天照大神を祭神とした痕跡を遡れるのは古くても8世紀までで、祭事や関連神社の分布などからは元々祭神は天照ではなかったのではないかという痕跡すらある。叙述ではそれがタカムスビではないかと推測しているが、農神的性質が強く日本神話にも高位の神としてかなりはじめの方から存在したことを考えると、かなりの程度説得力がある。米を主要作物とし政においても重要だった日本においては、王家の祭神としてふさわしいと思える。ただ、何故タカムスビから天照に祭神を変えたか、幾つか可能性を挙げてはいるが、根拠としてはいまいち決め手に欠ける。
この手の地方神が国や集落の統合などによって一つの神話体系にまとめられていくのは多神教では当然のことなのだし、ギリシャ神話やローマ神話もそれをやっているのだが、日本の特殊なところは最初から最後まで、つまり世界の成り立ちから神からの支配権委譲(つか、その根拠が神の血筋なんだが)天皇家の王権の正当性の主張まで、一つの流れで全部やってしまってること。これは王権が千数百年来変わらなかったから作られた神話も破棄もされず残ってきてもいるのだが。また、だから日本神話は場面場面であんなに雰囲気などがバラバラであるということになる。
素戔嗚尊はその編纂の過程で広範に人気のあった神を組み込むために、おそらくは性質の違う他神を無理矢理つなぎ合わせたのではないかということだ。
もう一つ特殊なところがあって、それは普通の日本人にはほとんどそんなことが関係ないということ。各地方でそれぞれ元々信奉してた神を信奉し続けるのは当然なんだけど、ご神体という物も特にない。リンガであったりただの石であったり、まあ比較的時代が下ったところでは鏡であったりということはあるが、たとえばご神体が神の像だったりするものはと言えば、私の知る限りほぼ存在しない。戒律で偶像崇拝を禁止していたわけでも禁忌視されてたわけでもない。後世絵姿を書かれることはあったが、信仰において神を模した像のたぐいの物を置く必要性を、日本人はそもそも感じていなかった、ということだろう。背景には万物に霊魂が宿るという思想、つまりそこにあるものが神であり、別段神様を作る必要がそもそもなかったのではないかと思える。精霊信仰に近い部分もあるのだが、精霊信仰ともまた違う。そのせいか古事記や日本書紀の記述は庶民には驚くほど拘束力がない。
こうなると、多神教は多神教なのだが、ローマなどと同じ、少なくとも共通項として挙げて良い物か迷ってしまう。だから「多神教であること」を上では共通項として挙げなかった。
日本ってつくづく、調べれば調べるほど変な国ですわ。
2004年12月09日(木) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 韓流ブームを騙ってみる
韓流自体じゃなくって、マスコミの煽ってる「韓流」ブームね。私の常日頃の言動を知ってる人は「韓流なんてマスコミの作ったデッチアゲ」ってな言葉が出てくると予想するだろうが、実はその通りで、しかし、ネットの右側の方で主に言われている「デッチアゲで実体がない」という趣旨には同時に首をひねっている。
本当に実体はないのか? まず、韓国の映画などが大ブームというが、確かに公開数は増えているように思えるが、ヒット、というとほとんどない。ではドラマは、というとこちらも「冬のソナタ」が「異例の成功」と言えるだけで、第二弾、第三弾と続かない。こういったことを見ると、確かにマスコミの「韓国の映画・ドラマはすごい!」という姿勢は空虚ではある。
が、ドラマにせよ映画にせよ、少数とはいえヒットしたものがあるのも事実で、マスコミの喧伝により一般の韓国の映画などに対する敷居は下がっている。一昔前ならマイナー感がどうしても漂っていたし、場合によってはまったく知らないという人も多かった。
結局、「韓流」の実体ってのは「韓国のものがスゴイ」ということではなく、日本市場の抵抗感が薄らいだことではないか、と思える。マスコミのなりふりかまわない喧伝の結果だとしても、必ずしもこれは悪いことばかりではない。
が、同時にその喧伝自体に問題がある。「ブームを作る」ことが問題ではない。所詮、ブームなんてのはもっぱら作られるもの、少なくともある程度以上の規模になると流通、宣伝などの関係上なんらかの意思は介在せざるを得ない。問題なのは、喧伝と実体が一致しないブーム作りを続けていること、である。
その動機については韓国の日本文化開放だとか来年の韓国年に伴う利益誘導にからんで云々かんぬんという噂が流れているが、そっちの業界は全然知らないのでなんとも判断はできない。が、どっちにしてもなんらかの利害が絡んではいるだろう。マスコミだって利益団体なので利害に敏くていけないってことはないのだが、実体との乖離は調べればすぐにわかるし(興行収入、視聴率など)、またメディアによっては利害が薄いのか、「韓流ブーム」を揶揄する言動も出て状況が長引けば長引くほどしらけムードが強くなる。
「流行」というのは一種コミュニケーションの通貨としての役割もあるが、通常の通貨と違って行き渡ると価値がなくなるので、新たな情報が通貨の価値を取って代わる。そうなると、それまでの通貨は価値を失っていく。最悪の場合、現在の通貨の価値の強化の為に、嘲笑の対象として取り扱われる場合もある。
そうすると、現在の「韓流」は身の丈に合わないがゆえに利の薄いもの、というだけでなく、韓国の映画・ドラマにとってマイナスイメージを生み出す可能性さえある。
そう考えると、 こんなのんきなこと ( BoAや『冬のソナタ』などを受け入れる韓流について「われわれが間違っていました。お赦しください」という日本式の表現なのだ、と裏返しで受けとめたら、いかがだろうか。)言ってるのは脳がわいてるとしか言えないのだが…… と、 『タイタニック』、安っぽいシーンのナンバー1に ( Y!hl )という記事を読んで思ったり。
■ [その他][アニメ] なにかの罠か?
職場で、なんだか「攻殻機動隊」という単語が耳に入ってくる。T助教授が学生に「攻殻機動隊って知ってる?」と聞いているようだ。これはワナか? ワシにオタクトークをさせようというワナか?
職場ではオタク的な話はしない、というかしても話が通じるわけがないのでしてないだけなのだけど、とりあえず、「それは原作か、原作2か、劇場版か、SACか、イノセンスか、SAC 2nd Gigか、どれだ!?」と言いたくなるのを抑えて、聞かないふり聞かないふり。でも耳に入って来る単語の断片から、根本的な説明から求められているよう。こういうのは、却ってオタクは向いてないことが多い。コミュニケーション能力以前に、思い入れのせいで「どう説明したらわかりやすいか」の見極めをあやまり易い。
たとえばこないだ、「ワイルド7」を知らないO氏にワイルド7を説明するのに、知ってる人は説明しあぐねていた。その時の私の説明は「悪党を問答無用で射殺する白バイ警官」だった。趣旨は間違ってないと思うんだけどなぁ。う〜ん。
で、そのときにH氏とO氏に「話の趣旨は実はきわめて主人公キャラのプライベートで、世界の危機とかそっちのけの秋の新番組」と説明した 神無月の巫女 だけども、#9で本当に痴話喧嘩が世界破滅をもくろむ悪の組織乗っ取りやんの。う〜ん、ここまで開き直っていては、文句をつける気にもならない……ん? ひょっとして誉めてるのか? しかし、本来の敵キャラたち、やたらとキャラだけは濃いわりには大した活躍せずに消えていったなぁ……
2003年12月09日(火) 旧暦 [n年日記]
■ 昨日よりはマシ
まだ調子が悪いけど、昨日よりはマシ。明日はもっと良くなってることを祈る。導きの星/小川一水 の感想。作者サイトの掲示板で「籠を編むように、あっちこっちを納めるのに苦労した」と書いてあったけども、同作者の近刊 第六大陸 や 「導き」最終巻以前と比べると、最終巻は明らかに細部の詰めは甘い。その上、登場人物たちが作者の意向のために動きすぎるし、作者の言葉を語りすぎる、まあ平たく言えば「直截的すぎる」部分も目立つ。しかし、作者の独り善がりになりかねない危うい線上で、上手く綱渡りをしきっている。前出の「第六大陸」が細部にこだわりすぎて主幹を細部が殺している結果なのに対し、「導きの星」は細部自体は比べ物にならぬながらも、かえって作者の目指す方向性がはっきりと出た作品であるように思える。ラストにいたるまでの展開で御都合主義的な、ちょっと甘いんじゃないかと思う部分はあるけども、大時代的な作劇も悪くないんじゃないか、と思わせるエネルギーがこの本にはある。部分部分の甘さや、欠点は前述の通りだけども、それでもなお bk1の事務所コメント にある通り、この作品が小川一水という作家のマイルストーンになることを予感させる。現時点で「小川一水の代表作」と言っていいのではないかと思う。
都の書店組合、対策費用も“損害”請求に ( 読売 )。「たかが万引き」という意見もあるけども、対応の甘さが 三割が「またやりたい」 ( 福岡朝日 )という結果に反映されている以上、もはや「説得すればわかってくれるだろう」という段階は越えていると思う。しかも本が好きという理由ではなく、小遣い稼ぎってのも多いんだから、本屋としては憤るのも道理。被害額に加えて対策費用も書店の経営を圧迫してるのだから、この対応も已む無しだろうなぁ。
米、北朝鮮の核廃棄100%確認待たず文書の有効化も ( 読売 )。ブッシュの中の人も大変だな。
日本のIT対応度、12位にランクアップ ( 朝日 )。ITって「Internet Technology」ではないわけでだから、インターネット通信環境の整備だけで評価されてるわけではないのだよなぁ。どの辺が評価のポイントなんだろう?
ネットで中国の言論自由化を訴えた教師に懲役刑 ( 朝日 )。まあ、中国ってのはまだこういう国です。でも、朝日がこの報道をしてるってのは微妙に意図が気になる。気にし過ぎかもしれんけど。
書店に寄ったら 現代ピストル図鑑最新版/床井雅美 が出てたので購入。追々読んでいくけど、この次出るとしたらタイトルはどうなるんだ???
阿修羅のごとく/向田邦子 を最近繰り返し読んでたり。有名なNHKテレビドラマ(最近映画でリメイク)のシナリオなんだけども、作者が役者にどういう演技を求めていたか、が読み取れて面白い。ただ、女はすごくよく書けてるのに対し、やっぱ男は基本的に添え物なんだよなぁ……
メモ代わり 爆裂天使 。白亜右月氏のキャラ原案というのは嬉しいが、 GONZO 製作というのは激しく不安。
2002年12月09日(月) 旧暦 [n年日記]
■ 今日のボスとの会話
ボス「だからね、研究者はね、素人にもわかるように、自分の研究の意義を言えるようにしなくちゃいけないの」ワシ「そうですね」
ボス「ニュートリノでノーベル賞とった人、あの人、自分の研究がどう役に立つって説明してる?」
ワシ「あの、小柴先生、マスコミに『何の役に立つのか』と聞かれて『役には立ちません』と答えたんですけど……」
ボス「……」
ワシ「……」
まあ、揚げ足取りの冗談です。(実際には小柴教授の業績はとても意義があると思います)
今日、研究室の留学生のSさんの学位審査発表があって、その流れでこういう話題が出たんですが。
ボスはいい人なんだけど、欠点もやはり幾つかある。私も本気で無茶苦茶腹が立つことも結構ある。それでも、基本的には尊敬している。多分、相手にはそうは思われていないだろうけど。
理由は具体的にひとつひとつ挙げていけばいくつも挙げられるのだけど、総じて言えば、ボスが「本物のプロ」だからである。だから少しくらい常識から見て変なことを言われたり厳しいことを言われても、根源的に根に持つことはない。本物のプロってのはこれまた説明が難しいもので、仕事が上手くできるとか、稼げるとか、そういうところだけではない。ただ、「本物のプロ」というのは総じてかっこいい。容姿云々でなく、かっこよさが伝わってくる。だから、ボスもかっこいいと思う。かっこいいというのは、美しいということでもある。美しいというのは、人間の脳の中のあるパターンマッチングにひっかかるということで、そういうパターンを頭の中に養っていきたいし、またそういうパターンにひっかかる人間にもなりたい。今の私は全然ダメダメだけどね。
キングゲイナー #13。丁度折り返し地点で、旅もようやく半ば。で、今回前後編の後編。はっきり言って、前半の作画は、あまり作画の出来自体は云々しない私でも気になるくらいにはひどかった。けど、演出方法が良いのか、やはり物語自体が破綻するほどには気にならない。その分、後半はかなり作画がんばってました。DVDでは前半修正されてるといいな。
物語は、アーリーミイヤのオーバーマン、ブリュンヒルデを巡る話になる。サラとアスハムがブリュンヒルデのコックピットの中で見る初代ミイヤの姿。「オーバーデビル」という単語が出てくる。良くはわからないが、初代五賢人たちが恐れる、なにか忌わしいものらしい。おそらくこれからの展開に深く関わるのではないかと思われる。ストーリーは、特にブリュンヒルデになにか愛着を持たせることをしたわけではないのに、ブリュンヒルデに感情移入させられる。サラに引きずられたのか、いずれにしても今回も良いつくりでした。前半の作画以外は、ですが。
次回はついにあのキャラが出るらしい。
マイクロソフトの研究者がP2Pコンテンツ交換撲滅は不可能と発表 。内容の正当性はすぐには判断できないけど、これがどう波及するか。
先日の調査では 中国で、日本に親しみを持ってるのは6% という結果が出ていたけども、これって必ずしも日本にばかり責任があるということではない。と、いうのも、中国政府が日本から援助を引き出したりする手段として、反日を政策としている部分があるから。でも逆にやりすぎて、中国進出を促さねばならないのに逆にその妨げになりかねないというので政府の方が慌ててたりするんだけど。で、 その一例 。南京で日本軍が恥じるべき事件はあったとは思います。が、いわゆる「事実」があやふやな状態で一方的な主張の「事実」を強弁するのは両国にとって良いことではないと思うが如何か。研究室の中国人留学生の人たち、ちょっと習慣とかが違うところはあるけど、いい人ばかりだから、中国とは仲良くして欲しいってのはある。日本が譲歩ばかりする形でなくってね。
今年のノーベル賞の田中さん受賞について、 スウェーデンで議論が起こっているらしい 。しかし、田中さんの受賞は別に根拠のないものではなく、 きちんとした調査の結果 。実用化も大事なことには違いないけど、日の目を見ない基礎技術の発明者に光が当てられなければ、ノーベル賞の意義というのは少なからず損なわれるのではないだろうか?
日本SF大賞決定 。すいません。古川さんの作品読んだことありません。(^^;
沢田聖子さんの「親愛なる人へ」と「Dearest」について、一部事実誤認。歌詞は一部変っているようです。
それと、よくわからない人のために SpookyのMIDI 。ちょっとイメージ違うけどね。
噂では来年のクレしん劇場版は、原監督から水島監督にバトンタッチするらしい。ちょっと残念だけど、続投であれば今年の路線は期待されただろうし、そうすると子供向けという基本路線から逸脱してしまった可能性もないではない。その意味では、良い采配、なのかな? いや、「アッパレ戦国」大好きなんだけどね。
だから誰だよ! 「佐野×東條」で検索してくるやつは!
2001年12月09日(日) 旧暦 [n年日記]
■ 起きたらソン・ガンホ
昨日、テレビのタイマーで勝手に朝7時にNHK教育のハングル講座が点いてしまったのだけど、ちょうど「JSA」「シュリ」に出演していた韓国の俳優 ソン・ガンホ が出ていたので思わず無理矢理起きてしまった。いや、それだけなんだけど。相変わらず四角い顔してました。今朝の PPG は博士を攫ったカレ(名前を呼ぶのも恐ろしいので“カレ(him)”と呼ぶのだそうな)がガールズに難問を次々と突きつける。オチが大笑い。カレって本当に恐ろしいのか? しかしサルのクイズが一体どういう意味だったのか気になる。
ガオレンジャーは来週に ガオケンタウロス が出るっぽい。ケンタウロスって割には下半身は馬じゃないけど。
アギト は最後の謎「風谷伸幸殺し」が遂に明らかになりだす。身近な謎から段々大きな謎に行くのが大体はSFのフォーマットだけど、まあそんな事はどうでもいいか。やはり絡むのは沢木(本当の津上)、雪菜、そして美杉教授。雪菜が殺したで決定かと思ったけど、そうすると美杉教授の「私が伸幸兄さんを死なせてしまったんだ」の意味がわからない。「死なせた」であって「殺した」ではないので、単純な話ではない気がするのだけど……最初のアギトである翔一の姉、雪菜が伸幸殺しの犯人かもしれないということで、来週は真魚がアギトに拒否反応を示すらしい。またアギトである事を悩みだす翔一。謎の青年(設定上は斗真と云う名前)がアナザーアギト、ギルスと次々に変身能力が奪われる展開と繋がるのか? いや、最後まで引っ張る引っ張る。
デジモンテイマーズは、先週と比べるとずいぶんまともな出来に。特に酷いご都合主義もなく、デュークモンに進化。声が野沢御大なんでどうしても悟空に聞こえるけど。しかしこのシナリオのばらつき具合はどうにかならないものだろうか。ギルモンがデータ云々ってのは、デジタルワールドでデータ化してるテイマーたちとの合成(ジョグレス)進化の前振りだったか。
そんなこんなでテレビわき目にずっと作業してて、昼にボスに原稿を送付。ふう。
夜はベストキッド2をやっていたので見てしまったのだけど、ここは60〜70年代のサイゴンですか? え? 沖縄? そりゃまた失礼しました。最後のでんでん太鼓の奥義の腰砕けっぷりったら…いや、結構色んな意味で楽しめましたが。