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2002年12月01日() 旧暦 [n年日記]

ブルーインパルス見てきますた

 今日は航空自衛隊岐阜基地における 航空祭 だったので、ちょいと体調が良くなかったのを圧して外出。なんと言っても一昨年は事故で自粛だったブルーインパルスの展示飛行が、今回はちゃんとあるのだぜ(去年は私が見に行けなかった)。始まるのは9時前からなのだけど、家を出るのが遅くて到着は十時半頃。名鉄三柿野駅と基地の間の陸橋を渡っていると、近くを歩いていた人が空を見上げて「あっ!」と声を上げる。なにかと思ったら、 空挺部隊の降下実演 がもう始まってたのでした。そんな状態だからもう中は既に人だかり。航空機マニアはもちろん、普通の家族連れやカップルもかなりの数。 異種混合編成展示飛行 が行われている最中で、やはり滑走路のすぐ前とかのいいところはとっくの昔に陣取られている。っちゅーか、 人の林?  こちとら見られればとりあえずいいので、マニアが陣取る前列は避けて遮蔽物のないところで買い食いしながらのんびりと眺めている。以前とどう変ったのかはわからないけど、空を飛ぶ航空機の姿を見て迫力とかそういうのだけでなく、「美しい」と感動するようになった。それってのはいろんな人と接して、その人たちから伝えられたさまざまなことも関係しているのだと思うと、とても感謝したい気持ちにもなる。いや、航空機はいまだにド素人なんだけどね。しかし同時に陸自の展示の 八二式戦闘指揮車両 だとか OH−1観測ヘリ だとかにかなり長いこと釘付けになっておりました。地上展示されてる航空機も戦闘機よりは、P−3C哨戒機だとか、 C−130輸送機E−2C早期哨戒機 を見てる時間の方が長かったかなぁ。素人でも見てくれからなんとなく用途が推測できるので、より見ていて楽しいのかもしれない。ことにOH−1観測ヘリはパイロットの方が機能やら、使ってる立場で旧型であるOH−6との違いを説明してくださって、大変楽しゅうございました。そのうちきちんとセンサー取り付けて宙返りの展示飛行も見せてほしいなぁ。
 で、なんだかんだやってるうちにブルーインパルスの展示飛行へ。私みたいな素人が写真とってると、写真を取るのに気を取られて大事なところを見逃しそうだったので写真はナシ。なんつーか、やはり生で見るとかなり違いますな。テレビで見ても、下手すると「ふーん」くらいにしか思わないけど、実際に空気やら音やらで距離感を感じると、どれだけ高度なことをやっているのかというのが素人にでも身体に直接伝わってくる。心配だった天気も途中小雨がぱらついた程度で、身体に鞭打って見に行った甲斐はありました。
 でも今回、一番印象に残ったのは先のOH−1のパイロットの方が、旧式からの改善点を「これにより任務の遂行率が上がりました」と説明することが多かったこと。それは当然生存率の向上でもあるはずなのだけど、生存率あるいは生存性という言葉はほとんどつかってませんでした。自衛隊の議論についてはいろいろあるのは知ってますが、こういう人たちが文字通り身体をはってくれているんだというのは、議論とは別に真実なのだと思った。
 で、研究室へのお土産にゴフレットを買って帰り。食い物じゃないと喜ばないだろうしなぁ。
  龍騎 は新人ライダー二人受難編。英雄になるとか豪語していながら、浅倉はおろか北岡にまでいいようにやられてしまう東條。一番ちゃらちゃらしたような佐野にも「目が死んでる」と言われる。いや、本当に目が死んでる演技してるので、大したものだと思ったり。その佐野も、クライアントの教授が死んだことで契約解除の身となる。あちこちのライダーに自分を売り込むが、相手にされない。そんな佐野が北岡と浅倉にやられてボロボロの東條を自室で介抱する。来週はこの二人が結びつくらしいけど、どうにもこれまでの東條の行動を見ていると…… 東映 の次回予告を見ても、どうも佐野がそろそろやばそう。結構好きなんだけどなぁ、このキャラクター。
  ギャラクシーエンジェル (今週は引き分け)は、前半の二体のロボット、どうもどこかで見たことがある気がするんですが……アイ○ン○アと、マ○ン○ーZ? 後半も蘭花がスーパーサイヤ人化したり、暴走っぷりはなかなかでした。
  キングゲイナー はWOWOWノンスクランブルサービスデー。で、ついでに前後編の前編っぽい話。多分、はじめての人が見てもわからんだろうなぁ。面白かったけど。しかし、ミイヤの遺跡やらブリュンヒルデやら、そこはかとなくヒワイなんですが……まあ、セクハラ監督ですし。
 「映像の原則」も、航空祭への行き帰りで大分読み進んだ。富野監督って、ウチのボスにどことなく似た感じがするのだよなぁ。ほぼ同年齢だというだけが理由ではないと思うけど。あ、日記じゃいろいろ愚痴も書いてますが、基本的にウチのボスはスゴイと思うし、行動のすべてを無条件肯定してるわけではないですが、その根底にあるものはとても尊敬してます。同じ意味で、富野監督にも尊敬の念を抱きます。
 むう。ちょっと本当に体力辛いかも。(ならこんなに長々駄文を書いてるなって)


2002年12月02日(月) 旧暦 [n年日記]

うらみーます、うらみーます♪

 人を恨むってのはとても疲れることだと思う。自分が恨みがましい性格なのでよくわかる。しかも、反骨精神とか闘争心とかに結びつけば別なのだけど、恨んでものごとが解決するということは滅多にない。だから私は人を恨むことは極力したくない。それは労力がいることだし、私はものぐさだからだ。でも、恨むというのは労力を費やすにも関わらず、とても楽なことでもある。心の中にたまった鬱憤を吐き出す先を、安易に与えてくれる。本当に解決の方法を考えるのをサボる口実を与えてくれる。そして、それに流されやすい人たちもいる。流されてしまうと、中々大変だ。恨みという行為自体が効率的なことではないし、それはつまり理論的なことではないので(人間には時として非効率的なことや非理論的なことが必要だとしても)、その恨みをどうにかしてしまうのは、なかなか難しい。でも、よく考えれば現代日本で「本当にどうしようもないこと」というのは、昔に比べれば多くはないはず。少しくらいのものなら飲んで友達に愚痴って忘れてしまうほうがよっぽどいい。(その代わり、友達の愚痴にはつきあってあげるのだ。それが互助というものだ。)だから私はそういう労力を無駄に使わずにへたれに生きていきたい。最近、わりと近く人を見てちょっとそう思った。
 最近、アンケートでも取ろうかなとか思ったけども、CGI拾ってきたりするのすら面倒だというものぐさっぷり。で、探してみると、 けっこう無料サービスがある 。需要があるのだなぁ。いや、実際にアンケートをやるかどうかはわかりませんが。
 ヤングマガジン見たら、「今日の5の2」がまたもや代理原稿で掲載。生産性を上げて週間連載してくれないかなぁ。
 画像が無茶苦茶圧縮できるというのが売りのソースネクストの「超縮」が 実はなんのことはない、jpeg2000をちょっといじっただけのものだったという話があるらしい/.JP ではお祭ワショーイ状態ですよ。叩く人叩き返す人。個人的には倫理云々より、「なんだ、がっかり」。
  SF番組打ち切りに、ファンが強い反発 。身につまされるなぁ。オタクとしては。
  日本マンガの進出に、海外冷めた目 。ま、最初はこんなものでしょう。あちらは日本のような作劇様式にはなじみはないのだし。でも、「宮崎アニメはいいが」と逃げを打ってる記者はヘタレですな。
  寝酒に頼る日本人 。カウンセルをやたらと忌避するのも問題だけど、アル中にならない程度の、ちょっとくらいならええやん。薬よりは生活に少しは彩りが出るし。いや、私も飲んでますが。
  MASTさん に返事。アクメツがやったことにカタルシスを感じるかは人によって左右されると思うので触れませんが、ヤンキーマンセーはむしろマガジンではないかぁ、とか思ったり。だからマガジンはイマイチ好きに……いや、多古西高校とか掛川高校のモデルに通っていた人間の言うことではないかもしれませんが。


2002年12月03日(火) 旧暦 [n年日記]

ハーブチーズ牛丼大盛!

 七……もとい、八事に すき家 が出来た。和食系ファーストフードといえば 吉野家 に支配されていた綾……名古屋市民にとっては、朗報と言えるだろう。が、 八事 といえば近所に中京大学を抱えているのをはじめとして、大学生の往来の激しい場所である。すなわち野暮ったい店構えではなぅなやんぐは振り向いてくれない。からかどうかは知らないが、今風のファーストフードっぽく、注文カウンターにテラス風のテーブルとコジャレた店内。いや、工事中通りかかったとき店の内装外装が にある店舗と違うんで「あれ?」とは思ったのだよ。くそう、私の求めていたすき家はこんなファッショナブルな店じゃないんだ! 気が付くとカウンター席でエースのジョー似の男が麻婆中華丼をかっこんでいたりする店なんだ!(もうメニューにないけど) こんな店じゃトカレフの柾も流れ星も来ねえよ、ウワーン。
 いや、結局ハーブチーズ牛丼を食ってきましたが。でも、内装云々を置いとくとしても、「セット」がないのは痛いなぁ。
 多分、あちこちで同様のコメントが出るのだろうなぁ、と思うとウケ狙い人間としてはいまいちコメントする意欲が減退するのだけど、 「千と千尋」DVD色調異常、消費者が提訴へ 。こりゃ提訴しなけりゃウソでしょ。「劇場の色調に忠実に」って、大多数の家庭では赤味が強く見えてるのだもの。大手配給会社のおごりでしかないですな。私は買ってませんが。
 韓国のロケットが打ち上げられたその一方、日本でも H2A四号機の打ち上げが14日に迫っているNASDAの実況ページ )。今度の四号機はロケット自体よりも、一度に四基の異なる衛星を打ち上げるというところが目玉。 環境観測技術衛星ADEOS−2 を筆頭に、 豪州小型衛星FedSat鯨生態観測衛星WEOS実験衛星μ−LabSat の小型衛星が一緒に打ち上げられる。この意義は実は結構大きい。というのも、これが成功すれば大型衛星を打ち上げる際のあまったペイロ−ド(搭載荷重)で、安価に小型衛星の打ち上げが出来るからだ。しかも今回は一度に四基である。商業的競争力につながるというわけだ。日本のマスコミ、世論は宇宙開発に対してかなり冷たいので(そりゃ、必ずしも暖かく支持しなければならないということもないには違いないのだけど)、是非とも百点満点に近い成功を収めるよう願うのみ。
 来年には 月探査機LUNAR−A の打ち上げも予定されているので、どーんとはずみをつけて欲しいところである。
 韓国の宇宙開発に関して冷や水ぶっかけるようなことも言ったけども、韓国は政治的な面(米国とのミサイル開発協定)のみならず、地理的な面からも宇宙開発に制約が大きい。というのも、 他国に囲まれているため、ロケットの射出方向がかなり限られている からだ(naver掲示板)。ロケットの打ち上げというのは、言うまでもなく赤道付近から、地球の自転方向である東に向かって打ち上げる方が有利。東がパレスチナに面するイスラエルはこの原則に則ることが出来ず、やむなく西側方向に向けてロケットを打ち上げたそうであるが、不利であるには違いない。こういうのを聞くと応援もしたくなるけども、技術開発に関する韓国の姿勢やら考慮したり、いまだにぬぐい切れない個人的嫌韓感情から、 「あきらめて日本に委託してつかぁさい。お安うしときまっせ」(どこの言葉だ?)とも思ってしまうのだけど……
 む、結局今日は宇宙開発関連の話題が多くなったな。


2002年12月04日(水) 旧暦 [n年日記]

雨の降る日は機嫌が悪い

 悪いはずだよ雨が降る、っと。
 いまだ体調すぐれず。熱が37度前後をふらふら。常に身体がふらふらするほどではないけど、絶好調でもないのはたしか。しかし、今日ははずせない会議があるので朝一から出ねばならず。嗚呼、無常。明日もなんだけどさ。
 こういう体調のときに自分に関する良くないことを書かれているのを見ると、やっぱり滅入る。滅入るのがわかっていて見るのだから、大概自業自得なんだが。
 仕事に必要なものを探している最中、なぜか こんなもの(その1 その2) を見つける。泰羅助教授は研究者として「これだけでは批判もできないし、なにも言えない」と科学者らしい慎重論、一方山本弘氏はトンデモ本として大いに楽しんでいる。まあ、こんなものだよなぁ。どちらの立場もわりと共感できるのでどっちも面白い。しかし、この本が論理的に破綻していることはたしかそう。
 もうあちこちで取り上げられているけど、 ドラクエ8の画面公開 。PS2にして3D導入というのは、らしい慎重さだなあ。ただ、ゲームならいいのだけど個人的には純映像媒体へのトゥーンシェードってそんなに信奉してないのだけどね。
  エヴァンゲリオンの新作という噂がある のだけど……これもいまさらな話題。これだけだと続編かは断定できないのだけどね。けど、なんかコメントせねばならない気もするので一言。「とりあえず、続編はやめとけ」。 (っつーか、もし本当に続編なら、それまでに決着をつけなきゃいけない人もいるんでないかい?)
 えーっと、まず、ちょっと小さいけど これ の左側の画像をよく見てください。これは「 青い海のトリスティア 」っつーゲームのパッケージ画像です。見ましたね? それでは次に こちらの画像 を見てください。わかりますか? わかりますね? 後者が前者をパクった、というのは発表時期とあまりの構図の一致具合からするとそうなのですが、どうも単に「絵描きが構図をパクったのを、ゲーム会社側が気付かずに採用した」ということではないらしいです。 このレス参照 。(このレスにコピペされてる文章の元は ここ の掲示板) 誰の発言をどう信じるかは慎重になるべきだけども、どうやらとばっちりを食うのは東京ミュウミュウらしいです。ハイ。
 だめだ。やっぱ今日はあまり調子が出ない。
P.S. 来年のライダー 。うーん、やっぱり微妙。


2002年12月05日(木) 旧暦 [n年日記]

参考文献:攻殻機動隊

  ./JP より、 参考文献「士郎正宗, 攻殻機動隊, 講談社, 1991」 。わかってるよ、アンタ!

もりさがるBGM

 なぜか急に「 必殺仕置人 」のBGMを引っ張り出してBGMにしだす。うーん、全然すかっとしないけど、内圧はたかまってきますな。 Winamp でCDをかけると、きちんと曲のタイトルが GracenoteのCDDB に参照されて出てきてくれる。いいねえ。そいでもって、おそらく仕置人のようなドラマはもう出ないだろうと思うと、ちょいと悲しい。まあ、時代を加味しても暴走気味の番組ではあったけど。
 でも、新しい良いものも出続けている……と信じたい。
 ちょっと前にテレビ局の決算が出たのだけども、軒並み業績は下がっているようである。不動の座にいると思われたテレビも、かつての新聞やラジオがそうだったように、いつまでもメディアの王座に着き続けることはできないということだろう。これが没落の始まりだとまでは思わないけども。不調の原因を考えるとき、「くだらない番組ばっか作ってるからだ」と言うのは簡単だけども、そればかりとは言えない部分がある。テレビの代わりに台頭してきたものがなにかといえば、たとえばネットであり、またネットの端末として機能する携帯電話になる。それはかなり緩やかな範囲まで含めたコミュニティ形成のツールである。以前から、「流行もの」に関して、それはそれそのものが受けるものか否かということと同等に「友人間などのコミュニティにおける共通価値の提示のための通貨」であると考えてきた(ここで言う「通貨」とは貨幣とは違う意味であることを心に留めていただきたい)。しかし、昨今その役割を果たしてきたCDやゲームなどは売上が落ちるか伸び悩んでいる。市場が飽和しているということもあるが、すなわちコミュニティを維持する通貨としてCDやゲームなどの共通話題としての価値が薄れてきている、ということではなかろうかと思う。その一つには情報が多様化・分散化してきており、従来型のマスメディアの提供する一元的な価値観にまとめられた情報に受け手側が満足できない、刺激が足りない、ということがあるだろう。ニール・スティーヴンスンの「 ダイヤモンド・エイジ 」では、こういった多価値社会を踏まえた未来像が描かれている。音楽産業やテレビ局などはほとんど本能的と言えるほどこの構造変換を端的に表す「ネット」を、一方で利用しながらも敵視しているが、むしろ構造変換に対して適応した体制を作らないと新見南吉のランプ屋のような愚を冒すことにもなるだろう。
 と、メモ的にちょいと今のメディアについての考えをまとめ。携帯などを端末としたネットワークがメインのメディアになりうるかというと、それもまたちと疑問なのだけどね。
 ようやく「 無敵看板娘 」の単行本一巻を見つける。この人、マンガは下手だよなぁ。でも面白い。こういう場合、解析が結構難しい。マンガが上手くて面白いというのは、ある意味納得しやすい。しかし、上手くないのに面白いというのはやはりなかなか矛盾しているように見える。敢えて言うならば、マンガの「様式」そのものよりも、組み立て方、見せ方がきちんとエンタテイメントしてるということなのだろう。ん? それって結局マンガが上手いってことなのか? しかし、本当にそうなのかと言われると……うむむ。
 昨日、テレビで「GO!」をやっていた。ヤングチャンピオンに連載のマンガはわりと面白いのだけど、映画のほうはどうにも空回りの目立つ作品だった。これが日本アカデミーを八部門受賞したのだそうな。もし、審査員が本当にその価値があるのだと思うのなら日本の芸能界は病んでいるし、ないと思って受賞させたのならやっぱり病んでいる。
  ひとりのゲイナーがふたりのゲイナーに♪


2002年12月06日(金) 旧暦 [n年日記]

ゴーストが囁くんです

  昨日の光学迷彩云々のニュースに関連して、 攻殻までは求めないから、せめてプレデターくらいは言ってくれ 。関係ないが、「プレデター」って言ったら「リン・クロサワ」。
  発泡酒増税反対署名 。あたしゃ発泡酒なんて飲まないので関係ありません。
 でも 増税は関係あるのだよなぁ 。タバコはひとまず関係ないんですが。でもこんな増税をしながら一方で 破綻した朝銀に公的資金投入とかほざいてやがりますよ、小泉さんは 。たすけてくれよ、アクメツ!(こないだ良くないようなこと言ってたクセに)
  タバコが出たら、R指定 。アホですか? もっともタバコがらみの議論ってのはエリザベス女王の時代からの伝統ですが。
  日本人、悲観的なのに悩みナシ (字余り)。まあ、そういう民族なんです。
  アメリカ版少年ジャンプ、批難されながらも完売 。これからの様子を見ながらでないと結論は言えないんですが、アメリカマスコミの反応に反して発展の余地はありそうですな。
 こないだのエヴァ新作?疑惑の正体は結局 リニューアルDVD らしいです。続編でなかったのは安心なんだけど、こういう話題の振り方するかなぁ。おとなしく ぷちぷり*ユーシィ をちゃんと作りなさい!> GAINAX
 実際にはリマスタだけじゃないらしいのだけど( 参照 )、よほどネタに詰まってるのかなんなのか……まだ書いてる人は、さっさと書き上げちゃった方がいいですよ〜<何を?
  /.JP より、 し、真空管マザーボード ……電圧の過負荷と核には強そうですが、確かに。
  どこをどうひっくり返せばフェアという言葉が出るのか知りたい 。やあ、この次のW杯からはきっとラフ……フェアプレー続出ですね?
 昨日の「多価値化していく社会」について考えていて、それって結局一番人間が面白いと感じるのは、概して人間なんだろうということだと思った。では、それに飽きてしまったらどうなるのだろう? そんなに簡単に飽きるものか、と思うかもしれないけど、この流れというのは深い人間的洞察などに基づくものではない。さらなる刺激などあるのだろうか? とんでもない方向に進みはしないだろうか、とも思ってしまう。まあ、それ以前に技術の進歩で人間の欲求を埋めるものが出てくるだろうので、あまり心配はしてないのだけど。(こういうところ、結局科学万能主義なのかもしれない)
 ヤングアニマル増刊嵐が出ていた。相変わらず 中島零氏 の器用さには驚かされる。しかし、この誌面に岩明均氏の「ヘウレーカ」が掲載されていたというのは、ちょっとした奇跡の気もするな、今から見ると。12月19日に単行本発売だそうです。他には甘詰留太氏のがちょっと良かった。逆にあかほりさとるは脚本家としてはもうとことんクズだということを再認識しますた。おとなしく解脱してプロデュース業に専念してください。


2002年12月07日() 旧暦 [n年日記]

「ええ話やな〜」本当?

 昨日のあかほり氏の記述に関して姉から「(内容は概ね賛同するが)根拠を出さずに個人攻撃する内容になっており、大人気ない」と指摘を受けた。いや、大人気ないのは持病みたいなものなんですが。ただ、この書き方はドギツイ(汚い・下品である・よろしくない・程度が知れる)とは自分で思ってはいたのだけど。
 なぜあかほり氏を(脚本家として)「クズ」呼ばわりしたかを追記する(その他については別の評価基準軸となり、必ずしも同じ評価ではない)。
 ものすごく大雑把な話だけども、人がある作品をさして「面白い話」という時には、大抵二種類ある。ひとつは「良くできている話」であり、もうひとつは「願望・欲望の代理充足となる話」になる。前者の要素が強ければ話としては上品な話になるし、後者の要素が強ければ話としては下品になる。人間とは上品な部分も下品な部分も併せ持つ存在なので、後者は邪道でだからクズだ、と潔癖な純文学畑人間じみたことは言わない。むしろ、エンタテイメントとしては両者の要素が上手く組み合わさらなければ広く受け入れられることは難しいし、どちらがどちらと単純に分けがたい場合も多くある。
 あかほり氏は、両者の内では後者の要素が強い。無論、それだけではないけど。それは悪くはない。オタク相手とはいえ、対象のニーズをつかむにはセンス(先天性のものという意味ではなく、素養、研究、洞察によりはぐくまれるもの)が必要になる。しかし、人間は刺激に対してなれていく。上手い人はそれをちゃんと意識的無意識的に知っていて、きちんと対策をする。あかほり氏はそれがきちんとできていなかった。のみならず、引出しが尽きている状況で、もうとっくに切り札ではなくなったカードをさもエースであるかのように誤認して使っている。昔はエースになりえたかもしれないが、欲望というカードであるかぎり、どんな強いカードであっても、むしろ強烈であればあるほど、使いつづけているうちに価値は目減りしていく。どんな作者だろうと波はあるし、出来不出来はどうしてもできてしまうにしろ、もはや切り札でないと気付いていないのか、気付いていてももはや他にカードがないのか、それを出し続けている姿は滑稽でもあり哀れでもありお粗末でもあり、またそれで読者が満足すると考えている辺りがお金を払ってくれる読者に対して不誠実である。私が偉そうにいう筋合いはないのだろうけど、一番のベテランが雑誌の中で一番つまらない、みどころのない話を作るのだからいたしかたない。雑誌にお金払ったし。
 でも、これとおなじ轍を踏んでいるのではないかと思われる脚本家もいるのだよなぁ。具体名は上げませんが。
 う、長くなった。
 WinNT系のファイルシステム、NTFSには機能としてはリンクが備わっているということは知っていたけど、使いたいと思いつつも使い方がわからなかった。で、 リンク作成シェル拡張 というツールがあるのを知って導入……しようとしたら、インストールでエラーが出て導入できず……うう。あとでもうちょっとちゃんと調べよう。
 研究室の留学生Sさんが来週の月曜に学位審査発表ということで慌ててその準備をしている。かなり基礎的なところから誤解が結構あるのだけども、なんとか修正していってます。日本語がかなり堪能なので助かる。まあ、こっちも今更こっそりポアソン分布だとか素量解析やらを勉強しなおしてますが。比較的簡単に再導出できるので、やはり物理的素養というのはありがたいものだ。
  関西オープンソースフリーウェア があったらしい。これには私も使っているメールクライアント 電信八号 の開発に関わっている人も出ている。MLで流れた話題では(私はROMです)、電八をモデルに「フリーウェアのビジネスモデル」について話すとのことだったけど。別に「フリーウェアでかせごう」ということでなく、フリーウェアの活動のための資金をいかに捻出するか、ということ。電八はフリーウェアとしては珍しく視覚障害者の読み上げソフトに対しても留意して作られており、事実MLで視覚障害の方も交えての議論もなされている。ちょっとクセはあるし、仕様的に時代に遅れてるところもある(しかし、その遅れは小さくなりつつある)のだけど、こういうところがあるのでいいのだよなぁ。


2002年12月08日() 旧暦 [n年日記]

テレビと歌謡曲な日曜

 トヨタがスポンサードの ドライブ A GO! GO! という番組があって、しばしば 学園戦記ムリョウ のBGMが流れているのだけど、とりあえずそれは本筋ではない。
 当然トヨタの番組なので、トヨタの車のCMが流れる。そのCMをぼーっと眺めていたら、外国語でなんとなく聞き覚えのあるメロディが流れる。どこかで聞いたことがあると思ったら中島みゆきの「悪女」だった。しかも、友達が教えてくれたところでは カヴァーしているのはクレモンティーヌらしい 。ちょいとびっくり。このCMのためにカヴァーしてもらったんだろうか? タイアップだとしてもかなり贅沢なBGMだなぁ。
 もうひとつトヨタのCMで「おや?」と思ったのはistのCMで、流れている曲がDusty SpringfieldのSpookyだった。この曲、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」のストリップのシーンで流れていた曲というとわかる人もいるかもしれない。調べて見ると、そんなに流行ったわけではない曲みたいなのだけど、よく採用したなぁ。
 で、次はトヨタとは関係なく、IRCで友達が突然 あぃまぃみぃストロベリーエッグ が云々、という話をしだす。オタク狙いのキャッチィなギャルアニメだったのだけど、実は骨子は熱血教師もので結構面白かった(その熱血教師が諸々の事情で女装してるってのがあれなんだけど)。聞いてみると、この番組のOP曲に原曲があるという話。番組ではDearestというタイトルで別の歌手がカヴァーしていたのだけど、原曲はシンガーソングライターの 沢田聖子 さんの「親愛なる人へ」という曲。原曲と言ってもメロディラインもほとんどアレンジがなく歌詞もまったく同じなので、OPの方はほぼただのカヴァーである。
 こういうのを聞くといつ作られた曲なのか、というのが気になる性分で、検索で調べたのだけど、調べてみて驚いた。「親愛なる人へ」は、1999年に亡くなられた村下孝蔵氏のことを歌った曲だという(村下孝蔵氏というと、私はつい不謹慎にも「食神」で広東語バージョン「初恋」の流れるシーンを思い出してしまうが)。
 それを知って初めて歌詞の意味がすべてつながった。それまでは印象の薄い曲だったというのに、その薄い印象までもががらりと変ってしまう。私がそうなだけかもしれないが、人間というのはげんきんなものかもしれない。いずれにしても、この曲を聞くときは村下孝蔵氏のことがもはや切り離せなくなってしまったと思う。それが沢田さんの希望なのかもしれない。歌の強さというものを感じる。
 でも肝心の発表年月日は調べ損ねた……
  仮面ライダー龍騎 は、ここのところ状況を引っ掻き回していた佐野満の退場。案の定、東條が裏切って。無定見で調子が良いキャラクターだったけど、想像はついていたにしてもあの最期はなかなかショックだった。しかし、ここでもドゥームズデイを使わなかったってことは、番組中、もう最後まで使われないんかいな?
 関東の友達が昨日緊急入院。と、言っても、お見舞いに行った別の友達の話では命に別状があるわけではなくって一安心。なんだかんだ言って健康は大事なのだよな。ご快癒を祈ります。


2002年12月09日(月) 旧暦 [n年日記]

今日のボスとの会話

ボス「だからね、研究者はね、素人にもわかるように、自分の研究の意義を言えるようにしなくちゃいけないの」
ワシ「そうですね」
ボス「ニュートリノでノーベル賞とった人、あの人、自分の研究がどう役に立つって説明してる?」
ワシ「あの、小柴先生、マスコミに『何の役に立つのか』と聞かれて『役には立ちません』と答えたんですけど……」
ボス「……」
ワシ「……」
 まあ、揚げ足取りの冗談です。(実際には小柴教授の業績はとても意義があると思います)
 今日、研究室の留学生のSさんの学位審査発表があって、その流れでこういう話題が出たんですが。
 ボスはいい人なんだけど、欠点もやはり幾つかある。私も本気で無茶苦茶腹が立つことも結構ある。それでも、基本的には尊敬している。多分、相手にはそうは思われていないだろうけど。
 理由は具体的にひとつひとつ挙げていけばいくつも挙げられるのだけど、総じて言えば、ボスが「本物のプロ」だからである。だから少しくらい常識から見て変なことを言われたり厳しいことを言われても、根源的に根に持つことはない。本物のプロってのはこれまた説明が難しいもので、仕事が上手くできるとか、稼げるとか、そういうところだけではない。ただ、「本物のプロ」というのは総じてかっこいい。容姿云々でなく、かっこよさが伝わってくる。だから、ボスもかっこいいと思う。かっこいいというのは、美しいということでもある。美しいというのは、人間の脳の中のあるパターンマッチングにひっかかるということで、そういうパターンを頭の中に養っていきたいし、またそういうパターンにひっかかる人間にもなりたい。今の私は全然ダメダメだけどね。
  キングゲイナー #13。丁度折り返し地点で、旅もようやく半ば。で、今回前後編の後編。はっきり言って、前半の作画は、あまり作画の出来自体は云々しない私でも気になるくらいにはひどかった。けど、演出方法が良いのか、やはり物語自体が破綻するほどには気にならない。その分、後半はかなり作画がんばってました。DVDでは前半修正されてるといいな。
 物語は、アーリーミイヤのオーバーマン、ブリュンヒルデを巡る話になる。サラとアスハムがブリュンヒルデのコックピットの中で見る初代ミイヤの姿。「オーバーデビル」という単語が出てくる。良くはわからないが、初代五賢人たちが恐れる、なにか忌わしいものらしい。おそらくこれからの展開に深く関わるのではないかと思われる。ストーリーは、特にブリュンヒルデになにか愛着を持たせることをしたわけではないのに、ブリュンヒルデに感情移入させられる。サラに引きずられたのか、いずれにしても今回も良いつくりでした。前半の作画以外は、ですが。
 次回はついにあのキャラが出るらしい。
  マイクロソフトの研究者がP2Pコンテンツ交換撲滅は不可能と発表 。内容の正当性はすぐには判断できないけど、これがどう波及するか。
 先日の調査では 中国で、日本に親しみを持ってるのは6% という結果が出ていたけども、これって必ずしも日本にばかり責任があるということではない。と、いうのも、中国政府が日本から援助を引き出したりする手段として、反日を政策としている部分があるから。でも逆にやりすぎて、中国進出を促さねばならないのに逆にその妨げになりかねないというので政府の方が慌ててたりするんだけど。で、 その一例 。南京で日本軍が恥じるべき事件はあったとは思います。が、いわゆる「事実」があやふやな状態で一方的な主張の「事実」を強弁するのは両国にとって良いことではないと思うが如何か。研究室の中国人留学生の人たち、ちょっと習慣とかが違うところはあるけど、いい人ばかりだから、中国とは仲良くして欲しいってのはある。日本が譲歩ばかりする形でなくってね。
 今年のノーベル賞の田中さん受賞について、 スウェーデンで議論が起こっているらしい 。しかし、田中さんの受賞は別に根拠のないものではなく、 きちんとした調査の結果 。実用化も大事なことには違いないけど、日の目を見ない基礎技術の発明者に光が当てられなければ、ノーベル賞の意義というのは少なからず損なわれるのではないだろうか?
  日本SF大賞決定 。すいません。古川さんの作品読んだことありません。(^^;
 沢田聖子さんの「親愛なる人へ」と「Dearest」について、一部事実誤認。歌詞は一部変っているようです。
 それと、よくわからない人のために SpookyのMIDI 。ちょっとイメージ違うけどね。
 噂では来年のクレしん劇場版は、原監督から水島監督にバトンタッチするらしい。ちょっと残念だけど、続投であれば今年の路線は期待されただろうし、そうすると子供向けという基本路線から逸脱してしまった可能性もないではない。その意味では、良い采配、なのかな? いや、「アッパレ戦国」大好きなんだけどね。
 だから誰だよ! 「佐野×東條」で検索してくるやつは!


2002年12月11日(水) 旧暦 [n年日記]

ボーナスで買ったもの

 塩野七生「ローマ人の物語」文庫本第一期シリーズ。しめて2979円(税込)。ああ、そうさ、どうせオイラは小市民さ。分不相応なもの貰っても右往左往するばかりでさ。ここはひとつ、迷惑と心配ばっかりかけてる親になにかしてあげたいけども、さて、なにが良いのやら。お金をかけたものより、心づくしの方が良いとは思うのだけど。
 こないだの リンク作成シェル拡張 がWin2Kに上手くインストールできないので、違うツールを探して ハードリンク・ジャンクション作成ツール にぶちあたる。コマンドラインツールだけど、むしろ望むところ。 シンボリックリンク はWinNT系には存在していないので、その代わりにジャンクションを作成することができる。両者がどう違うのか、詳しくは知らない。ジャンクションの方はシンボリックリンクと違って機能上はディレクトリ(フォルダ)しか適用することは出来ないけど、実はちょっといじればファイルにも使えるらしい。一体なんのこっちゃだわいな。ともかく、これでちょっと便利になりました。
 あ、そう言えばWin2Kにしてから cygwin を入れなおしてなかったっけ。暇を見て入れないとなぁ。
  クロノアヒーローズのムービー 見て、よく動いているんだけど、クロノアが意味のわかる言葉を喋っちゃってる辺りが、ちょっとこれまでの文脈と違っていて少しがっかりしたり。いや、新しい文脈で面白ければいいのだけどね。
  朝鮮学校での民族教育の一例 。アナタハ、あんでるせん神父デスカ!? 「ぶち殺すぞ○o○○○!」「なめるなよ○oo○○!」などとしゃれにならないパロディばかり思いつくのでこの話題止め。
 一昨日、中国の反日感情の話題をしたら、丁度良いタイミングで こんな記事 。煽ったのはアンタたちだって。
  DVDコピーソフトバンドルのDVD+R/RWドライブが発売へ 。友達と著作権がらみの話題でちょいと議論したけど、結局商品流通の権益保護と、著作権という「創作性」の保護がごちゃまぜになって正当な範囲が議論されないまま企業側の権益ばかりが拡大されていくというのが問題なのだという合意に至る。どこかで一旦分解しなきゃいけないと思うのだけどねえ。デジタルミレニアム著作権法なんて悪法もいいとこだし。
  妙に自虐的なサービス名だと感じるのは私だけでしょうか?
  日本もアルカイダテロ標的の可能性アリ 。いつまでも、あると思うな平和と金。あまり世の中物騒にならないことを祈るほかない。
  フレッツADSLモア へのサービス切り替えを申し込んだ矢先に こゆこと 言われても……
 最近、007の最新作に出てくる韓国描写に韓国内が怒ってるらしいですが、日本人だったら大抵笑って見過ごすのになぁ。きっと韓国人がシナンジュで大活躍すれば、よろこんだのでしょう。水の上を走ったり、弾丸を避けたり。そういえば、 「レモ/第一の朝鮮」もとい「第一の挑戦」 を録画したビデオはどこにやったっけ?
  エース桃組 で、平野耕太氏とサムシング吉松氏の連載以外で唯一楽しみにしている「鋼鉄の乙女たち」を見る。うーん、ちょいと微妙だ。今の私には判断がつけにくい。面白いことは面白い。けど、望むと望まざると「美少女」というフォーマットを使ってしまって「記号性」の上に成り立っている物語世界に、ここまでの描写はOKなのだろうか。逆に言えば、その記号性を乖離している世界観とつなぐためにはここまでの描写を、力技だが、せねばならなかったとも考えうる(ちなみに力技は力がなくっちゃ出来ないので、念のため)。私くらいの技量では、すぐには「良い」とも「悪い」とも判断をつけがたい。
 こちょこちょ細かい修正入れてスマソ。>アンテナ経由の人


2002年12月12日(木) 旧暦 [n年日記]

スペインの痛みは主に平野に降る

 LTP、LTDの次は痛みが流行りになるらしい。と、そっち方面の人間でないとわからないことを。なんつーか、この業界もアレだなぁ。メシは食って行かないといけないわけですが。でも、一貫性は欲しいよな。どの業界かに関わらず。
  /.JP より、 「ロード・オブ・ザ・リング」第二部の字幕担当、戸田女史から変更か?  戸田女史の字幕は確かにしばしば酷いが、金と時間をかけられる体制にこの業界がないということは良く聞く。だとすれば、これは戸田女史個人の資質の問題ではなく、本質的には「字幕という作品の一部」のクォリティを軽視しつづけてきた配給と、それを許容しつづけてきた消費者の問題が形になって紛糾したものだと思える。マニア過ぎる必要はないけども(むしろ邪魔になるかも)、だからといって「行き過ぎたマニアの行き過ぎた行為」だけで済ませられる問題でもない気がする。
  すいません。一週間近く突っ込まれてるのに気付きませんでした 。え〜、一応、リン・クロサワを知らない人の ために 。いや、知ってたからって特にどうってことはないんですが。
 いえね、最近わりと公開・個人向けアンテナから補足されてるっぽいんですが、書いてる本人がいったいなんで補足されてるのか、大半よくわからんのですよねえ。前に話題にした 無料アンケートサービス も、それを聞こうと思ったのだけども、無粋だし、返事がないと寂しいのでやめました。枯木も山の賑わいだってことで。ほっほっほっ、お若いの、よう来なすったな。まあゆっくり茶でもしばいてけや。(おどしてどうする)
  野尻ボード でペーパープレーンが話題になってるようなんですが、それで思い出したのは コレ ってヲイラは一体……
  アリアンロケット、爆発 。うーん、14日に H2A 4号機発射が控えている というのに不吉な気も。もっとも、逆に成功させれば日本の宇宙開発技術の信頼性が世界にアピールできると思いますが。頑張れ!
  研究室の中国人留学生と、関西人には不評なんだけどなぁ 。個人的には好きですが。
  ドナドナ 。どうも、マイクロソフトの一人チキンレースの様相を呈してきたような気も。いや、結構それなりにゲームは出てるんですが……
  コミックバーズ 、「特にこれは触れておかなけりゃ」ということはないんですが、田嶋安恵氏「アクア・ステップ・アップ」で「 マーメード・レイン 」……どさくさにまぎれて……って、 実在してるボードゲーム なのか?
 え〜、 なんでうちらの税金から払わなきゃいけないんでしょう?  その金がどこに流れていくか、わかってないわけではないですよねえ?
 今日、仕事上でよいことが一つあったにも関わらず、その他のことで激しく落ち込んだりペースを崩されたりで、収支はマイナス。というか、落ち込みすぎて嬉しいと思う分の感情が燃料切れになってしまった。どうにか惰性で身体は動いたけど、息も絶え絶えに近かった。私が昼飯も食う気にならなかったほどだから、結構重症だ。つくづく自分は感情駆動性の人間だと思う。調子に乗れば、ぶっ倒れるまで動きつづけるんだけどねえ。


2002年12月13日(金) 旧暦 [n年日記]

体調崩しますた

 出勤するときにどうにも身体が動かず、仕方なく途中で自転車を乗り捨て地下鉄で移動するも、職場に出てからもどうもおかしい。指先の感覚が消えて、細かい作業などはほとんど目視なくてはできない状態だったし、気を抜くとへたれこみそうになる。え〜っと、ひょっとして体調崩れてますか? グズグズに?
 私は普段からふらふらしてるので、自分でも体調が悪くなりかけてるときの自覚症状というのが物凄く薄い。が、いつも簡単にやってる作業に倍以上手間取っていれば、さすがにいくらにぶいって言ってもねえ……仕方ないので早引けしますた。やらなきゃいけないこと、結構あるんだけどなぁ……
 しかし、体調が悪いと指先から感覚が消えてくというのは、人間、凍死しそうになると身体の中心部に熱を集めようとするために末梢の血管が縮み、温度が下がるという話を聞いたことがあるけど、それと似たようなものなのだろうか?
  泣ける2ちゃんねる からの 記事 。騙りである可能性はあるわけだけども、人様に迷惑をかけない範囲で本物だという前提でいろいろ情報やアドバイスをしてあげるというのは、騙りと決めつけて煽るよりもマシな気はする。また、企業中傷に関して訴訟されたり色々と噂のある2chだけども、コミュニティという意味においては、なにか特別なものということはないのだろう。それの運営の仕方にはいろいろあるでしょうが。
  ギャラクシーエンジェルA#15におけるシナリオ改変のお詫び 。当事者の一人である脚本家の 金巻氏の日記 を見ると、単純に改変されたことを問題視しているのではなく、他者を愚弄する形で改変がなされ、そしてそれが自分の名前で世に出たことを怒っているようだ。いや、正直他のアニメをバカにしたという部位が私にはよくわからなかったのですが、そうであればシナリオの改変という以前の問題ではあります。
 アニメ製作における絵コンテ段階のシナリオ改変というのはわりに行われているらしく、富野氏の「映像の原則」にも、シナリオライターと元のシナリオを尊重した上で、という前提でだが、絵コンテ段階でのシナリオ改変を否定してはいない。監督の作品ではないが、以前SF大会の企画で聞いた話で、「勇者王ガオガイガー」においてはスケジュールetc.の事情からどう考えても製作不可能なシナリオが上がって来た回があり、その回は絵コンテ段階で脚本をほとんどすべて書き直したそうである。まあ、それはやむにやまれぬ状況の上での極端な話なのだけど、要はケース・バイ・ケースってことなのでしょう。いろいろ最近の自戒も込めて。
 以上のふたつの話題、 ARTIFACTさん から。
  WinXPなどにセキュリティ上の欠陥 。まあ、いつものことです。sigh.
  空母派遣もありうるそうで 。イラクの方がどうなるかとの兼ね合いもありますが、穏便には行きそうもないなぁ。
 「映像の原則」ようやく読了。読了と言っても、多分この後も何度も読み返すのだろうなぁ。映像畑の人ならずとも一読して損はないと思う。
 うう、波があるけど、ときどき頭がぼーっとするようになってきた。おとなしくメシ食って寝てよう……


2002年12月14日() 旧暦 [n年日記]

かぜっぴき

 風邪ひいて結局丸一日寝込んでいる状態。ただ、風邪ってより疲労がたまってたって気もしないでもないのよねー。咳とかは全然出ないし。熱はともかく頭痛が酷いので鎮痛剤だけ買ってくる。主成分は イブプロフェン 。アスピリンより強力ですか。道理で飲んだ後に意識がぼーっとしてきたわけだ。おかげで12時間くらい寝込んでしまい、ガン種もカスミンもクレしんもチューボーですよも見逃す。ってか、「チューボーですよ」に賀集利樹が出ていたらしい。ガーン。
 来年のクレヨンしんちゃん映画「嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード」の ページ が出来ている。例年恒例の ウソ予告 もあり。ってか、このヘリのローター音って「地獄の黙示録」だよなぁ。監督は噂どおり原惠一氏から水島努氏へバトンタッチ。脚本は両氏の共同らしい。なかなか今回も期待できそう。
 寝込んではいても H2A 4号機 の打ち上げ中継は見逃さない。ロシア、ヨーロッパと立て続けに失敗が重なっていたので内心はらはらし通しでしたが、そんな杞憂など吹き飛ばすくらいに完璧な打ち上げでした。 ロケットの打ち上げが上手くいっても、衛星の軌道投入などはまだこれからという側面はあるんですが、打ち上げが上手くいっているので、なにかのトラブルがない限りこちらも多分大丈夫でしょう。
 しかし、 ロケット打ち上げ成功 よりも 被拉致者五人が金日成バッジをつけつづけていること を大きく取り上げていた 朝日新聞 はなにか変だと思いました。 ダメダメの歌 ? あと、地上波、BSあわせてどこも中継をやってなかったってのも……「まんてん」とかでロケットがにわかにブームって言っても、所詮はレトロアイテムとしてのブームってことなんだろうか。 毎日新聞の記事 がなかなかよろしゅうおす。
  そんなにネズミーランドに行きたいのか 。この情勢下で、なんと平和なことよ、とも思ってしまうのだけど。
  渕ロボの足の穴はデザインにはなかったのを、「出渕デザインならコレでしょ」と空けたらしい 。まー、そりゃあ大河原デザインならスリット、出渕デザインなら渕穴なんですが。
 いや、そろそろ私の周りからは「誰か松本氏を止めないのか?」という声も出てきているのですが……ダビデの星がらみでもめていた ハーロックOVA、試写 。どうにも例の一見、松本氏の空騒ぎっぽく見えてしまうのだけど。
  映画の著作権、20年延長 。オイオイ、と思うのだけど、海外との競争力を持ち出されるとなぁ。まあ、アメリカがまずは無法なんですが。でも、この20年の延長で済むという保証もないわけで。なんか、著作権の暴走が始まるのかなぁ。
  北朝鮮もまだ立場がわかってないようです 。う〜ん、どうなっても知らんぞ。
 まだ熱が下がりきらんのう。


2002年12月15日() 旧暦 [n年日記]

風邪は続くよいつまでも

 まだ治りきりません。明日までには治るといいなぁ。
 実家からお米とか諸々が届く。こういう時は親のありがたみというものをしみじみ感じる。米以外にも色々入っていて、その中にさつまいもがあったので丁度良い、芋粥にしようと思って切ってみると……断面が紫? 紫芋? 何故? まあ、よくわからないけども、芋にかわりはあるでなし。食べてしまえば皆同じ。色はこころもち不気味になりましたが、味はよろしかったです。>紫芋粥
  仮面ライダー龍騎 は、そろそろ劇場版の部分に重なってくる。解け始める優衣の身体、ライダー同士のバトルにも、時間が迫ってくる。ファムやリュウガ、ベルデはテレビ本編には出ないらしいけど、どうするんかなぁ。劇場版の位置付けもまだよくわからないし。ってか、あのラストをテレビでやったらえらいヒンシュクだと思うが……来週のテレビ欄向けサブタイトルが「タイガは英雄」だそうで、タイガもそろそろあぼーんか。終盤を引っ掻き回すだけ引っ掻き回してくれたキャラだけど、さてどうなるのか。
  キングゲイナー #14「変化ドミネーター」。なんつーか、「不定形」という動かしにくいキャラをよくぞここまで、という感じ。シンシア・レーンのキャラと共につかみどころのない感じがする。何気に作画も ボンズ 協力で、出来もいいし。ゲインを追ってきたはずのリュボフはいつのまにかママドゥ先生といい感じ。本当にいつのまに。ラストシーンのママドゥ先生の後姿は笑える。しかし、ドミネーターに乗ってるシンシアにだけは「気持悪いの」呼ばわりはされたくないだろうなぁ、ゲイン……
 キングゲイナーで探してたら こんなの 見つけた。何故カニが眼鏡?
 あと、いまさらかもしれないけど キングゲイナーオープニング映像 (要RealPlayer)。「噂は聞くけど、そんなにスゴイの?」という人は是非見てください。すごいですよ。あたしゃ最初頭を抱えました(でもその後はまった)。その他「本当かい?」「ミイヤの祭」など、頭抱えること必至の井荻燐(=富野監督)イズムあふれる歌詞がてんこもり!( 試聴ページ
  なりさんとこの日記ジブリ新作は細田氏から宮崎氏監督になったということを知る。 千と千尋の神隠しがアメリカで二つの賞を受賞、アカデミー受賞の可能性も 、というニュースもあるし、宮崎氏の実力、実績はそれに相応しいものだとは思う。思うけど、それは「まるごと継承されていくものか」というと、ちょっと違う気がする。各個の技術、または哲学はそれぞれに受け継がれていくだろうけど、手塚治虫そのもので大成した後継者はいなかったのと同様、完全なコピーは不可能だろうし、それは意味がないとも思う(宮崎氏は手塚氏嫌いみたいだけどね)。正直なところ、今年の二月に「宮崎さんもあまりもう(細田氏に)口出ししてないみたいだよ」という話を聞いてはいたので、これもさほどショックな話ではない。
  セガもだいぶんごたついてますなぁ 。X-boxも値下げ販売だし、乗る船を間違えたってことなんだろうか?
  Linuxでのシステム開発がスタート 。そういえば、昨日打ち上げていたH2A関係のシステムもWindowsっぽかったなぁ。
 今の私の職場は、その性質上組合とかでよく「有事立法反対署名」とか、その手の講演の案内とかが良く回ってきます。けど、いろいろ配布物見てみると、「なんで反対なのか」に関しては「戦争はいけない」とか「アメリカの横暴を許すな」みたいな通り一辺倒のものばかり。有事立法の他に、それではどうやって有事に国益を守るかという具体的なビジョンも見えない。はたから見ると馬鹿馬鹿しい主張を組織の名のもとにそれなりに体裁をつけてやってるんですが(私は別に有事立法に無条件賛成ではないけども、現実的に考えた場合、有事立法がないとお話にならないという意見ではあります)、 こういう指摘 にはどれくらい答えられるんでしょうね、そういう人たちって。久米宏氏も番組で「日本に集団防衛権はない」ということを言っていたそうですが。幼児に「日本の平和を守るであります」と言わせるのもおかしいのだけど、現実味のない反論のための反論がまかり通ってるのも同じくらい……ちなみに、前述の署名は私は当然遠慮させていただきました。私だって自分の命は大事ですもの。


2002年12月16日(月) 旧暦 [n年日記]

熱が出たり下がったり

 朝、熱を計ると平熱。もう大丈夫かと思って、家を出る前にもう一度計ると……37度? これでもまあ大丈夫かと思い、職場に出るが、昼飯を食った後でどうにも苦しい。温度計で無理やり体温を計ってみると……37度5分。ヲイラにしてはかなり出ている方です。まあ、しばらくしたら楽になりましたが。
  /.JP より、 まあるいPC 。/.JPでの反応を見ると、ハロばっかり。ちくしょう、ゼロイドを思い出す奴はいないのか!? 四角いMacと対決だ!
  本当に産経って右よりだなぁ 。いや、内容はまったく正しいですが。(そんな私も右よりか)
  北朝鮮「条件付の食糧支援は要らない」 。これは「情けはいらねえ!」と言ってるのでしょうか? 「ぐだぐだ言わずにとっととよこせ!」と言ってるのでしょうか?(ヒント:後者)
  殺しのライセンス ? 物騒ですなぁ。理屈はわからんでもないけど、一種の恐怖政治ともいえなくもない。未来の世界情勢がテロ対暗殺になったら目も当てられない。PKディックな未来像どころじゃないですよ。ジョン・ウーの新作はPKディックだという噂がありますが。
  LINUX開発者にソウル名誉市民贈呈 。2chニュース速報+板の ソウル名誉市民という不名誉 とか、/.JPの 優れた人物に賞を与えるという名誉をソウル市に与えるもの とか(国民栄誉賞みたいなもの?)が秀逸。ちなみにソウル名誉市民を与えられたのはは四百数十名いるそうです。当然、ソウルに住んだことなんかない人がたくさんいます。さて、多いとみなすかどうか……
  ダメダメなマザボ(のパッケージ) 。外面良くするよりも、中身をどうにかせいや、ゴルァ。(内心「韓国にはもっと上手いイラストレーターなんぼでもおるのになあ」)
  いろんなネタをスチールベント 。まあ、総集編ってことで。
  ここしばらく、マクロスは話題にした覚えはないなぁ…… マクロスの中盤あたり?は本当に作画がダメダメです。 ヤシガニ です。再放送見て唖然とした記憶がありますよ……
 もうしわけありませんが 全部は歌えません 。つか、お金持ち倶楽部の歌くらいしか覚えてなかった。> よ〜
 いや、みっつばかり年下の友人に「 プリンプリン物語 って知ってるよね?」と聞いたら「知らん」と……ガーンΣ(@д@)
 「クレヨンしんちゃん 嵐をよぶ アッパレ!戦国大合戦」のビデオを見る。うーん、ラストシーンのつなぎ方がどうかという気もしないでもないが、やっぱりいい。時代劇としては「利家とまつ」の10倍くらい面白いです。多分。DVDが出たら買わないとなぁ。(ビデオカセットは高すぎる……)


2002年12月18日(水) 旧暦 [n年日記]

医者というお仕事

 今日、医者に不信感を持つ出来事が起こる。いや、ひとつの事例ですべてを判断してはいけないのだけど、体験に根差すことはなかなか根が深くなる。勤め人としては必ずしも悪いとは言い切れない。でも、人間としてはどうなんだろう? 人間なんてそんな立派なものではないとは思いつつ。
  女性のマナーの悪さが気になる場合にはどうすればいいのでしょう?  いや、男性は気をつけねばならないことは多いなぁ、と、たまに電車通勤すると思いますが。
  太ったのは誰のせい?  脂肪の中で褐色脂肪というのがあるんですが、これが燃焼してカロリーを熱に変える脂肪なんですよね。ところがこれを無駄に燃焼させる(そうやって体内のカロリーを高くなりすぎないよう保つ)のに関わるレセプターが、日本人の場合は三人に一人は異常があるんだそうで。つまり、普通に考えれば「日本人は太りやすい体質」になるんですが、そうなってないってのはひとえに食生活習慣のお陰でして……え〜、つまり、日本人より明らかに肥満の多いメリケンさんは、誰の責任かと言われると……
  ゆとり教育言われてもなぁ 。結局天才なんてのはごく一握りすらも現れないもので、日々の研鑚をするしかないのですよ。自分は特別だという幻想は、一時的には楽だけども。文部科学省もしっかりしてもらいたいものだ。
  この抱き枕、怖いんですけど…… つか、抱き枕にするなんて誰が言い出したんだ?
  前に書いた映画「指輪物語」の電子エージェントに関する日本語版記事 。まあ、一応フォローとして。
  見くびられるテレビゲーム業界 だそうで。「ユーザーは口だけでアクションを起こさない」って言われるかもしれないけど、ユーザーの立場じゃ所詮はできないこともあるわけで。くやしくないんかなぁ。私はくやしい。
  /.JPニセ日記に関する話題 。いや、以前日記に書いたことを引用という形でなく2chのレスに転用されたことがあるんで、ちょっとだけ人事じゃなかったり。別に著作権云々と言うほど大した文章じゃないのは確かなんですが、あまり良い感じはしないのは確か。自己満足にもならないだろうに、いったいどうしてやるのかなぁ。謎。
   書店で「 言葉−アイヒマンを捕らえた男 」という劇のシナリオを見かけて、なんとはなしに、手にとって読んでみる。アイヒマンというのは言うまでもない、映画 スペシャリスト−自覚なき殺戮者 で有名なアドルフ・アイヒマンと、彼を逮捕したモサド(イスラエル情報局)のエージェントとのやりとりを描いたもの。エージェントは彼が行った行為に対して、何を想うかを聞き出そうとする。それは出国同意書への署名をさせるという、当初の任務から外れ、エージェント自身の発する行動になっていく。しかし、アイヒマンは打ち解け始めてすら、そのことに関しては自らの意思の介入を頑として認めようとしない。演劇なのであくまで史実ではないのだが、「行為」と「その意味性」、はたから見ると分断された人間性のように見える溝の間に横たわるものに、ぞっとする。果たして、人間のうちのどれだけの者が、自分の行う「仕事」に対してその結果を自覚し、そしてそれを全人格で判断して行っているというのだろうか。前述の医者の話もそうだし、私も、あるいは貴方も。
  サンデーGX 購入。うーん、「ワイルダネス」は毎回通り一辺倒なんて展開がなくてとても楽しい。通して読むとまた楽しいので、一粒で二度美味しい? マニア向けなんだけどね。ブラックラグーンは、前エピソードがちょっと重いと言うか、ノリが悪かったのでどうかと思ったけども、今回のエピソードは期待できそう。その他はまだちゃんと読んでないので……


2002年12月19日(木) 旧暦 [n年日記]

いや、所詮いじられるのが好きな人間なんですが

 どうやらここに来る人の大半は SF系日記更新記録 (ここがSF系なんかゴルァ! というツッコミはとりあえず置いとく)から飛んでくるらしい。なんつーか、元々ストレス発散と防忘録と内輪向けで始めたものなんで、わりと「なんでだろーなー」とは思ったりしてしまう。とは言え、元々ウェブ日記なんてやってるのは露悪趣味の発露であるには違いないし、嬉しくないわけはない。まあ、ある程度の暇つぶしくらいにはなってるんだろうなぁと考えておくことにする。いや、それでも こういうところ から引かれて「はわわわわ、何故に」とかうろたえたりするのではあった。なんか、GXの他の作品のことを触れねばならないような気になってしまう……
  後藤羽矢子 「ふぁみレス」は順調に乳マンガと化してるような…… 楠桂 のコメディはある意味「いつも一緒」なので、同じであることをとやかく言っても仕方ない。が、悪いかと言えばそんなに悪いわけではない。流石に OURs では激しく誌面に合ってないなぁとは思ったが、 GX くらいカラーが薄目の雑誌だと、そんなに違和感がない。別に誉めてるわけではないですが。
 わりに安定して読めるのだけど、雑誌全体を牽引するだけの連載があるかというと、ちょっと苦しいかなというのが現状と常々思っていたら、「吼えろペン」でまんまそんなセリフが出てきてて思わず受ける。マンガにはずぶの素人の出版社がマンガ誌を作って合作に流れ込むあたりの展開はすごいなぁ。合作の件は、きっと(これも)実体験から来てるんだろう。大笑い。
 広江氏の漫画で「台詞が長回しになるほど内容的にまずくなっていく」というのは以前からの癖で、どうにか克服して欲しいとは思ってるのだけど、やはりなかなか難しいらしい。「ネームとは絵の一部である」とはとある漫画家の弁だが、広江氏のマンガの中で空回りしていると感じられるセリフは、おそらく絵の一部になっていない、ということだろう。声にして読み上げてテンポの良いセリフと、マンガの中に埋め込まれてテンポの良いセリフはやっぱり違う。
 しかし、実は意外な収穫は、「ガンズ&ブレイズ」のコミックスが一月に出るという広告だったりして……
 岩明均「 ヘウレーカ 」が出ていたので購入。全部雑誌で連載を見ていたのだけど、通しで見るとまた面白い。丁度塩野七生の「ローマ人の物語」文庫版をちまちま読み進めている最中なので、ダミッポスの「あんたらはすげえよ。でも、もっとほかにやることねえのか?」というセリフに、ちょっと奇妙な皮肉を感じてしまった。
  クレしん劇場版、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞 。人によっては、もっと早くに、とか、別の作品のほうが、という向きもありましょうが、文化庁の権威づけの面もあるとは言え、きちんと世間に評価されてるとアッピールされてるのは嬉しいじゃありませんか。「戦国大合戦」はこれまでの路線とは毛色が違うのでこの路線が続くことを恐れる意見もあるようですが、来年の映画の予告ページを見る分には大丈夫でしょう。
 しかし、いくら廉価版が出るとは言え、収納性とかなんとか、いろんな理由からやっぱりDVDを待ちたいのだよなぁ。この分なら確実に出るだろうし。>戦国大合戦
 ちなみにマンガ部門受賞の「セクシーボイス・アンド・ロボ」は IKKI 連載。
 数日前の日記に「らしくない」とツッコミ入れられました。件の個所は 産経のコラム に関するコメントの部分なんですが。別に右翼を支持するつもりも在日コリアンを排斥するつもりも毛頭ないけど、現状の「強制連行」諸々を取り巻く環境はおかしい、という部分に賛同してるとだけ。もし無意味に攻撃的、あるいは無条件に産経を支持しているというふうに読めたのだったらごめんなさい。
 「国家には民族・神話・英雄の三つが欠かせない」ってな感じの言葉があった気がするのだけど、「強制連行」とかって韓国の「神話」(事実無根という意味ではない。事実から一人歩きをしているという意味で)になっているのではなかろうか、とは思う。
 こんなことまで書くつもりもなかったんだけど。
 友達から教えてもらった ノートマザーボードセットの販売三万円 は安いなぁ。しかし、ガワは自前で調達するらしい。大学ノートをくりぬいて仕込んだ、正真正銘「ノートパソコン」とか、ピザの箱に入れて「ピザボックスタイプ」とか、現金輸送のジュラルミンケースに仕込むとか、無意味にフルタワーケースに仕込んでみるとか……


2002年12月20日(金) 旧暦 [n年日記]

サンタが街に立っていた

 うちの近くにも何故かホストクラブなんてものが幾つか出来ている。需要があるんかなぁとか思うのだけど、出来るってことは多分需要があるんだろう。まあ、それはともかく、そのウチの一軒を帰り際に通りかかると、ホストがサンタの格好をして寒空の下に立っていました。お仕事ごくろうさんです。
 明日は キングゲイナー のDVDの発売日ということで胸をときめかせているときめきの御婦人方もいるかと思われますが、 無残にもこんな告知が 。なんじゃそりゃー! とか思うのだけど、あれ? 何故か私の手元にはその回収されたはずのキングゲイナー一巻が……(フライング販売を昼休みに抜け出して買ってきただけです)
 見る限り、第一話はとくに違いはないように見えるけど……って、あれ? タイトルメニューに「先行放映バージョン」ってメニューがあるのに見ることが出来ない? どういうことよ、って感じ。うーん。ともかく、次の告知を待ちますか。もっとも、回収のアナウンスに頓着せず第一話と第二話は見てしまいましたが。キーン、キーン、キングゲーナー♪
 キングゲイナーが先行販売されていたということは、当然同じメーカー、同じ発売日の「 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 」も発売している。けど、こっちはちょっと迷う。うーん、クォリティは文句ナシなのだけど、二話六千円はちょっと迷うぞ。
 しかし、昨日の「 文化庁メディア芸術祭受賞作品 」でアニメ優秀賞を受賞してるのだけど、そのコメントで「押井守の」と言っているところにちょっと違和感。「士郎正宗の」じゃないんかい。(海外での知名度は圧倒的に前者だろうけどさ)
 ちなみに応募して受賞したのは第二話「暴走の証明」。 A.D.POLICE の「舌を噛む男」と言い、私はこういう話が大好きである。人間は肉体性と精神性の間に境界線を引こうとするが、実は境界線などないということが、この手のテーマでは浮き彫りにされるから、ということがあるのかもしれない。うーん、やっぱり買って来ようか。
  文化庁メディア芸術祭受賞作品 のマンガ部門の優秀賞に、「大使閣下の料理人」があるのがちょと意外。嬉しい意味での意外だけども。
 こないだの「友子の抱き枕」に こんな続き が。ネタにはなるが、欲しいかと言われると……というせめぎあいでのチキンレースの気もしますが。まあ、申し込んだ lunarjade氏 の勇気には敬意を表します。敬意の敬は敬遠の敬。
 森元首相が、「学力向上しなくていい」と発言したらしい。相変わらず愉快なおっさんだなぁ。まあ、この手の人には国民の知性レベルが上がることは致命的で恐ろしいことなのかもしれませんが(別に「学力=知性」ではないけどね)。ある意味、意地でも学力を向上させねばならないという気分にさせてくれる人ですなぁ。反面教師的に。
  IEがシェア95%に 。個人的には一週間にいっぺんはパッチを当てねばならないものを使う気にはなりませんが(友達にスタイルシートなどの表示の忠実性とかの問題でIE使ってる人はいるけどね)、日記のログとか見てるとそこまでは圧倒的ではないとは思うのだけどなぁ。まあ、母集団自体に偏りがあるのかもしれませんが。
  医師の暴言に傷ついたことはありませんか?  先日の医師に不信感を持つ事件のこととかもあるのだけども、やはり、医者と言えども人間だからなれて流れ作業的にことに当たってしまうとか、そういうことは起こるのだと思う。でも、怪我や病気にかかった人間は不安になりやすい。そしてもちろん人格が存在する。そういうことを忘れずに患者に対応して欲しいと願わずにはいられない。
  日本が一時帰国者の滞在を延長する方針を固める前から、日本にとどまる決意を固めていた 。右の代表産経だけだとあれなので、左の代表 朝日 もついでに。下手にコメントをつけると右翼っぽく響いてしまうかもしれないけども、彼らもまた、戦っているのだと思わされた。


2002年12月22日() 旧暦 [n年日記]

若さ、若さってなんだ

 若狭といえば敦賀、敦賀といえば(略)
 今日の ハリケンジャー の次週予告に出てきていたの、ギャバンだよなぁとか思ったらやっぱり 大葉健二氏だったらしい (東映公式)。ギャバン以降めっきり見かけない氏だが、家庭の事情から郷里に移って活動していたためらしい。
 ハリケンジャーというと、やはり来年のパワーレンジャー(日本のスーパー戦隊もののドラマ部分を撮影しなおし、米国で放映されるバージョン)に、 Power Ranger Ninja Storm として登場するらしい。戦隊シリーズはコミカルさがひとつの伝統だが、米国じゃ大真面目に放映してるのかなぁ……
  龍騎 は、ゾルダからの「英雄って奴は、英雄になろうと思ったらなれないのよ」という言葉にタイガのアイデンティティが崩壊し、行動にますます歯止めが利かなくなっていく。そのタイガも現実世界でトラックにひかれかけた親子をとっさに助け、命を落とす代わりに新聞に「親子を救った英雄」として掲載される。もはや拠り所のなくなったタイガにとって皮肉だったのか、救いだったのか。
 龍騎は龍騎で、優衣を救うには戦いに勝ち抜くしかないと知り、ヤケクソ気味に戦うことを決意。画面の外から「ほんとーに、それでいいのかな〜ぁ、プリンセスチュチュ〜ぅ?」などと声が聞こえてきそう。タイガもリタイヤで、いよいよ映画部分に刺しかかるわけだが、さて、あの鬱なエンディングをテレビでもやるのかどうか。
  キングゲイナー #15、オカマの運行部長、もとい、氷の運行部長カシマル・バーレーが登場。鉄道のダイヤ運行至上主義でその他のことはどうでもいいらしい。しかし、からめ手で来るタイプのようで、「オカマはデキる」というパターンに見事はまっている。クネクネしたオカマ歩きもハマってる。そういえば、クレしんをライバル宣言してたっけなぁ、富野監督……(同劇場版の中期までにはオカマが非常に良く出てきていた、が、いろんなクレームのせいか最近では控えているようである。「自称」映画評論家のおすぎは、今年クレしん劇場版が話題になったときも「オカマが汚く描かれてるからキラーイ」と、内容を見もせずに公言していた)
 藤原啓治氏は、ギャラクシーエンジェルといい、変な中間管理職専門なのか?
 サラの嫉妬の仕方が単純に頬を赤くしたりあからさまにおこったりでなく、なんとなく気になる、なんとなく不機嫌、と実にいい感じ。これが演出力ってことなんだろうなぁ。
 しかし、やはりDVD回収はいただけない。DVD回収騒ぎに対する、キッズ・ムント様からの お言葉
  ギャラクシーエンジェル では、久々にやりたい放題ではじけていた。いや、いつもなんだけどさ。特に前半の堺三保氏脚本の話は、内容もさることながら尺が余ったのを、全然関係ないラジオトーク風のシーンを入れて締め。結局セルフパロディなんだけど。
 新聞の偏りの件なんですが、当然産経も偏りがあるし、朝日も偏りがあります。でも、まるっきりいつも変なことばかり言ってるかというと、たまにまともなこともあるわけで。産経のコラムの断定の仕方もちょっと、とは思うけども、趣旨自体は大枠ではそんなにおかしくないと判断したわけでして。
 日経はその性質上、経済的な観点からが多くって、変な思想が入りにくいんですが、経済的な視点から見難いニュースなんかはしばしば変なのがあったりして。結局、その都度で記事を評価していくしかないんかなぁ、と。
 もっとも、私も「日本にしっかりしてもらいたい」→「韓国ゴルァ!」と、目的と手段が入れ替わっていたきらいもないではなく、反省。
 ところで、「文化庁メディア芸術祭の件云々」ってウチのことじゃないですよね? ドキドキ。
  万里の長城、半分近く消失。原因は近隣の農民がレンガを持ち去るため 。うひゃぁ。ある意味、バイタリティはあるんだけどなぁ。コードウェイナー・スミス?
  北朝鮮がらみはどんどん悪くなる一方の気が 。イラクもかなりやばくなってきたし。イラク→北朝鮮という二連戦を狙ってるのかなぁ、アメリカは。
 昼に大須に出るが、どうにも鼻がつまって体調が良くない。熱はほとんど出ないし、ふらふらもしないんだけど。こういうときは街頭で配っているティッシュがありがたい。しかし飯を食ってるときくしゃみが出るのはカンベンして欲しい。外食でなくって良かった。


2002年12月23日(月) 旧暦 [n年日記]

粋といなせ

 「粋な奴がよい、いなせな奴もよい、粋でいなせならば、なおさらよいのである」とは「助太刀屋助六」のパンフレット冒頭にある岡本喜八監督の言葉であるが、広辞苑によれば「粋」というのは「意気」から生じた言葉であり、「いなせ」というのは魚河岸の若い衆が鯔背銀杏に髪を結っていたところからの言葉であるという。個人的な意見だけども、「粋」というのは「いきおい」であり、「意気込み」であり、「生き」であると思う。つまり、表面に現われているさまよりも、その本質、その内容に言及した言葉だと思う。「いなせ」は逆に、見た目から発生した言葉である。つまり、「粋である様、粋を感じる様」が「いなせ」と思う。
 「いなせ」は見た目、格好の問題である以上、いなせな格好、ふるまいを真似しただけで「いなせ」になる可能性が有る。それはむしろセンスの問題だろう。でも、それが発する「粋」がないと「いなせ」はただのかっこつけに堕す。もっとも、言ってる私が粋でもいなせでもないので説得力ないけどね。
  カセットコンロのボンベが爆発。ドアがひしゃげる 。結構爆発するものなんだなぁ。マジ危険なのでお気をつけて。
  北朝鮮「米の経済封鎖で電力事情逼迫」 。それ以前の問題の気がするのは私だけなんかなぁ……
  来夏にはPS2とX−boxが$149に?  なったらいいねえ。X−boxにとってはチキンレースでしょうが。
  2時間の映画が300本記録できる次世代ディスクフォーマット 。容量が増えても300本も映画入れないって……それと、容量の大きさもさることながら、早いうちの規格の統一を願いたいものです。
  WinXPとWinampにセキュリティエラーがあるという ので、 新しいWinamp を入れて日本語化とかしたのだけど……あれ? 日本語ファイルの読み込みが変だ。2バイト文字の読み込みで何かエラーがあるらしい。うーん、ファイル名を付け替えれば使えるのだけど……面倒だな。
 地下鉄の女性専用車両のことをこないだ言ったけども、 こういう冤罪 を防ぐためにも有効かもしれない、と少し思った。無論、女性が被害を声に出せない事態になってもいけないのだけど、 こういう事例 もある。やはりなにかがおかしいと思う。
 昨夜、テレビで輪島のローカル線の廃線のドキュメンタリーをやっていた。一時の盛況の影もなく、今は荷担ぎのおばあちゃんたち、そして登下校の高校生たちくらいしか使わず、他の住民たちの交通手段は車にとってかわっている。典型的な赤字ローカル線である。そのローカル線が廃線になり、住民たちに惜しまれながら消えていく。それは単に一つの交通手段が消えるということではない。交通とはコミュニティと文化の血流である。ひとつの交流が廃れ、消えていくというのは、とりもなおさずコミュニティと文化のありようが変化していくということであり、人々の生活の変化の象徴であり、また、変化により必要なくなりはじき出されるものの具象化である。駅はバス停留所にとって代わるが、荷担ぎのおばあちゃんたちはいつまでこの仕事が続けられるのだろうとこぼす。駅の赤字の喫茶店を、存続させる夫婦もいる。廃線になった路線の上に、子供たちのためにトロッコを走らせる元駅員もいる。それらは切り捨てられるもの、消えていくものである。だが、意味のないことなのだろうか? 古い生活習慣に固執しているだけの話なのだろうか? 若者たちが職を求め都市へと去り、過疎化の進む輪島の街の姿と共に、その間になにか大切なものがある気はするのだ。しかし、それがなんであるのか、もどかしくもはっきり言えない。
 「日経は偏りが少ない」に対する 友人のツッコミ 。そういう見方もあるか。


2002年12月24日(火) 旧暦 [n年日記]

メリー・クリスマス、ミスター・ローレンス

 クリスマスなのにそれらしいイベントはなし。食欲がないのでケーキもなし。せめてクリスマスらしいものをと思い、「戦場のメリー・クリスマス」などをかけてみる。
 職場で顔が火照ったような感じがしたので、なにげなく額に手をやると、むちゃくちゃ熱い。なんじゃそりゃ、と思い、手近のデジタル温度計のプローブを耳の中に突っ込んで計ってみると……37度7分。あたしゃこんな高熱出したのは物心ついてから記憶にございません。実際には内耳で体温をはかると、少し高めに出る。それにしても、この温度はちょっと過去にない。しかしなぜか身体の節々がちょっと痛む以外はたいしてなんともない。体調が悪いと感じることさえ出来なくなってきたのか? と思ったら、帰りがけにぐっと疲労が出てくる。うーん。さっさと治さないとな。
 体調が悪いとあまり関係ないことが気になるもので、「ディア・ハンター」とか、最近はCMとかで使われているあの曲、なんだっけな、と疑問になった。曲名を知らないのだ。 CDNOW やら CDUNIVERSE やらで検索しても、サントラには収録されてないらしい。しかたないのでgoogleで検索したら Can't Take My Eyes Off Of You らしい。まあ、わかったからってどうということもないのだけど、ちょっとはすっきりする。
  朝日新聞が新書「朝日VS読売」の記述に対して抗議 。まあ、所詮はマスコミ同士のいがみ合いなんだけど、なんだかなぁ、ですな。
  これじゃ、「ライフ・オブ・ブライアン」が上映できなくなるわけだ 。まあ、わかんないではないのだけどね。
 以前に崩落したパラオのKBブリッジに関して、 実は施工したのは韓国の会社じゃないんじゃないかというスレ 。ところが、あっという間に実際に施工をしたSocio Construction Co. が、韓国が作った現地法人らしいという証拠が……これが木っ端微塵って奴ですか? 正確には「請負、設計はドイツ。それを下請けて実際に施工したのは韓国の会社」ということらしいです。まとめとして、一応。
  小川一水氏 の「強救戦艦メデューシン」(上)を読む。まず第一感。「 『ナイチンゲール・ゲマインシャフト』かい! 」いや、実際は道具立てが似てるだけで、舞台設定的には全然違うのだけどね。今回も小川氏らしく、とてもよく勉強してそれを反映している。のだけど、妙に違和感があるのだよなぁ。それなりに面白いし、戦争が嫌い、は間違ってないのだけど、どうもそれが平時の我々が見てる「嫌い」な感じがする。軍隊といえども、しょせんは社会の縮図にすぎない一面はある。そういう感覚がイマイチ感じ取れない。まあ、最終的な評価は下巻を読んでから、ということで。
 手持ちの戦争映画DVDをありったけ突っ込んどいた方が良かったかなぁ……
 先日、 H2Aロケット四号機打ち上げ ライブ中継に関してのアンケートに答えたのだけど、そのお礼メールが今日届いた。よくある「ありがとうございました。以後の運営の参考にさせていただきます」なのだけど、その中に、打ち上げ成功のお祝いの言葉への感謝が一文添えられていた。ちょっとびっくり。確かに私は「打ち上げ成功おめでとうございます」と添えたのだけど、アンケートに答えた人全部が必ず書くわけでもあるまい。まさか担当者が一通ごとに文面を打ってるとは思わないけど、少なくとも二つの定型文章をきちんと内容に応じて出し分けているということではある。つまらない内容であっても、自分の意見が読まずに捨てられてないとわかるのは悪い気分じゃない。ちなみにピギーバック衛星を含めた四つの衛星は、無事に予定の軌道にのっているようです。あらためておめでとうございます。
 最近、ひとさまのサイトにうかつにリンクするもんじゃないと思いましただよ。特に、アクセス解析があるようなところ。(^^;(最近は大抵あるけどね) いや、リンクたどって来た方、萌えもなんにもないところなんで、ごめんなさい。


2002年12月25日(水) 旧暦 [n年日記]

マジで気付いてなかったのか

  「米国はどうして好かれないのか」ワシントンで今最もホットな話題 。いや、まさか気付かずにやっていたとは。てっきりわかっていてやってるとばかり思ってました。とはいえ、日本をはじめアンケートに答えている国はパックス・アメリカーナの恩恵を少なからず受けているのも事実。単純に「嫌い」ではないのだろうなぁ、日本以外も。
  男の子の名前、「駿」がトップ 。「しゅん」であって「はやお」ではないのでそこんとこヨロシク。ってか、「はやお」で打っても出ないのに、「みやざきはやお」で打つと出るのな。>MS−IME
  1テラバイトの光ディスク評価機、早くも販売。(お値段3500万円) すごいっちゃすごいんですが。お値段も……
 え〜、右よりの産経の記事なんで、話半分にお願いします。 捕虜収容所の実在を示すフィルムが発見 。これが本物なのか、本物だとしても本当に南京の、その時代のものなのかはわからないし、それが本当でも即時処刑が行われていなかったということにはならない(一部、行われていても不思議はないとは思いますが)のですが、日本軍の悪辣ぶりばかりが尾ひれ胸びれ背びれまでついて吹聴されている史観に一石を投じる面白い資料にはなるかもしれません。
 今日はクリスマスだけども、そう言えば ラエリアン・ムーブメントがクリスマスにクローン人間を誕生させる という話はどうなったんだろう? 個人的には、人間が人間を生殖以外の方法で作る、というタブーより、クローンにより生まれてくる子供に明らかな生物的デメリットが生じる(テロメアの異常など)ということの方で、むしろ反対なんですけどね。逆に言えば、それがクリアされるなら反対は特にしない、ってことです。意見は人それぞれでしょうが。
 本屋で 月刊少年エース が出ていたので中身を見ると、貞元義行氏の「エヴァンゲリオン」でいつの間にか渚カヲルが出ている。あれ? アルミサエルと第三新東京市蒸発はもうやったんだっけ? うーん、どうにも記憶がない。そういえば、こないだコンビニに行ったら買い物客の女の子が「え〜、マンガのエヴァってまだやってたの〜?」とか話をしていた。TV放映に先駆けて連載が始まったから、もう足掛け7年にはなってるはずである。いや、8年経ってるのか? そりゃ、そんな言葉も出るよなぁ。エースがいきなり休刊とかなければ、最後まで行ってくれそうです。どういうラストになるのかは楽しみではある。個人的には、このマンガがエヴァに完全にとどめをさしてくれることを期待する。
  マガジンZ の長谷川裕一氏の「クロノアイズ グランサー」はハリー・ポッターネタ……行くところまで行ってください。
 本屋で神林長平「永久機関装置」を購入。「ローマ人の物語」と平行して読み進めよう。
 風邪は良くなってるようななってないような。さっさと寝ておこう。
  いやぁ、全話見るまで完全評価は保留にしといた方がいいと思いますぜ 。友人からビデオ回してもらいましたが、人によっては評価がわかれるかも。ってか、個人的には「面白けど、DVDまでは……」なんですが。 チュチュ は迷ってマス。(寝るんじゃなかったのか?>ワシ)


2002年12月26日(木) 旧暦 [n年日記]

お茶と薬

 風邪は快方に向かっているのだけど、熱がちょっとと、あと鼻水が止まらない。仕方ないので職場の近くの薬局で鼻風邪の薬を買ってくる。買ってきたのは ストナジェルサイナス 。主要成分の 塩酸フェニルプロパノールアミン は、交感神経刺激の作用があり、つまり一般的に人体の自律活動を活性化する。やはり塩酸フェニルプロパノールアミンを成分として含む食欲減退剤と一緒に服用していると(日本の店頭では販売してないそうです)まれに脳内出血の副作用があるそうである。つまり「交感神経刺激→血管収縮→血圧上昇」ってことですな。無論、一日摂取量は75mg以下と日本では制限されている。効き目が中々出ないからっていっぱい飲んだらだめよ? あ、ワシ、血圧高めだっけな。大丈夫かしらん?
 他の成分は、先日の薬にも含まれていた アセトアミノフェン と、 エテンザミドグアイフェネシンリン酸ジヒドロコデイン 、無水カフェインとなっている。あ、アセトアミノフェンって、 アルコールと一緒に摂取してはいけない らしい。しまった。こないだ一緒に飲んだ記憶が。(おいおい)
 こういうふうに、薬は一緒に服用するものによって思いがけない副作用が出たりする。よく「お茶は薬と一緒に飲んではいけない」と言うけども、薬を飲んだ後で無性にお茶が飲みたくなってしまい、「本当にお茶と薬って一緒に飲んじゃいけないの?」ということを調べてみた。 貧血の薬と一緒に飲むと、お茶に含まれるタンニンが鉄分と結合して効果が薄まる という話があるのだけども、一方で緑茶に含まれるビタミンCは鉄分の吸収を助けるともいう。さらに、最近は持効性の錠剤が主で、一過的なお茶の効果はあまりない、とも言われている。貧血の薬以外ではどうかというと、お茶にもカフェインが含まれており、カフェインと一緒に摂取してはいけない薬では影響があるかもしれない。けど、まあ薬のように強烈な効き目があるわけではないので、そんなに神経質になるものでもないようである。と、安心したところでお茶を飲む。ふむ。生き返る。
 なんとなく「いまさらマクロスかよ!」と思わないでもない マクロスゼロ を見た。しかし、意に反してなかなか面白い。舞台設定は後にマクロスの母体になる巨人艦が地球に落ちてそれほど経っていない頃。背景としては地球内での戦争が繰り返された時代と、バルキリーの開発史に重なる。島に伝わる創世神話と鳥人伝説が何を意味するか、どうつながるかはだいたいわかるのだけど、演出的に良いせいか気にせずに楽しんで見れた。グレートメカニックス6の河森監督のインタビューによると、トゥーンシェードはわざと使わなかったのだという。同誌の富野監督はインタビューで「クリエイターが、メカと美少女という本来は結びつかないものを無理矢理くっつけてしまう傾向」を「マクロスショック」と称していたが、本家のマクロス新作はそれをちゃんとドラマでつなげている。(無論、富野氏は本家のマクロスを必ずしも卑下してるわけでなく、なんの工夫もなく二つを食い合わせの悪いまま同居させる安易さを批難しているのだと思う。) マクロスの基本のもう一方はメロドラマだからねえ。また、今回の製作に先駆けてアメリカで実際の戦闘機の後部座席に乗って飛行を体験したという。航空機内でのGのかかり方、パイロットの視点の移動などに、その成果を感じる。板野サーカスも3GCD上でもちろん健在。続巻が楽しみである。
  売春、未成年にも処罰の対象に、の動き 。児童売春が一向に消える気配がないのは大人の方のモラルももちろんだけども、未成年の方から持ちかけてくることが一向に止まないことが一因ではあると思う。実際、 9割が少女側から持ちかけてる ってんだから、こりゃ罰則を設けなけりゃしかたあるまい。いまさらの観もあるけど。
 今日から フレッツADSLモア に切り替え。ADSLモデムも新しくなる。たった一年なのに、小さくなるんだなぁ。早さも、サーバー側が重いとかでないかぎり、ほぼストレスを感じなくなった。うーむ、技術の進歩はすごい。下りの実測値は5Mb/s強。まあ、こんなものでしょう。
  IKKI にて、木葉功一氏の新作短編「フルーツ」が掲載。 電撃大王 の「ガンスリンガーガール」( 相田裕 作、サイトは現在休止中)と設定が似ているが、大きく違うのは、使い捨てなのは女の子の世話をする男の方だ、というところ。どちらが好みかで、結構性癖の違いがはっきり出そうである。ちなみにワシは前者の方ね。
 あと、コミックスの広告でそうだと悟ったが、「ガンズ&ブレイズ」が最終回。これは明治維新後に舞台を借りてはいるが、実質、西部劇だった。南北戦争後のアメリカに微妙にオーバーラップする。しかし、同時に時代劇でもある。作品自体の面白さもさることながら、この構図にはうならされた。
 このところ、身内に不幸があった、と幾人かの知人から何故か連続で告げられた。無論、まったくの偶然である。そういう時に私はなにを言えばいいのか、結局わからなかった。いつもの困ったときにやる、中途半端な笑いを浮かべるのが精一杯だった。最低だと思った。


2002年12月27日(金) 旧暦 [n年日記]

年末進行中

 研究室の忘年会でした。しかも幹事。いやぁ、心臓に悪い。
 でも、普段話が出来ない人と変な話が出来たのは面白かったかな。
 年末はせめて平和に、と思ったら チェチェン行政府に爆破テロ 。おーい、マジかよ? 殺し合いがしたんだったら、したい同士だけでどっか無人島でやってくれ、とか、不謹慎だけど思ってしまう。いろいろ簡単に忘れ去れない歴史があるのはわかる。けど、関係ない他人を巻き込んでいいことにはならない。
 塩野七生「ローマ人の物語」はようやく「ハンニバル戦争」の前半まで。アメリカとローマは似ている、という評はときどき見るけど、似てるところもあるけど、違うところもやっぱり多いと思う。日本をカルタゴになぞらえる人もいるけど、日本にゃハンニバルなんていませんて。(食人博士ではない)
 神林長平「永久帰還装置」も同時進行で現在半ば。こちらも面白い。やっぱり神林は「ふむん」だよなあ。
 OVA「雪風」がアレなのは、「ふむん」がないことも一因に違いないそうに違いない。


2002年12月28日() 旧暦 [n年日記]

痛恨のミス

 ここんとこ、気をくだかなきゃいけなことが多かったり病み上がりだったり疲れてたり不安があったり鬱ってたりストレスが溜まってたりしたのは事実なんだけど、最低で最悪のミスをやらかしてしまった。今年中に挽回できればいいのだけど、できなかったらどうしよう。うーん。またもや鬱の材料が増える。


2002年12月29日() 旧暦 [n年日記]

年末だと言うのに

 「ブレイド2」なんぞを見たり。前作はともすれば「エキセントリックなだけ」の吸血鬼アクションだったが、2はわりとストーリーがまとも。吸血鬼でありながら人間であるという葛藤は前作と違いすっぱり切り落とされていたけど、冒頭部の御都合主義以外は、1作目より出来がいいかもしれない。もっとも、「傑作!」というたぐいでもないのだけど。アクションの切れはいい。吸血鬼がハゲなのは、「ノスフェラトゥ」からの由緒正しい伝統?
 神林長平「永久帰還装置」を読了。円熟してからの神林長平の凄いところは、一見、テーマと関係のないところをストーリーが紆余曲折してるように見えても、読み終わった後からするといずれもテーマを語るために必要なものであったように見えるところだと思う。今回の「永久帰還装置」もその手法にまんまとはまってしまう。そしてテーマは「帰還」である。「帰還」に必要なのは帰る場所と、手段、そして帰る意志のみっつだという、ともすれば忘れがちな原則を軸に、それを記号論にではなく、有機的におりなしていく。「氏の一番の作品」とは言わないが、いつもながらに神林長平が堪能できる作品ではある。
 塩野七生「ローマ人の物語」のうち、2巻に当たる「ハンニバル戦記」まで読了。読み進めているうちにおそろしくなるのは、文庫版7冊を読み終えたら、未だ文庫化されていない部分まで手を伸ばさずにはいられなくなるのではないか、ということである。正直、ローマ人に心理的に肩入れしすぎではないか、と思う事はある。しかし、それ以上に必要十分に公平で、平易かつ明晰な論調で展開されていく地中海史の前には、多少のそういった不信も沈黙せざるをえない。のみならず、戦場で、政争で、あるいは国もしくは人物の艱難をくりひろげる、躍動感に加え、やはり平易かつ明晰な筆致と、深い知性と、歴史と人間に対するリスペクトを感じずにはいられず、それ以上に、ともすればその文章と内容に屈服されていることを、一種の快感を持って受け入れている感覚すら覚えるときがある。これは、幾人もの知人が絶賛するわけだ。
 幾人かの友人が「灰羽連盟」を絶賛。絶賛するにやぶさかではないのだが、そこまで「熱狂的に」はなっていない自分との温度差はやはり感じてしまう。無論、それは向こうがおかしいとか、そういうことではない。自分は何か根本的な感性がおかしくて見落としてる部分があるのではないかと、不安になるのだ。まあ、小心者の弁ですな。
 ふにゅう。今日も疲れたので、これくらいで。