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2009年10月05日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#32とダブル#5

  シンケンジャー #32「牛折神」。丈留の元にやってきた一人の少年。彼は代々封印された「牛折神」を守る一族で、丈留に牛折神の封印を解いて欲しいという。しかし牛折神は代々のシンケンジャーたちにも制御が出来ず、封印されたシロモノ。それでも大丈夫という少年を、家に帰そうとするのだが、彼と間違えられた別の子どもがアクマロ配下のアヤカシに襲われる。アクマロたちの狙いが牛折神であることと、「絶対に暴走しない」というその子の確信の理由に興味を持った丈留は、考えを変えてひとまず少年の実家へと向かうのだが……

 新ロボ、牛折神とモウギュウオーの登場編。こないだダイゴヨウが出たばっかなのに、早速クリスマス商戦に向けて余念がないなぁ。
 封印の地の少年・榊原ヒロは牛折神を制御するための秘伝ディスクを作り上げ、それがあれば絶対に暴走しないと断言する。しかし、丈留は危険を冒してまで牛折神の封印を解こうとはせず、ヒロの祖父はもっと頭ごなしにしかりつける。
 旧を守るばかりで新しいことに挑戦しようとしない彼らに不満を抱くヒロは、その不満を見越されて、牛折神の封印を解かないと牛折神を奪い去られると言ったアヤカシの策略にはまり、自らの手で牛折神の封印を解いてしまう。しかし、制御できるはずだった牛折神は暴走、シンケンオーやダイカイオーでも止められず、牛折神の暴走は続く。
 そして手駒の少なさを嘆いていたアクマロ。彼が目を付けたのは、薄皮太夫と腑破十臓?
 十臓再登場と共にアクマロが当面の中ボスになるって展開か?


  仮面ライダーW #5「少女A/パパは仮面ライダー」。今度の依頼は市会議員・みやびの警護。彼女は何者かに狙撃を受けていたが、それはドーパントの仕業らしい。そのため、ドーパントに詳しいという鳴海探偵事務所に依頼してきたのだ。しかし、早速狙われた彼女をダブルに変身して守るが、肝心の狙撃犯の姿は見えない。しかも、みやびの娘・あすかがダブルの姿を見て「パパ!」と抱きついてくる。
 狙撃の理由はみやびが推し進める風都タワー建設の妨害であると睨むが、狙撃犯の正体はフィリップでも推理できない。だが同時に、翔太郎はダブルを「パパ」と呼ぶあすかのことが気にかかっていた。

 ボディサイドの新メモリー、トリガーメモリーの登場。フィリップが「トリガーメモリーは強力すぎる」と、相手の正体がわかるまで使用を控えさせた半身は銃使いだけど、銃使いのライダーは弱体化するのが平成ライダーの常だからなぁ……
 そして依頼の方は、探偵もの定番の少女が絡む依頼。亜樹子は依頼料全学振り込みという破格の条件に釣られて受けたけども、翔太郎の方は母親の政治活動に一緒についていく少女あすかの方が気にかかる。実際みやびは子どもをダシにしているという批判も受けているのだけど、翔太郎はそういう通り一辺倒の批判ではなく、彼女が何故悲しそうなのかを気にしていた。そして突然ライダーの姿でパパと呼ばれ面食らう。さらに亜樹子には「いつの間に子どもなんて!」とお約束の誤解を受けるし。
 実際はあすかの父親は計画を進めていた風都タワー建設反対派のものと思われる狙撃により命を落としていたが、みやびは亡き夫の悲願を叶えるため、利用できるものは娘でも利用しようと、父親は死んでいないと言い聞かせていた。それが何故、父親が仮面ライダーになったと思い込んだのか……それにはあすかの持つ人形が鍵になっているよう。
 そいでもって事件はやっぱり園崎ファミリーのシンジケートが関わっていて、フィリップの推理で敵がアノマロカリスドーパントだと判明するのだけど、倒したはずのアノマロカリスドーパントがもう一体……同一メモリーは一本とは限らないってことか。
 劇場版ディケイド&Wの情報も出てきたけど、 鳴海のおやっさんが吉川晃司ってのがスポニチ )さすがにびっくり。劇場版で仮面ライダースカルとして出てくるのは……ああ、仮面ライダーの初期案ですか、という感じなのですが。マスクのデザインとか、ベルトのバックルがダブルの半分だけみたいなところとか、ダブルのプロトタイプなのかなぁ。


2008年10月05日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#33とキバ#35

  ゴーオンジャー #33「原始エンジン」。黄金の竜の正体。それは謎の炎神だった。炎神族のことに詳しいキャリゲーターによれば、あれは彼らより太古に存在していた古代炎神族らしい。だが彼らが蛮機獣のみならず子孫であるスピードルたちまで襲った理由がわからない。特に、スピードルが傷つき巨大化できなくなってしまったことで走輔は怒り心頭。だが当スピードルは古代炎神族が悪い連中には思えず、なんとか走輔と彼らの仲を取り持とうとするが、実は今まで人間の存在を知らなかった古代炎神たちは、走輔への不審を隠そうとしない。

 古代炎神族たちと、合体形態「キョーレツオー」登場。う〜ん、ブロック数が多い合体だなぁ……しかも来週はエンジンオーV12が登場するし。あと三体いたら最多合体とタメ張りますよ?
 で、古代炎神族は古代生物がモチーフなのだけど、言葉がしゃべれない(でもスピードルは何故か言ってることが理解できる)。これ以上増えて名乗りが長くなったらたまらないものなぁ。
 彼らを伝説の蛮機獣「ホロンデルタール」と間違えた三大臣たちはがっかりだけど、だったらホロンデルタールってどこに行ったの? つか、敵側のがネアンデルタールのもじりなのは、人間による文明社会への批判か?(んなわきゃーねー)
 次は早輝の姉が登場って、どんな意味で強烈なんだ?


  キバ #35「ニューアレンジ・飛翔のバラ」。深央とのことの傷心を押し込め、壊れたブラッディローズを修復する渡。だが、前と同じ音色がならないと、渡は納得できない。一体何が違うのか悩む渡の前に次狼が現われ「最後に必要なものは祈りだ」と言って去っていく。
 一方、先代のクィーンである真夜を探し当てた深央は、クィーンをやめる方法を尋ねるが、真夜は「人間を愛したクィーンは罰としてクィーンの力を抜かれた上、苦しみを受けねばならない。あなたにその覚悟がある?」と逆に聞き返す。
 22年前、音也は真夜と共にバイオリン作りに没頭していたが、ゆりすら眼中にない様に、ゆりは堪えきれず飛び出てしまう。ゆりから話を聞いた次狼は音也に「お前はファンガイアに魅入られている」と忠告するのだが、その言葉も音也にはとどかなかった。

 劇場版で出たキバの飛翔態が登場。劇場版ではレジェンドルガに支配され力が暴走した姿として現われたが、テレビでは渡がバイオリンに込める祈りを定めた決意として登場。もはや全然ライダーじゃないなw
 次狼に「お前の祈りはなんだ」と言われ、迷う渡。だが、神田を殺しさらなる力を求めたホースファンガイアが、深央のクイーンの力を感じ彼女を襲う。深央を助けに向かおうとする大河に、一緒に行こうとする渡は心を決め、自分が深央のことを愛していることを告げる。
 共同で深央を助けに行くのだけど、お互いの正体を知らないのでキバに変身した渡に僕の化け物・ククルカンを彼にぶつけてキバの力を試す。
 しかし、今回は物わかりの良さを見せた大河だけど、予告ではクイーンである深央に対する執着を露わにしてる。深央もかなりきつい言葉で別れを告げたみたいだし、多分、思い通りに行かなかったことはなかったはずだからなぁ。
 真夜は覚醒したキバの飛翔態の声を聞き、大河と渡の名を呼ぶ。やっぱ二人は兄弟なのか?

[アニメ] 黒執事#1とテイルズ・オブ・ジ・アビス#1とイナズマイレブン#1と鉄のラインバレル#1

 数が多いので、例によって簡単に。
  黒執事 。貴族の眼帯少年シエルに仕える、美形の超有能執事・セバスチャンの正体は……
 いや、なんつーか、初回だけでめげそう。どこからとっかかればいいんでしょう? 最初に召還のシーンが入ってセバスチャンの正体はシエルが呼び出した悪魔であることが暗示されているのだけど、背景がわからんので全然感情移入が出来ない。読者目線に近い存在であるはずの他の奉公人たち三人(+1)も、度を越して無能で阿呆すぎて、とっかかりになるどころかいらつくだけだし。
 カタルシスを与えるクライマックスのはずの俗物への懲罰も、その相手がステレオタイプすぎることと仕置の内容が劣化「地獄少女」みたいで、かなりコケ気味。
 作画は綺麗なんだけど、それ以外に言及するところがない。見続けるのはきついなぁ……

  テイルズ・オブ・ジ・アビス 。「テイルズ」シリーズの最新作のアニメ化……ではないのか。今の最新作はヴェスパリア? まあ、近作のアニメ化には違いがないって事で。この手のRPG原作のファンタジーはあまり期待してないのだけど、案外と楽しんで見れた。主人公であるルークはファブレ侯爵家の跡取り息子でやんごとなき家柄なのだけど、昔敵国であるマルクト帝国に誘拐され、それまでの記憶を失っている。今はそんなこと関係ないほどやんちゃなのだけど、そんな過去もあって大事に育てられた反動で相当に世間知らずでもある。けど、そうなるとルークは本当に掠われたルークと同じ人間なのか、という疑惑が出てくる。婚約者に幼い頃したプロポーズを覚えてないので、かなり疑わしい。婚約者のナタリアはいい子なんだけどなぁ。
 それが剣の師匠であるバンを襲ってきた女軍人ティアと剣を交わした瞬間、見も知らない場所に飛ばされることに。ひとまず故郷に戻るため、一緒に旅をするのだが、彼とティアの起こした波動の共鳴のせいでマルクト帝国軍人ジェイドに捕らえられる。
 陰謀の臭いがちょっとして、筋としてはRPGファンタジーなのだけど、わりと楽しめるかもしれない。

  イナズマイレブン 。ニンテンドーDSのRPGサッカーゲームのアニメ化。人数も揃わない弱小運動部がいきなり呼び出されて次の試合で勝たなかったら背部だ! と宣言されて強豪校と試合するって、あれですよね。逆境ナイン?
 いや、いきなり「廃部だ!」とは言われないし、雨でノーゲームになって勝ちというオチでもないんですが。
 ライバル校である帝国学園が、名前の通り例のテーマソングが流れたりして来そうでそこら辺はわりと徹底してお約束を守っていて、キャラクターもオーソドックスで配置も安定してるし、まあ、見続けるかどうかはともかく、見ていて苦痛ではないです。べ、別に夏実お嬢様が可愛いとかじゃないんだからね!
 しかしあのエンディングはちょっとこけた。

  鉄(くろがね)のラインバレル 。美少女と巨大ロボットの王道物。ってちょっと待て! 王道って、そういうことじゃないだろ! と見ながらつっこまずにはいられない。
 原作は、アニメしかも最近の萌え系しか見ないでものを作ってはいけない、という見本みたいな感じ。いや、パロはパロであっていいんだけど、どうやってリアリティや実感を演出するか、というのが……いや、願望充足もいいんだけど、ロボットの巨大感・実在感については、マンガではごまかしがきかないんだけどなぁ。
 それがアニメになってどうかというところが気にはなるのだけど、どうなんかなぁ。


2007年10月05日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] モノノ怪#12

  モノノ怪 #12「化猫・大詰め」。最終回。地下鉄開通に関する市長の醜聞を掴んだらしい節子。彼女の死は自殺なのか、そうでないのか。彼女の死の前にたまたますれ違った人間たちが消えていき、唯一残ったのは……^
 被害者も含め、みんな人間的な醜さを持っていると提示するのはこのシリーズの根底か。しかし、許せない一線というのがあるということなのか。化猫の異空間に引き込まれ死んだと思われた者たちは実は生きていて、節子の死に直接、間接の手を下した人間は行方が知れない。そして、残った人間はその人生をまっとうしようとし、節子の犠牲に手を合わせる……

 脚本の「ヨコテミチコ」って、「横手美智子」だよなぁ。最終エピソードで脚本を交代した理由はなんなんだろう? まあ、面白かったのでどうでもいいですが。
 最終的に因果応報で安心してしまう自分が、わりと自分って甘ちゃんだなあと思ってしまうのですが、それでもやっぱりいくらかでも非業の死をとげた人間の恨みが晴らされ、普通の人間が人生を続けていくのは、見ていて良かったと思えてしまう。
 薬売りの正体は、明かされないままの方が個人的にはやはり良いなあと思うので、続編があるにせよないにせよ、薬売りは薬売りでいてほしい。


2006年10月05日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 右や左のダンナ様

 ちと引っかかったんで、単独エントリ。

  愛・蔵太の少し調べて書く日記 さん 10/5 経由で la_causette:君が代訴訟論争に見られる保守の退潮 を見て、「へ〜。そうなんだ」と思うと共に「あれ?」と感じる。現在全国一律に国旗掲揚・国歌斉唱を行うようになったのは高市文部事務次官の発した指導要領に端を発するもので、それ以前は多種多様だったというような主張。だが、調べてみると その「君が代通知」が行われたのは1985年 とのこと。
 あれ? 自分の記憶では、別にそれ以前から普通に国旗も国歌もやってた覚えがあるんだけど……そうなると「本当に多種多様だったの?」という疑問が沸いてくる。つまり、可能性としては「国旗国歌が法律上明記されておらずとも不文律で日の丸、君が代」だったが、「そんなこと法律のどこにも書いてない」と駄々を捏ねる者が出てきたために、国旗国歌法が制定されたように、不文律としてあったものが「そんな義務はない」と言い出す者が出てきたために、通達を出した、という可能性がある。これは当時の状況を見ないとなんとも言えないし、ましてや、「それ以前は多種多様だった」なんて言われても、普通他校の式なんか知らないから、データなりを出してもらわないと本当にそうだったのかなんてわからない。どうも小倉弁護士の主張は、結論ありきで語ってるようにも見えるのだが……
 もひとつ、小倉氏は 鶏と卵 というエントリで「 むしろ、「国旗・国歌の押し付けに反対する人」を勝手に「左寄り」と決めてかかっているだけだったりするような気がします。」と主張してますが、先のエントリでは「 入学式・卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱の全国一律の義務づけに反対ないし懐疑的なのが中道?左派にほぼ限定されている」と、自身で国旗掲揚国歌斉唱への反対会議を政治的左右と結びつけています。これで後から「政治的思想の左右とは本来関係ない」と言い出すのは誘導的というか、後出しじゃんけんと言うか、「 自分が最初に左とか右とか言いだしたんじゃん 」と思います。
 さらに以前氏が「ネットスクラム」の話題でブログを炎上させたとき *1 それをあるブログにおいて行っている主体は「ネット右翼」だ、と断定した(そしてさらに炎上させた)氏の過去の言動とはちょっと一致してないと思うのですが……ま、それで反省して「特定の主張を政治的思想の左右と結びつけないようにしよう」ということならいいのですが。
 もし、自分の主張に反対する者に対しては「右翼」とレッテルを貼り付け、逆に自分の主張に「左翼」と言われると反発するというのなら、それはダブルスタンスだと思うのですが。
*1: それ以前から「炎上」とかFLAMING UPとかいう呼び方があったのだから、あえて新語を創造する必要はないと思うのだけど。

[その他] ありえない夢

 夢の中で、相手が知るはずのない情報を知ってて無茶苦茶びびったのだけど、ふと冷静になって考えて、相手が知るわけがないからこれは夢だと夢の中で気づいた。なんかこういう夢の見方って、自分にしては珍しい。


  仏紙、日本人の熱狂ぶり皮肉り報道 凱旋門賞IZA! )。あ〜、これは皮肉られても仕方ないと思います。そりゃ、うかれる気持ちはわからんではないけど、出張り先の文化に無頓着すぎ。まあ、向こうでも日本人目当ての出店が出てたりって話だけど、向こうではそれこそ「上下社会」に基づく遊びだってことを認識しないと。


  妖怪のDNA毎日 )。とりあえず毎日新聞は「連座制」の復活論あるいは優性遺伝論者にきわめて近い主張の持ち主だということはよくわかりました。
 あ、誤解ないように言っておくと、私は安倍政権に関してはいくつかの理由からむしろ「不支持」です。でも、こんなアホ丸出しの論説で批判するのは人を嘗めすぎ。


  ボランティア義務化 おかしくないか 安倍政権『教育再生』のカギ東京新聞 )。いや、「ボランティア義務化」「大学入学を九月に」等は私も反対の立場なんですけどね。でも「 頭に浮かんだのが、かの核実験を宣言した国。人の自発性を「首領さまの意思」になぞるのが流儀。どこか似てないか。」って、アホのテンプレ過ぎて、呆れてものも言えなくなるんですが……だったらその前に北朝鮮の体制に大声で批判したことあるのかと。他の新聞の様子見て歩調合わせるのがせいぜいのくせに、都合のいいときだけネガティブの象徴として持ってくるなやい。言動が一致してないんだよ。


  アザデガン油田「日本の権益失効」 イラン石油公社総裁産経 )。ん〜、後手後手だなぁ。イランを巡る情勢があるとはいえ、翻弄されてるという印象は免れないような……

[アニメ] 武装練金#1とホスト部#26(最終回)

  武装錬金 #1「新しい命」。週刊少年ジャンプで一部マニアからは支持を受けたものの、メイン購読層の支持は受けられず、打ち切りになったものの増刊で完結した原作のアニメ化。いや、ぶっちゃけて言えば「パピヨン」がインパクトの4割以上締めてるんで、まだ出てこない内は特に語るべきところもないんですけどね。
 少年ヒーローものとしては、オーソドックスで手堅いつくりか。「少年ヒーローものとはこういうもの」という「枠」が透けて見えるのは原作からそうだからあまり気にしない。
 二番目の敵の猿渡までを処理したってことは、結構駆け足に展開するつもりっぽいが、まあ駆け足すぎという印象もない。夕方の時間帯でやったら巳田で第一話まるまる使ったろうなあ、ってくらい。1クール予定なのかな?
 作りとしてはまずまず手堅い印象。各キャラも原作通りの印象だし、作画も動きも悪くない。牽引役の斗貴子さんも中々。カズキの声でどうしても川平啓太を連想してしまうのは、前番組のせいか。
 次回、キーパーソンの蝶野攻爵が出ててからが本格的な勝負かな?


  桜蘭高校ホスト部 #23「ホスト部解散宣言」#24「これが俺たちの桜蘭祭」。学園祭で一般営業を行うことになったホスト部。普段は訪れない父兄(特に母親)方にも好評だが、様子を見に来た家族との軋轢が顕著なメンバーも。環の祖母が連れてきた娘エクレールを、命令によって学園祭の間エスコートすることになる環。父親とはうち解けてるのに何故か祖母からじゃけんにされてる環の様子に疑問を持ったハルヒは、メンバーから環の出自を聞かされる。環が妾腹で、跡継ぎのいないことから、須王家最高実力者の祖母から母の実家の窮状を救う代わりに須王家の跡継ぎにという交換条件を環自らが受けてしまった。そのことで息子を金で売り渡したと自分を責めた環の母は失踪してしまっているのだという。
 実はエクレールは環の祖母が彼の許嫁にと連れてきた娘。しかも彼女のバックは企業の強引な買収合併を行っている大企業で、政略結婚が見え見え。ホスト部に環が執着してるのを見て取った彼女は、「あなたのわがままにメンバーも迷惑してるのでは?」と言い出す。環は鏡夜が冗談で「環のわがままに振り回されるのは迷惑」と言ったのを真に受け、さらに彼女が出したある条件から、彼女との婚約を受け、桜蘭祭を最後にホスト部の解散を宣言してしまう。
 桜蘭祭のフィナーレを待たずして環がフランスに渡ってしまうことを知ったホスト部の面々。「これで終わりなんて、嫌だ!」とばかりに、エクレールと共に空港に向かう環を追う。

 物語のフィナーレ。これまでのゲストキャラもモブに出てたりして、盛り上げます。特に、いつの間にかモテモテになってた笠野田君(物陰から舎弟に見守られつつ)が……
 でも今回はさすがにシリアス風味で、れんげも強力モーターのせり舞台で登場せず、冷ややかにエクレールのことを説明する。
 最終回に向けて各メンバーのエピソードを出しつつも、ホスト部は環あってのホスト部だということを強調していたのが結実、そしてそれを皆が再度認識、一致団結して環を追う。
 ハニーとモリの三年生二人組は、特にそうと見えないけど、実は他のメンバーを見守ってた(ほぼ見守ってただけだが)立場として皆を送り出す。鏡夜はやっぱり裏でいろいろ。双子は途中まで追いすがるが、馬車から薫が振り落とされ頓挫。そこがカボチャ畑だったってのは、ハロウィンエピソードとかけてるのもあるのだろうけど、二人がまだまだホスト部の「家族ごっこ」を続けたいという暗喩でもある。
 そして最後にはやっぱりハルヒ。これまで皮肉だとか消極的にしかホスト部のことを評価してこなかった彼女が、積極的に環を追い、はっきりとホスト部にいたいと、みんなにも環が必要だと告げる。
 最後、ホスト部に破綻をもたらすだけの存在と思っていたエクレールも、その背景が開かされる。失踪した環の母はエクレールの家の使用人として雇われ、環のことを彼女にことあるごとに話していた。おそらく、いつしか話の中の優しい環にほのかな想いを抱き続けてたんでしょうな。最後に馬車から投げ出されたハルヒを助けようとする環を止めようとして、その手を緩めてしまうあたり、彼女も心底では冷たい人間ではなかった、ということで、ちょっと救いがある。
 ラブコメとしては誰と誰がくっついたという決定的な終わりなのではないけど、嫌々というスタンスだったハルヒがはっきりとホスト部を、そしてそれも含めて環が必要だとスタンスを示したことで、最終エピソードらしい決着をつけている。

 実は まんたんブロード の2006年9月号に「ホスト部」の記事が載っていて、日テレの中谷プロデューサー談によれば「現代のうる星やつら」、つまり王道の学園コメディを目指して、原作の「ホスト部」を見つけたという。記事を見ると実はかなり計算尽く(というと印象が悪いが、要は考え抜かれて)作られた作品で、それが見事に結実した。
 機会があればこの記事は読んでみてください。
 個人的には今期終了番組では、ゼーガペインと双璧かなぁ。いやはや、すばらしいものを見させていただきました。


2005年10月05日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] 響鬼騒ぎ

  響鬼 のプロデューサー交代からひと月が過ぎ、それに伴うごたごたも沈静化(つか、定着化)してきたわけですが、あれこれこれに関して気になることを。
 一つ目。反30話以降の言い分でよくあるのは「こんなのは××じゃない!」ってパターンで「××」には(番組名としての)「響鬼」とか(キャラクター名としての)「ヒビキさん」とか、あるいは「トドロキ」「ザンキさん」だったりとかするわけですが。
 いや、SF者だったらその言い回しはずっと昔から腐るほど聞いてるんです。「こんなのはSFじゃない!」って言い回しで。そういう比較の仕方をすれば、SF周辺の猛者だったらそれがいかに狭い範囲にしか通じない叫びであるのかが察せられる事と思います。それが「俺SF」について言ってるに過ぎないのと同様に、「俺響鬼」について言ってるに過ぎないのですから。
 無論、言ってもいいんです。言ってもいいのだけどそれは普遍的な何かを語ろうという態度ではないこと、もし普遍的な何かを語ろうとするのなら「俺響鬼」も相対化・客観化して語らねばならない。小さな他文化(他人の「俺響鬼」等)とのプチ衝突を真正面から受ける覚悟が必要になる。そうでなくてはただのグチで、グチを公言する事を恥じるのであればともかくあまつさえスタッフに対し「氏ね」とか書くのはその人のお里が知れるというものでしょう。脅迫にこそならねど、のまネコ騒動で2chに殺人予告を書く人とレベル的には大差ありません。
 二つ目。装甲響鬼を見て「あ〜あ、結局玩具が売れなかったからテコ入れで前プロデューサーは降ろされたのか」と確定事項のように語っている人が多い事。それに対する反証は 劇場版「仮面ライダー響鬼」公式ブログ:装甲響鬼(アームドヒビキ)誕生! の記述。新プロデューサーである白倉氏がテレビ版に関わる以前のはずの三月から既に新フォームの企画が動いており、ブログの内容を見る限りはデザインや設定には白倉氏はほとんど関わっていない。この内容だけで白倉氏の装甲響鬼に対する関与の度合いを断定することはできないけど、「装甲響鬼」について(1)最初期から新フォームの企画はとっくに動いていた(2)それは29話以前のテレビスタッフが主導で行われた という辺りは確かそうです。少なくとも装甲響鬼を指して「29話までのスタッフの意に沿わないもの」とする主張にはなんら根拠はないでしょう。
 批判とイチャモンを混同してはいけません。
 まあ、擁護するのはDAが次々に張り付いて装甲になっていくって演出が結構個人的に好きだってのもあるんですけどね。
 30話以降、響鬼から離れた人ってのはともかく、ずっと文句(非生産的なの)を言い続けてる人ってのもいて、まあ、気持ちはわかんないでもない。そうやって苦さを覚えて人は苦さを飲み込める大人になるのよ。などと特撮番組で言ってみる。
 大人(年齢的に)なのに飲み干せない、噛み下せるようになるべきだとも思わない人は、やはり困ったものかもしれません。いい年して特撮見て大人になれないも何もないのかも。それを言うなら自分もな、ですが。キモーイ。
 もひとつ。特撮と民俗学がらみで「翔べ!必殺うらごろし」が再評価されないものか。いろいろ面白いんだけどなぁ、アレ。ウハッ!

  カペタ 。月刊少年マガジンで連載中のゴーカートマンガのアニメ化。いろいろ曽田マンガっぽく、頑張ってるけど、3DCGでのゴーカートシーンは(演出的に努力は見られるが)やはり違和感が。セル絵(セルは今は使われないけどそれはそれ)との親和性がやはり課題か。というか、素材的に子供向けにも大人向けにも微妙なラインである気はする。

  アニマル横丁 。シュールなファンシーアニメ。これが女児向けマンガ誌で連載しているとするならば、現代の女児はいつの間にか恐ろしく高レベルになっていたのだなぁ。テンポよくセンスがいい。これ、大事。

 週マガで連載していた「ヴィンランド・サガ」が今回を区切りにアフタヌーンへ移動する事に。執筆ペースの関係らしい。う〜ん、週刊連載はやはりいろいろ大変なのだなぁ。


2003年10月05日() 旧暦 [n年日記]

ばたんきゅーな休日

 ここんとこ、ばたんきゅーで録画番組消化して買い物とかしてまたばたんきゅーで休日が終わってしまうなぁ。もうちと有意義な休日を過ごしたいものだ。
  アバレンジャー 、なんか子供向けとは思えない展開なんですけど……敵に囚われて恋人が裏切ったと騙されて、敵の首領の子供を無理矢理産まされて、挙句裏切った(と思い込んでる)恋人に復讐を誓うって……アスカはアスカで生死不明。新爆竜出たってのに、おかげで陰が薄いし。
  555 もなんだかいたたまれない展開に(出来が、ではなく)。ウルフオルフェノクに同窓会が襲われる記憶に、巧に対して怯えを見せてしまう真理。啓太郎や真理は怯えながらも「巧は巧だから」と元の生活を続けようとするが、その姿に無理をしてると見て取った巧は自ら西洋洗濯舗菊池を去る。それでも「タッ君に持ってて欲しいから」と啓太郎に託されたファイズギアを巧は木場に渡し、「いざというときは、これで俺を……」と言い残す。行き場のなくなった巧の前に現われたスマートレディによって連れられたSB本社で、巧が見せられたビデオには、流星塾生の同窓会を襲うウルフオルフェノクの姿が……「違う! 俺じゃない!」と絶叫する巧に、あくまで冷たく村上は言い放つ。「ようこそ。ラッキークローバーへ」。
 木場は巧に託されたファイズギアで真理と啓太郎を助けるけども、巧ではない、巧が自ら手放したファイズを目の前に、三人が三人とも何も言えなくなってしまう。次回の予告では草加が泣きながら流星塾の寄せ書きの自分の文章をカッターで削り取ろうとしてるし、草加は草加でなにか隠してるんだよなぁ。他の流星塾生がカイザのベルトのせいで灰になったというのに、平然とカイザに変身してるし、なぜかなにげにファイズギアも使えるし、こいつもひょっとして……と思うのだが、まあ、井上脚本なのであまりそういうところに拘泥しないほうがいい気もする。それにしても啓太郎はオルフェノクだったりベルトの適合者だったり自分も知らない秘密に巻き込まれた流星塾生だったりする他のキャラとは違って大凡人なんだけど、なんかいいポジションだよなぁ。
 それと 黒岩都知事(あるいは沢木哲也)、555に参戦表明 。「オルフェノクじゃない」ってことだけど、ひょっとして恒例になったオッサンライダー?
 地方在住だと深夜帯放映のアニメがどうなってんのかさっぱりわからなくってきちんとまとめてるサイトもないので、一応自力で調べて見ると……(番組表取得ソフト TeleV 使用)
 月25:38 エアマスター       中京テレビ(放映中)
  25:58 ダ・カーポ        テレビ愛知(放映中)
 火25:28 魁!!クロマティ高校    テレビ愛知(10/7〜)
  26:28 ガングレイヴ       テレビ愛知(10/7〜)
 水25:28 Avenger      テレビ愛知(放映中)
  25:58 人魚の森         テレビ愛知(10/8〜)
  26:13 ゲットバッカーズ     CBC(放映中)
  26:43 住めば都のコスモス荘   CBC(放映中)
 木26:50 円盤皇女ワるきゅーれII  CBC(放映中)
 金25:50 京極夏彦巷説百物語    CBC(放映中)
  26:55 動画大陸( 瓶詰妖精 BPS ) メ〜テレ(10/10〜)
 その他、少し変則としては
 日07:00 カレイドスター      テレビ愛知(放映中)
 水??:?? ヤミと帽子と本の旅人   メ〜テレ(10/8〜?)
 再放送は除外してあるし、基本的に放送時間帯が関東圏とずれていないものも除いてあります。
 あ〜、ちなみに全部見てるわけではないし、全部見る予定でもありません。網羅的に抜き出してっただけ。つか、ワるきゅーれ「II」って、「I」をそもそも放映してなかっただろ! ナニ考えてるんだか……あと、なにげにポポロクロイス物語(日09:00)とかグランセイザー(土09:00)が始まってるのも知らんかった。つか、これ全部見てる奴っているのか???


2001年10月05日(金) 旧暦 [n年日記]

熱くなる体・心、それにただ従う本能

 う〜ん、アギトスペシャルは大雑把に云って60点くらいですか。いや、京本政樹の演技とかそこらへんはまあどうでもいいんですが、京本息子がアギト化しかけた時の顔が翔一アギトのままってのが。せめてモーフィングでごまかして欲しかった。内容? いや、映画の方が11倍は面白いです。11倍って微妙な数字だな。要は、スペシャルはどん底にけなすほど酷くはなかったし、映画も大絶賛するほどまでには傑作というわけではないってことですか。でもエンタテインメントとしては大好きですが。
 スペシャルでの一番の収穫は、冒頭のナレーションで「美杉家に居候する青年、津上翔一はアギトに変身し、 本能に従い アンノウンを撃退する…」云々。そうか、やっぱあれは本能だったんか! いや、SF大会のときの怪獣酒場で、「だってアギトってなんでアンノウンと戦ってるかわからないじゃん」と云われ、「あれは、本能ですよ!」と答えたのは間違ってなかったということですな。最初の挿入歌「BELIEVE YOURSELF」でも「それにただ従う本能」とか云ってるし。新OPの意味ありげなシーンの連続もいいなぁ。映画版のエンディングなんですが。ちなみにあかつき号グループ唯一の生き残りの真島君はきっとアギト化しかけたところで木野に殺されるに3000ガバス。
 テレビでクリスチャン・スレーター主演の「フラッド」をやっていたので見る。途中までよくある、ありがちな特殊な閉鎖空間でのアクションものと思ってたのだけど、途中からちょっと趣が変わってくる。いやいや、モーガン・フリーマン演じる強盗団の黒人のボスが実にイカス! タフで強欲で知的でそれでいてなお守るべき仁義を持っている。実にスクリーン上の悪党の鑑。
 本当は今週末には生物物理学会が大阪であったのだが、発表申し込みもしてなかったし、ちと仕事が立て込んでいて行けないこと確実。いや、投稿論文の追加実験データの解析は仕方ないけど、中部生理学会なんぞよりはよっぽどこっちの方に行きたかったんだけどなあ。医者がたくさんあつまるところは苦手だ。ああ、データ解析まだ終わってねえ…しくしく。