2008年12月02日(火) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] 今日の5の2#9と巌窟王……あれ?
今日の5の2 #9「タイフウ/ファッション/ウトウト/メシアガレ」。台風が近づいてきて、異様にテンションが高くなったリョータたち男子。ところが女子もその雰囲気に飲まれていって……って、チカ、お前も楽しみだったんかw まあ、台風前の非日常感ってのは、確かに子供心にはわくわくするものだけど。「ファッション」では新しい美容院に行って服も新調したユウキが、さりげなくリョータたちに見せびらかしに来るのだが、コウジがいないとこいつらボンクラだな。って、注目点は半袖長袖しかないんか?
日よりの良い日にリョータの眠気がみんなに移り、カズミは本格的に眠り込んでしまう「ウトウト」。リョータが責任を取って背負って送っていくことになったが、一緒についてきたチカとなんだか良い雰囲気に……まあ、当然カズミがいたら上手くいくわけないですわな。天然エロス小学生。
調理実習で料理ベタな連中ばかり集まってしまったリョータのグループ。意外な包丁さばきを見せるユウキだったが、味付けの段になってご飯を炊くのにココアとバニラと蜂蜜を入れはじめて……「メシアガレ」。なんつーか、ユウキって本格的に味覚障害? ヤバイだろ、それは……コウジが健闘したけど、それはむしろツッコんでやるのが親切ってものかと。
巌窟王 #24「渚にて」。シャンゼリゼ通りの大破壊から五年後、帝国と王国の確執にもようやく和平の道が開かれ、若者たちは未来の希望のために生きようとしていた。
って、あれ? 先週で終わりじゃなかったの? 確かに中途半端な切れ方だと思ったけど、予告も何もなかったものなぁ。
それぞれの五年後を描くエピローグ。伯爵は裏切りと絶望の中で憎み、復讐の炎を燃やしていたのだけど、その一方でそれをやめにしたいという自分もいた。巌窟王に寄生され復讐を加速していったけども、アルベールの言葉と行動に、二つの心に揺らぐ自分へと戻り、最後を迎える。それは救いだったとは言えないけど、二つの心の中で揺らぎ、それでも暗い心に捕らわれまいとあがく伯爵の姿は、エデとアルベールに確かな何かを残したよう。そしてアルベールは、接収される館の中で、母の肖像画の裏に隠された、かつての伯爵、エドモン・ダンテスから母への手紙を見つける。それはまだ憎しみと復讐の渦中におらず、日の明るさに満ちていたダンテスの青春の輝きそのものだった。待ちわびるメルセデスに「待て、しかして希望せよ」と結びながら。
アルベールは「過去にとらわれて誰かを憎みたくない」と言っていたけど、過去を捨てるのではなく、過去の上に生き、そしてそれが心の暗黒面にあらがう力になることもある、ということか。ぎりぎりで伯爵が落ち込まずに済んだのは、マルセーユの太陽の下での友と恋人との記憶を、かつての友そっくりのアルベールでよみがえらせたからかもしれない。
先週までだったら「ふーん」だったけど、この最終回は納得。大満足。
2008年12月03日(水) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] なんだか変じゃない?
ってのが先日の党首討論を巡る評価。読売新聞で概要を読みまして、確かに小沢氏が勢い良くまくし立ててるというのはわかるのだけど、内容的に実のある言葉はまったくなく(「審議に協力する」とは言ってるけど、小沢氏の言質がまるであてにならないことは過去が実証済)、「二次補正予算だ」「解散しろ」としか言ってない。それに麻生氏が一応ちゃんと反論し説明してるのだけど、それに対し馬鹿の一つ覚えを繰り返すだけ。これってネット上の自称論客な質の低い人が取る行動で、オーディエンスに受けが良さそうなことをひたすら繰り返し、相手の反対質問は徹底的に無視し、自分が有利に討論を進めてるように見せるという、程度の低い手に見えるのだけど。
いや、麻生氏の肩を持つ訳じゃないけど、あまりに質の低すぎるこれを「小沢氏の勝利」とマスコミとかも言ってるのって、一体何? と思ったら、やっぱ同じ事思ってる人は多いみたい。
小沢「金融機能強化法案は通さない、中小企業がガンガン潰れれば野党有利になる」 ( 働くモノニュース )。このスレタイは煽りなので真に受けない方向で。中小企業対策を訴えるのはいいけど、一次補正予算に重要な法案を審議ストップして二次補正予算を求める理由って、何? というのはやっぱ普通に疑問に思うところだよなぁ。審議ストップする理由があるのかというと、党首討論でもちっとも触れてない。新聞、テレビのニュースも解説は見あたらない。なんだかマスコミだけ見てると世間がおかしな熱に浮かされてうわごとを言ってるように見えるのだけど、おかしく思える方が異常なのかなぁ。
それとは関係なく、メモ的に、 トークに「ブレーキ」をかける技を身につけよう ( ITmedia )。人にものを教える機会がわりとあるのですよね。その時に、説明する内容を煮詰めて、簡潔にして説明しても、やっぱり相手の聞き入る説明ってのは難しい。こういうのを参考にして勉強しないとなぁ。
2008年12月04日(木) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] のらみみ2#10ととらドラ#10
のらみみ2 #10「行楽パーマネント」。居候先が見つかるかもとうきうき気分で男と合流したのらみみ。男は離婚した妻のところにいる娘のプレゼントにとのらみみを紹介してもらったのだが、面会日に遊園地に行く約束で落ち合った娘には既に母親が付けたキャラがいた。それを知ってむくれるのらみみだが、男に「今日気に入られればきっと君に乗り換える」と吹き込まれ、俄然その気になってしまう。男は元妻が娘のことを勝手に決めてしまうことに腹を立て、さらに娘の態度が自分に冷たいのも妻が自分のことを悪く言ってるからと機嫌を悪くするのだが……「ウサミミデラックス」。キャラ紹介所にやってきたとある客。娘と母親と「マネージャー」という妙な取り合わせだが、実はその家に居候しているキャラは人気タレントキャラの「デラックス」ことミミ子。何故か機嫌を損ね専用のトレーラーハウスから出てこなくなってしまったミミ子を説得して欲しいとキャラ紹介所に相談しに来たのだ。のらみみが頼まれて説得に向かうが、ミミ子に妙に気に入られてしまったのらみみは逆に懐柔されてミミ子のチーフマネージャーとしてミミ子側についてしまう。キャラのミミ子に大人たちが翻弄されるのを最初は楽しむのらみみだったが、あまり幸せそうに見えないミミ子に、率直な感想を言ってしまう。
今回はどちらも原作ネタ。パーマネントはおばさんっぽいキャラだったのかw
居候先が見つかるとうかれるのらみみだけど、開始五分で終了w まあ、いつものことなんだけど。それでも娘が母親のものになってるようで気に入らない父親はのらみみをけしかける。が、のらみみが必死のアピールをしてる裏で、パーマネントが父親と急接近。不倫の仲に……はなりません。当たり前だけど。
パーマネントは純粋に家族みんなが楽しくなるように、昔の楽しかった思い出を思い出してもらえるようにと、気遣っていた。元妻から聞いたという家族の思い出をパーマネントと語らう内、とげとげしかった父親の気持ちもいつしか和らぐ。
結局やっぱりのらみみの居候話はなかったことになるのだけど「チェッ」と言いつつも「でも、結構楽しかったッス」と漏らすのは、のらみみのいいところだよなぁ。
後半はタレントとして働いているキャラの悩み。自分が居候したくてもできないこともあって、のらみみは終始タレントキャラには批判的。でも、あっさり取り込まれるw 大人たちが言いなりになる様が面白くてミミ子のいたずらに乗るが、トレーラーハウスの隠し窓から子どもを見るミミ子を見て、「こんなの、キャラなのにおかしいんじゃねえの?」とぼそり。それが「みんなの期待に応えなきゃ」というプレッシャーから、子どもと遊びたい、一緒に過ごしたいという気持ちを押し殺してたミミ子の核心に触れてしまう。のらみみは怒ったミミ子に追い出されるが、のらみみの一言で気持ちを決めたミミ子は、芸能活動を引退する。自分の一言がそんな結末を引き起こしたことを知らないのらみみは、引退会見をテレビで見ながら「チェッ」といつも通りw 前半は主役がパーマネントだったけど、どっちものらみみの自然体が良い感じの話でした。
とらドラ #10「花火」。みのりを驚かそうとして、逆に怪奇現象におびえて一夜を過ごすことになってしまった大河と竜児。しかし作戦を中断するわけにも行かず、次の作戦を練っているところを、北村に見つかってしまう。「みのりは実は怖いもの好き」とごまかすが、それを真に受けた北村が二人の作戦に協力することに。亜美も巻き込んで近くの洞窟に探検に行くことになるが、「まかせとけ」と言った北村の仕込みはどれも子どもも脅かせない呆れたものばかり。すっかりしらけた亜美が皆と離れて帰ろうとしたのを追いかける竜児だが、二人きりになった亜美に本気かいつものからかいかわからない言葉を浴びせられ、とまどう。
前回はみのりが主役だったけど、今回は亜美が主役。まあ、どっちがどっち、とは言えないんだけど。竜児の恋愛についての質問をオカルトについての話にたとえてごまかしたみのり。でも、その内容はあくまで意味深。その会話に密かに自分のみのりへの想いを込める竜児だが、みのりはそれに気づいたかどうか、そぶりではまったくわからない。しかも「みのりんを脅かして竜児がナイトになろう作戦」は北村を巻き込んで、というかいつの間にか北村主導になって変な方向に。
それを冷めた目で見ているのは亜美。つーか、この旅行ではことある事に亜美の視線は竜児に向く。竜児の気持ちを揺さぶり反応を見ようとするかのような発言から、竜児がみのりのことを好きなのを知ってるのはわかるのだが、さらに「竜児に似合うのはみのりじゃなく、もっと対等になれる」誰かだ、と言おうとする。そして竜児を置いてけぼりにするふりをして脅かしながら、「あたしがいなくなったら寂しい?」といつものように茶化した様子で問いかける。けど、これが実は茶化しじゃないことは、続巻を読むとわかるんだけどね。まあ、今回のアニメ化ではそれは出てこないだろうけど。
大河や竜児と関わって、亜美も自分の気持ちを人にぶつける術を身につけたように見えるけど、みんなの関係を一歩引いた大人の視点で見ているにもかかわらず、実は基本的に不器用。ぶりっこ鉄仮面は対外的な顔で、腹黒性悪顔が本音みたいに見えるけど、実際は「他人と対するのに二つの顔しか使い分けられない」というのが正確なところだと思う。「性悪腹黒」でも表せない気持ちを伝えようとすると、途端に不器用になってしまう。それが竜児もとまどう亜美の素の態度なのだけど、亜美自身がそれに気づいてないからなぁ。
結局竜児たちの作戦は、最初からみのりにバレバレ(そりゃそうだ)で、深夜の怪奇現象や洞窟での出来事は北村が協力しての狂言だったと種明かしされる。つか、ホントにみのりは「怖いもの好き」で「まんじゅう怖い」メソッドで「怖いものが苦手」なふりをしてただけなんだけど……
今回、サブヒロイン二人が覗かせた本音に、竜児は優しい反応をする。いや、「ヘタレ」とも言うけどね?
次回からはシリーズの一旦の締めくくりになる「文化祭編」に突入。この話から原作では鬱っぽい展開になってくのだけど。ってことは、第二期あるとしたら鬱々だな……
■ [その他] 中国の言ってることの方がまともに思えるんですが
田原総一朗の政財界「ここだけの話」:歴史認識の次に進みつつある日中討論 ( nikkei BPnet )。日中のジャーナリスト交流会でこれまで定番だった「歴史問題」が出ず、さらに突っ込んだ内容になっていることが語られてる。でも、それもそれで重要なのだけど、個人的にもっとも重要と思ったのはここ。「日本は言論の自由があり、政府の批判もできる。それはわかる。しかし日本のメディアが政府批判を自由にやって、一体日本の政治はこの10年間良くなっているか」と問われた。現政権、とくに麻生批判については「対案を示さない非生産的なもの」どころか、「ホテルのバーがどうの言い間違いがどうの」という、非生産的以前に日本の主要マスコミとは思えない報道が続いているのは、そりゃ呆れるわ、としか言いようがない。自民党政権、麻生首相に批判されるべき点がないとは言わないし、批判は批判でやればいい。でも、こんなくだらない報道で政治がいい方向に向かうとは到底思えない。「今の党首はどちらも政策ではなく政局ばかりだ」と批判しつつ、結局政局をかき立て煽り立ててるのはマスコミ自身に他ならない。自分たちのことを棚に上げて「政局ばかり」とは、良く言えたものだと思う。先の党首討論の報道などもそのひとつだろう。
これは日本にとって痛い問題だ。
中国側もここは直截的ではなく、婉曲的な言い方をしていた。僕はそれを捉えてむしろ日本側の参加者に「日本のジャーナリズムは政府の批判ばかりしているが、首相は2人連続1年未満で政権を放り出し、3人目も危なくなっている。日本のマスメディアには言論の自由があるわけだが、中国側の疑問にどう答えるのか」とはっきりと聞いた。
ちょっと陰謀論じみるけど、これは小沢氏の作戦であるかもしれない。政策よりもセンセーショナルな部分に食いつき大々的に報道する日本マスコミの体質を見越して、わざとそのように報道を誘導し、「政策対決では不利」な状況を自分の得意な「政局対決」に持ち込もうとしてるということかもしれない。まあ、わかんないけど、この状況を大いに利用してるのはそうだと思う。
田原氏のこの辺の意見には概ね同意なのだけど、一つ足りないな、と思ったところがあった。
逆に怖いのは、あと2、3回この交流会をやると、中国が「もう結構だ」と言うかもしれない。この結びは、婉曲にではなくもっと直截的に「中国マスコミは、日本マスコミに学ぶべきところはない、と思ってるかもしれない」と言うべきだと思う。
中国はかねてから「日本の経済に学ぶところは多い。政治に学ぶところは全くない」と言い切っているからだ。
2008年12月05日(金) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ][その他] うわ、すっげー恥ずかしい
「とらドラ!」、てっきり1クールだと思いこんでおりましたが、 東雲さんの崩壊日記改 見たら、「DVD予定の巻数を見ると、2クール」という情報が……うわ、普通に2クールだったんだ。恥ずかしい。ってことは金髪××も見られるのか。7巻のラストのあの痛々しいシーンに「バニラソルト」がかぶさるわけか。つか、ペース的におそらく完結巻であろう10巻相当部分までやるのだろうけど、オリジナルになるのか? 9巻で「なんだか急ぎ足でみのりと亜美周りの描写が勢いはあるけど雑に感じるなぁ」と思ったのだけど、アニメに間に合わせようと展開を急いだ? それは考え過ぎか。ともかく、後半は鬱っぽくなりそうですな。
2008年12月06日(土) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] ETVワイド ともに生きる「こんな福祉番組が見たいねん!」
20時頃に録画の消化を終えて再生を止めたら、「テレパシー少女蘭」を録画した後だったのでチャンネルがNHK教育に合っていまして。タイトルの番組をやってたのだけど、これが面白くて思わず見入ってしまった。番組内容としてはNHK教育の福祉番組「きらっといきる」に寄せられた「すごい人ばかり見せられて疲れる」という投書があったことから、「障碍者はがんばって生きている」というイメージを描くことありきで番組が作られていないか、そのイメージはいつから出来てきたか、どのような報道が良いのか、ということをスタジオに招いた障碍者や視聴者からの意見を交えて討論していくもの。
定型の番組作りに走ってしまうのは、作り手側としては視聴者の期待から外れるものを作るのは怖い、という素直な作り手の意見も出たけど、「本当の障碍者が抱える問題、障碍者の生活を描いたことにならない」とばっさり。「では、どのような描き方が良いのか」ということで討論は紛糾する。「がんばって生きてる」というテレビの流すイメージについても「車いすの恋人が普通に買い物に出ただけでも『がんばってますね』と声をかけられて苦笑する」などといったものや、「支援や保護を受けるときに『がんばってる』というイメージの方が支援・保護を支給する側も明るい気分になるので双方にとっていいことではないか」という意見もあり、「がんばってる」というイメージの押しつけにうんざりしてるという雰囲気は強いものの、それをめぐる障碍者自身の考え方も千差万別であることがわかる。
一方で「障碍者をどのようにテレビに出すか」についても、BBCで放送された障碍者による美人コンテストのドキュメンタリーや、車いすの登場人物のコント番組、また「8時だよ全員集合!」で1クールの出演契約を結んだ小人症のプロレスラーが、視聴者から「あんなかわいそうな人をテレビに出すなんて」という抗議が相次ぎ、2,3回で契約が打ち切られて逆にその仕事がなくなってしまったことなどを例に出し、「視聴者側の意識も変わらねばならないのではないか」という制作者の意見も交えられた。最後のは若干責任転嫁っぽいところもあるけど、でも概ね事実だろうなぁ。
この番組は福祉番組、障碍者の描き方についてだったけど、基本的に報道全般について考えねばならない問題の提起だと思う。視聴者の「期待」と「受け取り方」、制作者の「意図」、報道対象の「実態」や「意志」、それらがそれぞれ絡んで模索していくものなのだけど、今は制作者の意図や都合ばかりが先行しているように思う。
番組もきちっとした結論が出たわけではないけど、「こういう番組はこういうもの」というのが当たり前と思ってた裏で、実際はどうなのか、報道対象の意見はどうなのか、というのが生々しく語られてただけでも貴重な番組でした。
2008年12月07日(日) 旧暦 [n年日記]
■ [特撮] ゴーオンジャー#42とキバ#43
ゴーオンジャー #42「学園ノヒミツ」。街に現れたビンバンキに応戦するゴーオンジャー。だが、ビンバンキの熱湯攻撃は生ぬるく、あっという間にボコボコに。いずこかへと逃げて消えたビンバンキを追う須藤兄妹はケガレシアが人間に変装して人間の学校に入っていくのを見つける。学園内には生徒か教師でないと入れない。「それなら一番女子高生に年齢が近い自分が」と美羽が転校生として潜り込むのだが、エキセントリックな校風に振り回され気味。しかも、ガリ勉生徒が美羽に対しおかしな力を使い……相変わらず弱々な蛮機獣。熱湯を吹き付ける攻撃技の「熱湯コマーシャル」はぬるくてただ気持ち悪いだけ。そのビンバンキをパワーアップさせるために、ヒューマンワールドに飛来したマジックワールドの魔法アイテムを手にした学生にケガレシアが近づく。 この展開でどうして「魔法」が出てくるのかと思ったら、「魔法びん」かよ! くだらね〜〜〜。w
美羽は学園に入り込んだもののチアリーディング部や映画研究会の活動に巻き込まれて逆に振り回され気味。しかも、大翔から「武器だ」と渡されたのはヨーヨー……って、どんな昭和テイストやねん。
そんな美羽を見て一目惚れしてしまったガリ勉学生・ニュートン君は、マジックワールドから飛来した魔法の杖を使い、美羽に惚れてもらおうとする。ケガレシアはそんな彼に協力する見返りに、ビンバンキをマホウビンバンキにパワーアップさせてもらう。かけ声が「タイガー!」になってるし。
でも、魔法で人の気持ちを変えようとしたニュートン君の魔法は美羽には通じず、逆に説教された彼は逆にゴーオンジャー側に立ってマホウビンバンキ撃退に協力する。変なヤツだけど悪いヤツじゃないってことか。しかも最後の最後で魔法の杖の解析データの入ったパソコンを踏んで壊してしまい、なんともまあしまらない。ダメ男に弱い美羽に慰められて、悪い立場じゃないんだけど。
しかし今回、いつも通りグダグダなガイアークの作戦に、支援攻撃を行った謎の存在が現れる。予告によると「掃除大臣キレイズキー」だそうだけど、きれい好き、って、汚いの大好きなガイアークなのにいいの? しかも年末大掃除に合わせてるみたいだから、大ボスにはならなさそう……
キバ #43「結婚行進曲・別れの時」。大牙によって生命の危機から脱したはずの嶋。しかし重態から立ち直ったばかりのはずなのにその後異様な食欲を見せるなど、様子が明らかにおかしい。名護たちの護衛の申し出も断る嶋を名護たちは遠くから見守るが、彼らが見たのは、突如ファンガイアに変身する嶋の姿だった。「何故嶋がファンガイアに?」渡は大牙の治療が原因ではないかと思い当たり、大牙を呼び出し問い詰める。悪びれもせず嶋にファンガイアの力を移植したことを認める大牙に、渡はかつてない激しい怒りを覚える。
一方深央は、大牙のプロポーズを受け入れ、二人だけの結婚式を挙げようとする。が、それは深央の策略で、二人きりの大牙を殺そうと重傷を負わせる。深央の裏切りにビショップが深央を殺そうとするが、大牙は初めて自分の孤独を埋めてくれる存在になりかけた深央をかばおうとする。その姿に深央は心を揺るがせる。
22年前、さらわれた音也を助けるため、キャッスルドランにいるキングの元へと向かうゆりと真夜。番人であるシルクモスファンガイアを撃退し内部に入り込むが、音也はライフエナジーをほとんど吸い尽くされ息も絶え絶えの上、キングの絶大な力になすすべがない。真夜が足止めしている間にゆりが音也を外へ連れ出すが、再び立ちふさがったシルクモスファンガイアに音也は満身創痍のままイクサに変身。キングに音也を追わせまいとした真夜もまた、組み伏せられクイーンの力そしてファンガイアとしての力までも抜き取られる。
や、やっぱり名護さんがおかしい……「自分をファンガイアとして始末するように」と命じる嶋に、イクサに変身しつつ、やはり手を挙げることが出来ない。前だったら遠慮なく拳を振り抜いてたのに……「あの」名護さん復活はあり得るのか?(復活してええんか?)
一方、自分が大牙を信じてしまったばかりに嶋の身に悲劇的な事態が起きてしまったことにショックを受ける渡。大牙に激しい怒りを向けるものの、「俺はキングとしてファンガイアを護る義務がある!」と言われ、やはり迷いを覚える。だが、その迷いも、目の前で嶋が決着をつけるべく大牙と戦い、倒された現場を見たことで吹き飛んでしまう。その直前、大牙は深央により致命傷を負わされていたのも気づかず……
深央は自分と渡の未来を信じ、自らの手で大牙を亡き者にしようとするが、とどめを刺し損ねた大牙がビショップに向かい自分をかばったことに激しく動揺する。嶋から冷遇されたと感じ続け、ファンガイアサイドに走ったもののやはり孤独だった大牙にとって、深央は初めて自分に寄り添い、孤独を埋めてくれるかもしれない存在だった。その深央の裏切りを、大牙は許そうとする。渡に対しても始末しようとするのではなく、人間に失望させたり、人間とファンガイアは決して相容れないものであることを突きつけてファンガイア側に付くようにしてるしなぁ。
しかし渡の立場とは相容れず、弱った身体にキバの必殺技が炸裂しようとした瞬間、そこに割って入って大牙をかばったのは深央……深央は夢にまで渡の腕の中で、ステンドグラスのようになって砕け散ってしまう。嶋、そして深央の犠牲を目の当たりにし、渡は自分が生まれなければ良かったと思ってしまうようだけど……
で、その原因である過去編では、音也の救出には成功するがその引き替えに真夜がすべての力を奪われてしまう。しかも音也自身息も絶え絶え。「歴史通り」なら、このまま音也と真夜が結ばれることになるはずだけども……
なんだか最後の最後で現代編と過去編が結びつく展開になりそう。
ところで、来年の仮面ライダーは「ディケイド」だそうで、なんだか「平成ライダーが総登場」という情報が特撮誌に……全部別世界のライダー(アギトのみ、クウガとの平行世界という設定)なのだけど、どうするの? ディケイドの個性的なデザインも吹き飛ぶインパクトですな。昭和ライダーになぞらえれば十人目でZXに相当するので、それにならってる部分があるのかもしれないけど。あと、未確認情報でディケイドは一年ではなく半年のシリーズとか。ホントにどういうことになるんだか。
2008年12月08日(月) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 珍名さんランキング……え? 違う?
名前ランキング:女の子は「葵」ちゃん−−ベネッセ発表 ( 毎日 )。ゴーオンジャー見てて「『大翔』と書いて『ひろと』って、無理矢理すぎだよなぁ」とか思ってたのですが、「新生児名前ランキング」連続一位の名前だったのねorz女子の名前も痛々しい。いかにも名前負けしろといわんばかりのものが……つか、ここには載ってないけど、「心愛(ここあ)」とかもあるそうで。ロザパンかよ!?
しかし男子上位を見て、どんだけ特撮オタかと。「大翔」に「蓮」に「優斗」だものなぁ。「大翔」だなんていかにも珍名な名前、どうしてこれだけ多いのだろうと思って検索してみたら、 こんなタレントが引っかかった 。けど、どうも違ってそう。一体どこから出てきたんだ? あ、でも伊藤大翔って、子ども時代の乾巧役やってたんだ。リュウケンドーにも出てたみたいだし、やっぱり特撮じゃん。
話変わって、マスコミの麻生叩きはなんなんだろうなぁ。元々過激な発言が多いので叩きやすいのはわかるのだけど、まともに政策で叩いてないで、しかもそれが功を奏してるように見えるのがますますなんなんだか。
ただでも十二月で情緒不安定気味なのに、なんだかより一層世間に絶望傾向。
そういえば、麻生批判には朝日、毎日他読売も身を入れてるのだけど、雪満ちゃん殺害・死体遺棄についての報道。 また、勝木容疑者の部屋には、女児向けアニメのポスターが壁に張られ、本棚にも「プリキュア」シリーズなどの少女漫画が並んでおり、部屋一面が漫画に囲まれた状態だった。 ( 毎日 )、 アニメやビデオを好み、県警の捜索で部屋から大量の漫画本が見つかった勝木容疑者 ( 読売 )。で、その一方で、 【幸満ちゃん事件】プリキュア、聖闘士星矢、ブリーチ…容疑者自室に子供向け漫画、犯罪性は見当たらず ( IZA! )。「アニメが原因のひとつだ」という結論ありきで記事書こうとしてない? 頭の悪い定型文法での記事にはもううんざり。>毎日、読売
2008年12月09日(火) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] 今日の5の2#10
蟲師はまだ見れてません。今日の5の2 #10「アタタメテ/メルヘン/メルヘンII/ヒトハ」。冬のある日のおさわりプレイ……小学生なのに。ではなく、女子同士が冷たい手をくっつけてびっくりさせて盛り上がる。リョータはいつも通りカッコつけて上から目線でコメントするけど……カズミは、普通にいつでも手が冷たそうだよな。なんとなくイメージ的に。
続いてなんとなく役得なリョータ……でもないか。ユウキがまた怪しげな話を仕入れて目にゴミが入ったリョータの治療にと、チカがキスする直前にまで行くのだけど……そりゃ、そんなんで治るわけないわw そいでもってそれをおもしろおかしく広められてしまう。短足の呪い、私のも直してください。w
最後はちょっとしんみり。「最後の一葉」(多分子ども向けにリライトされたもの)を読んで泣き出したナツミに、本当に落ちそうになってしまってる枯れ葉の最後の一枚を見せまいとみんなで協力するのだけど……思ったよりおばかでもみんなの思いやりに気づかない鈍感でもないってことか。女の子は成長が早いからねえ。
■ [その他] ちょっwwwww野尻さんwwwwww
大人はニコ動プレミアム会員になろう」――SF作家野尻抱介さんが“個人アピール” ( ITmedia )。SF大会の初音ミク企画でもUGC(User Generated Contents)の未来を熱っぽく語ってたからなぁ。言ってることは至極まっとうなのだけど、最近はよくわからない流れで祭や叩き・煽りが始まるからそういうのに巻き込まれないかはちょっと心配。それはさておき、実は最近プレミアム登録してもいいかも、とは思ってる。プレミアム会員への優遇もまるっきり原因ではないわけではないけど、それよりも テレビ局を含む121社のコンテンツホルダーと契約、ニコニコチャンネルで動画を配信 するというニュースが大きい。UGCの配信だけではなく、既存のマスメディアの形を変えていくという積極性に投資してもいいかもと思ってる。まあ、とりあえずニコニコチャンネルの新しいサービス内容を見てからのことですな。
「かんなぎ」無期限休載の背景に「怒りのオタクが抗議」説 ( ITmedia )。本当のところはまだわかりませんが、ありえそうだなぁ、とは。つか、mixiでも書いたけど、産土神に処女性求めるなんてアフォかと。日本は元々処女信仰あまりないぞ。いや、それ以前にマンガのことで怒ってそこまでするのは、頭おかしいんですが。警察に届け出れば普通に脅迫が成立するかもなぁ。なにはともあれ作者のご静養と一日も早い復帰をお祈りします。
今日新聞見てたら、社会保障費財政圧縮のために必要な法案が、民主党の反対で通らない、という解説記事が。ごく小さく、わかりにくい場所に。印象操作のマッチポンプ記事じゃなく、こういうのこそちゃんとわかりやすい場所に掲載して民意を問うべきものじゃないの? おかしくない、新聞?
平成20年度(第12回)文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品 。
スト魔女って……もうちょっと考えようよ、文化庁。orz
アニメーション部門/長編(劇場公開・TV・OVA) 作品名 :作者名:ジャンル 劇場版 空の境界 俯瞰風景 あおき えい 劇場公開 スカイ・クロラ The Sky Crawlers 押井 守 劇場公開 コードギアス 反逆のルルーシュ R2 谷口 悟朗 TV・OVA さよなら絶望先生 新房 昭之 TV・OVA ステファンの恩返し 内藤 まろ / すずき ゆきひろ/青木 純 / 恵土 敦 TV・OVA ストライクウィッチーズ 高村 和宏 TV・OVA ソウルイーター 五十嵐 卓哉(監督) TV・OVA 鉄腕バーディー DECODE 赤根 和樹 TV・OVA 東京マーブルチョコレート 塩谷 直義 TV・OVA のらみみ 湖山 禎崇 TV・OVA 墓場鬼太郎 地岡 公俊(監督) TV・OVA ヘルズ エンジェルス 山川 吉樹 TV・OVA みなみけ 太田 雅彦 TV・OVA やさいのようせい第5話「ピアノがいなくなっちゃった」 天野 喜孝 TV・OVA
■ [その他] なんじゃこりゃ?
TBS女性記者が勝木容疑者とカラオケ密着取材→勝木「彼女ができた」と周囲に勘違い報告?…ネットで話題に ( 痛いニュース )。……これ、なんかおかしいだろ? いや、強引な取材・報道とかなんとかかんとかは、まだ倫理的にはともかく行動が理解できないわけじゃない。でも「自社の記者がストーキングされてた」と報道した後で、親しげな映像を流す??? あたまおかしいんとちがいます?あたまおかしいと言うと、 そうなった時に、テレビの前の視聴者が、不景気にあえぐ世間のニュースにつづけて、そうしたセールスポイント満載の広告を見せられて、その企業に対してどんなイメージを持つのか。 ( NBonline )。まあ、言われてみればその通り。トリビューンも再生法申請したし、日本のマスコミ倒産もそう遠くないのだろうなぁ。
2008年12月11日(木) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] のらみみ2#11ととらドラ#11
のらみみ2 #11「歳末大忙し」。師走の最終営業日だというのに大忙しのハローキッズ56号店。実はキャラと子どものお別れを素敵に演出し、次の居候先の斡旋までする「お別れお任せパック」が大ヒット。その契約を求めてキャラでごったがえしていた。その様子を見て興味を持ったのは通りがかりのキャラ、赤ほっぺ。ゆったりキャラ浪人を楽しむ赤ほっぺは仕事を手伝いたがり、のらみみが調子に乗って自分の弟子ということにして雇い入れたのだが、更級さんがおらず混乱するばかりの店内で、意外な活躍を見せる。「まんぷくゆきごはん」。半田と雪だるま作りを競って遊んでいたのらみみ。だがとけかかった雪の中に、小さなやせ細った雪人形がいるのを見つける。もちろんそれは雪だるまタイプのキャラ・ユキノフ。夏になって身体が溶けると蒸発し、再び雪になって降ってくるとまたキャラになるという変わった性質のキャラだったのだが、実は居候先から捜索願が出ていた。半田とのらみみはユキノフをクーラーボックスに入れて送り届けるのだが、行く途中、ユキノフの様子がおかしい。食べ物である雪ものどを通らずやせ細っていくのだが、その理由は……
前半は好奇心旺盛でマイペースな赤ほっぺが主役。秋にお別れを済ませ、年明けから居候先を探そうと、のらみみと違い悠々自適の居候生活なのだが、ファンシーな外見と裏腹に非常に合理的な考え方が好きなキャラ。無秩序に押し寄せるキャラに対応が崩壊してた半田たちを仕切り、あっという間に事態を収拾させてしまう。同じ好奇心旺盛でもグラムは受け身で体験するキャラだったけど、赤ほっぺは積極的に関わっていくタイプ。こういうキャラもいるんだなぁ。
最初は勝手にのらみみが決めた弟子取りにトマゴメたちも押し切られる形だったが、赤ほっぺの有能さを見て逆に頼りにすることに。でも、そんな便利なことになるわけは当然無く……w のらみみはやっぱりこういう時の当て馬になってしまうのだなぁ。
後半は、これまた変わったキャラの話。赤ほっぺは性格が変わっていたのだけど、ユキノフは体質が変わってる。キャラってほとんど不老不死みたいな感じだけど、ユキノフにいたっては本当に死なない。溶けて、雪になって、再生し、を繰り返しながら居候先を変えていく。でも、今回は意図しない形で消えてしまい、居候先もユキノフを探していて万々歳……と思ったけど、ユキノフは溶けてしまった直前の事をひどく気に病んでいた。いや、あの場面見たら誰だって「お前、喰うつもりだったろ!」って思う罠。でもユキノフの懸念も解け、これでまた元通り……と思ったら、やせ細ったユキノフは突風に巻き上げられて空に消えてしまう。雪だるまキャラじゃなく、不幸キャラじゃね? のらみみも「今度はあいつ、帰ってこられないんじゃねえの?」と容赦ない言葉を。まあ、半田たちの所に降ってきたのが幸運だからなぁ。でもその時降ってきた雪を食べながら大きくなり、無事に戻ってくる。
今回はどっちもほのぼのだったなぁ。ま、こんなのもアリか。次回はついにのらみみに重大な転機を与えるあのキャラ登場。って、次回最終回じゃん!
とらドラ #11「大橋高校文化祭・前編」。夏休みも終わり二学期。ついに三十路に突入し暗いオーラを漂わせてる担任のゆり先生をさておいて、皆文化祭の話で盛り上がる。アホの春田提案で「男子で結託し投票にもつれ込んでクラスの出し物をコスプレ喫茶にして、女子にあんなカッコやこんなカッコをさせてしまおう!」とアホな話題で男子が盛り上がり、大河も生徒会のイベントの依頼でミスコンに出られない亜美の推薦で、クラス代表でミスコンに出場させられそうになったりといつも通り騒がしい日々。
が、そんな中、大河の携帯に父親からの電話がかかってくる。悪態を吐きながら無視し続ける大河だが、ある日ついに口座から金が全部抜き出されてしまい、そのタイミングで再度電話がかかってくる。どうしても父親に会おうとしない大河に命令されて仕方なく大河の父に会う竜児だが、大河の悪態と裏腹に人当たりの柔らかいこざっぱりとした大河の父親に拍子抜け。のみならず、大河が家を出た原因である新妻と別れ、大河と再び暮らしたいという話を聞きびっくり。その話を大河にしても大河は聞く耳持とうとしないが、ある日、マンションの前で話をしようと待ちかまえていた父親に、股間に蹴り一発入れて竜児の家に逃げ込もうとする大河に、竜児はついにキレる。
娘一人にマンションの一室と生活費だけ与え一人暮らしさせてる親ってどんなんやねん、と誰もが思ったその父親が登場。人当たりのいい姿と態度に加え、大河とまたやりなおしたいという彼の言葉に、竜児はこれまでにない動揺を覚える。が、大河はその話にまったく耳を貸そうとしない。それでも竜児は大河に父親の方を向かせようとするのだが、父親への罵詈雑言を止めようとせず、逆に大河自身が痛々しく思える父親への罵詈雑言のかずかすに、思わず口を突いて出た言葉が「俺の父親なんかどんなに望んでも帰ってこねえんだぞ!」。言ってしまってから、大河に父親のことをどうこう言っていたのは本当は大河のためではなく、自分が望んでも一緒に暮らすことが適わない父親に大河があんな態度を取ってることがうらやましく、また腹立たしかったからだと悟ってしまう。
自分の言葉があまりに身勝手なものだったと絶句する竜児を見て、大河はマンションの前で待つ父親のところへと戻っていく。竜児はこれで良かったんだ、と自分に言い聞かせるけど、自分の想いを押しつけてただけという後ろめたさに、心は晴れない。しかも、それだけじゃないんだよなぁ……
文化祭で盛り上がるクラスの中で、起きた変化はそれだけじゃない。亜美が妙に張り切ってクラスを仕切って引っ張り始める。その変化に気づき、好ましく思うのは竜児だけではなく、みのりもまたそう。確かにこの変化はいいことなんだけど、原作よりアニメの方が微妙な違和感をはっきり感じるなぁ。
しかし「クラス展示の優勝賞品」、ホントに豪華だな。こんな学校に通いたかったなぁ。
2008年12月13日(土) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 疲れた
夕べは深+の映画の日で、いつも通り出かけたのはいいいのだけど、さて、そろそろ終電だから帰ろうと思ったら某方に見事にトラップ、午前2時頃まで飲んだりの話を聞いたりのしたりのして、結局10kmばかりを歩いて帰りました。さすがに疲れた。今日は今日とて先日盗まれた自転車の代わりに今週購入した自転車の諸々の備品揃え。基本の備品は購入店でそろえたけど、まだいろいろ必要だと思ったので。今回は ツーロック でやります。まあ、それだって万全じゃないけど。
「かんなぎ」休載は「作者入院のため」 発行元が説明、「中傷で休載」は否定 ( ITmedia )。なんとまあ。びっくりするとともに(現在は病院で療養中とのことですが)、「もっともらしいストーリー」を私も鵜呑みにしてしまったことを反省。ともかく、作者様のご静養と一日も早い回復、そして復帰をお祈りします。
アニメにはない「予想外」求めて――「ヘブンズ・ドア」マイケル・アリアス監督インタビュー ( ITmedia )。「ヘブンズ・ドア」って「 ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 」みたいだなぁ、と思ったら、ホントにリメイクですた。いや、こりゃびっくり。オリジナルの監督であるツィクラー氏も交えてのインタビューという面白い記事ですな。オリジナルは末期ガンを患った二人の男が「天国じゃ、海の話題でもちきりで、海が見たことがないとシカトされるんだぜ」というたわいもない話から海を見に行き、マフィアの金を積んだ車を知らずに盗んでしまったりというトラブルに巻き込まれるコメディタッチのロードムービー。リメイクでは男と少女に登場人物が変更されて、どんな話になるのか。「ノッキン〜」のラストシーンは最も美しい映画のラストシーンのひとつだと思うので、その辺も興味がある。
2008年12月14日(日) 旧暦 [n年日記]
■ [特撮] ゴーオンジャー#43とキバ#44
ゴーオンジャー #43「年末オソウジ」。クリスマス直前、クリスマスの準備で大わらわのギンジロー号。そんな中新たに現れた敵・ガイアークのお掃除大臣キレイズキー。「ガイアークなのに綺麗好き?」と首をひねるゴーオンジャーだが、キレイズキーのお掃除七つ道具の威力にまったく歯が立たない。特に、「ゾウキングレネード」は炎神たちの力をまったく無効化してしまうという代物。ウィングスの救援でなんとか逃げるが、ウィングスも倒されてしまう。逃げる途中仲間たちとはぐれた走輔は、逃げる途中でサンタの格好をしたおっさんが倒れているのに出くわす。介抱され気づいたおっさんは、自分は本物のサンタだと名乗り、信じようとしない走輔に、走輔が幼い頃にレーサーを目指すことを決心したクリスマスプレゼントのミニカーを袋から出してみせる。サンタを連れてギンジロー号に戻る走輔だったが、仲間たちはキレイズキーの襲撃で息も絶え絶え、炎神たちも回復できないでいた。キレイズキーの強力さに皆があきらめかけたとき、サンタの持つ袋が、クリスマスワールドのおもちゃ工場に繋がってると聞き、回生の策を走輔が思いつく。まー、おもちゃ会社がスポンサーですからなぅ。世のお子さんたち、将来的には必ずサンタではなくご両親に感謝するように。
前回出てきたとき「ガイアークなのに綺麗好き?」と突っ込んだけど、やっぱり本編でも突っ込んでる。w でも実力は群を抜いてる上、ヒューマンワールドの人間を「掃除」しようとする。ゴーオンジャー、ウィングスが束になっても敵わない。ゴーオンジャーが大変な中、現れたのは、キレイズキーの攻撃に巻き込まれてソリから墜落してしまった「自称サンタ」。ええ、サンタなんて会ったことがありません。クリスマスプレゼントは父親から直接渡されてましたが何か?
特に炎神たちの力を奪ってしまう「ゾウキングレネード」にはまったく対抗策がない。あきらめかけたゴーオンジャーたちを勇気づけるのは、サンタが取り出したそれぞれのメンバーへの子どもの頃のプレゼント。クリスマスワールド(そんなのがあったんだ)に通じるサンタの袋の話を聞いて、窮余の策を思いつく。って、いやもうちょっとマシな策あるだろ! まあ、相手が引っかかってるからいいのか。
サンタの協力を得て倒したと思ったキレイズキー。しかしなんか変な箱を持って健在をアピールしてるけど……何?
キバ #44「バック・トゥ・ザ・ファーザー」。嶋がファンガイアにされた末に大牙に殺され、逆上した渡は大牙の変身したサガに必殺のキックを放つ。が、それをかばったのは深央。最愛の渡の腕の中で果てる深央を看取った渡は、自分自身を呪う。
22年前、キャッスルドラコのキングの元から救出された音也。一刻も早く退院しようとするのを、ゆりに止められるが、「一年間は絶対安静」と新顔の医師が……だがそれはどう見ても……
別の医者から退院許可が出たのを不審に思う音也は、夜通りがかった高架下で妙な占い師から真夜にはもう会うなと言われる。が、その占い師を疑った音也がその占い師の変装を暴くと、それは例の新顔の医者。何故その男が自分と真夜を引き離そうとしてるのかわからない音也だが、後日、真夜と音也の間に自分の立ち入れない絆があると思ったゆりから別れを告げられる。真夜との間をすべて認められた上で告げられた別れに、音也もすべてを吹っ切り真夜を一生の女と定めようとするが、また例の男が邪魔しようとする。
その男とは、音也の息子である紅渡。
意図しないとはいえ自身の手で愛する深央を殺してしまった渡はすべてに絶望してしまっていた。その渡を癒そうと次狼が渡をキャッスルドランの力で22年前に飛ばし、音也に会わせることで立ち直らせようとしたのだが、渡は両親である音也と真夜を引き離すことで自分を消滅、深央を消してしまった悲劇をなかったことにしようとしていた。
様々な衝突の末、渡と親子であることを認めざるを得なくなった音也だが、真夜を消そうとしたファンガイアを渡と共に倒した直後、キングが現れる。
キングは渡に「未来を変えたいのなら、その男を消せばいい」と、ダークキバに変身して音也にキバの紋章を放ち、始末しようとする。
なんか、平成ライダー(特に井上脚本)とは思えないほど綺麗に伏線がまとまりそうなんですが?
名護さんが真夜に渡したボタン、音也とゆり、音也と真夜の関係、そして現在の渡……名護さんがだんだん空気になっていってますが。いや、嶋さんの跡を継ごうと、めっきり大人になってしまってますが。マスターと大人げない体脂肪率競争してるけどな!
で、意図しないとはいえ深央を殺してしまった事に絶望する渡は、自分の存在が生まれなかったことにしようと、次狼に飛ばされた過去で音也と真夜が会わないようにする。あれ? 音也が渡のことを知らない……? かつて音也が渡に乗り移ったとき、渡のことを知らなかったみたいだけど……いくら男に興味がない音也とはいえ、息子のことを知って忘れることはないと思うけど。あと、映画版もどうする。ま、井上脚本だからいっか。
しかし、過去編で綺麗に収まりそうな三角関係を引っかき回すのは現代編の渡? 自分の存在に絶望した渡が、自分が生まれなかったことにするために音也と真夜を引き離そうとする。音也は渡が自分の息子だと言うことをどうにか認めつつ、渡が真夜を自分を引き離そうとするのにはあくまで耳を貸そうとしない。だけど、逆に真夜がまだ赤ん坊の大牙を楯になんかされてるみたいだけど……現代編の大牙は、渡が深央を殺してしまったことを怨みに思い、ビショップがそれをかえって好ましく思ってるみたいだけど……最終的に過去のキングがラスボスなのかなぁ、という感じだけども、どうなんだろう?
さて、どうなるんだろう、というのは、興味ある。
ちょっとこれまでのライダーと違う展開なので、ほんとにどうなるのかわからない。本来なら音也と真夜が結ばれて、なんだけど、どうなるのかなぁ。
2008年12月15日(月) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] ええ話や……多分
ニコニコ動画の危機、JASRACの菅原常務理事とエイベックスの松浦社長が救う ( ITmedia )。へ〜。こんな内幕が。確かに両者が告訴に踏み切ってたらニコニコは間違いなくつぶれてましたな。さすがに違法アップロードの野放し状態をそのままにはできないだろうけど、そこでのMADや自己演奏などの独自のサブカルチャーを潰すことは良いことではない、と判断したのか。あるいは別の理由からか。うがちすぎか?発信箱:悲しいほどの…=与良正男 ( 毎日 )。
政策の記事を書いた記憶がほとんどない。失言ばかりを追いかけるような悲しい毎日だった。この直後、政権に就く小泉純一郎元首相が「郵便ポストが赤いのもみんな森さんが悪いような状況になっちゃったなあ」とぼやいていたのを思い出す。この部分を見て、「お、政策のことも書かずになりふり構わぬ、低レベルの麻生叩きに走っていたのを反省したのかな、と思いきや
ところが自民党は国民的人気なるものに頼って首相に選び、人気がなくなると一転して無責任に「麻生離れ」だ。これは自民党の構造的な行きづまりなのだと思う。なにこの理屈? まったく最初のところとつながってません。それとも「人気で首相に選ばれるから、とにかく人気を落とす報道をしてます」って宣言? ここまで気が狂ってるとは思ってなかった……そりゃ毎日新聞、経営危機に陥るわけだわ。
2008年12月16日(火) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] 今日の5の2#11
今日の5の2 #11「ヌキウチ/カモ/カミガタ/コオリ」。ちょっとエッチと世間で評判の本作ですが(マンガ連載の柱のコメント風に)、冬になってもその勢いは衰えず。抜き打ちで「部分的な」成長をはかろうとする女子グループ。ええ、この展開はもちろんリョータの役得&被害タイムです。カズミが何も気にせず淡々と脱ぐのが……いや、下は必要ないって。「カモ」はちょっとハートフルな話? しかしなんで「小林」? カズミの感性がよくわからん
「カミガタ」は、そのカズミが髪型を変えてきたことで女子の間に髪型戦争が勃発。まあ、段々エスカレートしておかしくなっていくのはお約束だけど……コウジ、意外と流されやすい。
「コオリ」は……うん、あるある。凍った水たまりは踏んでみたくなる。これ、鉄則。そういえば最近、凍った水たまりって滅多に見なくなったけど、やっぱ暖冬なのかなぁ……
次回最終回。シメはチカとリョータの話らしいけど。OPのゆびきりの話ですかな。
「蟲師」も見ています。なんだ、アートランド、やれば出来る子じゃん。
■ [その他] マンガとか映画とか
日本の経験伝え恐慌防げ 野村総研チーフエコノミスト リチャード・クー ( 産経 )。最後のシメの「 字を読み間違えたくらいで、政権をつぶしてしまえという今のマスコミ世論は正気の沙汰(さた)ではない。」という一文が2chで大々的に取り扱われていたので、それで「お?」と思ったのだけど、中身は麻生擁護というより、GDP維持という観点から日本のバブル崩壊後経済政策を評価するというもの。この観点は正直欠けてたわ。無論最後の一文もその通りだと思うけど。英語翻訳版が米国で好評、「マンガでわかる」シリーズ ( Technobahn )。マジかよ。オタク向けではなく? いや、アメリカで出版されたってニュースは確かに見たし、フーリエ解析ってめんどくさいけどさ。これってつまり、アメリカの一般的な若者層に「マンガ」の文法が普通に浸透してるってことでないかい? 「マンガ物理に強くなる」とか「数学ガール」とか、出したらどうなるのかなぁ。
死ぬまでに見ておくべきオススメの映画を教えて ( 働くモノニュース )。半分以上は、見ないでもかまわないもの、つか、二割くらい「むしろ見るな! 脳と目が腐る!」ってもののような気が。
2008年12月18日(木) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 熱出そう
つか、出たんですが。今日、終業一時間ほど前から首の後ろが痛くて仕方ない。「これはもしや」と思ってたら、案の定就業時間になって立ちくらみが。いや、私、熱が出ると首の後ろの筋肉がこるのですよ。
よりによって終業間際に上司から仕事上重要な話があってそのまますぐ帰ることもできず、「たのむ! そういうことはもう少し早めにしてくれ!」と内心独りごちながらとりあえず打ち合わせが終わり、なんとか帰ってきたわけですが。
寒気したり悪寒したり、「まさかインフルって、ことはないよなぁ」と思いつつ、職場で一人患者が出たっけなぁとかびくびくしながらも症状が違うので多分違うよなぁ、でも別のウィルス拾ってるかもしれないしなぁ、と冷静にろくでもないことを考えてたんですが、家に帰り着いたら小康状態です。体温はかったら全然平熱。いや、私普段の体温が高めなんで、むしろ低いくらい。多分一時的に体温が落ち着いてるだけで、発熱したり落ち着いたりをしばらく繰り返すと思うのだけど、今のところそれ以外にはのどにも胃腸にも来てないので、なんとか今晩一晩で気合い出せば治せるレベルかと。いや、いそぎの仕事が出来たんで、おちおち寝込んでられないのよ。
でも録画の消化はするけど。
■ [アニメ] のらみみ2#12ととらドラ!#12とかんなぎ#10
のらみみ2 #12「付け鼻大捜査線」。朝起きていつものように事務所に顔を出したのらみみ。だが、なんだかみんなの様子がおかしい。なんと、のらみみのつけていた付け鼻がいつの間にかなくなっていたのだ。慌てるのらみみだが、付け鼻の在庫はなく、同じのが届くのは一週間はかかるという。この際、別のでもいいや、と言い出すのだが、そんな時に限ってのらみみと居候の面接をしたいという電話が入る。しかも、その理由がのらみみの鼻が四つ葉のクローバーみたいで気に入ったから、だという。あきらめかけるのらみみに、刑事ドラマを見て影響を受けたシナモンが勝手に捜査本部を作って大捜査することに……「はじめの一歩」。ハローキッズ59号店を、春の進学フェアのデコレーションで勝手に飾り立ててしまったのらみみ。トマゴメ所長に怒られて掃除をしてるところを、通りがかりのおたまじゃくしタイプのキャラが興味深そうに見つめていた。翌日、店の用事で通りかかった公園でそのキャラ、おたまじゃくそんと再開するのらみみ。じゃくそんはキャラなのに店の手伝いをするのらみみを見て触発され、自分でも何かしようと考え、読み書きを覚えるためにペンを買ってきたのだという。「字なんか知らなくても困らないぜ」とうそぶくのらみみだが、じゃくそんは持ち前の熱心さであっという間に難しい漢字まで覚えてしまう。しかしそれだけでは満足しなかった彼は、字を書いて何かできないかと、公園に大きな板を持ち込んでそこに字を書いた紙を貼っていく。だが、いつしかじゃくそん以外の誰かも落書きや尋ねキャラ尋ね人、捜し物など、いろんな紙を貼り付けていくようになり、いつしかじゃくそんの「掲示板」はキャラたちで盛況になる。
前半はオリジナル。のらみみの鼻は付け鼻なのだけど、それがないと落書きみたいな、とても特徴のない顔に……でも、いつもの顔が当たり前だからやっぱり変な顔に見えるな。
刑事ドラマごっこをしてるシナモンに振り回され、付け鼻を拾ったカパユキの中途半端な親切に振り回され、例のむかつくハムスターキャラのマナーの悪さやバドミントンをする子どもに振り回され続けるのらみみだけど、結局一番振り回したのは、居候先を求めてやってきた四つ葉のクローバー鼻キャラか……どんだけニッチなのまでいるんだよ!
後半は、原作でも印象が深いエピソード。のらみみがたまたま出会ったキャラ、おたまじゃくそん。キャラなのにいろいろ奇抜なことをするのらみみに触発され、彼が始めたのは「字を覚えること」だが、あっという間に字を覚えてしまうと、次に何かできることはないか、とたまたま書いた字を貼っていた板がキャラたちの掲示板になっていく。なりゆきで掲示板の管理をのらみみとするじゃくそんだけど、その盛況ぶりを見て、「字なんか知らなくても」と言っていたのらみみにも心境の変化が訪れる。
キャラたちはあまり最先端の機器を使いこなせなく、掲示板というアナログな手段は意外にも大盛況。思い思いのメッセージを書いたり、絵を描いたり、落書きしたりするキャラたちを見て、のらみみも自分で何か書いて伝えたいと思うようになる。
けど、その掲示板におたまじゃくそんに居候してもらいたいという子どもの手紙が貼り付けられ、突然の別れが訪れることに……じゃくそんの「掲示板の後のことを頼む」という手紙を、自分の名前しか読めないのらみみ。けど、のらみみはちゃんと後を引き継いでハローキッズ59号店前に掲示板を移し、管理する。最後のメッセージが原作と違ってたけど、これま「まだまだ続ける」というスタッフの意志だと思う。
最後にキャラが集う掲示板を見て「この街にはこんなにキャラがいたんですね」という半田の台詞の後、これまで出てきたキャラたちが総登場していくのは、ちょっと涙腺に来た。特にメーリィちゃんな!
それと、原作者もお気に入りらしいおたまじゃくそんの声を演じるのは、ナレーションを担当する冨澤風斗君。この辺の采配も上手いなぁ。
どったり君が実は馬鹿力以外にも意外にも絵の才能があったりとか、少しずつ字を覚えてくのらみみの変化だとか、まだまだ見たいエピソードがあるので、第三期を期待したいなぁ。
とらドラ! #12「大橋高校文化祭【中編】」。文化祭が近づきその準備に明け暮れる日々。大河がクラスの出し物であるプロレスショーの練習や父親とのコミュニケーションに忙しそうなのを、かすかな罪悪感のうずきを覚えながらもほほえましく見守る竜児。川嶋も夏休み前のとってつけた態度が嘘のようにクラスの中心になって皆をまとめていく。何もかもが順調かと思われたが、父親が文化祭に来ると聞き、大河がその回だけ善玉悪玉を入れ替えてくれと川嶋に頼み込む。が、その様子を見て竜児から事情を聞いたみのりが表情を変えて怒り出し、大河の父親のことをあしざまに罵り出す。みのりらしくない豹変に大河の父親をかばう竜児だが、逆にみのりは「その二つの目玉はちゃんともの見えてた!?」と竜児のことまで罵倒する。売り言葉に買い言葉でつい言い争いになってしまい、大河が仲裁に入ってもお互い目を合わせようとしない。みのりの豹変が理解できない上に、惚れている相手と本気で喧嘩してしまったことに落ち込みながらも、みのりの態度が納得できず、大河に促されても竜児は謝ることができない。
そんな中で始まったプロレスショーは、どこも似たり寄ったりのイロモノ喫茶企画ばかりの中で異彩を放ち、意外な大盛況に。しかしそんな中でも父親からの連絡をまだかまだかと待ちわびていた大河だが……
さて、鬱展開にさしかかってまいりました! 何がどうとか言わないけど、結末を見たら呆れきるはず。いや、私も原作読んでそうだったし。
みのりがいつものとぼけたキャラらしからず、激昂するのに面食らう竜児。きっと大河のためを想って怒ってるのだろうと言うことは察しつつも、でも何故なのか理解できず結局喧嘩になってしまう。まあ、理解できなくて当然なんだけど。
引っ込みがつかなくなって仲直りできない竜児だけど、その竜児に川嶋が微妙なアプローチ。「あたしは高須君と同じ道の、少し先を行くの」。川嶋の名台詞なんだけど、これが結構後で響いてくるんだよねえ……
そして、父親からの電話を待ちわびる大河だが、結局電話は一度も鳴らず……さて、次回が怒濤の展開だ、と。
原作との細かい改変も聞いてて、「2Cに伝わる秘宝の、ゆりちゃん先生(30歳独身)の赤い糸」への独……ゆりちゃん先生のリアクションがアドリブだったり(つか、マジの反応だよな……)、本来出し物を決めるホームルームで出るはずだった「モルグ」がこの時に出てきて「モルグって何よ」「遺体安置所のこと」というやりとりが入ったり、生徒会長の狩野兄貴の含みのあるカットが入ったり。
全体的にアレンジも上手いなぁ。
関係ないけど、川嶋の中の人、シナモンだな。道理であまのじゃく。
で、ちょっとだけかんなぎの「カラオケ戦士マイク貴子」。って、「カラオケ戦士マイク二郎」かよ……やたらとノリノリのOLにしか見えない貴子先輩がキモ上手いという評価ですが、いや、普通にかわいいと思うんですが……おかしいのか?
2008年12月19日(金) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] あれこれ
ラオウ外伝、ユダに「策と言うほどのものかぁ!」の一言、初めてラオウの言葉に同意したよw しかしラオウの理屈がどんどん江田島平八化してく……ラオウ軍というと「汚物は消毒だ〜!」みたいなイメージしかなかったのが(いや、あれは別のならず者の台詞なんだけど)、なんか意外とまともに戦争やってたんだなという気も。何をしてまともというのかは微妙ですが。地獄少女三鼎、第三シリーズになって思い込みからの怨みが多くてなんですが、今回はちょっと展開が予想つかなかったわ。市役所に勤める公務員が賞を取った小説を模倣した犯罪が起こり、それを取材したゴシップ誌がインタビュー記事をねじ曲げて報道、小説作者のバッシングが始まるのだけど、世間からバッシングされる一方だった作者、編集長に記事をねじ曲げられた週刊誌記者、最初の被害者の姉が、行き場のないやりきれなさを語り合い、みんな同時に地獄少女に依頼する。集団自殺もあるし、これはこれでありかぁ、という気もするけど、その後の展開が微妙。いや、怨みはやり続けるときりがないのだけど……地獄会の飲み会、見てみたかったなぁ。
2008年12月20日(土) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] ちょっとおもしろいw
田原総一朗のタブーに挑戦! ( JFN )。内容の要旨としてはこのままでは自民党は戦後以来初の総選挙敗北し、民主党政権が誕生するが、小沢は首相にならない。なっても二、三ヶ月くらいしか続かない。そこで山崎拓、加藤紘一、亀井静香、菅直人らが自民、民主の有志と一致して動きを起こそうとしてる、というもの。民主党が勝っても小沢は立たないか長持ちしない、って見方は、やっぱそう見てるんだぁ、という感じ。確かに政界再編した方がいいとは思うけど、顔ぶれがすごい微妙だ……ネットラジオはもっと長く話してるのだけど、マスコミ批判がかなり目立ってる。「再編が起こると解説ができないから」という理由で再編を望んでいないというあたりや、派遣社員問題を叩いているマスコミ自身が大量の派遣社員を抱えていて、正社員の給与も自身も批判してる銀行員以上だとか。一票格差是正の事情だとか、結構わかりやすく説明されてた。まあ、田原氏の意図もあるだろうけど、世襲問題で民主に若手で気概があって優秀な人が多いが党体制の締め付けが厳しく何も発言できない、というのは、納得が行くなぁ。
終盤部のマスコミに関するあれこれは特に面白い。
■ [アニメ] テレパシー少女蘭#26(最終回)
え〜、最終回なんですが……「なんかフツー」としか。最終回に人間による自然破壊批判なんですが、ありきたりすぎて……自然代表が狼ってのは、微妙すぎる。登場キャラ同士のぶつかり合いとかは面白かったんですが、背景が陳腐になってしまった。悪くはなかったけど、良くもない。次回からは「 獣の奏者エリン 」。「精霊の守人」と同じ上橋菜穂子原作だけども、異様にクォリティが高かった「精霊」の後に続くのかなぁ。
2008年12月21日(日) 旧暦 [n年日記]
■ [特撮] ゴーオンジャー#44とキバ#45
ゴーオンジャー #44「聖夜ヲマモレ」。倒したと思った掃除大臣キレイズキーは、お掃除七つ道具のうちのひとつ、無限ゴミ箱の中に入ってゴーオンジャーたちの必殺技をかわしていた。さらにとまどうゴーオンジャーたちを無限ゴミ箱に吸い込み、世界のあちこちに飛ばしてしまう。ゴーオンジャーたちは三組ばらばらにされ、走輔、連、軍平たちは強盗が立てこもった幼稚園、早輝、大翔は薄暗いススキ野原、範人、美羽はサンタと一緒にどこかの海岸に飛ばされてしまう。クリスマス商戦展開。キレイズキーはそのために割を食ってしまった感じだけど。走輔たちのグループはまあ予想通りの展開だけど、一番意外なのは早輝と大翔のグループか。完璧だけどお化けだけは苦手だという須塔兄弟。怖がる大翔を、早輝が博多女のど根性でしかりとばす。距離を置いて尊敬するだけだった早輝が大翔の弱点を見ることでちょっと違った感情(恋愛感情と言うより、保護者的感情のようだけど)を持つ。大翔が怖がってたお化けの正体は、お約束ということで。範人と美羽は、まあ、ポジティブコンビで無難に。
続々と集まってきて巨大ロボ四体勢揃い、というのは、今の時期ならではか。バルカ、ガンパード、トリプター、ジェットラスの腕メカは、交換可能なのでそこらへんのプレイバリューもそこはかとなくアピール。
最後はエンジンオーG12でとどめなのだけど、G12、大きさ対比すると巨大化したキレイズキーとは大人と子どもほども差が……こりゃ反則だ。
期待してたキレイズキーがあっさり倒され、失意のうちに飲んだくれるキタネイダスとケガレシア。このボスなき中間管理職敵幹部二人、なんだか段々かわいそうになってきた。
キバ #45「ウィズユー・最後の変身」。22年から来た渡とともにファンガイアを撃退した音也。だが、音也の前にキングが現れ、彼を抹殺しようとする。闇のキバの変身を解いて本来の姿までさらけ出し音也を亡き者にしようとするキングを、渡が割って入ってなんとか撃退する。音也は渡に感謝しつつも、繰り返し真夜とはもう会わないようにという要求は「お前に俺の自由を束縛する権利はない」と頑として拒否する。このままでは自分が深央を殺してしまう未来は変わらないと、どうすればいいのか途方に暮れる渡の前に現れたのは、音也と別れを告げたゆりだった。
一方、真夜に会いに行った音也はキバットバットII世を通じて真夜から「もう会わない」と告げられる。合点が行かない音也は真夜に会いに行くが、実は真夜はキングに大牙を人質とされていた。再び音也を亡き者にしようとするキングだが、キバットバットII世は真夜に卑怯な真似をしたキングに謀反する。キングに対抗するには音也が闇のキバをまとうしかないと言うその言葉に、人間が変身すれば命はないという真夜の言葉に耳を貸さず、闇のキバに変身してキングから大牙を取り戻そうとする。
22年後の現代、深央の死に悲嘆に暮れ続ける大牙だったが、ビショップが慰めようと意外な真相を告げる。実は深央にとどめを刺したのは、キバの必殺技ではなく崖下に落ちた深央を追ったビショップだった。深央と渡、二人の邪魔者が消えた今、キングとしての役目を粛々と果たすようにうながすビショップだったが大牙はそれを聞いて逆上、ビショップを怒りのままに殺そうとする。命からがら逃げたビショップは、自分がキングに取って代わろうと街中で見境無しにライフエナジーを集め出す。
怒りに狂った大牙がラスボスかと思ったら、なんだか意外な展開になってきましたな。
過去編では人質にされた大牙をめぐり、キングが音也、真夜を引っかき回す。キングとしてのプライドを傷つけられたからなのか、それともキングらしからぬ嫉妬なのか。しかし必要以上に真夜と音也を痛めつけようとする浅ましいその姿にキバットII世がキングを見限る。キバット族は別にファンガイアに従属してるわけじゃないのか。「人間が身につけたら死ぬ」と言われながらも音也がしつこく何度も変身するのはちょっと笑ってしまったが、音也が死んだ理由ってのは大体明らかになってきましたな。でも、渡を作る前に死んじゃうの? それとももう作った後?
現代編でもキングとビショップが離反、ビショップは暴走しはじめるけど、ボスキャラとしてはいまいちのような。それに深央を殺したのはビショップだとしても、渡に対してのわだかまりが消えたわけではないだろうし。また、渡の側も嶋を踏みにじり殺した大牙を許すのか……渡なら許しそうだなぁ。
深央の死を克服できない渡を立ち直らせるのは、意外にもゆり。「お前がいなくなってもきっとその子は喜ばない。何故なら、お前と出会うことができなくなるからな」と、音也と別れ、しかしそれでも出会ったことを後悔しないと自らの心情に見知らぬ深央を重ねる。それを聞き、渡は「すべての起こってしまったこと」をようやく受け入れる。
音也は渡と一緒にキャッスルドランに潜入し大牙、そして像にされた三モンスターを救出するが、キングがそれに気づかぬ訳もなく、再び闇のキバに変身して対峙することに。投げ出されて像から元に戻った次狼たち三モンスター。キングと闇のキバが戦ってるのを見て「なんだかわからんがこりゃチャンスだ」と一目散に逃げ出す……おいおい。いや、確かに今闇のキバに変身してるのが音也だって知らないから無理もないけど。
名護さんは嶋の意志を引き継ぎ暴走するビショップを倒そうとするけど、結局倒しきれずに逃がしてしまう。そして、なんか次回名護の身に何か起こるっぽい。
それにしても「753 Tシャツ」、欲しいなぁ。
2008年12月22日(月) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 年末大山場
定期報告の山場を越えたはずなのに、来年の準備のためにまた忙しいというのはなんつーか……ま、無事なんとかなりそうな目処がついたのでめでたいのだけど。佐藤元首相発言 「国民だまし続けた」 被爆者、平和団体が批判 ( 西日本新聞 )。なんか怒ってるポイントが激しく違うと思うのは私だけでしょうか? まあ、当時は中国が核を持った脅威もあり、「どうすれば抑止できるか」という方法を模索してた段階でしょうね。現実的な対案を出さずに一方的な要求ばかりするのは、さすがにまともに相手にされないと思いますよ?
サム・ボトムズ氏死去 米俳優 ( 中日 )。はて、聞き覚えはあるのだけど、と首をひねったのだけど、ああ、「地獄の黙示録」のサーファー青年でしたか。まだ亡くなるには早いお年ですが、それでも既に53とは……時代の流れですな。お悔やみ申し上げます。
田母神氏、再び「関係ねえ」発言 名古屋の講演で ( 東京新聞 )。おもしろおかしく言ってるつもりなんでしょうが、この程度のが幕僚長だったってのは……ほんとどうしようもない。
「日本的な通名にすれば登録証の提出は求められなかった。こうした差別が、在日に本名を名乗りにくくさせている」 ( 神戸新聞 )。いや、外国人で登録証の提出は普通のことで、別にそれで人権の何が侵害されるのかわかりませんが? 免許証求められてるくらいのことでしょ? それに「特別永住許可があるから云々」と言うなら、「特別」だから「特別永住資格」なんでしょ? むしろ「特別永住資格」を持ってる方が逆差別では? それに特別永住資格を持ってることを、登録証以外で何で確認しろと?
2008年12月23日(火) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] どんな市民グループやねん
図書館「ボーイズラブ」に揺れる 堺市、市民の不信感募る ( 京都新聞 )。タイトルだけでは意味不明ですが、内容はさらに意味不明。一般的にBL小説は、1冊に数ページのイラストがある。堺市立の7つの図書館が所蔵する計約5500冊のうち、100冊程度には男性同士が裸で絡み合うような過激な描写があった。盗難も多いため、申請があれば貸し出す閉架書庫に置いていた。市の対応がきわめてまっとうに思えるのですが……18歳未満はまずいだろ!
しかし、ひっきりなしに貸し出されるため、4つの図書館では誰でも閲覧できる棚に配置。7月、「子どもが見るのにふさわしくない」との声が利用者から出た。
図書館側は、閉架書庫に戻した上で、18歳未満への貸し出し禁止を決定。これに、住民グループが「特定の本を排除したり廃棄したりするのは、図書館ではあってはならない。政治的圧力もある」と反発。有識者も賛同し、11月に廃棄差し止めの住民監査請求が申し立てられると、図書館側は一転、18歳未満への貸し出しも認めた
「アルコール中毒の人にビール」岡田副代表が定額給付金判批 ( 読売 )。え〜、 こちら の報道によると、約九割が「受け取る」と答えてるのですが、国民の九割は「アル中」ということでしょうか?
って、いや実際は「国民の関心を惹こうとするばかりで実効性の薄い政策」と言いたいのだとはわかるんだけどさ。たとえが下手だよなぁ。アル中との類似性はほとんど見られないのですが。
ローマ法王、地動説初めて認める ベネディクト16世 ( 47NEWS )。今更こんなことを認めなければならなくて、しかもそれが大々的に報じられるだなんて、権威も大変ですねえ。しかしベネディクト16世って、ホント悪人顔だなぁ。
■ [アニメ] 今日の5の2#12
今日の5の2 #12「ヤキイモ/コンコン/フクビキ/アマアマ/メリクリ」。「ヤキイモ」女子グループが学校帰りに買い食いしたヤキイモで静かなる戦いを開始。って、一位争奪戦から男子参入により微妙な見栄の張り合いに……しかも「ガス」兵器をめぐるいざこざまで……男子のデリカシー、なさすぎ。「コンコン」は校庭に積もり始めた雪を巡って各クラスのにらみ合いが続く中、どうでもいい話で暴走して盛り上がってしまう5の2。そりゃ、キツネじゃないわ。ちなみにキツネはイヌ科ですが、イヌ科はネコ目です。
「フクビキ」、狙えば当たらず、狙わなくても当たらないのが福引きというものですが、無欲の勝利を上回る、○欲の勝利……でも結局食うのね>メグミ
「アマアマ」。コウジは、命に関わる前に真実を告げるべきだと思いますた。リョータへの嘘は微妙にリアリティがあるな。「甘い」は確実に嘘だけど。それが次の「メリクリ」に響いてくることに……
だまされて食べさせられたチョークの方が「チカのクッキーよりマシ」とつい悔し紛れに言ってしまったリョータ。でもそれ以降チカはリョータを徹底的に無視しまくる。何がそこまでチカの機嫌を損ねてしまったリョータは珍しく謝るのだが、それでも許そうとしないチカは「キスしてくれたら許してあげる」と……
加速度的にうれし恥ずかしの展開。まだ異性への意識がチカほどはっきりしてないリョータは照れながらもさほど意識無しに唇をちょっと触れるだけのキスをするのだけど、チカはうれしがりながらも照れ隠しに、チョークの味のするキスじゃ許さない、とクリスマスプレゼントをねだる。
体重計のはかりをガムテで封印のメグミに、ちょっと娘さんへのプレゼントは考えた方がいいですよなナツミ、何を観察してるのかわからないサンタ観察日記をつけてるカズミ、いい加減命に関わってきているコウジとユウキ、一番まっとうなクリスマスを過ごしてるツバサと、それぞれのクリスマス。
そいでもって次回最終回は、「ユビキリ」一本。大体の展開はわかってるけど、どう料理するか。
後番組は「みなみけ」の新作だけど、制作会社は監督などが替わって「おかわり」のアスリード……無印のままでもいいのに。まあ、お手並み拝見。
2008年12月24日(水) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 今年のクリスマスは
初音ミクより、クリスマス中止のお知らせ 。きっと NORADに追いかけ回されて それどころではないでしょう。っちゅーかクリスマスなんて呪われればいいのよ!(てか、別にクリスマスにサンタは必須じゃないよなあ)■ [その他] こんな市民グループらしい
昨日の「図書館がBL小説を18歳未満貸し出し禁止にしたのを抗議して撤回させた住民グループ」ですが、 上野千鶴子関連の団体 だったようで、納得(典型的理屈の通じないリベラル&ジェンダーフリー提唱者)。さて、そんなジェンダーフリーですが、現ローマ教皇ベネディクト16世猊下は このようなことを申して ( AFPBB News )おります。悪人顔の猊下だけども、これには同意せざるをえない。w 無論、無意味な虐待、差別はすべきではないし是正すべきでしょう。しかし、ハードウェアとしての「男女差」が明確に存在する以上、「すべてを同じように」というのは不可能です。公平にするにはすべてを同じにするのではなく、「この面ではこちらが有利だが、別の面ではもう一方が有利」というようにしていかざるを得ません。それを、「全部を同じに」と言えばどうなるか。「ハードウェアとしての性差が明確に存在していることが前提」の社会システムに対し無用の混乱を招くだけです。これは猊下の言われている通りですね。最近では「トイレのマークを男女同じ色に」という愚策で混乱が起こったニュースが記憶に新しいでしょう。で、今回のニュースですが、結局の所、「公共性」という「条件の一つにすぎないもの」を絶対条件のようにわめいてごり押ししてるだけ、ということですね。間違ったジェンダーフリー論者も同様に「平等」という「条件の一つにすぎないもの」を自分の要求を通すだけの道具にします。
冷静に考えればおかしいとわかるはずなのに、ヒステリーに陥ることで目をふさいでるのでしょうね。困ったものです。
2008年12月25日(木) 旧暦 [n年日記]
■ [その他][アニメ] 見ない方が良いんじゃない?
ガンダム00の水島監督「ネット上の“脊髄反射的なアンチ”が制作側のモチベーションを下げている」 ( 痛いニュース )。「 批判でも、種類があると思うんです。それこそ“クラウンへの期待”みたいな、「もっとこうして欲しい」という声ならばむしろ積極的に聞きたいのですが、一番最初に僕ら制作スタッフに聞こえてくるはそうじゃないですね。「何だあれ」とか、「かっこ悪い」とか、“脊髄反射”みたいな反応なんです。」。見てもモチベーションが下がるだけでメリットがないなら、見ない方がいいんでない? いや、イヤミとかでなく、マジで。富野御大などであれば「ネットにはね、ゴミみたいな意見が多すぎ。中にはそうでないのもあるけど、探すのが大変。だからボクは見ないの」とか言いそうですが。中には一等自営業閣下のようにスレ住人も空気の読める者が大半で本人も対応が上手く、奇跡的に交流が出来てる例もありますが、きわめて例外でしょう。敢えて見ないことでいいものが出来るのだったら、見ない方がいいです。
が、はっきり言って00ってそういう問題じゃないと思うんですが……
「 フィルムを観て物語を追おうとしているのではなく、絵だけを追って、見た目だけで批判をしてくるのですね。」。ごめんなさい。物語を追おうにも、物語がまったく頭の中に入ってきません。ちゃんと物語が見て伝わる作りになってれば、自然と物語に対するネットの言及も増えるでしょ。現時点、どんなすごい兵器が出てきても誰が死んでもちっとも心に刺さりません。キャラ立て、演出、シリーズ構成など、多くの面で失敗してると思うのですが。キャラクターの簡単の台詞でしか現状の展開の意図が掴めないってのは、大いに問題だと思うのですが。
「 「もっとこうして欲しい」という声ならばむしろ積極的に聞きたいのですが」。これは、どこを基準に期待すればいいのかわからないだけです。「リアルな戦争を反映させる」というコンセプトがあるようですが、ちっともリアルでないのですが。第一まともな軍人がほぼ皆無な「リアルな戦争」って何? 「少年兵」「テロ」など、現実のタームを使ってるだけで掘り下げ不足で、逆にそのタームが縛りになって物語展開もはじけさせられず、中途半端すぎます。色々事情があって様々な要素を詰め込んでることもわかるのですが、前シリーズの3/4を迎えようという段になっても主人公たちのモチベーションがちっとも伝わってこない作りは問題でしょう。
まず、コンセプトの軸を何か一本に特化してください。でないと中途半端すぎます。
という意見などはどうでしょう? これも脊髄反射的なアンチかな? なんかタイトルの言葉(「見ない方が〜」)、自分に対しての言葉の気がしてきた……
■ [アニメ] とらドラ!#13と喰霊−零−#12
とらドラ! #13「大橋高校文化祭【後編】」。大河父が来ないまま文化祭が幕を閉じようとし、ミスコンが行われる。それでも父親を待ついじましい大河だが、竜児は自分に充てて大河父から来たメールを見て、驚愕する。「文化祭に行けない」どころか、現妻とよりを戻すので大河とまた一緒に暮らす話は反故だ、と言うのだ。それを竜児から説明してくれという身勝手さに怒る竜児。しかしそんなとき、壇上から大河の父親の応援を呼びかける司会の亜美の声が……まったく返事のない会場。だが、二つの拍手が響く。大河父の最低すぎる裏切り、そしてミスコンとミスターコン。って、ミスターコン?
原作読んだときも大河父の最低ぶりは正直あっけに取られたものなぁ。これまで散々裏切られ、竜児の後押しがあったとはいえ、それでも信じたい気持ちをまた踏みにじられる。竜児はそれを許してしまった自分の迂闊さに腹を立てる。
そして優勝はしたけどみのりもおらずたった一人になってしまった大河の元へ行くために、「ミスターコンテスト」の「年男レース」で優勝しようとする。
ミスコンのアピールタイムの「じゃっかーしー!」から寒いボストンバッグ芸への流れ、ほとんど原作読んだときのイメージ映像そのままw 特にボストンバッグ芸は……
この時の台詞があるから「モルグ」が出てこないとおかしかったんだけど、ホームルームからプロレスショーにそれが移ったのな。
そいでもって文化祭編最大の山場、年男レース。言い争いもしたことがないという竜児が、大河の所に行くためだけに人を押しのけ、踏みつけ、優勝しようとする。が、飛び入りで意外な伏兵が……って、ミスターコンじゃなかったのかよ!w
けど、土壇場で伏兵であるみのりは竜児に優勝させるために自分が楯となって他の参加者を妨害する。「大河のそばに誰かがいてあげないと」「自分がいてあげたい」「でも竜児が行くべきだ」台詞を使わず、これだけの葛藤がちゃんと描けてるのな。とらドラってそういう意味での情報密度が半端ない。
そして、また皆が元通り集まっての後夜祭。雨降って地固まる、のようだけど、この時に既に次の不和の種はまかれてるのだよなぁ……ホント半端ない。
喰霊−零− #12「祈 焦−いのりのこがれ−」。これは途中で化けたなぁ。というか、そういうシリーズ構成だったと言うべきか。最初、主人公と思われた人物とそのグループが全滅、「何これ?」と思った絵説明無しのまま本当の主人公である黄泉と神楽の話に。原作の前日譚という位置づけだけど、とりあえずのアニメ化とかおまけ的な作りとかいうことではなく、二人の少女の想いと葛藤をきちんと魅せる作りになってた。原作からのアレンジ具合が上手い。
黄泉が復活する描写はないものの、ラストはきちんと原作に繋がるようになってて、すっかり軟派な兄ちゃんになった紀之がむしろ無理をしてるように見えたりとか、神楽が食べるポッキーの意味とか、原作にイメージを負荷してる。
でも最大のサプライズは剣輔の声が白石稔ということでしょう。第二期、作っても原作をそのままアニメ化する気ないな、多分。
2008年12月26日(金) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 死者の代弁者
飯島愛さん急死:中山ヒデ悲痛「『ウソ、マジ?ゴメン』の声が聞こえる」 ( 毎日 )。この発言、ちょっと気持ちがわかる。その後、虫の知らせ云々、ということも言っていたらしくてそれはちょっとなんだけど。私も友人の訃報を聞いてそれが信じられず、その人が言いそうなことが頭の中で暴走して出てきて、涙が止まらなくなった。つーか、今でももういないことが信じられない。ふとした拍子に、「このこと、あの人に話したら面白がるだろうなぁ」と考えてから、もうその人がいないことに気づき、その落差に未だにショックを受ける。でも、それはひょっとしてある意味救いでもあるのかもしれない、とも思う。自分の中に死んだ人間の一部が残り、まだ生きていると思えば。
■ [アニメ] 最終回いくつか
北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王 。ラオウ軍の戦況をラオウ様が拳一発でひっくり返してしまう展開。と、思いきや、一応思ったよりまともに軍隊してるラオウ軍や策略らしいことも結構やってたのが意外。全体的にわりと健闘してた、というのが印象だけども、やっぱり原哲夫の原作ビジュアルと、最初のアニメの声のインパクトが大きく、そこらへんを考えるとちょっと人物が小さくなってしまったなぁ、という感は否めず。オリジナルキャラの方が、どうしても影が薄くなってしまったし。でもまあスピンオフものとしてはそこそこ楽しめました。
まかでみ WAっしょい! 。この手のものでありがちな、最終回にシリアス展開、とはちょっと違って、最終回一回前にシリアス展開を持ってきて、最終回はいつも通りのキャラたちのドタバタ。ジョージ、遠いところに行ったなぁ……
全体的に作品としてはバカバカしい話なのだけど、それを手を抜かず、徹頭徹尾バカバカしいドタバタに終始させた作りは大変潔く、また意図通り面白かったです。これは絶賛するたぐいのものではないけど、予想しなかった伏兵という感じですか。
伯爵と妖精 。原作の途中までということで、プリンスとの決着がつかなかったり、やっぱりシリーズ途中という感じの終わりだったけど、まあ、女性向けでもこういうのは結構楽しめます。妖精のイメージがファンシーすぎかなとも思うけど、まあ、そんなものなのかなあ。
これは第二期があっても良い。
黒執事はこちらでは放送時間帯がずれて今日放映なのだけど、黒執事見ててなんか「この感じ、どっかで前にも見たことあるなぁ」と首をひねっていたのが、ふと思い当たった。
そうか、黒執事を見てのがっかり感って、「素敵探偵ラビリンス」の時と同じだ!
2008年12月27日(土) 旧暦 [n年日記]
■ [特撮] レスキューフォース#39
レスキューフォース #39「ようこそレスキューダイバー さよなら石黒隊長」。マーエンの引き起こそうとした超々災害を防ぎ、ヒカルを新隊長にレスキューフォースは新体制を迎えようとしていた。後事を彼らに託し、ユーロ支部へ移動しようとしていた石黒だが、あまりにヒカルたちがあっけらかんとしてるので逆に未練が出てしまう。新ビークルの話でみんなが盛り上がるのについ聞き耳を立ててたのを思わずごまかしてしまう石黒だが、実は皆の態度も、石黒に心おきなくユーロ支部に行ってもらおうという気持ちから出たもの。そんなとき、摩擦を限りなく0に近づけてしまう液体がトンネル内に流出し、事故が起こったとの知らせが入る。石黒のいない初の出場ということで、はりきるヒカルたちだったが……キーワードは「すべる」。液体を発明した変な科学者二人が全部持ってくのかと思いきや、最後は石黒隊長が全部持って行きやがりました。いや、そりゃ多分ヒカルが隊長、ってのは、まずないとは思ったけどさ。
つるつる足下が滑るなかでの救助活動は、人名がかかってるんだけど完全にコント。ホントは摩擦0ならあんなもので済まないと思うけどね。
しかも液体には強い引火性があることが明らかになって、救助を急がないといけなくなったのだけど、足場の悪さのせいで救助が思うようにいかない。救助隊員たちが出払った中、寂しいばかりの壮行会に出席していた石黒は、つい様子が気になって現場の無線を聞いてしまうのだが、ヒカルの「こんなとき、石黒隊長がいてくれたら……」という言葉に、よっしゃとばかりにユーロ行きを撤回、新中型ビークル「レスキュークレーン」でヒカルと要救助者を救助する。つか、レスキュークレーン、激しくパースがおかしくないっすか?w つか絶対遠近感おかしいって。
石黒が隊長に復帰することになって喜ぶヒカルたちの姿に顔がにやけっぱなしの本人だけど、実は筆記試験が悪くてユーロ行きへの栄転はそもそもなかったことに……石黒って、バカだったの? 死ぬの?
結局「試験にすべった」という、受験シーズンがもうすぐだというこの時期とは思えないオチだったということで……まあ、レスキューフォースだからこんなものか。(ほめ言葉)
2008年12月29日(月) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] なんか違う
ナベアツや村上ショージで2次創作を ニコニ・コモンズに“ネタ動画” ( ITmedia )。う〜ん、MADが公認されて堂々と作れる、というのはいいことなのかもしれないけど、なんか違う、というのがどうしても感じてしまう。まず前提として、戦略としては別に何も間違ってない、ってのは明示しておきます。原著作権の権限が大きすぎることによりMADなどのサブカルから、あるいは「ちょっと似てる」というだけで訴訟継続能力の低い個人や弱小企業を大手が潰す、という構図になりかねない中、「それでは稼ぎ場である文化自体が縮小傾向な今現在では易がない」とし、話題性などの宣伝効果を見込んでこういう活動に出る、ってのは、著作権におびえながらMADを作ってた層には朗報だと思うし、訴えられる危険がないという意味では良いことだと、私も思う。
でも、対象が「お笑い芸人」ってことが引っかかるのだよね。
「お笑い芸人如きが」という意味ではなく、まったく逆。お笑い芸人こそが危ないぎりぎりの境界、あるいは境界をはみ出したラインを突き進んですら笑いで人の心を抉る存在なのでは、と思ってるから。個々の芸人が総意で作ったシステムではなく、芸人をプロモートする企業である吉本が合意したので、個々のお笑い芸人がというと違うのかもしれないけど、やっぱそれは芸人の「質」を規定しうる問題の気がする。
企業が「はみ出し芸人は要らない。はみ出しに見えてもコントロールできるものがいい」と言ってるように思える。そう特に主張せずとも、その前提のように思えてしまう。
無論、わざわざ前置きで予防線を張ったように「じゃ、これは悪いシステムなの?」と言われると「そうじゃないけど」と口ごもるほかない。でも、やっぱ破天荒な芸を望むなら、ニヤッと笑いながら、あるいはそれを更に上回るリアクションを取って「システム」ではなく「芸」で真正面から受け止める、そんなのを望んでしまうのだけど。
その意味では、麻生総理はなかなかの芸人。マスコミが言葉尻ばっかり取って最近はちょっと凹み気味だけど、 小浜市からオバマ氏への贈り物を託され、「俺を宅配便代わりにするのか」と笑ったが、快諾した ( 読売 )というニュースなんかは、昨今の芸人は見習え、と思う。こういう不敵さは政治家でも芸人でも衆目にさらされる仕事では大きな武器だろうなぁ。
Josef Stalin named among greatest Russians in nationwide TV vote(ヨセフ・スターリンが全国ネットテレビの投票でもっとも偉大なロシア人の一人に選ばれる) ( telegraph )。
やはりか!
|┃三 , -.―――--.、まあ、マジレスすると強力な指導力を持った人物というのは、世情不安になるほど支持されますからね。でも、なんとなく「やっぱロシア人にはそうなのか!」という、おそらく間違った認識が……
|┃三 ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ
|┃ .i;}' "ミ;;;;:}
|┃ |} ,,..、_、 , _,,,..、 |;;;:|
|┃ ≡ |} ,_tュ,〈 ヒ''tュ_ i;;;;|
|┃ | ー' | ` - ト'{
|┃ .「| イ_i _ >、 }〉} _________
|┃三 `{| _;;iill|||;|||llii;;,>、 .!-' /
|┃ | ='" | < 話は全部聞かせて貰ったぞ!
|┃ i゙ 、_ ゙,,, ,, ' { \ >>1はシベリア送りだ!
|┃ 丿\  ̄ ̄ _,,-"ヽ \
|┃ ≡'"~ヽ \、_;;,..-" _ ,i`ー-  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃ ヽ、oヽ/ \ /o/ | ガラッ