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2011年11月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 簡単にいろいろ

 未来日記。母親の声、三石琴乃かい。と思ったら水原薫だってヴァ! それはそうと、丁寧な作りはいいんだけど、表情が崩しにくいんで、原作のギャグ的な部分がちと固くなっちゃってるなあ、というのが少々残念。全般的にやっぱりよく出来てるんで、若干のそういう部分が微妙に気になるっちゃ気になる。まあ、些細なものなんだけど。

 Persona。#5はマヨナカテレビもシャドウも関係なし。そういう回もあるのか。とは言っても基本が青春モノなので、そう違和感はないかな。ただ、ギャル系の子の声が伊藤かな恵ってのは、やっぱちょっと違和感が。ちょっとずつ上手くはなってるんだけど。

 ダンボール戦機。なんとなくは見れてしまうのだけど、見ていて腑に落ちない部分がいろいろと。過去の作品のお約束展開のつなぎあわせ、というのはまああるんだけど、それがゲーム的なお約束、というかゲームテンプレートな展開と合わさって、「どこかで見たようなお約束の展開」にしかなってないんですよね。「ああ、ここで中ボス登場だよね」的な。まだ完全オリジナルだから流し見でもなんでも見られるけど、サンライズから依頼されてるとはいえ人の褌で相撲を取ってるガンダムAGEもこれと同じ作りだから、出来が……と、まあ、それは言わないお約束か。
(白い狼でシン・マツナガって喜ぶと思うなかれ。あんな作りで。)

[その他] 一川防衛相

 いや、来日してるブータンのワンチェク国王・王妃を招いての晩餐会をほっぽって民主党のパーティーに出席したってんで、どんな人だろうと思ってぐぐってみたんですが……
 「え? なんでこの人防衛相なの?」って疑問と共に、「ああ、うん、この背景なら票田耕しに国賓ほっぽって支持者のパーティに行くわ」と納得……
 基本、昔ながらの農家が地盤の政治家ですわ、この人。目立った政治活動もやはり農政が多く、政治活動において地元周りとかが重要なタイプ。見る限り、農水相あたりの方がまだよっぽど納得行くんですが、防衛相の ポストをあてがわれたのは、民主党派閥力学のバランスと、内閣において防衛相というポストが軽く考えられてる、ってことなんでしょうな。いやまあ、利権とかとはわりと縁遠いですし、大臣の権限がそう振るえないのはそうなんでしょうが。(逆にてきとーな人事でそこまで左右されては困りすぎる)
 ゲル長官なんかは「ミリオタ」とか言われつつ、実は農水方面でも結構いろいろ頑張ってたのだけど、この人の場合はほとんど逆ですね。むしろ農水相にすえれば? って感じだけど、今の農水相ってだれだっけ? 鹿野さん? とにかく近い身内で重要ポストを固めたってのが顕著な人事ですな。とは言え、鹿野さんより有能(マシ)とも思えないので、さくっと首を切っても問題ないレベルと思います。まあ、晩餐会欠席がそこまでのこととは思いませんが、厳重注意以上のペナルティ、例えば公式にブータンに謝罪を述べるとかは最低でも必要に思えます。
 ま、首を切った所で痛くも痒くもない人材には思えますけどね。


2010年11月17日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 神知る#6とか

  神知る #6「ワタシ平凡?」。自分を知らないという桂馬になんとかして自分を認めさせようと学校の屋上でプライベートリサイタルまで行なう中川かのんだったが、桂馬が一向に気のないそぶりなのに落ち込み、駆け魂が暴走したかと思うと、その姿が消えてしまう。慌てて桂馬がフォローして元に戻るが、桂馬はそのことからかのんが人から無視されることを極端に恐れてると察し、かのんに徹底的に付き合う作戦を取る。何時どんな呼び出しにも応じてくれる桂馬にかのんはどんどん心を開いていくが、「もうすぐ心の隙間もふさがりますね」と喜ぶエルシィに対し、桂馬は何か引っかかってる模様。そんな桂馬の懸念が当たったかのように、晴れの舞台であるコンサートを目前にかのんの姿が消えてしまう……

 かのん編、かなり尺取ってるな。まあ、無視段階も長かったので、ある程度攻略後編も尺を採らないとバランス悪いんですが。わざとらしいくらい態度を豹変させた桂馬だけど、対人関係に飢えてたかのんにはこれが大当たり。でも、桂馬には心を開いていくけど、昔の古傷はそのまま……その古傷というのは、かつてのかのんは影が薄く、クラスメイトや先生からも忘れられる存在だったこと。しかも、デビュー時に組んでたユニット「シトロン」が、かのんの人気が突出したために解散した形になったのが何かさらに輪をかけてるよう。
 結局桂馬に依存する形でその不安を紛らせてはいたのだけど、大舞台であるコンサートを前に不安がつのり、ついに駆け魂暴走に。桂馬によればエンディングは見えたらしいけど、その前に見えなくなったかのんを見つけないとw
 そして原作ではとっくに攻略済みになったかのんだけど、また最近大変な目に。ああ、桂馬にとって同時攻略は鬼なのね……妙なところで律儀だなぁ。


  薄桜鬼 碧血録 。今回は会津戊申戦争で斎藤一回。仲間がどんどん脱落していく中、懐刀的な斎藤までも、なのだけど、斎藤一、ちゃんとこの後も生きてるのだよなぁ。もちろん頬に十字傷の浪人とつるむなんてことはありませんが。


  百花繚乱サムライガールズ #6「大日本を覆う影」。半蔵覚醒か? と思ったらそんなこともなく。前回刺客としての使命を失敗し見捨てられた兼嗣がなし崩しで仲間?になったりとか。しかし、一応千姫と半蔵の友情が今回のテーマのはずなのに、こいつらどう見ても友人とか友情とかには見えない……どう見ても犬そのもの……
 あと、名前だけで書くとこいつら全員女性キャラだってことがちっともわからんな。


2009年11月17日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#7と刀鍛冶#7

  キルミンずぅ #7「神浜峠でゾウを見た!?」。最近神浜で日本にいるはずのない野生動物が目撃されていた。「ゾウを見た」「チーターを見た」というクラスメイトの主張のどちらが正しいのか白黒つけようとケンはゾウとチーターを探そうとし、リコを誘う。が、リムにも声をかけようとすると途端に反対。実はささいなことからリコとリムは喧嘩をしていた。ついでに喧嘩の決着をつけようと、リコとケン、リムとタマオでどちらが先に動物を見つけられるかの競争になるが……

 牙組、ストレス溜まってるなぁ。神浜市で目撃された動物の正体は牙組たち。女性を口説き落とすという慣れない仕事にストレスが溜まり、発散のために動物の姿で駆け回っていたのを一般人に目撃されてしまっていた。
 そうとは知らないリコたちが動物を探そうとするのだが、そこに新設された動物課に配属(という名の閑職送り)になった神浜警察署の刑事二人が動物の噂の真実を探ろうと関わり、更に噂を聞いて牙組の仕業と知ったカノンまで絡んでくる。
 まあ、探偵らしいと言えば探偵らしい活動がぼちぼち始まったかなぁ。つか、こうするとミサさん、カッコイイのに。最近すっかりヒステリーキャラが板に付いたなぁ。まあ、牙組がやる気なさ過ぎなんだけど。


  聖剣の刀鍛冶 #7「家族 -Family-」。うーん、いろいろ盛り上げようとしてるんだけど、基本的な穴がありすぎで……シャーロットは皇帝の庶子ということだけども、母親の思い出を聞く限りそう恵まれた経済環境ではなさそう。じゃ、あの三人の従者はなんで従ってるの? これまでも魔剣を集めてきたのだから相当の金がかかってるはずだけど、購入資金や路銀とかはどうして調達したの? そもそも帝国に無断で活動してたって……やっぱり歯の裏がむずむず。


2008年11月17日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 最近の世界経済がさっぱりわかりません

 いや、最近じゃなきゃわかったのかって言うと、ちっともわからなかったんですけどね。
 まあ、経済って言っても私が言ってるのは経済政策なんですが。こないだの金融サミットも報道がなんだかさっぱりわからなかったし。とりあえず、EU(つか、サルコジ?)は世界基軸通貨=ドルから=ユーロにしようとしている、あるいはしていると見せかけようとしている、その目的のためか途上国の取り込みをしようとしてる、日本はドル準備額第二位ということもあって現基軸を維持する方向、中国はいまいちよくわからん、アメリカもよくわからん、って解釈はいいんでしょうか?(よくわからん、は解釈じゃねえ) 市場の動きがよくわからないのも加わって、マスコミにそれなりにでも総括された解説がないんでさっぱり理解の糸口がないですよ。
 それにつけてもそれ以上にわからんのは民主党(日本)の行動なわけで。
 民主党「党首会談の結果を受け、18日から審議に応じない」って……これまで散々党首会談自体から逃げまわって、その結果「俺の気にくわないから、審議を拒否する!」ですか……嫌がらせのためなら何でもしますな、小沢民主党は。

[アニメ] 00とテイルズ・オブ・ジ・アビスちょっとだけ

 テイルズ・オブ・ジ・アビスをどう略せばいいか困りますな。テルビス?
 それはともかく、ルークは周囲からアホの子扱いされてるのに不満を持ち、尊敬するヴァンの「英雄になればみんなが見直す」という言葉に乗って障気の元と言われたオブジェクトを超振動で破壊する。が、それが思ってもない大災害の元に……結局ヴァンにだまされていたのに気づかず、身勝手な焦りから独断で最悪の事態を引き起こしてしまった事実を突きつけられたルーク。それを責任転嫁しようとしたり正当化しようとしたりして、逆に仲間たちにも愛想を尽かされていく。のみならず、自分とそっくりな敵将アッシュから、自分はルークの偽物・レプリカで、アッシュこそが本物のルークだったと知らされる。
 うわー。予測したとおり、意図せず偽物だったわけか。しかも最悪のタイミングでそれを知らされる。最低ぶりをいかんなく発揮したところで、本物があまりにみっともない己の偽物として始末しようとするのだからなぁ……普通は救いようがないわ。
 ただ、救いようがあるとすれば現ルークは記憶を失っていたのではなく本当に生まれたばかりで、いわば精神的には七歳児に過ぎなかったこと、功名に焦ったときも障気に苦しむ人々を救おうとしなかったわけではなかったことか。
 同じ精神的に未熟で最低な主人公だけど、ラインバレルよりこっちが耐えられるのはなんでだろう?

 00、予定調和な本編はどうでもいいんですが、大事なのは予告ですよ、予告! ティエリアががががが!!! いや待て、これは孔明の罠だ!


2007年11月17日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#24

  電脳コイル #24「メガネを捨てる子供たち」。イサコの電脳体とデンスケがいなくなり、ヤサコは意識を取り戻すが、デンスケの「メモリー」(死んだ電脳ペットのアルバム)がメガマスから届き、イサコもメガネのせいで階段から落ちて意識不明と言うことになっていた。
 これまでメガネを通してあったことが現実なのか、それとも嘘なのか曖昧なヤサコは 、電脳メガネが見せる仮想現実の子供への影響力を心配した母親によって、メガネを取り上げられてしまう。抵抗すら思い付かないヤサコだが、周囲の子供たちもイサコの意識不明をきっかけに、メガネを取り上げられてしまい、事件に対する心の整理がつかないままこれまでの遊び場を失い、途方に暮れる。
 ヤサコは、それはそれで真摯な母の心配と、最後にイサコが言った「これからは手に触れられる物だけを信じて生きろ」という言葉に、イサコがいなくなり、デンスケも死んでしまった事実も「手に触れられないのだから、この悲しみも全部本当のことではない」と思いこもうとする。だが、通りすがった犬の鳴き声をデンスケと勘違いし、却ってデンスケがもういないことを実感したヤサコは、大人たちが言う「現実」と「仮想」の差に疑問を持ち、苦しむ。その中、おばちゃんが示した、意識不明のハラケンが描いた四つの円に実は心当たりのあったヤサコは、取り上げられたメガネを持って以前住んでいた金沢に単身向かう。彼女の目的は、以前の級友だった。そして、意識を取りもどしたハラケンもオバちゃんの元からカンナのメガネを持ち出していずこかへ姿を消す。

 これまでの謎の回収をしつつ、さらに風呂敷をひろげるかw
 まず重要なのは、イサコ関連。やはりイサコの兄・伸彦は既に死んでいた。ただ、その死に関する周辺事情が新たに提示されている。イサコの父が死去し、母も病床に伏した時に、兄妹は事故で二人一緒に意識不明に。しかし、その時にまだ治験中だったイマーゴ機能による医療を施され、イサコは意識回復、伸彦はそのまま回復することはなかった。そして当然、その治療を施した医師の名は小此木……ヤサコの祖父だった。
 イサコが兄と二人きりの世界で願った云々、というのは、臨死体験をイサコがそういうふうに記憶してた、ということだろうな。
 次に、猫目関連。猫目たちの目的は、「父親の汚名雪辱」らしい。しかし、それらしいものは今まで……って、消去法で考えると、イマーゴ? 誰がイマーゴを見つけたか、ってことは、これまで触れられてなかったわけだから……もう一つ、カンナの死に、意図せぬながらも関わっていたと言うこと。一年前に「扉」を開いたときに、たまたまイマーゴ機能のメガネを有してたカンナが電脳体を分離、そのために安全装置が誤作動した車に、カンナの本体がはねられてしまったという……猫目はそれを逆ギレ気味に弁明するが、弟のタケルは気に病み続ける。さらに、カンナに「4423」として警告を送っていたのは猫目だという……ヤサコが会った「4423」は誰?
 そんな状況が明らかになる中で、「メガネによって問題が起こった」ことにより、大人たちは子供たちからメガネを取り上げていく。ヤサコの母は、デンスケと友だちを失ったヤサコを思いやってだが、いずれの親も、それなりに子供を気遣ってのことだろう。それはそれで間違いではないのだが、しかし、大人たちの体験してきた世界と、子供たちの体験した世界の、違いは、考慮されていない。
 そのために、ヤサコも、ハラケンも独自に行動する。特に、ヤサコは最初の方で示唆された、「前の学校で起こったこと」に対面することになるのだが……ヤサコ自身は「いじめられた」と認識していたが、相手からは「ヤサコが自分をいじめてた」と認識されている。一体どういうこと???


2005年11月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 血は水よりも

 まるっきり突然な話なのだけども、「血統」「血族」「血筋」と、実の親子関係の連続により成る一族をあらわす言葉って、「血」が含まれてるとなんとなく変に思った。親とかの特徴が色濃く現れてる事を「血が濃い」とかとも言うし。英語でも血統はBlood。なんで「血」なんだろう、というのが、妙に気になってしまう。
 遺伝子という概念が生まれる前から、いや、メンデルが遺伝の法則を見つける以前から、親から子に形質が受継がれる事は経験則的にわかってはいた。「血」がその象徴となったのは、血がそれを媒介していると考えられたんだろうか? 確かに母子はへその緒で繋がってるので母から子に血が継がれるってのはわかる。でも、別に父親でもそういった言い回しは普通にするよなぁ。それに今だとABO型分類の血液型とかが遺伝の法則の例にされることが多く、遺伝と血の関係ってのは「なんとなくそうか」と印象付けられてるが、昔は輸血なんて技術は確立してなかったし(しようとした記録はあるけど)、そういうことでもあるまい。
 この辺、よくわからない。

  ソニーBMG、「rootkit」CDのリコール発表--別のセキュリティ問題も発覚CNET )。ま、そうなりますわな。それでもメーカーの、ユーザーの便宜や安全を削ってまでのコピーコントロールの涙ぐましいまでの努力は終わらないのでしょうけど。

  「紅白」の司会、みのさん・山根アナに決定読売 )。大晦日の一家団欒の時に、みのもんた氏なんて見たくないよ、ってのが正直なところなんですが。娯楽にもなりきれず、品格もなく、中途半端な番組だなぁ。紅白って。

  仏農家に危機感 ボージョレ・ヌーボー過去最低価格産経 )。へえ。フランスで若者のワイン離れか。日本じゃあまり最低価格の恩恵はないように思えるけど。イギリスでもスコッチが若者離れで低迷してるんだっけ? 日本は、日本酒離れはとっくにしてる気が……「日本酒はまずい」って言う人がよくいるけど、そういう人に限って銘柄を聞くと大したものは飲んでない。じゃ、何がいいの? と逆に聞かれるんだけど、これが困る。だってちゃんとした日本酒って、ロットによってばらつきがあるからねえ……日本酒によらないんだけど実は美味い酒を飲むのに、値段ってそんなにあてにならない。というのは飲んだくれ人生で学習しました。でも高い酒をもったいながってちびちび飲むくらいの方が健康にはいいのかもしれない。

[その他] まあ、何と言うか……

  俺センター さん経由で、 クッキーと紅茶と さんへ。ざらっと靖国参拝関連のエントリを読んだのだが、気になったのはこのくだり。
お礼の前に「平和な人生を生きることが出来たはずなのに。慚愧に耐えません。私は、あなたを死に追いやった愚かな指導者たちを憎みます」という気持ちを伝えていますか?
 いえね。別に誰が誰を憎もうといいし、それを公言するのも、まああまり美しい行為とは思わないけどご自由に、なのですよ。ただ、「あなたは誰某を憎まなくてはなりません」という前提の元に立ったこの発言は、あけすけに言わせてもらえるなら「 でっかいお世話 」だと思う。「何故憎まないのか、理解できない」と思うのは、それもまた自由。しかし、「他の人も憎むべきだ」と考えるのは他人の思想の自由の領域に踏み込むことになる。他人は自分と同じ考えを持つべきだというならともかく。

 もう少し踏み込んで言わせて貰えば、当時の政府首脳や軍部には確かに責任はあると思うが、「責任がある=当然皆が憎むべきもの」ではない。「では、彼ら以外がそのポストにいたのなら、戦争は起きなかったのか」ということだ。A級戦犯の罪云々と言う人は、大抵この視点が抜けている。実際のところ、開戦までの流れでも決定的瞬間というものはあったが決定的失敗と言えるものはない。決定的瞬間が訪れた時には既に避けようがなく、それは小さな、ひとつひとつは決定的に見えない比較的小さな失敗の積み重ねだったのだ。決定的瞬間というのはその積み重ねがいつの間にか不可避になったことが明らかになった瞬間に過ぎない。
 「A級戦犯に責任があるんじゃなければ、誰に責任があるの」と聞かれれば、「その失敗に関わった全ての人」と答える。つまり、A級戦犯も含まれはするが、同様に私たちの祖父、曽祖父なども含まれる。結局のところ、戦争に至ったのはまぎれもなく民主主義国家(当時のレベルで言えば隠れもない)の日本だったのだから。

 更にもう少し踏み込んで言うなら、私が今の日本に抱く失望感の一部は、まぎれもなくこれに根ざす。この時と、小失敗を軽視・無視する日本人の国民性はあまり変わっていない。少なくとも「A級戦犯の戦争責任!」と声高に叫び、それだけが問題の全てだったかのように錯覚し、満足し、小さな失敗に目を向けずにその失敗をフィードバックさせない状況は、失望を抱くに十分だ。
 だから、私は「当時の指導者・A級戦犯の戦争責任」という言葉を聞くと、どうしようもない脱力感にさいなまれる。「A級戦犯は英霊だ」だからではない。日本人は、結局どうしようもなくあの戦争を起こした日本人だと感じるからだ。


2004年11月17日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他][読書] 前向きに逃避

 ちょっと体調が悪いくらいの方が、切羽詰ったときには仕事に逃避しやすいのかもしれん。おまけに抗ヒスタミンの作用でちょっとだけふわふわ気分。
 ようやく文庫版の「 ローマ人の物語 VI パクス・ロマーナ」まで読み終わり。ローマ萌え〜、イタリア萌え〜な塩野女史だけに、歴史としてみるときには憧憬めいた部分は除かねばならないだろうが、やはり読み物としては抜群に面白い。前の「ユリウス・カエサル」は主人公であるカエサルが英雄的かつ非凡であるがゆえ、その勢いで読ませる形だったが、今度は(カエサルと比べれば)凡人のオクタヴィアヌス(アウグスティス)が如何にカエサルの理想を継いで実現していくかが描かれる。「まるで建築物を建てるように」と書かれていたが、本書自体もそんな感じ。帝政への決定的な移行時期なのに、「あれ? いつのまに帝政が確立しちゃったの?」って感じで、ある意味ドラマティックな演出は皆無だが、逆にそこが面白い。しかし、昔別の本でこの辺の歴史を読んだ時も思ったけど、軍事的才能は無かったもののあれだけ賢明なオクタヴィアヌスがどうしてここまで血統による帝位の継承に拘ったのかがよくわからない。これだけの人物がこれだけ執念を注いだなら、明確な動機が(合理的でなくても)あるはずだと思うのだけど。ちと歪んだ感じに思え、その歪み具合が面白くも恐ろしくある。


2003年11月17日(月) 旧暦 [n年日記]

惰眠

 夕べはかなり早くに寝たのに、起きたのはいつもと大して変わらず。必要な睡眠時間は個人差があるってのは知ってるけど、四時間睡眠で十分という人もいるから、ちと不平等を感じる。いや、四時間で十分ではなく、四時間で もたせてる って人は、「もうちょっと寝れ」と思いますが。わりとマジで。
 で、まあ一応友人に教えてもらった 睡眠に関する記事All about Japan )。
 こないだ話題に出した 六番組同時録画サーバー よりもっとスゴイやつがあるという ツッコミ アリ。個人用途ではなく、マンションなどの住人サービス用とのことだけども、グレーゾーンって言えば確かにグレーゾーン。ただ、地上波とかがデジタル放送になってなにがアレかっちゅーと、ワンスコピーな(HDDからDVDへと移せない)ものが出てくるらしいってこと。ここらへん、HDD・DVDレコーダーのカタログで読んだくらいしか知らないんだけど。そのこと自体はとやかく言うことじゃないのかもしれないけど、う〜ん、なんか違う気がするんだよなぁ。上手くは言えないけど。違法な配布は話にならないとしても、繰り返し放送、で旧作がわりと広範な層に浸透してるって事実もあるし。ううん、やっぱり自分でなにを言いたいのかよくわからんな。
 後輩が久々に顔を見せに来たと思ったら、吉報。ううん、ワシも頑張らんといかんのだけど……
  日本ブレイク工業、CD発売やじうまWatch 11/17) ってマジですか……