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2011年10月11日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その3

  ベン・トー #1「ネバれ、納豆オクラ丼ぶっかけチーズトッピング弁当 440kcal」。烏田高校に入学した佐藤洋は、スーパーで鬼を失い倒れていたところを気が付く。体中に怪我を負ってはいるが、弁当を買いに来たこと以外はいったい何があったのかは良く覚えていない。一部始終を見ていたらしい同級生らしい白粉花は理由を知っているらしいが、なんだかちっとも要領を得ないうちに窓の外から彼を見ていた少女であらぬ妄想をし、鼻血で失血して救急病院に運び込まれることに。
 結局何があったかわからぬま登校する洋だったが、学校についた早々出くわした昨日彼を見ていた少女、槍水仙から「スーパーの半額コーナーにはもう近付くな」と警告を受ける。意味のわからぬままに放課後に再びスーパーに弁当を買いによる洋だったが……

 半額弁当をかけて行なわれる熾烈な戦い、なのだけど、うる星やつらとかなら一話で消費されそうなネタのような……大体この手のは恥を知らないおばちゃんたちに敵うモノがないだろうし。
 キャラのクセは強いけど魅力的とまでは言えず、板垣伸監督によるアクションシーンが今のところの見所か。まあ、様子見ですが、あまり動作画はそこまで異様な気合いではないので、バスカッシュのような早期降板はないとは思います。多分。


  機動戦士ガンダムAGE #1「救世主ガンダム」。UEという正体不明の敵に襲撃を受ける地球。その戦火のため孤児となったフリットは、死んだ母の残した設計図を元に、対UE用モビルスーツの開発に協力していた。そんなある日、フリットの暮らすコロニーをUEが出撃。軍のモビルスーツでは歯が立たず、フリットは開発していたモビルスーツ「ガンダム」で出撃しようとする。

 「進化するガンダム」とか、もうなんというか、完全にゲーム的な世界観。それもそのはず、脚本が「レイトン教授シリーズ」「イナズマイレブン」「ダンボール戦機」などのゲームを作った日野晃博氏。そして企画協力がレベルファイブ。
 最初から三世代まで登場するとか、そういう引きはあるものの、同時にもう何も言う気をなくす設定でもあるわけで。ストーリーテリングがよほど面白くなければマウンテンサイクルに埋めたくなりそうな。つか、セリフのはしばしが薄っぺらくて、もうあまりにひどいというか、子ども騙しのレベル。いや、それでも別に狙いによってはいいっちゃいいんだけど、そういうセリフ回しの方向性なら、ホントガンダムにする必要まるでないと思うんだけど。いや、ガンダムブランドで金稼ぎするためだってのはわかってるんですけどね?


  Fate/Zero #1「英霊召還」。アニメにもなった人気ノベルゲーム「fate/stay night」のスピンオフ小説のアニメ化。元は同人小説で、後から公式化したような感じ。著者は最近では「まどか☆マギカ」で一躍名が知られるようになった虚淵玄氏。
 で、「fate/stay night」の前日譚というか、そのメインキャラたちの親たちが主人公。で、メインキャラの幼い頃とかも幾人かは出てるのだけど、基本的に多くは前作では名前は出ていても未登場のキャラがほとんど。名前も出てないキャラも多いので、本当にスピンオフですね。英霊もセイバーとあともう一人以外は総入替えだし。つか、男性キャラ分がかなり多め。
 第一話は多くが説明に割かれたような感じで、話がどう転がるかは二話目以降って感じか。様子見だけど期待度は高めです。


  君と僕。 #1「僕らの17回目の春に」。四人の男子高校生によるゆるい日常を描いた……まあ、ホモ臭いけどホモ臭くない、でもちょっとだけホモ臭い作品です。基本、アブノーマルなアレコレはなさそうです。
 あくまで女性から見た創作としての日常なので、男性から見てると違和感があるというか共感は皆無とは思いますが、まあそれはあくまで性的ファンタジーってことで見逃すのがよろしいかと。
 しかし公式サイト見てびっくりしたのは主人公が「春」ではなく、双子の兄の方だったとは……


  未来日記 #1「サインアップ」。天野雪輝は、誰とも深い関係を持とうとせず、回りからも無視されながらも過ごす中学生。趣味と言えば部屋でするダーツと、携帯で目にしたものをひたすら記録し続ける日記と、空想の中で自分で作り上げた世界の支配者「デウス・エクス・マキナ」と会話すること。
 ところがある日、彼の空想の中の存在だったはずのデウスが雪輝の考えてもいないことを雪輝に語り出す。彼は本当は雪輝の想像の産物ではないこと、彼の後継者を探すためにとある「ゲーム」を行なおうとしていること、そして雪輝がそのゲームのプレイヤーの一人に選ばれたこと……
 あまりに突拍子もない話だったが、次の日の朝、「その日一日の日記」が携帯に記されていることに気付く。寝ぼけて入力したのかと思っていた雪輝だったが、日記の記述通りの出来事が起っていき、その記述が真実であることを知る。
 万能の余地の力を手に入れたと喜びそれを躊躇なく使う雪輝だったが、それこそがデウスがゲームのためにプレイヤーに与えた力「未来日記」であり、十二人のプレイヤーによる生き残りをかけたつぶし合いのゲームの始まりでもあった。

 かなり尖った設定とヒロイン「我妻由乃」の異常性から人気を博した原作のアニメ化。「東のエデン」のセレソンがらみの設定は多分この辺が元ネタだと思われる。(特殊な機能を持った携帯、十二人のプレイヤーによるつぶし合い、など)
 動作画には一話から力が入っており、2クール構成とのことで、今期では本命のうちの一つかと。ちと頭脳戦でわかりづらい部分もあるので、その部分をどう表現するかが鍵かなぁ。


  真剣(マジ)で私に恋しなさい!! #1「真剣で私にかかってきなさい!!」。エロゲー原作のアニメ化。文武両道を旨とした学園で繰り広げられるラブコメバトル、なのかな?
 メインヒロインが完璧超人、というか最強武人というのが珍しいパターンか。個人的には補正のかかりまくった無敵ぶりと傲岸不遜な言動は好きではないけど、逆に言えばヒロインとしてはあまりないタイプなのでそれがファンに支持される理由でもあるのでしょうね。
 エロゲ原作なので主人公のモテ度を含めたそういった理不尽さは気にしてはいけないタイプの番組でしょうな。同じエロゲ原作の「ましろ色」よりはキャラが立ってます。


2010年10月11日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回その4

  ドラマもやしもん #11「奪還」。終わったのは結構前だけども。最初、原作をかなりはしょってたり微妙に統一感のない画作りだったりで「これはちょっとなぁ」と思ったけども、アニメと違い長谷川奪還まで描いてて、最後まで見てちょっと評価が変わった。原作みたいに込み入ったドラマはなかったけど、最後に農大生全員で遙を助けにいくところとか、「農大」というユートピアを描く、ということがテーマだったのだと思います。最後の最後で「これもありだわ」と思うに至りました。

  会長はメイド様! #26「ずるすぎるよ鮎沢、碓氷のアホ!」。2クールの間ずっとツンだった生徒会長がようやくデレて最終回。まあ、基本ちょっと変な人々のドタバタなので、明確な進展とかなくてもOKと言えばOK。とは言え、EDとか本編で暗示されてた碓氷の正体とか結局伏せっぱなしで、陽向もあまり狂言回しとしては働いてなくて、いつもどおりのバタバタで、終わった、という感じ。二期目も作れるようにってことなんだろうか?

  みつどもえ #13「丸井さんの家庭の日常」。前回予告で「最終回だからって特別なことは何もないわよ」と言っていた通り、いつもどおりの酷い話連発で終了。ただ、最後はみつばがいつもの普段と似ない優しさを見せて逆にそれが自縄自縛で酷い目に。まあ、微妙に見栄も絡んじゃったんだけど。だけど、EDでむくわれないみつばに救いがあって、いい話で終わった……と思ったら、提供のイラストで草二郎がいつもの職質www 最後の最後までこれかよ!w
 でも、来年1月に二期目がスタート。いいぞ、どんどんやれ。w

  RAINBOW二舎六房の七人 #26「Over the rainbow」。一応、原作二部まで、なのかな? 右拳を壊されて桜木六郎太からもらったボクサーの夢を断念せざるを得なくなった水上真理男が、拳を治療し奇跡の復活を遂げるところで話が終わる。まあ、最後はみんなトントン拍子に行って予定調和気味ではあるけども、前半のいたぶられ具合は見てて結構へこんだからこのくらいはいいかという気にはなる。
 第二期で三部もやるのかねえ。

 一応、最終回迎えたのはこれで全部かな? 新番組ラッシュが相変わらずだけど。


2009年10月11日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#33とダブル#6

  シンケンジャー #33「猛牛大王」。復活した牛折神はやっぱり暴走、ヒロをその中に閉じ込めたまま、行方をくらましてしまう。ヒロが折神を引きつける特殊体質であることからことはが折神でヒロと牛折神を探すことを思いつくが、ヒロの祖父である藤次は「牛折神を破壊してくれ」と言い、そのためのディスクを渡す。
 藤次の態度には理由があるのではないかと、丈留は話を聞くが、実は藤次の息子夫婦も昔牛折神を制御しようとしていたが、山での自己で亡くなったのだという。それが、牛折神のせいだと思い、孫を引き離そうとしていたのだ。
 見つかった牛折神に向かうシンケンジャーたちだったが、その前に立ちふさがったのはレッドとの対決で未練ごと砕け散ったはずの腑破十臓と薄皮太夫だった。

 牛折神登場編後半。ヒロの祖父が牛折神復活に強く反対するのはヒロの両親も牛折神復活を志していた中、不慮の事故でなくなったから……って、二人の死には牛折神は直接関わってないのだからおかしいと思ったら、二人に牛折神復活を託したのは藤次自身。そのため、自分のせいで二人が死んだのではないかと、牛折神まで疎ましく思うようになったのか。
 しかしヒロの真摯な想いにかつての自分の想いを蘇らせた藤次は自分が造った制御用ディスクをヒロに託す。そいでもってモウギュウダイオーに変形。いかにも更に合体します、的な単純なブロック変形ですが。
 そして復活したのは牛折神だけではなく、十臓と薄皮太夫も。十臓は自身の代わりに砕けたウラマサを直して貰うという、薄皮太夫は三味線の皮を貼り直してもらうという約束でアクマロに協力することに。いかにも一癖ありそうなアクマロと、今のところそれを静観してるドウコクの均衡状態も崩れるのかなぁ。


  仮面ライダーW #6「少女A/嘘の代償」。倒したと思ったアノマロカリスドーパントは囮、もう一体がみやびとあすかに襲いかかるが、間一髪、ダブルはルナジョーカーに変身して二人を保護する。
 囮のアノマロカリスドーパントのメモリが試作品であったことから、犯人とおぼしき強固に風都タワー建設計画の土地買収を拒む鷹村が単なる購入者でなくメモリを流通させる組織に関わってると睨む。
 しかし、翔太郎が懸念していたのはそれだけではなく、父親が仮面ライダーだと信じてしまっているあすかのこと。母親のみやびにあすかの純粋な想いを利用して連れ回すのはやめろと忠告するが夫の悲願・第二風都タワー建設に執念を燃やすみやびは聞こうとしない。仕方なくあすかに真実を話そうとするが、かつて父親の死のショックから、父親が生きているというみやびの嘘でどうにか立ち直った過去を聞き、どうしても翔太郎は真実を告げられず、フィリップから「やっぱりハーフボイルドだな」と嫌味を言われる。

 あすかに父親だと勘違いされ、しかも母親のみやびもそのあすかの勘違いを利用して自分の目的を遂行しようとしてることに反感を抱く翔太郎。しかし、あすか自身がその嘘に救われていることから、どうしても真実を告げることができない……その嘘に翔太郎が選んだ結論というのは……嘘を吐き続けること? フィリップもそんな翔太郎に呆れつつもあすかの父の生前について調べ、何気に翔太郎をフォローする。
 まあ、風都タワーという「形」にこだわっていたみやびも目を覚ましたみたいだし、真実は大きくなり、それに耐えられるようになるに従って知っていくだろう、ってことか。
 そして囮作戦が破れた鷹村は霧彦に協力を要請。霧彦はダブルの足止め係に。でも、単なる足止めではなく本気でダブルを倒そうとしてるし。強敵に対しみやびとあすかを助けるため先を急ぐ翔太郎が取った「作戦」は、至近距離に持ち込みヒートトリガーの「爆発する弾丸」で相打ち覚悟の攻撃……確かにめちゃくちゃだ。しかもフィリップがそれで気絶してしまうし。ダブルの「二人で一人」はこういう危険性もあるのか。
 次回はフィリップが表に出歩き危険な目に遭うのか? まあ、組織はフィリップを探してるだろうしね。あと、「闇の仕置人」って……


2008年10月11日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 地獄少女三鼎#1とまかでみWAしょい#1と伯爵と妖精#1とあかね色に染まる坂#1

  地獄少女三鼎 #1「奪われた少女」。地獄少女としてのつとめを果たし、人として消えてしまった閻魔あい。だが、きくりが新しい仲間山童(やまわろ)を連れて骨女たちを招集する。閻魔あいのいないままにとある学校に潜入した地獄組たち。そこでは厳しい教師の生徒指導に敵意を燃やす一人の少女と、その行き過ぎとも思える行動を不安に見ている級友がいた。

 まさかまさかの第三期。閻魔あいは消えてしまったはずだけど、今度はどうも平凡な人間の娘・御景ゆずきに憑依してるらしい。現世に干渉するための媒体なのだろうけど、どうして彼女を選んだのかはまだ不明。日本各地を飛び回ってた地獄組だけど、今回は賽河原第四中学校を中心に活動することになるのかな? またこの一帯が阿鼻叫喚の渦に巻き込まれることに……
 「"8"の一刺し」など、最初から今回はギャグをとばし気味だけど、相変わらず実に後味の悪い終わり方で、そのあたりはやはり健在。今期も楽しみに見てみよう。


  まかでみ・WAしょい #1「なんか女の子出てきちゃったんですけど」。普通の高校生拓人と従姉妹の鈴穂は実は秘密の魔法学園に通う魔法使い。異空間にある学園で召還魔法の試験を行っていた拓人だが、魔法は失敗し大爆発。だが、その爆発跡に裸の女の子がいたのだが、彼女が尋常でない魔力を持っていてしかも暴れ回るので大変なことに。さらにそれを見た鈴穂が嫉妬し、魔力吸収の能力を暴走させて、事態はさらに悪化してしまう。

 まあ、見たまんまです。いや、それ以外に特にコメントすることもないんですが。榊一郎だし。
 時間に余裕があったら視聴継続という感じでしょうか。どうせならもっとへっぽこ感が漂っててくれれば、継続する意欲が沸くのに……


  伯爵と妖精 #1「あいつは優雅な大悪党」。エジンバラに住む少女・リディアは妖精を見、会話することが出来る「妖精博士(フェアリードクター)」。だが、周囲の人間からはおかしな娘としか見られてなかった。そんな彼女の元にロンドンに行っていた父から手紙が届き、その招きに従って父の元へとロンドンに向かう。だが、父の使いと称して現れた男の屋敷で、そこにとらわれていた美青年と出会う。使いのうさんくささもあり、彼を助けて逃げ出したリディア。その助けられた青年はエドガー・アシェンバートと名乗り、妖精国に領地を持っていたと言われる「青騎士伯爵」の子孫だという。これまで妖精が見えているということを父親以外に信じてもらえなかったリディアは、微妙な不信感と期待を同時に持ってしまうのだが、彼はロンドンを騒がしている怪盗と容姿が似通っていることに気づく。

 コバルト文庫のファンタジーシリーズが原作。らしい。
 19世紀末くらいのイギリスを舞台に、家督継承のためにその権利者の証である宝剣を探す若き貴族と、それに巻き込まれた妖精博士である娘のロマンスもの、なのだろうなぁ。
 ま、それはともかく、エジンバラが出てくるのにロックが好きなおっさん警部が出てこないのは納得いかない。いかないったらいかない。(出るわけないだろ)
 まあ、リアル指向で行くとスコットランドとイングランドの微妙な確執とか、上流と下流の格差だとか、当時のロンドンの汚さだとか、突っ込みたいところは出てくるけど、ラブロマンスとしてはこんなものでしょう、という感じか。そういう視点での妖怪ものってのに興味はあるから、しばらく視聴してみます。


  あかね色に染まる坂 #1「あかね色のファーストキッス」。え〜、なんというか……パス。「女の子に大恥」とかいう問題じゃないだろう。妹の「変にがんばらないでください」という台詞がそのまますぎ……まあ、声が釘宮ってあたりで本性に気づいとくべきだったか。


2007年10月11日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ドラゴノーツ・ザ・レゾナンス#1

  ドラゴノーツ・ザ・レゾナンス #1「共鳴−つないだ手」。旅客シャトルのパイロットを父に持っていたジンは、父の操縦するシャトルの事故で、父と、一緒に乗っていた家族をいっぺんに亡くす。ジンは何故か奇跡的に生還するのだが、シャトルの事故が父の操縦ミスと発表され、世間の非難の目を一身に受け、鼻つまみ者として親戚を転々とすることに。しかしジンにいまだにつきまとうジャーナリスト・ヨナミネは、密かに太平洋開発機構ISDAとも接触を持っていた。ジンの父の事故の背後には崩壊した冥王星と関係する存在があることを匂わせるISDA。そして、そのISDAに事故以来音信が途絶えていたジンの親友カズキが、「ドラゴン」と呼ばれる存在と接触しようとしていた。ジンの方でもまた、その周辺に謎の少女の姿が暗躍していた。

 え〜っと乳アニメ。っつーか、基本的に女性の胸大きめ。ちっちゃい人もいますが、ちびっ子まで大きめってのは……どうやらこの世界では女性の存在感は胸の大きさに比例しているようです。おっぱいがいっぱい、とか書くと、うのまこと氏がキャラデザなだけに複乳とか思われそうだ。
 「操縦ミスによる事故」ということにされていたシャトル爆破と、太陽系外からの侵略者、そして「ドラゴン」と呼ばれる存在と、謎の少女「トア」。宇宙からの侵略者ってだけだとベタなのだけど、ドラゴンってのがなんなのかまだわからないので、そこらへんがちょっとわくわくする感じ。ISDAのリンドブルム・ユニットの隊員は新入隊員のカズキ以外は常に二人一組なのだけど、それが何か関係してるのかな?
 なんか敵の女幹部っぽいの(これも巨乳)も出てきたけど、なんかSFとファンタジーと戦隊ものっぽい雰囲気がちゃんぽんで、妙なような、くすぐったいような面白い感じ。

[その他] 「過大発表は普通」

 ってなコメントをあちこちで見るけども、「数の発表は演出」であるコンサートと、「数自体が威力として直結すると自覚している」抗議集会では、自ずと意味が違うと思うのだけどなぁ……極端な話、十人の抗議行動と一万人の抗議行動では受ける印象がまるで変わるし。
 まあ、参加者数の推定自体はおかしくないという試算もあるようですが(事実はどっちか知りません)、数が多かろうが少なかろうが、主張の内容がまっとうか否かが本来主眼でしょうにね。つか、「それだったら反対意見者も数を集めろ」って指摘もありますが、勘違いにしろそうでないにしろ「数の問題ではないのに、数を水増ししてる(主催者側は数で示威することを自覚してるんじゃない?)」ってツッコミと思われるので、「反対意見も同じように」ってのは的外れだろうなぁ、と思われ。
 元の主張に戻ると、それが集団自決命令ではないにしろ日本軍による非人道行為がありはしただろうが、「日本軍さえいなければ!」「全部日本軍が悪い!」というロジックが背景に見えるような論のはり方は、どうもねえ。


  <こどものじかん>テレビ埼玉が放送取りやめ 札幌の教頭児童売春事件に配慮Y!hl )。う〜ん、わりと過激な表現が多い原作なので、わからないではないところもあるのだけど、出てくる子供たちは売春とかをしてるわけじゃなくって、前記の事件のような大人をからかったり、あるいは子供でもきちんと恋をしてたりという流れでのことなのだけど。なにより、作品の主旨を理解した上で放送を決定したのだろうに。深夜アニメごときで危ない橋を渡りたくない、ということなのだろうけど……う〜ん。


  連続暴行で2審も不定期刑 少女9人被害の少年神戸新聞 )。個人的には無期懲役でいいと思うのだけど。いや、この手の少年による重犯罪を見るたびに思うけど、そのように追いやられてしまった環境というのも同情しないではないこともあるけど、それを「国費をかけて更生に力を注ぐ」というのは、どういう意義があるのだろうと考えてしまうときがある。損得を考えると「まるっきり損」なのだが、切り捨てろ、とも言い難いところもある。「犯人も不幸だったかもしれないが、そんなことをした罪は罪」と割り切るべきなんだろうか……う〜ん。


  【神戸・高3自殺】“2ちゃんねるで集まり献花”に「ゲーム感覚か」の声…他人が集う違和感。ネット中傷。いじめに繋がる薄気味悪さ痛いニュース )。「ネットは悪意を媒介する物であり、それによる善意はむしろ気味悪いだけ」って……そりゃ、人が集まったら迷惑だという場合は、それをきちんと考慮するなり、それがわかった人が注意をうながすなりすればいいだけのことで。つか、「いじめ」と結びつけるのは無理矢理すぎるような。メディアである以上、良いことも悪いことも伝えるのであり、どちらを伝えるかは発信者によるのにすぎない。つまり、コラム子は「ネットで発信する人間の善意」を否定し、自分の善意の絶対を主張しているにすぎない。けど、その保証はどこにもない。ネットで発信をする人間は今やちまたにあふれているし、それを否定するということは、一般庶民をすべて否定してるのに近い。その上で「自分は善意の存在」というのは……選民思想と言われても仕方ないような。

[アニメ] 大江戸ロケット#26とムシウタ#12

  大江戸ロケット #26「なんだかんだのリフトオフ」。最終回。信じていた遠山金四郎が、ロケット開発許可と資金の引き替えに、ロケット技術を転用した大陸弾道ミサイルの計画を幕府に進上していたことに衝撃を受ける清吉たち。「日本を守るための抑止力だ」という金四郎の正義もわからないではないが、ロケットを人殺しの道具にされることは清吉にとっては堪えられない。ロケット打ち上げが成功すればそうなるのだが、しかし、ソラを月に返すという当初の目的を捨てるわけにもいかない。ソラは苦しむ清吉を見ていられず、ロケット打ち上げを中止しようと言い出すのだが、清吉はロケットを打ち上げると言い出す。
 翌日ロケット打ち上げの日、外から邪魔をされない内部点火式にしたロケットに清吉も乗り込む。すぐに飛び降りると言うのだが、金四郎は清吉もソラと一緒に月に逃れようとしてるのだと察する。しかし、清吉がいなくても残った設計図で同じ物はいずれつくられるのだ。そんな時、間違いで若返りの秘薬を浴びて大増殖した青い獣がロケットに乗って宇宙に帰ろうと、発射場へと押し寄せてきた……

 ん、ん〜、まあこんなもんでしょうか。いろいろうやむやにされた気もするけど、面白かったのも事実だし。原作の劇の顛末は知らないけども、原作からそうなのか、シリーズ構成者の趣味なのか、鳥居がやたらと見せ場があったのが、また……実際には水野の失脚に際し保身し、あっさり水野を裏切ってしまっているのだけど。裏切ってるって点では「妖奇士」の方が史実に近いかな。先を見る目がなかったわけじゃないんだけど、それにより自身の依拠する物が脅かされることにばかりとらわれ、依拠する物の転換を許容するまでいかなかったのがこの人の悲劇なんだけど。そして、その人物に策謀陰謀の才があったことが他の人の不幸なのだけど。
 閑話休題。オールスターキャストでのラストだったけど、赤井が見せ場を持ったのが、ちょっと良かったという気も。いや、客観的に考えれば、水野が若返りの秘薬を捨てた池に青い獣を落としたんだから、クライマックスの元凶とも言えなくもないが、まあ不慮の事故だしね〜。
 黒衣衆たちがエンディングのイラストで何気に赤井と夕の墓を作ってるのが。赤井は、どこか憎みきれなかったとしても、夕は、赤井の伴侶だからってことなのだろうな。
 そしてなしくずしのラスト。まあ、こういう番組なんだけどさ……
 江戸時代にロケットという力業でどうなるかと思ったけど、なんだかんだで楽しませていただきましたわ。


  ムシウタ #12「夢ミル蛍」。こちらも最終回。う〜ん、結局なんだかわからん話でしたわい。なにがわからないかってえと、大人が介在しない世界だって事。特環は存在するけど、結局ガキどもと同じ視線で、これも子供組織なのだよね。少し前なら「セカイ系」と言われていたのだろうけど、まあそれも今更ですわな。話の基礎としては昔からSFではよくある、人より秀でた力を持った少年が社会に阻害される、って骨組みなのだけど、その辺がきちんと考えられたラストとは言い難いなぁ、と。ぶっちゃけて言えば、そういうのって思春期の少年少女が抱いている自意識過剰と世間とのギャップに気持ちが合致するから受け入れられる物なんだけど、おざなりの主張でなげっぱなしだからなぁ……
 作画とかは良かったと思うけど、やっぱラノベ原作は構成がむずかしいですわ。


2006年10月11日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 韓国国民には同情申し上げます。

  日韓会談:大統領「歴史認識」40分論じ共同声明見送りに毎日 )。
北朝鮮の核実験に対し日韓共同で抗議声明を出そうと提起したところ、大統領は話をさえぎって靖国神社参拝など歴史認識問題を約40分にわたって論じ、共同声明も見送りになったことが分かった。(中略)韓国側はその後、核実験と歴史認識問題を合わせた共同声明を逆提案したが、日本側は「声明にこだわっているわけではない」と断った。
 韓国、というか盧武鉉大統領の空気読めなさっぷりは尋常ではない……まあ、選んでしまった韓国国民の自業自得と言えなくもないが。韓国のジョークで「一番ひどい奴は盧武鉉に投票し、その後外国に移民してしまった奴だ」ってのは洒落になってない。


  北朝鮮の核実験 暴挙に強く抗議する朝日 )。「北を非難する」という表題なのに、「話し合いで解決しましょう」と言ってるだけで、どのように話し合いに持って行くのか、どのように解決するのかの知見がまるで書かれてない。いつもながらの朝日社説。


  パソコンの捜査書類保存を禁止 県警刑事部が情報流出防止策徳島新聞 )。う〜ん、とりあえず一番効果がありそうなのはそのくらいか。非常に面倒なんだけど。「私物パソコンを公務に利用しない(あるいは公務のパソコンを私物利用しない)」とかも重要なんだけど、知識が徹底されるかは疑問だし。でも不便だろうなぁ……


 細かいつっこみだけど、 100メガショックの100メガは100メガ「ビット」であって、CD-ROM容量の単位は「バイト」だから、6倍じゃ済まない と思う。

[アニメ] ブラクラ#14とヤマトナデシコ#2

  BLACK LAGOON #14「Bloodsports Fairytail」。双子編中編。ロアナプラに双子を招いたのはイタリアン・マフィアグループ。バラライカを始末するためだったが、双子が暴走、逆に自分たちが壊滅されることに。で、弔い合戦でもあるホテルモスクワは本格的に牙を剥く。
 今回はレヴィやガンマンたちは完全に脇役。服(とカツラ)を取り替えて役割を入れ替える双子が……原作見たときは入れ替えたままだと思ったけど、声を聞く限りその後元に戻ったのか? そして本性を丸出しにするホテルモスクワ。無軌道にバラライカを狩ろうとする双子に対し、理詰めで追い詰めていく。エダがまた余計なところで混乱して、それがちと不確定要素にはなるのだけど……しかし今回、バラライカと周が主役のホラーだな……双子がモンスター役。


  ヤマトナデシコ七変化 #2「鉄のカーテンを攻略せよ!」。美少年四人と新しい学校に登校したスナコは、たちまち学校中の注目を浴びる。特に前髪の下の素顔を暴こうと、追い回されることに。のみならず、四人のファンの子たちにからまれることに……
 今週も引き続きおもしろいですな。新キャラの乃依は明るくさっぱりした気性でスナコにもフランク。美少年四人組の武長に惚れてるのだが、武長がシャイなため片思いと勘違い中。スナコは「明るい生き物」と苦手な風だけど、それでも好意は持ってるよう。
 そのスナコ、四人組のファンのガングロたちに絡まれ、それを恭平がかばったのだけど、偶然ガングロが恭平の顔に爪をひっかけてしまったのを見て、大暴れ。キレて自分で前髪を落としてしまう。こいつも結構男前な性格やな。でも、キレないとダメってのが……
 次回はスナコのお披露目パーティらしいが、来週までにレディになれるんかいな。


2004年10月11日(月) 旧暦 [n年日記]

[読書] パイド・パイパー 自由への越境/ネビル・シュート

 第二次世界大戦時、イギリスの老人ジョン・ハワードは空軍に参加していた息子が戦死し、また国の為に身を役立てることも出来ず、傷心し持て余した身体を慰めるべく、フランスのジュラ山の片田舎へ出かける。しかし折り悪く、しばらくしてドイツ軍のスイス侵攻が始まる。
 何も出来ないながらせめて生まれた国で戦争を憂いようと帰国を決意した矢先、村で知り合った、ジュネーブの国際連盟本部に勤めるイギリス人夫婦から頼みごとをされる。幼い息子と娘をイギリスまで送って欲しいというのだ。老齢の身に子供の世話はかちすぎるとしぶるが、結局夫婦の頼みを引き受け、二人の子供をイギリスまで送ることに。しかし、旅の途中足止めを食ってしまったことで事態は悪化。瞬く間にフランスに攻め込んできたドイツ軍の為に汽車は止まり、ハワード一行の旅路もままならなくなってしまう。おまけに、途中で頼まれたり孤児を拾ったりして、どんどん同行の子供たちが増えていく。ドイツの勢力下に入りつつあるフランスで、無力な老人と子供たちは無事イギリスまでたどりつけるのか──?
 「渚にて」の原作者として有名なネビル・シュートの作品だが、SFではない。筋立ても大きな事件などが起こるのではなく、老人と子供たちの辛苦の旅を地味に、丁寧に描いている。言ってみればロードムービーである。事件は起きないが、事態は段々と悪くなっていく。汽車は止まり、車での移動もままならず、ドイツ軍は進駐してくる。イギリスに帰るあてはない。しかし、子供たちを見捨てることなどできず、彼らをイギリスに送り届けるのは自分の義務、とひたすら歩き続ける。子供たちは、国の為になにかをしようにもそれを拒否され釣りで心をなぐさめるしか出来なかった老人の手の中に飛び込んできた、「守るべきもの」なのだ。
 そして、それぞれに不幸を背負う子供たちの描写も、必ずしもいい子ではなく、世界の大きな変化を認識しきれず、適度にわがままで適度に尊大でなおかつ弱々しく、それゆえハワード老人も守り抜こうとする。
 パイド・パイパーというのは、当然「ハーメルンの笛吹き男」の笛吹きを暗示している。ハワードは子供たちと手作りの笛を通じて親しくなり、そしてただそれだけの、ほとんど見ず知らずの子供たちを連れて危険な旅を続ける。それを助けるのは彼の老成と誠実さ、そしてこれまでの人生である。
 ありとあらゆる国籍の子供たちの過酷な出自、環境が、世界の悲惨を訴える。だからこそ、政治も国籍も無視で彼らを守り抜こうとするハワード老人たちの行動が美しい。
 最後、旅を終え、防空壕で「私」にすべての顛末を話し終えたハワード老人は酷く疲れていたという。それは、旅が老人の生命力を削ったのか、子供たちを保護しとおし、手元を離れたためなのか。

[その他] 無意味・有意義

 連休中はちょっと引きこもってろくでもないことをする。っつーか、「地球防衛軍」と「妖星ゴラス」を連続して見てたなんて言うと「他に連休にすることないんかい」とか言われそうだけど、でも、ストーリーとか特撮ははっきり言って「どーでもいい」のだけど、それ以外の部分で、正直目を見張る部分がかなりありました。特に連続して見ると、たった五年の違いなのだけど(1957年と1962年)、色々あからさまに社会背景の違いを感じる部分や、むしろ現代の方が退化していると感じる部分も多い。作品として無条件に薦められるものではないけど、映像作品の流れをつかむ上で、大変貴重な経験ではありました。
 その他、飛行機関連に行ったりとかゴニョゴニョゴニョ。
 連休中に溜まったビデオを消化するのがまた大変だ……
 まあ、連休中にネット上で阿呆を一匹退治できたことだし(事前に用意してた仕掛けを発動させただけだけど)、全体的に無意味ながら有意義な連休でした。お世話になった方々、ありがとうございました。m(O)m


2002年10月11日(金) 旧暦 [n年日記]

イカスCM

 話ではオランダの保険会社の CM らしいのだけど、なんつーか、怖いもの知らずというか、シチュエーションが洒落になっていないっつーか。今の北朝鮮の一般市民にこんな恰幅の良いヒトがいるかどうかはそもそも疑わしいけど、彼の運命が心配である。
(追加。今は見れないらしいのでCMの内容説明。どうも「かの国」と思われる国で、マスゲームの練習をしている市民。解散し、その中の太目の市民の一人がマスゲームに使う真っ白なボードを持って、自転車をえっちらおっちらとこぎながらアパートの部屋へと帰っていく。翌日、市民総出のセレモニー・パレード。バルコニーから満足げに見下ろす「かの国」の指導者にそっくりの男。ところがマスゲームのパネルがぱっとひっくり返り、指導者の肖像画になると、顔色が変わる。指導者の歯の部分のパネルが抜け落ち、「歯抜け」の顔になってしまっていたのだ。場面が切り替わり、そこを埋めるはずだった昨日の太った市民の部屋、まだいびきをたてて寝ている。再び画面が変わり、指導者が隣の軍服の側近に何事かを耳打ちする。最後にこの後の運命を知らずに眠りこける例の男、そして「保険をかけましょう」の文字が重なる)
 昨日書いた通信簿に愛国心の評価があるのを在日系市民団体が非難した、という話なのだけど、 つづくニュース を見てみると「日本人としての自覚」であって、微妙にニュアンスが違う。だからと言って確かにそれなりの割合を占める在日コリアンを考慮しなくていいということでもないけども、しかし声だかに非難する内容とも思えない。市教委の返答もちょっと頓珍漢なんだけどね。
 韓国がらみのネタが続いてごめん。 韓国の対日訴訟者、韓国政府に対し韓日協定文書(日韓基本条約)の公開を求め訴訟 。っつーか公開してないの!? 当然のことだけど、 日本では機密文書扱いでもなんでもない 。いまさらながら、韓国という国に驚かされる。知らされてないのでは、賠償関係がどうなっているのかという意見が食い違うわけだ。
 こないだ日記に書いた 衛星軌道ゲーム 、なんか知らないけど 野尻ボード にも書き込みがされた。ほぼ同時期にあちこちの日記、ニュースサイトで取り上げられたらしいのだけど、 ここ を参照すると(月と地球の間に衛星を浮かばせてみよう!)日付はウチのが一番早かったっぽい。もっとも私のネタ元は 2ch宇宙板H-IIAスレ なので、ここを経由して伝わってった情報かはわからないけど(少なくとも、伝播力が強かったのは Appendix さんのところらしい)そうさとすると、なんとなく放流した稚魚が大きくなって食卓に並んでいる気分である。どんな気分やねん。
 NHK−BS1の金曜アニメ館で富野監督出演で新作 キングゲイナー の特集。いわばライバルのWOWOWで放映の作品なのだから、なかなかにNHKのオタクっぷりはあなどれない。今回は福々しいばかりの「誉めて誉めて」オーラを発散しており、いつものアレっぷりはひかえめだけども、やはりのっけに「『ガンダムの富野』と呼ばれるのはイヤ」(まあ、二十年も言われ続けてればねえ)とか、飛ばしてくれてました。キングゲイナーは今のところ、その自信に見合うだけの内容だしねえ。しかし、司会者が私物の特大シャアザクを持ち込んでるのは笑った。いや、微笑ましいです。


2001年10月11日(木) 旧暦 [n年日記]

問題:この世で最も統計学的な酒は?

 答え:それはギネス・ビール。t分布の発見者であるウィリアム・ゴセットは、ギネスに入社、ビールの品質を統計学的に管理しているうちに、t分布の導入を思いついたのだという。
 安酒のオールドクロウを飲みながら、ギネス飲みたいなぁと思う今日この頃。
 この夏に急逝したマンガ家、青柳裕介氏がビッグコミックに連載していた「まぐろ土佐船」が作家を変えて第二部を始めた。おそらく、氏のアシスタントの方なのだろう。絵柄は非常に似ている。しかし、はてさてどうなるのだろうか。
 こういう形での続きの掲載というのはそれほど珍しくない。たかもちげん氏の「警察署長」、石森章太郎の「HOTEL」など、アシスタントが後を引き継ぎ、掲載している。(HOTELは不定期だけど) 絵柄的には、ぱっと見そんなには違和感はない。マンガは個人作業というイメージが強いが、ある程度以上連載を抱えるようになると、当然一人ではきつくなる。そうなると作画など諸々を手伝うアシスタントの存在なしでは作業をこなすことが出来なくなる。更にそれが進むと、家内制手工業的な、作家の名前がその作家当人でなく、作家の抱えるチームを指すような状態になる。つまり、作家そっくりな絵を描くアシスタントが出てくるようになる。無論、その作家から様々なものを吸収するのだからアシスタントが師匠に絵柄が似てくるのは当然なのだが、こうなってしまうと「似てる」という段階ではない。聞いた話なのでなんなのだが、既に大御所と呼ばれる作家の少なからぬ数の最近の作品の幾つかは本人の手によるものではなく、場合によっては本人は目を入れるだけとか、あるいは全くペンをとらないとかいう話も都市伝説的に流布している。
 割と最近では、BSマンガ夜話において、最近は全部アシスタント任せと云われた永井豪が反論のビデオをNHKに送りつけたという事もあった。
 しかし、恐らくは実在するであろう「作家が自分の作品とされるものに全くタッチしてない」場合はまだしも、そうでない場合、作品を見て「違う」という感じがどうしてもしてしまう。コマのパースや構図のちょっとした違いとか、台詞回しとか、話の組み立てとか、場合によって様々なのだが、おそらくそれが「作家性」に直結する部分なのだと思う。
 青柳氏は、作家性の強い部類のマンガ家で、特に漁師の世界というものに強い理解と洞察と見地を持っていた。果たして上手く行くのかどうか、というのが心配ではある。