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2006年05月01日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 微熱気味

 夕べから熱い風呂への耐性が落ちてきていると思ったら、ちょっと微熱が……まあ、熱も出ないより出るべきときに熱が出た方がいいんだけどね。今日は暑かったのも結構効いてる。

  コスプレ女?地下鉄車内でスプレー噴射 5人軽症産経 )。なんじゃそりゃ。どうも電車内で化粧してたんじゃないか、って話もあるんだけどね……どっちにしてもはた迷惑な話。

  愛・蔵太の少し調べて書く日記 さん経由で 中国が反対しても日本は国連の常任理事国になれる?  まあ、シミュレーションとしてはそんなに間違ってないとも思える。日本がそこまで強硬な手を取ることはないだろうけど。つか、国連信仰を国民にやめさせた方が早い気も。

  韓国人すり団、再び活発に 凶悪化…警戒強める産経 )。だからそれはすりじゃなくって強盗だと小一時間(略)

  中国カトリック愛国会:バチカン無視、新司教を任命毎日 )。おいおい。中国正気か?(いや、そりゃ中国には中国の事情はあるんだろうけどさ)

[特撮] ボウケンジャー#11とカブト#14

  ボウケンジャー #11「孤島の決戦」。独断暴走したレッドの目的は立ち雛に隠された地図の場所にあるプレシャスだった。財団に逆らってまで一人で向かったレッドの行動に打たれた他の四人は、ダイボウケンのリミッターをはずし、スーパーダイボウケンへと合体をさせる。
 新しい合体、「スーパーダイボウケン」登場。これまで出た9台のゴーゴービーグルすべてが合体。おもちゃ的に結構面白そう。
 おばあちゃんの立ち雛は無事で、焼いたと見せたのはレッドのお芝居だった。これって地図は無意味になったからもうおばあちゃんに返してもいいんだよな? レッドの行動は自分ひとりで命令違反をすませようとしたからではなく、単に一人で宝探しをしたかったからと判明。いや、なんつーか、久々にまともにリーダーやってるレッドかと思ったらコレかい。(笑)

  カブト #14。内通者の容疑者を加賀美に絞った景山。しかし加賀美の携帯に細工をしたりと挙動がおかしい。そして殺されたシャドウ隊員の携帯に加賀美からの着信が残っていたことから、加賀美は内通者としてZECTに追われることに……
 うわ、景山ひでえ。ZECTって組織自体が構成員の生命軽視ではあるのだけど。これまで上司に恵まれなかったって言っても、これで本当に部下はついてくるのか? 追跡者から逃げてる加賀美の助けを無視した天道も、なんだかんだで本当の内通者に口封じされかけた加賀美を助けるのだけど、加賀美を捨て駒扱いした景山に不快な模様。加賀美も来週組織を離れて一人でワームを追う?

[アニメ] 牙#5とマイメロシャッフル#5

  牙-KIBA- #5「戒律の国」。ゼッドの友人のノアがネオトピアに転移。そこは一見穏やかな国だったが規律の違反者に対すて厳しい制裁がある国だった。そしてノアを助けてくれた恩人も……どうもノアもシャードに目覚める展開になるのかな? 予告を見る限り、暴走っぽい気が……

  マイメロシャッフル #5「仲間が見つかったらイイナ!」。行方不明の元仲間たちを探しにマリーランドへ行ったクロミ。クロミが心配でマイメロたちもマリーランドへ向かうのだが……
 まあ、ちょっといつものパターンを崩してるけど、前シリーズで投げっぱなしになってたクロミーズ5のメンバーたちのフォロー話。ダークパワーに仲間がいたってのは意外だが、やっぱ今回もダークパワーがらみの展開になるのかな? 今回のお助けキャラはクロミーズ5。毎回ウサミミ仮面とかの強烈なキャラを出すわけにはいかないけど、今回も結局ウサミミ仮面ネタは出してたなぁ。あと、伏線に使えそうな展開も幾つか。この辺、油断がならない番組だから。


2006年05月02日(火) 旧暦 [n年日記]

[読書] コラプシウム/ウィル・マッカーシィ

 ひでえ詐欺(笑)。表紙イラストと裏表紙のあらすじを見ると萌え萌え美少女が活躍するスペオペかと思ってしまいますが、嘘八百です。いや、あらすじは必ずしも嘘は書いてない(そういう場面はある)けど、本旨ではありません。編集部は一体何を考えてるんだか。
 舞台は様々な超技術が開発されたことにより不死も当然になった太陽系、主人公はその中の一つ「超物質」コラプシウムの発明者にして社会性欠如の変人、ブルーノ・ド・トワジ。彼の元に持ち込まれる、ソル女王国で起こったコラプシウムにまつわる太陽系の危機を解決し救っていくのだが、華麗とかとは程遠い。隠者然としたヒゲ面のおっさんが「社交だなんて面倒な事やりたくないんだ」とボヤきながらひらめきだけを頼りに解決してくんだから、絵面的には映えないことこの上ない。でもハードSF風味のあるスペオペ……っつーかそもそもスペオペってのは「科学知識」を盛り込んでのそれっぽい講釈とかがケレンのひとつだったので、これはある意味スペオペの正統後継者とも言える。
 まあ、やたらとスケールの大きい話とそこらへんの大ケレン、それと望まずして英雄に祭り上げられたいかにも人間臭いブルーノの悩みとが面白く読める、久々にSFらしいSF。だから余計にライトノベル読者層に間違ったアピールを持たそうとした表紙とあらすじの方向は×。

[その他] いや、別にどっちも真に受けすぎることはないのだけど

  ライシャワー東アジア研究所のケント・カルダー所長「隣国と対話できない日本は、米国にとっても役に立たない」朝日 )。素人目にもつっこみどころがあるってのはどうよ、ってなところだけども、まあ、米国側にしてみれば、って部分はあるのだろう。けど、 日米が協力して中国を国際社会のパートナーにしていこうという時に、日中首脳会談もままならない日本に対するいらだちがある。って、会談を一方的に拒否してるのは中国側ですけどね……
 で、一方、 日米軍事同盟強化…日本、北東アジア戦略拠点に中央日報 )って、あのー、いきなりいろいろ前提が崩れてるんですけど? 無論米国にとっては軍事周りと外交周り両面で日本が有用であることを望むだろうので全部間違いってことはないだろうけど、一つの衝突で 隣国と対話できない日本は、米国にとっても役に立たないは極論過ぎだろうねえ。米国内勢力の意見の対立もあるだろうし。

  ハンバーガーに人間の「指先」、調理人知らずにCNN )。The Texus Chainsaw Massacre2(悪魔のいけにえ2)?

  東京裁判「知らぬ」7割、20代では9割 本社世論調査朝日 )。意外っちゅーか、朝日も流石に出てしまった結果を捻じ曲げるわけにはいかなかったんだろうなぁ。個人的には「行こうが行くまいが信仰の自由」で、「中国韓国も騒げば対抗勢力の宣伝に使われるだけだろうになぁ」と思ってしまうのだが。しかしこのアンケートの対象者の「有識者」ってのは何を指してるのだろう?

  中日韓のコスプレ交流会、杭州で開催人民網 )。一体何なんだか。(元ネタがわからん格好がいくつか……)

  フジテレビ、「YouTube」的な動画投稿サイトに参入ITmedia )。やっぱ気になるのは YouTube を見る限り、著作権に侵害する動画の温床になることは想像に難くなく、それにフジテレビがどう対応するかだよなぁ。とてもじゃないがリソース的にuploadされたものが著作権を侵害するかを逐一チェックすることは不可能で、通報があったら削除とかになるのだろうけど、それとても追いつくとは……Youtubeにもそういった著作権侵害のコンテンツばかりではなく自主制作のバカ映像とか、おそらく本来の趣旨のものもたくさんあるんだけどねえ。(人に教えて貰った 陽気なカントリーミュージックをBGMに、RPG-7で漁をするアフガン兵士 とかが笑えた)

[アニメ] ディスガイア#1とxxxHOLIC#1

 ちょー手抜きで。
  魔界戦記ディスガイア #1「眠れるゴミ捨て場の王子」。日本一ソフトウェアのやりこみ系シミュレーションゲームのアニメ化。原作未プレイ。なんだかかわいらしいキャラが殺すだのなんだのそれなりにえげつないことを言いつつバタバタしながら魔王復帰を目指す? ん〜、どうだろう。見たところわりと定番の域を脱しない印象は免れ得ない。既に放映している地区での感想を見ると、その印象は覆らないような気も……もうちょい「愛マニア」のフロンと魔界の王子ラハールのキャラが掘り下げられればなぁ。

  xxxHOLIC (ホリック)#1「ヒツゼン」。まー原作通りの第一話。不思議なものが見える四月一日(ワタヌキ)君尋が、なんでも願いを叶える店の店主壱原侑子と出会うまで。勧善懲悪では全然なくって異なる理を持つ世界との接点を持った主人公(巻き込まれ型被害者)が「こちら側」から見れば道理に合わないそれに触れてくって感じで、CLAMP原作では一番個人的に馴染む話かも。まあ、安定感はある作り。監督が水島努氏ってのがちょっと意外だったが。
 それにしてもやっぱり手足が異様に細くて長いね、キャラの。


2006年05月03日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 副交感神経刺激

 実家に帰った時、食後に生姜湯を付き合って飲まされたのだけど、これが無茶苦茶効いた。どう効いたかというと、まず眠くなる。食後だから血糖値が上がってるし酒も飲みながらなのでそれもあるのだけど、そんな問題じゃないくらい眠い。ごろっと横になってると何の抵抗感もなく眠れてしまう。もう一つの作用は消化器系。胃腸の働きが妙に活発になるのが実感できる。
 って、これってモロ副交感神経系の刺激による作用じゃん! と調べると、しょうがの副交感神経刺激作用は良く知られているものらしい。 *1 ジンゲロン、ショウガオールなどの成分もあるけど、基本的にしょうがの苦味と辛味と酸味に対し身体が忌避反応を示し、反射で副交感神経系を励起するらしい。 手っ取り早く身体の調子を整えるにはいいかな? 胃腸の調子が悪いときには要注意だけど。

  NECを会社丸ごと「偽造」、中国で発覚Y!hl )。中国らしいにもほどがある事件。会社ごと偽造して調達業務などまでしてたってんだから……中国としてはこういう事件は中国ブランドの確立にとって頭が痛い部分もあるだろうなぁ。

  中国、急転「日本と関係改善」朝鮮日報 )。日中関係には下手な日本人よりよほど敏感なことのある韓国メディアだけども、こんなニュースもあるそうで。指摘されて私も気がついたのだけど、実際のところ、靖国云々とかは政府外交部からの発信で、共産党自体は注意深くそういった具体的な批難はしてないのだよね。それで外交部が方向修正を示してきたってことは、結構大きなことかもしれない。中国国内世論を考えれば急速かつ大幅な方向修正はまあありえないけど。

  「デジタル音楽の売り上げ搾取」でアーティストがSony Musicを提訴ITmedia )。チープ・トリックとオールマン・ブラザーズ・バンドっすか。大物じゃないですか。70セント中4.5セントってことは、6.4%程度? 書籍の印税が大体最大10%ってことなので、これは大物バンドとしてはプライドにも関わるかもなぁ。ただ、30%って計算は妥当なのかな? ちと計算がようわからんのだけど……
 まあ、 倖田來未の年収はあゆの200分の1?excite )とか、売れっ子なのに年収150万円とかちょっと信じがたい話もあって(ちょっと細かい契約約款は知らないけど)、全般的に音楽業界はアーティストを消費材と考えてるんじゃないかって思えてしまう部分もあるので、体質改善のきっかけの一つになってくれるといいなぁ、とあまり期待してもいないことを言ってみる。

  憲法9条「変える」43%、「変えぬ」42% 世論調査朝日 )。改憲賛成43%、反対42%ってのは憲法9条について。改憲全体では、55%と32%。数字の差の原因とかはちと気になるが、まあそれよか過去からの推移を知りたかったかな……
 自衛隊を軍隊と位置づけるべきかどうかってのは自衛隊幹部からも「議論や移行に使うリソースと時間が莫大なものになる上、現代では現行の自衛隊の方が都合の良いことも多い」って意見も出てるそうで、どちらにもメリット・デメリットはありそう。現実的な路線では自衛隊の活動がしやすいように文面を若干変える、くらいかなぁ。

 NHK-FMでやってる「 今日は一日アニソン三昧 」を聞いてたら小山茉美氏の「ラブ・ラブ・ミンキーモモ」が……ああ、歌声はこの頃でもバラライカの姐御に近いや。声質が変わったってことでもないのだな。
*1: 一般的には交感神経系は内臓や内分泌系の働きを促進させ副交感神経はその逆だけど、消化器の場合は副交感神経系の刺激により活発化される。

[アニメ] まじぽか#5

  錬金3級まじかる?ぽか〜ん #5「脱力の呪文は海水浴」「恋の呪文は海水浴」。初の続き物。って、続きってえのか、これ? 前半は海水浴に来た三人だが、台風直撃で泳ぐどころではない。天気予報も見ずに予定を立てたゆうまに非難集中。ゆうまはしぶしぶ魔法で天気を晴れにしようとするがゆうまの魔法があてになるわけがなく……そりゃ旅館の畳や風呂のタイルにビーチパラソル立てたら怒られるだろう。w ゆうまの常識の欠如は諦めたが、他の三人もかなり常識がないなぁ。しかし鉄子、どうやって泳ぐのかと思ったら潜水装備……
 後半は一転晴れた翌日、いい男を捜す四人だが、そうそう上手い話があるわけもなくウサ晴らしに泳ぎに出る。が、海上のいがみ合いでお互いの浮き輪を破っておぼれかけたところを、人魚のプリンセスに救われる。聞けば彼女は人間に恋をしてしまい、それに悩んでいるという。助けて貰ったお礼にと、四人は彼女の恋の成就を手助けしようとするのだが……相変わらずチームワークも義理人情も欠片もない四人。まあ、人魚姫も人魚姫なんだが。お約束のオチもこうやって複数畳み掛けられると予測する前にぽか〜んとするなぁ。ところでパキラは流れ水は渡れるのか?
 エンディングはゆうまバージョンののみこカバーバージョン。


2006年05月04日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国の本に釣られてみる

 引用が多めになるのでご容赦。
  「戦争の飢えを日本軍が救った」中国の作家が異色ルポ読売 )。件の本は2001年に中国で発刊された「温故一九四二」というもの。作者が戦時中大旱魃に伴う凶作により飢餓に陥った河南省の当時を訪ね歩くルポタージュらしい。で、その中で中国政府(国民党)が住民を見捨てたのに対し、当時その地に進軍していた日本軍が救済に軍糧を放出した、という話があるらしく、そのことが中国でも発表当時話題になったとか。
 が、2ch 東アジアNews+板当該スレ にこの本の日本語訳を読んだという方の報告が挙がっている( 362レス目 )。それを全文引用する。
結論から言うと、別に日本軍を持ち上げるような美談仕立ての本ではない。
内容は「河南省で旱魃があった時に日本軍が食糧をくれた」という話を聞いた作者が
当時の様子を知る人を尋ね歩いて事実を知ろうとする過程を書いたもので、
証言から農民の困窮を救う気の全くない為政者(国民党)の姿勢があぶり出される。

日本軍の話はラストにちょろっと出てくるだけ。比重としては全体の3〜5%ぐらい。
それも「飢えた農民を見兼ねた日本軍が食糧を供出してくれた」じゃなくて、
「政府に見捨てられた農民に食糧を与えて日本軍シンパにしようとした」というトーン。
この部分について、「日本軍は卑怯」とか「農民は売国」とかの非難はしていない。
日本軍が農民を取り込もうとするのは作戦として妥当だし、
農民が日本軍に靡くのは政府が責任を果たさないんだから仕方ないって感じ。

「日本軍が食糧をくれて農民を救った」ってコピーは本書の紹介として間違いではない。
が、この本を売るためにはこれ以上ないキャッチーなものだとは思うが、
半面必要以上に日本軍がフォーカスされて内容を誤解させるものでもあると思う。
日本軍は添え物で、「農民などどうなろうが知ったことではない中央」が本筋です。
だそうで、(表面上は少なくとも)国民党批難、庶民肯定の本のようで、日本軍の行動についても特に賞賛も否定もなく、かなり客観的な考察をしているようです。
 で、更に面白いのが東亜News+のスレ。読売の記事が日本軍賞賛の本であるかのように取られかねない書かれ方をしているので、著者の身が危ないとか(ま、冗談半分でしょうが)、中国による日本懐柔工作の一貫じゃないかとかたわいもないレスも多いですが、日本軍関連のエピソードが挙げられてるのが興味深い。板とスレの性質上、肯定的評価のできる行為(ただし内容が本当かは各々確認要)が多いけども、ちょっと面白いと思ったのが このレス
>一つの例として、日本が占領していた都市と、占領日本軍の連隊所在地の
>都市とが、戦後姉妹都市となった例もあるという。

宇都宮とチチハルが姉妹都市になってるのってこれが縁だったのか?
第十四師団(宇都宮)がチチハルに駐屯してたと聞くし。
 調べてみると確かに宇都宮市とチチハルは友好都市(姉妹都市ではないよう)で、1984年に提携している。また第十四師団はチチハルに駐留したのも事実で、第十四師団が宇都宮出身者で編成されていたのも事実らしい。へ〜、と思わず感心。
 当時の日本軍の支那進駐と現在の米軍(多国籍軍)のイラク進駐とで対応させられる部分がけっこうある、って意見も興味深い。

[アニメ] ウィッチブレイド#5とRAY#5

  ウィッチブレイド #5「探」。NSWFのクローンブレードを装着した「ネオジーン」たちと接触した雅音は、導示重工とNSWFの対立を聞かされる。児童福祉局がウィッチブレイドの適格者を探すための隠れ蓑であると聞かされ、雅音はNSWFに反感を抱く。そして雅音はマリ子の雑居ビルでの新生活を始めるが、あらたなエクスコンの出現の報を受け、撃退する。しかしそこにウィッチブレイド回収を目的としたNSWFの都築栞が現れ、雅音を挑発する。そしてその現場を、雑居ビルの住人であるフリールポライターの斗沢が目撃していた。
 いよいよ仮面ライダー龍騎だ。w 六年前までウィッチブレイドについて提携していた導示とNSWFは大震災を契機にその関係を解消、表立っては反目していないが、裏では対立の種を温めていたのだろう。導示もエクスコンの逃走を意図的に行ったかはともかく、放置させておいたのはウィッチブレイドの発見とその確保(手元に置いておくための方便)ってのはありそう。「局長が折れるところを始めてみた」と言われた鷹山の態度も、それを織り込み済みなのだろう。「ハゲるぞ」呼ばわりまでされるとは思わなかっただろうが。って、慈善パーティで育毛剤会社の社長を紹介された時の微妙な表情を見ると、実は本人も気にしてた?
 フリールポライターの斗沢は梨穂子の頼みとは別に第一話の破壊された留置所で見た異形の人影を追って雅音に食らいつくが、早々に「ウィッチブレイド=雅音」と知ってしまったよう。でかいネタを求めてたけどそれが身近な人間で、しかも一介のルポライターの手に負えるネタではないと気付いた時に、どういうポジションになるのかなぁ。雅音の名前を紹介されて(まず胸を見て)「マサ ムネ ?」と妙なあだ名を付けたりしてたけど(笑)。
 しかしあの雑居ビル、マリ子含めて6組しか部屋がないのか? しかも全員個人借主? 地理条件もあるだろうけど、やっぱまともに会社に貸す気ないんじゃないかなぁ、マリ子さん……もう一つの謎は「ウチには合うサイズがありません」と断られた雅音のサイズかな?(どこの、とは聞かない)

  RAY THE ANIMATION #5「成り代わり」。なんつーか、相変わらず無茶な奇病だ。それも今回二本立て(笑)。人体内で種子が発芽した、って話とか、傷口から入り込んだフジツボがって話は昔からあるが、あまりに原型から離れすぎてて……ある意味それが愉快痛快。つか、木の伐採と関係があると気付いたんだったらまず作業止めさせろよ。それと緊急時だったとは言え、女子高生時代の零の行為は流石に違法性を問われたりしなかったんだろうか……

[アニメ] アニメ版「涼宮ハルヒ」のこと

  whiteさんとこ のネタ振りに釣られて。
 正直、涼宮ハルヒが人気の割には同人ジャンルにどうしてならないのかってのは興味ない(つか、単純に同人をできるような「IF」の余地を排除した作りにしてるからだと思うが)のだけど、テレビシリーズ(流石に1クールでしょ……)は恐らく「憂鬱」のクライマックスを最後にして、間に続刊のエピソードを時系列を無視して差し挟んでく形だろう。って、時系列は入れ替えてるけど予告でハルヒが間違えて言ってる話数が多分時系列順なのだよね。で、孤島症候群(前編)が(アニメ版では)9番目のエピソード。10番目は多分同後編。恐らくOPとEDを見る限り(それとシリーズの安定感を増すことを考えても)「笹の葉」のエピソードは入る。で、草野球が「第7話(7番目のエピソード)」と言ってるから入るとしたら8番目。
 1クールだと仮定すると(あのクォリティでそれ以上は無理でしょ……)、「朝比奈ミクルの冒険」で11〜13(12?)番目のうちの一話は既に埋まってる。撮影エピソードも多分入る。そうすると残りはあっても一話分。いずれにしても「消失」を差し挟むのは不可能(撮影エピソードを省いたとしても2話で消失やるのはまず無理っしょ)。このけったいな構成の意味を考えても本当に意味不明でけったいになるから多分やらない。もし余裕があれば突っ込みそうなのは「エンドレスエイト」か。
 で、これで1クール最後のエピソードまでは埋まるので、4〜6で「憂鬱」の残りを消化、でしょうな。
 もし2期目があるとしたら「消失」を軸に据えることになるだろうけど、今回のアニメ化ではおそらくこんなもの。ただ、気になるのはEDに冬のシーンが入ってることだが、まあ、フェイクの可能性があるしなあ。あ、あと消失をクライマックスに持ってくると長門がヒロインになってしまうんだ。


2006年05月07日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 復帰

 二日ほど更新がありませんでしたが今日から復帰します。でも疲れたから本格復帰は明日からで(今日からじゃないじゃん)。


2006年05月08日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 曽我町子氏訃報

  「オバQ」初代声優、女優の曽我町子さん死去朝日 )。我々くらいの世代になると強いのはオバQというより魔女パンドーラやへドリアン女王の御姿だったりする。パワーレンジャー(アメリカ放映版スーパー戦隊シリーズ)でのインタビューで追加撮影分のことを嬉々として語っていたり、最近では「 宇宙刑事魂 」発売記念のインタビューで、ゲームに歌まで吹き込んだことをはしゃいだ様子で語っておられたのが印象に残ってる。特に後者のインタビューは掲載されたのがほんの先日だったので、なおのことその印象との落差に打ちのめされた。
 本当にお悔やみを申し上げます。ジャンルを限定することもないのだろうが、これからももっとたくさんの特撮番組に出ていただきたかった……

[特撮] ボウケンジャー#12とカブト#15

  ボウケンジャー #12「ハーメルンの笛」はチームを支えるしっかり者のサブリーダー、ボウケンピンクことさくらがメイン。あくまで冷静に、仲間のピンチにも慌てることなく計算を立てて行動するピンクに、イエローは不信感を抱き、その指示に従わず、結果レッドは倒れブルーとブラックはつかまり、ボウケンジャーはピンチに陥る。って、でもどう見ても助けに行くさくら姐さんも無謀です。本当にありがとうございました。アクセルラーが壊され変身できないのにブルーとブラックを助けに行くイエローのピンチに、ピンクが重装備で駆けつけるシーンはどっちかというと思わず噴出してしまった。「昔の伝手」って、どんな伝手やねん……自衛隊にマッコイ爺さんは多分いないと思うが。ピンクは「元自衛官」って設定だけど、年齢は何歳の設定なんだろう……中の人よりは年上の設定だよな、多分。

  カブト #15。前回影山に囮として使い捨てされそうになった加賀美はZECTに不信を抱き、休職願いを提出する。一人でワームを駆除し、自分は何も出来ない奴ではないと自分に証明しようとするのだが……それより、モロ師岡演じるワームの被害者(?)の医者のインパクトが強すぎて……とか言いつつ、岬が「アルティメットメイクアップ!」されて妙に至福の表情を浮かべてるのもうけた。その岬は風間にモデルになることを交換条件に加賀美を陰からフォローすることを依頼。あっさりと承諾(平伏)する風間。こいつ、筋金入りのアホだ。天道は天道で風間のメイクにいつになく敵愾心を燃やし、ヘアメイクで対抗。そういえばスクラッチの当たりが出なかったからと延々スクラッチをやり続けたことがあったっけな……無茶苦茶負けず嫌い?
 その天道は岬からの加賀美を手伝って欲しいと言う依頼を断ったばかりか、何故かザビーの装着者である影山を差し置いてシャドーの隊長に……いや、なんとなく考えてることはわからんではないけど、無茶すぎな展開だ(笑)。この番組、毎回の登場人物の無茶なシチュエーションとか展開を楽しめばいいんだな。うん。


2006年05月09日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] PS3価格発表。だけど……

  やっとすべてを発表できた――SCE久夛良木健氏プレスイベント直後インタビューITmedia GAMES )。具体的なスペックや価格帯が発表されたわけだけども、それよりかは、
例えば、高級なレストランで食事をした時の代金と、社員食堂での食事の代金を比べるのはナンセンスですよね? これは極端な例ですが、まさにそういうことなのです。そのゲーム機で何ができるか、というのが問題なのです。
という言葉が気になる。「極端な例ですが」とは言ってるものの、素人目にもちょっと不安になってくる。確かにMPUであるCellなど、「すごいなぁ」と思える技術もあるし、ゲーム端末としてのスペックも高そう。が、「何が作れるか」という点においては、具体的なビジョンが見えてこない。「どんなものが出来るか」の予想は出来る。これまで発表された対応ゲームのデモなどから推測はできる。が、それはあくまで「これまでのゲーム進化の延長線上」のものだ。それが行き詰まってきている(正確には進歩に注ぐ労力とプレイヤーに対する効果が線形ではない、段々落ちてきている)から、どうするか、という話なのだが。どうも基本的にスペックの数値の増加でそれを乗り越えられる、と単純に考えているふしがある。その点ではやはり任天堂は大したもので、単純にスペックの数値の増加ではなく、「新しく何を付け加えられるか」を考えている。それが見えないんだよなぁ……なんだか「地上波デジタル化」と同じ、独り善がりな夢を見ているようにも思える。
 もっとも高い能力を持つ機械であることは間違いないので、私の懸念などものともせず普及する可能性は勿論ある。ただ、その場合「社員食堂ではなく高級レストラン」などと言ってられるのだろうか? 高級レストランのメシを日常的に食ってる人などそうはいない。常日頃に必要とされるものを提供できない、といった事態に陥ることも十分ありうる。
 率直に言えば、何より漂う傲慢さが鼻につく、ということなのだが。

  割りばし:輸入先・中国が生産制限 弁当業界などに影響毎日 )。確かに中国における砂漠化はよく聞く話だが……まあ、無計画と言うかなんと言うか。

  「平和憲法を守ろう」大津でビラ配り訴え朝日滋賀 )。
同会事務局長の稲村守さん(53)は「戦争を経験した世代には今の状況に危機感を感じている人も多いが、若者は関心のある人とない人が二極化している」と話した。
 多分ソレって二極化とかじゃないと思うなぁ……主義主張にそもそも賛同しないがそれをおいといても、「今の世間にどう理解してもらうか」というアプローチがまったく欠けており、過去の行動を無反省に繰り返してるだけに見える。他人に問題の原因を求めてるだけじゃダメでしょ。

  「中学生はこれを読め」 書店主が推薦リスト、全国波及朝日 )。リストを見る限り、個人的には「ふ〜ん、悪くないんじゃない?」くらいかなぁ。私の場合、小学校中学校時代は、むさぼるように本を読んだ。小学校の場合は図書室の本は読み尽くし、町営の図書館も児童向けやもうちょっと背伸びしたものも端から読んでた。中学時代は、流石に図書室の冊数も増えて端から全部、ということはしなかったが、それでもかなり読んだ。だから、私には中学時代に何を読むべきか、ということはよくわからない。高校時代に一体普通は何を読むものだろうと思って友人に端から聞いてみたが、かなりの率、恐らく4割くらいは「娯楽として本を読む」という習慣がなかった。それ以外も娯楽としてのパーセンテージは高くない人が多かった。つまりは、割と昔からそんなものだった、ということだろう。
 まあそれはそうと、気持ちは理解できるしどちらかと言えば賛同なので これ読め のサイトをリンクしておく。

[マンガ][その他] そういえば買ったもの

 買ったけど書いてなかったもの。
 ・ STEEL BALL RUN(8)/荒木飛呂彦
 ・ カムナガラ(10)(最終巻)/やまむらはじめ
 ・ SPEED GRAPHER(2)/ともぞ
 他にあったかな? あったかも。

 WBSでCD生産額が数年ぶりに上向いたことが取り上げられていたが、のっけにいきなりアニソン。TM Revolutionが出ていたが、流石自身もオタクだけあってファン心理に気を遣ったコメントをしていた。もっともアニソンによる音楽プロモーションだけがCDの売り上げ増につながったって話ではなく、その後ネット配信の戦略の話などが出たり、CD生産額上昇の話を枕にしての音楽業界の新しいビジネスモデルの紹介の話だったよう。

[アニメ] ガーゴイル#4とホスト部#4といぬかみ#5と涼宮ハルヒ#5

 まあ、できるだけ簡単に。
  吉永さん家のガーゴイル #5「鏡に映らない心」。梨々の身体を治すのにガーゴイルの中の賢者の石が必要と言われた百色はガーゴイルと対決するが、当然ハミルトンの罠。ガーゴイルのピンチに東宮に命令されたケルプがガーゴイルの加勢に現れる。東宮は実の娘も罠に使うハミルトンのやり口が見過ごせなかったよう。ハミルトンって、この番組では初の悪役らしい悪役か。と、梨々まで納得づくでハミルトンの罠に利用されていたってのがかなりショック。親はどんな親でも親、ってことか。でも、それで終わらないのがこの番組ってことか。今のところ鈴木行×吉岡たかをコンビと原作の相乗効果は良好みたい。
 しかしこの番組、略称が付けにくいな……

  ホスト部 #5「女子マネージャー襲来」。ゲームオタクでありなおかつ思い込みで暴走する迷惑娘登場。って、パリの邸宅から飛び出したと思ったらそのまま窓から飛行機が飛び立つのが見えるってのはすごい演出だな(笑)。相変わらずいいノリしてます。悪乗りでキャラクター設定変更もありがちな設定ばかりでしかもツボをくすぐる変さだ(笑)。でも、この娘ってオタクか? ちょっと違うような。

  いぬかみ #5「啓太とようこっ!」。啓太とようこの馴れ初めエピソード。なんで啓太がチョーカー(首輪?)つけてるのかと思ったら、そういうことなのね。どたばたした割にすんなり二人の契約は行われるわけだけども、啓太が忘れてるけど二人は既に出会ってた? ようこが啓太に拘る理由もその辺か。
 それにしても犬神なのに犬が苦手って変なの、と思って(まあ、別に犬神は犬ってことでもないのだが)調べたら、ネタバレによると ようこは元々犬神ではなく大妖狐の娘だそうで、それなら納得。でもそれって タイトルに偽りアリだよなぁ。

  涼宮ハルヒ #5「涼宮ハルヒの憂鬱III」。いい加減「すずしいみや」と打つのが面倒になってきた。単語登録しろって? いや、それも面倒で。SOS団のメンバー3人の正体と、ハルヒがなにやら世界を揺るがす特別な存在であるらしいことが明らかに。って、単にめいめいがそう言ってるだけだから電波が三人に迷惑娘が一人いるだけなのと変わらないのだよな、今のところ。まともそう(?)に見えたみくるも自称未来人だし。「これって本当なの?」というところで、次回はまた話が飛んで「孤島症候群(前編)」。すげー飛び方。
 町に不思議を探しにSOS団を率いて出たハルヒが、キョンが自分以外の女の子とばかりくじで組むことになるのに明らかに嫉妬してるのが、原作より露骨な気が。やはり「笹の葉ラプソディ」やらないとおかしくなるよなぁ。って、次々回(#7)は「ミステリックサイン」だとか。孤島症候群もすっとばしかい。ってか、なんでミステリックサインなんだ??? この選択基準はちょっとよくわからない。


2006年05月10日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] もろもろ

  愛・蔵太の少し調べて書く日記 より フジテレビ深夜アニメにおける迷走劇のデータ集 。ここまで詳細に分析してるのを見ると、「すげー」と思うと同時に、一期と二期でフジから他局へ移った番組もかなりあるのを見て、フジが「ノイタミナ」とかとアニメに力を入れてるポーズを取るのは、その辺の事情もあるんではないかと思ったりする。

 2ch 東アジアニュース板眠りから醒めた旧日本軍兵器引継書 スレ。遺棄化学兵器の問題は政治的に絡み取られてる部分もあるのでこれが発見されたからと即処理費打ち切りとかとはならんだろうけど、中国にいいようにやられてたってことは多少は認知されるんじゃないかなぁ。
 別に「中国、トンデモナイ!」ってことじゃなく、ちっとはまともに外交でやりあえるようになってくれってことなんですが。

  テレビ東京に人骨?送られる 番組放送時間変更に抗議産経 )。豆乳吹いた! 犯人は、オタクの可能性が結構高いよなぁ……「フィギュア萌え族」とかの話じゃなくって。いや、確かにテレビ東京が放送時間延長で深夜の放送時間をずらすって滅多にないけどさ。そのくらいで遺骨をそんなことに使われた方があまりに……

  肩ひもにコウノトリ、カップにおばあさん 少子化対策ブラ登場産経 )。なんなんだかなぁ……

[アニメ] まじぽか#6とブラクラ#5

  まじぽか #6「再生の呪文は地獄探訪」「癒しの呪文は公園デビュー」。前半、いきなり死んで地獄送りになるゆうま。ゆうまを地獄送りにする閻魔がなぜかDr.K子だったり、獄卒がりる、パキラ、鉄子だったり……でも自分から賽の河原の石を崩したり、釜茹での刑もどうせ死なないからと開き直ったりと、獄卒の方が仕事に自信を失くすはめに。挙句天国送りになるけど、何もすることがなく生き返る、ってなんじゃそらw。お約束の話のはずなのに、まじぽかがやるとどっかずれてる。投げやりなラストもゆるゆる。
 後半は公園で魔法を披露するゆうまだけど、あまりに微妙すぎる魔法の効果に、誰もちゃんと見てくれない。で、その演目で唯一受けたのが……微妙すぎる魔法が妙にじわじわとツボにはまってくるけど、個人的にはパンチラ落ちは……後半は作画が妙に落ちているのも気になる。まあ、仕方ないことではあるのだが、高いクォリティでしょーもないことをやってるってのがツボの一つなので。

  BLACK LAGOON #5「Eagle Hunting and Hunting Eagles」。潜水艦の中に残されたヒトラーの絵の回収に向かったレヴィとロック。ところが同じ絵を狙うネオナチ集団と出くわし、絵を奪われてしまう。絵を取り戻そうとするレヴィだが……
 ちとドイツ軍人の話がくさいかなぁ、と思ってたのだけど(これは原作時から)、見所はむしろ潜水艦内で墓場泥棒をするレヴィにそれを受け入れられないロックと、生まれも育ちもまったく違う二人の間の溝がはっきりしていく過程。あと一回あるけど、このエピソードではそれは解決されないで、次のエピソードに持ち越し、かな?

[アニメ] SPEED GRAPHER#1〜4

 変態フェチ超能力バトルアニメということは聞いていた SPEED GRAPHER だけども、「ウィッチブレイドを見てSPEED GRAPHER2かと思った(けど全然似てなかった)」とか言われてるのを見たり、「好みそう」と言われて気になったので、近所のレンタル屋に全巻あるのを確認してレンタル。
 あらすじを説明すると――大企業コングロマリッドである天王洲グループが主催しているという秘密の地下クラブをスクープしようと追っていたカメラマンである主人公の雑賀は、潜入した秘密クラブでオカルトじみた儀式を目撃してしまう。その儀式の中心である少女の姿に心を奪われた雑賀は思わずシャッターを切るが、そのために見つかり、始末されそうになる。が、突如少女が殺されようとする雑賀にキスをすると、雑賀の身体に異変が起こる。何故か彼がカメラを向けてシャッターを切ったものは爆発するという能力「写殺」に目覚めてしまう。「連れて逃げて」と言う少女と共にクラブから逃げた雑賀だが、少女は秘密クラブのことも儀式のことも何も覚えていなかった。それどころか、少女の正体は天王洲グループ総裁・天王洲神泉の一人娘・神楽だった。自分の身に何が起きたのかを知るために、天王洲グループと秘密クラブのことを調べようとする雑賀だが、そんな彼らを、雑賀を始末し神楽を取り戻すために雑賀と同じように自らの欲望に沿った能力に目覚めた怪人「ユーフォリア」の一人、ゴム人間の白金が襲い掛かる。
 いや、ホームページとか見てもどんな話か要領がつかめないんだもの。一応コミック版はちらちらと目を通してたのだけど。
 要は、謎の組織の鍵を握る少女を連れて逃走する、過去を持ったしょぼくれた男に、その組織からの刺客が襲い掛かるって形なのだけど、神楽は大企業総帥の娘にも関わらず母親から虐待を加えられていたり、怪人を生み出す秘密クラブを取り仕切り何事かを企んでいるのは神泉の部下の水天宮だけども、神泉はユーフォリアのことも神楽がそれに関わらされてることも知らなかったりと、ちょっと人間関係が込み入ってる。その分襲ってくる敵はわりと単純なのだけど、コミック版の方は小金井夫人は主人を水天宮に謀殺された復讐をしようとしてクラブを裏切ってたり、ゴム人間の白金は小金井の愛人だったりと敵方の人間関係も入り組んでたりする。
 OPがデュラン・デュランの曲(「グラビアの少女」)だったりという辺りもびっくりだったりするけど。つか、A野氏が関東で放映時に見ていた理由が最初の敵見て納得行った。だってラバーフェチのゴム人間なんだもの。
 まだ話にはそれほど関わっていない銃器マニアのはぐれすぎ刑事・銀座ひばりも今後活躍するか楽しみ。
 東海圏では放映したなかったのが残念だなぁ。レンタルに全話並んでるから順次見ていこう。
 ちなみにアニメでは四話目であっさり倒される白金だけども、コミックではもうちょっと見せ場があります。w


2006年05月11日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] オサレ鬼太郎

  ウエンツ&大泉で「鬼太郎」実写化産経スポーツ )。二十歳の鬼太郎(それも美少年)ってのはどうなんだろう? 大昔「月曜ドラマランド」枠で実写化したときは、ねずみ男に竹中直人、子泣き爺に赤星昇一郎、砂かけ婆が由利徹という、はまり役とは言い切れないながらももう存在自体が妖怪みたいな怪優揃いであって楽しめたのだけど。まあ、原作のとぼけたようでいて厭世的な雰囲気を再現するのが目的ではないようだから、お手並み拝見、というところか。しかし記事にある写真はどことなくCASSERNっぽい……
(どうせなら脚本(脚本原案でも可)は京極夏彦キボンヌ)

  中国、苦肉の対日軟化 外相会談再開合意 日米関係強固さ背景産経 )。まあ、現在の日米中関係がどうか、ってのはちと異論もあるが、中国が対日政策を修正してきてる、ってのは、多分そうなのかなぁと思える。表に出てない部分は知りようがないが。ただ、問題は落としどころなのだよね。各国のバランスを伺いつつ、適当なところで決着をつけられるか、というか、そういう腹芸ができるかどうか。

  「犬肉が大好物」デンマークのヘンリク殿下 愛犬家…国民に衝撃北海道新聞 )。食うなとは言わないけど、ヨーロッパじゃ抵抗感強いだろうね……犬の肉は食べたことはないのだけど、味を「アヒル」に喩えるのはまだしも、「ウナギ」ってのがよくわからない……

  山口組最武闘派暴力団トップ後藤組長逮捕日スポ )。普段はこの手のニュースは興味の対象外、というか興味はあっても(よくわからないので)あまり取り上げないのだけど、そう言えば堀江元ライブドア社長が逮捕されたときに後藤組とのつながりが噂されてたっけなってのを思い出したので、関係してるのかな、というのがちょっと気になった。

  子どもの『ゲーム脳』共同研究提案へ 知事、首都圏サミットで東京新聞 )。なんともビミョーかな? テレビゲームが発展途上の子供に影響がないか、と言われると、まあ、多分あるんだろうね。ただし、それがどのような影響か、どの程度の影響か、ということについては記事にもある通り、「 子どもが切れやすくなっているといわれるが、テレビゲームなど映像の影響なのか、母親などとのコミュニケーション不足なのか、原因が分からない」という文科省基盤政策課のコメントが現状だろう。で、どの辺が知事の発言の出所かというと、 Wikipediaによると 、「 岡田尊司『脳内汚染』に感銘を受け」とあるので、その辺だろう。個人的推測だが、保守系の政治家らしいのでビデオゲームに対する抵抗感が強いところでその気分に合致する補強を科学的っぽい事で書かれたので感銘してしまった、というところだろうか。

[アニメ] ウィッチブレイド#6とRAY#6

  ウィッチブレイド #6「変」。よくよく考えればこれも略しにくいタイトルだ。「ウィチブレ」? 「ウィブレ」? それとも「チブレ」? ウィッチブレイドのコピー・クローンブレイドを装着したNSWFの栞に襲われる雅音。戦いなれた栞相手に危機に陥るが、導示重工のスタッフたちにより辛くも助け出される。傷を負った雅音はNSWFの手の届かない、洋上の鷹山のクルーザーで静養することに。栞を後一歩まで追い詰めた栞も怪我を負い病院に収容されるが、傷の修復が遅れていることを蘇峰は怪訝に思う。実際、栞の精神にもクローンブレードの変調の影響が出始めていた。一方雅音と栞の戦いを目撃してしまった斗沢は、雅音の秘密がスクープになると踏んで、雅音とそのバックにある組織について調べ始める。
 実は今回最もイカシてたのは導示重工のバックアップスタッフですた。恐らく圧倒的戦力差のあるであろうクローンブレード相手に特殊装甲のバンで突っ込み雅音を回収、応急処置を取ると共に追撃してくる栞をあの手この手で振り払う。いやいや、単なるやられ役でないプロの仕事っぷりでいいなぁ。栞も空を飛べるんじゃなくってぴょんぴょん飛び跳ねながら追ってくるのが拘りか。
 気絶してる間に洋上に連れ出され養生(洒落か?)させられてた雅音は一晩で回復。目が覚めるととにかく食いまくる。ルパンもびっくり。あの栄養は全部胸に行くのかねえ。でも、ひとしきり文句だけは言う雅音。弱みを見せまいとの虚勢もあるのだろうけど、可愛くってしょうがない。文句を言っては見たけども、落ち着いてどこか憂いのある鷹山を、洋上の雰囲気もあってか雅音も「男」として見始める。が、鷹山とNSWFの蘇峰玲奈が一緒に写った写真を見る。鷹山と蘇峰、ひいては導示とNSWFの関係に気付くのかどうか。能天気だから気付かんかもなぁ。しかし手当てをしたのが瀬川さんだったり、導示側って基本的に雅音を「モノ」「備品」扱いだよな。
 ちょっと人間関係が変化し始めた導示側に対し、NSWFでは栞が暴走をし始めたりと、クローンブレイドとウィッチブレイドの危険性に繋がる展開に?
 斗沢はウィッチブレイドの存在に気付き始めるが、同じビルに住んでるのに雅音との関係は展開せず。ビル住人と打ち解け始めた梨穂子も斗沢は警戒してるみたいだから、男女の仲に進展、はないのかな?

  RAY #5「贈りもの」。相変わらず珍病奇病オンパレード状態。まあ、生体磁石とか実際に存在するものを元にハッタリかましてるのでSF(のようなもの)だと思えばそれもまた楽し。もっとも老化のプロセスとどう関わるのかは全然わけわかんなかったけど。どうでもいいけど零と赤リボンとかと白い部屋関係の人物の年齢関係がイマイチようわからん……

[アニメ] ホスト部#5と吉永さん家のガーゴイル#5

  ホスト部 #5「双子ケンカする」。ホスト部では妖しい近親相姦的雰囲気をかもし出すことをウリにしている、いたずら好きの光・馨の双子兄弟。ところが二人がささいなことで初めての兄弟喧嘩を始めてしまう。しばらくは放っておいたホスト部の面々だが、段々エスカレートしてオカルト部の呪いのアイテムまで持ち出すに至り、ついにハルヒがキれる。
 暇を持て余し協力しては他人をからかってる二人が、「どっちがより性格が悪いか」で口論、ウリにしていたシンメトリーもやめていがみ合う。兄弟喧嘩のひとつもした方が健全と静観していたハルヒたちだが、エスカレートしていく二人に段々不安になっていき……でも、実は二人の喧嘩には裏がありました、というお話。上手いこと落差作ってるなぁ。でも、お客の女の子にも見破れない二人の違いをハルヒは一発で見破ったりと、双子のフラグイベントでもあったのかな。ところでハルヒの家ってどんなんなんだろう?

  吉永さん家のガーゴイル #5「山の歌声」。イヨの作った「植物の言葉がわかるようになるヘルメット」の実験に無理矢理付き合わされる双葉。ところが事故でヘルメットが脱げなくなってしまい、しばらくそのままで過ごさざるを得なくなってしまう。どうせだからとイヨからは「スイッチを入れるな」と言われていたのにヘルメットの機能を使う。双葉は初めて触れる植物たちの世界に感動を覚えはしゃぎまくり、そして裏山から聞こえる歌声に導かれてたどりついた先には、一輪の黄色い花が咲いていた。その歌の上手い花に「ハナちゃん」と名前を付けて友達になる双葉だが、ヘルメットにはある危険性も伴っていた。そして、自身の作った人工植物「オシリス」でガーゴイルを倒して世界一の錬金術師であることを証明しようと、変な外人・ヒッシャムが御色町にやってくる。
 またまたなんだか憎めない敵が登場。OPに出てくるキャラはこれで一通り揃ったのかな? オシリスは初期携帯で不気味な植物状態だけど、そのうち双葉ビジョンで見えるような美人のお姉さんになるのか?
 双葉は植物と会話でき友達になれたことを単純に喜んでるけど、バーベキューで野菜に手を付けなかったりと、早くもヘルメットの悪影響が。その影響ってのは、植物と人間のようにコミュニケーションを取ることにより植物を食べたり傷つけたりすることができなくなる、ってことなんだろうな。肉だって生き物なんだから、コミュニケーションの形態が変わったから植物だけ、ってのは欺瞞っぽいと言えばそうだけど、人間の心理としてはそんなものでしょう。人間とは生態もライフサイクルも違う植物を、人間のように捉えること自体が問題があるわけで。次回はタイトルからして別れの話になりそう。


2006年05月12日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] う〜

 今日は深+の映画の日だけど、明日は早いし眠いしで行けない……明日は木登りイベントの手伝いで、雨になる公算は高いけど、別のことをやるみたいだし。

  テレ東に人骨?と抗議文スポーツ報知 )によると、先日書いた、テレ東に人骨と共に送りつけられた抗議文、見れなかった番組ってのは「いぬかみっ!」らしい……おいおい。
 スタッフもこんなことで話題になったんじゃ、さぞ迷惑なことだろう。つか、そこまでして見たいならDVDくらい買ってやれ。
 でも「ストリーキングが趣味の主人公」とか報道されなくて、ほんとに良かった。

  堀江15キロ激ヤセ…リバウンド恐れ? 粗食生活zakzak )。いや、確かにスゲーやせたよな……でも急にやせると、皮膚がだぶだぶだと思う。いや、ダイエットじゃないんだから、とかツッコミも入れたくなるけど、まあ、本人はそれどころでもなかったんだろう。が、「 拘置所で目覚めた登山への意欲もあるが」って、なによそれ? う〜ん。自然に目覚めた?

[アニメ] いぬかみ#6とハルヒ#6

  いぬかみ #6「ぴったりともはねっ!」。薫の十匹の犬神のうち最も幼いともはね。ようことの戦いで足を引っ張ったことを気に病み、復讐に、ようこに下剤入りのチョコレートケーキを食べさせようと啓太の部屋を訪れる。が、ようこは検査のため留守にしていた上、ようこが食べるはずのケーキを啓太が食べてしまう。更に飛び込んできた仮名史郎が、逃げ出した狢の子供を捕らえてくれとトラブルを持ち込んでくる。狢の妖力によって啓太とともはねが接着させられてしまい、二人(?)は二人三脚で狢を追うが……
 妙に作画に力はいってるなぁ。EDも省略(多分、編集でこれ以上切り詰められなかったからだろうけど)だし。久々に下品なネタが炸裂したけど、ビジュアル的にはそれほどではない。が、トイレの中でどんな惨劇があったかと考えると……いとあわれ。
 話自体はともはね中心の話ですかね。啓太とのフラグ立て&狢のマロンをゲット。ともはねは薫の犬神の中ではもっとも啓太になつくようなので、それが今後の展開につながるかどうか。個人的にはたゆねの表情が豊かだったのが良かったが。目も吊り上がり気味だったしな(あんな吊り上がり方でええのか?)

  涼宮ハルヒ #6「孤島症候群(前編)」。原作だと「ふ〜ん」ってな感じの話だったけど、上手いこと作って緊迫感を演出してる。いろいろ小難しい用語を使って煙に巻いているけど、要はハルヒを退屈させないため(何故ハルヒを退屈させちゃいけないかはそのうち出てくる)、古泉が合宿をセッティングしたところ、本当にハルヒが期待したような殺人事件が起こってしまう。とりあえず良作画でバカンスを楽しむSOS団が前編の見どころか。って、キョンの親、よく妹まで怪しげな合宿についていくのを許したな……
 次回は「孤島症候群(後編)」ではなく「ミステリックサイン」。このエピソードを採用したのも謎だが、この構成も謎だな。(そう言えば「ミステリックサイン」が入ると笹の葉は8番目じゃなくなるな。 過去に行く話だから、エピソード0ってことになるのか?)

[アニメ] ゼーガペイン#6

  ゼーガペイン #6「幻体」。うわ〜。めっさ神林(長平)っぽい。既に肉体を失い幽霊(人格データ)となった主人公たちの虚無的な戦いってのもそうだけど、端々のデティールがそれっぽい。大体の世界設定は既に読み取れてはいたけど、それでも早々に主人公に「自分や友人たちの本体は既にもう死んでいる」と突きつけるのは、結構衝撃の展開ですわ。全26話なのかな? 6話の時点でこんな展開にしてしまって、今後どう構成していくのかがとても気になる。


2006年05月13日() 旧暦 [n年日記]

[映画] 子ぎつねヘレン

 まあ、昨今はメジャー系映画を見に行くとどうせどれもレベル的にはある程度以上は難しかろうということで、わりと適当に選んだ。
 動物系感動映画ってことで、かなりタカをくくって見に行ったのだけども、ストーリーラインで言うと、実はそれほど悪くはなかった。野生動物を飼うことは原則的に法律違反であることと、野生のキタキツネにはエキノコックス感染の危険性があることをきちんとやってる(最低限のことではあるのだけど)ので、「見たら却って有害」という、最悪危惧したレベルではなかった。何より、基本的には動物は人間側の意のままにならぬものであることを、完全にではないが示していた。
 ただ、やはりあちこち「こんなものだろう」という妥協が気になる。
 最初、主人公の太一が母親とはぐれたヘレンを持って届けた交番の駐在、会話の様子からすると地元にいて結構長いようなのに「野生のキタキツネに触れる危険性」と「野生動物飼育の違法性」を認識してなかったのは、後で太一を預かっていた「医院長」と太一のディスコミュニケーションを提示するために取っておいたとはいえ、ちょっとお粗末との印象を受ける。また、奇跡が三度起こってるのも気になる。一度はヘレンがミルクを飲むこと、二度目は肉を食べること、三度目はヘレンが鳴き声を挙げること。三度目はドラマ的な盛り上がりとして良いが、一度目と二度目は「そうなるようにする」描写との代替措置が可能だと思う。
 こういった細かいところでの詰めが甘いので、タンポポの綿毛のCGなどの細かい陳腐さも引っかかってしまう。また、全般的に動物の「臭い」が感じられなくもあった。
 とは言え、ファミリー向け動物もの映画としてはそこそこのレベルは達していると感じた。特に犬の「ロン」がわりといい味を出していた。
 個人的にどうでもいい話をすれば、脳に損傷を受けたヘレンを、手術のために引き取った大学教授を演じていたのが藤村俊二だったので、いつ「霊感と共にあらんことを」と言い出すかと(邪道な意味で)ワクワクしてしまったというのと(わからん奴は「怪奇大家族」を見れ)、冒頭にリヤカーを引いてる老婆が吉田日出子なため、「必殺からくり人富嶽百景殺し旅」に出てきた北斎の娘・お栄を連想したことか。
 いや、普通はそんな引っかかり方しないことはよくわかってますって。

[アニメ] 女子高生#3とxxxHOLIC#3と徹之進#18

  女子高生 #3「恋して、ダマして、ラブホテル?」。先に一人で脱バージンを果たした姫路のセッティングで、合コンをする6人組。綾乃は相手男子の一人とさっさといい雰囲気になるし、絵里子と香田は暴走して男子を引きまくらせるし、姫路は彼氏と更けるしで、早々に合コンは滅茶苦茶に。ところが合コン相手の一人、女たらしの江崎が、すれていなさそうな小川に目をつけ、密かに騙してラブホに連れ込んでしまう。
 いや、これは普通に引くだろう(笑)。香田の常軌を逸したエキセントリックっぷりはともかく、それに張り合う絵里子も……由真も色気皆無だしなぁ。男っぷりはいいんだが。つか、こいつら本気で男作る気がないんか? 下高谷を裸に剥いたり、バイブ片手にはしゃいだりは普通に引くだろう……
 姫路と小川の友情話でもあったけど、以後綾乃とバカップルぶりを披露する下高谷君初登場の回でもある。こいつら以後ずっとこんな感じです。

  xxxHOLIC #3「エンゼル」。百目鬼の本格参戦話? 普通は見えないものが見えすぎ、なおかつそういったものに好かれる四月一日(ワタヌキ)と百目鬼とのコンビが侑子の思惑で怪異と出会ったりという展開も増えていく(基本的に主人公はワタヌキなので、そういうパターンとも限らない)のだけど、やっぱりひまわりのキャラがうすっぺらなのがCLAMPらしいよなぁ、と。その分百目鬼との関係が比較的濃密なのだけど。
 それと、ワタヌキのあたふたっぷりを見てると、確かに水島努監督だと妙に納得したり。

  それゆけ徹之進 #18「てつのしん母を訪ねる」。母の日になり、犬楽園の仲間に母親との思い出を聞く徹之進だが、生まれてすぐに犬山家に引き取られた徹之進には母親との思い出がない。母親がブリーダーと共に東京に来ていると聞いた徹之進は、会いに行くのだが、徹之進の母は102匹の仔犬を産んだ肝っ玉母さんで……
 先週からOP・EDの曲が変わってますな。映像は変わってないけど、それなりに合ってるのが不思議だ。
 勝手な母親の理想像を抱く徹之進だけど、理想とは違う母親の姿をハカセに見せられ、それでも会いたいと会いに行ったり、名前でなく番号で呼ばれたり、それでも102匹の子供全員をみんな厳しく優しく見守る母親だったりと、妙に見ていて安心できる。
 そういえばゲストキャラの徹之進の兄弟犬たちも、レギュラーの声優が兼務してるにも関わらずきちんと別個にテロップに記載してるのが妙に新鮮に思えた。

[その他] ……とは絵だ

  Wikipedia芝浜 の項目を見ていると、三代目桂三木助の言葉として「落語とは絵だ」という言葉があったことを、初めて知る。いや、寡聞にしてお恥ずかしながら、というレベルなのだけど。
 野田昌宏氏の「SFとは絵だ」という言葉は、これを下敷きに踏まえてのことかしらん、と今更ながら考えると、SFに限らず多くのことに適用可能だと改めて思える。
 と、同時に「絵がどう見えるか」を考えずに描写を行うことの安易さも思う。文芸、話芸のみの話ではなく、CG全盛になったことで比較的簡単に「ありえない」映像を作ることができるようになった映像媒体にも言えることとして、である。


2006年05月15日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] BLの話

 つっても私の苦手なBoys Loveではなく、おコメの話。
  新潟コシヒカリ、品種変更したのに表示そのまま朝日 )という記事が掲載されていた。なんでもコシヒカリと他品種を掛け合わせて作った「コシヒカリBL」を特に注意書きなく従来と同じ「コシヒカリ」と表記して販売した模様。新品種はコシヒカリより いもち病 に強く、DNA鑑定により偽者との見分けが容易、という特徴があるらしい。ところが、新潟県JAが「味は従来種と同じ」と主張しているにも関わらず、新品種は従来種とは異なるという主張もあるらしい。 こちらの米店のサイト にそれらの主張が掲載されている。こればかりは食べてみないとわからないし、だから味についてはなんとも言えないのだが、前述のサイトで主張されていることのうち、病気耐性は特定の病気に対してだけで農薬散布量はあまり変わらないだとか、稲籾の販売をBL種だけに制限してるとかが本当だとすれば、これはちょっと問題だと思う。また、掛け合わせた以上別品種、という主張も尤もに思える。
 コシヒカリブランドに固執するあまり、消費者をなおざりにしている感もある。もし従来種と味は引けを取らないというなら、これからブランドを構築すればいいと思える。
 あ、個人的には、別に「コメはやっぱりコシヒカリだよね〜」とかは全然思わないで、品種により色んな食味があるので、それを楽しんでたりする。ブランドに拘らなければ安くておいしいおコメはたくさんある。

[映画] 小さな勇者たち〜ガメラ〜

 過去のガメラシリーズとは独立した、新作映画。
 比較的大人層をメインに据えた平成ガメラ三部作シリーズとは異なり、今作はガメラのデザインで示されているように子供向けとして強く意識されているのがわかる。ただ、それが成功しているかというと、ちょっと「してる」とは言いづらい。主人公の透が子供のガメラを育てていくのだが、後の展開もあることからどうも尺足らずで中途半端な印象が強い。おそらく尺のせいだけではないとは思う。トト(=ガメラ)に対する思い入れの構築が上手く言ってないのだろう。麻衣の病気など、どうもいろんな要素が有機的に繋がってないよう感じるところもそれに拍車をかけている。
 が、今作そういった要素とは別に、無茶苦茶楽しみました。
 何故かって? だって主人公透の父親が津田寛治(龍騎の編集長)なのをはじめとして、その食堂にやってくる常連客に東映ヒーローもの常連のチョイ役役者さんが登場したり(はっきりわかったのはアギトの屋台のオヤジ(他に炭火焼きオルグや恐竜屋の常連を演じた)方)という部分とか。
 もうひとつ、最大に楽しめた要因は透の住むのは伊勢志摩で、名古屋市内に捕獲されたガメラを襲撃しにバラスが、おそらく港区から上陸、熱田区→大須→栄→名駅前と名古屋の町を破壊しながら進んだこと……いや、実は名駅前で見てたんですわ、この映画。
 実は名古屋の町の再現度は結構なものでしてね。きっちり名古屋ロケしてて、「あ、これここだ」ってのがはっきりわかるんですよ……ミニチュアセットも実際の街並を忠実に再現してるし、ルートもかなり特定できる。
 病院内は名大病院かな、と思うんですが、ちょっと確証はないですね。病院って結構どこも似てますし。でも、麻衣が避難した場所はナディアパークですね。他には大須のアーケード街がバラスに踏み潰されたり、栄辺りできっちり中日ビルが出たりとか、わかりやすい場所が出るたびに劇場内の空気がちょっと変わるんですよ。
 で、ラストの決戦場は名駅のツインタワーですからね……すぐ目の前(笑)。
 日常目にしている場所が破壊される妙な快感ってのを堪能しました。結構そこらへん実際の地理にきちんと則ってるので、名古屋市民は「あ! あそこがぶっ壊されてる!」というのを味わうためだけでも見て損はないと思いますよ。
 それ以外はどうかって? う〜ん……

[その他] HDDlife

 最初に断っておきます。宣伝です。
 HDDの状態チェックに HDDhealth を使うことが多いのだけど、構成によってはちゃんとHDDのSMART情報を拾ってくれないんですよね。
 で、それに代わるツールはないかな、と探したところ、 HDDlife ってのを発見。昔はフリーウェアだったみたいだけども、現在は有料の模様。だけども機能と日数限定で使用可なので使ってみると、やはり特殊な構成には完全には拾ってくれないものの、HDDhealthと比べると温度情報とかはきちんと拾ってくれる。温度情報だけフォローしてくれるだけでも結構ありがたいものです。デフォルトで日本語対応だし。
 というわけでとりあえず、 learn details about HDDlife


 で、なんでこんなこと書いてるかって言うとですね、blogユーザーはimpressionを記載して登録フォームから送ると、無料でIDを発効してくれるらしいんですわ。日本語でOKかどうかは知りませんけどね。あ、でもSMARTの各項目を個別に見れないって欠点はあるけど、HDDhealthに比べとっつきやすいってのは本当です。有料だけど。

[マンガ] あれこれ

 週刊チャンピオン連載の「サイカチ」。原作者サイトで打ち切りを匂わす発言があったにも関わらず世界大会への展開で「?」となっていたところ、次号で最終回とか。しかしクイーンの悩みとか、まだ一話で解決しそうにない展開があるけどどうするんだろう?
 ともかく、力王で始まった物語は力王の死で幕を下ろすという意味では綺麗な展開。「生き物は大事に」という言葉の意味についても、深く考えさせる展開であるし。

 コミックブラッド創刊二号。相変わらず微妙を突き抜けてる誌面だけども、創刊号よりはちょっとは体裁が整ってきつつあるかな? 新人さんを多用するのはいいけど、マンガの書き方がわからない人ばかりってのはやはりどうかと思いはします。でも、前号よりはマシっぽいし。相変わらず馬場民雄氏の安定感が突き抜けてますが。
 氏の「デカ教師」は、小学校教諭の謎の死を追い、教師として小学校に潜入した遠山刑事が、他人の精神の歪みを視覚的に捉えてしまう小学生宮原と組んで、学校内で裏から事件を引き起こす存在と対決する展開になりそう。
 馬場氏の安定っぷりは置いとくとしも、全般的に読者置いてけぼりの導入をする作品が多いのが引っかかりますね……
 今号を購入したのは、前号よりはちょっとマシになってるってのと、馬場民雄作品が載ってるってのと、あと読み切りで珈琲氏の作品が掲載されてるからだったりする。氏の作品は「ファンロード」誌で不定期に掲載されてるが、なんというか、微妙にずれたような、妙なテンポが個人的にツボにはまる。

 スピリッツの「テレキネシス」は、細かい部分はともかくその主旨はかなり賛同した。公共放送を糾弾してる民放もそんなにご立派なものではないし、性質の違うものが混在するってのはそれだけでメリットになりうる。あと、NHKの抱えるコンテンツ資産の価値もな。みんなもうちょっとまともな映画見ようよ。
 話ではインチキ商売の糾弾を主軸に据えてたが、おそらくタイミング的に消費者金融のことを揶揄してるんだろうなぁ。
 政治家に呼び出されて番組が骨抜き云々は、実際にそれが影響したかはともかく、そもそも骨抜きにされるほどの番組じゃなかっただろうってのが個人的に感想だけども。


2006年05月16日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 便乗便乗

  Sodiumイオン日記 さん経由で 「日本以外全部沈没」映画化日スポ )って、川崎実監督かい……原作よりそっちの方がいろいろアレだな。いや、「川崎実だからねえ」でカタがつくような映画になることは目に見えているのだけど。

  /.J より、 米グーグルが初の意見書 総務省の通信政策に共同 )。意見書の内容はというと、「 意見書は、インターネット上の特定の大容量のコンテンツ(情報の内容)について、通信事業者が通信速度を制限するなどして配信事業者や利用者を差別することがないよう求める内容」というものらしい。昨今では動画配信サービスやP2Pによる帯域の圧迫が問題視されており、場合によっては帯域制限を行っているプロバイダも多い。それ自体は致し方ないこととも思えるが、大容量通信を謳っておきながらプロバイダ側の都合で一方的だ、という意見にも首肯する部分はある。契約約款上は問題なかったとしても、大容量転送を売りに(ベストエフォートは出ないにしても)客を釣っておいて、それはなかろう。ブロードバンド云々という言葉が出始めた頃は「そんなに高速化して何に使うの?」と言われていたくらいなので、プロバイダ側も競争の一方でタカをくくっていた部分はあるのだろう。帯域制限をするな、ではなく、ユーザーに告知し理解を求めるべき、ということ。

[読書] 日本共産党/筆坂秀世

 ある意味、話題の本。セクハラ疑惑で党を除名になった著者が、日本共産党の内幕を暴露したもの。
 と、書くと私怨交じりの過激な内ゲバ本と取られるかもしれないが、実はそんなことはまったくない。そもそも指摘される日本共産党の問題点は、外部からの印象と大きくは違っておらず、ことさら過激なものではない。外部からはわかりにくい日本共産党の成り立ち、組織構成、活動をわかりやすく解説し、筆致もきわめて冷静である。
 では、その本が何故これだけインパクトと説得力を持っているかというと、日本共産党内部、それもNo.4と呼ばれた著者が党の問題点を冷静に考察し指摘しているからだ。つまり、党員もこれらの問題点を薄々、あるいははっきりと感じているということなのだ。
 もし問題点に気付いていたのならば、何故内部から党を改革する努力をしなかったのか、という指摘は尤もである。そのことは著者も批判を甘んじて受ける、と書いている(党の内部でそれなりの地位で安住していたと告白している)。しかし書かれていることは特に内部事情を知らなければ、ということはなく、外部から検証可能な事実に基づいて書かれており、内容の信憑性を揺るがすものではない。逆に言えば、識者にとっては「既知のこと」だ。またセクハラ疑惑も冒頭に自身の立場を説明し、それ以降特に自己正当化を計ろうという描写はない。
 しかしその本が現存する日本最古の政党を揺さぶっている。正確には不破哲三陣営を、であろう。「しんぶん赤旗」の号外で大々的に筆坂氏と本書を糾弾するしながら(筆坂氏に反論してみろ、と言っている部分もある)、その記事を筆坂氏には送っていないという、完全にお笑い沙汰な党内向けのパフォーマンスをする一方、週刊朝日の記事においてコメントを求められると「話にならない」と言いつつ具体的な反論は一切しないというお粗末さである。これらの態度は「党首脳部は絶対間違いを犯さない」というポーズを崩さないと共に他に責任を転嫁し、国民に向けた宣伝活動が出来ないという、本書で挙げられた現日本共産党の問題点と完全に一致する。
 この本は、著者の私怨がまったくないかと言えばその可能性は否定しきれるものではないが、しかし日本共産党の完全否定の本ではない。日本共産党が国会質疑応答で果たした功績や、なにより末端の一般党員の地道な活動を尊重している。しかし「党本部は間違いをおかさない」という見栄のために現実を見ず、国民を見ず、ひいては末端の党員の現状すら見ようとしない中央、具体的には不破哲三陣営を、囲い込むように冷静に批判している。
 著者はこの本を契機に党員が党の問題点を認識し、党を立て直して欲しいと記している。実際、本著はそのきっかけとなるに足る本であると感じた。

[特撮] ボウケンジャー#13とカブト#16

  ボウケンジャー #13「かぐや姫の宝」。かぐや姫の残した宝をめぐって、ネガティブシンジケートとも異なる怪盗・セレネが出没。美人相手にブルーが大活躍? でもないか。セレネは今回限りのゲストキャラって気がするが、かぐや姫伝説を元にプレシャスを設定するのは中々凝っていた。

  カブト #16。偽名を使いシャドウの隊長としてZECTに入隊した天道。その真意は……って、やりたい放題だな、天道。「なんで入っていきなり隊長になってるんだよ!」という加賀美のツッコミに「俺様だからな」と自信にあふれた答えになってない答え。う〜ん。むしろ笑える。
 哀れなのはぽっと出、しかもライダーではない(と思っている)天道に隊長の座を奪われた影山。挽回をしようと独自判断で風間を襲うが、それが裏目に出て天道に罰としてサルでの皿洗いを命令され、「ヒラ隊員」呼ばわりした加賀美に仕事の雑さを叱責される。天道に言わせれば「俺様から見たらお前も加賀美も大して変わらん」ってことなんだろうな。天道らしい。
 天道がZECTに潜入した動機は、ZECTの組織力を使って偽装したワームと思しき医者の勤める病院に潜入するため。変なワームで偽装した医者に一ヶ月の猶予を与え、その間かわるがわるオペをしていたという。その後期日になった医者を襲おうとしてたから、単なる好奇心か?
 で、一人でワームの一体を倒そうとする加賀美を、超高速でこっそりサポート。気付かない加賀美もどうかと思うが、天道もなんだかんだで加賀美に甘いな。
 影山は調子を崩しっぱなしで戦闘のさなかザビーゼクターを落とし、それを拾った三島がザビーに変身。影山が苦戦したワームをあっさり倒す。立場をすっかりなくした影山、しまいには三島にすがりついて名誉挽回の機会を乞う始末。哀れだ。で、三島に与えられたチャンスのターゲットは……風間といっしょにいる少女・ゴン???


2006年05月17日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 茄子

 なんだか茄子がやたらと出回ってて、三本で百円だったのでつい買ってしまったが、一人で三本、姿焼きってのも芸がないなぁと思っていた。そしたら「チューボーですよ」で麻婆茄子を作ってたので、なんとなく麻婆茄子にしてしまう。
 ひき肉はたまねぎと炒めて小分けに冷凍にしてあるのがあるし、豆板醤、舐麺醤は常備してるし、しょうが、にんにく、ねぎもある。なんておあつらえ向きなんだ。ちとコクを加えるために赤味噌なども加えてみたけど、なかなかいい感じ。鷹の爪二本を種ごと刻んで加えたが、そんなに辛味がきつくなかったです。麻婆豆腐よりか、茄子は肉とも味噌とも合うから料理としてはより相性がいいのだろうなぁ。
 ちなみに、私、昔は全然茄子が食えなかったんですけどね。

  国際機関の分担金、滞納分を3年早めて納付へYONHAP news )。この辺の韓国の動きはなんなんだろうなぁと思う。アフリカ諸国へODAを約束したりと積極的に動いてもいるが、無目的にそんなことをするとも思えない。海底地名の根回しとか? それだとあまりに拙速で、目的自体も実利がなさすぎなような。それ以外に何かあるのだろうか?

  信頼できる企業1位は独、日本は9カ国中8番目business-i )。中国人オピニオンリーダーに対する意識調査の結果。他の国における日本企業のイメージと比較すると、中国においては特別に悪い、という話。ま、無理からぬところはあるのだけどね。ただ信頼を得るための取り組みの調査を見ると、どうも何が原因なのかがイマイチ掴みにくくもある。う〜ん。

  上海交通大学、「国産DSP」はニセモノ日経 )。結構大々的に報道されただけに、トホホな結果。目的は研究費目当ての詐欺か。

  家電量販店「ポイント還元も値引き」と公取が指針公表読売 )。まあ、しゃあないか、とも思うのだが、またこれでルールが煩雑化するとめんどくさいことこの上ない。

[その他] まじぽか#7とブラクラ#6

  まじぽか #7「まったりの呪文は十五夜」「合体の呪文は無敵ロボM5」。前半は十五夜でお月見にはしゃぎまくるりる。って、話はそれだけで終わるってしまう……なんでお月見でここまでテンション上げられるんだろう? って人狼なのはわかってるけど。人狼にとってはお花見みたいなものなのかもなぁ。しかしヤマ場を(わざと)作らないことの絶妙な掻痒感ときたら……
 後半は一転、熱血合体ロボットもの。鉄子がさらわれ、巨大ロボ「マジカル5」が合体できなくなってしまいピンチに陥る。って「5」? 一人足りなくない? と、良く見たら透明人間の5人目が……いつもはツッコミと解説役の声のお姉さん、ケイミィが初御目見え!? って、透明だから見えないんだけど……この手のギャグでは「ギャラクシーエンジェル」の第三期シリーズがかなりハイテンションで悪乗りを見せたのだけど、こちらも負けず劣らず。合体できないって、出撃前に気付こうよ。その後も三号機を二機出撃させてしまったりと滅茶苦茶に。っつーかM5の全身像、結局最後まで出なかったな……
 次回予告の各キャラの落書きは、いったい……

  BLACK LAGOON #6「Moonlit Hunting Grounds」。ネオナチ編完結。沈んだUボートからの回収を依頼された絵を、横からネオナチどもに掻っ攫われたダッジたちは、絵を取り戻すために夜襲をかける。それなりにかなりえぐい展開。黒幕はダッジたちに絵の回収を依頼した元ナチ幹部。目的は絵そのものではなく、敗戦を見越して隠した資産のありかを、そこに隠していたからだった。そしてダッジたちとネオナチを両天秤にかけていた。って良く考えると無用な二股だよなぁ、どう考えても。
 全体の流れで言えば先週ロックとレヴィの間の溝が明確にされたことが重要な話。で、次週は早々に和解してタバコの大門点け(笑)をするのだけど。


2006年05月18日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 田村高廣氏死去

  俳優の田村高廣さんが死去朝日 )。アクは強くないが印象の強い役者だった。個人的にはなんと言っても「兵隊やくざ」の有田上等兵、そして「助け人走る」の文さんこと中山文十郎だ。昨年亡くなった辻平内役の中谷一郎氏に続いて……今晩は助け人のDVDを引っ張り出そう。合掌。

[その他] ふさぎの虫

 いかん。いろいろ再発しそうだ。やっぱめんど臭い奴だなぁ、自分。


  補償金問題セカンドステージコデラノブログ )。
昨年末、法制問題小委員会で「廃止も含めて再検討」という結論に達した、録画録音補償金問題。ここまでの結論が出ておきながら、なんともう一回「私的録音録画小委員会」という同じ小委員会クラスの会を再編成して、事実上議論しなおしだという。

メンバーに音楽配信系ジャーナリストの津田大介氏がいることで安心している方もいるかもしれないが、前回の法制問題小委員会のメンバーでは権利者側が不利ということがわかったためか、今回の委員選定では補償金反対派がゴッソリ抜かれ、代わりに権利者側の人数が大幅に増強されるというフザケた事態となっている。この委員を選定したのは、やはり権利者が多数の文化審議会著作権分科会である。
 とことんしょーもない話。おまけに パソコンも私的録音補償金の対象に日経BP )。アホかい。そのうち「紙は楽譜を書けるから補償金対象」「人間の脳は曲を記憶できるから補償金対象」と言い出すんじゃないか?


  ジョセフ・ナイ米ハーバード大学教授に聞く日経 )。
「日米両国に加え、中国、インド、ロシアなどが一体となって、イランを説得し、開発を断念しなければ孤立すると告げることが肝要だ」「米国は北朝鮮と直接対話すべき」「中国はこの靖国問題に焦点を当てることで、アジアにおける日本のソフトパワーを減退させることに成功している。アジア各国を(日本が軍国主義を採用していた)1930年代に連れ戻しているのだ。もし、日本の首相がこの靖国カードを机の上から取り上げて、ポケットに入れてしまえば、中国からこの歴史カードという武器を取り上げることができる」
 ん〜、まあ、「強硬路線がいい」ってわけでもないし、専門家に向かってはなはだ失礼ではあるけども、ちと現状認識が色々アレな点が……と、 wikipediaでの紹介 を見てみると、「 カーター政権で国務次官代理(1977年-1979年)、クリントン政権では国防次官補(1994年-1995年)として政策決定に携わる」だそうで、路線としては納得かな?

[アニメ] ウィッチブレイド#7と涼宮ハルカ#7

  ウィッチブレイド #7「過」。雅音はクルーザーにあった、鷹山とNSWFの玲奈が親しげに写った写真を突きつけ、鷹山にNSWFとの関係を追及する。一方栞は玲奈の危惧どおりクローンブレイドに蝕まれ暴走。戦闘の快楽を求め、看護婦を殺し、更に強い敵を求めて再び洋上の雅音の前に立つ。
 物語の背景がようやく明かされた回かな? かつて導示重工とNSWFは共同でウィッチブレイドを研究し、その過程で鷹山と玲奈は恋人関係に。しかし自らの野望のため、ウィッチブレイドに適合者として選ばれた玲奈はウィッチブレイドを持って逃走。それを追い導示の出したエクスコンと、NSWFがウィッチブレイドを元に開発したクローンブレイドとが衝突、その最中ウィッチブレイドを発動させることが六年前の震災の引き金になった。って、地震を引き起こすってどんな武器やねん。w
 が、明らかになったのはそれのみではなく、暴走した栞はその挙句、結晶化して崩壊してしまう。そしてその危険性は他のクローンブレイドやオリジナルであるウィッチブレイドの装着者にもあるという。そんなもの研究して一体何をしようってのだろう。導示も、NSWFも。
 日常パートは相変わらずいじられまくるナォミに、クルーザーの写真から雅音の背後にいる組織を洗い出そうとチョーさんに調査を依頼する斗沢との会話を盗み聞きした梨穂子が、その会話内容を誤解しまくり。まあ、あのスケベジジイ丸出しな台詞じゃ誤解しても当然だよなぁ。斗沢は早々に雅音に手の内を明かし、導示との接触を試みようとするが、どういうポジションになるのか。導示も放っておくとは思えない。いや、むしろ記事を徹底的に潰す程度か?
 素のままの雅音と玲奈も初接触。お互い敵だけどビミョーな距離感。ついでにその場に梨穂子もいたけど、2chのスレで「梨穂子と雅音って母娘なのに似てない」「むしろ玲奈と似てる」って意見があったのも気になる。梨穂子って、基本的にヒロインポジションだよな……

  涼宮ハルヒ #7「ミステリックサイン」。またまた飛んで「憂鬱」後の話。一向に依頼人の現れないSOS団に初めて依頼人が訪れる。コンピ研部長の彼女と名乗る喜緑さんによると、コンピ研部長が行方不明となったそうで、ハルヒは初依頼に喜び勇むのだが……
 う〜ん、小休止、っぽくあるかな。あと、長門のクローズアップがちょっと行われた。最後の長門への疑問は「消失」へ繋がるのだけど、どう考えてもそこまで今テレビシリーズでやるわけはない。喜緑さんが何者かとかもまったく投げっぱなしになるだろうなぁ。まあ、今回長門と古泉がはっきりとしたビジュアルで超常能力を発揮したことで、「こいつらひょっとしてただの電波集団?」という疑惑は排除されるわけだが。次回は「孤島症候群(後編)」あ、そこまであちこちすっ飛ばしじゃないんだ。


2006年05月19日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] SPEED GRAPHER#5〜8

  SPEED GRAPHER #5〜8。
 逃走する雑賀と神楽は、ゴムのユーフォリア白金に続き、水天宮の刺客であるダイヤモンドのユーフォリア・小金井夫人とドリルのユーフォリア・溝ノ口医師に立て続けに襲われる。ボブの「妹」のオカマパブに潜伏し、初めて年相応な笑顔を見せる神楽に撮影意欲を掻き立てられながら目覚めた「写殺」能力ゆえにそれが出来ないことに悶々とする。また、身を寄せた医師・両国の診断により、神楽の脳に腫瘍があり、長くてあと半年の命であることを知り、何も知らずに笑っている神楽を見て苦悩する。
 雑賀が姿をくらませたのは何か事件に巻き込まれたからだと直感した六本木警察署の銀座ひばりは、彼の旧知の編集者である戸越の元を訪れ、戦場カメラマンだった雑賀の過去を初めて知る。
 そして水天宮は彼を裏切りギャラの上乗せを要求してきた小金井夫人を自らの能力で粛清し、また洋上のタンカー内に築いた実験施設で、天王州神泉にも秘密にとある計画を進めるのだった。

 変態バトル二連続ですな。小金井夫人はダイヤに執着するあまり、彼女にダイヤを買う金を工面しようとして保険金を自らにかけ自殺した夫の死まで、ダイヤへの執着の正当化に用いる。「お金よりも大事なものってあるんじゃないですか!?」と訴える神楽に「ないわ」と断言する小金井夫人の対比が、この番組の基本ラインの一つなんだろうなぁ。制御されない欲望に振り回される者と、もっと基本的な大事なものを求める者。その意味では天王州神泉と水天宮寵児は、前者側の代表であるはずなのに、ちょっと違う印象なのだよな。
 雑賀と神楽を追う水天宮の手先の辻堂・新治(にいはり)・真壁の三人組だけど、新治が「お袋に似てるンだよナァ」とダイヤを欲しがる小金井夫人のために宝石強盗をしたり(自由裁量で必要経費として落とせないのか)、その際に「俺の最初の仕事も宝石強盗だった。お袋に贈ったら喜んだっけ」と真壁に語ったり、小金井夫人の裏切りの後に「俺のお袋も俺と親父を裏切ったっけ」と漏らしたりと、こちらも妙に味がある。
 コミック版だと小金井夫人はむしろ「夫への愛情のためにダイヤを求めつづけ、また夫を追い詰め自殺に追いやったきっかけの水天宮を恨んでいた」という展開になっていたが、こちらでは完全に金の(ダイヤの)亡者。戦闘もノリとテンポ重視で、コミック版だともうちょっと知略合戦を一ひねりしてる印象がある。ドリルで歯を削ることに偏執する溝ノ口医師は、変態的なんだけど、わりと純粋な変態さんで、底が浅いかなぁ……でも身体から生えたドリルで女の歯茎を削り歯を取り出す姿は、生理的に色々アレだ。
 楽屋裏で陽気なオカマさんたちに囲まれ、初めて見せる神楽の幸せそうな笑顔が印象的。
 ところで神楽役の斉藤圭って、現真藤圭だよね? 実は天然お嬢様役が売り?

[その他] 実写版……

  ドラマ版プリンセス・プリンセス公式サイト 。いや、マジでカンベンしてください。

  佐藤優の地球を斬る/遺棄化学兵器に新史実!?business-i )。以前書いた旧日本軍の兵器移譲についてのコラム。この資料発見についてのネットで参照できる記事は、多分これが初めてだと思うので。

  共謀罪:修正協議は不調に終わる 採決は見送り毎日 )。共謀罪の法案やらなんやらは wiklipedia ででもどうぞ。「国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約」に伴い整備が進められてたのが共謀罪だが、ちょっとその主旨を外れた法案であるのは確か。まあ、「酒場で言い合ってる愚痴すらも」ってのは実際にはないだろうが、まあ、吟味しなおす必要はあるだろうなあ。法案読むと、よくわからないところもあるが適用対象が概ね曖昧な感じだもの。

  国連特別報告者ドゥドゥ・ディエン氏が非公式に来日livedoorニュース )。「国連特別報告者」というと大層な肩書きですが、その本体の「国連人権委員会」が大分箸にも棒にも引っかからない組織だったりして、ウトロ地区について実際の経緯無視で「人種差別」という報告を出した(実際は地区の権利を譲渡された在日コリアンと居住する在日コリアンの間の争いで、日本人は現時点で問題の中心に介在しない)ことで、ネットでは一気に物笑いのタネになった人でもある。詳しくは Irregular Expression: 悪辣、国連人権委員会を利用した情報戦愛・蔵太の少し調べて書く日記:国連人権委員会とその関係者を政治的に利用している人たち(3)mumurブルログ:ウトロの件で民潭に電話したよー を見ると面白おかしくまとまっている(「隠しておきたかったんですよ」って……)。
 またどっかの人権擁護団体とずるずるベッタリなんだろうなぁ、とかしか考えられない自分。

[アニメ] ホスト部#6と吉永さん家#6

  ホスト部 #6「小学生ホストはやんちゃ系」。女性を喜ばせる技を教えて欲しいと、初等部の嗣郎が弟子入りを志願してくる。生意気な嗣郎にむっと来た環だが、散々おだてられてその気になる。が、嗣郎は実は外国に転校するガールフレンドのために、女性の喜ぶことを知りたがっていたのだった。
 蓮華、なんだか独特の地位を築きつつありますな……「強力モーター」でせり上がり、はもはや基本になっている。ホスト部部室そのものがもはやなんでもありだが。あと、やんちゃ系って分類はなんなんだか……そんなものなのか? なのか?
 話自体は安定路線で安心して見られる。展開は王道だったけど、いいところを見せたと思ったバカ王子、やっぱり最後で落とされちゃうのね……

  吉永さん家のガーゴイル #6「もう君の歌は聞こえない」。ヘルメットをつけていたことにより、植物を食べたり傷つけたりすることが出来なくなってしまう双葉。しかしそれでも花子との約束を果たすためにもう一度ヘルメットを貸してくれとイヨに頼み込む。しかし、ガーゴイルに敗れたオシリスをパワーアップさせるため、ヒッシャムは強靭な遺伝子をもつ花子に目をつけていた。
 オシリス極悪。今度は実態そのものが女性化(上半身だけだけど)し、さらに花子と一体化してしまったことで双葉はガーゴイルに彼女を傷つけないでくれと懇願する。しかし周囲の草木を傷つける姿を見て、オシリスは花子ではないと目を覚ます。
 でも、実は花子は場所を移して遺伝子サンプルを取っただけで、無事。ヒッシャムは国に緑を取り戻す研究をする資金を得るため、ガーゴイルを倒して名声を上げようとしているだけなので、基本的に善人なんだよな……ハミルトン以外悪人がいない番組だ。
 花子は無事だったものの、一年草なため、結局別れを迎えることに……双葉と会ったら歌えない、という花子は、和己を呼んで最後に歌を歌う。花子がいなくなったことを知らない双葉が、オシリスの操る携帯から花子の歌が流れていることに気付く演出は中々良かった。
 次回は唯一の悪人、ハミルトンの登場? 原作をぱらぱら見ると、狂気に走ってしまったけどもハミルトンも元から悪人ってわけではなかったようなのだけどなぁ。


2006年05月20日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] うたわれ#7とデモンベイン#1と徹之進#19

  うたわれるもの #7「皇都侵攻」。おもいきりはしょりまくり。つか、帝の軍のしょぼさばかりが強調されていたような……シミュレーションRPGならおそらくここで攻略マップが幾つも入ったのだろうが、ドラマ的には端折れるということで端折ったのだろう……いや、端折っちゃだめじゃん。「ゾイドジェネシス」では1クール近くかけてやった展開を、一話でまとめようなんて……と比較すると「別作品を持ってきても」と思われるかもしれないが、次第に様々な勢力を合流して大軍になっていく過程には内部勢力の思惑や利害関係の対立、軍組織自体の再編、そしてそれに伴うトップの立場の変化ってものが当然存在する。そのドラマ抜きに破竹の連勝されても、敵のショボさに脱力するだけ。敵ボスのしょうもなさもその脱力感に拍車をかける。話数の制限があるとはいえ、これは端折りすぎだ。あるいは本当に本編には出さずにクライマックス部分まですっ飛ばすべきだった。
 今回終盤のベナウィの会話も、あっさり死の覚悟を翻すようにしか見えないし……いろいろこの後の展開が詰まってるせいでもあるらしいけど、これ以上は見なくてもいいかなぁ。なにを見せたいのかがわからない。

  機神咆哮デモンベイン #1「I AM PROVIDENCE」。え〜、実は原作ゲームは積みゲーです。すいません。冒頭の文章で「うにゅう」となってるうちに、ハードの不調でうだうだして、そのうち流れてしまって……まともに見たのは前日譚のノベライズだけで。
 で、アニメの方はかなりテンポ良く展開している。重大な伏線も含まれているのはさすがに急ぎすぎな感もあるが、1クールってことも考えれば仕方ないだろうし、情報としては消化不良になるギリギリまで詰め込んだ感じ。まあ、これなら見つづけてもOKかと。
 ところでギターケース型ランチャーをぶっぱなす際のシーン、あれやればこっちは喜ぶと思ってるだろ? いや、喜んだけどさ。でも狙いすぎ感が……

  徹之進 #19「てつのしんダイエットさせる」。ルミちゃんにおやつをねだったのを怒られ、すねた徹之進は太りに太ってまともに歩くことすら出来なくなった犬・ゾンと出会う。このままでは健康に関わるということでダイエットさせようとするが、そのついでに飼い犬のダイエットビジネスを思いつく。しかし徹底的に甘やかされた犬たちを運動させるのに、徹之進たちも一苦労……
 飼い犬に気をつけないといけないことシリーズその二。犬に人間の食べ物は基本的に塩分やカロリーが高すぎるので注意が必要。で、中国での料理修行から戻ってきた犬楽園の新メンバー・チャウチャウの周さん自慢の薬膳中華とビクトリアの完璧なスケジュール管理で一旦は健康な身体を取り戻す犬たち。ところが飼い主に甘やかされ再び肥満になって戻ってきたのに流石に犬楽園の犬たちも激怒。「犬のことを考えるなら、必要な時にはたたいてでもやめさせるのが愛情」と飼い主たちを叱咤する。ここらへん、冒頭で徹之進を叱ったルミと上手く繋がってる。
 で、周さんの料理でも痩せなかったゾンをハカセの発明で無理やり痩せさせると、その正体は……麗華のところのジョン? 危うく犬楽園の秘密をばらされそうになって催眠術で記憶を失わせ、注意書きと共に黒金家へ送りつける辺り、犬楽園の犬たちもなんというか。麗華もジョンに人間のお菓子を与えてたのは悪気があったわけでなくって単に知らなかったって辺りが、憎みきれないところ。「犬の健康に悪い」と何度言ってもお金を出せば痩せさせられると考えてる飼い主たちよりは。
 あと、周さんの料理の試食シーンは、やっぱアレのパロディか。最近じゃ再放送もあまりやってないけど。


2006年05月21日() 旧暦 [n年日記]

[その他] うっかり料理

 昨日チリビーンズを作ってたら、煮込んで一時間目くらいでチリビーンズなのにチリを入れるのを忘れてたのに気付く……ビーンズ?
 慌てて刻んだタカの爪とチリパウダーを加えるが、ちと加えすぎたかも……
 今日は今日でニガウリが安くなってたのでいい加減なゴーヤチャンプルを作ったら、具に入れたしいたけのもどし汁を加えたところ、量が多すぎた……orz
 煮詰めると具に火が通りすぎるので一旦具をざるに上げ、汁だけ煮詰める。で、煮詰めるついでに水切りした豆腐を炒めて煮汁を染み込ませたり。まあ、結果よければだけど、うっかりしすぎ。
 ニガウリは以前二週間くらい毎日のように買って料理の仕方を研究したことがあるのだけど、結局苦味を調整するには1)ワタを取る2)塩もみして苦味を出す3)よく炒めると苦味か消える、という、基本的なことが判った。逆に言えば苦味が欲しい時もそこらを調整すればいいということ。だから火を通しすぎるとダメなんだよなぁ。塩もみと炒めに関わるのが切る際の厚さで、そこらへんで苦味を調整してもいい。ってお料理教室じゃないんだって。

 ここんところ家からのネット接続の調子が悪すぎるのでネットワークカードのドライバとかいろいろ入れ替えたりしてたが、どうにも埒があかないのでADSLモデムのファームウェアをバージョンアップしてみる。って、去年の9月にバージョンアップしてたのか……いつからバージョンのメンテしてなかったんだか、自分。入れ替えたら急激に快適になったけど、一時的なものの可能性もあるので様子見。でも春先まで別段問題なかったのに、なんで急に調子が悪くなったんだろう?
P.S.やっぱり直ってなかった。レスポンス自体は良くなってるみたいだけど……どこが悪いのか、こうなると見当がつかない。

  民主党の小沢代表、党の基本政策に「食料自給率100%」NHK )。う〜ん、日本国土で食料自給率100%は机上では不可能ではないらしいが、実際に可能かと言われると……まあ、あくまで「方向性(食料自給率を上げる→農家保護)」ということではあろうが……

  バンコクで初のメイド喫茶「アキバ」が開店産経 )。タイだと金持ちとか外国人赴任者とかでメイドとかはあまり珍しくもなさそうだけど(まあ、年齢とか容姿とかは知りませんが……)それでも需要が出来るものなのか?
 それはともかく、このニュースに限らず「秋葉原と静岡の秋葉山って、何か関係あるのかな?」と思っていた。そしたら Wikipediaによると 、かつてそこにあった「鎮火社」を火防の御利益で有名な「秋葉大権現」と明治時代に混同され、「秋葉っ原」とか「秋葉の原」とか呼ばれ、鎮火社も秋葉神社に改名。そのまま「秋葉原」として地名に認定されてしまったとか……うわ、なんていい加減なんだ!(笑) あと、火難避けの秋葉のお札は、やっぱ秋葉山のもので良かったのか。

[特撮] ボウケンジャー#14とカブト#17

  ボウケンジャー #13「甦る過去」。イエローの過去話に見せかけてイエローとブラックのラブラブ話でした。はいはいご馳走様。

  カブト #17。風間をZECTに引き込むため、三島からの指令で影山は風間の相棒の少女ゴンを狙う。誰かに狙われていることを訴えるゴンだが、風間は仕事も上の空のゴンにいらつき、すげなく扱い、しまいにはコンビ解消まで宣告してしまう。しかし、影山にさらわれたゴンの安全と引き換えに、心ならず脅されるままに天道と戦うことになってしまう。
 記憶喪失だったゴンの過去が少しずつよみがえる。あ、こっちも今回は記憶喪失のキャラがメインか。どうやらゴンはワームの犠牲者で、母親と一緒に乗っていたバスが襲われた模様。その時のショックで記憶を失い、その後風間に拾われたらしい。メイクアップ技術とナンパ以外は生活力なさそうな風間だけに「ちゃんとお役所方面の手続きはしてあるのかな?」とか心配にはなる。
 メインキャラたちは、加賀美は先週の手柄が天道のバックアップのおかげと気付かず調子にのって自慢話を繰り返したり、天道はゴンに味噌汁を「まずい」と言われ何気にショックを受けてたり、相変わらずな様子。


2006年05月22日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] お医者の話

 そういえば 有名進学校の東大理系進学率が下がった ( 読売 )ってコラムがちょっと前にあった。いままでそれほどではなかった地方校が「ドラゴン桜」などの影響で東大志向が強まったのと、有名進学校が東大非医学部よりむしろ他大学医学部への志望が高まった、ということらしい。他のコラムよれば「資格」という安定性に惹かれている、という分析もあるようだ。それと直接関係ないかもしれないけど、医学部(医者)の就職活動というのを数年前に見たことがある。
 希望する病院のウェブのフォームに必要事項を記載し、募集開始時間と同時に送信ボタンをクリック。ただそれだけだった。ひょっとしたらその後面接とか一応あるのかもしれないけど、話を聞くと基本的にそれで終わりらしい。いや、見ていてちょっと本当にびっくりした。全国の病院でそうとは限らないのだけど、浮世離れしてると自覚してる私から見てもちょっとあまり一般的ではないなと思った。
 そのことから批判を展開どうこうというつもりはない(だって知ってる例があまりに少ない)。ただ、医者界隈ってのはどうもいろいろ変な業界なんじゃないか、ということを、上の話と併せて漠然と思った(いや、医者がすべて変って意味じゃないですよ)。また、「資格」「手に職」と言っても、都市部やある特定の分野に人材が集中し、地方やある分野などでは人手は不足する、という事態も起きて久しい。手に職の仕事であっても、業界としては安定、ということではないと思うのだけどなぁ、などと思ってしまう。

  給食費滞納へ法的手段 呉市 無責任保護者に業煮やす中国新聞 )。困った親が多い、という話。「 義務教育なので、支払う必要はないはず」って、根本的に義務教育の意味を勘違いしてるアホがおりますな。「ローンの支払いで……」ってのも、一見仕方ないように思えるが身の丈に合った人生設計をしてないということでもある。まあ、人生設計甘々な自分が言えることでもないが、それで済むほど人生甘くもないのだよなぁ。


2006年05月23日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 萌え化の波

 嫌な波だ。
 書店で学術書関連の棚をなんとはなしに眺めていたら、「おや?」と引っかかるものがあってちょっと一冊手に取ってみた。よくある学生向けの大学物理の解説書で、別にタイトルとか著者とか帯のコピーとかに惹かれたわけじゃない。俗なことに気を惹いたのはイラスト。昨今ではさほどでもないが、一昔前なら真面目な解説書の表紙にはそぐわないと言われそうなものだ。どうも絵柄に見覚えがある気がしてカバーをめくってみると、「表紙イラスト:竹」。あ〜、 戯言シリーズ のイラストの人ですか。
 氏が表紙イラストを手がけてるのは 理系なら知っておきたい物理の基本ノート[電磁気学編]理系なら知っておきたい化学の基本ノート[物理化学編]大学生なら知っておきたい物理の基本[力学編] の三冊(注:中のイラストは手がけてません)。他にも 中経出版 の「基本ノート」シリーズはあるが、(いずれもマンガ絵ながら)表紙イラストは別の方のようだ。
 ちょっと氏のファンでもここまで押さえてる人はあまりいないんじゃないだろうか、と思ったので日記に記すと共に、編集の趣味なんかなぁ、という感慨で強引にシメ。

[その他] 自分のことは?

 ここんところネットで炎上中の 日テレ薮本アナのブログ 。同社炭谷アナの盗撮事件に対し、「無警戒な女性の方も悪い」ってなことを書いてしまったんだから、そりゃ炎上もするよなぁ。まあ、それ単体だったらそういう意見もあるだろう、ってだけだ。まあ、若い女性へのやっかみ、と取られるかもしれないが。だが今回のタイミング的には、「擁護ではないが」と言っても身内への擁護と取られてもいたしかたない。それが正しいかは別として、批難のコメントが多くよせられるのは簡単に予測できるだろう。でも、個人的には「ただ単にそういう話」と思い、別にコメントしたり日記で取り上げて批難しようとは思わない。
 じゃ、なんで日記で取り上げたかって? 薮本アナは 本日のエントリー で、こう書いている。
おとといだったかな、このブログに盗撮のことで思うことを書いたら、
何だか大変な勢いでコメントが入って収拾がつかなくなってしまった。
とても全ては読みきれなかったけれど、非常に不愉快なものが多かったので
申し訳ないですけれど、本文ともども、削除させていただきました。
 要約すれば自分の迂闊な行動による結果は見たくない、ということだ。一方 薮本雅子ブログ:盗撮で思う ではこう書いている。
やってしまった行為を擁護するわけではないのだけど、
おばさんは思う。
(中略)
基本的には男っていうのは、女の子のパンツが見たい。
目の前にパンツが見えそうなかわいい子が歩いていたら、
必死になってのぞこうとするのが男だ。
触れるものなら、触りたい、脱がしてやりたい、と思うのが男。
目の前でパンツを見せられたら、
どうにかなってしまう男がいたっておかしくない。
 と、被害者側の不注意をも批難する調子だ。それを否定はしない。そういう意見もあるだろう。だが、自分でそう言ったからには自分の不注意も自ら批難し、反省して欲しい。自分の行為と他人の行為とで適用する規範に異なるものを(意識してできるだけ)使わないで欲しい。まあ、それだけ。


  大須デンキガイ さんで知ったのだが、一昨日大須のスクランブル交差点で事故があったらしい。ニュースソースのCBCニュースは既に削除されているが、 2chのスレ によると、 午後1時半頃、中区大須3丁目の交差点で軽自動車と乗用車が衝突し、その弾みで軽自動車が道路沿いのパソコン店の入口に突っ込んだ。とのこと。大須でスクランブル交差点は二箇所あるが、角にパソコン店があるというと、赤門通り前の方だろう。二、三年前にスクランブル交差点に切り替わったが、これが結構あぶなげ。スクランブル交差点に慣れてないので、歩行者や車が交差する道路の信号が赤になった瞬間に見切りで進みだす、ということがよくある。
 うちの近所(住宅街)にもスクランブル交差点があり、そちらは地元住民ばかりなので早々に慣れ、そのような光景はあまり見られないが、大須の方はいつか事故を起こすんじゃないかと思っていたら、やはり案の定だった。被害者の怪我が軽い様子なのがせめてものなぐさめ。

[アニメ] シムーン#7

  シムーン #7「公海上空にて」。今回で二人の補充人員が到着することで、正式の編成にようやく復帰。もっともその補充人員のマミーナがまた自分の力を過信&誇示する奴で、まあ確かに実力はあるんだけど、中心であるネヴィリルを欠いてバラバラのコール・テンペストを見下し高飛車に出ながら、とっくにその威勢を見透かされててなんだか微妙にマヌケで可愛かったり。とげとげしかったモリナスやドミヌーラもいつの間にか馴染んで仲良しさんになってるしな。でも、マミーナや他のコールから見下されお荷物扱いされても、なんとなく慣れてるコール・テンペストって……一応、元エリート舞台だったろうに。
 そんなコールテンペストの状況を見て、いつまでもコールに復帰しようとしないネヴィリルに、上は無理矢理パルを組ませようとマミーナをけしかけるのだけど、結局ネヴィリルの意は変えられず、隣国との秘密和平会談後解散の決定が……あれですか、校長室に呼ばれて「廃部だっ!」パターン?
「艦長! この艦長室に、翠玉のリ・マージョンを飾りたいとは思いませんか!」
 なんだかだめぽ。
 冗談はともかく、この作品って、未知の存在としての異性(男性)が出てないから、結局美少女だらけに見えて実はジェンダー性が逆に薄いのだよな。そんな作品の演出・意図はわかるが、設定の性質上男性キャラも女性声優が演じてるのは、ちとキャラの性別がまぎらわしい……

[その他] 買ったもの

 ・ 怪物王女(2)/光永 康則

 登場キャラが増えたこともあるけど、一巻より段々良くなって来てますな。今回で怪物三人組勢ぞろい(ってチガウ)。

 ・ 涼宮ハルヒの憤慨/谷川流
 ・ 魔物を狩る少年/クリス・ウッディング

 裏表紙のあらすじ見て、「ああ、創元がまた勘違いしてるなぁ」とか思いつつ。後書き読んだら作者は日本アニメのファン(オタク?)なんだそうな。


2006年05月24日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「軍国化」って?

 そういや「軍靴の足音が」とか「軍国主義の復活」とか「軍国化の懸念」とかってフレーズをしばしば聞くけど、そもそも「軍国(化)」ってなによ、と思い広辞苑で調べると、
ぐん‐こく【軍国】
(1)軍隊と国家。軍事と国政。
(2)戦争をしている国。
(3)軍事を主な政策とする国家。
→―‐しゅぎ【軍国主義】
 まあ、(1)は違うでしょう。(2)もおそらくややずれてると思うので、おそらく意図としては(3)だと思われる。一応「軍国主義」の項を引くと、
ぐんこく‐しゅぎ【軍国主義】
国の政治・経済・法律・教育などの政策・組織を戦争のために準備し、軍備力による対外発展を重視し、戦争で国威を高めようと考える立場。ミリタリズム。
 これを一見すると、多少なりとも近代から現代の歴史の流れを追った人なら感じると思う。「時代錯誤だ」と。
 時代錯誤とはどういうことか。「現代の情勢には合わない」ということだ。つまり、そんなことをするメリットはない。メリットがないってことは、そうする理由がないってことだ。少なくとも、二次世界大戦時のような軍国主義は。そもそも当時の「軍国主義」ってのがどういう流れで発生したのかわかってないのでなければ、「当時と同じような軍国主義になる」なんて言えないと思うけどね。(注:当時あった問題は現代も残ってるのは間違いない。が、それが具現化するのは当時の軍事化とは違う形で起こるだろうことは、ちょっとものを見ている人間なら推測できる)
 国家間の軍事力行使を伴う衝突の可能性というのは、まあいつの時代もあるものだし、避けられるものなら避けた方がいいので、懸念するのはそれはそれでいい。でもそれを「軍国化」と脅すのは、事態に対し間違った(不正確な)印象を広めようというプロパガンダなので、好きではない。そんな阿呆なプロパガンダは「当時と同じ体制になるには、システム的に不可能」という一言で切って捨てられる。それにより大元の「軍事衝突の可能性の上昇」への危惧まで共に切り捨てられるのは、本意ではないでしょう?
 こういう安易な言葉の使い方をすると、中心の部分の危惧まで安易に軽く捉えられるので注意しましょう。最悪、物笑いのタネになりますよ?

[アニメ] まじぽか#8とBLACK LAGOON#7とオマケちょっとだけ

  まじぽか #8「今夜の呪文は吸血鬼」「夢の呪文は一日だけの魔法」。前半。近所で人間が次々に吸血鬼に襲われるという事件が発生。「パキラのような人影を見た」とパキラが疑われるのだが……なんつーか、真犯人の宇宙人親子が……子供はミニサイズの3mの宇宙人チックなのに親は美人だな、と思いきや、こっちはサイズが3mでした(^^;。あんだけ血を取られて、三人大丈夫なんか?
 後半は鉄子が検証で当てた「一日だけなんでも描いたものが本物になるチョーク」の話。ゆうま、パキラ、りるは持ち主の鉄子の意向を無視していい男を出そうとするのだけど、それは話の枕。鉄子の希望で「生身の身体をくれるアンドロメダの駅」まで連れてってくれる、「銀河電車」を具現化させる。どっかで似た話を聞いたような? けど、たどり着いた駅では、身体の交換に一日かかると言われて、みんなと一緒に地球に帰るために諦める鉄子。今回はどっちも「ぽか〜ん」とか「ゆるゆる」というより、「ほのぼの」の話だったなあ。わりと予告映像がフェイクだったし。

  BLACK LAGOON #7「calm down, two men」。「two men」か。「man and women」じゃなく。これまで特に立場も、矜持もなかったロックがラグーン商会とロアナプラで生きていく自分の立場をはっきりさせだすと共に、レヴィに対する立場もはっきりさせる。確かに、レヴィの言いようはズルかったのだよな。都合の良いときだけ、体験を盾に悲劇のヒロイン面することで相手の発言を封じる。それを真っ向から指摘したロックと角を突きあわせる。けど、逆にこれをしないとロックはレヴィに受け入れられなかったのだよな。で、最後は男の友情の証、 大門点け で締め。って男の友情かよ!

  ARIA THE NATURAL #8。暁が水の中にぶちまけたバラの花がゆっくり流れてく画面が出たとき、「綺麗」と素直に思わず「水が引けて、腐ったらタダのゴミだよなぁ」と思った自分は心が汚れてます。でもそんな自分が好き(笑)。


2006年05月25日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 最近の年寄りは大丈夫か?

  メードカフェの流行「いい若い者が大丈夫か」と胸ぐらを揺さぶってやりたい毎日 )。それは逆で「いい若い者」だからそういう痛い場所への出入りも許容されるんでしょ? いいおっさんが通ってたら痛々しくてしょうがない。っつーか、イメクラ・キャバクラとの違いはいかほどのものか、という話。
 この記事見てると、理解できないものを「理解できない。キモイ」と言ってるようにしか見えない。いや、キモイはキモイでいいんだけどさ。「どうしてキモイのか」が抜きで「生理的にキモイ。説教をしてやりたい」だけじゃあねえ……全国紙の記者さんとは思えない。女子高生感覚でそのまま大人になった女性の記事と読める。


  すい星墜落で大西洋に大津波発生と警告=仏研究家ジュリアン氏Yahoo!hl )。「 米連邦緊急事態管理局(FEMA)も5月23―25日にかけて津波警報演習を行う予定があることや、ノストラダムスやマザー・シップトンなどの預言者、聖書の記述などもすべてこの時期を示唆しているとしている」だそうで。あたまいたい。


  中国狙い撃ち再考を 分担率見直しで国連総長共同 )。アナン事務総長は「日本狙い撃ち再考を」と中国には言ってみえられたのでしょうか? いろいろと気になりますね。お金の動きとか。親族会社の取引先とか。


  「ローマの休日」著作権 50年?70年? 激安DVD差し止め申請産経 )。欲の皮つっぱらかせた業界が変なことするから……まあ、儲けようってハラなのは権利主張側も廉価版販売側も同じなのだろうが、結局製作に携わった人に還元されてるかは、ねえ?

[アニメ] ウィッチブレイド#8といぬかみ#8

  ウィッチブレイド #8「互」。斗沢に変身後の写真を突きつけられ、一連の事件の真相を迫られる雅音。だが雅音はのらりくらりと斗沢の追求をかわす。同時期、都内にははぐれエクスコンによるネオジーン襲撃事件がまたも起きていたが、そのエクスコンは今までと様子が違い、たまたま接触した雅音もこれまでにないウィッチブレイドの反応に戸惑う。
 雅音のスットボケ方が実に大人げねえ! 一児の母とは思えねえ! マリ子さんのところでしんみりした表情で飲み始めたと思ったら、チョーさんの乱入で飲み会→酒乱大発揮に……過剰に大きいバストを揺らしまくりだし。でも雅音は雅音で梨穂子と梨穂子との生活を守ろうと必死ってことか。スクープのためにロクデナシっぽい言動を繰り返す斗沢も、六年前の震災で家族も恋人も何もかも全部失い、マリ子の店に飾ってある写真を最後にかつての志を見失ってしまっていた。そして捨て鉢にパパラッチとしての生活を送っている。でもかつての情熱の残り火はどこかで燻っている。震災で何かを無くした者同士、という意味では斗沢も同じなのだろう。斗沢の依頼で仕事を手伝っていたところをエクスコンに襲われた雅音は、とぼけきれないと見て斗沢にすべてを明かすことと引き換えに、発表に猶予をくれと持ちかける。ある程度は斗沢のことを信用したってことかな?
 一方、NSWFの玲奈が独自に梨穂子に接触。ウィッチブレイドそれ自体には関係ないはずなのにってのと、会った後に拍子抜けしたように「こんなものなの?」とつぶやいた台詞から見て、やっぱ玲奈・梨穂子実の母娘説ってのが具体的になってきたのかねえ。鷹山の前から震災のしばらく前に姿をくらませていたことといい、回想シーンの玲奈が抱えていた包みが赤ん坊くらいの大きさに見えたことといい。
 なんとなく次回以降に引きそうなのは雅音を襲った今回のエクスコン。これまでのエクスコンと違い襲おうとする衝動に抗ってるように見えたり、ウィッチブレイドがあまり強く反応しなかったり。「エクスコン」ってのが単なる「兵器」ではないってことなのかもしれない。

  いぬかみっ! #8「こすってしっぽっ!」。今回のゲストキャラは……メガネ? どっからどう見てもうる星やつらのメガネなんですが。声も千葉繁だし。タイトルの「こすって」ってのは「コス(プレ)」にかけてたんですな。体重を気にしたようこは(何故か)しっぽのダイエットを決行。しかし街で尻尾丸出しで跳ね回るようこをみかけたメガネが、その(ふくよかな)尻尾に魅せられて、次の同人誌の(タヌキ娘の)参考にしようと啓太に頼み込む。ところが、人の強い願望に反応して他人の衣装を変化させてしまう鶏型の魔道具が乱入してきたことで話はややこしくなる。
 まあ、当たり前なんだけどメガネは微妙にうる星のメガネとはポジションというか、キャラが違いますな。あの欲望を妙に理論武装した似非インテリじゃなく、ただの薀蓄オタクになってるのがちょっと不満なところ。話自体は変なテンション+変態ノリで面白かったですが。北斗神拳ネタは、千葉氏が北斗の拳でナレーション&雑魚キャラの声をあてられてたことからかな? しかし、公式サイトの「特別ゲスト」欄には名前は載っておらず……載せたっていいのに。
 今回の騒ぎの大元である魔道具を作った「赤道斎(字は違うかも)」ってのが、もろもろの黒幕ってことになるのかな?


2006年05月26日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他][マンガ] それ、何の冗談?

 「女子高生 GIRL'S-HIGH」が恋愛ゲーム化だとか……いや、世の中でギャルゲーとは最も対極の位置に存在するものだと思うんですが……

 新大久保の駅で韓国人留学生がホームから落ちた女性を助けたというニュース、どうもニュースが錯綜しててわけがわからん……落ちた女性は 酒に酔ってた とか 貧血だった (共に Y!hl )とか記述が一定しないし、助けに入った周囲の情況もよくわからない。もし電車が来る直前だとしたら、助けに入ることは却って危ない。余裕があるのだとしたら、駅員を呼ぶのが一番いい。なんだかマスコミの「他人に無関心な現代の日本の中で、勇敢な行動に出た留学生の青年」という「物語」を作ろうという意図は感じるが、実際がわからないのでわからんとしか言えないよなぁ……

  ジオブリーダーズ(12)/伊藤明弘 購入。ページめくって冒頭、現在の進行から頭を巻き戻すのにしばらく時間がかかってしまった……一応、「改造化け猫四号」の件はカタがつき、ついに神楽の秘密に迫る展開へ。この巻の展開だけでも十分重くなってきてるけど、連載中の本編はさらに重くなりそうな予感。

[アニメ] デモンベイン#2とストロベリーパニック#8とデジモンセイバーズ#8と涼宮ハルヒ#8

  デモンベイン #2「EVIL SHINE」。う〜ん、今回は悪かった。演出も展開ももっさりしてた。部分部分の演出も思い切りが悪く中途半端だったが、デモンベインが必殺技を出すのを敵はただ「むむ〜」と唸って待ってるだけだったり、主人公は知人が瀕死の重傷(?)を負ったのに、それをどうにかしようとするではなく、ただ敵に戦いを挑んだりして……同じプロットでもちょっとした演出などでずっと良くなるだろうに。 *1
 「スチームパンクな都市で、巨大ロボが活躍する」という意味では、「THEビッグ・オー」のインパクトとハッタリに完全に負けてしまっていた……ハッタリ命なんだからもっとハッタリ効かせなきゃ。

  ストロベリーパニック #8「紫陽花」。え〜、なんつーか、本編の内容云々より千華留様はっちゃけ過ぎ。いささか怪しいところはあるし、でっかいリボンを頭につけてはいるものの、比較的常識人かと思いきや、先日は可愛い子にコスプレさせるのが大好きなことがバレ、今回は悪乗り……「現場百回」って……やたらと無意味にポーズつけるし。
 
  デジモンセイバーズ #8「ヨシノ玉の輿ゲット!? クリサリモンの影」。ヨシノとアイドルの熱愛発覚!? と思いきや、そのアイドルがデジモン犯罪に関わっている可能性があり、たまたま幼馴染だったヨシノが潜入捜査を行っていたという話。でも、ヨシノも幼い頃気が弱く優しかった彼がそんなことをするわけがない、と庇うのだが……
 マサルは別に嫉妬とかしないから、恋愛感情は完全皆無ですな。ただ、ヨシノの気持ちを慮って相手のところに乗り込んだりするのはバカはバカなりにヨシノを気遣ってるのか。
 それにしても本編がはじまり、しばらく何かがおかしいと思って見ていたら、開始後9分にしてようやくOPが流れてびっくりした。ARIAのような深夜帯ならともかく、子供向け時間帯でこういう大胆な構成をやるとはちょっと驚いた。

  涼宮ハルヒ #8「孤島症候群(後編)」。原作を上手い事アレンジし、演出とかもいろいろ凝っている。何より、キョンが不作為の殺人に関与したと思い込みキョンを庇おうとするハルヒと、ハルヒが本当に殺人事件を望んでそれを現実化させることがあるわけがないと信じるキョンに比重を置かれ描かれてて、全体の構成を考えてもわりと大事な印象を与えている。
 次回は第14エピソードでアニメオリジナル……一体どんな構成だ? 笹の葉ラプソディはやらないのか?
*1: そういや、前期の必殺シリーズでは、第一話に力を入れるのは勿論、第二話で今井健二氏や津川雅彦氏のような、インパクトの強い悪役を持ってくることが多い、ってのを思い出した。視聴者をきちんと掴むには二話目がかなり大事、ということだったらしい。戦力配分とかの関係もあるだろうけど、二話目で手ぇ抜かれると、ねえ……


2006年05月27日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 意味が違う

  「靖国は不幸なこと」 リー氏が小泉首相に共同 )。タイトルを見てリー(・クアンユーシンガポール元首相)もやっぱり靖国を憎んでるんだ、と思った人は早とちり。記事によると「 「(日中、日韓関係の)基礎は強いが、靖国問題は不幸なことだ」と懸念を表明、その上で「アジアとの経済関係や人とのつながりを乱すものではない」とも指摘した。」だそうで、記事見出しのミスリーディングっぷりと言ったら。
 さらに「 元首相から靖国も中国が心理的なプレッシャーをかけているだけで、日中友好の底流は変わらないと(言われた)」だそうで、中国側の事情だ、という見解のよう。ただし、「中国が悪い」と言っているとかいうことは、少なくともこの記事を読むだけではそう読めない ので注意。


  グーグル検索:「知」結集で価値評価し大躍進も事実の見極めも必要毎日 )。部分部分の言ってることは納得が行くのだが、論旨がなんだかおかしい気がする、と見て見ると、タイトルに『「知」結集』と書いたり『「世界の知を管理する神」とすら呼ばれることもある』とか(そんなフレーズ初めて聞いた)、「googleの検索結果に知性が関わってる」という前提で話をされているような気が。無論、検索エンジンのシステムには知は関わってるのだけど、それぞれの内容について吟味するような仕組はgoogleにはない。そんなものは検索エンジンには搭載されてるわけがない。その上でマスコミ等との比較をしているからおかしな論旨になる。確かに検索で引っかかった情報をうっかり鵜呑みにしがちなのは注意しなければならないんだが、ちょっとそれとは話が違う。それぞれ情報収集ツールに過ぎず、各々性質、利点や欠点がある。それだけのことなんだが。マスコミや専門家も間違えないってことではないしね。


 新大久保の駅の話は、駅に問い合わせた方によると、申さんが助けたらしいのは事実らしい。その問い合わせの答えの状況としては、1)緊急停止ボタンが押されたことにより異常を察知した駅員がホームに向かう。2)その時には既に女性はホームに引き上げられていた状態だった。3)誰が引き上げたのかは確認はしていない。4)女性が軽傷を負っていたので救急車を呼び、病院へ移送した。ということらしい。なんだかこれも情報が錯綜してるなぁ。
 助けたのが韓国人留学生の申さんというのはおそらく警察発表による事実ではあるのだけど、 他の情報 によると、a)女性を助け上げたのは申さんを含む複数人。b)一人で女性をホームに上げることは不可能(まあ、意識を失ってる女性をホームに上げるのは普通一人では難しいでしょう)などといった証言もあるという話で、少なくとも一部マスコミの論調は正確ではないようです。
 助けた申さんは純粋な善意、あるいは義侠心で行ったのだろうしそれを勘ぐるのはちと邪推が過ぎていてきちんと評価すべきと思うのだけど、「ホームから線路に誰かが落ちたら助け上げるのが人として当然」というマスコミの論調は個人的には害悪だと思います。(助けに入ってもろとも撥ねられたらどうするんだ)

[アニメ] ゼーガペイン#8とガーゴイル#7とひぐらし#4

  ゼーガペイン #8「水の向こう」。守るべき世界が虚構であることを知ったキョウは戦う意欲を失っていく。そんなキョウに喝を入れるために、シマはメイウーとペアを組み舞浜サーバへ向かわせる。
 メイウーがかなり辛辣なキャラになってますな。ちっぽけな舞浜サーバを見てショックを受けたこともあり、敵がゼーガを襲おうとしてるのにキョウはエンタングル・アウトして一人で逃げ出してしまう。でも、サーバの中で日常を営む友人たちを見て、キョウはバーチャルであろうと世界を守ろうと決心する。
 メイウーもただ上海サーバを失った後の心無い言葉の恨みを晴らしたかっただけじゃなく、彼らの守るべき厳しい現実を受け止めさせようとしてたみたい。ショートでつり目はやっぱいい奴だ。でも15歳なので守備範囲外。残念。って、人格データだけだからこれ以上成長もせんのか。
 傭兵夫婦のクリスとアークは腕はたつのだけど、ウィザードであるアークの挙動が不審。データが壊れてしまってるんだろうか?

  吉永さん家のガーゴイル #7「梨々恋しや首なしデュラハン」。梨々がいないことを寂しく思ったデュラハンがハミルトンの元を脱走、百色と一緒に暮らす梨々の元へやってくる。最初はいぶかしまれるが、純粋に梨々を慕っているらしい様子に、御色町の人々も次第になじんでいく。しかしハミルトンが梨々もろともデュラハンを取り戻そうとして……
 ハミルトンがちっと切ないなぁ。妻を亡くし、狂気を暴走させてしまい、完全に悪人化。娘を利用してるけど、娘の幸せを望んでないわけではなさそうなのだが。ともあれ、これでハミルトン関連は完全にけりがついたのかな? 今回は原作にないオリジナル回だったそうだけど、流石にそつなく上手くこなしていて違和感はない。

  ひぐらしのなく頃に #4「鬼隠し編 其の四歪」。う〜ん、シーンシーンのインパクトは確かにあるんだけど、なにをやりたいのか、どういうこっちゃかさっぱりわからんな……シーンのインパクトが笑えるほどなので取りあえず見てしまってるが、そういう見方でいいのかな?

 それと いぬかみ のメガネは、原作では準レギュラーですか……ハルヒのPC研部長とかと似たような扱い(適宜に事件を起こすためのサブキャラ)かな?
 ちなみに「ゲスト云々」と書いたのは ここ の「キャスト(スペシャルゲスト)」のことです……

[その他] 買ったもの

 ・ Strike And Tactical Magazine vol.15

 89式小銃のマガジンポーチが付いてるってのが、太っ腹と言うか。ミリタリー誌系統でこの手のオマケがついてるのは珍しい。縫製とかもしっかりしてるっぽい。
 本誌の中身は THE戦闘糧食 の管理人M氏による各国レーションの紹介記事の連載が開始。多分、日本国内ではもっともレーションを詳しく紹介しているサイトの管理人氏なので、これからも濃ゆいレーションが紹介されるんではないかと思える。レーションの写真も自身で撮られたのかな? 流石本職。
 と、小林源文氏の「新オメガ7」に、個人的にちょっとどこかで見たような顔が出てるんですが……


2006年05月28日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 新大久保駅の救出劇・暫定結論

 いくつかJR東日本に電突等をしたサイトがあり、その中で 棒太郎の備暴録 さんの もの が要点がまとまっているようなので、それをリンク。
 こちらによると、緊急停止ボタンで事態を察知したのではなく、感知マットの反応でホームからの転落者に気付いた模様。また、落ちた女性は泥酔状態だったという話は他でもいくつか出ており、どうもそちらの信憑性は高そうです。まあ、未成年の女性が酔っ払って落ちたとなるといろいろあれなので、貧血と言う情報で報道した可能性もありますが、事態(救出の周囲状況)にはそれほど本質的ではないのでこれはそんなに注目することもないでしょう。
 で、結局ダイヤの遅延もないということで、特にプレスリリースはしなかったとのこと。と、いうことはどこからこのニュースが発信されたのか、ということになります。これは今後の疑問点(最初の報道どおり警察の可能性が最も高いが)。
 また、棒太郎の備暴録さんのエントリによれば、やはりホームから線路への転落の対応としては正しくない(ありがたくない。二重事故になる可能性が高い)ということで、申さんの善意は疑いませんが、行動としては軽率であったとは思います。
 被害者女性については 朝鮮日報の5/25の記事 によると女性の意識はあったそうで、それならホームに無理に上ろうとし続けるよりはホーム下の避難場所に避難させ、駅員を呼んで対応を待つ、というのが正しいように思えます *1 。場合によってはやむを得ない場合もあるかもしれないけど、どうも状況はいまだ不透明の部分が多く、そうであった、とは断定できません。が、少なくとも「ホームから人が落ちたら助けに降りるべき」という風潮を作られるとJRおよび他の鉄道会社も迷惑でしょう。
 マスコミは「美談」を必要以上に作りたいようですが、むしろすべきは「このような場合には本来どのような対応が正しいか」を知らせることだと思います。
*1: 新大久保駅のプラットホーム下は十分な避難スペースがないそうで(一応、ぎりぎり身を隠せるくらいのスペースではあるようだが)、今回の件も仕方ない部類である可能性はある。

[特撮] カブト#18

  仮面ライダーカブト #18。ゴンの記憶編後編。ゴンを人質にとられた風間はZECTの影山に脅されるままにドレイクに変身して天道=カブトを襲撃する。風間の心中を察した天道はやられたと見せかけ、ゴン救出作戦を目論み、無事救出する。再びZECTがゴンを狙うことを防ぐには、ゴンの記憶を取り戻し親元に返すことが一番だと考えた天道と風間は(この理屈もようわからんが)、ゴンが飲んだことがあると言う味噌汁の味を頼りに、彼女の身元を調べ始める。
 やたら無意味に食べ物を大事にする男、天道(笑)。ゴンの監禁場所がZECTの保養所だと知り、まかない係として潜り込んで職員の食事に睡眠薬を盛ろうとする加賀美を、「食事の時間は天使が降りてくる、神聖な時間だ」と止める。いや、子供番組としては正しいけどさ……結局ひよりお手製の至福の鯖味噌に夢中にさせてる間に鍵を奪取、ゴンを解放する。無茶苦茶やがな。
 結局ゴンのお味噌汁の記憶から、風間を取材していた女性雑誌記者がゴンの母親と判明。「昔の記憶を取り戻せば、風間と一緒にいた間の記憶は失うかもしれないぞ」という影山の脅しにも屈せず風間はゴンを母親と引き合わせる。ゴンは母親を見ても記憶を思い出さないが、そこを急襲したワームから自分を庇う母を見て、記憶を取り戻す。ZECTに逆らうカブトとドレイクを抹殺しようとザビーに変身し襲い掛かる影山を、これも二人のコンビネーションで撃退。
 後日、母親と二人で歩くゴンの前に風間が現れるが、ゴンは風間のことを完全に忘れてしまっていた。しかし寂しさを押し殺し、「それでいい」と立ち去る風間。しばらくドレイクは退場かな? でも次のライダー、ザソードが次回に登場予定。どうも天道同様に自信過剰でイヤミな唯我独尊男みたいだけど……
 ゴンと別れを告げる風間が、クロックアップを使い気付かれないように立ち去ったのが、ちょっと粋だった。一方、影山はとことん小者扱いで哀れ。
 ちなみに毎年恒例の映画のCMも流れはじめた。どうも今回もアフターエピソードらしく、映画のみのライダー「ガタック」がちょっとお目見え。


2006年05月30日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] まあ、そりゃそうなんでない?

  都立板橋高の卒業式「妨害」、元教諭に罰金刑 東京地裁朝日 )。学校側の提訴内容が正しいなら確かに業務妨害で、まあ、そうだと判断されたんならまったく妥当な判決内容でしょう。生徒の卒業式を見に来たはずなのに、肝心の式には出ずに(出られずに)一体何やってるんだか。


  俳優の岡田真澄さん死去朝日 )。個人的には「ダンディが服を着て歩いている」というイメージだった。コメディ方面にもわりと出てたが、それもあってかユーモアのわかる人、というイメージもある。惜しい方を亡くした、ということで取り上げてることもあるのだけど、 Wikipediaの岡田眞澄の項 で、「 コペンハーゲンの人魚姫像のモデルは岡田眞澄のおばにあたる」というのを初めて見て、これがびっくりしたので。
 しかし、もう70だったのだなぁ……お悔やみ申し上げます。


  4カ国の海保が合同訓練 中韓は直前キャンセル朝日 )。韓国は中国追従かな? 中国としては、わりと微妙で無難な政治的判断かな? やっときゃいいのに、とかとも思うが。

[アニメ] SPEED GRAPHER#9〜12

  SPEED GRAPHER #9〜12。神楽が残り半年の命と知った雑賀は、DNA検査の結果が出るまでの間、神楽の両親のゆかりの温泉宿に身を寄せることにする。経済界の大物足利雄一郎と結婚した母・神泉だったが、その前に恋に落ちた相手との逢引にこの温泉宿を使っており、神楽は自分の本当の父はその男ではないかと期待していた。神泉に虐待されてなお、自分が愛のない子供だとは思いたくなかったのだ。事実、駆け落ちの期日に宿に来ず、神泉が去った後で彼が来たことを宿の女将から聞いた神楽は喜ぶが、それとは裏腹に雑賀の表情は晴れなかった。男が自分を裏切ったと信じたままで、日に日にその男に似てくる娘への憎悪を募らせた神泉の気持ちが察せられたからだった。
 一方、雑賀が天王洲グループの水天宮に狙われていることを知った銀座ひばりは、水天宮の縄張りを荒らした詐欺を手土産に水天宮と取引をしようとするが、歯牙にもかけられない。思い余ったひばりは直接神泉と接触、神楽を連れ戻す代わりに雑賀の無事の保証を求める。
 雑賀は旅館の女将の話から、神楽の父が勤めていたという研究所跡地に、神楽の父の足跡を求めて訪れる。しかし、そこへ水天宮が直々に急襲。雑賀は神楽を逃がすが、自身の血液を自在に操る水天宮の能力に、命からがら逃げ延びるもその途中でひばりと出くわし、気絶させられた挙句に車のトランクルームに放り込まれる。
 雑賀とはぐれた神楽も雑賀の知り合いの刑事ということでひばりを信用、神泉が危篤に陥ったとだまされ、神泉の元へ連れて行かれる。元気そうな神泉の姿を見てだまされたことを悟り、さらに水天宮と神泉が結婚すると知り水天宮の野望を必死で訴えるが、嫉妬したひばりと、神泉の憎悪になすすべもなく、水天宮に療養のためとその身柄を託される。が、水天宮に連れて行かれたのは洋上のタンカー内に設置された研究施設で、そこで神楽はユーフォリアの覚醒を促す体内物質分析の素材として扱われた。しかし水天宮と神泉の結婚を防ごうとする神楽は隙を見て施設を脱走、水天宮ビル屋上の屋敷へと向かう。そしてその中で気がふれて屋敷内に密かに幽閉されていた神泉の恩人豪徳寺を見つける。
 神泉は水天宮の野望に気付かず、ついに水天宮との婚姻届にサインをしようとする。神泉は保証人として豪徳寺を水天宮に引き合わせようとするが、そこで神楽を見つけ、水天宮の野望を聞かされる。だが、娘も信じない神泉は、神楽と水天宮がつるんで自分を裏切ったのだと思い、女中たちに二人をもろとも始末させようとする。しかし本性をあらわした水天宮は女中たちを返り討ちにし、更に豪徳寺も殺され、そして神楽の父親から受け継いだ水天宮の左腕によって神泉が息の根を止められる。
 必死にいまわの際の神泉にすがりつき父の裏切りの誤解を訴える神楽。水天宮はそんな二人に無関心に、神泉の死により天王洲グループのすべてを受け継いだ神楽との決意を部下に表明する。

 ここらへん、ストーリーの根幹に関わる過去の話や展開が多くって簡単にまとめられないですわ。男に裏切られた(と思い込んでいる)神楽の母・神泉の過去といい、水天宮の野望といい、急速に昼のメロドラマ臭が強まってまいりましたよ? 個人的には女の嫉妬むき出しのひばりたんが良かったですが。(笑)
 その一方で水天宮自身がユーフォリアであることが明確にされ、なおかつユーフォリア誕生に神楽の父も関わっていたことが示唆される。神楽の父が開発した新種のウィルスに感染したものが神楽の体液に含まれる特殊な物質に触れることにより、ユーフォリアとして覚醒するのだという。水天宮の身体は、その神楽の父と深い関係があるようなのだが……
 この四話では神楽のアップダウンが激しかったかも。雑賀と二人の逃避行を楽しんだり、神楽は自分の父が母を裏切っていなかったことを知り、喜んだり。しかし、雑賀が奪われたと嫉妬に燃えるひばりの憎悪に晒されたり、実験施設で水槽につけられた挙句変態チックな研究員になでまわされたり。また父の無実を神泉にも訴えるが、その声が届いたのか届かなかったのかわからないまま、神泉は絶命する。そして神楽は唯一の肉親を失い失意のどん底のまま、政略結婚させられようとする。
 話的にも二転三転急直下。大ボスかと覆われた天王洲神泉は折り返し地点にして退場、いかにも怪しかったとはいえ水天宮が真のラスボスとしてその野望を実現させ始める。愛を求めながら愛に裏切られその反動で娘を憎悪し、最後は微かに愛する男の面影を重ねた水天宮に殺された神泉、哀れ。
 襲い来る敵の 変態超人 ユーフォリアは、どっかで見た微笑みの貴公子に似た百合丘蘭がちょっとだけ御目見え。刺青のユーフォリアらしく、身体に彫ったクモやナイフの刺青を具現化させ、雑賀を確保したひばりに襲い掛かる。
 急展開に合わせてか、OPの映像も本編使い回しではなくちゃんとした独自のものに。エンディングも次回で変わってしまうらしいけど、それはちょっと残念かなぁ。


2006年05月31日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 塩辛はやっぱ難しいにゃぁ

 おととい塩辛を漬けたのだけども、味見をしてみると塩がきつすぎる感じ……むむむ。前に漬けたときもそう言えばそうだっけ。なんでそうなのかはちょっと理由がわからない。ただ、最初はかなり塩を弱めにしておいて、漬け込みながら味を見て調整すべきなのだろう。まあ、これは元々調味料に使うのをメインのつもりで漬けたので、塩きつめでもいいんだけどさ。ただちょっと自分の学習しなさ加減に絶望した!


  富町無防備平和条例6月2日に直接請求へ/条例化めざす会八重山毎日新聞 )。やっぱり「無防備都市宣言」という制度を、根本的に勘違いしているとしか思えない……まあ 法文をお経と勘違いしている方々( 大分合同新聞 )みたいな人たちもいるわけで *1 、本質的には結局そういう「魔術的思考」のたまものなんだろうなぁ、と。とりあえず、大前提として「今日本は戦時下の交戦状態ですか?」と。


  北方領土 露TVで四島返還論 専門家発言「対日同盟が国益」Y!hl )。ロシアってえと、わりと最近中国と組むことが多い印象があったけど(無論、世論の対日感情も結構いいのだが)、やはりロシアはロシアで外交にいろいろ四苦八苦してるのだなぁ、という感想。いや、詳細に分析するだけの余力ないっす。


  「何者かが写真をダウンロードした形跡」 海兵隊民間人射殺疑惑産経 )。事件の内容そのものが気になったのではなく、「 その後、写真を消去したが、それ以前に何者かが写真をカメラからダウンロードした形跡を見つけたという」ってくだりが。デジカメからPCなりにデータを移し、その後消したけどそのPCに誰かが不正アクセスした形跡があったってこと??? 具体的に何をどう分析して「形跡」を見つけたのかさっぱりわからん。


  「日本にすしにされた」=サッカー・ドイツ代表に不安指摘−大衆紙Yahoo!sports )。すいません、試合内容自体は見ておらず、結果報道だけ聞いた状態なんですが、「日本と言えば寿司か!」ってのが……日本イレブンは強敵相手によくやった、と思いますが、カブトの緒を緩めることもできないのだろうなぁ。
*1: 「憲法に守られているのは国民」のくだり。戦争は避けるべき悲惨な事態だというのは同意だが、実際には戦争を回避するのは外交・内政上の努力に他ならない。憲法が守ってくれているわけではない。神様ですら自らを助けぬものは助けないって言ってるじゃん。

[アニメ] まじぽか#9とBLACK LAGOON#8

  まじぽか #8「絶好の呪文は色男さんいらっしゃーい」「白の呪文はクリスマス」。前半、夜焼き芋を買いに出たときに不良に絡まれてるハンサムさんをたまたま助けたりる。うっかり狼(犬?)に変身してしまい、惜しいことをしたと残念がるのだが、その彼がりるにお礼をと、四人の住むがらくたハウスを訪ねてきた。ところがパキラがその男に横恋慕。りるをまた変身させて二人の邪魔をする。色男をパキラに取られそうになったりるはゆうまに変身を強制的に解除する魔法をかけてくれと頼むのだが……最初の変身解除の失敗姿はともかく、二番目のは上半身だけ上手く出せばごまかせたのでは? いや、下半身はグロいんだけどさ。つか、モザイクがかかっててよくわからなかったのだけど、一体どんな姿だったんだ??? 自分の魔法の失敗を逆ギレするゆうまはいつもどおり。
 後半は、クリスマスネタ。願い事をかなえるってことで、ちと七夕話のマイナーチェンジっぽかった部分も。ただ、どう見ても空き巣のおじさん(正体はホームレスだったけど)をサンタと勘違いして歓待するって部分は大きく違ってたか……鉄子が、靴下作ったり(普段は素足?だから)、クリスマスの料理を作ったりと頑張った割に全然むくわれなかったのは、そういうポジション確定か。


  BLACK LAGOON #8「Rasta Blasta」。バラライカの姉御と並ぶ本作の人気キャラ、最凶最悪メイドのロベルタ登場。今回はその凶悪ぶりは最後にちょっと出ただけで、もっぱら機械的かつ嘘くさそうな応答っぷりが目立ったのだけど、ぼっちゃんと腕相撲してびくりとも動かなかったときのロベルタの腕の筋肉の盛り上がりっぷりときたら……ロベルタの能力&過去を考えればそのくらいであって当然なのだけど、メイド服がぱつんぱつんでした。ぱつんぱつんと言っても、多分、全然萌えない方向に。(笑)
 あと、傘スパスはやっぱ動画になっちゃうと不自然さがどうしても気になっちゃいますね……いや、マンガのあれのアイデアは「良い嘘」なんだけど、普通の傘のサイズではやっぱりどう考えても収まらない……いや、実際にスパスのモデルガンを傘に仕立てたドアホウな一品(誉め言葉)を見たことあるんですけどね。まあ、傘自体のサイズもさることながら、傘の先端がスパスの銃口のサイズってのがまず不自然……それを言っちゃあおしまいよ、なんですが。傘をもっとデフォルメチックに大きくすれば、不自然さは多少回避できたかなぁ。