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2011年11月15日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] TPPに関する首脳会談のアレコレ

 まあ、いろんな思惑があるだろうしニュースで見えてないこともいっぱいなんでしょうが、野田総理と「今参加しないと乗り遅れる!」と言っていた連中、いい面の皮ですな。
 アメリカはしてやったりと「日本は総括的適用に合意した」と発表し、野田総理は青い顔。山本一太の追求にすらまともに答えられないという体たらく。多分経産省の官僚あたりにいいように操られて自分でもそれと気づいていない状態なんでしょうが、ホントにどうしようもないですわな。こんなアホ丸出しで交渉で米国と渡り合えると本気で思ってたのかしらん?
 ドジョウだから泥の中にもぐれば逃げられると思ったのかもしれませんが、アメリカ人はそういう場合容赦無く火炎放射器で泥ごと焼き尽くすってことを理解してなかったんですな。
 今になって「TPP不参加もありうる」と言い出してますが、数日前に「脱退するなんて言ったら足元を見られるから脱退も考えてるなんて言わないだけ!」とテレビで言ってた推進派議員も梯子外されたバカ状態ですな。
 まあ、野田が慌ててTPP参加撤回を言い出し、それを糾弾されてさっさと退陣、とかが一番いいシナリオじゃないでしょうか。でもそうなったら後釜はもっと馬鹿か。救いようのねえ状態だなぁ。ま、民主党を国民の多数が選んだんだから(私は選んでませんが)、選んだ人は特に享受してもらうしかないですな。
 今日経のウェブ版で松下幸之助の「私の履歴書」を再掲してますが、松下幸之助も日本の政治を担うべく育てたはずの連中がこれでは、いい面の皮ですな。


2010年11月15日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] まあそりゃそうですわな。

  衝突映像流出問題で逮捕断念 警視庁幹部と検察幹部、逮捕の可否について断続的に協議FNN )そうだよねー。国家の決定に一保安官が一個人の判断で水を注すのは明らかに問題で(さらに私はその行為の内容についてもまったく評価してません)、それはきちんと罰するべきなのだけど、罰することが出来ない。そりゃそうだ。だって情報が機密事項扱いされてなかったんだから。さらに実質政府の事案ながらそういう扱いにせず、検察や海保の事案としたままだった。その意図もわからないではないけど(つまり、政府対政府という深刻な形にしたくなかった)、それだけの腹芸をする力量がなかったんだよな。まあ、力量があれば政府の事案としつつことをなあなあに収めたんだろうけど。
 一部では「世論を気にした仙谷の意向で書類送検に留まった」って報道もあるみたいだけど、これは明らかな間違い。だって、提出経路の映像は接収したみたいだけど、その他に流れた映像は何にも把握もしてないし手も打った形跡がない。そもそも海保内の権限のもののままで置いたので、海保内で出回ることには法的に何の問題もない。件の保安官は「その職場の資料を流出させた」という以上の罪には問いようがない、ということ。
 もしそれ以上の処罰が可能なら菅・仙谷政権は逮捕し厳罰を処してるだろう。でもそれが出来なくなったのは、さかのぼるとそもそもの政権のこの件の取り扱い方の問題に行き着く。
 自民谷垣総裁とかも「海保保安官を賞賛すべきでない」と言ってるが、これはまったくその通り。しかも当の保安官はその重大さの自覚も覚悟もない様子なのがまた。
 民主政権の対応を考えれば気持ちはわからないではないが、決してやってはいけないことだったし、当人のその後の行動を見ても尊敬できるところはまったくない。DVDを埼玉の駅に置いた呼応者は必ずいるはずだけど、その人物のことは話してないのがかろうじてと言えばかろうじてだが、悲劇のヒーロー気取りというのが、この人の底の浅さを感じさせる。


  「自民は立ち直って」=岡田民主幹事長時事 )。うーん、人材の墓場の民主党にそんなこと言われましてもね……
 いや、岡田さんは、生真面目な性格故に面倒ごとを押しつけられて(でもその性格故に融通が利かず問題も多い)、大変だとは思いますよ。民主の中では思考が硬直化してるということ以外はまだマシな人材だと思いますし。
 ただ、民主が「菅の次に適当な人材がいない」なんてやってるところで若手の話をされましても。つまり、中堅がそもそもいないんですよね。まだ自民の方が人材はある。
 民主でも、若手で意欲的な方は結構いるんですが、所詮権力も経験もないですから、それが頭ごなしの政争で自分の意見も理想も発露できず、どんどんくされてく環境なんですよね。そもそもが党内抗争が自民以上に明確な党ですから。
 岡田さんは自民に皮肉を言う前に、民主に若手の意見をくみ取ったり経験を積ませる仕組みを構築することに尽力すべきと思います。まあ、多分そんなに党の余命はないと思いますが。


2009年11月15日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#38とダブル#10

  シンケンジャー #38「対決鉄砲隊」。珍しく内緒の頼み事があると皆を外に連れ出した丈留。その内容は、明日、外道衆が出ても彦馬にそれを悟らせないように協力してくれというものだった。というのも明日は彦馬の妻の命日。のみならず、戦いに巻き込ませないため離れて暮らす娘夫婦と孫と年にたった一度会える日だった。しかし、外道衆との戦いの激しさが増した昨今、もし何かあったら彦馬は自分の事をさておいて墓参りと家族に会うのをやめてしまうだろう。それをおもんばかっての丈留の提案に皆は賛同、隙間センサーの鈴を外したり、彦馬に見つかりそうになりながらなんとか彦馬を送り出すのだが、外道衆は名無しの鉄砲隊を率いたアヤカシ・イクサズレを送り出す。圧倒的多数の火力にシンケンジャーは追い込まれていく。

 戦闘は火力! というか、ひねりもてらいもない戦術に、最初にそれやれよ、とシタリに突っ込まずにいられない。
 役者としても父を尊敬する流ノ介、おおらかな父の愛に育まれた千明、病弱な姉のために自分が代わりに戦うことは、先代ピンクである母と父へのわだかまりを乗り越えた茉子、そして店を畳んで夜逃げした父親の夢を叶えるために店を持とうとする源太たちを見て、丈留は彦馬にも家族を大切にして欲しいと考える。丈留にとっては彦馬は長らく唯一の家族も同然だったから、余計彦馬に家族との時間を大事にして欲しいと考えたのかも。とは言え、使命と忠義第一の彦馬だけに言っても聞くわけはなく、せめて年に一度の家族とのひとときは守りたいと思っての相談だった。
 けど、隙間センサーをニセモノにしたりのドタバタ、まあ、そりゃ彦馬も気付くわな……しかも彦馬が出かけたのは墓参りのためではなく、榊原ヒロから牛折神ディスクを使った猛牛バズーカを受け取るため。彦馬はもう最初から自分の事情より使命の方をとっくに優先していた。けど、なにやらこそこそしている丈留たちへの仕返しの意味も込めて、それを黙っていたのだった。
 しかし、彦馬、本当に内務の一切を司ってるんだなぁ。彦馬がいないだけで変身シーンの黒子たちの統制もとれなくなるんだから。
 そいでもって猛牛バズーカを携えサイドカー付バイクで駆けつけた彦馬。徒手空拳で名無したちを叩き伏せる……格さんの殺陣まんまですがな! もしかしてなくなった奥さんってのは仕事の巻き添えをくらってで、娘さんってのはそのショックで記憶を失って時代劇にいつも出てくるあの橋で「もう二度とこの橋を戻ってくるんじゃねえぞ」とか言われたりした? した?
 結局墓参りには行けなかった彦馬だけど、丈留の計らいで家族と少しだけ邂逅することができる。敢えて駆け寄らなかったのは、いじっぱりと正念場であることのけじめか。


  仮面ライダーW #10「Sな戦慄/名探偵の娘」。琉兵衛の変身したテラードーパントの圧倒的な威圧感にWもドーパントたちも四散する。その場はなんとかなったが、依頼主を危険な目に遭わせたことで亜樹子を叱る翔太郎。凹む亜樹子は、ほとんど思い出のない父とのつながりを、探偵をすることで持ちたかったのだと吐露する。それを聞いた翔太郎は、かつて自分も同じ失敗をしたこと、それを叱ったおやっさんの言葉が心に響いたからこそ、亜樹子に叱ったのだと言い、「ビギンズ・ナイト」のことを話そうとするが、あっさり立ち直った亜樹子はとっくに姿を消してしまっていた。肩すかしを食らう翔太郎
 その亜樹子は懲りずに琉兵衛に直談判、翌日のティータイムに使用人も全員集めてくれと頼む。その場で連続パティシエ失踪事件の犯人を暴くつもりなのだ。それを影から聞いてた翔太郎は頭を抱える。
 フィリップはドーパントのメモリがスウィーツであることを知り、地球の本棚で検索、口にしていた言葉から検索対象を一気に絞り込む。そして翔太郎は園崎邸に隣接する博物館で、これまで戦ってきたドーパントと同じモチーフの展示物があるのを見つける。そして、そこに館長である琉兵衛が現れる……

 大ボス(?)テラードーパントがついにその実力の片鱗をあらわに。一方霧彦さんはどんどん立場の弱い婿養子に……しかも、翔太郎がダブルだと気付いてしまう。まだ、ただの若菜のストーカーと思っていそうだけど……このヘタレ化の激しさといい、「私は風都を愛してる」という言葉と言い、なにより 三条脚本 であることと言い、霧彦さん、寝返りフラグですか?
 亜樹子も亜樹子なりの想いを持って探偵稼業に首を突っ込んでると知り全てを明かそうとするが、肩すかしを食らってタイミングを逃してしまう。しかも亜樹子、全然懲りてねえw
 亜樹子は琉兵衛の前で犯人を暴こうとするが、推理以前の問題がいろいろと……「見た目だけじゃん!」って、まったくその通り。せめてフィリップに確認しろよ。
 で、そのフィリップが突き止めた真犯人はメイドの佐々木。元々スウィーツ専門のライターだったのが高じてドーパント化、パティシエの集まる園崎家にメイドとして入り込んでいた。T-レックスと言い、ドーパントの声が全然性別の判断にならんな、この番組。
 しかし亜樹子の作った最低の出来のスウィーツに激昂して正体を現した佐々木に依頼主の麻衣ごと攫われる。Wも駆けつけるが、麻衣を巣くうために半ば逆ギレ気味に身体を張る亜樹子の姿に、翔太郎はおやっさんの面影を見る。
 「むしろ成長しなきゃいけないのは俺か」。翔太郎はいつか全部亜樹子に話さなければならないとそうつぶやくけど、映画予告だと亜樹子はおやっさんが仮面ライダーだと知るみたいだけど……
 それにしても今回、ハードボイルダースタートブースターモードとか、ヒートジョーカーの必殺技とか、なんかいろいろギミック出してきましたな。ショットバットとルナメモリの組み合わせの攻撃も何気に用いてたし。玩具展開も今のところ上手いな。


2008年11月15日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 報道比較

 麻生首相がIMFへの1000億ドル融資を公言した件なのですが、ちょっと気になって調べてみました。
  日経産経毎日
  東京読売時事通信
 一行目と二行目にまとめたもの、どう違うかというと、融資する1000億ドルが「外貨準備金(外国為替特別会計)」から拠出することが書いてあるかどうかということ。ただ予算から捻出するってのと違うという大事な部分なので、ちょっと気になって各報道を調べてみました。14日以前にも方針は明らかになってたので、前の報道ですでにそれに触れてる新聞社もあるのかもしれませんが……
 今市場に出すわけにはいかないドルを使って投資し、国際発言力も高める手で、逆境の時にこそチャンスがある、って好例ですな。

[アニメ] かんなぎ#5とケメコデラックス#6と地獄少女三鼎#6とまかでみ#6ちょっとだけ

  かんなぎ #5「発現!しょくたくまじんを愛せよ」。なぎの隠れたスキル発現。でも意味ねえ。ざんげちゃんの会話は、ざんげちゃんの状況を知らないとわかりづらいような……それより、「なぎ様のおかげで、監督の域に達することができました!」って、ヤマカン……京アニの内部事情とかよく知りませんが、「隣の801ちゃん」製作中止とか、いつまで経っても音沙汰のないハルヒ新作とか、会社としてちょっといくらなんでもごたごたしすぎの印象は。

  ケメコデラックス #6「ミシマの女」。夏休み前の三平太の前に、ケメコとそっくりの機体に乗ったミシマ電機専務と名乗る美女ヴァニラ・M・リペアーズが現れ、「ケメコとエムエムこそが三平太の敵」と告げる。旅行編と、その後のミシマ電機の決戦がクライマックスになるのかな? しかし、なんでこれもキリコに乗ると声が変わるんだろう?

  地獄少女三鼎 #6「わたしのセンセイ」。賽の河原中学教諭として人間界にとけ込む一目連への地獄流し依頼。実はそれは骨女へのあこがれが高じての誤解からだった。
 よく考えると閻魔あい、一話以来セーラー服姿見せてないよな。
 それはともかく、人間界にとけ込んでいるがゆえの地獄組への地獄流し依頼。必殺シリーズではメンバーへの殺害依頼はお約束ですな。今回は骨女が直に誤解を解くことで一目連への怨みはなんとかなるが、あこがれがエスカレートした行動は結局地獄流しへとつながってしまう。
 悪くはないけど、ちょっと安易だったかも。でも障害物競争な仕置きはちょっと面白い。清純そうに見えた生徒の黒さ丸出しだったし。でも、一目連がどんどん愉快キャラになってく……まるでアイドル小田桐のようだ。こんな奴だったか???

  まかでみ #6「なんか蒼いエンジョウなんですけど」。その魔力侵脱能力故に学園内で敬遠されてしまっている鈴穂。ところがその彼女に告白してきた生徒がいて、それがなんと……
 メタリス、ジョージラブじゃなかったんか! つか、メインキャラにからむとは思ってませんでした。その行動の怪しさからやっぱり全学でホモ疑惑を向けられていたメタリスが男の純情狂い咲かせたり赤い扉を開いたりなんだり。鈴穂はうれしくない訳じゃないけどやっぱり拓人一筋なのでメタリスの恋は実らないのだけど、実らないなりに充実した恋ができたメタリスより、その気になりかけたジョージが哀れだ……
 あと、後半はシンタローに捕らわれたシンクラヴィアとミヤビの脱出計画。ま、使役されるだけならまだしもエロ同人描かされてたんじゃなぁ……


2005年11月15日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 悪趣味ネット紀行

 私の一部ネット閲覧先の 悪趣味ぶり は、直接面識のある方なら概ねご存知と思いますが、今さらながら「 STOP THE KOIZUMI 」とかいうアンチ小泉ブロガー同盟のことを知り、いろいろその周辺を調べてる次第。
 ま、誰が誰を嫌おうが自由だし、政治家ってのは基本的にはろくでもない人ばっかという偏見的観念に凝り固まってる身としては、アンチ小泉だろうがなんだろうが構わないわけですが、 きっこの日記 とかの何言ってるんだかわからないけど、とにかく小泉氏が嫌いだということだけはよくわかるサイトとかを見て、その手のアンチ小泉をがなり立ててるサイトは、主義主張関係なく、作文能力的にろくでもないし感情の発散以外の中身がないと見て概ね良いだろうという結論に至りました。
 が、そんなサイトの誘蛾灯を作り、文章まで読まなくても見る価値のあまりない、そういうサイトだと一目で分かる識別子を付けてくれる素敵な運動があると知っては、見ないわけには行きますまい。

 色々調べると、期待以上にステキな運動でした。
 コメント欄閉鎖、自分と意見の合わないトラックバックの執拗な削除に、さらに意見の合わない参加者の一方的除名宣言と、失墜への道をまっしぐら。「権力を握ったら自分の人間性をさらけだした」典型例ですな。さらにネット右翼に攻撃されてると妄想したり……こりゃ酷いや。そもそもが「俺たちって、小泉が嫌いだよな!」と確認しあう以外に活動の当ても何もあったものじゃない運動ですが(単に仲間がいると確認して安心したいだけで、やってることはそれまでと変わらず個々のブログで愚痴るだけ)。
 また内紛もかなりのもので、 たらたら日録 さんの 世に倦む日日あるいはSTOP THE KOIZUMI その4だったっけ で「除名」騒ぎでの同盟内部の動揺を指摘しておられます。
 この愉快な活動のウォッチャーさんたちにとってこの運動の決定的な躓きと映ったのは、靖国裁判に関する無知蒙昧な見解に対し、参拝反対派弁護士からのダメ出しを食らってしまった件のようです。詳しくは Irregular Expression: "世に倦む日日"が弁護士からダメ出し をどうぞ。検索を調べても、ウォッチャーのSTOP THE KOIZUMIに対する興味はこれ以降急速に低下しています。まあ、正直この手の旧ソ連や中国を髣髴とさせる内紛・粛清なんてのはうんざりするほど見てますから、それも当然。
 既に終わったも同然の運動ですが(破綻が目に見えた開始前終了な運動ではあったけど、一通り起こるべきことは起こってしまったという意味で)、このような破綻をきたす運動・人物はどのような行動パターンかの典型例としては一読に値するかもしれません。
 せめて思想信条じゃなく、行動が見られてるという意識がどこか頭の片隅に欲しいところではあります。
 あ〜、この手の悪趣味なサイトのウォッチについてしばらく書いてなかったから、すっきりした。


  米大統領のアジア歴訪 中国に「人権」圧力へ 日本・モンゴルと対比産経 )。
 ブッシュ米大統領が十四日からアジア歴訪に出発するのに際し、米政府関係者は十二日、大統領が京都やモンゴルで行う演説で、日本を「成熟した民主主義国家」、モンゴルを「新生民主主義国家」と位置づけ、米国との連携を強調することを明らかにした。
 中国へのあてつけの面もあるようですが、モンゴルとの提携を強化しようってことでしょうね。モンゴルでは好きな国一位はアメリカで、二位が日本。中国はやはり色々あって好かれてはいないようです。モンゴルにとってもアメリカと協調し中国に睨みを利かせるのは合理的でしょう。そういう面も含めて、日本ももうちっと「中国韓国北朝鮮以外のアジア諸国」に目を向けた方が良いかと。


2003年11月15日() 旧暦 [n年日記]

もうしわけない

  征途(上)/佐藤大輔 を読んだ後で、 ホロウ・ボディ−プラスティック・プリンセス/米田淳一 を読み始めるが、途中で中断させてしまった。いや、そもそも狙っているところが違うのは確かなんだけど、アレの後でコレを読むのは、微妙に重なってる部分もあるだけに、力量の差がはっきり出てしまい、ちょっとつらいかも。つらい、というより、なんだかもうしわけないような気分になる、ってのが正しいのだけど。ちょっと落ち着くまで、積んでおこう。
 朝起きると、友人から何故か関東で今日放送分の カレイドスター が送られてくる。「?」と思い、見てみると……ロゼッタが主役の回でした。ぐっじょぶ! え〜、いや、変な意味でなくって、ここんところカタルシスのない展開が続いてたからですヨ? ホントのホントヨ〜?
  プラネテス #07「地球外少女」。前回から引き続き入院していたハチマキだが、病院で二人の人物と出会う。一人は老アストロノーツのローランド、もう一人は月の病院でずっと療養しているらしい少女ノノだった。原作ではハチマキは無重量環境下による骨粗しょう症によって骨折、入院していて、三人の登場人物たちは共通項でくくられてたので、その辺は弱くなってるかも。でも全体としては悪くない話でした。しかし、タナベのラブでコメが、ちと唐突な気も。
  ふたつのスピカ #03。宇宙科の入学試験を受けるアスミ。無事筆記と面接は終えたが、宇宙科だけ、事前に知らされていなかった二次試験が行われる。その内容とは、三人一組となって一室で一週間過ごすと言うもの。それだけではなく、それぞれ課題をクリアしなければならない。アスミは、明るいお侠な娘、近江圭と、他人を寄せ付けない雰囲気の宇喜多真理香の三人で課題にいどむことになる。真理香の声、どっかで聞いたと思ったら木村亜希子さんでした。ほんと、役の幅が広いなぁ。閉鎖空間で他人と一緒に過ごさせられるテストってのは定番だけど、なんかこういう定番を恥ずかしがらずに、きちんとやれるってのはある意味うらやましいというかなんというか。本当にNHK向きの作品だなぁ。いや、サヴァイブよりこっち地上波放送したほうがいいと思うのだけど。ちなみに、なぜアスミが部屋番号を「忘れない」と自信ありげに言ったのかは、ちょっとしたオチがあるのだけど、それは出てくるのかな? 原作読んでなくって、次回より先に知りたいという人は ここ 参照。
  巷説百物語 #07「帷子辻」。大枠は原作に沿ってるのだけど、さすがに原作どおりの話は30分枠のアニメでは不可能なので、原作の色んなところは削られてる。又市の最後の言葉、結構良かったんだけどなぁ(もっとも、アニメ版ではあの設定は持ってこれないだろうけど)。ただ、百介がどさくさまぎれにおぎんに告白してたり、又一が百介に「先生と輩どもは、違う世界の人間」と突き放す言葉を言ったり、多分今後の展開に絡んでくるんだろうな、その辺。原作にはなかった次回「野鉄砲」への伏線も出てたり。最終話は「老人火」ではなく「死神あるいは七人みさき」みたいだけど、やっぱラストは……


2002年11月15日(金) 旧暦 [n年日記]

上智大学、富野氏講演

  さすがはターンエーのお父さん !(子安武人の声で)
 いや、なんとなく。とりあえず思わず「 映像の原則 」取り寄せしちまったくらいには面白いです。
  /.JP より、 量子暗号技術が実用化 。まるっきりSFみたいな話だが、SFではない。こういう技術の進歩を見てるとゾクゾクしてくるよね。(一応)物理屋としてはやっぱ外せない話題。
  李登輝元総帥のビザ発給拒否 は、どうも新聞社で取り扱いが微妙に違うことに気付いた。 産経新聞中川元農相の政府批判 を主にして載せるなど、この問題に批判的。一方 毎日外務省側の説明 を主として掲載している。 朝日 は意外とこの問題ではあからさまには中国よりの態度は取っていない。いや、外務省を誉めたくないだけかもしれないが。で、結局 来日を断念 。上で田中均アジア太平洋局長(余談だけど、この人は当然のごとく チャイナスクールの筆頭 )が「存在しない講演会」と言っているが、それは存在しないのではなく、 圧力をかけられてつぶされた 。ということらしい。外務省だけならいつものことだけど、大学の自治とかほざいてやがる連中もこの程度かい。別に慶応に限ったことではないだろうけども。
 昨日、blogについて書いて、個人的には普及には懐疑的というようなことを書いたけども、ちょっとその理由を列挙。その1。現行システムからの移行のメリットが不明。この辺は山形氏も他の大勢も言っていることなので、説明省略。今後コミュニティが成立するに伴い、メリットが浮上してくる可能性は否定しない。その2。自由投稿を許可するシステムは巨大化すると事実上管理が不可能になる。結局スレッドは無秩序状態になり、一般は敬遠することになる。さらに掲示板等と異なり、性質上、管理者が積極的に意見を発信することを求められる。このことのデメリットは、管理者の発言そのものが問題の中心化する可能性が高いことである。管理者が困ったちゃんで掲示板がえらい目にあったサイトはいくらでも見てきたし、blogそのものでも既にそうなっている場所がある。個人的にはこの点がもっともblogを使おうと思わない所以である。その3。ちょっと極端な意見で自分でもそれほど本気にはしてないのだけど、日本のcgi開発事情に合わないかもしれない、かもしれない。日本のフリーウェアやcgiの開発者には、何故かオタクが多い。マニア、ではない。オタク。それはここで使わせていただいている hnsのサイト に飛んでもわかるし、朝日奈あんてななんて、普通の人には「なんで朝日奈?」くらいだろうが、そっち方面の人間には「こいつもかよ」とすぐわかる。全部が全部ではないけども、そういうのが多いのも事実。そもそもオタクなんてのは道楽で役に立たないことに異様に凝ったり、時間やお金を費やすものだから、よくよく考えるとこの手のものには親和性があるのかもしれない。blogを見てみると、どうもそういう人種にあまり求心力があるとは思えない。 ラグナロクオンライン にはまってる知人が「このゲームには萌えがある!」と叫んでいたのだけど、そういった妙な方向の思い込みの余地があまりないように見えるのだ。もっとも、そういう目的でなくても変な方向に改造してしまうのがオタクなのだが。萌えキャラ人工無能機能でも付与して、付けられたコメントに自動返信するまでやれば妙な盛り上がりは見せるかもしれない。私はご勘弁願うが。それにしても萌え、萌え、って言う昨今の文化はやっぱ変な方向に流れてるんじゃないか。どうにも、発展性がなぁ……話がそれた。ま、そゆことで。
 こないだ友人が「ブラックホーク(UH-60。ブラックホークダウンのブラックホーク)って意外と小さいのな。中は軽自動車と同じくらいしかなかった」と発言。去年の総合火力演習で見てきたらしい。で、 スペックを調べてみると 、残念ながら内側の寸法は良く分からなかったけど、全高は16feet10inch(およそ5m)とのこと。テイルローターも入れての数字であろうけど、これから考えると内側の大きさはどのくらいだろう? 先のサイトの画像の、全高と扉の部分の比から算出すると1.2m前後? これは扉の高さなので、もう少し天井は高いかもしれない。軽自動車の高さは、たとえば スズキアルト だと1.5mくらい。 Kei だと1.8mくらい。うーん、あながち間違いではなさそうだけど、なんか納得いかないなぁ。
 個人用 メモ


2001年11月15日(木) 旧暦 [n年日記]

みーんな、当て外れ

 何時の間にか早々と「タリバン政権の崩壊」が宣言されてやんの。ただし、アメリカ自身が言っているように、これで終りではない。アメリカにとってもアフガンにとっても、むしろこれからが正念場である。ゲリラ化したタリバンやビン・ラディンを追うのはこれまで以上に大変になるだろう。更にアメリカにとってこれからが大変と云う事は、日本にとってもこれからが大変と云う事であり……そりゃまあ日本はアメリカの太鼓持ちだから「アメリカの言う事なんか聞くな!」ってな事は言えませんが(世間体や建前がどうであれ、事実を見るとそう謂わざるを得ないのだ。今の日本は)、アメリカの景気や傷つけられたプライドの為に引きずり回されるのは流石に正直うんざりする。無論、この戦争の本質はそれだけではないけど。
 アフガンはアフガンで、ますます内部での権力争いの様相を呈してきている。もし氏族のバランスを無視し、パシュトゥン人を締め出すような事をすれば、間違いなく将来に禍根を残す事になる。各派閥内部の政治的調整もあるので一朝一夕には行かないだろうが、これは不可欠だと思うのだけど……上手く行くのだろうか?
 一体何の為の戦争だろう。誰の為の戦争だろう。少しはマシな状態になってると思いたいが、マシになってる部分がそれなりに多くとも、正義の為の戦争などと思う事は幻想以外の何者でもない。「無限の正義作戦」? 反吐が出る。
  前マイクロソフト日本法人の社長、成毛氏のインタビュー 。まあそうじゃないかと思っていたけど、マイクロソフトの株主無視、消費者不在の経営方針をこうもまあ赤裸々に……ただし、成毛氏は決してそれを批難してるのみでなく、マイクロソフトの方針の先行きのなさを指摘しながらも、その経営方針は日本にはかけていて、見習わねばならない部分が大きいと述べている。それはわかるんだけど、やはり消費者不在は消費者の立場からすると嬉しくないです。ハイ。
 ペケ箱ことXboxが米国内で発売。ただ、ゲームショウなどのレビューを見ると、サードパーティの数こそ揃っているように見えるが、実際は他ハードがこけた場合の保険として参入していたりと、いまいちソフトウェアメーカー側から本気で「Xboxに賭けよう」と云う意気込みは伝わってこないのが事実らしい。正直、私も家庭用ゲームにまでマイクロソフトがでしゃばって欲しくない、と云う感情は強いのだけど、どうなるものやら。はてさて。