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2008年11月01日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ミチコとハッチン#1

  ミチコとハッチン #1「さらばだ!非情のパラダイス」。どこか中南米の町で暮らす少女ハナ。天涯孤独で、親切な神父家族に里子として引き取られたことになってるが、実はその神父は養育金目当ての俗物。普段は小間使いのようにこき使われては、視察があるときだけ体裁を取り繕われていた。神父の子供たちからもいいように虐められていたハナは、ある日ついにキれて飛び出してしまう。しかし、行く当てもないハナは誰か迎えに来てくれる人を夢想しながら、元の家に戻るしかなかった。
 そんなある日、神父の家に一本の電話がかかって来る。「ハナという娘はいるか? 今から迎えに行く」とだけ伝えた女の声に、神父は養育金がなくなってはたまらないとショットガンで迎え撃とうとする。が、神父の予想を越えて窓からスクーターで飛び込んできたのは、外見も態度もド派手な女・ミチコ。実は彼女は脱獄不可能と言われた刑務所を脱獄し、ハナを 迎えに かっさらいに来たのだった……

 「サムライチャンプルー」「エルゴプラクシー」などの個性的な作品を作ってきたマングローブによる、女性監督の作るロードムービーもの。主要登場人物は日本名なのになんでか舞台はメキシコかブラジルかそっち方面っぽい。声優陣は主に声優専門の方じゃなく、役者の方ですな。まだ登場してないけど、津田寛治も出るのか。
 神父一家のうさばらしとしか思えない過剰なしつけ……というより虐待と、それに輪をかけて嫌な奴である神父夫妻の実の娘息子のくそガキぶりは見ていて胃が痛くなるんですが、ハナがそれに逆襲するのは少し溜飲が下がるものの、結局その日常に戻らざるを得ないというところで爽快ではない。
 が、そんな日常にスクーターごと飛び込んででっかい風穴を開けたのがミチコ。ハナの母親だと神父には言っているが、ハナはミチコのことなんかちっとも知らない。「誰か自分を迎えに来てくれる人」を夢想しつつもこんな迎えは予想してなかったハナは、つい差し出されたその手を取ってしまうのだけど、後から追いかけてくるのはパトカーの群……
 ロードムービーは難しいのだけど、思いこんだらひたすら直線的、行動力の固まりのようなミチコと、世間をあきらめかけてるハナことハッチンの逃避行は「テルマ&ルイーズ」的というか、どうなっていくか楽しみ。


2008年11月02日() 旧暦 [n年日記]

[映画] レッドクリフ part1

 ジョン・ウー監督最新作の歴史スペクタクルロマン。100億円の予算という宣伝が先走ってるけど、個人的にはウー監督作品であることの方が大事。
 日本でもなじみの深い「三国志」のうち、「赤壁の戦い」を描く。まあ、話の大筋は今更説明するまでもないので省くけど、話は劉備軍の大敗走から始まる。息子阿斗はかろうじて超雲が助け出すが、足手まといになることをおそれた夫人は井戸に身を投げ絶命する。横暴とも言える曹操軍の追撃に多くのものを失い、これが赤壁へのモチベーションになっている。
 が、話の中心は劉備ではなく、諸葛亮孔明、周瑜、小喬の三人。孔明は共に曹操を迎え撃つよう呉を説得するという重要な役割を負って呉の君主孫権、そして大都督である周瑜を訪ねるのだが、孔明は周瑜の聡明さと公正さに人間として魅力を覚える。周瑜も軍略という世界で自分と同じものを見ている孔明と友情を交える。
 三国志演義などでは才気走った周瑜を孔明が上手くプライドを突いて煽る、というイメージが強いのだけど、映画では目的と世界観を同じくする二人が友情で手を結ぶ、という形になっている。そのために言葉で多くを語らせず、エピソードで二人がお互いを理解していく様を描いてる。二人の交友を見守りながらも、それが戦争に向かうということを悟って不安を募らせるのが周瑜の妻である小喬。周瑜が孔明の提案に乗った理由は、単に友情のためではなく妻や故国のためであり、平和のために戦いを決意するという辺りは実にウー監督らしい。
 その流れだから孔明も言葉で人をたぶらかすという従来のイメージではなく、人の懐に飛び込み真心を尽くすことで相手の理解を得るという好人物になってる。いや、そんな孔明、孔明じゃないと思うかもしれないけど、軍略にかけては底を見せない不敵さを持ってるので、その辺りは心配はいらない。
 曹操も悪役ながら深みのある造形ではあるものの、彼を含むy人物造形などの大筋の流れとしては演義の流れなのだけど、そこに至る各描写、エピソードの組み立て方がすばらしい。
 言葉で説明すると陳腐になるのでしないけど、映像で語るというのはこういうことだと思う。
 また、戦闘シーンはやはりウー監督ならでは。武将たちは三国無双はだしの超人ぶりを発揮するのだけど、元々武侠映画なども取っていただけあってケレンがきき、それでいてありがちな動きが軽いものにはなってない。この辺りだけでも数多い三国志の映像化の中でも上位に来ると思う。
 鳩だけでなく、平和、正義、友情、愛というジョン・ウー映画のテイストたっぷりの三国志で、さらなるクライマックスのpart2への期待も高まるが、演義などでは魔術じみていた奇門遁甲の陣が、明らかに「七人の侍」のオマージュになってるのが黒沢映画から武士道を学び、すべての作品に「七人の侍」のオマージュを込めているというウー監督らしい。

[その他] 今日のできごと

 自転車盗まれました。風邪ひきました。ふて寝します。


2008年11月03日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] あかん

 今は大分熱が下がったけど、いっとき38度まで上がったし(数年ぶりです)、ふらふらするし、自転車は見つからないし、もうだめぽ(いやそこまでのことでは)。
 風邪の方はこのままおとなしく治ると思うけど、明日熱が酷かったら仕事休もう。

[特撮] ゴーオンジャー#37

  ゴーオンジャー #37「炎神バンキ!?」。宿敵ヨゴシュタインをたおし、走輔も無事復活したことではしゃぐギンジロー号のゴーオンジャーたち。大翔だけが浮かれた雰囲気を懸念するが、走輔たちはおかまいなし。そんなとき、キシャモスたち古代炎神たちの姿が見えないことに気づく。結局探し回った結果大翔と美羽が彼らのソウルを見つけるが、ヨゴシュタインに操られて相棒と認めたはずの走輔を傷つけたことで逆に傷ついてしまっていた。
 そんなとき、街に炎神のような蛮機獣が現れる。ヨゴシュタインの復讐に燃えるキタネイダスとケガレシアが炎神を参考に生み出した炎神バンキだったが、本物の炎神と違い環境配慮せずに動力を確保できる炎神バンキに対し、古代炎神たちを欠くゴーオンジャーたちは苦戦する。しかし走輔たちの危機を見ても再び操られてしまうのではないかと戦いを躊躇するキシャモスたちに、大翔が一人残って説得を始める。

 この時期にさらに新 商品 アイテムですか。列車型のキシャモスたち向けに、遮断機をモチーフにした「カンカンバー」。どんな車も強制的に止めるって……車型の蛮機獣以外には役に立たないような。いや、マンタンガンとアタッチすることでパワーアップアイテムとしても使えるんですけどね。
 まあ、環境に配慮しない方が強い、って理屈は笑ったけど、その炎神バンキも新アイテムのだしにされただけの感じで、ヨゴシュタインがいなくなったガイアーク側の弱体化は確定的のような。幹部だけで首領のいない組織だから、首領によりパワーアップされる、という展開もないだろうし。ケガレシアは範人との関係のこともあるし、終盤の展開がぐだぐだにならないか、というか、クリスマス商戦に向けてさえもガイアーク側の戦力ダウンは心配になってしまう。

[アニメ] うわああああ

 「ポルフィの長い旅」、ここ最近は確かに前半の「厳しい世間に放り出されたけど親切な人もいてその人たちと交流していく」から一転、ほとんどこすっからい人ばかりが出てくるようになり(わずかに親切な人もいるけどほとんど通り過ぎるだけ)、両親の形見の品も失っていく一方で鬱々とした展開になってたけど、ここまでするか? まさかマスコット動物が……スタッフはそこまで視聴者をいじめたいんか? まだ見てない今週配信分では多少救いはあるみたいだけど……


2008年11月04日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 電話という発明品

 ピアズの「悪魔の辞典」で書いてあった気がするんですが、「電話は悪魔の発明」というのがあって、要は相手の都合などかまわずにいつでも呼び出すから、という、便利さと一緒にある弊害を揶揄った表現な訳ですね。携帯電話が出来てさらにそれが加速したわけですが、今日たまたま Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる企業ホームページ運営の心得「価格と客層の関係。高いものを選ぶ富裕層の考え方」 というのを見つけて読んでまして。
 これはこれでとても納得がいく話だったんですが(なぜ納得が行ったかは、別の機会にでも)、 バックナンバー を見ていたら Web担当者は電話にでるな。時間泥棒に注意せよ という記事があり、これが先の悪魔の辞典の電話の記述まんまでして。要は便利な道具なために「後から聞く」「メールを出す」「メモを残す」などの適切な手段があるにもかかわらず「めんどくさいから」という自分の都合で緊急性のない内容で電話をして来て、外出先でそれが頻発して困ったことが多々あった、という筆者の経験による対応策。むろん、「時間のロスになる確率が高くても電話にでないといけない」という職種もあるでしょう。営業や、クレーム対応などですね。でもどうでもいい連絡、即対応を迫られない連絡で仕事が滞るのは本末転倒なわけで、その対応策をいくつか上げているというのがこのコラムの内容。
 この筆者のコラムをいくつか見ると、「あえてハードルを多少もうけることで価値の低い情報が簡単にやってくることを防ぎ、多少のハードルがあってもそれを乗り越えるだけのモチベーションがある情報だけ届くようにする」という戦略をとっています。最初の「高いものを選ぶ富裕層の考え方」なんかもそうなわけです。
 また電話だとその場でのほぼ100%の対応を迫られ、メールのように後で精査するという余裕がなかなか取りにくいです(とれないことはないけど、再度連絡を取らなければならなくなる)
 前に紹介した「奇跡の無名人たち」の戦略とちょっと異なる考え方ですし、どんな職種にも適用できる、というわけではないですが、場合によってはこのような戦略もある、ということは念頭に入れておいて損はないと思います。
 なんか最近こういうビジネス系のTIPSのコラムを読むのが結構楽しいなぁ。

[アニメ] 今日の5の2#5と巌窟王#20

  今日の5の2 #5「エガオ/ナガレボシ/キガエ」。笑顔を知らない女相原カズミ。そんな彼女を笑わせようと、今日もクラスメイトは日夜暗躍する。ってことはなく、小学生らしい、おばかな作戦ばかり。それがややエロっちいことになってるのはいつもの通り。
 エロっちいというと「ナガレボシ」もそうなのだけど、リョータはどうやって相手を眠りにさそってるんだ? どんな手練手管が毛布の中で!?
 最後、「キガエ」は女の子バージョンと男の子バージョンの両面収録。男子の技はいろいろあるのは知ってたけど、女子でもあんな技があるんだ。いや男子だとむしろ気にせず脱いじゃう奴が結構いるけどね。つか、普通に人に借りればいいのに。


  巌窟王 #20「さよなら、ユージェニー」。モンテ・クリスト伯の策略によりアルベールは身分や名誉、そして最愛の友を失い、あげく婚約者のユージェニーまで金目当ての結婚をさせられそうになる。最初は自暴自棄になっていたアルベールだが、友人であるルノーとの対話、そして心ならずも策略の片棒を担ぎはしたが、「愛する人のために、何かしたい」というピッポのひたむきな訴えにより、ユージェニーを救い出すことを決意する。

 災厄のタネであるモンテ・クリスト伯を招き入れたばかりでなく、自らの浅慮により最大の親友まで失ったアルベール。しかしすべてを失い、それでもまだ周囲に残っていた人たちにより、本当に大事なものに気づく。
 ようやく少年時代から脱却し成長したアルベールは、恨みでではなくもう一度モンテ・クリスト伯に会わねばならないと決意する。でも、憎悪と遺恨に充ち満ちた大人たちの行動は、どんどんエスカレートしていくばかりのような……
 それにしてもピッポは男気を見せたなぁ。いや、女気か? いや、男気でいいような気もするし……う〜ん。


2008年11月06日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のらみみ2#6ととらドラ!#6

  のらみみ2 #6「でべそマーメード/満開てやんでい」。のらみみは調子が悪く事務所のベビーベッドで寝ていたが、実はただの病気ではない。下半身からだんだん魚になってきていた。本人はそれを隠してたが、シナモンが見てみんなにばれてしまう。のらみみの話から、特殊な契約能力を持つ人魚キャラの仕業だと言うことが判明。そのキャラ・人魚のシンシアは居候先の子供が一切魚を食べないという条件でのみ契約しないキャラだったのだが、魚製品や鰹だしですらダメというあまりに厳しい条件のためにどの居候先も長続きしない。最後に居候した先の女の子はどんな魚の臭いもかぎ分けて避けるという子だったのだが、その子がたい焼きを食べているのを見て契約が破られたと居候を破棄、それ以来居候せずにずっと海で暮らしていた。
 どんどん魚になっていくのらみみを助けようと必死な半田とシナモンを見て、シンシアはのらみみと交わした契約を破棄する条件を明かすのだが……
 後半、夏祭り直前のある日、更級さんはチェックしていたリストでもうすぐ子供とおわかれするキャラがいることを知る。そのキャラ・花火のたまやんは子供と一緒に夏祭りに出かけていたが、威勢の良い態度と裏腹に、今日がお別れの日であることをなかなか言い出せずにいた。

 う〜ん、ちょっと小粒な話が多いかなぁ。人魚のシンシアの話は好きなんだけど。シンシアのナイーブさもだけど、のらみみを助けるために必死になる半田とシナモンがまた。居候はキャラの本能のはずだけど、それでもなお孤独な海を選んでしまうあたりが、シンシアの後悔の深さか。しかし、たい焼きで契約解消ってのはなんつーか……
 後半はオリジナルだけど、ちょっと凡作というか。でも、お別れをしめっぽくするのではなく派手にひと花咲かせて去るというタイプのキャラはちょっと面白かった。短気なやまやんのために、気が立ったら沈めるようにと子供がくれた人形はのらみみ。まあ、起こる気も失せるわな。
 どうも四季が順繰りに進むみたいなので、秋辺りになったらグラムも出るのかなぁ。あと、小鉢さんも。


  とらドラ! #6「ほんとの自分」。外面のいい演技でクラスにとけ込む川嶋亜美。しかし彼女の本性を知る大河は、深夜にジャンクフードを買い込むジャージ姿の彼女を見て反攻を開始。雰囲気は一層険悪になるが、大河に見せつけるために竜児に絡んでた時、後を付けてくる男を見て急におびえ出し、竜児に家に泊めてくれと言い出す。それを見て腹を立てた大河は自分の家に泊まるように言うのだが、むろん、何事もなく終わるわけもなく……

 外面は性格が良いが実はいい性格してる川嶋亜美。だけどそんな彼女も防衛網を突き破って奇襲攻撃してくる大河には対処に困る。でも彼女が対処に困ってるのはそれだけではなく、前の学校の時からつきまとわれているストーカー男に異様におびえる。まあ、女の子なら怖がるのは当然か。
 なりゆきでセキュリティ万全の大河のマンションに泊まることになるのだが、大河が決定的なイニシアチブを握って放っておくわけがない。朝まで物まねメドレーって……どうやったのかさっぱりわからない物まねもあるけど。
 しかし亜美は何故か大河がやたら親しそうにする竜児に興味を持ち、放課後の生徒会ゴミ拾いに竜児目当てで参加する事に。(竜児は北村目当ての大河に巻き込まれただけ)
 竜児にも北村にも正体はばれてることはわかってるはずなのに、なんで本性見せないんだろう、と思ってたら、見せないのではなく見せられないのか。仮面をかぶった自分でしか人との接し方を知らず、大河は例外だったらしい。って、最初から自分の方から本性見せてたよな、確か。
 しかし相も変わらずつきまとうストーカーを、大河たちが追い払ったことでストーカーにも大河にも負けたと逆ギレ。本性丸出しでストーカーを追い詰めて本性さらけ出してどぎつい攻撃を……まあ、トラウマになるかもね。だがそこがいい。しかし事が終わってヘタレ込んでしまうところは、やっぱ年相応の女の子ということか。
 しかも、落ち着かせるために家で休ませていた竜児に、意味深なアプローチを……これって大河へのあてつけ……じゃないよな、多分。
 しかしダイエット戦士って……


2008年11月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 地獄少女 三鼎#5とまかでみ#5

  地獄少女三鼎 #5「うつせみ」。賽の河原中学教諭の美和は生徒受けも良く人気がある。ある日実験器具を割ってしまった女生徒を気遣うが、それが何故か生徒を責めたということになって彼女の祖母が学校に押しかけてくる。ビラ蒔きまでして弾劾運動を行う老女は、東京の学校でも同じように問題を起こしていたという。学校は事なかれでやりすごそうとするのに対し、美和はあくまでなんとか話し合いで解決しようとする。だが、聞く耳を持ってもらえない理由は意外なところに……

 三鼎になってから逆恨みや子供故の思い込みでのエピソードが多く、方向性変わったかなぁと思ったのだけど、今回はひさびさにらしいエピソード。モンスターペアレントな祖母に悩まされる女教師がどうにか誤解を解こうとするが、何故か話はどんどんこじれていくばかり。教師が尊敬されず耐えなければいけない職業になってしまったことをそのような形で思い知る彼女だが、実は祖母がモンスターペアレント化した理由は孫である女生徒。美和には素直な態度でいながら、祖母の前では同情を引くために話をでっちあげていた。孫を溺愛する祖母はそれを真に受けてエキセントリックな行動に出てしまっていただけ。
 かばおうとしていた生徒に「先生だから、当然でしょ?」と言われてしまい、地獄少女と契約してしまう。今回は仕置きシーンはなし。でも、今回は最近の割り切れなさとはちょっと違ったので、ちょっと安心。


  まかでみ #5「なんか復活しちゃったんですけど」。くだらないくだらないと思いつつ、なんだかんだで実はクセになってるのか、自分? 毎回ひどい話(ほめ言葉でない)だけど、今回はさらにひどかった……ひどいけどクサヤの干物がクセになるようなもので、ついつい見てしまうのが……
 それにしても、ほんとくだらない話を毎回よくこれだけのクォリティでやるなぁ。なんだか自分でもほめてないのかほめてるのかわけわかんなくなってきた。


2008年11月08日() 旧暦 [n年日記]

[その他] BSアニメ夜話にネットスター11月号がたまっております。

 一時間ずつの番組、どうやって消化すればいいんだか……orz
  ねとすたの「大企画会議キラ☆」ITmedia )って、フットワーク軽いタイトルだなおい。
  「いつもネタ切れとか動画サイトに頼りすぎと言われているこの番組なので、おなじみのご意見番の方々に、これからの企画を考えてもらいました」すいません。私もいいすぎてました。

 世間ではニュースキャスターの筑紫哲也氏がなくなった(News23は出来合の原稿に適当なコメントを付けるだけだったので、曲がりなりにも過去はともかくNews23においては個人的にはジャーナリストとは呼べない)ことの方が話題になってるようですが、個人的にはそんなことより大変な訃報が。
  おくやみ 村尾昭氏=脚本家読売 )。代表作に「必殺シリーズ」とありますが、非常に印象的な話を数多く担当された方です。 江戸のクロねこ さんのところの 村尾昭必殺脚本作品リスト を見れば、前期必殺シリーズを御覧の方なら「ああ、あの話」というものが多くあると思います。最終回が多いというのもありますが。「暗闇仕留人」の、糸井貢(石坂浩二)の妻・綾(主水の妻りつの妹でもある)が敵対組織に殺される#17「仕上げて候」、「必殺必中仕事屋稼業」の壮絶な解散劇#26「どたんば勝負」、「新必殺仕置人」で巳代松の悲惨な姿と鉄の壮絶な死に様をさらした#41「解散無用」など、最終回もそうですが、仕業人の又右衛門の過去因縁話#10「あんたこの宿命どう思う」など、印象に残りふと気づくと村尾脚本だったものもたくさんあります。
 心よりご冥福をお祈りします。


2008年11月09日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#38とキバ#39

  ゴーオンジャー #38「乙女ノホンキ」。瓶のふたを開けようと一生懸命になってた早輝は、横から走輔が瓶を取り上げて簡単に開けてしまったことに女の子だからとかばわれてるように思ってむくれる。そんなときに現れたシャワーバンキを迎え撃つゴーオンジャーたちは酸性雨攻撃を受けるが、何故かなんともない。あっという間にシャワーバンキを撃退するのだが、ギンジロー号に帰った早輝以外の仲間がみんな固まって動かなくなってしまう。美羽も大翔が固まったと泣きつき、炎神たちもアールV以外動けなくなる。どうも間違って調合された酸性雨は、男だけを固まらせる作用があったらしいのだ。そして今度はちゃんと酸性雨を仕込んで来たシャワーバンキに対し、美羽がうっかり走輔たちがカチカチに固まってしまってることを口走ってしまい、身動きの取れない走輔たちが狙われることに。

 男性陣全滅で女子メンバーだけで戦うことになる話なのだけど……大翔がいなくなりうろたえる美羽のヘコキャラぶりがカワユス。走輔たちを狙うシャワーバンキから彼らを守るためあの手この手で逃げる早輝たちだけど、早輝が結構トラップマスターなのが……稚拙な偽装かと思わせておいて、落とし穴にハメるとは。ベアールも「はしたない」奥の手出してるし。いやぁ、はしたなくても普段から使った方がいいんじゃないかな、それ……つか炎神のお父ちゃんってどんなんだ!? そもそも炎神ってどうやって増えてるんだ!?
 戦力が極端に少ない事に加えカチンコチンに固まった走輔たちが完全に足手まといになって追い詰められる早輝・美羽だけど、それを逆手に取ってシャワーバンキをはめることに成功。さすがトラップマスター。 ~ 今回はベアールが単独でがんばりすぎて途中離脱ので巨大化戦はガンバルオー、セイクイウオー、スピードル、バスオンで。
 でも、走輔たちを入れ替えるのは女性のマネキンである必要はなかったんじゃ……女装させたかっただけですかそうですか。美羽は女装した大翔にさえも兄萌えですが。


  キバ #39「シャウト・狙われた兄弟」。大牙と兄弟であり、さらに半ファンガイアであることが明らかになった渡。人間として生きるべきか、ファンガイアとして生きるべきか……迷う渡は大牙からファンガイアとなって共に人間を管理する役割を果たしてくれと言われ、深央からも大牙を倒し新しいキングとなってくれと言われる。大事な人二人から別々にファンガイアとして生きることを迫られる渡は一層道を迷ってしまう。そんなとき現れた真夜の幻影が「あなたには紅音也の血が流れていることを忘れないで」と諭し、渡は自分に一番正直な道「人間とファンガイアの共存」を決意する。
 渡は青空の会のメンバーにすべてを明かし、どう生きたいのかと問う嶋に「人間とファンガイアの架け橋になりたい」と決意を明かす。それを受け入れたかに見えた嶋だが、裏では名護、恵、健吾にキバ抹殺指令を下していた。だが、名護と恵はその指令に乗り気ではない。それでも命令には絶対服従の名護は、次にキバになったときには青空の会の一員として抹殺すると、渡に宣言する。
 一方大牙は、渡をファンガイアサイドに引きずり込むため、ビショップに命じて渡の中のファンガイアの本能を目覚めさせようとしていた。
 22年前、キングの変身したダークキバからかろうじて逃げた次狼だが、ラモン、力と束になって逆襲しようとしても歯牙にもかけられない。クィーンを人質にすることでキングに対抗しようと真夜に襲いかかるが、音也のことで真夜につきまとっていたゆりが真夜の変身を見、彼女がファンガイアであることを知ってしまう。その事を音也に告げるゆりだが、音也がすでにそのことを知っていたことに逆にショックを受けてしまう。

 なんだか嶋さんの過去がいろいろ明らかになってきたような。シャワーシーンで背中にある二条の傷は嶋がファンガイアに敵愾心を燃やす理由らしいけど、フラッシュバックを見る限り、かつては嶋もファンガイアを信じようとした時期があったようにも見える。が、今はまったくファンガイアを信じなくなり、半ファンガイアであるキバ=渡の抹殺指令を……
 個人的には渡を信じたい名護だが、元々渡が半ファンガイアではないかとの疑いを持っていた上、命令が下ったことでそれに従うことに。でもそれを事前に渡に伝える辺り、正々堂々としている。ってこれじゃ名護さんが良い奴みたいじゃないか! おかしいよ名護さん! そんなの名護さんじゃないよ!
 半ファンガイアである渡を巡っていろんな人の思惑がむき出しになってきたけど、大牙はともかくとして、深央が結構黒くなってるのが……渡がキングで自分がクイーンなら、人間を無理に傷つけなくても済むという考えもあるのかもしれないけど、それよりは自分の都合優先のような……
 過去はゆりと真夜の確執に、キングの乱入まで。キングはまだ三モンスターをいたぶってるだけだけど、矛先が音也にいつ向くか。さらにゆりと音也の破局はいつ決定的になるのか。嶋の過去とか関係あるのかなぁ。多分ないだろうけど。井上脚本だし。
 次回は名護イクサ復活? でも健吾からイクサを奪ってキバと共闘、なんてないよね? むしろキバを倒しきれない健吾からイクサを奪ってキバに襲いかかる、の方が名護さんらしいと思うのだけど。


2008年11月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] BSアニメ夜話とかヤッターマンとか

 先週の「BSアニメ夜話」、「電脳コイル」と「ガンバの冒険」の回は消化。あと「劇場版グレンラガン紅蓮編」があるけど、それはまあ時間を見て。
 「電脳コイル」は、リアルタイムであれだけ見ろ見ろと言って誰も見なかったのに、いつの間にか強化現実の例として「電脳メガネみたいな」という表現が普通に使われるようになってしまったのが、その浸食力に唖然。ホント、最初の十話くらいのうちは話題の通じる少数の人の間で細々と話題にしてるだけだったのになあ。
 岡田斗司夫が「現代の妖怪もの」と統括してたけど、言ってることはもっともな部分はあるものの、やはりあれはこの世とあの世の往復譚、そして子どもたちが「さよなら」を言うことで成長する物語だと思う。もちろんSF的世界観や演出、表現方法もずば抜けているのだけど。
 ガンバの冒険は、ホントに熱い。岡田斗司夫と特別ゲストの半田健人が時折番組の進行そっちのけで雑談にふけりそうになるのが笑った。あと、OPを歌う「河原裕昌」ってのが俳優の「河原さぶ」のことだと初めて知った。ノリノリで熱唱してました。

 一ヶ月以上ぶりのヤッターマンだけど、のっけに偽OP。けど、オリジナル版のOPのパロで、しかも「タイムボカンシリーズ」の文字まで……ナベアツとかよりこちらの方が。
 来週の深田恭子登場も、それよりも再来週の歴代三悪装登場の方が楽しみ。


2008年11月11日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] リタイア

 すいません。そろそろラインバレルがきつくなってきました……キャシャーンSinsですら何とか耐えられるのに、どうしてだろう? あまりに主眼がぼやけすぎて何をやりたいか(願望充足以外に)が不明だからだろうか?
 ペンギン娘の方は余裕なのになぁ……ってわけで6話でリタイア。
 禁書目録は……こちらもきついけど、絵柄が綺麗だからもう少しだけがんばってみよう。でも2クール? もたないかも……

[アニメ] 今日の5の2#6と巌窟王#21

  今日の5の2 #6「カンサツニッキ/ジャンケン/ユウダチ/ナツマツリ」。今回のリョータは耳を甘噛みされまくったり煽ったり煽ったり泥レスしたり「はいてない」にドキドキしたり。現在最強ポジションを保持している相原カズミが、雷でおへそを気にするという意外な弱点が。しかもみんなの泥遊びに加わろうとして加わり損ねたりして意外なドジっ子属性が!
 しかしリョータ、徹底的にみんなのおもちゃだなぁ。でもチカといい感じになったりもして。なんかチカはカズミに励まされてるみたいですが。
 EDはまた変わって「夏祭り」。ZONEからジッタリンジンですか。


  巌窟王 #21「貴公子の正体」。ついにさまざまな罠に陥った復讐の相手たちに止めを刺していく伯爵。ダングラールのそそのかしでフェルナンもヴィルフォールも足を踏み外したわけか。でも、自己保身に目がくらんだヴィルフォールと違い、フェルナンはメルセデスへの思慕に目がくらんでなので、ちょっと情状酌量の余地があるような。とは言え、それでたがが外れて足を踏み外しまくってしまったわけだからなぁ……
 そのフェルナンが帝国と手を結んだのか、大軍を率いてパリに攻め込んでくることに。さすがにこれは伯爵と言えどどうなんだと思うけど、様々なものを失った末、本当に大切なものを見出して伯爵に対峙しようとするアルベールこそが、やはり伯爵最後の敵なのだろうなぁ。この場合、伯爵は負けた方が本当は勝ちの気がするけど。


2008年11月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 別に流さんでええです

  田母神国会召還に関する産経のコラム産経 )。
 タレントのみのもんたさんもお怒りのようで、TBS系の「朝ズバッ!」では「国民の知る権利を奪っている」と中継を認めなかったとおぼしき国会に思いっきりかみついていた。お怒りごもっとも。でも実態はだいぶ違っている。

 与野党は、「田母神氏の持論展開の場にしてはいけない」として、NHKに中継を要請しなかったが、禁止したわけではなかった。参院側は民放からの中継申請を認めていたのだ。生放送しなかったのは、各局の自主判断だった。ちなみにTBSはドラマの再放送をやっていたが。
 みのもんたがこんなこと言ってたとは知らなかったが、これは国会側としてはさすがにそうするでしょうだろう。まず、言論の自由は弾圧されてないし、情報秘匿もされていない。実際に自由に発言したようだし、発言内容は議事録および国会中継のストリーミング配信で見られる。第一国会は田母神氏の意見発表の場ではない。個人的見解を加えるなら、主張内容もきわめて稚拙な厨二病レベル。実証を根本的に欠いた自己都合だけで認定した「事実」による歴史認識の主張は政治的云々以前にアホかと思う。
 ではどうしていつもはしているNHKへの中継要請をしなかったかというのは、結局それだけ周辺諸国との軋轢を起こす発言だからということになる。NHKもその辺ふまえて自分から申し込みをしなかっただけでしょ。 他の民放と同じように 。つまり、
 与野党から要請がなければ放送しないなら受信料を返してほしい。「みなさまのNHK」は「国会議員のみなさま」しか眼中にないのだろう。
は的外れにしか見えない。誰でも見ることはできるが見る側のモチベーションを要するようにすることで軋轢を起こす問題発言の拡散を防いだ、ってことでしょ。田母神氏のアホ発言をわざわざ「みなさまのNHK」で放送してさしあげることでそのアホ発言で誘発される軋轢を招くことに意味があるとは思えない。必死さは感じるが適切な処置だと思う。「言論の自由」は「言論を全国に流す義務」ではないのだけど。なんだかなぁ。
 しかし、公僕としての義務を忘れてそれどころか自分の立場を利用し自分の主義主張を押しつけようという輩はどうにかならんものか。それに賛同してる連中もどうにかならんものか。

 それはそれとして 日本は中国をはじめとするアジア各国を侵略して2千万人以上を殺害した朝日 )。「文化大革命の方が多い!」という自慢でしょうか? これは?

[アニメ] ヒャッコ!#5

  ヒャッコ! #5「愛縁虎縁/人には添うてみよ、虎とは闘ってみよ」。潮萌え。いや、それだけ。「獣の槍」とか、微妙なネタがあったが通じるのか? あと、冬馬のメイン話はまだですか?
 それにしても獅獅丸、特殊な趣味してるなぁ……


2008年11月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のらみみ2#7ととらどら#7

  のらみみ2 #7「くろまるだんご/虹色キャンパス」。町を歩いていたのらみみは、女の子がペンギンタイプのキャラを虐めているのに出くわす。思わず力ずくで止めようとするのらみみだが、それは誤解。カエは拾った野良キャラだった黒丸を、普通の生活になじめるように鍛えているのだという。どう聞いても変な鳴き声にしか聞こえない言葉を理解したり、ちゃんとキャラと居候主の関係のようだが、カエが平日昼にうろうろしていたのを半田が気にする。実はカエは引っ越してきて新しい学校になじめず、黒丸の世話をかこつけて学校をさぼっていたのだ。前の町に里心がつのってしまったカエは、黒丸と一緒に昔の友達に会いに行くのだが……
 ハローキッズ59号店を尋ねてきた、額縁入りの絵を抱えた子ども。その子によると、その絵はキャラ「印象派・ガハク」なのだという。だが、何故か最近まったく口を利かず、本物の絵のようになってしまっている。それがキャラの病気なのではないかと心配して相談しに来たのだが……

 おお、黒丸いたっけな。この話では、カエはいかにも実際にいそうな背伸びして偉ぶっている小三の女の子。野生のキャラだった黒丸を拾って、社会になじめるように鍛えているのだが、引っ越しを契機にそれを口実に使うようになってしまっていた。黒丸を連れて昔の友達に会いに行くのだが、昔の友達はカエの知らない子と一緒にあたらしい毎日を送っている。黒丸を社会になじませると言っておきながら、自分が新しい環境になじむことから逃げていたことに気づかされ、黒丸と一緒に今住む町に戻る。
 別れの話ではないけども、黒丸もカエもちょっと垢抜けないキャラで、でもとても身近にいそうで、それだけに小さいけど大きな環境の変化にどうすればいいのかわからない心境がよくわかる。~   最後、カエにしか話してることがわからない黒丸を昼は59号店に預けることにしてちゃんと学校に通うようになる。相手をしてるうちにのらみみも言葉がわかるようになってきて、カエが「カエをよろしくな」と言ってたとごまかしたのを、「カエは乱暴者だけどよろしくな」と言ってたとのらみみが突っ込んでカエがあわててたのは、ほほえましいと同時に環境が変わるってことは世界が広がるってことでもあると端的に示してる。まだこの二人はお別れには遠いけど、いずれ来るお別れに向かって子どももキャラも成長していくのだと感じられるいい話。
 後半は、オリジナルだけど黒丸の話が良くできてただけにちょっと通り一辺倒な印象。けど、絵画タイプのキャラというのは新鮮。それと、やはり話の凡庸さが足を引っ張っていたけど、最後にガハクが子どものために書いた絵のイメージは良かった。
 来週はグラムが出るのか。原作の話の中でも好きな話なので、どう描かれるのか楽しみでもあり、不安でもあり。マクダーネルの話と言い、結構原作の良作は良い感じなので多分大丈夫だと思うけど。


  とらドラ #7「プールびらき」。亜美に迫られているところを大河に見られてしまった竜児はあわてて弁解するが、大河が動揺しているのを見て弱点を見つけたとばかりに亜美は大河に見せつけるように竜児に絡み出す。が、それに加えてプール開きが間近に迫っていた。水着選びを口実に亜美が自分の肢体を見せつける一方で、大河は異様なまでにプールを嫌がる。「金槌だから」と言ってはいるが、実のところ身長に対してもさらにぺったんこな胸を気にしてのこと。サイズの合った水着を着ても、胸の部分がまったく余ってしまう姿を、北村に見られたくないと現実逃避する大河を見かねて、竜児はよなべして胸パッドを作成する。が、それがプール開きでのとんでもない事態を巻き起こす。

 え〜、亜美は結局大河への当てつけで竜児に迫ってるってことでFA? なんだ、大河と関係ないところで迫ってるから、竜児にホントに気があるのかと……とか思わせといて実際に気がある、って可能性もあるからなぁ、この話。
 で、プール開きの話。なんだかフリーダムさがケメコ先生の授業一歩手前なんですが……自分の優位性を存分にアピールする元モデルの亜美だけど、それに刺激されてはいるものの、大河の悩みはもっと別。「哀れ胸」って……XSのカップでも余るってことは、完全に脂肪がないのね。そいでもってここでもまたお腹のお肉を気にするダイエット戦士。スポーツやってるんだから引き締まってそうなんだけど。
 クラスでふざけてプールに突き落としが行われ始めたのに乗じ、大河をプールに投げ落とす亜美。だけど、実は大河は本当に金槌。あわてた竜児がとっさに救助。ちゃんと後ろから抱きかかえてるのは、おぼれてる人の救助の基本ですな。が、悪くしたことに義乳特戦隊が片方流出することに……仕方なく竜児は強硬手段を執るけど……うれしはずかしには違いないけど、ちっともうらやましくないのは何故なんだろう?
 その件で竜児に言いしれようのない感情を募らせる大河だけど、さらに大河をからかうために竜児に絡む亜美に怒り爆発。が、そこに現れたみのりの仲裁で、スポーツ対決に……なんで?
 亜美も悪い子じゃないんだけど、本気をぶつけられる相手が大河しかいない感じでついエキセントリックな行動に走ってるよう。それにしてもみのりの神出鬼没・挙動不審に磨きがかかってるけど。あれでいいのか、竜児?


2008年11月15日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 報道比較

 麻生首相がIMFへの1000億ドル融資を公言した件なのですが、ちょっと気になって調べてみました。
  日経産経毎日
  東京読売時事通信
 一行目と二行目にまとめたもの、どう違うかというと、融資する1000億ドルが「外貨準備金(外国為替特別会計)」から拠出することが書いてあるかどうかということ。ただ予算から捻出するってのと違うという大事な部分なので、ちょっと気になって各報道を調べてみました。14日以前にも方針は明らかになってたので、前の報道ですでにそれに触れてる新聞社もあるのかもしれませんが……
 今市場に出すわけにはいかないドルを使って投資し、国際発言力も高める手で、逆境の時にこそチャンスがある、って好例ですな。

[アニメ] かんなぎ#5とケメコデラックス#6と地獄少女三鼎#6とまかでみ#6ちょっとだけ

  かんなぎ #5「発現!しょくたくまじんを愛せよ」。なぎの隠れたスキル発現。でも意味ねえ。ざんげちゃんの会話は、ざんげちゃんの状況を知らないとわかりづらいような……それより、「なぎ様のおかげで、監督の域に達することができました!」って、ヤマカン……京アニの内部事情とかよく知りませんが、「隣の801ちゃん」製作中止とか、いつまで経っても音沙汰のないハルヒ新作とか、会社としてちょっといくらなんでもごたごたしすぎの印象は。

  ケメコデラックス #6「ミシマの女」。夏休み前の三平太の前に、ケメコとそっくりの機体に乗ったミシマ電機専務と名乗る美女ヴァニラ・M・リペアーズが現れ、「ケメコとエムエムこそが三平太の敵」と告げる。旅行編と、その後のミシマ電機の決戦がクライマックスになるのかな? しかし、なんでこれもキリコに乗ると声が変わるんだろう?

  地獄少女三鼎 #6「わたしのセンセイ」。賽の河原中学教諭として人間界にとけ込む一目連への地獄流し依頼。実はそれは骨女へのあこがれが高じての誤解からだった。
 よく考えると閻魔あい、一話以来セーラー服姿見せてないよな。
 それはともかく、人間界にとけ込んでいるがゆえの地獄組への地獄流し依頼。必殺シリーズではメンバーへの殺害依頼はお約束ですな。今回は骨女が直に誤解を解くことで一目連への怨みはなんとかなるが、あこがれがエスカレートした行動は結局地獄流しへとつながってしまう。
 悪くはないけど、ちょっと安易だったかも。でも障害物競争な仕置きはちょっと面白い。清純そうに見えた生徒の黒さ丸出しだったし。でも、一目連がどんどん愉快キャラになってく……まるでアイドル小田桐のようだ。こんな奴だったか???

  まかでみ #6「なんか蒼いエンジョウなんですけど」。その魔力侵脱能力故に学園内で敬遠されてしまっている鈴穂。ところがその彼女に告白してきた生徒がいて、それがなんと……
 メタリス、ジョージラブじゃなかったんか! つか、メインキャラにからむとは思ってませんでした。その行動の怪しさからやっぱり全学でホモ疑惑を向けられていたメタリスが男の純情狂い咲かせたり赤い扉を開いたりなんだり。鈴穂はうれしくない訳じゃないけどやっぱり拓人一筋なのでメタリスの恋は実らないのだけど、実らないなりに充実した恋ができたメタリスより、その気になりかけたジョージが哀れだ……
 あと、後半はシンタローに捕らわれたシンクラヴィアとミヤビの脱出計画。ま、使役されるだけならまだしもエロ同人描かされてたんじゃなぁ……


2008年11月16日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#39とキバ#40

  ゴーオンジャー #39「郷愁ノコドモ」。突然街中に祭り囃子の音がし、それに誘われた子どもたちが姿を消すという事件が起こる。事件はガイアークのデミセバンキが起こしたもの。子どもたちをお祭り漬けにして大人になってもお祭り以外考えられないダメ人間にしようという作戦だった。ところが事件を調べていた軍平、範人は迷い込んだお祭り空間で、晴之助、昭之助の兄弟と出会う。まるで侍の子どものような姿をした二人は、元の世界に戻りたいとキシャモスたちに勝手に乗り込んでしまうが、次元の壁が破れず結局失敗。実は二人はサムライワールドからある大事な使命を持って追っ手から逃げまどい、ヒューマンワールドに迷い込んでいたのだった。

 夏の映画の廃品利用w
 雷剱と獄丸の色違いの雷々剱と獄々丸が追っ手として出てくるが、どこが違うのかの自慢げな説明を、ケガレシアたちもすっかり聞き流してるのが開き直ってるなぁ。
 縁日の出店の定番、焼きそば、もんじゃ、輪投げとふざけた攻撃なんだけどゴーオンジャーたちにはかなり効いてる。でも意外と強いわりに、作戦自体は子どもたちが大人になるまで待つという長期戦略……指摘されるまで気付かないのがいかにもガイアーク。ってか、気付よ!
 今回も古代炎神族抜きのエンジンオー、ガンバルオー、セイクウオーでの巨大ロボ戦。射的と金魚すくいにとらわれたエンジンオーとセイクウオーを、ガンバルオーが救うって、いや、それでいいのか?
 話はこれで一段落と思ったら、兄弟が持っていた件は烈鷹のもので、しかもヒューマンワールドに石になった炎神大将軍が出現。来週は、烈鷹の生まれ変わりなのか半田健人がゲスト出演。555には変身しないよな。


  キバ #40「アンコール・名護イクサ爆現」。渡はビショップによりファンガイアの本能に目覚めさせられ、一時的に凶暴化して恵を襲ってしまう。すぐに我に返るが、健吾からはやっぱり所詮はファンガイアだったかと言われ、何より自分が我を失ったとは言え恵を襲ったことに渡はショックを受けて引きこもってしまう。静香や名護が立ち直らせようとするが、その声にも耳を貸さない。特に名護は渡に追い打ちをかけようとする嶋に、「渡はもう精神的ダメージで自滅する」とこれ以上の手出しは必要ないと主張する。が、そんな言葉とは裏腹に渡を立ち直らせようとしたり、渡の理想に共感するかのような言葉をつぶやいたりする。
 しかしその裏で、嶋は大牙と接触。共闘してキバを倒そうと持ちかける。
 22年前、キングの攻撃から這々の体で逃げ回る次狼たち。あっという間に追い詰められるが、キングは今しばらく生き延びさせるのと引き替えに、音也を三人に殺せと持ちかけるのだった。
 一方ゆりは、音也と真夜の間が急接近していることに加え、その真夜がファンガイアであることを音也が知っていたことにショックを受け、真夜を執拗に狙う。音也はなんとか二人が衝突しないようにと気をもむのだが……

 ちょっ! なんかおかしくないですか!? これじゃ名護さんまるっきりいい人じゃないですか! 我を失って暴れてしまった渡に、青空の会が疑いの目を向け渡自身も自分を信じられなくなったのに、渡をかばい、なんとか立ち直らせようとする。さすがに不審に思った恵が突っ込むが、どうもやっぱり真夜の件がありそう。つか、真夜がまだ生きてるって知ったらどう反応するんだろう?
 それに加え、嶋の気まぐれ経営具合が……健吾を一度の失敗で首にし、名護を再度イクサの正式装着者に据える。でも、ここでも健吾をかばったり、名護さん、ホントに人間として成長しちゃったの? なんだか寂しいなぁ……
 その嶋はキバ殲滅に異様な執念を燃やし、なんとキバを倒すために大牙と手を結ぼうとする。って、大牙は一時嶋の元で育てられていたのか。嶋のファンガイアを見る目に耐えられず大牙は逃げ出したらしいけど、意外といえば意外。たしかにキングを裏切った真夜が、大牙をそのまま放置しておくわけもないものなぁ。青空の会を頼ったというわけか。でも嶋のファンガイアに対する憎悪までは計算外だったんだろうか。
 名護の成長具合に対し、渡の方は最初のうじうじに逆戻り。っつーかもっとひどくなってる。トラップまで準備して進入を拒もうとする。一度だけ健吾の危機にキバになって駆けつけるが、それ以降はブラッディローズも封印しキバット、タツロットも閉じこめ、名護の危機に鳴り響くブラッディローズの音色に耳をふさぐ。名護さん、久々にイクサになれたのに、二人がかりではさすがになぁ……

[アニメ] なんか絶対可憐チルドレンが

 今週の話が無茶苦茶テンポが速くって、前半アイキャッチが入って「あれ? まだ半分だっけ?」と混乱してしまった。普通なら前半分で一話でもおかしくないものなぁ。関係者の証言という形もあって、それでもまとまってるのが上手いけど。
 あと、ナギとハヤテがそのまんま出てたんで「え?」と思ったけど、澪が出てくれば主役コンビは揃ってるものなぁ。つか、同じサンデーとはいえ、頻繁に出してるよなぁ。

[その他] たとえば鍋いっぱいのぶり大根

 スーパーで鰤のアラと大根があったので、ぶり大根を作ってみますた。前に作ったときは鰤の下処理がまずくってちょっと失敗したけど、今回は血合いを洗って落とし、一塩して20分放置で臭みを抜いた後でさっと熱湯にくぐらせたので、臭みは出てないみたい。つか、味見してると煮汁が最初生臭かったのがどんどん良い感じに。若干煮くずれてしまったのが残念。鍋返しをするんじゃなく、煮汁の回し掛けをちゃんと徹底しないとだめなのだな。
 これは明日以降のおかずなのだけど、鍋いっぱいに作って、消費しきれるのかしらん?


2008年11月17日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 最近の世界経済がさっぱりわかりません

 いや、最近じゃなきゃわかったのかって言うと、ちっともわからなかったんですけどね。
 まあ、経済って言っても私が言ってるのは経済政策なんですが。こないだの金融サミットも報道がなんだかさっぱりわからなかったし。とりあえず、EU(つか、サルコジ?)は世界基軸通貨=ドルから=ユーロにしようとしている、あるいはしていると見せかけようとしている、その目的のためか途上国の取り込みをしようとしてる、日本はドル準備額第二位ということもあって現基軸を維持する方向、中国はいまいちよくわからん、アメリカもよくわからん、って解釈はいいんでしょうか?(よくわからん、は解釈じゃねえ) 市場の動きがよくわからないのも加わって、マスコミにそれなりにでも総括された解説がないんでさっぱり理解の糸口がないですよ。
 それにつけてもそれ以上にわからんのは民主党(日本)の行動なわけで。
 民主党「党首会談の結果を受け、18日から審議に応じない」って……これまで散々党首会談自体から逃げまわって、その結果「俺の気にくわないから、審議を拒否する!」ですか……嫌がらせのためなら何でもしますな、小沢民主党は。

[アニメ] 00とテイルズ・オブ・ジ・アビスちょっとだけ

 テイルズ・オブ・ジ・アビスをどう略せばいいか困りますな。テルビス?
 それはともかく、ルークは周囲からアホの子扱いされてるのに不満を持ち、尊敬するヴァンの「英雄になればみんなが見直す」という言葉に乗って障気の元と言われたオブジェクトを超振動で破壊する。が、それが思ってもない大災害の元に……結局ヴァンにだまされていたのに気づかず、身勝手な焦りから独断で最悪の事態を引き起こしてしまった事実を突きつけられたルーク。それを責任転嫁しようとしたり正当化しようとしたりして、逆に仲間たちにも愛想を尽かされていく。のみならず、自分とそっくりな敵将アッシュから、自分はルークの偽物・レプリカで、アッシュこそが本物のルークだったと知らされる。
 うわー。予測したとおり、意図せず偽物だったわけか。しかも最悪のタイミングでそれを知らされる。最低ぶりをいかんなく発揮したところで、本物があまりにみっともない己の偽物として始末しようとするのだからなぁ……普通は救いようがないわ。
 ただ、救いようがあるとすれば現ルークは記憶を失っていたのではなく本当に生まれたばかりで、いわば精神的には七歳児に過ぎなかったこと、功名に焦ったときも障気に苦しむ人々を救おうとしなかったわけではなかったことか。
 同じ精神的に未熟で最低な主人公だけど、ラインバレルよりこっちが耐えられるのはなんでだろう?

 00、予定調和な本編はどうでもいいんですが、大事なのは予告ですよ、予告! ティエリアががががが!!! いや待て、これは孔明の罠だ!


2008年11月18日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 今日の5の2#7

 むー、何故か今日はなんか時間がない感じ……残業とかも特になかったのになぁ。
  今日の5の2 #7「カチマケ/ウチアイ/ホンヤ/サンキャク」。今回はオリジナルばかりで。「カチマケ」は最初「マケナシ」がもう一度??? と思ったけど、そこからの発展形。スポーツ万能少女のナツミにどうしても勝てないリョータは給食のデザートをかけた勝負に負け続け、最後の最後にプライドをかけた勝負内容は……いや、それ、プライドなくしてるだろ、逆に。きっと良いお嫁さんになるよ。
 「ウチアイ」「ホンヤ」「サンキャク」はちょっとオチが弱い気もするけど、「ウチアイ」の横一列行進はちょっと笑った。BGMもちょっと80年代香港映画っぽい薄っぺらさ。わざとかな? 「ホンヤ」ではメガネっ娘メグミにややオタク属性が。「サンキャク」は二人三脚でユウキとペアを組むことになったリョータは、コウジにからかわれ普段から練習しようと言い出す。でも、それはやりすぎだろw
 5の2メンバーの中では一番発育が良いことになってるメグミがあまりそんなふうに見えないけど、次回はそれをいかんなく発揮する回があるっぽい。


2008年11月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] わけわからん

 昨今の政局がさっぱりわかりません。2次補正予算案をめぐってなんだか日単位で民主党が言ってることを変えてますが、どうして2次予算にこだわってるのか、どのような案を求めてるのかさっぱりわかりません。解説と探しても、民主党のページ見てすらも全然その辺のこと書いてないし。
 「景気対策が第一というなら云々」ってのは一見正論に見えるけど、自分たちで案も出してないので逆ギレして調子に乗った子どもが騒いでるみたいに見えます。まあ、自民もその泥仕合に載ってしまってる点で情けなくはあるのですが……つか、「2次予算は解散総選挙の後で」じゃなかったのか? もはや総選挙を期待してたマスコミすらもついて行けない展開になりつつあるようですが……

  【元次官襲撃事件】 毎日新聞、「Wikipediaに犯行予告」と誤報→各テレビ局も釣られて報道痛いニュース )。編集内容を見ると確かにたちが悪いんだけど、これは毎日新聞の大チョンボだよなぁ。編集者もこの手のことはやるならアンサイクロペディアでやりなさいって(そういう問題じゃない?)。ネットの反応も騒ぎすぎとは思うけど、新聞ってのはそれなりの責任があるってことをもう一度ちゃんと認識してもらいたいものです。「 やっぱり新聞がいい 」と言ってるのだったら。「 わたしは、既存メディアがインターネットに対応する方法についてこう考える。つまり、時代遅れになったかもしれないのは、新聞ではないのだと。それはむしろ、読者とのきずなという新聞の最も貴重な財産を忘れている一部の編集者、記者、経営者の方だ」CNET japan )って意見もあるし。って、この人ガンダムX打ち切りの元凶だったのか。


2008年11月20日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のらみみ2#8ととらドラ!#8

  のらみみ2 #7「ヒミツの居候」。小学生のネネは、最近友達に自分のパンダ型キャラの話をされるのが嫌でたまらない。パンダのシロクロには小さい頃こそ夢中だったものの、高学年になった彼女には子どもっぽいシロクロが嫌に思えるようになったのだ。そんな彼女が夢中になっているのは橋の下でルンペン生活を送っている貴族タイプのキャラ・男爵サー。ネネを子ども扱いせずレディとして扱い、キャラながら大人っぽい落ち着きを見せる男爵に、自分のキャラも放っておいて通うほど。が、ある日サーに新しい居候先が決まったと聞き、自分もついて行くと家出してきてしまう。
 「50001g」。お使いをさぼって秋の公園で時間をつぶしていたのらみみは、自分を監視していた小さなねんど人形のようなキャラに気づく。グラムと名乗るそのキャラに逆に興味を持ったのらみみが後に付いていくと、居候先の家にはもう一体一回り大きいグラムが待っていたうえ、なんと最初のグラムと合体してしまった。グラムの特性は「分裂」。自分を分けて作った分身と再合体すると、分身が見聞きしたことを知ることが出来るのだという。その体質もあってかなんでも知りたがりで子どもにも知ることの楽しさを教えるグラムだが、とても小さなグラムがグラムが忘れていた大事なことを知らせる。それは居候を始める前に始めた計画が、結実する日が今日だということだった。

 ああ、そうだ。男爵の話があったんだ! これまた破壊力が高い話に仕上がったなぁ。
 小さいときは夢中になっていたパンダ型キャラだが、最近はあまりに子どもっぽいために却って恥ずかしいと思ってしまうようになったネネ。それと反比例するように落ち着いた振る舞いの男爵に夢中になるのだが、いくら仲良くしようとキャラと居候先の子どものふりをしようと、二人は本当のキャラと子どもの関係ではない。男爵はネネが自分に夢中なのは、大人っぽさにあこがれる子ども特有の一過的なものだと知っており、それでも男爵はネネに優しく接する。別れの時になっても、「きっと大人になってネネは自分のことも忘れてしまうだろうけど、別れをたくさん経験して、そう変わっていくことは悪い事じゃないんだ」と諭し、一晩一緒に野宿して、そっと去っていく。
 ネネはからっぽな気持ちを抱えたまま家に帰るが、最近放っておかれてネネが返ってこないことに半狂乱になっていたシロクロを、これまでと違う、年長の態度でなぐさめる。シロクロの姿が、男爵がいなくなって悲しかった自分に重なったんだろうな。これが男爵の言っていた意味で、多分、別れを経験すると、それは悲しいことだけど、人の気持ちがよりわかっていくことになる、ということなのだろうな。これはちょっと久々に涙腺直撃した。
 後半は、知りたがりのグラムの話。ちょっとしたセンス・オブ・ワンダー。グラムは分裂することができて、その体重がグラム単位で胸に表示されるキャラ。だから「グラム」。その全体重は50001gなのだけど、なんでそんな中途半端な数字なのか、というのには居候先の子どもも知らないヒミツがあった。
 居候する前に、グラムは「本で知った気になっているけど、本当は世界中はどんななんだろう」とふと思い立ち、自分をほとんど半分にして世界旅行に送り出した。半分のグラムは世界中で分裂と再合体を繰り返し、いろんな事を見聞き、経験し、そして戻ってくる約束の日がたまたまのらみみと出会った日。世界中のいろんなことを知った分身と合体して本当の本来の大きさ「100000g」に戻ったグラムに、見聞きした話をせがむ子どもとのらみみ。なんだか不思議でいい話。
 しかし本体のグラムが「パパグラム」って、やっぱりバーバーパパを意識してるのか。w


  とらドラ! #8「だれのため」。大河と亜美の諍いの仲介に入ったみのりの強引な主導により、スポーツ対決をすることになってしまう二人。勝負の内容は抽選の結果亜美が提案した「50m自由形」に決まるが、金槌の大河では勝負が見えてるとクラス全員大河の負けを確信する。その雰囲気に腹を立てた竜児は、大河が泳げるように特訓をするのだが、当の大河は亜美への敵意を燃やしつつもなんだかもやもやとしている。それは、亜美が勝ったときの報償が「夏休み、竜児が一緒に亜美の別荘に行くこと」なのが何故か引っかかり続けてるのだ。そして、竜児がそんな気持ちも知らずにわかったようなことを言うのに、ついに大河は切れてしまう。

 え〜……これって完璧、つきあってます宣言じゃん。いや、本人はそのつもりもないし自覚もないだろうけど、周囲で聞いてる誰もが全員そう思うって。
 大河と亜美の勝負はいつの間にかクラスでお祭り騒ぎのように取り扱われる。が、大河の負けを決めつけられ、さらに泳げないのをバカにされてるのを聞いた竜児は大河に発破をかけ特訓をしようとする。
 だが、大河は泳げないのももちろんだけど、亜美の「自分が勝ったら竜児と自分の別荘で旅行」という条件に釈然としない。竜児が亜美と一緒にいることにもちろん不快感は感じるのだが、それが何故なのか、理由が自分でもわからない。「竜児は自分の下僕だから」とこじつけの理由を言ってはいるが、それに説得力を一番感じないのも大河。そんなもやもやした気持ちの中、竜児が無神経に「勝負は北村のためだろ?」とか「もし負けても、俺だけが行くようにし向けて北村は行かせないから」などと口走ったのでついにキレてしまう。
 すっかりトラブルメーカーとなった亜美だけども、自販機の隙間で缶ジュースを飲みながらたそがれ、それを見つけた竜児に柄にもなくしんみりと話をしたり、自分の気持ちがわからず迷走する大河をさらに挑発したりと、なんだかこっちも自分で傷口広げてるような……特に竜児が男子生徒の下敷きになったとき、大河が勝負そっちのけで助け、竜児がおぼれたのに気づかなかった他の連中が竜児を介抱しようとするのを拒否、「竜児は自分のもの」宣言するのを、自嘲ともとれる笑いでみているのが。
 でも勝負としては亜美の勝ちなので、大河は「竜児は別荘に連れて行け、でも自分もついて行く」と筋が通ってるのかめちゃくちゃなのかよくわからんことを言いだし、結局いつものメンバーでの旅行に。亜美もまだ竜児に絡む気満々だし、竜児と大河をくっつける気満々の北村とみのりもいるし、竜児は大河の気持ちに気づかず、みのりに片思いした(あるいはそう思ってる)ままだし、別荘ではさらに波乱ですかね?


2008年11月21日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 黒執事がわけわからん

 え〜、なんというか、これはどんな文法なんでしょう? まじめにやってるのか、ふざけてるのか、よくわかりません。ギャグはギャグで切り分けて見られればいいのだけど、そうじゃなく、ギャグがシリアスパートのストーリーにまで干渉してくるので、はっきり言って文法としては統一感がなくめちゃくちゃ。まあ、他事しながらだらだら流し見は出来るので、切りはしませんが。
 しかしこれってどんな層に受けてるんだろう? 普通に考えてダメだろう、これは。

[その他] なんだか暗いニュースばっかり

 むろんこの経済状況下でそんな話には枚挙にいとまがないことはわかってるのだけど、そんなニュースばかりではないはずなのに、なんか無理矢理そういう方向にしてるって気が。
 まあ、無理に明るいニュースを流すこともないんだけど、無理矢理悲観的な方に持ってってる感じでなんか嫌。そうした方が衝撃度が強くて受けがいいんだろうけどさ。でも社会不安をいたずらに煽る責任ってのはどうなのよ?

  幹細胞から作った器官を移植する手術が成功/.J )。こういうニュースって、日本じゃあんまり流さないよね……コメントを見てると気管の軟骨部分はドナーから提供を受け、それに本人の細胞から作った幹細胞で気管組織を作成、移植したってことらしい。軟骨組織の作成、あるいは人工的な代替物を作れるようになれば、さらにすごいことになると思うんだけどなぁ。

  スパムメールの収益性が明らかにZDnet japan )。十日前の記事だけど。やっぱ成功率は低いけど母集団を大きくするのにさほどコストが要らないので収益は上がってしまうものらしい。うちにも届いてははじかれるんだけど大体性的な薬とかなんとか、出会い系とか。引っかかる奴がいなければ収益性が上がらないということで撤退するだろうに、まあ、その辺は人類の限界でしょうな。
 しかし28の1000ドル程度のバイアグラもどきを売るのに、3億5千万通のスパムが必要とは……迷惑メールが絶えないわけだ。

  WILLCOM 03、アカデミックパックで実質負担額0円 。まあ、例の契約年数縛りはあるんですが、それでも二年使えば03が回線使用料だけでOKとは、最近の学生はめぐまれてるなぁ。


2008年11月22日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] レスキューフォース#34

  レスキューフォース #34「戦いはあくまで人命救助のために」。レスキューフォースに近づいてきたIT会社の有能社員・白石。ファンだという言葉に気を良くした石黒だが、その誘いによって訪れた新送電システムの施設で、超災害が起こる。だが、ネオテラーたちがその隙に送電システムに攻撃用プログラムを忍ばせようとするのだが、すでにシステムには攻撃プログラムが仕込まれていた。白石は軍事産業に乗り込む事を計画し、送電システムの軍事利用を密かに計画。のみならず、レスキューマックスも軍事転用しようと石黒に近づいてきたのだった。

 レスキューフォースのコンセプトの再確認、かなぁ。ネオテラーたち相手に毎回戦闘をしてるレスキューフォースだけど、「だったら軍事に転用しても良いじゃないか」という理屈に、「我々の任務はあくまでレスキューだ」と言い切る石黒隊長。最近あまり言わなくなったけど、最初の頃R-1は「お前らの相手をしてる暇はないんだ!」と乱戦を抜け出そうとばかりしてたものなぁ。
 軍事は軍事で必要なのだけど、石黒の職業意識は正しいと思う。このコンセプトがなかったら、ちょっと変な脱力特撮ヒーローものに過ぎないからなぁ、レスキューフォースは。逆にこのコンセプトを基本では崩してないから見続けてるんだけど。
 ところで、でっかいそろばんで計画を立てようとするマーエン。マールが「マーエン様の本体は地下にある巨大コンピューターだから」とフォローするけど、そろばんでエアギターしたりして遊んでる姿見ると、いろいろ絶望的な気がするわ。

[マンガ] 買ったもの

 ・ 数学ガール(上)/日坂水柯・結城浩
 主人公「僕」は数学好きで無口無表情の不思議な少女ミルカさんと、放課後に図書室で禅問答めいた数学談義を交わし、その世界を共有するのが日課になっていた。数学が自分の言葉であるかのように語るミルカさんの不思議さにどんどん惹かれていく「僕」。そんな日常に、「僕」に想いを寄せる後輩テトラちゃんが数学のことを教えて欲しいと近づいてきた。だが、いつものように放課後の図書室にやってきたミルカさんは無口無表情のまま、「僕」に数学に教わるテトラちゃんを見るや彼女の椅子をいきなり蹴り飛ばしたのだった。
 コミックフラッパーで連載中の、数学で交流する不思議なラブストリー。原作は 数学解説もののウェブ連載 で、それを単行本にまとめたものらしい。原作は未読です。
 数学方面はあんまりのめり込んでないんですが、数学の魅力とシンクロするようにミルカさんの不思議さに惹かれていく描写は上手い。まあ、作画担当のメガネ女子もの作家・日坂氏は数式の方は理解しておらず、ストーリーのアレンジ・演出に主に注意してるとか。取り扱ってるのは大学数学の初級くらいまでだけど、それでもわかりやすく、「数式に込められた意図」を「僕」に解説していくのは、数式部分は理解してないとは思えないほど。教科書だと無味乾燥に解き方が示されているだけだけど、こういうことを読み解いていくと数学も面白いんだけどなぁ。
 とは言っても、よくある入門書ものっぽいところはほとんどなく、あくまで数学を軸にした恋愛ものになってる。
 フラッパーで連載を読んでるけど、連載の長さが決まってるのは単行本の「上」を見て初めて知った。良い雰囲気なので、続編の方まで連載して欲しいなぁ。


2008年11月23日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#40とキバ#41

  ゴーオンジャー #40「将軍フッカツ」。突如ヒューマンワールドに現れた炎神大将軍の石像。その復活の鍵となるのは晴之助・昭之助兄弟が持っていた烈鷹の剣だった。剣と二人を守り抜こうとするゴーオンジャーたちだったが、兄弟の目の前に烈鷹とうり二つの青年が現れる。それが烈鷹本人と思った兄弟は剣を渡してしまうが、その青年は受け取った剣で炎神大将軍を復活させると、なんと魂のない大将軍に街を破壊させ始める。
 烈鷹そっくりの青年は就職を始め何をしても上手くいかず、雷々剱、獄々丸の口車に乗ってしまっていたのだが、炎神大将軍を止めるにはその青年がそう願わねばならない。度重なる説得にも「こんな世界、壊されちまえばいいんだ」と拒む青年に、走輔は彼を考え直させるために炎神大将軍に立ち向かおうとする。

 映画では烈鷹役の半田健人が過去ヒーロー役をやった一人としてパロディ的に「ヒューマンワールドでも俺とそっくりの存在がヒーローをやってるかもな」と締めていたわけですが、この話はそれをまともに受けてますな。
 各ワールドにはそれぞれ魂と外見がそっくりな存在がいる、という新設定だけど、映画版で出たサムライワールドの女将さんはケガレシアの同一存在だったのか? まあ、そうだとしても後付っぽいけど。逆に言えばヒューマンワールドにもガイアーク側の同一存在がいるわけで……それって最終回まで引っ張るのか?
 で、絶望する理由は就職が決まった会社が倒産したからと、世界を滅ぼすにはいささかアレなような、でも昨今の世情や事件を見てると微妙に笑えないようなもの。「西洋洗濯舗菊池」はつぶれたのか?(だから乾巧じゃねえって)
 自分の境遇を悲観しヒーローであるゴーオンジャーたちをやっかむ青年だが、ゴーオンジャーたちの普段の生活見てたらとてもそんなこと言えないと……ほとんどヒーローやってるだけのニートだもんなぁ。生活費は範人のバイトにおんぶにだっこじゃないかという気も。あ、軍平は警察の退職金があるか。
 しかし晴之助・昭之助兄弟にも「どこでも同じです。皆、それぞれ一生懸命に生きているのです」と言われて青年涙目……ではなく、また倒されても倒されても大将軍に向かっていくゴーオンジャーたちの姿を見て自分に甘えていただけだと気づき、炎神大将軍の暴走を止める。最後は烈鷹たちのキャストにスピードルたちのソウルをセットし、巨大化した雷々剱、獄々丸を炎神大将軍で撃破。青年はやる気を取り戻し、晴・昭兄弟は烈鷹たちのキャストと剣を持ち、エネルギー満タンのキシャモスたちでサムライワールドに送られていく。
 しかし今回、ガイアークは利用された挙句に縛り付けられて、踏んだり蹴ったりだったような。ラスボスどうするんだ、ホントに。
 次回は大翔にものすごいデレ期が来るらしい。


  キバ #41「ララバイ・心を解き放て」。ファンガイアの本能を暴走させてしまったことからいまだに立ち直れず、前より酷い引きこもりになってしまった渡。名護たちがなんとかして対話を試みるが心を開かず、嶋から解雇を言い渡されたことをきっかけに自分の間違いに気づいた健吾も説得にやってくるが、「自分は誰とも友達になってはいけないんだ」と、健吾も拒絶する。さらに深央が「大牙を殺してキングになってくれ」と迫ったり大牙が共にファンガイアとして生きようと言ったりし、渡は一層頑なになる。そんな渡を導いたのは、かつて母・真夜から聞いた言葉だった。
 22年前、キングに音也を殺す代わりに生き延びさせてやると言われた次狼たちは、音也を油断させた隙に彼を殺そうとするが、すっかり感情移入してしまって殺すことが出来ない。かくなる上はと三人バラバラに逃亡するが、キングの目から逃れることは出来ず、次々にキングに倒され、像にされてしまう。
 一方、相も変わらず真夜に戦いを挑むゆり。音也に言われたとおり衝突を避けようとする真夜だが、ブラッディローズを楯に脅され、イクサに変身したゆりと闘うことに……しかしそこにキングが現れイクサを一蹴。そして真夜に音也を殺せと命じるのだが、真夜はその命令を拒否する。音也もまた、キングに「俺は真夜に惚れている」と宣戦布告するのだった。

 やっぱりなんだかおかしくないですか、名護さん? 本当にまともな人間になっちゃったみたいじゃないですか。嶋が態度を急変させて健吾からイクサを取り上げたりしたのは以前名護にもやったような、戦士としての資質を確かめるためのテストだったのだけど、名護は顔色を読みながらも合格だったのに対し、ただ突っかかるだけしかできなかった健吾は失格の烙印を押されてしまう。名護はその健吾すらかばうし、嶋がキバを倒せと命令したのにも「渡を殺したくない。共存の道はある」と、かつての経験からファンガイアに絶望している嶋に毅然と反対する。この数回テレビに出てるのは本当に名護さんなんでしょうか? 偽物ちゃうか?
 健吾は自分がいい気になって八つ当たりしていただけと気づき渡に謝罪、元通りキバとして闘ってくれと説得するが、その説得も渡には通じない。おまけに大牙や深央が勝手なことを押しつけるから、なおさら収拾のつかないことに……
 それを解決したのは真夜の幻影の言葉。強引だなぁ。と言っても過去編で音也と真夜がキングに襲われてお互いの気持ちを確認するというのとシンクロしてるので、「んなご都合主義な!」というのはさほどない。いや、それ以前にカオス状態だとかあっさり改心する健吾だとか、何より 真人間になってしまった名護さん だとか突っ込みたいところはあるのだけど。
 で、過去編ではゆりを運命の女と定めても、どうしようもなく真夜に惹かれていく音也が、ついに決定的な一言を。ゆりもそれがわかってたけど、どうしようもなく、必死にあがいてたんだろうなぁ。でも、真夜がここまで音也に惚れてたってのは割と唐突な気が。単に気まぐれなゲームかと思ってたけど。って、これまでも「人を愛すると言うことがどういうことかを知りたい」と言い続けて、それがわかってきてたようだからそうでもないのか。
 あと、次狼が目の前で像にされて音也が怒りをキングにぶつけるけど、音也が男のために怒っただなんて、初めてじゃないのか?
 人間側に付いたわけではないけども、はっきりと大牙と袂をわかった渡を、大牙は嶋と共同戦線を張って始末しようとするらしいけど……渡への憎悪は潜在的にあったんだろうなぁ。深央はどうするんだろう?
 しかし、復活キバと巨大サガークベルトの戦闘は……ちょっとやっつけ?

[その他] 元厚労相次官連続殺傷事件の犯人

 出頭してきて逮捕されたわけですが、マスコミも年金問題が云々と言い、世間も厚労省といえばそれが真っ先に出て来ていた状況だったのに、動機が「ペットが保健所に処分されたから」、しかもその処分されたのは三十四年前だったってのが……そういうまともとは言えない精神状態に追い詰められた理由というのは無論それとは別なのだろうけど、それで三十四年前のことを思い出してほぼ無関係の人に凶刃を振るうって……ちょっとあまりに想定外の出来事に呆然。これはあまりに理不尽だ。
 犯人(正確には容疑者)については正直わけがわからないとしか言いようがないけど、事件と犯人をめぐる周辺の動きは興味深く見てみたいです。


2008年11月25日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 今日の5の2#8と巌窟王#23

  今日の5の2 #8「メモリ/ハラヘリ/セクラベ/ギュウニュウ」。なんというか、セクハラ大会? 子どもが大好きな揚げパンとプリンの給食をメグミが残した理由とは……の「メモリ」をはじめとして、リョータ様々な女難の回。女難なのか? まあ、女難。メグミが一方的な被害者の気もしますが。ナツミが相変わらず無自覚なエロスを振りまいたりしてますが、「セクラベ」のリョータの気持ちは良くわかる……身長が負けそうなあたりとか、その後の敗北感だとか。w
 それにしても鼻から牛乳を垂らすところで「トッカータとフーガ」の冒頭が流れたのは、やっぱ嘉門達夫を意識してたのか?

  巌窟王 #23「エドモン・ダンテス」。伯爵とフェルナンの暴走により瓦礫と化していくパリの街。狂気に奔ったフェルナンは制止しようとしたメルセデスとアルベールにまで凶弾を放つ。アルベールたちは突っ込んできたバスティタンたちによってかろうじて一命を取り留めるが、アルベールは傷ついた身体のまま伯爵と父を止めるために二人の最後の決戦場である地下の黄金庭園へと向かう。そこで見たのは、復讐の心に完全に捕らわれ、正真正銘「巌窟王」となってしまった伯爵の姿だった。

 伯爵の暴動に引きずられるようにしてフェルナンも暴走、アルベールは傷つきながらも二人を止めようとするが、もはや伯爵は寄生生命体「巌窟王」に完全に乗っ取られてしまっていた。伯爵は本当は復讐など望んでいないという叫びも、巌窟王の「お前に伯爵の本当の心がわかるのか」という一言に、何も言い返せない。逆に伯爵の復讐の矛先がフェルナンの息子であるアルベールに向かおうとしたとき、彼をかばって逆に傷ついたのは伯爵の一の部下であるバスティタン。
 エデの叫び、バスティタンの献身から、誰も伯爵自身が苦しむ復讐などさせたくないのだと悟ったアルベールは、ただ伯爵を受け入れ、抱きしめる。
 最後に伯爵は救われたのかどうなのか、結局はわからないけども、巌窟王の呪縛から逃れたことを見ると、復讐だけに凝り固まった自分からは脱したのだろう。ただ、最後までアルベールの命を取ろうとしたり、復讐心とエドモン・ダンテス本来の心との間で葛藤したままだったようだけど……
 テクスチャーやサイケな色彩でちょっと独特な作品だったけど、大胆なアレンジで大変面白かったです。しかし、巌窟王の光る入れ墨は、ホントに「虎よ!虎よ!」だなぁ。

[アニメ] ヤッターマン特別版

 野球中継のせいかやたらとお休みが多いですが、二度目の一時間スペシャル。つか、映画とのタイアップ。なのだけど、ドロンボーがひたすら「ニセモノ」を連発してるのが……ええんかいな? まあ、悪のりをしてもOKという作風を確立させてしまったのだろうけど。
 懐かしいサイコロ振りマシーン(バージョンアップしてるけど)とか、メカが旧作の第一回のメカだったりと懐かしネタも出してたけど、今の女子高生はすっかりノリが悪くなってしまってるのが……時代が悪い。w
 ところで深田ドロンジョのシルエットは、ドロンジョというよりベルクカッツェのようだと思った。


2008年11月26日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] そういう見方もあったか

  誤読連発の麻生氏は「○○障害」? 養老氏が分析ビジネス誠 )。読字障害のことは知ってたけど、ついぞ思いつきませんでしたわ。言われてみれば、確かに知能とかいう問題ではないのでなんなんだろうなぁ、と思ってたけど、その可能性はありますわな。
 まあ、挑発的な発言については素の性格だとは思いますが……

    民主党「IMFだけでなく、特定国への支援を」痛いニュース )。う〜ん、正直、意図がわかりません。特定国とははっきり言って韓国だと思います。しかし過去の実例を見れば、先の韓国の財政破綻、IMF管理下の折には、アジア開発銀行を通じて支援を行っていますが、多額の返済滞りが起こっています。そのことで韓国の対日感情が特に良くなったと言うこともない、というか、韓国内ではほとんど報道もされていないようです。また、経済圏であることで支えねばならない、という理屈も、たった十年で再度IMFの管理下になりかねないという状況を見ると、簡単に支援云々と言って良いものとは思えません。もし支援を行うにしても、それを交渉材料として様々な条件を引き出すくらいするのが普通の外交でしょう。リスクと国益を比較すると、国内向けの案として出すにはあまり意味のないことなのですが、一体何故このようなことを盛り込んでいるのでしょうね。
 このことに魅力を感じる層がどこなのか、よくわかりません。


2008年11月27日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のらみみ2#9ととらドラ#9

  のらみみ2 #9「少年飛行訓練」。59号店に居候紹介でやってきた威勢の良いトリキャラのトリロー。彼は幼い頃の半田と会ったことがあった。かつてのトリローは高所恐怖症で飛ぶことが出来ず、それをごまかすためにペンギンキャラのふりをしていた。が、結局自分に自信が持てずなんとかして飛ぶ訓練をしようとしていたところを、ドッタリくんが来たばかりの半田が通りかかる。トリローの話を聞いた半田は特訓を手伝うことにするのだが、トリローは半田との訓練中に居候をしてるかのように思えて来、怪我をしたと嘘を付いて訓練の時間、半田と一緒にすごそうとする。が、半田を探しに来たドッタリ君がそれを見たことで半田とドッタリはケンカになってしまい、トリローはそれに責任を感じてしまう。
 「みんなでゴルフ」。飲み仲間であるタヌキキャラのシガラキ、古山と一緒に半田も連れてゴルフに出かけたトマゴメ所長。シガラキは相変わらずオヤジギャグ連発ながらも絶好調。初打でアゲインストを真っ向から突っ切って飛距離を出す。和気藹々とホールを勧めていた彼らだが、それを見ていたキャディがシガラキの第一打以降様子を変える。彼女はかつてプロゴルファーを目指していたのだが、プロ試験で無謀な賭けに出て失敗、それ以来自分を見失っていたのだ。とてもまじめにゴルフをやってるとは思えないシガラキの態度と裏腹に決して悪くないプレイを見て、彼女は自分に足りないものをシガラキが持っている気がして、シガラキに質問をしてしまう。

 9話でこのペースって事は、半田の失踪がラストではないのか。コバチさんも出てこないし。
 キャラの独占欲のせいか、ダブルキャラは基本的に御法度なのだけど、幼い頃の半田は飛べないトリキャラに協力してかまったせいで、ドッタリ君と妙な諍いを起こしてしまう。トリローは居候できない心の穴を半田で埋めようとしてしまうのだけど、それが原因で半田が嫌な目になってしまったことに責任を感じ、本当に飛ぶことを決意し、半田たちの前で屋根の上から飛び立……とうとするんだけど、夕方までそのままかよ!w
 飛び立ったトリローは不格好だったけど、それでも何かを見つけたよう。それからキャラ(性格の方)を変えたトリローは今のイケイケになったのだけど、実はそれで高所恐怖症を克服したかというと……そんなんアリか!?w まあ、無理に自分を変えなくても、それが自分の個性になることもあるってことなのか? この変の妙に無理をしない感じは作風だなぁ。
 後半は久々登場のタヌキのシガラキ。相変わらずオヤジギャグ連発で、プロ志望のキャディは嫌な顔をしてるのだけど、意外にもそのプレイは悪くない。キャディは自分を追い込んでプロテストで失敗してしまった過去を持っていたのだけど、のびのび楽しそうにプレイしているシガラキを見て、思わず、無謀とも思える第一打について「何を考えて打ったのか」と聞いてしまう。その答えは「次に言うギャグのこと」ってオイw 無心で楽しいことを考えながらゴルフをするシガラキに、楽しいからゴルフをやっていたことを忘れていた自分を思い出し、シガラキの代打ちでプロ試験のミスを乗り越えたようなショットを見せる。
 今回後半はオリジナルだけど、是が非でも泣かせようとかいう感じはなくて、良かった。


  とらドラ #9「海に行こうと君は」。大河と亜美の勝負が亜美の勝ちに終わったことで竜児は夏休み亜美の別荘で過ごすことになるのだが、結局いつものグループでのお泊まり会に。しかし出発前に不吉な夢を見た大河と竜児は夢を正夢にしないためにも、今回は大河が竜児のみのりへの攻略を全力でサポートするということになってしまう。そのために大河が練った作戦は、お化けが苦手なみのりを驚かして、それを竜児が助けることで良い雰囲気にしてしまおうというもの。果たして怖がらせるのは上手くいくのだが、結局臆したりマイペースだったりで微妙に思ったようには行かない。亜美も竜児をからかってるのか本気なのか不明な挑発を繰り返し、結局なんだかいつものドタバタに。しかし、夕食の後片付けを済ませたみのりが竜児をベランダへと誘い、竜児は千載一遇のチャンスとばかりに「彼氏はいるのか?」と聞くのだが、その返事は……

 え〜、原作買ってきました。全巻。通勤時に読んでて一日一冊。今、五巻まで読み終えました。今の展開が四巻の前半だから、最終二話は五巻の分か。なんだか鬱な展開になりそうですな。
 それはそうと、大河のフォローに回ってばっかりだった竜児が、逆に今回は大河にサポートされることに。けど、天然ドジの大河のサポートだけに、ありがたいようなありがたくないような……
 今回の作戦のそもそものきっかけは、竜児と大河が揃って見た夢。二人が結婚して犬小屋に住んで犬の子どもが生まれてって……大河は「警告夢だ!」と言って聞かないのだけど、いいじゃんお前ら。もう結婚しちゃえよ!
 しかも大河は自分の特異なバドミントンでサポートされる側を決めようとするが、犬にじゃれつかれて不戦敗……しょうもな。
 「実は怖いものが苦手」なみのりを大河の作戦通り脅すことには成功するが、竜児がヘタレだったり大河がちぐはぐだったりで微妙に良い雰囲気には持って行けない。それでも五人とも楽しそうなのだけど、亜美は竜児をからかう中にも思わせぶりな表情を見せ、北村は亜美に「生徒会はいいの?」と含みがありそうなことを言われる。ああ、やっぱ北村ってそうなんだ。Mなのか。相手がSなら誰でもいいのか。おまけに裸族だしな!
 けど、一日の最後には竜児とみのりは良い雰囲気に……なりかけるのだけど、「彼氏はいるのか?」という竜児の問いに、みのりは恋愛をお化けの話にたとえてすり替えてしまう。「幽霊は見たことないし見たって人も信じてない。けどひょっとしたら自分も見れるんじゃないかと思っている」というみのりに、竜児はさりげなく、「櫛枝に幽霊を見て欲しい」とアピールをする。水泳勝負の時もそうだけど、みのりは目元が見えない演出が時々あって、これって要は本心を隠してるって暗喩なのだよね。天然で変でお騒がせに見えて、実はいろいろ考え、自分を隠してるということではあるのだけど、竜児も人のことだとお節介なのに、自分のことはてんで、だから普通に考えたんじゃ上手くいかないよなぁ。
 で、少しみのりと近付けたと浮かれていた竜児は、大河もろともみのりを脅した罰のように怪奇現象に襲われる。
 ライトノベル一冊を二話で消化ってのは割とはしょりすぎ感が出てくるものなのだけど、アニメはテンポ良い会話と思い切りの良い編集と演出で、かなり上手いことやっとりますな。
 そういえばとらドラのアイキャッチで こんな話 が。今回は互い違いの二列整列っぽい感じ。一応グループが安定を見せたってことなのかな? しかしこんなネタ振ってたとは、気がつかなかった。

[必殺] 菅井きん、必殺降板の話

 いや、今度始まる仕事人2009とかいうオリジナルキャストを使ったパロディのことじゃありません。いやぁ、オリジナルキャストを使うのは、「ゴッドキャンブラー」で松楓楼にカチコミをかける「男たちの挽歌」のマークの後ろ姿が出てくるという微妙にわかりづらいギャグをやってたこともありますし。(無論「男たちの挽歌」のマークはチョウ・ユンファが演じ、「ゴッドギャンブラー」の主役もチョウ・ユンファ。自身が演じた役の背中を自身が見るという、わかりづらいギャグ)
 それはともかく、ギネスブックに「世界最高齢の現役女優」として名前が掲載された菅井きんさんですが、 朝日新聞どらく という芸能人のインタビュー連載で、菅井さんが「娘の縁談に差し障りがあるかと思い、せん役を降板させてくれと頼んだことがある」という話をされてる部分が。新必殺仕置人企画時に話が進んでいた娘さんの縁談に差し障りがあるかと、婿いびりをするせん役の降板でもめていたという話は必殺ファンでは非常に有名な話ですが(その為新仕置人の開始が遅れ、その穴埋め的に急遽作られたのが「必殺からくり人血風編」)、菅井さん本人がそのことに触れてる記事は初めて見ましたわ。いや、これまでにもあったかもしれないんですが、私は見たことなかったので。
 あ、それとプロフィールに「73年から始まった必殺シリーズ」とありますが、72年の間違いですね。菅井きんが初めて出演したのは確かに73年の「必殺仕置人」からですが。


2008年11月28日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 相変わらずの報道

  首相「何もしない人の医療費、なぜ払う」、諮問会議で発言読売 )。記事内では「 病気を予防することが社会保障費抑制につながることを強調する物言いとみられるが、病気になり医療サービスを受ける人が悪いとも受け取れる発言で波紋を呼びそうだ。」ってありますが、むしろ「積極的に波紋を起こそうとしてる報道」にしか見るんですが……
  内閣府経済財政諮問会議 のサイトで議事録は見ることができますが、該当の発言全体を見るとこう。
(麻生議長) 67歳、68歳になって同窓会に行くと、よぼよぼしている、医者にやたらにかかっている者がいる。彼らは、学生時代はとても元気だったが、今になるとこちらの方がはるかに医療費がかかってない。それは毎朝歩いたり何かしているからである。私の方が税金は払っている。たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金を何で私が払うんだ。だから、努力して健康を保った人には何かしてくれるとか、そういうインセンティブがないといけない。予防するとごそっと減る。
 病院をやっているから言うわけではないが、よく院長が言うのは、「今日ここに来ている患者は 600人ぐらい座っていると思うが、この人たちはここに来るのにタクシーで来ている。あの人はどこどこに住んでいる」と。みんな知っているわけである。あの人は、ここまで歩いて来られるはずである。歩いてくれたら、2週間したら病院に来る必要はないというわけである。その話は、最初に医療に関して不思議に思ったことであった。
 それからかれこれ 30年ぐらい経つが、同じ疑問が残ったままなので、何かまじめにやっている者は、その分だけ医療費が少なくて済んでいることは確かだが、何かやる気にさせる方法がないだろうかと思う。
 発言全体、あるいは結論を紹介せずに、一部分を切り出して騒ぎすぎじゃないですか? それに前後を読めば文脈はわかるでしょう。政策方針をなおざりにして発言を切り出してさも揚げ足を取ったかのように「というようにも受け取れる」とあからさまに煽りの報道するのは、ちょっとレベルが低すぎる気が。

[その他][アニメ] とらドラ!6巻まで読んだ

 4巻の時点からちょっと違和感を感じてて、5巻を読んでちょっとだけ「もしや」と思い、6巻でちょっと確信が強まったことだけど、みのりが大河に対してものすごく引け目を感じてる事って、北村の大河への告白のことじゃないのか? 煽ったとか、たきつけたとか。
 みのりと大河がどうやって知り合ったか、いつ知り合ったかわからないのでどうなのかわからないけど、大河が孤独でなくなるようにと北村を焚きつけたけど北村は玉砕、ところがその後状況ががらっと変わり、今のややこしい状態になった、ということではないかと。おかしいのは、みのりが大河の北村への恋愛に対してまったくノータッチなことなのだよね。北村に意中の人が別に出来たと知っていたのだとしても、なんらかのアクションを起こしそうなのに。善意だったとしても大河たちの心をもてあそんだきっかけが自分だということでずっと罪悪感を抱いてた、ってことかなぁ、と。まあ、続巻を読み進めればわかることだろうけど。

 「ラオウ伝」見てて、ラオウの「勝手に単独行動を取るな」という言葉に、思わず「お前が言うな!」と突っ込んでしまったり。リュウガとかソウガとか、きっと内心ではそう思ってるよ?


2008年11月29日() 旧暦 [n年日記]

[マンガ] 梅崎が!

 やるときはやるとは思ってたけど……うわああああああ。


2008年11月30日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#41とキバ#42

  ゴーオンジャー #41「育児ノススメ」。訓練中にどこからともなく飛んできて、トリプターにぶつかった派手な模様の卵。「弟分が欲しい!」というトリプターにせがまれて大翔はそれを持ち帰えるが、調べてもそれが何の卵か、まったく該当するものがない。そうこうするうちに生まれたのは、やっぱりカラフルな巨大なオタマジャクシのような生物。赤ん坊のような鳴き声で辺りのものを破砕するそれを大翔はたまらず捨てようとするが、どうもその生物は一番最初に見た大翔を親と認識したようで、大翔が離れるとその破壊音波をまき散らす。仕方なくまた連れて帰る大翔だが、相手をしている内にだんだん情が移ってきてしまう。
 そんなとき、ガイアークが町中の小川をさらったりして何かを探してる。そして大翔の謎の生物を見たガイアークはそれを奪おうと、襲いかかってくる。

 いや、なんつーかもう、謎生物をあやす大翔の変顔のインパクトがすべての回。本気で変な顔だ……
 謎の生物はストーミーワールドのワメイクル。成長するとその破壊音波はますます威力を増すらしく、ガイアークはストーミーワールドからさらってきたのだが、やっぱりロストしてそれがトリプターにぶつかったといういつものオチ……大丈夫か、ガイアーク?
 大翔を親と慕う赤ん坊なワメイクルに、彼も思わず父性本能を目覚めさせてしまう。挙動不審のまま家を飛び出した大翔を捜してギンジロー号に乗り込んだ美羽の、兄の普段見せない姿に唖然。つか、他のメンバーも唖然なんだけど。
 そしてガイアークのせいで巨大化し凶暴化してしまったワメイクルをあやすため、大翔の見せた変顔……これは褒めた方が良いんだろうか? 突っ込みすぎると逆に傷つくんだろうか?
 しかし、巨大化ワメイクル、大翔はかわいくてしかたないみたいだけど、やっぱブサイク……
 次回は、学園もの!? 美羽が女子高生でケガレシアが女教師? なんかの企画モノA(ry


  キバ #42「パワー・オブ・ラブ・王の怒り」。22年前、真夜とのことでキングの怒りを買った音也。イクサでの抵抗もむなしく、キングにねじ伏せられ、処刑のためにどこかに連れ去られてしまう。
 ゆりが音也を助けるためにどこかもわからないキングの居場所へ乗り込もうとするのを、真夜は心当たりの場所へと、一緒に音也のために向かっていた。
 一方現代では、渡は自分の信じる道のため、人間とファンガイアの共存を目指すことを大牙に宣言。それを自分との決別と受け取った大牙は、しかし渡をあきらめきれず、嶋に共闘を申し込む。だが嶋はそれが渡を人間に失望させ、ファンガイア側に走るようし向ける策略だと看破。さらに名護らの説得もあり、ひとまず渡の人間としての意志を信じることにした彼は、その申し出を断る。
 健吾らとも関係修繕し、すべては渡にとって順調に行っているかのように見えたが、嶋が突如ファンガイアに襲われる。一命はとりとめたものの重傷の嶋に、何もできない渡たち。その渡の前に大牙が現れ、自分なら嶋を助けられる、とその身柄を預かる。しかしそれは大牙の渡への罠、そして嶋への復讐だった。

 嶋がファンガイアに失望してる理由ってのは、大牙だったのか。ファンガイアの衝動に襲われた大牙に襲われ、共存の夢を失った嶋。しかし、渡を見てその気持ちが少しだけよみがえる。でも、大牙は嶋に「あなたは昔から私を実験動物のように見ていた」と言ってる。そうだとすると大牙は潜在的に嶋を憎んでいたから襲ってしまった可能性もある。どっちが本当なんだろう?
 で、その嶋を大牙が助ける、というのだけど、もちろんまっとうなことをやるわけがない。嶋への歪んだ鬱屈を抱く大牙は、なんと嶋をファンガイアと融合させてしまう。なんてことだ! 過去の伏線(神田博士の能力移植技術)がちゃんと生かされてるなんて!<驚くところはそこか?
 自分が憎んでいるファンガイアになってしまったことに愕然とする嶋。それをあざわらう大牙。歪んでるなぁ、ほんと。
 歪んでるというと、深央もどんどん歪んできてる。渡が大牙を倒し、キングになることを夢見てクイーンとしての職務を淡々と果たす彼女。その彼女の前に真夜が現れるが、彼女の子どもたちが殺し合うことを望むと真夜に平気で告げる。真夜が音也と出会ったことで人間味を増していったのと、正反対ですな。
 で、その音也周辺は、今のキバの状況がだんだん整いつつある。三モンスターは彫像にされるし、キャッスルドランもキングの居城として登場。ライフエナジーをキャッスルドランに吸い取られようとする音也を、ゆりと真夜がなんとか救おうとする。このまま死んだら渡は生まれないから、死なないとは思うけど。何より、まだ話数が結構残ってるし。<おいおい
 なんか来年のライダーの情報が出てきてるけど、ホントなのかなぁ、ってものも。ライダーに関しては「それは絶対デマだろ」というものがホントのことが結構あるので、ホントなのかも。