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2011年11月23日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] プリズム#33とファイ・ブレイン#8とラスエグ#4とホライゾン#7ちょっとだけ

  プリティーリズム オーロラドリーム #33。後期OPになって出てきた新キャラが登場。声、伊藤かな恵かぁ。なんかミステリアスな実力者、ってポジションには合わないような。それより、あの木、双子がいた場所は10mくらいだよね? しかも大分枝葉が整理されてるので、あれだったら楽にロープかけられる、と考えてしまうのは職業病か。あと、あの程度の落ち葉で衝撃は防げないと思います。

  ファイ・ブレイン #8。前回奈々美がナイチンゲールの称号を得たのもアレだけど(ナイチンゲールって結構な女傑だから合ってるっちゃ合ってるんだけど)、今回はアナ・グラムがメイン。初回で助けたインチキパズル王が無理矢理巻き込んでパズルで一大リゾートランドをつくろうとするホテルに仕掛けられたパズルを解こうとするのだけど、いや、パズルを随所に詰め込んだホテルって、無理ありすぎるだろ……そいで実は「男の娘」だったアナの入浴シーンも出てくるのだけど、完全に骨格が男。でも、次回予告でセーラー服着たアナ、体型が違うんですが……

  ラストエグザイル銀翼のファム #4。シルビウス登場。懐かしいな。しかもタチアナが艦長とか。結局ファムたちのシルビウス強奪は失敗し、逆に15隻の軍艦をダッシュすることを約束させられてしまう。このままファムがなし崩し的にシルビウスメンバーになってくって展開なのかね?

  境界線上のホライゾン #7。三河消失に伴い、三河頭首の姫であるホライゾンの魂を受け継いでいたS01が三河消失の責任を負って自害させられそうになり、その奪取の賛否をめぐって武蔵艦内で「決闘」による決定がなされようとする。まあ、結構雑なところもあるっちゃあるんだけど、政治っぽいところが出てきて結構面白くなってきましたよ?
 経済、補給兵站、軍事力、とクリアして、次は外交政治。そこでいきなりトーリがホライゾン救出反対派の意見を……まあ、ディベートってのはそんなものなんだけどね。
 わかりづらい設定なんだけど、政治の話が絡んできてから結構面白い感じです。過去の歴史を再現することが目的の世界で、その目的を大義名分化し歪んだ要求を通そうとしてる相手に、単純な異能力合戦で相対さない、ってあたりがちと気に入りましたわ。いや、決して巨乳云々じゃなく。


2010年11月23日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 戒厳令下の金門島

 昨日の根本将軍の本の流れ。金門島は長いこと大陸中国との最前線で、戒厳令が敷かれてた、って話だったんでその辺のを調べてたら、こんなのがありました。→ Defcon3:義の島−台湾・金門島の秘史と現代日本の忘我
 やはり「この命、義に捧ぐ〜」がきっかけになってるみたいだけど、戒厳令下の金門島の様子とか、件の戦いを知ってる人の話も入るみたいで、かなり貴重かも。


2009年11月23日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 久々に夢を見た

 この連休に久々に睡眠をたっぷり取ったのですが、昨日はなんだか久々に夢を見た。というか、夢を見たのを憶えてた。ここんところまったく夢を見たかどうか、憶えてなかったからなぁ……まあ、夢見がいい夢ではなかったけど、悪夢というほどではないので、なんだか微妙。


2008年11月23日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#40とキバ#41

  ゴーオンジャー #40「将軍フッカツ」。突如ヒューマンワールドに現れた炎神大将軍の石像。その復活の鍵となるのは晴之助・昭之助兄弟が持っていた烈鷹の剣だった。剣と二人を守り抜こうとするゴーオンジャーたちだったが、兄弟の目の前に烈鷹とうり二つの青年が現れる。それが烈鷹本人と思った兄弟は剣を渡してしまうが、その青年は受け取った剣で炎神大将軍を復活させると、なんと魂のない大将軍に街を破壊させ始める。
 烈鷹そっくりの青年は就職を始め何をしても上手くいかず、雷々剱、獄々丸の口車に乗ってしまっていたのだが、炎神大将軍を止めるにはその青年がそう願わねばならない。度重なる説得にも「こんな世界、壊されちまえばいいんだ」と拒む青年に、走輔は彼を考え直させるために炎神大将軍に立ち向かおうとする。

 映画では烈鷹役の半田健人が過去ヒーロー役をやった一人としてパロディ的に「ヒューマンワールドでも俺とそっくりの存在がヒーローをやってるかもな」と締めていたわけですが、この話はそれをまともに受けてますな。
 各ワールドにはそれぞれ魂と外見がそっくりな存在がいる、という新設定だけど、映画版で出たサムライワールドの女将さんはケガレシアの同一存在だったのか? まあ、そうだとしても後付っぽいけど。逆に言えばヒューマンワールドにもガイアーク側の同一存在がいるわけで……それって最終回まで引っ張るのか?
 で、絶望する理由は就職が決まった会社が倒産したからと、世界を滅ぼすにはいささかアレなような、でも昨今の世情や事件を見てると微妙に笑えないようなもの。「西洋洗濯舗菊池」はつぶれたのか?(だから乾巧じゃねえって)
 自分の境遇を悲観しヒーローであるゴーオンジャーたちをやっかむ青年だが、ゴーオンジャーたちの普段の生活見てたらとてもそんなこと言えないと……ほとんどヒーローやってるだけのニートだもんなぁ。生活費は範人のバイトにおんぶにだっこじゃないかという気も。あ、軍平は警察の退職金があるか。
 しかし晴之助・昭之助兄弟にも「どこでも同じです。皆、それぞれ一生懸命に生きているのです」と言われて青年涙目……ではなく、また倒されても倒されても大将軍に向かっていくゴーオンジャーたちの姿を見て自分に甘えていただけだと気づき、炎神大将軍の暴走を止める。最後は烈鷹たちのキャストにスピードルたちのソウルをセットし、巨大化した雷々剱、獄々丸を炎神大将軍で撃破。青年はやる気を取り戻し、晴・昭兄弟は烈鷹たちのキャストと剣を持ち、エネルギー満タンのキシャモスたちでサムライワールドに送られていく。
 しかし今回、ガイアークは利用された挙句に縛り付けられて、踏んだり蹴ったりだったような。ラスボスどうするんだ、ホントに。
 次回は大翔にものすごいデレ期が来るらしい。


  キバ #41「ララバイ・心を解き放て」。ファンガイアの本能を暴走させてしまったことからいまだに立ち直れず、前より酷い引きこもりになってしまった渡。名護たちがなんとかして対話を試みるが心を開かず、嶋から解雇を言い渡されたことをきっかけに自分の間違いに気づいた健吾も説得にやってくるが、「自分は誰とも友達になってはいけないんだ」と、健吾も拒絶する。さらに深央が「大牙を殺してキングになってくれ」と迫ったり大牙が共にファンガイアとして生きようと言ったりし、渡は一層頑なになる。そんな渡を導いたのは、かつて母・真夜から聞いた言葉だった。
 22年前、キングに音也を殺す代わりに生き延びさせてやると言われた次狼たちは、音也を油断させた隙に彼を殺そうとするが、すっかり感情移入してしまって殺すことが出来ない。かくなる上はと三人バラバラに逃亡するが、キングの目から逃れることは出来ず、次々にキングに倒され、像にされてしまう。
 一方、相も変わらず真夜に戦いを挑むゆり。音也に言われたとおり衝突を避けようとする真夜だが、ブラッディローズを楯に脅され、イクサに変身したゆりと闘うことに……しかしそこにキングが現れイクサを一蹴。そして真夜に音也を殺せと命じるのだが、真夜はその命令を拒否する。音也もまた、キングに「俺は真夜に惚れている」と宣戦布告するのだった。

 やっぱりなんだかおかしくないですか、名護さん? 本当にまともな人間になっちゃったみたいじゃないですか。嶋が態度を急変させて健吾からイクサを取り上げたりしたのは以前名護にもやったような、戦士としての資質を確かめるためのテストだったのだけど、名護は顔色を読みながらも合格だったのに対し、ただ突っかかるだけしかできなかった健吾は失格の烙印を押されてしまう。名護はその健吾すらかばうし、嶋がキバを倒せと命令したのにも「渡を殺したくない。共存の道はある」と、かつての経験からファンガイアに絶望している嶋に毅然と反対する。この数回テレビに出てるのは本当に名護さんなんでしょうか? 偽物ちゃうか?
 健吾は自分がいい気になって八つ当たりしていただけと気づき渡に謝罪、元通りキバとして闘ってくれと説得するが、その説得も渡には通じない。おまけに大牙や深央が勝手なことを押しつけるから、なおさら収拾のつかないことに……
 それを解決したのは真夜の幻影の言葉。強引だなぁ。と言っても過去編で音也と真夜がキングに襲われてお互いの気持ちを確認するというのとシンクロしてるので、「んなご都合主義な!」というのはさほどない。いや、それ以前にカオス状態だとかあっさり改心する健吾だとか、何より 真人間になってしまった名護さん だとか突っ込みたいところはあるのだけど。
 で、過去編ではゆりを運命の女と定めても、どうしようもなく真夜に惹かれていく音也が、ついに決定的な一言を。ゆりもそれがわかってたけど、どうしようもなく、必死にあがいてたんだろうなぁ。でも、真夜がここまで音也に惚れてたってのは割と唐突な気が。単に気まぐれなゲームかと思ってたけど。って、これまでも「人を愛すると言うことがどういうことかを知りたい」と言い続けて、それがわかってきてたようだからそうでもないのか。
 あと、次狼が目の前で像にされて音也が怒りをキングにぶつけるけど、音也が男のために怒っただなんて、初めてじゃないのか?
 人間側に付いたわけではないけども、はっきりと大牙と袂をわかった渡を、大牙は嶋と共同戦線を張って始末しようとするらしいけど……渡への憎悪は潜在的にあったんだろうなぁ。深央はどうするんだろう?
 しかし、復活キバと巨大サガークベルトの戦闘は……ちょっとやっつけ?

[その他] 元厚労相次官連続殺傷事件の犯人

 出頭してきて逮捕されたわけですが、マスコミも年金問題が云々と言い、世間も厚労省といえばそれが真っ先に出て来ていた状況だったのに、動機が「ペットが保健所に処分されたから」、しかもその処分されたのは三十四年前だったってのが……そういうまともとは言えない精神状態に追い詰められた理由というのは無論それとは別なのだろうけど、それで三十四年前のことを思い出してほぼ無関係の人に凶刃を振るうって……ちょっとあまりに想定外の出来事に呆然。これはあまりに理不尽だ。
 犯人(正確には容疑者)については正直わけがわからないとしか言いようがないけど、事件と犯人をめぐる周辺の動きは興味深く見てみたいです。


2005年11月23日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 無防備都市−戦火のかなた

 本当のところ、「無防備都市」と言われると伊藤明弘氏作品がBREN-303名義で掲載された戦争マンガアンソロジーを思い出すんですが。多分このタイトルは、未見だけどもロベルト・ロッセリーニ監督の同名映画( 無防備都市戦火のかなた )が元でしょうが。
 苫小牧は地理性、施設等を考えると、確かにその手の行動で切り札に出来るって話は思わずうなずいてしまったんですが……でもその切り札って使い手があるんだろうか? っつーか、無防備地域宣言とはほとんど関係なく成り立つ要素の気が。そもそも無防備地域宣言の条件を成り立たせるために自衛隊を都市に入れることが拒めるんだろうか? と思って、有事法制はどうなってただろうかと検索かけたら……無防備地域宣言運動の署名活動が行われている 国立市から総理への有事法制案(当時)に対する質問書 が……いや、別にいいんですけどね。国立市って、何か変なのがいる?

  断水の中国ハルビンで住民が空港や駅に殺到=目撃者 ( ロイター )。化学工場での事故によって、らしいけど……中国は経済的な成長の一方でいろいろアレだから、こういうことがやっぱり起きるんだろうなぁ。

  「中国は寛大、日本は未熟」友好に奔走の日本人語る人民網 )。ところが、このインタビューを受けたというアジア環境技術推進機構の事務局長川上彰夫氏が、 アジア環境技術推進機構のトップページ で、「取材をを受けた事実はない」と発表。「言っていない」ではなく「受けてない」のだから、多分、本当なんだろうなぁ。

  チワワ盗難、相次いで発生 日本excite )。ちっこいこともあって、盗みやすいんだろうなぁ。ブームによるペットの過剰需要は他にも問題があるんだけど、これは犬でチワワならではないんだろうか? 少なくともこれだけの規模のものはそうなんじゃないかなぁと。それに問題があろうと、盗まれたショックで仕事までやめたというこの記事中の奥さんのような人が出てるのは確実で。
 チワワの出てたCMって、金融ローンのアレだろうなぁ。カワイさで業務のあざとさをごまかそうとした結果がこれか……

[アニメ] ワクテカ

 今週の ノエイン (#7)は、#2以降初の萌え作画。これは総監督容認なのか〜。
 自分が連れ去られたのが未来だと知ったハルカは、フクロウとアマミクによって連れ戻される。そして着々とラクリマでの龍のトルク(=ハルカ)を使った計画が進行する。元の世界では子供たちが真剣なんだかふざけてるんだかわからないハルカの探索を行う一方で、ユウは自失しながら街中でハルカを捜し求める。そんなユウだったが、ハルカの危機に呼応するようにカラスとシンクロし……
 ノエインさん、二度目の登場。しかも竜騎兵のリーダーであるクイナが裏切り者? 竜騎兵のコサギは任務を逸脱したカラスの処分を買って出るが、なんかカラスにプライベートでいろいろありそう。アマミクはハルカが自分たちの知るハルカとあまりにそっくりなことに動揺しつつも任務を果たそうとするのだが……
 ラクリマから脱出したハルカとカラスだけど、ハルカはカラスがラクリマ世界でのユウだということを知らない。またラクリマがハルカを放置するわけがないし、異世界で不安定なカラスがどうなるのかも……
 今週はお風呂シーンはなかったけど、そんなようなものはアリ。

  ぱにぽにだっしゅ 。今回もOPは「少女Q」。「ルーレット・ルーレット」のように「あれ? 変わったんじゃなかったの?」ってなことはとりあえずなさそう。最初の「黄色いバカンス」は60年代後半から70年代前半っぽかったけど、これは80年代風。当時のポップスのみではなく、テクノやらも意識したあたり、多分確信犯。80年代の代表アイテムであるヘッドホンステレオとかも意識してたりと、バカっぽいわりにかなり計算ずく。
 本編は、最終回展開の複線かなぁ、という気も。芹沢の声優さんの斎藤千和しゃべりに拍手。


2004年11月23日(火) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 最後(?)の必殺(その6)−「あばよ!」

 剣劇人がどんな作品であったのか、もう一度ざっと説明する。主人公は三人の元義賊。彼らには三人のうちの誰かが父親である娘がいて、娘は彼らの正体は知らないものの(実は最終回で知ってたことを明かされるのだけど)、金よりもこの娘の願いを受けて殺しを行う。その際、申し訳程度に三途の川の渡し賃に四文を受けとるのみ。殺しというより、悪党退治と言う方がぴったり来る。殺しに行く際は義賊時代の派手な衣装に身を包み、大人数とチャンバラを繰り広げ、悪の首魁だけ倒して去っていく。その際には(作り物の)大蝦蟇の背中に乗って消えると言うケレン付き。
 こう説明すると、「どこが必殺だ」と思う人も多いだろうし、見ても実際そういう人も多い。しかし、要素だけを抜き出せば、これまでも依頼主から依頼料抜きで依頼を請け負った者たちはいたし、額の少なさで言えば末期の仕事人だって大概人のことは言えない。これまでの必殺になかったところと言えば、実は正面から乗り込んでいって大人数相手にチャンバラを繰り広げる、というところくらいである。しかしそれこそがこの作品の重要な部分であることは、OPナレーション時のチャンバラ活写のパロディの映像と、タイトルの「剣劇」を見ればわかる。
 そして私が声を大にして言いたいのは、このアグレッシブさは間違いなく必殺のそれである、ということである。
 剣劇人最終回「あばよ!」ではゲストで中村主水が登場。剣劇人たちに絡んでくる。この時、主水と剣劇人たちの間でスタッフの内部葛藤そのままではないかと思えるやりとりが行われる。

 主水「(元締めのお歌にぼやいて)田舎芝居じゃあるめえし、あれで裏の仕事のつもりかよォ? 大根役者が雁首そろえて、派手な見得切りやがって」

 綾太郎「(仕事料がないと聞いて文句を言う主水に)中村さん、金を貰って仕事をするあんたの時代、もう古い」

 主水「何言ってやがんでぇ。その金にはな、殺された者の恨みがこもってる、だから仕事が出来るんじゃねえか」

 松坊主「『晴らせぬ恨みを晴らしてやる』、耳から指突っ込んでガタガタいわせたろか! 立派な大義名分ですナァ」

 初期の必殺では、一回一回が脇役、つまり犠牲者と悪人のドラマである回が少なくない。キャストのスケジュールの都合上ということもあろうが、犠牲者と悪人のドラマを濃密に描くことで視聴者の共感を、怒りを掻き立てる。世の不条理、あるべきものがあるべき姿でない「ねじれ」を丁寧に作り出す。スタッフも脇役の出演者もその時代にはその力があったし、だからこそ殺しのシーンで何の解決にならずともねじれのほどけるカタルシスを得られた。しかし、末期必殺では濃密なドラマは作られず、淡白に、あくまで決まりごととして犠牲と依頼が流れていく。言ってしまえば「恨み」は「大義名分」でしかない。
 いわゆる「お約束」は、いわば条件反射であり、条件付けが行われれば特徴的な条件刺激だけでカタルシスを追体験できる。別にこれ自体を責めようとは思わない。それも立派な娯楽のシステムである。が、刺激は慣れるものであり、また条件付けを再学習しなければ条件反射は薄れていく。反復だけでは限界がある。
 上の松坊主のセリフは、ただのシンボルとして「条件刺激」化された「犠牲者の恨み」を掲げる主水への、仕事人への、必殺に対するアンチテーゼではなかったのか?
 犠牲者に対する共感ではなく、犠牲者を悲しみ、悪へのまっすぐな怒りを示すお七を視聴者の代弁者に据える。そのお七に世直しの夢を見せるため、三人の父親が置かれる。悪漢になりきれないとなると頼み料だなんだは邪魔なだけで、シンボルであることを明示し、最小限のものにとどめられる。派手な殺陣、チャンバラで視聴者の目を楽しませ、かつ、あくまでこれは「夢だ」ということを明示する。
 必殺が一回りして帰ってきた先が、結局再び「時代劇」「チャンバラ映画」だというのはちょっとした皮肉か。アンチ時代劇として出発した必殺シリーズ、15年最後の作品は、「必殺」への「アンチ必殺」だった。かと言って全否定しているわけではなく、最終回では火事でいつもの衣装を失った主役三人はそれぞれ勇次、(何故か)石屋の大吉、秀の衣装を着て、殺し方まで真似すると言うサービスを行っている。必殺を愛しつつも愛しているからこそ否定する、そんなスタッフの心意気のようにも思える。

 と、ここで終わっていれば綺麗な話だったのだが、さらに数年後、第三十弾「必殺仕事人・激突!」が作られる。最初の数話の評価は悪くないものの結局末期仕事人の特徴を再現しており、シリーズ再開の原動力とはならなかった。はからずも「あんたの時代、もう古い」との綾太郎のセリフを裏付けるかのようだった。

[必殺] インデックス代わりにまとめ

最後(?)の必殺


2003年11月23日() 旧暦 [n年日記]

ディアボロな日

 大須へちょいと買い物に行ったら、オブジェ前の広場で大道芸のパフォーマンスがやってた。で、その中で何人かジャグリングと一緒にディアボロをやってたのだけど、結構おっかなびっくりの及び腰で、ふたつまで扱えるのはやっぱすごいのだけど、アニメみたいにはやっぱなかなかいかないのだなぁと。当たり前のことだけど。
  仮面ライダー555 は、結花が警官隊に襲われ、恐怖心から警官を手にかけてしまい、それに対し海堂は巻き添えになることを恐れて自首しろと冷たく言い放つ。しかし、木場はそんなレベルの問題ではない、もっと大きな人間とオルフェノクの対立の予感を感じていた。そんな中、結花は海堂たちが巻き添えにならぬようにと、警察に自首してしまう。そんな結花を迎えた警視庁の南は、やさしく「君を人間に戻してあげよう」と口にしたが、実際には生命の危険もある実験を行おうとしていた。そんな結花を助けたのは、研究施設で「オルフェノクから人間性を奪う研究」の被研体となっていたクラブオルフェノクだった。一方、巧と木場は沢村刑事と接触、結花の釈放と引き換えに自分達が身代わりになることを申し出ていたが、そのときに結花脱走の報がもたらされた。
 先週ははげしくトーンダウンしてて心配だったので、どうなるかと思ったけども、微妙に期待が持てそうな展開。実はスマートブレインと通じていそうな南、結花を実験台にした人間に激しい怒りを見せる木場、結花を助け出したクラブオルフェノクをかばってカイザ、デルタと対峙してしまう巧、そして南の主張に不安を煽られつつも、どこか釈然としない沢村刑事。人間とオルフェノクの関係が急展開していく中で、木場の立場とスマートブレインの動きが大変気になる。来週は、「忘れられた設定になるに違いない」と言われてた「メル友のユカちゃん」の正体がばらされる展開になるっぽい。今回のシリーズ、当初の伏線がちゃんと最後まで使われてるなぁ。アギトのときが忘れられすぎって話もあるけど。オーガも出てくることになっちゃうのかな?
  コミックバンチ 見たら、「ナポレオン〜獅子の時代」の長谷川哲也氏が新連載開始。中国風の異世界での武侠ものっぽい。長谷川氏はバンチの第一回漫画賞の受賞者で、しかも第一回の読み切り掲載者の中で唯一連載がバンチでの連載が始まってなかったので、そこまで意外なことじゃないけど、「ナポレオン」の方がこれで遅れないことを祈るのみ。
  ショックアップ!/広江礼威 の新装版買ったら、巻末の謝辞に見覚えのある名前が何人か……このバヤイ、「おめでとうございます」と言うべきなんでせうか?>T氏、S氏


2002年11月23日() 旧暦 [n年日記]

大江戸飛蚊症

 昨日、K研連中と飲み。場所は北区の 焼肉屋松っちゃん 。そこでM瀬君が「(七輪から)灰が飛んだ」と言ったのを「ハエが飛んだ」と聞き間違え、「飛蚊症?」と思ってしまう。 参天製薬のページ によると、飛蚊症ってけっこうヤバイ場合もあるみたい。
 お店の方はいまどきオーソドックスすぎるくらいの焼肉屋。だからああいう場所で「アイスないの?」とか言うなってばさ。
 その後、M瀬君の友達が働いているという栄のバーに行ってみる。そこで飲んでくちゃべって気付けば朝。うーん、ちょいと飲みすぎたか。
 以前リンクした 大和心とポーランド魂 のニューバージョン。先日「世界不思議発見」でこのネタを取り上げたのを受けてその素材や放映された内容を使ってるらしい。放送ではこの事件で助けられた少年少女たちを中心に結成された「極東青年会」のことも放映していた。ここらへんの話も面白いので、どっかにまとまってないかなぁ。
  下り24MBのADSL+承認へ 。ADSLは光通信までのつなぎ、というのが一般的な見方なのだけど、でもこれを見ると思ってる以上に寿命がありそうだなぁ。
  アニメ業界の規制緩和の方向へ 。内容を見ると、いかに業界への関心がこれまで薄かったのかを感じるものばかり。これで業界がどう変わるかはよくわからないけど、面白いものが出来てくるのならば大歓迎ではある。さて。
  大きさが1m程度のものまで判別可能な偵察衛星、打ち上げへ 。遅いとは思うけども、まあなにもしないよりは多分いいんだろうなぁ。専守防衛ならばなおのことこういう情報収集は重要になる。CIAも北朝鮮が1,2発程度の核弾頭を所有していると見ていることを公表したし、北朝鮮もどうなるのかなぁ。~ 
 よく考えたら、先週の キングゲイナー のことを書いてなかった。アナがしっかりしていて、頭がよく、でもやっぱり子供というのがしっかり描けてた。なんであんなに必死になっていたのかわからなかったけど、最後のシーンでどういうことなのかがわかる。うーん、ここんところシナリオの質が落ちたかと思ったけど、見事に持ち直したなぁ。見所的にはリュボフのバイクアクション(?)ということになるのか。一方、アスハムはシベリア鉄道の物資横流し不正の証拠を集めているよう。ロンドン・イマとシベリア鉄道の権力争いが起こる、ってことなんかな。来週は WOWOW の終日ノンスクランブルの日の放送。見てない人は一度見れ。
 なんか偉そうなこと言って無理やり「つまらない」と言わせたみたいな形になってごめんなさい。>MASTさん
  メモ同じくメモ 。って、よく見たら「からくりサーカス」の自動人形たちの名前の元ネタってこれだったんか。


2001年11月23日(金) 旧暦 [n年日記]

善意の押し付け

 なんかここの所、飯を食った直後に熱が出てくる。暫くすると下がるのだけど、体調が悪いのか普通のなのか、イマイチよくわからん。
 えー、もうすぐ年末です。募金の季節です。ってわけで、恐らく一度は見たことがあるであろうユニセフのDM。ユニセフって言ったら当然 United Nationed Children's Fund、国際児童基金 である。下宿には送られてきたことはないが、実家にいた時に送られてきたものを見たことがある。なんつーか、「なんでわざわざDMでもって人に善意を強要するわけ?」と大抵の人は思うだろう。ワシも思った。ユニセフって言ったら黒柳徹子女史だが、実はDMを送ってくるのは 日本ユニセフ の方で、黒柳徹子女史の活動は日本ユニセフには帰せず、直接国際ユニセフに帰しているらしい。 情報元はここ 。広報になるべく金銭をかけずに、募金に戴いたお金はできるだけ全て国際ユニセフに送りたい、と云うのは、確かに黒柳女史の知名度と影響力があればこそ出来る事だとも言えるが、DMの宛先の住所名簿の流出や、相手先の都合を無視して押し付けてくるようなDM攻勢などは、やはり「?」となる。欧米のようなボランティアのシステムが確立されていないから、企業化するのはある程度仕方ないとは云え……うーん。
 でもやっぱり 事務経費が10〜15% とか(ユニセフのサイトを見たけど、ちょっと収支決算内容に関する情報は見つからなかった)、 こっそり積立金25億溜めこんでたり とか聞くと、一概に悪いとは言わないけど、一体募金が何に使われてるんだと云う気にはなってしまうよなぁ。