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2006年06月01日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 笑いが不気味

 人生の岐路かもしれない事態で平静、っつーか何も感じないふりっつーのはやっぱ難しいなぁ。
 私的な付き合い以外の場面、職業的な応対とかでは、不自然なほど笑いを浮かべてる人がいる。いや、それが悪いとかおかしいとかいう話ではないのだけど、それがある領域になると不気味に感じることがある。その対応のまま、こちらのプライバシーなどに水を向けてくる時などだ。いや、失礼とかってんじゃないけどさー。こっちが読もうとする情報を笑いで糊塗してる。それじゃキャッチボールができっこないでしょ。嘘でも駆け引きのきっかけを与えないと。


  駐車違反取り締まり現場で申し出ない方が“お得”zakzak )。今日から駐車違反取締りの基準が変わって厳しくなって、自転車で道を走ってると大きな道路は路駐があからさまに減ってて、まあ走りやすくはなっていたのだけど、でも、絶対問題が起こると思うのだけどなぁ。すでに 改正道交法施行、“郵便厚遇”に宅配業者から批判の声読売 )なんてのも出てるし。郵政は同じ公官庁で文句をねじ込まれると対処に困るからなんだろうけど……


  「事件は表現の自由侵害」 反派兵ビラで上告趣意書Y!hl )。こいつらアホ丸出しだな。


  近代以降の中国はアヘン戦争から始まるわけで、欧米日の半植民地となり「内憂外患」の連続で砂を噛む苦しさの連続だった中国情報局 )。う〜ん、中国の近代は混乱の極みだったのは認めるが、それが何故か、ってのは、「欧米が悪い!」で済ませられるようなものなんかね? 「新中華思想」って、近代どころかここ二十年くらいの中国の内外の動き見ただけでも悪い冗談にしか見えないのだが。


  私も子どもも孫もみな、税金払っていながら、なぜ年金がもらえへんのや朝鮮新報 )。年金の掛け金は払ってないからです。以上。(税金払ってりゃ年金もらえるってなら、今の年金破綻問題は起こってねえっての。アホかこいつら)


  「朝鮮は日本の民主主義に危険を知らせるカナリア」朝鮮新報 )。つまり、「鳴いてるうちは大丈夫」ってことですな。
参考: 炭鉱の中のカナリア
昔、イギリスとアメリカの炭鉱員が地下に降りるとき、行列の先頭がカナリアのカゴを持って炭鉱に入った。 カナリアの歌声が止まったり、力を失って死ぬなら、 炭鉱内にメタンガスのような有害ガスが多いと判断し、炭鉱員をいち早く危険地域から逃げさせる役割を持たせた。

[アニメ] ウィッチブレイド#9といぬかみ#9

  ウィッチブレイド #9「哀」。雅音と斗沢は、先日出会った奇妙なエクスコンの情報を調べる。ところがそのエクスコンの正体は、意外なものだった……
 酔って斗沢に「仕事」のことを追及する雅音。たちわりぃなぁ。絡み酒だよ。スクープをえさに、斗沢をなしくずしに自分の協力者に……ひょっとして、利用してる?
 その斗沢が警察の新聞データバンクで見つけたエクスコンの正体は、六年以上前に死んだ警官だった。表向きは殉職ということになっていたが、実は熱心なファンに追われたアイドルを警護していくうち、真面目さが仇となってのめりこみ、当のアイドルにストーカー扱いされたことを苦に自殺したのだった。
 死んだはずの男がエクスコンに? と疑問の消えない雅音だったが、彼はいつの間にか梨穂子と友達になっていた。「彼女」との将来の夢を楽しげに語り、梨穂子に優しく接する男。そして、犯行を行おうとした彼の現場を押さえる雅音たちだが、エクスコンは意外なことに「自分を殺してくれ」と雅音に頼む。男の願いを叶える雅音だが、エクスコンについて何か隠している導示重工と鷹山への不信の念が生まれる。
 梨穂子にはエクスコンの男だけでなく、再び玲奈が接近。公園の母子の姿を見て、本来あるべき母子の情と、それがない自らを比較しているかのよう。やっぱ玲奈と梨穂子は……?

  いぬかみっ! #9「煩悩とせくはたっ!」。いい話で終わりそうなのを台無しにするのがこの番組の定番か。一話で出てきた留置所変態トリオも再登場して、変態度もそれなりに。いや、いらんと言えばいらんのだが、何故かないと物足りなくなってきている……ヤバイぞ。
 オチの部分を見ると薫の犬神たち、とくに腐女子のいぐさがメインの話、だったのか?
 それにしてもあのフライパンは特注か?


2006年06月02日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] やる気なさ杉

 おそらく個人情報収集目的の、「逆援交」系のスパムメールが持ってるメアドのうちの一つに矢鱈と届くんですが(もちろん読まずに、というかダウンロードすらせずに捨ててる)、最近届いたのが、差出人名の部分が「あなたの名前」でした……
 多分、メーラーの設定でデフォルトでそうなってるのを、編集せずに使ってるんでしょうね。いくらなんでもやる気なさ杉。 送信元偽り、出会い系サイトメール送信 会社員を逮捕朝日 )なんてふうに、逮捕される場合だってあるんだから、もっとパリッとしようよ。パリッとされたところで、別に読みはしませんが。


  ワールドの記事 「前法王の列聖急ぐ」ローマ法王が表明 ( CNN )。なんだか認定早過ぎねえっすか? あと、確か聖人は二回の奇跡を起こしてないといけないと聞いたような……奇跡認定自体が普通なら大変だと思うけど。実はその辺(規約)はフレキシブルなんかな?


  共謀罪、民主党は採決応じぬ方針朝日 )。今朝は 共謀罪法、民主党案受諾へ 与党一転、今国会成立も と報道されてたのに、なんじゃそりゃ、という感じでわけわからん。民主は自分たちも採決を受け入れないような案を提示してたのか、ってのはともかく(ま、民主ってそういう党だし)、自民は元々民主がこう出ることを予測してたのか、その狙いはどの辺か、とか。

[特撮] ガタックについて

  先の日曜の日記 で「ガタックは映画オンリーのライダー」と書いたけど、違ったみたい。HypperHobbyその他によると、テレビでも出るようです。しかも装着者は 加賀美らしい。マジっすか? あと、アフターストーリーってのも違って、アナザーワールドの話になるらしい。
 映画オンリーのライダーはヘラクス、コーカサス、ケタロスの三体で、それぞれヘラクレス、コーカサス、ケンタウロスオオカブトがモチーフ。でもマスクドモードは発表されてなかったり、ゼクターの装着位置がザビーと同じく腕だったり、武装等が共通だったり、なんだか変な感じ。

[アニメ] .hack//Roots#9とゼーガペイン#9

  .hack//Roots #9「Melle」。いよいよクライマックスに向けて、それなりに盛り上がり。ハセヲたち黄昏の旅団はキー・オブ・ザ・トワイライトの鍵となるウィルスコアを集め、入り口となる五本の塔にやってくるが、それはTaNの罠。俵屋の持つコアを奪おうと戦いを挑む匂坂に、脱退しながらも旅団のことが気にかかるBセット、オーヴァンを狙うゴードと、全員集合。つか、Bセットってずっと「ビンセント」だと思ってたよ……名前が適当すぎだ……ゴードはゴードで、「ありもしないものを探させられた」とオーヴァンを恨んでるのに、「キー・オブ〜」の取得と邪魔しようと現れたり、変だぞ、お前、と思ったら、ハセヲと戦ってるうちになんだかわからないまま裏切り御免、もとい旅団に復帰。お前、ただのツンデレか!
 TaN、というより直毘の目的は、キー・オブ〜を横から奪取することではなく、オーヴァンのキャラクターデータ。TaN自体もその目的のためだけに作られたギルドらしい。しかも俵屋は使い捨てっぽい。運営サーバーに不正アクセスとかもしてたりして、こいつらなんなんだろうなぁ。俵屋は妙に味があるから、無事でいて欲しいんだが。
 ただ、SIGNと違ってRootsは主人公も共通のゲームの前日譚なので、ちゃんと終わるかどうかが……


  ゼーガペイン #9「ウェットダメージ」。真実をすべて受け入れ、偽りとはいえ日常生活に戻るキョウ。廃部寸前だった水泳部も、元の仲間二人にシズノが入部し、廃部回避の五人まであと一人になった。キョウは難しい作戦への参加と引き換えに、シマに水泳部廃部決定延期を申し出る。不思議にそれをたやすく受け入れるシマ。そしてクリスとアーク夫妻も、条件として舞浜サーバー内に入ることを申し出る。しかしキョウがクリスたちから聞いた話は、キョウには衝撃的なことだった。
 様子がおかしかったアークは、やはり「壊れかけ」の模様。サーバの性質上、転送時にデータの複製が行われず、転送時に少しずつデータのロスが発生する。通常それは補正可能の範囲内なのだが、アークは過去に転送事故が起こり、記憶データに重大な被害を受け、転送ダメージが蓄積していくようになっていた。「自分はそのうち死ぬ」と告白するアーク。そしてキョウも、過去重大なダメージを受け、過去の記憶の大部分を失ってリメイクされたことを知らされる。
 それは十分予想の範囲内だったのだけど、シマとミナトのやりとりからすると、どうも舞浜サーバ内はやはり「夏休み」は越せないらしい。多分、破滅が起こり始めるまでの時期しか繰り返せないのだろう。次回、どうもその関連の話になるようなのだけど……


2006年06月03日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 眠い

 ここ二週間ほど、信じられないことに朝型(つか、まっとうな生活スタイル)を送っています。自分でもまったく信じられない。まあ、ネタを明かせばちと人様と合わせないといけない用があるからなんですが、今日は眠い。ゆうべ、「よし、6時間は寝られるぞ」と思い寝て、うっかり三時間ほどで目が覚め、更にひょうんなことで目が冴えてしまったりすると……今日はそんな感じでした。はい。ちとそんな生活スタイルが続いてたんで、そもそもやや睡眠不足が蓄積してたところでそれだったんで、効いてるんですけど。いや、起きてた間もごろごろしてたわけではなく、雑用を片づけはしてたんですけどね。だからと言って睡眠時間の補充にはならず。
 そんな時に 愛・蔵太の少し調べて書く日記 さんの 6/2 (エントリの日付は6/6になってますが、実際に書かれたのは6/2です)経由で 残業減る?健康は?朝型エンジニアは本当に幸せなのかTech総研 )を見る。どこが気になったかと言うと、
「朝型に変えてから2週間くらいは、午後2時以降眠くて仕方ありませんでした。打ち合わせ中もうわの空で、仕事の能率は確実に落ちましたね。」

「朝食時間が2時間くらい早くなったこともあって、2週間くらいは胃の調子が悪かったです。」

「最初の1週間は起きるのがつらくて、出勤途中もまだ頭の中は眠っていました。」
*1
 それがどうした、と思うかもしれないけど、実は自分の場合は生活サイクルを変えて、あまりそういうことはなかった。確かに急に変えるとつらいことはつらいけど、2,3日で調整は出来た。「そりゃ体質でしょ」と思うかもしれないけど、そうではない。ごく短期に「意図的に」体内時計を調整する操作をしたのだ。
 元ネタは、というとNHKの ためしてガッテン 。4/26の放送で 不眠解消! 体内時計の新改善術 という内容をやったのを、たまたま見てたのだ。
 内容はいろいろやってたのだけど、体内時計が理由の生活リズムの不巡が起こる理由は、体内の各臓器での体内時計が一致せず狂い始めるから、というのが基本の話。
 それが何故起こるか、どうやって防ぐか、どうやって改善するかはリンク先を見てもらうとして、そこにあるように「夜10時以降本格的な食事はしない」「寝るときはあかりを消す」「起床時間はできるだけ一定にそろえる」「朝起きたら日光を浴びる」「起きたら一時間以内に(どんなに軽くてもいいから)朝食を取る」を実践したら、ごく短期間で朝起きが辛くなくなった。まあ、どのくらいで調整が完了するかは個人差によりけりだろうけど、これはかなり効いたのでびっくりした。
 で、話はここからも更にずれる。このことで思い出したのが、以前たまたま目にした東京都消費生活センターのサイト・ 東京の生活 内の、 「ためしてガッテン」プロデューサー・北折一氏によるコラム 。氏は、生活情報番組を製作するにあたり、消費生活アドバイザーの資格を取ったのだという。コラムは、テレビによるいい加減な情報がどうして広がるか、どうやって視聴者が自己防衛するのか、という話。民放のこの手の生活情報番組は、実際にはスポンサーの商品の宣伝番組であることが多く、番組を面白おかしく作るために実験と称して結果を操作することもままある。「ガッテン」が本当にまったく正確に情報を伝えてるのかとか、(意図しないものだとしても)間違いがないかと言えば、絶対はないだろうけど、企業がスポンサーについていない、民放とは違う製作体制があればこそでもあるし、民放と公共放送の異質性とも言える。
 体内時計の調整をしてみて、やっぱNHKはNHKで(問題はあるし、改善はしなきゃいけないけど)必要なんじゃないかなぁ、と痛感した次第。
*1: これはあくまで生活サイクル変化直後の話で、結果的に朝型に生活サイクルを改善したことで生活の質が向上した、という流れの記事。

[アニメ] 吉ガー#8とシムーン#9と女子高生#5

  吉永さん家のガーゴイル #9「銀雪のガーゴイル」。完全なオリジナル話、らしい。ガーゴイルに新装置が取り付けられた直後、ガーゴイルが荷物と間違えられた雪山の寒村に置き去りにされてしまう。そしてそこで和己・双葉にそっくりに姉弟と出会う。タネ自体はわりと早くに予想がつくのだけど、ガーゴイルの敵キャラたちがガーゴイル不在の御色町を守るために(っつっても功名欲っぽいけど)それぞれ立ち上がったり、最後も万事ハッピーエンドで終わらせるのではなく、でもちょっとだけ救いを残したりと、なかなか楽しませたりほろりとさせたり、いい話でした。


  シムーン #9「審問」。ショウ国の策略にはまり、アルクス・プリーマは甚大な被害を受け、また同艦搭載のコール・テンペスト以外のシムーンが破壊されてしまう。復活したネヴィリルを中心に、敵の攻撃からアルクス・プリーマを守りつつ撤退することに成功したコール・テンペスト。しかし一度下されたコール解散の決定の流れは覆らず、ネヴィリルは審問会に出席する。
 「自分たちは兵士か巫女か」。その問いを逆に審問会に投げかけるネヴィリル。審問会は聖なる職務にあるまじき発言と騒ぐが、最高位の巫女・オナシアは「兵士としてのコールと巫女としてのコールの、二つのコールなどない。あなたたちはただひとつのコール・テンペストだ」と巫女としてあるまじき行為にこだわる審問会を一蹴する。深刻な事態なのに、現実を見ず過去の慣例に拘っている連中に対するきつい一言ですな。
 ネヴィリル以外のメンバーはアルクス・プリーマ上のテロでの犠牲者の葬儀に、本来の役目であった葬送のためのリ・マージョンを行う任務に就く。しかしその最中、敵国の放った飛行爆弾兵器が都市を襲ってくる。シムーンに固定武装がついてたのがちょっとびっくりした。サジッタ、アウリーガの役割分担が謎だったけど、一つはこれか。
 あと、ドミヌーラ(黒髪縦ロール)は独自に上層部とつながっていて、何かの密命を受けてコールに入ってきた模様。つか、ドミヌーラっていい年だよな……シヴュラでいる間は性別化しないでいいとはいえ、基本的に若い子ばかりだろうから、二十台半ばなのにセーラー服着てる感覚なんじゃないだろうか、ドミヌーラの格好は……
 そんなこんなはともかくシヴィル・ヴューラがナイスつりめ&ショート。


  女子高生 #5「水着と美少女とマッチョな先生」。原作では、ほぼ唯一な完全シリアス展開。いや、前半はちと違う話だったんだけどさ。もちろんこの桃香はとんでもないくわせもの。でも桃香が出てきたってことは「セレ部」のアホ展開も出るのか?
 いささか余談だが、 公式サイトの梅津泰臣氏のコメント を見て、やっぱあのEDはきちんと考え込まれた上で作られてたんだな、と感心。 *2
*2: 一応、比較として涼宮ハルヒEDを部分部分コマ送りで見てみたが、キャラクターの動きに込められてるキャラクター情報という意味では、段違いだった。


2006年06月04日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日もイベント

 ちと木登りイベントの手伝い。疲れはそれほどなかったけど、その他事情で早めに切り上げ、あまり練習が出来なかったのが残念。まあ、習得した技術もあまり間を空けすぎるとどんどん錆付いてくので、やはり機会があればちゃんと参加しとかないとね。その他、いろいろ人と会えるし。
 木登りイベントに参加する子供は、ホントにいろんなタイプがいる。それをじっと見てるだけでも実は勉強になる。注意散漫の度を越して注意欠陥他動性症候群の傾向が強いんじゃないかと思える子もいれば、きちんと人の話を聞く子もいる。無論その他のタイプもたくさんいる。でも、それらの子供たちに、同じ「木登り」という行為(彼らにとっては遊びだが)をしてもらう。幾つかの注意点さえ守ってもらえば安全だし、飲み込みの遅い早いはあっても、どんな子でも絶対に登れる。こういう条件下だと、面白いことに欠点とかなんとかいらいらせずに、純粋にバリエーションとしてみることが出来るのだ。
 一時間から一時間半の時間で六、七人から十数人くらいの子供を相手にするのでちょっとせわしなくて一人ひとりを観察することも難しいのだけど、注意すべき子供とか(最初の安全のための約束事とかを守らなかったりなかなかコツがつかめなかったり)に注目すると、これまたちょっと面白い。どう見ても集中力がなく、飽きっぽい子が、そんなに飲み込みが早いというわけでもないけど、気に入ってずーっと木に登ってたりとか、ちゃんと説明を聞いてたし飲み込みも悪くない子が早々に降りてしまったりとかある。無論、そうでない子もいる。ちゃんと説明を聞いて飲み込みも良く、木登りを気に入る子もいる。いろいろいるのだけど、つまり、最初の印象というのはほとんどアテにならない。登りながらきちんと教えてあげたりすれば、気に入る子もいる。やってみないと本当にわからない。
 ここで感じることは二つ。
 一つは、木登り(ツリー・クライミング)ってのは、根気良く教えれば誰でもそれなりには登れるようになる(それも数十分で。今まで登れなくてつまらないと諦めた子は見たことがない)。そういうものだからだが、きちんとできれば、注意散漫な子も集中力を発揮することもある。どういうことかというと、人間の集中力をhackする方法というのは、トライするものとしてはほぼ無限に候補がある、ということ。資質や個性があるのは間違いないが、「この子は何をやらせてもダメ」という結論はまず導き得ない。それはトライさせる側のギブアップ宣言にすぎない。(ギブアップ自体が悪いってことではない)
 二つには、タイプ分けのパターン化に依拠しすぎるな、ということ。ツールとしての「パターン分け」は適切ならば有効であると思う。しかし、パターン化を絶対視しすぎるのも問題がある。特に「思い込み」によるパターン化には気をつけないと、ただの有害な先入観と成り果てる。
 なんかねー、こういうことを学べることですらも楽しいのよ。

[特撮][アニメ] カブト#19とマイメロシャッフル#10と牙-KIBA-ちょっとだけ

  カブト #19。新キャラ神代剣はは天道とコンパチのオレサマ男でした。町内会のサッカーの試合で「オレサマ一人で十分だ」とお互い一人で試合(それ、既にサッカーじゃねえ)、引き分けなのが納得行かず、夜中まで延々と多競技で試合を……決着がつかないからって延々と続けるこいつらもこいつらだけど、ちゃんと夜中まで付き合う加賀美とひよりも付き合いいいよなぁ。ところがその神代、実は姉がワームに襲われたというトラウマを持っていて、その悪夢を見ると普段の自信はどこへやら、じいやに泣きつくという……加賀美よりひでえ(笑)。
 その他、何故か唐突に世間を騒がす怪盗シャドウの正体が岬だと知り、上司の田所に相談したら実は上司公認で、ついでに怪盗への協力までさせられる加賀美って……いや、どうせワームをおびき寄せるための作戦なんだろうけど、本当に岬の趣味だと信じてる加賀美が間抜けすぎ。こんなんで本当に ガタックになるの


マイメロくるくるシャッフル #10「サッカーできたらイイナ!」。とある事情で歌たちが出ることになったフットサルの試合で、相手チームとして参加し、意外な活躍を見せる潤。全員に「あの潤が!?」と思われてるところが、なんというか……しかし相変わらずルール無用のはっちゃけた展開だ……


  牙-KIBA- 。身内を人質にとって殺し合いをさせる「闇の闘技場」の、戦わさせられる人の必死の形相がちょっと気に入った。妻と子供を人質に取られて、ダメージを負わされたらあっけなく妻の方が断崖に突き落とされてしまうのだものな……展開事態は、局地的な状況はわかるが、全体的な状況がちとようわからん。ただ、頭(の紋章)からシャードを出すシャードキャスターは、ちょっと意外で笑った。


2006年06月06日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 実写の方がマンガ的

 いや、こないだたまたま クロサギ医龍 のドラマ見たんですが……すいません。大笑いしました。
 誤解がないように言えば「笑わずにはいられないひどい出来」だから笑ったってことではないです(いや、いいかと言われれば、そうは答えないけど)。どちらも原作で見たエピソードだったんですが、それがドラマ化されてあまりに「マンガ的」だったんで、大笑いしてしまったわけで。
 マンガが原作なんだからマンガ的なのは当たり前だろうって? いや。原作では別に「マンガ的」ではない(あるいはそこまでマンガ的ではない)シーンだったはずなのですよ。
 「医龍」の方は、朝田が夜、病院の屋上でイメージトレーニングをするシーン。上半身裸で、ライトアップされて一人手を奇妙に動かす画は、ちと申し訳ないけど笑ってしまいました(いや、演じてる坂口憲二氏はそれなりにはまり役と思いますよ)。
 「クロサギ」の方は霊能力者サギの話。黒崎を演じる山下智久氏などがちと重みが足りないってのは差し引いても、原作では差し挟まれなかったシーンが(わざとらしく)差し挟まれて、却ってマンガ的になってしまっていた。
 要は、マンガの完成されたスタイルに、ドラマの方が追いついてないんですな……いや、こういうコミカルなものと思えば、それはそれであり、楽しめなくはないんですけどね。
 それはそうと、「クロサギ」で桂木役が山崎努氏だったり、被害者が内海桂子氏だったりするのが、むしろ演技が楽しめた。っつーか、やっぱ鉄だよな、鉄。

[マンガ] まあ、ちょっと気になったものを

 「サイカチ」、チャンピオンREDで再開しないかなぁ……(挨拶)

 漫画アクションで土山しげる「極道めし」が連載開始。「作る方」から「喰う方」にシフトしたか? 「喰いしん坊」の二番煎じにならないことを期待するが……まあ、出だしは、贅沢の限りを尽くしていたヤクザが逮捕され刑務所の中で「臭いメシ」を食うことになるが、その食事くらいしか楽しみがいないムショ生活の中で、おせちの争奪戦として「今まで食った旨いもの話」をすることになる、というもので、わりと出だしはよさげ。
 シリーズ連載の川島よしお「鈴木先生」。教師も人間だよ、という話を、中学生日記風に、しかし妙に生臭く展開。どちらかというと絵柄が恐怖漫画系のような気がするが、なかなか良いシリーズなので今後も期待。

 教育者ってことだと月チャンのいわさわ 正泰「野球しようぜ!」。主人公たちの対戦相手である日横商業で、計算の狂いから生じた内紛。それを今までただ見守っていただけだった顧問が、部を操っていたマネージャーと、今になって文句を言い出した部員たちを両方一喝。こうできれば理想なんだけどねえ。


2006年06月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 仏像の眼から血の涙が出た

 必殺シリーズ第14弾 翔べ!必殺うらごろし 第一話。
 とある寒村。そこを訪れた行商の女が水子地蔵に手を合わせているところを、不思議な行者が通りかかる。しかし余所者の二人を村人は慌てて追い払う。そこに祭られてる水子地蔵のうちの木彫りの一体が、ことあるごとに血の涙を流し、村人たちは皆不気味がっていた。のみならず隣村との年貢の貸し借りにも差し障る死活問題になりかねなかった村人たちは、最近村のはずれに住み着いた余所者の若い夫婦が原因ではないかと言い出していた。
 村人に追い払われた行商姿の女は行者に、四年前に記憶を失い道端にたたずんでいた以前の記憶がない、自分の身の上を明かす。唯一、気がついたときに持っていたという懐剣を見て、行者は「この懐剣は使い込まれてる」と看破し、霊能力で女に子供がいたと告げる。ただそれだけしかわからなかったが、子供がいたこと、そしてその子供を捜して旅をしていたことだけは思い出した女は、行者を「先生」と呼び、むせび泣いて感謝するのだった。
 一方、血の涙を流す木仏が余所者夫婦のせいだと決め付けた村人が暴走、二人の住むあばら家を襲うが、そこを通りかかった青年が村人を追い払う。夫婦は青年に感謝し、足抜け女郎と彼女に惚れて一緒に廓から逃げ出した身の上を明かすが、仲むつまじい二人の様子に、青年は何故か憤慨して飛び出してしまう。
 その晩、血を流す仏像と余所者夫婦の妻が関係あることを霊視した「先生」は、村人の前でこれが過去、村で行き倒れた巡礼が、遺した子供恋しさに流させる血の涙だと告げる。「子供を殺したのか」との先生と行商の女――「おばさん」の追求に、村人は当時飢饉で自分たちが食うにも困り、子供を川に水子で流したことを白状する。そこを通りかかった青年、その話を聞いてその巡礼の子供と余所者夫婦の妻の身の上話が一致することを明かす。村人が追い出そうとしていた彼女こそが、巡礼の子供のなれの果てだったのだ……
 木彫りの仏像は娘に返した上で夫婦を村に受け入れることになり、すべてはめでたく幕になるかと思われた矢先、血の涙を流す仏像の話を聞いた香具師の重蔵一家が、見世物にしようと夫婦を惨殺、仏像を奪い去ってしまう。
 あまりの事態に愕然とする先生、おばさんと青年――若。特に若は夫婦の仲むつまじさに嫉妬した自分に、後悔する。実は若は女。その男以上の体格と怪力に人からさげすまれ、女の幸せが得られないで世を拗ねていた自分と幸せそうな娘の差に、思わず酷い言葉を投げてしまったのだった。
 そこを訪れる、熊野権現の札を売り歩く渡り巫女のおねむ。一行に待つようにと言うと横になって眠ってしまうが、やがて正十と名乗る男が飛び込んでくる。正十は仏像を奪った香具師の下働きをしていたが、夫婦から仏像を奪うことに難色を示し、クビになったばかりだった。村人に仏像を取り返すと金をせしめ、そして仏像の謎を見破った先生の力を見込んで話を持ち込んできたのだ。
 しかし、正十の顔を見ておばさんが不思議そうに覗き込むと、「この人、江戸で殺しの斡旋業をしてた人だよ……」と見破る。不気味がったのは正十だけでなく、なぜ自分がそんなことを知ってるのかわからないおばさん自身もそうだった。
 死者の恨みの声を聞き、信仰する朝日を浴びその力を得た先生は、 村を離れようとする重蔵一家を待ちうけ、仏像を取り返そうとするが、一家の一人が肌身離さず仏像を持っているために、なかなか手を出せない。しかしそこへ、先生の後をついてきたおばさんが、こっそりと仏像を持っていた男に近付き、話しかける。
「ちょいとあんた、落としたよ?」
「? おいら別に何も落とさねえぜ?」
「こっち来てごらん」
「俺が何を落としたってんだよ」
「これから落とすんだよ」
「だから何をだよ?」
「おまえさんの―― 命だよ!!!!!
 言うが早いか、懐剣でその外見に油断した男をひと突きに突き殺すおばさん。異常に気がついた一家が道を戻ってくるが、仏像を取り戻したおばさんを庇い、若は手先を殴り殺し、先生は用心棒を岩に叩きつけると重蔵を手にした旗竿で刺し貫く。
「おばさん、あんた四年前、殺し屋だったのかもしれない――」先生の言葉に、「私が?」と眼を白黒させるおばさん。
 先生の押しかけ弟子になろうとする若、先生の霊能力が金になると踏んだ正十、先生と一緒にいればきっと記憶を取り戻し、子供に会えると信じたおばさんは先生の後をついていく。それがこの奇妙な一行の旅の始まりとなるのだった。
 突っ込みどころ満載、あっけにとられること請け合いの第一話。でも、奇妙に胸を打つ。それには徹底的に救いのない犠牲者たちのシナリオに加え、中村敦夫演じる「先生」の異様な存在感、市原悦子演じる「おばさん」の母性と鬼気迫る殺し屋の二面性が大きいのだと思う。
 この第一話が紹介される時には和田アキ子演じる若の、相手をぶん殴って首一回転、が主に取りざたされることが多いが、そういうけれん味もあるもののやはり陰惨なまでの恨みの晴らし方、そしてそれに説得力を持たせるための犠牲者の悲惨が力強さを与える。そのために主人公たちも、社会から見てアウトロウを飛び越え、受け入れられないアウトサイダーになってしまっている。
 この番組が視聴者に受け入れられなかったのも致し方ないと思える。とがりすぎ、また、親近感を抱かせることを拒否したようなドラマ作りだったのだから。そもそも題材が「オカルト」という、全然身近ではないものなのだ。でも、視聴者に受け入れられなかったとはいえ、この番組にはこの番組の大きな魅力があるのだ。必殺シリーズ中、もっともカルトな作品と言われつつ、今回のDVD化にこぎつけたことが、それを物語ってると思う。

[アニメ] BLACK LAGOON#9とまじぽか#10

 うらごろしの感想で長くなったんで手短に。
  BLACK LAGOON #9「Maid to Kill」。ロベルタちん本格的に大暴れ。原作と比べやや間延びした感はありますが、その分ぼっちゃんとロベルタの関係性を掘り下げ、良いアレンジになってました。原作だとどちらかというと「地獄から来たメイドさん大暴れ!」な印象ばかりが強かったのだけど。このアレンジで、同時にロックがこの世界を見る視点の一つである、ということがより強調される。いや、アクション自体も無茶良かったんですけどね。戻れると信じられる場所があることを、素直にうらやましいと思えるのがロック。それを心底では望んでないわけではないだろうが、ありえないという現実に触れすぎたレヴィ。そう、基本的にブラクラってロックとレヴィが二つの眼なんすよね。
 余談だけど、それ考えるとレヴィのみピックアップされてるOP・EDはちっとだけ違和感がある。


  まじぽか #10「コールドな呪文はスノボスキー」「ホットな呪文は天然温泉」。スキー旅行話二連続。それぞれトラブルに巻き込まれるのだけど、結果は一勝一敗?
 とりあえず、日常生きていくうえで最も重要なのは見た目でも性格でもなく、「体重」だということがわかりました……いや、百キロとかならまだしも、三百キロoverでは……
 しかし後半出た爆乳のお姉さん方、まあ、なんか見てても奇妙に引っかかるなぁ、と思ったら正体が……ひょっとして、パキラたちが触ってた胸って、実は×の六畳敷きとかうがってしまうのは考えすぎ?


2006年06月08日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 突如奥方と芸者の人格が入れ替わった

  翔べ!必殺うらごろし 第二話。
 先生は江戸の宿場町で失せ物探しで糊口をしのごうとしていたがさっぱり。なにやら曰くありげな人探し中の百姓たちも、先生を胡散臭げに避けていく。そんなとき、浪人に襲われていた芸者・染香を助けた。その礼にと歓待される一行だが、その席で突如染香が人が変わったようになり、武家の子女のような口調と立ち振る舞いで周りを牽制し出す。それと同時刻、上州漆が原の代官・山地半十郎の妻・琴路もまるで芸者のような言動を行っていた。
 これは二人の魂が何らかの原因で入れ替わったのだと、先生は漆が原の代官所に向かうが当然相手にされず、用人の松波にけんもほろろに追い返される。あまりに融通の利かない先生のやり方に見かねた正十と若は町で情報収集をし、貧乏旗本だった山地が琴路に見初められ、婿養子として家に入り、当所の代官になったこと、道場仲間の松波を用人とし、過酷な取立てを行っていることを探り当てる。
 琴路の入れ替わりはまだ他になにか理由があると踏んだ先生は代官所に忍び込み、彼女を誘拐。彼女が見た、地下牢のようなところに転がる死体を霊視すると、何か気にやんでることがあるのではと問うが、彼女は決して口を開こうとしなかった。
 そんなところに、おねむがたまたま出会った人探しをしている百姓一行を連れてくる。それは、江戸で先生とすれ違った百姓たちだった。百姓たちは琴路を見ると平身低頭拝み出し、篤い情けを常々受けていることと、代官所に直訴に行って帰ってこなかった身内の行方を知らないかとたずね出した。途端、苦しみだし再び人格入れ替わりを起こしだす琴路。先生のお陰で様態が収まるが、琴路の介抱は若に任せ、先生は百姓たちから話を聞く。話を聞いた先生は、恐らくお上の意向以上の取立てを行い私腹を肥やす代官・山地が、江戸へ直訴に上がろうとした百姓たちを口封じに殺してしまったのだと察する。琴路は夫の悪行に気付き、夫への愛情と良心の呵責の板挟みになり、そのために人格入れ替わりを引き起こしていたのだった。
 若もまた琴路からことの真相を聞く。一人、夫の下へ戻ろうとする琴路を止めようとするが、琴路は聞こうとしない。いくら愛してると言っても、そんな酷い男に何故……と食い下がる若に、琴路は言い放つ。
「男のそなたに、女子の気持ちはわかりませぬ!」
 雷が落ちたような衝撃を受ける若。一人呆然とする若を見つけた仲間たちに、若は「女なんて、みんな、バカヤロウだ!」と泣きそうな顔で吐き捨てる。
 代官所に戻った琴路は、夫に、罪を悔いて百姓たちの遺族の身を立つ様にと懇願する。それを受け入れたかのように言う山地。しかし、百姓たちの霊前に花を供えようと地下牢に下りた琴路は、夫が殺した、新たな百姓の死体を目の当たりにしてしまう。
 再び地下牢で人格入れ替わりを起こした琴路を、出世の邪魔と切り殺す山地。その現場を見てしまった、江戸の大物の永井。しかし永井は山地をとがめるどころか、証拠は残すなとまで言うのだった。
 代官所に忍び込んだ正十から一部始終を知らされ、駆けつけた先生たちが見たのは、琴路や百姓の遺体ごと燃え盛る代官所だった……
 「メイド刑事」第一話の元ネタの(多分)ひとつ。w(読んだ人はどこらへんがかはわかるでしょう?)
 人格の入れ替わり現象が今回の怪奇現象だが、怪奇現象そのものよりも怪奇現象を引き起こした代官の妻・琴路の苦悩がメインになる。領民に対し慈悲深い奥方が、代官である夫の悪行を知ってしまい苦しむ。しかしそれでも夫の元に戻ろうとする琴路。そんな琴路の気持ちが理解できない若に琴路が浴びせた言葉は、女の幸せを知らず女を捨てて生きてきた若には痛烈すぎる一言だった。
 しかし琴路の愛は裏切られ、真相を闇に葬り去るため始末されてしまう。直訴の嘆願に来た百姓たちのため、そして琴路のあまりに哀れな末路のために、先生たちは江戸に赴任しようとする山地たちに襲い掛かる。
 このシーンも第一話同様すさまじい。江戸に向かう山地一行に岩を落とし、混乱に乗じてまず若が山地を連打した上、岩を脳天に振り下ろす。おばさんは襲撃から逃れた永井を待ち伏せる。
(道端で焚き火をしてるおばさんに)
「おいこら! この道はどこへ行く!」
「一本道だよ……」
「どこへ通じていると聞いているのだ!」
(そう言って永井、おばさんを追い越し道を進む。突如おばさんがすくっと立ち上がり地面に置いていた匕首を手にする)
「この道をずぅっと行くと……」(おばさんが突如人が変わったように全体重を乗せ背後から永井を刺し貫くと、勢いでそのまますすきっ原にすすきの枯れ穂を押し倒しながら進んでいく)「 地獄へ行くのさぁ!!!!! 」(さらにえぐるようにし、永井の身体ごとすすきっ原にもんどり倒れる。そして息を切らせたおばさんだけが再び立ち上がる)
 先生は馬で突進してくる松波を真っ向から迎え撃ち、ジャンプ一閃、手にした旗竿を投げ、馬上の松波の身体を貫く。
 とことん、泥臭いまでの怒り。恨みの発露。社会のこちら側とあちら側で、あちら側からどうしようもなかったこちら側の不条理を、こちら側の条理にとらわれないアウトサイダーだけが裁くことができる。それだけが彼らにできること。しかし、恨みを晴らしたとて助けられなかった犠牲者はよみがえらない。それを知ればこそ、彼らは再び傷を負い、しかしその傷をさびしげな笑顔で糊塗しながら再び旅を続ける。

[アニメ] ウィッチブレイド#10と吉ガー#9と涼宮ハルヒ#10

 今回もあっさり風味で。
  ウィッチブレイド #10「交」。エクスコンは人間ではないかと詰め寄る雅音に、あっさりと認める鷹山がなんだかいいです。人間と言っても、死んだ人間。様々な契約で入手した死体を元に、兵器として開発され、アイウェポンおよびその失敗作のエクスコンが生み出されたという。「兵器を売るなんて!」とさらに詰め寄る雅音だが、「パワーバランスを生み出すことにより却って平和が生み出される」と一蹴。いいね、こういうやり取り。
 それどころか斗沢に秘密を知られたペナルティに、雅音は鷹山の社内のライバルである、和銅主催のパーティに同伴させられることに……ちょっとした、マイ・フェア・レディ? しかし最初は上手いことネコをかぶってたものの、食い物を目の前にしてあっさり化けの皮が……しかしその雅音が引き起こしたトラブルのために、鷹山が和銅と飲み対決。無理をして和銅を下す鷹山を、雅音もちょっと見直した?
 でも、NSWF側では梨穂子のことで一時前線を退いた玲奈に代わり、新たな強敵登場の予感。


  吉永さん家のガーゴイル #9「怪盗梨々」。自分を助け出してくれた怪盗百色に憧れ、自分も怪盗になると言い出す梨々。周囲は百色も含め止める。双葉ももちろん止めるが、そのために二人の仲は険悪に。しかし梨々は風邪で倒れた百色に代わり、勝手に依頼を受けてしまう。
 梨々が百色にあこがれるのはもっともなのだけど、百色を含め、周囲はまだ分別のつかない梨々を止めるのはやっぱ見ていて安心する。結局梨々にとって大事なのは怪盗になることじゃなくって、百色おじさんとのつながりを実感することだということ。その辺、きっちり落としてる。


  涼宮ハルヒの憂鬱 #10「涼宮ハルヒの憂鬱IV」。いよいよ本格的にクライマックスへの序章。長門対朝倉涼子は圧巻。でも、その後大人朝比奈さんも詰め込んだり、ちょっと詰め込みすぎの感も。まあ、最終回への伏線、かな? 多分次の次くらいに来る「V」で古泉がらみの話で、後は怒涛のクライマックス?(なぜ疑問系)


2006年06月09日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 本当に?

  「管理・乗り方も原因」 死亡事故でシンドラー本部声明朝日 )。実際今回の事故のエレベーターも保守管理の問題はあったそうだけど、異常動作例の報告も多々寄せられているのを見ると、「本当にそれだけ?」とは思ってしまう。事故自体はシェアに比例して起こる可能性が高くなるのかもしれないけど、「一時間エレベーター内に閉じ込められた」とかは、本当に管理が悪かっただけなのか、無茶苦茶疑わしいんですが。「扉がはずれた」ってのも、保守管理だけの問題だろうかと思ってしまうのだが。


  秋田男児殺害:動機供述「なぜ彩香がいないのか苦しくて」毎日 )。これであとは裁判とその結果を待つだけだろう。犯人の周辺事情については、敢えて語らず。軍手をはめて着物の紐で絞殺したと供述してるらしいが、軍手は指紋隠しには向いていない。ってのも、軍手は資料が警察側に揃っているので、メーカーが特定されたりして証拠になりやすいから。
 しかし敢えて語らずと言ったけど、娘が死んで生きてるな子が許せなくなるくらい苦しくなったのなら、どうして生きてるうちに、とは思わずにいられない。


  日本次期首相、靖国参拝全面自粛でも 中国側の非難続く産経 )。在米中国系の人による論文なんだそうな。ま、概ねその通りなんでない?
 それはそうと産経の速報に「モンゴルで8カ国軍事演習。米など中国けん制狙いも。北京外交筋などが明らかに。日本はオブザーバー参加で調整へ。」という記事が。言ってよろしいでしょうか? なにを今更w(去年からわかってた話だぞ、それ)
 知りたい方は「カーンクエスト」でぐぐってください。


  日本が世界一の援助国でいられたのも中国をはじめとした東アジアがあったからだ毎日 )。だから? 「めぐまれてやったんだ! 感謝しろ!」とでも言いたいんでしょうか? 意味不明な記事だ。

[アニメ] ゼーガペイン#10と.hack//Roots#10

  ゼーガペイン #10「また夏が来る」。なんとなくTHE TUBEっぽいタイトル。夏休みに突入したが、リョーコに異変が起こる。世界の不自然さに突如気付き始めたのだ。それはセレブラントとして目覚める前兆かもしれない、と言うシマ。量子サーバー内の幻体は、ある日突然世界の真実に気付くとセレブラントとして現実世界を取り戻す戦いに参加し、データが消滅すると転校や病欠などの形で、「いないこと」になってしまうという。リョーコが戦いに参加することになるかも、と聞き複雑そうなキョウ。
 セレブラントが他の幻体とどう差別化されてるのか、ってのが明らかに。世界(量子サーバー)が幻体をセレブラントとして目覚めさせる、ってのは、なんとなく得体の知れないシステムに操られている気がして不気味。量子サーバーの意図(と呼べるものがあるならだが)がどの辺にあるにしても、人格データが消費材か弾丸のように使われてるようで……
 あと、シズノは元々舞浜の人間ではなかったのか。のみならず、これまでは舞浜サーバー内にも入ってなかったらしい。キョウが負傷したからそのサポートにということではあるのだろうけど、彼女自身もひょっとしたら謎とかあるのか?


  .hack//Roots #10「Missing」。キー・オブ・ザ・トワイライトに関係していると思ったミッションは実はオーヴァンをはめるための罠。まんまとその罠にはまり、オーヴァンのキャラクターデータは直毘にとらわれてしまう。
 オーヴァンが消えたことで途方に暮れる旅団。しかしオーヴァンがTaNに攫われたことを直感した志乃は、TaNの不正アクセスの証拠をタネに俵屋と接触して脅迫をする。直毘の意図を知らない俵屋は動揺する。やっぱ、俵屋も利用されてただけだったんだな。志乃が案外と芯が強い行動に出てるのだけど、やけ気味の行動とも言える。
 にしても、オーヴァンのPCデータの秘密ってなんだ? 一体でエリア一つ分のデータ量って……


2006年06月11日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 帰還

 ちとよんどころない用事で湯河原に行ってました。不在の間に溜まった諸々を処理しなければならないので、ちと本日も開店休業。


2006年06月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日の晩飯

 いわしを開いて焼いたのと、いわしの梅煮。いや、月チャンの「めっちゃキャン」で いわしの手開き やってたの見て、そいでもって更にスーパーで五尾180円で売ってたので。流石に鮮度はとれたてとはいかないんで、生でとはいかず、焼いたけど。
 いわしって小骨が多いわりに身がやわらかく、身がぐずぐずになったり小骨が残ったりしがちなんだけど、確かに手開きで捌くとかなり小骨が背骨ごと簡単に取れてしまう。若干のコツは必要だけど、特に難しくもないのでなかなかお勧め。
 梅煮を作ったのは、流石に五尾全部焼いて食うってのもなんだなぁ、と思ったので(そっちは手開きしなかったけど)。傷みやすい魚だから、生のまま明日まで取っておくってのもなんだしね。
 実はいわしの梅煮の方も、昔、コミック版モルダイバー見て作り方覚えたり。あ〜、梅干の酸味と脂の乗ったいわしの味が合うわぁ。って、主に漫画によって支配されてるんかい、ワシの食生活。
 ちなみに手開きではずした背骨は、もちろん焼いておいしくいただきました。

[特撮] ボウケンジャー#17とカブト#20

  ボウケンジャー #17「アシュの鏡」。「アシュ=亜種」かな? アシュを追う青年、高丘映士を含め、財宝にはあまり執着してなさそうな新キャラたちだけど、アシュが仲間を召還できるプレシャスを狙うのを、高丘がボウケンジャーたちに協力して新メンバーに、という流れになるのかな?


  カブト #20。う〜ん、変なワームが色々出てきてるから、ひょっとしてそのうち「自分がワームであることに気付いてないワーム」ってのが出てくるかも、とは思ってたけど、それがまさかライダーとは……555と違い、それがライダーの資質者の資格ってことはないだろうけど、ワームでもライダーになりうるのか……
 「怪盗シャドウ」は、やっぱりワームおびき寄せの作戦でした。ワームも一体奈に考えてるんだかさっぱりですが。
 次回予告を見ると、今回で一旦サソード編は終了。次回からはガタック誕生編。各玩具・特撮雑誌によると装着者は 加賀美らしいけど、ザビーの例もあるし、ずっとそうなのかとか怪しいんだよなぁ……


2006年06月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 食い物の記録・塩辛再び……いや、三度?

 二週間ほど前に作った塩辛が終了。作った直後は味がきつすぎるかと思ったが、三日目くらいからどんどん味が熟れていって、最後の方はすごいいい感じに。で、また作っておくか、と思ったのだが、スーパーで生食用のイカが売ってない。仕方ないので加熱用のイカを買ってきて、アニサキス対策に一旦冷凍することに……
 アニサキスは冷凍することにより卵も幼虫も死滅させることができる(はず)なのだが、一応念の為に検索して調べてみる。と、「-20℃で24時間以上」が標準的らしい。ただ、検索した中で気になる記述を見つけた。「家庭用の冷蔵庫では-5℃までしか下がらないので……」??? 家庭用冷蔵庫の冷凍庫でも、-20℃近くまで下がるはずだけど……例えばアイスクリームの保存温度は-18℃。冷凍庫の性能の基本ラインのひとつはこの温度のはず。とは言え、アニーさんを胃の中で飼ってのた打ち回りたくない人は、きちんと自分の家の冷凍庫の温度を確認してからやってください。
 あと、スーパーで おからこんにゃく を百円引きで売っていたので、購入。前にWBSで取り上げられてて気になってた。調理の仕方によっては肉っぽくなるとのことだが、確かに肉っぽい食感に。ちょっと面白い。

[アニメ] シムーン#10とまじぽか#11とブラクラ#10

 ゆうべ寝る前になんとなくHDDレコーダの録画チェックしてたら、一覧にいつの間にかまじぽかが入っててびびった。そか、日付が前倒しになってたのか。時間変更対策に毎週ECP番組表で録画対象番組を見ては半自動的に放り込むから、気がついてなかった……

  シムーン #10「籠の鳥」。どうにか解散を逃れたが、旧式艦での辺境勤務を命令されたコール・テンペスト。メンバーの多くがこれまでとは比べ物にならない劣悪な環境に不平たらたらだが、下層階級出身のアーエルとマミーナは平気そう。特にマミーナは厨房に出入りして食事の支度まで手伝う。コール解散の危機を作ったマミーナはネヴィリルには謝罪し、受け入れられるが、元々主人筋と使用人の関係だったロードレアモンとはいまだに険悪なまま。ロードレアモンは幼い頃一緒に遊んだこともあるマミーナとの関係を修復しようとするが、マミーナは頑なに受け入れない。そんな時、偵察任務に出たドミヌーラたちが待ち伏せにあっていることを察知し、コールは緊急出動するが、マミーナとロードレアモンのみが出遅れて取り残されてしまう。全機揃わねば強力なリ・マージョンは行えない。それでもロードレアモンとパルを組むことを拒絶するマミーナに、ロードレアモンが取った行動は……
 今まで派手な戦場に投入されてはリ・マージョンで敵を一掃するだけだったのが、前線で常に敵とにらみ合い衝突する、戦場らしい状況に。艦が破損し待機中のグラギエフは彼女たちを呼び戻すよう働きかける意思を見せるが、艦長のアヌビトゥフはそれが彼女らのためになるのか、心中を吐露する。ドミヌーラはただの一シヴュラを越えた権限を見せ、その正体と目的が気になるところ。
 クライマックスではロードレアモンとあくまでパルを組むことを拒否するマミーナの目の前で、ロードレアモンはマミーナが拘り続けていた自分のお下げを切り落とす。意地を張り続けることをやめたマミーナだが、ずっと泣き続けるロードレアモン、その理由は「ずっとあの髪型だったのに……」と、女の子らしい答え。12人もいるのに、キャラが立ってるなぁ。気になるのはマミーナのパルとしてやってきたユン。キャラクター紹介一覧にも名前が見えないのだけど……


  まじぽか #11「無口の呪文は楽しい英会話」「ピンチの呪文はさよならの向こう側」。 前半、ケイミィの仕切りで「英語以外の会話禁止」のルールが課せられるがらくたハウス。罰ゲームにはなんだかいかにもいやげなジュースを飲まされる。完全な一発アイデアだけに、四人の会話がポイントなのだけど、いかにも中学英語な会話や「ほわっつ、いず、じす」に味をしめ連発するところとか……で、実は急に英語熱に目覚めたわけでなく、鉄子がだまされて買った嫌ジュースの消費の為のゲームでした、というオチ。それにしてもケイミィが、司会をしたり飲食のできない鉄子に代わり罰ゲームを受けたり、ほとんど公認の五人目のメンバーになってるなぁ。透明人間だから見えてないけど。
 後半、スーパーDr.K子によってテレビでその存在が公にされる四人。芸能人並の人気者になってしまう。魔界の住人の危険性を必死に訴えるK子だが、あっさり議論終了。しかし、ゆうまのポカのせいで一転、エロモンスター扱いされることに……四人は「このままでは人間界に居続けられない」と落ち込むが……うわ、結局珍獣扱いってことかよ(笑)。てか、近所の人たちも冷たいなぁ。
 次回が最終回かな? ちと名残惜しい。


  ブラクラ #10「The Unstopped Chambermaid」。地獄メイド、ロベルタ編最終回。銃撃戦でもレヴィに引けを取らないロベルタの戦闘能力とエリートゲリラだったその過去が披露。ホテル・モスクワも普段のマフィアの仮面をかなぐり捨て、本来の姿であるエリート戦闘集団としての姿を晒す。このシーン、原作者喜んだだろうなぁ。
 最後は事件のカタはついたが気がすまないレヴィとロベルタの意地の殴り合い。ダッチは「素手なら死ぬこともないだろ」と言ってたけど、いや、どう考えてもロベルタ、徒手での殺人術習得してるだろ……あくまで殴り合いに終始したのは、ロベルタもその気はなかった、ということか。今月発売のサンデーGXで再登場もするので、楽しみ。
 次回はCIAがらみの仕事でラリラリ運び屋と「ですだよ」姐ちゃん登場のはず。あと、大地康雄似のテロリストも。


2006年06月15日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ウィッチブレイド#11とゼーガペイン#11

  ウィッチブレイド #11「危」。酔いつぶれた鷹山を自宅に運んだ雅音。初めて母のボスである鷹山に会う梨穂子だが、最初の印象は好印象。二日酔いに苦しむ鷹山に、味噌汁を作ろうと買い物に出かけるが、その先で体調不良で倒れてしまう。
 冒頭で新しい敵であるネオジーンの「マリア」の危険性を印象付けまくり。仲間を訓練で殺してしまって(しかも五人目……)、まったく動揺もしない。かなりヤバげな相手。
 梨穂子は外出先で倒れてしまい、それを聞いた雅音は後先考えず飛び出し、梨穂子の行動を追っていた玲奈も、応急処置をする。って、母親合戦? 玲奈が利穂子の実の母だとすると、多分実の父は鷹山……ってことは、実は父娘の対面? 和銅が単なる小物で終わるとは思えなかったりとか、いろいろ入り組んできそうだなぁ。
 と、考えてる間もなくNSWFのボスである「ファーザー」の腹心であるノーラが雅音に襲い掛かり、その身柄の拘束に成功してしまう。NSWF本部に運び込まれる雅音だが、NSWFに潜入してた斗沢がその姿を見……今のところ鷹山にポイント奪われまくりだから、斗沢のポイント挽回なるか? って、そういう話じゃないって?
 まあ、鷹山はエクスコンやアイウェポンについて、確固たる信念をもって取り扱ってるようで、利益優先の俗物ではなさそう。


  ゼーガペイン #11「残るまぼろし」。傭兵夫妻であるクリスとアーク。アークのデータの限界が来ていることを知りつつ、舞浜サーバーでつかの間のひと時をキョウ、シズノ、そしてリョーコと過ごす二人。そして、夫妻にとって最後の出撃のときが……
 いろいろきっつい話だなぁ。シズノとアークの会話とかも実は伏線なんだろうけど、そんなのがどっかにいってしまうくらいに、自分の最後が近いことを知りつつのアークの言動が……そして、愛妻と共に逝くことを覚悟していたクリスへの、アークの行動も……
 所詮データでしかない自分が消え去ることに対し、「リョーコの写真の中に自分は残る」とキョウたちをなぐさめるアークの言葉が、とてもつらい。
 キョウによって二人と関わってしまったリョーコが、これによってセレブラントへの覚醒を加速されることになるんだろうか? むっちゃ思わせぶりな次回予告が、どう転がるのかが……

[その他] つかの間のなぐさみ

 相手にとってどうだったのかは、イマイチわからないけど、今日の飲みはこちらにとっては大変有用でした。まあ、できるだけいっぱいいっぱいにならないようにとは思ってはいるけど、そうでなくても一回り近く違う子らへの気配りは、しようと思ってもなかなかはできないもので……多分相手に気を遣わせるばかりだったのだろうなぁ、と思うと、申し訳なくも思ったり。


2006年06月16日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] またノートが……

 今回はかなり長期もったけども、そろそろいつもの予兆が出てきてるかな……一度激しく起動不能になって、修復はされたんだけど設定がいろいろおかしいことに。再インストールした方が早いなぁ、ってんで、再インストール中。環境の再構築めんどくさ! 再構築してもまた不調になる可能性高いし……

 で、困ったことにちょっと人間の方も不調だったりして。昨日の飲みで飲みすぎたんか? あれしきで? と思ったら、微熱が出てた。人と会う用があったので無理してはみたが、途中で無茶気持ち悪くなった。そんなに顔色に出ないから、相手は不機嫌と思ったくらいとは思うけど。明日も色々あるから、今日はさっさと休んでおきたいなぁ。
 後で何をインストールしたのか、メモ代わりに一応リストアップしとくか……何度もやってるのにすぐ忘れる。

[アニメ] ホスト部#10とハルヒ#11とデモンベイン#3

 W杯放映の関係でホスト部とハルヒの放送時間が完璧に重なってて、2chで「ハルヒとハルヒがバッティングしてる!」と書かれてて笑った。

  桜蘭高校ホスト部 #10「藤岡家の日常」。環が見た悪夢のために、ハルヒの家を急襲することになったホスト部一同。庶民の生活を知らないホスト部員たちは想像していたような極貧生活でないことに安心するが、途中、仕事帰りのハルヒの父が帰ってくる。実はハルヒの父は……
 ああ、確かにこの父なら男とか女の意識は薄くなるわな(笑)。おまけにそのくせ妙に可愛い私服を買ってくるってのも納得。ホスト部員と対面して、特に環を警戒しまくりの父に、狼狽しまくった環は「僕は貴方の娘さんを、 実の娘のように 思っています!」って……本当にバカ王子だ(笑)。今まで単に照れ隠しだと思ってたけど、本気で自分のハルヒに対する感情が恋心だって気付いてないんだ……ホントバカ。後半は娘の成長を複雑な目で見守る父(notバカ王子)の視点に。環も前途多難だ。ってか、バカ王子の場合はそれ以前の問題の気もするけど。


  涼宮ハルヒの憂鬱 #10「射手座の日」。いきなり脚本が賀東招二氏なのは、角川つながりってことと、京アニだからなんでしょうね。「フルメタルパニックふもっふ」「同TSR」で打ち合わせなどにも頻繁に顔を出し、かなり緊密に連携を取って、関係がかなり深まったみたいですから。で、バリバリの宇宙艦隊戦(脳内限定)。現実の、いかにも高校の研究会が作ったというようなピコピコ音のBGMとビジュアルとの落差が……原作は完璧に長門萌え話だったし、アニメもそうだったんだけど、映画とか第二期とかで「涼宮ハルヒの消失」、マジでやる気なんかね?


  デモンベイン #3「REANINATOR」。話は、二話目よりは持ち直したかな……? 展開が急で断絶があるんで、ちといきなりだけど。ただ、戦闘シーンとかはそれなりに楽しめたんだけど、一部作画が……「これ、誰?」と思ったものなぁ……


2006年06月17日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 死亡確認!(by王大人)

 体調が戻りきってない時に山オフなんて付き合うもんじゃないですわ……というわけで死亡中につき今日はお休み。トホホ。


2006年06月18日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 舌が死んでる……

 昨日のダメージで胃が完璧に固形物を受け付けませんわ……どころか、朝は朝飯代わりに飲んだ野菜ジュースすら拒否しかける始末。それでもまだマシになったんですよ。夕べは「全然なんともなかった」んですから……え? それってひどくなってるだろうって? いや、体が反応するだけマシなんすよ……でも確実に体はおかしい。だって、味覚が完全に死んでたんだもの。寝酒飲んでも全然美味く感じない。私にしてはかなり異常事態。今は食欲は戻らないけど味覚は戻ったから、まだマシかな……いや、酒を抜くのにはちょうどいいんですけどね。油ギトギトの山料理で増えた体重も減るし。ただ、ずっとこのままなのは困るなぁ……なにより酒がまずくっていけねえ。

 購入したもの。
 ・オメガ7 vol.2/小林源文

[アニメ] シムーン#11

  シムーン #11「共同戦線」。都市制圧戦に、歩兵輸送の任務で協力することになったコール・テンペスト。粗野な歩兵たちとなじめないコールの中で、唯一ほれっぽいフロエは歩兵たちのうちの少年兵と仲良くなるのだが……
 確かにシムーンの機動性だと、輸送ヘリ代わりに使うって手もあるなぁ。史上初の共同作戦だというのに、都合よく作戦が読まれてたりってのは気になるけど、理由はあるのかな? まあ、最後にシムーンによる都市爆撃(?)に持ってくための展開なのだろうけど。敵に制圧された故郷の街を奪還する作戦に参加した少年兵は、しかし、作戦が読まれ窮地に陥った彼らを助けるためにリ・マージョンによって破壊される街を見て、「シムーンは神の蒸気なんかじゃない! 悪魔だ」とつぶやく。しかし呆然とする少年に隊長が「あんな子たちにいつまでも戦争をさせるんじゃない! これは俺たちの戦争だろう!」と……さんざんひねた態度を取ってた隊長だけど、やっぱ踏んでる場数が違うね。少年兵は、思い入れのせいもあるけど、やはりまだまだ……「青を心に、一、二と数えよ」をちと思い出した。


2006年06月19日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 体調

 大分良くなってきました。食欲の方も、まだ大分食は細いですがどうにか食えるようになってきましたし。最初におかゆを口にしたときに胃があきらかにびっくりしてたのがアレですが、一応問題なく食えました。塩味なしでかつぶしと大根切干だけ混ぜたものですが、美味しく感じたので大分復調してきてるでしょう。
 さて、今夜あたりは酒が飲めるか?(やめとけ)

[マンガ] 閑話休題

 東雲太郎氏は確か「ドラゴンエイジ」で既に一般誌連載は果たしているような……(自分が知ってるのがそれが初めてで、それ以前にもあるかもですが)
 成人向けから一般向けへ進出ということでは、メディアファクトリーから今月創刊する コミックアライブ がわりとえ らいことに。何人いるか、数えてみよう!

[アニメ] それゆけ徹之進#23とマイメロシャッフル#

 どちらも父の日ネタ。
  それゆけ徹之進 #23「てつのしんパパを応援する」。ただ単に今までセレブナイトから金銭的援助を受けてただけでなく、きちんとそれを返そうというのも描かれてるのがしっかりしてる。でも、あの一家の禁治産者ぶりはさすがになんとかした方がいいと思うのだが……いや、そりゃいいところもあるってのはわかるんだけどさ。
 新キャラで名古屋出身の犬・ミカが登場。まあ、テレビ愛知製作だしね。一昔前なら「大阪出身」で鉄板だったのだろうが、名古屋経済が云々と言われてる昨今だからこその配役だろうなぁ。キャラクター的には 山田昌 さんがモデルなのだろうが、「ミカ」って名前は、昔名古屋で放映していたアサヒドーカメラのシリーズCM「ミカとパパの物語」を連想するんだけど……どんなCMだったのかは、ぐぐってください。(^^;


  マイメロシャッフル #12「かまってくれたらイイナ!」。夢野家父の駄洒落には秘密があった! という話。夢野母及びその父って……そういえば、旧シリーズにも祖父母って出てきてなかったよね?


2006年06月20日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日の体調

 まだ時々寒気がしてけだるいが、食欲は大分回復。胃もたれの薬を若干併用すれば、ほぼ普通のものを食べても大丈夫。あまり消化の悪いものはダメだし、量も食えないけどね。しかし酒が飲めないのがアレだなぁ……まったく飲めないことはないんだけど。


  台湾女性が「救命恩人」日本男性探す日スポ )。韓国人男性が日本人女性を助けたときのようには大騒ぎしてませんね。日本マスコミ。


  日本など捕鯨支持国提案の正常化宣言、IWCで採択朝日 )。なんでもブラジルとかは「捕鯨国のアイスランドはIWC加盟国として認めてないから無効!」とごねたとか……海洋生物資源の保護については難しいところがあるんでそう簡単に是非は語れませんが、これって完全に政治問題になってるよなぁ……


  首相、イラク陸自撤退を正式表明 防衛庁長官が命令朝日 )。む、正式発表ですか。良かった良かった。危険性は少ない地域への派遣でしたが、それでも万が一、ということを考えるとやはり……無論、サマワで果たした貢献も忘れてはなりません。
 自衛隊を含む多国籍軍の駐留については、国内外反対意見も少なくなかったですし、無論、もっと「こうすべきだ」という点もあるでしょう。でも、なされた成果までそれで否定するべきでないと思われ。ともかく、本当にご苦労でした。
 空自の方々はいま少し派遣任務がありますが、そちらも無事をお祈りしております。

[その他] テポドンとかなんとか

 日曜にH氏に「テポドン、どうなんだろうね」と話題を振られたけど、基本的に放置でいいかと。日本本土に着弾させる気なんかないのだから(したら自国崩壊につながるのは目に見えている)、撃ったら撃ったで粛々と文句を言えばいいだけ。そもそも北朝鮮に好きなようにさせてる日本の外交が不甲斐ないのだけど、安部氏みたいに騒ぐのは、単なる総裁選に向けた人気取りにすぎないし、もっと言えば、騒げば「日本に対する示威効果がある」と思わせるだけなんだから。
 で、このタイミングでミサイル発射実験を行う北朝鮮の目的は、といことになるのだけど、イランやパキスタンから視察に人が入ってるって話があり、新製品の売り込み、つまり商行為の可能性が高いって分析がある。あきないですよ、ダンナ。だとすれば、日本に対する示威行為は二次的なものかな?
 まあ、世間的にも「またか」って感じでかなり関心が薄くなってる気もするし、そんなものでいいんでない? って気はする。むしろ過剰に大騒ぎしてる人間の意図を疑ってみた方がいいかもしれず。鎖の長さがわかってる犬相手に、大騒ぎしすぎるのも胡散臭い。


2006年06月21日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まじぽか#12とブラクラ#11

  まじぽか #12「哀愁の呪文は想い出に変わるとき」「優しさの呪文は魔法使い」。いい話二連発。
 前半。物置の整理中に古いビデオデッキを見つける鉄子。中には鉄子の子供のころの記憶がバックアップされたテープが。しかし、アナログのデッキはデジタルテレビにつなげず、中身を見られない。「魔界ちゃん」の再放送を録画したいゆうまたちも巻き込んで、四人はアキバまでDAコンバーターを捜し求め出かけるのだが……
 後半。花粉症になってしまい苦しむゆうま。そんなゆうまを笑う三人に、ゆうまは魔法で花粉症をうつそうとするが、三人はゆうまの魔法なら成功しっこないとどこ吹く風。ところがどういうわけか魔法が成功し、三人は花粉症に。ゆうまは自分の魔法スキルが上がったと喜び、町に出かけて魔法を使いまくる。そしてゆうまの魔法を見かけた女の子から、四日後に集中治療室から一般病棟に移る母親に、まだ早い満開の桜を見せてほしいと言われ、安請け合いする。ところが、がらくたハウスに帰って魔法で花粉症を治した途端、ゆうまはまた元の通り魔法が上手く使えなくなってしまう。慌てたゆうまは、ケイミィから「気温が上がれば桜の花が咲くかも」と聞き、必死で病院前の桜の木を暖めだす……
 前半は、ハードディスク容量のせいで記憶から消してしまった想い出を見ようとする鉄子。アキバでようやく見つけたDAコンバーターだが、値段が高くて四人には手が届かない。「想い出が見れなくても、今、あたしたちがここにいるよ!」と泣きながらなぐさめるゆうま。感動的に終わるかと思ったら、やっぱりオチはぽか〜ん。オープニングの入り方がちょっと凝ってた。タイトルロゴも「妖精帝国 魔界ちゃん」になってるし(笑)。しかしアキバが、以前パキラが献血に行った時と違い未来都市になってるんですが……それと、この四人の金銭感覚と生計がどう成り立ってるのか、不思議だ。
 後半は、あまりにストレートにいい話だったんで、ちょっと感動しつつもどう反応したらいいか迷ってしまった。ら、「逆ギレ、言い訳、怠け者のゆうまが、初めて一生懸命になった(それも人のため)」という言葉を見かけて、「ああ、確かにそうだ」と納得。
 楽しかったので、第二期とかもやってくれるとうれしい。


  ブラックラグーン #11「Lock'n Load Revolution」。またまた濃いキャラ総登場、な最終エピソード。どっかで見た「三合会」の周に、大地康雄似の日本人テロリスト・タケナカと、ラリラリ運び屋のレガーチ、ですだよ姐ちゃんのシェンホア登場。原作では「大地康雄似」だったんだけど、アニメでは「健さん」になってしまってたなぁ。このアレンジは理由がよくわからない。でも、周哥々はやっぱりイカしてますな。でもできればボロボロになったところから這い上がって欲しい! ってそれ作品が違うから!
 キャラとしては皆個性派揃いなんだけど、やはり生々しいのはタケナカかな……革命派ってのは、かつて、ってか、今も日本にいるわけで。そういう人たちは国内には居場所がいなくなって逃げ続けるか、国外に逃げるかしてるわけで。タケナカの見た夢ってのは、今のタケナカにはどう映ってるんだろうかってのは、なんか妙に切ない。

[その他][マンガ] そういや

  コミックアライブ の小冊子でラインナップを見て、ちと「あれ?」と思ったことがあったのだけど、それがふとした拍子に腑に落ちる。要は、「中学生(学生)が主人公の学園もの」ばっかりだってことなんだけど、それってMF文庫の基本戦略そのままだわ。つまり、MF文庫のマンガ版、ってことだわな。これはちと戦略的に興味深いかも。


  イラク陸自撤収 治安任務が今後の課題だ産経 )。そもそも私の理解が及んでいないところもあるし、また産経の社説も舌っ足らずの部分はあるのだけど、基本的にはそういう話だ、と思う。自衛隊の任務が「成果がない」って言ってる連中は、何を見てるんだろう?
 いや、これについては具体的にちと怒ってます。私が怒ってどうするって話はありますが。


  もう一度飲んでみたいソフトドリンクランキングgooランキング )。「はちみつレモン」はわからんでもないが、「メローイエロー」はそうかぁ?


2006年06月22日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ウィッチブレイド#12とゼーガペイン#12

  ウィッチブレイド #12「囚」。NSWFに捕らえられ、実験施設に運び込まれた雅音。丁度施設に潜入していた斗沢は雅音を見かけるが、助けようとしても雅音の運び込まれたセクションはセキュリティが堅く入り込めない。ゴミ捨て場からの潜入を試みる。一方なぜかウィッチブレイドの奪取を知った和銅から脅しをかけられ、鷹山たちも雅音奪還に乗り出す。
 無論、鷹山自身が乗り込むわけではなく瀬川が代わりに潜入するのだけど、施設内部で落ち合った斗沢に、瀬川が教えた、重症を負った雅音を復活させるための呪文ってのが……いや、わかりやすいんだけどさ(笑)。本当に払うのかしらん? 斗沢と会って「いやぁ、運が良かったなぁ。失敗しても彼のせいにできるし」とにこやかな瀬川が、曲者過ぎて笑える。
 ラボで意識が朦朧としている雅音は、ファーザーと西田が自分のデータについて話し合ってるのを聞くが、その中で玲奈の適合率が下がっていると話しているのを聞いてしまう。それってどういう意味? 玲奈が変わったのか、ウィッチブレイドが変わったのか……
 鷹山と瀬川の脅しで無事雅音を奪還するが、どうもNSWFと通じてるらしい和銅の出方が気になるところ。
 が、最後の最後に驚きの展開が……いや、告げた内容自体は予想してたことなんだけど、何故このタイミングで? DNA検査をさせたのは誰? ってのも疑問なんだけど、梨穂子の目の前で勝ち誇ったようにそのことを告げる児童福祉庁のおばさんが……これまではこのおばさんに特に悪い感情は持ってなかったけど、今回の件については流石に殺意が芽生えた。当の子供の前でいきなり言うことじゃないだろう。


  ゼーガペイン #12「目覚める者たち」。リョーコがセレブラントとして目覚めつつあると知り、動揺するキョウ。ルーシェンから「兆候があっても目覚めるとは限らない」と聞き、一安心はする。しかし同時に舞浜ではこれまでになく大量の人間がセレブラントとしての目覚めの兆候を見せ、シマたちはその人間たちを集め、目覚める可能性の高い者を選抜する。その中にはキョウの友人のトミガイとハヤセの姿もあった。
 うわ、なんだよこの展開。めきめき面白くなってきてますよ? セレブラントはサーバの中の人間たちを守るのが使命なのだけど、同時にサーバの中の人間はセレブラントして目覚める可能性を持っている。その矛盾に戸惑うキョウ。で、トミガイとハヤセがとりあえず選抜に残ってしまったことには複雑な気分だが、リョーコはその場に呼ばれてなかったことに安心する。しかし、リョーコが呼ばれなかったのは異例の才能で一足飛びにセレブラントとして、しかもウィザードとして目覚めてしまったから。真実を受け入れ、キョウと一緒にバーチャルでなく現実の世界を見たい、戦いたいと告白するリョーコを、キョウも受け入れる。リョーコがセレブラントとして目覚めたことを暗示するのに、キョウが使ったのと同じ戦法をゲームの「ゼーガペイン」で使って見せたのが、結構ショックだった。何も言わなくても、はっきりとわかっちゃうのだものなぁ。
 タンデムでバイクに乗るキョウとリョーコを複雑な目で見守るシズノ。修羅場修羅場♪ ってなお気楽な展開で済むとは思えないけど……あと、シズノのみでなくシマ、ミナトも他所のサーバから移って来たことが明かされる。特にミナトはシドニーサーバで、そもそも日本人じゃなさげ。あの髪はちょっと変だなぁとは思ってたんだけど。舞浜の人たちが違和感を感じないのは、そういう操作をされてるからなんだろうな。あと、「リセット」という単語が出てきて、やはり舞浜の人々は「夏」を越せないことが暗示される。データのある破滅前の世界しか再生できないんだろうな……
 それにしても予告のミナトがお気楽すぎだ。(笑)


2006年06月23日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] Fate#24(最終回)

 え〜、すいません。実はずっと見てました。
 原作のそもそもの骨子がダメなんで、これはどうしたってダメなものしかできないだろうと思い、最後にそう感想を書こうと、意地の悪い魂胆で見てたんですが……
 いや、逆にまったくその通りすぎたので、なにも書く事ないんですが。おそらくファンの多くが惹かれていたデコレーション部分も、個人的にはただの虚飾華美でしたし。
 それでも、「スタッフの力量不足だ!」ってのは、プロならばきちんと結果を出せという観点では、多分必ずしもまったく的外れではないだろうけど、骨子がダメなのにそれをどうにかしろってのは、「どうにかできるだけの実力があって労力割くならオリジナルを作ってもらった方が」って思ってしまったり……むしろ骨子はほっといてデコレーションの部分に注力した方が原作ファンは満足したのかも、とか思ったり。


2006年06月25日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 実家にて

 今週末、ちと、実家で新規購入した事務用PCのセットアップを行ってきました。概ねOKなはずなんだけどね。
 で、ついでにちと電波環境が悪かった無線LANルータに外部指向性アンテナ付けたんだけど……微妙かなぁ。壁を挟んでるので、その影響が強いっぽい。流石にカタログスペックは出ませんわ。ほんのちょっと改善したけど。
 別の無線ルータ導入してどうこうとかしないと、これ以上の改善は難しいだろうなぁ……(一番確実なのは、線ひいちゃうことなんだけど)
 番組の録画分はボウケンとカブトは見た! でもまだ消化していないのが……あと、食い扶持関係もあったりなんだり。実家の方ではボウケン、カブト、血+が遅れて放送してるので、帰省後のフォローが……でもデジモンセイバーズはきちんと放送してるんだよなぁ。名古屋はほぼ一週遅れ+しょっちゅう日にち変更しまくりなのに。


2006年06月26日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 昔から食ってたんだけど

 実家に帰った時に実家の畑で育ててるサンチュを一袋ばかり貰ってきた。でも、焼肉やるわけにもなぁ、と言ったら、鯖を煮付けたのでもいいというので、鯖の味噌煮を作って包んでみる。なる程、クセの強い、味の濃いものなら焼肉とかでなくても合うんだな。

 なぜかこの日記のアクセスログにreffererが残ってた このはてな日記 で(私の日記へのリンクが貼られているようには見えないので「なぜか」)、そこで引用されていた文がちょっとだけ気になった。(引用すると孫引きになるのでしない。 このエントリ の「小林先生に会った時、聞いてみた。」で始まる段落)
 いや、なにが気になったかというと、おそらくこの部分自体は「政治家・代議士・議員としての心構えの問題」を語っているのでそれはそれで構わないのだが、愛国心強制云々の時に時々誰かが言う「強制するより、愛国心を自然と抱ける国にしろ」というのは、聞くたびに首を捻っていたからだ。
 一見、正論のように見えるが、本当にそうだろうか? 皆が自然と愛国心を持つ、などという状況は存在しうるのだろうか? ある人が気に入る部分は別の人は嫌うかもしれない。そもそも政府と国を別物として切り離して考え、政府に対しては常にあらを探し文句を言う人だって消えないだろう。じゃ、愛国心を強制するのが正しいか、というと、むしろ考えは逆で、愛国心は必須ではない(必要ではない、ではないので注意)と考える。
 ただし、愛国心は持たなくても別にいいから、社会契約上の義務は果たす気持ちは持って欲しい。義務感でもいい。義務を果たさなかった場合受けるペナルティへの畏怖でもいい。要は、義務さえ果たせばあとは個人的にはあまり気にしない。
 皆が自然と愛せる国、というのは理想だが、逆にユートピア論的すぎて、個人的には実際的ではないと考える。使うシチュエーションによっては「国を愛せないのは俺のせいじゃない! 国のせいだ!」と言ってるようにも聞こえる。前述の引用の使われ方とはシチュエーションが違うが。
 要はむしろ「別に愛さなくてもいいから、最低限義務は果たせ」と思うんだが、ってこと。

[特撮] カブト#21

  カブト #21。新たなライダー・ガタックの資格者探しが行われるZECT。しかし凶暴なガタックゼクターのために、何人もの被験者が病院送りとなっていた。加賀美の上司である田所も被験者となるが、やはりガタックゼクターのために重症を負う。思わしくない資格者探しにZECTの上層部である陸は、息子である加賀美を被験者にすることをほのめかす。そんな折、加賀美は廃工場でワームに襲われるが、一人の少年に救われる。マコトと名乗る工場唯一の生き残りらしい少年と打ち解け、「ムーンボウ」という月にかかる虹を見たいという夢を聞かされる。しかし再びワームに襲われ、加賀美はマコトを安全な部屋に逃がすのに手一杯。自身に擬態したワームに襲われたところを間一髪、ザビーとシャドウに救われる。しかしザビーである影山から「この工場に人間は一人も残っていない。その少年もワームだ」と聞かされ、加賀美は俄かに信じがたい。それでも戻って助けると約束したんだ、と願う加賀美は、田所の見舞いに訪れた病院で三島から新たなライダー・ガタックのことを聞かされる。マコトを助けるためにガタックゼクターに挑む加賀美だが、結果は他の被験者同様、病院送りになってしまう……
 なんだか愛すべき凡人、加賀美らしいなぁ。相手はワームかもしれないと知りつつ、少年が立てこもる工場に一斉攻撃が行われると聞いて、少年を助けるためガタックの力を得ようとする。加賀美の場合、ザビーの時もそうだったけど力の為に力を欲するんじゃなくって、常に他人の為なんだよな。加賀美に代わって少年を助けて欲しいと岬に頼まれるが、断る天道。でもその実、加賀美に擬態したワームから加賀美をこっそり守ったり、本当に天道はツンデレだなぁ。(笑)
 前回スコーピオンワームであることが判明した神代だが、やはりワームになっている間の記憶はないよう。爺の言動がどうも神代の正体も知ってるっぽいが……その爺、爺の料理を食べた天道が「この味は……」と爺の身元に心当たりがあるよう。まさか天道の身内とかってことはなかろうな?
 カブトに匹敵するというガタックに、本当に加賀美がなるのかとか、ライダーシステムの適合者の資格だとか、色々気にはなるな。


2006年06月27日(火) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] コミックアライブ創刊号

 掲載作ほぼ全てが学園モノというすさまじい状況になっている コミックアライブ 創刊号。やっぱ見てみると「全部学園モノ」というのは異様なのだけど、ただ、安定感自体は結構あったりして意外。

・近藤るるる「しはる・じぇねしす」:「やっぱ近藤るるるは上手いなぁ」としか言いようがない。アンゴルモア大王(=ルシファー)の生まれ変わりでありながらその自覚はない天然ボケな一女子中学生の不動詩遥(しはる)。ルシファーの転生をかぎつけて、かつての部下であるマルコシアスが学校に教師として赴任してくるのだけど……詩遥が無意識に力を使い、「学校サボリたいなぁ」と願うと些細なきっかけがどんどんでかくなってしまい、学校に戦闘機墜落、という大惨事に。なんだかそのどうしようもないシークエンスが面白い。でも友達の絵美歌がそのたびに時間を巻き戻して何事もなかったことに。多分詩遥を見張る天使なのだろうけど、日常サイズで宇宙規模のドタバタをどう描くのか、ってのが楽しみ。
・まだらさい「陰からマモル!」:フラッパーからの移籍なので、今更特に言うことナシ。作風的には既に安定しているしね。
・井ノ本リカ子「モモタノハナ」:作者は成人誌で活躍しており、一般向けはこれが多分初めてじゃないかと思う。巨乳の女の子が多いのだけど、絵柄的には清涼感があって結構好き。この人の描くツンツンしたお姉さんとかが特に好きなのだけど、今回はその手のキャラは出てきてない。ただ、よくよく考えるとストーリーものとしての連載作品ってそもそも今作が初めての気がして(オムニバス的なのはあるけど)、ちとヒキの弱さは気になってしまう。おそらくモモタのメル友の女の子(モモタを女の子と誤解してる)が委員長かウメのどちらかで、それがらみでの展開になっていくのだろうけど。女の子は魅力的なので、この辺のスキルがアップしてくれれば、化ける可能性は十分にアリ。
・新久保だいすけ「雲田場高校地球侵略部」:けっこうくだらなくて面白い。自称宇宙人の西園寺君(どうも本当に宇宙人らしいのだが)が個性の強い連中に逆に振り回される様が……主人公の幼馴染?の玉希がえげつない銭ゲバ巫女ぶりなのも○。
・浅見百合子「蟲と眼球とテディベア」:自社同名ライトノベルのコミック化。原作は未読なんですが、原作もこんな導入なんでしょうかね? でもケレンはあざとすぎるくらいにあるので、目は引く。続き見ないとなんとも言えないなぁ……
・須田さぎり「ハニーコスモス」:目つきと顔つきの悪い太神陽は転校初日からクラスメイトにドン引きされるが、実は彼は星を愛するメルヘンさん。目つきが悪いのも毎晩徹夜で観測をして寝不足なせい。正体を知られ天文部に引きずり込まれるのだけど、天文部は陽以上の変人揃い。なんだかヤバイくらいに電波全開な部員が面白い。
・望月奈々「ゼロの使い魔」:ラノベのコミック化。アニメ化もされるとのことなので、おそらく売りの一つではあるのだろう。平凡な高校生である才人は突然「使い魔」として異世界ハルキゲニアに召喚されてしまい……というもの。才人を召喚したルイズは魔法学園の生徒で、名門の家系にも関わらずおちこぼれで「ゼロのルイズ」などと揶揄されている。ついでにツンデレ。ただ、個人的にはピンと来なかったかな……わりとありがちな展開に思え、なんとも言えない。ところでハルキゲニアって、どうしてもカンブリア紀の不思議生物連想するんですが……
・ひな。「ぼくらのらぶたいP(ぷ)」:主人公の春汰は「正義の味方家系」で、他人の悪の思念を聞き取ったり抜き取ったりする能力がある。けど、そんなに才能があるわけでもなく、それでも家系で将来が決められてることに漠然とした不満を抱いている。そんなある日、痴漢から助けた須藤恵子が彼の能力を知り、春汰を巻き込み「なんでも解決同好会」を無理矢理に立ち上げる。「熊女」須藤恵子の強引っぷりとかが、却って胸がすく。結構気持ちよく読めた。
・いづなよしつね「ボーンクラッシャー」:スラップスティックスペオペ。やっぱ独特なデザインはこの作者ならではなのだけど、この作者の場合、いつまで連載が持続するかのほうが気になってしまうのだよなぁ……大丈夫か?
・遠藤海成「まりあ†ほりっく」:意外な拾い物、かも。高めの身長(173cm over)にコンプレックスを持ち、男子にからかわれた反動で男嫌いになってしまった転校生かなこ。転校初日にお嬢様然とした美少女・鞠也と出会い、悦ぶのだが実は鞠也は……男? 正体を知られ、かなこが男嫌いの反動で女の子好きだという秘密で口封じの脅しをかける鞠也。どう見ても幼女で何故かネコミミの寮長先生だとか、ひたすら口の悪い鞠也付きのメイド・茉莉花といい、主人公や鞠也含めて個性的でアタマおかしいキャラのドタバタがテンポ良い。
・國津武士「神ぷろ。」:意外な拾い物その2。学生神主・伊庭景綱の神社に突如現われた意味不明に偉そうな不審人物の少女。彼女は新しく赴任してきたこの神社に祭られる神様・戦神の刀鳴神(となりのかみ)だというのだが、この平和なご時世に戦勝祈願などあるわけがない。しかも周囲は幼稚園〜大学の女子校に囲まれた立地。景綱は、「これは恋愛成就の神社として売り出すしかない!」と刀鳴神をプロデュースしようとするのだが……戦勝祈願以外にはまるで神通力を持たない刀鳴神が全力で空回りしては落ち込んだり、それをまた景綱がなだめすかしてロクでもないプロデュースしようとするのが笑える。一般向けは初めての作者のはずだからあまり期待してなかったというのもあるのだけど、きちんと手堅くやってて意外で得した感じ。
・山本賢治「ガイスターバーン」:化物+ロボット。でも山賢にしてはグロ控えめかな……でもよく考えたらハラワタ出てたし、女の子キャラの四肢切断やったし、やっぱり山賢! という期待には一応こたえてるか。女の子(アンドロイド?)が外部に接続されてるデザインのロボットってのはちょっと面白い。様子見の部類かな?
・青本もあ「おまかせ精霊(スピリッツ)」:入学から数ヶ月、やる気なさげで、でも面白そうなことがないかと退屈していた任田君は、木に向かって話しかける天然不思議ちゃん系の美少女を見かける。彼女・ヨリは任田を才能がありそうな顔をしてる! と精霊同好会に誘う。 うにへえ の青本さんの連載デビュー作。ただ、やや危惧はしていたけど、やはりヒキとインパクト自体は弱めかな……妙なテンポは、ツボにはまると面白いんだけど。ただ、「他力本願な人間ほど精霊との相性がいい」って設定は面白い。特に、同好会会長見てると妙に納得。って、それって同好会の連中は基本的にみんなダメ人間ってことじゃん。ダメじゃん。「酸素作ってくれてありがとう!!」「ステキ光合成!!」ってフレーズは妙に笑える。あと、指先から精気を吸うフェチ描写もなかなか。
・龍炎狼牙「骸姫」:十年ぶりの一般誌連載、らしい(やっぱ初めてじゃなかったか。あまり記憶には残ってないけど)。やっぱ化物は手馴れてますわな。最近だとこの手の美少女退魔物はあふれかえってるので、それとどう差別化するかが鍵かな? 化物の右手が普段は封印されていて、木偶同然ってのはキャラが立ってる。
・kashmir「デイドリームネイション」:変態マンガ部学園マンガ。「百合星人ナオコサン」同様、くだらなくて下品でいいです。
・源ゆう「叶えてアイゼン」:あれ? この絵柄どこかで見覚えがあるんだけどなあ……思い出せない。絵柄的にはアピール力はバッチリ。話は割とフツーな気がするけど。

 だけど学園モノという制限上、出だしが「転校生がやってきて」というものが多くなってしまうのは、ちとどうにかならなかったんだろうか? 転校生ってよほど便利なガジェットなんだなぁ……


2006年06月28日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ブラクラ#12(最終回)

  BLACK LAGOON #12「Guerrillas in the Jungle」。テロリスト・タケナカ編後編で最終回。一応自分の立場についてそれなりにふっきれたかのように見えたロックだけども、やはり日本社会からドロップアウトしたタケナカから「君に信念はあるのか?」と突きつけられて、わりと行き当たりばったりなことを思い知る。そいでもってレヴィに騙され吸わされたはっぱでバッドトリップ(笑)。そう前向きな奴とも思えないんだけどなぁ、そもそも。タケナカはロックに自分の立場について、どれだけ信念を持ってるか問い詰めるが、それも自身の信じたものをもはやかつてほどは信じられないからこそ。ただ、信じたものにすべてを注いだ過去の自分を信じる以外にない。息子の復讐というゆるがない動機があるイブラヒムと自分との違いを痛感しもしたのだろう。結局、タケナカは自分の信じるものは外にあるのではなく、「公共の敵(パブリック・エネミー)」としての自分の生き方にのみ見出す。ある種、怪物の誕生に見えるのは自分だけなのかなぁ。
 と、いうシリアスパートの底流があるんだけど表層はグダグダ(笑。ほめてます)。レヴィとシェンホァはキルマーク競争するし、レガーチはもうラリりまくりでグダグダ。「プレイメイツ軍の襲撃だぁ!」はホントにテレビでやるとは、ちょっと思ってなかった(笑)。
 最終エピソードとしてはシリーズの歯切れが悪い部分もあるのだけど、ひとつのエピソードとしてはそれなりに見ごたえがありました。唯一の心残りは「大地康雄」の名前が結局聞けなかったことだな……

[アニメ] シムーン#12

  シムーン #12「姉と妹」。ドミヌーラは突如、カイムとアルティの姉妹にパルを組むよう命令する。しかし妹のアルティを嫌っているカイムはそれに不服。命令には抗いようがないが、不満をぶつけまくる。そんなカイムを見て、彼女を慕うアルティは自分を責める。カイムがアルティを嫌うのは、ある事件がきっかけとなっていたのだが……
 うわ、妙に生臭い話だなぁ。姉妹レズってのもそうなんだけど(まあ、そもそも一定年齢まで少女しかいないんだけど)、カイムがアルティを求めた晩、本当にはなにが起こったのかってのは不明で、アルティが誘ったのか、カイムの弱気がアルティの同情を誘ったのかというのが……カイムは罪の意識ゆえに、その記憶を「アルティが自分を誘った」と無理やり意味づけていた。それをアーエルに指摘され、混乱するカイム。アルティも、幼いころ自分をかばってくれたカイムの力になりたいだけ、とネヴィリルに語るが、ネヴィリルは、「自分だけ強くなっても、本当の意味で相手を抱きしめられない」と返す。それはネヴィリルの後悔に根ざす言葉なんだろうか?
 カイムとアルティの関係は、ある意味ひと段落が着くのだけど、完全決着のハッピーエンドというわけではなく、それはアーエルとネヴィリルの関係にまで影響する?

[その他] ニュースとか

  楽天店舗、減少惨状…課金増に悲鳴、続々退店zakzak )。楽天の厳しい出店状況についてはたまに伝え聞くが、実際数字としても響いてたんだなぁ。自身をたとえた「楽市楽座」とは、逆のベクトルに向かってるとも思えるが……


  安倍晋三内閣官房長官、麻生太郎外相など、小泉後継の候補といわれる人たちの周辺からも“平和憲法の香り”は漂ってきません中日 )。いや、無条件肯定はいずれにせよしないけどさあ、とりあえず突っ込むよ? 「どんな香りだよ!」風の息遣いとか虫も都教委員のスパイに思えるとかとおなじ類か?


  ブログ上でWinFSの開発中止を表明PC watch )。え〜!? Vistaの売りだったはずなのになぁ。一応開発されたテクノロジーは他製品に生かされはするみたいだけど……Vistaの魅力は、わりと個人的にdown。


2006年06月29日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] いぬかみ#12-13とウィッチブレイド#13とゼーガペイン#13

  いぬかみっ! #12「だから死にたい私の歌っ!」#13「だけど俺にはお前の歌っ!」。死神に巨万の富を約束された代わりに一族の者の死を契約した財閥・新堂家。その最後の生き残り、ケイから死神を倒してくれと依頼されるのだが、その死神「暴力の海」の圧倒的な力に、啓太もようこもなすすべがなく……
 前後編の話なのだけど、これまでになくシリアス。啓太にしても執事のセバスチャンにしてもこれ以上は退けないところでの意地ってのがあるわけで。っても、結局どっちでも脱ぐんだけど(笑)。まあ、最後はおちゃらけで終わるのは、啓太の照れ隠しってのが流石にわかってきたからあれなんだけどね。ただ、これまでになく啓太の真剣ってのが描かれた話ではあった。あと、何気にようこの正体バレ。ようこは本当の意味での犬神ってわけではなく……だから、タイトルに偽りありなんだってば(笑)。
 あと、ゲストキャラの名前が名前だから真堂圭が声やったら面白げではとは思ったんだけど……あ、歌唱力に難ありか……


  ウィッチブレイド #13「別」。実の親子でないことを知らされ、動揺する雅音と梨穂子。だが今更別れることなど考えることもできない。雑居ビルの面々の手助けも得て、二人は児童福祉局から再び逃れることにするのだが……
 やはり、梨穂子の実の母は玲奈だったか。その報告を聞いて、ファーザーは「自分で子供を産むなど、非効率的なことを」と無関心そう。ファーザーの興味はいまやバージョンアップしたクローンブレイドとその候補者マリアにのみ向かっているようなのだが、どうもファーザーの歪み方が気になる。父親に何かコンプレックスを抱いてるようだが。
 雅音は雅音で、意地でも別れない! と突っ走ってはみたものの、このままでは梨穂子を小学校に行かせることも出来ない現実を思い知る。そして、梨穂子を浚おうとしたNSWFのノーラから、梨穂子を守った玲奈に、「あなたは母親の義務を果たしていない」と言われ、苦渋の選択を……玲奈は玲奈で親の本当の役割をわかってないようなのだよなぁ。完全な飼育者であれば親として完全である、ってことではなかろうに。雅音も幼いところがあるので、それで動揺してしまうのはいたしかたないくはあるのだが、歯がゆい。無言の次回予告も……
 あと、雅音の持ってた母子手帳って、元々は玲奈の持ってた偽造手帳だったらしい。なんで玲奈が偽名を使って梨穂子を産み落としたのかとか、NSWFが梨穂子を狙う理由とかが気になる。それと、どうして雅音がウィッチブレイドの適合者なのかも……
 最強とも思えたノーラは今回で退場。でも、玲奈のクローンブレイドにも崩壊の兆候が。いまだ実戦には参加してないが、凶暴なまでの強さを暗示させるマリアの本格投入も気になるところ。


  ゼーガペイン #13「新たなるウィザード」。セレブラントとして目覚めたリョーコは、ウィザードとしての類まれなる才能により、早速オケアノスに登録をされることになる。キョウちゃんと一緒ならどこまでも飛べる……キョウと戦うことを決意したリョーコは、シミュレーションで異様なまでの成績を残す。それを見て、シマは彼女がガンナーとのデータリンクを行える特殊なウィザード「ウィッチ」であると確信する。自分の定位置だったキョウのバックシートを占めるリョーコを、複雑な表情で眺めるシズノ。トリガイもセレブラントとしての目覚めの兆候を強め、また物怖じしないリョーコも、オケアノスの幻体やAIたちと打ち解ける。そして初実戦。軽い威力偵察を交えた、たいした事の無い任務のはずだったのだが……
 あまりに平穏な描写に、中盤辺りから逆にどんどん不安が募ったんですが、最後の二分で危惧していた事態が……しかもそれはかつてキョウの失敗により敵に解析されたゼーガペインのデータから生み出された「アンチゼーガ」による結果。
 一般の人格データもセレブラントとして目覚めるという設定が判明した時点で「キョウの親しい人物もセレブラントになり、犠牲になるのでは」とは予想してけど、まさかここまで親しすぎる人物が、とは思わなかった。キョウにとっては、守るべき日常の象徴ですらあろうに。これでサーバ内ではリョーコは「いないのが当たり前」「どうしてか会えないけど誰も疑問に思えない」という存在になってしまうのか……守ると決意した相手を守れなかったキョウは、どうやって立ち直るんだろう?