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2010年10月29日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] イカ娘#4とアマガミ#16と海月姫#1

  侵略!イカ娘 #4「買わなイカ?/乗りこまなイカ?/ニセモノじゃなイカ?」。最初の話は落とし物の謝礼話とエビ話のニコイチ。一万円という大金をいきなりもらったイカ娘が、結局買ったものは……最初は「権力が欲しいでゲソ」と言ってた割に、非常に現実はたわいないというかw しかし、早苗、最初はまともだったのにどんどん常軌を逸してきているな……
 二話目は、イカ娘が相沢家に進出。侵略者としてはどんどんダメになってるだろ? っつーか味噌汁飲んだことないのに一話目で味噌汁って言ってるんだが……
 三話目は、また新キャラ、ライバル店「海の家南風」の店長と偽イカ娘登場。なんつーか、エビタイツ姿の早苗もそうだけど、微妙に不気味なモノ出してくるよな、この番組。南風の店長は原作どおり暑苦しくてはた迷惑だし、偽イカ娘の中の人は相変わらず普通に美人だし。
 それよりなにより、EDが始まった瞬間吹き出してしまった。あのツーショットは反則だろw


  アマガミSS #16「コクハク」。七咲逢編最終話。ツンデレキャラのエピソードかと思ったら普通にイチャラブエピソードでした、と。ただそれだけなんだけど、距離感を異様に詰めてくるキャラなので、なんつーかうらやましからん状態の連続。おかげで主人公は変態紳士の本領を発揮する間もあまりなかったなぁ。女子水泳部のぞきで正座説教食らっての逆ギレと、山の中で競泳水着妄想くらいか。ってそれだけやってれば十分か。
 この学校男子水泳部はないのかよとか、学園イベントの出店でずっと二人だけで店番とかありえんだろうとか、不自然すぎて突っ込みどころは満載なんだけど、ニヤニヤしてしまったら視聴者の負け。はいはい、負けですよ。
 しかも最後は秘湯で混浴(ちゃんと全裸で)というのは、これなんてエロゲ? なんでも全ヒロインで七咲が一番の人気らしく、確かにこれは反則だわ。でも、キャラ設定見たときは絢辻の方が人気かと思ったんだけどなぁ。


  海月姫 #1「セックス・アンド・ザ・アマーズ」。鹿児島からイラストレーターになる夢とキラキラした生活への期待を抱いて上京してきた倉下月海。しかし生まれてこの方のダサさは上京したくらいではなおるわけもなく、さらに下宿先の天水館にはキラキラと男を捨てて趣味に邁進するおしゃれとはほど遠い女性たち、通称「あま〜ず」が集い、キラキラとは遠ざかるばかりだったが、もはやそんなことは諦め、仲間たちとそれなりに楽しく過ごしていた。
 が、ある日、クラゲが好きな月海は熱帯魚店で気になっていたクラゲがしてはいけない飼い方をされてるのを発見。このままでは死んでしまうと勇気を振り絞りそのことを伝えようとしたが、店番をしていたのはサーファー風のリア充男で、月海は怯えてしまってまともに話をすることができない。そんなとき、たまたま通りかかった綺麗なお姉さんが月海を助けてくれ、気になっていたクラゲを引き取る交渉までしてくれた。
 感謝しつつも、こんなおしゃれ人間のリア充お姉さんを見たらあま〜ずのみんなはパニックを起こしてしまう、と、なんとかお姉さんにおひきとり願おうとするが、お姉さんは強引に月海の部屋に泊まり込んでしまう。
 困惑しながらも助けてもらった恩もあるのでその日はとりあえず泊めることにする月海。しかし翌朝起きると、とんでもないことが判明してしまう。月海が「綺麗なお姫様」と思っていたお姉さんは「お姫様の格好をした綺麗な男の子」だったのだ……

 東村アキコ原作のコミックのアニメ化。つか、なんかモーニング連載の「ひまわり!」に出てたキャラに酷似した人たちが出てる気がするんですけど……
 原作は比較的シンプルな絵で、基本的にはそれに忠実なんだけど、監督が「デュラララ!」の大森貴弘氏で、センスの良い映像とギャグ調とシリアス調のメリハリの良さで映像だけでもかなり見せる。だからヒロインの月海の声が花澤香菜なのか? メガネの地味子さんだし。
 クォリティも高いし、腐女子をメインキャラにした話も面白いし、なかなか期待できそうです。
 ところで男のお姫様こと蔵之介、声は男かと思ったら、麗人サイーガかよ。絶対DNAは男だろ、サイーガ。


2009年10月29日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] いろいろひどい

 昨日の国会答弁の記事を見ていたら、記事では鳩山氏優勢みたいな書き方だったのに、実際の答弁は鳩山氏が谷垣氏の質問に具体的なところは答えず理念やおおまかな方針を答えてるだけという、野党時代とまったく変わらないことを言ってるだけだったので脱力。まあ、期待はしてないんですが、予測くらい裏切って欲しかった……
 さらに、予算についての批判に対し、「こんな財政状態に誰がした!」と逆ギレしてたり、「埋蔵金がないと言ってたのは自民党じゃないか!」とか言い出してるのはもう、こいつなんとかしろとしか……
 ちなみに今の借金の大半を作った海部内閣と村山内閣時代、鳩山氏、小沢氏はもちろん自民に所属しておりました……(それどころか海部内閣では小沢氏は自民党幹事長、村山内閣では鳩山氏は官房副長官……)

 ひどいと言えば、関門海峡の護衛艦と韓国籍コンテナ船の衝突事故も。情報が出れば出てくるほどコンテナ船の過失・判断ミスの色が濃厚になってきてる。昨日言われていた「左側に出て追い越したのは海保の指示」という報道も、よくよく続報を見てみれば、
「コンテナ船が前の小型船の二倍の速度で近づき、右側から追い抜こうとする
→そのままだとコンテナ船座礁、あるいは小型船を巻き込む危険があり、小型船から海保に連絡
→海保、小型船に右に寄るよう指示すると同時にコンテナ船に追い越すなら左側から追い越すよう指示(これは小型船からの提案だったという話も)。また、その際に左側に護衛艦が近づきあることも警告(コンテナ船も認識)
→操舵ミス(予想外の潮流の速さでという仮説もあり)で船体が横を向く形になる
→護衛艦、逆進をかけるが間に合わず、衝突」
ということらしい……これを見る限りコンテナ船の危険運航に端を発する事故であり、この流れが正しいなら護衛艦も海保も過失らしい過失は見あたらない。
 でも、第一報の時点、また今日の報道でも護衛艦の回避ミス、という論調が強かったのだとか……おいおい。

[アニメ] キディガーランド#1と流ジェミ#3とささめき#4

  キディガーランド #1「ラッキー・アイテム」。銀河系政府の機関「GTO」。その本部内の喫茶店「タッチ&ゴー!」で働くウェイトレス、アスクールとク・フィーユは銀河系の様々な犯罪や紛争を収める特殊なエージェント、ESメンバー……の候補生。やる気はあるのだが思考がついていかないアスクールのドタバタに、ク・フィーユが振り回されるのが日常になっていた。が、いつも通りのドタバタを繰り返していたはずのGTO内に武装した一団が、見学客を装って侵入した。彼らの狙いはGTO長官イヴェール。主立ったESメンバーが任務で離れてしまっている中、アスクールは自分がやるしかないと彼らに応戦する。

 かなり長いこと企画が動いてるという話のあったキディグレイドの続編ですが……え〜、正直言って、前作がどんな話か忘れました。トゥイードゥルディ、トゥイードゥルダムはなんとなく憶えてるんだけど。
 今回は「(パンツ)はいてない」のドタバタと、テロリストと応戦するアスクールのキャラと特殊能力(比較的短距離のテレポーター)か。まあ、期待できるかと言えばようわかりませんが……ただ、サブタイトルの出方が「ギャラクシーエンジェる〜ん」を連想してしまい、なんと言うか……


  DTB 流星の双子 #4「氷原に消える……」。日本の特殊機関・三号機関の罠にはまってしまったヘイ。そのトラップに蘇芳も巻き込まれるが、その時胸のペンダントの流星核から何かの力が彼女の中に流れ込む。
 その影響でトラップも破壊され、蘇芳のペットのモモンガに取り憑いていたマオの助言により二人はその場から逃げ延びる。蘇芳の隠れ家に逃げ込んだ二人だが、一体何が起こってるのか、どうして父を殺したのか、なんでこんなことになったのか、消え去ってしまった日常を返せとヘイをなじるが、ヘイは弁解も説明も何もしようとしなかった。
 その頃、ロシアの諜報機関は紫苑(蘇芳)の居場所を探ろうと、契約者になったターニャを使いニカに接近、彼を利用して駅から逃げようとする紫苑とヘイの居場所を突き止める。契約者たちや兵士たちが入り交じっての戦闘、破壊の惨状。ターニャに騙されてなお、彼女に追いすがり元に戻そうとするニカを、ターニャが殺そうとするのを見て、蘇芳の中で何かが起こる。

 マオ、生きてたのか……って、「動物に精神だけを取り憑かせる契約者」だったマオは黒猫に憑依してる間に本体を失い、そのまま猫の姿でいることになったのだけど、猫の脳の容量では彼の人格を支えることができず、外部のコンピューターとリンクして補助している、という設定だったっけ。そのマオはヘルズゲート内の影響で能力が消え失せてしまうことでその意識も消滅したはずだったのだけど、バックアップ側から「事件の顛末の直前」までのマオが復活させられたらしい。こんどはモモンガですかい……
 そしてヘイ。契約者と人間の両方の未来を守ることを選択したはずの彼が、うらぶれ、そしてインの姿も見あたらないのは何故か。二年間の間に何かあったらしいけど、インのことをマオに聞かれ、「あの女を殺す」と……アンバーの時と似てるような……
 が、そのヘイに大きな変化が。BK-201の星が「流れた」のではなく消え、ヘイも生きてはいるものの能力を使うことが出来ない様子……
 そして、その彼を追う女、霧原美咲。トーキョーエクスプロージョン事件での勝手な行動の責任を問われてか、一般警察署の署長に「左遷」させられていた。彼女の父親にすればこっちの方がまだ安心だったのだろうけど、彼女の前に「三号機関」のエージェントが現れる。って、デューク東郷ですか!? かつての部下、斎藤から「三号機関には近づかないように」という警告があったにも関わらず、BK-201=ヘイの所在をエサにどうも一本釣りされた模様。これだから恋する乙女って奴ぁ。
 そして、トラップと流星核の影響か、蘇芳も契約者として目覚めてしまう。隠れ家にニカがしまっていた対戦車ライフルを何もないところから作り出す。デグチャレフか、これ? 蘇芳の能力は物質の(一時的な)顕在化か? 少なくとも対価が折り紙を折ることなのは間違いなさそうだけど。ヘイの能力喪失と、蘇芳の能力獲得。あのトラップって一体何だったんだろう? 各国が狙う紫苑よりヘイの方を優先するのは何故? ヘイがジュライを同行させた理由は?
 しかし、対価がお灸ってのは……あと、予告に出てたオカマのママって、まさか……


  ささめきこと #4「4+1」。仮面越しのキスのことが翌日になっても頭から離れない純夏だが、そんな彼女の気も知らず、汐はきよりのお薦め美少女にチェックを入れては喜んでいる。その美少女たちの中の一人、クラスメイトの当麻みやこと王子様タイプの蓮賀朋絵のあからさますぎるスキンシップに、先日放課後の教室で見たキスしてたレズカップルが彼女らだと気付く純夏。しかし、すれ違いざまに朋絵から「見てたよ」と……
 汐とのキス(の練習)のことだと察した純夏は「脅迫するつもりか」と朋絵に詰め寄るが、朋絵の用件は脅迫などではなく、女の子たちだけで放課後に語らう女の子のための部活「女子部」を作ることだった……

 メインキャラ二人追加。王子様キャラの朋絵と、腹黒小動物みやこ。汐とのキス(の練習)を見られただけでも心穏やかではいられないのに、汐に片思いしてることを指摘される。というかカマかけられてばれたんだけど。
 そして言い出したのが「女の子だけの部活、女子部を作ろう!」……って、バカ?
 最初はけんもほろろに断る純夏だったが、女子部の説明を受けた汐が大乗り気に。こいつもバカ?
 美少女との語らいを楽しみにしながらも、どうせなら純夏と一緒の部活がいいから、と女子部を諦めようとする汐にデレまくって、「女子部、いいじゃないか! 女の子? 好きになるなる!」と一転してやる気になる純夏……やっぱりこいつもバカ?
 極め付けの大バカはBGMで流れた「女子部の歌」なんだけど。この番組、音楽が秀逸なのだけど、大まじめにこんなバカなことをやられるとサントラが欲しくなってしまうじゃないか。
 閑話休題、しかし部活の申請をするためにはあと一人必要。汐好みの外見の「女の子が好きな女の子」を探し出すため、朱宮に女装させて片っ端から告白させてみる純夏……ひでえ、自分の事が好きだと言った相手に。あんた鬼だよ!
 しかしもちろんそんな相手が都合良くいるわけがなく、朱宮を置いて新しい候補者捜しに行く純夏。その最中、「でももし、そんな子がいて汐と両思いになってしまったら……」と思い悩む。が、そんな悩みも吹っ飛ぶ事態が発生する。純夏を探していた汐が女装姿の朱宮を発見、勝手に赤い糸を感じてしまい、彼女(彼?)を女子部に……かくして女子五人(ただし一人は女装少年……)による「女の子が好きな女の子のための部活」女子部が発足……してませんw やっぱ申請却下されてるじゃん。まあ、当然なんだけど、純夏も汐のことに目が思いっきりくらんでたなぁ……


2008年10月29日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 営業経験はもちろんないんですが

 最近何気に毎週連載を楽しみにしてるのが IT media奇跡の無名人たち 。営業コンサルタントの吉見範一氏から著者が聞いた実話を元に脚色した、読み物仕立ての営業ハウツーもの。マイライン拡大のとある営業所の所長として招かれたフリーの営業の主人公が、事前に聞いた話とは全く違う営業の素人集団を率いて営業日本一の営業所にするまでの話、らしい。
 読み物とはいえ登場人物には実在のモデルがいる実話ベースなので、基本的には「本当にあったこと」らしい。あちこちでお話ゆえの脚色があることは解説で説明されているが、吉見氏のチェックを受けているので、大筋では間違いはないのだろう。
 「どんな手段を使っても成績を上げろ」「お客さんに嘘をついてはいけない」と、一見相反した言葉が同時に書かれるが、営業経験のある友人から聞いた話を思い出すと、結構納得が行く。相手の警戒心を解き、話を聞く体制にするのにどんな手段でも有効なら使ってもかまわない、しかし、嘘というのはまず必ずばれるので嘘はついてはいけない(有効な手段ではない)、というのが友人の言っていたこと。さらに、「商品が必要ない相手に売り込もうとするな」というのもその友人の言葉。必要性を自覚してる人は自分で導入する。必要性がない相手に押しつけるのは損失感や遺恨を残すだけになる、必要性はあるが必要性に気づいてない相手に、それを気づいてもらうのが一番良い、とのことらしい。
 それをどのようにもっていくのかにテクニックが必要で、そのテクニックや考え方が一部だろうが説明されている、と見るとすんなり読める。さらに、営業に根性論はあまり役に立たないが、営業する側のモチベーションは大事だということも解説で説明されてる。それが第一部のクライマックスの「震えるひざを押さえつけ」につながるのだけど、このへんは純粋に読み物としてちょっと感動してしまった。
 営業とは関係ない場合も、対人関係、普通の交渉術として有効と思われる部分も多々あり、そういう意味でも興味深く読める。

 先週末の録画の消化中。レスキューフォース、斉藤千和がリングアナウンスでノリノリ……なんだかケメコ先生と見間違えたよ。イメージキャラクターであるボクサーの内藤選手が特別出演しての回だったけど、イジメカコワルイ、という内容。そういえば内藤選手って、昔はいじめられっ子なんだっけ? と思うと、本人もいろいろ思うところがあったんだろうなぁ、と。

  角川アニメの歴史をたどるDVD-BOXシリーズが超低価格で登場GIGAZINE )。え〜……こう言うのはなんですが、わりと微妙なラインナップが多いような……いや、確かに安いは安いので、期間限定でもいいからこういうことは今後もやってほしいですが。


2007年10月29日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#39

  電王 #39「そしてライダーもいなくなる」。カイの指令により過去に飛ぼうとしたパンダラビットイマジンを早々に倒した電王。しかし、イマジンを倒したのに良太郎は過去に飛んだ。イマジンが飛んだ時間には何か意味があるのではないかと思ったからだが、そこにも懐中時計を持った桜井の姿があった。それは偶然なのか、必然なのか。過去を変えることで何を目論んでるのか、カイの思惑も結局不明。しかし、侑斗がゼロノスになった代償に桜井の記憶が消えてしまった愛理を見て、絶対に思い出させるから、と良太郎は誓う。一方、誰一人自分のことを覚えてる人間がいなくなっても戦い続けると決意する侑斗は、今までの変身カードと違うカードを手にして見つめていた。
 そして、良太郎の前にカイが姿を現す。どういうつもりか問い詰める良太郎に、「今しか見えてない奴ら」と吐き捨てるカイ。カイはスネイルイマジンに侑斗の高校時代の恩師の過去に飛ばせ、電王にわざと後を追わせる。駆けつけた侑斗も過去へ飛ぶが、その時代の侑斗がスネイルイマジンの攻撃の犠牲になり、その後を追ってきた侑斗もその存在が消えてしまう。

 電王って時間ものだけど、その意図するところは「記憶」なのだよな。記憶がある限り、イマジンさえ倒せば消えてしまった人、壊れたものも元に戻る。けど、誰も覚えていない人や物は復元されない……ゼロノスになる代償として人々の中の自分の記憶を消費し続けた侑斗は、どうなるの? というと、良太郎やコハナは覚えているはずなのに、イマジンを倒しても元に戻らなかった。どうして? と混乱する良太郎に、コハナは「侑斗が消えた時代の侑斗を、誰も覚えていないから」と言う。ミルクディッパーも星をモチーフにした喫茶店ではなく、花をメインにした喫茶店になってしまっていた。桜井との婚約の事実さえ消えてしまった愛理も、屈託のない笑顔を浮かべている。次回予告からすると特異点である良太郎とコハナ以外は、デネブでさえも侑斗のことを忘れてしまっているらしいが……そりゃ、仕方ないんだけどデネブくらいは覚えていて欲しかったなぁ。
 というわけで次回は「みんな、さくらいゆうとのことをわすれないでね」……ではなく、ゼロノスのパワーアップ話。でも、ゼロノス本体はカラーチェンジしただけで、メインは持つ武器「デネビッグバスター」か。

[アニメ] オーバン#4

  オーバン #4「人気者フリント」。かろうじて緒戦を勝ち上がった地球チームだが、散々な試合内容にドンはレースを撤退すると言い出す。が、新参者の地球にとってレースからの撤退は滅亡を意味していた。そのことを大統領から知らされ、撤退を思いとどまり、やむなくモリーをパイロットに任命する。しかしモリーは折角勝った試合をドンに批難されて、うさばらしに街に出ていた。そこに、レースに負けた腹いせに、グローアが襲ってくる。モリーを探しに来たゴードンが加勢するが、まるで歯が立たない。かろうじてヌーラシアのアイカ王子に助けられるが、アイカ王子にのぼせるモリーと裏腹に、ゴードンは面白くない模様。
 そして、二回戦のレースに出るが、相手は地元アルーアスの人気レーサー・フリント。実力は大したことがないのだが、あからさまな地元贔屓のレース内容に、苦しめられることに……

 今更言うこっちゃないけど、ドン、ひどいな。まあ、レース中心な上、モリーが自分の娘のエバだと気付いてないので仕方ないところもあるのだけど、妻のレース中の事故死があったとは言え、捨てるように幼いエバを寄宿舎に放り込んだり、リックの退院を知るや、モリーのことは眼中外になったり。妻をレースでなくしていながら、どうしてここまでレース中心になったのかってのは気になるが。
 今回は基本的にアイカ王子との因縁を深める話だったのだけど、まだ二回戦とは言えフリントの実に合わない大言ぶりってのは……見栄っ張りなその性格を逆に利用して、挑発することで地元贔屓の不利を逆転するのだけど。しかし、普通にSF的な機体だけじゃなく、アイカ王子の巨大な甲虫だとか、今回のアルーアスの虫駆動式シップだったりとか、このへんのバリエーションは面白いな。


2006年10月29日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 徹之進#42

  徹之進 #42「てつのしん ルミと犬楽園を行く」。徹之進の正体がルミにばれてしまったのだが、何故か徹之進がサルになる代わりにルミが犬に……徹之進をサルにする前にルミと最後の別れをさせようというセトの計らいだったのだが、犬楽園の仲間一同の反発で徹之進への罰は取り消しに。代わりにルミの記憶を消そうとするが、これもまた仲間の反発もあり、ルミの希望もあって何故徹之進がセレブナイトになったのかの事情を犬楽園で説明することに。だが、そこへ白銀の連中がジョンに時限爆弾を持たせて送り込んできた。

 う〜ん、犬楽園の掟、なしくずしw まあ、それだけ徹之進がみんなに好かれるようになった、ってことでもあるのだけど。あと、ルミが事情を知ってた方が終盤に向けての展開に都合がよいということもあるのだろうけど。
 で、犬になったルミにデレデレする徹之進とショコラがばったり遭遇。これまでになく敵愾心丸出しのショコラが……誤解だとわかって一応嫉妬は収まるのだけど、なんだかショコラ=トゥエルブフラグがまた一層立ってきたなぁ。でも、演技のつもりで近づいたのが本気になってしまった、という感じらしいけど。
 で、ジョンが犬楽園に破壊工作員として送られるけど、だまされて首輪型時限爆弾までさせられる。しかしジョンも躊躇はしてるけど、そんな命令に服従するなよな……逆にジョンも助けようとする徹之進との差がはっきりついた感じ。最初の時点じゃ血統書とかを鼻に掛けてて両者そんなに差はなかったのに。
 で、徹之進に感謝したジョンがまたいらぬ親切心から来週騒動を起こすらしい。ミスリード伏線は確かにこれまで張ってたけど……しかしジョンもこのまま居着くのかなぁ。憎めない奴ではあるのだけど。

[特撮] ボウケン#35とカブト#39

  ボウケンジャー #35「神の頭」。ダークシャドウが奪ったプレシャスを取引するという情報が入ったが、二ヶ所で取引があるという。どちらが本物か、ボウケンジャーは二手に分かれて現場に向かう。

 なんつーか、牧野さんノリノリすぎ。一度やってみたかったんだろうな。変装時は体型まで変わってるのはさておいて。
 ブルーとピンクは昔の失敗をふまえ、当時はなかったコンビネーションで切り抜けていく。本当の取引について知らされなかったブラックとイエロー、シルバーが割を食った形だけど、シルバーはロボも登場せず、ホントに見せ場なし……ちとかわいそう。


  カブト #39。先週一瞬とばされた時空で青年と一緒にひよりがいるのを見た天道。ハイパークロックアップを早く使いこなせるようになろうとするが、そんなとき業を煮やした間宮=ウカワームが自らカブトを始末すべく襲ってくる。だが、逆にハイパーカブトに倒された間宮は、頭を打った衝撃でワームとしての記憶を失い、容姿を奪った間宮麗奈として行動しだしてしまう。そんな彼女を介抱した風間が、彼女がワームと知らずに恋をしてしまう。

 風間、以前間宮と直接会ってたよなぁ、と思ったら、あのときはヴェール越しだったのか。人とワームの境界がどんどん曖昧になっていく中で、中ボスクラスの間宮がこんなことに……東映公式ホームページでは「間宮と風間の最終シリーズ」とあるので、二人ともひょっとしてこれで退場?
 今回はほとんど狂言回しだった天道。樹花に彼氏が出来たと聞いて(本当は友達に彼氏が出来ただけなのだけど)うろたえまくったのは……最初の頃の完璧ぶりも大分崩れてきたなぁ。
 最後に再び別の時空にとばされるが、そこにひよりと一緒にいた天道に似た男が、カブトそっくりの姿に……平行世界、ってことか?


2005年10月29日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 全国区でも「濁りません」

  絶対少年 #23「幸せを呼ぶ闇の光」。
 横浜上空に現れた巨大物体に、日本全国が騒然とする。電気も携帯も止まってしまった中、平然と営業するキッチンときみやに集う老人たちに、半ば感心し半ば呆れる理絵子。一方、特集番組のコメンテーターとして出演した須河原は、「マテリアルフェアリー」と「マテリアルイーヴル」のことを全国に明かすのだった。
 前半は延々としかしまったりと横浜での異変に騒ぐ人々を描く。まあ、いきなりこんなん現れても多分こんなもんだよなぁ。電気が止まっても七輪とろうそくの灯りで営業をしてるはな婆さんに、当然のように集まって来て騒ぐ老人どもが……まあ、東京大空襲とかに比べればいかほどのことかだよなぁ。ちらっといかにもオタクな2ちゃんねらーっぽいのが出てくるのもワロタ。
 後半は、異変に巻き込まれつつある逢沢歩、深山美佳たちを差し挟みつつ、「マテリアルフェアリー」「マテリアルイーヴル」とは何か、を須河原が明かす。ったって、これも正解かどうかなんてわからなくって、須河原の解釈に過ぎないわけだけど。須河原説では「マテリアルフェアリー・イーヴル」は付喪神と同じもの。歪みによって生じたイーヴルを消去するために生まれたのがフェアリーだが、フェアリーの存在を超えてイーヴルが増えすぎたことが今回の現象、だという。それが正解かどうかはわからないけど、マテリアルイーヴルが増えすぎると何かが起こるはずなのだが、それが電子機器の障害ってことなのか。須河原はちゃっかりテレビで全国デビューだなぁ。コメンテーターが足りなくなって、変な本出したジャーナリストがいるってんで確保されたんだろうか? その割にはパネルとか用意しまくって、その場を仕切りまくってたし。
P.S.あ、ひょっとするとアレか? 以前観覧車の停止でリポーターのマイク奪って勝手に実況したアレ。カメラ慣れしてるし、調べると面白そうな履歴の人物だったんで呼んだ、とかありそうだな。おそらくそれ以外でも仕事はしてただろうし。
 次回は「彼女たちの冒険」。「彼女たち」ってことは、歩は出番なし?
 それはそうと、全国区でもちゃんと「濁りません」なんだな。須河原。

  ラムネ 。同名美少女ゲームのアニメ化。いわゆる「田舎でカラフルな髪の女の子に主人公がモテモテ」系。記号としての髪の色だってのはわかってはいるのだけど、一部キャラの髪型と相まって、なんだか「どこの星の出身の方ですか?」とか聞きたくなってしまいはする。第一話は、主要キャラの顔見せ程度か? この作品のカラーは? と言われても困るくらいに、典型的ハーレムアニメに見えてしまう。まあ、一応次も見ては見ますがね。

  ブラックキャット 。ジャンプで連載していた同名マンガのアニメ化。第一話はオリジナル。原作では描かれてなかった主人公のトレインと相棒のスヴェンの出会いが描かれる。ってか、これ、主人公スヴェンだろ? ってか、ほとんど藤原啓治だけで引っ張ってる。スヴェン以外では一番キャラが立ってたのがアニメオリジナルのウェイトレスってのは、間違ってるのか正しいのか。突っ込みどころは色々あるが、疲れるのでやんない。

[映画] 「血と砂」

 借りていた岡本喜八監督作品「血と砂」を見る。
 戦争末期の日本陸軍。敵前逃亡の咎で憲兵に処刑された見習士官の取り扱いに逆上した小杉曹長は、そのことで憲兵に殴り込んでしまい、その懲罰として処刑された見習士官の隊が受け持っていた拠点の八路軍からの奪還を命令される。しかし人員不足の中、小杉に付けられたのはまだ紅顔の楽団兵。理不尽とも思える命令に、小杉は一本気な憲兵の犬山一等兵(出刃)と戦闘から逃げ回って軍法会議にかけられた持田一等兵(葬儀屋)を加え、新兵たちを鍛える。それは、まだ少年の楽兵たちに少しでも生きる可能性を与えるためだった……
 のっけから日本兵がディキシーで「聖者の行進」を演奏しているシーンにぶっとぶ。入隊してからこっち、楽器しか持ったことのない彼らを鍛える小杉曹長に三船敏郎。心ならずも小杉らに過酷な命令を下す佐久間大隊長に仲代達也なのだけど、それより「葬儀屋」が伊藤雄之助なのに思わず「キター!」と叫んでしまったり。伊藤雄之助は初期の必殺にも何度か出演しており、そのしゃべり方そのままでガタイは大きいが気が弱い一等兵を演じている。「出刃」には岡本喜八作品常連だった佐藤充。
 楽兵のメンバーを受け持ちの楽器で呼ぶなど、しゃれっ気が効いていて中国大陸の戦場でディキシーを響かせるなど底抜けのシーンをちりばめながらも、全体としては戦争のバカバカしさ、憤りを描いている。これは岡本喜八作品の多くに共通したテーマ。
 でも、同時に戦闘シーンが異様にかっこいいんだよなぁ。中盤の砦を落とすシーンは西部劇さながら。この二律背反が岡本喜八作品のカラーでもあるのか。
 「血と砂」は今回初めて見たのだけど、「独立愚連隊」+「ジャズ大名」という印象。足して割らない。それどころか+αしてる。「血と砂」という重すぎるように思えるタイトルと裏腹に軽妙で滑稽で、かっこよく、しかし最後になって思い起こせば確かにタイトルにふさわしい重いものが描かれた作品。なんとも説明しづらい。
 確かに描かれているのは戦争のバカらしさへの嘲笑なのだが、戦う男の姿もあるし、洒落っ気のある斜に構えた態度もある。その複雑さが岡本喜八そのもの、なのかもしれない。
 戦場に散っていく少年兵たちの熱演も非常に良い。
 余談だが、最後に撤退した部隊と別れ、一人自ら理不尽な命令をくだした責任を全うすべく小杉小隊の元へ向かう佐久間大尉だが、これは「どぶ鼠作戦」のラストとも重なる。おそらく岡本監督にとっての「かくあるべき」(おそらくはそういう人もいた)軍人の姿なのだろう。

[その他] カメラ慣れ

 上のエントリの絶対少年のことでちらと思い出したのだが、なんだかどうにも引っかかった件がある。
 NHKのドキュメントで、震災に見舞われた山古志村の復興の様子を追っていったものなのだが、結局村にいるおじいさんは借金をして棚田を直すことになる、と流れを掻い摘めばそういうものだった。で、最後に街に住んでいてしばしば手伝いに来る息子さん家族のインタビューが差し挟まれたのだが、それで「家族ですから、これから助けるのが当然です」と目をきらきら輝かさんばかりの滑らかな標準語と演出で言っていたのがものすごく引っかかった。
 それが偽り、というつもりはない。きっとそれはその人の「そうしたい」というものではあるのだろう。が、同時にもの凄く違和感があるのだ。本当はもっとあるはずだろう。「田舎に戻って田畑を継ぐべきかもしれないけど、そういうわけにはいかないし、出来ることは出来るだけするが……」とか、場合によっては、もっと生臭い生活や人生設計と直結したいろいろが。
 視聴者がそんなもの見たがるか? と言われるとなんだが、「視聴者が見たくないからそういうものがないように見せる」ってのはドキュメント性の放棄であり、もの凄く萎えた理由でもある。今更テレビやらになに期待してるんだ、って言われそうだけど、期待はしてないが、その程度の「らしさ」も演出できないような頭悪い番組なんだなぁ、ということです。
 で、この生きてることに付随する生臭さを徹底的に排除して、白々しい、うそ臭いと言い換えてもいい「家族愛」で演出したのは誰か、ということになると、製作スタッフもそうではあろうし、また、登場した人物自身もそうではないかと思える。つまり、「テレビに出たらこういうこと言うべきだろう」というフォーマットが漠然と刷り込まれているのだろう。これは、私とかも偉そうなことは言えない。きっとマイクとカメラを向けられると「ここまで言うとこういう反応が返ってくるだろう」ということをかなり無意識的に計算するだろう。
 昔はわからなかった。テレビを取り巻く環境が違ったということもある。製作側の事情も違う。マイクを向けるとそんなしちめんどくさい計算抜きの本音が飛び出たことも多かったろうし、あるいは製作者がそういうものが出るよう、誘導したことも少なくはなかったろう。
 今は「視聴者が求めてない」という理由で、ドキュメントにすべき最も大事なそういう部分があっさり切り捨てられ、創作なら三文芝居で切り捨てられる臭い台詞が「天然実話100%」と言うどこまで本当かわかったものじゃない胡散臭いラベルをつけて売り出される。視聴者もまた、信じたいがゆえにそれを信じる。
 なんともしちめんどくさく、つまらない世の中になったことか。


2004年10月29日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 葛根湯

 風邪の諸症状が出たので、風邪薬を買って飲む……のだけど、確かに症状は緩和されたのだけど、ひたすら汗が出てあたまがぼーっとする。よく薬の包みを見たら、「飲んだ後に乗り物を運転しないでください」と……しまった。ダウン系だったか(ダウン系言うな)。葛根湯ベースの薬だったのだけど、そういや風邪の時にはとりあえず葛根湯、みたいに言われてるけど、葛根湯って薬効はなんなんだろう? と思い検索。 こちら によると「風邪の初期の発熱・頭痛」「汗をかいていない」「首筋がこっている」「胃腸が丈夫」といった場合に適しているのだそうな。薬効としては免疫系に作用することで風邪の症状を緩和するらしい。で、汗が出てくる場合には葛根湯ではなく「桂枝湯」の方が適しているのだそうな。私の場合、汗をかいてなかったから、たまたま葛根湯に適した症状だったわけですな。
 この風邪薬のことで隣席の中国人のDさんと漢方やら鍼灸の話で盛り上がったけど、奥が深いものですなぁ。
 って、なんで頭がぼーっとするのか、結局わからないでやんの……orz(葛根湯成分は眠気を誘わないそうだから、他の成分のせいか)

[その他] ネタがないので天下国家を語る

 ホントはネタがないわけじゃないけど、ちょっとだけどうしてもひっかかったことがあったので。
 先週末昔の仲間と集まったとき、米大統領選の話になって、ブッシュとケリー、どちらがマシか、ということになった。「ブッシュの方が日本経済にとってはいいんだよね?」と同意を求められ、「短期的には、多分」という限定条件付で肯いたのだけど、実際問題個人的にはカードを切りなおして欲しい気分。ブッシュが再当選するにしても現路線ではそのうち必ず破綻し、政策の方向転換が迫られる。そうなったらどうなるかなんてわかったものじゃない。
 じゃ、ケリーの方がマシかって言うと無茶苦茶微妙。こっち側の言うことを聞く限りでは対日経済政策はかなり厳しいことになる可能性が高い(そうはならない、って分析もあるにはあるけど、やや楽観論に見える)。あるいは(クリントンの後継者ということもあるし)中国市場に擦り寄り、その影響で極東政策も親中に大きく傾くかもしれない。第一、アメリカの対外政策なんて過剰に手を出しすぎるか徹底的に無視するかの両極端なのだから(これも極論だけども)、こちらとしてはどちらがマシか、付け入る隙があるか、くらいの話にすぎない。
 で、ここまではその上でどっちを支持しようがその人次第のことなのだけど、上記の席で「う」な人が「日本経済が不景気になってもいいから、ブッシュはやめさせたい」と言っていたのが本日の主題。う〜ん。あたしゃヌルいから、そこまで非人道的なことは断言できませんけどね。
 意識してるのかしてないのか知らないけど、不景気ってのは人を殺すんですよ。そういう場合、社会的経済的に弱いものから死んでいく。「日本が不景気になってもいいから」というのは、そういう人たちが死ぬのを容認してるってことでもある。あの場にいた人は「う」の人がその発言したとき、私の顔が渋ったのを見たかもしれませんが、あの表情はそういう意味なんす。どっちにしろ誰が犠牲になるのを容認するかって非道い話なんでそれを責めようということじゃないんですが、自分の言ってることの意味を本当にわかってるのかなぁ、と。あと、日本の周辺状況的に中国に天秤が偏りすぎる懸念があるってのもある。不景気にそういう状況が重なるとなるとどうなるのか、いくつかの可能性は私程度の頭でも考え付くけど、あまり考えたくはない方向ばっかではある。確実にそうなると決まったわけではないけど。
 じゃ、ブッシュを応援するのかって? だから私の意見は前の方で言ってるじゃないですか。「カードを切りなおしてくれ」って。(ほら、ヌルいでしょ?)


2003年10月29日(水) 旧暦 [n年日記]

いちおう、ニュース解説

 昨日の 鉛筆大の弾丸でエイブラムス痛手読売 )なんですが、「鉛筆大の口径の弾丸でそんなことが!」ってより、むしろ、「元記事、どんな記事だったんだろうなぁ」というニュアンスでのっけてます。いや、また説教喰らう前に、一応。
  米ディフェンス・ニュース紙 が見れれば早いんだけど、購読してないと記事は読めないらしい。ちっ。
  Gungrave #4。え〜、こういうと偉そうですが、今までで一番すんなり見れるシナリオでした。こういうの見ると、黒田さん、決して「下手」というわけではないのだよなぁ……奇さえてらわなきゃ。
 今日は週一のお勤めの日。ただでもきついけど、準備不足だとなおきつい。体力とかなんとか、いろいろ。
  続・兵隊やくざ/有馬 頼義 読了。前作 兵隊やくざ で軍を飛び出した大宮と「私」が、その後売春宿などを始めながら終戦を迎えるまでを描くのだけども、そこは規格外の大宮がなにも事件を起こさないわけはない。軍からの横流しやら決闘やら殺人やらの事件が次々と。人間らしい有象無象がつくるストーリーに引きずり込まれながら、ある時期の戦時の見方がそれにさらに人間らしい細部を与えている。綺麗ごとばっかりではなく、でも、そこには人間らしさが確実に存在している。「貴三郎一代記」という元のタイトル通りの大宮貴三郎の破天荒な痛快さを楽しむとともに、そういう細かい機微がまた楽しかった。
 誘惑に負けて、つい 続巷説物語/京極夏彦 を買ってしまう。冒頭の「野鉄砲」から、百介のボンクラワトソン君ぶりの魅力爆発。まったく百介萌えである。 真面目に言ってしまえば、「妖怪」というものを足がかりに裏社会へと踏み込んでいく妖しい快感と、描かれる人情の綾、そして、自身は「どっちつかずの中途半端」と悩んでいるけども、表にも裏にも共感してしまい、なおかつどちらにも染まりきらない百介の純朴さが魅力的である、ということである。


2002年10月29日(火) 旧暦 [n年日記]

マジボケ

 一昨日・昨日の「チェチェン(地区)の立てこもりテロ」は「チェチェンゲリラの(モスクワの劇場における)立てこもりテロ」だろう、とメールで指摘を受けますた。はい。そのとおりです。すいません。っちゅーか、自国民を人質にするなんてことはテロリストだって普通はしませんね。なにを寝ぼけてたんだ。ご指摘感謝いたします。そんなことをするのは北朝鮮くらいですね。(いや、市民を空爆の盾にしてアメリカを非難とかは、イラクとかもやってるけど) それにつけてもロシアの突入チームが使ったガスはいったいなんなのかが気になる。
 あ、わたしゃ、別にロシアの対テロの対応を批判してるわけではありません。ただ、銃撃に巻き込まれたと言うのならともかく、犠牲者117人のうち115人が催涙(?)ガスによる中毒死というのはいかにも異常なんで。とは言え、突入したチームの方もぎりぎりの選択の中で人質700人の生命を背負って命がけで突入したわけで、安易な批判は出来はしません。
 今日から二日間、クアルランプールで日朝の交渉がはじまってるわけですが、どうも今日のところは動きがはっきりしない。 日朝共同の拉致究明チームを設置する とかは決まったようですが、盗品の調査をするときに、犯人を現場検証で立ち合わせるのでなく、犯人と合同捜査をするようなものだから状況が状況なら(いや、現状でも十分に)冗談としか思えない。いきなり最初から「 ヤス、服を脱げ 」と出来たら楽なんだがなァ。
 一部事情通によると「北朝鮮は日本に一兆円の併合時代の賠償を求めてくる」という予測があるらしいですが、実は日本が引き上げ時に残してきたインフラ等の資産と補償を差し引きしたものを現在のレートに換算すると 北朝鮮が日本に八兆円払わねばならなくなる という試算がある。盗人猛々しいはいまさらだけども、いずれにしても、今の北朝鮮に金をばらまくのは、砂地に水をまくに等しいと思うのだけど。水はちゃんと土壌を作ってからまきましょう。
  TVアニメがこの世の春 。確かに仕事がないよりはあった方がいいには決まってるんでしょうが、いろいろと地獄を見てるところも多そうです。特に末端。
 もっとも、37本で最多のテレビ東京系が日本で40%くらいの人口カバー(だったはず)の上に、深夜系のアニメは地方で放映しないことも多いので、資料者全てが恩恵(?)にあずかれるというわけでもない。有料放送はしかたない。でも、他はいいですから「 灰羽同盟 」と「 ウィッチハンターロビン 」お願いします。「 シスプリRePure 」なんて要らんっちゅーねん。(実際は灰羽は友達にビデオ送ってもらったんだけど、まだ見れてません……しくしく)
 日曜にテレビで「ファイナル・デスティネーション」をやっていた。チャットで実況しながら「こえ〜」とか言ってると、友人が「フィラデルフィア・エクスペリメントとどっちが怖い?」と聞いてきた。人が壁に半分埋まってるシーンが子供のとき怖かったのが印象に残ってたのだそうな。ファイナル・デスティネーションはそれとはちょっと違う系の映画で、本来は飛行機事故で死ぬはずだった七人が、本来の予定を取り戻そうとするように次々と事故で死んでいく。「最終目的地(final desitination)」がさだまったかのような運命から逃れようとする話。まあ、アイデア自体はありがちと言えばありがちだけども、どう見せるか、というのが肝になってくる。下手な映画だと「死神」とか「悪魔」とか、追って来るものを具象化させてしまう。これは大概において失敗の元。正体がわからないものの方が人間は恐怖を感じるというのは、本当らしい。この映画はその意味で手堅く作っていた。展開が読めるにもかかわらず、結構どきどきしてしまった。バスにひき潰されるシーンは、ちょっとトラウマもの。1.5点。
 宇宙船サジタリウス最終回。やっぱり泣ける。臭いんだけど、やっぱまんまと目論見にはまってしまうなぁ。くそぅ。最後のエピソードのテーマが愛とかではなく、友情だったのはこの番組のフィナーレに相応しかった。来週からこの枠は「はれときどきぶた」だそうで。やはりNHKにはオタクがいる。


2001年10月29日(月) 旧暦 [n年日記]

Refererに御用心

 ここんとこ、yahoo! Japan経由の google での検索や、 www.google.co.jp を使ってのサーチで飛んでくる人が多いのだけど、hnsの現行正式バージョンでは、log解析cgiがこれらのブラウザに対応しておらず、検索ワードがすぐにはわからない。なんでちっとCGI改造してこれらの検索エンジンにも対応してみる。
 たって、
"google-jp" => { url_pat => 'http://www\.google\.co\.jp/search',
key_param => 'q' },
"google from yahoo-jp" => { url_pat => 'http://google\.yahoo\.co\.jp/bin/query',
key_param => 'p' },
をlog.cgiに追加しただけなんですけどね。Refererは、下手なブラウザ(具体的にはIEだ)使ってると、リンクで飛んできたのではなくても直前にどのページを見ていたか、例えば誰が直前までPonPonなゲームメーカーのページを見ていたかとか丸分かりになってしまうことがあるんですね〜。ご注意を。
 しかしなんとなく風邪ぎみっぽい。体が時々どうしようもなくだるいのー。
 あ、それと、 ナジカ の一話目でメイド軍団が使ってたSMGは STEYR TMP でいいのかな。全体的なシルエットとかの特徴が一致してるのだけど、なんかマズル回りが微妙に違う気がするんだよなぁ。