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2014年05月25日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 烈車戦隊トッキュウジャー#14と仮面ライダー鎧武#31

  烈車戦隊トッキュウジャー #14「迷刑事、名探偵」。次の停車駅「ぴかりが丘」では半日程度の停車ということで、みんなでランチに行こうと盛り上がるライトたち。ヒカリだけは読みかけの推理小説を最後まで読みたいと車内に残る。
 ところがライトたちが一歩外に出た途端、通りかかった刑事に問答無用で逮捕されてしまう。このところぴかりが丘では窃盗事件が連続しているそうなのだが、刑事は事件に関係ないかもしれないがとにかく連行すると、話にならない。おまけにライトは取調室のカツ丼に釣られて勝手に自白してしまうし、このままではヒーローが前科一犯になってしまう、と車掌たちが大慌て。そんな時、小説を読み終わったヒカリがさっそうと登場、自分が事件を解決する、と宣言するのだが……

 悪ノリ刑事物パロ満載の回。捜査を続ける中、偶然ソウジキシャドーが家電を盗んでいるのに出くわすヒカリは事件の真相に気づくのだけど、全然推理しとらん……取手という刑事はめちゃくちゃだし、しかも演じてるのが小西博之だし。
 無意味な太陽にほえろ的なイメージ映像に、関根勤も某有名ボスのモノマネでノリノリ。石原裕次郎って、今どきの子どもわかんないよね……?
 真犯人はシャドーだと訴えても信じてもらえず(これは小西博之悪くないような……)、次の犯行が起こったドサクサに紛れて出所(無罪だとわかって釈放?)、ヒカリの推理で「キラキラするものばっかり狙われてるから、次の狙いは寿司の光り物」というアホな推理が当たり、シャドー怪人を撃破。一緒に盗まれてたサポート烈車・ポリスレッシャーも見付け、トッキュウオーポリスでロボ戦も勝利。左腕の手錠って何に使うのかと思ったら、普通にマニピュレーターだったのね。
 なんだかよくわからない回だったけど、クールなヒカリもアホの子だった、ってことで。

  仮面ライダー鎧武 #31「禁断の果実のゆくえ」。ヘルヘイムの森でデュムシェと戦っていた鎧武、バロン、シグルド、斬月・真だが、形勢不利と見たデュムシュは偶然出来たクラックから人間の世界へ。鎧武とバロンは彼を追うが、すぐにクラックは閉じてしまう。沢芽市に現れたデュムシェは人間たちの街を見て、弱い人間が自分たちが失った文明の叡智を享受していることを不快を感じ、無差別な破壊を繰り返す。この事態を止めようとする鎧武たちだが、オーバーロードたるデュムシェに苦戦する。紘汰はデュムシェの意図を問いただすが、デュムシェはただ強者として弱者を虐げることを楽しんでいるだけだった。そのことに怒った紘汰はついにオーバーロードとの対決を決意する。
 一方、森に残った斬月・真とシグルドは、もう一体のオーバーロード・レデュエと遭遇。戦闘に入るが、レデュエはすぐに降参を宣言。さらにシドたちが求める「知恵の実」の在り処へ案内すると申し出る。その言葉に、シドは喜ぶが、光実は顔を曇らせる。
 その彼らが向かう先、ロシュオから知恵の実の力を知らされた貴虎だったが、ロシュオはそれを人類が手に入れることは出来ないという。そこに現れたDJサガラは、ロシュオが人類の得るべき知恵の実を横取りしたのだと指摘。人類の命運と引き換えに、自分の願いを叶えようとしてると言う。だが同時に、それはルール違反だと指摘。人類に可能性も残さないのは、人類に残された僅かな希望も奪うことになると。
 それに応えるかのように、ロシュオは知恵の実から新たなロックシードを取り出し……

 前回の特別編で中断していた前々回からの続き。デュムシェが人間の世界に逃げたことで、鎧武、バロンとシグルド・斬月・真はあっちの世界とこっちの世界に分断される。とりあえず紘汰たちは暴れまくるデュムシェをなんとかしようとするのだけど、彼らの説得の希望を捨ててなかった紘汰は、カチドキアームズを使わずピンチに。しかし、デュムシェの真意を知り、ついにカチドキアームズでデュムシェを圧倒するのだが、そこに現れ邪魔をしたのはマリカ。もはや隠蔽しきれない混乱を街が襲う中、戦極凄馬は事態の鎮圧よりオーバーロードの捕獲を優先させたのだった。マリカと黒影部隊により深手を負い、かろうじてバロンにより助けられた紘汰。しかし、デュムシェの「強き者」の考え方を聞かされ、戎斗に「お前もそうなのか!」と虫の息の中詰め寄る。戎斗はただ、「強き者に蹂躙されないために、強くならなければならない」とだけ言う。
 人類を救う鍵の知恵の実を保有するロシュオと貴虎の間に割って入ったのはサガラ。あっちこっちの陣営に少しずつ肩入れして戦いを激化させてるようにも見えるのだけど、新たに生み出された極ロックシードを手に、そこから再び姿を消す。サガラはこのゲームの見届け役兼調整役なのか? だとしたらサガラ自身が「誰かを助けるために誰かを見捨てなきゃいけない」ルールに加担する者、ということになるけど……あと、来月新しい鎧武のアームズが出てくるけど、カチドキが最強形態じゃなかったのか。フルーツ盛り合わせで鍵、ってのは、うーん、どうなんだろう? デザインは 信長の鎧 が元っぽいけど。
 それと、レデュエと遭遇したことで、ロシュオの元に案内されたシドだけど、もちろんそれは罠。レデュエもまた知恵の実を狙っており、それを奪うために人間を利用する腹積もりだった。そして、そのことを見破った光実に興味を抱く……って、シドが単純すぎだと思うけど。結局、シドはロシュオの圧倒的力の前に敗北、ロシュオの警告を無視してなおも立ち向かった結果、無残に岩山に挟まれ、絶命することに……シドの野望の源がなんなのか、わからないままだったなぁ。
 そして、耀子も凄馬の命令通りデュムシェの捕獲を遂行するのだけど、多大な犠牲が出、もはや作戦の続行は不可能なのになおも捕獲を命じる彼に、ついていけないものを感じたよう。善人とは思わないけど、凄馬からの離反フラグかな?


2011年05月25日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] いろは#8

  花咲くいろは #8「走り出す」。緒花は旅行誌で来月地元が特集されると知り、喜翠荘が取り上げられれば繁盛するだろうか、と夢想する。そんな緒花の願望とうらはらに週末だというのに相変わらず閑古鳥な喜翠荘。ところが突然の客が殺到し、菜子が休みで、徹も友人の結婚式で不在な事からてんてこまい。その上女将が持病で倒れ病院に運ばれ、パニックに陥ってしまう。
 なんとか事態を打開しようとした縁がよりによって崇子を呼ぶのだが、崇子の提案は、「十分な接客が出来ないなら、お客に優先順位をつける」というもの。崇子の狙いは旅行誌の覆面ライターとおぼしき客をピックアップし、そこを重点的にサービスするというものだった。
 納得がいかない緒花だが、良いアイデアもなく渋々従うことに。だが、病院で女将が言っていた「帳面」のことを思い出し、女将の部屋でそれを見つけると、そこには今まで来たお客のことがすべて、事細かに記してあった。

 嬉しいはずのお客さんだけど、その体制が整っていなかっただけに逆にピンチに。そしてそこに呼ばれたのがよりによって川尻崇子。「こんなときこそブレインストーミングよ!」って、ブレインストーミングは時間がある時にするものだっちゅーねん……つか、全然ブレインストーミングじゃないし。典型的「日経BPあたりを斜め読みして理解せず『ブレインストーミング』とか『イノベーション』とか使ってみたがる新人社会人」なんですが。そして「接客に差をつけろ」という、女将の方針とは真逆の指示に、皆納得がいかないながらも混乱故に藁にもすがる思いから流されてしまう。
 でもやっぱり納得がいかない緒花は、女将がお客を観察してその要望や傾向を事細かに記した帳面を見つけ、これでいいわけがない、と逆襲。仲居の応援は休んでいた菜子を緊急呼び出し、緊張で包丁の進まぬ蓮二さんの応援に、街の結婚式に行ってる徹を呼びに行ったのだけど、実は緒花に会うために来ていた考一とすれ違い。つか、徹は微妙に緒花の態度を勘違いしたままだし、妙な事態を促進しないかい?

 ちなみに取材拒否の居酒屋さんによると、「テレビの影響は一週間、雑誌は一ヶ月がいいところ」だそうで。狭い店で常連が多いところだと常連に迷惑がかかるんで取材拒否したりもするんだそうな。


2009年05月25日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 狙ったようなタイミング

  日本の宇宙開発―技術は軍より民で磨け朝日 )。またバカなこと書いてるなぁ、と朝読みながら思ったけど、そのタイミングで北朝鮮、再度の地下核実験ですか……なんか妙なものに祟られてるとしか思えないタイミングですな。まあ、何時ものごとく何も言ってないかのようにスルーするのは目に見えてるので、普通に呆れておきます。
 なんとかならんかという人々は こっち47news )にも。
 「 元外交官の山口壮衆院議員は「外務省は事前に察知できていなかったのか。なぜ止められなかったのか」と批判。」。まさしく「お前が言うな」。
 「 「6者協議が機能していない。完全に麻生外交は破綻している」と強調した。」。6者協議が機能してないのは昨日今日のことではないのだけど、「外交政策」というものが根本的に存在しない民主党が言えることではないですわな。代替案を出さない批判ばかりで、「政権交代」を主張されてもねえ。なんでこう足を引っ張るしかできないんだろう。ああ、そうか、友愛でなんとかするということですか? まさかそんなことは言いますまいが。

  仮面ライダー:1号が「ライダーは永遠なり」とエール ブラック倉田てつをも登場 劇場版発表毎日 )。前々から噂としては流れてたみたいですが、仮面ライダーBlackで主演していた倉田てつをが出演とか。まさかあの超絶主題歌がまた流れる!? ガクガクブルブル……
 バリバリ現役とは言え、流石に村上弘明とかは出演は難しいか。でも、これ以外にもまだ何かサプライズはあるような噂も。
 ある意味これより驚いたのが 侍戦隊シンケンジャー:格さんVS格さん? 2、3、5代目が共演 「銀幕版」製作発表毎日 )。狙ってのキャスティングなのかな? まあ、流石に初代は無理ですか。


2008年05月25日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#15とキバ#18

  ゴーオンジャー #15「炎神ストール」。マシンワールドからヒューマンワールドに新たな侵入者が訪れる。新しい炎神かと喜ぶ走輔たちだが、スピードルたちによるとそれは炎神ではなくガイアークの第一副大臣「ヒラキメデス」らしい。どうせスピードルたちにマシンワールドを追い出されたヤツなんて楽勝、と楽観する走輔たちだが、スピードルたちの様子はおかしい。そしてヒラキメデスの乗る特別仕様バンドーマが襲ってくるが、スピードルたちは恐れて出てこない。走輔たちだけで立ち向かうが、ヒラキメデスの圧倒的な強さに手も足も出なかった。

 敵側に新キャラ登場。普通ならこのタイミングで敵に加わる戦力は仲間になったりするのだけど、どうもこいつはそういうのではなさそう。炎神たちがマシンワールドで唯一苦戦した相手で、三大臣を追い出せたのも突然姿を消してしまったからに過ぎない。けど、外地大臣の副大臣ってことは、あと二人副大臣がいるってことか?
 けど、自身が強いだけでなくウガッツまでネジを巻いてパワーアップさせてしまうヒラキメデスにタジタジ。メカ戦を仕掛けようにも、通常の三倍早いヒラキメデスの緑のバンドーマはスピードルのジャンプでも届かない。って、「ジャンプだったのかよ!」と走輔と同じツッコミをしてしまいましたが。「赤じゃなくて緑なのに三倍なの?」って早輝の発言もどうかと。
 結局発破をかけられた炎神たちの合体技で撃墜するのだけど、その後のヒラキメデスの弱体ぶりが……突如現われた炎神ジェットラスとトリプターのダシにされてしまうし。でもスピードルたちは空を飛ぶ炎神なんて知らないという。「7」「8」と番号振ってあるのだから仲間になるに決まってはいるのだけどね。w


  キバ #18「カルテット・心の声を聴け」。イクサの新システム・フェイクフエッスルによってガルルセイバーが奪われ、叩きのめされたことで戦うことがイヤになった渡。自分が行けばイクサが襲ってくるし、行かなくてもイクサがファンガイアを倒す、と戦いを拒否し出す。女性アスリートばかりを襲うシースターファンガイアがマミを襲い、ブラッディローズが鳴り響くが渡はそれを拒否する。のみならず、「こんなものがあるから戦えって声がするんだ!」と、武れっでぃローズを壊そうとまでする。
 22年前、イクサを賭けて次狼とビリヤードで勝負する音也だが、口先ばかりでルールも知らない音也は手も足も出ない。が、偶然のワンショットで勝利してしまう。音也が調子に乗ってるところに、ゆりが乗り込んでまともにマミのレッスンをしてないことをなじる。音也の行ってることがデタラメだと知ったマミは怒って出て行ってしまうが、ゆりとのデートがかかってる音也はマミに追いつき、そのスランプの本当の理由を教える。

 渡が戦いを拒否し出す下りはちとなんですが、音也がマミに伝えた言葉が、再びマミから渡に伝えられる、という流れは綺麗だったかと。オーディションには受かったものの、音也の演奏を聴いて「回りから言われてバイオリンをやってるだけの自分にはここまでの演奏は出来ない」とマミはバイオリンを続けることを諦める。そのマミに音也が「これからは心の声を聴いて、本当に自分がやりたいことだけをやれ」と。すごい厳しいことを実は言ってるんだけど、音楽のためなら実は女を口説くことすら二の次という音也には言う権利があるのだろうな。
 渡も本当にやりたいのはバイオリン作りのはずなのにブラッディローズの音色に急かされてファンガイア退治をし、さらにイクサに痛い目に遇わされることに嫌気がさしていたが、心の中の声がブラッディローズのものではなく自分の心の声だと気付く。ってなんでやねんw まあ一応突っ込んでおきました。
 一応渡にしても、ファンガイアに無惨に犠牲にされた人たちを見てるから、まるっきりどうでもいいと思ってるわけはないので、その辺の描写をこれから厚くして貰いたいところ。
 渡が上がればこっちが下がる、というわけで、名護さんは今回も転落しっぱなし。ボタンに執着して逮捕された凶悪犯を逃す真似までしてるし。
 そして戦闘シーンではドガバキフォーム登場。いや、「全部アリ」だと以後それでやればいいじゃん、ってことになってしまうってのは、電王でも課題になってた(そしてそれを克服するためのクライマックスフォームとライナーフォーム」だった)はずなんですが……う〜ん。

[アニメ] コードギアスR2#8

  コードギアスR2 #8「百万 の キセキ」。毎回楽しませていただいてますが、今回も笑わせていただきましたw いや、それは多分悪い意味ではない……よなぁ。少なくとも制作者の偏向とかそういうところにツッコミ入れる楽しみ方ではないし。
 ナナリーが再び立ち上げた「特区ニッポン」計画に乗り、黒の騎士団に協力させる代わりに自分を国外退去という名目で海外逃亡させろと密約を交わす。けど、目的が「ナナリーが普通に安全に暮らせる場所を作る」から「皆がまた集える場所を、偽りではなく作る」に変更してるので、それがホントの目的なわけがない。てか、これで終わっちゃ面白くないw(そっちか)
 記念式典で一般人の減刑・恩赦とゼロの国外退去が発表された後、黒の騎士団によるスモークが……って、百万人ゼロ大行進!? そいでもって「全員ゼロなのだから、指示通り国外退去する」と……滅茶苦茶すぐるw その前に「ゼロであることは中の人間ではなくその行動をもって規定される」と会話してるので、一応伏線張ってるんですけどね。
 無論そんな詭弁がただ看過されるわけもないけど、流氷を特殊加工した巨大船で百万人が国外退去に……流氷を利用しての船というのも実際計画されたアホな事実はあるけども(無論実現不可能で計画段階で却下)、こういうときに便利なラクシャータ博士w どんな技術的科学的に無茶なことでも「こんなこともあろうかと!」の一言で説明を済ませてしまうのだものなぁ。
 百万人をどうやって集めたとか、流石に巨大流氷を利用した船でも百万人は無理だろうとか、ゼロの衣装をいつどうやってそれだけ用意したとか、日本を出た後どうやって養うのかとか(まあその辺は次回以降中華連邦との会話で「さらっと」流してくれるのは予測済み)バカバカしくて仕方ないけども、百万人ゼロの映像的バカバカしさのインパクトがそれを遥かに上回ってたのがこの番組らしい。学園の「ゼロは自分を象徴から希望に変えた」というシリアス会話(多分)ですらギャグにしてしまうというこのインパクト。これは考えなかったわw
 それ以外ではルルーシュがヴィレッタを式典に呼んだのは国外脱出前に扇に会わせてやろうという心づくしだったのだろうけど、そういうところがムダなうっかりの原因でもあるんですけどね。
 いやはや、この番組実にバカバカしくて素晴らしく面白いですわ。

[その他] 結構意見に迷う

  「ごくせんは不良を讃えるな」 和田秀樹さんがコラムで異論J-CAST )。具体的番組名を出してるあたりとか、「創作なんだし、そこまで言わんでも」とか「ダメだと周囲に思われてる人間が活躍したりいいところを見せたりするから面白いんだろ」という意見もわかるのだけども、和田氏の意見もちょっと頷けるところがある。
 「不良が活躍するから面白い」ってのは事実にしても、だから「不良が活躍しなくてはいけない」ではない。親近感を抱ける、世間からは平均以下とみなされるキャラ作りをすれば、それに当てはまる可能性は高い。つか、今時マンガみたいな不良も多くないでしょ。視聴者側はほとんどが実物を知ってるわけではなくマンガとかでのインプリンティングだろう。つまるところ、それ以外のものを提示出来ず「お約束だから安心」と同じパターンで固めてる制作者側の怠慢に過ぎない。無論それがいけないのではなく、「それだけ」というのはいかにも既存のパターンの上に胡座だし、また同時に放映側にその影響を考え、行動する「見せる側の責任感」が欠如してることを指摘してもいるのだろう。「絶望先生」の「見た目で誤解されてしまう可愛そうな子」と、実際は見たままなのに逆方向に誤解される「三珠真夜」はそういった下地があるからこそ成立する。
 結局、「ごくせん」の番組批判と捉えてしまうと「なんだなぁ」と思う意見だが、同じパターンばかりしか送り出せない制作者(すべて制作者の責任にするのは酷だとしても)、あるいは「番組を見せると言うことは視聴者を教育してると言うことだ」という事実を無視し続けたテレビ局への批判と考えると、頷ける意見ではある。
 別に倫理の授業みたいな番組を流せってことではなく、もうちょっと視聴者を単なる条件反射機械とみなさない、まっとうな番組を作ってくれ、ということなんですが。


2006年05月25日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 最近の年寄りは大丈夫か?

  メードカフェの流行「いい若い者が大丈夫か」と胸ぐらを揺さぶってやりたい毎日 )。それは逆で「いい若い者」だからそういう痛い場所への出入りも許容されるんでしょ? いいおっさんが通ってたら痛々しくてしょうがない。っつーか、イメクラ・キャバクラとの違いはいかほどのものか、という話。
 この記事見てると、理解できないものを「理解できない。キモイ」と言ってるようにしか見えない。いや、キモイはキモイでいいんだけどさ。「どうしてキモイのか」が抜きで「生理的にキモイ。説教をしてやりたい」だけじゃあねえ……全国紙の記者さんとは思えない。女子高生感覚でそのまま大人になった女性の記事と読める。


  すい星墜落で大西洋に大津波発生と警告=仏研究家ジュリアン氏Yahoo!hl )。「 米連邦緊急事態管理局(FEMA)も5月23―25日にかけて津波警報演習を行う予定があることや、ノストラダムスやマザー・シップトンなどの預言者、聖書の記述などもすべてこの時期を示唆しているとしている」だそうで。あたまいたい。


  中国狙い撃ち再考を 分担率見直しで国連総長共同 )。アナン事務総長は「日本狙い撃ち再考を」と中国には言ってみえられたのでしょうか? いろいろと気になりますね。お金の動きとか。親族会社の取引先とか。


  「ローマの休日」著作権 50年?70年? 激安DVD差し止め申請産経 )。欲の皮つっぱらかせた業界が変なことするから……まあ、儲けようってハラなのは権利主張側も廉価版販売側も同じなのだろうが、結局製作に携わった人に還元されてるかは、ねえ?

[アニメ] ウィッチブレイド#8といぬかみ#8

  ウィッチブレイド #8「互」。斗沢に変身後の写真を突きつけられ、一連の事件の真相を迫られる雅音。だが雅音はのらりくらりと斗沢の追求をかわす。同時期、都内にははぐれエクスコンによるネオジーン襲撃事件がまたも起きていたが、そのエクスコンは今までと様子が違い、たまたま接触した雅音もこれまでにないウィッチブレイドの反応に戸惑う。
 雅音のスットボケ方が実に大人げねえ! 一児の母とは思えねえ! マリ子さんのところでしんみりした表情で飲み始めたと思ったら、チョーさんの乱入で飲み会→酒乱大発揮に……過剰に大きいバストを揺らしまくりだし。でも雅音は雅音で梨穂子と梨穂子との生活を守ろうと必死ってことか。スクープのためにロクデナシっぽい言動を繰り返す斗沢も、六年前の震災で家族も恋人も何もかも全部失い、マリ子の店に飾ってある写真を最後にかつての志を見失ってしまっていた。そして捨て鉢にパパラッチとしての生活を送っている。でもかつての情熱の残り火はどこかで燻っている。震災で何かを無くした者同士、という意味では斗沢も同じなのだろう。斗沢の依頼で仕事を手伝っていたところをエクスコンに襲われた雅音は、とぼけきれないと見て斗沢にすべてを明かすことと引き換えに、発表に猶予をくれと持ちかける。ある程度は斗沢のことを信用したってことかな?
 一方、NSWFの玲奈が独自に梨穂子に接触。ウィッチブレイドそれ自体には関係ないはずなのにってのと、会った後に拍子抜けしたように「こんなものなの?」とつぶやいた台詞から見て、やっぱ玲奈・梨穂子実の母娘説ってのが具体的になってきたのかねえ。鷹山の前から震災のしばらく前に姿をくらませていたことといい、回想シーンの玲奈が抱えていた包みが赤ん坊くらいの大きさに見えたことといい。
 なんとなく次回以降に引きそうなのは雅音を襲った今回のエクスコン。これまでのエクスコンと違い襲おうとする衝動に抗ってるように見えたり、ウィッチブレイドがあまり強く反応しなかったり。「エクスコン」ってのが単なる「兵器」ではないってことなのかもしれない。

  いぬかみっ! #8「こすってしっぽっ!」。今回のゲストキャラは……メガネ? どっからどう見てもうる星やつらのメガネなんですが。声も千葉繁だし。タイトルの「こすって」ってのは「コス(プレ)」にかけてたんですな。体重を気にしたようこは(何故か)しっぽのダイエットを決行。しかし街で尻尾丸出しで跳ね回るようこをみかけたメガネが、その(ふくよかな)尻尾に魅せられて、次の同人誌の(タヌキ娘の)参考にしようと啓太に頼み込む。ところが、人の強い願望に反応して他人の衣装を変化させてしまう鶏型の魔道具が乱入してきたことで話はややこしくなる。
 まあ、当たり前なんだけどメガネは微妙にうる星のメガネとはポジションというか、キャラが違いますな。あの欲望を妙に理論武装した似非インテリじゃなく、ただの薀蓄オタクになってるのがちょっと不満なところ。話自体は変なテンション+変態ノリで面白かったですが。北斗神拳ネタは、千葉氏が北斗の拳でナレーション&雑魚キャラの声をあてられてたことからかな? しかし、公式サイトの「特別ゲスト」欄には名前は載っておらず……載せたっていいのに。
 今回の騒ぎの大元である魔道具を作った「赤道斎(字は違うかも)」ってのが、もろもろの黒幕ってことになるのかな?


2005年05月25日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] あぶないプロジェクト

  松浦晋也のL/D さんの5/23付けのエントリ NHK「プロX」で、またも取材相手が抗議する事態が発生する で、やっぱりそう考える人って他にもいるんだ、と思った。自分も プロジェクトX「事実と違う」 大阪の高校が申し入れ朝日 )の記事を見て「あ、やっぱりこういう事態が起きたか」という感想を抱いたし、子供に見せたい番組でPTAが「プロジェクトX」を筆頭に挙げた時も「そりゃいかんでしょ」とも思った。
 もうちょっと正確に言えば前者は事実の捏造・歪曲による、結果的にしても実在の学校への中傷で、後者は子供の教育の問題であり、発生原因は同じにしてもちょっと問題意識の置き場所は違う。個人的には後者の方を危惧している。
 「後者の方の問題」と言っても「プロジェクトX? いい番組じゃない。なに言ってるの?」と思う人の方が多いかもしれないので、どうして親がプロジェクトXを子供に見せたがることを問題視するかの理由を簡単に説明する。これは二つの要因が重なることによる。つまり「プロジェクトXはいい話すぎ」であり「その内容に嘘が多大に含まれている」ということだ。もうちょっと幾つか補助的に説明を付け加えるなら視聴者はその嘘にあまり気づいておらず、嘘はある一定の方向性を持って意図して行われて(演出されて)いる。その演出の方向性が問題だということだ。
 人間というのは、「美しい話」「いい話」というのは無条件で受け入れ、思考停止する傾向がある。特に日本人はそういう傾向が強いんじゃないか、と思うときがある。その話が事実かどうかということを疑わず、受け入れてしまう。ボランティアを装った詐欺だとか政治活動とかはこれを狙ってやっている。冷静に考えればおかしいと思うことは多々あるはずだが、それがためらわれると勝手に考えてしまう。
 いい話に感動するな、斜に構えてろ、ということではない。「お話」と「現実」のけじめはちゃんとつけねばならない、ということ。
 そしてプロジェクトXの「嘘」の問題点。プロジェクトX(だけに限らず日本のドキュメンタリーの少なからぬもの)が、過剰な演出を加えられている。その演出の基本とは何か? ぶっちゃけて言えば「努力」「友情」「勝利」である。ジャンプ漫画かっつーの! 時には「友情」が「愛情」などに変わることもあるが、まあ大体それ。 *1
 それのどこが悪いか? より過剰に演出するために、例えばわかりやすいところでは「勝利」を強調するのにその前段階の「挫折」や「逆境」を大げさに描く、と言った具合。これは今回の事件の問題そのものですな。そして個人的に一番嫌なのは、地道な努力の積み重ねや緻密な調査、冷徹なまでの計算を結果的に軽んじてしまっていること。これは「煽り」の手法が使いにくいものだからだ。本当はそういった部分にこそ様々なノウハウが隠されているはずなのに。
 断っておくが、別に努力や汗と涙を否定しよう、ってわけじゃない。それらも無論大事だとは思うが、それだけでなにかしら事が成ると錯覚させるのはとてもマズイんじゃないか? 子供に根性論・精神論だけ叩き込むような真似をしてほしくない。合理精神を教えて欲しい。だからむしろプロジェクトXこそ子供に見せたくない番組だ。プロジェクトXを見せながら「どこがおかしいか」を考え、調べ、指摘させるという使い方なら、子供に見せたい番組としてもいいかもしれない。
 こういう「美しい精神論」がもてはやされ奨励され、合理的思考がすっぱり切り落とされる傾向って、昔の日本から全然変わってなくって嫌になるなぁ、と時々思う。
*1: どうしてそういう方向に流れるか、の理由はわかっている。所詮週一では緻密な調査や分析を行った番組作りは不可能なので、そういうフォーマットの固まった「お涙頂戴」に流すのだ。だから個人的にはちゃんと作りたいなら数回放映したら数ヶ月休む、という番組体制にした方が良いと前に書いた記憶があるし、今でもそう思う。

[その他] 呉副首相会談ドタキャン帰国その後

  中国の副首相が総理との会談を途中でキャンセルして帰国した件朝日 )で公務のためと言っていたのを一転撤回、「歴史問題に対する日本側の態度のせい」と言ったらしいが、それってなんだかなぁ。それならそう言って帰った方がインパクトは強いし世論は煽れるだろう。どっち側に煽られるかは知らないが。朝日新聞は朝刊一面で大々的に書いてるけど、他はどうなのかなぁ。毎日は国際に関しては案外とまともな反応が多いし。中国国内でなにかあった可能性もあるので、相手が非礼だ云々とはあまり言いませんが。非礼を承知だから借りを作るまいと歴史認識云々と逆に言ってる可能性もあるし。
  朝日では海外メディアの報道の様子を伝えて いるのだけど、どうもその記事の内容を信じるなら、日中関係に不安を表明しているが(当然か)、マスコミによってはさほど深刻と捉えてないようにも見えるし、歴史問題について日本の非を報じているものはほぼ皆無のようなので、実質上ほぼ中国側の外交失策と見て良いような感じ。各国、靖国だの歴史教科書だのの「宗教論争」には概ね興味がない、というこれまでの流れを踏襲している。これって局地的には小泉側の勝ちってことの気が。
 しかし、行動と結果どっちを見ても、あまり中国らしからぬ外交に見えるのだけどなぁ。本当に中国国内で何がおきてるんだろう?
 ちなみに後者の朝日新聞の記事中の最後に出てきた「中国時報」は、なんとなくそうじゃないかと思ったけど、外省人(大陸中国から渡ってきた台湾人)系の大陸よりの新聞なのだそうな。( 参考
 さらに余談。 朝日新聞5/25付社説実際、中国はその後、各地に広がった反日デモを抑え込んだとあるが、これはほぼ認識間違い。「各地に広がった」とあるが、中国国内では実は反日デモはほとんどまったく報道されず、局所的な地域で行われたにすぎない。特に大学生が煽っていた北京は彼らの身柄を拘束することで、むちゃくちゃ簡単に収拾がついたそうな(上海はもうちょっと複雑な構図だったらしいが)。地方の人はむしろ日本の観光客が減ったのを不思議がり、学生の煽ったデモのせいだと知ってむしろ学生に怒ったりしたそうな。大事な観光収入源だものねえ。それにしてもこの朝日の社説、古式然としてるな。(笑)

[マンガ] 今日の散財

  蒼のサンクトゥス(2)/やまむらはじめ
  カオシックルーンEs(1)/山本賢治
  翡翠峡奇譚(1)/広江礼威

 やまむら作品はとりあえずデフォで。
 「カオシックルーンEs」はあからさまな打ち切りだった「カオシックルーン」の続編。今度はタイアップじゃないとかなんとか。あまりそれが内容に影響してたとも思えないけど……しかしこの作者、臓物や脳漿がぶちまけられるシーンは本当に イキイキ としてますな。
 「翡翠峡」は、角川の内紛でお釈迦になった「コミックコンプ」連載のためあえなく打ち切りになった広江氏初連載作の再版。まあ、再版前のは持ってるんでカバーとオマケページ目当てですね。どうでもいいけど「翡翠狭」ってなんやねん、bk1。

 漫画じゃないけど、いつのまにか とらぶる・うぃんどうずOSたんファンブック なんてのが企画されてたんですね。付録のフィギュアに2kがいないのでもうしばらく考える。う〜む。

 今日まで気がつかなかったけども、 月刊少年シリウス なんてのが創刊されていた。どこの出版社だ、と思ったら講談社……ん〜、微妙。独特の雰囲気を持った作家陣を集めたようだが、押しの弱さは否めない。いきなり無名の新人さん(そうでもないのか)ばかりではなぁ……どこらへんの層を狙っているのだろう?

  電撃大王 を見たら、「機動戦士ガンダム0079/近藤和久」で、最後の数ページにフレデリック・ブラウン(作家にあらず)が……そうか、ブラウンのゲルググはこうやって破壊されたのか……十年以上ぶりにようやく「 MS戦記 」のちゃんとしたラストを見せてもらった気がする。


2004年05月25日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 連絡+メモ

 まあ、祭りが終わってアクセスはすっかりおちついたんですが、念のためしばらく知人友人のところにはリンク貼らないでおこうと思います。おのおの文を読んで「あ、自分宛の公開私信だな」と判断してください。(身内向けに日記やってる人が多いから、迷惑がかかるかもしれん)
  友人から教えてもらったネタその1 。これであなたの電脳もハックされる!?
  その2 。東京では覗きに行くことはできないけど、名古屋でもパンフを売るのだったら一部買うくらいはしておこう。
  輸入音楽CDに関するAmazon.co.jpからの重要なお知らせ 。まあ、Amazonとても一企業なので法案が通過し圧力をかけられれば輸入CD販売から撤退せざるをえないだろうが、それでも個人ではなく企業が正式に法案に反対を表明したことは評価できると思う。
 輸入CD規制法案に関しては、 facethemusic さんに日々新しい情報が掲載されています。

 それにしても『た』なかたから励まされると、本当にへこむ(笑)。

[読書] 貧者の晩餐会/イアン・ランキン

 いまどき、大き目の書店に行かないとお目にかかれないハヤカワポケットミステリー。こないだ深+に行ったときに先客に薦められたのは同じ作者の「 甦る男 」だったのだけど、あいにくと店頭にはなく、薦められたときに「イアン・ランキンのならはずれはない」と言われたこともあって、これを購入。ランキンの持ちキャラであるらしい「リーバス警部」シリーズの短編と、その他の、ローリング・ストーンズの曲にちなんだ21本が収録されている。結論。いや、面白かった。あとがきを読むと普段は重厚さが持ち味らしいが、ちょっと皮肉が利いた軽妙さがむしろこの本では目立ち、でもそのひねくれさ加減も後味の悪さは感じさせない。最後の方に行くほどそうだ。最後の四本「吊るされた男」「機会の窓辺」「大蛇の背中」「サンタクロースなんていない」は、意外なストーリー展開と登場人物のキャラクター性や人生性(変な言葉だが)がそれに絡んで、なんとも言えない。文章も洒落ていながら読みやすく、楽に読み進められた。
 これは別の作品も探してみるか。

[その他] 輸入CD規制法案に関連して

 クラシックとオペラ好きなM瀬君には、下手すると死活問題になりかねない話だからもうちょっと気にした方がいいと思うけどなぁ、と、書いてみる。
#国内盤が音質最悪のCCCDになってしまっても、輸入盤が買えない、という事態も起りかねない。
 注文してた海外CDが届いて、パッケージを開いたのだけど、よく考えると輸入版をわざわざ買うなんてのは好き者なのだよな。なぜなら、パッケージがあけにくい。いや、これ、多分輸入版を買ったことがない人にはわからないだろうけど、本当なんである。ケースについてる封印のシールはボロボロくずれてはがしにくく、机の角にこすりつけてはがれやすくするなんて、これ以外では絶対に役に立たないテクニックまで覚えてしまった。
 ケース自体も、最近はそうでもないのだが数年前はプラスチックの質が悪く、CDをホールドしてる爪がポロポロ折れてしまったりしたものだ。
 国内盤はきちんと相応のサービスをすれば、普通の人は絶対そっちを買う。業界はマニアの弾圧みたいなことまでして、いったいなにを恐れてるというのだろう?
 ちなみに買ったのは DUSK TILL DAWN/CAPERCAILLIE 。ベスト盤だから買わなくてもいいかな、とか思ってたんだけど、ついでなんで。

[その他] 一応

  clannadとは家族の意味ではない を修正。clannの意味に関する部分。もうひとつ、気になる記述を見つけたが(「clannad≠家族」を崩すものではない)、できるならば調査をしたいが……


2003年05月25日() 旧暦 [n年日記]

ロゼッタちゃん、はじめてのディアボロ

  カレイドスター 、#7は動く動く。予告で ディアボロって 何かと思ったけど、例のカップみたいなのを使ってやる芸だったのね。フールのタロット占いで悪魔(Diablo)が出たのはディアボロと引っ掛けてるのかと思ったけど、ディアボロの語源は ギリシャ語の「放り投げるもの」 だというのが定説らしい。話の内容は天才的なディアボロの操者だけど、ディアボロをやる意味を見失い、ショウビジネスの世界で自分の演技が受け入れられない理由がわからない少女ロゼッタとそらのかかわりがメイン。話は実にオーソドックスなのだけど、ショウビジネスの厳しさを下地に置いた話作りは健在。なにより、ディアボロの操演のシーンがぐりぐり動いてカメラワークもダイナミックですごいすごい。一枚絵の作画的には突出してないのだけど、動画としては第一話や最終回でもないのにここぞとばかり力を注いでいる。一話あたり1800万の制作費の使いどころを誤っていない。制作費があれば可能性が広がるのは確かだが、制作費さえあれば可能性ができるわけではない。その点で、この回は賞賛に値すると思う。2chで「神作画って言葉はあるけど、神動画って言葉はないよねえ」って言が出たのもうなづける。ただ、気になるのは番組最初のSugarのカレイドニュースがなくなったこと。主題歌の変更も情報として流れている。以前、あまり評価しないようなことを言っておいてなんだけど、あまり製作者側の都合で視聴者に混乱を招くようなことがないよう、願うのみである。
  ファイズ はエピソードが一つ終わって新しいエピソードの導入。カイザ=草加は第三のベルト探しのため、一時退場。代わりに登場するのは、洗濯物を汚してはまわり、ヘタクソな似顔絵を無理矢理売りつける少女・恵子。近所からの相談でいたずらの犯人を捕まえる啓太郎だが、逆に恵子の舌先三寸にひっかかり同情してしまい、わがままに振り回される始末。スマートブレイン側は、度重なるベルト奪還の失敗に、ラッキークローバーのジェイに圧力をかけつつ、もう一方で九死に一生を得た子供達のリストを集めさせる。その意図は……? 巧と木場はわずかずつながら心を通わせ始めるが、お互いに正体を知らず、またファイズギアがまだスマートブレインの手にあり裏切り者のオルフェノクを粛清していると思い込んでいる木場は、恵子を襲ったオルフェノクと戦っているファイズを見て、変身して攻撃を仕掛けてしまう。子役の恵子もわがままっぷりで周囲を翻弄する演技はなかなかいい……って、演技だよね? そうだよね? 真理とオルフェノク事件を追う添野刑事の娘・ひかるが意外な形で関わってきたのも、どう影響するのか。伏線の回だから地味だけど、伏線の張り方はなかなか周到。次回はいよいよラッキークローバーの紅一点影山冴子が参戦してくるらしい。まあエビオルフェノクだってのはわかってるんだけどね? そんなことより、真理はやっぱり丸顔だったのか……アギトで最終回に北條のハゲネタを使おうとした井上脚本だけはある。役者に対し容赦がない。それが良いことか悪いことかはともかく。ちなみに2chのファイズスレでは芳賀優理亜嬢は「ぷに」の愛称で親しまれております。まあ、年齢を考えればそれが健全なんだけど、友人は芳賀優理亜が15歳(番組開始当初)だということを知らないでハァハァしてました……
  コンゴの兵士ピグミー族を食料にyahoo! hl )。流石に唖然。アフリカが暗黒大陸でなくなって久しいと言うけども、新たに持ち込まれた闇はそれ以上に深いのかもしれない。
 TBSの 報道特集 で、工作船の特集が組まれていた。数年前、追跡、交戦、沈没と、世間の耳目を集めた北朝鮮の工作船は昨年末引き上げられ、今年の春から公開されている。漁船に擬装していたというが、あくまで漁船に擬装していただけで特殊任務に特化した船体だということが見た目にわかる。中国漁船を擬装していたものの、警告を受け返ってきた返事は流暢な日本語だったりと、怪しいことこの上ない。また、逃走に特化した船体構造など、政治的なものもあったのかもしれないが、海保があれだけ手間取ったのも肯ける。番組では工作船の主な目的は麻薬の密輸だと分析していたが、だとすれば、それだけおおがかりなことを「一部の英雄主義者の仕業」で済ませようとする金正日の主張に無理があることは一目瞭然である。ただ、気になった点は、「行政の対応の不備」を責めるばかりで、「不審船」が北朝鮮の工作船だということを認めるのに、消極的だったマスコミの態度を自省する姿勢がほとんどなかったこと。無論、マスコミの報道姿勢にはさまざまあるべきで、その中で視聴者はなにが正しいのかを考えねばならない。が、それは過去の誤りを認めずにいていいということではない。マスコミは行政を責めるが、ならばマスコミを責めるものは一体なにがあるのだろう、とは思う。
 ネット予約Onlyの、モリナガヨウ著「35分の1スケールの迷宮」が届く。オマケは目玉塗装のWTMのヘッツァー。モデルグラフィックス誌で掲載されていたイラストコラムをまとめていたものだが、70年代から80年代にかけて模型に親しんでいた模型少年ならば、思わずニヤリとしてしまうこと請け合い。技術を競いその高さを誇るような形でなく、模型少年なら誰しもが通過した「爪切り」だとか「プラカラー」だとか、取り上げられる話題が卑近で、当時の感覚を呼び覚まされる。2000円の値段は、世間一般的には微妙かもしれないが、個人的には良い買い物。
 チャールズ・リンドバーグの太平洋戦争前後の日記「孤高の鷲」も到着。読み勧めているけど、まだまだ第二次世界大戦前夜の部分。けど、当時の世相が伝わってきてなかなか面白い。ソ連を訪問した後、少し批判的なことを言ったらマスコミに増幅してあることないこと書かれ、「人民の敵」に指定されてしまうくだりなどはいかにもで、悪いけどもちょっと噴出してしまう。愛児の誘拐事件にからんでナチスの広告塔になったと評価されるリンドバーグだが、日記を見る限り、大戦前夜においては少なくともナチスに傾倒した様子は見られない。マスコミに対して批判的な態度が一貫してるのは、やはりジュニアの誘拐の時に心無い報道が続いたのが尾を引いているのだろう。