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2011年05月23日(月) 旧暦 [n年日記]

[映画] 戦火のナージャ

 1996年に製作されアカデミー外国語映画賞とカンヌグランプリを受賞した「太陽に灼かれて」の続編らしいのだけど、実は未見。
 なので、「そもそもナージャって誰やねん」ということになるのですが、ナージャとは今作の主人公の一人で、前作の主人公アレクセイ・セルゲーヴィチ・ナコフの愛娘……らしいです。(後で仕入れた補足情報)
 前作「太陽に灼かれて」は、ロシアの革命において英雄となったナコフ大佐が、妻の元恋人であるKGB大佐の謀略により破滅的な最期を迎える、というものらしいのですが、今作ではそのナコフが生き延びており、政治犯として処刑されているはずがなぜか刑事犯として生き続けている、というところから始まります。(前作で直接的に死の描写があったのかがわからないのだけど)
 彼を陥れたKGB大佐・ドミトリは、政治犯の家族として処刑されているはずのナコフの妻と娘の過去を隠蔽し匿うのだけど、ナコフの娘・ナージャは父の無実を固く信じ、スターリンからナコフの生死を確かめろと命じられたドミトリの挙動から、父が実は生きていることを察する。
 ナコフはドイツ軍の襲撃を機に脱走するものの捕まり、懲罰部隊に編入、ナージャもまた父を探すために医療兵として戦争に参加し、それぞれに地獄のような戦場を目の当たりにする。
 正直前作の状況が掴めなかったので「ポカーン」だったのだけど、「共産趣味者」をかじった者としてはまず冒頭から大受け。
 うららかな湖畔、テラスで楽団の演奏を聴きながら側近達とくつろぎのひと時を過ごすヨシフ・スターリン。実に岡田真澄似w(逆だろ逆) でもくつろいでるのはスターリン一人で、回りの人間はいつ逆鱗に触れるかと、その一挙手一投足にピリピリし続けている。そいでもって、突然行なわれるスターリンのサプライズバースデープレゼント。でもただのプレゼントであるわけがなく……
 そして、少年少女団でのやりとりを始めとする、粛正を恐れる人々の赤裸々なまでの醜い反応や、ひたすら自己保身に身を固める人々が、姑息ながらもそういう時代であり、同じような状況で同じようなことをしないと言える人の方がまずいないだろうと思わせる。
 さらに、ナコフが編入された懲罰部隊。ろくに武器も支給されず、銃をくれと言えば「敵から奪え!」と、冗談交じりに軍オタで交わされるような会話が、当り前になされる。そこに何故かエリート士官候補生の部隊が配属されるのだが、これだけでもう当時のぐちゃぐちゃさ加減がわかる。エリート達と懲罰部隊の意識のギャップ、それでもまだ子供っぽさの残る士官候補生たちは懲罰部隊に馴染んでいくのだけど、それも戦火がすべてを吹き飛ばす.
 戦闘シーンはひたすらぐちゃぐちゃとしか言いようがない。赤十字の救助船に乗り込んだ負傷兵が挑発するドイツ機に信号弾を撃ち込み、機銃手が死亡、それに逆上したドイツ機が攻撃し、その事実を隠蔽するためにドイツ機が全員を殺そうと殲滅戦を仕掛けてきたり、貧弱な小火気しかない防衛戦にドイツの機甲部隊が押し寄せてきて文字通りミンチにされたり(あれは四号戦車だな)、ただ単に残酷なだけじゃなく、その時に独ソ両方の反応や行動が、実にらしくて、なんかこう、ぞくぞくするのですよ.
 祖国防衛の御旗の下ただひたすらに消耗されていくソ連人民の姿が描かれていくのだけど、新鮮というわけではないけど、間違ってまだ人民が渡っている橋を爆破してしまった責任者を「この人殺し!」と鬼気迫る形相で追い掛ける誘導係のソ連兵や、たった一人でドイツの機甲部隊とぶつかってしまい、絶望と混乱で身にしていた銃剣付ライフルで押しとどめようとする士官候補生とか、喜劇と紙一重の悲劇(笑おうにも、多分当時実際に似たような光景はあったのだと思える)は、そら寒くなりながらも、なんか妙なリアリティを感じてしまって。
 こういった戦争描写は文句なしなんですが、話自体は中途半端で終わってしまい、物語的にはかなり消化不良。どうも続編が製作されるってことらしいのだけど、映画としての評価は保留。でも、あの戦争の描写は一見の価値ありだと思う。


2010年05月23日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#15とW#36

  ゴセイジャー #16「カウントダウン!地球の命」。デレプタが倒されたウォースターはモンス・ドレイクが自ら乗り出し、地球人絶滅を行おうとする。ドレイクに地球の酸素を奪われ、次々息苦しさで倒れていく地球人を見て、ゴセイジャーはモンス・ドレイクを倒し計画を止めようとするが……

 ありゃ? あっさりとウォースター壊滅? なんかゴセイジャーのパワーアップも実感湧かないし、単にウォースターが人材不足としか見えない展開だったなぁ。でも、節目にしてはちょっと中途半端な話数で、これはむしろテコ入れのための方針変更なんだろうか?
 無論これで終わるわけもなく、これからも戦いは続くらしいのだけど、番組としてはなんだか迷走してるよう。
 ところでモンス・ドレイクは「モンス星人のドレイク」ってことだったのか。見た目でも分かるように蛾(moth)モチーフなのは自明なのだけど、そうすると「ドレイク」はやっぱスタートレックなのかなぁ。


  仮面ライダーW #36「Rの彼方に/すべてを振り切れ」。凪をウェザーから守る力を手に入れるため、シュラウドの特訓を受ける竜。だがあまりに無謀な挑戦に、失敗を繰り返し傷ついていく。
 一方、園崎家では井坂が琉兵衛との敵対を明確に宣言。野心をあらわにした冴子ともども、琉兵衛の前から姿を消す。だが、井坂が琉兵衛を越えるために必要なクェツアルコアトルのメモリの完成のために、凪に打ち込み恐怖で成長させたはずコネクタは、何故か十分に成長しきっていない。それは、凪が竜の言葉を心の支えにして恐怖に耐えていたからだと知り、井坂は凪の目の前で竜を倒そうとする。
 シュラウドの出した「一周十秒」という課題がクリアできない竜に、シュラウドは「憎しみの心が足りないからだ」と告げるが、凪のピンチを聞き、竜は憎しみではなく守るために戦うことを宣言、最後のトライアルで一周十秒を叩き出す。
 が、亜樹子はシュラウドの手元のストップウォッチは、10秒を切っていないのを見てしまう。シュラウドは憎しみの心を捨て去った竜を見限り、わざと彼に嘘をついたのだ。
 そのことを知った亜樹子は、翔太郎にそのことを告げるが……

 アクセルのパワーアップ、冴子の組織からの離脱、そして井坂の最後と盛りだくさんの回。
 シュラウドの出した課題をクリアできない竜は、最後の最後でなんとかクリアしたかと思ったら、それはシュラウドの嘘。しかしそれを本人も気付いてか気付かずか、亜樹子にまるで永久の別れのような言葉を残してく。
 テラーの力を手に入れるために、まずは竜を倒そうとする井坂。圧倒的なパワーを見せつけるが、アクセルの新フォーム、トライアルフォームのスピードは雷撃ですらかわす。
 トライアルの圧倒的な速度の前にウェザーは破れ、井坂はメモリの過剰使用の副作用で全身を真っ黒にさせて消滅する。井坂さん、「君は園崎に近づくための方便に過ぎなかったが、云々」だなんて人間味のあるセリフ言っちゃダメだって。どう考えても死亡フラグなんだから。
 が、井坂は最期に「お前たちもシュラウドに操られてる」と意味深な言葉を……シュラウドの目的は確かに不明だし、どう考えても正義のためとかじゃないんだけど、琉兵衛とシュラウド、この二人の思惑にいいように操られてる、ってことなのかな?
 しかし井坂と死に別れた冴子も、クーデターは失敗し、どうも反逆の理由も若菜に意地悪し続けたのも琉兵衛の愛情が自分ではなく若菜に向かっていると感じためらしい、ちょっとしたファザコンっぷり。家族であっても裏切り者を琉兵衛が見逃すわけもなく、これからどうなるのか。
 そして若菜。冴子の失脚により突然組織の後継者となってしまうわけだけども、若菜自身、それをかなり望んでいない。フィリップと来週再び接触するところを見ると、どんどん悲劇的な流れになってくような。


2008年05月23日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#8

  マクロスF #8「ハイスクール・クイーン」。ヴァジュラは撃退したもののギャラクシーの安否は不明なままで、シェリルはフロンティアに居続けることに。芸能活動を本格的に始めたランカもその都合上美星学園に編入。が、それに驚いている暇もなくシェリルが地元交流と称して学園にやってくる。アルトがイヤリングをなくしたことをだしに奴隷呼ばわりして学園の案内をさせるシェリルだが、学園内でシャワーを浴びてた隙に小動物にパンツを盗まれ、学園中をひっくり返しての騒ぎになる。

 やると思ってはいたが、やっぱりやりやがったw
 フロンティアに滞在し続けねばならなくなったシェリル、なんの気まぐれかアルトたちの学校へ。ランカも編入してきたばかりだったのだけど、その表情は浮かない。仕事と言っても着ぐるみを着ての商店街での販促イベントとか、やってることはいわゆるみかん箱営業。徳川さんが励ましてくれるし弱小事務所の無名新人だから仕方ないとは思いつつも、シェリルとの差がまざまざと示されるとやはりつらい。しかもアルトともいつのまにか接近しているのを見てはなおさら。レズっ娘の本性丸出しのナナセの応援だけではなぁ。
 でもそのランカを大統領補佐官の三島が注目。裏からいろいろ手を回しだしたらしい。ヴァジュラの復活と昔のヴァジュラ襲撃の唯一の生き残り、というくらいでまだ具体的な何かをつかんでるわけでもなさそうだけど。しかしせっかくのTV出演のチャンスが、皮肉にもシェリルの特番でつぶれてしまい、丘のモニュメントで歌う彼女の前に現れたのはあの青年? やっぱランカの関係者?
 シェリルもやたらとアルトにからんで、アルト自身はからかわれてるだけと思ってるみたいだけど、色男のミハエルはさすがに察しがいい。大事なイヤリングをなくしたわりに怒ってないみたいだし(根には持ってるけど)。マネージャーもあからさまに邪悪な笑みを浮かべてますが……
 しかしEXギアを装着してノーパンで学園中を追いかけ回すトップアイドル……う〜ん。パンツは取り戻すのだけど勢い余って屋上から墜落しかけたところを、間一髪アルトが助ける。失意のランカと裏腹にこっちはいい雰囲気に……と思いきや、「まだ全然ものたりないわ!」とシェリル、美星学園のパイロット育成コースに編入……いや、やるかなとは思ってたけどさ、ホントに臆面もなくやられるとなかなかにスタッフが小面憎くなりますな。いやはや、イカレたヒロインって素敵ですな。

[その他] 気をつけるところは気をつけるべきなんですが

  「ジョジョの奇妙な冒険」、中東で「日本が侮辱」「テレビ局爆破しろ」と批判殺到→集英社、原作の第3部など出荷停止日スポ )。まあ、コーランは本気で怒る人が多いんでアニメスタッフの迂闊なのはそうなんですが、これはさすがに反応の過剰さに引く。つか「(放送した)テレビ局爆破しろ」ってOVAやっちゅーねん。「原作のモスクの描写がおかしい」ってのはどうなのかわからないのでNCだけど、過剰反応だと思うけどなぁ。アニメ仙人も「スタンドバトルのアイデアはすばらしい」って言ってたし、その部分はその部分として普通に楽しめばいいのに。
 つか、朝起きたらみのもんたがしかめっつらでこの記事を紹介してたのが微妙にむっとしたんですが。まるで「とんでもないことをまたした」みたいな表情なのだけど、良いとも悪いとも結局自分の意見は言わないまま見出しだけ読み上げた後は別のキャスターが原稿を読み上げただけ。みのもんたのいる意味まるでないじゃん。

  『ソウルキャリバーIV』セクシーキャラの露出度に米ファン怒り心頭gpara.com )。アメリカ人の巨乳好きは異常。ってのはどうでもいいんですが、日本人から見るとアメリカの規制ってエロ方面には異様に厳しく、バイオレンスには緩めのような、なんかアンバランスな感じ。まあ、テレビはどっちも厳しいんですが、「警官がやられ役ではいけない」とか、「子供番組ではその番組のおもちゃのCMを流してはいけない」とか、妙な規制があるという話もちらと聞いたことがある。ホンマようわからん。

  椎名桔平 ゲイリー・オールドマンとの共演に「信じられない」時事 )。椎名桔平の出演作は見たことないんですが、ゲイリー・オールドマンが! やっぱ主人公に「ベートーベンは好きかぁ!?」とか言ったりするんでしょうか。CIAアジア局長が! これって、邦画ではないのですよね? だったらちょっとは期待できるかも。


2007年05月23日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] ホントにヒドイ

  <愛知たてこもり>巡査部長、無線で連絡 救出は3時間後Y!hl )。過ぎたことを言っても仕方ない、というのはそうなんだけど、「 救出までに約5時間を要したことについて「最善の態勢を作るのに時間が必要で、第二、第三の被害を出さないためだった」と説明」ってのは……犠牲者出てるし、遅れすぎだし……ちゃんと今後に反映してくれないと。ホントに。


  こんにゃくゼリー:7歳児2人が窒息死 注意呼び掛け 毎日 )。こんにゃくゼリーは普通のゼラチンゼリーと違って崩れにくいので、こういう事故は昔っからあるんですけどね……保護者が気をつけなきゃいけないことなんですが。ヨーロッパではゼリー菓子にこんにゃくは使用不可なのか。それも寂しいなぁ。

[アニメ] ウエルベール#8とひとひら#8

  ウエルベール #8「告白の章」。サンガトラスに戻ったガラハドは、リタから聞いた話が真実か、ゲルニア王子に問い詰める。そして真実を知ってしまったガラハドは、ゲルニアからリタを花嫁として連れてこい、と命令を受ける。一方、リタたちはあと五日でグリーダムにたどり着くため、陸路でなくサンガトラス経由の海路で向かう無謀を行おうとしていた。

 リタ王女、居場所バレバレって……お忍び旅の意味、ないなぁ。ってか、そもそもサンガトラス側もリタ王女の生命など興味がなく、戦争の口実にしたいだけ。ゲルニアも刺されたことをつゆほどもどうと思っておらず、逆にますます執心に……とんでもないド変態王子ですな。
 ティナが字が書けないってのが、また。字は読めるみたいだけど……次回は、二度と盗みをしないとリタと約束したティナが、なにかのはずみでリタとの約束を破る、あるいは破ったと思われる話らしい。まあ、盗賊に盗むな、ったってなぁ。リタもそれで助かったんだし……


  ひとひら #8「一人じゃない」。ついに学園祭当日。演劇部VS演劇同好会の存続をかけた演劇対決が開幕する。ちとせの熱演もあり、演劇部の上演は評判も上々。対する演劇同好会も舞台に向かうが、心配なのは野乃ののど……いつ再び声が出なくなるかわからなくない爆弾を抱え、声が突然でなくなってもアドリブで野乃に最後まで舞台に立ってもらおう、と気持ちを一つにする同好会一同。しかし、舞台も序盤で、野乃の声が出なくなってしまう。ただでも気圧されていた麦は、打ち合わせも忘れて混乱してしまうのだが……

 いや、開き直った麦の声、やっぱ声張りすぎだってw 対立しながらも野乃を心配する美麗、麦の真価を知っていて、自分の励みとしつつ内心応援するちとせも見守る中同好会の舞台の幕が上がるのだが、危惧していた野乃ののどの爆弾が爆発してしまう。麦が混乱する中、理咲が間を持たせるのだが、ついに麦が開き直る。まあ、ぼそぼそしゃべりからいきなりアレになったら、そりゃおどろきますわな……ただ、舞台は開いたばかりで、しかも冒頭のハプニングの影響は大きいし、どっちかが勝てばいい、という勝負ではないし……それにまだ八話目だけど、この時点で対立の決着がついたら、あと数話はどんな展開になるんだろう?


2006年05月23日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 萌え化の波

 嫌な波だ。
 書店で学術書関連の棚をなんとはなしに眺めていたら、「おや?」と引っかかるものがあってちょっと一冊手に取ってみた。よくある学生向けの大学物理の解説書で、別にタイトルとか著者とか帯のコピーとかに惹かれたわけじゃない。俗なことに気を惹いたのはイラスト。昨今ではさほどでもないが、一昔前なら真面目な解説書の表紙にはそぐわないと言われそうなものだ。どうも絵柄に見覚えがある気がしてカバーをめくってみると、「表紙イラスト:竹」。あ〜、 戯言シリーズ のイラストの人ですか。
 氏が表紙イラストを手がけてるのは 理系なら知っておきたい物理の基本ノート[電磁気学編]理系なら知っておきたい化学の基本ノート[物理化学編]大学生なら知っておきたい物理の基本[力学編] の三冊(注:中のイラストは手がけてません)。他にも 中経出版 の「基本ノート」シリーズはあるが、(いずれもマンガ絵ながら)表紙イラストは別の方のようだ。
 ちょっと氏のファンでもここまで押さえてる人はあまりいないんじゃないだろうか、と思ったので日記に記すと共に、編集の趣味なんかなぁ、という感慨で強引にシメ。

[その他] 自分のことは?

 ここんところネットで炎上中の 日テレ薮本アナのブログ 。同社炭谷アナの盗撮事件に対し、「無警戒な女性の方も悪い」ってなことを書いてしまったんだから、そりゃ炎上もするよなぁ。まあ、それ単体だったらそういう意見もあるだろう、ってだけだ。まあ、若い女性へのやっかみ、と取られるかもしれないが。だが今回のタイミング的には、「擁護ではないが」と言っても身内への擁護と取られてもいたしかたない。それが正しいかは別として、批難のコメントが多くよせられるのは簡単に予測できるだろう。でも、個人的には「ただ単にそういう話」と思い、別にコメントしたり日記で取り上げて批難しようとは思わない。
 じゃ、なんで日記で取り上げたかって? 薮本アナは 本日のエントリー で、こう書いている。
おとといだったかな、このブログに盗撮のことで思うことを書いたら、
何だか大変な勢いでコメントが入って収拾がつかなくなってしまった。
とても全ては読みきれなかったけれど、非常に不愉快なものが多かったので
申し訳ないですけれど、本文ともども、削除させていただきました。
 要約すれば自分の迂闊な行動による結果は見たくない、ということだ。一方 薮本雅子ブログ:盗撮で思う ではこう書いている。
やってしまった行為を擁護するわけではないのだけど、
おばさんは思う。
(中略)
基本的には男っていうのは、女の子のパンツが見たい。
目の前にパンツが見えそうなかわいい子が歩いていたら、
必死になってのぞこうとするのが男だ。
触れるものなら、触りたい、脱がしてやりたい、と思うのが男。
目の前でパンツを見せられたら、
どうにかなってしまう男がいたっておかしくない。
 と、被害者側の不注意をも批難する調子だ。それを否定はしない。そういう意見もあるだろう。だが、自分でそう言ったからには自分の不注意も自ら批難し、反省して欲しい。自分の行為と他人の行為とで適用する規範に異なるものを(意識してできるだけ)使わないで欲しい。まあ、それだけ。


  大須デンキガイ さんで知ったのだが、一昨日大須のスクランブル交差点で事故があったらしい。ニュースソースのCBCニュースは既に削除されているが、 2chのスレ によると、 午後1時半頃、中区大須3丁目の交差点で軽自動車と乗用車が衝突し、その弾みで軽自動車が道路沿いのパソコン店の入口に突っ込んだ。とのこと。大須でスクランブル交差点は二箇所あるが、角にパソコン店があるというと、赤門通り前の方だろう。二、三年前にスクランブル交差点に切り替わったが、これが結構あぶなげ。スクランブル交差点に慣れてないので、歩行者や車が交差する道路の信号が赤になった瞬間に見切りで進みだす、ということがよくある。
 うちの近所(住宅街)にもスクランブル交差点があり、そちらは地元住民ばかりなので早々に慣れ、そのような光景はあまり見られないが、大須の方はいつか事故を起こすんじゃないかと思っていたら、やはり案の定だった。被害者の怪我が軽い様子なのがせめてものなぐさめ。

[アニメ] シムーン#7

  シムーン #7「公海上空にて」。今回で二人の補充人員が到着することで、正式の編成にようやく復帰。もっともその補充人員のマミーナがまた自分の力を過信&誇示する奴で、まあ確かに実力はあるんだけど、中心であるネヴィリルを欠いてバラバラのコール・テンペストを見下し高飛車に出ながら、とっくにその威勢を見透かされててなんだか微妙にマヌケで可愛かったり。とげとげしかったモリナスやドミヌーラもいつの間にか馴染んで仲良しさんになってるしな。でも、マミーナや他のコールから見下されお荷物扱いされても、なんとなく慣れてるコール・テンペストって……一応、元エリート舞台だったろうに。
 そんなコールテンペストの状況を見て、いつまでもコールに復帰しようとしないネヴィリルに、上は無理矢理パルを組ませようとマミーナをけしかけるのだけど、結局ネヴィリルの意は変えられず、隣国との秘密和平会談後解散の決定が……あれですか、校長室に呼ばれて「廃部だっ!」パターン?
「艦長! この艦長室に、翠玉のリ・マージョンを飾りたいとは思いませんか!」
 なんだかだめぽ。
 冗談はともかく、この作品って、未知の存在としての異性(男性)が出てないから、結局美少女だらけに見えて実はジェンダー性が逆に薄いのだよな。そんな作品の演出・意図はわかるが、設定の性質上男性キャラも女性声優が演じてるのは、ちとキャラの性別がまぎらわしい……

[その他] 買ったもの

 ・ 怪物王女(2)/光永 康則

 登場キャラが増えたこともあるけど、一巻より段々良くなって来てますな。今回で怪物三人組勢ぞろい(ってチガウ)。

 ・ 涼宮ハルヒの憤慨/谷川流
 ・ 魔物を狩る少年/クリス・ウッディング

 裏表紙のあらすじ見て、「ああ、創元がまた勘違いしてるなぁ」とか思いつつ。後書き読んだら作者は日本アニメのファン(オタク?)なんだそうな。


2005年05月23日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] どこ製の?

  「目にしたくない動き」・中国の胡主席が靖国参拝など批判日経 )。目にしたくないなら見なきゃいいのに、情報統制はお手の物でしょ? とか思いつつ、その中で 「両国関係は過去の歴史の中でれんがを一つ一つ積み上げてきたようなもので、それを壊すのは一瞬だ」と警告した。というくだり。真っ先に思ったのは、「そのレンガ、どこ製の?」。混じり物の多いレンガ積み重ねても、そりゃ壊れやすいですよ。まあ、日本製なら頑丈ってわけじゃないんだけどね〜。
 で、そんなことを言った直後に これ 。どんな急用かがイマイチわからないけど、ちょっとしまらない捨て台詞になってしまったような。
  このあたり も特に驚くニュースでなし。どちらかと言えばニュース自体の確度に興味がある。

  「紀宮さま」新居で秋葉原アダルト街に「警告」週刊新潮 )。……なんか世のオタクどものかなりから恨まれる気がするなぁ。いつの間にか迎合して秋葉原がやおいやボーイズラブの席巻する町に……さーややめようよさーや。

  格付けに嫌気? パリ有名店が「三つ星」返上、店改造産経 )。時々星が減ったとかそんな理由で自殺者まで出たりするし、よく我慢し続けてるなぁ、と思ったら、ちゃんとこういう動きもあるのか。100ユーロのメニューが気軽な「ブラッスリー」かはいまいちわからないけど、三ツ星ってからには改装前はそんな値段どころじゃないんだろうなぁ。

  100円すし代替ネタ裁判、アワビ→ロコ貝…zakzak )。まあ「安くて良い物」にしたって限界があるわけで、百円均一ってからには中身は値段相応のものだろうってのは普通に考えれば当たり前と思うのだけどなぁ……特に大量に安定供給しなければならないわけだし。回転寿司云々については少し前に 原えりすんさん のところ経由で 回転寿司の裏側表側 なんてサイトが紹介されていたことを思い出す。良心的なところは、がんばってるみたいなんだけどね。


2004年05月23日() 旧暦 [n年日記]

[必殺] ビデオ撮っておくんだった!!

 なにげにテレビをつけっぱなしにしていて、他ごとしながら「 チューボーですよ! 」を流していたのだけど、いきなり「山崎さんや沖くんが……」という声が耳に入り、はっとしてテレビを見る。ゲストが野川由美子だよ!
 話してたのは当然「必殺仕置人」の話で、フィルムが出来るのがいっつもぎりぎりで、レギュラーが揃うのが一週間に一日くらい、それも徹夜の撮影で、それでも他のレギュラーに「またやりたい?」と聞いたらみんな「やりたい!」と答えたという話をしていた。
 内容自体は、「 時代劇マガジンvol.1 」のインタビューにあったのと基本的に同じ話。でも、実際に動いてる野川由美子が「またやりたい?」と聞いたという話とか、山崎努はまだしも、若い人には誰だかわからないであろう沖雅也(沖くん)を普通に会話に出したりして、やっぱ野川由美子にとって「必殺仕置人」の現場って、三十年経っても鮮烈で、大変でなおかつ特別にとても楽しい現場だったのだなぁ、ととてもうれしくなる。
 そのうえ、堺正章が「一週間に一日しかレギュラーが揃わなかった」って話で、「それであんないいものができたんですか」とコメントしてくれた日には、もう……正直、すげ〜泣き出したい気分。

[その他] 世の中便利になりました

 うん、便利にはなったよ。便利にはね。
 私が尊敬する知人が、「技術の進歩で便利にはなるけど、技術で人が幸せになるわけじゃない *1 」って言っていたけど、それともちょっと違う意味で。
 昨日の アレ を見て、知人(上の言葉の知人とは別)が「『Qケルト語族』って、『旧ケルト語族』の間違い?」と聞いてきて、ちょっとびっくりしてしまった。ケルト語族にQケルト語族とPケルト語族がある *2 というのはケルト関係の書籍をちょっと当たったことのあるものには常識で、そんな疑問が出ること自体が脇から竹やりで突かれたみたいだったのだ。が、確かに言われてみれば「Qケルト語族」という字面はちょっと面妖で、誤字かなにかと思うかもしれない。で、いちおうその辺の解説ページもリンクに加えた。
 技術とケルト語となんの関係があるねん、と思う人がいるだろうが、実はネットで ちょっと検索 すれば、このくらいの情報はすぐ見つかる。私がこの辺のことを知った頃は世の中まだこんな便利ではなく、図書館や本屋に行って調べざるを得なかったのだが、今では同じことが簡単にできる。情報の確度とかはまたいろいろあるが、知りたい情報を楽に知ることができる、英語が読めればさらにいろんな情報がわかる、大変便利な世の中なんである。
 が、調べない。件の知人は、決して怠け者とかそういうことはない。頭の回転も速いし、仕事に関連することには常日頃興味を持って積極的に調べ、私は敬意を抱いてすらいる。が、今回の件に関しては調べなかった。 *3
 結局、それが出来る技術があるからそれをするのではない。無論、まったくそれが出来る環境ではない、とかだったら話は違うが、多少の便利・不便は問題でなく、「やる」人間か「やらない」人間か、それこそが最大の決定要因、ということだ。無論、これまで不可能とされていたことが技術で可能になることだってある。しかしそれは「多少の便利・不便」ではないということである。
 きわめて当たり前な結論なのだけど、この結論をもうちょっと適用範囲を広げて見てみたい。
 たとえば、以前話題にした「必殺必中仕事屋稼業」#11の超絶撮影テクニック(笑い) *4 だが、今ならそんな無茶をしなくても、CGで目を光らせるとか合成するとか、安全で簡単に似たようなことはできる。まったく同じにはならないだろうが。それどころか、もっとすごいことが出来る世の中になった。それでは、それだけ作られるドラマは面白くなったのか? そうは思わない。それどころか、全体的には衰退している気すらする *5 。直接それを示唆するわけではないが、 視聴率30%超えの番組が激減朝日 )というデータもある。ちょっと言い方を変えると、テクノロジーは進歩しているがスキルやテクニックは必ずしもそうではない、とも言える。昔は良かったという話ではない。技術がどうであれ、作り手側の意識がそこになければならないし、多分、それには視聴者側も「もっと面白いものを見たい」という「欲」を出さなければならないのだろう。けど、深+のマスターの日記にもあったけど、高額納税トップが「みのもんた」じゃなぁ……仕置人の時代は良かったなぁ(昔は良かったじゃない、じゃなかったの?)
 ちょっと別な見方をすると、21世紀になったとき、「子供の頃想像してた21世紀の社会はこんなんじゃなかったのになぁ」と言う人が結構いた。まあ、技術的なものもあるが、結局それは「みんながそういう社会にしようとしなかった」ということではないか。個人的には、別にそんな社会じゃなくても一向に構わん、というか、今の21世紀の方がいろいろ面白いんだけど。
*1: もし技術の進歩の恩恵を受る人がいても、それは技術が幸せにしたのではなく、その技術を使って誰かを幸せにしようとした人がそうしたのだ、というようなニュアンス
*2: qhをそのままqで発音するかpと発音するかが名前の由来
*3: まあ、興味のない分野のことだからそれは健全な反応なのだが。
*4: 焼けるような撮影ライトを主演女優(草笛光子)の顔面に照らして逆光の中目だけ光っているという力技かつすばらしい画を撮った
*5: 無論面白いものはきちんと面白いし、ニーズの多様化などの要因もあるのだが

[特撮] デカッとかレン(ゲル)とか

 それにしても相変わらず デカレン は面白い。
  ブレイド もちゃんと面白くなってきてる。前回から井上俊樹脚本によるレンゲル−睦月編。カードの取り合いの要素も出てきたし、封印カードの解放という手段で復活怪人もOK。いかにも井上的なキャラの桐生もいい味出してる。なにより事件がちゃんと転がってる。実は井上中毒だったんか、ワシ? *6
*6: 555劇場版パラダイス・ロスト DC版買ったし、そうかもしれない。通常版持ってるのに……

[その他] 業界とか流通とかに関連して

  切込隊長BLOGのP2P考察 に関連して、 視聴率がデジタル編成を縛っている なんてテキストを見つける。つまり、多様化してもそれに即したリサーチの手段がないから多様化を縛ろう、という流れになったという話。技術的に無理、とかはわからないではないが、本当に本末転倒な話である。しかしまだこれはかわいい方で、企業活動ではなく司法や立法を動かしてこれを規制しよう、という動きが昨今のあれやこれだろう。無理を通せば道理が引っ込む。
 このサイト 視聴率の嘘800ホント200 は他のエッセイも面白く興味深いので読んでみるといいと思う。


2003年05月23日(金) 旧暦 [n年日記]

プレステ修士

  イギリスのハラム大にプレイステーション専門の修士コース設立産経 )。こないだ日本でも アニメや映画の大学院コースを作る政策産経 )が打ち出されたけど、これもまた狙いが狭いというか……
  小泉首相、米クロフォードの大統領私邸で会談へ ( 産経 )。無論、政治的パフォーマンスと見なすのが正しいのだけど、それにしてもこないだの盧韓国大統領との対応の差は明確に出ている。ということは、米国が外にアピールしている意味合いははっきりしている。極東における北朝鮮をめぐる問題は、中国、そして日本を中心に協議し、韓国はそれと比べて軽視する、と。反米を選挙活動中の姿勢とし、太陽政策を今も看板としている盧大統領への圧力の意味もあるだろう。私服姿で訪問・歓待というのも親しいつながりをアピールしているのだけども、小泉首相が待ち合わせ場所まで行ったときに使ったヘリが、普段「マリーン・ワン」(大統領が移動に使う海兵隊ヘリのこと)に使われる機体だって情報もある。北朝鮮をめぐる問題に対しての米国の対米戦略がはっきり出てることは間違いないだろう。
  あ〜びっくりした。監獄iN食のことかと思った朝日 )。ナニ? 監獄iN食 を知らない? ちっちっちっ。いい腕だが、綾金じゃぁ二番目だ。ちなみに蠍の姿焼きはものめずらしいだけでさして旨くないです。
 自分が年食ってきたなぁ〜と思う瞬間ってのが結構色々あるわけで、そのうちのひとつが「後悔してる時間がなくなったなぁ」ということ。そりゃ、後悔の仕方にもよりけりなのだけど、「後悔ばかりしてる」と、「後悔する時間がない」とは根本的に違う。悩まずとにかく直進、って人種もいるのは知っている。けど、そうでない人種もいる。くそ、意地でも迷ってやる。後悔してやる。
 もう一つ、コンビニとかで昔の曲が流れてて、それを聞いてる瞬間。その曲が発表された時からの時間を数えて「ああ、年をとったなぁ」と思うのではなく、昔、自分が知らない曲がリバイバルされているのを一回り上の世代が聞いて、「なつかしいなぁ」とわざわざ年下の世代に聞こえるように言っているのを思い出してだったりする。「そんなん、知らんっちゅーねん」と思ったものだが、今の自分はそういった曲を単に「懐かしい」と片付け、同じことをしてないだろうか? 文化とは積み重ねのものだが、主体はあくまで「今」である。過去が今より上に来ることはない。「今」は常に過去になってしまう。だからこそ、過去を保持するにしても「今」を放棄してはならない。放棄すればあるのは時間の流れの果ての忘却の断崖のみなのだ。今を受け取るチャンネルを開く努力は怠ってはならない。
 不完全右脚ブロックなんて、日常生活どころが激しいスポーツしたって全然問題ありませんぜ?>M君 第一、キミの右脚ブロックは無茶苦茶軽度やん。完全右脚ブロックでもスポーツ時に普通の人より息苦しさを感じるかどうかくらいですぜ? 不完全右脚ブロックなんざ、全然正常だっつーねん。


2002年05月23日(木) 旧暦 [n年日記]

ちっといいわけ

 おとといの日記の「電撃大王は購入ラインから落ちた」云々ってのは、必ずしも「他の雑誌より劣ってる」ってことではないんで。要は「好みの問題」ってことだったりする。好みの問題ってのは往々にして作品の良し悪しとは別のところにあったりするものだから、「好みでない=作品として質が低い」わけでなく、「購入ラインから落ちた」ってのもそれだけの意味だったりする。まあ、電撃大王がメインとする萌え路線はそもそも好みからずれてるんで。ってツッコミ入ったわけでもないのに、誰にいいわけしてるんだ、ワシは?(いや、多分ここ見てる何割かの電撃大王愛読者に対して)
 「感性と悟性と理性」に関して、自分内定義があいまいっつーかそもそも良くわからなかったので、ちょっとだけ調べてみる。つったって辞書で調べるくらいのものだけど。だってヘーゲルなんて読む気しないよう。カント関連は少しだけ呼んだことあるけど。なんとなく、人を「感性的人間」「悟性的人間」「理性的人間」に分けるにはちょっと便利そうな概念だな。哲学はそれなりに面白いんだけど、のめりこみすぎてもアレなんで、個人的にはこうやって少しつまむくらいが丁度いい。
 研究室のPCに ZoneLab のZoneAlarmを導入( 日本語化ツール )。入れると……なんか、アクセスされまくりなんですけど? どうもほとんどは構内ネットのDHCPが関連しての参照っぽいのだけど、中には怪しいものがあったり……みんな、ウィルスチェッカーくらいは入れようね?
 以前から サンワサプライロジクール のオプティカルホィールマウスのホィールが、どうもまともに動作しないことが多々あった。困ってしまって仕方がないんで 2chハードウェアスレ を参照してみると、「 Microsoft のIntelliPoint v4.01 を入れたらまともに動いた」との報告があった。「マジかいな?」と思いつつドライバを入れ替えてみたら、あっさり安定動作。なんか悔しい。あ、ちなみにOSによっては旧バージョンの方が安定するって話もありますんで、一応。
 実家からメロンが送られて来た(品評会用に栽培された、質の良いメロンらしい)ので、研究室に持っていく。いや、こういうところでは多少気を使ってるんす。お金出して買ったわけじゃないけど。でも、別に感謝してくれとは言わないが、美味かったかどうかくらいは聞かせてくれてもいいと思うのだけど。お金出して買ったわけじゃないけど。
  ワールドタンクミュージアム は相変わらず見当たらない。どうも、生産数が追いついてないのかなんなのか、物自体が少ないんだそうな。そりゃ、作る側もチョーシこいて作って大量に余っても嫌だものなぁ。この流通が改善される日は来るのだろうか?
  龍騎 の新ライダー情報。ネタばれ反転ね。 新ライダーが何人か登場確定。さらに次に登場の「王蛇」以降のライダーは「第二段階ライダー」であり、龍騎ら「第一段階」とは根本的に違うのだそうな。というわけで当然龍騎らもパワーアップ。まずはナイトかららしい。第二段階はライドシューターも独自のものになるらしく、ドラグレッダー、ナイトウィングなどが変形するとの噂も(さらにデザインが「……」という噂も)。その他、新ライダーとしてほぼ確定してるらしいのが「リュウガ」と「ファム」らしい。ファムは昆虫ベースの初の女性ライダー(タックルはライダーにカウントされてないから)、リュウガは「黒龍騎」との噂。
 ってところか。こういう情報は特撮板より おもちゃ板龍騎スレ の方が早いなぁ。


2001年05月23日(水) 旧暦 [n年日記]

被曝治療

 パワーパフガールズは今一番アヴァンギャルドなアニメですぜ。
 それはさておき、夕べ「 プロジェクトX 」を見た後テレビをつけっぱなしにしていたら、 野尻さん の掲示板で再放送すると知った、NHKスペシャル「被曝治療83日間の記録」が始まった。これは例の東海村の事故の、臨界事故の現場にいた大内さんの治療のドキュメントなのだが、見ていて正直恐ろしくなった。2時間前に見た プロジェクトXのホテルニュージャパンの話 と比べても、その感情の動かされようは比ではない。
 ドキュメントにせよ何にせよ、たとえ「ヤラセ」がなかったとしても、他人の目を介したものは「真実」ではなくなる。特にテレビ番組では「物語」として全てが提供されることになる。プロジェクトXではある定型の枠にはめた構成をする傾向が強いため、殊その傾向が強いのだが、それが悪いというつもりはない。しかし、やはりショックの度合いははるかに強かったのだ。
 のっけから出される染色体の写真。通常染色体と、破壊された患者の染色体。本当に破壊されたとしか言いようがない。話には聞いていたが、そのインパクト、そしてその事が一体何を意味、つまり、もう新しい細胞がつくられないということが具体的な恐怖として目の前に突きつけられる。
 その後は刻々と人間が「壊れてく」経過がひたすら続く。担当の医者が「最初、普通に話とかしていて、被曝したようにはとても見えなかった」という患者が、だんだん皮膚が崩れ、粘膜がただれ、自発呼吸も出来なくなっていく。心筋を除く体中の筋肉の筋繊維も破壊される。それでも意識はある。病院側も家族側も必死に回復を祈りながらも、延命治療以外に打つ手がなくなっていく様、達成感も何もない記録が続いていく。家族も医療側も傷つきながら、83日目に二度目の心停止、もう蘇生措置はなされなかった。重度被曝とはどういうことか、東海村事故とはどういうことか。崩れてく人間の記録が残したのは避けようもない事実の提示だけ。
 以前、あるマンガで「無理矢理死体を生かしてる」と揶揄してたり、知人が「あれは自業自得」と言っているのを目にしたり耳にしたりしたが、そんな単純な話だろうか? 少なくとも原子力とその危険性をもっと国や会社がしっかりと認識し、教育・管理をきちんと行っていれば起こらないはずの事故だったはずなのだ。
 アメリカも原子力発電推進に方向転換したばかりであり、原子力でまかなわねばならないというのは、事実なのかもしれない。それでも必然の事故などありえないし、あってはいけない。