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2009年12月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#9

  キルミンずぅ #9「屋根裏の白い恐怖!?」。授業中「ネズミは害獣で猫は益獣」と言われたことでまた喧嘩をしてしまうリコとケン。ネズミに変身するケンは釈然としないまま、家の手伝いで家業の肉屋の配達に行くが、中華料理屋で最近ネズミが出なくなったという話を聞く。中華料理屋のばあちゃんが「白い神様のおかげ」と言ってるのを聞いて「事件だ!」と勝手に言い出したケンは、タマオを巻き込んでキルミンに変身して店の天井裏を捜索する。しかしネズミの家族を襲う白蛇に追いかけ回されることに……
 一方、リコとリムもアニマル課の刑事から「白い可愛いペット」が逃げ出したという話を聞いて協力していたが、蛇から逃げるケンの悲鳴を聞きつける。

 いやまあ、蛇は昔から洋の東西を問わず「神の遣い」とされることが多かったし、ネズミはもっぱら害獣でそれを捕らえる猫も益獣として扱われていたのは事実なんだけど。ただ、一方でネズミも神の遣いとされたり多産や蓄財の象徴とされていたという側面もありはする。けど、基本敵に人間にとって害獣なんだけどね。
 先週の獣人騒ぎはひとまずお休みで、基本逃げ出した白蛇をめぐってのドタバタなんだけど、「キルミン三箇条」なるものが。第一、第二はまあわりとどうでもいいとして、第三条「99分以上完全変身してはならない」というのがかなり大問題。どうも99分以上完全に動物化してると、その動物になったまま戻れなくなってしまうらしい。ケンも限界ギリギリまで変身していて人間としての理性を失いかけ、ネズミの本能に駆られてしまう。普段からねずみ取りを怖がったりと、ネズミっぽくなってはいたのだけど。
 とすると、あのメガネをかけたカメはリコたちの祖父がゾウガメに変身して、99分以上経って元に戻れなくなったのか。
 あと、牙組が相変わらず腹ぺこキャラ……う〜ん。


2009年12月02日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] クライメートゲートとか、マイケル・ムーアとか

 数日前に書いた「ICPPからデータ捏造とか反対論文への圧力の証拠メールが流出」という話、 クライメートゲート事件と呼ばれ、欧米ではちょっとした騒動になってるそうな 日経エコロミー )。ただ、ネットで噂になってるほど決定的な証拠ではなく、「自説に有利な操作をしたのではないか」という疑念を抱かせるもの、ということらしい。しかしクライメートゲートってネーミングは、ちとどうかと。

 あと、 マイケル・ムーアが来日早々鳩山氏の不正献金・脱税疑惑をネタにしたらしい毎日 )。相変わらずっつーか……しかし、事情聴取するはずの母親が入院(秘書に続いて)したら、鳩山氏本人の起訴はなしで贈与の申告漏れでチャンチャン、なのは、なんつーかなぁ……あからさますぎて。
 今日は今日で「ない袖は振れ」とか、「あんたはどこの島本和彦ですか?」と聞きたくなるような迷言をまた披露したらしいし。まともに解釈するなら「税収はないが(赤字国債等を発行してでも)景気対策を行うべきだ」という意図かなと思うけど、あなたがた、そもそも麻生氏がそれやったときに正反対のこと言ってましたよね? とか、それ以前にいろいろ対応がお粗末すぎる、とか、言わずにはいられない。もしそういう意図でないならば、まったくの意味不明。


2009年12月03日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] DTB流ジェミ#8とささめき#9

  DTB流星の双子 #8「夏の日、太陽は揺れて…」。東京へ向かう列車の中、ロシア連邦保安局のレプーニンたちがヘイたちに接触してくる。蘇芳がかつての親友ターニャに監視された中の交渉を強要されるヘイ。蘇芳の確保と、ヘイの実力を見込んでのスカウトだったが、ヘイはその席を蹴ってしまう。レプーニンはせめて蘇芳だけでも確保しようと、ターニャに蘇芳を連れて逃げさせる。彼女を追って追いついたヘイにより蘇芳は束縛を解き、追うターニャから逃げようとするが……

 え〜っと、水着回ですか? いろいろと。
 OPの夏の海を連想させる水着姿で、ターニャやニカたちと短いロシアの夏を楽しんでいた頃を思い出す蘇芳。が、今度の追っ手はそのターニャ。監視を受けながら、「何故ロシアで自分を殺さなかったのか」とターニャから質問され、「友達だから」と答える。
 そんな蘇芳にターニャは「それは理由にならない」と、かつて自分よりニカと親しい蘇芳を疎ましく思っていたこと、ニカを好きだったことは憶えていることを告白する。が、その頃の気持ちは思い出すことができない……
 「私はニカを好きだった……私はニカを殺した……」と、今は理解できないその意味を探そうとするようにつぶやくターニャを、思わず抱きしめる蘇芳。
 一方、ヘイは酒をやめてかつての暴食ぶりが復活。w レプーニンや食堂車の給仕もただ目を丸くするばかり。「ヘイの大食は対価じゃないか」という推測も前シリーズであったけど、能力が消えてる今もあれなら、完全に元からだな。
 レプーニンは交渉途中で契約者に対する憎悪をあからさまにし、その原因が前回ヘイが殺したイリアであることを話す。彼の姪が、まだ契約者に鳴る前の快楽殺人者だった彼に殺されたのだ。って、ここでも水着?
 国家の方針に逆らえず、姪の仇の世話を見なければならない屈辱を語る彼に「それでお前は何をした?」と問い返すヘイ。イリアを憎みながら仇を打つでもなく、保身と天秤に掛け合理的な枠にはまる人間であることが、契約者とそんなに違うのか、イリアは最低な人間だったから最低の契約者になったのだと突きつけ、レプーニンのハッタリも看破し、交渉を決裂させる。
 そして追う立場と追われる立場になったかつての親友同士のターニャと蘇芳。プールに追い詰められた蘇芳は、ターニャに友達同士でどうしてこんなことをしなければならないのかと呼びかけるが、ターニャにはその声は届かない。思わず能力でライフルを呼び出すが、ターニャを照準にあわせながら、ヘイの言葉が彼女に引き金を引くことをためらわせる。
 が、蘇芳は撃ってないはずなのに、銃声が響き、ターニャの腹が半分吹き飛ぶ……丁度追いついたヘイたちは蘇芳がやったと勘違い。「自分の身を守るためなら、仕方ない」と言うが、蘇芳はかえって逆上。親友を撃ったと思われたこと、何より、ヘイが自分に撃つなと言ったのは、自分のためではなく、イザナミ=インを守るためではないかという疑念と嫉妬……
 蘇芳はヘイと離別し、まだ早朝の東京をさまよう。
 って、来週は呼ばれてもいないあいつらが登場!? って、自分で「場違い」って言うなw


  ささめきこと #9「ひまわりの君」。同級生の蒼井あずさに同好の士(百合小説好き)と誤解された純夏。同人誌即売会に誘われるが、彼女に兄の正体を知られることを恐れた汐との暗号通信に必死で、その内容には馬耳東風。
 そんなことと知らず純夏と二人で同人小説誌が書けると舞い上がったあずさは、妄想と期待に胸を膨らませて連日夜を徹して創作活動に没頭する。
 が、話の内容をろくに聞いていなかった純夏に「え? あたし何かするんだっけ?」と言われてしまい……

 まあ、あからさまにコミュニケーション上問題があるんだけど(純夏も、あずさも)、特にあずさは思い込みが激しい分、暴走しがちで今回も先走ってしまう。アバンタイトルからすると、以前も同じようなことでトラブルを起こし、友達をなくしてしまったらしい。本人的には悪意はないし、一緒に楽しみたいという気持ちが空回りしてのことなのだけど……
 純夏の方は、汐とのコンタクトに忙しくておろそかにしてしまったという感じ。まあ、そもそも特に親しいとか友達とか言う意識はなかっただろうし、こっちは仕方ないんだけど、自分が彼女の話をちゃんと聞いていなかったことで彼女を傷つけたことに落ち込む。こういう時は年上の貫禄の朋絵は「失敗したなら、取り戻せばいいさ」と……普段はバカなのになぁ。
 部屋で号泣し泣き疲れた彼女の側についていてやり、目覚めるまで待っていた純夏。純夏とあずさは仲直り(?)したけど、純夏のいるあずさの部屋を見上げる汐の表情は、微妙に暗さを帯びる。
 まあ、それに気付いていない純夏的には同人誌即売会の日付が女子部企画の合宿と重なってた方が問題みたいだけど。

 しかしこの寒い最中にどうしてどこもかしこも水着イベントなんだ。


2009年12月04日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] にゃんこい#8

  にゃんこい! #8「炎の個人教授ランナー」。ちゃっかり家に上がり込んだ桐島ツインズが連れてきたのは、猫のミッチー。雀を捕れるようになりたいと言うのだが、ミッチーは壊滅的な運動音痴&体力不足。これは特訓しかないと、ミッチーを鍛えはじめる潤平だが、その現場を楓に見られてしまう。呪いのことをごまかすために身体がなまってるので鍛え始めたと嘘をつくが、それなら陸上部に体験入部して一緒に練習しようという楓の申し出に、ミッチーの依頼のことも忘れて鼻の下を伸ばす。
 楓と一緒にいられることに浮かれて、本当にミッチーのことを忘れてしまう潤平だが、そのことに腹を立てたミッチーが潤平にとんでもない悪戯をしかけてしまう。

 今回もオリジナル回だったけど、先回よりは酷くはなかったかな。キャラのリアクションややり取りが過去のものの切り貼り感はあるけど、全体的にテンポは悪くなかった。洒落にならない悪戯をしかけたミッチーを、自分の行動がきっかけとは言え、あっさり許したり、下着泥棒の誤解がハルヒコの発言ひとつで解決するのは流石に展開早すぎとも思うけど、ドロドロしたりテンポが悪くなるよりはいいし。
 次回は水着と看病で加奈子オンステージか?


2009年12月06日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#41とダブル#13

  シンケンジャー #41「贈言葉」。丈留の様子がおかしいことは気付いているが、何も相談されないのは自分が未熟なせいと落ち込むことは。そんな時、姉から手紙がやってくる。手紙はシンケンイエローとして戦うことはを案じたものだったが、代理の自分が未熟なせいで姉にも心配をかけていると一層落ち込む。そんなとき、アクマロがアヤカシ・スナススリを送ってくる。スナススリの投げる砂をかけられると、人々は飢えと渇きに苦しみ、飲むことと食べることしか考えられなくなってしまう。傷が癒えぬ丈留を置いて出撃するシンケンジャーだが、攻撃を受けそうになったことはを庇って流ノ介と茉子が、続いて源太と千明も砂を掛けられてしまう。

 本来嫡子である姉が病弱のため、次女ながらシンケンジャーになったことは。けど、自分が未熟で姉の代理だという劣等感にずっとさいなまれていた。そんな時にスナススリが現れる。アクマロはこのスナススリを使って現世に餓鬼地獄を作ろうとしていた。その真意はシタリをして「狂ってる」と言わしめるものらしい。
 結局自分のミスで仲間をまた傷つけてしまったと落ち込むことは。だがそのことはに彦馬は「お前が逆の立場でも仲間をかばっただろう」と、ことはのせいではないとなぐさめ、また姉が代理の自分を心配してるという言葉が気になり、ことはの姉の手紙を読む。そこにはことはのことを案じる言葉が並んでいたが、それは代理としてではなく、妹を案じる姉としての言葉だった。ことはは劣等感からそれを代理を上手くやっているかというように読んでしまっていた。
 結局、いつまでも「代理」という気持ちを持ち続けることが逃げだと気づいたことはは、他の誰でもない「シンケンイエロー」としてスナススリと戦う。
 そのことはの決意を見た丈留も、自分の覚悟の中途半端さに気付き、志葉家当主としての自覚に目覚める……って、そんなんでいいの? ここ数話ずっと引っ張ってた悩みって……
 まあ、シンケンジャー側も万全の体制が整い、ドウコクが復活するまでの間、年末にかけてのアクマロとの決戦展開に突入するのかな?


  仮面ライダーW #13「レディオでQ/狙われたプリンセス」。風都のアイドル、園崎若菜のラジオ番組をいつものように楽しむ翔太郎とフィリップ。しかし番組中彼女に「ミスタークエスチョン」と名乗る悪質なストーカーから電話がかかってくる。若菜の好みを聞いて、その好みにちなんだ事件を起こすことから、若菜の責任を追及するマスコミが殺到。そんな彼女を救おうと翔太郎は彼女のいるラジオ局を訪れるが、ラジオで聞くのとは大違いの高飛車な本性に唖然。失望して帰ってくる。が、フィリップはそんな翔太郎に猛反対。あくまで彼女を守ろうと主張する相棒の意見に仕方なく若菜の護衛につく。
 案の定、ミスタークエスチョンから次の電話がかかってくる。警察が逆探知しようとするのを脇目に、フィリップの指示で電話を取り上げ、相手を挑発。その言葉から次の犯行現場がコンビナートだとフィリップが推理し、翔太郎が現場にかけつける。
 一足遅く火災を起こした犯人とおぼしきドーパントがそこにいたが、やたらと頑丈でパワフルな「バイオレンス」のドーパントのパワーに圧され取り逃がしてしまう。
 犯人確保に失敗した翔太郎だが、どうして犯行現場がわかったのか不思議に思った若菜が探偵事務所におしかけてくる。フィリップの推理を聞き感心した彼女は、彼に犯人を捕まえてくれと頼み、フィリップもすっかりのぼせてその気になってしまう。
 次のミスタークエスチョンの犯行に備えて若菜の取材に同行する翔太郎だが、案の定取材先に電話が入ってくる。質問から次の犯行現場を割り出し、そこに駆けつける翔太郎。だが、ストーカーに腹を立てた若菜もクレイドール・ドーパントに変身して参戦。お互いの正体を知らぬまま三つ巴の戦いを繰り広げるが、クレイドール・ドーパントの正体が若菜と知らぬバイオレンス・ドーパントの攻撃により、クレイドールが粉砕されてしまう……

 え? いきなり若菜=クレイドール・ドーパントが粉々になってるけどいいの? って、タブー・ドーパントの「この子は死なない」という言葉から推測すると、粉砕されても元に戻るのだろうけど……
 若菜のタレント活動を快く思っていない園崎家は、このスキャンダルを契機にタレントをやめ組織の仕事の手伝いをしてはどうかと言うが、若菜は頭ごなしに言われて逆上、自分の手で事件を解決すると宣言してしまう。
 その若菜のラジオで様子を知った翔太郎は心配して局に駆けつけるが、傍若無人な若菜の本性を見てがっかり。だがフィリップは翔太郎の言葉に耳をかさないどころか、本物の若菜の態度を見ても逆に熱を上げてしまう始末。姿を見られたくない真性引きこもりのフィリップは姿をかくし扉越しに彼女と話をするのだけど、手を握られた時、かつてない感覚を覚える。
 が、それはバイオレンスとの三つ巴戦との最中、クレイドールにも感じてしまい、フィリップに疑惑の種を蒔くことに……
 若菜の本性に唖然とする翔太郎と亜樹子だけど、逆に「すばらしい」と言い出すフィリップに亜樹子は「マニアック……」と……まあ、確かに。
 霧彦は変身前の翔太郎の顔を見知っていて、Wだとは知っているが身元までは知らず、若菜は多分フィリップが組織の探すモノだと知ってるけど、フィリップと顔を合わせていないためやっぱり気付いていない。なんだかこんがらがりそうな状況だな。
 あと、若菜の取材先が第三話・第四話で出てきた和菓子屋をやってる和泉家なのが、街を舞台にしてるって感じでよろしいですな。

[アニメ] エリン#47とジュエルペット#36

  獣の奏者エリン #47「清らかな夜」。ついに事態は佳境。湯浴みの時を狙ってリランに乗って真王セィミヤに直談判に行ったエリン。ハルミヤに話したのと同じ、真王家の隠された由来を語る。最初、信じようとしないセィミヤだが「王獣規範」によらず育てられ、野生の王獣と同じように空を飛び子どもを産んだリランを生きた証拠として突きつけられ、信じざるを得なくなる。
 のみならず、ハルミヤ暗殺の真犯人であり大公家との対立を煽った犯人がダミヤだと聞かされ、流石にショックを受ける。その結果、セィミヤから「自分の傍らにいることを許す」と、王獣を動かさないことを事実上許されるけど、単にそれでは済まないだろうなぁ。後三話、ほんとどうなるんだろう?


  ジュエルペット #36「キタキタ(゚∀゚)りんこの王子様!?」。間違いで仲間にしてしまったキングから「りんこは白馬の王子様を待っている」と聞いたダイアナたちは、ディアンが人間に化けてりんこをたらし込む作戦を実行する。ディアンが化けたアンディ王子にめろめろなりんこだが、それを面白くなさそうに見てるのは七瀬。七瀬はディアンにバスケで勝負を挑むが……

 なんかりんこの白馬の王子様合戦は帯刀と七瀬かと思ってたけど、すっかり帯刀の存在感が薄くなってた。久々に今回登場で、七瀬を応援する立場になったっぽいけど……
 つか、人間に化けたディアンがまんまルルーシュ過ぎてワロタw まあ、中の人つながりですが。
 しかし、今回EDをなんとなく見てたらブサイクなジュエルペット、キングの声がDTBの黒(ヘイ)と同じ事に気付いて吹いた。全然違いすぎる……
 あと、ラピスがダイアナを無能呼ばわりしてるのが、中の人がこないだまでミントで無能呼ばわりされてる逆襲かとオモタ。


2009年12月07日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#10とミラクル☆トレイン#9

  キルミンずぅ #10「もんもんモンキーパニック!?」。野外写生の授業に山に出かけたリコたち。しかし楽しみにしていたお弁当を小猿に取られてしまい、キルミンに変身して追いかけることに……

 アニマリアン化するのは単に噛めばいいわけではなく、相手に恋をさせた状態でないといけないらしい。牙組がホストみたいなことやってるのは、そのせいか……
 市長を取り込むためにタマオをアニマリアンにしろと言われるカノンだが、その気のないカノンはアニマリアンになったばかりのけーこりんを使ってタマオを引き離し、ケンをアニマリアンにしようとする。けど、キルミンでアニマリアン因子が活性化した人間にアニマリアン因子を注入するとどうなるんだ? ヤバイことにならないか?
 そいでもって話の大筋事態は猿とおっかけっこ。猿を下手に餌付けすると被害が増えるからやめた方がいいと思うよ。カノンはカノンでケンにいいところを見せようとするが、裏目に出てばかり。こういう役所か。


  ミラクル☆トレイン #9「男たちのミラクル☆トレイン」。悩める淑女しか乗れないはずのミラクルトレイン。ところが手違いで男が乗ってきてしまい……

 いかん、なんか意外と楽しいぞ。これ。
 っつーか、わりと好きな「やりたいことはわかるけど、微妙にずれてる」へっぽこアニメの系統だ、これ。
 今回間違いで乗ってしまったゲストだけど、実は「バリバリの商社マン」というプライドの裏で、可愛いものが好きという趣味があり、コンプレックスを持っていた。彼女にそれを知られるのを恐れ、部屋にあふれるファンシーグッズを捨ててしまうかと思い詰める。
 なんか微妙に安っぽく芯を外したずれっぷりがなんか気になりますわ。

[その他] え!? いまさら!?

  「突出」するニッポン=潮田道夫毎日 )。
 日本は「突出」しているのだろうか? コペンハーゲンの気候変動に関する会議(COP15)を前に、日本の温室効果ガス削減目標が主要国に比べ高過ぎる、という見方が強まっている。
 え!? いまさら何言ってんの!? なにそれ怖いw
 発表直後から「頭大丈夫か?」という意見がネットでもかなり見られてたし、冷静に考えて経済への負担が重すぎることはすぐわかる話なんですが、いまさら本当に何言ってるんだろう?
 普天間の米軍基地移設問題でかなり話がこじれてヤバイ状態なのと相まって、経済への無策やトンデモ発言で外交をこじらすだけなのに、流石に擁護から叩きに転じだしたよう。ま、マスコミの身勝手さも身勝手さなんですけどね〜。
  「批判に耐えるのが指導者」=ゴルバチョフ氏が鳩山首相を激励時事 )。激励と言うより、叱咤の方の気が。これで「批判」だとか言って泣き言言ってるって、麻生氏の時と比べればぬるま湯のような状況なんですが?
 民主が政局のために国益無視で審議拒否を連発、それも全部「定額給付金がどうの」とか麻生政権に責任転嫁する報道ばかりで、バー通いがどうの、漢字の読み間違いがどうの、しまいには日和った身内の撃った弾が後ろから飛んでくる始末。それでも本予算と補正予算を押し通し、経済対策をしてもマスコミはまともに評価せず、補正予算での景気対策を民主党に止められ、そいでもって今ようやくマスコミが騒ぎ出した段階。
 鳩山発言に振り回されやせ細った岡田氏には同情もするけど、こっちには微塵も同情する気にはなりませんわな。
 ただ、8月末の民主勝利から予測した展開は、とりあえずここまで。マスコミの手のひら返しが半月ほど遅いとか、それでもまだ高い支持率とかの予想とのずれはありますが、概ね予想通りではあります。今後どうなるかは正直わからん。まあ、いずれにしてもぐちゃぐちゃぶりを楽しむくらいで行かないとやってられないでしょうな。


2009年12月08日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 唖然

  菅VS.亀井「しこり残りません」 8日の鳩山首相朝日 )。
これはあの、リーマンショックからきていますからね。それまで私ども野党時代を通じて、経済対策をもっと早く打てば良かったのにな、という思いがあります。
 どの口で言ってるんだろう? 景気対策の第二次補正予算を政局のためだけに審議拒否し続け、政権を取った途端にそれも停止。その後、有効な景気対策を打ち出すことが長らくなかったんですが。景気対策をやるならやるでいいですが、自分たちの愚策・失策を前政権のせいのように言うのはさすがに「イラッ」としますな。この人の中身は多分、まわりから褒められたい子どものまんまなんだろうなぁ。
 とは言え、予想していたとはいえここ数日のマスコミの方向転換ぶりはいくらなんでもすさまじいですな。と、そう思ったのはゲンダイの記事。
  ジリ貧サラリーマンを襲う増税ラッシュLivedoorニュース )。え? 十日ばかり前 政権の致命傷にはならないLivedoorニュース )で、
 鳩山首相は突っ走ればいいのだ。臆することはない。捜査は捜査。鳩山は自己の信念に基づいて国民生活を守る政治を実行していくべきだ。
(中略)
 有権者の期待を失望に変えてはならない。鳩山の政治家力が問われている。
って書いてたばかりなのに。このドリフトターンどころか超信地旋回並の方向転換見ると、水面下でなにやらありそうな気が。なんなんだろうなぁ。


2009年12月09日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「蛋白質 核酸 酵素」休刊とか

  『蛋白質 核酸 酵素』 休刊のお知らせ 。ありゃまあ。よく知らないジャンルの概要を知りたい時、特に英語のレビューを読むのがめんどい時にはよくお世話になってました。学術誌もネット出版したり時勢の波に飲み込まれまいと一生懸命な昨今ですが、まさかこんな老舗がなくなるとは……残念としか言いようがないです。

  「民主党は誰の味方か」民主・渡辺副大臣が異例の身内批判zakzak )。うん、それは民主党に入れなかった人の大部分(それと入れた人のごく少数)がわかってたことだとは思うし、基本的に同意なんだけど、なんでこのタイミングで? 陰謀ではないか……というネタ発言はともかく、大分民主党内部がごたついてるんだろうなぁ。衆議では民主党が絶対的に多数なのは変わらないので分裂とか崩壊とかはないと思うけど、やっぱ首すげ替えで鳩山氏は引きずり下ろされるのかなぁ。首相の首だけすげかわっても仕方ないのだけど。

 あと、世間様で話題になってるgoogle日本語入力をちょこっと使ってみたり。変換時にほんのわずか引っかかるような感じがするとか、変換学習が「固い」とかはあるけど、十二分以上に使い物になりますな。最初、「テキストサービスと入力言語」の「詳細設定」、「詳細なテキストサービスのサポートをプログラムのすべてに拡張する」にチェック入れないといけないのに気付かなくて、機能せずあせったけど。
 ただ、やっぱ入力情報の取り扱いの不安と、「予測変換」が時々ヤバイものが出てくるのが……


2009年12月10日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] DTB流ジェミ#9とささめき#10

  DTB流星の双子 #9「出会いはある日突然に…」。ヘイと別れた蘇芳は、あてもなく都内をさ迷うが熱を出して倒れてしまう。その行き倒れの彼女を助けたのは久良沢探偵事務所の助手・茅沼キコ。母親が渋谷にいると聞いた久良沢たちは、勝手にお涙頂戴の展開と勘違いして母親探しをすることに。しかしカメラマンとしてあちこちを飛び回っている蘇芳の母はなかなか捕まらない。揚句、今は海外に行っていつ戻ってくるかわからないと聞かされる。だが、蘇芳の前にマダムが現れ、母親は今夜羽田に戻って来ると告げる。
 一方、やはりマダムから「未来の記憶を持つ契約者」に知りたいことのヒントがあると示唆された未咲は、アンバーの音声の録音に隠されたヒントから、ついに三鷹文書を見つける。

 「流星の双子」が2クールではなく1クールだと知って落ち込む昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 それはそうとついにあいつら登場。のっけから「いい感じでシリアスに盛り上がってるのに、ギャグ要員なんていらねーっつーの!」って、自分の存在意義を否定してどうするw
 母親と会うことにあまり乗り気でない蘇芳を半ば無理矢理に母親探索へ。でもフリーカメラマンである彼女の消息は知れない。結局探し回った揚句、海外に出張してることがわかる。が、何故かマダムが帰国n日程を教える。最後の展開を見ると、ヘイ、蘇芳、未咲を駒のように意のままに操ってるように思えるのだけど……ホント何者なんだ?
 三号機関の方は、ヘイを追う未咲と鎮目が結託。鎮目もイマイチ真意が知れないのだけど、ヘイのことを「能力を失った奴はいまやただのネクラなジゴロ!」って、言うことが面白すぎるw
 しかし二人が上司に食いかかってもイザナミ=インの所在はようとして知れない。が、三号機関メンバーのデータが盗まれることに気づき、物資の受け取りに向かった葉月と耀子の元へ駆け付けると、そこには耀子をさらうヘイの姿が……鎮目が追うが、結局取り逃がす。まあ、能力を持つ前でも妹(パイ)が対価で眠りに陥ってる間、契約者を含めた刺客を退けていたのだものなぁ。
 耀子をさらってインの居場所を聞き出すつもりなのだろうけど、そう簡単に事が進むとは……耀子も何か秘密があるっぽいし。
 しかし、さすがに最後の展開はびっくりだった。博士の死体のこともあるし、紫苑の能力は「人間の複製」なのか。
 あと、「薔薇のモーリス」がどういうアニメなのか気になって来た……
 それと、一期前半のEDが「ツキアカリ」で今回のOPが「ツキアカリのミチシルベ」ということにいまさら気付いた。よよよ。


  ささめきこと #10「ハプニング・イン・サマー」。女子部メンバー(+1)は夏合宿で海に行くが、純夏だけは居残りであずさと一緒に作業。生返事で約束して自業自得とは言え、ついうっかり手を抜くことが出来ない性分が顔を出して同人誌に50頁の原稿を寄稿し、膨大な量の頁数のコピー誌を作ることに。しかし「一緒に本を作る約束はしたけど、売り子までは約束してないから本を完成させたらすぐに汐たちと合流しよう!」とあらぬ妄想に胸を膨らませる。
 しかし夜になりあとは製本するだけという段になって、あずさが発見してしまった誤字を見逃せずコピー機を探して街中を駆け回ることに。さらに純夏が転んで原稿の順番が滅茶苦茶になった後に、差し入れに飲み物を持って来たあずさの母が原稿で転んでしまい、ジュースを原稿の上にこぼしてしまう。
 取り乱し、母親を責めて「もうダメだ」と泣き出すあずさに、純夏は「一部でも二部でもいいから作るんだ! これは私たちが作った本だ! 諦めるだなんて私が許さない!」と叱りつける。

 まあ、100%じゃないけど、かなりの割合、純夏の自業自得もあるよね。
 とにかく製本をさっさと終わらせて合宿に向かおうとする純夏だが、ついのめり込む性格が災いし、作業は夜中にもつれ込む。が、手製のコスプレ衣装まで用意するあずさに「売り子はやらない」とは言い出せず、さらにハプニングで原稿が壊滅的な状態に……いや、それだけの頁数で冊数なら、印刷屋に頼んだ方が値段的にもあまりかわらなくない? と思ったけど、締め切りの問題か。つか、無名なのにそんなに用意しなくても……
 純夏が期待したハプニングはむしろ汐の「ポロリ」だったのだけど、実は女子部の面々は朋絵の運転のダメージで、乗ってきた車が駐車場で爆発、合宿は中止に……
 そうとは知らない純夏は、原稿を諦めれば合宿に行けるのに、泣き出すあずさを叱りつけ、本を完成させる方を選んでしまう。合宿中止したことを「お笑いだな」という朋絵に、汐は「でも、純ちゃんなら人の不幸を笑ったりしない」と言ったのが、それと重ねてるのだろうな。
 結局合宿を諦め、売り子をしてる純夏の前に、挨拶に来た汐が……どうして!? と慌てる純夏に「会いに来ちゃった」と、また純夏を振り回すようなことを……「意外と小悪魔系」というみやこのセリフが、そのままだなぁ。


2009年12月13日() 旧暦 [n年日記]

[その他] ちょっと京都に行ってきました

 土日と、京都に行ってきました。主な目的は新婚の友人宅訪問。
 土産には1.6kgのロース肉で作ったチャーシュー。流石にこの大きさで作ったのは初めてだけど、中まで味も染みてたようだし安心。
 それ以外の観光とかは何も考えてなかったので下調べしてなかったのだけど、友人が気を利かせてあちこち案内してくれたり、ふと思い立って行った伏見稲荷本社がトレッキングコースとして予想外に楽しかったりで、中々に見応えがありました。
 今度はちゃんと下調べして行きたいなぁ。

[特撮] ダブル#14とシンケン#42

  仮面ライダーW #14「レディオでQ/生放送大パニック」。バイオレンス・ドーパントに粉砕されてしまったクレイドール・ドーパント。しかし、砕けたはずの欠片がまた集まり、元の姿に……驚く翔太郎とは別に、フィリップはクレイドール・ドーパントの腕を握った時の感覚が若菜に手を握られた時と似ている気がし、クレイドールの正体が若菜ではないかと感づき始める。
 番組のロケはなんとか無事に続行するが、フィリップは「ミスタークエスチョン」が二回目の電話で言った言葉が、身近にいる人間でなければ知り得ないことを割り出す。犯人に業を煮やした若菜はフィリップの元へ直接犯人を聞き出しに押しかけるが、それに答える前に、フィリップは若菜に「殺されかけた答えはあるか?」という質問をする。
 そこで語られたのは、若菜の幼い頃からの家庭環境。決して幸せとは言えない中で、ただ一人、心を許せる存在だった弟のことを話す。その話の時にいままで見せたことのない安らいだ様子だった若菜に、「それがきっと本当の若菜さんだ」と言うフィリップ。
 そして「地球の本棚」での検索結果、一人の名前が浮かび上がる。

 若菜とフィリップが接近するエピソードの後編。でも、これは恋愛感情というより……てか、フィリップは若菜の弟? 琉兵衛は実の息子を実験台にした?
 フィリップは若菜の正体にうすうす感づきつつ、それを明らかにすることを避ける。若菜はフィリップが組織の追う存在であることに気付かぬまま安らぎを憶え、その言葉に真犯人への復讐を思いとどまり、クレイドールのガイアメモリーを捨てるのだが……でも、フィリップはほとんど確信していながら決定的な瞬間を避けようと、若菜と直接会わないままにしようとしてるから、このままだと破局なんだろうなぁ。捨てたメモリーも琉兵衛が拾ってるし。
 で、事件は大方の予想通り若菜のマネージャー。しかし、ガイアメモリーを買ったのは彼ではなく若菜の先輩DJの素子。彼を唆しガイアメモリーを渡し、事件を起こさせていた。マネージャーはメモリの影響で若菜を想う気持ちに歯止めがかけられなくなり、事件を起こし続けていたのだった。ドーパントはダブルが倒し、素子はフィリップの言葉に思いとどまった若菜には見逃されものの、園崎家の外になるものとして霧彦に排除されてしまう。
 しかし、これまでタイトル中のアルファベットは基本的にドーパントのイニシャルだったけど、今回は違うのか。重複しない方が優先なのかな?


  シンケンジャー #42「二百年野望」。アクマロの狙いは、日本の中心で事件を起こし、そこから亀裂を生じさせこの世と地獄を裏返らせる「地獄ガンドウ返し」を行うことだった。アクマロの執念とは、アヤカシとして生まれたために地獄にも現世にも行けないために見られない「地獄」を見ること……そのためには現世はもちろん自分を含む三途の川のアヤカシたちの犠牲も厭わないという妄執に、ついに儀式は完成。その最後の鍵を握るのが「人でもアヤカシでもない」はぐれアヤカシ、腑破十臓だった。そしてそのためにアクマロは十臓にとある事実を明かす。

 アクマロ、いいねえ。最近の戦隊物悪役ではなかなか突き抜けた奴だなぁ。
 「本来なら決して見れない地獄を見たい」そのためにはいかなる犠牲も厭わないアクマロ。その「犠牲」には十臓、そして十臓の家族も含まれていた。人斬りに魅了された十臓。そしてその最後の一線を越えさせた裏正こそ、十臓の家族の魂を塗り込めて作った刀だった。十臓の妄執と、それを止められなかった家族の無念、それこそが地獄を呼び出すのにふさわしいと嘯くアクマロ。その事実を聞かされた十臓は、これまでのように「人斬り以外興味ない」という態度をすぐには見せない。
 そこに関係しそうなのが、源太。アクマロの狙いを調べるために古文書を調べるシンケンジャーたちに、ちゃんと侍の教育を受けなかったためにその手伝いが出来ない。久々に源太が侍の家の出ではないことを意識する彼らだが、その分「家族」にはより強い思い入れを持っているよう。それに、源太と十臓には握った寿司を「美味い」と言った因縁もあるしなぁ。
 対アクマロ戦は、源太と十臓が鍵を握るのか。


2009年12月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] エレメントハンター#23とエリン$48

  エレメントハンター #23「チタン消失!夢よ消えないで」。キアラの母の撮影現場で元素消失が起こる。スタッフは無事だったものの、莫大な予算をかけたセットの建材に使われていたチタンが消失してしまい、映画の企画は凍結に。心配していたキアラだが、予定が空いてしまった母が訪れ、無事な姿を見せ安堵する。しかし、自分と父親より女優の夢を選んだ彼女に、キアラはどうしてもわだかまりを持ってしまい素直に接することが出来ない。

 予告でキアラが重々しい雰囲気だったから犠牲になるのかと思ったら、単なるブラフでした。でも、元素消失のペースは上がっており、どんどん身近に被害が増えていくよう。
 で、本当は女優として活躍する母を誇りに思う一方で、その道を選んだことで家庭を捨てた格好になっていることで、心ない口の利き方をついしてしまう。だが、母親はそんな感情をまっすぐぶつけるキアラに「本当に私そっくり」と……
 実は母親に女優の道を諦めないように進めたのは父親で、離れて暮らしていても、二人は決して不仲でも気持ちが離れていないことを知る。
 元素消失の方は、ネオQEXがQEXからポジ元素を吸収することが判明。また、生物と言うよりロボット的で、元素消失自体に関わるのではないかと示唆される。けど、コロニーの上層部は「元素消失の原因が分かると不都合」らしい。ハンナもその目的のために強化を受けたらしいのだけど……
 次回はレンの父親の方がピンチらしい。そいでもって地球チームにもビークルがようやく登場? コロニーチームのビークルを、レンやホミはうらやましがってたものなぁ。


  獣の奏者エリン #48「リョザの夜明け」。ついにセィミヤが運命の決断を下す日がやってくる。セィミヤがシュナンと結婚し真王家と大公家がひとつになるか、それともエリンに王獣を使わせ大公家の闘蛇軍をひれ伏させるか。セィミヤが迷う中、王獣舎に泊まり夜明けを待つエリンの前に、裏切り者として追われるキリクが現れる。
 傷ついた彼を、自分を裏切っていたと知りつつ手当てするエリン。そんなエリンにキリクは亡き妹を重ね、エリンに共に逃げようと誘う。

 エリンの中に亡き妹、そして真に清らかなる者を見出し、ダミヤの解く理念に疑問を持ったキリクは、ダミヤから離反。イアル同様に追われる身に……そしてエリンに一緒に逃げようと持ちかけるのだが、リランと最後まで共に生きることを決意したエリンはその申し出を断る。
 そして、キリクはエリンの為に死ぬ覚悟を……最初、死に場所を求めイアルと切り結ぶキリクだったが、その真意をイアルに見抜かれてしまう。そして追っ手の仮面の男たちに迫られイアルと共闘。イアルをダミヤの元に向かわせ、自分は雪の中力尽き倒れる。生死は不明だけど……
 イアルは仮面の男に化けダミヤの側に。そして運命の夜明けを迎えたセィミヤは、初めて世界に目を向ける。これは、どうするか決心したのかな?
 各人の思惑が考査する中、いよいよ決戦の日を迎えたけど、セィミヤがどう決断しようとダミヤがそのまま引っ込んでるとはとても……


2009年12月16日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#11

  キルミンずぅ #11「暗闇でドキドキどっきり!?」。カノンは母ミサの命令で御子神姉妹を見張ることに疑問を憶え始める。中途半端なアニマリアンとしか思えず、見張っている価値があるように思えないからだ。しかし、ミサが「裏切り者の孫」という言葉が気になり、何か秘密があるとにらんで御子神姉妹のことを調べようと、彼女らの家を訪れるが、丁度クリスマスの準備の最中まっさかり。飾り付けに呼ばれたケンたちに便乗して入り込むが、カノンの策略で起こった停電で屋敷の中が真っ暗になり、キルミンコンパクトを探してリコとカノンがドタバタを起こす。

 一応、ミサたちの狙いは非暴力的なアニマリアンの革命なのか。まあ、ノーマルな人間を無理矢理アニマリアンにするのはどうかとは思うけど、一応あまり非道な悪役ではないようで良かった。
 で、ミサの言葉の端々から、御子神家にも何か秘密があることが臭わされる。姉妹が裏切り者の孫ってことは、祖母のマリアンヌがアニマリアンだったのかな? パルスの持つ「逆進化論序説」と見た時に、ミサの表情が変わったし、姉妹の母ハルカもカノンの顔に見覚えがあるようだし。
 おそらくはミサの勢力と相容れず袂を別ったのが姉妹の祖母なんだろうけど、例の類人猿を連れ去った勢力が、それだとなんなのか。
 カノン自体そこらへんは知らされておらず、探ろうとしてドタバタ、が今回のメイン。カノン同様実は姉妹の監視役のパルスとデート(のようなもの)を期待してうきうきしてたけど父親に邪魔される形になったナギサもアレだけど。パルスはナギサを意識はしてるみたいだけど、ナギサがそうであるほどには強くは意識してないよう。

[その他] Thunderbirdお試しなぅ

 長らくメーラーとして 電信八号 を使い続けてるんですが、アドレス帳へのメールアドレスの登録や整理、メールの振り分け追加などで最近さすがにおっくうになってきまして。特にアドレス帳への登録がコピーペーストしかしようがないのが。
 で、まあ、今平行して Thunderbird を試用中。なんでOEじゃないのかって? いや、きわめてなんとなく。
 今いろいろ設定を試しながら使ってみてますが、やっぱり電八とはかなり違うようで、どのくらいカスタマイズできるか、どのくらい慣れられるかで本格的に移行するかどうかが決まりそう。機能的には最低限はできるのだけど。でも、これもFirefoxみたいにアドオンを付け加えてカスタマイズしてくのがメイン、なのかなぁ。


2009年12月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#11

  キルミンずぅ #11「暗闇でドキドキどっきり!?」。カノンは母ミサの命令で御子神姉妹を見張ることに疑問を憶え始める。中途半端なアニマリアンとしか思えず、見張っている価値があるように思えないからだ。しかし、ミサの「裏切り者の孫」という言葉が気になり、何か秘密があるとにらんで御子神姉妹のことを調べようと、彼女らの家を訪れるが、丁度クリスマスの準備の最中まっさかり。飾り付けに呼ばれたケンたちに便乗して入り込むが、カノンの策略で起こった停電で屋敷の中が真っ暗になり、キルミンコンパクトを探してリコとカノンがドタバタを起こす。

 一応、ミサたちの狙いは非暴力的なアニマリアンの革命なのか。まあ、ノーマルな人間を無理矢理アニマリアンにするのはどうかとは思うけど、一応あまり非道な悪役ではないようで良かった。
 で、ミサの言葉の端々から、御子神家にも何か秘密があることが臭わされる。姉妹が裏切り者の孫ってことは、祖母のマリアンヌがアニマリアンだったのかな? パルスの持つ「逆進化論序説」と見た時に、ミサの表情が変わったし、姉妹の母ハルカもカノンの顔に見覚えがあるようだし。
 おそらくはミサの勢力と相容れず袂を別ったのが姉妹の祖母なんだろうけど、例の類人猿を連れ去った勢力が、それだとなんなのか。
 カノン自体そこらへんは知らされておらず、探ろうとしてドタバタ、が今回のメイン。カノン同様実は姉妹の監視役のパルスとデート(のようなもの)を期待してうきうきしてたけど父親に邪魔される形になったナギサもアレだけど。パルスはナギサを意識はしてるみたいだけど、ナギサがそうであるほどには強くは意識してないよう。

[その他] Thunderbirdお試しなぅ

 長らくメーラーとして 電信八号 を使い続けてるんですが、アドレス帳へのメールアドレスの登録や整理、メールの振り分け追加などで最近さすがにおっくうになってきまして。特にアドレス帳への登録がコピーペーストしかしようがないのが。
 で、まあ、今平行して Thunderbird を試用中。なんでOEじゃないのかって? いや、きわめてなんとなく。
 今いろいろ設定を試しながら使ってみてますが、やっぱり電八とはかなり違うようで、どのくらいカスタマイズできるか、どのくらい慣れられるかで本格的に移行するかどうかが決まりそう。機能的には最低限はできるのだけど。でも、これもFirefoxみたいにアドオンを付け加えてカスタマイズしてくのがメイン、なのかなぁ。


2009年12月18日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] DTB流ジェミ#10とささめき#11

  DTB 流星の双子 #10「偽りの街角に君の微笑を…」。蘇芳はようやく母親に会うが、母親は彼女が紫苑でなく蘇芳と知ると、突然怯えだし、「蘇芳は死んだはず」と言いだす。家族の思い出であるはずの水族館のことを話しても通じず、混乱して飛び出す蘇芳。そんな蘇芳を見つけたのは、三号機関の同僚をさらった黒(ヘイ)を捜して東京をさまよう霧原未咲だった。
 蘇芳から話を聞いた未咲は放っておけず、彼女の母に会いに行くが、その口から未咲が探し求める「組織」の名前が出てくる。
 パヴリチェンコ博士は組織の科学者だったのだが、組織内の抗争により狙われ、たまたま研究施設を訪れていた蘇芳も巻き添えを食っていた。その時、蘇芳は確かに死に、遺骨を日本に持ち帰って埋葬までしたこと、蘇芳の死体を博士がMEにかけていたこと、そのことで恐怖を覚えた彼女は博士と別れたことを語り、蘇芳のことを「おぞましい」とまで言ってしまう。
 物陰で実の母親から自分が拒絶されるのを聞いた蘇芳はいたたまれずその場を逃げてしまう。

 蘇芳の秘密が明かされる回。蘇芳は紫苑の能力により生み出された本物のコピーに、MEで記録した蘇芳の人格を書き込んだ存在だった。紫苑の能力は予想通り。しかし、意図的に偽の記憶を混ぜ込んだり、「蘇芳は痛みを知らなくちゃいけない」とつぶやいたり、蘇芳を復活させた理由がまだ謎なのが……それに、幼い頃の様子からすると紫苑は2年前より前から既に契約者だったような。
 蘇芳の方は自分が死んだ人間のニセモノであると知り、さらに母親から拒絶されたことで居場所を失ってしまう。思ってたほどショックではない、という蘇芳だが、多分それはショックが大きすぎて実感が湧かないだけで、実際蘇芳は自分のアイデンティティを失ってしまう。
 本物も偽物も、最初から自分にとって蘇芳はお前だけだ、と言う黒に、蘇芳は混乱したまま自分の気持ちが黒に対する恋と気付かぬままその胸の内を告げてしまう。
 それと、今回びっくりなのは猫(マオ)の人間の時の姿が出たこと。陽気な外人のおっさんですな、普通に。のみならず、彼はかつて蘇芳の母親に会っており、しかも博士の暗殺未遂の巻き添えを食らって肉体を失っていた。おいおい。意外な活躍だな。しかし自分の肉体を失った直後に「俺の体、粗挽きミンチになっちまったじゃねえか!」って、意外と余裕のような……
 一方、黒はさらった耀子から三鷹文書のことを聞き出し、マダムから蘇芳の危機を知らされる。その後耀子は無残に殺された遺体で見つかるのだが、これは黒の仕業ではないよなぁ。マダムの仕業なのか?
 そして終盤に現れた、見えるはずのないオレンジ色に輝く月。偽りの空に現れた月は、何かとんでもないことの予兆のようなのだけど、一体何が起こるのか。マダムはすべてを裏で操っているようでいて、この現象を歓迎はしてないようだけど……


  ささめきこと #11「なんでもない」。あずさの母から色々迷惑をかけたということでリゾート施設の入場券をもらった純夏。あずさと、いつもの面々と遊びに行くことになるが、汐(うしお)と二人きりになれるという期待と裏腹に、自動的にあずさの相手をしなければならないポジションに……しかしきよりの機転(?)で、汐(と朋絵)と一緒になることが出来る。喜ぶ純夏だが、何故か汐との会話はぎくしゃくしてしまう。

 純夏、完全に心は男……というか、おっさんですな。耳に入った会話から汐のあられもない姿を妄想するわ、ハプニングの再来を期待するわ……でも、折角汐と二人になれたのに何故かぎくしゃくしてしまう。汐が自身もそれと気付かないうちに純夏の神経を逆なでする事を言ってしまってるからだが、鈍感な純夏はもちろん、汐自身も自分の気持ちのささくれに気がつかない。それは、純夏にあずさが接近したことが原因なのだが、それに朋絵は気がついているようにただ黙って二人を見守る。
 そして朋絵が気を利かせたおかげで二人きりになった純夏と汐は、そのぎくしゃくをお互いうめるかのようにはしゃぎ合う。その時の二人の表情を見たあずさは、純夏の気持ち、汐の彼女自身も気付かない気持ちに気付き、そして二人を見て覚えた胸の痛みで自分自身の純夏への初めて気付いてしまう。
 初恋の自覚と失恋を同時に知ったあずさだが、朋絵のなぐさめの言葉に、純夏たちの関係を「おいしいわね」と評する。半分強がり、半分本気、なんだろうな。
 この次で最終回。まあ、二期目やるとしたらロッテが出るんだろうけど、そうするとさらにギャグ方面にgdgdに……


2009年12月19日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] にゃんこい#10とけんぷファー#11

  にゃんこい! #11「暗くなるまで待って」。ツインテール双子の妹、朱莉を学校で見つける潤平。だが、周囲との壁を作って友達もいないよう。タマとノワールによると、霊感が強く人には見えないものが見えるせいでずっとクラスメイトから敬遠され、今では自分から距離を置くようになってしまったのだという。
 丁度赤点を取ってレポートを提出しなければならなくなった加奈子のために常盤町の歴史に詳しい双子に手伝って貰ったこともあり、お礼にと商店街で加奈子が双子にアクセとアイスをプレゼントする。慣れない他人との接触に照れながらもまんざらでもなさそうな朱莉。しかし、加奈子が商店街にある名物の間抜け面の招き猫に面白がって落書きをした途端、血相を変えて怒り出す。「呪われるわよ」と言う彼女に空気がしらけてしまい、その場は解散となったが、双子の言ってた「招き猫の呪い」というのが気になった潤平は、夜中に加奈子の家の付近へと出かける。そこで見たのは、呪いの招き猫と戦う双子の姿だった……

 う〜ん、相変わらずオリジナル話は……
 双子の中でも特に妹の朱莉に焦点を当てた話だったけど、変身魔法少女だとかなんだとか、妙な要素を入れてすべってる気が……第一本人が「自分への祟りは払えるけど他人のを払うほど強い力を持ってない」って言ってるのに、設定が変わってる……
 基本、一番日常が描かれない双子にクローズアップし、霊感のせいで回りから浮きがちな朱莉を描く(琴音の方は単に電波なストーカーだから周囲から引かれてるだけ)のは悪くないのだけど、退魔とかなんとかはこういう形で入れなくても良かったんじゃないかなぁ、と。
 加奈子も本気で双子を不気味がったわけじゃなく、レポートを手伝って貰ったのにつれなくして悪いと思ってたり、朱莉も他人と距離を近付けるのが決して嫌なわけではなく加奈子にもらったアクセをつけて学校に来てクラスメイトと話をするようになったりと、その辺は悪くないのだけど、ネタに走るかストーリーを掘り下げるかで中途半端になってしまったなぁ。ちょっと残念。
 そして猫地蔵の首が折れてることが最後でばれてしまい、潤平の呪いの進行が……最終回展開でさらにオリジナルらしいけど、大丈夫かな?


  けんぷファー #11「歓喜の歌」。ナツルたちをケンプファーにして戦わせていた黒幕は、沙倉楓だった。そのことを雫から聞かされ悩むナツルは、意を決して楓に真相を確かめに行くが、逆に楓に操られてしまう。
 そのナツルに呼び出された紅音、雫、水琴は、待ち構えていた楓と彼女が率いる白のケンプファーに襲われ、絶体絶命の危機に陥る。

 え〜っと、これは本来当て馬ポジションの雫がまさかのメインヒロイン化、ということでよろしいのでしょうか?
 いや、メインヒロインの楓は立場的にケンプファーの戦いの埒外にいることもあって常に蚊帳の外に置かれがちな上、キャラ的にちっとも魅力的でなかったのは確かなんですが、黒幕化ですか……確かに存在感は急激に増したけど、いろいろしわ寄せを一遍に受けたとも言え、ちょっとなんともはや。
 同じメインヒロインで名前が楓でも、にゃんこいの水野楓は嫌いじゃないんだけどなぁ。
 で、その楓に操られたナツルは雫らの呼びかけで我を取り戻し、楓に従うことを拒否、モデレーターに反抗する側に身を置く。と書くとかっこよさげだけど、意味不明に臓物アニマルが巨大化して第九を歌ったり、楓たちが空を飛んで去っていったり、いやはやもうなんなんだか。
 メインヒロインが空気化の後ラスボス化、で、結局キャラが一番立った雫が美味しいポジションにという、まあ、その点は面白いと言えば面白いですが、結局なんだったのかなぁ、この番組。
 一応あと一話あるようですが、番外編ということで実質今回が最終回。う〜ん。


2009年12月20日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ダブルとシンケン

  仮面ライダーW #15「Fの残光/強盗ライダー」。鳴海探偵事務所では地球の本棚の検索中、フィリップがまた騒動を起こす。そこで訪れた依頼人冬美の依頼は、仮面ライダーを見つけてくれというもの。「なんだ、楽勝だな」と思っていたのもつかの間、彼女は仮面ライダーのことを「悪党」と言い捨てる。話によると彼女の勤める銀行を仮面ライダーを名乗る怪人が襲撃、金を奪っていったらしい。
 自分たちのニセモノが悪事を働くなんて許せない! と怒りに燃える翔太郎は偽ライダーを見つけ追いかけるが、強力な武器をいくつも使う怪人を取り逃がしてしまう。
 一方、亜樹子も依頼人の冬美に再度接触。というのも、彼女が本当は銀行員でないことを突き止めたからだった。冬美は本当は二人組の怪盗「ツインローズ」の片割れ。相棒のケンジがしばらく前から消息不明で一人で仕事をしていたのだが、強盗に入った銀行で先にやってきた怪人の正体こそケンジと見抜き、人を傷つけることを楽しむかのようなケンジを止めようと依頼してきたのだ。
 ケンジを見つけ説得したら二人で自首することを条件に改めて依頼を受ける翔太郎。街の人たちがつけてくれた「仮面ライダー」の名を汚されてる怒りもあり、「対策を立ててからの方が良い」というフィリップの言葉も気にせず、割り出されたケンジの居場所に向かうが、実は今回の事件自体がフィリップを狙う「ミュージアム」の罠。亜樹子たちを人質に取られ、変身解除を余儀なくされる。そして逃げ出したフィリップの前にも、冴子が姿を現し……

 なんだか今回劇場版で登場のメモリ「ファング」も出てるけど、劇場版でも「ビギンズ・ナイト」の夜にちょっと使われただけで後は消息不明なんだけど……つか、ファングのメモリでかいよ!
 今回、偽仮面ライダーをめぐって汚名を着せられた翔太郎たちがその正体をつきとめ捉えようとするのだけど、今回の事件自体がフィリップを捕まえようとする冴子の罠。会話からすると、ガイアメモリーはどうもフィリップの「地球の本棚」の記憶から生み出されてるような。劇場版でもフィリップは最初、強力なメモリを生み出すことにしか興味がないと言ってたし。フィリップを奪われ、新しいメモリーが開発できずにそのことを琉兵衛から釘をさされた冴子が、今回の事件を裏から操っていた。
 そいでもってフィリップの前に姿を現した冴子は、彼のことを「来人」と呼ぶ。フィリップは自分のことは家族の記憶はおろか名前すらも知らなかったはずだけど……
 で、次回は「ファング」がテレビにもお目見えらしいけど、レギュラーで使うのかねえ、これ。タイミング的にはそろそろ最初のパワーアップ+二号ライダー登場の時期だけど。


  シンケンジャー #43「最後一太刀」。アクマロの「地獄ガンドウ返し」により、このままでは地獄が現世に現れて世界は滅びてしまう。それを防ぐのにもっとも確実なのは、鍵となる十臓を倒すこと……傷つき倒れる十臓を目にした源太は絶好のチャンスと思うが、傷つき倒れたもの、その上地獄ガンドウ返しがなされなければ裏正に込められた家族の無念の魂が放できないと聞いて、結局十臓にとどめを刺すことが出来なかった。
 志葉家で対策を練っているときにそのことを吐露してしまう源太。使命よりも人としての家族の情を優先させてしまった彼に、気持ちはわかるものの、それが「正しいこと」とは言えないシンケンジャーの面々。千明だけは源太を庇うが、源太は自分で自分を責めて飛びだしていってしまう。せめて自分の行動を償おうと、十臓を見つけて地獄ガンドウ返しを完成させないよう頼み込む源太だったが……

 シンケンジャーは基本的に使命を絶対とするよう、家の教えを受けてきたメンバーばかりだから、「情か、使命か」ということになったら結局使命を選ぶことになってしまうのだよな。それは茉子や千明、ことはなどでもそうだったのだけど、その分の「情」を担ったキャラが源太。上手いキャラ配置だよなぁ。
 他のメンバーも使命を至上とせねばならないながらも源太の「情」をうらやましくも思ってるが、源太は源太で自分が本当の侍でないから情に流されてしまうのだと思い悩んでしまう。しかしやはり非情になりきれないと、源太が選んだのは十臓に頼み込むことだった。
 しかし十臓は興味なさそうに「お前は侍には向いてない」と、裏正を振り下ろす。その太刀を止めたのは流ノ介と千明。自分たちは使命を何より第一にせねばならないが、かと言って源太の情もないがしろにしたくないと、一人飛び出した源太を探して追って来ていたのだった。
 が、源太の説得、シンケンジャーたちの抵抗もむなしく、十臓はアクマロの前に姿を現してしまう。ついに裏正を受け取り地獄ガンドウ返しが完成するかと思われた瞬間、裏正の刃はアクマロを切り裂く。そして十臓は、裏正の正体が無念のうちに死んだ家族から作られたと知っていたと明かし、それでもなお己の執着に突き進むのが外道に堕ちると言うことだろうと嘯く。
 皮肉にも「情」を捨てきれなかった源太と反対に「情」を完全に捨て去ってしまった十臓により、地獄ガンドウ返しはふせがれるけど、同時に十臓には完全に救いがないことが確定。使命のためには迷っても結局情を捨てざるを得ないシンケンジャーに、情を捨てきれない源太、完全に外道に堕ちた十臓と、ここらへんきっぱりとしてるのは、やっぱシンケンジャーは出来がいいのだなぁ、と思う。

[映画][特撮] 仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010

 今回はディケイド、W、そしてMOVIE大戦の三本立てで、ディケイド、WのラストがMOVIE大戦に繋がり合流するという趣向。
 あ、ネタバレは全開で行きますので、見たくない人は見ないでください。

 「仮面ライダーディケイド完結編」:
 世界の敵として仮面ライダーたちと戦い滅ぼす存在になってしまったディケイド=士。夏海はもう帰らない彼を光写真館で待つ日々に決着をつけるため、士の持ち物を海東と共に川原で処分する。が、遠くに何かと戦う巨大な影が……それはディケイドと戦うJの姿。駆けつけた夏海はディケイドと戦い、傷ついたユウスケを見つけるが、ユウスケは士は本当の悪魔になってしまったと言う。その言葉が信じ切れない夏海だったが、最後のライダーとなったユウスケ=クウガも倒され、夏海は士を止めるためにキバーラにより仮面ライダーに変身することを決意する。

 「仮面ライダーW ビギンズナイト」:
 クリスマスパーティの準備で賑やかな鳴海探偵事務所で、まだ健在だった「おやっさん」鳴海荘吉の夢を見る翔太郎。亜樹子に「お父さんが帰ってくる夢でも見てた?」と聞かれるが、荘吉が死んだことを話せない翔太郎は言葉を濁すしかない。
 そこにやってきた依頼人は、人気アーティストの睦月安紗美。人捜しというのだが、それが普通の人捜しではない。数年前に海難事故で亡くなった彼女の姉・恵理香を数日前に見かけた彼女は、遺体も見つからない姉の死を信じることが出来ず、姉の生存を信じて探して欲しいと頼んできた。
 さっそく調査を開始する翔太郎だが、その過程で既に死んだ人が遺族や親しかった者の前に姿を現す事件が頻発していると知る。そんな中、突然取り消される依頼。安紗美に事情を聞きに押しかけようとする亜樹子を止める翔太郎の前に、探し求める恵理香が姿を見せる。彼女を追う翔太郎だが、彼女を見失った先に代わって姿を現したのは、死んだはずの鳴海荘吉だった……

 「MOVIE大戦2010」:
 姿を現し総力戦を挑むスーパーショッカーと戦うディケイドと、死人返り事件の犯人を追うW。二人のライダーは合流し、スーパーショッカーの復活させたネオ生命体やネオクライシス要塞を相手にバトルを繰り広げる……


 まず「ディケイド」。ライダーたちをすべて倒した末に、夏海の変身した仮面ライダーキバーラと対峙するディケイド。しかし、ディケイドは自分からキバーラの刃に貫かれる。
 ディケイドが死んだ後に姿を現す謎の青年=紅渡は、次々に復活していく多重世界のライダーたちの姿を見せ、「消え去るしかなかった彼らは、ディケイドと戦うことで再びその物語を紡ぎ出すことができたのです」と、ディケイドの本当の存在理由を語る。って、おい、ぶっちゃけすぎだろうw>制作側
 補足するなら「(番組が終了して視聴者の記憶から)消え去るしかなかった彼ら(番組終了したライダー)は、ディケイドと戦うこと(再登場する)で再びその物語を紡ぎ出すこと(再度脚光をあびること)ができたのです」ってことですか。いや、その通りなんだけど、こうひらきなおって爽やかにリサイクル宣言されるのは、いっそすがすがしいというか……
 更に、「それじゃ、士君はどうなるんですか!? 士君の物語は!?」と役目を終え消え去ってしまった士のことを問う夏海に「ディケイドの(に)物語はありません」とあっさりと……いや、確かにそういう企画モノだけど、はっきり言わなくてもw
 これは制作側が完全に意図的だったらしく、雑誌インタビューで白倉氏は「比喩的表現に落とし込むだけの尺の余裕がなかったので直接言わせた」と言っている。
 結局、忘れ去られるライダーに再び脚光を浴びさせるのが役目のディケイドだったけど、最後には士も復活、復活した大ショッカーあらためスーパーショッカーとのバトルでMOVIE大戦へ突入。
 子どもたちおいてけぼりだけど個人的には「まあ、ディケイドってそういう番組だよね」と納得したのですが、鳴滝さんの扱いは流石にどうよw あと、タックルが出てきたのは「一番忘れられそうなタックルにも脚光を」という、ディケイドのリサイクル精神が発揮されたと言うことでよろしいのでしょうか?
 あと、G-4の装備ギガントやサイドバッシャーが対J戦で見られたのは嬉しかった。

 「Wビギンズナイト」。こちらはWの「エピソード0」という位置づけで、翔太郎がフィリップと出会い、荘吉と別れた晩のことが描かれる。ツッコミどころはあるものの(ファングのメモリーはどうしたとか、Wドライバーのシステムは誰が作ったとか、荘吉はどうして仮面ライダースカルになったのかとか、クレイドールが云々だから、どこに入るエピソードかよくわからんとか)、荘吉の死をようやく受け入れその魂を受け継ぐ翔太郎に、フィリップの名前の由来(ハードボイルド小説好きな翔太郎の命名かと思ったら、荘吉氏の命名でしたわ)、自分の「罪を数え」てその罪の分までも一生懸命に生きる二人が描かれ、楽しめる出来でしたわ。
 自分が言いつけを守らなかったばかりにおやっさんを死なせてしまった後悔にさいなまれる翔太郎。それを敵に付け込まれ、一度は探偵引退まで決意するけども、フィリップに彼の名前の由来を聞かされ、「もう一度あの晩と同じ事を聞くよ? 悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」という質問に、「ハードボイルドの象徴」である帽子を黙って受け取る。
 結局死者を蘇らせる「デスドーパント」が引き起こすと思ってた事件は「他人の姿形をコピーする」ダミードーパントにより引き起こされており(しかも故人と合いたい有力者たちを眠りにつかせ、自分がそれに成り代わり贅沢したいというすげー俗な動機というオチ)、死者を汚されて怒り心頭のWがダミーを追うところでMOVIE大戦へ。
 個人的には風都のラーメン屋台で何故か飲み友達になってる光栄次郎(石橋蓮司)と園崎琉兵衛(寺田農)のツーショットが(時代劇悪役的な意味で)非情にツボりましたわ。

 「MOVIE大戦2010」。ダミードーパントを追うWはスーパーショッカーと戦うディケイドたちと合流する。あとは細かいこと抜きでのバトル、バトルの連続。
 ファイナルフォームライド「ALL RIDER!」で、歴代ライダーたちが順番に前のライダーを「ちょっとくすぐったいぞ」とファイナルフォームライドしてくのはわらったw でも、乗物系のライダーはともかく、武器系のライダーはどうしたんだろう……ちょっとよく見えなかった……
 スーパーショッカーのマンモスメカにハードボイルダーが無理矢理合体して「ハードマンモシャー」になったりと、全般的にサービス満載。ハードマンモシャーに壊されるネオクライシス要塞の中で、死神博士となった光栄次郎の体内から出てきたのは……「シニガミハカセ」のガイアメモリ!? そういうオチですか!? 確かに「強力なガイアメモリー」で「面白いことを起こして」はいますな。つか、そもそもそんな趣味なガイアメモリー作るなよw
 最後は、ネオ生命体がダミードーパントを取り込んで変身した「アルティメットD」に対し、ディケイドがWを分割。両半身サイクロンの「サイクロン・サイクロン」と両半身ジョーカーの「ジョーカー・ジョーカー」にファイナルフォームライドさせ、ダブル(トリプルライダーキック)で〆。
 異世界のライダーたちも役目を終え帰って行くけど、電王ソードフォームのモモタロスはセリフひとつにもやたらとキャラが立ってるような……
 そして、翔太郎が士から渡されたライダーカードにより呼び出されたのは別世界の「仮面ライダースカル」こと鳴海荘吉。翔太郎のことを見知らぬ別世界の荘吉は「誰か知らないが、その帽子、似合ってるぜ」と言って去っていき、翔太郎ははじめておやっさんから一人前に認められたと感極まる。

 ディケイドは最初から企画モノでしかもあのラストだったので取り扱いがむずかしかったけど、どうにか軟着陸。しかも「多重世界のライダー」という概念を作ったので、これからもオールライダーの登場が可能に。
 Wの方は普通に綺麗にまとまり、キーキャラクターでありながら一話冒頭で死んだ荘吉と、翔太郎・フィリップが受け継いだものが描かれてて良かったですわ。その後のMOVIE大戦は何も考えずに楽しめたし。
 ディケイドのラストでもやもやしてる人は見に行っても多分もやもやは解消されないけど、「物語の構造がどう」とかひねくれた見方をしてる自分みたいな人は納得できるだろうし、Wを楽しんでる人は文句なしに楽しめるので、話の種にでも見に行ってもいいかも。


2009年12月21日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] もういい加減KY連呼はどうかと

  「鳩山心理学」という新分野産経 )。
首相は「KY」の対極にあり、場の空気を読みすぎる。加えて、その場その場で、相手をよけようと必死になる。そして、ぶつからないために、ついには、立ち止まることが最善だと思い込む…。
 マスコミはネットで「KY」って言葉を発見してから妙に気に入ってそれが免罪符のように中身のない政権攻撃に使ってきたけど、もういい加減「KY」連呼は飽きた、というか、「KY」という言葉が入ってるとまともに取るに値しない記事だと認識さえするようになってるのだけど。
 それと、鳩山氏は空気が読めるから言を左右にするってのは、間違いでしょ。
 鳩山氏の場当たり的な発言は、心理学とかなんだとか以前に、ウッディ・アレンの映画「カメレオンマン」を思い出すのだけど。周囲の人間に合わせて話し方や性格どころか外見まで代わってしまうゼリグという男を追ったドキュメンタリー……風に撮ったコメディ映画。ゼリグは子どもの頃にクラスで自分だけ「白鯨」を読んでないと言えず、読んだと嘘をついたのをきっかけにそうなってしまい、ずっと孤独になることを恐れ見た目まで変化させて他人と迎合し続けていた。鳩山氏の姿は、その「カメレオンマン」ゼリグの姿と重なるのだけど。
 孤立を恐れ自分でもそうしようと思わないまま自分を偽り続けるゼリグは結局「カメレオンマン」になってもその孤独を埋め合わせることができない。そこも鳩山氏と同じだと思うのだけどなぁ。
 どっちにしても首相がカメレオンマンでは困る。


2009年12月22日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 聖剣の刀鍛冶#12(最終回)とキルミン#12

  聖剣の刀鍛冶 #12「刀鍛冶 - Blacksmith」。なんかよくわからんけど突然の最終決戦。シーグフリードの手により魔物に襲われた街を主人公たちが獅子奮迅の活躍……というところなのだろうけど、正直かなりおいてけぼり。「どうしてRPGの魔王はすぐ世界を滅ぼしたがるのか」ってスレがあったけど、実際よくわかりませんなぁ。つか、いきなり街を襲わせる理由がまったくわからん。会議の席上で気に食わんことを言う奴がいたから逆ギレか? いや、あのセシリーの推論や立ち居振る舞いだけでもとほほなのだけど。その他の各国代表も大事な会議に出てくるような切れ者にはちっとも見えん……色ボケのボンクラ揃いとしか。このあたりは前歯の裏ムズムズどころではないなぁ。
 特にシーグフリードがもったいぶった割に逆ギレで陳腐な小者にしか見えないのが痛い。
 で、結局この話は何をやりたかったのかがさっぱりわからん。俗物な世間に主人公が痛い振る舞いで上から目線で大上段、というのが良いところなのだろうか? う〜ん。
 美術とか作画は頑張ってたのに、いろいろなんというか……


  キルミンずぅ #12「ラッキーサインの謎を解け!?」。年越しのカウントダウンイベントのために港にやってきたリコたち三姉妹。出店ではしゃぐリコだが、傷ついたチワワを見つけ、母と懇意のフーコ先生のところで看てもらう。怪我は治療してもらったものの、飼い犬登録証も傷ついていてどこの犬なのかわからない。リコが見た「星のような映像」を元に飼い主を捜すが、ディナーパーティが開かれる予定の客船ではゲストであるスター・フナコシがいないと、密かに騒ぎになっていた。
 フナコシ演じる「ラッキー探偵」の大ファンのケンもタマオと一緒にせめてフナコシを見ようと港に来ていたのだが、ラッキーの飼い主を捜すリコたちと会い、その犬がフナコシの愛犬ラッキーではないかと言う。星のような映像もタマオの推理でテトラポットではないかとわかり、波止場をさがすのだが……

 牙組、だらけすぎだなぁ。まあ、前回カノンの指示で勝手に動いた罰なので、カノンのせいなのだけど。そのカノンはリサのお供で行ったパルスから港でケンを見かけたと聞き、一路港へ。カウントダウンイベントに浮かれる様に「人間って」って見下した様子だけど、あまり人間とかアニマリアンとか関係ない気もするんだけど。
 で、リコたちはやっぱり港で傷ついたチワワを見つけるのだけど、ミルクをあげてたリコが、どうも犬が伝えたいらしい映像のイメージを感じ取る。リコに絵心がないせいであまり役に立ってないけど、その能力は母親譲りらしい。やっぱりマリアンヌがアニマリアンだったのか?
 いろいろ見当違いのところを探すけども、狭いところに落ちたものを拾うのにキルミンになったリコは「人間の視線の高さで考えてちゃいけないんじゃないか」と気付く。で、ケンとタマオと合流して、一気にいろいろわかるのだけど、最後、なんだか大変なことになってるらしいスター・フナコシの姿が……そして初の続き物。しかし、船越英二とは渋いな。英一郎の方じゃないよな?


2009年12月23日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] なんか疲れてきた

 最近マスコミにも「鳩山政権」攻撃記事が増えてきましたが(「民主政権」攻撃では必ずしもないところに注意)、なんかもー、いいかげん疲れてきたというか。
 だって、選挙前に散々ネットの一部、マスコミの一部では言われてたことばかりなので。
 いや、考え方、立場によって「それでも民主にすべきと思った!」とか、「正直そこまでにはなるまいと軽視していた」とか、そういうのはあるでしょう。というか、そういう意見もなくちゃ困る。でも、今初めて知ったように、上から目線で物事を語るマスコミが「知らなかった」ことを恥じもせずに(本当に知らなかったとは思わないけど、知らない振りをして平然としてるのがそもそも信じられない)いまさらの批判に転じたり、それを見、民主に投票したであろう人が相も変わらずそれに振り回されるのを見ると、からかって楽しもうという気より先にいい加減疲れが出てくる。
 知人で、選挙前に「自民はあきらかにおかしな児童ポルノ禁止への支持が主流だから」ということで民主支持をほのめかしてたのもいたけど、あんなものはバックについてる支持団体(募金は著名であれば強力な集金マシーンになるし)がプッシュしてるから、ということを言っても、「そんなことはわかってる」と反発した。
 私が言いたかったのは、要は「その支持団体が金持って民主に鞍替えすれば同じ事で、そうしないという理由はまったくないからそんなことで支持政党を選ぶこと自体に意味がないよ」ということだったのだけど、それがわからなかったのならそれはそれでいい。どうでもいいという意味で。論破したいわけでも教え諭したいわけでもなく、論理的に当然考え得る可能性が出てくるかと思っただけだったから。わからないのは本人が「そうすればそれは防げる」と思いたかったからだろうし、信仰の自由の範疇だろう。信仰通りに現実が進むわけではないが。
 私もマスコミの報道に流されたりなんだりということはあるのでそれを責めることはできないけど、でも流されてた可能性に思い至らないように見える様は、いらだつより何よりもう疲労感しか感じない。
 とりあえず、与党トップの二人があからさまな不正(しかもほぼ確実なクロ)のスキャンダルが明らかになってるのに、そのことが異常だという感覚が出てこないこと自体が異常な雰囲気だと思う。「辞めろ」「辞任しろ」という立場になるかはともかく、まずその前提がスルーされてるのは、私には理解できない。理解できない環境が周囲を取り囲んでいることに、もういい加減疲れてきた。ホント。


2009年12月24日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] DTB流ジェミ#11とささめき#12

  DTB流星の双子 #11「水底は乾き、月は満ちる…」。蘇芳は自分がコピーであり、本当の蘇芳は八年前に死んでしまっていただと知ったばかりか母から拒絶されてしまう。黒(ヘイ)の言葉に落ち着きを取り戻し、二人はそれぞれなすべき事のために行動を別にする。黒は銀(イン)を、蘇芳は紫苑を追って……
 蘇芳は廃墟となっているサンシャインビルで生きていた父・パブリチェンコ博士と再会し、やはり自身がコピーであることを知らされる。だが、それと同時に紫苑の重大な秘密についても聞かされることになる。

 やはり第一話冒頭の蘇芳の記憶はニセモノ。紫苑は生まれついての契約者(能力はやはり生物のコピー)で、流星核の降ってきた現場には蘇芳は存在しなかった。しかし流星核にぶつかり紫苑が怪我をしたのは事実で、しかもその際に「自らのコピー」蘇芳を生み出していた。
 紫苑の能力は本物とはどこかが決定的に違うものになってしまうという特徴があり、生み出されたコピーは女の子だったため、パブリチェンコ博士は五歳までの娘の記憶と、紫苑が想定したそこから今までの記憶をMEで抽出して植え付け、蘇芳として育てていた。
 しかし「水族館の記憶」について、パブリチェンコは「紫苑からの贈り物」と、善意のものだと思い込んでいる。どうも紫苑が意図的に、蘇芳を苦しめるために偽の記憶を混ぜ込んだことから、紫苑は父すらも利用し、パブリチェンコも紫苑の秘密の全部を知ってるわけではないらしい。でも、死んだ蘇芳がよみがえったと本物の娘そのものの愛を向けるパブリチェンコは、ちょっとマッドだけどやはり父親だったのだなと思う。そのパブリチェンコの気持ちに蘇芳も少し救われたみたいだし。なぁに、科学者はちょっとマッドなくらいが丁度いい。
 そこを襲う三号機関とCIA。アメリカは大国復活の威信をかけて、「イザナギとイザナミ」を入手しようとしてるらしい。そしてなんだか腹に一物ありそうな鎮目の動き。つか、鎮目ショタだったの!? 「ラーブリィーちゅわーん」と呼びかけながら蘇芳を追うのが、コンクリートを身にまとった姿以前に変態過ぎて不気味だわw
 しかし逃げる途中でパブリチェンコが犠牲になり、蘇芳は導かれるままにゲート内へ。そこには、マダム・オレイユと彼女に連れられ非難してきた未咲の姿も。つか、マダムの格好、古い映画の未来人のような……あれも変な銃と同じくシュレイダー博士の製作なのか? あの変人ならありうる。マッドサイエンティストの鏡ですな。
 そして黒は耀子から聞き出した銀の居場所へ行くのだけど、そこには既に銀の姿はなく、耀子を殺したのは黒だと信じて疑わない葉月が復讐に燃えて待ち構えていた。三号機関って、なんか怪しいんだよなぁ。イザナミとイザナギを会わせないようにするためだけなら、銀を殺してしまえばいいんだし。
 あっという間に次回が最終回。銀と紫苑が出会って何が起こるのか、能力を失った黒はそれをどうするのか、猫(マオ)たちと離れて一人行動する蘇芳は……本当に後一話で決着付くのかしらん?


  ささめきこと #11「雨を見たかい」。登校日で久々に学校に出てきた純夏たち。しかし予期せぬ雨で学校に閉じ込められることに……だが、暇を潰していた図書室で謎めいた本の落書きを見てしまい、その落書きに従って宝探しをすることに……

 なんでもない雨の日の出来事……なのか? 最初は暇つぶしにと始まった宝探しだったが、段々のめり込んでいく女子部。まあ、相変わらず純夏はオヤジな妄想全開だし、朱宮君はまったく報われないのだけど。
 でも、たわいのない子どもの遊びみたいな宝探しで胸をはずませ、大事な夏休みの思い出を作ることになる。てか、肌に貼り付く濡れた体操着、ってフェチですな。
 結局、見つけたのは代々「宝探し」を達成した先輩たち手製の賞状と寄せ書き。宝そのものではなく、宝探し自体が顔も知らない先輩たちからのプレゼントだったと、賞状に名前を連ね、次は自分たちから後輩に「贈る」ことで胸をふくらませる。
 何気にあずさの気持ちの顛末と、それを見守るように聞いて笑みを浮かべる朋絵なんかも描かれてて、ちょっとした後日談。
 で、次回は最終回。純夏が田舎に帰るのか?

[アニメ] うみねこ#26(終)と11eyes#12(終)と夏のあらし〜春夏冬中!〜#12

  うみねこ #26「EpisodeIV-VIII sacrifice」。え〜っと、結局なんだったのでしょう? 要は六軒島では何度も何度も違う形で惨劇が起こり、魔法の演出はあるけど、それは基本的に気にしなくても良くって「どの惨劇でも魔法などの超常現象抜きで説明できる説明をしろ」っていうルールだったの? なんか出来事がばらばらに起こりすぎてわけわからん。最後にベアトもなんか妙にしおらしくなったり自虐的になったり。いろいろ謎(というか思わせぶり)が投げっぱなしだけど、これも第二期狙ってるのかねえ。まあ、よくわかりませんが。


  11eyes #12「闇夜の暁」。「何故か世界を滅ぼしたがる魔王」その二。先回後半の展開はほとんど主人公の見た予知で、予知されて起こるべき事が変わっちゃった、ってことでしょうか? つか、欠片とやらがないのにヒロインが能力を使ったり、いろいろ唐突な展開が多すぎて……最後まで見た自分を褒めてあげたい類のものでした。まあ、最後まで見ても得はなにもないんですが。


  夏のあらし〜春夏冬中!〜 #12「レーダーマン」。方舟で締め切りに追われ困っていたマンガ家に頼まれ、モデルを引き受けたあらし。しかし、そのモデルというのがキスシーン。「誰とあらしがキスするのか」ですったもんだが……
 つか、何を置いても小林ゆうのレーダーマンが狙いすぎw 小林ゆう→ぷっつん→戸川純、って連想か!?
 いや、話も楽しんだんだけど、やっぱこれが一番インパクトがあって。


2009年12月26日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 獣の奏者エリン#50

  獣の奏者エリン #50「獣の奏者」。ダミヤの陰謀があばかれセィミヤはシュナンとの結婚を決意、すべては丸く収まるはずだったが、ダミヤに唆された弟ヌガンの裏切りにより、シュナンは闘蛇の群に襲われそうになる。愛する者を助けてくれというセィミヤの悲痛な叫びに、エリンは戦いのためには飛ばさないと誓ったリランに音無笛でおどしてまでも、シュナン救出に向かう。リランの咆吼ひとつで一斉に動きを止める闘蛇の群。しかし闘蛇の血に狂いかけたリランを止めるためエリンは音無笛を口にし、リランのエリンに向ける目の色は完全に不審へと変わる。
 しかしそれでもシュナンを助けたエリンだが、王獣がシュナンの敵と勘違いした彼の部下からの矢を受け傷つく。それでもシュナンだけを載せてリランを飛ばしたが、自身は動けなくなってしまった。
 さらに気絶していた闘蛇の群が目を覚まし、操り手のないまま暴走。その様に母の最期を思い出したエリンは、その最期の言葉「生きて幸せに」も思い出し、傷ついた体を引きずって必死に生きようとする。しかし闘蛇の群は無情にも迫り、エリンを飲み込もうとする。
 そして、エリンに影がおおいかぶさる……

 「21世紀のハイジを目指した」とのことで、ハイジにしては血なまぐさいけども、しかし人の都合でゆがめられた生き物の命に心を痛めた主人公が、そうせざるを得ない現実にぶつかりながらも空論を述べるだけではなく、目の前の現実に妥協し諦めてしまうでもなく、ただひたすらに自分の夢のために自分のなすべき事を考え、行動していく物語は、制作者の高い志に十分に応えるものだったと思う。
 その結果エリンは左手の指を失い、一度は心を通わせたと思っていたリランとの間に人と王獣の消えない溝があることを突きつけられ、あれだけ嫌っていた音無笛で生き物を従わせる行為をせざるをえなくなった。その結果がリランとの繋がりを自ら断つものであっても、リランを再び自然の中で飛ばせるために、王獣たちが人間の都合で使われることのない未来のために、決して王獣と向き合うことを放棄しようとしなかった。
 その結果は、リランとの断絶、母と同じ王獣に喰い殺される末路……となるはずだった。しかし、「エリンを助けて」と叫ぶセィミヤの声を理解したかのように、彼女を助け出したのは、音無笛を使った者には決して二度と心を開かないはずの王獣のリランだった。
 決して理解できることのない、違う者同士だから手を伸ばしあい、絆を築いていかねばならない……決して心を通わせられないはずのエリンとリランの姿を見てそう言ったセィミヤは、シュナンと共に理想を捨てず、しかし現実から目を背けずリョザを変えていくことを誓う。平和は尊いし平和を愛する心をもって国を治めることは決して捨てないが、だからと言って心と体を傷つけ命を賭しながら国を護る大公軍の姿からも目をそらさない、そしてシュナンと一緒に少しずつでも変えていく、と……
 最後描かれるのは、共に国を治めるセィミヤとシュナン、後進を育てるトムラたち、自らの知識を広めるために旅の医術師になったキリク、そして王獣に竪琴を聞かせるイアル似の子どもに「お母さん」と呼ばれるエリンの姿。ひょっとするとエリンが犠牲になるバッドエンドになるのかもと思ったけど、そうならずに良かった。
 最近では珍しい一年間という長丁場の作品だったけど、見応えのある、良い作品でした。今年一番と言わず、世代を超えて残る作品になると良いと思うし、その価値のある作品だとも思います。


2009年12月27日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] WHITE ALBUM#26(終)とエレメントハンター#25

  WHITE ALIBUM #26「僕達は一緒に座っている、一晩中、動くこともなく」。冬弥と由綺が幼い頃出会ってたことにして話を膨らませようとしたはいいけど、結局伏線不足だったり意味が分からない演出や過去の出来事挿入があって、幼い頃の事実は結局最終話になって明かされるということになって、構成的にちょっと……という感じが。演出とか、嫌いじゃないんですが。
 とりあえず「花とよめ」の「コヤマエミコ」の元ネタがわからん。(「オギシマモコ」は萩尾望都と大島弓子の合体か?)


  エレメントハンター #25「ファースト・コンタクト」。前回の予告通り、名前が「は行」で始まるハンナとホミがピンチに陥る回。ハンナはこれまで示唆されていた通り、普通の人間ではないようだけどアンドロイドとかではなくデザインド・ヒューマンか何かに近い者らしい。そのハンナを使って何かをしようとしている川嶋長官だけど、「もしかしたらネオQEXは敵か味方かわからない人類に意思の疎通を試みてるのでは」というマジモトの意見を一笑に附す。妙にネオQEXを敵視してるけど、理由があるのか?
 地球チーム側はそんなことと知らず、お気楽に「きっと友好的に違いない!」というレンの意見でファーストコンタクトを試みる……銅鑼で。いや、言語解析とかやってないから、何使ったって同じなんだけどさ……
 お約束の「素数で知性があることを伝える」で順調に行ってるかと思いきや、妙に張り切ってるロドニーの横やりでなんだか怪しい展開に……養父の川嶋の吹聴でネオQEXが敵だと思い込んでるハンナと、逃げ遅れてしまったホミがネオQEXに飲み込まれてしまう。で、ホミとハンナが急接近? つかこの番組全何話よ?


2009年12月28日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] この人はこの人でネタの宝庫だなぁ

  普天間移設、現行案に否定的=「海汚してはいけない」−民主・小沢氏時事 )。いや、その顔で「海汚すな」と言われても……
  「マスコミは無知」 小沢氏、借金増批判に反発産経 )。これはこれでツッコミどころなんだけど、何より写真が……産経、やっぱり絶対狙ってるだろ。
 しかし本当にこの人何考えてるのかなぁ。わけがわからん。


2009年12月29日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] なんだかわからないのは国というものだけではなかった

  鳩山首相、ラジオ出演はテンション低ぅ〜スポーツ報知 )。
 また、選挙中に叫び続けた「政治主導」「官僚任せ」の意味を、首相になるまで「どういうものかも分かっていなかった」と告白。
 どのような文脈で言ってるのか実際の発言を見ないとわからないけども、選挙前からあまりに曖昧な物言いだったので、言葉通りだったとしてもさもありなんかと。「(思っていたのとあまりに違っていて)どういうものかも分かっていなかった(と、後になって思う)」だったらまだいいのだけど、そんな甘い考えだったのかとかは言えるし、なんつーか、色々放棄気味というか。
 それにしても想像通りにひどいなぁ。


2009年12月30日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 一番しっくり来る答

  「なぜ日本人は無神論者なのにマナー良いし犯罪少ないの?」…アメリカの掲示板で大激論痛いニュース )。痛いニュースは、コメントがあまり選別されずほとんどあからさまな荒らしだけを除いた羅列になってしまいあまり見なくなったんですが、この中の以下のコメントには非常に納得。
137 : 銛(関東・甲信越):2009/12/29(火) 15:35:38.08 ID:Exs1VBvA
そもそもマナーと犯罪の少なさは宗教に起因するのか?
連中の感覚では、無宗教=マナー悪い=犯罪多い
なのか?発想がおかしいだろ
 まあ、日本がいいところばかりかというと特に近年そんなこともないわけですが、マナーや倫理が宗教に根ざしてるという考えがあるキリスト教圏(イスラム教圏はよくわからん)と、「別にそれだけじゃないでしょ?」という日本との根本的な差異が日本の外から見ると理解しにくいのかなぁ、と。
 漠然とした誰かがいつも行いを見ている(その誰かに恥ずかしくないように行動すべき)という、それがたとえば神様だったりご先祖だったりお天道様だったり、どちらかと言えばシャーマニズムに近い習慣、考え方が基にあると思う。最近はそういう「見ている誰かに恥ずかしくないよう」というのが薄れた人が多いようにも思うけど。やっぱそういうのは理解しにくいんだろうか?


  新経済成長戦略 基本方針決定NHKニュース )。
政府は30日の閣議で、環境や医療関連産業の成長を促すことなどで、2020年までの平均で、名目で3%、実質で2%をそれぞれ上回る経済成長率を目指すとともに、向こう4年間で失業率を3%台まで改善することなどを盛り込んだ新たな経済成長戦略の基本方針を決定しました。
 景気がいいこと言ってるのはよろしいんだけど、「環境や医療関連産業」って……相変わらず寝言っぽいなぁ、と思ったら、
  鳩山内閣の「反転攻勢」=成長戦略で菅国家戦略相ロイター )。
 そのうえで、新成長戦略は鳩山内閣として本格的に経済に取り組む決意を示したものと述べ、日本経済の成長を促す戦略が欠けているとの批判に対して「鳩山内閣の反転攻勢だ。これからは先手先手でやっていく」と反論した。 

 ただ、成長戦略では税制面の議論がほとんどなされておらず、政策実現に疑問符も残る。この点について菅担当相は「税を議論する場ではないので(税制については)深く議論していない」と説明。将来の消費税のあり方に関連しては、「議論そのものを鳩山内閣で止めているわけではないが、議論をスタートするのはまだ早い」と述べるにとどめだ。
 案の定「意気込み」を語っただけで、相変わらず具体的な中身は議論もしてない、スカスカのようです。っつーか普通は具体的なものも示さずこんな大転換を語っても絵空事と失笑モノなだけだと思うんですけどね。
 さらに時事通信によると 2020年までに環境、健康、観光の3分野で100兆円超の需要を創造して400万人以上の新規雇用を創出する目標を提示。時事 )。「環境、健康、観光で100兆円超の需要を創造」って……結局「介護と林業で失業対策」って言ってた頃と大して変わらないじゃん。つか、書いてある内容をよく見ると絵空事もいいところに見えるのですが……
 さて、今年の毒吐きは今日までにいたしますが、民主党に投票した皆様、来年一年もその結果を塗炭の想いで、骨身に刻みつけて味わってくださいませ。