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2006年04月01日() 旧暦 [n年日記]

[その他] エイプリルフール

 ぼくはしょうじきものなので、きょうはうそをつきません。


2006年04月03日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] エウレカセブン#49、50

 エウレカセブン#49「シャウト・トゥ・ザ・トップ!」、#50「星に願いを」。最終回で二話一挙放映。この形式、今期多いね。
 指令クラスタをついに破壊されてしまったレントンたち。このままでは指令クラスタによって眠らされていたコーラル・スカブが目覚め、クダンの限界が訪れてしまう。レントンとエウレカは最後の手段として自分たちが新たな指令クラスタになってコーラル・スカブを眠らせようとするが、それすらもデューイの罠だった。デューイを止めようとするホランドの目の前でデューイは自ら命を絶ち、その生命反応が途絶えたのに連動してエウレカとアネモネのしていた首輪の仕掛けが発動する。それはデューイが死んだと同時にどちらかが指令クラスタになって、コーラル・スカブを自滅させるようにプログラムされていた。なす術なくエウレカを目の前で失ったレントンは落ち込むが、エウレカはプログラムに必死で抵抗し、スカブを目覚めさせまいとしていた。それを知ったゲッコーステートはもう一度エウレカに直接語りかけるため、エウレカのいるスカブの樹に急ぐ。しかし目覚めつつあった抗体コーラリアンが月光号を襲う。このままではエウレカが意識を失うまでに間に合わない。レントンは最後の手段で、満身創痍のニルヴァーシュに呼びかける。すると……
 この二話だけ見るとエウレカセブンが傑作だったんじゃないかと錯覚してしまうほどに良く出来てました。元々ポイントポイントの話のテンションは異様に高くはあったのだけど、今回は今まででも群を抜いていた。絵的にも月光号の高機動戦闘といい、ニルヴァーシュ最終形態のバカみたいな戦闘力といい、実に爽快。
 結局デューイの思惑にはまったまま、終末を迎えようとするレントンたち。しかし、エウレカを助けたいと言うレントンの気持ちが奇跡を起こす。最終形態になったニルヴァーシュは抗体コーラリアンを殲滅。一気にエウレカの元へ向かう。エウレカにもう一度気持ちを打ち明け、エウレカの為に一緒に人間でないものになっても構わないと断言するレントン。二人で指令クラスタになろうとしたその時、ニルヴァーシュの右目にレントンと同じ青い色の光が宿る。エウレカの心とレントンの心をアミタ・ドライブに刻み込んだニルヴァーシュは、二人の代わりに指令クラスタとなる。そしてコーラルスカブの大部分と指令クラスタに取り込まれた人々を連れ、時空の裂け目から新たな宇宙へと旅立っていく。そしてレントンとエウレカを放出し、「この星で二つの種族の共存を導き、より良き進化を遂げよ」と言い残す。これこそがセカンド・サマー・オブ・ラブだ、と月光号で実はコーラリアンであることを明かしたゴン爺がゲッコーステートに告げる。一年が経ち、アクセルの元で暮らす子供たちは、アクセルと一緒にレントンとエウレカの帰りを待ちわびていた。空に浮かぶ月にはハートマークにレントンとエウレカの名が刻み込まれていた。そして、二人が帰還することを示唆して話は終わり。
 レントンは結局世界を救った本物の英雄になったけど、レントンにとってはそんなことよりエウレカたちと生きていくことが大事だろうし、そういう終わりになっていた。
 最終回の最後の声は「つづく!」ではなく、きっと「おしまい!」だと思ってたけど、やっぱそうだったなぁ。まあ、シリーズ構成ははっきり言ってかなりメタメタだったと思うけど、終わり良ければすべてよし。見事にみっともこっぱずかしい青春ものであることを最終回で貫いたのは立派。
 ところで最近ようやく気付いたが、エウレカの服って「怪奇大作戦」でSRIのお茶くみ女子職員がごく初期に着ていた服なのな。

[アニメ] 牙#1とマイメロシャッフル#1

  牙-KIBA- #1「運命の風」。風の吹かない、空気のよどんだ街。そこに住む少年ゼッドはその乱暴さと扉やドアを壊しまくるという奇行ゆえに学校からも警察からも鼻つまみ者扱いされていた。唯一幼馴染のノアだけは彼のことを気遣い、何か理由があるのだと庇い続ける。だがついに学校はゼッドを退学させるつもりで補導するが、突然担当の教師がゼッドを補導した生活指導の教師を不思議な力で殺し、続いてゼッドにも襲い掛かってきた。そのゼッドを「シャード」と呼ばれる不思議な力で救ったのは、記憶喪失で入院していた彼の母だった。
 近未来風異世界からはじまるのに、いきなりファンタジー風異世界に飛ぶってのはちょっと戸惑う。神林長平風と思えば別にどうということはないのだけど。ちょっとエキゾチックなおかんが飛んだり跳ねたりするのもちとびっくり。しかし、大味な台詞回しや作劇なのに妙に個人的な趣味に合うなぁ、と思ったら、脚本が井上敏樹氏ですた……げしょ。

  おねがいマイメロディ くるくるシャッフル #1「マイメロに会えたらイイナ!」。クロミが解放してしまったダークパワーを退散し、人間界での役割を終えたマイメロ。歌と涙の別れをするが、マリーランドで罰として牢屋に閉じ込められていたクロミが、再びクロミキーを奪って人間界へ脱走してしまう。人間界では柊家に恵一の弟・潤が留学先のイギリスから帰ってきていて、クロミの持っていたギターピックを手に入れてしまう。
 前回異様なテンションを毎回保っていたマイメロの二年目シリーズ。システムは若干変わったみたいだけど、クロミが騒動を起こしマイメロが解決するという基本パターンは同じ。この手のもので無理矢理に延長したものは失速するものが多く、新しい悪役?の潤が兄の恵一に比べて貫禄不足なのも不安だけど、それ以外は今のところ大丈夫かな。柊恵一の関わり方も通り一遍等ではなさそうだし。でも、お助けキャラのマイメロママのすさまじい毒舌ぶりにごまかされた気もなきにしもあらず……


2006年04月04日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケンジャー#7とカブト#10

  ボウケンジャー #7「火竜のウロコ」。邪悪なサラマンダーを復活させ、地上を滅ぼそうと邪竜一族がプレシャスを狙うのだが、何故かその出来事は明石の好きな冒険小説家の最新作通りに起こってしまう。
 なんというか、日記を几帳面につけていておまけにうっかり流出させてしまう邪竜帝、おちゃめですなぁ。でも冒険小説家さん、絶望するならもうちょっとちゃんと絶望しましょう。

  カブト #10。矢車に代わりザビーゼクターの適合者に選ばれた加賀美。加賀美はこれで天道と一緒に戦えると喜ぶが、ゼクトから下った指令はカブト抹殺だった。組織への忠誠と加賀美への友情の板挟みになった加賀美は天道に相談するが、天道は「友情」を軽々しく口にする加賀美に冷たい態度を取る。
 矢車、あっさり負けを認めましたな……完全調和ではない味を作ってみせた矢車に、天道は「お前らしさを大事にしろ」と取って置きの豆腐を手向けに、激励する……ってまた料理かよ!
 ザビーになってうかれる加賀美だけども同時に組織に対して責任を負うことを悟る。また加賀美がザビーになったのと連動するようにひよりが加賀美への嫌悪を見せる。ライダーは過去の隕石落下と関係ある、という伏線か。
 展開速いっつーか、むしろ唐突だなぁ。でも息子が心配でこっそりサルに様子を見に来たり、天道に息子をよろしくと挨拶する本田博太郎萌え。加賀美は迷った挙句、天道と戦うことよりもザビーの資格を自ら捨てる。責任の放棄というより、自分のやり方ではない、ってことなんだろう。そいでもってそんな息子の成長に密かに喜ぶ本田博太郎やっぱり萌え。って、実は加賀美がゼクトに所属してることを知ってたんですな……で、装着者が宙に浮いたザビーに代わり、新たなライダー、 キャプテントンボーン ドレイクが登場。まあ、トンボです。

[アニメ] 舞-乙HiME#25,26とタクロア#13

  舞-乙HiME #25「蒼天の乙女」と#26「Dream☆Wing〜夢の在処」。これも一時間スペシャル。
 ハルモニウムによってオトメシステム自体を無効化し、オトメによる代理戦争で成立する秩序を破壊しようとするナギ。アリカたちはハルモニウムを破壊してそれを止めようとするが、ハルモニウムによってかろうじて生命維持されているセルゲイを守ろうと、ニナが立ちはだかる。
 前作(舞-HiME)は最終回がギャグになってしまったけど、今回は一応シリアスで締め。これまで登場したオトメたちも全員ローブ装着で総登場。ってミズ・マリア、ローブ装着で若返ってるよ……流石に登場数が多いのでメインキャラでも見せ場は1シーンか2シーンだけども、冗長になるよりは良いか。セルゲイを巡る関係だけども、アリカはマシロの理想とニナのために戦い、ニナはあくまでセルゲイのために戦ったことで決着か? ニナを娘として以上に見れなかったセルゲイだけども最後に記憶を失ったことでニナとのフラグが。
 キャラ多すぎでバタつき気味だったけど、前作のような不満はありませんでした。
 でもなんと言ってもローブを装着したミズ・マリアだよなぁ……

  タクティカルロア #13「アウトワード・バンド」。オカマ潜水艦に雪辱を果たし、ラクロマによる政変もグランドロア発生装置の破壊で決着を見る。って、かなりはしょってましたな。で、漂介の気持ちとかも決着がついたと思いきや……思い切り引きずってるし。まあ、思ったより悪いシリーズではなかったし、腹にもたれるほど重いわけでもないので気にすることもないのだが。
 2期目を作るつもりなのか、ここまでしか収集がつけられなかったのかは微妙なところ。なんか製作者側にいろいろ語り足りないところがありげな最終回だけど、これからも女だらけの護衛艦でのギャルゲラブコメは続くって事で。最後の最後に渡辺明乃のゴスロリエロリスト妹も出たし、個人的にはそれでいいや。(そんなんばっか)

[その他] 酒の肴

 最近肴によって酒の味わいが全然変わるという教示をいただき、香りの立ってる系の日本酒(千代むすびの澱酒)を入手したので、アドバイスに従いさっぱり系の肴を……と思ったがなかなか近場で入手できない。仕方ないから、自分でねぎまの塩を作って柚子こしょうを薬味にして肴にしますた……この手の肴と一緒に呑むと、香りがやや相殺されて味の方もしっかり味わえる。味が香りに勝ってるような酒だと、味噌系の肴をつまむと味が相殺されて香りが楽しめていいんだとか。ふむー。

  韓国・ネット加入者771万人の情報流出朝日 )。うっかりじゃなく営利目的の故意犯ってあたりがいたたまれん。

  日々是魚を蹴る さん経由で、 ボトムズを作ってしまった男、語る日経BP )。生活、というか生計の立て方のスタイルについて、いろいろ感じ入るところが多い。いや、多分心酔ってんじゃないけどさ。

 民主党関連がいろいろばたついてるようで。どうなっても色々あれそうなんでまじめに調べてないけど、小沢氏を次期代表に引っ張り出そうとかなんとかというのがあるそうで。でも、小沢氏を引っ張り出したとして、これが失敗したらいよいよ民主党解体だよなぁ、ってのが正直なところでないかい? そいでもって小沢氏が出てきたところで上手く行きそうに思えない。破綻を引き伸ばすには管氏辺りが無難だろうが、それにしたところでそれほど長引かせられるとは……ちゃんと存続させるには大々的な組織改変(担当の変更とかの小手先でなく)が必要だけど(ぶっちゃけ、票田と利権がらみ)、それが出来る状況には見えない……自民の失敗待ちという情けない状態。つまりそれって、状況がより悪くなることを期待してるってことなんだが……まあ、ヲイラごときがガタガタ語れることじゃないからいいや。

  COMIC SEED 再創刊にあわせて双葉社から幾つかコミックスが復刊。価格見ると、普通の価格帯だ……同じようなビジネスモデルに見えて、ちょっと違うのか?
追加: COMIC SEED再創刊の報道プレス 。広告収入辺りが違うのか?


2006年04月05日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] スクールランブル二学期#1、ラブゲッCHU!#1、ARIA THE NATURAL#1、錬金3級まじかる?ぽか〜ん

  スクールランブル二学期 #1「ScrambleがReloaded! SuperstarにRequest! ScandalousなRestart!」。サブタイなげーよ! 以前夕方の時間帯にやってたシリーズの続き。それ以上に特にないよなぁ。まあ、前作のノリが気に入った方なら、くらいか。今回は女性キャラ紹介コーナーを設けて狙いがよりわかりやすく。まあ、どうでもいいんだけど。でも次回は原作で最高に 盛り下がった サバゲ話。ちとあのガンアクションはセンスがなさすぎた。まあ今回限りの視聴でいいか、という気が。

  ラブゲッCHU! ミラクル声優白書 #1「桃子、声優になります!」。携帯ゲームコンテンツが原作の、声優を目指して専門学校に入学した女の子たちの青春もの? 正直、いろいろ低クォリティでお送りしてます。でも入学試験で専門学校の校長が怒ったのは当然だよなぁ……おまけに入学させるだけ入学させて学費だけ巻き上げるってんじゃあなく、入学者数を絞ってちゃんと育てようってんでしょ? 無茶苦茶良心的な社長じゃないですか。指摘してることもごくごく当然のことばかりだし。いきなり下腹にパンチ入れるのはどうかと思いますが、それでもこの社長さん以外、まともな奴いないよ……どうしろっての。

  ARIA THE NATURAL #1「そのカーニバルの出逢いは…」。続きのシリーズというより、そのまんま2クール目なので特に説明なくフツーに話が進んでく。前作と同じく雰囲気アニメ。よく言えば暖かい、悪く言えばぬるい雰囲気を生み出すのに特化した作品で、作り自体は丁寧なのでそれが合うかどうか次第。恥ずかしいセリフとか癒し系に我慢できない偽善性を感じないなら、よろしいんではないかと。こういうのにむやみに反発しなくなった分、ワタシも大人になりました?

  錬金3級 まじかる?ぽか〜ん #1「はじめての呪文は甘い罠」「午後の呪文は赤いカブ」。確かに見ているこっちがぽか〜んとした……そういう狙いなのだったら狙い通り。シリアスっぽいOPとはまるっきり関係なさそうな、人間界にやってきた頭のゆるい魔界の女の子四人がくりひろげる頭の悪いドタバタ。まあ、幼女とかパンツとかそういう話です。第一話だからか、絵は妙に綺麗だった。ただ、公式サイトの登場キャラ設定にツッコミどころが。「 普段は高飛車だが、イイ男に目がなく(上質の食料である為)、好みのタイプの前では猫を何匹も被る。典型的なツンデレである。」って、いや、それツンデレと違うから。
 それはそうとこういうのって主人公(?)+人造人間、狼人間、吸血鬼の組み合わせはデフォルトになったんですかね?

 流石に多すぎるから適当に視聴対象は絞らないといかんな。

[その他][マンガ] 武装錬金最終巻とか

  武装錬金(10)/和月伸宏
 別冊に掲載された「武装錬金ピリオド」と読み切りの「エンバーミング」、それと書き下ろしの武装錬金の後日談を収録。作者的には実質打ち切りの作品に、構想通りでなかったとは言えちゃんと結末をつけられて幸せだったろうと思う。ただ、幸せな作品だったかと言えば、保証の限りではない。ちょっと一皮剥けないと、作者は今後きついだろうなぁ……

 本日いろいろそれなりに。地獄に片足突っ込んだ気もするがそれも先方次第。一度地獄を見ておくのも悪くないだろうしな。浮かれず、落ち込まず、という精神状態を保つのはなかなかに大変。

 こないだ滓酒の七年熟成やら二十年熟成(!)やらを飲ませていただく機会に恵まれる。二十年熟成に至ると黒くてどろっとしていてびっくりしたのだけど、普通の日本酒とはまた違った味で面白い。まあ、今後の人生でそうそう飲む機会もないだろうけど……

 今月号の コミックフラッパー に天真楼亮一あらため柴田英樹氏「邦立グリパニア学園」の続編が掲載。女子高生たちが全世界の核を無効化しようとする話。正直、「核は世界のガン」って単純な捉え方はどうかと。別に核を正当化はしないけど、あえて酷い言い方をすれば、核兵器は外交戦略の一部に過ぎない。それがいきなり消失した場合、突如空白が出現したことにより混乱が起こり、逆に紛争の原因となりかねない。その紛争の死者に、無邪気な正義感で行動した主人公たちは責任を持ちうるのか? むしろに紛争を起こさずことを収めた各国首脳部の方に拍手を送りたい。冷戦構造の崩れたいまどき、核は事の問題の根幹原因(ってより、そう見えるもの)ではない。それが反映されてないので単に冷戦真っ只中の時期の古臭いSFに見えてしまう。
 他には、アタゴオルの映画化速報とか。

 ファミ通連載「たかまれタカマル!」のCM云々の現エピソード、放送ネット局の話はCMの話に見えて、深夜放送アニメ番組の話だとふと気付く。まあ、そういうことか。


2006年04月06日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ウィッチブレイド#1とRAY#1と涼宮ハルヒ#1

 今晩も多すぎ……うう。(NANAと武龍も本当はあるのだが、流石にこれ以上は時間的関係で視聴対象には突っ込まない)
  ウィッチブレイド #1「始」。副題が短くて助かる助かる(スクランとかの後だと)。アメコミ原作(原案?)だそうだけども、原作は知らない。大震災が起こったあとの未来の日本が舞台で、子供が極端に減少したために特殊な保護政策が取られている設定。娘と一緒に上京してきた雅音は娘の梨穂子と一緒に暮らそうとする。が、児童福祉庁の保護官により生活が安定しない雅音と梨穂子は引き離されようとしてしまう。パトカーを奪って娘を取り戻そうとした雅音は留置場に放り込まれるが、そこで留置されていた男が、化け物になって雅音に襲い掛かる。
 天真爛漫と言えば聞こえはいいが保護者としてはどう見ても生活力に難がある妙にナイスバデな母親が、 年甲斐もなく エロコスに身を包んで化け物と戦うバトルもの(そのエロコスが「ウィッチブレイド」という武器らしい)。児童福祉政策とか云々は、娘と一緒に暮らすために戦わなくてはいけないという動機付けだろう。何故母娘という設定にしたのかまだわからないが、いかにも狙ったようなビジュアルにも関わらずシリーズ構成は小林靖子氏でそれなりに面白そうなので視聴継続。
 でも能登声はちょっと声質が(フェロモン系の声ではないから)キャラに合ってない気も。
P.S.って、これCBC製作なのか。何気にCBC、アニメ製作に力を入れてるような……

  RAY #1。医療ものってえか、医療SF(少し不思議)サスペンス? のっけにブラックジャックが出てきてびっくりしたって感想が結構あるみたいだけど、そういう話です。と言ってもブラックジャックが大きくプロットに絡むことはなかった、と思う。ぶっちゃけ、原作掲載誌のチャンピオンRED創刊時、耳目を集めるためにブラックジャックとタイアップしたって感じ。ただ、医療関係ツッコミどころ満載というところに目をつぶれば(なにこの医者から看護婦まで無駄に戦闘力の高い病院?)、話自体はそれとは関係なくそれなりにでたらめで面白いので(この病院、絶対に秘密結社だ)一応視聴継続。

  涼宮ハルヒの憂鬱 #1「朝比奈ミクルの冒険Episode00」。ラノベ原作。原作は一応読んだ。公式サイトも大概アレだけど(原作のSOS団ホームページを忠実に再現している。変な懲り方を……)、本編ももの凄い勢いで新規視聴者おいてきぼり。原作にあったショボい自主制作映画を京都アニメーションが超絶技術力で再現。いや、涼宮ハルヒとしては確かに正しいんだけどさ……ここまで酔狂展開&初見さん放置しなくても。まあ、見方によってはそれでも30分見られるので、ある意味では凄いかもしれない(でも、そんな見方をする人間自体が酔狂だと自覚はしてるが)。
 実質上第一話は次回だけど、主人公きょんの厭世的というか諦観的一人語りで進む原作なので、どうなるんかな。
 ところで公式サイト、お願いだからスタッフ・キャストくらいはどこかに載せて……

 いぬかみっ!とうたわれるものについてはまた後ほど。いや、名古屋にしては多すぎですよ……

[アニメ] いぬかみっ!#1とうたわれるもの#1

 奇しくもどっちも犬耳犬尻尾ヒロイン。
  いぬかみっ! #1「はだかでドンマイっ!」。ラノベ原作のうちの一本。原作未見。女たらしでひたすら軽い犬神使いの啓太と、彼の犬神のようこのドタバタラブコメ? 犬神と言っても外見上は人間の女の子(耳っぽい髪と尻尾はあるけど)。そうでないとこの手の話ははじまらないものなぁ。なんとなく懐かしいテイストのB級なのだけど、とにかく脱ぐ。惜しげもなく見せる。サービスしまくる……男の裸を。なんか原作もそんなんらしい。ストリーキングアニメ? 嫉妬したようこに魔力で(罰として)脱がされるってのもあるけど、最後に主人公が自分で脱いだのは吹いた。まあ、罪のないドタバタでそういうものとして見れば悪くない。毎回ゲストで芸能人が声優として出るらしく、今回はマイケルだけどもあまり関係はない。
 しかし相手が浮気性の男で、べた惚れで嫉妬深い人外の美少女(しかも緑髪)って辺りでいつ語尾に「だっちゃ!」と付けるのかと思った。電撃代わりにストリーキングか。変態アニメだ。
 公式サイト見てみると、田丸浩氏が関わってそうな気が……

  うたわれるもの #1「招かれざるもの」。SLG原作のアニメ。アイヌとかそれっぽいファンタジー世界で獣人で、でも衣服がアイヌ風なのに家屋が大和風ってのは何故なんだろうかとかはまあ突っ込まないでいいところなんだろうな。第一回は主人公の仮面の男(ハクオロ?)がヒロイン・エルルゥに助けられたけど記憶を失ってて、村が怒った山神様によって危機に陥りそうだというところまで。原作がSLG(S-RPG?)ってこともあって多分戦国大河っぽくなってくんだろうけど、この手のの常でスロースタートっぽい。数回見てみないとなんとも。

 水曜深夜枠はそれなりのレベルのものが揃ってるだけに、視聴者側としては時間的にちときついな……

[その他] 民主のあれこれ

 民主党の代表、菅氏と小沢氏が立候補表明してるとか。菅氏はまあどうころんでも「菅氏だからなぁ」で済まされると思うが、小沢氏は本気で表に出てくるつもりなんだろうか? いずれにしても当選後相手を冷遇しないという趣旨の発言をしてるみたいだが、 幾つかの政策で双方の考えが食い違ってることが明らかになっている読売 )。基本路線はこれまでのを踏襲してるけど、どちらが代表になったとしても「烏合の衆」状態を脱却しないとどうしようもないと思うのだが。

  全廃の「指紋」復活 入管法改定案衆院で可決民団新聞 )。どーもこの辺、よくわからない。指紋を取られて何か問題があるのか、が。無闇に犯罪者扱いされてるようで気分が悪い、ってことかもしれないが、無闇に犯罪者扱いされない決め手でもある。中学のとき女子バレー部部室に下着ドロが入ったことがあったが、犯人の指紋を割り出すため部員は全員指紋を取られた。彼女らの指紋は今も警察に保管されてるはずだが、特に部員から文句が出たって話はない。外国人に対してのみ、ってのが気になるなら、日本人の指紋も取っても構わないと思う。「管理社会だ」って言うかもしれないけど、国家ってのはそもそも管理のためってのがその一側面でしょ? 犯罪の検挙・抑制なんてのは管理そのものじゃないか。
 それらもろもろを踏まえて言葉のイメージ遊びを排除して考えると、どうにも反発の根拠がよくわからない。ゴネネタにしようってことかと考えても、テロ防止でもあるという主張をなされては同意は受けにくかろう。

 たまたまつけていたNHKのニュースで、新宿であった武装すり団(これって変な言葉)のニュースをやってた。捕まったのは不法入国の韓国人らしく、逃走時に催涙スプレーを使って抵抗したそうなのだけど、その催涙スプレーがカプサイシンのものだったんだそうな……すいません。変な想像してしまいました(汗)。


2006年04月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ゼーガペイン#1ときらりんレボリューション#1

  ゼーガペイン #1「エンタングル」。ちょっと近未来の学園、たった一人で水泳部を守り立てようとするキョウはプールで見たことのない美少女と出会う。だが、彼女が何か言っているのにキョウにはまったく聞こえない。そうこうしているうちに彼女の姿自体が消えてしまった。キョウは水泳部存続のために彼女を入部させ男子部員を増やそうと画策するが、そんな能天気な計画など凌駕した事態がキョウを飲み込んでいく。
 のっけに主人公が幼馴染に頼まれての撮影風景、相手の女の子が実は男の子だったのは吹いた。
 美少女が出てきてロボットに乗らされて、そいでもって今まで現実と思っていたのと別の世界があると知らされて、というのが一話のおおまかな流れ。主人公が深刻になりすぎるとセカイ系一直線だが、主人公がバカすぎるのでそういう方向に流れてないのは安心。ってえか、適応力高いな。高すぎる。
 どうも主人公の乗るゼーガペインを擁する組織ってのが、正義のために戦ってるわけではなさそうなこともあって、主人公のバカっぷりがいい方に転がるかどうかで今後の視聴が決まるかな?

  きらりんレボリューション #1。色気よりも食い気の主人公月島きらりが、学園ではビン底メガネをかけてるけど実は美少年の男の子に一目惚れ。彼にもらったコンサートチケットを持ってコンサートに来たはいいけども、実は彼はナンバーワンアイドルで、彼に近づくためにアイドルになる決意を……
 ってのが第一話。きらりの意中の人、星司は学校ではわざとさえない格好をしていて周りはその正体に気付かない。アイドルに興味がないきらりは素顔を見てもアイドルだと気付かず、コンサート会場で気付く始末(それまでコンサートスタッフだと思ってた)。星司の相方・宙人はきらりが単なるミーハーなファンだと勘違いして牽制して、きらりの反感を買うのだけど、構図としては憧れの人と会うと喧嘩ばかりだけど気になるアイツ、という少女マンガの典型的パターン。ただ、意中の人が普段では周りからはダサイ奴と思われてる、ってのはちょっとひねってるかな? デフォルメキャラの割合が高いってのは、ちょっとたがみよしひさ作品を連想した(軽井沢シンドロームとかNERVOUS BREAKDOWNとか。作風は全然違うけど)。ただ、主人公の女の子がすごい美少女って設定になってるけど、そうは見えないのが……う〜ん。

[メモ] リモートデスクトップ

 諸事情から部屋のLAN構成が変わる可能性があるので、ちょっとリモートデスクトップの導入をテスト。VNCを導入しようとしたのだけど、公式サイトのサーバが落ちてる……仕方ないのであちこち探してネット上で公開されてたRealVNCの4.1.1をダウンロード。と思ったら、日本語が通らない!? と思ったら更に既に日本語入力対応してるものがあった。使ってみたら、ファイルサーバーとして使ったりしてるものを管理する程度の用は十分に足せそう。構内LANとか家庭内LANとかだったらこれで十分か。
 セキュリティホールとかちゃんと調べてないので、一応調べないと。

[その他] 民主党代表選

 どうやら小沢氏に決定したらしく、あちこちでその緊急特番が組まれていた。小沢氏が出てくるということはいよいよ民主党も正念場ということか。小沢氏も悪党であろうということはこの際どうでもいい。小悪党の政治家よりマシな悪党の政治家はごろごろしてる。問題は、民主党を立て直せるかどうかということだ。こればかりはお手並みを拝見するしかあるまい。これで小沢氏も失敗したら、民主は政権交代どころか党の存続も危ぶまれるだろう。成功の道筋が本当にあるかというのは、私にはよくわからない。
 と、そういう真面目な話は置いといて、民主党代表選の特番の煽りで、本日東海テレビで16:00〜放送のはずだったデジモンセイバーズが4/10に延期することに……なんで野党の代表云々ごときでそんなに特番組むんだか……ヲイラはショートでつり目が見たかったんだよ!

 いかなる悪も理不尽も世界になさそうな世界観の、癒し系作品について(特定作品の話ではないデス)。確かにそういうのって理不尽な不幸、どうしようもない負の面の存在自体を無視しているように見えて、どうしようもない偽善に見えるってのはある。数年前の自分もそうとしか見えないで嫌悪を示していたと思う。
 だけど、作者は本当にそういうのがないと思って作品を作ってるのかな? それらを排除した作品を作りたくて作ってるのかな?
 作者の人生にまで想いを馳せると、そう単純な結論は導けそうにない。だとしたら、作者はどうしてそういう作品を敢えて作ったのか。あるいは、私とかが「排除されてる」と感じる理不尽な不幸の只中にいる人は、その作品を見て自分は排除されたと感じる人ばかりなのか。そういった作品にちょっとした慰めを得る人はいないと言い切れるのか。
 あるいはその作品はむしろ深い悲しみの発露なのかもしれない。
 だから、私にはもう単純に否定も肯定も出来ない。私はどう思う、なら言える。可能性も示唆できる。だが恐らく私がある程度の妥当性をもって言えるのはそこまでだ。そこをはみ出たら、妥当性は急速に失われる。それでも言わずにはいられない、ということもあろう。しかし妥当性を失ってまで言うべき発言か、は、気をつけねばならないのだろう。

 ちょいと明日のために、いろいろ下ごしらえ。う〜ん、慣れない道具はどうも扱いづらいな……


2006年04月09日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] スパイダーライダーズ#1と牙#2とマイメロシャッフル#2

 BLOOD+、先週録画し忘れたが今週から見ても何にも問題なかった……一体何なんだか。

  スパイダーライダーズ #1「地下世界」。録画の消化。アメリカ企画の日本製作アニメシリーズ。 地下にある世界でインセクターと呼ばれる昆虫の怪物の侵略と戦う、正義のクモとその騎士の活躍を描く……ってなことになるんだろうか。なんでクモなのかはようわからん。ただ、一話を見た限り、特に心惹かれるところはない、というのが正直なところ。異世界に行くと言ってもいきなりどっかのピラミッドの中から始まるし、最初から異世界でも問題なかった気がする。これだったらリメイクのガイキングの方がなぁ……作りとしてもまあ無難という感じ。特に見続けようという気は起きない。

  牙-KIBA- #2「新しい世界」。異世界の国テンプラーに転移したゼッド。老師ジーコと彼を狙う刺客とのシャードキャスター同士の戦いを目の当たりにし、また自身もシャードキャスターであることを知らされるのだが、騒ぎを起こし不審な人物と言うことで捕縛されてしまう。ジーコの弟子ロイアの助けを得て逃げ出すゼッドだが、ロイアのスピリットを狙う刺客が二人を襲う。
 まあ、ルール説明ってところか。なんでシャードキャスターのゼッドが異世界にいたのかとか、自身はそのことを知らなかったのかとか、そういう伏線とかも張られてる。元はカードゲームらしいのでそれをわかってればなんとなくルールの要領がつかめるが、そうでないとちとわかりにくいかな……? あとはまあ無難な第二回、というところ。それとロイアのへそ。

  マイメロくるくるシャッフル #2「アニキに勝てたらイイナ!」。歌たちのクラスに潤が転入。柊の弟というのにまるで似ない軽薄な性格の上に兄の恵一に敵意を顕にする潤に、女子たちの反応はイマイチ。しかし柊が気に食わない男子生徒からは気さくな性格もあって受けはまずまず。そんな潤に、同じく優秀な兄が嫌いな野球部員が友達になろうと近づいてくる……
 既にフォーマットが安定してるのは二年目だからか。柊の弟が黒幕になるってんで単純な一年目のコピーになるかと思いきや、クロミが大好きな恵一とクロミキーにパワーを充填できる潤との板挟みになったりとドラマ的な展開も面白い。何より、柊(兄)に与えられた罰がマイメロ魔法の新システムに直結してたとは……「夢が見つかるまでウサミミ仮面としてマイメロのお助けキャラになれ!」というのがその内容。無茶苦茶恥ずかしい格好で恥ずかしいセリフやポーズを取らされる柊。拒絶するとバクにされてしまうというので本当に嫌々従ってるのだけど、確かにこれはすごい罰だ(笑)。ウサミミ仮面のサポート役として執事のセバスチャンもヒツジ仮面になるのだけど。こちらは何故かノリノリ。お助けキャラだから毎回の登場ではないだろうけど、マイメロママといい、毎回こんなんかい?

[特撮] ボウケンジャー#8とカブト#11

  ボウケンジャー #8「アトランティスの秘宝」。ゴードム文明の神官ガジャの狙っていたアトランティスの秘宝を回収したボウケンジャーたち。ところがその秘宝の正体はとんでもないもので、持ち帰ったボウケンジャー基地で騒ぎが起こってしまう。
 う〜ん、これって昔寺沢武一のコブラで、似たようなアイテムがあったよな。あれは目のついた卵だったけど。中途半端にコピーされたダイボウケンがまがい物っぽくて良い(笑)。

  カブト #11。ザビー適合者の資格を捨ててまで天道との友情を選んだ加賀美。しかし天道はそんな加賀美にすげないばかりか「お前は大事なことを忘れてる」とまで言い捨てる。天道の言葉の意味がわからない加賀美だが、そんな彼らの前にさすらいのメイキャッパーが姿を見せる。その正体は……
 また変なキャラが出たぞ(笑)。すべての女性に愛を注ぎ、それ以外は徹底無視するある意味筋の通った変人メイキャップアーティスト。歯がガタガタ浮くようなセリフを吐きつつ、肝心のきめ台詞の最後の言葉を忘れて相棒の少女ゴンにフォローされる変なその男・風間大介の正体は三番目のライダー、ドレイク。風間ってのはV3の風見士郎をちょいと意識してるのかな……? 隕石が落下した渋谷がまだ廃墟なのはびっくりした。復興しないんか?(それとも出来ない理由があるのか)

[その他] Mac爆発とユダの福音書

 知人に教えてもらった。 痛いニュース(ノ∀`):マックが突然爆発痛いニュース さん)。Macが爆発した! とスレが立ち、誰もが「ネタ乙」という反応だったのが、本当に炎上したMacの写真が上げられて態度が一転、親身なアドバイスを……この辺、いかにも2ch。PowerBookのバッテリはリコールがかかっていたらしく、スレ主はそれを知らないで使っていたらしい(回収がかかってたバッテリはLG社製というオチ付)。大事に至らないで良かったけど、いかにもちゃねらーの対応がちゃねらーらしいスレでした。

  歴史を覆す大発見! 「ユダの福音書」が明かす、イエス・キリストの最後の言葉日経BP )。「歴史を覆す」は大げさだと思うけど、確かにすごい発見、というか成果。 ナショナルジオグラフィクス のサイトに関連記事がいくつか 掲載 されている。もろにグノーシス派(キリスト教初期に発生した神秘主義。カトリック的には大異端のはず)の影響バリバリのもので、その影響力がどの程度波及するのかさっぱりわからないけど……もし正典に準じる扱いとなると、とんでもないことにはなるが(ありうるんだろうか?)。

[アニメ] シムーン#1

  シムーン #1「墜ちた翼」。人は皆女性として生まれ、17歳に性別を選びなおす世界。シムーンと呼ばれる飛行機械により圧倒的優位を保ってきたキュー国。しかし、ショウ国の開発した飛行機械の侵略を受ける。性能では劣るが数では圧倒的に上回るショウ国の飛行機械に、シムーン部隊は大敗を喫する。犠牲が多数出、動揺が走るシムーンの精鋭部隊コール・テンペストに二人の補充兵がやってくる。そのうちの一人、アーエルは他と違う雰囲気を漂わせる少女だった。
 最後に出てきたアーエルが主人公だと思うけど、第一回は世界設定の説明が主か。シムーンってのは神秘的な機械として扱われ、操縦者は兵というより巫女に近い。が、他国との軋轢が増してきて本来の目的(シムーンの軌跡で描いたサイン(リ・マージョン)により神への祈りをささげる)から戦争のための兵器として用いられるに至り、その価値観が揺らぎ始めている。そして無敵のはずのシムーンが工業力によって敗北を見る。その中で、巫女というより兵士の目的意識でやってきた補充兵アーエル。ちと独特の雰囲気で話がどう転ぶかわからないが、今のところは百合ものの企画ありきっぽいところはある。ただ、何気にオープニング曲をはじめBGMが気に入ったのでしばらく様子見してみる。
 ああ、あと、なんか今期やたらと能登麻美子氏の声を聞くんですが……

 もうひとつ。舞-乙HiMEもそうだけど、優位的な技術・軍事力により他国に対して優位を保っていたのが均衡を崩されるってのは、やはり昨今の世界観の変遷の反映なのだろうな。


2006年04月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] .hack//Roots #1とデジモンセイバーズ#1

  .hack//Roots #1「Wellcome to "the World"」。 .hackシリーズ の最新作。ネットゲーム「The World」を始めたばかりのハセヲ(PC名)は早速PK(プレイヤーキラー)に遭遇したところを、オーヴァンという上級プレイヤーに助けられる。しかしオーヴァンがハセヲを助けたのは偶然ではなく、彼のギルド「黄昏の旅団」はあり得ないあるアイテムを探すために結成されたギルドだった。オーヴァンはハセヲを黄昏の旅団に誘うつもりなのだ。黄昏の旅団の活動再開を嗅ぎ付け、敵対的な巨大ギルドであるTaNがオーヴァンの真意を探ろうとハセヲに接触してくる。
 .hackだねえ、というのが第一印象。特にオーヴァンの印象を「不思議な人」と答えたハセヲに、「『ビミョー』と同じく便利な言葉」と返すのは、いかにもシリーズ構成・脚本の川崎美羽氏の師匠?の伊藤和典氏脚本っぽい(絶対少年第一話で稀代先生が「『ビミョー』とか言ってみる」と言って息子の歩に「(若者っぽい言葉を使おうとして)無理してる」と言われたやり取りを連想する)。
 巨大ギルドTaNと旅団の対立の原因が不明だけども、「黄昏の旅団」という名前ってことは、探してるアイテムってのは「黄昏の腕輪」なのかな? 対立の原因もその辺?
 「The World」自体は一連の事件の為に最初のバージョンは閉鎖され、今は新しいバージョンに移っているらしい。PKが蔓延してギルド同士の抗争もあって初心者には敷居が高い、というのは昨今のMMOPRGの状況を反映か。TaNとか、いかにもRMTやってそうだしな。
 主人公のPC名「ハセヲ」ってのは間違いなく「指輪物語」のアラゴルンのあだ名「馳夫」からだろうな。斜に構えながらもちょっと半可通を気取ってる感じ。

  デジモンセイバーズ #1「俺が大だ!コカトリモン襲来」。東海テレビでは民主党の代表選特報で潰れた放送の代替放送(二話以降は木曜16:00〜)。デジモンなんだけど、主人公の年齢が14歳と高め。過去四作のテレビシリーズでは11歳前後だった。年齢引き上げの意図はちょっと読みきれない。昔のデジモンユーザー層取り込みを狙ってるのか、プリキュアの成功で中学生が主人公でも小学生にアピールすると確信を得たのか。
 ヒロイン?のヨシノは18歳でマサルたちとは大分年齢が離れてるから、恋愛方面はなしか? 初回はマサルとアグモンに振り回されっぱなしだったが、基本的にズボラお姉さん系のよう。
 のっけに主人公の大(マサル)がデジモンと素手で殴り合ってるのは唖然。「デジモンと拳で語り合うな〜!」とマジツッコミ入れてしまった。おまけに「喧嘩番長」とか名乗ってるし。今のご時勢喧嘩番長かよ……番長だったら学ランだろ!(それも違う)
 今回の設定はデジモンの侵食を防ぐための公的な組織があって、アグモンと(拳で)交流した主人公が素質を見出されスカウトされる、というもののよう。まあ、ツッコミはおいとこ。子供とペット的な旧作に対し、相棒的な側面が強くなったけど、それがどう出るのか。あと、初回からジオグレイモンになるなどバトル主体であることを明示している。でもただのグレイモンじゃなくジオグレイモン? 何が違うの?

 あとは吉宗くんと少女チャングムの夢を録画はしてあるんだが……

[その他] 靖国だなんだ

 小沢一郎氏がA級戦犯の靖国神社合祀に物申したそうで。で、小泉首相は 「政府が言うべきことではない」Y!hl )、安倍氏も 「靖国神社は宗教法人であり、政府が合祀(ごうし)の取り消しを申し入れるにしても、憲法に規定する信教の自由の侵害になる。政教分離の原則にも反する」朝日 )。A級戦犯とされた人たちをどう捉えるかは個々の自由だけど、合祀撤回の強制については、小泉首相、安倍氏の言ってることが理屈が通ってるな……もうちょっと面白いところは、小沢氏は こちらの報道Y!hl ) によると
「靖国神社は戦争で亡くなった人の御霊(みたま)を祭るところ。 本来の靖国神社に戻し 、天皇陛下も首相もちゃんと参拝すればいい」
 え〜っと、本来の靖国神社って、どういうこと? 国の管理下に戻すということ? それってもろに政教分離に反してるんですが……小沢氏、しばらく表舞台から遠ざかってる間にすっかり民主党のネタ体質が染み込んじゃったのかなぁ……
 一応自分の立場を表明しておきますが、靖国の件は内外共にほっとけばいいじゃん、って立場です。どっちにしたって大していい結果にならないんだし。

 ビブロス社が倒産したニュースは今更だけども、 出資してた自己出版会社の経営破綻が原因新文化 ) だそうで。一部では「超人ロックの呪い」とか言われてますが、まあそれは置いといて。
  ZAKZAK記事 によると本社の経営自体は順調で、ワンマン経営の投資による煽りらしい。で、特に堅調だったBL系の作家や編集が引っ張りだこになりそうだという話……


2006年04月11日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 近況みたいなもの

 「なんだかお気楽な日記を書いてやがって楽しそうじゃないかコンチクショウめ」と思う向きもございましょうが、概ねその通りです。っつーか、一種の自己防衛策なんすよ。身辺情報漏出的なものと、精神的なものに対する。楽しそうに書いてるってのは主に後者の方の問題で、楽しまないと深刻になりすぎるし、深刻になりすぎると私の場合どうしようもないポンコツになるんですよ。前者は、世の中に流すといろいろ軋轢のある身辺情報と言うものもありますので、こうして煙幕張っておかないとね。
 まあ、そういうことで、以後はいつもどおり。

[アニメ] 吉宗#1とチャングム#1とひまわりっ!#1とストロベリー・パニック#1

  吉宗 #1「江戸城取り壊し」。パチンコのキャラクターが原案のアニメ。内容的には深夜だからどうこうということはなく、番組放送枠の価格とモノがモノ(パチンコのキャラ)だから、でしょうね。一応ちょっとは江戸時代的なマニアであるのでマジ切れするかと思いきや、普通に見れました。まあ、ここまで来るとどこまで行っても江戸時代的な異世界だしね。内容も手堅くスラップスティックで(どんな表現だ)見ていて普通に楽しい。監督の佐藤博暉氏って、初めて聞く名前みたいだな、と思って検索すると、「 KEY THE METAL IDOL 」の監督さんだった。ああ、それでヒロインの声が岩男潤子氏だったんだ。納得。スポンサーがパチンコ屋だけに資金が潤沢なんではなかろうかとかあらぬ邪推をしつつ、とりあえず様子見。

  少女チャングムの夢 #1「チャングムの夢」。韓国時代劇ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」を萌えアニメ化。時代考証がいい加減だとかいうのはあまり突っ込んでも意味がない。原作も大映ドラマ的ご都合主義が散見されたけど、アニメの方はもっと酷い。っつーかほとんど脈絡が成り立ってないレベル。まあ、それを「ベタベタ」と楽しむ向きもあろう。個人的にはドラマの方は十分許容範囲内だが、アニメの方はちとダメかなぁ。NHKアニメの悪い部分だけを抽出し培養してしまった感じ。個人的に一番受けたのはカン・ドックの妻が性格も声もほぼ原作そのままだったこと(実は一番好きなキャラクター)。動作画はそんなに悪くないのだけど。(効果線と画面ゆらしでのごまかしが多くはあるが) 韓国云々ではなく普通にアニメ作品として期待薄。

  ひまわりっ! #1。友人を装った詐欺で借金もちになり、支度金200万円と言う募集広告に吊られて山奥の学校に赴任してきた万里小路ハヤト。実はその学校は忍者養成学校で、そこに転入してきたくの一志望の少女ひまわりと出くわして……というのが一話の流れ。
 主役が素人声優なので、まあ破壊力高め(良い意味ではない)なのはまあ置いとく。この手の演技への慣れが早くなったのはいいことなのか悪いことなのか……絵柄が全般的に綺麗。としか今のところ言えないなぁ。くの一としてはエリートの同級生たちにひまわりやハヤトが手荒い歓迎(っつーか嫌がらせ)を受けるのだけど、ハヤトを線路に縛り付けた時にはどう考えても殺る気満々。なのに、その後同級生の一人ヒメジとの一騎打ちではヒートアップしたヒメジを他の同級生たちが止めようかと言い出すのは、殺る気なのか殺らない気なのかどうもぶれている。個人的には殺る気満々なのの方が好みなのだけど……
 棒手裏剣(つか、あれはクナイだよな)の投げ方がダーツ投げってのは、流石にないだろうと思った。いや、意図はわかるんだけどさ。
 どうなんだろう。絵柄が崩れたら見るべきところがなくなる気もするけど、一応様子見するか。しきみがつり目でメガネで平気な顔で毒を盛る性格だからってことではない。ないったらないってば。

  ストロベリー・パニック #1「櫻の丘」。原作はラジオドラマ? 姉妹女子高が三校併設しているという変な学校を舞台にした百合モノ。なんで女子高が三校も同じ敷地内にあるのかとか、あまり突っ込んじゃいけないんだろうなぁ……その割には百合モノってより一話は普通の少女マンガフォーマットだった気がする。見るとしてもぼーっと流し見程度かな。
 しかしこの手の百合モノと 女子高生 を並べて流したらどうなるんだろう……って、シムーンは同日放送になるのか(東海地区では)。
 ブラックジャック21も見たが話が酷すぎ。原作エピソードを変なニコイチの仕方しているし。というわけで切り。内海賢二のアセチレン・ランプは良かったんだけどなぁ。


2006年04月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他][マンガ] メモ、ってわけでもないが

 普通の日記らしく備忘録っぽいことも。
 なぜ他の連中はさっさと帰ったのに自分一人が飲みで最後まで残って(いや、それはウソ。あと一人いた)後片付けのフォロー等をしてるのかとかはさておき(まあ、私も酔っ払ってポンコツだったんだけど)、意外なところでオタク話。しかしこの手の話ってどこまで話してOKなのかわかんないね。とりあえずポーカーフェースを勤めてはいるが。

  月刊少年ブラッド 創刊号。う〜ん。あまりきついことは言いたくないけど、正直、馬場民雄氏の「デカ教師」以外、あまり読める連載がないな、というのが第一印象。新人さんを大量投入はいいけど、やはり連載経験がない人ばかりというのはきついんじゃなかろうか……創刊号は特別価格で240円だけど、安ければいいというものでもないし。

  MOE-DOLL 。姉から教えてもらった。週刊ヤングVIP連載?のウェブコミック。この手のウェブコミックは画力がイマイチってのが多いのだけど、これはかなりしっかりしてる。最初はネタっぽかったけど、安定感が出てきたし。途中から絵板ツールではなくちゃんとした描画ツール使い始めて、ますます線がしっかりした。ところでドール仲間の「アニキ」って、マジグリーン?

[アニメ] ブラックラグーン#1とまじぽか#2

  ブラックラグーン #1「BLACK LAGOON」。(てっぽとか硝煙とか好きな人には)今期一番の期待の酷い原作マンガ(誉め言葉)のアニメ化作品。血沸き肉躍るというか血しぶきとか肉片が躍りまくってるこの世の果ての義理も人情も金勘定のタフな悪党たちの話。第一報では、絶対テレビアニメ化なんか不可能だと思ってたんだけどなぁ。やりやがりましたコンチクショウメ。という感じ。
 作画がOVA並(っつってもピンキリだけど、ピンの方)なのは勿論、血とか人間がぶっ壊れたりとかもあますとこなく。レヴィの声がやや心配だったけど、そろそろ中堅の豊口めぐみ氏もアバズレっぷりを熱演してる。
 広江氏の台詞回しは下手をすると冗長になるのだけど(原作では下手をしてしまってる部分もわりと……)、そこも上手いことワイズクラック(減らず口)のテンポを崩してないし。
 バラライカ姐さんもイカしてるし、このまま上手く料理してくれることを祈るのみ。

  まじかる?ぽか〜ん #2「月の呪文は血の系譜」「まやかしの呪文はTVショッピング」。相変わらず脈絡とかいろいろ読めないアニメだ……前半は狼少女のリルがメイン。色気より食い気の天然かと思いきや、意外と色気が勝る? しかし鉄子が料理の感想を求めて「ふつー」って突っ込みようもない答えで淡々と流れてく辺りがたまらなく緩いな……後半は世間知らずのお約束。鉄子がフードプロセッサーを欲しがる理由が「まな板ごと切っちゃうから」ってのが……
 EDはリルメインの話があったからかリル役の生天目氏によるリル編。まさか毎回(EDアニメーションも)変わるとは思ってなかったのでおもいきり意表を突かれた。あの電波ソング、四種類もあるのか……
 さて、水曜深夜のアニメラッシュは今晩からが本番の地獄だ……


2006年04月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] 買ったものとか

  イゾラバ!(1)/大西実生子
  月刊少年ブラッド創刊号

 ブラッドは昨日の時点では買ってませんでしたすいません。で、店頭で見るのも大変なんで買ってじっくり見たんですが……基本的に感想はあまり変わらないなぁ。わりと読めなくもない作品も改めて見るとあったのだけど、なんにせよ第一印象とあまり変わらない……根本的な問題があると思うのだが。作家さんの技量がまだつたないなら、編集がフォローするとか原作者つけるとかしなきゃいけないのに……

 上の方は月刊少年チャンピオン連載作品の単行本化。すっきりとしたスタイリッシュな描線にテンポのよいギャグに女性ならではのいやらしさのないお色気シーンと見た目だけでも印象的。更に能面がテーマという辺りが珍しい。先祖の因果が祟って代々男は短命の寺の家系に生まれた以蔵と、以蔵そっくりの祖先との悲恋の末入水自殺し、その情念の深さから真蛇の面にとり憑く鬼女となった花魁・常盤の巻き起こすドタバタラブコメ。
 常盤の過去などは暗いはずなんだけど、あくまでコミカルで読んでて楽しい作品なので期待も込めて購入。

 週刊チャンピオン。「サイカチ」でついにアマミがデレ陥落。多分過去苦労したんだろうとは思ってたけど、公園の水道が風呂代わりだったとは、思っていたより凄惨な過去。ちゃっかりしとるけどホンマはええ子や((c)ミヤコ蝶々)。だけどチームはあと二人……一人は老け顔ヤンキーとして、あと一人は誰?
 今週号で短期集中連載終了のトリガートリガーハッピーの作者、安田祥憲氏ってなんか見覚えのある感じがしてたけど、今週の話でようやく西条真二氏の弟子だと気付く。あ〜、見覚えがある気がしたのはそのせいか。

[アニメ] 姫様ご用心#1と吉永さん家のガーゴイル#1と桜蘭高校ホスト部#1と涼宮ハルヒ#2

  姫様ご用心 #1「オカン王冠こりゃあかん」。ギャラクシーエンジェルのスタッフの新作、とのふれこみだけども、ミルフィーユ桜葉オンステージってのが第一印象? ツッコミのない永久ボケたおし循環はきつい……まあ、ギャラクシーエンジェルも最初はたいした事ないと思ったから、後から調子が上ってくるのかなぁ。個人的にはギャラクシーエンジェルがあれだけなし崩しになんでもありになったのは井上敏樹氏のシリーズ構成の影響が大きいと思ってるのだけど。
 ちなみにレスリーの声がルパンっぽく作ってるのはやりすぎかと。

  吉永さん家のガーゴイル #1「吉永さん家の石っころ」。ラノベ原作のひとつ。原作未読。関東ではもう二話までやってるんだけど。
 元気(すぎる)小学生の双葉となよなよした兄の和己の住む吉永家に、福引の景品としてやってきた石像は勝手にしゃべって動く、不思議な石像だった。吉永家の守護者を勝手に自認したそれを、「ガーゴイル」と名づけて数日、パパママ、和己や近所の人はガーゴイルに早くもなじみ出していたが、双葉だけはガーゴイルの非常識さに当り散らす。それでも真面目で律義者なガーゴイルの町内での評判は高く、双葉の友達・美森の家の盲導犬・エイバリー少尉と並ぶ評価。そんなある日美森の家に強盗が押し入るが、美森を人質にした犯人を前に、エイバリー少尉は何もしない。結局ガーゴイルが駆けつけて事なきを得るのだが、何もしなかったエイバリー少尉への美森の不信が後を引いてしまう。
 あまり作るアニメの(主に作画の)質が高くないという評価を受けているトライネット製作だけども、コメディ作品では安定した力を発揮する鈴木行監督・吉岡たかを脚本のコンビ作品なので、実は何気に期待作。原作一巻をいろいろはしょった展開らしいけど、コメディ作品として成立していてトリミングを感じさせない。最初から異常な状況を当たり前で押し通すのは得意技か。変に恋愛メインにしないのもいいし。とにかくテンポ良くギャグを進め、ちょいとほろりとさせるのはお手の物。原作未読だけども多分相性が良かったのだろうね。
 内容に関しては、盲導犬は吼えることが出来ない(吼えないように厳しく訓練されている)のを美森が知らなかったのは迂闊すぎだと思うが、それがきちんとオチにもつながってる(美森の危機を近所の人に知らせようとして、でも吼えることができないエイバリー少尉が窓ガラスに突っ込んで近所の人の注意を惹く)。あと、ガーゴイル役の若本規夫氏ははまり役すぎだろう……卑怯すぎるくらいに。個人的に忠犬(それが駄犬でも)はツボなんで、いろんな意味で卑怯(誉め言葉)な第一回。

  桜蘭高校ホスト部 #1「今日から君はホストだ」。超セレブな学校に特待生で入学した藤岡ハルヒは「ホスト部」に迷い込み、800万の壷を壊してしまう。とても弁償の出来ないハルヒは代わりにホスト部の使いっ走りにさせられるが、冴えない外見のハルヒが実は磨けば光る玉だと判明、一転、ホストとして部の活動に参加させられる。しかし、実はハルヒにはもう一つ秘密が……
 え〜っと、一話の流れとしては「藤岡ハルヒ入部、そいでもって全員を手玉に取って裏から実権掌握」ということでよろしいか?(そうなのか?)
 金持ちの耽美な美少年が暇をあかせてホストやってる、って時点で激しく男としては萎える設定だが、実は何気に面白い。これで全員メインが男ばかりだったら本当に萎えていたけども、 実はハルヒは女なんでなんとか(いや、男ばかりのお耽美系とかBL系とかマジダメなんす……)。
 動きが結構重心を感じさせる動きで、手を引っ張って立たせる動き一つにしても「引っ張られてる」感じが出てるのは、さすがボンズか。ちゃんとした原作かシリーズ構成さえあればできるのね。やれば出来る子なんです。キャストもWolf's Rainで見た名前ばかりだし……少女マンガ原作だけど、これは普通に楽しみに見られそう。

  涼宮ハルヒの憂鬱 #2「涼宮ハルヒの憂鬱I」。こっちもハルヒだが性格やら見た目は大分違うな。
 前回は番外編みたいなものだったので(初回から番外ってのもどうかと)ようやく本編、ってところか。公式サイトもそれにあわせて多少はまともなコンテンツが……まともな……まあ、それっぽく投げやりだけど。
 今回初登場のOPと前回縮小版だったEDも、グリグリよく動く。特にEDのダンスは3Dモデルのトゥーンシェーディングかとも思ったが、全部手作業、モーションキャプチャーもなしだそうだ(大きな画像で見ると確かに表情も細かく変わってるのでわかる)。ようやりはりますわ。本編も京都アニメーションブランドに違わぬ高画質で、でもキョン(主人公)のモノローグで進むってのは原作どおりなんだがそれがいいのか悪いのかは、まあアレ。少なくとも原作ファンの期待を絶対に裏切らないものであろうことは堅い。
 個人的には別に原作のファンということでもないのだけど、これだけのクォリティを見せてくれるんだったらついつい見続けてしまいそう。

[アニメ] いぬかみっ!#2とウィッチブレイド#2とRAY#2

  いぬかみっ! #2「マッチョがペロペロ」。いや、犬好きだけどさ、好きだけどさ……これはあんまりだ(笑)。成仏しきれず慰霊碑に封じ込められてた報われない仔犬の魂が空手部のマッチョどもにとり憑く。見た目マッチョで中身仔犬。生前飼い主の愛に報われず成仏できない仔犬たちを成仏させるためスキンシップを取るのだけど、まあ、どんな絵面かはご想像の通り。いや、主人公は偉いや(棒読み)。
 第二話でこんなんですか。次回は水着話らしいけど、予告では褌の話しかしてなかった……まさか来週もこんなんですか?

  ウィッチブレイド #2「惑」。ウィッチブレイドをめぐって二つの組織が暗躍していることが明かされる。所詮個人が装着する兵器で「最強の兵器」と言われても、と思うのだけど、六年前の災害に関連してるのなら案外とふかしでもないかも。児童福祉政策が実は見た目どおりのものではないことも匂わせてる。
 ちなみに児童保護局のおばさん、あちこちでボロクソに言われてるけど、普通に比較的善意のお役人だと思うんだけどなぁ。良くも悪くも平均的な人。平均的ってのは特長がないわけじゃない。小林氏、やっぱよく見てますわ。

  RAY #2。ブラックジャック的な話だったなぁ。実際のところを言ってしまうと心機能を即時に調整する交感神経・副交感神経系は移植の際に切除されてつなげない(現時点の技術力では)ので、運動選手としては……そういった大味なところや、患者とその家族に覚悟を求めるところも含めてブラックジャック的。BJ21よりかは面白かった。


2006年04月14日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 自転車乗りの言い分

  【主張】無謀自転車 マナー順守が事故減らす産経 )。自転車の無謀運転等取締り強化の検討にからんだ社説。いや、まったくその通りで、自分も自転車乗りながら、危険運転をいくつも見てますので、そういう連中には腹を据えかねているわけで。
 特に携帯をいじりながら運転してる奴はどうにかしろと言いたい。そんな奴に携帯持たすな。昔本を読みながら自転車で走れないか試したことがあったが無茶苦茶危なかった。人間身体能力と脳の容量が限られているものだとその時体得した。いや、昔、小中学生の時の話よ。それ以来絶対してません。ごめんなさい。
 ともかく携帯いじりながらとっさに緊急時対応できるわけがない。それどころか通常運転で必要な注意だって保てるかどうか。たかが自転車、ぶつかったって痛いだけ、と思うかもしれないけど、相手が身体の出来てない子供や足腰・骨の弱ったお年寄りなら十分重大事になりうる。下手すりゃ死に至らしめることだってある。そこまでして携帯使いたいんか?
 まあ、悪者は携帯だけじゃなくって危険運転全体がそうなのだけど、でもそういった論外のものはさておき、自転車乗りにだって言い分はある。
 「自転車が歩道を走るのが危険だ」というのは至極尤も。だけど、自転車が車道を走って危険な状況ってのを作り出されてもいる。要は路上駐車。これを迂回するとき、後ろの車にひやひやしながら通る。自転車がひやひやするくらいだから、車の方もさぞひやひやしてるだろう。ある時「自転車は車道を走るんじゃねえ!」という、本当にこいつ免許持ってるのか的な書き込みを見たことすらある(自転車は本来車道(の左)を走るもので、歩行者に十分注意するという条件付で歩道を走ってもいいのにすぎない)。危険な自転車運転を取り締まるのは大いに結構だが、だったら車道も走りやすくして欲しい。
 あと、歩行者も問題がまったくない人ばかりってわけでは……動きが突拍子もない子供や反応速度ならびに注意力が衰えてる老人に気をつけるのは当然だが、若い人で歩道を横一列で占拠したりふらふらしてたり、携帯を打ちながら歩いて周囲に注意を払ってなかったり、ってのは結構出くわす。まあ、歩道は歩行者が通るものだから出来るだけ優先させてるけど、横一列で道ふさがれてたらどうしろっての? 携帯を手にあっちにふらふらこっちにふらふらってのも結構いる。どうしても気付かなければベルを鳴らさなきゃいけないが、ベルは車のクラクションに相当するので無闇に鳴らしてはいけないのが本来。相手がご老人だったりするとそれだけでびっくりして転んだりもありうるので、鳴らし方にも気を使う。
 だからって自分が加害者になっていいわけもない。自転車と人がぶつかれば人の方が被害が大きいので自転車側が注意するのは当然だけど、歩行者側も目に余るような変な歩き方や携帯いじってふらふらしてるのは勘弁して欲しいなぁ……あ、 バカ歩き(Silly Walk) だったら構いませんよ。むしろ通り過ぎるまで道の端に自転車寄せて拝んで敬います。

  アイフルに3〜25日間の業務停止命令 近畿財務局朝日 )。ちょっとびっくりした。全店を対象にってのは厳しく見えるけど、3日間ってのはどうなんだろう? むしろ実際の業務停止によるダメージより、消費者金融の危険性の宣伝効果の方が大きいかもしれない……ちゃんと報道されれば、だが。
 ってえのは、消費者金融のCMが解禁になってからこっち、民放では消費者金融に不利なニュースはあまり流れない傾向がある。 本当は痛いテレビ番組:報道できるのはスポンサーのいないNHKだけ本当は痛いテレビ番組 ココログ支店:グレーゾーン金利を知らない人は、NHKを見ていない 参考。
 不祥事だのなんだのあるけど、こういうの考えるとNHKにちゃんと金払っといた方がいい気はひしひしとする。

 ところで厭味のつもりでAC投稿したコメントが「おもしろおかしい+3」ってのはどうよ?

[アニメ] ゼーガペイン#2とザ・サード#1

  ゼーガペイン #2「セレブラム」。サブタイトルは主人公たちのチーム名らしい。cerebrumかと思ったら、番組内で出てきたロゴを見るとceleblumらしい。「大脳」だったら前者の綴りだよな。「名士」という意味の「celeb」をかけてるんだろうか?
 前回、ベランダ越しに隣に住むリョーコと話をしている最中、奇妙な光に包まれ異世界での戦いに巻き込まれたキョウだったが、翌日リョーコに聞いてもそんな光のことは覚えていないという。ゼーガペインでの戦いになじみつつもそれがどうしてかわからないキョウ。そしてミサキ・シズノが再度現れ、またもやゼーガペインでの戦いにいざなう。
 OPは#1のエンディングだったのは意表を突かれた。あまりロボットアニメのOPらしくない曲ではないけど、カットの差し替えや編集によって映像がOPっぽくなってるのは面白い。#1のEDと比較して「OPっぽさ、EDっぽさはどう演出されるか」を考えるのには良い材料だろう。(月はEDっぽいのだな)
 メカ戦の迫力が全般的欠けてるのはまあ第一話で予想してたので折込済み。この辺の成長についてはゾイドGって前例があるので、それを視聴継続判断の決定的要素にはしない。妙に不思議な感覚だったのは、前回のことを覚えてないリョーコといい、突然現れたミサキ・シズノが学園中で「一週間前にやってきた転校生」と記憶されていたりという記憶の操作、「本当だと思っていた世界が操作可能な偽の世界かもしれない」と匂わせる諸々が、主人公のキョウがわりとさらっと流してしまってること。これ視聴者の不安をかきたてる意図はないと見た方が正しいのか? バーチャルなものとか世界観とかを見慣れてて、現実の固定感がないってことなんだろうかとか色々。
 二つの世界の関係と構造がどうも単純にどっちかがバーチャルってことではなさそうなので、そこら辺で興味を惹かれる。
 あと、ミサキ・シズノはお色気要員ですか?(裸で現れたり、きわどいカメラアングルがあったり……)

  ザ・サード〜蒼い瞳の少女 #1「ソード・ダンサー」。ラノベ原作。原作未読。このところ増加傾向にあったけど、今期特にラノベ原作が多いな。
 どうかと言われると、う〜ん。手抜きな感想を言えば、話に新し味を感じるところもないし(1999年初出の作品だということを考えても)、絵的にも特にどうというところはない。流し見だったこともあるけど、特に引っかかるところがなかった……むしろやや古臭い作画という印象が。ちゃんと見れば印象は変わるんだろうか? 特に「酷い」ということもなかったが、引っかかるところもなかった。


2006年04月15日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 山菜食ってきた

 まあ、山菜と言っても野草というか雑草喰いです。でもこれだけ食えるものがそこら辺に生えてるなら酒のアテくらい、余裕でまかなえますな……掘りたての筍も食ったし、満腹満腹。
 とりあえず木耳は揚げてはいけないことは良くわかった。美味かったけど。(顔にはねた油がかかった)

[アニメ] 徹之進#14

  徹之進 #14「徹之進恋をでっち上げる」。
  • 怪しいインド人のラシッド君はマハラジャの息子。
  • 日本のセレブもマハラジャには弱い(金持ちの規模が違うものなぁ)。
  • 犬楽園の犬はセト様から給料をもらってる。(まあ、セト様は現金収入あるしなぁ)
  • インドのマハラジャと言えばやはり花巻き娘は欠かせないらしい。
  • ビクトリアは象アレルギー。
  • 意外にもビクトリアとラシッドのマジ恋話だった。
  • サジット君は動揺してても表情が変わらない。
  • マハラジャはとりあえすスーパースター・ラジニカーントにクリソツ。(でも踊らない)
  • イワンは本当にバカ。
 ビクトリアって人間年齢換算では20代くらいだろうから、15歳のラシッドとは結構年齢が離れてるような……まあ、その前に犬と人間だけど。

[アニメ] デジモンセイバーズ#2とシムーン#2とおゆい#12(最終回)と.hack//Roots#2

  デジモンセイバーズ #2「燃えろ怒りのデジソウル 闇にひそむフライモン」。なんかなし崩しにマサルの家になじんでるぞ、アグモンにヨシノ。ひとまずアグモンの監視に大門家に居候したヨシノだけど、今後はしないのかな?
 マサルのデジバイスはマサルがデジモンを殴ってエネルギーを溜めないとアグモンを進化させられない? 滅茶苦茶な……基本的に組織で現実に出現したデジモンたちの起こした事件を解決していく形か。オペレーターのお姉さんとか、マサルのお母さんとかが結構好み。(ビジュアルが)

  シムーン #2「青い泉」。今回からようやく話が動き出した格好か。練習機でショウ国の飛行機械を落としたアーエルに、良くも悪くも部隊の注目が集まる。アーエルはNo.1のシヴュラ(シムーン操縦者のこと)であるネヴィリルのパルになることを希望するのだが、パルを失くしたばかりのネヴィリルは「泉」に行き、シヴュラの資格を捨てようとする。
 どうなんだろう。どうも主人公のアーエルは泉に行って性別を選択したくない、モラトリアムの目的でシヴュラに志願した変り種っぽいけど……それがストーリーのテーマと関わるのかどうか。あとは社会背景として男を就職などの面で優遇することで男女比のバランスを保っているらしい、という表現が。まあ、多少は納得。いずれにしても老人まで男も女声ってのは座りがわるい。それにしてもパライエッタ、いいスタイルしてるのに男化志願か……もったいない。まあまあショートでつり目なのに。

  落語天女おゆい #12「信じる言葉 ふれあう心」。う〜ん、あまりちゃんとオチがついた、という感じではなかったな。事件としては一応終わってるんだけど……おざなりな正義論でカタをつけたという感じはする。一番すっきりしないのは、おゆいの成長が掴めなかったことかもしれない。サブキャラの話とかはまあそこそこだったんだけど。その割には江戸時代に飛ぶとかが、展開的に飛躍してたからなぁ……
 題材としては無茶で面白かったんだが、結局美少女戦士ものに無理矢理落とし込んだことで無茶さを発揮し切れなかった気がする。

  .hack//Roots #2「Twilight Brigade」。ハセヲ、お前中の人逢沢歩だろ?(笑) ってくらい、なんか「絶対少年(田菜編)」っぽい(笑)。妙にお姉さんぶった志乃も美紀っぽいし。基本はディスコミュニケーションの話ってことか。ただ、特異な演出で目を引く望月監督の力量はないので、普通に見るとやや退屈かなぁ。「ネットゲーム」ってことを意識して見るとそれなりに読み取りができて面白いんだけど。
 黄昏の旅団が求めるのは「Key of the Twilight」で、それゆえにオーヴァンは変人扱いされ、過去旅団にいた仲間も何人も愛想をつかして出て行ってしまってる。オーヴァンの左腕の装備はチート(不正行為)と思われてるけど、実はKey〜に関連してるのかもしれない。何故オーヴァンがまったくの素人のハセヲに目をつけたか、あたりが話の鍵か?


2006年04月16日() 旧暦 [n年日記]

[マンガ] 夢幻紳士 逢魔篇/高橋葉介

 出てるって知らなくってたまたま寄った書店で見かけて値段に迷うも結局即購入。
 同じく早川から出ている 夢幻紳士 幻想篇 の直接の続きになっている。今回は心理ミステリーっぽい話ではなく、妖怪話。妖怪を退治するのだけど、その退治のし方がいかにも夢幻魔実也テイスト。今回「手の目」という催眠術とも妖術ともつかないお座敷芸を使う少女が出てくるのだけど、結局魔実也と女の話だった。「女が出なきゃ、僕は出ないぜ?」とでも言ってるのだろうか?
 一応一話読みきりで、全ての話が夢か現か境界が曖昧に怪しい世界が繰り広げられていくのだけど、「牛鬼」の話が最初は「ふーん」だったのが段々後まで尾を引いてきて、しまいには切なくてたまらなくなった。たとえ虐待していても切れぬものが「情」であり、高橋葉介はその情を描くことが出来る作家なのだな、と思った。

[その他] 見るんじゃなかった

 今日、DVD-RAMメディアを買いに大須まで行ったんですが、大須の中で変なもの発見。
 なんか年の頃20代後半〜30代前半、天パで小太りの男が、黒いネコミミつけて歩いてた……
 いや、何かのイベントってんじゃなさそうなんですよ。格好は普通のオタクっぽいファッション。ただ、黒いネコミミのカチューシャだけを付けている。じろじろ見るのもイヤだったので、横目で通り過ぎていくのを見ていただけなのだが……一体なんだったんだ、あれは? っつーかそんなもの付けて歩いてるんじゃねえ!

 メインPCのネットが微妙に調子悪かったのが、ネットワークボード(つか、オンボードなんだけど)のドライバ入れ替えたら多少マシになった……まあ比較問題程度なんだけど、それでも以前よりは。
 しかし急に調子悪くなったんだけど、きっかけがわからない。なんだったんだろう?

 大須への生き返りに隼人池の辺りを通ったら、まだ桜が満開だった。あの辺、ちょっと寒いのかな?

[特撮][アニメ] ボウケンジャー#9とカブト#12と牙#3

  ボウケンジャー #9「折鶴の忍者」。ブラック話だけど、むしろお婆ちゃんがらぶりー。サージェス財団の者を装ってお婆ちゃんにプレシャスである人形を譲るように交渉していた風のシズカ、そこに本物の財団の者(ボウケンジャー)が現れ、どっちが本物か押し問答に。で、おばあちゃんが「サージェス財団は信用できない」と言った途端「実は私はサージェス財団の者じゃないから安心して人形渡してね」って、おいおい……
 しまいには人形の持ち主であるお婆ちゃんそっちのけで勝手に人形をかけて勝負するボウケンジャーとダークシャドーに「そんな勝手な……」と困りまくるお婆ちゃん。まったくその通りだ(笑)。
 その勝負がブラックと、彼と因縁があった闇のヤイバの対決なのだけど、人形自体はイエローがお婆ちゃんの心を融かし、ボウケンジャーに渡そうとする。一体なんだったんだ(笑)。(いや、対決自体はブラックの過去と関わる話なんだけど)
 人形は一体ずつボウケンジャーとダークシャドーの手に。で、このまま次回に引くらしい。4番目のオプションメカ、クレーンも登場したりと結構盛りだくさんで楽しい回でした。

  カブト #12。天道にすげなくされ、指摘された「自分が忘れていること」を思い出そうとする加賀美。けど話のほとんどはそんなことそっちのけで天道と風間のナンパ対決に……勝敗はなんだかよくわからないけど何もしてなかったのに風間のつれてきた女の子全員をかっさらった天道の勝ちで、唯一風間側に残った風間の顔見知りの女性は実はワーム。変身して倒そうとするが、風間は知り合いの女性の面影がちらつき、止めをさせない。それを差し置いてワームを倒すカブト。そして天道の説教。
 最後の風間の「お前の言ってることは正しい! だが気に食わん!」はまったく尤もで。いや、いろんな意味で。w
 で、加賀美の忘れてる「大切なこと」ってのは、弟を殺したワームを一匹残らず倒すこと。天道との関係を友達と甘えることで、その目的を忘れ天道に頼ることを天道は戒めてた、というオチ。なんだかんだで加賀美のこと気に入ってるんだな、天道。

  牙-KIBA- #3「力を持つ者たち」。ゼッドは騒ぎを起こした為に監督も兼ねてシャードのチャンピオン・デュマスの元に預けられる。しかしデュマスは密かに敵であるジーモットの刺客を治療していた。彼らはテンプラーのシャードキャスターに破れ、国に帰れば制裁で命はない。デュマスはそんな彼らにも生きていく場所は必要だ、と言うのだが……
 う〜ん、治療するのはいいんだけど、その後のこと考えてるのかな、というのが。当然失敗を挽回するために再度シャードキャスターを襲おうとする奴はいるだろうし、テンプラーにも生きてく場所はないだろうし……と、思ったらそういう連中は容赦なしで返り討ちしてた(笑)。その前にそうならない方法何か考えろと、とも思うが。
 今回、新キャラで実力者かつキザなシャードキャスターのロベスと、デュマスの弟子でロイアに惹かれてる(でも相手にされてないっぽい)ミッキーが登場。


2006年04月17日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] モテモテ王国(王国じゃないけど)

  政府は対中ODAの減額分をインドに振り向ける方針
  日本との決別条件 インドの常任理入り支持も 中国
 (共に 産経 )。

 うわ、なんかインドをめぐってすげー露骨なやりとりしてる。インドモテモテ。ふつーに考えればインドは中国の方を警戒するだろうけど、なまなかな知識じゃ判断できないのが外交だからなぁ。
 しかし金を出さずに得を取ろうって辺りが中国らしい外交だ……(別にそれだけじゃなかろうし、金出さずに効果あるならそれでもいいんだけどね)

  イラク撤収、次期政権で 政府方針 後続部隊を派遣産経 )。まあ、そんな雰囲気はあったわけですが、やっぱそうなったか……イラクの情勢はまだまだ 国連軍 多国籍軍 *1 の存在なしに安定するとは思えないので、必要なのだろうと思う。とはいえ大変な仕事には違いないので、その点で複雑な気分。

  「グレーゾーン金利」政府が廃止の方針固めるANN 、URLが変わっていきます)。どうやら出資法の金利の方を29.2%から利息制限法と同じ20%に引き下げる方針のよう。利息制限法の上限には罰則がなく、消費者金融は20%以上の出資法金利制限までの、いわゆるグレーゾーン金利を指定してたわけですが、これがなくなるってことですね。ただ、どっちにしても利用者の無知と軽率も一つの原因なので、借金苦であえぐ人がこれでなくなるわけでもなし。ふむー。

  政府、「ウィニー」で総合対策・産官学でソフト日経 )。いや、いろいろ洒落にならんのはわかってるんだけど、バカバカしい、ってのがわりと率直な感想。狂想曲、というか。
*1: 2004年の国連決議1546においてイラク暫定政権の要請による米英軍を中心とした多国籍軍駐留の認可はされてますが、これを国連軍と呼ぶのは不適のため訂正。

[読書] メイド刑事(デカ)/早見裕司

 え〜、早見裕司氏と申しますと、ワタクシ的には長らく「強殖装甲ガイバー」のノベライズ作者の人で、二年ほど前にたまたま「映画秘宝」に掲載された氏の 「翔べ!必殺うらごろし」の愛情ダダ漏れの作品考察 を見て「ガイバーのノベライズの人で『うらごろし』ファンの人」に修正されたわけなんですが、まあ、「メガネっ娘」「メイド」だのなんだのという最近の萌えタームを使っててもそのイメージはぬぐいがたいわけなんですよ。
 って、ぬぐう必要がありませんでした。(笑) やってることは「スケバン刑事」なんですから。
 話は、メイドものと言って連想する萌えや上流階級の華麗さとは完全無縁の泥臭さ(むしろ萌え文化自体を思いっきり作中で否定)。事件うずまく家庭に潜り込んではその中の愛憎劇を垣間見、報われぬ弱者に涙しつつ悪への怒りを静かに燃やす。最後の最後には桜の代紋入りの襟バッジを見せて高所からの名乗り。義理人情には滅法弱いが汚いものは見逃せぬと、ドレスなびかせ悪党掃除。なんつーか、80年代歌謡の世界。しかも特捜最前線ばりの湿っぽさ。
 個人的には期待(絶対に世間的な期待とは違うが)して読んだけども、第一話見てまさに期待通りだったので大笑い。これって「うらごろし」#2「突如奥方と芸者の人格が入れ替った」と#4「生きてる娘が死んだ自分を見た!」だよなぁ。おまけに最終回の先生のアクションも一部まざってる。
 メイドを主人公にしつつベタベタな80年代テイストが売りという、絶対世間様ではあまり受けなかろーというネタ。でも個人的には気に入った。(笑)

[メモ][映画] 冬の猿

 明日(12日)、NHKBS2 14:45〜16:30「冬の猿」放映。
 ジャン・ギャバンとジャン・ポール・ベルモンドの唯一の競演作。


2006年04月18日(火) 旧暦 [n年日記]

[読書] 「メイド刑事」、ちょっと真面目な雑感

 ふと昨日書いた「 メイド刑事 」の感想を読み直すと、一から十まで巫山戯たおちゃらけノベルとの印象を与えかねないので、ちょっとだけ追加。いや、確かに基本的にネタ話なんだけど。
 昨日リンクを貼った「映画秘宝」掲載「うらごろし」の記事にも作者のプロフィールがあるし(十年以上前のだが)、検索すればそこかしこに作者のプロフィールは見つかると思うが、この方も生半な人生を送っているわけではない。作者については調べてプロフィールに書いてある以上のことを知ってるわけではないから、「大変な」などという安易かつ無責任なまとめ方はしない。しかし、この人は、文筆業という職業でそのプロフィールにあるような中、やってきた人なのだ。そこにはそれまで体験してきたものからの、ものの見方という物がある。アニメとかライトノベルとかに対してということのみではなく、社会に対して、ということだ。
 先にも書いた通り、基本的にはネタ小説ではある。メイドで刑事で、スケバン刑事をやらせようってコンセプトだ。だが、単に自分の好きなものをぶちこんだというだけではなく、作者の世間に対する見様、それに対する怒り、やるせなさが、おちゃらけの中にもきちんとある。
 至高の文学作品、とかいうものとは、お世辞にも言えない。だけどもある意味卑近な泥臭い作者の怒りが、ちょいとオブラートに包まれながらも込められてることはちょっとだけ触れておかねばならない気がした。
 ま、アタクシが必殺シリーズとか好きなのもそのせい(そういったものが込められてるから)なんですけどね。


2006年04月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] URL切り替えのお知らせ

 まあ、実際には大分前から切り替わってるんですが、この日記の旧URL (http://www.renge.sakura.ne.jp/~ssuzuki/diary/)上のコンテンツは契約上の保存期間がもうそろそろ終了します。実際にはいつまで保存されてるかは不明ですが、四月以降は突然消えても不思議はありません。ですので、もしこんな日記でも「まあおかしな奴をたまには見てやるか」という方で、旧URLから変更してない方はブックマークやアンテナ等のURLの変更をよろしくお願いします。

[その他] 竹島近海の調査船の話

  竹島周辺調査、安倍官房長官「粛々と」産経 )。この問題、産経、日経、読売、東京新聞は普通に報道していたが、朝日、毎日はスルー気味のようだ(韓国側の抗議は報道している)。報道すること自体が韓国との波風を立てるとの判断かもしれないが、真意はわからない。(どっちにしても既に波風は立ってる)
 韓国は自国の排他的経済水域と主張しているが、日本は日本の排他的経済水域と認識しているし、国際法上も日本の側に分がありそうである。いずれにしても非経済行動的な政府船舶による「学術調査」なので、拿捕や攻撃などは「海洋法に関する国際連合条約」によりできない(韓国側の排他的経済水域であれば退去勧告までなら出来るが、これすらも韓国側には著しく不利である)。韓国は「場合によっては調査船を拿捕する」とコメントしているが、それについては 韓国内からも国際法上拿捕は問題があることが指摘朝鮮日報 )されている。拿捕を強行した場合、韓国側は反撃されても文句は言えない(まあ、まずないと思うけど)。反撃なしに拿捕しても国際司法裁判所に訴訟されれば、流石にこれまでのように逃げるわけにも行くまい。
 もし日本の調査船に対応しなければ、それは韓国が腰が引けたことをアピールする。この局面だけで言えば、韓国の「詰み」状態に見えるなぁ。韓国側としては形ばかり側で警告を繰り返すくらいしか手はないように思えるが。だがむしろ日本側の積極的攻勢に驚いてるんだけど。どこらへんが旗振ってるんだろう?

  【海洋調査】市民団体「だ捕・処罰に応じなければ撃沈せよ」朝鮮日報 )。すげえ。この人たち、戦争したいのかな?(私はしたくないです) もし撃沈なんかしたら問答無用で韓国は致命的不利な立場に立たされるんだけど……この手のは(日本に対してよりむしろ韓国自身にとって)性質が悪いなぁ。

[アニメ] BLACK LAGOON#2とまじぽか#3

  BLACK LAGOON #2「Mangrove Heaven」。PMCのEO社のヘリに追われるブラックラグーン号。マングローブ林の暗礁に追い詰められた一行に、緑郎が提案した一発逆転の秘策とは……?
 原作の終盤と、第二話(連載化第一話)の冒頭まで。作画がやや荒れた感じと、間延びした感じはするが、作画の方はこの程度なら問題なし。ただ、魚雷で人が潰れるところはもうちょっと臨場感が欲しかった気も。地上波だからあまり無理はできないのだけど。それと、景山部長が家に帰るシーンはアニメオリジナル? このシーンで緑郎の立場が現代のサラリーマンにとって窮屈な社会を抜け出した、ある意味での夢であることが暗示される。もっとも緑郎(ロック)のこれから生きてく世界も、夢の世界ではないことが示されるはずなのだけど。
 なお、サンデーGXでの情報によると#3以降のタイトルは順に#3「Ring-Ding Ship Chase」#4「Die Ruckkehr der Adlers」#5「Eagle Hunting and Hunting Eagles」#6「Moonlit Hunting Ground」#7「Calm Down, Two Men」#8「Rasta Blasta」#9「Maid to Kill」#10「The Unstoppable Chambermaid」#11「Lock'n Load Revolution」#12「Guerrillas in the Jungle」。#3〜5はおそらくナチの潜水艦引き上げとアホのネオナチエピソード、#8〜10はロベルタ、#11,12は大地康男似のテロリストか? ただ、#6,7が不明。双子、じゃないよなぁ。

  錬金3級まじかる?ぽか〜ん #3「明日の呪文は愛の献血」「幸せの呪文は理想の男性」。前半は献血車職員のお兄さんに一目惚れしてしまった吸血鬼のパキラの話。血を求めてたはずなのに、逆に献血に励むハメになってしまう。あしたのジョーネタとかやって、一途なんだかおバカなんだか相変わらずわからないゆるゆるの世界(笑)。「搾りたての血」って、誰から搾ったんだ? 後半は暗闇で四人が理想の男性とシチュエーションを語り合う。ところが彼女らの置かれてる状況は実は……後半もゆるゆるだけど妙に中毒性が。作画が崩れないし、キャラもきちんと立ってるし。
 今回EDはパキラver.だった。次回の前半は鉄子の話っぽいから、次回は鉄子ver.かな? 前半は各キャラメインの話、後半全員でのコントって形なのかな。


2006年04月20日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 竹島近海の云々続き

 韓国の動きが面白すぎるので。w

  水路探査問題の国際裁判所行き、政府が排除宣言YONHAP NEWS )。え〜、一読では何が書いてあるか理解できなかったんですが……要は「竹島は韓国のものなのは自明だが国際法廷に提訴されても国際法廷には出ない!」と言ってるんですな。まあ、相変わらず。ちなみにこの宣言は無効という意見もあります(領海問題じゃないものなぁ)。いずれにしても 海洋法 では ただし、宣言を行った国は、このような紛争がこの条約の効力発生の後に生じ、かつ、紛争当事者間の交渉によって合理的な期間内に合意が得られない場合には、いずれかの紛争当事者の要請により、この問題を附属書V第二節に定める調停に付することを受け入れる。なのでこれが有効になっても時間稼ぎでしかないですが。

  【社説】日本の野望をくじく戦略をおろそかにしてはならない朝鮮日報 )。 韓国が静かな外交を数年間行ってきた間にと笑いどころも満載なのだけど、考察自体は結構冷静。それに付随する意見はダメダメなのだが。 日本は独島問題を最終的に国際司法裁判所に持ち込む青写真を以前から描いている。そしてその中間段階の戦略は、日本が提訴しても韓国が応じなければ訴えが成立しない国際司法裁判所と異なり、日本の提訴だけでも裁判できる海洋法裁判所を活用するのが狙いだ。と、まあそれはシナリオの一つだろうけど、よく気付きました、ってところか。しかしこの社説では何故裁判を韓国が拒否するのか、その根拠は皆無。つか、韓国側の理屈でそれをちゃんと説明してるものは見たことない。

  韓国政府は日本の排他的経済水域(EEZ)内での水路探査計画は大韓民国の主権に対する挑発的行為であると規定朝鮮日報 )。あかん。笑いすぎて腹が痛い。

[アニメ] 姫様ご用心#1とウィッチブレイド#3

  姫様ご用心 #2「あやうしテニスの王女様」。登校中謎の王冠をかぶってしまった姫子。ところが学校に着くと皆の態度がおかしい。うやうやしく下にも置かれぬ待遇を受け……
 いろいろな「WHY?」をすっとばして今回もボケ倒し大会。面白くないわけじゃないんですが、メリハリなしにボケからボケの連続は、ちと何かも。ただ、シチュエーションコントとしてはそれなりに楽しくはある。

  ウィッチブレイド #3「抗」。娘の梨穂子とはぐれた雅音。雅音にとりついたウィッチブレイドの威力を試した大企業の代表・鷹山は、娘と一緒に暮らせることを条件に、雅音に企業の為に働くことを要求する。一方梨穂子は東京タワーの下で雅音を待ち続けるが……
 ようやく話が動き出した感。まだフリージャーナリストの斗沢周りが動き出してないけど、雅音がどうして戦うか、の理由付けがようやく整ってきた感じ。もっとも、ウィッチブレイド自身が宿主に戦闘の快楽を覚えさせるものらしいが……雅音の母性とのせめぎあいの話になるのか?
 次回は母娘が暮らす宿を求めるらしい。本番は次回以降か?
 あと、主役の能登麻美子氏の演技がちょっと変わってきた感じ。これを契機に役の幅が広がるか?


2006年04月21日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] まだまだ竹島

 肝心の調査船問題は日韓協議中。一度既に韓国側は日本側からの妥協案を蹴ってるのだが、妥協点が見出せるかどうか。韓国は日本側の計画撤回が先、と言っているが、それが協議の目的であり、協議する前に結果が出るのでは協議自体必要ない。これって結局迂遠な協議拒否だよな。著しく日本に有利な状況継続中。
P.S.やっぱり交渉は平行線のまま。まあ、向こうとしては日本に譲ったと見られて国内からの売国奴扱いが怖いだろうしね。結果は見えているにしても。いずれにしろ現時点は日本側の思う壺ってことで。

  米国が自ら偽ドル製造し、流出と主張 北朝鮮CNN )。まあ、なんというか……要は「米帝の陰謀!」ってことですな。相変わらず盗人猛々しい。

  「けんかしに行くの?」少女の言葉、胸に突き刺さる日本海新聞 )。話作りすぎ。っつーか、記者がした説明ってどんなんだ、ってのが察せられる。竹島周辺でどれだけの日本の漁業民が拿捕され、あるいは殺されたか記者は知ってるのだろうか? 知ってたら「日本が喧嘩を売ってる」なんて言えないはずなんだが。昨日、たまたま島根の漁業地区出身の人と話をしたんだけど、地元の人にとっては本当に洒落になってない状況。「海自を出せ」などと短絡的なことは言わないが、解決への努力は絶対にすべき。

[アニメ] 桜蘭高校ホスト部#2と涼宮ハルヒ#3といぬかみっ!#3

  桜蘭高校ホスト部 #2「高校生ホストのお仕事」。借金返済のため性別を隠してホスト部での活動にいそしむハルヒ。そんな彼(女)を指名ホストをしょっちゅう変えることで有名な春日崎奏子が指名する。彼女には珠洲島享という、幼馴染で親同士が決めた許婚がいたが、亨はぱっとしない自分に自身が持てず、そんな自分を鍛えるために近々イギリスに留学してしまう予定だった。奏子は実は親同士の決めた婚約ながらも彼を愛しており、ホスト部遊びも亨を挑発して気を惹こうとしてのことだった。それを知ったホスト部の面々は亨と奏子のために一肌脱ぐことに……
 「女性の為に尽くす」がモットーなホスト部の面々が素直になれない恋人同士の為に奔走。ナルで耽美だけど、気のいい連中だなぁ。亨の気持ちを確かめるためにハルヒが女装(?)して偽の告白をするのだけど、なんつーか、化けすぎ(笑)。美少女の姿になっても落ち着いてるというかテンション低めなのは変わらないけど。とことんヒロインっぽくない(笑)。
 全体的に丁寧に作られており、耽美だのナルも基本的にギャグで、ホスト部の面々もアホだけどいい連中なので、嫌味なく見られるなぁ。

  涼宮ハルヒの憂鬱 #3「涼宮ハルヒの憂鬱II」。「入りたい部活がなければ作ればいい!」とSOS団がついに旗揚げ。ハルヒがセクハラ行動気味にみくるにバニーガールの格好でビラ配りさせたり、コンピューター研から横暴を尽くしてPCを奪ったりとやりたい放題。ネット上の感想では行動が行き過ぎと反感を買ってるところもあるみたいだけど、俺たちに出来ないことを平然とやってのける、そこにシビれ(以下略)なので、ここまではっちゃけてる方が却ってすがすがしい。まあ、今回ほど横暴なのは以後あまりないし。あ、みくるに対しては以後ずっとこんな感じです。まあ、被害担当艦だし。読者もそれを期待してるし。
 で、横暴学園生活ものかと印象付けられたところで最後に急展開。長門有希が、自分は宇宙人だとキョンに告白を……みくるも何かありげな態度をしばしば見せてるが、もうそろそろ逸脱し出す頃。で、次回は原作一巻目(「憂鬱」)を途中ですっとばして二巻目の「退屈」のエピソードが……古泉とかまだ出てないし、長門の説明とかも終わってないんだけど、どういう構成なんだろう? 首を捻りながらも楽しみにしていよう。

  いぬかみっ! #3「水着でたいじっ!」。啓太のいとこ・薫の犬神十人(匹?)が登場。プールに現れた物の怪退治の依頼を引き受けるのだけど、啓太やようことバッティング。対抗意識丸出しでいがみ合う。が、それとは別に薫の犬神十人の中で一人、仲間からのけものにされてる者が……物の怪と戦おうとせず、チームワークを乱すその犬神・なでしこに他の九匹(?)はついに絶縁を突きつける。
 なんか、普通の萌えアニメだ。褌も男の裸も出なかった。ちょい肩透かし。女性キャラが一気に増えた上に水着サービスで、マニア向けアニメとしては正しいんだけど。でも実は啓太の海パンはしっかり脱がされてたり。啓太もようこには見向きもしないのに他の犬神には鼻の下伸ばすんだなぁ。謎。
 謎といえばみんなしっぽが腰の辺りから生えてるんだけど、骨格的に絶対おかしいような……いや、デザイン的な必要性から(スカートやパンツに穴を開けずにしっぽを外に出すため)ってのはわかるんだけど。

[マンガ] もろもろ

 週刊チャンピオンの「サイカチ」、アマミがデレ化しすぎ。(笑) 極端だなぁ。メンバーはやはり真夏たちランキング入り三人と、コーカサス使いのタカアキは確定。もう一人はあさがお? 真夏、アマミ、サムライ少年はもちろん、レベルアップしたタカアキとも相当差があるような……それにどっちにしても控え選手が一人要るし。

 スティール・ボール・ランでは、マウンテン・ティム、愛に死す? スティール夫人を口説いたのは単に軟派野郎かと思ってたら、人妻とわかっていてもの純愛だったのだな。仲間が全員死んだ中で一人「悪魔の手のひら」で生き残って以来、おそらくわざと長生きできない人生を歩んではいたのだろう。ティムがスティール夫人にジョニーとジャイロのことを教えたことにより、急速に話が展開。DIOとブラックモア、両者を出し抜けるのか?

 漫画アクションで「さんさん録」が最終回。仙堂さんとなんだかいい雰囲気で、でもいつもどおりのようでもあり。柱に「家庭再生物語」とあったけど、参平さんが妻のいない人生を立て直す話だったのだろうな。なんだろう。なんでもないようでいて、こういう話はちょっと書けない。


2006年04月22日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 苺狩り

 行ってきた。 南知多グリーンバレイ 。苺は美味かった。ついでにバーベキューとアスレチックやってきた。アスレチックは疲れた。バーベキューは食いすぎた。以上。

[その他] 竹島調査船決着

  韓会談が妥結 日本は海洋調査中止産経 )。一度は韓国が蹴った提案を、結局は韓国側が受諾ってことか。流石に「実力で阻止」はまずいと静止が働いたか。普通はもっと早い段階で気付くものなんだが。
 まあ、現時点では判断材料が少なすぎるので感想は保留。ただ、朝日新聞の記事では韓国側が学術調査の事前通告制度の提案を蹴った、ということが触れられてないので、そこらへんがミソかもしれない。そうでないかもしれない。世界へのアピールや韓国国内への影響も考えると、今後への影響が引き続き興味深い結果ではある。いずれにしても後へつなげないと意味ないし。
 その他日本政府内の動きもいろいろ浮き出て面白かった。

[アニメ] 女子高生#1

  女子高生 GIRL'S-HIGH #1「女子高生はバカである」。中高一貫式の名門私立山咲女学園(咲女)に、高校から外部生として同じ中学から入学する絵里子、由真、綾乃の三人組。絵里子が「入学前に高校探検しよう」とバカなことを言い出し、他の二人も半ば無理矢理付き合わされて校舎に潜入する。ところが同じく中学から咲女に上がってくる三人組と鉢合わせ、つい「自分たちは在校生だ」とウソをついてしまう……
 ミもフタもない女子高の生活をあけっぴろげに面白おかしく描いた原作漫画のアニメ化。正直、作者の漫画の中では一番面白いと思うなぁ。で、アニメ化しての反応は、面白がってるのも多いけどかなりドン引きしてる反応もチラホラ。パンツとか出てたりするけど、全然お色気なかったりするのが原作に忠実。その辺が、ただの萌えアニメだと思ってた人が引く一因なんだろうなぁ……でも作画はそれなりだけども、原作が楽しめる人なら楽しめる作りに。
 原作をかなりアレンジした第一話だけど、香田のキャラが原作では当初とそれ以降は大分違うので、このアレンジは正解かと。例えば絵里子と香田の和解は、原作では閉じ込められたことが原因ではなく絵里子たちが出身校男子との合コンで懐柔したんだけど、香田のバカキャラを早々に押し出すのにはこのアレンジは良かったと思う。香田って話が進むとエキセントリックなお笑い好きのバカキャラで確立するんだけど、本当はプチセレブな高飛車キャラだったのだよね、当初。(それ言ったら絵里子も成績トップで新入生代表の挨拶を読むくらいの秀才。バカだけど)
 ともかく、このノリを維持するなら期待できそう。
 あと、目を引いたのはED。って、梅津泰臣氏かよ!(笑) 脈絡もどういうコネかも不明だが、思わず見入ってしまう。なんだかんだで自主制作ビデオっぽい感じにしつつ、各キャラの特徴が出てて良く出来てるなぁとおもってしまった。姫路のところでアイドル小田桐が出てくるのは理由があるんだけど、アニメではそのエピソードもやるのかな? 小川ちゃんのところで側に救急箱があるのは、小川ちゃんの家が薬局で薬やらサプリやらを常に大量に持ち歩いてるからだったりする……


2006年04月23日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日は一日死んでおり

 上記の通り。

  竹島問題の合意、「日本に有利」と新華社日経 )。中国がそう言うのなら、まあわりとそうなのかな、という気になってくる。っつーか、これの件について中国にとって利益になることって何があるだろうか、と考えると、ね。
論評は今回の協議について、双方が譲歩したように見えるものの実際は日本側が「終始主導権を握っていた」と指摘。日本は海域調査を突然宣言、測量船を待機させて圧力をかけ、韓国側を守勢に追い込んだと説明した。

 また争いが国際的な関心を集めたことは、竹島を実効支配する韓国にとっては不利で、日本側の利益になったとの見方を示した。
 その手段については「過激だ」との意見もあるだろうが、今回のはいずれにしても「意見の衝突が生まれた」のではなく、「衝突が顕現化した」という方が正しいのだし、実際の文章はわからないが、日経の伝聞記事では殊更日韓関係を煽る調子ではないし。まあ、中国にとってはこのくらい「当たり前な手段」ってことだと考えられなくもないが。

  竹島問題・日韓衝突回避 火種残した合意毎日 )。「双方都合よく解釈」ってのはそうなんだろうが、どうにもこうにも無駄に煽ってる記事にも見える。 5月に再開するEEZ画定に関する局長協議では、竹島周辺海域を韓国側だと認めさせるよう攻勢をかけるとみられる。とあるが、日本からのあらゆる協議を拒否し続けてた韓国側が攻勢、って言ってもなぁ、と、大概たかが知れる。今回の衝突にしても 「不信」を顕在化させたと書いてある通り、元々不信は存在していた。無視してれば不信が消えるってものでもあるまいし。 その中で、友好国だったはずの韓国との関係を「衝突」寸前まで悪化させたことは、東アジアのリーダーを名乗る資格を疑わせかねない。ってのも、何だか。韓国とは友好国ですよ。ただし、友好国だからと言って対立点がないわけじゃない。米国とだって対立点はある。中国とだって、政治的冷却がマスコミで喧伝されてるけど経済的つながりを見ればかつてなくつながりが濃くなっているようにしか見えない。一つを見て全部を語ろうというのは、どういう意図でしょうね、という印象。まっとうな意見の対立とその解消手段が提供されてこなかったのは何故でしょうね、とも思う。手段として必ずしもベストだったとは思えないのは同意だが、事勿れ主義で万事解決するわけではあるまい。
P.S.この毎日の記事みたいな論調の何が気に入らないのかと考えると、そもそもの「竹島周辺のEEZ問題」について、どうあるべきと考えるか、どう解決すべきと考えるかを抜きで政府批判に注力してるからだろうなぁ。目的が不鮮明では手段は語れない。「とにかく話し合いで」としか繰り返さないのは、何も考えてないと言ってるに等しい。

[アニメ] 吉永さん家のガーゴイル#2とシムーン#3

  吉永さん家のガーゴイル #2「激突!天使と悪魔」。行方不明になった双葉を求め町中を探索するガーゴイル。ところが双葉は東宮財閥の頭首・東宮天祢の元に保護されていて、ガーゴイルや家族の心配をよそに女中さんと遊んだり最新のゲームをしたりと羽を伸ばし放題。しかし天祢が双葉を保護したのには、別に目的が……
 ガーゴイルの創造主である高原イヨを(一方的に)ライバル視する東宮天祢登場。#1の強盗騒ぎも実はガーゴイルの性能を調べるために彼が裏で糸を引いていたことだった。と、言っても基本的には悪人ではなく、終生高原イヨに敵わなかった祖父の無念を晴らしたいだけ。
 それでも(害意はなかったと言っても)双葉を人質に取ったり強盗騒ぎを起こしたりと吉永家と町内の平和を乱したことにガーゴイルの怒りが爆発。ガーゴイルって結構短気だよな……それと、怒りを爆発させたのはガーゴイルだけではなくて……?
 次回は怪盗百色と梨々が登場。で、一応メインキャラは一通り出ることになるのか? まだOPの変な半植物みたいな人造生命体(オシリス?)が出ないのか。(#1冒頭でも出てたから、それなりに重要な存在なのだろうな)

  シムーン #3「遠い戦争」。三人の戦死に加え三人の離脱者を出し、待機状態に置かれているコール・テンペストに、更に新しい補充人員であるモリナスがやってくる。彼女は「自分は巫女でもないが兵士でもない。ただシムーンに乗りたいだけ」と断言し、アーエルと同じくネヴィリルのパル(同乗者)になることを希望する。しかしネヴィリルは関心を見せず、アーエルとネヴィリルがパルになるように、と告げる。ネヴィリルは先にパルであるアムリアを失い、シヴュラ(シムーンの搭乗者)としての自分の進退を決めかねているのだ。六人の仲間を失ったばかりでさらにコール(部隊)の支柱であるネヴィリルもそのような状態に置かれたコール・テンペストの面々は、ネヴィリルの前で訓練(マージュ)を行い、彼女を刺激しようとする。
 独自用語が多くって大変だ。
 シヴュラ選抜の基準ってなんだろうなぁ。戦争状態で人員が足りなくなり、意欲と能力がある者は本来の役目である「巫女」としての信仰を欠いていてもいい、という状態になってきてるのかな。アーエルも新しく来たモリナスも、その意味ではシヴュラらしくない。
 設定的に明らかになったのはシムーン駆動機構(ヘリカル・モートリス)ってのは発掘された未知のテクノロジーってことで、誰もその原理はわかってないということ、主人公たちの母艦アルク・スプリーマは元々は本来のシムーンの役割であるテンプス・パティウムへの祈りのリ・マージョンを観覧するための観覧船だったってことか。専用の船を建造する余裕がなかったってことは、本当に緊急だったのだな。それと、かつての栄華を失ったかのようなアルク・スプリーマの姿に「あたしはこんなふうに変わりたくない」とつぶやくアーエル。彼女のモチベーションの一端を覗かせる。
 それにしても、マージュの時の衣装はほとんどボディペインティングなんですけど……

[アニメ] 彩雲国物語#1

 今更ながらいろいろツッコミ。 中国の饅頭は小豆餡を使わない。 *1 つか、中国の小豆餡はラードやらをまぜてこってりなんだけど。それ以前に当然冷蔵庫のない世界だろうから、そうそう作り置きなどできるはずがない。火も薪から一から起こさないといけない。一体どれだけの時間待たせたんだろう? 大陸の米食文化と麦食文化は一応場所によって分かれてるもので、貧しいから麦、ってことでも。第一饅頭が作れるなら包(餡のない饅頭)なり麺なり作れると思うのだが。いくら話があると言っても、家人を国のNo.2が同じ席につかせて、しかも即答を許すってのは、アリなのか? また大陸の水は基本的に沸かすなりしないと……平野部のようだからまず清水が湧き出るということはないと思うのだが。沸かしてさました水(白湯)はまずい。だから日本以外の大部分では茶は嗜好品以前に生活必需品なのだけど。
 と、まあ「ここは日本なのか中国なのかはっきりさせろ〜!」と(いや、創作上の国でどっちでもないんだが)第一話を見ていろいろもだえてたり。他はともかく、饅頭周りは物理的な問題なので頭抱えたかも。
 まあ、話自体は面白いし良くできてるんですが、それとは別として一度突っ込んどかないと気がすまなくて。
*1: 追記。一応「豆沙包」という名前であんまんが存在しているらしい。これは当方の調査不足。

[アニメ] BLACK CAT

 一応なんだかんだで最後(#23)まで見た。原作は結構人気を誇りつつも他作品の パク …… パロ ……オマージュと思える部分が多く、「まね猫」などとも一部で揶揄されていた。個人的にはそれよりもストーリーのメリハリの欠けてたのがよほど気になったのだけど。
 で、テレビアニメ版は原作の構成を大幅に変え、原作では途中の回想エピソードだったトレインの殺し屋時代から入り、サヤをめぐるクリードとの因縁、掃除屋時代、クリード率いる星の使途との対決、それからオリジナル展開という形になっている。
 これがよく出来てるか、というとそんな絶賛するほどではないのだけど、一続きの話としてきちんとまとまり良くなっていた。トレインの自立の話としてもきちんと整合性がついていたし、最後に掃除屋連盟、元星の使徒、クロノナンバー総結集での決戦で幕を締めたことといい、最終的になし崩し的にクリードとトレインの因縁話に落ちざるを得なかった原作と比べると、作品中のキャラの世界の有様への肯定のし方がそれなりに描かれていた。
 登場人物が多すぎてガチャガチャした感は否めないが番組自体さわやかな終わり方だったし、名前は同じで別作品、ということでもなく、23話シリーズとして再構成し、更に原作では膨らませきれなかったところを膨らませたという点でもちょっと意外に良くできたシリーズだった。

[特撮] ボウケンジャー#10とカブト#13

 まあ、簡単に。
  ボウケンジャー #10「消えたボウケンレッド」。前回からの続き、と思いきや、また来週に引っ張るのか。珍しいな、と思ったら新ロボ(?)「スーパーダイボウケン」お披露目への布石らしい。ちょっと情報を取りもらしていて、腕換装だけだと思ってたので予告でビークルが全部合体するシーンが出てきたのはびっくりしてしまった。調べるとおもちゃのクレーンとミキサーはさらに変形ギミックがあるようで、別の合体パターンの可能性も?

  カブト #13。今回もいきなり田所が脈絡もなく加賀美にカブトの新装備を渡すなど、突拍子もない場面がボチボチあったんですが……ザビーがらみでまたごたごた。矢車の真意がわかりにくい、ってえか、全般的にサブキャラの心情がわからない作りをしてるのだよな……どうも最終的にザビーは矢車に落ち着きそうだけど、そこへ至るプロセスをちゃんと踏んでるのかな?


2006年04月24日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] ん? なにかおかしい

  【写真】100年前の韓国朝鮮日報 )。ふーん、1904年当時の朝鮮半島にもこういう町並みがあったんだ、と思ったが、よく見てみると「?」となる。左側の写真、左端手前にいるのは和装に見えるのだけど……どうにも普通に近所を散歩してるような風体である。それに、あちこちに林立してるのは電信柱っぽいような……これって本当に1904年当時の写真なの??? どうも併合数年後くらいの時期の写真の年代をごまかしてるんじゃないか、って気が……あるいは、展示自体に1904年の写真もあるが、新聞にはもっと後の時代の写真を掲載したんじゃないかという可能性も。

  中2女子殺害の高1男子、子供いた日スポ )。中二と高一の痴情のもつれ、っての自体はさほどには驚かなかったけど、ちょっとこれは流石にびびった。二歳の子供を産んだ相手の女性ってのは何歳なんだろうかとか下世話な興味が出てきてしまうのはまことに申し訳なくはあるのだが、中学生日記のちょいとこじれにこじれたような話、という印象とは大分違う話なのかもしれない……善悪の話ではなく。

 先週末の竹島関連のニュース、 大石英司氏のブログ では 千葉の補選がらみで自民党が仕掛けた燃料 と断定してるのだが、ちとそれって報道に流れてる情報からでは割とトンデモ論に見えてしまうのだけど……焚き火をするのに航空燃料ぶち込むみたいな場違いな感じが。その後の北朝鮮云々見ると、あるいは冗談のつもりかもとも思えるが、後日のエントリでもそのようなこと言ってるのだよなぁ……どこまで本気なのかなぁ。

[アニメ] 牙#4とマイメロシャッフル#4

  牙-KIBA- #4「風の決意」。デュマスとロペスの戦いを見て、今まで満たされなかった想いのぶつけ先を見出したように思えたゼッドは、シャードキャスターの大会「ジャウスト」に参加しようとするが、余所者の上に騒ぎを起こしたゼッドでは参加の登録すら出来ない。一方、密かに治療していたジーモッド兵が騒ぎを起こしたことでデュマスは罰を受け、農場を奪われそうな窮地に立たされていた。そしてそんな折、街を騒がせる怪盗「ノーフェース」とゼッドが出くわすのだが……
 粗筋書くといろいろ展開が速い気もするけど、実際には各キャラを立てるようになってるんだよなあ。ロペスも色々裏のある(っつっても金持ちの暇つぶしっぽいが)キャラのようだし。ゼッドのエレメントが曰く付きらしいということも明らかに。来週は第一話以降登場しなかったゼッドの親友ノアがシャードキャスターたちの戦いに巻き込まれる? 事態が動き始めるんかな?

  おねがいマイメロディくるくるシャッフル #4「イケメンになったらイイナ!」。菊池と別れた奏に、デートの誘いが殺到。いい男を選ぼうと片っ端からデートをするが、心配した父がついてきて片っ端から邪魔をする。まんまとその策にはまった奏は、どこかに見た目も中身も自分好みのイケメンはいないかと望んでしまい、うっかりクロミの黒魔法をかけられてしまう……
 なんだかんだで男は顔よね〜、という話。「誰も困ってないからいいじゃん」というノリが、男の側からすると切ねえ(笑)。っつーか、何で真菜までイケメン魔法にかかってるんだか。
 ところが奏や歌たちまでどころかマイメロまで篭絡されていたのが、イケメンオヤジやイケメンジジイどもにまで追い回されて、ようやくマイメロがやる気になって事態が解決。なんなんだかなぁ。相変わらず大変楽しゅうございましたが。

[マンガ] ちょっとだけ

 チャンピオンREDに、先月号から成年誌で活動していた隅田かずあさ氏が「ウィッチブレイド」のコミック版「ウィッチブレイド−丈流−」を連載。キャラクターも舞台もアニメ版とは関係なし。あと、今月号に高橋葉介氏「学校怪談」の番外編が掲載。文庫版発売に合わせてだろうなぁ。

 「ジャンプ」で矢吹健太郎氏が新連載。お色気ものっすか……それととうとうクライマックスの「デスノート」。う〜ん、月が無様だ……


2006年04月25日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] たまにはローカルなニュース

  小隊長日記 さん経由で、 日進市竹の山特定土地区画整理事業地の違法投棄問題行政調査新聞 )。愛知万博絡みで開発された日進市の新興住宅地である竹の山地区での酷い話。っつーか「酷い話」で済むのか、これ?
 日進市が新興住宅地開発をした竹の山地区、ここが縦横に掘りめぐらされた亜炭鉱採掘跡の真上にあって、その亜炭鉱充填費として計上されたはずの14億円が計画が予定より採算に合わなかったため「対策費」5000万円にまで削減。つまり、事故予防を全面的に放棄し、事故が起こったときのみ対応することにした、ということ。住民はいつ陥没が起こるかわからない土地を掴まされたわけだ。
 これだけでも十分酷いのだけど、もっと酷いのは 一部充填された土地も、充填に使われたのは建築ガラ、医療廃棄物を含む産業廃棄物の違法投棄による充填だったということ 。しかもその土地を保育園用地に売るということまでしている。
 そりゃ大きな買い物をするのは自己責任って部分はあるが、それにしたって地方自治体がお墨付きを与えて開発した土地がとんでもない不良地だったってのは、あまりに酷すぎる。日進市というとフェロシルトの違法投棄問題が全国的にも報道されたが、これは更に酷い話だよなぁ。しかも日進市、名古屋のすぐ隣の話である(名古屋市内にも亜炭鉱跡の問題はあるようなのだが)。ちと酷すぎて言葉が出ない。

  「独島は主権守護の象徴」 韓国大統領が談話産経 )。まー、支持基盤とか考えてもこう言うしかないんだろうけどね。そこまで国民煽って、後どうなってもしーらないっと。

P.S. 海底地名変更、準備整えば最大限早い時期にYOUNGHAP NEWS )。はいはい。釣れた釣れた。時期は明らかにしてないが、この発言だと協議の合意内容に反する6月中の提出もありうる。まあ、そうでなくてもアホな行為に違いないんですが。ホントこの人、国内向けアピールばっか気にして外交下手だよなぁ。

[アニメ] ひまわりっ!#3とストロベリーパニック#3

  ひまわりっ! #3「死んでも口は割らぬのです」。ひまわりたちの学校は恒例の男子忍者校とのからくりメカ同士の試合をすることに。ひまわりたちの任務は相手校からの情報収集だが、試合に出るはずのからくり部が不慮の事態で出られなくなり、ひまわりたちがからくりメカを組み立てて試合に出ることに。ところがクラスメイトのあざみの様子がおかしい。メカの図面を調べたり、密かに男子校の生徒と接触しているようだったり。あざみが男子校に情報を売ってるのではないかと疑ったひまわりは、バレたらあざみが拷問にかけられると思い、そのことを隠しつつもあざみの邪魔をするのだが……
 ま〜、いろいろツッコミどころはあるんですが(なんでひまわりたちがからくり部の代理で出るかの経緯とか)、突っ込んで楽しいツッコミでは……つか、最後のオチで全部吹っ飛んだ。はあ、あざみ、 ですか……まあ、あまり深いこと考えずに面白ければいいって性格で、前回しきみを庇ったり今回も女子校の勝利を喜んでたりと実はあまり裏表のない(裏表の作れない)性格ではあるのだろう(シノビ的にはどうよ、とも思うが)。でも ……つり目なのになぁ。

  ストロベリーパニック #3「屋根裏」。クラスメイトの歓迎でいちご舎ことアストラエラ寮の探検をしていた渚砂は、間違って三校の生徒会長の会議に飛び込んでしまう。生徒会長たちは新一年生の歓迎式典の相談をしていたのだが、会議は荒れていた。三校総括代表であるエトワールの静馬は会議をすっぽかし、式典もすっぽかしそうな雰囲気なのがその理由。式典当日、やはり静馬がすっぽかしたを知った渚砂は、エトワールへの挨拶を楽しみにしていた一年生たちの為に静馬を探しに行く。
 やはり一つの敷地に女子高ばかり三校も、というのは異常に見える。しかも母体は同じ資本らしい。まあ、演出的には大グループが三つ、くらいの感じらしいが、学科分けとかというわけにはいかなかったのかな? そうすると、三人の代表とは別に生徒会長が必要になるか。静馬はキャラクター的に生徒会長ではないしなぁ……しかしなんでこんなんがエトワール(≒代表)に選ばれたんだろう? やっぱ美人だからか?

[その他] 買い物とか

 土曜の苺狩りでバーベキューを食いすぎてからこっち、腹がずーっと張った感じだったのがようやく治って来た。腹を壊したとかではなかったんだけど。
 で、今日買ったもの。
  コラプシウム/ウィル・マッカーシィ
 表紙で引いていたら、友人から「表紙のイラストと裏表紙のあらすじはフェイクだ」と聞かされて、それでも購入に二の足を踏んでいたけど、 日々是魚を蹴る さんの 感想 を見て、購入に踏み切る。早川さん、戦略間違ってるよ。(これ見てもライトノベルのみの購読層はまず買わないと思う……)

 ボウケンジャーにここ二回出ていた立ち雛の持ち主のお婆ちゃん、どっかで見た覚えがあるなぁとずっと考えていたが思い出せなかったが、松金よね子氏だとふとしたことで知る。うわ、上品そうなお婆ちゃんをやってたんで気付かんかった! つか、お婆ちゃんやる年齢になったんだなぁ……松金さん。


2006年04月26日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 知っているのか雷電!?

 月光でも可。
  ゴルフの起源は中国=古代のクラブ復元Y!hl )。呉竜府ですか? つか、民明書房? と、思ったら、 ゴルフの雑学 によると、現在のゴルフと結構ルールが共通してるらしい。競技としては16世紀に途絶えてるのでゴルフの先祖ではあり得ないのですが。つか、起源はありえんだろ、起源は……

  「静かな外交」ではない対日外交とは「韓日関係談話」分析(上)朝鮮日報 )。いや、それは私も知りたいなぁ、と思って読んでみたのだけど、あまり大したことは書いてなかった。「 もちろん、測量船が韓国の排他的経済水域(EEZ)に侵入する場合、物理的阻止も辞さない構えだが」って、それやると困るのは韓国なんだけどなぁ……

  北、朝鮮総連に秘密文書「日本人拉致指令書」伝達zakzak )。まあ、今更だし記事が本当かどうかってのもあるんだけど、北朝鮮による各種工作活動の出先機関という部分があるってのは大分昔からわかってたはずなのに、どうしてずっと放っておかれたんだろうねえ、ってのが……言っても詮無いか。

  竹迫牧師のキリスト教入門記(仮) 。元統一協会信者で、まっとうなキリスト教教会の手助けも得て脱退し、その後牧師になった竹迫牧師による手記。いかにして統一協会に取り込まれていったかの描写が生々しいです。統一協会の偽装組織での人間関係で絡め取り、同時に家族や友人など、統一協会外の人間関係との遮断を行っていくというのが常套手段のようです。大学生の場合有名大学以外は大学を辞めさせられ、単純労働の労働力に仕立て上げられていくとか……「そんなのに引っかかる方が悪い」と言うかもしれないけど、人間の持つ心の弱さを徹底的に悪用する手段には、やはり嫌悪を念は禁じえません。書かれていることが起こったのは大分昔の時代ですが、現時点でも基本的な手段は恐らく変わってないのでしょう。

[アニメ] まじぽか#4とブラクラ#3

 錬金3級まじかる?ぽか〜ん #4「ないしょの呪文は梅雨前線」「耳寄りな呪文は七夕祭れ」。梅雨で家の中でくさるゆうまとパキラ。ところが洗濯していた鉄子の様子がおかしい。どこか調子が悪いんじゃないかと鉄子の中を調べてみると……
 りるが無意味なサービスシーン要員に徹してるのが……(笑)。梅雨でカビだらけになってた鉄子の内部をなんとかしようとするのだが、精密機器取り扱いの知識なんかあるわけのないゆうまとパキラ、やることも当然滅茶苦茶……友達を家電扱いですか。それで動く鉄子も鉄子だけど……部品余ってるよ部品! って、これが初めてじゃないんかい! いっぺん魔界にオーバーホールに出して貰った方がいいんじゃない?
 後半は七夕ネタ。どういう願掛けをするかでたわいもなく騒ぐのも面白かったのだけど、話の枕の定食屋でのメニューの略称ネタが……「ああ、確かに小さい子供とかこういうのあるある」という感じ。子供が勝手に省略とかを叫んだりして恥ずかしい思いをしたことがあるのかな、スタッフ。しかし錦糸玉子は略しちゃいかんだろ、錦糸玉子は(笑)。

  BLACK LAGOON #3「Ring-Ding Ship Chase」。コミックでは二話目のエピソード。ロックがこれから暮らすロアナプラの流儀の紹介? コミックではあまり気にならなかったけど、動画になるとレヴィの出鱈目さ加減がはっきり出ますな……しかし味方が射線上にいる状態で銃撃って、バカちゃうかと。逃げ出す際に船腹を見せるマヌケさ加減も。だけどそんなあまりにマヌケな敵も、バラライカ姐さんのイカスセリフ群と声で帳消し。元アラレちゃんの声とはとても思えない。

[マンガ] サッカーマンガ

 ドイツW杯直前だからなのか、マガジン、サンデーでそれぞれサッカーマンガが開始。雑誌カラーの差がはっきり出てたりしますが。さて、どうなるか……


2006年04月27日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] またぞろ竹島方面が動いてますなぁ

  海底地名、6月提案も可能 見送り合意ないと韓国共同 )。まあ、実際は「 6月提案は準備不足により実現は難しい状況だ」だそうで、6月提出はしない可能性が大だけど、日本側にとっては韓国の反応は十分想定の範囲内だったのか、冷静な対応。 「韓国は不法占拠」を徹底 政府、竹島問題で共同 )と、ヤブをつついたらやっぱり蛇が出た状態。
 もっとも公平を期せば 韓国名見送り「日本側の理解」=日韓合意の解釈で−塩崎外務副大臣Y!hl )って報道もあって、協議終了直後に韓国側は提出時期については明言をしておらず、日本側が「延期すると発表するがいいか」との確認をして「ご勝手に」というようなことを答えた、という報道があった気がする。ちょっと元ニュース失念。
 で、韓国側はどうかと言うと、 「熱い」大統領談話に外交部だんまり朝鮮日報 )。まっとうに外交衝突になったらかなりまずいと、外交の最前線にいる官僚はさすがにわかっている模様。それに気付いてるのか気付いてないのかひたすら暴走する大統領。ちょっと韓国の外交部には同情する。
 韓国内では 経済依存切ると妥協ない独島防御可能ネイル新聞 韓国語記事なので機械翻訳なりでどうぞ)などと勇ましい論調もあるみたいだけど、まあ原理的には韓国の弱みの考察としては正しいが(別に日本は経済圧迫で竹島問題の解決を迫ってないと思うが。やってたら手っ取り早かった)、実行可能かと言われると……

  留守中に家が取り壊される落し物の鉄筋3tを略奪 (共に 中国特快 )。中国は盗みも豪快だ。

[アニメ] 姫様ご用心#3といぬかみっ!#4とウィッチブレイド#4と桜蘭高校ホスト部#3と涼宮ハルヒ#4

 番組数多すぎ。(まだあと二本見てないよ)
  姫様ご用心 #3「お客は刺客で絶体絶命」。王冠を取り戻せなかったレスリーとカレンはミス・ヨーコからクビを言い渡され、代わりに暗殺者のアドロンが姫子の着けた王冠を狙う。一方何故か我が家が王宮になり母親はメイド長、父親は近衛兵隊長になってしまった現実を受け入れる姫子だが、隣国の王子と結婚させられると知り慌てまくる。しかしクビをくらったレスリーとカレンは怪盗の意地にかけて姫子の王冠を盗み出そうと……
 前回二話でざっくり説明省略していたことを冒頭たった一分で説明。って説明になってねえ! 姫子にくっついて王冠を外そうとしてるネーネは何者かとか、ミス・ヨーコは何故王冠を狙ってるのかとか色んな謎を置いてけぼりにしつつ、巻き込んだレスリーとカレンを凶悪誘拐犯に仕立て姫子は結婚から逃れようと……まあ、ボケキャラばっかでそんな計画上手く行くわけないですわな。
 今回もボケまくり大会だけど、アドロンがややツッコミ型のキャラなのでちょっとメリハリが出てきたかも……でも基本ボケばっかりの世界だからなぁ。
 あと、OPがちょっと変わった?

  いぬかみっ! #4「やらずのかっぽう着っ!」。わがままなようこの見本になるようにと従兄弟の薫の犬神・なでしこを一週間だけ派遣して貰った啓太。おしとやかななでしこにうかれまくるその姿に、ようこは一日も早くなでしこを追い出そうとする。一方残り九人の薫の犬神たちは、このままなでしこを啓太のところにいさせ続けようと画策し、そのために邪魔者であるようこを始末しようとする。
 今回は男の裸はなかったな。啓太は脱がされたけど。薫の犬神たちの仲たがいに巻き込まれたようこと、ようこを信頼する啓太が見所かな、一応。なんだかんだと気にしない素振りをしつつ、ようこのことで気もそぞろ(で、新聞を逆さに読んでて気がつかない)啓太も、お約束ながら二人の関係をきっちり見せてる。しかし、犬神って本性はやっぱり犬なのね。
 次回はようこと啓太の馴れ初め話らしい。でもやっぱ予告ナレーションは(男の)裸のことばっか……

  ウィッチブレイド #4「動」。導示重工の鷹山と契約を交わした雅音。梨穂子と二人でホテル暮らしをすることになるが、鷹山の部下が御用聞きと称して張り付いていたりと落ち着かない。やはりきちんとした部屋を探そうとしていたところで、梨穂子が保護されていたマリ子が雑居ビルを営んでいると聞き、そこを借りようとするが……
 前回最後に倒したはずの電子レンジ男が出たので倒し損ね? と思ったが、量産型のよう。しかもエクスコンは無差別に人間を襲っていたのではなく、導示重工と敵対するNSWFの関係者を襲っていたことが判明。それも、ウィッチブレイドと似たような変身をする資質者ばかりを……
 口の悪いマリ子と意地だけは人並み以上にある雅音がやっぱり会うなり衝突。マリ子のビルに住んでるらしいエロジジイ(チョーさん)は雅音を歓迎するが、マリ子は「ウチはオフィスビルだ!」と貸そうとしない。まあ、借りても風呂なしじゃね。ところが梨穂子がマリ子やビルの住人を気に入ったのか、母娘二人で「何でも屋」を立ち上げ、マリ子を出し抜いて借りることに成功。いや、マリ子さん、調べもしないで「ちゃんとした会社」はやめましょう……だから家賃未払いの店子ばかり……ちなみにエロジジイのノートPCにあった「TOP COW」ってロゴは、ウィッチブレイド原作版権元のトップカウ・プロダクションでしょうな。
 一度はマリ子と喧嘩して借り損ねた部屋を、梨穂子の策略でまんまと借りることに成功した雅音。その帰り道にエクスコンの気配を感じ現場に駆けつけるが、その場にはエクスコンを簡単に倒すウィッチブレイドのような人影が……エクスコンでは敵としていかにも「物足りない」だったので、ようやく近い力同士の戦いになるのかな?
 なお、今回も女性キャラは敵も味方も乳のでかいのばかりでした……(マリ子さん含む)

  桜蘭高校ホスト部 #3「身体検査に御用心」。身体検査を目前にして、このままだとハルヒの性別がばれてしまうということに初めて気付く環。最初は女の子とバレればハルヒがホストをする必要もなくなり女の子らしくなると喜ぶが、ホスト部への参加もできなくなり自分との接点がなくなると気付き一転、ハルヒの性別を隠す作戦を画策し出す。
 最初は性別がばれてもどっちでもいいや、とやる気なさげなハルヒ。本当にヒロインか? ところがホスト部に居続ければ大トロを食べるチャンスがあると聞いて態度一転。ますます本当にヒロインか?
 身体検査自体も普通の学校のそれではなくって、もうバカバカしい規模とサービスなのだけど、その中で更に環がバカ王子の本領発揮でバカな作戦を実行する。ところが他のホスト部のメンバーは冷静で、理事の息子の鏡夜が特権を使ってハルヒの身体検査の件はあっさり解決。環が一人漫才を晒しただけの結果に……が、今度は構内で変質者騒ぎ。別室で特別に身体検査を受けていたハルヒのところにその変質者が紛れ込んで……つか、このオヤジありえね〜w 話が本当なら人がいいにも程がありまくりというか……でも変質者と間違われたおっさんの話を聞いて警察に突き出すどころか親切にする環。ナルでバカだけでいい奴だねえ。バカ王子はやはり愛すべきバカ王子でした。ところでとりあえず医者で「ヤブ」って名字は周囲誰も忠告しなかったのかな?

  涼宮ハルヒの憂鬱 #4「涼宮ハルヒの退屈」。いきなり話が飛んで、長門がメガネをかけてなかったり見慣れない顔(古泉一樹)が当たり前のように部室にいたりと、原作見てない人には「?」だろうなあ。そんなこんなをひとまず置いて、話は当たり前のように進行。みくるも「この時代の友達です」とか「禁則事項」とか、微妙におかしな発言をしてるけどそれも無視。そっか、このエピソード、鶴谷さんの本格初登場エピソードでもあったんだ。この前あった大変な事態ってのがなんなのかとか、ハルヒの機嫌を損ねると世界が滅びるってなんのことかとか、謎を無責任に振りまきつつ相変わらず酔狂にハイクォリティで非常識な草野球を繰り広げる。
 多分、「退屈」のエピソードをさしはさみつつ、「憂鬱」の最後をシリーズ最後に持ってくるつもりなんだろうな。でもそれやるとヒロインが長門っぽくなるような。「消失」をやらないんなら大丈夫か。今はわけわからなくても最後まで見てれば全部わかるだろうけど、新規視聴者は最後までついてくるんだろうか……?


2006年04月28日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] そろそろ頭を冷やさにゃならんところなんですが

  韓総理「日本が歴史美化すれば韓日関係むずかしい」中央日報 )。まあ、基本的に韓国の新聞であり韓国の立場でものを語るのは当たり前(だから日本の新聞は日本の立場でものを語ればいい)。で、国同士の主張の食い違いはどうするかだけども、その方法も経緯は様々。主張が理にかなってる方が勝つこともあるしそうでないこともある。相手に圧力をかける方法も様々。つまり、何が言いたいかと言えば、この手の主張は定番の行動だから、真に受けすぎるものでもあまりかっかするようなものでもない、ということ。
 状況的に日本側に有利なカードがかなり揃ってるように見えるから、頭に血を上らせて向こうのペースにはまる必要もない。

  佐藤優の地球を斬る 対韓外交の勝利business-i )。まあ、経過を見てると評価としてはこんなものかなぁ、という印象。ただし、現在は相手を土俵に引きずり出す途中経過に過ぎないので「勝利」は言いすぎかも。ポイントゲットくらいか? 今後の方針がよくわからないので確定的に評価はできない。
 実際は韓国側も「6月に海底地名の提出はしない」と言質を取られたわけではないことは昨日書いた通りなので(だからこの部分ってのは大して意味があるわけではない)、韓国側が冷静になってその辺を突くとちょっと日本側も痛い気もするが、いずれ韓国が地名提出をすることはわかり切ってることだし全体ではそんなでもないのかな? 韓国の手で一番ありえそうに思えるのは、交渉を引き延ばしながら日本の測量を牽制し、その一方で地名提出を行う、というものか。その対策ってのは、日本側も立ててるとは思うが、どうなるのかは不明。
  韓国側も国際法廷で争うための歴史研究中朝鮮日報 )ってニュースもあって(今さらかよ……)、国際法廷への提訴に応じる可能性もあるが、さて、どうなるか。基本的に現在の進行はスローペースか。

  盧武鉉政権の「アマチュア外交」のツケ?朝鮮日報 )。韓国政府に対し距離を置いた記事の多い朝鮮日報とは言え、韓国国内にもきちんとこういう考察があるのだなぁ。

  朝日新聞から“巨乳”消えたzakzak )。朝日の中の人はつるぺたがお好みのようです。

[アニメ] RAY#4とうたわれ#4とガーゴイル#3

  RAY THE ANIMATION #4「赤いリボン」。相変わらず無茶な奇病で無茶な話を推し進める。つっこみどころ満載なんだが、妙なケレン味があるんだよなぁ……今回の奇病は人体に寄生し凶暴化させる「芽」。肉芽を取るとニクメない奴になるんじゃよ。第一話から久々の院長の竜巻パンチ登場。っつーか公式紹介での「 超人的格闘能力で悪を蹴散らしていく」って、ええんか、それで。

  うたわれるもの #4「戻れぬ道」。村長でありハクオロの命の恩人であるトゥスクルが横暴な領主によって殺され、その復讐に村人一同と立ち上がる。領主を殺してしまったことでハクオロが朝廷の討伐軍との対決を決意するまで。原作ゲームではここまでが序章らしい。
 感想としては、う〜ん、という感じ。特につまらないってわけではないのだけど、訴えかけてくるものもない。ここで切ってもいいかなぁとも思うのだが、次回からが本格的に本編になるっぽいので、もう少し見るべきか……

  吉永さん家のガーゴイル #3「盗まれた少女」。巷を騒がす怪盗(いまどき!)百色。最強の門番・ガーゴイルの噂を聞きつけ、挑戦しに吉永家を訪れるのだが、肝心の盗むものがない。ガーゴイルは当然怪盗の百色に良い顔をしないが、百色の大ファンであるママに免じて、再戦の約束だけをして百色を見逃す。しかし、その百色は次に盗みに入った研究所で不思議な少女と出会う。梨々というその少女は実の親である所長によって人体実験の材料にされており、それによって人の心を読むことができるようになっていた。百色は研究室しか知らないその少女を、請われるままに外の世界に連れ出してしまう。
 OPの三人娘最後の一人梨々と、怪盗百色登場。怪盗紳士な百色は虐げられているらしい梨々を見過ごせず、研究所から連れ出してしまう。ところが街中で再会したガーゴイルと些細な口論ではた迷惑な大バトル。五色町の町内会の人々の協力も得て百色は取り押さえられるが、手品で町の人々と和解。いつの間にか梨々と和己が打ち解けていたこともあり、百色は梨々を吉永家に預け、梨々の父親に、彼女に何をしたのか問い詰めに行く. だが、実は梨々の父・ハミルトンの狙いはガーゴイルの中にある賢者の石。五色町の愉快な面々も巻き込んだ中盤とは一転、終盤はガーゴイルと吉永家を巻き込んだシリアスな展開になっていく。
 しかし「乳ぱんつ」って呼称は初めて聞いた……

[アニメ] ゼーガペイン#4とその他ちょっとだけ

  ゼーガペイン #4「上海サーバー」。前回、目の前にあったロッカーを触れなかったことからセレブラムの戦いがよく出来たバーチャルリアリティのゲームのようなものだと理解したキョウ。もっと詳しい話を聞こうとオケアノスを訪れるが、シマとミナトは「必要なことはシミュレーターに全部入ってる」としか教えてくれない。仕方なくシミュレーターであるゲームをするキョウ。そんな時、シズノが現れキョウをオケアノスに連れて行く。ルーシェン・メイウー・メイイェンらが今は稼動してない上海サーバーのデータを回収に行ったところ、上海サーバー付近にデフテラ領域が拡大していることを発見したのだ。いつもと同じように、ゲーム感覚で出撃するキョウだったが……
 今回ので、大体話は見えてきたかな? キョウはいつもの学校生活が現実で戦いはよくできたゲームくらいにしか考えておらず、デフテラ領域破壊が間に合わずサーバーのサルベージに失敗したメイウーたちに気楽に慰めの言葉をかける。が、それがルーシェンらの怒りに火をつけてしまう。そしてシズノから受けた説明は、セレブラムが戦ってる荒廃した世界こそが現実だということ。理屈や原理はわからないが人間は侵略を受け荒廃した現実から退避し、データ化してサーバーの中に暮らす存在となっている。そこでは侵略前と同じ平和な日常が営まれているが、現実でのそれ以上の侵略を食い止めるためにごく一部の人間が現実でゼーガペインを操ることが許される。それがセレブラム。おそらく、ルーシェンやメイウー・メイイェン姉妹は上海サーバーの生き残りで、侵略を受け稼動を停止した上海サーバーから、将来家族や友人たちがサルベージされることを期待して作戦に臨んだのだろう。
 キョウは知らなかったとはいえ、最も残酷で無神経なことを言ってしまったわけだ。
 のみならず、キョウの暮らす舞浜もそこの人々も、サーバーの中の存在ということ。キョウが失敗すれば舞浜サーバーも上海の二の舞になるということ……すぐ手の届くところでゲームをするキョウを初々しくも意識しまくってたリョーコも、キョウに妙につっかかってたヤンキー三人組も、みんな消えてしまう。そのことを理解したときキョウはどうするのか。

 今夜は朝生で女子高生#2がお休み……番組編成もうちょっと考えてよ、メ〜テレさん。BLACK LAGOONが金曜深夜に回されるのもゴメンですが。
 実は女子高生のED、何度も繰り返し再生してたり。キャラクターたちが踊ってるEDということではハルヒと同じで、見て「すげえ動き!」と思う度合いでは明らかにハルヒに軍配が上がるのだが、女子高生のEDの方が妙に心に残る。ってのも、イメージショットの各キャラのポーズとダンスとその動きが無茶苦茶キャラクターに合いまくってるから。ED絵コンテ、原画の梅津泰臣氏、よほど原作を読み込んだのかな?

 ところで今月号のOURsのコラムにあったが、今期の異様なアニメ番組数の増加を支えているのは、下請けから新たに製作会社になった会社らしい……それだけレベルが上がったということが嬉しくもあるけど、一度製作をして金銭的な高待遇を経験した会社が再度下請けに戻れるか、という話が確かに悩ましいところ。いくら粒が揃ってると言っても現在の番組数はアニメ視聴者層のキャパを越え始めている。このままで行けるとは思えないというのは、確かに……


2006年04月30日() 旧暦 [n年日記]

[その他] やっぱりはんぺんは黒

 今静岡の実家にちょっと帰ってきてるわけですが、市町村合併でいつの間にか掛川市になってたりとアレなのですよ。なにやらバスにも「功名ヶ辻」がらみの観光誘致の広告が張られてたりするんですが、掛川って言ったらやっぱ虎眼先生でしょう。むーざんむーざん。
 まあ、それはそうと久々に正月以外に帰省したんではんぺんが食いたくなったんですよ。え? はんぺんなんかどこでも売ってるだろうって? 私が言ってるのは こっちのはんぺん なのですよ。子供の時には腹が減っては冷蔵庫をあさっておやつ代わりに食ってたものです(で、晩御飯のおかずが消えてるんで怒られる、と)。静岡県の人間にとっては白いはんぺんは邪道。はんぺんと言えば黒なのですよ。
 で、買ってきて食ったのですが……むむむ? 昔食ったのと味が違う。なんちゅーか、味が薄い。おまけに骨っぽさがない……4枚で二百円とかのちょっと高級っぽい奴なのに、と思って原材料を見たら、「鯖、ほっけ」とある。はんぺんにほっけ! なんじゃそりゃ、と思い、もう一つかくあることもあれかしと買っておいた6枚68円特価品のはんぺんを食べてみる。む、これこれ。いわしっぽい味に砕かれた骨がちょっと舌にざらつく食感。カルシウムの塊食ってるって感じですよね。こっちは原材料にちゃんと鰯が入ってる。最近は鰯も高いからねえ。でもやっぱこれでないと。
 通販とかもあることはあるけど、そんなかしこまったものじゃないからなぁ。やっぱ一日も早く全国どこでもこのはんぺんが食えるようにしていただきたいところ。

[アニメ] デジモンセイバーズ#4,#5とシムーン#4

  デジモンセイバーズ #4「新チーム初出動! ドリモゲモンを追え!」#5「デジタルワールド突入! ドリモゲモンの罠」。ヨーロッパ帰りのトーマとチームを組まされることになったマサル。しかし頭脳明晰で冷静沈着なトーマと感情的で行動優先なマサルはことあるごとに対立する。銀行強盗に利用されていたドリモゲモンを追う二人は、別々の経路からドリモゲモンを追い詰めるが、お互い邪魔をし合ってドリモゲモンをデジタルワールドに逃がしてしまう。リアルワールドで影響を受けたドリモゲモンがデジタルワールドに悪影響を及ぼす可能性も示唆されるが、人間がそのままデジタルワールドに行くことは危険。しかし責任を感じたトーマはデジタマを送還する装置でデジタルワールドにドリモゲモンを倒しに行ってしまう。同じ事を考えていてトーマに先を越されたマサルもそれを知って後を追う。
 まあ、正反対な二人がまず反発し、それからお互いを認め合うって定番なのだけど、実際はこの二人って流儀は違えどどっか似たもの同士なのだろうなぁと思う。トーマも自分のやり方に拘らないし、マサルはマサルでわりと後を引きずらない性格だし。最後の合体技もお約束ながらベネ(良し)。
 個性の違う二人がぶつかったりするのをヨシノがなだめすかしたり顎でコキつかったりする、ってのがチームの定番になるのかな? 今回は一方的に気苦労かけさせられた気がするけど。(結局トーマもどっか無謀だし)
 しかし登場人物の年齢層が高めだとデジタルワールドで冒険って、やはりあまり合わないなぁ。多分これまでのパターンだとどっかでデジタルワールドが舞台になる展開が入ると思うのだけど……

  シムーン #4「近い戦争」。相変わらず待機状態のコール・テンペスト。アーエルは待ちきれずモリナスと共に勝手にシムーンを持ち出し練習をするが、シムーンを敬わないアーエルの態度に上層部は彼女を問題視する。コールのふがいなさに苛立ちを感じていたリモネと共に再び夜中にこっそりシムーンで飛び出すアーエルだが、地上に墜落したシムーンらしい物体を発見する。着陸して調べようとするが、それは潜伏したショウ国の兵士の罠だった。
 シヴュラに志願したのはまだ男になりたいか女になりたいか決めておらず、シヴュラでいる限りは青の泉に行かなくてすむから、と語るアーエル。モラトリアムというよりは、自分の納得できる理由で自分の意思で決めたい、ということだろう。だけどモラトリアムには違いないわけで、そんな理由で神聖なシムーンを操るのは一般的には不純なのだろう。もっともコール・テンペストの補充人員は今のところ三人とも普通の意味で一般的なシヴュラではないようだが……
 そんなアーエルが初めて本当の意味で戦争に触れる。自国の為にシムーンを持ち帰ろうとするショウ国の兵士の切実なまでの願いと、しかし言葉も通じず、事情のまったく異なるアーエルたちとの温度差。最後、動くはずもないシムーンの操縦席の中で事果てたショウ国兵士の手を操縦桿から離すために切り落とすシーンは、ちとぞっとした。目的の為に迷いのないアーエルの少女らしい残酷さとひたむきさ。そして、まあ戦争ってのはある意味こういう場面はザラ(お互いの事情を感知し得ない。自分が生存するために他者に冷淡になる)なのでもあろうけど。