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2006年10月01日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケン#31とカブト#35

  ボウケンジャー #31「亡国の炎」。ピンクとシルバーの珍しい取り合わせ。結界の中に二人だけで突入したシルバーとピンク。気まぐれなシルバーとクールなピンクで火と水の組み合わせなのだけど、ピンクも実は熱い性格だというお約束の展開。元自衛隊の特殊部隊というかなり無茶な設定のピンク。名家である家への反発からと言うこれもお約束な動機で自衛隊、そしてボウケンジャーに飛び込んでるけど、熱いところを見せながらクールに締めるのは、いいかも。その意気に感じたシルバーも身体を張って任務を遂行。
 しかしすべてを焼き尽くす亡国の炎って、案外と弱いというか、気合いでどうにかなるのか?


  カブト #35。ハイパーゼクターを手にした天道はもはや道を阻む者はいないと、ゼクター集めを続けようとするが、その前に立川という男が現れ、「ゼクター集めはやめてくれ」という。しかも天道の呼び出したカブトゼクターを自在に操ってみせる。その立川をワームから守れという命令が加賀美に下るが、ワームに襲われる彼は、角のあるワームの幼虫に変身。その上ドレイクゼクターを呼び出し、ドレイクにまで変身してみせる。彼が言うには「人間がライダーになってワームを倒してくれないと、我々ネイティブが困る」と言うのだが……
 一方、影山はザビーゼクターを返してもらうため天道に取り入ろうとするのだが、そのためのテストの料理でずるをしたことがバレ、逆ギレして飛び出してしまう。そんな影山に間宮が「頼みを聞いてくれればザビーを取り戻してやる」と持ちかける。その内容は立川を殺せというもの。しかし立川を守るゼクトルーパーに阻まれ、さらに「あなたはゼクトを裏切る人ではない!」という言葉に動揺し、間宮に役立たずと始末されそうになる。

 影山の転落劇が哀れだなぁ。彼にも何かあったからこそ、ザビーの適格者になったんだろうに、自分を見失ったあげく、ワームの手先として働くことに……自分の堕ち様に気づいた影山は一気に奈落の底へ。そこへ現れたのは矢車。そいでもって影山はホッパー二号ことパンチホッパーに……地獄のネガティブ兄弟誕生か。(笑)
 すべてのゼクターを集め続けようとする天道と、神代のためにサソードゼクターを取り戻そうとする加賀美は決定的に決裂。おまけにこれまでと違う、自らを「ネイティブ」と呼ぶ立川も現れ、事態はますます複雑に。幼稚園の保父をやってるらしい立川。社会に紛れ込んでると言うより溶け込んでるという感じなのだが、どういう勢力なのか……さらに、普通のワームと違う立川の変身したワームの幼虫体は、かつて天道の両親を殺した相手と同じもの。どうもワーム側の事情もあるっぽいが、ライダー計画の謎といい、本当に収集がつくのか?
 次回、加賀美陸が再登場。カブトとガタックの秘密を天道に話すらしいが、また小出しなんだろうなぁ……


2006年10月02日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 星雲賞非公式ノミネート関連

  星雲賞非公式ノミネート@Wiki2007年度星雲賞対象作品メモ を新設。「去年って、どんな作品があったっけ?」ってのがありがちなんで、とりあえず、BBS形式で。

[アニメ] 徹之進#38とおとぎ銃士#14とシムーン#26(最終回)

  徹之進 #38「てつのしんヒルズを追い出される」。犬山パパの会社「サンチャイルド」がネオの陰謀によって黒一に乗っ取られてしまい、ヒルズの犬山家にマスコミが押しかける。家族のピンチに初めて怒ったパパと、八本木の住人たちによってマスコミは除けられるが、それによって家族に犬山家が以前から家計の危機だったことがばれてしまう。海外旅行に行ってたお婆ちゃんもニュースを聞きつけ戻って来て、「離婚だ!」とすごい剣幕でまくし立てるのだが……

 この番組で誰しもが思ってた「犬山家の窮状、家族のせいじゃん」ってのが、お婆ちゃんに責められながら沈黙していたパパをついに見かねた執事さんの糾弾によって突きつけられる。そもそも堅実な生活を計画してたのに家計が逼迫したのは家族のわがままと無計画な散財のせいだと知らされ、さすがに一族の最高実力者のお婆ちゃんも沈黙せざるをえなくなる。まあ、もっと早く言ってれば、とは思うけど、今回の破綻はネオの陰謀だから、遅かれ早かれではあっただろうね。
 マスコミが犬山家の内情にあまりに詳しいことに裏があるとにらんだセトはハンゾウに調べさせ、犬楽園に白銀のスパイがいることを突き止める。だが、そのスパイが何者かまではわからない。これまでの描写を素直に見ればショコラだろうけど、今回、途中でどこかに行ってたポチの描写が妙にわざとらしい。そうこうしてるうちに、会社が破綻した犬山家は九州の実家に帰ることに……クラスメイトの中で唯一麗華が空港までやってきて憎まれ口を叩くが、見送りに来てくれたと素直にお礼を言うルミに、麗華もジョンもどこか寂しげ。ツンデレツンデレ。
 が、なにやら秘策を思いついたらしいセト様、徹之進に一日だけ帰るのを延ばしてくれと……いつになく頼りがいのありそうなセト様だけど、予告見ると、本当にあてになるのかなぁ。


  おとぎ銃士 #14「おかしな森の記憶」。「おかしな森」と呼ばれる森に赤ずきんたちと草太が入ったことを知ったグレーテルはヘンゼルに報告。かつておかしな森で暮らしたことのあるグレーテルは懐かしむのだが、ヘンゼルはその頃のことを覚えていないかのように素振りを見せ、そのことにグレーテルはヘンゼルがサンドリヨンに操られてるのではないかという疑念を抱く。そして、赤ずきんたちと接触し、フェレナンドを解放する代わり、「鍵」の力を使い、自分たちをサンドリヨンの元から逃げさせて欲しいと取引を持ちかける。

 グレーテル、裏切りフラグですか。サンドリヨンにはまったく忠誠心を持ってないけど、兄を慕うがためにその軍門に下っているグレーテル。そんな事情を知らない赤ずきんたちは、何かの罠ではないかと疑うのだが、草太だけは彼女を信じる。だが、グレーテルがそのことをうっかりヘンゼルに知らせてしまったため、ヘンゼルに急襲されることに……兄がサンドリヨンに従ってる限りは離反できないグレーテルは結局再びサンドリヨンの元へ。でも、それでも信じる草太を見たから、裏切りは確定かな?
 しかしこのパーティ、否応なく白雪がリーダーだな。
 次回はサンドリヨンの腹心トゥルーデが本格登場。「トゥルーデおばさん」じゃないけど、顔が黒いんですけど……てか、目元が怖いんですけど……


  シムーン #26「彼女たちの肖像」。アーエルとネヴィリルは翠玉のリ・マージョンを行うため飛び立つが、命令により嶺国の巫女たちの乗る古代シムーンが追ってくる。迎撃は避けられないか、と思われた瞬間、古代シムーンたちは予想外の行動を取る。彼女らは、旅立つ仲間を見送るリ・マージョンを行ったのだ。そして皆が空を見上げる中、アーエルとネヴィリルのシムーンは翠玉のリ・マージョンを行い、いずこかへ消え去った。それから数年、嶺国と礁国の間で戦争の危機が高まっている中、かつての仲間たちの姿が……

 結局翠玉のリ・マージョンとは何なのか、それによって何が変わるのか、変わったのかは不鮮明なままにされる。アーエルとネヴィリルが消えても、それによって何かが特に変わったということもない。彼女らのリ・マージョンが成功したのか、あるいはどこの時代に跳ばされたのかもわからない。しかし、古代に跳ばされたドミヌーラは、泉の選択を経なかったがために身体の崩壊が始まりつつ、再度の翠玉を望むリモネに応じ、再びのリ・マージョンを決心する。古代で行われる翠玉は一種人身御供的でもあり、それにより本当に何かが変わったのかはわからない。ただ、リ・マージョンがそもそも「祈り」である以上、その祈りがどこかへ、それもテンプス・パティウムの御許などという曖昧な話ではなく、未来か過去かのいずれかへ確実に届く、という、そのことが最も重要なのかもしれない。
 再度の戦争の暗雲の中、かつての仲間たちはそれぞれの道を歩む。ユンは泉で少女たちを迎え続け、モリナスはワポーリフと結ばれ、ワウフの経営する輸送会社に勤務、ロードレアモンは家を継ぎ、パライエッタの経営する孤児院のバックアップなどをしている。カイム、アルティは実家で家事手伝い、男になったフロエとヴューラには、それぞれ嶺国と礁国から赤紙が届く。
 時代は再び暗い波に飲み込まれようとしているが、彼女らの心の中にはかつて少女だった自分たち、そしてアーエルとネヴィリルの姿が焼き付いている。
 あくまで自分の解釈だけど、つまりはこの作品のテーマは「祈り」だったのだなぁ、と思う。それによって何が変わるとも言えない。だが、確実にどこかへは届いてる「祈り」。実はそういうものが人の支えになることもある。よく考えれば、これまでもそのことは何度も本編中で描かれてたっけ。カタルシスはなかったけど、ちとしみじみするラストでした。


2006年10月03日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮][アニメ] ライオン丸G#1とギャラクシーエンジェる〜ん#1

  ライオン丸G #1。オリジナルの方は見てません。何歳だと思ってるっちゅーねん。
 (時代設定的には)時代劇だった「怪傑ライオン丸」「風雲ライオン丸」を、近未来を舞台にリメイク……なのだけど、こりゃどう評価していいんだか……
 冒頭のもっともらしいナレーションに「なにもったいぶってるんだかなぁ」と思ったら、まるっきりそれはブラフ。そこは思わず笑ってしまった。別に世界は特に未曾有の危機にも陥ってないし、舞台は今と変わらない歌舞伎町(ネオ歌舞伎町)。主人公は、人は悪くないけど下品でスケベで頭悪くておまけにインキン持ちの、町一番のダメホスト。なんだか敵もチープで低予算丸出しだしで、こんなものと思いつつ思いっきりずっこけたりするのだけど、出てくるキャラ出てくるキャラ端からろくでもないのが、雨宮慶太デザイン協力のスーツのかっこよさとのギャップもあいまって、まあ、可笑しくなくもない気もしないでもない。場合によっては一回り半して面白くなってくるのかもしれない。今のところすべりそうですべらない、いや、ひょっとしたらすべってるのかも、というこそばゆい感覚。
 なんなんだかなぁ、と思って調べたら、オリジナルのライオン丸は大月プロデューサーの思い入れの強い作品で、作曲家をやってるオリジナルの制作会社社長の息子から、作品の版権を譲り受けたとか、管理を任されてるとかで。で、調べてみると、社長の名前が「鷺巣富雄」とか……ん? 鷺巣? 大月プロデューサーで鷺巣、ってことは……と引っかかって調べてみると、 やっぱり鷺巣詩郎氏だった模様 。あ〜、そういうつながりなんだ。
 しかし、個人の思い入れを暴走の挙げ句迷走させただけのものなのか、それを突き抜けて怪作になるのか、まあ、見てみないとわからないなぁ(二択かよ)。多分前者だけど。


  ギャラクシーエンジェる〜ん #1「出撃!天使のスクランブる〜ん」。 前シリーズ とは制作会社、スタッフを入れ替え、キャラも次世代になっての新シリーズ。っつーかほぼ完全に別物。とは言え、ゲーム版とは何の関係もないドタバタスラップスティックなのは踏襲。
 個人的な印象を言えば、前シリーズがドリフのコントだったのに対し、今シリーズはアイドルバラエティのコント、といった印象でしょうか。一応、旧シリーズの臭いもするのは、シリーズ構成の早川正氏が旧シリーズにもシナリオ参加してたからですかね? それよりは、監督の岸誠二氏のカラーが強く出てる気がしますが。
 キャラクターはビジュアル的により萌えになった分、個性が弱いなと思っていたものの、それなりに各キャラ立ってましたね。影の薄そうだった刀女もヅカ系キャラだし、お姉様キャラ(?)も二重人格以上にぶっとんだ性格で印象的だし。そうすると、主人公が一番影が薄かった気もしますが……
 ただ、ギャグやキャラ立て、メカ戦のシーンなど、トータルでそれなりに健闘してるとは思うものの、旧シリーズの「なんでもあり」「投げっぱなし」「15分にネタを詰め込みまくり」が念頭にあると、やはり濃さではかなわない、美少女キャラが右往左往してる番組という印象は免れ得ず……それをどう乗り越えるかですかね。

[その他] なにげにテレビを見てたら

 「ガイアの夜明け」で、世界的なマグロの需要過多にともなう確保競争と、完全養殖の話をしていた。完全養殖は、思っていた以上に困難が山積みのようで……でも、完全養殖により海洋資源の保全が行いやすくなるわけで、やっぱ期待してしまう。


  whirl さんの 日記 経由で、 外交部におこられちゃった、YO!北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ))。「YO!」はないだろ、「YO!」は! と思いつつも、まあ、そうだよなぁ、とか思ったり。中国の苦衷も察せられるエントリです。ま、言ってることは無茶なんですが。


  公園、歩道でスケボー 住民の苦情相次ぐ宮崎日日新聞 )。「 暗いところで黙々とやっても楽しくない。迷惑を掛けていることは分かっているが夜も楽しめる場所がない」。いや、気持ちはわからんではないけどさ……それって暴走族の言い分と、大して違わんぞ……


  日本の代表アニメ「エヴァンゲリオン」…芸術100選読売 )。いや、待て待て。エヴァにはまってた自分が言うのもなんだし、ある意味選考基準がわかりやすすぎるくらいわかりやすいんだが、それはいろいろおかしいだろう。でも、万人に共通して、なんてあり得ないし、ネットで募集したってこと考えると、インターネット拡大期とちょうどシンクロしたエヴァが「代表」として挙げられるのは、ある意味ふさわしいかもなぁ、と思わないでもない。


  大きな声では言えないが:「通信の秘密」は毎日 )。これ自体論旨がおかしいんですが、とりあえず「 慌てて「不徳のいたすところ」と党役職の進退伺を出したそうだが、それほど大げさな話?」。毎日新聞って、政治家の下のスキャンダルを取り上げたことなかったっけ? ってのはさておいて、大げさな話も何も、話題の本人が「 自分や家族を修められない人間が、天下国家を論じても説得力がありません 」と述べてるんだから、「自分を修められなかったこと」を責められても仕方ないかと……


2006年10月04日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回まとめて

 これまで逐一感想を書いてはこなかったけど、見ていたものの最終回の感想。ようこんだけ見てましたわ。

  ゼロの使い魔 #12「虚無のルイズ」。う〜ん、お話としてはけりがついたけど、作画・演出面の弱さがシリーズ構成のまずさをフォローしきれなかった印象。国と国の威信をかけた攻防というのに、ビジュアル的にあれではちと寂しすぎる。しかたないとはわかっちゃいるけど……アニメから見える設定で、原作がライト向きながら現実の事件や古典を借りて重みを出そうと工夫してるのはかいま見えたので(清教徒革命やダルタニャン物語をモチーフにしたりして)、それを生かす方向にならなかったのは残念。
 まあ、ルイズのツンデレぶりを眺めるだけには、それほど悪くはなかったです。


  つよきす #12「改めてよろしくッ!近衛素奈緒です!」。ゼロの使い魔でもそうだったけど、最終回だけOPに効果音やらをつけるのは何か意味があるんだろうか? 最終回だから特別なことを、ってことかもしれないが、あまり意味がない気がする。
 それはともかく、この終わらせ方は……ラストシーンまでなら「まあ、こんなものか」で済むのだけど、あのラストシーンは見てきた人にちと失礼だと思う。どんでん返しってわけでもないし。原作ファン向けというわけでもなかったし、意図がわからない。


  となグラ! #13「ベランダと紙ひこーき」。両親不在の隣暮らしに至る超強引な展開はさすがに開いた口がふさがりませんでしたが、蓋を開けてみればオーソドックスなラブコメに仕上がってました。香月の性格がちょっと勝手じゃないかとかは言われてたけど、普通に年頃の(でなくても)女の子と比べて、特にそうだとは感じなかった。勇治も相手の性格を承知で好きなようだし。
 逆に突き抜けてた部分もなく、お約束過ぎて驚くところもない、とも言えますが、まあ、今期の中では安心して見られたかな? 全般的に作画も安定してたし。


  ストロベリーパニック #26「はじまり」。渚砂と玉青のエトワール選出馬の展開あたりから予想されたとおり、(映画の)「卒業」エンド。予想通りだけど、カタルシスは結構あった。
 百合ものジャンルでは「シムーン」がかぶってたけど、あちらは少女期が終わった後まで描いたのに対し、こっちは少女期の中で完結してる。まあ、そういうのもひっくるめて悪くないです。
 ただ、「結婚式場からヒロイン奪取」と違って学生である以上学校や寮には戻らなきゃいけないんだけど、きっちりそれも描いたのはちょっとだけすごいと思った。残酷。
 男性向け「百合もの」の先鋭化が、行くべきところまで行ったもの、ということも含めて、結構思い切りの良い作品でした。


  うたわれるもの #26「うたわれるもの」。最後まで見ていてこう言ってはなんだが、最後までよくわからなかった。わからないというのは、この番組が何を描きたかったか、何を見せたかったか、ということ。壮大な設定とかバックグラウンドとか人間関係とか、それを貫く一本筋が見えず、結局原作のシーンやシチュエーションをどれだけまとめるかに注力したように思える。その意味では、技量的にはゼロの使い魔やつよきすより良かったのに、見ていて雲をつかむようだということではそれらの作品を上回っていた。なので、風呂敷をたたむ前にそれ以上に広げられる風呂敷も、見ていて意図がわからずポカーン状態だった。
 個人的にはかなり中途半端な作品という印象。原作ゲームをやってればそのイメージが投影されて、また違って見えるのかもしれないけど。

 あと残ってるのは「ホスト部」と「ひぐらし」かな?

[アニメ] BLACK LAGOON The Second Barrage#13とヤマトナデシコ七変化#1とか

  BLACK LAGOON The Second Barrage #13「The Vampire Twins Comen」。タイトル長いな。「第二弾幕」と銘打ってはいるけど、実質半年間の休養を経ての再開だから、まあ普通にブラクラでいいか。OP・EDもほぼそのままだし、話数も普通に続き番だし。
 そんな事情なんでのっけから普通に続いてますが、再開第一エピソードは原作でもロベルタ編に次いで人気の高い双子編。北欧ロリ&ショタの双子がヤクザたちを惨殺しまくりDEATH。
 各マフィアが休戦を結び危うい均衡を保っているロアナプラで、各勢力の構成員や息のかかった店を何者かが襲撃するという事件が勃発。各トップが集まりピリピリするが、すべての組織が被害を受けている。犯人には賞金がかけられ、ラグーン商会も色めき立つが……
 快楽殺人者の幼い双子、ヘンゼル&グレーテルのキャラがとにかく立ちまくり。生き残った犠牲者を隠れ家に持って帰り、死ぬまで頭に釘を打ち付けるなど、原作にあった描写を再現。前シリーズでも思ったけど、スタッフ、ようやりましたわ。グレーテルが金田朋子氏だってんで若干心配してたんですが、張った演技は極力抑えめにして作品と雰囲気を合わせてました。他にもお互いを「兄さま」「姉さま」と呼び合うなど異常さを爆発させてますが、まだまだ続きます。
 ある意味、この作品が「小気味良い台詞を吐きながらいかに嫌な世界を描くか」ということの象徴。


  ヤマトナデシコ七変化 #1「暗闇に差し込む光」。大きな洋館に下宿する美少年四人組は、大家のおばさんから「今度預かることになった姪を一人前のレディに仕立てろ。それが出来れば家賃タダ、出来なければ三倍」という無茶難題を押しつけられる。しかも当のおばさんは「恋を探しに行く」と世界旅行へ。しかしそこは女性は嫌いではない、というかむしろ好きなメンツ。「そんなに難しくないだろう」と待ち受けるのだが、やってきた少女スナコは貞子のような外見にダサダサのファッション。「まさかこんなのが来るとは……」とがっかりするが、それでも家賃タダのため、彼女をうち解けようとする。だが、明るいものが苦手なスナコは怯え、彼らを拒絶、さすがに皆もキレてしまう。自分の居場所はないと落ち込んだスナコは館を飛び出すが、ただ一人、スナコに真っ先に辛く当たってしまった恭平は責任を感じて彼女を捜しに行く。

 ナベシン監督で、しかも少女マンガ原作というので「どんなだ!?」と心配したが、テンポもいいし、基本的に耽美な四人組にひたすら内気を通り越し陰気なスナコの逃げまどいっぷりといい、結構笑えた。作画はさほどいいわけではないし、キャラクターデザインとかいきなり白抜きの人影になる演出とか癖があって苦手な人は苦手かもしれないが、そこがクリアできれば結構良いんでないかと思う。
 帰ってきたスナコの作った食事にほだされた四人は賭けもあってスナコの素顔を見ようとするのだが、逃げまどい頭から小麦粉をかぶったスナコは本人が怯えるような造作ではない……と思いきや、小麦粉を払い落とすと、眉は手入れされずつながってて、肌は荒れ放題、とまあ……いや、確かに手入れも化粧もせずに美女、なんてありえないんだけど、そんなリアルにギャグにせんでも……(笑)
 スナコは昔「ブスは嫌い」とふられたせいで自分の容姿にコンプレックスを持ち、ホラーとオカルト好きの暗黒道一直線になってしまったらしいが、そんときの外見、どうだったんかねえ。
 さりげにナベシン監督もいつものお約束通り出てたし、コメディとして手堅く面白いので、なかなか期待できそう。


 なんか、以前アニメ化した「ネギま!」がまったく仕切り直し、スタッフも一新して ネギま!? として新作になったので、第一話見てみたが、前シリーズの第一話よりは大分いい。原作とは展開が違うけど、今原作でやってるカード要素を全面に取り入れる展開にするつもりなんだろうなぁ。
 が、見ててOPで「チーフディレクター シリーズ構成 :大沼心」というのに、どこかで見覚えが……さらに本編中、黒板の落書きがショットが変わるたびに切り替わってる。もしや、と思いスタッフの名前を調べると……やっぱり ぱにぽにだっしゅ! のスタッフほぼそのままじゃん!
 あの手腕で作るのなら、結構期待できそうかな。


 あ、それとちょこッとsisterで新キャラのゆりかの声が、また釘宮理恵。ほんま、ツンデレ専門声優になってきたなぁ……


2006年10月05日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 右や左のダンナ様

 ちと引っかかったんで、単独エントリ。

  愛・蔵太の少し調べて書く日記 さん 10/5 経由で la_causette:君が代訴訟論争に見られる保守の退潮 を見て、「へ〜。そうなんだ」と思うと共に「あれ?」と感じる。現在全国一律に国旗掲揚・国歌斉唱を行うようになったのは高市文部事務次官の発した指導要領に端を発するもので、それ以前は多種多様だったというような主張。だが、調べてみると その「君が代通知」が行われたのは1985年 とのこと。
 あれ? 自分の記憶では、別にそれ以前から普通に国旗も国歌もやってた覚えがあるんだけど……そうなると「本当に多種多様だったの?」という疑問が沸いてくる。つまり、可能性としては「国旗国歌が法律上明記されておらずとも不文律で日の丸、君が代」だったが、「そんなこと法律のどこにも書いてない」と駄々を捏ねる者が出てきたために、国旗国歌法が制定されたように、不文律としてあったものが「そんな義務はない」と言い出す者が出てきたために、通達を出した、という可能性がある。これは当時の状況を見ないとなんとも言えないし、ましてや、「それ以前は多種多様だった」なんて言われても、普通他校の式なんか知らないから、データなりを出してもらわないと本当にそうだったのかなんてわからない。どうも小倉弁護士の主張は、結論ありきで語ってるようにも見えるのだが……
 もひとつ、小倉氏は 鶏と卵 というエントリで「 むしろ、「国旗・国歌の押し付けに反対する人」を勝手に「左寄り」と決めてかかっているだけだったりするような気がします。」と主張してますが、先のエントリでは「 入学式・卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱の全国一律の義務づけに反対ないし懐疑的なのが中道?左派にほぼ限定されている」と、自身で国旗掲揚国歌斉唱への反対会議を政治的左右と結びつけています。これで後から「政治的思想の左右とは本来関係ない」と言い出すのは誘導的というか、後出しじゃんけんと言うか、「 自分が最初に左とか右とか言いだしたんじゃん 」と思います。
 さらに以前氏が「ネットスクラム」の話題でブログを炎上させたとき *1 それをあるブログにおいて行っている主体は「ネット右翼」だ、と断定した(そしてさらに炎上させた)氏の過去の言動とはちょっと一致してないと思うのですが……ま、それで反省して「特定の主張を政治的思想の左右と結びつけないようにしよう」ということならいいのですが。
 もし、自分の主張に反対する者に対しては「右翼」とレッテルを貼り付け、逆に自分の主張に「左翼」と言われると反発するというのなら、それはダブルスタンスだと思うのですが。
*1: それ以前から「炎上」とかFLAMING UPとかいう呼び方があったのだから、あえて新語を創造する必要はないと思うのだけど。

[その他] ありえない夢

 夢の中で、相手が知るはずのない情報を知ってて無茶苦茶びびったのだけど、ふと冷静になって考えて、相手が知るわけがないからこれは夢だと夢の中で気づいた。なんかこういう夢の見方って、自分にしては珍しい。


  仏紙、日本人の熱狂ぶり皮肉り報道 凱旋門賞IZA! )。あ〜、これは皮肉られても仕方ないと思います。そりゃ、うかれる気持ちはわからんではないけど、出張り先の文化に無頓着すぎ。まあ、向こうでも日本人目当ての出店が出てたりって話だけど、向こうではそれこそ「上下社会」に基づく遊びだってことを認識しないと。


  妖怪のDNA毎日 )。とりあえず毎日新聞は「連座制」の復活論あるいは優性遺伝論者にきわめて近い主張の持ち主だということはよくわかりました。
 あ、誤解ないように言っておくと、私は安倍政権に関してはいくつかの理由からむしろ「不支持」です。でも、こんなアホ丸出しの論説で批判するのは人を嘗めすぎ。


  ボランティア義務化 おかしくないか 安倍政権『教育再生』のカギ東京新聞 )。いや、「ボランティア義務化」「大学入学を九月に」等は私も反対の立場なんですけどね。でも「 頭に浮かんだのが、かの核実験を宣言した国。人の自発性を「首領さまの意思」になぞるのが流儀。どこか似てないか。」って、アホのテンプレ過ぎて、呆れてものも言えなくなるんですが……だったらその前に北朝鮮の体制に大声で批判したことあるのかと。他の新聞の様子見て歩調合わせるのがせいぜいのくせに、都合のいいときだけネガティブの象徴として持ってくるなやい。言動が一致してないんだよ。


  アザデガン油田「日本の権益失効」 イラン石油公社総裁産経 )。ん〜、後手後手だなぁ。イランを巡る情勢があるとはいえ、翻弄されてるという印象は免れないような……

[アニメ] 武装練金#1とホスト部#26(最終回)

  武装錬金 #1「新しい命」。週刊少年ジャンプで一部マニアからは支持を受けたものの、メイン購読層の支持は受けられず、打ち切りになったものの増刊で完結した原作のアニメ化。いや、ぶっちゃけて言えば「パピヨン」がインパクトの4割以上締めてるんで、まだ出てこない内は特に語るべきところもないんですけどね。
 少年ヒーローものとしては、オーソドックスで手堅いつくりか。「少年ヒーローものとはこういうもの」という「枠」が透けて見えるのは原作からそうだからあまり気にしない。
 二番目の敵の猿渡までを処理したってことは、結構駆け足に展開するつもりっぽいが、まあ駆け足すぎという印象もない。夕方の時間帯でやったら巳田で第一話まるまる使ったろうなあ、ってくらい。1クール予定なのかな?
 作りとしてはまずまず手堅い印象。各キャラも原作通りの印象だし、作画も動きも悪くない。牽引役の斗貴子さんも中々。カズキの声でどうしても川平啓太を連想してしまうのは、前番組のせいか。
 次回、キーパーソンの蝶野攻爵が出ててからが本格的な勝負かな?


  桜蘭高校ホスト部 #23「ホスト部解散宣言」#24「これが俺たちの桜蘭祭」。学園祭で一般営業を行うことになったホスト部。普段は訪れない父兄(特に母親)方にも好評だが、様子を見に来た家族との軋轢が顕著なメンバーも。環の祖母が連れてきた娘エクレールを、命令によって学園祭の間エスコートすることになる環。父親とはうち解けてるのに何故か祖母からじゃけんにされてる環の様子に疑問を持ったハルヒは、メンバーから環の出自を聞かされる。環が妾腹で、跡継ぎのいないことから、須王家最高実力者の祖母から母の実家の窮状を救う代わりに須王家の跡継ぎにという交換条件を環自らが受けてしまった。そのことで息子を金で売り渡したと自分を責めた環の母は失踪してしまっているのだという。
 実はエクレールは環の祖母が彼の許嫁にと連れてきた娘。しかも彼女のバックは企業の強引な買収合併を行っている大企業で、政略結婚が見え見え。ホスト部に環が執着してるのを見て取った彼女は、「あなたのわがままにメンバーも迷惑してるのでは?」と言い出す。環は鏡夜が冗談で「環のわがままに振り回されるのは迷惑」と言ったのを真に受け、さらに彼女が出したある条件から、彼女との婚約を受け、桜蘭祭を最後にホスト部の解散を宣言してしまう。
 桜蘭祭のフィナーレを待たずして環がフランスに渡ってしまうことを知ったホスト部の面々。「これで終わりなんて、嫌だ!」とばかりに、エクレールと共に空港に向かう環を追う。

 物語のフィナーレ。これまでのゲストキャラもモブに出てたりして、盛り上げます。特に、いつの間にかモテモテになってた笠野田君(物陰から舎弟に見守られつつ)が……
 でも今回はさすがにシリアス風味で、れんげも強力モーターのせり舞台で登場せず、冷ややかにエクレールのことを説明する。
 最終回に向けて各メンバーのエピソードを出しつつも、ホスト部は環あってのホスト部だということを強調していたのが結実、そしてそれを皆が再度認識、一致団結して環を追う。
 ハニーとモリの三年生二人組は、特にそうと見えないけど、実は他のメンバーを見守ってた(ほぼ見守ってただけだが)立場として皆を送り出す。鏡夜はやっぱり裏でいろいろ。双子は途中まで追いすがるが、馬車から薫が振り落とされ頓挫。そこがカボチャ畑だったってのは、ハロウィンエピソードとかけてるのもあるのだろうけど、二人がまだまだホスト部の「家族ごっこ」を続けたいという暗喩でもある。
 そして最後にはやっぱりハルヒ。これまで皮肉だとか消極的にしかホスト部のことを評価してこなかった彼女が、積極的に環を追い、はっきりとホスト部にいたいと、みんなにも環が必要だと告げる。
 最後、ホスト部に破綻をもたらすだけの存在と思っていたエクレールも、その背景が開かされる。失踪した環の母はエクレールの家の使用人として雇われ、環のことを彼女にことあるごとに話していた。おそらく、いつしか話の中の優しい環にほのかな想いを抱き続けてたんでしょうな。最後に馬車から投げ出されたハルヒを助けようとする環を止めようとして、その手を緩めてしまうあたり、彼女も心底では冷たい人間ではなかった、ということで、ちょっと救いがある。
 ラブコメとしては誰と誰がくっついたという決定的な終わりなのではないけど、嫌々というスタンスだったハルヒがはっきりとホスト部を、そしてそれも含めて環が必要だとスタンスを示したことで、最終エピソードらしい決着をつけている。

 実は まんたんブロード の2006年9月号に「ホスト部」の記事が載っていて、日テレの中谷プロデューサー談によれば「現代のうる星やつら」、つまり王道の学園コメディを目指して、原作の「ホスト部」を見つけたという。記事を見ると実はかなり計算尽く(というと印象が悪いが、要は考え抜かれて)作られた作品で、それが見事に結実した。
 機会があればこの記事は読んでみてください。
 個人的には今期終了番組では、ゼーガペインと双璧かなぁ。いやはや、すばらしいものを見させていただきました。


2006年10月06日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 僕、頭がヘンになっちゃったよ

 と、読んでてい言いたくなるのが 今日の朝日新聞の社説
言いたいことは、侵略や植民地支配について、今の基準で批判するのではなく、当時の目線で見よということなのだろう。
(中略)だが、それは出発点にすぎない。
 さらに一歩進んで、歴史を評価するとき、その時代の視線を尺度にしたらどうなるだろうか。
 「当時の目線で見よ」→「今の尺度で見ろ」
 ???? いや、どこをどうしたらそんなコペルニクス的大転換が起こるんですか? 普通に考えればちっともそんな話にはならないんですが。
 さらに旧日本軍をナチスやスターリンと同列に取り扱おうと必死だけど、なにを持って同列に取り扱うのか、具体例が微塵も出ていない。
 いや、当時の日本に問題点はあったのは事実だけど、ナチスやスターリンの問題とはまったく別物。それを同じに扱おうという意図がわからない(いや、ほんとはわかるけど)。きっとこれ書いた論説委員、本当に問題解決、問題の始末をすることなんてどうでもいいんだろうなぁ。
 朝日の記者でも立派な方はいるはずなんですけどね。紙面の顔たる社説でこういうこと書くからバカにされるってのがわかってるのかな。これ書いた人は。


  ちょいワルオヤジ像:英語堪能…民間アンケで浮かび上がる毎日 )。私は「ちょいワルオヤジ」なんて知りませんが、知り合いには何人か「ワルオヤジ」ならいます……あるいは「ワルガキオヤジ」か。いや、ホントにワルガキがそのままオヤジになったような人。しかも人生経験やらが半端じゃないし、バイタリティあるし、でも学歴とかそういうのじゃない部分で知的で、面白い人たちですよ。まあ、基本的に「オシャレ」とは縁のない人たちですが。「オシャレ」がどうでもいいとは申しませんが、そこばっかに目が行ってると面白い人たちとの出会いの機会を逃しますよ、ということで。


  「礼儀正しい旅行者」 タイ、香港で日本人トップnewsclip.com )。凱旋門のニュースがあったばかりでいささかこそばゆいですが、イメージがいいってのはやっぱうれしいものですな。まあ、中国の観光客は中国政府が懸念してるとおり、評判が良くないようですが……近年経済的に潤いが出て海外に旅行に行く層が増えたと思えるので、マナーやらが周知されてないってのはあるんでしょうが。でも、人によっては半端ない気がする……まあ、マナー知らずはどの国にもいるんですが。

[アニメ] スーパーロボット大戦OG#1と夜明け前より瑠璃色な#1

  スーパーロボット大戦OG ―ディバイン・ウォーズ― #1「鋼鉄の亡霊」。様々なロボットアニメのロボットが一同に介したSRPG「スーパーロボット大戦」、その中でも登場したオリジナルロボットのみのスーパーロボット大戦OGシリーズのアニメ化。なのだけど、初回だけだと評価に困るかなぁ。キャラクターの造形とか世界設定とかに古くささを感じるのは、元のゲームからそうなのだろうけど、バーチャルゲームの決勝で、決勝なのに主人公が無策で突っ込んで一方的にやられてるだけにしか見えなかったり、敵のメカをなんとなく捕まえただけに見えるのに、すごいことしたかのようにオペレーターが驚いてたり……ちと演出面での不足を感じる。
 それ以外はオーソドックス。とりあえずしばらくは見てみるけど、特に感想は書かないかも。


  夜明け前より瑠璃色な #1「お姫様がホームステイ!?」。未来の地球、月に移住した人々の作ったスフィア王国と地球で戦争が終結してしばらくのこと。友好を結んだ月から、王女であるフィーナが主人公朝霧達也の家にホームステイしに来ることに……

 まあ、美少女ゲーム原作です。設定もそのように。と言ってしまうと話が終わってしまうんですが……両親不在、妹がいる、隣には明らかに主人公に惚れてる気味な幼なじみがいる、など、なんというか……
 ってなテンプレートに頭を悩ませてたって仕方ないのでそれは置いておくと、主人公は覚えてないけどお姫様は主人公と過去あったことがあったっぽかったり、終結した戦争のことが実はまだくすぶり気味だったり、怪しげなキャラが暗躍したり、ってあたりで気を持たせてるってところでしょうか。
 そんなことより個人的には大人っぽいキャラかバカキャラを主に演じてきた生天目仁美氏が「やや天然ボケ気味清楚系ヒロイン」を演じてるってのが一番びっくりなんですが。


2006年10月07日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] コードギアス 反逆のルルーシェ#1

  コードギアス 反逆のルルーシュ #1「魔神が生まれた日」。
 え〜、まず最初に断っておきます。あまりアニメの感想じゃないです。
 舞台は未来。なんだけど、どうもパラレルワールドっぽい世界。北アメリカ大陸には「ブリタニア帝国」というでっかい覇権国家があって、日本はそのブリタニア帝国によって占領。厳しい統制下に置かれているという世界。「日本」という国名すら奪われ、エリア11という名前で呼ばれ、日本人は差別的な扱いを受けている。
 主人公のルルーシェは日本人の孤児ながら戸籍を偽りブリタニア人の子息として学園に通う。で、途中をおもいっきりはしょれば、たまたま手に入れた絶大な力で、ブリタニアを日本から退けようとする、というのが(多分)大まかな流れ。
 ロボットものだと思ってたら違ってたってのも驚きなのだけど、それ以上に混乱してしまったのが世界設定。戦後日本と米国の関係を意図的にモチーフにしてるのは明らかなのだけど、どの程度の意図があるのだろう、というので混乱してしまった。(あくまで個人的に、という話です)  ブリタニア帝国が日本を侵略した理由が、冒頭のナレーションでは「日本にある地下資源を狙って」と言ってたのだけど、普通に考えれば、ぶっちゃけありえない。そんなに地下資源は日本にないぞ。とすれば、パラレルワールドという考え方。でも、そうするとパラレルワールドにする意味ってあるの? 「ブリタニア帝国」という架空の国にしてるけども、地理的にも明らかにアメリカを意識してるし。もしブリタニアがアメリカでないとしても、日本という国を持ってきた理由ってのがわからない。インパクトで耳目を引くため、ということならまあわかるのだが……
 で、制作がMBSってんでふと気になってスタッフを見てみたら、企画の欄に「竹田逭滋」氏の名がある。そのせいかしらん? とも思うが、スタッフに並ぶ名前を見てると、別にそんな思想的なものを作ろうとしてる感じでもない。あくまで設定の下地として持ってきたのだとは思うが、なんだかビミョーな印象を受ける世界設定だったので。
 あ、ちなみに話自体は手段を選ばず体制を打ち倒そうとする主人公と、秩序を守り、体制の内側から改変しようとする主人公の幼なじみとの対立っぽい話になるらしいので、上記のことはあくまでチラシの裏の雑感です。はい。
 ところでのっけからヒロインらしいのが死んでるんですけど……

[アニメ] 天保異聞 妖奇士(あやかしあやし)

  天保異聞 妖奇士 #1「妖夷、来たる」。オリジナルの妖怪時代劇もの。主人公が39歳フリーターってあたりで既にインパクトあるんですが。もと旗本の嫡男ながら幼い頃妖怪を見、そのことがきっかけで転落の一途をたどる男・往壓(ゆきあつ)は逃散した農民の母子と出会う。その子・央太が怪異に関わってたことから、幕府の「妖夷」対策組織「蛮社改所」と「妖夷」の戦いに巻き込まれることになる。
 舞台が天保十四年で「蛮社」って言葉が出たんでもしや、と思ったら、主人公たちの組織のボスは鳥居甲斐守耀蔵。「蛮社の獄」を引き起こした張本人で、時代劇ではもっぱら悪役として使われる(ま、史実でも善人とは言えんわな)。主人公側ってのは珍しいなぁと思ったけど、やっぱりあまり善玉っぽくない。若本規夫の声は怪人物らしくなかなかはまってるが、もっと岸田森っぽさを! 岸田森分を〜〜〜! *1
 まあ、時代は天保十四年(1843年)というから、必殺シリーズで言うと「必殺からくり人」 *2 「新必殺からくり人」 *3 「必殺仕置屋稼業」 *4 、ついでに「必殺スペシャル仕事人VSオール江戸警察」辺りです *5 。必殺換算でないと実感わかないのかい! ってツッコミは、その通りなのでお受けいたします。
 で、必殺換算ついでに「からくり人」#9「食えなければ江戸へどうぞ」で、地方からの江戸への流入、それと人返し令によるそれらの取り締まり強化が描かれてたけど、今回出てきた母子も地方から流れてきた口。妖夷の仕業とされてるけど、実際にはこの辺は天保四年から十年あたりまで続いた天保飢饉の余波によるもの。物乞いのテリトリってのは他の風俗から取ってきたのだろうけど、それっぽい(その手のことは、時代考証的には穢多・非人の社会抜きには描けないからだろう)。
 天保は十四年で終わりで、次は弘化、その次は嘉永。丁度十年後の嘉永六年(1853年)にペリーの黒船が来航してくることになる。本当はその前から外国船来日の情報が日本国内を巡っていて、丁度時代が外から揺り動かされる直前くらいの時代、ということになる。その時代と妖怪をどうからめるかってのは大変興味深い。
 ちなみに江戸には日雇いを転々としながらわりとその日暮らしっぽい暮らしをしてたのが結構いたそうなので(宵越しの銭はもたねえ、は江戸っ子らしい見栄ってことですかね)、往壓の設定はわりとリアリティがあったりする。
*1: 「天下堂々」「必殺からくり人」では、岸田森が鳥居耀蔵を演じていた。
*2: 主人公たちの敵対組織「曇り一家」が鳥居ら権力側と手を結んでいた他、仲間の一人、夢屋時次郎にとっては鳥居は恩人の仇だった。
*3: 主人公たちは天保の奢侈禁止令をきっかけに地方巡業に出ることになり、また主人公たちの一人・蘭兵衛は蛮社の獄の犠牲者である高野長英その人だった。
*4: 北町奉行所から配置転換されたばかりの中村主水の上役、つまり南町奉行が鳥居耀蔵だった。
*5: 本当は「アヘン戦争へ行く」も時代的にはその辺のはずなんだけど。


2006年10月08日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケン#32とカブト#36

  ボウケン #32「ボウケン学校の秘密」。ネガティブシンジケートのダークシャドウが冒険者志願の人々を募り、ボウケン学校を作っているという。なにか企んでるに違いないと潜入する蒼太と菜月だが……
 一見それなりにまっとうにボウケンのレクチャーをしてるように見えて裏があるのはもちろんなのだけど、一緒に潜入しようとして試験に落ちたレッドの落ち込みようが笑える。「冒険者に向いてないから他の道を探せ」と言われ、「俺から冒険を取ったら、何が残るんだ?」と本気で悩む。実は不合格はボウケン学校の脱サラダメ学生島田と間違われていたと知り、一転大はしゃぎ。レッド、リーダーシップがあるようでおちゃめだなぁ。
 その島田は一生懸命だけど泳ぎも運動もダメ。実は生け贄に冒険者が欲しかったダークシャドウに「お前が冒険者になれるわけがない」と罵倒までされるが、蒼太と菜月から取り上げられたアクセルラーを拾いに海に飛び込む。大冒険だけが冒険じゃない、苦手なことに挑戦していくのも冒険だ、という、児童番組らしいいい展開でした。
 大冒険というと、今回素のダイボウケンで戦ってたっけ……久しぶりだな。サイレンビルダーのジャッキアップアクションも久々に出たし。


  カブト #36。立川がひよりのことを知ってると思った天道はZECTに立川の確保を命じるが、そのことで三島と衝突、陸に呼び出される。そしてその場でカブトとガタックの恐ろしい秘密について聞かされることになる。
 一方、ワームに襲われた立川を神代邸に運んで介抱する加賀美だが、立川が神代の差し出した手を取った瞬間、お互いがワームだということを知り、争いになってしまう。立川はその場でサソードゼクターを召還し、サソードに変身するとクロックアップで逃げ出してしまう。
 天道は立川のことを相談しに来た加賀美と共に立川を捜し、「ネイティブ」のこととひよりのことを危機だそうとするが、そこにワームが襲いかかってくる。

 陸の語ったカブトとガタックの秘密とは、カブトとガタックはワームをすべて倒すまで戦うというもの。それを裏付けるかのように天道の意志に反してカブトは暴走し、立川を襲う。それをガタックが止めようと争いになるが、それで傷ついた二人にダブルホッパーライダーが……うわ、影山、すっかりはまってるなぁ。矢車とおそろいのやさぐれファッションで、ひたすら叩きつけるようなパンチをガタックに浴びせる。いつの間にか矢車を「アニキ」呼ばわりだし……
 結局、ガタックがせっかくかばった立川もすぐにワームたちに襲われ、息の根を止められてしまう。最後に、「ひよりは皆既日食の中にいる」という謎の言葉を残すが、なんのこと?
 カブトの暴走を体験した天道は、もし自分がひよりを殺そうとしたら自分を倒してくれと加賀美に頼む。そして、ライダーを止められるのはライダーだけだと、集めたゼクターを返すことにする。でも、ザビーは今更返しても影山は元にもどんないよなぁ……それに、予告で出てきたハイパーゼク……げふげふ。
 ネイティブは争いを好まないワームだってけど、人間に擬態してるってことは人間を殺してるはずだよな。他のワームとどうして分かれたんだろう。
 あと、陸の目論むライダー計画もカブト、ガタック、そしてネイティブが織り込み済みらしいが、どんなんだ?

[アニメ] 銀色のオリンシス#1とときメモOL#1とか

  銀色のオリンシス #1「水色の再生」。世紀末な世界を舞台にしたロボットもの、でしょうか。主人公のトキトたちはハンターと呼ばれる、人を襲う野良ロボットを狩る流れの賞金稼ぎ。トキトは戦闘要員ではなくメカニック&トレーラーの運転手だったが、滞在先の街で彼のことを「コウイチ」と呼ぶ少女テアと出会うことで運命が変わっていく。

 主人公と女性キャラの配置ばかりに気にかかるってのは我ながらよろしくないですな。謎の女性キャラの登場の仕方が二連発ってのがちと引っかかったもので……メインヒロインは相当な不思議ちゃんですが。初回だけ見ると定住できず流れのハンター稼業をやってる主人公たちが、何かどえらいロボットの秘密に巻き込まれるらしい、ってことしかよくわからなかったんですが、公式サイトの情報を見ると、人類をロボットに襲わせてる勢力が月にあるようで。主役ロボ以外の味方ロボ(クロウラー)がむしろマニピュレーター付き車両といった感じで、ちょっとその微妙に「見た目より疾走感」な感じが気に入ったり。あと、キャラデザが平井久司氏ということでガン種とどうしてもイメージがかぶるって意見がちらほら見られたけど、個人的にはどちらかというと服飾が似通ってるのが気になる。服飾デザイナーが他につけられればいいと思うのだけど……


  ときめきメモリアル〜Only Love〜 #1「ときめきの出会い」。 ときめきメモリアル ONLINE を原作としたアニメ。ゲーム名見ればわかると思うけど、オンラインゲームなんでどう設定とか構成するのかなぁ、と思ってましたが、キャラクターデザインの良くも悪くも癖のなさとか、ケモノ耳付きカチューシャとかとかがそれっぽい感じかな。
 変態生徒会長とか、ややアナクロっぽい不良とか、何故か最強生物なヒヨコとか、どう考えてもおかしい校風とか、スラップスティック要素は盛り込まれてるので、それらがはじければ面白くなってくかも、って感じでしょうか。
 とりあえずヒヨコかわいいよヒヨコ。つか、ヒヨコの格闘シーン、妙に力はいってたな……


 そういや昨日の 妖奇士 、必殺ヲタの目から見るといろいろ必殺シリーズを連想させる点が……主人公の仕事が湯屋の下働きってのは、「仕置屋稼業」の捨三を連想するし、屋根落ちは同じく「仕置屋稼業」の印玄の殺し技、ゴミ捨て場の埋め立て地が出てきたのは「からくり人」#5「粗大ゴミは闇夜にどうぞ」などなど……意識しすぎかしらん?

[その他] あとは最高裁か

  映画業界に衝撃「何信じたらいい?」 格安DVD判決朝日 )。「良識」じゃないでしょうかね? まあ、強者は法を踏みにじる(っつーか都合の良いように変えさせる)のが常ですが、その変え方に落とし穴があったってことですかね。


  神在月にかこまれて東京新聞 )。「 おとぎ話やイメージを手間暇掛けて仕込むのは、発信者の特権だからです」。  ……このコラム自体が「発信者の特権」を思う存分ふるってるってのに気づいてないんだろうか……「自分たちの特権を侵すな」と言ってるも同然なのに気づいてるんだろうか。「マスコミは権力監視に必要だから、権力の発表はマスコミを通すべきだ」と言いたいのはわかるのだが、それをはっきり言わない、言えない辺りがいやらしい。
 ネットの発達により誰もが発信者になりうるってのを、そんなにみっともなく怯えなくても。


  アッコが神取議員を猛批判「日本は終わりだ」スポーツ報知 )。タレント議員なんか前からいただろうに、なんでこんなに食ってかかってるんだろう? よくわからない。


2006年10月09日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 北朝鮮の核実験

 あ〜あ、やっちゃった。
 こちとらイカレたPCの修理しながら横目でニュース見てたけど、なんだかなぁ、という感じで。中国もロシアもさすがにこれは引くと思うのだけど、本当に何が狙いなんだろう? アメリカを二国間交渉に引きずり出すことだとしても、上手い手には見えないけど……
 個人的な印象は「北朝鮮終わったな」という感じ。しかも、核実験自体も失敗だったんじゃないかという見方が……


2006年10月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮][アニメ] ライオン丸G#2とギャラクシーエンジェる〜ん#2とはぴねす#1とおとボク#1

  ライオン丸G #2。先週ライオン丸に変身した獅子丸は危機を脱するが、キンサチの太刀を放り出して逃げ出してしまう。だが、彼が自分がライオン丸に変身したのを見たジョーが、スワンキーズを使ってサオリを誘拐し、獅子丸を誘い出そうとする。

 獅子丸の情けなさっぷりがおもしろいですな。ライオン丸に変身したことにびっくりしておもいっきりびびりまくり、町中で「ライオン」という言葉に過剰反応しまくる。2010年でも富士サファリパークは健在なのか……
 そんな獅子丸だからサオリがさらわれても当初知らんぷりを決め込もうとするが、ホラービデオにびびって結局助けに向かってしまう。正義感とかじゃなくってあくまでビビリなのがいいキャラですな。で、ライオン丸に変身してもビビリの獅子丸は当初は逃げまくる。が、次第に自分のパワーに気付いてスワンキーズを返り討ちに……この辺のアクションは獅子丸のキャラをよくとらえてておもしろかった。
 この分だと結構おもしろくなるかも……


  ギャラクシーエンジェる〜ん #2「激安!グランドバザーる〜ん」。悪くはないんだが、やっぱ前作のイメージが強いから、ふつうのギャグアニメやられてもいまいち物足りなく感じてしまう……メイド姿で猫かぶってるアニスがオカマのクーヘンに色仕掛けで負けてるのとかは割とおもしろかったが。しかし、「シュール・ストレミング」ってずいぶん臭いそうな名前だな……


  はぴねす #1「バレンタイン」。美少女ゲーム原作。原作未プレイ。連載中のコミック版は目を通してるけど、絵柄がまたずいぶん違うなあ。ほわほわした感じのコミック版とのギャップをしばらく残った、こっちが本来の雰囲気か。魔法がある世界で学校の魔法学科の生徒と一般生徒の主人公とのラブコメ……らしいのだけど、メインヒロインの記憶の中では昔主人公は魔法を使っていたり、ちとシリアス展開の伏線が張られてたりしてる。コミック版一話では先輩しか魔法使いがいないかと勘違いしたから、その辺はわかりやすいか。
 しかしどう見ても女(実際女装してるし声優も女性)な男が……原作ゲームでは人気キャラらしいが……デモツイテル。


  乙女はお姉さまに恋してる #1「口紅(ルージュ)をひいた王子様」。これも美少女ゲーム原作。やっぱり未プレイ。そしてこっちにも女装男が……しかも主人公デスヨ。女学園理事をしていた祖父の遺言で学園に「生徒」として入学することになった主人公が女の園で右往左往するコメディなのだけど、マリみてとかの流れの変化球か。まあ、女装潜入ものは昔から結構あるからマネってことではあるまい。つか、「まりあ†ほりっく」を連想してしまった。いや、本当は順番が逆なんだけど。シチュエーションもだいぶん違うし。
 閑話休題、学園では猫をかぶってる凶暴な幼なじみの協力(?)を得て学園に転校したはいいが、習慣の違う女としての生活に加え、無防備な女生徒たちにうろたえまくり、が基本ラインか。ときどきやたらとデフォルメキャラ化するが、結構テンポ良くおもしろかった。って、エンディングまでもかい!w

[アニメ] 徹之進#39

  徹之進 #39「てつのしん仲間にたすけられる」。徹之進を九州に返さないためにとったセト様の秘策。それは「ワガトモコンツェルン」の会長である寿司屋の源さんの仲介で、鬼塚とサンチャイルドをかけて囲碁の勝負をすることだった。何も知らずセト様の言いつけ通り犬楽園にいた徹之進は仲間が身体を張ってネオと対峙してることを知り、駆けつけようとするが……

 策って、別にスパイを逆用する「反間の計」じゃなく、素直に勝負だったのか……で、囲碁勝負となり「望むところじゃ!」と気炎を上げたセト様、実はその場の勢いで言っただけで、囲碁はまるっきりの初心者。セト様、いつものことながら……
 結局、レシーバーを通じてハカセの指示で打つことに。それってインチキじゃないの? と思ったら、鬼塚側もカイザーの指示で打ってて、どっちもどっち。人間に化けたセトの打つ手にハカセの陰を感じたカイザーが見たハカセの幻影がなんで平安な格好をしてるのかと思えば、「ヒカルの碁」か!w 他にもゴルゴなスナイパーが出てきたりとか、意外なところでパロディを持ってくるなぁ。
 で、徹之進が来ると危ないというので勝負のことは黙って犬楽園に遠ざけていたが、ショコラから話を聞いて駆けつけようとする。それを止めるポチ。自分のことでみんなを危険な目に遭わせるわけにはいかないという徹之進に、みんな徹之進が好きだからやってる、自分は特技は何もないが、徹之進を好きなことでは誰にも負けないから行かせない、とポチは吐露する。ここら辺のシーンは結構いいシーンだった。オオアナがジョンをセトに盛ろうとした眠り薬で逆に眠らせてしまった後、そっと上着をかけてやってるのが、なにげに良かった。トゥエルブはやっぱポチではないのか。ショコラの挙動が無茶怪しい。
 で、結局勝負に勝ってサンチャイルドの権利を取り戻したセト様たち。次週はネオたちとの抗争はいったんお休みらしい。しかし渋い役の麦人はやっぱりいいですな。
 ところで、よく考えると別に犬山家を東京にとどめておく必要はなかったってのはここだけの話だ。


2006年10月11日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 韓国国民には同情申し上げます。

  日韓会談:大統領「歴史認識」40分論じ共同声明見送りに毎日 )。
北朝鮮の核実験に対し日韓共同で抗議声明を出そうと提起したところ、大統領は話をさえぎって靖国神社参拝など歴史認識問題を約40分にわたって論じ、共同声明も見送りになったことが分かった。(中略)韓国側はその後、核実験と歴史認識問題を合わせた共同声明を逆提案したが、日本側は「声明にこだわっているわけではない」と断った。
 韓国、というか盧武鉉大統領の空気読めなさっぷりは尋常ではない……まあ、選んでしまった韓国国民の自業自得と言えなくもないが。韓国のジョークで「一番ひどい奴は盧武鉉に投票し、その後外国に移民してしまった奴だ」ってのは洒落になってない。


  北朝鮮の核実験 暴挙に強く抗議する朝日 )。「北を非難する」という表題なのに、「話し合いで解決しましょう」と言ってるだけで、どのように話し合いに持って行くのか、どのように解決するのかの知見がまるで書かれてない。いつもながらの朝日社説。


  パソコンの捜査書類保存を禁止 県警刑事部が情報流出防止策徳島新聞 )。う〜ん、とりあえず一番効果がありそうなのはそのくらいか。非常に面倒なんだけど。「私物パソコンを公務に利用しない(あるいは公務のパソコンを私物利用しない)」とかも重要なんだけど、知識が徹底されるかは疑問だし。でも不便だろうなぁ……


 細かいつっこみだけど、 100メガショックの100メガは100メガ「ビット」であって、CD-ROM容量の単位は「バイト」だから、6倍じゃ済まない と思う。

[アニメ] ブラクラ#14とヤマトナデシコ#2

  BLACK LAGOON #14「Bloodsports Fairytail」。双子編中編。ロアナプラに双子を招いたのはイタリアン・マフィアグループ。バラライカを始末するためだったが、双子が暴走、逆に自分たちが壊滅されることに。で、弔い合戦でもあるホテルモスクワは本格的に牙を剥く。
 今回はレヴィやガンマンたちは完全に脇役。服(とカツラ)を取り替えて役割を入れ替える双子が……原作見たときは入れ替えたままだと思ったけど、声を聞く限りその後元に戻ったのか? そして本性を丸出しにするホテルモスクワ。無軌道にバラライカを狩ろうとする双子に対し、理詰めで追い詰めていく。エダがまた余計なところで混乱して、それがちと不確定要素にはなるのだけど……しかし今回、バラライカと周が主役のホラーだな……双子がモンスター役。


  ヤマトナデシコ七変化 #2「鉄のカーテンを攻略せよ!」。美少年四人と新しい学校に登校したスナコは、たちまち学校中の注目を浴びる。特に前髪の下の素顔を暴こうと、追い回されることに。のみならず、四人のファンの子たちにからまれることに……
 今週も引き続きおもしろいですな。新キャラの乃依は明るくさっぱりした気性でスナコにもフランク。美少年四人組の武長に惚れてるのだが、武長がシャイなため片思いと勘違い中。スナコは「明るい生き物」と苦手な風だけど、それでも好意は持ってるよう。
 そのスナコ、四人組のファンのガングロたちに絡まれ、それを恭平がかばったのだけど、偶然ガングロが恭平の顔に爪をひっかけてしまったのを見て、大暴れ。キレて自分で前髪を落としてしまう。こいつも結構男前な性格やな。でも、キレないとダメってのが……
 次回はスナコのお披露目パーティらしいが、来週までにレディになれるんかいな。


2006年10月13日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] すももも#1といろはに#1とゴーストハント#1と地獄少女 二籠#1と銀河鉄道物語 永遠への分岐点#1

  すもももももも 〜地上最強のヨメ〜 #1「地上最強の許嫁」。ヤングガンガン連載中の格闘ラブコメディのアニメ化。作画レベルとかは決して高くないんですが、なんつーか、OPが、OPが……「子作りしましょ」って、いや、そういう話なんだけどさ。(笑)
 武術家の家系に生まれながら武術嫌いで検事を目指す犬塚孝士の前に、突然変な娘がやってくる。武術家である父・雲軒によれば、雲軒の親友の娘・九頭竜もも子は、武術家最強の遺伝子を持つ子を持つため、孝士と結婚するために来たという。雲軒ももも子を気に入りそれを許可してしまうが、ただでも武術家嫌いな孝士はそんな理不尽な展開に我慢がならず、もも子を徹底的に無視する。
 とにかく孝士に迫りまくるもも子を孝士がスルーし続けるというのは原作通り。で、ラブコメなのにちっともラブにならないのも原作通り。まあ、あのちんまい生き物が迫ってきてもなぁ……しかもそのちんまいのがオーラで竜を出したり怪光線を放ったりととんでもないスペック持ってて、さらに孝士は自分より強い、と勘違いしてるのでそのせいで孝士は振り回される。そのドタバタが原作通りでわりとノリが良かった。
 ドタバタだけど女性作者らしい少し一筋縄ではいかないところがあるので、シリーズ構成が井上敏樹ということで、意外と合ってるかもしれない。


  幕末機関説いろはにほへと #1「凶星奔る」。 GyaOで無料放送中 の高橋良輔の最新監督作。大政奉還翌年の慶応四年、横浜の異人租界でのもめごとから二人の子供を助けた浪人・秋月耀次郎。その子供たちの保護者の遊山一座は旅役者だったが、実は座長である遊山赫乃丈の両親の仇を捜して全国を渡り歩いていた。彼らは仇の針尾が長岡藩河井の用心棒として、租界内で行われる闇のオークションに行くということを突き止める。オークション会場に潜り込もうとする赫乃丈たちだが、オークションに「覇者の首」と言われるものが出品されたその時、引かれるようにして耀次郎が現れ、覇者の首をいきなり斬りつけた。

 慶応四年ってえから、時代的には必殺換算で「からくり人血風編」ですかね(だから必殺ファンにしかわからん換算やめなさいって)。
 主人公の耀次郎は坂本龍馬を暗殺から守れなかったことに負い目を感じているようだけど、ただ龍馬の用心棒というわけではなく、「覇者の首」と呼ばれるものを追っているよう。で、この覇者の首は、人によってはのどから手が出るほど欲しいものらしいが……
 でもまあ、そんなことより大江戸ゴスロリですよ(なんじゃそりゃ)。あんな肩とか腕とか丸出して……と思ったら、赫乃丈は女と言うことを隠して女形を演じてるらしい。ああ、ならいいのか(ええんか?)。
 赫乃丈の仇討ちをプロデュースしてる「先生」とやらが冒頭で幕府から天皇への密書を奪ってたり、どうも耀次郎の事情とかも周知してるらしく曲者。見た目から曲者。
 ビジュアル的には見てて飽きさせないが、話的に面白くなるかはまだわからないかな。
 ところで冒頭、侍ともめてた異人が出した銃はコルトウォーカーとネイビーでしたな。良かった、ピースメーカーなんか出されてたら萎えるところだった。


  ゴーストハント #1「File1 悪霊がいっぱい!?#1」。小野不由美原作のジュニアノベルのアニメ化。つーか、そのコミック版がベースらしいけど。旧校舎の幽霊騒ぎに科学的ゴーストハンター、神道の巫女、高野山の坊主、エクソシスト、タレント霊能力少女が一堂に会することになったのだが……
 「悪霊は本当にいるのか」というミステリ仕立てで、古くささは否めないものの結構面白い。このエピソードだけのキャラだろうが、眼鏡のキレキャラの黒田さんが、地味にリアルにいやな奴で面白い。
 しかし、ナルシストだからナルちゃんってセンスは……


  地獄少女 二籠(ふたこもり) #1「闇の中の少女」。「妖怪必殺仕置人」の第二期シリーズ。つか、第一期こっちじゃ放映してないっちゅーねん。
 それはさておき、「巷説百物語」よりかなりストレートに必殺ネタ。その分リスペクトはOPナレーションくらいのものですが。要は理不尽にひどい目に遭うゲストキャラが死後の地獄行きと引き替えに憎い相手の地獄送りを依頼するというパターン。でも第一期は殺るか殺られるかというせっぱ詰まった状況だったり、わりと理不尽な恨みだったりと後味悪い(笑)。
 で、第二期もフツーにその後味悪い一話完結をそのまんまやってます。第一期はノリが固まるまで数話かかったけど、今期は前期の完成したノリを引き継いでるんで安心してみられます。
 しかし今回は「地獄幼女」が新キャラとして登場って……


  銀河鉄道物語〜永遠への分岐点〜 #1「新たなる旅立ち」。これも制作局になってますが、第一期は放映してません……いやはや。で、こっちはシリーズ初見なのだけど、案外と安定していて結構良かった。スタッフが非常に良く松本零士リスペクトしていて古めかしくも懐かしい下町情緒の描写に、現実の鉄道周りの風景・光景を投影していて、トータルでかなりよく練られた世界観だと感じた。そこで繰り広げられる熱血調の物語も、古いと言えば古いけどどっか普遍的なものがある。
 正直、ここんところの松本零士ものだから外してるかなと思ったが、スタッフがきちんとリスペクトしてるせいか、過去の松本零士作品の正統後継作といった印象。やはり先入観でもの見てはいけませんわ。
 しかし松本作品のおかんは異様に若々しいな……


2006年10月15日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケン#33とカブト#38

  ボウケン #33「レムリアの太陽」。まさかの松金よね子再登場! これまでも示唆されてた菜月の正体が……それ自体はこれまでの情報で想像できたことだけど、それよりあっさりクエスター側についた菜月に寝返るズバーンが……封印したろか。
 今回、メンバーが揃わず危機に陥るボウケンジャーたちの前に新メカ「ダイボイジャー」が登場。やたらとでかいっぽいんですが……こんなんいつのまに作っていたのか。
 話は次回に続くっぽい。


  カブト #37。天道は妹・樹花の通う中学校で野球部部員が一斉に消え去る事件があったと聞き、ゼクトに調査を命じる。ラグビーのコーチや教師として潜り込んだ加賀美や岬は「願いを叶えてくれる呪いの鏡」の噂を聞くのだが、その噂通り、鏡から歌声が聞こえてくる。しかし真実を確かめようとした天道・加賀美の前に、ワームが立ちふさがる。

 今回、願いを叶えるという鏡の怪談を軸にしてるのだけど、まずはなんと言ってもいきなり脈絡もなく中学生として転入してくる神代が……一体何を考えてるのか。ってか、本当に帝王学勉強したのか?
 まあ、今回神代と樹花と天道、それと岬、加賀美が初めて一堂に会したりしてますが。ひょっとして意外と今後の展開につながるのか?
 で、樹花にテストで負けてる女子中学生・恵子がワームにおそわれ、それを助けるのがネガティブライダーBros.を結成したばかりの景山。いつもながらネガティブな言葉を吐きつつワームを撃退し、恵子が捨てた学力向上のお守りを持ち続ける。それを矢車にネガティブにたしなめられる。結局どこまで行ってもネガティブなんだな、こいつら。
 今回いきなり新武器・パーフェクトゼクターが降臨したり、話の終着点がまるっきりみえなかったりですが、意外とワームの行動の根幹に関わったりするのかな。このエピソード。


2006年10月16日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 徹之進#40と009-1#1と妖奇士#2

  徹之進 #40「てつのしん犬猿の仲の意味を知る」。ネオたちとの抗争も一段落付いて、犬楽園の仲間たちは慰安旅行で温泉に。ところが地元の山に済む猿たちに弁当を奪われてしまい、取り返そうとするのだが……

 セト様と因縁のある猿たちが出てくるのだけど、ネオたちとは違ってこちらはほのぼのとしたもの。昔からのガキ友達って感じですかね。で、猿たちの中で特にいたずらでちょっかいを出してきた猿美の危機に、さんざんいたずらされたのに助けようとして共々危機に陥る徹之進は、いつもながら猪突猛進の一本気だねえ。もうちょっと周りが見えた方がいいけども。
 次回はネオがまたちょっかいを出してくるらしい。しかもセレブナイトの正体がばれる?


  009-1 #1「潜入者たち Infiltrators」。石森章太郎原作のお色気スパイアクション。っつーか009とくのいちの合体技?
 主演が釈由美子ということもあって不安があったのだけど、見てみると主役のミレーヌ・ホフマンの演技も問題はなかったし、冷戦下の東西対立をモチーフにした緊迫した情勢を背景に、スパイアクションもキレが良くって意外にも当り。「銀河鉄道物語」とかもそうだが、まつげがバタバタしてたりするデザインは今の「萌え」の風潮とは会ってないが、逆に先鋭化してパターンの幅を自ら狭めてる「萌え」界隈にはない快楽ってものがある。懐かしさを売りにしてるってんじゃなく、単純に面白い。
 しかし、ゼロ機関の女スパイは009のメンバーがモチーフなのだけど、009-7がツインテールになってるのが……


  妖奇士 #2「山の神堕ちて」。央太母子を追って南部から江戸へやってきた山の神。実は山の神が央太を追ってきたのには大変な理由があった。

 う〜ん、どうして央太が心変わりして異界に行くのをやめたのかが……かなり唐突な気が。それ以外は、まあ普通に落としたかな、という感じ。往壓が加わったことで蛮社改所がようやく本格始動することになるのだけど、その背後ですべてを掌握する鳥居がやっぱ一番面白いキャラだよなぁ。鳥居がどれだけ怪人物か次第かも。安易に異界と関わってるなんてなってほしくないなぁ。史実でも明治維新後まで生き延びるし。

[その他] 別に嫌みとかではなく

  PS3、初年度は苦戦と予測…ゲーム情報誌まとめzakzak )。発売後の苦戦は現時点の材料を見ていると自分のような素人でも予想はつくのだけど、「五年後にはWiiを追い越す」というのは、どのへんの材料からなのだろう? 発表の詳細が読めれば、わかるのかな?


  中川氏核発言に被爆者ら反発「被爆国の政治家か」長崎新聞 )。ん〜、被爆者の方のお気持ちはわかるんですが、発言にいろいろ間違いがあるのは、ちとなんだかなぁ、と思う。「核実験発表をした北朝鮮を国際世論が非難している中で、日本からなぜこんな発言が出るのか」というのは、まず「核実験を実行する」のと「核保有の可能性を否定しない」はまるで次元が違う問題です。「核保有の可能性を明確に否定している」国は世界にどのくらいあるでしょうか? また、そうでない国が問題となってるでしょうか?
 他にも、「保有すれば、攻撃対象になる可能性が高まるというのが普通の考え方だろう」とか……中国なんかは攻撃対象になる可能性が高いわけですか? ちょっと実情を見ない否定の仕方は、その心情は理解できるものの趣旨自体をゆがめかねません。
 あ、ちなみに私は核保有賛成ではありません。中川氏も言ってるとおり「核保有によるリスクもあり」ますし、それは論理的に考査すべきです。


  教師が自殺生徒に「いじめ」=「からかいやすかった」−福岡・中2男子自殺Y!hl )。いや、生徒のいじめに荷担するなんて、教師としてはあるまじきことではあるんですが……先ほどなにげにつけてた報道ステーションの報道の仕方が、ちょっと首をひねるものだったので。
 ご両親がひたすら学校側を厳しく叱責する映像が流れ、そしてその教師が他の生徒にも同様にひどい言葉を投げたと……
 いや、それ自体は確かに悪いことで、きちんと処分されるべきです。でも、いくつか疑問点も沸いてきます。第一にはその教師の言動と自殺の因果関係。報道では、さもそれが直接原因と言わんばかりでした。でも報道の材料では、それも一因かもしれないけど、はっきりとは因果関係および寄与はわかりません。件の教師の態度は問題だけど、自殺の原因をすべておっかぶせるような報道の仕方は恣意的に過ぎるでしょう。
 あと、ご両親が学校側をひたすら厳しく叱責する映像が流れたのですが、ご両親にはご子息は相談されてなかった、あるいは、ご両親は様子がおかしいのに気付いてフォローなどをしようとしてなかったのでしょうか? 実際のところはわかりません。気付いてフォローしようとしたけど、力及ばず、ということかもしれません。また、ご両親もご子息を救えなかった自分を激しく責めてるかもしれません。でも、あの報道では何一つわかりません。あの報道はなにをしたかったのでしょう? 拙い自分にわかるのは、生徒の自殺と担任教師の関連を印象づけようとしたことだけです。あるいはそれは事実かも知れません。でも、提示された材料では判断しきれません。報道の作り方自体が見る側に印象で判断しろ、きちんとした判断材料は提示する必要はない、というふうに思えます。


2006年10月17日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 史上最強の弟子ケンイチ#1とおとぼく#2と結界師#1,2

  史上最強の弟子ケンイチ #1「梁山泊!豪傑の集いし場所」。弱虫でいじめられっ子の白浜兼一は勉強も運動も平々凡々。せめて自分を変えようと高校になって空手部に入ったが、入部してから一度もまともに稽古をつけてもらったことがなく、部内でもいじめられてる始末。だが、転校生の風林寺美羽と出会うことで運命が激変することに……
 サンデーで連載中の(インチキ)武術コミックのアニメ化。う〜ん、なんで深夜帯なんだろう? 対象層的にも夕方とか向きのような。無難に、作画とかもひどいところも特になく映像化した印象だけど、やはり達人たちの声は豪華だなぁ……ただ、石丸力也はやっぱジャッキー・チェンのイメージがあるので、アパチャイより馬剣星の方のイメージが……二又一成さんも悪くないんだけど。


  おとぼく #2「消せない消しゴム」。なんとか女学院での女装生活にも慣れてきた瑞穂だが、同じクラスの紫苑にいきなり正体がばれてしまう。しかし紫苑は瑞穂が男と知った上で、学園生活を送る手伝いをしてくれることに……学園内でも評判の高い紫苑とすぐ親しくなったこともあって瑞穂の評判はいやますが、その中に「次のエルダーはこれで決まりかしら」という声が混じっていた。

 前回に続いて安定してる。デフォルメキャラの使いどころも上手いし。「エルダーシスター」という学院特有の制度が明らかになり、男の瑞穂がそれに推薦されることになってしまう。これがタイトルの「お姉さま」ってことか? それにまつわり生徒会長の厳島貴子が登場。ライバルキャラ、という位置づけかな? さらにエルダーについての紫苑の過去の因縁も明らかになって、キャラの動機付けがはっきりとしてる。
 ハーレム型の設定だけど変化球で、今期開始のギャルゲー原作アニメでは今のところ一番面白いかな。


  結界師 #1「右腕の傷」#2「良守と時音」。妖怪たちが力を得ようと集まってくる特殊な土地・烏森。そこで土地を守護し、妖怪を退治する「結界師」の家系に生まれた墨村良守。正統後継者とは言っても仕方なく任務をこなしているのが実際で、やはり同じく結界師で犬猿の仲の隣家・幸村家の時音にバカにされていた。だがある晩、少女のような姿の妖怪に油断した挙げ句、彼をかばった時音に大けがを負わせてしまう。
 それから数年後、中学生になった良守は二度と時音を危ない目に遇わせまいと近い、役目に精を出していた。が、気負ってはいても空回り気味。時音に実力では一歩譲っていた。だがある晩、手強い妖怪相手に苦戦する時音の前に、良守は身体を張って出る。

 公式サイトはいきなりムービーが流れて更にスキップ不可なので注意。
 サンデー連載の伝奇アクションマンガのアニメ化。正直、原作は地味なんだけど、アニメはそのところを上手く処理してる。っつーか、あまりちゃんと目を通してなかったけど、ここまで「お隣のお姉さん萌えマンガ」だと思ってませんでしたわ。主人公である良守のモチベーション、全部時音に起因してるのだものな。
 空間を立方体型の結界で区切り妖怪を閉じこめることで封印するのだけど、手順とか設定とかがごちゃごちゃしてて一見ではわかりにくいのを、良守の失敗と時音の成功の対比で必要な手順を見せてるのは上手かった。あと、地味な原作をアクションシーンを浮きすぎない程度に派手にして見せてるのもスタッフ頑張ったなぁという印象。当初の懸念は払拭されたけど、あとは今後も良く動いてくれれば……
 ところで主役の良守の声、ゼッドより神楽勇治を連想してしまったり。


2006年10月18日(水) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 家具が暴れる恐怖の一夜

 必殺シリーズ第十四弾「翔べ!必殺うらごろし」第九話。( DVD3巻DVD-BOX上巻

 山中で嵐が近づき、一軒家の中で一夜を過ごそうとする正十とおねむ。ちょうどその家の主人である茂作が出稼ぎから帰ってくるが、家で待っているはずの女房・おかよが消えているという。独り寝の寂しさに逃げ出したのではという正十が先生を紹介しようとする矢先、誰もいないのに家の中の家具が暴れ回りだした。茂作はそれをおかよが異変に巻き込まれた徴だと言っておかよを探しに飛び出してしまう。
 正十は嵐の中座禅を組んでいた先生の元へ駆けつけ、化け物屋敷のことを話す。先生は件の一軒家に向かい調べようとするが、家の中には捕り物帰りの役人たちがいて嵐を逃れていた。捕らえられていたのは麓の町で商家に押し入った盗賊たち。盗賊の二人は親分である父親が報復しに来ると脅す。
 一方、先生たちと別れ麓に降りようとしていたおばさんは山中で迷っていた時、小屋を見つける。だがそこは実は盗賊一家の家。盗賊が捕り方たちに報復しようとしてるのを聞いてしまい先生にそのことを知らせようとするが、落雷で倒れた木に巻き込まれてしまう。
 例の化け物屋敷ではさらに巡礼姿の盲目の娘と炭焼きの老人が加わたが、そこに主の茂作がけが人を抱えて帰ってくる。抱えてこられたのは気絶したおばさん。先生たちはあわてて介抱するが、おばさんは目を覚まさない。ところが茂作は盗賊一味がつけていた女物の柄の布きれに目をつける。それは彼がおかよに買ってきた着物と同じ柄だという。逆上して盗賊たちにつかみかかる茂作。
 そんなとき、盗賊たちの脅しの通り、外に出ていた下っ引きが死体で見つかった。

  必殺仕置人第十五話「夜が牙むく一つ宿」 と同じ、陸の孤島と化した山中の一軒家で一人一人殺されていくというシチュエーション。登場人物たちの背景は単純でサスペンスとしてはあちらに劣るが、盗賊一味が潜り込んだ一軒家の中で命をねらわれる、なかなかスリリングな展開。
 今回の怪奇現象はポルターガイストだが、一軒家で異変があったこととおかよの遺体が埋められた場所を示すのに使われたくらい。被害者夫婦の描写が薄かった分、ちと印象は薄い。
 正十のからかいや盗賊たちの悪口に、女房が自分を裏切ったと思ってしまう茂作だが、盗賊たちの持っていた布きれがひとりでに舞ったことから先生が床下におかよと一味が隠した千両箱を発見。息を吹き返したおばさんによって炭焼きの松造が一味の頭だとわかり盗賊たちを全員取り押さえる。しかし実は盗賊の一味だった巡礼の娘が乱入してきて形勢逆転。捕り方たちと茂作は斬り殺され、先生たちは縛り上げられた上に火をかけられた家内に取り残される。
 純朴そうに見えてとんでもない悪党だった娘とか、役人の宮本が命乞いして分け前を要求する(が、あっさりと松造に後ろから刺される)辺りがちょっと面白い。だけどもうちょっと人間のえぐ味・深味が欲しかったかも。
 ぎりぎり夜明けになり、朝日を浴びたことで力を得た先生が縄を引きちぎり一行は助かるのだが、なんで盗賊一味は先生たちを殺しておかなかったのだろう?
 後ろから旗指物持って追いかけてくる先生から逃げる一味。さぞ怖いだろうなぁ。棒っ杭でで人を刺し殺す男が追ってくるんだから。(笑) 実はここが一番オカルトか?
 若は時間稼ぎしようとした手下を撲殺し、先生はなおも追いすがって松造を始末。おばさんは先回りして娘が逃げてくるのを待ち受け、物陰から飛び出して一突き。
「悪い親を持ったねえ…… 今度はまともに生まれておいでよ! ……いいね?」
 近頃の甘やかすだけの親とは違います。(汗)

[その他] がっかりだ……と言っていいかと

  北朝鮮核実験、民主党が周辺事態法適用反対へ読売 )、 小沢氏 外相の核問題発言批判NHKニュース )。 「核問題という大きな問題を閣僚が勝手に発言するのは考えられない」と批判。ん〜、結局従来通りの反自民の戦略を取ることしか出来ないのだなぁ、と、小沢民主にがっかりです。党内政治的にそうまとめているという事情は推測できるのですが、そんなんじゃ日本の舵取りを任せられる政党になれるわけがなくって、党内政治を改変するのを期待したのですが、その期待は空回りだったようで……しょーもなー、と言っておきましょうか。


  少女買春の常連は日本人 カンボジア年2万人iza! )。あ〜、どんどん逮捕してどんどん罰してください。むしろ積極的に。


  意味不明な天声人語朝日 )。何を主張したいか、意味不明。どうも代理出産のことではないかとは思えるのだが……デキの悪いポエムなんか載せるな! 否定するならするで、きちんとした反論を載せろ。


  米下院慰安婦決議案「事実上廃棄」中央日報 )。そりゃそうだろ。
 と、とりあえず言っておきますが、実はこの記事見出し、後半があるのです。
  米下院慰安婦決議案「事実上廃棄」…日本、また執拗なロビー
 おいおい……


 MASTさんからの指摘。 あ、広告収入か。 その視点は何故かすっぽり抜け落ちてました。ご指摘感謝。


2006年10月19日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ブラクラ#15とデスノ#1とヤマトナデシコ七変化#3

  BLACK LAGOON #15「Swan Song at Dawn」。双子編完結編。同志の復讐のため淡々と双子を狩るホテルモスクワ。ひょんな事情から双子の片割れの逃走を手引きすることになってしまったラグーン商会。その顛末は……

 ヘンゼル(グレーテル?)の歌声といい、特別仕様EDといい、狙ってることはわかってるのに、それにうかうかはまってしまいますな。瑕疵を挙げれば、エダがヘマ踏んで教会の依頼ということでラグーン商会に逃走の手引きをすることになった描写が削られてしまったことだけど。エダが人質に取られたからって、人情で動くような連中じゃないものなぁ。それに、教会が絡んでなければホテルモスクワに落とし前着けさせられかねないし。
 獣のようにバラライカ姐御を狩ろうとするグレーテル(ヘンゼル?)を逆に狩り、冷たくその死を見届ける姐御がやっぱしびれますな。ダッジとの会話もクール。一方、双子の顛末は……やっぱ救いないなぁ。アニメだと「チャウシェスク」の名は出ませんでしたが、ルーマニアの共産政権崩壊後、「チャウシェスクの子供たち」と呼ばれるストリートチルドレンが大量発生したのは事実。ロックの視点が、まあ、我々の視点に近いのだろうな。エンタテイメントとしてはEDで救いを演出したのは正解だけど、それは慰め以上のものではないことを考えると、本当に正解だったのかはちょっと悩んでしまう。


  デスノート #1「新生」。二週間遅れでこちらでもようやく放送。第一話は夜神月がデスノートを手に入れ、リュークと会って殺人による世直しを宣言するまで。ただノートに名前を書いてるだけのシーンなのにすげー迫力。汗まで迸ってるし。演出勝ちですな。
 クォリティ的にも高レベルで、これを維持したならかなりのものになりそう。しかし番組終了後のヒロイン役声優二人による実写コーナーは、話には聞いてましたがビミョーですな……


  ヤマトナデシコ七変化 #3「ああ、懐かしの暗い青春」。突然世界旅行に出た小母さんが帰って来、レディになったスナコのお披露目パーティを開催するという。パーティ当日までにスナコをレディに仕立て上げねばならないと美少年四人はあわてるが、まぶしい生き物に弄られることに耐えられないスナコは思い詰めて一番ちょっかいを出してくる恭平を抹殺しようとする。ところが、その恭平が何者かによって掠われてしまう。

 (自分の手で抹殺するため)恭平を取り戻そうと四人+乃依と共に彼をさらったクラブに正装して向かうスナコ。思い詰めて必死なためか、人前でも怯えず立ち振る舞いもエレガントに……って、原動力は呪いですが。ネガティブだなぁ。
 で、恭平が縛り上げられて懸賞品扱いされてるのに(獲物を横取りされたと)キレたスナコがクラブを大破壊……何故かSSっぽい軍服姿に変身。いや、ドレスの下にはそれ着られないだろ(笑)。で、結局オチは小母さんつながり……すべての元凶か。
 騒ぎでまだまだレディにはほど遠いとパーティもキャンセルになって、四人はほっとするやらがっかりやら。って、ナベシン監督、謎の声とオブジェじゃなく登場したよ!
 しかし大きな屋敷とはいえ親戚でもない男四人を下宿させるって無茶だなぁと思ってたけど、つまりは小母さんの趣味(美しい物が好き)だったのか……

[その他] 銀河鉄道物語は面白いのに……

  槇原敬之に「999」盗作騒動スポニチ )。うう〜ん、これって過剰反応じゃないのかな。疑問に感じるのは、まず実際に槇原氏が意識的あるいは無意識的に松本氏のフレーズを転用したかということ。次にはそのような「フレーズ」に著作権が存在するのかということ。特に後者が成立しないと松本氏の主張に正当性がなくなる。それはそれとして、「 彼が知らないわけがなく」と言い切ってしまってるのが……御大も老いたなぁ、というのが正直な感想。


 おとといのニュースだが、 マイクロソフト、VistaでPC間の移管を制限--著作権侵害対策の一環としてCNET )。こういう提案が行われるたびに思うのだが、「同じPC」とは何を指してるんだろう? CPUが同じ? M/Bが同じ? HDDが同じ? それとも全部同じでなきゃダメ? Microsoft側としては利用者の利便性を制限して儲けたいってのはわかるが、そういうことならビジネスモデル自体を変更しないと。つまり、制限を厳しくする代わりに価格を下げるとか。でも漏れてくる情報では従来と同じかかなり高め……エディションによりますが。売りの一つだった新ファイルシステムWinFSも見送られ、かなり求心力が下がると思うんですが……XPどころか2kでもほとんど困らないものなぁ。


  メードブーム、今度はメガネ店が大人気…業界も注目zakzak )。もうメイドならなんでもええんかと小一時間(ry
 って実は格好だけじゃなくってちゃんとサービス内容でも差別化を図ってたわけですな。面白いものだなぁ。


2006年10月20日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 北朝鮮関連

 あまり話題にしてませんが、北朝鮮まわりはマジやばげ。特に中国の動きが激しいっぽい。唐国務委員が将軍様と接触したのは報道されたが、他にも細かいニュースで中朝国境に鉄条網が敷かれたとか、各種援助の打ち切り、中国国内でも北に対し敵対的な声明。軍関係にも動きがあるそうで……交渉のための恫喝でもあるだろうけど、同時に交渉が失敗した後の有事の準備とも思える。
 ロシアも中国を出し抜こうという動きがあるらしく、北朝鮮は空気の読めなさを露呈してるので、近々事態が急変しても不思議はない。(別に有事ということに限らず)
 日本は戦争になる場合以外で関係あるの? と思うかもしれないけど、ないわけがない。在日朝鮮人や帰化人は広く日本に存在してるし、空気の読めない北朝鮮によるテロ行為もまったくあり得ないとは言えない。人様から指摘を受けたのだけども、 世田谷一家殺人事件のDNA鑑定結果だなんて今更報道する 辺りはそれがらみかも。
 一番は北朝鮮崩壊後の問題。別に崩壊が決定してるわけじゃないけど、今の関係国の動きはかなりの割合、崩壊後を睨んでると見た方がいいんでしょうね。日本は相当出遅れてるんじゃないかなぁ。
 ま、隣国である日本としても、最低限心の準備をしといた方がいいかも。


  郵便受けに現金30万円 明石神戸新聞 )。是非ともうちにも来てください。


  「言論の自由」を振りかざす問題ではない。朝日 )。朝日新聞が「言論の自由」を封殺しにかかりました。ま、いつものことだけどな。


  給食費の滞納で弊害も、文科省が初の全国実態調査へ読売 )・ 「給食費」滞納増 呉市が給料差し押さえ広島テレビ )。どんどんやれどんどんやれ。「義務教育」ってのが「国の義務」と勘違いしてる親多すぎ。日本国憲法第26条第2項にあるのは「 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ」であり、国民の側の義務。つーか普通に無銭飲食だろ、これ。


  友人送別会に必要と焼き鳥80本盗む…横浜の会社員読売 )。……なんじゃこりゃ? 必要だから盗むって発想がわからん。発注すりゃいいじゃん。費用がかかるってなら、自分で作ればいいのに。単なる言い逃れかもしれないが。

[アニメ] コードギアス#3

  コードギアス #3「偽りのクラスメイト」。レジスタンスのカレンが実は同級生だった、ってのはまあお約束か。無敵に思えたギアスの力も、「一人に対して一回」という制限が発覚する。しかしカレンのシャワーシーン、右腕がすごい方向から伸びてるんですが……
 「アニメがお仕事」で動画チェッカーの仕事が「普通に動いて当たり前、普通に動かなきゃ後ろ指を指される。しかもまじめにやってもやらなくても賃金は同じ」って言ってたんですが、こういうのを見ると、本当に大変な仕事だなぁ、と。でも、そういう仕事をきちんとこなす人が本物のプロになってくんですね。きっと。

 それはさておき、アニメをそういう見方で見るのはよろしくないってのはわかってるんですが、 作ってる側がバリバリそのつもり なんで(竹田菁滋氏が朝鮮総連と親しかった云々は、BLOOD+の頃から話題になってたんで今更ですが)。なんつーか、アメリカにこだわりすぎ。しかも、もし「コードギアス」でのブリタニア帝国が竹田Pから見て「正しいアメリカのカリカチュア」というなら、正直、プロパガンダとして利用してる以外の何者でもないと思う。いや、米国があちこちで軍事展開し、現地民を巻き込んでるってのは事実ですけどね。「なんでそういう軍事展開をするのか」をああいうカリカチュアで表されるものとして考えてるなら、ふざけるなと言いたい。問題提示するなら正しくしろ。「世界の暴君アメリカがひどいことしてる」程度のアホな主張だなんて、視聴者をバカにしてんのか? アメリカや大日本帝国が嫌いなら嫌いで知ったことじゃないが、ルサンチマンを振りまくために番組作るような真似はやめてくれ。

[アニメ] ネギま!?#3と地獄少女二籠#2

  ネギま!? #3「ほー,仮契約カードはそうやって使うのかbyエヴァ」。いや、バトル中心で行くってのはわかってたけど、一年をそうやってすっ飛ばすとは……深夜帯ならともかく、あまり夕方向きの番組とは……


  地獄少女二籠 #2「うたかた」。今期はレギュラーキャラを全面に押し出してますなぁ。小川に落ちた手鞠を拾おうとして落っこちてずぶ濡れなあいタン萌えとか言わせたいんだろう! ハァハァ。
 前回は輪入道、今回は一目連ですか。じゃ、次回は骨女?
 被害者は、妹とけんかして、そのせいでプチ家出した妹が通りすがりの男に拉致られて殺されて湖へどぼんされた姉。行方不明ということで休日には一家で行方不明者探索のビラまきするけど、妹の霊によって地獄通信にアクセスをさせられてしまう。それによって自分だけ妹の死を知るのだけど、死体が上がったわけではないので両親に話してもわかってもらえるはずもなく、地獄送りで恨みを晴らした後も「どこかで生きてる」と信じたい両親につきあってビラまきを……さらにこの上死後は地獄行きか……ほんのちょっとしたきっかけで、重いものを負うことになったなぁ……


2006年10月21日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] あさっての方向。#1

  あさっての方向。 #1「願い石」。隔月増刊コミックブレードMASAMUNEで連載中の日常ファンタジー。片田舎の叶町に二人きりで住む、五百川尋とからだの兄妹。兄が自分のために無理をしていると感じていたからだは、町に古くから伝わる「願い石」に、見知らぬお姉さんと一緒に願をかける。が、そのお姉さん・野上祥子は尋の元彼女。アメリカに留学していた頃つきあっていたのだが、尋の両親が事故でなくなり妹と一緒に暮らすためにろくな別れも告げず帰国し、別れたきりだった。二人は偶然の再会に驚くが、その間には気まずい雰囲気が流れる。その雰囲気を感じ取ったからだは尚更のこと子供で尋を支えられない自分を苦しく思い、また、祥子も尋への未練からいらだちを募らせる。月夜の中、惹かれるようにして再び「願い石」の祠の前で出くわす二人。その時、雲が月を遮り、再び現れた月光の元には、子供になった祥子と大人になったからだが立っていた。

 いい具合にぎすぎすしてますな。尋に未練がありまくりなのに、一方的に別れを告げられた過去もあってそれを苛立ちとしてしか表せない祥子に、相手のためと装うことで逃げる尋。負い目から余計しっかりしなければと自分を縛るからだ。いや、からだ、って、すごい名前だよな。
 祥子もあまり深く関わらない限りではいいお姉さんっぽく振る舞うけども、尋と別れる原因になったことを意識すると、とたんに頑なに……原作はまだ全然そんな話のストックがたまってないので、多分かなりオリジナル展開になるはず。第一話は上々だったけど、どうなるかなぁ。

[その他] そういうことかぁ

 ワタクシ、小さい頃から八方美人でしたので、いざ「自分のしたいこと」と言われても、よくわからないことが多いんですよね。それを知り合いとかにも指摘されたりしたわけで。
 で、本題。知り合いとチャットしてて、どう反応していいのかわからないネタふりがされたと思いねえ。「なーに言いたいんだろうなぁ」としばらく考えたが、ふと、「ああ、その件で愚痴りたいんだ」と思いつく。それでちょっとガス抜きする方面に話題をふると、案の定食いついて来た。なるほどね〜。
 でも、愚痴りたいなら迂遠に世間話を装わないで、ストレートに愚痴ればいいのに、と釈然としなかったが、「ひょっとしたら当人も自分が愚痴りたいとは思ってなかったのかも」と思いつく。「自分で自分の願望がわかってないって、そういうことかぁ」とピンと悟りましたですよ。まさしく人の振り見て我が振り直せ、ですな。こりゃこりゃ。


  『テレビ CM 崩壊』時代に考えるプロモーション最適化japan.internet.com )。メディアの帝王としてきたテレビの権威失墜は、別にネットのせいというわけじゃないんじゃないかという話。ま、そりゃそうですな。


  在日社会、韓国籍への変更申請3倍に 核実験影響か産経 )。沈む船から逃げ出すがごとく、ですな。まあ、実際は北朝鮮が倒れたら韓国も大変なことになるんですが。彼らも大変なので、ま、別にどうこう云々言うつもりはありません。彼らに葛藤がないわけではないでしょうが、基本的にそういうものだという認識だけは持っておきたいところ。


  『テレビ CM 崩壊』時代に考えるプロモーション最適化japan.internet.com )。メディアの帝王としてきたテレビの権威失墜は、別にネットのせいというわけじゃないんじゃないかという話。ま、そりゃそうですな。


  在日社会、韓国籍への変更申請3倍に 核実験影響か産経 )。沈む船から逃げ出すがごとく、ですな。まあ、実際は北朝鮮が倒れたら韓国も大変なことになるんですが。彼らも大変なので、ま、別にどうこう云々言うつもりはありません。彼らに葛藤がないわけではないでしょうが、基本的にそういうものだという認識だけは持っておきたいところ。


  ”一澤ブランド”の継承者、その素顔―MBS )。一澤帆布のお家騒動の件はずっと前から話題になってたし、知ってもいたのだけど、長男側と三男側、どちらが正しいかってのは断定できないので、裁判とか経営についてどっちがいい、わるいって話ではないのですが……
 ちとこないだ、現場の人間無視のすごい嫌な経済的なあれこれを見てしまいましてね。それを連想したのですよ。現場の人間が頑張って収益を上げるよう動き、そして収益を上げても、上の人間はそれを収益を基本とした価値の「資材」としか見ず、固定資産かのように取り扱う。でも、上の都合で環境をコロコロ変えられる下の人間が、そのモチベーションを維持し続けられるかと言うと……
 この視点に関して言えば、長男の信一郎氏より三男の信三郎氏の方が下の人間の側に立ってると思える。「生地は同じものを供給してるし、きちんと外注先とも打ち合わせしてる」って言っても……それに昔「ガンガン」から「コミックブレード」に連載陣がこぞって移った事件があったわけですが、それと同様で「根こそぎ」ってのは、ちょっと尋常ではないと感じてしまうのです。


2006年10月22日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケン#34とカブト#38

  ボウケンジャー #34「遙かなる記憶」。菜月の過去編&ダイボイジャー登場編の後編。菜月が人間の抹殺のために過去から送り込まれた刺客というのはリュウオーンが仕組んだ嘘、というのは、予想はついてたけどそうでよかった。その前に、「過去がどうあれ、菜月は菜月」という、真墨との絆があってこそだけど。
 しっかしダイボイジャーは恐ろしいですなぁ……プレシャスを組み込んだ敵をものともせず撃破。プレシャスのテクノロジーを取り入れてるとは言え、サージェス財団の方がプレシャスよりおっかないんでは……


  カブト #38。中学校怪談解決編。なのだけど、実は重要なターニングポイントになるかも、って予想、大外れ。基本的に単にパーフェクトゼクター登場話だったか……一応一瞬ハイパーゼクターの誤作動によって次元の狭間に迷い込んだ天道がひよりと出会う、ってネタ振りはされてるのだが。
 そんな中でも鏡に願い事をしてしまった樹花を襲おうと、合宿に向かうバスをワームたちが取り囲む中で、歌を歌って励ます加賀美が久々に見せ場か。加賀美らしくっていいシーンではあった。その後の戦闘シーンでは見せ場があまりないんだけど。
 ネガティブ兄弟も暗黒街道ひた走り。
 次回は、久々にドレイク=風間登場。しかもウカワーム=間宮がワームとしての記憶を失い、風間とロマンスを繰り広げてしまうとか……なんじゃそりゃ。
 ところでスーパーヒーロータイムの締め、ズバーンと天道・加賀美の競演、異様に乗ってますな……


2006年10月23日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 徹之進#41とおとぎ銃士#17

  徹之進 #41「てつのしん ルミに正体がばれる」。徹之進たちが慰安旅行をしているうちに、各地の犬楽園支部がネオによって次々壊滅させられる。守りを固めるセトたちだが、ネオは徹之進の飼い主のルミをさらってしまう。犬楽園総出でルミを奪還しようとするのだが……

 前回、緊迫感ねーなー、と思ったけど、案の定ネオたちにつけ込まれることに。牧歌的なんだか緊迫してるんだか。
 ルミが隠された倉庫を突き止めるが、その助ける方法が、セトの魔法でみんなをルミに変身させ、混乱したところを救い出すという……いや、脈絡がなんだかもうよくわかりません。(笑) 犬楽園の仲間が変身した変なルミを出したかっただけちゃうんかと。このへんのオフビートな笑いがなんとも癖になる。
 実は案の定犬楽園の犬たちをおびき出すための罠だったのだけど、危機に陥ったルミが徹之進を助けようと暴走、間違って火薬庫に火をつけて窮地を脱する。が、燃えさかる倉庫に置き去りにされたルミをセレブナイトになって助け出した徹之進の正体が変身時間切れでばれてしまう。掟に従い徹之進が犬にされるかと思いきや……あれ? ルミの方が犬に? そう来たか!
 ルミ救出に入った徹之進を仲間に知らせようとするが、「麗華が同じ目にあったらどうするんだ!」と説得され、ルミの居所を教えるジョン。バカだけど悪人になりきれない奴だね。


  おとぎ銃士赤ずきん #17「灰の降る町」。灰の降る谷に伝わる二つの世界と少女のおとぎ話を聞く草太。宿を得るために入った屋敷で、おとぎ話のように姿見の中に吸い込まれてしまい、その中でおとぎ話の少女に出会う。

 おとぎ話の少女の名前はマレーンなのだけど、灰が降る町だし、元の名前ははしばみの町だし、どう見てもサンドリヨンです。本当にあり(ry
 って、草太、ついにサンドリヨン様までフラグ立てですか……
 サンドリヨンがファンタヴェーレを侵略しエルデの鍵である草太を求めるのは、単に野心以外の理由があるっぽいが……わりと無理矢理気味な季節外れの水着での導入と、友達二人のうわさ話とうらはらに一向に草太との仲を進展させれないりんごワロタw。つか、あの二人また出てくるとは思ってなかった。

[その他] 花の巴里なんて今でも思われてるんですね。

  日本人旅行者、夢と現実のギャップで「パリ症候群」ロイター )。う〜ん、そこまでショックを受けるものなのかな? 年12人ってのは多いのか少ないのか……でも、盗聴されてるとかの妄想は、正直、元々別のものを患っていたのでは……


  東雲さんの崩壊日記改 さん経由で、 「ギャラクシーエンジェる〜ん」に旧GAメンバーが乱入!?AV watch )。あ〜、出るんですか。七話ってことはテコ入れではなく当初からの予定だと思いますが、でも、登場すればいいってものでもないんですが……いや、旧作の全力投げっぱなしオチなし15分アワーとどうしても比較してしまって、ね?


  <日教組>中川政調会長の毎日新聞「闘論」発言で抗議文Y!hl )。う〜ん、でも、下品な先生って、確かにいるんですよね……別に活動に参加してる先生全部が、ではないんですが。いや、こないだそういう方と会ってしまいまして。人様の名刺を片手で受け取った挙げ句、本人の目の前で机の上に放り投げるのはどうかと。「始末書」の意味もわかってないご様子でしたし。


  「技術のソニー、どうしたことか」甘利経産相が苦言朝日 )。閣僚からも言われてしまいましたか……


  11万円超の高級炊飯器、団塊層中心にバカ売れzakzak )。「 イガー魔法瓶は9月、日本伝統の土鍋を釜に使った「炊きたて」シリーズを発売した」土鍋で十分と思えるのだけど……まあ、食べてみないことにはなんとも言えないですが。


2006年10月24日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 高校は世界史選択でした

  必修・世界史授業せず 高岡南高校北日本新聞 )。「 生徒から「受験に必要ない世界史の授業を日本史や地理に充ててほしい」と要望が出たためだが」。「受験に必要ない」ってのがようわからないなぁ、と思ったら、「 世界史で大学受験する生徒は世界史Aと世界史Bを学習し、日本史の生徒は日本史と世界史、地理の生徒は地理と世界史を選択する」。はあ、そういうからくりだったんですか。自分の時はどうだっけ? と、 wikipediaで調べてみたら 、1992年からのカリキュラムだったんですな。でもよくよく考えるとそれほど意味があるとは思えない……


  何でも良く出来るオール5型の人よりも、得手不得手のばらつき…中日 )。中日新聞のかばい方もアレだけど、ちょっと安倍政権の方針もなんだなぁ、と思ったり。ってのは、これは基本的に処罰であり、積極的なレベルアップの押し上げ策についてはどうかなぁ、ってところがある。安倍さんは話題になってるものを政策に取り上げるけど、受け狙いって感じがするのが……それはともかく、「教師の教師」だなんて制度はないし、どうしたらいいものか。


  奈良の妊婦死亡、産科医らに波紋 処置に賛否両論朝日 )。「医師不足」と書かれてるけど、正確には地方並びに特定科医の不足、なんじゃなかろうかと。 資料 を見ると、医師数自体は増えてるんですよね。それでも OECD平均から見ると少ないという意見 もあるようですが、偏在が明らかなことは間違いないのですよね。やっぱ医師の総数不足そのものより、偏在が大きく影響してると思うのだけどなぁ……
 それはさておき、緊急対応が必要で訴訟リスクも高い小児科や産婦人科が減少してる、ということなんで、 平成14年度と16年度の比較 を見てみましたが、これだけだと「特に減っている」とは言えないのですよね……ただ、医師総数が増えているのに横ばい、ということは、先の「OECD平均から見ると少ない」と併せると、小児科・産科および産婦人科は「少ないまま取り残されてる」と見ることもできるわけで……単純に医師を増やせではなく、地方や医師の不足する特定科を拡充する方向の政策が必要なのかなぁ。
 まじめに調べようとするとまとまった資料が本当にないな……


  ソフトバンクの「予想外割」、通話料0円の新料金プラン発表ケータイwatch )。これ、2chなどでは指摘されてますが、 五ヶ月目以降は無料だった付加サービスが自動的に課金されるようになるITpro )らしい。記事中でもあるが、後日解約すればそれらのサービス料は課金されないが、うっかり知らずにそのまま、って人、多そうだよなぁ。つか、記事の追加部分が気にかかる。23日時点の返答は間違いだったのか、それとも反響を見てあわてて変更したのか。ソフトバンクらしいっちゃらしいけど、なんだかなぁ。


  中国首相、歴史認識問題で柔軟な発言読売 )。柔軟化姿勢をカードとして持ち出してる、ってことですな。諸事情を考えると靖国カードは完全には破棄はできませんから。でも日本との関係を良好に保ちたいわけで、中国のみごとな外交のバランス感覚。


2006年10月26日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] ごく一部身内向け連絡事項

 ってわけで決まりました。場所は愛知県内。

[その他] 今更なニュースばっかですが

  履修不足:「卒業できるの」「受験は?」揺れる生徒たち毎日 )。「 同校3年生の男子生徒(17)は「受験科目の勉強を優先したい。冬休みに追加授業があっても違う勉強をする」と話していた。」。う〜ん、受験生側の気持ちもわかりはするんだけどね。受験に必要のない科目を何故必須にするのか、とは思うだろうし。「学校は本来的には受験に合格させるための機関ではない」という説明が出来るといいんだけど。実情と建前が食い違って、それが顕著化した、って感じか。


  不明女児、小田原で保護…一緒にいた男性に逮捕状読売 )。この行方不明女児、メル友募集サイトで男性と知り合ったことなどが明らかになってネットではちょっとした盛り上がりを見せたが、この無職男性もなぁ……両親が届け出を出したからとばっちり、と言えなくもないが、いろいろ常識外れだろう……なんと言っても一番頭を抱えるのは当の女児だが。まあ、ご家族はこれから大変だろうから敢えてなんも言わんでおこ。


  さくらちゃん心臓移植手術 募金目標額に達する東京新聞 )。助かるに越したことはないし、示された情報を見て募金するかしないかを決めるのは個々の自由。ただ、この記事に募金者への謝意が記載されてないのが気になる。関係ない話だから聞かなかったのか、言ってたけど記事から省いたのか。いずれにしても記事の意図が「ネット上の中傷を非難する」ということなのだろうな。


  自殺した小学教諭の遺族が公務災害申請ニチスポ )。「 教員の超過勤務時間は1カ月100時間を超えており、平均睡眠時間は6時間未満だった」。いや、この点はそこまで過重労働とは思わないけど……まあ、精神的負荷と複合的なものだったのでしょうが。教職はまじめにやっておられる方は本当に大変なので。でも、まじめにやってくれないと困るんだよなぁ。書き残した遺書を見ても生真面目な方だったんでしょう。でも、「 申請は、新任教員に対する学校のサポート体制の欠如も自殺の原因になったとしている」。これってそういうことなのかな? 「タフじゃなかった」と言ってしまうと身も蓋もないけど、自身のサポート体制、友人なり家族なり、ってのは、自分で築いていかないといけない面はあると思う。責任を全部おっかぶせるわけじゃないけど、それは自分の責任でもあるし、濃い関係である家族の責任などという面もある。いじめ自殺についても同様のことは思う。
 逃げることはいけない、みたいになってるけど、人間、やっぱりちょっとした逃げ場は必要だと思う。逃げ場ってのは、気持ちが追い詰められないための逃げ場ね。気持ちが追い詰められると何も出来なくなるから。気持ちが追い詰められなければ、一度自分の身辺を考え直す余裕も出来る。これは自分の経験からなんだけど、いろいろ自分が人に助けられたと思うことが多いから、だから他人の愚痴にも出来るだけ付き合おうと思うし、自分が助けられることは助けようと思ってる。金なし権力なしの身ではそういう助け方しか出来ないけど、それでもそういう助け方は必要だと思う。そしてそういうことは周囲や社会全体で教えて行かなきゃいけないと思うんですけどね。本当は。
 まあ、この女性教師の場合は、生真面目そうだっただけに惜しいとも残念と思う。


  体重4キロ、長さ1m 新種のイセエビ、小笠原に生息朝日 )。新発見、というより、既知ではあったがこの度分類学上の位置づけがはっきりした、ということですね。
 でも刺身で食うって……イセエビって、実はさして美味しいわけじゃないんですよね。形の立派さからエビの代表格として縁起物としての意味合いが強いんですが。昔、実験で使ったイセエビを散々食いましたから……普通のサイズのイセエビでも大味なのに、ヒゲ込みとは言え一メートル級のイセエビ……刺身にして美味いのかしらん?


  ブログが就職の「落とし穴」? ググられる学生たちITmedia )。まあ、そういうものだよね。絶対の評価基準じゃないけど、微妙なライン上だと有効になるかも、って感じか。それもネガティブな方面だけじゃなくポジティブな意味合いも示唆されてるってのが面白い。面接の短い時間で人間性なんて全部はわかるわけではないからなぁ。
 そういや、最新号の「新味いちもんめ」で、ネットで独断で料理の美味い不味いを言っている人物が出てきてたけど、実際にそれと似たようなサイトは見たことがある。自分の好みでない味付けの種類は、好み云々ではなくけちょんけちょんにけなしてる、ってのを。だから、言ってることはわからなくはないのだが、「署名記事になさい」ってのは、ちょっと微妙かと思う。署名記事で書いても大丈夫な人というのは、態度もきちんとしてて物事をわきまえてるのだから、ちょっと迂闊な人というのはやっぱ注意はした方がいいと思う。あ、漏れもか。orz


 で、その「ググる」について、 Google、「ググる」の使い方を注意ITmedia )。「 「Yahoo!でググる」はダメ――「googleする(ググる)」が一般動詞になりつつあることを受け、Googleは同社が認める「google」の使い方を改めて示した」。いや、正論なんですが……なんだか微妙に大人げがなくってかわいい。(笑)

[アニメ] ブラクラ#16

  BLACK LAGOON #16「Greenback Jane」。原作ではドタバタ編に相当するのかな。偽札編の前編。マイアミのマフィアに雇われてロアナプラで偽札作りをしていたジェーン。しかし、納期も予算も大幅にオーバーしてしびれを切らせたクライアントが見せしめのつもりで世界中の仲間とつなぎを取ることのできるメンバーを殺してしまう。このままでは偽札作りもできないと逃げ出したジェーンが頼った先は、暴力教会だった……

 原作通りのジェーンのムカつくマニアっぷりが……仕事の方は出来るんだろうけど、こりゃムカつくわ。w
 ほいでもってロアナプラの流儀を知らない余所者が教会めがけてドンパチかますから……で、賞金稼ぎを集めてジェーン狩り。こいつらがホントにトンチキ揃い。以前ロックたちと仕事をしたシェンホァの姿も……ま、今回初登場ではのどが切り裂かれてて機械音声の美少女・掃除屋ソーヤーと、作品を勘違いしてるかのようなロットン・ザ・ウィザードが……ロットンはホントにステキなボンクラなんですわ。
 コメディ色が強いエピソードなので演出もそんな感じ。エダにロックと寝たのかと訊かれて調子を崩すレヴィとか、やっぱりおかしい暴力教会の面々とかも笑える。それでも締めるところは締めるエピソードなので、この分だと今回も期待できそうかな。

[特撮] ライオン丸G#3,4

  ライオン丸G #3-4。タイガー・ジョーのライオン丸に対する対抗心と、ネオ歌舞伎町の黒幕・豪山に敵対する連中が登場って感じか。全体的に悪のりだし、舞台はネオ歌舞伎町から一歩も出てなくって視覚的にスケールは小さいけど、でも面白く見られるのは主演の波岡一喜氏のキャラクターが大きいだろうな。憎めないけど好人物というわけではなく、小物で小心で自己中心的だけどどこかお人好し、ってのが。ライオン丸の力を利用して豪山とジュニアに復讐しようとする悪者に「必要だ!」と言われて、「今まで誰にも必要とされたことなんかない」と泣き出してしまう辺りが……
 でも楽しんでるのは楽しんでるとしても、一向に「本物のヒーロー」になりそうにないんですが……


2006年10月27日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 何故か不調

 体調は悪くないけど、調子が良くない。頭が積極的に働かん。なんなんだろう。ちと昨日、感情の振れ幅が大きかったせいかな……
 ま、明日には多分復調してると思います。


2006年10月29日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 徹之進#42

  徹之進 #42「てつのしん ルミと犬楽園を行く」。徹之進の正体がルミにばれてしまったのだが、何故か徹之進がサルになる代わりにルミが犬に……徹之進をサルにする前にルミと最後の別れをさせようというセトの計らいだったのだが、犬楽園の仲間一同の反発で徹之進への罰は取り消しに。代わりにルミの記憶を消そうとするが、これもまた仲間の反発もあり、ルミの希望もあって何故徹之進がセレブナイトになったのかの事情を犬楽園で説明することに。だが、そこへ白銀の連中がジョンに時限爆弾を持たせて送り込んできた。

 う〜ん、犬楽園の掟、なしくずしw まあ、それだけ徹之進がみんなに好かれるようになった、ってことでもあるのだけど。あと、ルミが事情を知ってた方が終盤に向けての展開に都合がよいということもあるのだろうけど。
 で、犬になったルミにデレデレする徹之進とショコラがばったり遭遇。これまでになく敵愾心丸出しのショコラが……誤解だとわかって一応嫉妬は収まるのだけど、なんだかショコラ=トゥエルブフラグがまた一層立ってきたなぁ。でも、演技のつもりで近づいたのが本気になってしまった、という感じらしいけど。
 で、ジョンが犬楽園に破壊工作員として送られるけど、だまされて首輪型時限爆弾までさせられる。しかしジョンも躊躇はしてるけど、そんな命令に服従するなよな……逆にジョンも助けようとする徹之進との差がはっきりついた感じ。最初の時点じゃ血統書とかを鼻に掛けてて両者そんなに差はなかったのに。
 で、徹之進に感謝したジョンがまたいらぬ親切心から来週騒動を起こすらしい。ミスリード伏線は確かにこれまで張ってたけど……しかしジョンもこのまま居着くのかなぁ。憎めない奴ではあるのだけど。

[特撮] ボウケン#35とカブト#39

  ボウケンジャー #35「神の頭」。ダークシャドウが奪ったプレシャスを取引するという情報が入ったが、二ヶ所で取引があるという。どちらが本物か、ボウケンジャーは二手に分かれて現場に向かう。

 なんつーか、牧野さんノリノリすぎ。一度やってみたかったんだろうな。変装時は体型まで変わってるのはさておいて。
 ブルーとピンクは昔の失敗をふまえ、当時はなかったコンビネーションで切り抜けていく。本当の取引について知らされなかったブラックとイエロー、シルバーが割を食った形だけど、シルバーはロボも登場せず、ホントに見せ場なし……ちとかわいそう。


  カブト #39。先週一瞬とばされた時空で青年と一緒にひよりがいるのを見た天道。ハイパークロックアップを早く使いこなせるようになろうとするが、そんなとき業を煮やした間宮=ウカワームが自らカブトを始末すべく襲ってくる。だが、逆にハイパーカブトに倒された間宮は、頭を打った衝撃でワームとしての記憶を失い、容姿を奪った間宮麗奈として行動しだしてしまう。そんな彼女を介抱した風間が、彼女がワームと知らずに恋をしてしまう。

 風間、以前間宮と直接会ってたよなぁ、と思ったら、あのときはヴェール越しだったのか。人とワームの境界がどんどん曖昧になっていく中で、中ボスクラスの間宮がこんなことに……東映公式ホームページでは「間宮と風間の最終シリーズ」とあるので、二人ともひょっとしてこれで退場?
 今回はほとんど狂言回しだった天道。樹花に彼氏が出来たと聞いて(本当は友達に彼氏が出来ただけなのだけど)うろたえまくったのは……最初の頃の完璧ぶりも大分崩れてきたなぁ。
 最後に再び別の時空にとばされるが、そこにひよりと一緒にいた天道に似た男が、カブトそっくりの姿に……平行世界、ってことか?


2006年10月30日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 見ててちょっとだけクスリとしたもの

 ちょっとだけなので公式へのリンクは省略。
 小さい頃カボチャマスクをかぶった赤ずきんに追いかけられ逃げまどうハーメルン。
 飲んだくれて準決勝に出損なう、やっぱりイマイチ役に立ってないロペス様。
 わざとやってるとしか思えないマイメロの天然さ加減。いや、いくらでかいからってロウソクをケーキの台代わりにはせんだろう。

[読書] 簡単にだけど

  日露戦争史 20世紀最初の大国間戦争/横手慎二

 いや、買ったのも大分前だけど、読んだのも結構前。ただ、ちょっと記しておかなきゃいけないかな、ってところもあるので。
 これを買った動機は日露戦争周辺について無知であったからその導入として、ということであり、正直、どの程度ツボを押えているのかというのは私には判断はできない。ただ、この本を読んでいいな、と思ったのは、日露戦争が起こるまでにかなりの紙数を裂いてることである。
 その分、戦争時の記述が半分以下であり、それほど情報量が多くない新書ではやはり物足りなさはある。だが、戦争の起こる経緯、そして事前の準備というものに注目して書かれてる、ということは、戦争がただの戦闘行為に収まらないという、当然の、でも流されがちな前提をふまえているということ。それは好感触。ただ、やっぱいかんせん新書だから情報量は少ないんだよなぁ。それは著者のせいではない。


2006年10月31日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 数字で見てみる

  KDDI、一歩リード! 番号ポータビリィティで8万増サンスポ )。
NTTドコモ、ソフトバンクモバイルからの転入が約10万1200件だったのに対し、転出は約2万600件にとどまり、約8万件の純増で、序盤戦はKDDIが他の2社を一歩リードした。

 ドコモは同日約6万件の純減だったことを明らかにしている。ソフトバンクモバイルは非公表だが、計算上、約2万件の純減になる。
 だそうで、先日 ソフトバンクのMNPシステムに障害、ドコモやauに乗換え不可ケータイWatch )ってのは、やっぱ予想外割が盛況だったからということではないのか。
 ちなみに 今年九月の各社加入者数 を見てみると、ドコモは5198万、auは2417万、ソフトバンクが1528万だそうで。各社通信モジュールサービスも含んでるので本当は単純比較は出来ないのだけど、ドコモは0.1%減、auは0.3%増、ソフトバンクは0.1%減ということになる。騒がれてる割には多いんだか少ないんだか。


  石田衣良の白黒つけます!!:中国、韓国と仲良くした方がいい?しなくてもいい?毎日 )。ま、個人的にはなんだかんだ言ってますが、付き合い方さえわきまえてるのなら、仲良くした方がいいと思ってます。でも、最後にアンケート結果ひっくり返すんじゃアンケートの意味ね〜! と思ったら、 以前の掲載分 見ると、やっぱり最後に結果をひっくり返してる。要はアンケートを叩き台に石田衣良氏が意見を述べる、ってコラムなのか。なんだ、釣られた。でも、「サイレントマジョリティ」を勝手に想定するのは色々あれなんじゃないかと。もうちょっと上手い捌き方、なかったのかなぁ。白黒つけるなら ゼブラーマン くらいはやって欲しいところ。

[アニメ][特撮] おとボク#4とライオン丸G

  おとボク #4「開かずの扉の眠り姫」。これでOPに出てきたヒロインは全員登場かな? まあ、OPやEDのあれこれで幽霊なのはわかってましたが……なんちゅーか、これまたネアカ(死語)な幽霊ですな……彼女が亡くなったのは25年前のことなのだけど、瑞穂と何か関係あるのかな? なんとなく、母親の在校中と時期的には会いそうな。祖父の遺言の意図も、実はその辺?
 ところで生徒会長、早くもデレ化の兆候が……


  ライオン丸G #5。獅子丸、正義に目覚める? 正義感は丸っきりないわけではないのですな。ただ、ヒーローとしてようやく目覚め始めたばかり。レッドアイを付けたちんぴらには勝ててもタイガージョーには形無し。でも、タイガージョーも獅子丸がまだ覚醒しきってないことを見て取り、とどめは刺さずにおく。そろそろ話も本筋が動き出すかな?