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2012年10月07日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#33とウィザード#6

  ゴーバスターズ #33「モーフィン!パワードカスタム」。エンターが生き延びていたことでヴァグラスとの戦いが終わっていないことを知ったゴーバスターズ。その不安の通り、エネトロンの異常消費反応が……現場に駆けつけると、そこにあった学校の敷地が丸々蟻地獄のようになり、多数の生徒たちがそこに飲み込まれてしまった後だった。
 現れたのはスナドケイロイド。しかしスナドケイロイドは異様な強さを発揮し、バスターズをものともしない。そしてそこに現れたエンターは、スナドケイロイドがメサイアのデータをバックアップした「メサイアカード」から発生し、メサイア復活のためにデータを吸収し続けることを告げる。さらに蟻地獄に巻き込まれそうになった女生徒を助けるため、ニックが代わりに飲み込まれてしまう。

 新章本格突入&バスターズパワーアップ回。
 亜空間での決戦で、レッドバスターと戦い敗れたエンターだったが、その裏でメサイアのデータをバックアップしており、それを元にした13枚のカードからメサイアを復活させることを目論んでいることを明かす。
 わざわざそんなこと言わなくても、と思うのだけど、エンターによればメサイアやエンターが欠点だらけの人間たちに負けた理由がわからない限りメサイアの完全な復活はありえない、それを克服してこそメサイアの完全んな復活は成し遂げられる、ということらしい。かなりパラノイアな思考法ではあるけど、こういうこだわりを持った悪役は嫌いじゃない。
 でも、エンター自体も以前とちょっと違う……? これまでバスターズをあざ笑うような口調だったのが、フランス語多用の口調はそのままだけどどこか凄みが出てる。エスケイプですら、エンターの中の何かに怯え、協力を約束させられることに……エンターは単純なアバターじゃなくなったってこと?
 そして、そのメサイアカードから生まれたメタロイドは、人間をデータ化し取り込むことでメサイアとして完全復活を成そうとしてるらしい。メタロイド自身もメサイアのデータが元なので強敵。バスターズの特殊能力も一切通じない。
 そこで、パワーユニットを発展させた新装備の登場。制御プログラムがネックだったのが、ニックがデータ化されたことから逆にヒントを得、ヒロムたちのことを知り尽くしてるバディロイドたちがデータ化し、制御プログラムとして彼らをサポートすることに。でも、バディロイドたちにも負担がかかるとのことだけど、そのリスク自体は語られてない。まさか、最終的に消滅、ってことはないよね?
 そして、人間をデータ化するメタロイドに、ヒロムたちの決意は新たにされる。それは、「データ化された親たちを救えなかったことを、二度と繰り返さない」というもの。親たちの命か、人類の運命か、ということこの葛藤をあっさり振り切ったかのように見えたバスターズだけど、こういう形で新たなモチベーションにするのは上手いなぁ。
 これからはさらに強敵になるらしいけど、次回はビートバスターが敵? 偽物? 操られてるの?


  仮面ライダーウィザード #6「キレイな花には」。いつものドーナツ屋にドーナツを買いに行く晴人だったが、そこの店員が腕にパワーストーンと称して石をじゃらじゃらつけている。聞けば、素晴らしい美人に出会い、運勢を開くために石を勧められたというのだが……
 同じ頃、面影屋でも瞬平と輪島が同じような美人に夢中になり語学教材や骨董品を買わされていた。
 そんな時、公園でファントムに襲われるカップルが……駆けつけた晴人はウィザードに変身し、ファントムを撃退するが、カップルのうちどちらがゲートなのかわからない。とりあえず男の自宅である邸宅に移動し、凛子を応援に呼ぶが、凛子が刑事だと聞いた女のほうが顔色を変える……

 今回のファントムはなんだかわからなかったけど、公式サイトによるとノームらしい……いや、ノームだったらもっと小さくてたくさん出てきて欲しいんだけど……
 そいでもって今回のゲートはカップルの女側。らしいのだけど、どうも瞬平たちがひっかかってる女詐欺師と同一人物らしい。でもファントムに襲われた時に詐欺のカモを見捨てて逃げず、一緒に逃げようとする辺り、根っからの悪人らしいけど……
 予告とあわせて考えると、詐欺をはたらくのは何かの目的のためにお金が欲しいらしい。予告の映像を見る限り、それはかつて住んでた家を買い戻すためじゃないかと思えるのだけど……え〜っと、宮部みゆきの「火車」ですか?
 二話連続で見ないと、やっぱキャラ立てに問題のある脚本だよなぁ……


2011年10月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] ジョブス死去

 先日、Apple社元CEOスティーブ・ジョブス氏が亡くなられたわけですが……かなり末期の癌だという話は前々から流れてはいたので、「ついにか」というのが正直な感想ではあります。無論、一時代が終わったな、という感慨はあるにしろ。
 ただ、その早い死を悼む声があふれかえるのは当然にしろ、その中に少なからず「?」となるものが多いのですよね。こちらの認識してるジョブス像と食い違いがあるというか、なんか「オーバーテクノロジーを生み出した!」みたいな論調というか、なんか教組様でもあがめるみたいなというか。
 まず、ジョブスのすごいところは「発明」をしたところではなく、既存の技術の組み合わせを「調整」し、人間に寄り添ったものを作ったところです。電子情報端末はそれそのものはクセがあり直感的にはなかなか扱いづらいものですが、それをいかに直感的に扱いやすくするか、それが氏の最大の功績だと考えます。兵器に喩えると違和感を覚える向きもあるかもしれませんが、カラシニコフ氏が開発したAKが実は近いのではないかと思います。
 もう一つ、実は最近のiPhone、iPadの開発などに、それほど大きくは関わってなかったのではないかという可能性。おそらく今年の春のiPad2の発表に姿を見せたのもかなりギリギリで、マネジメントの方向性の指示くらいはあったかもしれませんが、そうハードな仕事が出来たとは思えません。実際物資の調達など継続性が必要なタフな仕事は大分前からすでに現CEOティム・クックが行ない、実質的な指揮は彼が行なっていたという話もあり、クック氏がむしろギリギリまで「革命児」のイメージを活用していた、という見方も出来ます。ジョブス氏本人の了承なしに出来ることではないので、それは双方合意の上ではあるでしょうが。
 ついでに言えば、新型iPhone発表の翌日にその死が発表されたというのも、実際には経営上の判断という可能性もかなり高いとは思います。発表で安心して容体が急変した、という可能性もあるでしょうが。
 うがった見方であるのは承知の上ですが、そういう可能性もありうるしそんな可能性も考えない人間にはなりたくないので。
 Apple製品は一つも持ってませんが、実は一番最初に触れたGUI端末がNeXT stepなので、感慨や思い入れがまるでないというわけでもないのです。が、なんかその死までイメージ戦略に使われているような気がし、それはそれで本人も本望なのかもしれませんが、勝手な思い入れで嘆き悲しんでる姿を見せつけるような真似をする気にもならないのです。あくまで個人的な思いですが。


2010年10月07日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その3

  荒川アンダー・ザ・ブリッジ×2 #1。まあ、普通に続き。一応、ニノの正体っぽい伏線とかは張りつつ、ではあるけども。まあ普通に続きなので安定してるけども、原作では嫌味があまり感じられなかったところも、ちょっと嫌味っぽくなってしまってたしなぁ。これは作風なのだろうけど、ホント難しい。

  おとめ妖怪ざくろ #1「いざ妖々と」。文明開化と共に妖怪の存在が公に認められ、「妖人」として人と共に暮らすようになった日本。しかし妖人がらみの事件も多く、政府は人間と妖人が協力して解決に当たる「妖人省」の設立を決定する。社会に認められるようになったと言ってもいまだ妖人に対する風当たりが強い世の中だったが、その妖人省に派遣されることになった三人の若き将校のうちの一人、総角(あげまき)景は、それどころではない問題を抱えていた……
 まあ、時代設定、人物配置は「はいからさんが通る」を想像すればわかりやすいかと。ただ、紅緒に当たるのが半妖のお侠な娘で、少尉に当たるのが「妖人嫌い(というより妖人怖い)」のヘタレのかっこつけなんですがw
 総角はホントは妖人が怖くてたまらなくて夜一人ではばかりにも行けないくらいなのに、周囲の目や名門である実家への反発心からそれを隠して妖人省に赴任するのだけど、妖人にびびってるのがばれそうになるたびに華咲かせてごまかしてるのがw でも、結局彼にときめきかけていたざくろにヘタレなのがばれてしまい、面目丸つぶれ。ヘタレなのがわかった瞬間、それまでデレまくってたざくろが「ハァ?」と一気に声のトーンが変わるのが笑えた。
 戦闘シーンは、ざくろが戦ってる間何故か他の半妖の娘たちは枝を手に歌い踊るのだけど、あれはなんかの支援効果があるのかね? それともただの様式美? まあ面白いからいいけど。
 なかなかに(色んな意味で)面白くて、ちょっと期待したいところですわ。

  もっとTo Loveる #1「もう一度ここから/お風呂戦場/チクタクチクタク恋の音」。こっちもTBSネットからUHF局配信に変えてはいるけど普通に続き。っつーか、作画的にかなり「かのこん」「れでぃ×ばと」色が強くなったみたいだけど。他にも短編三話の構成だったけど、この後もずっとこの形式なんですかね? あと、局所隠しがハレーションとか湯気とかというレベルじゃ、既になくなってる……直接的なエロより一期のOPみたいなフェチっぽいセンスが好きだったんですが。


2009年10月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヤッターマン#60と戦場のヴァルキュリア#26(共に最終回)

  ヤッターマン #60「さらばドロンボー今度こそ解散だコロン!」。ついにドクロリングが10個揃ってしまい、ドクロストーンが復活する。そこで明かされるドクロベエの正体。そしてドクロベエは人間の持つ願望などくだらないと断言し、地球を去る前に人々の願望をすべて消してしまおうとする。

 途中、野球中継で一月放送がない時期が二度もあったり、時間帯がゴールデンタイムから日曜朝に変わったり紆余曲折だったけど、時事ネタや芸能人ネタ、セルフパロディもふんだんに取り入れて1年半余をもってどうにか完走。肩すかし気味の最後と言えばそうだけど、旧作人気のプレッシャーに負けず、スタッフは頑張ったと思いますわ。ドクロベエは旧作のドクロベエと同じでドロンボーたちも旧作と同一人物というオチにはなってるけど、年齢やらなんやら、そこらへんは「好い加減」なんだろうなあ。
 ラストは旧作のラストを意識してのドロンボーの解散だけども、例の三本の分かれ道は使われず、それぞれの夢を叶えるための道へ……と思いきや、やっぱり離れがたく、示し合わせるでもなく皆アジトに戻って来てしまう。ドクロベエもよく考えたらドクロリングは50個あったと戻って来て行き当たりばったりこの上なし。まあ、この適当さがいいのだろうな。実質、この番組の主人公ってドロンボーたちだし。
 流石に続編や続シリーズはつらいだろうけど、平成の世にオリジナルキャストでドロンボーがまた見られたのは良し、と言わせていただきます。


  戦場のヴァルキュリア #26「決戦」。ヴァルキュリア人の力を求め、邪魔するものは味方でも容赦なく排除するマクシミリアンの暴走。その彼にヴァルキュリア人ゆえに攫われたアリシアを取り戻すべく、義勇軍第三中隊第七小隊は巨大戦艦マーモットへと乗り込んでいく。そこで待ち受けていたのは、科学的にヴァルキュリア人の力を再現することに成功し、その力で世界を手中に収めようとするマクシミリアンだった。

 とりあえず終わり、なのだけど、いろいろ良くなる要素はあったものの惜しいなぁ、と。差別と崇拝、それが歴史によって造られた偽りのものであったり、主人公妹があっさり退場してしまったり。ラストは愛の奇跡で構わないのだけど、マクシミリアンが結局うすっぺらな悪の権化に描写されてたり、最後の戦いでエーデルワイス号がまったく活躍しなかったり、この辺はもっと上手く使えただろうになぁ、と思える。
 第一小隊の全滅とかファルディオの行動とか、終盤は結構面白かっただけに、ちょっとそのへんは肩すかしかも。


2008年10月07日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 緒形拳逝去

 今日、出勤途中に姉からのライトメールで知りました。肝臓ガンが破裂したとのことで、ご本人は周囲に病気のことは堅く口止めしていたとのこと。道理で、健康のことについてニュースを聞いた覚えはなかったのに……と腑に落ちなかった理由がわかりました。
 緒形氏というとやはり個人的には「必殺仕掛人」藤枝梅安、「必殺必中仕事屋稼業」の知らぬ顔の半兵衛、「必殺からくり人」の夢屋時次郎、そして「新必殺からくり人」の安藤広重なのですが、必殺とは別に、異様にひときわ印象が残ってる役柄があります。
 それは代表作とされる「野生の証明」でも「砂の器」でもなく、NHKで昔放送した「海の群星」という単発ドラマです。
 戦後それほど年数が経っていない頃の石垣島のとある漁師が、使用人として幼い少年を人買いから買います。ただでも経済的に豊かでない地方の上、戦後間もない頃で生活の苦しさから子供を売りに出す親も多かった社会情勢です。漁師の親方は最初新しい環境に慣れない少年にどう接していいかわからず、「一人前に育てて立派に自立できるようにしてやる」と厳しく接することしかできないのですが、そのうち二人の間には親子のような感情が芽生えていきます。実はこの親方も昔人買いから漁師に買われ、その下で一人前の漁師として自立していったのでした。
 しかし、二人が絆で結ばれたと思ったある日、役所から人がやってきて「人身売買は法律で禁止されたから、子供は保護して親元に返す」と言うのです。それは近代的な倫理観では正しいことだとは言え、二人は引き裂かれ、そしてそれに何もできません。少年がいなくなり、親方は空を見ながら少年と一緒に出た漁で歌っていた歌を寂しそうに歌うシーンで終わりでした。
 この親方を演じたのが、緒形拳でした。他にも印象深い役はあるのに、なぜかこの人買いという非人道的な行為に関わりながら、自身も人買いに売られた身であり、さらに買った子供と情を深めていくという、この役が、とても印象に残っています。切なそうに歌を歌う姿が親方ではなく、なぜか緒形拳自身に見えてすらいました。
 他にもすばらしい役者はいますが、緒形拳はただ一人の役者でした。悔やむほかありません。

[アニメ] 今日の5の2#1

  今日の5の2 #1「グラグラ/スーパーボール/ノリノリ/アメフリ」。伝説の小学生ブルースが、今ここにアニメ化! って、だいぶん前にDVDでアニメ化してたよな。今回は、副音声でB級アイドルの吹き替えをプロモーションにつっこまれたそれとは関係なく、完全新作。
 公式サイトを見て不安だったキャラクターデザインも、いざ動いてみると案外といい。「みなみけおかわり」のように書き込みがやや多くて桜場コハル作品の特徴である「山場でのシリアス絵」が映えないということはなく、逆にギャップがちゃんとできてるというか。
 ただ不安要素としては、前にも書いたけど圧倒的に原作の話数が少ないってことなんだよなぁ。おそらくは差し挟まれるであろうオリジナル話がどうなるかが鍵。
 それと、DVDもそうだったけど、やっぱり「グラグラ」が一番最初なのね。


  #1「死が舞う」。お寺の一角を借りて運営されている孤児院で育った高校生・花神旺里。いつまでも孤児院にやっかいになってるわけにはいかないと、他に下宿し自立することにしたとある日、寺の中で少女の死体を見つける。だが、死んでいたはずの少女は住職である田神景世により復活する。
 夢でも見ていたのかと思いながらも翌日の学校帰りに早速引っ越すのだが、通りかかった藪で夕べの少女が倒れているのを見つける。だが、やはり完全に死んでいたはずの彼女が再び動き出す。彼女は動く死体「屍」でありながら同じ「屍」を狩る「屍姫」だった……

 ガンガン連載の伝奇アクションのアニメ化。個人的にはまとまってはいるけど強いクセや特徴があるわけでもない、という印象ですが、独自のガイナックス的演出で、下手をすれば陳腐になる設定や舞台が結構かっこよく描けてると思います。
 この後、どうなるかは見てみないとなんともですが、最終回は原作クラッシャーとなるガイナックスの悪い癖が出なければ、まあ大丈夫かなと。


2007年10月07日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#19

  電脳コイル #19「黒い訪問者」。開いた「鍵穴」から出てきた人型のイリーガルに京子の電脳体が「向こう側」に連れ去られてしまう。フミエは怯えて都市伝説の「向こう側」を信じようとしないが、ヤサコは京子のメガネを外そうとするフミエを止める。メタタグもなくなり、家のあちこちに電脳空間のほころびが出来、そこから侵入してくるイリーガルになすすべがないヤサコたち。唯一事態を解決できそうなメガ婆に必死に連絡を取ろうとするのだが……

 誰もいない家で二人きり、侵入者に怯えるヤサコとフミエ。ホラーだなぁ。フミエは必死で都市伝説の内容を否定するが、これまでいろいろな物を見てきたヤサコはそんなフミエを説得して京子の電脳体と意識を連れ戻そうとする。
 京子が連れて行かれたのは、どこかの縁日のような風景。そしてそこは、階段にたくさん鳥居のある神社……つまり、幼い頃のヤサコは「向こう側」に迷い込んでいたのか。それを「4423」に助けられた、と。
 渡されるままに受け取ったリンゴ飴を食べようとする京子に、ヤサコからの電話が間一髪届く。神話伝承では「異界(冥府)のものを口にすると戻れなくなる」というパターンがあるので、これも非常に象徴的。逃げるように促すヤサコの必死な声に、京子も流石に逃げ出すが、これまで縁日の人たちに見えていたものがイリーガルになって追いすがってくるのは子供心には恐いだろうな。そして、転んで動けなくなった京子を助けたのはデンスケ。本来さわれないはずのデンスケに京子が乗れたのは、電脳体のみになってるという証拠なのだよな。メールで連絡がついたメガ婆から、指示された「コイルタグ」で京子の意識を身体に戻す。「コイルタグ」って名前からして、何か物語の根幹に関わりそう。でもメガ婆は相変わらず頼りになるのかならないのかわからないし、イサコもハラケンと妙な同盟関係になりつつあるし。
 次はヤサコがカンナと対決? 今の女VS昔の女。おばちゃんは?

[アニメ] 機動戦士ガンダム00#1

  機動戦士ガンダム00(ダブルオー) #1「ソレスタルビーイング」。機動戦士ゆんダム。主人公側キャラが(悪そうなボス以外)みんな美形とか、ベーゴマ背負ったガンダムが変だとか、武力による戦争否定だとかはともかく、盛り上がらないなぁ……主義主張ばかりが押しつけがましく、演出・展開にまったくハッタリが効いてない。その主義主張もピントがずれてるし……「武力による戦争否定」って、軍事バランスを取ることで逆に直接の武力衝突を回避、なんて、実際にやられてることに過ぎないし。「存在そのものが矛盾」ってえけど、テーマに対する思考が足りてないように見える。
 盛り上がるはずのガンダムの登場シーンも、ガンダムがかっこよくも凄そうにも見えないし。比較してしまうと、やたらハッタリ「だけ」は効いてたガンダムWって結構大したものだったのね。
 それと、「作戦立案だけが仕事だから作戦中は酒飲んでてもおk」ってちょっと巫山戯すぎ。状況変更による作戦修正の必要は随意ありうるだろ。
 なんか見てて変に引っかかるところばかりの第一話だけど、面白くなるのかなぁ、これ。

[特撮] 電王#36

  電王 #36「憑かず、離れず、電車斬り!」。再びゼロノスに変身した侑斗。良太郎は未来の桜井がデネブと契約し、カードを侑斗に届けて戦わさせていると言うことを聞き、侑斗が「俺が決めたんだ」と言うにもかかわらず納得が行かない。これ以上侑斗に戦わせまいとしてカードを奪ってゼロライナーから飛び出してしまう。
 一方、デンライナーではキンタロスが過去で上手く良太郎に憑けなくなっていることを話していた。モモタロスは鼻で笑い飛ばそうとするが、新しい路線の出現と共に自分たちと良太郎の未来が別れつつあることを感じていた。しかし、モモタロスたちが取り憑かない電王ではイマジンと渡り合うことは出来ない。その対策のために、ウラタロスがあることを考えつく。

 玩具商戦の関係上、例年通りの二度目のパワーアップ話。クライマックスフォーム、結構好きだったんだけどなぁ。電王の一人漫才状態とかw しかし「電車斬り」って、ホントにセンスないw
 話としては、侑斗の覚悟に良太郎もゼロノスのカードを返すのと、モモタロスたちと良太郎の絆が消えてきているということなのだけど、前者は言い負かされて仕方なく、みたいな感じもしたり。覚悟を共有したと見る方が正しいのだろうけど。後者は、なんか唐突な感じだけども、それよりこの後にタロスたちとの別れがあることを暗示させてる方が大きいのか。
 しかし、愛理が記憶を封印していたながらも大事にしていた桜井の望遠鏡を、「ただのインテリア」とあっさり手放そうとしてしまうのは、やっぱ記憶を封印することと失うことの違いをドラスティックに示してるなぁ。
 次回は、イマジンたちを電王にけしかけてる張本人が登場するらしい。リュウタロスに良太郎抹殺を指示したのも彼らしい。再びリュウタロスをけしかけようとするのだけど、今のリュウタロスは既に最初の頃のリュウタロスじゃないからなぁ。デンライナー内のコント空間に毒気が抜かれたというか。デトックス?


2006年10月07日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] コードギアス 反逆のルルーシェ#1

  コードギアス 反逆のルルーシュ #1「魔神が生まれた日」。
 え〜、まず最初に断っておきます。あまりアニメの感想じゃないです。
 舞台は未来。なんだけど、どうもパラレルワールドっぽい世界。北アメリカ大陸には「ブリタニア帝国」というでっかい覇権国家があって、日本はそのブリタニア帝国によって占領。厳しい統制下に置かれているという世界。「日本」という国名すら奪われ、エリア11という名前で呼ばれ、日本人は差別的な扱いを受けている。
 主人公のルルーシェは日本人の孤児ながら戸籍を偽りブリタニア人の子息として学園に通う。で、途中をおもいっきりはしょれば、たまたま手に入れた絶大な力で、ブリタニアを日本から退けようとする、というのが(多分)大まかな流れ。
 ロボットものだと思ってたら違ってたってのも驚きなのだけど、それ以上に混乱してしまったのが世界設定。戦後日本と米国の関係を意図的にモチーフにしてるのは明らかなのだけど、どの程度の意図があるのだろう、というので混乱してしまった。(あくまで個人的に、という話です)  ブリタニア帝国が日本を侵略した理由が、冒頭のナレーションでは「日本にある地下資源を狙って」と言ってたのだけど、普通に考えれば、ぶっちゃけありえない。そんなに地下資源は日本にないぞ。とすれば、パラレルワールドという考え方。でも、そうするとパラレルワールドにする意味ってあるの? 「ブリタニア帝国」という架空の国にしてるけども、地理的にも明らかにアメリカを意識してるし。もしブリタニアがアメリカでないとしても、日本という国を持ってきた理由ってのがわからない。インパクトで耳目を引くため、ということならまあわかるのだが……
 で、制作がMBSってんでふと気になってスタッフを見てみたら、企画の欄に「竹田逭滋」氏の名がある。そのせいかしらん? とも思うが、スタッフに並ぶ名前を見てると、別にそんな思想的なものを作ろうとしてる感じでもない。あくまで設定の下地として持ってきたのだとは思うが、なんだかビミョーな印象を受ける世界設定だったので。
 あ、ちなみに話自体は手段を選ばず体制を打ち倒そうとする主人公と、秩序を守り、体制の内側から改変しようとする主人公の幼なじみとの対立っぽい話になるらしいので、上記のことはあくまでチラシの裏の雑感です。はい。
 ところでのっけからヒロインらしいのが死んでるんですけど……

[アニメ] 天保異聞 妖奇士(あやかしあやし)

  天保異聞 妖奇士 #1「妖夷、来たる」。オリジナルの妖怪時代劇もの。主人公が39歳フリーターってあたりで既にインパクトあるんですが。もと旗本の嫡男ながら幼い頃妖怪を見、そのことがきっかけで転落の一途をたどる男・往壓(ゆきあつ)は逃散した農民の母子と出会う。その子・央太が怪異に関わってたことから、幕府の「妖夷」対策組織「蛮社改所」と「妖夷」の戦いに巻き込まれることになる。
 舞台が天保十四年で「蛮社」って言葉が出たんでもしや、と思ったら、主人公たちの組織のボスは鳥居甲斐守耀蔵。「蛮社の獄」を引き起こした張本人で、時代劇ではもっぱら悪役として使われる(ま、史実でも善人とは言えんわな)。主人公側ってのは珍しいなぁと思ったけど、やっぱりあまり善玉っぽくない。若本規夫の声は怪人物らしくなかなかはまってるが、もっと岸田森っぽさを! 岸田森分を〜〜〜! *1
 まあ、時代は天保十四年(1843年)というから、必殺シリーズで言うと「必殺からくり人」 *2 「新必殺からくり人」 *3 「必殺仕置屋稼業」 *4 、ついでに「必殺スペシャル仕事人VSオール江戸警察」辺りです *5 。必殺換算でないと実感わかないのかい! ってツッコミは、その通りなのでお受けいたします。
 で、必殺換算ついでに「からくり人」#9「食えなければ江戸へどうぞ」で、地方からの江戸への流入、それと人返し令によるそれらの取り締まり強化が描かれてたけど、今回出てきた母子も地方から流れてきた口。妖夷の仕業とされてるけど、実際にはこの辺は天保四年から十年あたりまで続いた天保飢饉の余波によるもの。物乞いのテリトリってのは他の風俗から取ってきたのだろうけど、それっぽい(その手のことは、時代考証的には穢多・非人の社会抜きには描けないからだろう)。
 天保は十四年で終わりで、次は弘化、その次は嘉永。丁度十年後の嘉永六年(1853年)にペリーの黒船が来航してくることになる。本当はその前から外国船来日の情報が日本国内を巡っていて、丁度時代が外から揺り動かされる直前くらいの時代、ということになる。その時代と妖怪をどうからめるかってのは大変興味深い。
 ちなみに江戸には日雇いを転々としながらわりとその日暮らしっぽい暮らしをしてたのが結構いたそうなので(宵越しの銭はもたねえ、は江戸っ子らしい見栄ってことですかね)、往壓の設定はわりとリアリティがあったりする。
*1: 「天下堂々」「必殺からくり人」では、岸田森が鳥居耀蔵を演じていた。
*2: 主人公たちの敵対組織「曇り一家」が鳥居ら権力側と手を結んでいた他、仲間の一人、夢屋時次郎にとっては鳥居は恩人の仇だった。
*3: 主人公たちは天保の奢侈禁止令をきっかけに地方巡業に出ることになり、また主人公たちの一人・蘭兵衛は蛮社の獄の犠牲者である高野長英その人だった。
*4: 北町奉行所から配置転換されたばかりの中村主水の上役、つまり南町奉行が鳥居耀蔵だった。
*5: 本当は「アヘン戦争へ行く」も時代的にはその辺のはずなんだけど。


2005年10月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 昨日の訂正

  地獄少女のOPナレーション、室井滋かぁ 。それじゃ「必殺商売人」の桜田淳子じゃなくって「必殺からくり人富嶽百景殺し旅」の吉田日出子の方か? 流石に「必殺仕置屋稼業」の(当時の年齢の)草笛光子とは申しません。ハイ。
P.S.と思ったけど、改めて調べてみたら当時の草笛さんとそんなに年齢違わないのか。ちょっとびっくり。(むしろ草笛さんに)


2004年10月07日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] あんたこの世をどう思う?

 必殺シリーズ第七弾「必殺仕業人」第一話。
 前作最終回の失態 *1 から、定町回り同心から小伝馬町の牢屋勤務に格下げとなった中村主水は、捨三とやいと(灸)屋の又右衛門と組み、細々と裏家業を続けていた。そんな中村主水を旅芸人夫婦が訪ねて来る。見るからにかたぎの人間ではないと、主水も一度はしらを切る。
 旅芸人夫婦の名は赤井剣之介とお歌。剣之介は本名を真野森之助と言い、元沼木藩の暦とした侍だったが、旅芸人のお歌と恋に落ち、それが原因で人を殺め、追っ手から逃がれている身。剣を捨て大道芸で糊口をしのぐ日々だが生活は困窮を極め、主水を訪ねたのも信州で出会った市松から主水のことを聞いて裏稼業の仕事にありつこうとしたからだった。
 やいと屋と捨三だけでは心もとないと、事情を聞いた主水は大仕事を前に剣之介を仲間に加える。その仕事の相手とは、剣之介の故国、沼木藩の奥方、お未央の方。しかし、お未央の方は実は剣之介の元許婚だった。剣之介が藩に追われる理由も、半分以上は彼女の剣之介への執着に他ならなかった。
 いかに悪逆非道な女と言え、元許婚を殺すことをためらう剣之介。そんな時、お歌が沼木藩の藩士にさらわれてしまう……

 必殺仕業人は最終回しか見たことがなく、それ以外はこれが初見となる。しかし評判は聞いている。曰く「極北の世界観」、曰く「シリーズ中最も主水が荒んでいる作品」などなど。
 主水が落ちぶれ、荒んでいるというのは事実で、生活のため、そして前作仕置屋最終回のおこうの言葉のために裏家業を続けているが、他のシリーズのようなうすぼんやりとした昼行灯といったユーモラスさは影を潜めている。顔を突き合せるのは囚人か死体ばかり、家に帰れば家計のためとせんとりつが傘貼りの内職までしている。
 それだけではない。仲間たちとの間にも信頼関係はまったくと言っていいほどない。やいと屋又右衛門はキザな二枚目、と書いてしまうと市松と同じタイプのようだが、表面はクールで中身は実は暖かかった市松と違い、又右衛門はことあるごとに薄ら笑いを浮かべながら嫌味を吐くような男で、しかも異様なまでに縁起を担ぐ占いマニアの個人主義者。前作から引き続き主水と組んでいる捨三に対しても、主水は一線を引く。
 仲間に加わった剣之介に「お前は信用できないから組めない」と言い切った又右衛門に対し主水が言った、次のセリフがこのチームの関係をよく表してる。
「俺だっておめぇ(又右衛門)なんざ端っから信じちゃいねえや。おめぇだけじゃねえぞ。あの捨三も、そこにいるのっぽ(剣之介のこと)もだ。俺はだぁれも信じちゃいねえ」*2
 しかし信頼なき彼らが、信頼がないゆえにシリーズで最も全員が対等なチームというのも皮肉な話ではある。仕置料は五両。一人頭一両で、仕事を持ってきた者が、二両を取る。誰が元締めとかリーダーということはない。仕置人の合議制とも違う、ばらばらの個人が便宜上寄り集まっているだけなのだ。
 それぞれの設定もかなり悲惨。針灸師として結構繁盛しているらしい又右衛門はともかく、牢屋同心という、役人としてはこれ以上ないところまで落ちぶれ、傘張り、部屋貸しまでする中村家に、洗濯屋に転職し女郎の腰巻を洗う毎日の捨三、大道芸人とは言うものの追っ手のためろくに稼げず、裏家業でどうにか暮らしている乞食同然の剣之介夫婦と、ここまで貧しい連中ばかりなのはこのシリーズとうらごろしくらい。この貧困は空気までもギスギスとさせる。中でも剣之介は表も裏もへったくれもなくお尋ね者の犯罪者。どこにも落ち着くところなどありはしない。そのため、貧しいのも貧しいのだが、主水に無心して借りた金も一晩で飲み食いして使い果たすという、非常に刹那的な生き方をしている。
 そんな貧しく、明日なく、信頼も友情もなく、寒々とした雰囲気の中で話は進んでいく。仕置人がアウトローの極地だとすれば、仕業人はハードボイルドの極地。
 前作「仕置屋稼業」がレギュラーも多く、せんとりつの中村家のコントを定番とするなどバラエティ的な作りだったのに対し、仕業人のこの方向性の逆転ぶりはあっけに取られる他ない。しかも、本放送時は仕置屋が終了してすぐ次の週には仕業人が放送されている。視聴者はさぞかし面食らっただろうなぁ。
 「仕置屋稼業」は元々「腸捻転事件」と言われるネット局変更のあおりで低迷した視聴率と、他局が繰り出してきた必殺人気への便乗番組対策として企画された。人気キャラクターである主水を復帰させ、バラエティー色を強めて視聴者を獲得する。これは成功を収めたようである。それならば、最初から中村主水の一年間の登板は決まっていたのだし、前作にならった作品作りをする方がよさそうなものだが、スタッフはあえてそれをしなかった。おそらく、仕置屋のカラーだけで必殺の方向性が決まるのを拒否したのだろう。やはり視聴率的には少し落ちたらしいが……
 あと、この作品から中村主水がトレードマークのマフラーをしだし、また、これまで酒が飲めない設定だったのが、酒を飲むシーンが出るようになる。前者は撮影時期が冬で寒かったからで、後者はスポンサーの酒造メーカーに配慮して、ということらしいが。
 次回DVD化は噂どおり「助け人走る」。話数の関係上、BOXは上中下の三巻組になる。ところで、仕業人は視聴者からの公募でタイトルが決められたのだが、誰だよ、「必殺ピラニ屋」とか「必殺、私殺す人」なんてタイトルを送ったのは……
*1:  奉行所に捕まった市松を逃がす為のもの。
*2: この後「俺たちゃ人様の頂いて銭を頂戴する悪党だ。だからこそ道連れが欲しいんじゃねえか。地獄への道連れがよ。その道連れ裏切ってみろ。地獄へも行けねえぞ」と続く。

[その他] 別に狙ってたわけではないのだけども

 巡回してニュースを眺めたら、「なんじゃこりゃ?」ってなものばっかりになってしまった。トホホ。
  ARTIFACT@ハテナ系 より、 ブルーレイは大好きだがコピーワンスは大嫌いITmedia )。この中の「 「コピーワンスは、もしかしてエアチェックする気をなくさせるのが目的ですか?との質問に対して、在京キー局の人は『まさしくその通り』と答えて非常に驚いた。」というのは、こっちも驚いた。石頭どころの話じゃないですな。世間の変化についていけず、動脈硬化を起こしてるというか。だったらビデオ・HDD・DVDレコーダーメーカーのCM流すのやめた方が手っ取り早い気もします。
  「自衛隊は期待外れ」 米紙、サマワ市民の声掲載Y!hl )。なんかこの記事自体孫引きっぽい印象があるんですが、 NYT件の記事 (要登録)をちらと見てみると、署名が「NORIMITSU ONISHI」となっている。イラクで人質になった三邦人について、「For Japanese Hostages, Release Only Adds to Stress」と書いた記者ですな。まあ、あのバッシングはちょっと異常な状態だったと私も思いますが、それにしても被害者家族や解放後の当人たちの失礼で非常識な言動がそれをあおっていたわけで、それを無視して一方的な擁護というのもちとおかしいのではないかと。このことを加味して考えると、この記事がどれだけ恣意的に発言を拾っているか・いないかは未知数ですなあ。まあ、車がきれいとか云々とかじゃなくって、自衛隊が来れば雇用が増えると現地の方々は勘違いしてたみたいだから、そこのところの失望感と言うのは多分あると思いますが。
  東シナ海開発で実務者協議=中国大使が提案Y!hl )。「 中国が進める東シナ海での天然ガス採掘に日本が反発している問題について「実務者協議を一日も早く開催しよう」と述べ、日中間の対話を通じて事態の打開を図るべきだとの考えを示した。」とのことで、多分こないだシェルとユノカルに逃げられたから急に日本に擦り寄ってきたのだと思いますが。いずれにしても協議は必要なので、我田引水が得意な中国においしいところを持ってかれないように、頑張って欲しいものです。
  君が代反対だから使わせぬ 震災記念公園の募金活動Y!hl )。まあ、こういうのは右傾化とか言っちゃっていいんじゃないかと思います。教職員組合の「内心の自由に踏み込む強制には反対しているが」って発言も微妙ですが、とりあえず当の募金活動には関係はないみたいですし。
 それにしても、いわゆる「リベラル派」という人の日記、ブログには、長々と元記事や文章を引用してきて、それに対してのコメントは一行だけ、ってのがわりとあるのですが、これって読み手の疲弊を狙ってるんでしょうかね? 自分には要点を抜き出す能力の欠如と、その人の考えの薄さを喧伝してるようにしか見えないのですが……


2003年10月07日(火) 旧暦 [n年日記]

順調に不安

 ものごとが(比較的)順調に進んでいるときほど、足元が実は一歩踏み外すと奈落なんじゃないかと不安になってくるのは何故なんだろう。
  京極夏彦 巷説百物語 。え〜、原作は全然見てません。けど、なんつか、パースやら演出やらが微妙に(でもないが)「まんが日本昔話」の怖い話のときの演出調で雰囲気が出てる。話としては「水木しげる+必殺シリーズ」? もろ、京極夏彦の趣味が出てるなぁ……まあ、面白そうなので次回も見ておこう。
  魁!!クロマティ高校 。え〜、まあ、なんというか……「デ・ジ・キャラットにょ」といい、桜井監督のボルテージが振り切れすぎていつ壊れないかと心配になってきます。本当にこの人、最後まで持つんだろうか? とりあえずメカ沢の声が若本“腕立て”規夫ってなどうよ?
 え〜っと、よくよくアレすれば、名古屋ですら深夜に11.5枠分のアニメが放映されるわけで、時間にすると延べ5.75時間。一週間にこれだけ見るってのは、まっとうな社会人にとってはまず無理なわけで、と、すると深夜アニメもパイの奪い合いになってる、という見方がまず正しい。まあ、見る人(まったく見ない人は除く)が仮に週に平均二時間の深夜アニメを見るとして、そうすると競争率は単純計算で約三倍ということになる。この倍率、一体誰が支えてるんだろうなあ、と不思議にはなるんだけど……
  韓国で「機動武闘伝Gガンダム」放送朝鮮日報 )。とりあえず、「ネオ・ジャパン」が「ネオ・コリア」になったりするのか、ドモンの胸のマークが韓国旗に差し変わったりするのかが気になります。わくわく。
  PSX、7,9800円と9,9800円の2モデル発売zdnet )。う〜ん、安いような、そうでないような。微妙だ。
  本に貸与権認可の方向へ、著作権改正へNHK )。マンガ喫茶とかについては異論はないんですが、従来型の貸し本屋や、図書館についての取り扱いが気になります。特にマンガの黎明期なんて貸し本屋が主戦場だったわけだし。
 それはそれとして、 おね2 のアレとかソレの続き。ヲイラの知ってる少女漫画ってのは60年代後半〜90年代前半なので、最近のナニとかコレとかは知らないのだけども、おね2においては、私の知ってる「少女漫画」のフォーマットでは、明らかにないのですよね。なにかのフォーマットに沿っていれば作品としていいのかという話はとりあえず置いといて、少女漫画の一部には確かにモノローグは多用されているけども、それって普通は読者の(願望・思考等の)「誘導」として使われていて、そのキャラの状況説明とかそういう使われ方ではないわけです。
 まあ、そういう点は感想としてはわりと些細な点なんですが、 あんすさんとこ で書かれてるとおり(10/5)、サブキャラの使い方が明らかに下手で、さらに付け加えるならばその結果として話がまったく転がらない、というのはやはり致命的だと思うのだよなぁ。法律制定に関しては立場上「ノー・コメント」としておきますが。
 少年漫画についても思うところはないではないですけど、すぐには上手くまとめられないので、いずれ機会がありましたら。


2002年10月07日(月) 旧暦 [n年日記]

ナイル河畔で日が暮れて

 こないだの 衛星写真による世界の夜景 だけども、あれを見た友人から「なんでエジプトはナイル川沿いだけあんなに明るいの?」と突っ込まれた。なんでだろう、と調べると、 エジプトは国土の97%が砂漠 (96%という話もある)、 地図 を見ると、都市はナイル川流域に集中しており、あとは点在するオアシスに多少あるのみだとわかる。これじゃ、ナイル川がイルミネートされるわですわな。田舎の電化率もおそらくたかが知れているだろうし。
 同じくこないだのネタの「妹十二人で最後の一人になるまで殺しあう」ネタだけども、 もうやった人がいるそうで (mastさんの日記)。やはり考えることは皆一緒らしい。きっと、突然現れた兄を名乗る人物にカードデッキを渡され、「戦え」と強要される十二人の妹。そいでもって「もったいつけるな。お前が十三人目だろう!」と言われて正体を明かす十三人目の妹であるところの兄……ワケわからん。(上記の内容はあくまで根拠lessです)
 いや、がんばって「RePure」のBパート見たんですけどね、Aパートを上回る電波っぷり。これを公共の電波で流すのはヤバイだろう、というレベル。こういうものはエンドルフィン垂れ流し系のダメダメファン向けのOVAにでもして、貴重な深夜放送枠はもっとマトモなものに明け渡していただきたい所存。つまり、「もう見ねえよ、ウワーン」ってな感じ。でも、9、10話は 吉岡たかを 氏脚本らしいです……うむむ。
 それとは関係ないけど、 漫画版HAPPY☆LESSONの漫画家氏のサイト 。この人も同人で(当該作品の)パロやってた方ですか。
  きみは、衛星軌道に乗せられるか? (JAVAアプレット)。数撃てば通常の周回衛星軌道に乗せることはなんとかできるけど(でも、何時間ももたない……)、「超低空軌道」とか「静止軌道」とか「月周回軌道」とか「8の字の月−地球間軌道」とかに乗せた猛者もいるそうで( H-IIAロケット総合スレッド-F4スレ 参照)。月の引力ってこんなに影響でかかったんだ、と自分でやってみると改めてわかる。
  高知工科大の学生、超微細シリコンの安定的製造に成功 。こういう一足飛びの技術進歩ってのはなかなかないものなのだけど、可能性は色々広がりますわな。特に、学生が発明したってところがよろしい。
 今回の 龍騎 を見て、通常のドラマに近い展開を盛り込んでるので、45分枠でなくては実は結構つらいのではないかとちょっとだけ思った。でもちょっとだけ。
 今回は浅倉の再度の脱走→再度タイーホだったのだけど、なんつーか、コイツも懲りませんわな。浅倉のデッキにコピーベントがないのは、きっと暇を持て余しすぎると自分同士で戦いかねないからじゃないかとか思ったり。しかし、火花散らして派手に引きずりまわされるところはカッコイイのだけど、準備体制段階に蹴り一発でファイナルベント解除ってのは、早くもヘタレ化の予感。>タイガ
 名古屋では一週間遅れで、まあ、フレッツONLYだけどネットでもやるからいいか、とか思っていた ガンダムSEED 。ところがフレッツスクエアのページ見てみたら「 今回の配信エリアは、フレッツ・スクウェア提供エリアのうちTV放映された地域のみとなります 」とか抜かしやがってます。名古屋をなめとりますか? いや、冷やかし半分なんだけども。
  キングゲイナー は、「ヤッサバ、やぶれかぶれ」の巻。ノリと生命力と男の美学で生きるサブキャラ、ヤッサバが主役食いまくり。いいなあ、こういう意地汚くも、一本筋が通ってるキャラって。死にそうでいてなかなか死なない。シリアスかってえとそうでもないのだけど、ギャグというわけでもない微妙なライン。爆笑するわけではないんだけど、可笑しい。こういうとこが上手い。しかし、ヤッサバは結局生きてるんだろうか? 殺しても死にそうにないキャラではあるけど……荒木飛呂彦流に言えば「ヤッサバ・ジン−スタンド名『ブラックメイル』 再起不能(リヤイヤ) To be continued」って感じ? 「こんな現実からは消えてやるぅ!」って台詞もなんとなくスタンド使いっぽい……ってエキセントリックな台詞回しは御大の方が専売特許か。
 しかし、あのアイキャッチは微妙だ……
  ギャラクシー・エンジェル の第三期放送。友人曰く「理解不能の許容値を超えそう」。作話法自体がどんどん崩れています(笑)。まあ、伏線もへったくれもない展開に、受ければいいとばかりに後先何も考えてないシチュエーション、このまま誰もついていけない事象地平へ突っ走るのか、それとも独自の様式美になるのかが非常に楽しみです(楽しみ方が間違ってる)。


2001年10月07日() 旧暦 [n年日記]

統計解析のお勉強

 だってやらなきゃいけないんだもん。しかたないじゃんかさ。
 っつーか高校のときから統計には何故かとんと縁がなくってさぼってたつけが回ってきたというか。
 色々検定の方法を模索していたのだが、結局理論値とのR^2を求めるのが一番早いというなんとはない結論に。これのために自転車こいで5km先の本屋にまで行きましたよ、ええ。
 コレまでにt-検定使えないかとかχ2乗検定使えないかとか、延々頭悩ましてたんですが。普段慣れない事しちゃダメですな。って慣れてろ!
 午前中からわりとずっとそんなことやってたんですが別にそれしかやってなかったってことではなくって日曜特売に買い物に行ったりテレビ見てたりとかはしてたわけで。
  PPG は相対性理論だウラシマ効果だとなんか小難しい話をしてると思ったらバック・トゥ・ザ・フューチャーねたでした。今回はそんなに面白くなかったかも。次回は悪党大集合らしい。しかし、ガールズたちが見てた番組「MECH-ANIMALS」ってビーストウォーズメタルス?…
 ガオレンジャーは、ギャグでないガオレンジャーがこれほど見ごたえがないとは。いや、それなりに面白くはあるのだけど。
  アギト は、こないだ「真島はきっとアギト化しかけたところを木野に殺されるに違いない」とか書いたら、既に今日殺されかけてました。おいおい、早いなぁ。出し惜しみなしかい。しかしあっさり木野に殺されるわけでなく、来週は木野アギトと涼の戦いになりそう。 来週の画像 見ると久々に涼が後遺症で苦しんでる。どうも後遺症が消え去ったのではなく、フルチャージ状態でなかなか後遺症が出なかっただけらしい。なんだ。安心。<非道い奴
 他にもSPつながりか、翔一に銃をつきつけ捕獲しようとする北條など、ホントに出し惜しみなし。
 SPで先行お目見えだった新OPも芋羊羹食ってる京本政樹の声もかぶらずに堪能。よし、涼が苦しんでる、死にかけてる! ディ・モールト、ディ・モールト、スバラシイ! 他にも階級章をつき返して小沢澄子に銃を突きつける氷川といい、むちゃくちゃ今後の展開が楽しみ。フェイクの可能性もあるけど。
 テイマーズはビデオ録画失敗しました。きゅう。でも今週でよかった。来週のベルゼブモン登場の回だったら泣くに泣けなかった。むう。