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2011年11月19日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] UN-GO#4とギルクラ#4

  UN-GO #4「素顔の家」。突然先代当主駒守に後継者として連れてこられた風守が死に、その犯人が家族内にいるとして新十郎が捜査に入った佐々家。しかし風守の正体はAIであり、家族の前では義体を使っていたにすぎなかった。ならば出てきた死体は誰なのか、誰が殺したのか、疑惑の目はAIである風守に向かうのだが……

 いろいろと「うわー」。つか、最終的な風守の義体が、狙いすぎ。
 けど、世界設定はわかりにくものの、ベースの謎解きの部分については ちゃんとした原作があるので安心して見てられる。
 しかし、「善をなしたがるのは人間の根源的欲求」というのは同意なんだけど、その「善」ってのが大抵は本人の主観のみなのが困るところなわけで……


  ギルティクラウン #4「浮動」。一度は理解し合えたかに思えた谷尋の密告により、テロ組織「葬儀社」の協力者として拘束されたシュウ。しかしGHQのセガイからガイへの疑念を吹きこまれ、取引を持ちかけられる……

 世界観の背景と、「葬儀社」の位置づけに迫ってる回という位置づけなのか。
 奇病の存在感が薄いなぁ、ってのはさておいて、GHQってネーミングがあからさまに戦後日本を意識してるような。同じ今期ノイタミナ枠の「UN-GO」も太平洋戦争後を強く意識した設定だし、「復興」は今年の一つの重要なキーワードとしても、敗戦後の日本に照らし合わせすぎなんじゃないかと思える。商業的なあれこれもあるので「するな」とまでは言えないけど、一種の都合の良い懐古主義にも思えるのだけど。


2010年11月19日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] イカ娘#7とか

  侵略!イカ娘 #7「狙われなイカ?/研究しなイカ?/働かなイカ?」。渚話と三馬鹿登場と偽イカ娘(鮎美)再登場。渚を脅すときのイカ娘のノリノリの手つきが、もうなんというかw 完全に好きな子にちょっかいを出す小学生男子だよなぁ。二本目はシンディーが所属する宇宙人研究機関の他のメンバー登場。超有能だけど超バカ。シンディーですらバカにするのだけど、それも仕方ないかなぁ。しかもMIT主席のくせにイカ娘と子どもの喧嘩してるし。最後は、ライバル店「海の家 南風」の偽イカ娘とイカ娘が期間限定で交換の話。栄子って高一なのにいろんなキャラにため口聞いてるけど、吾郎とか渚とか鮎美とか、何歳なんだろうな? 吾郎は「仕事」って言ってるくらいだし、一応大学生くらいなんだろうか?
 そして浄化ソングすらぶちこわすエンディングの最後のオチ。今回は普通かと思ったのに……
 この様子だと、最終回は夏祭り話と田辺梢のニコイチかな?

  アマガミSS 。理穂子編になってもう後半なのだけど、このヒロイン、暇があるとずっと何か食ってばっかりなんですが……ええんか、こんなんで?

  海月姫 #4「水族館で逢いましょう」。前回の「魔法をかけられて」ってのは、英語で言うと「bewitched」。つまり、「奥様は魔女」の原題かなぁ。「魔法 かけられて」(ENCHANTED)ってのもあるから、どっちかはわからんけど。今回のはわからないのだけど、検索すると「厨房で逢いましょう」ってのがある。
 本編は月海と蔵之介と修のちょっと変な三角関係。月海に対し素材としてしか興味がなかったはずの蔵之介が月海と修が抱き合ってるのに嫉妬したり、修が月海の正体がクラゲマニアのオタ女子だと気付かぬまま恋に落ちてしまったり、月海も水族館で母親との思い出を蘇らせ涙ぐんだのを修にハグされて後から混乱してしまったり。方向性と程度の差はあれ、こいつらいろいろダメだなw

[マンガ] 「ジオブリーダーズ」16巻と「TAKE THE B STUDIO 完全版」12/10発売

 共に少年画報社から。「TAKE THE B STUDIO 完全版」は未収録の作品二本を加えての発売だそうです。一本はエリアルだろうけど、もう一本はなんだろう? ザブングル?
 それと、SBR、ヴァレンタイン大統領を倒し、後はエピローグか、と思いきや、全部位が揃った「遺体」を何者かが奪い去る。「遺体」を知る者はことごとく斃れたはず。ジョニーはすべての決着を自分が着けるためにも、遺体を奪った者の乗る馬のヒヅメの後を追うのだが、そこにいたのは……
 いや、まさかのキャラに加え、まさかの攻撃。これはちょっと予想外すぎ。さすがにこの攻撃は次元の壁も突き抜ける「牙(タスク)Act4」でもどうにもならないような……
 あと、ポコロコとがヒカシカタ・ノリスケとか忘れ去られてなかったのねw これでノリスケまでスタンド使いだとびっくりだけど。
 バーバ・ヤガーは最終コースを目前にリタイヤ。命拾いしたなぁ。


2009年11月19日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ささめき#7とDTB流ジェミ#6

  ささめきこと #7「少年少女」。ある日純夏の下駄箱に入っていた「果たしじょー」。それは朱宮の妹が、彼女に恋する兄を想って(面白がって)デートを焚きつけるためのものだった。ダメな兄を心配する妹の姿に共感して一回だけデートすることを承諾するが、当日現れた朱宮は女装姿。しかも二人をくっつけようとする彼女の策謀が二人をいろいろ引っかき回すことに。

 ずっと朱宮兄妹のターン!
 っつーか、「純夏に気に入られたくて女装を」云々という正樹の言い分がどんどん怪しくなっていく。モデル仲間からも小動物扱いで男として見られてない、って、モデル仲間に男とばれてる? いや、まあ、隠し通す方が難しいだろうけど、面白がって黙ってるのかなぁ。
 そいでもって朱宮妹もいい加減テンション高い。ある意味ブラコンと言えなくもないだろうけど……なんか違う気がする。
 妹が雇った「キモイ三連星」はお約束だけど、「俺を踏み台にしてぇ!」はちょっと新しかった。いや、当たり前につかわれても困るネタだけど。
 そいでもってEDは何気に朱宮妹のデート必勝アイテムが……媚薬、効果あったんだ。へー。


  DTB流星の双子 #6「香りは甘く、心は苦く・・・」。バー「ノアの方舟」では、赤ん坊の時以来姿をくらませた母ミチルが突然姿を現したことに、ノリオが目を白黒させながらも彼女が対価として焼いた菓子をほおばっていた。偏見もくったくもなく初めて生で見る母を慕うノリオに、父である方舟のママは一抹の不安を感じる。
 一方「イザナミ」を狙い三号機関を襲撃するヘイたち。しかしヘイの襲ったトレーラーは囮で、鎮目による足止めを食らってしまう。
 港で潜水艦に積み荷する瞬間を狙撃しようとする蘇芳だが、イザナミの正体がインであると知ったヘイが駆けつけ、妨害される。
 任務は失敗し、逃走中水無の追撃を食い止めるためヘイと別れた蘇芳は、三号機関の契約者、ミチルの襲撃を受ける。しかし水を操るミチルの前にあえなく意識を奪われそうになったその瞬間、逆にその水を観測霊が乗っ取り、ミチルの命を奪う。かろうじて蘇芳は助かったものの、ミチルが観測霊の操る水に襲われたところを見たノリオは、ミチルを殺したのは蘇芳だと勘違いしてしまう……

 この番組で悲劇が起こらないわけがない、という予想通り、ノリオの母ミチルと蘇芳は衝突することに。でもそれを「嫁姑戦争」って、おい、ノリオ……
 しかし契約者への偏見も持たないし冗談めかして語ってたノリオも、初めて合ったばかりの実の母親の死に、心穏やかではいられない。実際には蘇芳の仕業ではないのだが、誤解して「契約者は人の命を奪っても平気なのかよ!」と非難の言葉をあびせる。それは奇しくもかつて蘇芳自身がヘイに浴びせた言葉だった。何の感慨もなくただの空き缶を撃ち抜くようにイザナミを狙撃しようとしていた蘇芳は、かつて自分がヘイに浴びせた言葉の意味、そして自分がしようとしていたことに気付いてしまう。
 ヘイもまた、「インを殺す」と言っておいて突然破壊を依頼された物資がそのインだと聞かされて動揺し、蘇芳から彼女を守ってしまう。依頼主であるマダム・オレイユはそのことでヘイに嫌味を言い、彼との契約打ち切りを宣言する。けど、本当にマダムの期待通りではなかったの? 何もかも見透かしたかのような彼女の言動を見てると、この結末すら期待していたとおりに思えるのだけど……しかも、やはりマダムに雇われてるマオも、ヘイと一緒に行動を続けている。今回の件はヘイを焚きつけるためか。未咲との接触もそのためなんだろうなぁ。マダムって一体何者? 各国情報機関と通じていながらそのどれにも与していないようだし、「組織」関連?
 しかしそんな陰謀と関係なく、蘇芳は契約者としての合理的思考に疑問を持つ。と同時に、ヘイに初めて名前を呼ばれたことに笑みを……って、ヘイのたらしスキル、ここでも発動ですか。
 「イザナミ」を運ぶ潜水艦から出てきたインの姿をした観測霊。電柱の下の雪の溶けた水たまりに現れ、そっとヘイに寄り添うけども、能力を失い観測霊が見えないヘイはそれに気付かない。しかしそれが見えてた蘇芳は、観測霊が消えた電柱を嫉妬するかのように蹴飛ばす。ヘイ、いくらなんでもたらしすぎだろう。


2008年11月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] わけわからん

 昨今の政局がさっぱりわかりません。2次補正予算案をめぐってなんだか日単位で民主党が言ってることを変えてますが、どうして2次予算にこだわってるのか、どのような案を求めてるのかさっぱりわかりません。解説と探しても、民主党のページ見てすらも全然その辺のこと書いてないし。
 「景気対策が第一というなら云々」ってのは一見正論に見えるけど、自分たちで案も出してないので逆ギレして調子に乗った子どもが騒いでるみたいに見えます。まあ、自民もその泥仕合に載ってしまってる点で情けなくはあるのですが……つか、「2次予算は解散総選挙の後で」じゃなかったのか? もはや総選挙を期待してたマスコミすらもついて行けない展開になりつつあるようですが……

  【元次官襲撃事件】 毎日新聞、「Wikipediaに犯行予告」と誤報→各テレビ局も釣られて報道痛いニュース )。編集内容を見ると確かにたちが悪いんだけど、これは毎日新聞の大チョンボだよなぁ。編集者もこの手のことはやるならアンサイクロペディアでやりなさいって(そういう問題じゃない?)。ネットの反応も騒ぎすぎとは思うけど、新聞ってのはそれなりの責任があるってことをもう一度ちゃんと認識してもらいたいものです。「 やっぱり新聞がいい 」と言ってるのだったら。「 わたしは、既存メディアがインターネットに対応する方法についてこう考える。つまり、時代遅れになったかもしれないのは、新聞ではないのだと。それはむしろ、読者とのきずなという新聞の最も貴重な財産を忘れている一部の編集者、記者、経営者の方だ」CNET japan )って意見もあるし。って、この人ガンダムX打ち切りの元凶だったのか。


2007年11月19日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#41

  電王 #41「キャンディ・スキャンダル」。時間の分岐点であることから、未来の桜井は過去の自分である侑斗にデネブとゼロノスシステム、ゼロライナーを託し、時間の分岐が起こらぬよう逃げ続けさせていた。しかし、ゼロノスシステムは侑斗の存在を消費し続ける諸刃の剣。このまま戦い続けていてもカイの思惑に近づいていくことに、良太郎は矛盾を感じる。
 さらに今いる時間の人間の記憶のみではなく、過去の記憶も消費してゼロノスに変身しだした。良太郎も、侑斗と会っても覚えてない愛理に愕然とする。デネブは、自分が侑斗のことを一時的にしろ忘れていたことにショックを受け、侑斗のために勝手に乗り移って侑斗を覚えている人を増やそうとしていた。
 そんなとき、デネブ侑斗は一人の少女と出会う。居眠りしていた彼女にコートを貸したデネブ侑斗だが、少女は侑斗に一目惚れ。翌日コートを返して貰うためにまた公園で待ち合わせることを約束する。
 自分の意識がない間にそんなことがあったとは知らない侑斗は、デネブがしきりに待ち合わせ場所の公園に侑斗を行かせようとするのに不審を覚える。そして、知らない相手からキャンディのお礼を言われたことで、デネブが勝手に自分の身体を使ってることを悟って大激怒。待ち合わせどころではなくなってしまった。
 一方、例の少女は公園でまだ来ない侑斗を待ち続けていたが、彼女にはオクトイマジンが取憑いていた。「侑斗とまた会いたい」という願いをしてしまい、オクトイマジンは侑斗を殺して彼女に会わせようとする。

 二号ライダーが話の重要なキーパーソンってのは、これまでになかったなぁ。これで話は侑斗を守りきりつつ、カイの目的を挫くことに集約されるのだけど、カイが目指す未来が「イマジンの未来」と言ってるってことは、時間の分岐をふせぐとモモタロスたちも消えちゃうってこと?
 で、侑斗を心配してのデネブの行動が、騒動を引き起こすことに。しかし今回のゲストキャラも濃いな。侑斗に再会するのを楽しみにしてきゃあきゃあ騒いで、「望みを言え」と言うイマジン完全無視。w
 しかし、侑斗は記憶を消費し続けてるわけで、彼女の中の侑斗の記憶も、デネブの思いやりも……愚直なまでのデネブが、どういう結論に至るのかなぁ。

[映画] インベージョン

 スペースシャトルの墜落事故、それにより全米にその破片が撒き散らされた。政府機関が事故原因の究明と共に、破片に危険な物質が付着していないかを調べるのだが、衛生局のトップであるタッカーが破片に付着していた物質に感染してしまう。また、時期を同じくして全米各地で、夫が、妻が、子供が、親が、今までとは別人になってしまったというホームページの書き込みが激増する。
 タッカーの元妻で精神科医のキャロルは、これまで音沙汰のなかった夫から、息子オリバーと会いたいという連絡があったことに不審を覚える。しかし、面会の権利が保障されている以上、拒否するわけには行かない。オリバーをタッカーに預けるが、その様子に違和感を覚える。そして、キャロルの周りでも異常は増え続けて行く。
 すべてはスペースシャトルの破片に付着していたウィルスが原因だった。そのウィルスは人間に感染すると遺伝子レベルで人間を作り替え、見た目は変わらないが、思考、行動様式をすべて変えてしまうものだった。そして、変化の引き金は「眠り」。
 全米がそのウィルスの脅威にさらされる中、オリバーが過去の病歴からウィルスに免疫を持つことを知り、息子を守るためウィルスに「侵略」された人間たちであふれる街の中を、キャロルは救出に向かう。しかし、彼女も「ウィルス」に感染してしまっていた……
 ジャック・フィニィ「盗まれた街」の、何度目か良く分からない映画化。映画化って言っても、「そっくり人間に街が乗っ取られる」というアイデアのみを使ってる感じですが。じわじわと追い詰められていき、作り替えられてしまうことを拒否した普通の人間たちの抵抗の様子が、地味に怖い。眠気との戦い、あるいは、そっくり人間たちに追い詰められ、親子二人で飛び降り自殺する者。そっくり人間のふりをして街中を脱出しようとする者。
 下手に作ると陳腐で退屈になるのだけど、こういった描写とかもあって、正直結構面白かったですわ。基本は「息子を守る母親」がメインになるのだけど、一本調子でもなく、派手なCGを使って迫力を演出してるでもなく、ただ、不気味に押し寄せてくるそっくり人間の恐怖をきちんと描いてるのは、ちゃんと原作を換骨奪胎してるなぁ、と思った。
 そっくり人間に侵略されていく仮定で紛争が次々と終結していき、そして戻ったら紛争が元に戻る、という描写は、「そっくり人間の方がマシ」という雰囲気は出さずに、人間のどうしようもない業を描いてて、良かった。


2006年11月19日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 疲れた

 この週末、ちと用事で出かけてました。体は疲れましたが、心は元気をもらった感じ。今週も無事過ごせそう。


2005年11月19日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 頼りなく豊かな冬の終わり

  絶対少年 最終回。
 今回はあらすじ略。だってあらすじ意味ねーもん。
 何と言うか、すげー情報量でした。人によっては「セリフ量じゃないの?」とか言いそうだけど、それは「セリフの文章=情報」としか考えないせいでしょう。「マテリアルイーブルは付喪神」と断じた須河原に対し、歩がすべてをひっくり返す。
  付喪神ったって、それも解釈のひとつじゃないの? とか書いたり、 人のいとなみがありそうなところでフェアリーの光がまたたいてる とか書いたこと全部拾い上げてるのだものなぁ。個人的な感性とジャストフィットでございますよ。
 結局この話はコミュニケーション・ディスコミュニケーションの話で、「コミュニケーションしたいこと」と「実際にコミュニケーションされるもの」の間から零れ落ちる「ディスコミュニケーション」はどこに行ってしまうの? ということ(と断じてしまおう)。ひなたの感情は「フェアリー」になり、ひかげの感情は「イーブル」になる。善い者・悪い者ということではなく、それらは対をなすけど対称じゃなく、敵対するものでもない。都会に巨大なイーブルが現れたのも、都会にはディスコミュニケーションが多いから。でも人間の営みは負だけじゃなく、正もある。人がそれらに目を向けないだけ。
 だから、歩も希紗も、寂しがらない。どっしる、しっしん、ポーちゃんは消えてしまったけど、それらは彼ら・彼女ら自身で、いつでも側にいると気付いたから。
 「これから、変わりますよ」という羽鳥二郎の言葉に、はな婆さんは「変わる変わると言ってる内は変わらないね」と辛らつな言葉を返すけど、恐らくは羽鳥が「変わる」と言ってるところ以外で、彼らは変わる。
 そいでもって希紗の口から明かされる、わっくんの意外な正体! ってか、それも「わかったような気になる簡単な説明」に過ぎないのだけど、わっくんもどこにでもいる。横浜にはいないかもしれないけど、それでも日本のあちこちにまた現れる。
 「この世界は僕たちだけのものじゃな」くて、そして何時でも望めばそれを感じられる。「僕たち」とは自分で認識できる自分たち。
 「SFだ!」、と言って言えないことはないけど、何かちょっと違うな。「本来、言葉に出来ない、具体的に記述できない僕たちのやりとりの中にあるものを、浮かび上がらせ、意識させるもの」なのだろう。
 田菜編のような絵的なカタルシスとの一致はなく、むしろ玄人好みの部類なんだろうけど、ものすごく難しいテーマに挑み、そしてやりきった、と思う。描かれてるものは普遍的なものにすぎないのだけど、でも、凄いことだと思う。「昔から当たり前にあるけど、人の目に触れ得ないもの」そのものなのだから。
 そして最終回とばかりに希紗もエロス。地べたの上で寝っ転がってもだえたり、入浴シーン見せたり。(最低だな、お前)
 美玖や潮音たちもちらっとだけ登場。多分、オカカ婆は本当にはもういないけど、不思議と寂寥感はない。物語的なカタルシスとは別に、不思議な幸福感が残る。

[アニメ] 追補

 前に 絶対少年はセカイ系からの脱却 と書いたけど、それどころか「セカイ系なんて、必要ないじゃん」と、別に言ってるわけではないけど、その存在がそのことを提示してしまうものになったなぁ。
 個人的には「セカイ系にトドメを刺す作品」と言ってもいいけど、実際問題としては、多分セカイ系はなくならない。理由は、はな婆さんが「変わる変わると言ってる内は変わらない」と言った、まさしくその理由から。ディスコミュニケーションの内包するものに目を向けない人は、一部は紛れもなくそれを放置し目を向けない自分が好きなのだから。
 「セカイ」は手の届く先にあるんじゃなく、自分自身も世界の一部で、それは外と連続してる。「セカイ系」のようなジュヴナイルの畸形進化ではなく、ジュヴナイルの正統「深化」なのだろう。

[その他] お笑い国家

  靖国参拝は「韓国への挑戦」 日韓首脳会談、溝埋まらず朝日 )。はぁ、挑戦ですか。この見出しを見た瞬間思わず失笑してしまったわけですが、ところが、 挑戦とは言っていない」 日韓首脳会談で韓国側朝日 )。「挑戦」発言は日本外務省発表で各紙に伝えたらしいですが、韓国側は「言ってない」と。が、具体的にどのような表現をしたかは明らかにしてないようで……可能性としては1)「挑戦」という表現は日本側の誤り。あるいは誤訳。2)韓国側の逃げ。の二つか? 誤りだと言いつつ実際にどのような表現を用いたかは明らかにしてないのは、怪しまれても仕方ないですわな。本当だとしても笑いの種にしかなりませんが。韓国の日本への依存度を考えると。
 「国として謝罪と賠償はこれ以上は求めない」ってのも、過去何度も聞いた気がします。そもそも賠償を求めるのは日韓基本条約違反だし、謝罪は過去に既に行っているってのがわかってるんでしょうかわかってないのかわかっててやってるのかでもどうせそんな約束また反故にするから。結局韓国は定番ネタを食らわせただけですね。

  北朝鮮の人権非難決議案、国連総会委で採択 中国は反対朝日 )。ようやくですか。 棄権した途上国の多くは「特定の国を批判する決議は国連にふさわしくない」などと説明している。だそうですが、米中両方の顔色を伺ったってことなのかなぁ。あからさまに変な理屈なんですが、それに気付かぬフリをするのがオトナってものなのでしょう。そしてそれを貸しにする、と。

  盧大統領、歴史問題を詳細に説明 米韓首脳会談朝日 )。米韓会談で日韓問題をとうとうと説明するってのは傍目から見ても明らかに異常なんですが、脅しか本気か米国の極東政策におけるパートナーとして韓国の比重を落とされる行動を取られ、韓国が慌ててるって気もしないでもない。で、ブッシュ大統領に「パートナーにするなら日本よりも我々ですよ!」ということなのかな。意味があるとは思えないけど。むしろ「歴史問題を世界にアピールした」というポーズを見せる国内向けの行動なのかもしれない。
 もっとも韓国もこの辺の立ち回り方が微妙で、 米国から打診された東アジア各国による合同軍事演習に、中露が参加するかと米国に問い合わせたり中央日報 )とかしてる。「アジアのバランサー」と自称してますが、要はフラフラしてるだけ、って気も。
 日本の自衛隊も参加を打診されているこの演習、当然中露は打診先に含まれてないですが、中露に対する牽制的な意味合いもあるのかな、という気は当然してしまう。けど、実質米国資本抜きで経済が回らない中国が反米的なカラーを強めるとは思えないので、むしろフランス等に対する牽制だ、って意見もあったりする。まあ、確かに経済的なあれこれを考えると「これによって軍事的緊張が!」ってのはあまりありえないだろうけど、政治的意図としてはどの辺なんだろう?


2004年11月19日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 一山越え

 ひょっとしたら、来年度のおまんまのタネの目処がついてきたかも。その分頑張らんとなぁ。しかし、現ボスはなにかと曲者だ。もちろん誉めているんですが。そのお陰でワタクシなどもなんとか食えているんですし。
 とりあえず、 さくらインターネット のウェブサービス停止に伴う移行先は、面倒なのでそのまま さくらレンタルサーバー に乗換えすることに。一応celts.sakura.ne.jpのドメインは押さえましたが(押さえただけ。まだなにもありません)、独自ドメインもついでに取得するかも……
 コンテンツの移転時には各コンテンツ上で(多分)案内いたします。いや、何があったか自分でもちゃんと把握してないんで……少なくとも再来年春まではコンテンツは保管されてますので、ご安心を。基本的に全部移すつもりだし。
 あと、自宅のメインPCのブラウザも Firefox 1.0 に移行。旧バージョンのアンインストール以外も色々削らないとクリーンインストールできないのが難物でしたが、とりあえずどうにかなりました。しかし、日本語版は英語版と比べてどことなく野暮ったいと言うかダサいと言うか。まあ、それだったら英語版入れろって話なんですが。
 先日、例のお隣の席の中国人のDさんに、ロシアが北方四島のうち二島返還について言及していたのについて訊かれる。「あそこは元々日本の領土だったんだけど云々」と説明。まあ、間宮林蔵が択捉の調査をして云々、までは遡及しませんでしたが、訊かれればそこから説明しましたけどね。やはりその辺はまるっきり知らなかった模様。当たり前かもしれないけど、多分、向うの人の隣国の歴史認識なんて、そんなものなのだろうなぁ。私だって中国の歴史の常識を知ってるかと言われれば、自信は無いし。
  原潜領海侵犯:「日本は騒ぎすぎ」中国青年報毎日 )。なにが騒ぎすぎじゃ! 日本国内でやってる靖国参拝にゃさんざん他所から文句言うくせに、人んちに土足で踏み込んでおいて言い草はそれだけかい、ウボァー! ……と、言いたいところなんですが、まあ所詮中国の報道機関なんて中央の顔色うかがって批難しても安全なところに批難を集中してる、ある意味風見鶏ですからな。個別に文句言ったって仕方がないところ。もっと大きなところが変化しないと、この傾向は変わらないでしょう。でも、小泉政権との食い合わせが悪いのは確かとは言え、基本的には別に小泉政権のせいってわけでもないはずなんだよなぁ……
 で、対称的なのは台湾の反応。 事前に台湾から関連情報を日米に提供することができたのは光栄だY!hl )。旧世代などを中心に親日派が多く、中国ほど日本アレルギーがないとは言え、これもまた台湾の都合が反映されていると見るのが健全なんでしょうね。特に、中国からのちょっかいをどうにかしたいと思っているのなら……
  徴兵制の禁止規定に関して「むしろ志願制と書くべきだ」との異論Y!hl )。ここまで来ると「アホか!?」と言いたくなりますけどね……もはや重箱の隅つつきですらない。ま、所詮議員は有権者のレベルの反映ですから。
 イラクの現状の件に関しては保留。明るい見通しがあるわけではないが、現時点で出ている情報程度で何か決定的な言及をすることは多分不可能。
 一番最初の話題に関連して、「日本の宇宙開発は『道路族』、とかのように『宇宙開発族』と呼べる議員がいないのが決定的に弱い」という発言が出て、うちのところの人、私が首を縦に振っていた以外は、みんな「ほー」という顔をしていたのは……まあ、いいか。


2002年11月19日(火) 旧暦 [n年日記]

ディマケーション!

  スタイナー軍曹が永眠なされました 。ご冥福をお祈りします。
  無能の人の日記 さんを見たら(人名でもないのに「さん」付けは変か)SF系日記でギャラクシーエンジェル野尻脚本について触れている人は案外と少なかったようだ。京フェスと重なっていたという事情もあるのだろうけども。
 しかし、どうもあれがOKというのがこれまた案外と多いみたい。冒頭のSF的台詞回しとかが結構琴線に触れているようだ。たしかにせっかくの野尻脚本なのだからそこらへんを期待するしスタッフも生かしたいと思うのだろうけども、冒頭はごっそり削っていきなり原始生活というほうが元の脚本の展開が生かせたんではないかとも思う。いや、元の脚本知らないので「落ち」というか「下げ」(落語用語)がきちんとついているという前提での話だけども。あまり偉そうに言っても釈迦に説法になりかねないのでこれくらいで。
 と、言いつつ先日注文した 映像の原則 が届いたのでパラパラと最初のほうを眺めたら、なんだか象徴的なことが書いてあったので引用してみる。
 時間にみあった物語を創作する覚悟が必要とはいえ、10分の作品に10分の決まった量の物語、という法則はありません。
 戯作者(作家、シナリオ・ライター)や演出家の個性や実力によって、10分間に入れることができる物語の量は違ってきますし、逆に物語を先行させて、時間の量を決定することもできます。
 キネ旬ムック「映像の原則/富野由悠季」p29
 無論、野尻氏がこういった仕事になれていないだけなのだけども、やはり専門のプロというのもすごいものだと、却って思ってしまう。
 日曜に 林氏 とおちあう機会があり、ファミレスで最近のアニメの話をしていると「 プリンセスチュチュ はいっぺん見てみるといいかもしれないよ。変で」という。友人を頼ってなんとか一話を見る。うーん。いや、多少とっぴなところはあるけど、話自体は特別変だとは思わない……ってか、結構おもしろい。演出的にも、ストーリー的にも。「メタフィクションはやめておけと押井守も言っていただろう」と林氏は言っていたけど、メタというほどでもないような。
 つねづね思うのだけど、人間の記憶というのは、事実をそのまま記録するようにはまったくはできていないのではないのかなあ。記憶には記憶しやすいパターンというものがあり、人間は体験した出来事をそれに近い形に作り変えてしまうのではないか。そのパターンこそが物語というものの根源ではなかろうか。極端な話、まったく現実から乖離したものであり、なんの整合性もないものであってもそのパターンにはまりうるなら(作品であるかはともかく)物語になるのかもしれない。もちろん、登場人物の発展性がともなわなければ「ドラマ」にはならないし、まったく現実と乖離したものは見るものが受けつけにくい。ファンタジーと呼ばれるジャンルのかぎもそこにある気もする。
 心穏やかに日々を過ごしたいが、やはりそうは行かぬが世の常。やはり血へど吐くまでやらなきゃダメっすか。逃げようとするからヘタレなのだな、私は。


2001年11月19日(月) 旧暦 [n年日記]

インディアン・サマー

 インディアン・サマーって云ったら、小春日和のことである。ただ、辞書を見てみると、ただの小春日和でなく、晩秋から初冬にかけての小春日和、となっている。暫くはこのインディアン・サマーが続くようだ。
 この"Indian Summer"はアメリカの言い回しで、イギリスでは"Luke's Summer"とか"Martin's Summer"と云うらしい。なんでそう云うのかはさっぱりわからないが、人名が由来の単語でそうと知らずに使ってるものは案外とあったりする。例えば、「ボイコット(Boycott)」は19世紀のアイルランドの地主で、この人物に対して不買運動がなされたのにちなんで、不買運動のことをそう呼ぶようになったのだし、日韓共同開催ワールドカップにむけて知名度が上がってきた熱狂的暴力的サッカーファン「フーリガン(hooligan)」は元は与太者、悪党と云う意味で、それもロンドンに住んでた悪党houlihanかららしい。
 いや、だからなんだって言われるとアレなんだけど。単にしし座流星群見逃したんで話題がないのを誤魔化してるわけじゃありません。いえ、多分。
  ビン・ラディン氏がタリバーン軍に見捨てられた ってな報道があるみたい。本当かなぁ。NYのWTCビルテロ直後ほどじゃないけど、情報が錯綜しているし。しかし、最後の無花果の葉を取り去ったアメリカがどれだけ恐ろしい国か、非常に良くわかるよなぁ。テレビ番組で「国内の危機対策も出来てないのに、なんで海外派兵(補給だけだから正確には派兵と言えるか知らないけど、敢えてこう書く)するの」と言っていたらしいけど、こんなおとろしい国に睨まれたくはないですわな。
 あと、何考えてるかわからない 埼玉県健康福祉部医療整備課感染症対策担当のページ 。一昔前だと、三鷹市の水道局ってのもあったけど。
 うぐ、色々煮詰まってるなぁ。