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2008年11月16日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#39とキバ#40

  ゴーオンジャー #39「郷愁ノコドモ」。突然街中に祭り囃子の音がし、それに誘われた子どもたちが姿を消すという事件が起こる。事件はガイアークのデミセバンキが起こしたもの。子どもたちをお祭り漬けにして大人になってもお祭り以外考えられないダメ人間にしようという作戦だった。ところが事件を調べていた軍平、範人は迷い込んだお祭り空間で、晴之助、昭之助の兄弟と出会う。まるで侍の子どものような姿をした二人は、元の世界に戻りたいとキシャモスたちに勝手に乗り込んでしまうが、次元の壁が破れず結局失敗。実は二人はサムライワールドからある大事な使命を持って追っ手から逃げまどい、ヒューマンワールドに迷い込んでいたのだった。

 夏の映画の廃品利用w
 雷剱と獄丸の色違いの雷々剱と獄々丸が追っ手として出てくるが、どこが違うのかの自慢げな説明を、ケガレシアたちもすっかり聞き流してるのが開き直ってるなぁ。
 縁日の出店の定番、焼きそば、もんじゃ、輪投げとふざけた攻撃なんだけどゴーオンジャーたちにはかなり効いてる。でも意外と強いわりに、作戦自体は子どもたちが大人になるまで待つという長期戦略……指摘されるまで気付かないのがいかにもガイアーク。ってか、気付よ!
 今回も古代炎神族抜きのエンジンオー、ガンバルオー、セイクウオーでの巨大ロボ戦。射的と金魚すくいにとらわれたエンジンオーとセイクウオーを、ガンバルオーが救うって、いや、それでいいのか?
 話はこれで一段落と思ったら、兄弟が持っていた件は烈鷹のもので、しかもヒューマンワールドに石になった炎神大将軍が出現。来週は、烈鷹の生まれ変わりなのか半田健人がゲスト出演。555には変身しないよな。


  キバ #40「アンコール・名護イクサ爆現」。渡はビショップによりファンガイアの本能に目覚めさせられ、一時的に凶暴化して恵を襲ってしまう。すぐに我に返るが、健吾からはやっぱり所詮はファンガイアだったかと言われ、何より自分が我を失ったとは言え恵を襲ったことに渡はショックを受けて引きこもってしまう。静香や名護が立ち直らせようとするが、その声にも耳を貸さない。特に名護は渡に追い打ちをかけようとする嶋に、「渡はもう精神的ダメージで自滅する」とこれ以上の手出しは必要ないと主張する。が、そんな言葉とは裏腹に渡を立ち直らせようとしたり、渡の理想に共感するかのような言葉をつぶやいたりする。
 しかしその裏で、嶋は大牙と接触。共闘してキバを倒そうと持ちかける。
 22年前、キングの攻撃から這々の体で逃げ回る次狼たち。あっという間に追い詰められるが、キングは今しばらく生き延びさせるのと引き替えに、音也を三人に殺せと持ちかけるのだった。
 一方ゆりは、音也と真夜の間が急接近していることに加え、その真夜がファンガイアであることを音也が知っていたことにショックを受け、真夜を執拗に狙う。音也はなんとか二人が衝突しないようにと気をもむのだが……

 ちょっ! なんかおかしくないですか!? これじゃ名護さんまるっきりいい人じゃないですか! 我を失って暴れてしまった渡に、青空の会が疑いの目を向け渡自身も自分を信じられなくなったのに、渡をかばい、なんとか立ち直らせようとする。さすがに不審に思った恵が突っ込むが、どうもやっぱり真夜の件がありそう。つか、真夜がまだ生きてるって知ったらどう反応するんだろう?
 それに加え、嶋の気まぐれ経営具合が……健吾を一度の失敗で首にし、名護を再度イクサの正式装着者に据える。でも、ここでも健吾をかばったり、名護さん、ホントに人間として成長しちゃったの? なんだか寂しいなぁ……
 その嶋はキバ殲滅に異様な執念を燃やし、なんとキバを倒すために大牙と手を結ぼうとする。って、大牙は一時嶋の元で育てられていたのか。嶋のファンガイアを見る目に耐えられず大牙は逃げ出したらしいけど、意外といえば意外。たしかにキングを裏切った真夜が、大牙をそのまま放置しておくわけもないものなぁ。青空の会を頼ったというわけか。でも嶋のファンガイアに対する憎悪までは計算外だったんだろうか。
 名護の成長具合に対し、渡の方は最初のうじうじに逆戻り。っつーかもっとひどくなってる。トラップまで準備して進入を拒もうとする。一度だけ健吾の危機にキバになって駆けつけるが、それ以降はブラッディローズも封印しキバット、タツロットも閉じこめ、名護の危機に鳴り響くブラッディローズの音色に耳をふさぐ。名護さん、久々にイクサになれたのに、二人がかりではさすがになぁ……

[アニメ] なんか絶対可憐チルドレンが

 今週の話が無茶苦茶テンポが速くって、前半アイキャッチが入って「あれ? まだ半分だっけ?」と混乱してしまった。普通なら前半分で一話でもおかしくないものなぁ。関係者の証言という形もあって、それでもまとまってるのが上手いけど。
 あと、ナギとハヤテがそのまんま出てたんで「え?」と思ったけど、澪が出てくれば主役コンビは揃ってるものなぁ。つか、同じサンデーとはいえ、頻繁に出してるよなぁ。

[その他] たとえば鍋いっぱいのぶり大根

 スーパーで鰤のアラと大根があったので、ぶり大根を作ってみますた。前に作ったときは鰤の下処理がまずくってちょっと失敗したけど、今回は血合いを洗って落とし、一塩して20分放置で臭みを抜いた後でさっと熱湯にくぐらせたので、臭みは出てないみたい。つか、味見してると煮汁が最初生臭かったのがどんどん良い感じに。若干煮くずれてしまったのが残念。鍋返しをするんじゃなく、煮汁の回し掛けをちゃんと徹底しないとだめなのだな。
 これは明日以降のおかずなのだけど、鍋いっぱいに作って、消費しきれるのかしらん?


2007年11月16日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ラビリンスとナイトウィザードとシャナIIの#7

  素敵探偵ラビリンス #7「旧都と爆弾と紅茶」。なんだかひどいことになってるw イカレた映画監督が映画を撮るために建物に爆弾をしかけて逃げまどう人々を隠しカメラで撮っていた、とまあここまではまだいいとして、追い詰められた犯人が巨大ロボを呼ぶ段に至っては、もうなにがなんだか。もはや探偵ものの影も形もない。ここまで滅茶苦茶(しかも狙ってやってるのではなさげ)だと、珍物として価値がある気がしてきましたw

  ナイトウィザード #7「小さな絆 〜エリスの贈り物〜」。こっちもなんでもありというかありがちの集成なんだけど(元々そういう世界観だからなぁ)、あれ? なんかこっちの方がまだまとまってる気がしますよ? いや、母娘の会話でさらっと「この前世界を救った」とか言われてもアレですが。まあ、「魔神」たちがちょっと超能力をもってるだけのおねえちゃんたちにしか見えないのも(ゲームとして成立させる以上そのくらいの強さにしないといけないのでしょうが)、なんか気軽に世界を救ってるなぁ、という印象に働いてるような。まあ、ゲーム感覚で見れば悪くもないですが。
 基本はやっぱり主人公たちのドタバタなのだけど、最初「それってどうよ?」と思った「下がる男」という愛称も、結構しつこく繰り返されるうちに面白い気もしないでもなくなってきたのは、繰り返し効果による刷り込みでしょうか?

  灼眼のシャナII #7「池速人、栄光の日」。「池速人」とフルネームで書かれると、元ネタの池田勇人を連想してどうにもアレな。新シリーズになってからヌルヌルのラブコメ展開ばっかなわけですが、いつ本題に戻るんだろう? と思ったら、今回は冷静な傍観者・池を徹底的にいじる話。乗り物酔いの設定は、今まで印象が薄かったからなぁ……しかし、だめぽ感もここまで来ればアリな気もしてきた。
 って、今回感想書いてるのって、全部そんな話の気が。


2006年11月16日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] まさかの訃報

  「魔界転生」などの漫画家、石川賢さん死去朝日 )。流石にどびっくりですよ。しかも死因は急性心不全……本当に突然だった、ってことだよな。
 暴力的で底抜けな作風が多いですが、善悪じゃなくって爆弾みたいなバイタリティそのものなんだよなぁ。そのお方がこんなに呆気なく……ただただ残念でございます。

[アニメ] ブラクラ#19とすもも#6

  ブラクラ #19「Fujiyama Gangsta Paradaise」。日本の暴力団・鷲峰組の若頭に招かれたバラライカの通訳として、再び日本の土を踏むロック。そして何故かついてきたレヴィ。異邦人でしかないレヴィをよそに、ロックは久々の故郷の空気を楽しむが、夜店でレヴィがいざこざを起こしかけたことをきっかけにテキ屋を束ねる銀次とその亡き親分の忘れ形見雪緒と出合う。だが、銀次のいるのは、よりによってホテルモスクワと同盟を結んだ鷲峰組だった……

 最終エピソードになるのかな? 原作は陰鬱で、しかもあまり花がないというものなんだけど……いじるのかな?
 鷲峰組の若頭板東は敵対する組に対抗するためホテルモスクワを招く。が、平和な日本のヤクザが制御できるようなバラライカとその愉快な仲間たちじゃないものなぁ。それがどんどんエスカレートしていくことになる。
 でも、レヴィが着いて来たのは、イヤな予感もあったのだろうが、ロックがそのまま日本から帰ってこないんじゃないかと思ってたのがアニメだとよくわかるなぁ。子供の遊びに思わず飛び入りしたところを見られてすねるところといい、珍しくかわいらしいレヴィが見られるけどこの後はそうでもないんだよなぁ。


  すもももももも #6「虎の刺客あらわる」。あれ、虎金井は出ないと思ってたけど、出るのか……いや、それだけなんだけど。


  武装錬金 #7「もし君が偽善と疑うのなら」。頂上選人同盟LXE篇突入。初登場でちと期待はずれだった超人パピヨンと違い、こっちはほぼ原作のイメージ通り。復活のパピヨンも想像通り(笑)。あとはこの二人がどれだけはじけるかですな。

[その他] ドコモPHSの使用明細書が来た。

 同封されてたチラシに、携帯への乗り換えのための広告があったのだけど、SoftBankモバイルを指名して攻撃してるのは、言ってる内容は正しいんだけど、思わず笑ってしまった。


  教育基本法 この採決は禍根を残す朝日 )。「 「愛国心」の教え方についても、安倍首相の答弁を聞いて、心配が増した。」いや、言わんとするところがわからないでもないところもあるんだけどさ……こいつらだけにゃー言われたくないというか。


  朝日記者、談合の井山容疑者から15万円受け取る産経 )。まあ、立派な記者さんもいるんですけどね……その一方でこういう記者もいるわけで。


  Cats save elderly woman from cobraChina Dairy )。中国にもコブラがいるんだ〜ってのも驚きなんですが……


2005年11月16日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] ラブホは英語でも"love hotel"

  Olympic dreams and love hotels at APECreuters )。ロイターの記事です。記事は英文なのでざっとかいつまんで説明すると、韓国釜山で開かれるAPECのフォーラムで、必要な部屋数ホテルが確保できず、一部の各国代表がラブホテルに案内されたそうです……おいおい。
 「ラブホテル」は和製英語なんですが、辞書で調べるとちゃんと載ってるんですな。馴染みのない単語のせいか、記事中に説明が書いてありますが。
 何というか、流石斜め上。

[その他] その他ニュースとか

  日本の次期戦闘機採用アピール ロッキードの「F/A−22」米以外で初のシミュレーター公開FujiSankei Business i. )。次期主力戦闘機の候補にラプターが入ってるってのは言われてはいるんだけど、高価すぎること、米国でも配備がまだ十分ではないことや、ライセンス供与の困難が予想され、ラプターはないんじゃない? ってな見方もある。自分も採用されたら面白いとは思ってるけど、実際色々考えると無理じゃないかなぁと。でもこういうニュース見るとわからなくなってくるな……

  安倍長官、中国外相の発言に違和感表明朝日 )。中国外相が靖国参拝をヒトラー追悼に比喩して批判した事に関して。一応ちゃんとすべきこと(反論)はした、ってところか。個人的には、安易にナチスを持ち出す事の方がヨーロッパの人はどう思うか気になるのですが。

 あちこち徘徊していてちと興味深かったのが 雑感324-2005.11.15「しかけられた名誉毀損訴訟の当事者的考察 。弁護士とタッグを組めば、リスクもコストもほとんどなく相手の名誉を傷つけることが出来る、それにマスコミが乗れば文句なし、という戦術があるのだな。下衆の戦術だけど。

 ブッシュ大統領の訪日報道が、微妙にほほえましいというか、笑えるというか。 セグウェイに乗って小泉首相を出迎えたり日経 )とか、 ビューティフルを連発Y!hl )したりだとか。まあ、イメージ戦略上での京都観光でしょうので、これらの行動は当然計算の上ではありましょうけどね。

  鳩山御殿ゴスロリ禁止令、カメラ小僧とトイレ着替え…zakzak )。恐らく「ゴスロリファッションの撮影に絶好の場所」ってことなんでしょうけどね。しかし本来的にゴスロリは「派手」とは違う(ゴスロリ「風」はそうかもしれないが)と思うのだけど……まあ、認知度が高まっても違和感はある格好ではありますわな。しかしこの混乱は絵的に笑えるなぁ……

[アニメ] くるくる変わる

  ぱにぽにだっしゅ は新OP。2クールなのにここまでクルクル変わるのって、関連商品数を増やすためというのとかはわかるんだけど、珍しい。しかも変則的にローテーションしてるし。それはさておき、この番組、時々感心したりするんだよなぁ。でも、アイキャッチとかのエウレカセブンネタは、あれはなんなんだろう? これまでのパロディの傾向(比較的古いもの)とは違うんで気になる。

  ノエイン 。15年後の可能性分岐世界「ラクリマ」に連れ去られたハルカ。元のハルカのいた世界では消えたハルカを友人たちが探すが、見つかるはずもない。「絶対臨界阻止委員会」の内田と郡山が異次元に連れ去られた可能性を示唆するが、皆半信半疑。一方連れ去られたハルカは監禁下で世話役のアマミクからラクリマがハルカたちの世界の15年後だと告げられる。それを信じられないハルカは牢獄を脱走、スラムへと迷い込む。そこで知り合った友人のミホそっくりな女の子に、ここは地下の世界だと知らされる。ここが未来だということがどうしても信じられないハルカは地上へ向かうが、そこで見たのは廃墟と化した函館の街。そしてそこで待ち構えていたアマミクに、彼女が友人の長谷部アイの十五年後の姿だと知らされる……
 ハルカはやけに状況適応能力が高いな。「ハチクロ」のはぐみと同じ声の人だとは思えない(笑)。しかし、生きてる虫の踊り食いは、虫食い文化でもそうはないんじゃないか……? 分岐世界だとは言え、自分の知る人、自分の知っていた街の変わり果てた姿を見ては、ハルカにとっても他人事というわけにもいかなくなるのか。でも、カラスとかもこのままハルカをラクリマの連中のなすがままにするとは思えないけど。一方、元の世界の連中は、微妙に緊迫感が……ま、子供だし。でも、一人テンパってるユウをはじめとして、手出しのしようがないはずなんだけど、どうするのか。やっぱノエインさんの登場か?


2004年11月16日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ねむ〜

 職場に泊まりがけなのに加えて、皮膚の発疹に抗ヒスタミンの錠剤を飲んだら眠い眠い。色々尻に火がつきかけていたりもして。
 Firefox1.0正式版をノートPCでのみ導入していたのだけど、他のアプリケーションからのリンクを開く際の設定で「新しいウィンドウで開く」にしてもアクティブなウィンドウで開かれてしまう。試行錯誤したら、 Tabbrawser Extensions を使用していると設定が反映されないらしい。disableにすると設定が生きた。(と、言ってもuser.jsのbrowser.tabs.showSingleWindowModePrefsをtrueにしないと設定画面に設定が表示されないけど) とりあえずTabbrawser Extensionsを無効にしてるけど、それなりに便利なので残念。

[必殺] 最後(?)の必殺(その5)−誰が必殺を殺したか?

 最盛期は衰退期の始まり、とは言うが、必殺シリーズの場合にもそれが当てはまる。1984年から1987年まで、一年に一本の劇場版が作られ、美形路線で新たな視聴者を獲得し、視聴率もピークに達したはずが、わずか数年でシリーズの中断に追いやられた。
 「あれがつまらない」「これがつまらない」と言うのは簡単だが、「ではどうすれば視聴率を稼げたか」の代案が示せない以上、それは詮無いことのように思う。視聴者の嗜好の変化であるかもしれないが、それを正確に抜き出すのも難しい。
 ただ、必殺シリーズの流れを見ると、80年代半ばは明らかにそれまでと異なっていることは事実である。
 前期シリーズでは、必要に迫られた場合もあるが、一作ごとに顕著に作風が大きく変わっている。しかし後期になるとバラエティ路線・美形仕事人の投入というコンセプトに頼りすぎているのがわかる。
 これらの原因はなにか。一つには前期シリーズの終盤にも見られたが、感覚の衰え、というようなものが感じられる。時事の取り入れにそれが顕著だが、うらごろし辺りは(大好きだけど)どう考えても当たるとは考えにくい。これは後期シリーズのトンデモタイトルにつながっていく。一方で、スタッフ側も視聴者の求めるものが掴みかねていたのではないか。そのためひとまずバラエティ・美形路線を踏襲し、あるいは刺激的(とスタッフが思ってしまった時事)をより刺激的な形で取り込んだり、まっしぐらのようにゲームのパロディをやってみたり……
 二つ目には、これは推測だが、製作体制の変化があるのではないかと思う。バラエティ路線とワイドショー的な時事の取り上げを極端にまで進めた「仕事人V旋風編」は14回であわただしく終了している。 *1 当初原点回帰のハード路線を売りにしていた「仕事人V激闘編」も早々と路線変更を迫られている。フットワークが軽い、と言うこともできようが、どちらかと言えば「腰が据わっていない」という印象の方が強い。これは失敗したから、とは一概に言えない。なぜなら、あの視聴率シリーズ最低を記録した「うらごろし」でさえも路線をそのままで23回まで続けたのだから……これがシステム的なものか、心理的なものかはわからないが、ともかく80年代中盤以降とそれ以前の必殺は、製作スタンスが根本的に異なると考えられる。
 一方で、視聴者側にも原因がないわけではない。バラエティ的路線を好み、わかりにくさを嫌ったのは、ほかならぬ視聴者なのだから……しかし、それは原因であって、必ずしも責任ということでもない。現象的に見るなら、80年代中盤は何故かテレビの視聴時間自体は変わらないのに高視聴率番組が減少するという、不思議な現象が起きている。これはそのまま継続し、90年代に入るとさらに減少する。
 原因はともかく、それに対してテレビ側が提示したのがバラエティ路線だったが、わかりにくさを嫌う視聴者の為に、わかりにくさは徹底的に排除されていく。これは必殺に限ったことではない。水戸黄門の印籠が定番化したのも80年代に入ってしばらくしてからで、徹底的なシンボル化が行われる。
 一方、後期途中で見た目のケレンを増やすために殺し屋が増え、そのためにその他のドラマ部分に時間を割けなくなったせいもある。実はそれ以前から悪役が定番→陳腐化している傾向があるのだが、それもドラマがシンボル的な取り扱いになっていった一因ではあるだろう。結果、「どのようなやりとりで犠牲者が出、犠牲者と殺し屋、あるいは悪党はどのように絡むか」という部分はおざなりにされてしまう。仕事料ですらも、かなり儀礼的なやりとりになる。
 それが低迷の原因かはともかく、後期にはアグレッシブさを身上としていた必殺がそのアグレッシブさを失っていた。
 そして必殺シリーズの中断が決まり、第二十九弾「必殺剣劇人」が作成される。
*1: このとばっちりを食ったのが今シリーズで復活していた西順之助。最終回でまったく無意味に爆死と言う憂き目を見ている。


2003年11月16日() 旧暦 [n年日記]

萌えってなに?

 ってな話をIRCで知人達としてるという、有意義なんだか無意味なんだかなアレ。他の人がどんな意見なのかは(ネタの横取りになるので)書かないけども、やっぱ同じモノを見てるはずでも見え方が違う。当たり前っちゃ当たり前なんだけど、こういうのは面白くもある。個人的には、最近はある種の錯覚に特化したテクニックじゃないかと思うのだけど。多分実体はない、みたいな。
  555 見たら、北崎がヨワヨワで琢磨がつけあがって、シャチョーが前の失敗に懲りずに「長田結花をラッキークローバーに加えましょう」とか思いつきみたいなこと言って、結花は海堂の彼女面で啓太郎は変態呼ばわりで草加はいつもどおりイヤミで三原はいつもどおり目立たないけど彼女ゲットで、最後は鶴が警察に囲まれてピーンチ。わけわかりませんね、すいません。アギトのときも「主人公の過去の問題を解決」→「最後の展開」みたいな感じで、そこで激しくテンションが落ちてしまったので心配ではある。アギトのときの五話よりは残りの話数多いけど。しかし、ファンイベントで「なにが欲しいか」と聞かれ、長田役の加藤嬢は「出番が欲しいです……」と答えたそうだけども、まあ、確かに出番は増えてます。悲惨な展開になりそうですが。このタイミングで人間側の勢力介入ってのはどんなものなのかなぁ。
 ぼーっと、その後「デジキャラットにょ」など見てたら、前半がやたらとものを食べるシーンが多い話で、あの今時風でない妙な「ものを食べてる口」という形の記号はなんだろう、とふと思ったら、杉浦茂か、と急に思い当たる。そういやもの喰ってるときはでじこの目もそんな感じだった。こういうんは子供には通じるんかなぁ。ところで、OPの「いつでもING(あいえぬじー)」っていうところ、いつもいつも「いつでもオヤジ」と聞こえるのは私だけなのかいの。
   結構前に体重計が壊れて、しばらく放っておいたら、体重がえらいこっちゃになってきたので、大須の辺りの ヤマダ電機 まで行って体重計を買って来る。行ったら、二階でなぜかネットゲームの体験ブースなんかやっていた。力を入れてるのかな? その他にも、なんとなく店内を見て回ったら、こないだ名駅前にできた ビックカメラ を矢鱈と意識してるようで(当然だけど)、値札とかにもビックカメラとの価格比較とかが書いてあった。大型小売店も大変だなぁ。
  /.JP 経由で 脳内信号をコンピュータで出力MYCOM PCWEB )。最新の成果はちらりほらりと聞いてはいたけど、ついに臨床の段階まで行くのか。サイバーパンクな世界も近いのか? いや、むしろ歌う船?
 そういえば 国語研が外来語の言い換え案を提示した朝日 )ってニュースがあったけど、サイバーパンクは「電脳与太者」でいいんかな? しかし、言い換え案を見てみると、確かに「日本語でいいじゃん」ってものも多いのだけど、「これを無理矢理日本語に言い換えなくても」ってものも結構ある。「ノーマライゼーション」とか「マネジメント」みたいに、業種によって微妙に用途の違うものは、いい案がないなら、変にイメージを規定せずにカタカナ語のままでいいと思うのだけど。
 で、体重計を買ってきたついでに、 征途(中)アイアンフィスト作戦(下)ヴィクトリー・ロード/佐藤大輔 を購入。多分、数日は通勤の友。


2002年11月16日() 旧暦 [n年日記]

剣客

  ビッグコミック の12/1スペシャル増刊にみなもと太郎氏( 公式ファンサイト )の「日本剣客伝」が載っていた。「剣客で一番強いのは誰か」というテーマ。そもそもが太刀・刀というのは実際の戦では殆ど役に立たず、携行していたのはそれが敵の首級を取るための「道具」だったから、というところからはじまる。したがって剣客を挙げようとすると室内での戦闘、防衛、また一種の「芸」(と言うと古武術の剣術をやってる方には申し訳ないけども、そういう一面はあった)として剣術が発展した江戸時代、それも末期を選び、勝海舟とジョン万次郎を守ったこともある岡田以蔵を最強の剣士として挙げていた。そこに至る論拠はちと乱暴な部分があるのだけども(エンタテインメントだもんね)、無茶な要約をすると「殺し殺されの現場で、冷静さを保っていられる奴なんてのは『達人』と呼ばれる連中でもそうはいない。(だからジョン万次郎を守る折に周囲を取り囲む刺客を冷静に観察しながらなおかつ万次郎に適切に身を守るアドバイスをした以蔵はスゴイ)」という論理展開には、考えるところがあった。私はそういう達人とかいうレベルの人は、創作とかそういうものでしか知らないが、そういう人たちであってもそうなのだ。まさしく、白刃の上を歩むが如し、なのだろう。人を斬るってことじゃないけど(ねずみやカエルは斬りまくってる)、この心得は見習いたいものだ。
 ヤングキング増刊やんちゃに掲載されていた「膝枕かかと」という方のマンガ、どこかで見たことがある絵なのだけど、思い出せなかった。なんとか「無茶苦茶腕っ節が強い女の子みたいな男の子が貧乏空手道場にころがりこんで」という話を書いていたよなぁとおもいつつ、そこらへんに受容体がありそうな友人にIRCで聞こうと待ち構えていたら、聞こうとして突然「 ぷろぶれむ・ちゃいるど 」というタイトルだったことを思い出す。そこから検索で「高柳ヒデツ」という名前が当る。そうだそうだ。すっかり忘れてた。記憶も整理整頓しといたほうがいいかもしれない。
  俺だけじゃない、と逆ギレ 。あんたは小学生か? こんなんが国会議員かと思うと、頭が痛くなってくる。
  無理を通せば道理が引っ込むムーディーズによる韓国の見通し格付け格上げ にしても、良しにつけ悪しきにつけ韓国にある種の勢いがあることはそうなのだろうが(「悪しきにつけ」が主に日本に迷惑なのが問題なんだけど)、どうにも調子こいてますな。韓国のバブル経済の破綻もそう遠くはないでしょうね。多分。ムーディーズも格付けを上げるのは一般投資家をひきつけておいて破綻直前に売り逃げする目的だという説がありますが。
  マハティール首相、日本の若者を見直す 。ひとかどの人物であることは間違いないのだけど、この人もようわからん。
  ボスニアの街に柿の実が成る 。そんな大したことでもないのに、なぜか目元がうるむ。
 そろそろCD−Rではちょいと手狭になり、徹夜の実験明けに大須へDVD記録装置を買いに行く。丁度昼時だったので、 グッドウィル エンタテイメントデジタルモール地下の EMS(エムズ) のカレーバイキングを食ってくる。800円でサラダ、ドリンク付で各種カレーが食い放題。食い放題のカレーなので味の方はそこそこなのだけど、腹いっぱい食いました。っつーか食いすぎた。
 で、結局買ったのは io-dataDVDRW-iU4.7p3 (外付けUSB2.0接続DVD + RW/Rドライブ)。どうも買った後にDVD記録メディアはDVD - RW/Rが圧倒的に多いのを見て、ちょっと不安に。でも、友人から別にDVD-RW/Rのメディアにも書き込みできるとの話を聞く。マジ?  こういう話 もあるし、結構ありそうだ。
 しかし、このせいか、PCがちょっと不安定になる。うむむむむ。あと、大須はどうして外付けDVD記録装置が少ないんだ?
 ビデオに撮った キディグレイド を見たけども、感想は明日以降。あまり良い印象でないことだけは書いておく。


2001年11月16日(金) 旧暦 [n年日記]

職人技

  野尻ボード 見てて、「工業製品で職人技に頼るのは企業だけじゃなくって人情で製品を買う研究所も悪い」と云う意見にムカ。一応研究畑なんで、この意見は腹が立つ。実験で職人技になる製品を買うのは、単にそれが求められる精度の製品だからで、それをなすことができるのがたまたま職人の技しかなかったというのに過ぎないのだ。誰が人情で買うか。勿論企業だって職人に頼りきりでなく、その技術のマニュアル化、一般化をしたいに決まってるのだが、それが難しいから、職人技に頼らざるを得ない。職人が現役を引退してしまうと失われてしまうものだから、技術開発の追いつかない分、「継承」をして場を繋がねばならないという事情がある。最近野尻ボードを見てて腹の立つことが多くなってしまったなぁ。
  ペケ箱ついに発売 。でも やっぱりどうみても邪魔げなでかさと重さ 。人の不幸を願うのは悪いと思いつつ、コケてくれないかなぁと思ってしまう。
 2chの 吉野家ガイドラインスレマウンテンネタ 。名古屋在住限定ネタだな。