不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2024年05月 来月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
HNS logo

2012年11月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 銀河へキックオフ!!#27とかその他

  銀河へキックオフ!! #27。8人制サッカー大会に向けて元青山ヘブンリーの青砥ゴンザレス(金髪ショタ)と杉山多義(長身褐色誘い受け系)が加わり、西園寺麗華の別荘でチーム合宿に入った桃山プレデーター。OPやED(EDはシルエットだけ)で露出してたように麗華は体調不良とシェイプアップの結果変身(何故か虎太だけが初見でわかる)。普通、あんだけ急激に痩せると確実に皮が余ると思うんですが……まあ、マンガだもんね!(便利な言葉。類似:マンガと魔法はなんでもあり!)
 ライバル意識丸出しだったリ虎太と青砥の関係も改善し、チームプレイと個々の基礎力アップを行う中、えりかは翔や麗華のレベルアップを目の当たりにし、以前から感じていた自分の力の限界に直面していく。女子は男子に先行して成長期があるからなぁ。焦って自分一人でなんとかしようとするえりかだが行き詰まり、その彼女の様子を見て違和感を感じた多義が逆に成長期でスランプを迎えた経験からアドバイスをする。どっちも自分一人で抱え込むタイプだからなぁ。
 結局、自分の失敗を翔たちにフォローされる形で仲間を頼ることを知ったえりかは、多義のアドバイスどおり青砥に意見を求め、新しい自分のスタイルのヒントを得る。
 次回はいよいよ初試合だけども……変身したはずの麗華がどうも不調になってしまうらしい。見た目が変わったからって度胸までつくわけじゃないからなぁ……

 その他、ガールズ&パンツァー。航空軍事ヲタ向け+美少女というのは「ストライク・ウィッチーズ」だったけど、今度は陸戦。いきなり女子のたしなみとして「戦車道」なるものがある設定で「はぁ?」となったけど、陸戦はなかなかアニメ映えがしない中で、戦争ではなく「部活」という形で取り込んだのはなかなか面白いし、上手いこと行ってる。まあ、よく考えたら麻雀ですら部活スポ根ものになってるものなぁ……キャラが多いのも各戦車に割り振ることでおおざっぱなキャラ付けでくくってるし、主人公チームが基本弱小戦車が多いのも、各戦車の特徴をうまく戦略に盛り込む形になりそう。どう考えても三突を活かす方向でいかないといけないですがw それにしても三突の車高の低さを幟で台無しにしてた歴女チームテラアホスwwwww
 OPを見ると主人公のみほの姉がラスボス? で、さらにまだ本編に出てこないチーム(アリクイ?)もいるよう。コミカライズもメディアファクトリー系二誌(アライブとフラッパー)で展開してるけど、最近よくある「作画が違うだけ」ではなく、アライブの方は過去の話で、フラッパーの方はメインキャラが変わって違う視点から、という形なのは好印象。流行りものだからってとりあえずコミカライズ掲載しました、みたいなのは、やはりちょっと……

 その他も視聴してますが、「となりの怪物くん」が、少女漫画板「僕は友達が少ない」だと気づいたり。いや、一人普通に友達がいるのはいるけど。


2011年11月07日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 環境構築

 なんだか新しい職場のPC周りがめちゃくちゃだったので、それをちゃんとするのが最初の仕事みたいな感じに。
 しかし困ったことに、最低限のOA能力がある程度でまともにパスワードも覚えられないレベルなので、それをどうするかで四苦八苦。正直、やっちゃいけないパスワードのオンパレードでした。
 もう仕方ないんでパスワードはこちらが一括管理。PCには物理的キーをほどこすことにしました。こうでもしないと適応できないでしょう。
 さらに、個別PCに入ってた重要データを共有できるように環境構築。高度なセキュリティ構築は難しいけど、最低限のセキュリティは確保してると思います。とりあえず、漏れようにも当人がパスワードを知らない状態なので。まあ、これを定期的に変えればなんとかなるでしょう。
 お金があれば指紋認証とか、ワンタイムパスワードとかもできるんでしょうが、まずはお金をあまりかけない方向で。

[特撮] ゴーカイジャー#36

  ゴーカイジャー #36「最強の決戦機」。ワルズ・ギルの指揮する第2次地球侵攻が進まないことに、ワルズ・ギルの父であるザンギャック工程がテコ入れのために最強侵略兵器、グレート・ワルズと近衛隊を派遣する。父親と比べられ続け、周囲からも常に出来の悪い息子と思われてることに不満を抱いており、自らグレート・ワルズで最終制圧に乗り込もうとする。
 一方、なんだかんだ言って地球をザンギャックから守るマーヴェラスに、鎧が「なんだかんだ言って地球を守ってくれてる」と言うのだが、マーベラスは渋い顔をするばかり。実は、マーベラスは自分を守るためにアカレッドが犠牲になったことから、簡単に「守る」ということを言えなくなっていた。
 そんな中、満を持して襲い来るワルズ・ギル。自らグレート・ワルズを操り、ゴーカイジャーたちをけちらしてしまう。
 グレート・ワルズの圧倒的戦闘力の前に、マーベラスは最後の決断を下す……

 マッハルコンから、「ゴーカイジャーの大いなる力は?」と聞かれ、それに答えられないゴーカイジャーたち。そして、父へのコンプレックスから地球侵略を急ぐワルズ・ギル。まあ、ワルズ・ギルは普通にアホだからねえ。
 で、息子に実績を持たせたいというザンギャック皇帝が最終決戦兵器を送り込み、ワルズ・ギルが功を焦り自ら攻め入るという状況。とはいえ、ザンギャック帝国の最終決戦機であるグレート・ワルズは強く、負けを感じたマーベラスは、全員の退船命令を決断する。それは、かつて自分を守って散った赤の海賊団の船長、アカレッドへの償いの意もあってのことなのだけど……
 いろいろ自縄自縛なマーベラスが地球へのツンからデレへ転じる話なんですかね。
 そして、マッハルコン連動でゴーオンゴーカイオーだけでなく、カンゼンゴーカイオーになるイベント話っぽい。でも、なんで「カンゼン」なんだろう? そういうからには、全部の戦隊の力が絡む合体になるんだろうか?


2009年11月07日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 名前はどうでもいいんだが

  政府、「雇用創造チーム」設置 介護や農林など推進産経 )。民主党って「××チーム」とかみたいな名前付けるの好きだよなぁ。普通にPTでいいじゃん、と思うのだけど、まあそれはどうでもいい話で、「介護や農林で雇用創世」って、「え?」と思わざるを得ない。
 いやどちらも人手が必要な分野なのはそうなのだけど、なんで人手が集まらないかと言うと、肉体的にも精神的にもハードな技能職の上、給料がとてつもなく安いから。介護は管理職になればまだマシになるらしいけど、みんながみんな管理職になれるわけがない。そうすると末端の人間はなかなかあつまらない、入ってもすぐやめていく、技能が高くならない、という悪循環。じゃ、給料を上げればいいじゃん、と簡単には行かず、補助を出すとなると、じゃあその補助分のお金はどこから出るの、ということになる。つまり、「介護、林業をメインに雇用創成」ってのは、素人目から見ても明らかな穴だらけの政策ってことになる。
 で、経済全体の底上げをして増えた税収で補助を出す、ということならまだわからないでもない。けど、昨日みたいな鳩山氏の他人事のような言葉や、 自殺者増えるおそれ…内閣府緊急チーム初会合読売 )だなんて「え? そんなのわかりきってるのにまだ対応に動いてなかったの?」という行動には呆れるばかりで、とてもそこまで考えてるとは思えない。
 一体何考えてるんだ、ホント。


2008年11月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 地獄少女 三鼎#5とまかでみ#5

  地獄少女三鼎 #5「うつせみ」。賽の河原中学教諭の美和は生徒受けも良く人気がある。ある日実験器具を割ってしまった女生徒を気遣うが、それが何故か生徒を責めたということになって彼女の祖母が学校に押しかけてくる。ビラ蒔きまでして弾劾運動を行う老女は、東京の学校でも同じように問題を起こしていたという。学校は事なかれでやりすごそうとするのに対し、美和はあくまでなんとか話し合いで解決しようとする。だが、聞く耳を持ってもらえない理由は意外なところに……

 三鼎になってから逆恨みや子供故の思い込みでのエピソードが多く、方向性変わったかなぁと思ったのだけど、今回はひさびさにらしいエピソード。モンスターペアレントな祖母に悩まされる女教師がどうにか誤解を解こうとするが、何故か話はどんどんこじれていくばかり。教師が尊敬されず耐えなければいけない職業になってしまったことをそのような形で思い知る彼女だが、実は祖母がモンスターペアレント化した理由は孫である女生徒。美和には素直な態度でいながら、祖母の前では同情を引くために話をでっちあげていた。孫を溺愛する祖母はそれを真に受けてエキセントリックな行動に出てしまっていただけ。
 かばおうとしていた生徒に「先生だから、当然でしょ?」と言われてしまい、地獄少女と契約してしまう。今回は仕置きシーンはなし。でも、今回は最近の割り切れなさとはちょっと違ったので、ちょっと安心。


  まかでみ #5「なんか復活しちゃったんですけど」。くだらないくだらないと思いつつ、なんだかんだで実はクセになってるのか、自分? 毎回ひどい話(ほめ言葉でない)だけど、今回はさらにひどかった……ひどいけどクサヤの干物がクセになるようなもので、ついつい見てしまうのが……
 それにしても、ほんとくだらない話を毎回よくこれだけのクォリティでやるなぁ。なんだか自分でもほめてないのかほめてるのかわけわかんなくなってきた。


2007年11月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#6

  もっけ #6「ケサランパサラン」。お爺ちゃんに来たお客が持ってきたもの。白い綿毛のようなそれは「ケサランパサラン」と呼ばれる、幸運を呼ぶ物の怪だった。お爺ちゃんからケサランパサランを貰った瑞生は、早速翌日からの幸運続きに気を良くする。が、そんなとき、霊や妖怪といった話を嫌う静流と瑞生の母がやってくる。

 ケサランパサランとは懐かしい。一応、江戸時代の文献にも名が出てくるらしいが、むしろ1970年代のブームの方が記憶に残ってるか。そのほとんどは、肉食動物に補食されて未消化のまま排泄された小動物の毛玉らしいが。
 めずらしく良いものを貰った瑞生は例の如く調子に乗るけど、頭に乗る前に怪しい話を嫌う母親の剣幕にたじろいでしまう。娘たちのことを本気で心配はしてるのだが、静流や瑞生と違ってまったく霊感のない母親にとっては二人の言うことは理解できず、お爺ちゃんの言うことも迷信や世迷い言としか思えない。
 ケサランパサランは幸運を呼ぶはずなのに、何故? という気持ちのまま眠った瑞生は、翌朝目が覚める前に両親が発ってしまったことを知る。が、その直後、来週も来るという連絡が……ケサランパサランのくれたこの幸運に、あまりたくさんの幸運は要らないことを悟った瑞生は、お爺ちゃんの言葉に従って自分にとって役目を終えたケサランパサランを風に乗せて放つ。
 実際、幸運ってのはガツガツ求めるものじゃないだろうし、多すぎても幸運に鈍感になるのかもなぁ、と思ったり。


  ナイトウィザード #6「ナイトメア〜エリス、目覚めず〜」。勇者王ゲストで登場。てか、定刻王だったりなんだったりいろいろ大変だなぁ。でも、やたらと語尾に「ドリーム」と付けたがる変態なのは変わらないですが。
 アンゼロットとナイトメアの会話が滅茶苦茶わざとらしいなぁ。
 あと、今回の敵役、最期が哀れすぎる……

[アニメ] やっとかめ探偵団#5

  やっとかめ探偵団 #5「鬼のすみか」。なんだか見てると心洗われますわ。子供向けアニメで、しかも初っぱなから猟銃自殺したり老父が鬼の形相で娘を絞め殺す場面が出てくるのに心洗われるのも間違ってる気もするけど。
 でも、懐かしの火サス土ワイのノリで、あそこまでわざとらしくはないから安心して見られるのは事実。まつ緒も超推理力で事件を解決するのではなく、集めた情報(主に状況証拠)から事件の真相を推測して関係者に教えたり、また真犯人を説得するという形なのも、あんまり無理がない。


2006年11月07日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ライオン丸G#6

  ライオン丸G #6。タイガージョーに敗れ、せっかく出しかけたやる気をくじかれてしまう獅子丸。おまけにぎっくり腰でホストクラブを休むことに……一方、ジョーに惚れたカオリはアプローチをかけるが、ひたすら強さを求め人間味のかけらもないその姿に、流石に退き始める。そんな時豪山は獅子丸の覚醒を促すため、手先に獅子丸を襲わせるが、たまたま一緒に居た、獅子丸に唯一親身になるホストクラブの店長が犠牲になってしまう……

 獅子丸に唯一親身になり、世話を焼く店長。天涯孤独の獅子丸の身の上を自分に重ね合わせたからだが、その店長を身を挺してかばおうとする獅子丸。それでも決してキンサチの刀は抜こうとしない。結果、店長が敵の手にかかり重傷を負ってしまう。その獅子丸の前に立って挑発をするジョーだが、獅子丸は戦おうとせず、店長を背負って病院へと走る。力におぼれるジョーと、決して力を振るおうとしない獅子丸。なんとなく、テーマが見えてきたかも。今回、獅子丸は終始戦いを避けようとしてるけど、今までの単なるヘタレとはちょっと違った感じですな。
 今回は豪山の手下の忍者部隊シャドウが敵だけど、ワイヤーワークバリバリでかなり派手。香港アクション映画ばりでしたわ。

[アニメ] おとボク#6とエンジェる〜ん#6

  おとボク #6「真夜中の教会」。前回登場の、22年前の幽霊一子。彼女が文字通り死ぬほど慕っていたお姉さまというのは、予想通り瑞穂の母親。そのことを学院史で知り、母親の代わりに一子の夢を叶えようとする瑞穂。夢が叶い、一子は天へと去っていく……って成仏しないのかよ!(笑) と、お約束だけど突っ込んでおこう。
 しかし、案外とあっさり瑞穂の母親がらみの話が終わってしまったな……終盤にバタバタやるよりはいいけど。まあ、一子もいい子なのはわかるけど、あの姦しさはなかなかかなわんな……


  エンジェる〜ん #6「誕生!新人アイドる〜ん」。え〜、本編云々より、予告の「あれ? ちとせさんは?」がこれまでで一番笑えたのは、ちと問題があるかと……
 それにしても次回は本家エンジェル隊が登場か……大丈夫なんかなぁ。いろいろと。(井上敏樹脚本なら笑えるのだが)


2005年11月07日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 金なら払わん?

  NHKの在り方を議論するシンポジウム「なぜ受信料を払うのか」が6日開催サンスポ )。まあ、見てるんだったら金払えって話だと思うんですが。NHKでもどーでもいい番組は多い中、それでもまっとうなものも少数ながらあるし、なにより過去の膨大なライブラリは民放とは比較にならない。NHK-BSになるけど、まっとうな映画をたくさん流してもいるしね。昨今の「受信料支払い拒否」って、抗議とかじゃなくって単にケチってるだけのせせこましい根性じゃないかと思えるわけで。

  英テムズ川もコカイン汚染=膨大な乱用を物語る―日曜紙OCNニュース )。イギリスの日曜紙の記事ってことでどうなんかなぁ、とも思えるけども、マジなら怖い。まあ、ホームズもヤク中だったしなぁ。そんなに出回ってるって、取締りがほとんど機能してないとしか。

  架線たるみ、山手線など最大5時間ストップ 午後再開朝日 )。こら大変な事が起こっていたようで(他人事)。架線を引っ張るおもりが落ちて架線がたるんだことが原因らしいが、今日落ちたんだろうか? しかし、案外とこうも簡単にストップできると、愉快犯やらなんやらが出てきそうな気も。

  NHK大津放送局記者が連続放火大阪日刊スポーツ )。NHKも踏んだりけったりのようで。報道のための自作自演ではなく、純粋に「イライラしてやった」らしいけど、24歳ってから相当若いよなぁ。
P.S.どうも犯人、ホームページを持っていてそこで相当痛い発言をしていたらしい。まーいろいろ大変だ。

 フジモリ元ペルー大統領が密かに日本を離れてチリ入り。で、現地警察に逮捕されたらしい。なんなんだか。

[マンガ] 最近買ったもの

 ・ コミックフラッパー12月号
 ・ コミックバーズ12月号
 ・ みなみけ(2)/桜場コハル

 フラッパーは今月号から「神様家族」がコミック化。もっとも原作は一巻を買っただけでそれもまだ読んでないんですが。(埋もれた) 作画は「 たぱり 」という方で、聞きなれないなぁと思ったら、韓国の方らしい。原作挿絵とは若干違う絵柄だけど、実力的にはかなり安定してる模様。他にも時々韓国作家の読みきりとかが載ってるんで、MFが積極的に発掘しようとしてるのかな? そっちは……なのが多いですが、まあこちらは原作付きだし日本語もおできになられるようだし、多分大丈夫でしょう。他にも先月号から「陰からマモル!」も連載してるらしい。これも原作未読。他には天真楼亮一氏の読み切り「邦立グリパニア学園 金で買えざるもの」が掲載。SF大会のディーラーズルームで御本を買わせていただいたけど、絵柄的にはまだこなれてないながらも最近では珍しいくらいSFっぽい話を描く人なので頑張って欲しい。
 バーズは、入れてる書店がどんどん減っちゃったなぁ。幻冬社の本自体ちゃんとそろってるところも多くはないのだけど。
 「みなみけ(2)」は通常版。いくらお布施と言ったってあんなボッタくりに金は流石に出せません。マンガのファンであってグッズのファンではないので。お金もないし。

 ちと寒気がする。熱はないと思うのだが。
P.S.微熱だけどあった。


2004年11月07日() 旧暦 [n年日記]

[その他][特撮] 録画ミス

 っつーか、時間変更確認ミス。いえ、 NHK歌壇 なんですけどね。木曜早朝の再放送を録画するか……
  学園アリス の方は無事録画。アップテンポというわけでもなく、ハイセンスというわけでもなく、キャラ同士の妙な間を楽しむのが吉か。
  デカレンジャー は、意識したわけじゃないけど先日触れた「スピード」のパロディ。(前後状況の説明はすっ飛ばすが)時速20km以下になると爆発するよう細工された自転車に、バンと保護を求めてきた子豚のような宇宙人が乗せられる。このシチュエーションだけを取るとただの「スピード」のパロディなのだけど、「ねじれ」理論で考えると、ちょっと変わってくる。
 まず、その子豚の宇宙人ヤーコにはどんな鍵も自在に開けられる特殊能力があって、それを孤児である彼女を育ててくれた宇宙人ジャンギャバに利用されている。これ以上悪事に加担するのが嫌でデカベースに保護を求めてくるけども、ジャンギャバを憎んでいるわけではなく、却って慕っており、むしろデカレンジャーたちを簡単に信用しようとしない。つまり、ヤーコは悪事をやめたがっているが同時に悪事をさせてる育ての親は彼女がこの世で唯一信用する相手という矛盾。これが最初に提示されるねじれ。
 ヤーコは彼女の管理するジャンギャバの隠し金庫のパスワードを保護の代償として提示するが、デカレンジャーを信用せず、金庫まで付いてこようとする。その際、ヤーコが極端に車酔いに弱いので自転車を調達するのだけど、それがジャンギャバによって細工された自転車。爆弾を解除して欲しければ彼も知らないパスワードを教えろと迫る。ジャンギャバが自分を危険に陥れると信じられないヤーコはパスワードを教えるが、約束はやぶられ、さらにヤーコの両親を殺したのは実はジャンギャバだと告白される。この時点でヤーコは信用していた唯一のものに裏切られる。(バンは変身すれば自分だけは助かるのに、そうせずに必死なのだが) これもねじれだが、別のねじれではなく最初のねじれが変化したもの。
 最終的にバンの献身的な必死さに人を信用することを知ったヤーコは幼生態から成長態に変化(この辺はご都合主義とかいろいろあるけど、置いておく)、バンと一緒に爆発から脱出。ねじれの発生原因だったジャンギャバをジャッジメント→許可→デリートで、めでたしめでたし。これでねじれは(この番組内では)解消される。
 「スピード」と異なり、最初にヤーコの「ジャンギャバを信用しているが、悪事を手伝うのも嫌」というねじれがあり、危機的状況はこのねじれを変質させるためのシチュエーションとして置かれている。だから、爆発から助かってそれでめでたしめでたし、にはならないところがミソ。
 「ねじれ」に注目しドラマとしての構造を見ると、実は元ネタの「スピード」よりドラマとしては上だという結果で、無論、それだからどっちがより面白いかってことではないが、物語構造解析としてはディティールや構造主義とかとはちょっと別の見方が出来、こりゃちょっと面白い。
 他に細かいところでは隠し金庫のパスワードが「現金(げんなま)に体を張れ!」で、悪役宇宙人の名前はおそらくジャン・ギャバンのもじり(金庫破りだから「地下室のメロディ」なのかな?)。演出的にはジャッジメントの際、やはり犯罪者宇宙人に両親を殺された境遇のテツに「ヤーコの両親を殺し……」と言わせたところは多分スタッフも確信的。それで終わりにせず、最後に怪重機を乗り捨てたジャンギャバとバンの一騎打ち(ヤーコも手伝い、ジャンギャバとの決別を明確にする)で締めるところは、スタッフはどうするのが一番カタルシスが得られるのか、非常に良くわかってるとしか言えない。
 こんなことをずっと考えていたのはちょっと理由があるのだけど、いずれ機会があれば。

[必殺] あんたこの勝負をどう思う

 必殺仕業人第十四話 DVD上巻
 将棋狂いの職人竹次郎は念願叶い、将棋名人・荻田道安に挑むことになる。千両がかかったこの勝負に勝てば、将棋で身を立てることができる。竹次郎の妻おかなは夫に日の目を見させようと夫に無断で道安と会い、身体を許す代わりに夫に勝ちを譲ってくれと頼む。
 この一世一代の大勝負を制したのは竹次郎だった。しかし道安はおかなとの密約を明かし、おかなを呼び出しご贔屓衆に抱かせた上、勝負の向こうを言い立てる。
 男の真剣勝負を汚されたと感じた竹次郎は、おかなをなじった挙句、離縁を叩きつける。自分よりも勝負にのめり込む竹次郎に絶望し、おかなは大川に身を投げて自害する。それを聞いてこれは仕事になる、と竹次郎の身辺を探り始める捨三だが、竹次郎は女房の死を悼むどころか道安に再勝負を挑む。
 しかしそれはただの勝負ではなかった。負けた方が命を捨てる、文字通り命がけの勝負だった。だが無残にも結果は竹次郎の負け。竹次郎はその場で殺され、竹次郎の老母がやいとや又右衛門に竹次郎とおかなの恨みを晴らしてくれと頼む。

 あれ? これちょっとだけ見覚えがあるような。実は仕業人、見たことがあった?
 賭け将棋にからめた話は必殺では何本かあるけども、勝負の非情さ、というか、ここまで勝負が価値観の中心になってしまった棋士が出るのは仕業人くらい。竹次郎はおかなの不貞より、勝負を汚されたことをなじり、そしてその死にも動じることなく(と見える)道安に命をかけた再勝負を挑む。しかし、なぜここでお互いの命を賭けろ、と言い出したのか。もう「あれは八百長だった」という言い訳ができないようになのか、それとも、彼なりのおかなの敵討ちのつもりだったのか……
 その勝負への姿勢に理解を示すのは剣之介。将来がかかっていようと命がかかっていようとそれは双方納得ずくのこと。その真剣の勝負に横から水を注すような真似をしたおかなこそが、彼にとっては「不純」であり、そのうえで死のうが「死に損」と切って捨てる。命がけで女を愛し、侍の身分を捨て、人を殺した彼にとって命がけは当たり前のことなのかもしれない。しかしお歌は違う。幸せを追う女の気持ちもわかる。
 そういう姿勢もあって剣之介は依頼に消極的だったが、道安が卑劣にも「落とし」というイカサマで竹次郎をはめたことを知り、仕置を承諾する。勝負を汚した相手ならば遠慮する必要はない、ということ。この、自分の規範を最も重要視しようと言う姿勢は、剣之介の捨てたはずの武士道そのものなのだが……
 しかし、いかに勝負にのめりこんでる最中とは言え、あんな簡単なイカサマに楽にはまってしまうものなのかな? 動揺したところを疑問を持つ前に殺してしまったのかもしれないが。
 今回はその他のメンバーは控えめかな? 主水はのめり込みはじめたばかりのヘボ将棋で首を突っ込んで、最後は出戻りの銀次に一本取られ、やいとやは他の長屋連中が一様に竹次郎の肩を持つ一方で、竹次郎の母親の治療をしていてその窮状を知ってるので「あれじゃここ一番の勝負には勝てねえ」と、道安の勝ちに賭けたりとあくまで冷静。そこらへんも仕業人か。

[その他] それは、あくまでプライベート

  町山さんのはてなダイアリー 見たら、大分色々と香ばしいことになっているようで。 ARTIFACTさん などははてなスタッフ側の対応に疑問を呈しているけど、個人的には、知らされなかったら知らん振りもできただろうけど、知らされたら、そりゃ知らん振りはできないわなぁ、というのが感想。
 「公序良俗」の範囲は明確な規定は難しいけども、死体の画像は、そりゃ普通にグロ画像として認識されるでしょう。また、晒される遺族の気持ちはどうなるの、と思う(そりゃ、遺族が反戦活動のため敢えて晒してくれ、って言う可能性もないではないけど)。
 他には、イラク戦争の酷さを訴えるために画像を貼り付けたって言うけど、それじゃあ逆の立場の人がフセイン政権下の犠牲者の死体画像と称して貼り付けることもできるし、それとは全く関係なく、交通事故、銃殺事件、中央アフリカなど紛争地域の残酷画像を問題意識と共に貼り付けてもいいですか、ということになる。別に、自分のところでサーバー立ててやるなら自己責任でいいですが、他人にまでそういった問題意識を無理矢理に押し付けるやり方ってのはちょっと、と思う。問題意識ってのは、当たっていようと当たっていまいと、グローバルだろうがローカルだろうが、結局は個人のものに過ぎない。そこら辺を忘れて他人に押し付けようとすると、ちょっとなんだかなぁという感じになってしまう。
 映画「ゼイリブ」で、主人公がエイリアンを見分けるサングラスを相手に無理矢理かけさせようと中盤、延々殴り合いを繰り広げる。焦燥感としてはわかるけども、もしそのサングラスをかけて相手にエイリアンが見えなかったら? その「サングラスをかけさせる」という行為が、実はプロパガンダによる誘導的行為に過ぎなかったら? だから、(フィクションとしてはあれでいいけど)現実としてはサングラスを無理矢理かけさせる真似はすべきではない、あるいは、するにしてもずっと慎重にやるべきだと、私は思う。
 結局、問題意識なんてのは所詮どんなに規模が大きくてもつまるところはプライベートなものに過ぎず、それを他人に訴えるなら論理的にやるのがcool、というのが私の意見。
 P.S.町山さんのところのコメント欄で見覚えのあるアカウントの人が暴れてるけど、ちょっと苦笑。町山さんもわざわざ相手と同じ土俵に降りなくてもいいのに。


2002年11月07日(木) 旧暦 [n年日記]

「本日から貴様らは海兵隊である。兄弟の絆で結ばれる」

 かなり前の話題だけど、邦人被拉致者の一人、曽我ひとみさんの夫である米軍脱走兵のジェンキンス氏について、 「来日すれば最低限でも事情聴取する」と米国が強い姿勢を崩さなかった ことについて、軍隊らしいと感じると共に、どうして30年近くも昔のことにここまで厳しい対応を取るのか、と考えた。けど、戦争映画とか戦記とかの印象からは、ある意味、それは当然なのかも、とも思える。
 誰だって死にたくないのは当たり前で、でも軍隊というのは端的に言ってしまえば殺したり殺されたりの組織。じゃあ、なぜそんな組織が成立してるかと言えば、かつての中国軍は逃げれば味方から撃たれるので怖いけど仕方なく戦ったなんてことを聞くけども、まっとうな軍隊(なにをもってまっとうと言うかは難しいが)であれば、上意下達、命令系統が徹底されているとか、愛国心とか、そういうものの他に、兵士同士の連帯感というのは無視できない要素なのではないかな。
 いわゆる「同じ釜の飯を食った」まで言わなくとも、自分は生き延びたかもしれないが、玉突き的にその死が見も知らない誰かに回ったかもしれないとか、誰かが行かなければならないけども生還率が高くない任務の場合、断れば自分の代わりに誰かが行かされるかもしれないとか。いざ弾丸の飛び交う戦場になったらそこまで考えられるほど余裕があるかはわからないけど。
 戦記やルポにおいてしばしば「戦死者の回収」という状況がそれなりのの比重を占める。時には身の危険を冒しても回収に向かうことがある。数計算で考えれば「死んだ一人のためにまた一人、あるいは複数の人間が死ぬ危険をおかすのは理屈にあわない」ということになるだろう。でも、それはある意味では相互契約的なもの、自分が死んだら家族の元へ遺体だけは届けてくれる、少なくともその努力はしてくれるという信頼とセットになってるのではないかと考えれば理にかなう。あるいは単純にそんな言葉だけで表せない連帯感かもしれない。
 つまり、軍隊という組織にとって自発的に敵側に逃亡し、その後は米軍への脱走を呼びかけたというのは、軍隊の基本前提である「兵士同士は裏切らない」を脅かす行為であり、ただ単に「兵士が一人消えた」以上の意味があるのだろう。
 にしても、どうにかなるものなら、なって欲しいのだけど。
 北朝鮮関連でコンビニに 立川師匠の「大笑点」なるもの が並んでいた。この度の北朝鮮景気(?)にあやかってか、一巻の最初の方に北朝鮮がらみのネタが並んでいる。「ネタはきわどければきわどいほど面白い」の通り、思い切りネタにして笑い飛ばしている。各界著名人もネタを寄せている。やっぱりテレビ新聞ラジオでは流せないだろうなぁ、というネタ。故星新一氏も書いていたけど、「ギャグ」は元々口にはめる拷問器具のことで、それくらいされかねない域でいてこそ、ギャグなんだろうなぁ。いや、そこまで実際にやれってんでないけど、そこまでどころかむしろ媚を売っていながら辛口だのなんだので売る人がいるのが……
  チャンピオン はある意味大変気になる雑誌で、他の週刊少年誌と比べるとスタイルが決まっていない面白さがある。「無敵看板娘」はいつネタが尽きてくるかと見ているのだけど、今回ようやくお約束ネタのひとつの「性格反転」が出たくらいで、新キャラ続々投入でつなぐようなこともせず、本当にこれが無名の新人の仕事かと驚くことしきり。こんな人どこから見つけてきたんだろう。少年エースのあれとかこれとかの、書き分けも満足に出来ずに新キャラを次々出してるのと比べると……
 見ているアニメが土日に集中しているせいで、スケジュール立ては楽になったけども平日にお茶を濁すネタが少なくなったなぁ。まあいいか。
 まあ、季節の変わり目で体調が崩れたり精神状態が崩れたり。健康に気をつけましょう。


2001年11月07日(水) 旧暦 [n年日記]

安全は幾ら?

  whiteさんの日記 で知ったのだけど、 こんな阿呆な事 を言うコラムニストが存在してたんだねえ。もし意図的に毒を仕込んでお菓子を配っていたり、食べることで致命的に身体の不調を訴えるようなものを「安全」と標榜して配っていたのならそれは無料でも犯罪だ。しかし、例えば町内会で配ってたそばを、そばアレルギーの人間が勝手に取って喰った責任まで負わされるものだろうか。あるいは、食べる側はその危険性を指摘されているのに、「知りませんでした」で済むとでも? フリーウェアとは、作る人間は少しばかりの敬意と礼儀とフィードバックのみを対価として、自分の時間等のリソースを削って作るものなのだ。本来使う側はそういうものとして扱うものという事を心得てきた。習慣云々の問題ではない。人間にできること、限られた余暇、労力、そういったものを考えれば、当然の帰結に過ぎない。この論調では、結局のところ、フリーウェアが根絶ないしそれに近い状態に追い遣られることになるだろう。不相応な労力を強いられるからだ。つまりは、貴方は安全を要求するが、その対価として一体ナニを払うのか、と云う事だ。今時安全も無料などと時代錯誤なことを申すわけでもあるまい。人に安全を気を遣えと言うのであれば、まず自分が気を遣いなさい。本当に阿呆としか思えん。責める矛先を間違えてる。
 なんでもイスラム原理主義の一部過激派には、「ジハード百科事典」と云うテロのテキストが出回っているとか。どこまで本当かは知らないが、ふと「腹腹時計」とか云う物を思い出してしまう。別に読んだことはないですよ、聞いたことがあるだけ。ちと「はらはらどけい」って「腹腹時計」でいいのかなと思って検索してみると、 昭和51年の警察白書 に腹腹時計だの薔薇の詩だのの事が載ってる。まあ、ジハード百科事典に比べれば可愛いものではあるが、だからと言って無害というわけではないしなぁ。
 しかし、ビン・ラディン氏がアメリカに対し、非戦闘員を巻き込んだ攻撃行動を批難した発言をしたのには、何と言っていいやら。いや、結局どっちもどっちのメディア合戦にすぎないってのはわかってるんですけどね。アメリカはアメリカで、まるでこれが機会とばかりにクラスター爆弾やら燃料気化爆弾(実際にはアルミ粉末を用いたものらしいけど)やら、国際条約で禁止しようという動きのあるものをばしばし使ってるし。ちなみに、アメリカはこの二つの兵器の禁止条約への批准は何時もの如く拒否してます。
 更に昨日話題にした海外ドラマ「 騎馬警官 」の公式サイトがないかと検索したら、なぜか こんなもの が引っかかってしまった。いや、確かに純粋な好奇心としては、興味ないわけではないけど、っつーか、何故騎馬警官でこれが引っかかる?
 レイトショーで VERSUS 見てきたけど、感想はまた明日ってことで。