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2008年10月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 潜脳調査室#26

  潜脳調査室 #26「リアルドライブ」。気象分子の暴走が始まり、海が燃えだした人工島。それを止めるために溶けてしまった久島の意識を探し求め、メタルを通して地球律にダイブした波留。そこで波留は久島の意識と再会し、地球律の正体を知る。

 ちょっと地球律とかが現実の感覚の延長線上ではないので感情移入しにくいのだけど、その点は演出でカバーの方針。やっぱこの点がネックになってしまったか。いや、作画の良さで相当底上げはされてるんですが。
 ただ、地球の神秘を追い求めた男二人の目的の達成と別れ、ということではあるのか。気象分子の暴走により地球律の異常を止めるため、ソウタはメタルの初期化を決断する。それはメタルに溶けた久島の意識が消え去ることを意味していたが、久島はメタルを通し地球律、更に海へとその意識を浸透させていた。波留も久島と共に海に溶け込もうとするが、波留の中にある躊躇に気付き、ある「贈り物」をして「海に来ればいつでも会える」と波留を現実に戻す。
 って、地球律万能だな! いや、基本的にネタはほとんど伏線が張られていたことではあったんだけど。
 地球律というネタがやっぱりどうしてもストーリー上引っかかってしまうのだけど、雰囲気とか、結構好きでしたわ。ソウタとホロンも落ち着くところに落ち着いたみたいだし。メタルが人工と自然の仲介をなし、アンドロイドであるホロンも人間の意識に近づきつつある、ということなのかな?


2008年10月02日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のらみみ2#1

  のらみみ2 #1「キャラバス出発進行」。居候先と「お別れ」したキャラを次の居候先の子どもが待つ町へと送るハローキッズのサービス、キャラバス。一日添乗員になったのらみみは「こんなの楽勝楽勝」と言っているのだが、はじめてのお別れを済ませたキャラ・カブレロがいつまで立っても泣きやまない。回りのキャラたちも彼を慰め励ますのだが、カブレロが一向に泣きやまないどころか前の子どもの写真を未練がましく持っているのを見て、それまでなぐさめてたキャラの一人が「次の子どもがそれを見てどう思うと思ってるんだ!」と猛然と怒り出す。
 「ちるちるさくら」。急な紹介依頼で突然居候先が決まったのらみみ。裕福そうな家なのだが、そこの子ども部屋にはゲームはおろかトランプですらも遊ぶものがない。親の期待に応えようと受験勉強に明け暮れていて、遊ぶこともできなかったのだという。のらみみは仕方なしに一緒に散歩するのだが、河原の公園に置き去りにしてあるサッカーボールを見付け、日が暮れるまで二人で楽しむ。その翌日も何をして遊ぼうと期待に胸膨らませるのらみみだったが……

 個人的には今期期待度No.1。「12話じゃ短いよ!」とフラストレーションをためまくっていましたが、半年の充電を経て第二期放映。多分奇をてらわないタイトルになるだろうなぁと思ったら、やっぱりただ「2(に)」がついただけ。「ツー」ではなくわざわざ「に」と読みの指定までしてますよ。
 前半は原作にあったキャラバスの話。別れは誰しもつらいけど、その過去にばっかしがみついていては……とみんなわかっていてもやっぱりつらい。前の子どものことを思い出して一斉に泣き出すキャラたちに思わす「おいらなんか十年も居候してねえんだぞ!」と切れるのらみみに、みんな沈黙。痛々しすぎ。w
 後半はオリジナル。いきなりのらみみの居候先が決まってハローキッズに別れを告げるのだけど、もちろんのらみみの居候先がそんなにすんなり決まるわけはない。切なそうにしている半田が、前作最終回を見てると「自分の勤めを果たしたけども、胸に穴が空いてしまった」のだと思ってたらとんだミスリード。でも、これを見てるとやっぱり最終回は原作のあの展開か。
 のらみみの居候回数が「2」から「3」になるという、かなり大きな原作との変更だけど、のらみみの良さがわかる子がいたのはちょっと安心。まあ、ちょっと変な子だったけど。w
 次回は蒲公英とまめぺんが出るみたいだし、第二期はグラムとかおたまじゃくそんとかシンシアとか、出て欲しいキャラがたくさん出るといいなぁ。

[アニメ] ワールドデストラクション#13とセキレイ#12と乃木坂#12

 いずれも最終回。時間がないのでさくっと。
 ワールドデストラクション#13「未来には二通りある」。何故か幻で見せられた過去にモルテの弟がいたキリエ。そしてモルテから奪ったデストラクトコードを解析したワニ師は、重要な事実に気付き、ワシ師にデストラクトコードを引き渡す代わりに撲滅委員会を捕らえて寄越せと持ちかける。そしてやはり洞窟で過去の幻影を見たリ・アの話から、ナジャもデストラクトコードとキリエの秘密に気付くのだった。

 うわ〜、綺麗に終わったよ! デストラクトコードは何故各地の映像をキリエたちに見せたのか、何故キリエとデストラクトコードは反応するのか、どうしてリ・アは脈絡もなくキリエを見て頬を染めるのか……え? 最後のは関係ないだろうって? いやいや、それが実は伏線だったんですよ。演出上のミスだとてっきり思ってた。
 「本物のデストラクトコード」を見つけてしまったワニ師たち。そして「デストラクトコードの実在を信じる者の世界の滅びを強く願う心」に反応し、世界を元素の砂に返し始める真のデストラクトコード。自分が願ったとおりの世界の撲滅が始まったはずなのに、モルテが思い出すのは家族のこと、そしてこの旅のこと。そしてモルテは決断を下す。
 エンディングはこれまで出てきたキャラたちが、少しでも世界を変えようとする世界が差し挟まれる。
 プロダクションIGの割に作画はあまり良くないし少しへっぽこ感すら漂っていたけども、小品ながら楽しめ、綺麗にまとまったシリーズになりましたわ。最終回でも「くそタワケが〜!」も聞けたし。


 セキレイ#12「縁の鶺鴒」。原作の帝都脱出編をとりあえずのクライマックスに。多分、尺と展開から第二期を睨んで最初から第一期を作ってるだろうとは思ったけど、思った通り。原作者が意図的に何も考えないっで作ってる(ように見えるよう考えて作ってるのだけど)だけあって、色々こねくり回しすぎの番組が多い中で、何も考えずに見られましたわ。こういうのも重要ね。
 どうせパンツアニメならロザバンとかスト魔女よりこっちの方が気楽でいいわ。


 乃木坂春香の秘密#12「秘密です!」。え〜、超予定調和な終わり。以上。(いや、それ以外にホントに言うことないのよ……)


2008年10月04日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ!#1とキャシャーンSins#1

  とらドラ! #1「虎と竜」。死んだ父親ゆずりの目つきの悪さで回りからヤンキーだと思われている高須竜児。しかし実際は水商売で天然ボケな母親と一緒に暮らす母子家庭の苦労人。その上最近は家の南側に大きな高級マンションが出来、陽当りが悪くなってさらに不幸度UP。しかし新学年になり、彼を誤解しない唯一の親友・北村そして普通に接してくる密かにあこがれている櫛枝実乃梨と同じクラスになったのが救いだったのだが、もう一人の学年の有名人「手乗りタイガー」こと、逢坂大河と最悪のファーストコンタクトをしてしまう。しかし、小柄だが横暴な大河が北村宛のラブレターを間違えて入れてしまったことから、竜児は大河の片想いに振り回されることになる。

 原作は一巻だけ読んだんですが、真っ正面からのラブコメで恥ずかしくて恥ずかしくて。 要はラブコメとして非常に正しいということなんですが、アニメの方はさらに演出がかなり良くって、手乗りタイガーが動く動く。
 でもいまだに放課後の教室でどうやって机が飛び散ったのか、飛び散らせたはずの大河はなんで清掃具ロッカーに入ってたのかよくわからん。北村の机からダッシュでロッカーに飛び込んでその途中で机をはじき飛ばしたってことなのか? 机の飛び方が面白すぎて、大河の動きが連想しづらかった。
 あと、大河もツンデレ声優・釘宮だけども、ルイズに似た演技をしてるんだけど、微妙に変えてる。他の役もそうなんだけど、多分、器用でもあるんだけど役に対する読み込みと解釈をちゃんとやってるんじゃないかなぁ、と思えるのだけど、どうなのだろう。


  キャシャーンSins #1「終末の世界で」。新造人間キャシャーンがルナを殺したことで「滅び」が始まった世界。ロボットたちは滅びに向かいつつ、「キャシャーンを食えば永遠に生きられる」という噂からキャシャーンを探していた。しかしそのキャシャーンは記憶を失い、自分が何者なのか、何故自分が狙われているのかもわからぬままさまよっていた。
 そのキャシャーンを、かつてロボット軍団を率いていたブライキングボスと、女ロボットのリューズがつけねらっていた。

 キャシャーンのリメイクなんだけど……う〜ん、続きではないのだよな。ただの人間だったルナが意味ありげな存在になってるし。しかし、この手の感情移入しづらい世界からの導入は、それでつまづきやすいのだけどなぁ。
 こういう大崩壊後の話はどうしても盛り上がりに欠けてしまうのだけど、どうなんだろう? 「鉄の悪魔を叩いて砕く」はやってくれないのかな? いや、やらなくてもいいのだけど、キャシャーン自身が世界崩壊の原因である悪魔なら、ちょっと人々のためにあらがう孤高のヒーローってのではなくなるからなぁ。どうするつもりなんだろう?


2008年10月05日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#33とキバ#35

  ゴーオンジャー #33「原始エンジン」。黄金の竜の正体。それは謎の炎神だった。炎神族のことに詳しいキャリゲーターによれば、あれは彼らより太古に存在していた古代炎神族らしい。だが彼らが蛮機獣のみならず子孫であるスピードルたちまで襲った理由がわからない。特に、スピードルが傷つき巨大化できなくなってしまったことで走輔は怒り心頭。だが当スピードルは古代炎神族が悪い連中には思えず、なんとか走輔と彼らの仲を取り持とうとするが、実は今まで人間の存在を知らなかった古代炎神たちは、走輔への不審を隠そうとしない。

 古代炎神族たちと、合体形態「キョーレツオー」登場。う〜ん、ブロック数が多い合体だなぁ……しかも来週はエンジンオーV12が登場するし。あと三体いたら最多合体とタメ張りますよ?
 で、古代炎神族は古代生物がモチーフなのだけど、言葉がしゃべれない(でもスピードルは何故か言ってることが理解できる)。これ以上増えて名乗りが長くなったらたまらないものなぁ。
 彼らを伝説の蛮機獣「ホロンデルタール」と間違えた三大臣たちはがっかりだけど、だったらホロンデルタールってどこに行ったの? つか、敵側のがネアンデルタールのもじりなのは、人間による文明社会への批判か?(んなわきゃーねー)
 次は早輝の姉が登場って、どんな意味で強烈なんだ?


  キバ #35「ニューアレンジ・飛翔のバラ」。深央とのことの傷心を押し込め、壊れたブラッディローズを修復する渡。だが、前と同じ音色がならないと、渡は納得できない。一体何が違うのか悩む渡の前に次狼が現われ「最後に必要なものは祈りだ」と言って去っていく。
 一方、先代のクィーンである真夜を探し当てた深央は、クィーンをやめる方法を尋ねるが、真夜は「人間を愛したクィーンは罰としてクィーンの力を抜かれた上、苦しみを受けねばならない。あなたにその覚悟がある?」と逆に聞き返す。
 22年前、音也は真夜と共にバイオリン作りに没頭していたが、ゆりすら眼中にない様に、ゆりは堪えきれず飛び出てしまう。ゆりから話を聞いた次狼は音也に「お前はファンガイアに魅入られている」と忠告するのだが、その言葉も音也にはとどかなかった。

 劇場版で出たキバの飛翔態が登場。劇場版ではレジェンドルガに支配され力が暴走した姿として現われたが、テレビでは渡がバイオリンに込める祈りを定めた決意として登場。もはや全然ライダーじゃないなw
 次狼に「お前の祈りはなんだ」と言われ、迷う渡。だが、神田を殺しさらなる力を求めたホースファンガイアが、深央のクイーンの力を感じ彼女を襲う。深央を助けに向かおうとする大河に、一緒に行こうとする渡は心を決め、自分が深央のことを愛していることを告げる。
 共同で深央を助けに行くのだけど、お互いの正体を知らないのでキバに変身した渡に僕の化け物・ククルカンを彼にぶつけてキバの力を試す。
 しかし、今回は物わかりの良さを見せた大河だけど、予告ではクイーンである深央に対する執着を露わにしてる。深央もかなりきつい言葉で別れを告げたみたいだし、多分、思い通りに行かなかったことはなかったはずだからなぁ。
 真夜は覚醒したキバの飛翔態の声を聞き、大河と渡の名を呼ぶ。やっぱ二人は兄弟なのか?

[アニメ] 黒執事#1とテイルズ・オブ・ジ・アビス#1とイナズマイレブン#1と鉄のラインバレル#1

 数が多いので、例によって簡単に。
  黒執事 。貴族の眼帯少年シエルに仕える、美形の超有能執事・セバスチャンの正体は……
 いや、なんつーか、初回だけでめげそう。どこからとっかかればいいんでしょう? 最初に召還のシーンが入ってセバスチャンの正体はシエルが呼び出した悪魔であることが暗示されているのだけど、背景がわからんので全然感情移入が出来ない。読者目線に近い存在であるはずの他の奉公人たち三人(+1)も、度を越して無能で阿呆すぎて、とっかかりになるどころかいらつくだけだし。
 カタルシスを与えるクライマックスのはずの俗物への懲罰も、その相手がステレオタイプすぎることと仕置の内容が劣化「地獄少女」みたいで、かなりコケ気味。
 作画は綺麗なんだけど、それ以外に言及するところがない。見続けるのはきついなぁ……

  テイルズ・オブ・ジ・アビス 。「テイルズ」シリーズの最新作のアニメ化……ではないのか。今の最新作はヴェスパリア? まあ、近作のアニメ化には違いがないって事で。この手のRPG原作のファンタジーはあまり期待してないのだけど、案外と楽しんで見れた。主人公であるルークはファブレ侯爵家の跡取り息子でやんごとなき家柄なのだけど、昔敵国であるマルクト帝国に誘拐され、それまでの記憶を失っている。今はそんなこと関係ないほどやんちゃなのだけど、そんな過去もあって大事に育てられた反動で相当に世間知らずでもある。けど、そうなるとルークは本当に掠われたルークと同じ人間なのか、という疑惑が出てくる。婚約者に幼い頃したプロポーズを覚えてないので、かなり疑わしい。婚約者のナタリアはいい子なんだけどなぁ。
 それが剣の師匠であるバンを襲ってきた女軍人ティアと剣を交わした瞬間、見も知らない場所に飛ばされることに。ひとまず故郷に戻るため、一緒に旅をするのだが、彼とティアの起こした波動の共鳴のせいでマルクト帝国軍人ジェイドに捕らえられる。
 陰謀の臭いがちょっとして、筋としてはRPGファンタジーなのだけど、わりと楽しめるかもしれない。

  イナズマイレブン 。ニンテンドーDSのRPGサッカーゲームのアニメ化。人数も揃わない弱小運動部がいきなり呼び出されて次の試合で勝たなかったら背部だ! と宣言されて強豪校と試合するって、あれですよね。逆境ナイン?
 いや、いきなり「廃部だ!」とは言われないし、雨でノーゲームになって勝ちというオチでもないんですが。
 ライバル校である帝国学園が、名前の通り例のテーマソングが流れたりして来そうでそこら辺はわりと徹底してお約束を守っていて、キャラクターもオーソドックスで配置も安定してるし、まあ、見続けるかどうかはともかく、見ていて苦痛ではないです。べ、別に夏実お嬢様が可愛いとかじゃないんだからね!
 しかしあのエンディングはちょっとこけた。

  鉄(くろがね)のラインバレル 。美少女と巨大ロボットの王道物。ってちょっと待て! 王道って、そういうことじゃないだろ! と見ながらつっこまずにはいられない。
 原作は、アニメしかも最近の萌え系しか見ないでものを作ってはいけない、という見本みたいな感じ。いや、パロはパロであっていいんだけど、どうやってリアリティや実感を演出するか、というのが……いや、願望充足もいいんだけど、ロボットの巨大感・実在感については、マンガではごまかしがきかないんだけどなぁ。
 それがアニメになってどうかというところが気にはなるのだけど、どうなんかなぁ。


2008年10月06日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] ゴールデンのドキュメンタリーっつっても

  お笑い番組からドキュメンタリー番組にシフトしたテレビ局痛いニュース 経由 Livedoorニュース )。私などは今の安易なバラエティばかりに辟易してゴールデンタイムにテレビを付けないでいる習慣がついてしまってるので、本当に骨のあるドキュメンタリーをやってくれるのならば歓迎なのですが……ただ、テレビ局が番組制作力を失いつつある現状で、どれだけまともなドキュメンタリーを作れるかが不安ではある。NHKや地方局など、地道な取材を行ったドキュメンタリーの良作はあるのだけど、ゴールデンで、となるとどうなんだろう? バラエティしか作ってこなかった下請けが、厳しい予算で押しつけられてまたテンプレートで作る、という構図にまたなるんじゃないかという気も。
 そういうことを考えると、痛いニュースに掲載された「7」の意見でほとんど終了してしまってる気もしないでもない。(「あやしい伝説」を是非地上波で!)

 個人的なアンテナに入れてる巡回先の spanglemaker さんのところで知ったのだけど、 ニコニコ動画 でいつの間にか 女子高生EDパロ がジャンル化してたらしい。って、二年前は一部でマニアが騒いでいたくらいで、運が悪いことにハルヒのEDが話題になっててこちらは埋もれてしまった感じなのだけど、何故か時間を経てこんな状態に……
 放送時から、作画とか演出的なところはともかく、キャラクター表現としてはこちらの方が上、と言ってたのだけど、まあ、原作があるものを梅津絵で描く、というの自体がギャグにできるんで、あれなんですけどね……
 ビジュアリストとしての梅津氏のすごさが、こんなところで出てきてる気もするなぁ。

[その他][アニメ] なんとなく思った

 黒執事とメイドガイが対決したら、余裕でメイドガイが勝ちそうじゃね?
 と、黒執事を見て思ってしまった……
#いや、アニメ第一話にアレな感想を持っているからそう思うんじゃなくって、原作はパラ見してそれなりに面白いと思ってるんですが、でも誰がどう見てもそうですよね? ね?


2008年10月07日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 緒形拳逝去

 今日、出勤途中に姉からのライトメールで知りました。肝臓ガンが破裂したとのことで、ご本人は周囲に病気のことは堅く口止めしていたとのこと。道理で、健康のことについてニュースを聞いた覚えはなかったのに……と腑に落ちなかった理由がわかりました。
 緒形氏というとやはり個人的には「必殺仕掛人」藤枝梅安、「必殺必中仕事屋稼業」の知らぬ顔の半兵衛、「必殺からくり人」の夢屋時次郎、そして「新必殺からくり人」の安藤広重なのですが、必殺とは別に、異様にひときわ印象が残ってる役柄があります。
 それは代表作とされる「野生の証明」でも「砂の器」でもなく、NHKで昔放送した「海の群星」という単発ドラマです。
 戦後それほど年数が経っていない頃の石垣島のとある漁師が、使用人として幼い少年を人買いから買います。ただでも経済的に豊かでない地方の上、戦後間もない頃で生活の苦しさから子供を売りに出す親も多かった社会情勢です。漁師の親方は最初新しい環境に慣れない少年にどう接していいかわからず、「一人前に育てて立派に自立できるようにしてやる」と厳しく接することしかできないのですが、そのうち二人の間には親子のような感情が芽生えていきます。実はこの親方も昔人買いから漁師に買われ、その下で一人前の漁師として自立していったのでした。
 しかし、二人が絆で結ばれたと思ったある日、役所から人がやってきて「人身売買は法律で禁止されたから、子供は保護して親元に返す」と言うのです。それは近代的な倫理観では正しいことだとは言え、二人は引き裂かれ、そしてそれに何もできません。少年がいなくなり、親方は空を見ながら少年と一緒に出た漁で歌っていた歌を寂しそうに歌うシーンで終わりでした。
 この親方を演じたのが、緒形拳でした。他にも印象深い役はあるのに、なぜかこの人買いという非人道的な行為に関わりながら、自身も人買いに売られた身であり、さらに買った子供と情を深めていくという、この役が、とても印象に残っています。切なそうに歌を歌う姿が親方ではなく、なぜか緒形拳自身に見えてすらいました。
 他にもすばらしい役者はいますが、緒形拳はただ一人の役者でした。悔やむほかありません。

[アニメ] 今日の5の2#1

  今日の5の2 #1「グラグラ/スーパーボール/ノリノリ/アメフリ」。伝説の小学生ブルースが、今ここにアニメ化! って、だいぶん前にDVDでアニメ化してたよな。今回は、副音声でB級アイドルの吹き替えをプロモーションにつっこまれたそれとは関係なく、完全新作。
 公式サイトを見て不安だったキャラクターデザインも、いざ動いてみると案外といい。「みなみけおかわり」のように書き込みがやや多くて桜場コハル作品の特徴である「山場でのシリアス絵」が映えないということはなく、逆にギャップがちゃんとできてるというか。
 ただ不安要素としては、前にも書いたけど圧倒的に原作の話数が少ないってことなんだよなぁ。おそらくは差し挟まれるであろうオリジナル話がどうなるかが鍵。
 それと、DVDもそうだったけど、やっぱり「グラグラ」が一番最初なのね。


  #1「死が舞う」。お寺の一角を借りて運営されている孤児院で育った高校生・花神旺里。いつまでも孤児院にやっかいになってるわけにはいかないと、他に下宿し自立することにしたとある日、寺の中で少女の死体を見つける。だが、死んでいたはずの少女は住職である田神景世により復活する。
 夢でも見ていたのかと思いながらも翌日の学校帰りに早速引っ越すのだが、通りかかった藪で夕べの少女が倒れているのを見つける。だが、やはり完全に死んでいたはずの彼女が再び動き出す。彼女は動く死体「屍」でありながら同じ「屍」を狩る「屍姫」だった……

 ガンガン連載の伝奇アクションのアニメ化。個人的にはまとまってはいるけど強いクセや特徴があるわけでもない、という印象ですが、独自のガイナックス的演出で、下手をすれば陳腐になる設定や舞台が結構かっこよく描けてると思います。
 この後、どうなるかは見てみないとなんともですが、最終回は原作クラッシャーとなるガイナックスの悪い癖が出なければ、まあ大丈夫かなと。


2008年10月08日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 人の財布をアテにする

  日中韓、十分な外貨準備で金融危機には直面せず=韓国大統領痛いニュース )。いや、おかしいだろ、その理屈は。ひょっとしたらその前の文脈があるのかもしれないけど、どうすればそれで韓国民に「大丈夫」なのか、わからん。この明らかに間違ったオプティミズムはいったいどこまで行けば挫けるのでしょうか? まあ、混乱を起こして周囲に迷惑をかけるだけの気がしますが。

  狼と香辛料、第二期制作はIMAGINEからブレインズベースに毎日 )。メインキャスト、スタッフ等は引き継ぎらしいし、ブレインズベース、確かに作画すごいんだけど……作画は良好とは確かに必ずしも言えなかったけど、IMAGINEがんばってたのに……と思うのは私だけなのかな?

 昨日、ノーベル物理学賞で日本人(元日本人含む)三人が受賞(でも受賞枠としては二人分)でびっくりしたのだけど、今日は化学賞まで受賞とは……四人中三人が名古屋大学出身だけど二人が日本から離れているというあたりが微妙に微妙な感じではあるのだけど、それよりも気になったのが、「ノーベル物理学賞、今回は功労賞?」と思ってしまったこと。いや、南部陽一郎氏の名前を見て、「あれ? まだ取ってなかったんだっけ?」と思ってしまったもの。クォークについても、そこまでではないにしても大分遅いというか。化学賞のGFP(GREEN FLUOSCECNT PROTEIN)については、まあタイミング的にはそこまで遅いというわけではないけど。
 なんだか意図的なものかなぁという気がするけど、どういう意図なのかはわからない。ほんとよくわからん。


2008年10月09日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンパイア騎士Guilty#1と喰霊-零-#1ととある魔術の禁書目録#1

 例によって簡単に。つか、相変わらず新番組大杉……
  ヴァンパイア騎士Guilty 。「ヴァンパイア騎士」の続編。前回のラスト、唯一自身を救える緋桜閑が死に、レベルE化が進んだ零。だが第一話で早々に復帰。それは純血種である玖蘭枢の血を飲み、症状を抑えたからだが、閑に協力していた紅まり亜から、零の両親の死も含む一連の出来事を演出した真の黒幕がいることを聞かされ、また玖蘭も血の代償とでも言うように優姫を守るように圧力をかけてくる。
 黒幕の陰謀というのがどういうことかわからんけど、とにかくお嘆美美形がなんか巨大な敵と戦おうとしてることさえわかればOK?
 しかし、OP・EDなんで聞き覚えがあるんだろうと思ったら、ソウルイーターの録画見て判明。局のCMを、本編放送前にさんざん流してたからだ……

  喰霊-零- 。原作読んでないので「零」の付く意味はわかりません。霊能力を持つ者によって編成された悪鬼・妖怪退治の特殊部隊もの……と思いきや、いきなり全滅してるんですが? いきなりカップが手ごと落ちたり、マスコットと思われたオペレーターが精神浸食されたり、結構えぐいなぁ。
 本格的に話が始まるという意味では次回が実質第一話と思うので、それを見てちょっと判断しよう。

  とある魔術の禁書目録(インデックス) 。原作はライトノベルだけど、読んでません。けど、読んだ知り合いの感想が「これはひどい」ばっかなのが……それはともかく、超能力者が公然となっている社会で、やはり数多くいる無能力者である上条当麻。しかしいかなる超能力も右手で打ち消せるという力を持っていた。って、おいおい、その時点で超能力者だろ。そして、そんな彼のベランダにある日引っかかってた法衣のようなものを着た少女。彼女は自らを「禁書目録(インデックス)」と名乗り、自分は数多くの禁術書を封印してるがために、魔術結社に追われていると説明する。が、「魔術なんてあるわけない」と当麻は本気にしようとしない。って、おいおい。超能力と魔術の根本的差異がわかりません。この世界的に!
 絵が綺麗で演出も良いので楽しんでは見れるのだけど、突っ込みどころが多そうではあるなぁ。

[アニメ] のらみみ2#2

  のらみみ2 #2「居候カリキュラム」「春のうらうら」。前半出てくるのは、コアラ型なのだけど厳しい教育者であるキャラの蒲公英。のらみみはその厳しい教育方針を見て子供がかわいそうだと言うが、これはこれで安定した関係。だけど、小学校卒業を間近に子供が不安に思ったのは、自分が蒲公英の教えを十分に体得できておらず、最後に蒲公英から認められないことだった。最後のお願いにとおねだりしたのは、この子の精一杯の「師匠と一緒に遊ぶ」だったのかな。あるいは、師匠のようになりたいと思ったか。しかし、やっぱり「マスターコアラ」だけあって声は秋元洋介なのね……
 後半は、ハローキッズ59号店の前でうなっていた変なキャラにのらみみと半田が声をかけてしまうところから始まる。キャラの名は「まめぺん」。イカのかぶり物をしているが、実際は赤ちゃん筆キャラというよくわけのわからないもの。それを本人も気にしていろいろキャラチェンジを繰り返したのだが、妙に凝り性で本来の目的を忘れて脱線気味。最近はイカキャラに落ち着いていたが、居候先が決まったというところでまた自分のキャラに迷いだす。軽い調子で言ってるけど、自分への自信のなさの現れなんだろうなぁ。でも、その凝り性と手先の器用さは自慢にできると思うのだけど……
 本当はまめぺんはイカキャラでないと知った子供はぐずるのだけど、お父さんの一言でまめぺんとつきあってみることに。お父さん、いいこと言うね。会社ずる休みしてるけどw
 次回はチョコハット団絡みか。


2008年10月11日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 地獄少女三鼎#1とまかでみWAしょい#1と伯爵と妖精#1とあかね色に染まる坂#1

  地獄少女三鼎 #1「奪われた少女」。地獄少女としてのつとめを果たし、人として消えてしまった閻魔あい。だが、きくりが新しい仲間山童(やまわろ)を連れて骨女たちを招集する。閻魔あいのいないままにとある学校に潜入した地獄組たち。そこでは厳しい教師の生徒指導に敵意を燃やす一人の少女と、その行き過ぎとも思える行動を不安に見ている級友がいた。

 まさかまさかの第三期。閻魔あいは消えてしまったはずだけど、今度はどうも平凡な人間の娘・御景ゆずきに憑依してるらしい。現世に干渉するための媒体なのだろうけど、どうして彼女を選んだのかはまだ不明。日本各地を飛び回ってた地獄組だけど、今回は賽河原第四中学校を中心に活動することになるのかな? またこの一帯が阿鼻叫喚の渦に巻き込まれることに……
 「"8"の一刺し」など、最初から今回はギャグをとばし気味だけど、相変わらず実に後味の悪い終わり方で、そのあたりはやはり健在。今期も楽しみに見てみよう。


  まかでみ・WAしょい #1「なんか女の子出てきちゃったんですけど」。普通の高校生拓人と従姉妹の鈴穂は実は秘密の魔法学園に通う魔法使い。異空間にある学園で召還魔法の試験を行っていた拓人だが、魔法は失敗し大爆発。だが、その爆発跡に裸の女の子がいたのだが、彼女が尋常でない魔力を持っていてしかも暴れ回るので大変なことに。さらにそれを見た鈴穂が嫉妬し、魔力吸収の能力を暴走させて、事態はさらに悪化してしまう。

 まあ、見たまんまです。いや、それ以外に特にコメントすることもないんですが。榊一郎だし。
 時間に余裕があったら視聴継続という感じでしょうか。どうせならもっとへっぽこ感が漂っててくれれば、継続する意欲が沸くのに……


  伯爵と妖精 #1「あいつは優雅な大悪党」。エジンバラに住む少女・リディアは妖精を見、会話することが出来る「妖精博士(フェアリードクター)」。だが、周囲の人間からはおかしな娘としか見られてなかった。そんな彼女の元にロンドンに行っていた父から手紙が届き、その招きに従って父の元へとロンドンに向かう。だが、父の使いと称して現れた男の屋敷で、そこにとらわれていた美青年と出会う。使いのうさんくささもあり、彼を助けて逃げ出したリディア。その助けられた青年はエドガー・アシェンバートと名乗り、妖精国に領地を持っていたと言われる「青騎士伯爵」の子孫だという。これまで妖精が見えているということを父親以外に信じてもらえなかったリディアは、微妙な不信感と期待を同時に持ってしまうのだが、彼はロンドンを騒がしている怪盗と容姿が似通っていることに気づく。

 コバルト文庫のファンタジーシリーズが原作。らしい。
 19世紀末くらいのイギリスを舞台に、家督継承のためにその権利者の証である宝剣を探す若き貴族と、それに巻き込まれた妖精博士である娘のロマンスもの、なのだろうなぁ。
 ま、それはともかく、エジンバラが出てくるのにロックが好きなおっさん警部が出てこないのは納得いかない。いかないったらいかない。(出るわけないだろ)
 まあ、リアル指向で行くとスコットランドとイングランドの微妙な確執とか、上流と下流の格差だとか、当時のロンドンの汚さだとか、突っ込みたいところは出てくるけど、ラブロマンスとしてはこんなものでしょう、という感じか。そういう視点での妖怪ものってのに興味はあるから、しばらく視聴してみます。


  あかね色に染まる坂 #1「あかね色のファーストキッス」。え〜、なんというか……パス。「女の子に大恥」とかいう問題じゃないだろう。妹の「変にがんばらないでください」という台詞がそのまますぎ……まあ、声が釘宮ってあたりで本性に気づいとくべきだったか。


2008年10月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#34とキバ#36

  ゴーオンジャー #34「悪魔ナオンナ」。ギンジロー号にゴージャスな美女が訪れてきて、男性陣はメロメロに。甘え上手な彼女に翻弄される一同。しかし、その光景を見て取り乱したのは早輝。美女の正体は早輝の姉の早羅。彼女の本性は実は性悪で、早輝は幼い頃からずっといじめられ続けてきたのだ。彼女の正体をばらそうとしても、昔のおねしょ写真をネタにゆすられて真実を皆に告げることが出来ない上、皆骨抜きにされて聞く耳を持たない。早輝は唯一早羅に不信感を抱いて近づこうとしなかった軍平に早羅の化けの皮をはがしてくれるように依頼するのだが……

 これはひどいw ガイアークの方がまだ質がいいんじゃないか? 今回のヒーターバンキも、気温50度にまで上げても「異常気象に慣れっこ」の一言でちっともパニックにならなかったし。
 姉の目的が金だと気づいた早輝は軍平に彼女をどうにかしてくれるよう頼み、引き受けた軍平はおねだりや泣き落としなどの彼女の手管をこともなげにかわすのだけど……でもやっぱり相手の方が一枚も二枚も上手でしたとさ。
 で、それと平行してヨゴシュタインが一人捜し続けていたホロンデルタールがついに復活。ヒーターバンキを倒してほっとしてる一同の前で、街のビルを次々と破壊していく。猿人というかゴリラみたいな姿だけど、エンジンオー、キョーレツオーも適わないパワーの持ち主。おまけにキシャモスたちがその姿を見て様子がおかしくなってしまう。
 次回、ついにG12登場ですか。いや、もうブロック状態ですが。


  キバ #36「革命・ソードレジェンド」。大河に深央が好きなことをついに告げた渡。深央もまた、大河に好きな人がいることを告げ、婚約の破棄を申し入れる。キングとクイーンが結ばれる運命に疑いを持っていなかった大河はそのことにショック。渡がその相手と気づかず、「深央には好きな人がいるらしい」と、一緒に深央の行動を見張る。そして深央が会っていた健吾がその相手だと勘違いするのだが、人が変わってしまった健吾は深央に迫り、渡も交えて一触即発の事態に……
 一方、キバの新たな目覚めに呼応したかのようにキャッスルドランの中に現れた最強の剣・ガンバットソードを、渡なら使えるかもしれないと、次狼は渡を連れて剣を取らせようとするのだが……
 22年前、ついに完成したブラッディローズを前に喜びを分かち合う音也と真夜。しかし、自分にはゆりがいるからと別れを告げようとする音也に対し、真夜は「そんなことが出来るのかしら?」と不適な笑みを見せる。

 現代と過去とでクイーンを巡る恋愛話が進んでる。大河は渡を傷つけようとは考えてないみたいだけど、初めて自分の思いのままにならない事態にかなりの動揺を見せてる。今は渡の正体を知らないからいいけど、キバのことについて真夜に問いただしているビショップといい、正体がばれる日も近い気が……そうなると、さすがに親友とか関係なくなるんじゃないかなぁ。
 渡が深央がらみで成長を見せて近所の人たちの苦情にも静香にかばってもらうのではなく自分で対応できるようになって、深央もまた成長を見せてるのだけど、間違った方向に成長してる健吾と、その健吾にイクサ装着者の座を奪われ人生のずんどこ状態の名護さんが、別の意味でそれぞれ痛々しい。いや、名護さんのは楽しいとも言いますが。
 過去編では距離を近付ける音也と真夜に苛立ちを隠せず、ファンガイアにその怒りをぶつけるゆりが……しかも過去のキングまで出てきて、なんか単なる愁嘆場では済まなさそうな。
 次回はガンバットソードがキバの手に渡るらしい。コウモリ型のモンスターがくっついて、それを上下動させることで音が出るアクションが玩具的売りらしいけど……いまいち何というか……

 それと、レスキューフォース。ダーエン、メカダーエンと立て続けに敵の首領が倒されてるけど、今度の新ボスはダーエンの娘マーエン……って、妙なハイテンションなのだけど、声が斉藤千和……いや、まあ、いいんですが。

[アニメ] ケメコデラックス!#1とガンダム00ちょっとだけ

  ケメコデラックス! #1「鋼鉄の花嫁」。小林三平太は普通の中学生……のはずだったが、ある朝いきなり天井にロケットは落ちてくるは妙な戦闘員が部屋に乗り込んでくるは、極めつけは樽のような超メタボ体型の女がやってきて戦闘員と戦い、去っていく。あまりに現実離れしたことに寝ぼけて見た夢だったと思いこもうとするが、その超メタボの変な女・ケメコが学校までやってきて、三平太の嫁宣言をする。だがケメコから逃げ回る三平太の前に、炊飯器のような妙なロボットが現れ、彼を守ろうとしたケメコと戦闘。ケメコはロボットを倒すが、自身も戦闘で受けたダメージで倒れてしまう。さすがに気遣う三平太だったが、その目の前でケメコの中から、ケメコとは似ても似つかぬ美少女が気絶して排出される。

 なんつーか、この原作に水島努は反則過ぎだろう!(ほめ言葉) OPからして頭がおかしいとしか思えないが、EDがそれに輪をかけておかしい。まあ、本編も頭がおかしいんですが。
 ヒロインがビヤ樽体型の女……のロボットをかぶった美少女。見た目のギャップだけではなく、かなりキレた行動を取るケメコに対し、中の人のエムエムはやっぱりどこかずれてるのだけど、どちらかと言うとカタブツで人見知りが激しいと、性格までがらっと変わるので、同一人物と言っていいのかどうか……声優も斉藤千和と戸松遥で変わってるし。
 で、小さいとき、そのエムエムとおぼしき女の子に喰わされた何かを求めて巨大家電企業が三平太を襲ってくるのだけど、そっちの話は原作でもあまり進んでなくて、むしろ自称嫁をはじめとして巨乳幼なじみ、妹、腹黒お嬢、ツンデレなどのハーレム状態……なのにひどい目に遭うというシチュエーションを楽しむものかも。しかも水島努のおかげでひどいことになってるし(ほめ言葉)。
 今期楽しみな番組の一つですな。

 ガンダム00も見てるんですが、何というかこれまた相変わらずというか……どの辺から突っ込めばいいのかわからない。やっぱり隙は多いのだけど、コードギアスの方が突っ込み入れるのが楽しかったなぁ。


2008年10月13日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 天体戦士サンレッド

  天体戦士サンレッド 。ヤングガンガン連載の、正義の戦士と悪の組織の壮絶なる抗争の物語……ではなく、妙にアットホームで苦労性な悪の組織と時々悪の組織と戦う以外は完璧に彼女の「ヒモ」な正義の味方の妙に庶民じみたやりとりを描くマンガが原作。地上派、キッズステーションの他に、 ニコニコ動画 でも配信されてます。
 タイトルではサンレッドが主人公みたいだけど、実質の主人公は悪の組織フロシャイム川崎支部(本拠地はただの民家の借家)の中間管理職・ヴァンプ将軍のような。サンレッドに戦いを挑んでは簡単にボコボコにされつつ、組織内の人間関係に頭を悩ませなんとかサンレッドとの対決をすっぽかすまいとする苦労人。いや、なんとなく第二話ですでにサンレッドに勝つ気皆無の気がするんですが。サンレッドも怪人たちを呼び出して引っ越しの手伝いとかさせるし。エクセルサーガとか、苦労する悪の組織ってのは定番化したんですかね。
 動画を見ると、フラッシュアニメなのかなぁ。監督は「瀬戸の花嫁」で妙にはじけてしまった岸誠二監督なのだけど、(瀬戸の花嫁は上手くかみ合っていたけども)変に燃えアニメ造るよりはこっちの方が合ってるかも。瀬戸の花嫁でもデルザー軍団出してたし。
 ところで、正義のヒーローがろくに働かないプータローってのは、やっぱレインボーマンからの伝統なんでしょうか? 金もほしいし名もほしい。

[その他] 看板に偽りあり

 え〜、今日昼過ぎに書き物するためにちょいと近場の某ハンバーガーチェーン店に行ったんですよ。いや、そこだとノート用電源貸してくれる、という売り文句なので。で、そこそこのもの頼んで二階席に上がったのですが……あれ? 電源つないでも本体に供給されない? 別の席のコンセントを使ってみてもダメ。これはACアダプタが壊れたのかなぁ。前にもそういうことあったし。と、そこそこで引き上げ、家でACアダプタが本当に壊れてるかチェックしたのですが……あれ? ちゃんと使えますよ?
 え〜っと、ACアダプタがちゃんと使えるってことは、つまりそもそもコンセントに電源が供給されてなかったってことですよね? いや、このご時世なので電気代も節約したいということかもしれません。一回の利用であまり長っ尻されたくないということかもしれません。でもだったらそう表に張り紙しとけよ。と思ってしまった今日の午後。


2008年10月14日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] すいません

 数日更新休みます。


2008年10月18日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 再開します

 しょうこともない日記ですが、再開します。
 きわめて私的なことですが、14日に友人が亡くなりました。16日に通夜があり、17日に葬儀でした。葬儀には出席しませんでしたが、16日にお別れをしてきました。
 喪に服してた、ということでもないのですが、通夜の準備と、さすがに数日はふざけたことを書く気力が奪われてしまい、数日日記を休むことにしました。
 故人は、私が知る中でもっとも尊敬すべき人物の一人です。このようなことは私は普通は絶対に言わないのですが、それでも「神様は連れて行く人の順番を間違えてる」と言わざるを得ない、そんな人でした。
 お別れを済ましてきても、まだ実感がわきません。電話で、いつもの調子で明るい声が聞こえてきそうな、そんな気がして仕方がありません。「もういない」ということを身体が理解できていないのです。私だけではなく、友人一同皆同じ思いを口にしてました。
 彼を覚えてる人々が生きている限り、その中にある彼の一部はまだこの世界と関わりを持てると考えるしかありません。願わくば私もその人々の中の末席に加われますよう。
 もうひとつ願わくば、彼のことで私たちがいましばらく悲嘆にくれることを、どんなに自分が苦しくても自分のことをいつも後回しにしようとした彼が許してくださいますよう。


2008年10月19日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#35とキバ#38

  ゴーオンジャー #35「炎神ノキズナ」。突如現れたホロンデルタールによるダメージを負った炎神たち。チャージの間もホロンデルタールは暴れ続けるが、太古からの因縁のあるキシャモスたちが自分たちが倒すと、走輔と一緒に出撃する。しかしただでも強力なホロンデルタールにヨゴシュタインが強力なネジを装備、さらにパワーアップしたホロンデルタールから伸びてきた触手にキョーレツオーが乗っ取られてしまう。ホロンデルタールと共に街を破壊しまくるキョーレツオーを止めようとする走輔だが、その走輔をヨゴシュタインが襲う。

 エンジンオーG12が登場。そいでもって炎神勢揃い名乗り長っ! キシャモスたちは「パオーン」だけど、それ除いても9体だものなぁ。
 執念の末ホロンデルタールを復活させたヨゴシュタインは自らの発明でさらにそれをパワーアップ。キシャモスたちが合体したキョーレツオーまで操り、さらに街を破壊する。ヨゴシュタインの妨害にも負けずキシャモスたちに必死に呼びかける走輔の声に、キョーレツオーも触手の支配をはねのけ、G12へ合体、の流れ。でもやっぱり名乗りがな(ry
 ゴローダーも加えてホロンデルタールを倒すけど、ホロンデルタールのパワーを蓄えたネジをヨゴシュタインが自ら装着。しかもヨゴシュタインの攻撃を受けていた走輔が金属のようになって倒れてしまう。
 この流れは、どうもヨゴシュタイン最後の戦いっぽいんですが……三大臣の一人がいなくなったら、お色気担当のケガレシアと陰が一番薄いキタネイダスしか残らないじゃん……


  キバ #38「トライアングル・キングが斬る」。「渡さんが好き」と深央に告白された渡。両思いだったことに内心では喜ぶが、大河とのことを考えると素直に喜べない。一方大河はキングとクイーンの間を阻む者である渡を始末するようにとビショップから進言されるが、人間であっても友人の渡を殺すことは考えられない。無理矢理深央との結婚話を進め、また深央にも掟を破った者に対する過酷な罰を深央に説き、二人にあきらめさせようとする。
 渡は二人がキングとクイーンであることを知らないまま、陰から深央を襲おうとしていたファンガイアと戦い、傷つき倒れる。自らの無力を痛感する渡の前に次狼が現れ、心から力を望むのならザンバットソードを抜けとキャッスルドランの中に連れて行く。深央を助ける力が欲しいと、ついにザンバットソードを引き抜く渡だが、ザンバットソードの力が渡を支配、次狼たちを襲い出す。
 22年前。恋人さながらに語り合う音也と真夜を見たゆりはその怒りをファンガイアにぶつけるが、イクサの装着限界時間を超えて気絶。逆にファンガイアに始末されそうになるが、そのゆりを救ったのはクイーンである真夜だった。「私はその女の命より大事なものを奪おうとしている。命までは取る必要はない」と……

 インチキ占い師・超能力者を襲ってた奴や前の実験体ファンガイアもそうだったけど、チェックメイトフォーって結構求心力ないなあ……わりと下っ端が逆らうよね。
 渡、大河、深央の三角関係のどろどろがしばらく続いてたけど、ザンバットソードを克服した渡がキバに変身してサガを圧倒、とどめを誘うとしたところを、深央がファンガイアに変身してかばおうとする。
 目の前で深央の変身を見てしまった渡はショックで自室呆然、その隙に攻撃を受け、変身が解けて渡も正体をさらしてしまう。大河も正体を見せ、ついに全員がお互いの正体を知る。
 どうも大河も渡=キバだから始末、とはすぐ考えないみたいで、キバと自分との因縁について知ろうとするらしい。まだ生きてた真夜が渡たちと関わり出すのか?
 過去編もそれと連動するように真夜が本格的に音也の簒奪宣言。しかしそれがキングの知るところとなり、追求を受ける。
 次回予告では大河が渡に「兄弟宣言」をしてたけど、ほんとにそういうベタな流れなのかなぁ。あと、キバでもサガでもないライダーが出てたようだけど……
 あと、どんどん矮小になってく名護さん……トゥシューズに画鋲じゃないんから、もうちょっとまっとうな方向に努力しようよ。

[読書][マンガ] マンガ物理に強くなる 力学は野球よりやさしい/関口知彦・鈴木みそ

 高校球児でエースの松山は、物理で赤点を取って夏休み中補習の危機に。久々に甲子園をねらえる逸材という彼だが、物理の担任はそんなことをまったく斟酌しない。このままでは補習で甲子園に行けないと思い悩む彼だったが、練習中に打ち上げたフライを当てて気絶させてしまった女生徒が学年一の才媛で変人の久保聡美だったことから、松山は彼女に頼みこんで物理のことを教えてもらうことになる。

 ブルーバックスでマンガ!? というのが店頭で見ての最初のインパクトで、それが「銭」の鈴木みそ作画なのでおざなりな仕事ではないだろうと思って思わず購入してしまいました。でも、2001年に化学でやはり啓蒙マンガをブルーバックスで出してたのね。
 いや、ブルーバックスを読んで科学での想像の翼を広げていた世代としては、ちょっとびっくりなのですよ。
 で、内容なのですが、「うん、そういうことだよね」であっさりスルーして読めてしまったのですが……ただ、一応曲がりなりにも物理学科出身の自分がほぼまったく違和感なく読めてしまったということは、考え方が物理のそれに沿っていて、ごまかしや間違い、おかしな比喩がない、ということではある。と思う(私が一般的な物理学科かは自信がないので)
 そいでもって、だんだん物理への理解を深めてく松山の姿は、そのまま聡美への「単に変人で秀才」という評価が変化していく、ということでもあるようなドラマの組み方をしてる(世界観を共有していく)あたりは、鈴木みその手腕。
 「物理は世界を理解する手段」という世界観を持つ聡美の対比として、「公式を覚えて機械的に問題を解いていく」という「単に要領のいい勉強の仕方」の代表として恋のライバル(?)のえいみを出したり、松山よりさらに動物的直感で生きてる増田を出したりと、「物理を理解すると世界の見方が変わる」ということをアピールしようとしてるのは、鈴木みその原作解釈力が優れてるか、あるいは自身がその体験をしたかだと思う。
 取り扱ってる範囲は力学の初歩と相対性理論のさわりまでだけど、物理の楽しさを知ってる人は読み物として、知らない人は物理の楽しさを知る啓蒙書として、良くできた本だと思います。


2008年10月21日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 尋ね人

  「番組二次利用のため、出演した人捜してます」CPRAがリスト公開INTERNET watch )。こないだ NHKアーカイブス の公開作品一覧を眺めていたら、「新腕に覚えあり」はあるのに「腕に覚えあり」がなかったり、途中で歯抜けのように大河ドラマが公開されてなかったり、「どういう基準で登録されてるんだろう?」と謎だったのだけど、ひょっとしたらこういうことも関わってるのかな?
 関わった人たちが多いと、全員に確認を取らなければいけないとは、大変だなぁ。この辺、フェアユースと絡めてもうちょっと利便性が高くできたりしないものだろうか?

  フェアユース議論、利用者側の声も聞いて〜MIAUが要望書INTERNET watch )。確かに経済的に見れば権利者等の権利というのは無視すべからざるものなのだけど、でも「文化」として見た場合、利用者無視でいいのかというのはあるかと。なんでもかんでも自由、というのはなかなか出来ないだろうけど、とにかく利用者を金づるとしか見ず金をいかに搾り取ろうかという戦略の結果、今のバラエティ失墜の現状があるわけで。利用者の利便性はともかく、利用者と一緒に文化を築くって考えがないと、ただ過去築いてきた肥沃な土壌を吸い尽くすだけだと思うのだけど。

   自民、党首討論を直談判 小沢氏「解散なら受ける」47news )。相変わらずすぎてどうしようもないというか。自民がどうこういう前に逃げ腰姿勢をアピールしてどうするんだか。と、思うと同時に、なりふり構わない「解散総選挙要求」は、選挙のための事務所確保だとかもあるのかもしれないけど、ひょっとして小沢氏の健康に割と選挙に影響が出るくらいの深刻なものが出てきてるのかなぁ、という気が。二、三、それを臭わせるようなニュースがあったけど、実際はどうなんだろう?
 いずれにしても政局ではなくまともに政策で対決して欲しいものです。無理か。

[アニメ] 今日の5の2#3

  今日の5の2 #3「サコツ/トショシツ/メクリ/ジッケン」。「グラグラ」と並んで今日の5の2を代表するエピソード「サコツ」が登場。フェチ度は今一歩だったかなぁ……<そういう話じゃないって
 微妙に作画が崩れてきたけどとりあえずキニシナイ。相変わらず妙に過剰な演出がたわいない日常の痴情とミスマッチ。いや、でもリョータのスカート姿は見たくなかった。たとえ声が小林ゆうでも!
 それにしてもツバサの宇宙フェチっぷり原作に輪をかけてる……

 ラインバレル、技術部主任の牧五郎がどう見ても岸田森なのにワロタw それ以外は見てるのわりとつらいですが。

[マンガ] いや、出そうだったけどさ……

 今月号のCOMICリュウの、「青空にとおく酒浸り」見てたら、「巾着!」が……ああ、若返りメークって、そういう伏線だったのね。いや、わずか数コマ前の伏線ですが。
 なんとなく、関係してそうな気はしてたのですが、まさかストレートに出すとは思いませんでしたわ。これって「火星人刑事」、単行本未収録分も含めた復刊の伏線ですかね? いや、それはないか。


2008年10月22日(水) 旧暦 [n年日記]

[読書] 四十七人目の男/S・ハンター

 ええ、ついに読んでしまいましたよ……「たそがれ清兵衛」を見てとちくるったハンターの書いたトンデモチャンバラ小説を。
 硫黄島の戦いでリー・スワガーの父親アールと対峙し、敗北した日本人下士官・矢野。その息子がスワガーが父の最後の戦場にいたと知り、尋ねてくる。お互いを勇者の息子として尊敬し合う二人だが、矢野が尋ねてきたのは父の最後を知るためだけではなく、父の持っていた軍刀を、あるいはアールが戦利品として持ち帰ったのではないかと期待してのことだった。
 そのような話は聞いたことがなく、また敵とは言え尊敬すべき兵士の持ち物を父親が奪うとは思えないリーは、意に反して一度は矢野を失意のまま日本に送り出してしまうが、父の遺品を探し、一本の軍刀がアールの部下からアールへ、アールからその上官へと渡されたことを知る。遺族の許可を取り矢野の軍刀を譲り受けたリーは、それをもって自ら日本へと飛び、矢野に形見の軍刀を渡してつとめを果たす。形見を手に入れたこともさることながら、リーの行為に感激し、家族でリーを歓待する矢野一家に、リーもまた理想的な兵士の平和な家庭を見、幸福な気持ちのまま本国へ帰ろうとする。
 だが、気をよくして長らく断っていた酒を空港で口にし、深酒で寝過ごした彼が空港のテレビで見たのは、矢野家の炎上と一家の死だった。
 あまりに理不尽で不自然な出来事にリーは取り乱し、警察に捜査妨害と見なされ、一度は強制退去の憂き目を見る。だが矢野家の悲劇が彼が持って行った刀を巡る何者かの陰謀と確信した彼は、偽造パスポートで再び日本に舞い戻る。
 そこで知ったのは、実は伝説的な刀をしつらえなおした矢野の軍刀を奪うため、「ショーグン」と呼ばれる日本のポルノビデオの帝王が、自身の権威付けのために武闘派ヤクザ組織「新撰組」若頭「近藤勇」に命じて一家を惨殺し、刀を奪ったという事実だった。
 真相を知ったリーは、矢野一家の仇を討つことを誓い、そのために剣の修行に打ち込む。
 え〜、最後の二段落くらい、「え?」と思ったでしょう? でもこれがホントにそういう内容なんだなぁ……
 部分部分で見ると、結構良くできてるところもあるんですよ。ある登場人物がどうしてリーに近づいてきたかとか、日本刀とかのディテールについても、ブレインが付いてるとは言えよく調べてるなぁと感心する。日本刀を軍刀に拵え直すとき、刀長を縮めてすりあわせるとか、具体的な作業は全然知りませんでしたわ。
 でも、コンセプトの「チャンバラ小説を書く」というのがそもそもダメなので、どうにもならんわなぁ……確かに外国人であるハンターが時代小説を書くのは無茶にもほどがあるだろうけど、それにしたって、これだってまともだとは……
 現代日本でチャンバラをする、ということ自体がおかしいのだけど、ハンターにはその辺の機微はさすがにわからないのか、わかってて「このくらいならフィクションだから大丈夫だろう」と思ってるのかわかりませんが、日本人が見るととってもおかしなことになってます。
 ヤクザが「新撰組」や「近藤勇」を名乗るというのも、ヤクザの感性とはそういうものではないというのが日本人的な感覚なんだけどなぁ。チャンバラ映画、時代映画はさすがに批評家の顔もあるだけあって「日本人でもこんなに見ないぞ」というくらい見てるのだけど、ヤクザ映画についてはちょっとそこまで理解が深くなかった模様。
 それと、外国人は「忠臣蔵」を「武士道の典型」として思い入れるきらいがあるのだけど(「RONIN」とか)、忠臣蔵を美徳とするのは、今日的な日本人の感覚とはずれてるのだけどなぁ。
 アメリカ映画に絶望し、日本映画を褒めちぎってくれるのは日本人としてうれしくはあるのだけど、やはりどうひいき目に見ても「珍品」としか言えませんわ。
 あと、映画化するなら誰がリー・スワガーを演じるかで意見が割れますが、個人的にはやはりスティーブン・セガール一押し。「必殺仕舞人」の時には京マチ子にも武術指導してたセガールくらいでないと。それに、セガールが出れば絶対B級映画になるし<おいおい


2008年10月23日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] やっぱりなんかおかしいと思うのだけど

  視聴率ほしい民放テレビ局がNHKに負けるジレンマIT-Plus )。ドラマ、バラエティの不調として民放はゴールデンのドキュメンタリーを増やすらしいけど、下請け、さらに孫請けに丸投げして少ない予算、短い納期でやらせたんじゃ、同じ事だと思うけどなぁ、というのは以前書いたとおり。このコラムでちょっと面白いのは、根本的には民放テレビ局側は視聴率低下の理由は自分たちにある、と本気で思ってないのではないか、と感じられるところ。オリンピックについてはNHKがいいところを持って行った、と僻み嫉みを持つのはまだわからないではないけど、NHKをまねて安易にドキュメンタリーってあたり、「NHKの人気はドキュメンタリーだけではない」とドラマなども上げられてることと対比して見ると、「単に番組作りに対して確固たる独自の指針を失ってるだけじゃないか」とも思える。
 また、10年ほど前のエピソードとして、筆者が番組撮影中に中学生がテレビクルーより最新型のノートパソコンにばかり興味を示し、テレビに対する無条件のあこがれというものが既に存在していなかったことにショックを受けた、という出来事を紹介している。実は先週末、NHK名古屋のスタジオ公開に行って来たのだけど、長寿番組「中学生日記」のセットを見ているとき、案内をしてくだすったスタッフの方が「最近の中学生は、度胸があるというか、テレビが特別なものと思ってないのか、カメラ向けられても別に緊張とか萎縮とかしないんですよ」という話をしていた。ご存じかとは思うが、「中学生日記」に出演する中学生は皆公募で集められた一般の生徒さんたちである。
 現場で一般視聴者にふれる機会が多いスタッフはともかく、そうでないスタッフあるいは幹部は、実はこの実態をまるで感じていない、テレビは無条件にあこがれと敬意の対象である、と思ってるのではないのか。
 麻生氏が「ホテルのバーは(銀座とかのバーに比べて)安い」と言ったことに対し「庶民感覚がない!」と恥ずかししげもないバッシングをしてる報道の過剰さを見ていると、「テレビが指し示せば視聴者は皆そっちを向くはずだ」と信じている一部テレビの人間がもはやそうではないという現実を認められず、自己確認のために一生懸命世間を煽ろうと必死になってるだけではないか、とも思える。
 テレビが変えなければいけないのは番組編成とかの小手先のことではなく、もっと根本的な認識だと思うのだけどなぁ。

[アニメ] とらドラ!#4とのらみみ2#4

  とらドラ! #4「あのときの顔」。今日も大河の朝ご飯を作りに来た竜児。そのついでに片付けをしてると、大河が隠し撮りして集めた北村の写真ばかりのアルバムを見つける。だが、あまりのピンボケぶりに思わず、「俺が撮ってやる」と約束してしまうはめに。

 大河、かわいいけどとことんダメ人間だなぁ……よくこれで今まで無事に暮らしてこれたものだ。つか、ダメというかなんというか、本来マドンナ役であるみのりが傍目から見ても「痛い子」なのが珍しいか。
 それにしても、昔北村の方から大河に告白したってのが、ちょっとびっくり。しかし、北村の告白もどうかと思うよ、さすがに。
 それと、原作一巻では出てこなかった五人目のメインキャラがようやく登場ですか? 声が喜多村英梨だけに、なんだかどこぞのエロ小学生かと。


  のらみみ2 #4「ドリーム・ジャンボリー」。宝くじで大金を当てにわか金持ちになったのらみみ。成金ぶりを他のキャラたちに自慢しまくるが、実はそれは夢。目が覚めるとハローキッズ59号店の前に行きだおれていた羊型キャラを見つけ、介抱する。夜になった目覚めた彼はシープ・ストロガノフと名乗り、好きな夢を見せる能力があること、そしてとある事情から一日三時間くらいしか起きていられないことをあかす。
 「金魚ツアーズ」。退屈して町をぶらついていたシナモン。チョコハット団の集まりをなんとなく見ていると、金魚型のキャラに話しかけられる。名前もまんま「きんぎょちゃん」というそのキャラの平凡さに最初歯牙もかけなかったシナモンだが、彼女に町のあちこちにある不思議スポットを案内されることに……

 う〜ん、第一期のように破壊力のあるエピソードがまだ出ないなぁ。味わい深くはあるんだけど。
 前半の話は、羊キャラが子安。ぬいぐるみみたいなかっこして、ずいぶん渋いな。あ、トッピーもそうか。少佐声のにわとりってのもいたな。
 二重生活という悲惨な過去の結果わずかな時間しか起きていられなくなったシープだけど、どちらかといえば夢うつつなシープの世界がメインなような。しかしシナモン、微妙にゆがんだ夢を見るな……
 後半は、地味だけどちょっとじんとくる話。行為も持たず近づいた子に連れられるうち、その子の言う「町の秘密」に引きずり込まれるシナモン。どれも大したことはないことなのだけど、金魚がそこから膨らませた想像の世界に、シナモンも引き込まれていく。そして、新しい子供のいる町に向かうためキャラバスに乗る金魚に、初めて友情のような気持ちを吐露する。平凡だけど突飛な想像力を持つ金魚を、新谷良子が演じてる。上手くなったなぁ。


2008年10月24日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] わりと、当たり前のことのような

  ワンデーレスポンスについて@IT )、そういう言葉があることを、初めて知ったのだけど、言ってる内容については 当たり前のこと だよね。あえて言えば。
 いや、その手法自体をバカにしてるのではなく、締め切りとの兼ね合いで最低限の進捗報告、締め切りを超えそうな場合はその時点での推定納期を先方に知らせるのは、相手の立場に立って考えればしてしかるべきだと思うのだけど。
 締め切り目前、あるいは締め切りを過ぎて何も状況がわからないのって、最悪じゃない? どの程度作業が進んでるのか、あるいはもしかして放り出して逃げ出してるのかとか、管理してる側が全然わからないんだから。当然進んでるものとして考えてたものがちっとも進んでない、となると、ちょっと洒落にならないでしょ。
 だから「ほうれんそう」の報告は重要なのだけど、その程度も場合によりけりで、その必要がないときにあまりに詳細な報告を送られても相手にとっても迷惑だし、送る側もそれに時間を取られては本末転倒になる。だからざっくりと相手が現在必要としてる情報だけをまとめて送る、というのは、進捗管理において重要なことだと思う。作業が遅れることは、いろいろ事情があるから不可避なことはありますさ。でも遅れるのは仕方ないとしても、どの程度で片付きそうなのか、めどくらいは欲しいのって管理する側にとっては当たり前じゃね?
 いや、私が絶対的に出来てることでもないのですが。

 ちなみに明日からちょっと遠出します。土日は留守にして、月曜に復帰予定。

[アニメ] 夜桜四重奏#1

  夜桜四重奏 #1「サクラサク」。一見普通な桜真町は、いろいろちょっとヘン。町中には何本もヘンな柱が立ってるし、女子高生が町長だし、高校生が所長の相談事務所はあるし。その桜真町で無差別発砲事件が起こる。並外れた身体能力で犯人を追い詰める町長のヒメだったが、その犯人は追い詰められるとヒメの目の前で忽然と姿を消してしまう。実はこの桜真町はあやかしの世界と人間の世界を結ぶ場所で、多くの妖怪が人と一緒に住んでいる場所だった。犯人は人間ではあったが、何かのきっかけで妖怪化し、脱獄して事件を起こしたらしいのだ。ヒメは幼なじみで妖怪と人間を取り持つ相談事務所の所長をやってる秋名に依頼し、事件を解決しようとする。

 原作も結構ごちゃまぜな感じで、アニメ化をどうするんだろうと思ってたけど、悪い方に予想が当たった感じ。しかも、作画も全般的にクォリティ低いのは、スタッフを責めてるわけではないけど原作がスタイリッシュな作風を旨としてるだけにちょっと痛い。
 初見は「怪物王女」と似た印象を受けたけど、同じスタッフなのかな? 怪物王女は、規制やら予算やらで苦しかった割に、全体的には悪くない感じにまとめたので、断定は出来ないけど、原作だと最初は隠されてた秋名の力がアニメは第一話から全開だし、話数の問題もあるけど「おかしな町での事件をおかしな連中が解決してく」日常から大きな事件につながってくという原作の展開とは違い、いきなり大きな事件につなげる感じで、導入にかなり躓いてる印象は免れない。
 視聴継続すべきかどうか、ちょっと迷う。


2008年10月27日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#36とキバ#38

  ゴーオンジャー #36「走輔...トワニ」。走輔が斃され、自失呆然のゴーオンジャーたち。そんなときにヨゴシュタインがホロンデルタールのエネルギーを注入されたネジでパワーアップ、街を襲う。出撃したゴーオンジャーたちはヨゴシュタインのパワーと走輔がいないことの精神的ダメージで普段の戦いが全く出来ず、敗れた上にチェンジソウルを奪われ、変身ができなくなってしまう。
 走輔がいなくなった上に変身もできなくなり、もはや戦う気力も残っていないかと思われたゴーオンジャーたちだが、走輔の思い出を胸に再び立ち上がり、生身でヨゴシュタインに立ち向かう。

 顔出し戦闘は、最終回と決まっていたけどこのタイミングでとは。しかも、ヨゴシュタイン退場。ヨゴシュタイン退場であるからにはそれなりの苦戦を出さないといけない、ってことなのかなぁ。何かパワーアップがあるわけでもないのに、ちょっとその辺は不明。むしろ来週に新アイテムが出るみたいなのだけど……
 走輔がいないまま、その無鉄砲さを見習い、がむしゃらに立ち向かうゴーオンジャーたちはヨゴシュタインを追い詰め、生身のまま負荷も顧みず炎神たちに搭乗、エンジンオーG12で巨大化ヨゴシュタインを斃す。そしてそれにより金属のようになってた走輔も元に戻り、再起を誓うヨゴシュタインと一騎打ち、これにとどめを刺す。けど、ヨゴシュタイン斃せば元に戻るんだったらあそこまで悲観的になる必要がないような……
 しかし、三大臣で一番キャラが立ってたヨゴシュタインがいなくなり、三大臣も弱体化はまぬがれないような。最終回までの展開、どうするんだろう?


  キバ #38「魔王・母と子の再会」。お互いの正体を知った渡、大牙、深央。大牙はビショップにキバの正体を黙っていたことを責めるが、逆にビショップは元クイーンの真夜に会うことを勧められる。母である真夜に会った大牙は、そこでかつてキングを裏切り人間を愛した彼女が人間の子供を産んだのではないかと詰問する。
 一方、現実を受け入れられない渡は大牙と深央の正体を夢だと信じ込もうとするが、次狼が現れ現実を突きつける。どうしたらいいのか、わからないまま深央を呼び出した渡は、そこに現れた大牙にある人物に会うべく連れて行かれる。
 22年前、イクサに変身して無茶な戦闘を行ったゆりを見舞う音也だが、音也と真夜の間の割って入れないものを感じた彼女は逆に音也をたたき出してしまう。そしてビショップの密告により、キングから音也とのことを責められた真夜は、言いつくろいはするが、その疑念を完全に払拭させることはできなかった。そして音也たちを追い詰めるように次狼の前にキングが姿を現し、ダークキバへと変身。次狼を窮地に陥れる。

 過去編では現在の状況になる過程が着々と進んでいく。一方、現代では半ファンガイアである渡の出自が明らかにされる。
 と、まあそこんなことはともかく、名護さんの転落ぶりが面白すぎる。w 健吾の嫌な奴度が増していく一方で、どうにかコーチとして上から目線を保とうとするものの、まるで相手にされない。まあ、確かに名護さんってそういうキャラで、しかも全然懲りないんだけどさ。
 渡の正体を知った大牙は真夜と会い、渡を彼女に会わせることで二人が母子であり、大牙の異父兄弟であることを明らかにする。本来キングのものであったキバシステムを渡に渡したのは真夜のようだけど、ファンガイア陣営も一枚板じゃない、つか、それどころかてんでバラバラなのに加え、渡に一方的な恨みを抱くようになった健吾がそれを知ってどう出るのか。
 大牙は渡にファンガイアとして生きることを勧める上に、青空の会は渡を敵認定するらしい。嶋の考えがさっぱりわからないのだけど、まあ、井上脚本だから伏線じゃなく単なる狂言回しである可能性の方が高いだろうなぁ。
 あと、ダークキバは結構かっこいい。


2008年10月28日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 今日の5の2#4

  今日の5の2 #4「ミズカケ/キセカエ/ウエシタ/ダマシウチ」。今は秋だけど番組内は夏。夏真っ盛り。ということで当然プール話。洗眼器で目が開けられない、って、反射的に閉じても指でこじあけて使ったものだけど、目を開けるのってそんなに怖いものだっけ? それとも「ほら、痛くしないから開けてごらん?」ってフェティッシュなアレか?
 一応チカがヒロインっぽく恋愛感情にうといリョータに一人相撲してたりするのがオチだけど、狂言回しとしてはユウキだったような。まあ、お約束とはいえどうしてこう間が悪い時に出くわすのか。でも、ウエシタのはリョータが悪い。
 あと、今回からEDが変更。ZONEのカバーで行くのか?

[その他] これはいろいろダメだろう

 世間様では円が高騰し続けたり株価が大暴落して洒落にならないことになってますが、ま、それはさておき。
  日本政府に対し「二次元キャラとの結婚を法的に認めて下さい」という署名活動実施中GIGAZINE )。いやもうこれはいろいろダメだろう。というか、目的が一緒の同志がいたとしても「××は俺の嫁だ!」「てめえ人の嫁になに言ってやがる!」と内輪もめになるだけの気がするのだけど。ま、それ以前の問題なんですけどね。

    麻生首相、カップめんは「400円?」サンスポ )。相変わらず何が問題なのかようわからん。カップめんの値段を知ってようが知ってまいがちゃんと仕事をしてくれれば文句ありません。カップめんの値段なんかを国会で聞いてる政党さん。ちゃんと仕事してください。
 まあ、 「選挙戦をやった後、国民の強い支援・支持を得た内閣が、思い切った政策を国民のために実行する。このことのほうがよほど政治の空白を避ける」と堂々と「どんな政策でも自民の足を引っ張りまくって解散に追い込むぞ」宣言をしたり、「政府の対応では駄目だということであれば、民主党政権のキャンペーンを大々的にするべきときだと記者にも求め」て法律にも書かれている報道の不党不偏を破るように示唆したりする のだからなぁ。だからちゃんと仕事してくださいって。

[その他] あ、気がつかなかった。

  天体戦士サンレッド のOP「溝ノ口太陽族」を歌ってるmanzoって、「日本ブレイク工業」「霊峰マウンテン」の萬Zか。今まで気づかなかった。


2008年10月29日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 営業経験はもちろんないんですが

 最近何気に毎週連載を楽しみにしてるのが IT media奇跡の無名人たち 。営業コンサルタントの吉見範一氏から著者が聞いた実話を元に脚色した、読み物仕立ての営業ハウツーもの。マイライン拡大のとある営業所の所長として招かれたフリーの営業の主人公が、事前に聞いた話とは全く違う営業の素人集団を率いて営業日本一の営業所にするまでの話、らしい。
 読み物とはいえ登場人物には実在のモデルがいる実話ベースなので、基本的には「本当にあったこと」らしい。あちこちでお話ゆえの脚色があることは解説で説明されているが、吉見氏のチェックを受けているので、大筋では間違いはないのだろう。
 「どんな手段を使っても成績を上げろ」「お客さんに嘘をついてはいけない」と、一見相反した言葉が同時に書かれるが、営業経験のある友人から聞いた話を思い出すと、結構納得が行く。相手の警戒心を解き、話を聞く体制にするのにどんな手段でも有効なら使ってもかまわない、しかし、嘘というのはまず必ずばれるので嘘はついてはいけない(有効な手段ではない)、というのが友人の言っていたこと。さらに、「商品が必要ない相手に売り込もうとするな」というのもその友人の言葉。必要性を自覚してる人は自分で導入する。必要性がない相手に押しつけるのは損失感や遺恨を残すだけになる、必要性はあるが必要性に気づいてない相手に、それを気づいてもらうのが一番良い、とのことらしい。
 それをどのようにもっていくのかにテクニックが必要で、そのテクニックや考え方が一部だろうが説明されている、と見るとすんなり読める。さらに、営業に根性論はあまり役に立たないが、営業する側のモチベーションは大事だということも解説で説明されてる。それが第一部のクライマックスの「震えるひざを押さえつけ」につながるのだけど、このへんは純粋に読み物としてちょっと感動してしまった。
 営業とは関係ない場合も、対人関係、普通の交渉術として有効と思われる部分も多々あり、そういう意味でも興味深く読める。

 先週末の録画の消化中。レスキューフォース、斉藤千和がリングアナウンスでノリノリ……なんだかケメコ先生と見間違えたよ。イメージキャラクターであるボクサーの内藤選手が特別出演しての回だったけど、イジメカコワルイ、という内容。そういえば内藤選手って、昔はいじめられっ子なんだっけ? と思うと、本人もいろいろ思うところがあったんだろうなぁ、と。

  角川アニメの歴史をたどるDVD-BOXシリーズが超低価格で登場GIGAZINE )。え〜……こう言うのはなんですが、わりと微妙なラインナップが多いような……いや、確かに安いは安いので、期間限定でもいいからこういうことは今後もやってほしいですが。


2008年10月31日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] ちょっとへこみ気味。

 いろいろあってへこみ気味。何かがあったというより、気分の波の問題ですな。主に。
  /.J 経由で 九十九電機民事再生法適用申請帝国データバンク の大型倒産情報)。うわー。大須の五号店がこないだつぶれたと思ったら、そういうことですか。民事再生法申請なので店舗営業はすぐには影響はないですが、資金支援やら買収やらがなければこのまま店舗経営もどうにもならんわけで。この急激な不景気の中、無事見つかるといいのだけどなぁ。いや、あまり九十九では買い物してなかった自分が言えることではないですが。ポイントもさすがに消失してたはず。しかしこの余波はでかいだろうなぁ……

  「単に(定額給付金として)2兆円をばらまくような、選挙前の場当たり的な思い付きのようなことをやっても、決して日本経済そのものの立て直しにはならない」時事 )。え〜……自己批判でしょうか? 外貨準備金を切り崩したあげくにそのばらまきをやると公言してた方がそのようなことを言われましても、さすがにどうかと。むしろ納税額関係なしに一律一万二千円、子供と老人で+1万という方がちょっとなんだかなぁ。否応なくさせられる借金なのだから、もうちょっと公平感を演出して欲しい。

[アニメ] のらみみ2#5ととらドラ#5

  のらみみ2 #5「恐怖のおばけモンスター/灼熱エイリアン」。梅雨のハローキッズ59号店で怪談話にふけるのらみみたち。ナオミが雨の日に出るモンスターになってしまったキャラの話をしたところで、トマゴメがお客さんだと呼びに来る。いるのはキャラのはずだったのだが、何故か子供しかいない。その子供が話すには、自分の家にいたキャラが突然蒸発したのだが、普段から素行が怪しい上に訪れてくるそのキャラの自称友達も何か怪しいのだという。だが、半田たちが調べてもそのキャラのファイルは見つからなかった。
 暑い夏の日、冷房の効いたハローキッズにこもってだらだらと過ごしていたのらみみだが、なんだか変な子供と宇宙人のようなキャラが外からのらみみをうかがっていて、それが気になったのらみみは外に出たくもないのに出てしまうことに……

 最初は怪談話。モンスターの格好をしていたらその衣装が脱げなくなってしまったキャラの話をしていたら、いかにも怪しいキャラの相談が……検索しても見つからないそのキャラの正体は、チビキャラと醜いキャラが二人羽織で一キャラのふりをしていたもの。例外的にダブルキャラで居候することで解決するが、最後に出てきたのが……まあ、ホラーのお約束。
 灼熱エイリアンは、なりきりキャラにつきまとわれたのらみみの災難。思い込みの激しいキャラに振り回されるのらみみだけど、キャラはキャラで子供のために一生懸命で、ミュージックビデオとしては灼熱の雰囲気と共に、とても良い出来でした。
 あと、灼熱エイリアンのエピソードでおそらく最終話付近の展開につながる伏線がちらっと……浮かれてる場合じゃないよ、半田っち。
 次回は人魚のシンシアが登場。やっぱこのエピソードは来るのか。


  とらドラ #5「かわしまあみ」。連休最後の日、みのり目当てでバイト先のファミレスに大河と一緒にやってきた竜児。だがみのりはおらず、くさっていたところにやってきたのは北村と謎の美少女。彼女は女優の娘で雑誌モデルもしている川嶋亜美。大河は北村とやたらなれなれしい亜美に反発を感じるが、竜児は男受けする亜美の態度にデレデレ。が、亜美の正体は外面はいいものの超腹黒なわがまま女。竜児と北島が席を外している間に大河相手に本性を見せているのを盗み見た竜児はショックを受ける。
 大河と亜美が険悪になったのを北村が無理矢理納める形でその日は終わったが、翌日、連休明けの学校で亜美が転校生としてやってくる。本性を隠した態度でクラスの男女の心をあっという間につかむ亜美だったが、北村はむしろ本性を見た竜児に何か含むところがあるよう。そんなとき、再び大河と亜美との間でいざこざが起きてしまう。

 五人目のレギュラーが登場。嘘くさいくらいに性格が良くて、でも抜けてて、という亜美に竜児はたやすくたぶらかされるが、もちろん嘘。(笑) 単にそうやって他人にいい顔をしてるものの、亜美の本来の性格は自己中で他人が自分の思うように振り回されるのを見て楽しむ腹黒。でも、北村と親しげなのを見てとげとげしかったのもあるにしても、嘘くさいその態度を見破った大河には二人きりになったとたんにたちまち本性を見せる。でも、この亜美もどうも単に性格悪の腹黒ではなく、他人の顔色を伺ってそうなってるきらいがあり、北村はわがままな亜美の本性を受け止め、取り繕った態度を竜児たちになんとかしてもらいたいよう。
 亜美がかけてきた北村がらみのちょっかいに本気で反応してしまった大河は、深夜にいかにもわけありそうにスナック菓子を買い込んで帰る亜美の姿になんかいろいろ察したらしいけど……表面的態度は違えど、似たもの同士ってことなのかなぁ。あと「自分で自分のことを天然と言う女なんて」ってのは、まあ確かに間違いなく疑わしい。w