不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2024年04月 来月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
HNS logo

2013年10月22日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 獣電戦隊キョウリュウジャー#34と仮面ライダー鎧武#3

  獣電戦隊キョウリュウジャー #34「ふっかつ!ブラギガスしゅつげん」。最後の秘石が眠る場所が明らかになるが、それはかつてデーボスとの決戦でブラギガスが自らの身を犠牲としてデーボスを封印した場所だった。しかし、ブラギガスは湖の底に横たわり、地獄の力に引きずられ湖の底から引き出せないという。
 とりあえず現地に言ってみようと封印の湖へ向かうキョウリュウジャーたちだたが、そこにはデーボ・モンスター「タイリョーン」が先に陣取っていた。ただ湖に釣り糸を垂れているだけのタイリョーンに拍子抜けするが、その目的は湖の底の秘石を釣り上げること。タイリョーンを妨害しようとするキョウリュウジャーたちだったが、デーボス軍が幹部勢ぞろいで登場。タイリョーンの釣り竿をめぐって攻防。ふっとばされたダイゴの前にドゴルドが立ちふさがるが、ダイゴにとどめを刺そうとした彼の前に立ちふさがったのは、ダイゴの父・ダンテツだった。

 クリスマス商戦の前に、最後の獣電竜・ブラギガス登場。トリンの相棒にして最大の獣電竜だったが、かつての戦いで自らの身と引き換えに~デーボスの心を封印。復活の鍵となる秘石は、その決戦で次々倒される仲間の獣電竜たちの姿を見て流した涙が結晶化したものだった。
 まあ、この辺は予想通りなのだけど、予測不能なのがダイゴの父・ダンテツ。トリンの親友ということで、詳しい事情も知ってそうだったのだけど、ダイゴに力を貸して最後の秘石引き上げにも協力。そのおかげでブラギガスも復活するのだけど、巨大化したタイリョーンをギガントブラギオーに変形して倒すと、トリンとともにいずこかへ去ってしまう……
 ブラギガスの相棒であるキョウリュウシルバーはダンテツかと思ってたのだけど、この流れだとトリン? それにしても決め手は鉄拳制裁なのは、やはり山下真司だからか……


  仮面ライダー鎧武 #3「衝撃!ライバルがバナナ変身!?」。皆の前で変身し、暴走インベスを倒した紘汰は一躍街のヒーロー。他チームの仕掛けてきたインベスゲームにもアーマードライダー鎧武に変身して次々とランクを上げていく。
 そんな彼の復帰を、かねてから紘汰を尊敬していた光実はじめ皆が歓迎ムードだが、舞は反対。自分のことをおざなりにしてチームのために自分を犠牲にするような彼の姿を心配しての事だったが、紘汰は今度はそんなことはしないと約束、舞とも和解する。しかし、光実だけは複雑な表情で彼らを見つめる。
 もう一人、鎧武の参戦を快く思ってない人物がいた。それは、チーム鎧武のライバルチームバロンのリーダー、戎斗。戎斗はせっかくの力を防戦のためだけに使い、覇権を目指そうとしない紘汰を「力に相応しくない者」と苦々しく思っていたのだ。
 そんな彼に、錠前ディーラーのシドが接触。鎧武の参戦で一方的になったインベスゲームをさらに面白くする、と言い、戎斗に新たな戦極ドライバーと、バナナロックシードを渡す。
 一方、チームを守り、インベスゲームの賞金も入った紘汰は姉の晶に意気揚々、稼いだ金を渡すのだが、晶はそんな紘汰様子を見て突き返し、「自分と自分の仲間のためだけに稼いだお金なんて本当に仕事で稼いだお金とは言わない。前の紘汰は見知らぬ誰かのために一生懸命働いてた」と説教。紘汰もさすがにショックを受け、自分が何か間違ってたのかと思い悩む。
 そんな紘汰のもとに、戎斗からの挑戦が届く。鎧武に変身して勝負を挑む紘汰の前で、戎斗は戦極ドライバーとバナナロックシードを取り出し、新たなアーマードライダー、バロンに変身してみせる。

 第二のライダー・バロン登場。なのだけど、なんつーか、キャラが強烈気味な割には薄い……まあ、キャラクター性より話の展開で引っ張ってくタイプの脚本家なのでそれはある程度織り込み済み。
 自分を犠牲にする紘汰を心配してた舞に、インベスゲームをしながら稼ぎとチームを守ることの両立をしてみせるのだけど、姉の晶に「それは違う」としかられてしまう。大きな力を手にして、その力を限られた範囲の人のためにしか使わない、というのは、「ライダー戦国時代」をキャッチフレーズにしてる今作の一つの指針ではあるのだろうなぁ。
 そして一方、ライダーの力を与えられ、それを自らの信念のために使おうとする戎斗……力こそ全てと考えるわりに卑怯な行為は嫌うあたり、ツンデレ二号ライダー化する気はするけど。
 そしてようやくバイクマシンも登場。これもロックシードが変形するのか。シドは戦極ドライバーといいバイクロックシードといい、単なるディーラー以上の立場にいそうだけど……いんきんたむしのダメホスト、獅子丸をやってたとは思えないなぁ。
 そして次週は早々と第三(四?)のライダー登場。以後メインライダー以外にも出てくるみたいだし、龍騎みたいに十三ライダーとかやるのか?


2010年10月22日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] それでも町は廻っている#1とイカ娘とか。

  それでも街は廻っている #1「至福の店ビフォア アフター」。メイド喫茶「シーサイド」でバイトをする女子高生嵐山歩鳥。しかしシーサイドはメイド喫茶とは名ばかりでどう見てもうらぶれた時代遅れの喫茶店を、オーナーの婆ちゃんが流行り物のメイド喫茶を聞きかじってそう名乗ってるだけ。歩鳥がメイド喫茶と聞いて胸をときめかせた歩鳥の同級生辰野俊子は、実際に見たシーサイドがメイド服を着てるだけでメイド喫茶どころかあまりにやる気のない場末の喫茶店そのものなことに我慢がならず、歩鳥にメイド指南をするのだが……

 基本的には上手い。歩鳥の垢抜けないかわいさとか、タッツンの空回り気味な委員長的ツンデレキャラとか、見た目にもかかわらず一番の常識人の針原春江とか、丁寧な作画なんだけど原作を綺麗な方向に崩しすぎないとか、間をあまり詰めすぎないところとか。ただ、やっぱりいつものシャフトの、ではあるんだよなー。平野耕太氏がtwitterで「シャフトは良く配合されたカレー粉なので美味しいんだけど、素材の味が全部カレー味になるな」「原材料、すげえ美味いんで、カレー味もいいけど他の味にもしてくれ。煮つけが会う回は煮付けに、鍋が合う回は鍋にしてくれ」と言ってたのも頷ける(それ町のこととは書いてはいなかったけど)。ナレーションと幕間が出しゃばりすぎなのが顕著なのだけど。
 それでも面白いのが楽しいやらくやしいやら。特にED、原作のアレ、実際曲にしちゃったのかよw まだ登場してないけど紺先輩は可愛いです。はい。
 あと、声優ではばっちゃんが櫻井孝宏とか、どういう配役wwwしかも合ってるのが怖い。後は、悠木碧がどんどん器用になっていて「紅」の時の素人臭さが嘘のようとか(目指す先輩が沢城みゆきって言うだけのことはある)、小見川千明が今夕方に再放送してるソウルイーターの時と比べてあまりに変わってないことに逆に愕然とする(でも、声質で大分得してるよなぁ)とか。


  侵略!イカ娘 #3。イカ娘が 発酵 発光したり、天敵が現れたり(早苗ではない)。何より、大分前倒しで渚が登場。唯一イカ娘を人類の脅威と見なし、ずっと怯え続ける子。最初はそれが当り前かとも思ったけど、いつまでたっても改善しないあの怯えっぷりは、あれはあれで変人だ。しかし渚が怯える度に、イカ娘がかつてなく輝き出すのがw そんなだから「面白いわけではないけどイカ娘が可愛いマンガ」って言われちゃうんだよw いや、個人的には奇に走りすぎない地味に妙にずれたようなセンスが好きなんですけどね。
 それにしても放送したアニメを見て出来の良さに泣きそうになってしまっているアンベちゃん先生が一番の萌えキャラだなぁ。

  俺妹 #3。何故か地味にイカ娘に順調に侵略されている( うー さんっ はいっ )番組ですが、話は序盤のクライマックス。オタ趣味を隠し続けていた「可愛くない妹」桐乃から相談されオタ趣味をバカにすることなく認めたり、ネットで同じ趣味の人間を探すことを薦めたり、オフ会に参加していがみ合いながらもなんだかんだで本気でオタ趣味のことを語り合える友達が出来たりして、安心する京介だが、桐乃のオタ趣味が最悪の形で親バレ。折角居場所を見つけた桐乃の為に、京介が一肌脱ぐことに……
 ああ、これだからギャルゲーじゃなくエロゲーじゃなきゃいけなかったわけね。納得。話の流れとして「社会的にどう考えても正論に対し、妹を守るためにどこまでするか」ってのが重要なポイント。まあ、実際に自分が京介の立場だったらオタ趣味は庇うにしても、エロゲまでは流石に庇わないと思いますが……中学でエロゲはメーカーにも迷惑かかるだろ。
 ところで、そういや前回桐乃が自分のパソコンでSNSに参加してたけど、今回の放送でパソコンを持ってるのは家族で桐乃だけ、って……桐乃のためだけにネット回線契約(プロバイダも)してるの? 基本的に元々桐乃に甘いんですな、この父親……


2009年10月22日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] DARKER THAN BLACK〜流星の双子(ジェミニ)〜#1、#2

  DARKER THAN BLACK〜流星の双子(ジェミニ)〜 #1「黒猫は星の夢を見ない・・」、#2「堕ちた流星・・・」。トーキョーエクスプロージョンから2年後、ロシアのハバロフスクで暮らす日系ハーフの蘇芳・パブリチェンコ。写真が趣味の普通の中学生に見える彼女だったが2年前のあの夜、父パブリチェンコ博士と双子の弟紫苑と野外で天体観測を行っていた際、原因不明の隕石の直撃を受けていた。彼女と父は無事だったものの、紫苑は大けがを負ってしまった。それでも一命は取り留めたものの、彼の身には大きな変化が……
 そして蘇芳自身も契約者たちにまつわる事柄と無関係ではなかった。パブリチェンコ博士はME研究の第一人者であり、両思いの男の子に告白されたばかりの同級生も、突然契約者となり国の組織に接収されてしまう。
 偽りで繕われた日常を送る中、家に帰った蘇芳は家の様子がおかしいことに気付く。何者かが家と隣接する研究所を急襲していたのだ。紫苑の姿を探す蘇芳だが、部屋に紫苑はいない。弟を捜す彼女の頭の中に、「逃げろ」という弟の声が聞こえる……紫苑は2年前の事故で契約者になっていたのだ。
 しかし父を捜し父の部屋に向かった彼女が見たのは、目を見開き息絶える父、そして、その傍らに立つ仮面姿の黒い男だった。
 研究所に研究員として入り込んでたMI6の契約者、エイプリルの手引きにより研究所から逃げ出した蘇芳。しかし蘇芳を紫苑と勘違いした別のエージェントとの戦闘に。エイプリルはそのエージェントを倒すが、彼女もまた、例の仮面の契約者の手にかかる。
 仮面の契約に連れ去られそうになる蘇芳だが、肌身離さず持っていたカメラのフラッシュで目くらましをし、別の契約者の乱入もあり、間一髪、逃れることができる。
 しかし、友人の家に助けを求めるも、友人たちはMEで蘇芳に関する記憶を抹消された後。頼る者もなくさまよう彼女だったが、友人のニカと出くわす。契約者になった級友ターニャの恋人だった彼は、ターニャの「能力」で怪我を負い病院に接収、しかしME処理を施される前に逃げ出すことが出来たため、彼女のことを憶えていたのだ。
 たった一人であっても自分の事を憶えている人間に出会え安心した蘇芳は、秘密の隠れ家で「仮面の契約者」への反撃の準備を始める。
 そして仮面の契約者――BK-201=ヘイに出会うのだが、彼女が目標の紫苑ではなく、また紫苑の居場所も知らないと知ったヘイは彼女を解放しようとするのだが、彼女を紫苑と勘違いしたままの別の契約者が現れ、蘇芳とヘイを襲い出す。しかし彼女にもはや何の関係もないはずのヘイは、彼女を守って戦い、相手の契約者を倒す。が、とどめを刺そうとした瞬間、仕掛けられていた罠が作動、ヘイは電撃のような攻撃を受ける。
 そして日本、東京で星空を見ていた女性――元公安外事第四課課長霧原美咲は、BK-201の星が流れるのを見る。

 掘勝之祐〜〜!
 ってのはともかく、今期一番期待の作品。ウソと故意の盲目の上に成り立った平和な学園生活を送っていた蘇芳。緩やかに浸食されつつも平衡を保っていた日常は、何者かの突然の襲撃で終わりを迎える。目的はパブリチェンコ博士の研究データ。そして、契約者となった紫苑。それと……
 公式のキャラ紹介ページの情報が、ウソじゃないけど開始15分で崩れるってのはどうよ? いや、そのスピード感がたまらないんだけど。
 父親が殺され、弟も行方不明の中、蘇芳は彼女を紫苑と間違えたエイプリルに連れられ、研究所から逃げ出す。しかしエイプリルもまた別の契約者に殺され……それは、無精ヒゲを生やしすっかりうらぶれた雰囲気のヘイ。パブリチェンコ博士を殺したとおぼしき者もまたヘイ……しかしその傍らにはインの姿はない。この二年の間に何かあったらしいけど、かつての面影がすっかり消えてるとは、何があったんだろう? つか、エイプリルもう退場かよ!
 そして今回新たにメインキャラになるらしい日本の特殊機関・三号機関の契約者たち。鎮目弦馬と葉月水無。水無はものを自在に刃物に変えられるが、対価は異性とのキス。しかも使用頻度に応じて濃厚さが変わるッぽい……弦馬の方はコンクリートや鉄骨を身にまとう能力で対価を出してはいないけど、感情の起伏を出さないのが常の契約者らしくなく、感情豊か、あるいはそのように見せかけてる、あまり契約者っぽくない契約者。この二人がどう関わってくるのか……あるいは、あっさり退場するのか。
 ヘイはうらぶれ、CIAの汚れ仕事をしながらも、銃撃に巻き込まれそうになった蘇芳を助け、また別の契約者からも守る。しかし、三号機関の罠にかかり、ヘイの星が流れて堕ちる。次回予告ではヘイは生きてるみたいだけど、契約者としての死を意味してるんだろうか? 蘇芳を助けた三号機関の目的は元々ヘイで、ヘイは能力を失う? 姿を消した紫苑の能力と目的は?
 のっけから各勢力入り乱れる結構複雑な展開だけども、期待通りの出来でやっぱり楽しみですわ。


2008年10月22日(水) 旧暦 [n年日記]

[読書] 四十七人目の男/S・ハンター

 ええ、ついに読んでしまいましたよ……「たそがれ清兵衛」を見てとちくるったハンターの書いたトンデモチャンバラ小説を。
 硫黄島の戦いでリー・スワガーの父親アールと対峙し、敗北した日本人下士官・矢野。その息子がスワガーが父の最後の戦場にいたと知り、尋ねてくる。お互いを勇者の息子として尊敬し合う二人だが、矢野が尋ねてきたのは父の最後を知るためだけではなく、父の持っていた軍刀を、あるいはアールが戦利品として持ち帰ったのではないかと期待してのことだった。
 そのような話は聞いたことがなく、また敵とは言え尊敬すべき兵士の持ち物を父親が奪うとは思えないリーは、意に反して一度は矢野を失意のまま日本に送り出してしまうが、父の遺品を探し、一本の軍刀がアールの部下からアールへ、アールからその上官へと渡されたことを知る。遺族の許可を取り矢野の軍刀を譲り受けたリーは、それをもって自ら日本へと飛び、矢野に形見の軍刀を渡してつとめを果たす。形見を手に入れたこともさることながら、リーの行為に感激し、家族でリーを歓待する矢野一家に、リーもまた理想的な兵士の平和な家庭を見、幸福な気持ちのまま本国へ帰ろうとする。
 だが、気をよくして長らく断っていた酒を空港で口にし、深酒で寝過ごした彼が空港のテレビで見たのは、矢野家の炎上と一家の死だった。
 あまりに理不尽で不自然な出来事にリーは取り乱し、警察に捜査妨害と見なされ、一度は強制退去の憂き目を見る。だが矢野家の悲劇が彼が持って行った刀を巡る何者かの陰謀と確信した彼は、偽造パスポートで再び日本に舞い戻る。
 そこで知ったのは、実は伝説的な刀をしつらえなおした矢野の軍刀を奪うため、「ショーグン」と呼ばれる日本のポルノビデオの帝王が、自身の権威付けのために武闘派ヤクザ組織「新撰組」若頭「近藤勇」に命じて一家を惨殺し、刀を奪ったという事実だった。
 真相を知ったリーは、矢野一家の仇を討つことを誓い、そのために剣の修行に打ち込む。
 え〜、最後の二段落くらい、「え?」と思ったでしょう? でもこれがホントにそういう内容なんだなぁ……
 部分部分で見ると、結構良くできてるところもあるんですよ。ある登場人物がどうしてリーに近づいてきたかとか、日本刀とかのディテールについても、ブレインが付いてるとは言えよく調べてるなぁと感心する。日本刀を軍刀に拵え直すとき、刀長を縮めてすりあわせるとか、具体的な作業は全然知りませんでしたわ。
 でも、コンセプトの「チャンバラ小説を書く」というのがそもそもダメなので、どうにもならんわなぁ……確かに外国人であるハンターが時代小説を書くのは無茶にもほどがあるだろうけど、それにしたって、これだってまともだとは……
 現代日本でチャンバラをする、ということ自体がおかしいのだけど、ハンターにはその辺の機微はさすがにわからないのか、わかってて「このくらいならフィクションだから大丈夫だろう」と思ってるのかわかりませんが、日本人が見るととってもおかしなことになってます。
 ヤクザが「新撰組」や「近藤勇」を名乗るというのも、ヤクザの感性とはそういうものではないというのが日本人的な感覚なんだけどなぁ。チャンバラ映画、時代映画はさすがに批評家の顔もあるだけあって「日本人でもこんなに見ないぞ」というくらい見てるのだけど、ヤクザ映画についてはちょっとそこまで理解が深くなかった模様。
 それと、外国人は「忠臣蔵」を「武士道の典型」として思い入れるきらいがあるのだけど(「RONIN」とか)、忠臣蔵を美徳とするのは、今日的な日本人の感覚とはずれてるのだけどなぁ。
 アメリカ映画に絶望し、日本映画を褒めちぎってくれるのは日本人としてうれしくはあるのだけど、やはりどうひいき目に見ても「珍品」としか言えませんわ。
 あと、映画化するなら誰がリー・スワガーを演じるかで意見が割れますが、個人的にはやはりスティーブン・セガール一押し。「必殺仕舞人」の時には京マチ子にも武術指導してたセガールくらいでないと。それに、セガールが出れば絶対B級映画になるし<おいおい


2007年10月22日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 熱出そう

 ってえか、出てたんです。微熱だけど。
 なんだか昨日から普通に歩いてて足がつりそうになるし、首の後ろが妙に熱く突っ張るような感じ。目元がすぐ乾いて疲れるし、ちょっと日中もふわふわした感じがしたし。夕方に「もしや」とようやく気付いて、熱を計ったら案の定。治りかけっぽいけど、気をつけておこう。

[アニメ] オーバン#3ともやしもん#1とマイセフ#3

  オーバン #3「真面目なグローア」。レース中の事故で地球チームのアロー号は大破。パイロットのリックも負傷して入院してしまう。機体の予備は用意できたが、リックが復帰できない中でグローアとの再試合の日程が決められ、代理のパイロットが見つからない。モリーは自分が乗るとアピールするが、ドンには歯牙にもかけられない。業を煮やしたモリーは、自分が操縦できるようにアロー号の操縦席にロケットシートを取り付け、ドンの許可を得ずレースに参加してしまう。

 リックが負傷でレースに復帰できず、ドンは最初にジョーダンを代理パイロットに任命するのだが、射撃の腕はともかく、操縦の方は壊滅的。他の者も尻込みするばかりで、モリーが立候補するのだが、ドンは無視。ドン自身が乗り込むとまで……おいおい。モリーは勝手にレースに出場するのだが、急場しのぎの改造な上、レースはまったく未経験で対戦相手のグローアに徹底的に見下される。タイトルの「真面目なグローア」ってのは、見下して撃つまでの猶予を与えてることを皮肉ってのものか。逆にその余裕が徒となり、ブーストの使いすぎで身動きが取れなくなったアロー号に撃破される。
 モリーは予備の燃料でかろうじてゴールし勝利するが、散々なレース内容にドンは怒り、レースを棄権すると言い出す。まあ、娘のことを忘れるくらいレースに入れ込んでるのだからなぁ。モリーの方は、父親を見返したいのと認められたいのが動機なので、不純っちゃ不純か。でも、そんな甘いレースじゃなかったはずだけど……
 次回は地元の人気レーサーとの対戦で、アウェイの不利さに苦しめられる話とか。


  もやしもん #1「農大菌物語」。サブタイトルは、原作第一話時にタイトルが「農大物語」だったことに由来か? かなり鉄板なアニメ化なのだけど、手を抜かずに作ってるなぁ。蛍がやけに男の子っぽすぎる気もするけど。OPはノイタミナ枠で良く採用される実写OP。原作の菌劇場も再現で、安定したアニメ化になりそう。


  Myself;Yourself #3「クッキーと小石」。「ただでも素直になれない女の子が、主人公が他の女の子と買い物してるのを町中で見かけて、誤解してしまう」という、普通一話まるまる使う話を、二分で状況終了させやがったw ただしそれで本当に状況が終わったわけじゃなく、自分にくれたのと同じコンパクトをその子にも買ってあげてたり、クッキーを焼いてきたのに先にタルトを出されて出すに出せなくなってしまったりとつながっていくんだけど。ちなみにスパでスク水はなさすぎだと思いますた。
 主人公の佐菜が急に単身越して転校してきたあたりの事情の伏線も。そういえば左手の時計は、OPでもクローズアップしてたっけ。てっきりMP3プレイヤーをクローズアップしてるのかと思ってたけど。魚をさばいて血がついた包丁に動揺していたり、普通に考えれば自殺未遂なのだろうけど、そういう暗さはあまり感じないんだけどなぁ。でも、包丁に動揺してたから、事故、ってことはあり得ないか。
 それと、今回も金朋メガネ(もはやキャラ名を呼ぶ気がない)は大活躍でした。「年上なのに子供っぽい」ってレベルじゃないよ、それ!


2006年10月22日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケン#34とカブト#38

  ボウケンジャー #34「遙かなる記憶」。菜月の過去編&ダイボイジャー登場編の後編。菜月が人間の抹殺のために過去から送り込まれた刺客というのはリュウオーンが仕組んだ嘘、というのは、予想はついてたけどそうでよかった。その前に、「過去がどうあれ、菜月は菜月」という、真墨との絆があってこそだけど。
 しっかしダイボイジャーは恐ろしいですなぁ……プレシャスを組み込んだ敵をものともせず撃破。プレシャスのテクノロジーを取り入れてるとは言え、サージェス財団の方がプレシャスよりおっかないんでは……


  カブト #38。中学校怪談解決編。なのだけど、実は重要なターニングポイントになるかも、って予想、大外れ。基本的に単にパーフェクトゼクター登場話だったか……一応一瞬ハイパーゼクターの誤作動によって次元の狭間に迷い込んだ天道がひよりと出会う、ってネタ振りはされてるのだが。
 そんな中でも鏡に願い事をしてしまった樹花を襲おうと、合宿に向かうバスをワームたちが取り囲む中で、歌を歌って励ます加賀美が久々に見せ場か。加賀美らしくっていいシーンではあった。その後の戦闘シーンでは見せ場があまりないんだけど。
 ネガティブ兄弟も暗黒街道ひた走り。
 次回は、久々にドレイク=風間登場。しかもウカワーム=間宮がワームとしての記憶を失い、風間とロマンスを繰り広げてしまうとか……なんじゃそりゃ。
 ところでスーパーヒーロータイムの締め、ズバーンと天道・加賀美の競演、異様に乗ってますな……


2004年10月22日(金) 旧暦 [n年日記]

[必殺] あんたこの宿命をどう思う

 必殺仕業人第十話。 DVD上巻
 伝馬町の牢に太吉という男の子が父親に会わせろとやってくる。太吉の父親・伊平は殺しの罪で流刑を待つ身。太吉はその間親方の弥蔵に預けられることになっていたのだが、伊平が言い寄って殺したとされる女はその弥蔵の妾で、しかも伊平にはおようという言い交わした女がいた。なんだか腑に落ちない主水だが、牢の中で伊平は不審な死を遂げる。心の臓の発作と判断されるが、実は夜中、新しく牢に入ってきた新入りが伊平を殺す現場を出戻りの銀次が目撃しており、それを主水に告げる。
 伊平の残した遺書と金、そしてその新入りが弥蔵とつながりがあることを突き止めた仕業人は実は盗賊である弥助一味が伊平に罪をかぶせた上で殺害したと判断し、仕置することに決める。
 後をつけ、弥蔵たちが押し入った商家にもぐりこんで仕置をしようとするやいとやと剣之介だが、真っ赤に焼けた針を弥蔵の眉間に突き立てる寸前、やいとやの手が止まる。実は弥蔵は裏切り者だったやいとやの両親を殺し、遺された彼を育てた男だった……

 やいとや又右衛門の過去が明らかになる一編。「この話を見ると見ないとではやいとや又右衛門の印象がまったく変わる」と言われているが、まったくその通りだった。
 以前最終回をビデオで見たとき *1 、剣之介が肩こりの治療をしてもらいながら「殺した連中の恨みがのしかかってるようだ」と漏らしたのに対し、やいとやは「そうですかね。案外とあの世へ行ったら『ごめんなさい』と頭を下げりゃ済むことじゃないですかね」と返した(記憶に従って書いてるので不正確かも)。一緒に見ていた姉は「やいとやは不真面目だ」てな感じの感想を漏らしていたが、この話を見た後では、やいとやは「自分も連中も所詮悪党で大して変わらない。自分も連中と同じでろくな死に方をしないかもしれない」と思っていたのではないかと思える。
 しかし、やいとやは悪党ではあっても外道は許せなかった。子供まで平気で殺せる男になっていた育ての親を、「金は要らねえ」と金を返してまで仕置する決意をする。それを「人情が絡みじゃ続けられる商売じゃねえ」と金を返したのは主水だった。
 もっとも主水も、弥蔵をしとめ損ねて顔まで見られたやいとやを裏切り者として始末しようとしている。その時の啖呵がまた仕業人で、「俺は端っからお前なんか信じちゃいねえ。俺はもうちょっとこの娑婆で楽がしてえんだ。俺が生きるために、お前に死んでもらう」と100%本気。仲間の仲裁とか考え直すとかじゃなくって、たまたま隙が出来てやいとやが逃げ出さないと、多分本気で殺していた。
 その主水も、再び手を組もうという弥蔵の誘いを断ったやいとやを見て、ようやく処刑を思いとどまる。もっとも、弥蔵に始末されそうになったやいとやを助けに入るではなく、人目があるからとてを出さず、「奴に賭けよう」と言ってるから、まあやっぱり仕業人。
 そしてやいとや。孤児という出自のためか、子供には案外と優しい。弥蔵のところに帰ろうとしない太吉と知り合い、日が暮れるまで一緒に遊んでやり、剣之介夫婦に太助に芸を見せてやってくれと頼む。もっとも、金の無心をする剣之介に「差し上げますよ。貸し借りは嫌いなんでね」と憎たらしいことを言うのは相変わらずで、主水たちのことを裏切らなかったのも、信頼感があったからではなく、それが彼の「スタイル」だったからに思えて仕方ない。
 やいとやの育ての親である弥蔵を演じるのは、大滝秀治。このころはまだどちらかといえば悪役俳優だった。が、仕置人や仕置屋の時のような悪人一辺倒ではなく、やいとやの命を助け育てたときの情と、今の外道なやりくちとの間で矛盾せずに激しく行き来するという、難しいところを演じきってしまっている。最後にやいとやに針を突き立てられたとき、「正吉、てめえ……!」とやいとやの昔の名で呼ぶ。しかし、やいとやはもはや正吉ではなく、又右衛門だった……  その他の見所は冒頭で主水たちと違い生活に困ってないのに「殺しがないとイライラしてくる」と危ないセリフを吐くやいとやや、追い出された幻覚に変わって新しく間借り人になった、寺子屋を開いている千歳先生(これが教師という生業にも関わらず結構個性的な人なのだが、それは後日)、いつも「娑婆はおっかない」と言って微罪を犯しわざわざ牢に戻ってくる出戻り銀次が「牢内も結構おっかない」と主水に漏らす場面など *2
 それにしても仕業人はものすごく感覚的になじむなぁ。
*1: 仕置人から仕事人までの最終回のみを集めたビデオがリリースされていた
*2: 本当は江戸時代の伝馬町の牢はそんなお気楽なところではなかったのだが、まあ、そこはそれ。

[アニメ] ルパンVS複製人間

  MASTさんの日記 で今日TVでやっていたことを知る。が、DVD持ってるのでまったくモーマンタイ。


2003年10月22日(水) 旧暦 [n年日記]

脳内目覚まし

 ワタシは2000の技を持っているわけですが(嘘)、そのウチのひとつに「寝る前に頭の中で時計をセットすると、決まった時間に起きられる」(あまりに眠い場合は無理)っつーのがあるわけですよ。ちなみに、他の技としては(今は出来ないけど)脈拍数を十ちょっとくらいまで落とせる、とか(それを隣の席の人に言ったら「脈拍数が二十以下になったらまともに意識保てないよ?」と信用されなかった)。で、それをこないだ話したら、「え?」という顔をされまして。いや、多少訓練すれば、出来るはずなんだけどなぁ。
 こんな技を会得したのには理由がありまして、実は私は無茶苦茶寝起きが悪いんでございますよね。で、今はかなりけたたましい目覚まし使ってるんですけど、ひどいときにはそれでも目を覚まさない。で、それで仕方なくいろいろやってるうちに出来るようになったわけでして。
 脳内時計をセットするときは、寝る直前に今の時間と、それから起きる時間を一生懸命暗示かけるんで、多分、寝周期を無意識でカウントして、周期何回目くらいだからこのくらいの時間で、じゃあ起きなきゃ、とかやってるのだと思う。これのデメリットは、これやるとイマイチ寝起きが疲れるんですよねえ。普通はどうやって起きてるものなんだろう?
  外務省、「おしん」でイラク復興支援Yahoo!hl )。いや、そりゃ「おしん」は世界各地で人気だったけど、支援になるのかなぁ……
  ロシア、中国への兵器輸出効果Yahoo!hl )。駆逐艦二隻、キロ級ディーゼル潜水艦八隻、だそうで。やっぱODAいらないんじゃない?
  アトラス、タカラの子会社に 。う〜ん、まあ、いろいろ厳しかったっぽかったけど、やっぱそうなるのか。
  話題作は借りて読む?読売 )。なんか無茶苦茶恣意的な調査の気がするんですが。「本当に多い」と言えるのか、「少なくない」というだけなのか、全体の貸し出し数やベストセラーの売れ行き、書籍全体の売れ行きの傾向と推移とうを総合的に見て行かねば、これだけではなんとも言えないのに、かなり断定的な結論を下しているような。ちなみに、小さいときに町立図書館に散々お世話になり、本に慣れ親しんだ身としては、図書館の利便性を削ることは大いに反対である。本を書く者が本と触れる機会を減らしてまで、商売に走りたいのかねえ。
 昨日の「建国義勇軍」の件だけども、まあこちらが知りようのない情報もあるだろうし、どういうことなのかの判断はちと性急だったかも。とは言え、なんか妙な事件なんだよなぁ。ひょっとしたら複数の独自犯による「笑い男」的な事件だったりして。(いや、ライフル弾が手に入れられる奴がぽこぽこいるわけもないか)
  Gungrave #3。あ〜、なんてえか、アレ。ダウンタウンのごろつきとかなんとかいう描写については、 ガドガード と対比してすら「爪の垢でも煎じてのみなされ」というレベルなのはどうかと思いますた。まあ、耐えられる限りは見ますが、足切り候補なのは間違いないです。内藤泰弘原案・キャラデザインというだけでは見つづけるのはちとつらい。

あざらし肉

  え〜っと、ですねえ 、EXCELさんの日記を見るまで、「トド肉やあざらし肉は無茶苦茶臭い」という話を聞いたことを、すっかり忘れてました。イルカ肉もそうだし、多分海棲哺乳類の肉って、基本的に臭いんだろうなぁ。どういうわけかは知らないけども。どうもすいません。次は間違えずにトドカレーをお土産に持っていきますので……<ヤメレ
P.S.あ、そういえば、トドカレーの方も人にあげたんだっけ……注意を促しておくべきだろうか。ううむ。


2002年10月22日(火) 旧暦 [n年日記]

まだ終わらない

 その可能性はあるよなぁ、と思ったけども、 やはり誤認逮捕だったようで 。情報不足のせいもあるけど、どんな犯人像かがさっぱりつかめない。本当に犯人が捕まるんだろうか?
  拉致帰国者が洗脳下にある可能性は、まあ事前から考慮されていたわけですが 。予想できすぎていたので、特にコメントなし。
 北朝鮮が核兵器を開発しているどころかすでに幾つか持っているだろう、というのは、かなり確実視されているわけですが、 北朝鮮の核弾頭はノドンでは打ち上げられない そうで。安心なんだかなんなんだか。
  信用金庫の逆襲 。おちおち強盗もしていられない。
  うらにわのアルジャーノンのおはかに、お花おあげてくださいドラマ は、最低とは言わないけども、なーんか違うのだよなぁ。まあ 逮捕しちゃうぞ よりは4倍くらいはマシです。
  Mozilla 1.2betaが少し前からリリース。どうやら1.2alphaからそのままインストールすると、関連付けファイルの関連ファイルの引渡しでエラーが出る模様。一旦、アンインストールしてから残ったバイナリも削除して再インストールすれば問題はないっぽい。設定ファイルやプラグインは消さなくてもOK。
 NHK−BS2で放映している「宇宙船サジタリウス」が残り二話。最終回の三話はやはり何度見ても泣ける。
  ビッグオー は既製作部分の三話目。どこからどう見ても機械な動きのロボ子ことR・ドロシーが萌え。


2001年10月22日(月) 旧暦 [n年日記]

今日も今日とて

  SF故人年表スレ が伸びてないのを見てちょっとほっとしたり。
 昨日うどんを茹(う)でて喰おうと思ったら、作り置きの汁が切れてしまっていた。困ったので、昔「美味しんぼ」に書いてあった簡単で旨いうどんの作り方を思い出してやってみる。茹でたうどんに醤油を回し掛け、かつぶし(ウチは混合節だが)をたっぷりと乗せた上から熱湯を注ぐ。こんなんで本当に旨いのかと思ったら本当に旨かった。洒落にならん。
  2ちゃん 特撮板 アギト板 は何時も通り「アギトつまらん。昔のライダーの方が面白かった」というレスが。平和平和。っつーか、こういう人たちって本気で言ってるのかしらん?
 最近、夏休みなどの休みに仮面ライダーの再放送をテレビでやってて、たまに目に入る。いや、別に見ようと思って待ち構えてるわけじゃなくって。それを見ると、何と云うか、非常にキツイのだ。もっと有体に云えばはっきり云って子供だまし。子供だましがレベルが低いとか、いかんとか云う話ではなくって、「子供が喜ぶように作ってはあるが、大人は鑑賞には堪えられない」と云うことなのだ。
 そもそも仮面ライダーは、石ノ森章太郎が影を持った、これまでのヒーローらしからぬヒーローと云うことで製作したキャラクターで、13話までの極初期のテレビシリーズもそれに従っていた。しかし、そう云ったヒーロー像は当時では受け入れられがたく視聴率は低迷。また本郷猛役の藤岡弘も撮影中の怪我で一次降板と云う事態になった(今ではスーツアクターと云うのは当たり前だが、当時は仮面ライダーの中身も藤岡弘が演じていた。もっとも怪我を機に中身は代役という体制が確立してくのだが)。これを機に方針を一大転換し、影を追った一号ライダー本郷から子供に親しみやすい二号ライダー一文字隼人の登場、またライダー少年隊などの子供だましもとい子供に馴染みやすい構成となり、悲哀を背負った改造人間と云う初期のコンセプトは殆ど消えうせた(家族の仇を討つことが主な動機なV3や、ラフな闘い方のアマゾンなど、完全になくなったわけではないのだが)。無論撮影技術が今より劣っていたからとか、予算的な制限なども決して理由として少ないわけではないのだが、「極めてわかりやすいテレビヒーロー」に結局なってしまったTV版ライダーは、その背後の設定に背負うべきドラマ性の放棄を余儀なくされたのである。
 それに比べると、今は「クウガ」から明確に大人の視聴層を意識した作りが成立するようになり、また技術・予算的にも当時と比べれば格段に恵まれている。そういったものだけで面白い作品が作られるわけではないが、作品を支えるのに必要なのもまた事実。子供向けとしては問題があるのではないかという意見はあるにせよ、大人が「昔のヒーローの方がドラマとして優れていた」と云うのは殆ど絶対に「嘘」だろう。思い出の否定をする気はないが、自分が楽しんでたものがその番組の何なのか、を考えてみることも、「今」の娯楽を楽しむために必要なことではないだろうか。だって今「世界征服を企む悪の組織」ったってなかなか子供だって騙せまい。それはまあ、後日にでも。