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2011年10月15日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回その5

  まよチキ! 。実質の最終回は前回で終わりで、今回はオマケ。残念すぎる外見が特徴的なわりにキャラが埋もれがちななくるがメイン。つか、なんだかようわからんキャラと思ったらいろんな萌え要素を詰め込んだつもりのデザインだったのか……
 作画や演出のレベルは高いのだけど、イマイチキャラがなじめないシリーズだったので、うーん、という感じ。ぼーっと見てる分には楽しめるんですが。

  デジモンクロスウォーズ 悪のデスジェネラルと七つの王国 。二年続いたシリーズも終了。二期目になってすっかり出なくなっていたぜんじろうとあかりも最後の最後でちょっとだけ活躍して、あと、一応あかりがヒロインってのを強調したのかな? この後主役入替え、キャラ一部受け継ぎで新シリーズ「時を駆ける少年ハンターたち」がすぐに開始。
 でも、失われた命は戻らないって言ってる割に、奇跡の復活たくさん起きてるよな……あと、メルヴァモンデレすぎ……

[アニメ] 新番組その5

  ラストエグザイル 銀翼のファム #1「Open file」ヴァンシップで「クジラ(空中戦艦)狩り」を行ない生計を立てる旅団に所属する少女、ファム。世界では長らく続いた二大国の巻き起こした戦争もようやく収束を迎え、小国トゥランも連邦との和議を結ぶことになっていた。しかし、連邦の裏切りによりトゥランの二王女の乗る船が艦隊により攻撃を受けた。
 それに出くわしたファムは、かねてからの連邦への反感から王女たちを逃がすために連邦艦隊を攪乱しようとする。

 8年前に作製された「ラストエグザイル」の続編。一部キャラは受け継いでいるものの、基本はほとんど新キャラ。っつーか、前の話あまり良く覚えてないんでそのまま続きやられると逆に辛いんですが……いきなりディーオが出てきたのはちょっとびっくり。洗脳されて前作では一番酷いことになった一人だったけど、どうも正気に戻ってるよう。他には公式を見るとタチアナとかも出るもよう。クラウスたちは出ないのか……
 萌えキャラ比率が高いのは気になるけど、第一話としてはキャラの立ち位置と急転直下の状況とウリの飛行戦闘シーンがしっかり描かれ、結構良く出来てたかと。萌えキャラ多めなのは、これまで萌えとか軽視して経営を傾けたGONZOの反省によるものだと思うし。CBC久々の単独制作ってこともあり、ちょっと期待したいところ。


  デジモンクロスウォーズ 時を駆ける少年ハンターたち 。デジモンクロスウォーズの新シリーズ。デジタルワールドに平和が戻り、タイキたちも普通の生活に戻ったが、タイキたちのストリートバスケのチームメイト、タギルがデジモン絡みの事件に巻き込まれる。
 主人公はタイキから変わってタギルに。そして戦いの舞台はデジタルワールドではなく、現実と少しずれた部分に出来てしまった「デジクォーツ」。そこにひそむデジモンたちをハントするデジモンハンター同士のバトルが基本になるらしい。
 早々にライバルチームも登場し、タイキ、ユウがタギルの仲間としてチームを組むことになるみたい。
 ルールも多少変わり、基本は一体だけしかデジモンを呼び出せず、超進化でパワーアップしての戦いになる。が、デジモン一体だけはデジクロスさせることができ、どういう能力付加をするかが鍵っぽい。一体だけってことは、シャウトモンX4とかは出せないのか。
 まあ、一応様子見。


2009年10月15日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] そらおと#2とささめき#2

  そらのおとしもの #2「天駆ける虹色下着(ロマン)」。イカロスがやってきて初めての登校の朝、常識のないイカロスは学校まで智樹と一緒に来てしまい、騒ぎになりかける。智樹はあわててイカロスを追い返すが、去り際にイカロスが置いていった一枚のカードがとんでもない事件を引き起こすことに……

 イカロスの置いていったカードは持ち主である智樹の願いをかなえるというアイテム。しかし、それは智樹の無意識の願いも叶えてしまうため、たまたまパンチラしたそはらのパンツが似合わないと思った智樹の考えを実行、その結果、そはらのパンツは勝手に脱げて飛んでいってしまう……
 のみならず、代わりのパンツをはこうとしても同じように飛んでいってしまう。パンツだけじゃなく、ブルマやズボンも……
 パンツはCGで作ってあるしで異様に力が入ってて「なんじゃこりゃ」と思ったら、EDはそはらが飛ばないパンツを探そうと着けて飛んでいったパンツの大群が群をなして飛び去っていく……しかも、曲は「岬巡り」のカバー。もー、何が何だか。ラストは、そはらは智樹の好みのパンツを見つけてまたちゃんとパンツをはけるようになるのだけど……
 と思ったら、パンツの群が飛んでいくエンディングが Youtubeに上げられて瞬間的に視聴数一位に 。orz 「日本人は気がくるっとる」とか「いやいや、こんなアニメが作れるなんて平和な証拠」とか、色々好き放題言われてるし。いや、言われても仕方ないんだけど。


  ささめきこと #2「かわいいひとたち」。汐は今回はファッション誌の読者モデルの女の子が気に入ってしまったらしく、編集部に電話番号を聞こうとする暴走ぶり。そんな相変わらずの彼女に純夏はやきもきする。しかしその純夏を逆に見つめる少年が……

 汐に恋する純夏は、自分が汐好みの可愛い女の子でないことを気に病む。そんな彼女に、思わず「村雨さんは可愛いです!」と言ってしまったのはクラス副委員長の朱宮正樹。純夏に片思いしてるのだが、背が高くカッコイイ系の純夏と反対に朱宮は男の子なのにかわいらしい小動物系。おまけに、彼には人には言えない秘密が……汐が恋した雑誌モデルの女の子、彼女は実は朱宮の女装した姿だった……!
 純夏を見つめていて彼女が汐に恋してることを知った朱宮は、純夏好みになろうと女装を……おまけにそれが妹にばれて勝手に読者モデルに応募されてしまったのだが、自分の載った本を回収しようと街中の書店やコンビニを回っていたのだ……って、その考えはおかしい! いやよいやよと言いながら、確実に露出癖があるよなぁ、朱宮君。
 そいでもって純夏はといえばそんなこととは知らず朱宮の言葉に励まされて、前日汐の選んでくれた服を着て汐に告白しようとする。が、タイミング悪くその瞬間に汐が「(純夏は女子校だったらモテルだろうなぁ。)私の好みとは違うけど」と、相変わらず場の読めないことを……告白前に振られてしまい大ショックの純夏だったが、コンビニ前で読者モデルの美少女とすれ違い、はしゃいで大騒ぎする汐から逃げ出した彼女を追い、呼び止めようとして、振られ女の大絶叫。いやいや、純夏ちゃんは可愛いよw ある意味www
 しかし追いかけてた相手が男、しかもクラスメイトで自分に想いを寄せていてと、よく考えたらカオスな状況だw
 「自分じゃダメ」とわかっても朱宮が純夏のことを諦められないように、純夏も汐を諦められない。なんだか奇妙な絆が生まれた二人だけど……我に返って自分が男の朱宮にかわいさで負けたことに気付き、失恋とのダブルショックの純夏。まあ、なんというか……こういうのも三角関係って言うんですかね?
 今回から作画で原作のデフォルメ絵も多用されて、なんだからしくなってきた。だけどED後のアレは……絶対狙ってやってるだろ、スタッフw


2007年10月15日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] レンタルマギカ#1とキューティーハニーTHE LIVE#1

  レンタルマギカ #1「魔法使い、貸します」。日常で魔法や魔物が認知されている世界。社長の父が失踪してしまったため、「魔法使い派遣業界」最弱小の「アストラル」の社長に就任することになってしまった伊庭いつき。魔術にはとんとうとく、会社のお荷物な彼だが、右目の眼帯を外し「妖精眼」を解放することで、この世ならざるものを見ることが出来、またおどおどした性格が一変して自信に満ちあふれた傲慢不遜な人格になるのだった……
 って、あらすじ書いてて書いてる方が恥ずかしくなったw 話としてはあまり「レンタル」は関係なく、ありがちな対魔物。ただ、ヘルハウンドとかソロモンの鍵とか実在の伝承をベースにしてる点は好感か。キャラはメインヒロインっぽいのが関西弁メガネの魔女ってのが珍しい(で、対抗馬はツンデレ天才魔術師)けど、第一話は、展開急ぎすぎでついてかれませんでしたわ。いや、話の内容が、ではなく、キャラクターの感情の動きが。ラノベ原作にありがちなこととして一巻の話を一話二話で展開するので省かれすぎて不自然になるってのがあるけど、それかなぁ。本当は一巻分を三話くらいでやった方がいいのだけど。
 ほうきに乗って飛ぶのはケルト魔術じゃないだろと突っ込みつつ、まあそこら辺に免じてしばらく様子見。


  キューティハニーTHE LIVE #1「ハニーフラッシュ!」。幾度目かの映像化で初めてのテレビ実写版。なのだけど……なんつーか、めがっさ頭わりいw 特に今回のハニーはハニー史上ダントツの頭の悪さw 原作のハニーって(あんな格好だけど)キリッとした女戦士じゃなかったっけ? と思ったのだけど。なんせ、「よいしょ、よいしょ」とランニングしながらハニーフラッシュするハニーなんて、前代未聞ですぜ。早見も相当頭悪いけど。それを妹の罪をかぶって服役していた極端なシスコン兄ちゃんが脱獄して、妹がそれを早見に捜索依頼をして、見つかったアニキを妹が旧悪がバレるのを恐れて刺すって場面の直後に出てくるのだもの……空気嫁というか、GJというか。
 そんな阿呆な雰囲気なのだけどもアクションは結構頑張ってますわ。ハニー役の原幹恵も間の抜けた役をやってるのに関わらず、結構身体が良く動くし。やられ役の方々の技量がおおいに物を言ってるのは間違いないですが。
 今回はパンサークローが敵なのに何故かシスタージルとかは出ないようなのだけども、代わりにパンサークローの幹部として村上「カイザ」幸平が出演。三重人格な変なキャラを熱演してる。
 しかし、話はアホなんだけど、パンサークローが標的を路地裏に追い込んで、誰かが来る前にバラバラにして証拠も残さず立ち去るって描写は流石にちと怖い物があった。

[アニメ] しゅごキャラ#1

  しゅごキャラ #1「誕生!」。Peach-Pit原作の少女マンガ原作。周囲からはcool&spicyな小学生として一目置かれてる日奈森あむ。しかし、その実は上がり性で口べたでつい憎まれ口を叩くのを、誤解されてるだけだった。しかし今更キャラを変えるわけにもいかず、ホントの自分とのギャップに悩んで転がりまくる日々だった。
 そんなある日、朝目を覚ますとカラフルな三つのたまごが布団の中に……自分が産んだのかとパニくるあむだが、とりあえず鞄にたまごを入れて登校してしまう。そんな彼女のたまごに注目したのは、学園の自治執行委員「ガーディアン」の面々と、猫耳としっぽを生やした「イクト」という青年だった。

 なんかコゲどんぼと言い、この手の作家の少女マンガへの進出が目立ちますなぅ。しかもわりと王道少女マンガってのが意外というか。
 「しゅごキャラ」ってなにかと思ったら、「守護霊」ならぬ「守護キャラ」ってことらしい。え〜っと、平たく言えば、少女マンガ版電王ってことですな。(平たく言い過ぎ)
 なんか王道少女マンガであむのキャラが少女少女してるのがちと不満だけど、それは本来の対象層がそうだから当り前か。
 結構王道で、コミュニケーションの時に表に立てる「キャラ」をテーマとした話なので、そこら辺は目新しくわりと面白そう。あむのタロスたち……もとい、しゅごキャラたちはキャンディーズらしいし。スーキャットなんて流石に今時わからんか。


2006年10月15日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケン#33とカブト#38

  ボウケン #33「レムリアの太陽」。まさかの松金よね子再登場! これまでも示唆されてた菜月の正体が……それ自体はこれまでの情報で想像できたことだけど、それよりあっさりクエスター側についた菜月に寝返るズバーンが……封印したろか。
 今回、メンバーが揃わず危機に陥るボウケンジャーたちの前に新メカ「ダイボイジャー」が登場。やたらとでかいっぽいんですが……こんなんいつのまに作っていたのか。
 話は次回に続くっぽい。


  カブト #37。天道は妹・樹花の通う中学校で野球部部員が一斉に消え去る事件があったと聞き、ゼクトに調査を命じる。ラグビーのコーチや教師として潜り込んだ加賀美や岬は「願いを叶えてくれる呪いの鏡」の噂を聞くのだが、その噂通り、鏡から歌声が聞こえてくる。しかし真実を確かめようとした天道・加賀美の前に、ワームが立ちふさがる。

 今回、願いを叶えるという鏡の怪談を軸にしてるのだけど、まずはなんと言ってもいきなり脈絡もなく中学生として転入してくる神代が……一体何を考えてるのか。ってか、本当に帝王学勉強したのか?
 まあ、今回神代と樹花と天道、それと岬、加賀美が初めて一堂に会したりしてますが。ひょっとして意外と今後の展開につながるのか?
 で、樹花にテストで負けてる女子中学生・恵子がワームにおそわれ、それを助けるのがネガティブライダーBros.を結成したばかりの景山。いつもながらネガティブな言葉を吐きつつワームを撃退し、恵子が捨てた学力向上のお守りを持ち続ける。それを矢車にネガティブにたしなめられる。結局どこまで行ってもネガティブなんだな、こいつら。
 今回いきなり新武器・パーフェクトゼクターが降臨したり、話の終着点がまるっきりみえなかったりですが、意外とワームの行動の根幹に関わったりするのかな。このエピソード。


2005年10月15日() 旧暦 [n年日記]

[その他][映画] 十二支映画−洋画編

 昨日、深+のシネマデイなので行ってきたのですが、そこで「十二支の出てくる洋画を上げてみよう」ということになった。
 たとえば「子(ねずみ)――『グリーンマイル』」というように。
 以下その調子で
  • 丑――西部劇映画多数
  • 寅――トゥー・ブラザーズ
  • 卯――ロジャー・ラビット
  • 辰――ネバー・エンディング・ストーリー、ダンジョン&ドラゴン、サラマンダー等多数
  • 巳――アナコンダ等多数
  • 午――西部劇映画多数、白馬の伝説
  • 未――羊たちの沈黙(アリか?)
  • 申――キングコング、12モンキーズ
  • 酉――ケンタッキー・フライド・ムービー、チキンラン
  • 戌――K−9 友情に輝く星等
 と、(若干反則気味もありながら)ここまでは順調に来た。が、困った事に「亥(猪)」となると一斉に全員詰まってしまった。猪がわりとメインで出てくる映画なんてあるか? と首を捻って結局タイトルが出てこず、その話題はお開きになったのだけど、家に帰ってから検索したらありました。
  「レイザーバック」(1984年 豪)
 つか、こんな映画あったことすっかり忘れてたよ。orz


2004年10月15日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他][アニメ][特撮] 新作アニメまではまだ追いつかない

  イラク教師が埼玉の中学校を参観毎日 )。興味深いのは その後、3年生の女子が「自衛隊をどう思っているか」と質問すると、男性教諭は「彼らは友人。とても尊敬している」と笑顔で答えた。とある部分。「そら見ろ。自衛隊は現地民に慕われているんだ」と、いうことではない。先のサモワで自衛隊への敵意が高まっているというNYTの記事を踏まえて、同じ国といってもいろんな意見の人がいるのは当然で、恣意的に特定の意見だけを取り上げることでそれが世論だと見せかけることは容易ということ。さらに、相手を見て答えていることだって考えなければならない。上記のイラクの教師の方も含めて、相手の望む方向の回答をしてるかもしれない。(最悪答えを「作ってる」可能性もあるのだが、そこまで言及しだすときりがないのでそれは棚上げ。少なくともこちらの記事は「匿名の誰か」ではないので、実際そういうやりとりがあったのか、調べようと思えば調べられなくはない)
  元短距離選手の77歳主婦 39歳の男を猛追毎日 )。ううむ、戦争を経験してる世代はやはり違う(そういう問題か?)。犯人は 「食事代にも困り、お金を持っていそうだったから狙った。おばあさんに追いつかれるようではもうあかん」と話しているという。だそうですが、半分くらいは、多分、相手が悪かっただけなんじゃないかと……
  舞鶴の小学校から戦時中の日誌発見京都朝日 )。記事タイトルの「軍靴」は朝日らしくって笑ってしまったのだけど、戦時中の状況がわかる、貴重な資料だと思う。出版とかしてくれないのかな?
 連休中に溜まった録画をなんとか消化。NHK歌壇は高齢の視聴者も多いせいか戦争関連の歌が結構出てくるのだけど、ちょっとめずらしいところでサン・テグ・ジュペリのことを歌った歌が取り上げられた。が、解説をしたゲスト評者の方がややピントがずれていて、ジュペリが軍に志願し参加していたこととか、偵察中、ドイツ機に撃墜されたと言われていて今年になって機体の一部が海から発見されたとかいうことを知らなかった模様。思わず画面に突っ込んでしまったが、その後、レギュラーの評者がきちんとその辺のことをフォロー。女性の評者なのだけど、ううむ、こちらの方が良く知ってらっしゃる。
  仮面ライダー剣 は、ここしばらく會川昇脚本なのだけど、盛り上げ方が上手い。主人公のパワーアップがきちんと話にからんでいるし、會川さんってこんなに上手かったっけ? あと、自分の種族のためという使命感を持って戦う、誇り高い虎アンデッドの姐さんがカッコイイ。お嫁さんにしてください。(おいおい)
 種2も見たけど、開いた口がふさがらないってのはこのことかも……まあ、前作ファンが求めているものには応えているのかもしれないから、これはこれで間違ってはいないのかもしれない。どうひっくり返っても面白いとは言えないが。
 そいでもって心の癒し、 ウォーターシップダウン で締め。こっちの方が駆け引きとかやりとりのレベルが高い。

[必殺] あんたこの仕業をどう思う

 必殺仕業人第二話。 DVD上巻
 田島屋の開店十周年記念の宴会に、義父である大和屋の主人が乗り込んできて言い争いを始める。田島屋が大和屋の公儀御用達の座を狙っていると言うのだ。しかし田島屋の評判は良く、誰もそのことを信じない。
 一方、手裏剣の見世物で誤って相方を傷つけたことで入牢していた喜久三が解き放される。彼が家に帰ると女房が女郎屋に連れられようとしていた。受刑中生活苦と相手への治療費のため借りた金に利子が付き、十五両の借金のかたに取られたのだ。
 女房を取り返そうにもそんな大金の当てなどない喜久三に、声を掛けてきた男がいた。
 そして数日後、田島屋の女房が手裏剣で殺される。下手人は喜久三。茶屋での密談を酌婦のお竜が証言したこともあり、大和屋が喜久三を使って田島屋の命を狙ったとされてしまう。捕縛こそされなかったが婿の命を狙い娘を殺したとされた大和屋は、公儀御用達はおろか店を続けることすらできなくなってしまう。
 下手人の喜久三もろくな調べも裁きもなく、まるで口封じのようにすぐさま処刑されてしまう。与力大村の指図だと言うが、喜久三は処刑の直前まで「自分は絶対死刑にはならない。そういう約束なんだ」と不思議なことを言っていた。それが引っかかっていた主水は、裏を調べだす。

 第二話というと必殺ではアクの強い悪役を登場させてシリーズの印象を強めることが多いが、今回は豪華にシリーズ悪役常連の津川雅彦と今井健二が田島屋と与力大村を演じる。仕置人での鬼岩を始め印象の強い今井氏だが、今回ばかりはいつもユーモラスな演技を見せる津川氏に食われてしまっている。特に、スポーツジム張りの設備で(これ、時代劇だったよね?)「健全な精神は健全な肉体に宿る」と身体を鍛え、サンドバッグを抜き手で貫いたりする田島屋に(これ、時代劇だったはず……)、「肉体派かよ!」と画面に向かって思わず突っ込み。
 けどやっぱりそこは仕業人、仕置料が入ると狂喜して野菜や魚を買い漁る剣之介の姿は、乞食同然で悲惨。住まいもテント(これ、時代劇……)と本当にルンペン。
 仕業人メンバーではないのだが裏稼業のことを知っている剣之介の内縁の妻お歌も、「死ぬときは一緒」と剣之介の仕事にくっついていく。ただ現場を見守るだけなのだが、剣之介が死んだらその場で命を絶つつもりなのだ。このシリーズの世界観、本当に剣之介夫婦が作ってるんだなあ。
 やいと屋はやいと屋で大和屋を陥れる証言をしたお竜を色事師真っ青の手練手管でハメて、田島屋とのつながりを聞き出す。女を落として情報を引っ張り出す、というパターンはこれまでもあったけども、ここまで生々しいのは……殺すときも風呂に入ってるお竜の胸を揉みながら真っ赤に焼けた針で一刺し。
 主水も負けてはいない。
 隠れた肉体派田島屋相手にピンチに陥る剣之介。お歌は包丁で加勢しようとするが敵わず、あわや逆に手篭めに、という場面で大村を始末してきた主水登場。しかしただ見てるだけ。剣之介はどうにか田島屋を仕留めるが、手を貸そうともしなかった主水をお歌が責める。その言葉に、払った分の仕事はしてもらわないとな、と嘯く主水。返り討ちにあったらあったで剣之介を見限るつもりだったのだ。仲間を見捨てる、助けるという葛藤の話は多くあるが、ここまでドラスティックに仲間を見捨てる主水は仕業人だけ。


2003年10月15日(水) 旧暦 [n年日記]

「SFファンは不幸である」

 などと、わざと扇動的に書いてみるテスト。
 移動中に 未来のプロフィル/アーサー・C・クラーク を読みながら、いろいろ頭の中でこねくりまわしていたら、こういう仮説が導き出された。正確には「SFファンは不幸のタネをより多く抱えている」だけども。
 念のため、主旨を解説しておく。「不幸」を感じることはいろいろあるだろうけども、その一つとして「比較して」というのがある。例えば(いわゆる)近代化の手が伸びていなかった地域に、さまざまな近代化した文明の情報が入ってそれが羨望の的になったとき、そうでない自分を見て「不幸」を感じたりする場合。まあ、その手の「不幸」ってのは、大抵は手に届きうると認識しているところが対称なわけだけども、SFファンってのは(多分、A・C・クラーク型の作家のファンなどの場合は特に)その認識の閾値は(特定分野では)低い、と思われる。つまり、「比較不幸」の比較対照となりうる範囲が広い、ってのはどうよ?(どうよ? って……)
 ただ、この手のファンは同時に「拡大主義信仰的楽観主義」も兼ね備えてる場合も多いんで(個人的にはその手の楽観主義は好きではないのだが)、なんとも言えないのだよなぁ。
 いや、こう書くと「え?」と思われるかもしれないけど、実はクラークってあんまり好きでないのですよね。卓越した空想力(単に「妄想」してるわけでなく)により、数々のSFガジェットを生み出した能力は素直にすごいと思うのだけど、「砂漠の宗教」であるキリスト教が「森の文化圏」に根を下ろした欧米的価値観が金剛不壊に背後に存在してるのが透けてしまって、どうも、その手の価値観が苦手な私としては、得手ではないのである。
 余談だけども、「他者と比較すること」で「不幸」は得られるけども「幸福」は得られない(得られるのは「安心」であると思う」ことを考えると、「不幸」と「幸福」とは必ずしも対立概念ではないかもしれない、などと思ったり。
  カウボーイ・ビバップのパクリフラッシュ 。(ワケあって)久々の韓国ネタ。#5の「堕天使たちのバラッド」を中心に、いくつかのエピソードのシーンほとんどそのままのシーンが使われている。で、あちこちの情報によると、ベクター化ツールで取り込んだ動画を、髪型などをちょっと変えてそのまま使っているらしい。どのくらいパクリかと言うと こちらの比較画像 参照。で、それだけなら「別に、アマのやったことなんだし、MAD MOVIEみたいなものなんじゃないの?」で済むのだけど、実はこれが 韓国のアニメフェスタ に出品され、あまつさえ奨励賞を受賞してしまったらしい。 こっち に14日までは掲載されていたのだけど、韓国のアニメファンからも非難が起こったため、さすがに削除したらしい。いや、道義的どうこうと言うつもりはないけど、ネタとしては限りなく美味しいですな。ちなみに同アニメフェスタでは日本から「カウボーイ・ビバップ 天国の扉」も出品されていたというオチ付き。いやぁ、おいしいなぁ、韓国。
 あまりおいしくないのが 玄海灘の第18光洋丸衝突事故、韓国船主側と三億八千万で示談goo News )。被害総額は十数億と見積もられたが、船主責任制限法の存在により、訴訟が長引き遺族への補償が延びてしまうこと避けるため、苦渋の決断での示談だったらしい。石こが浮かんで木の葉が沈む、を地で行く世の中。憤りを隠せない。せめて、事故が頻発してる現状をどうにかするように、政府各機関には動いて欲しくはある。
  中国有人宇宙船「神舟五号」打ち上げ成功人民日報 )。え〜、あちこちでは「 カプリコン1 ?」と言われていますが、ワタシ的には「金星に人が降る日に、一歩近づいたなぁ」と思ってしまうのですが……( 第81Q戦争/コードウェイナー・スミス 収録の「人々が降った日」参照)。確かに宇宙開発をガンガン進める中国との間には日本は水をあけられてる格好ですが、有害な燃料もバシバシ使えるし、打ち上げに失敗して村落に墜落しても(日本に比べて言えば)ほとんど頓着ないし、国家威信がかかってることもちとは考慮に入れるべきだろうなぁ。あ〜、そういや、奴(コードウェイナー)も、中国シンパだっけ。


2002年10月15日(火) 旧暦 [n年日記]

「なら、引き渡しましょうよ」

 @ キングゲイナー 。ロンドン・イマから「ゲイン・ビジョウを引き渡せ」と言われて。こいつらさばさばしてるなぁ。言われたゲインはゲインで「俺に だと? そんなバカな……こともないか」って、身に覚えはたくさんあるようです。新登場のアスハム・ブーンも、単にゲインに対抗意識を燃やしてるわけでなく、 実はゲインの子供を産んだ妹のためにゲインを引きずり戻そう としている、いい兄ちゃんだったりする。ってか 子持ち だったんかい、ゲイン。
 この番組、よくよく考えればあからさまなギャグっぽいシーンとか動きとかは第一話からまったくと言っていいほどしていない。だけど、ちょっとしたやり取りとか間で笑わせるというのは、やはり富野氏の手腕は並々ならない、と感心する。しかも演劇とか作画枚数の制限が飛躍的にゆるい劇場用アニメではなく、毎週放映するタイトなスケジュールのテレビアニメでそれをやってるのだからなぁ。
 しかし、キングゲイナーのオーバースキルがさっぱりわからん。時間を止めたかと思えば、今回のはゴレームと同じスキルみたいだし、相手と同じスキルを使えるってことなのか。あと、肩の上にあるバレルはなにかと思ったら、オーバースキル用のバレルですか。
 なんか見失ってるのかぁ、という気がしないでもないのが第三期目の ギャラクシーエンジェル 。新キャラ投入で、新キャラと旧キャラの立ち位置を模索してるようにも見えるけど、やはりこなれてないみたい。まあ、あたりはずれは旧作からそうなんだけど。
 こないだの連休に京都で在日朝鮮人学校への暴行・差別を批難するデモがおこなわれたそうな。 こちらはそのビラ 。しかし、不思議なのはチョゴリの切り裂きなどの事件が百件以上あったという学校・総連側の主張に対し、実際には警察への被害の届出は三十数件にとどまり、また、それだけ事件が頻発してるにも関わらず当事者や目撃者をネット上でまったくと言っていいほど見ない。これは総連側の「捏造」説も流布していて、すべてが捏造ではないだろうけど、あるいは……と思えてもしまう。金正日が拉致を認めた時に民族学校の塀に書かれたという「(拉致被害者を)返せ」という落書き(ちなみに実際の落書きは「反せ」となっていた……)も、問い合わせた人によると「大事にはしたくないので警察には届け出てません。(でも)マスコミには連絡しました」と頓珍漢な返事が返ってきたそうな。大事にしたくないなら、警察には届け出て、マスコミには連絡しないものだと思うけど、こちらの常識が変なのかなぁ。すべての被害が捏造とは言わないけど、少なくともマスコミを使って自らの被害者の立場を強調し、それを利用しているようには思える。
  ドイツの書籍見本市におけるマンガブースの盛況ぶり 。なんでも、ドイツでは従来のコミックが停滞しているのに対し、日本のマンガの市場が飛躍的に増大してるのだそうな(MANGAという単語はそのまま英語で通じる)。いや、やっぱ気合の入った外国人のコスプレはやはりなかなかアレですが。しかし、今度ドイツで創刊されるらしい 日本の少女漫画誌 で唯一ドイツ人作家として連載するドイツ人の女の子が
(問) ドイツのマンガ家なのに、どうして今度の作品は、日本を舞台にし、日本人が登場し、座布団なんかの日本的な環境が描かれているんですか?
(答) ん〜〜〜。どうしてって、かっこいいじゃない。私、好きなんです。
 ん〜〜〜。そういうものか。
  コミックフラッパーコミックバーズ を入荷する書店がまた少なくなってきている。バーズは柱の連載「羊のうた」も終了したし、本当に大丈夫なんだろうか。どっちもわりと気に入ってるんだけど。


2001年10月15日(月) 旧暦 [n年日記]

CLANNAD

 私の好きなアーティスト・グループの一つに「CLANNAD(クラナド)」と云うグループがある。恐らくはグループ名を言うよりは、「エンヤ」の姉であるモイアが構成するバンド、と言った方が通りが良いと思う。
 このグループ名は、「家族」と云う意味があるとか、「家族」を意味する「clann」を元にした造語だとか、色々説が流布していた。確かリーフレットにはclannを元にした造語、と書いてあったのだが。また、少なくとも私の調べた限りでは、clannには家族・一族と云う意味があっても、clannadという言葉にはその意味が、いや、はっきり云って一般名詞として「claanad」と云う単語自体が見つからなかった。彼らの(そしてエンヤの)出身地のドニゴール地方の方言である可能性もあるし、あまり気にせずに忘れてしまっていた。
 が、ちと諸事情で心情的にどうしてもどうであったか調べずにはいられなくなり、検索をかけてしらべまくってみた。やはりfamilyと云う意味のclannadという単語は公開されてる辞書にも見つからなかった。引っかかるのはアーティストグループclannadに関してのコンテンツのみである。それでも、clannadという一般名詞が存在してないということにはならない。しかし、その一方で全く別の記述も見つかった。例えば こちら
With their twin uncles, Noel and Pa'draig (pronounced "Paric") Duggan, they initially called themselves "an clann as Dobhar," meaning "a family from the townland of Dore," but soon abbreviated the name to Clannad.
 訳すと、『双子の叔父、ノエルとパリック・ドゥガンと共に、最初は自分達を“an clann as Dobhar”、つまり“Doreの町から来た家族"と称していたが、それをすぐにClannadと省略した』。他にも同様の記述をしているページは複数あった。これが正確であるという保障はない。同一の間違ったソースを参照してるかもしれない。しかしclannadなる単語が、このアーティストグループを指すもの以外見つからなかったのも事実。断言は出来ないが、clannadは造語であり、clannadという単語はグループ名を指すもの以外ありえない可能性が非常に高い、と云える。ここからはわかる人にだけわかる話だが、人の褌で相撲を取るのを一概に否定はしないが、アイデンティティであるグループ名、それも固有のグループ名を勝手にアイデンティティ、顔として「盗用」するのは度し難い無神経だし、やはり許しがたいものがある。以上。