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2010年01月03日() 旧暦 [n年日記]

[その他] あけましておめでとうございます。

 あなた待つのも松の内、ってわけで、まあいろいろ。
 本年もよろしくお願いします。>各方面

[特撮] シンケン#44とダブル#16

  シンケンジャー #44「志葉家十八代目当主」。新年、殿様=丈留への挨拶に訪れたシンケンジャーの面々。しかし表向きはいつも通り和気藹々としながらも、丈留の様子がどこかおかしいことに気付いた茉子は、かねてから丈留が抱えているものは何なのか、丈留に聞くが丈留は答えない。そのやり取りを、千明も聞いてしまうのだが……
 そんなとき、無理矢理現世に出たダメージを回復するため三途の川に沈んでしまったドウコクの憂いを払うため、シタリが呼んだアヤカシ、ヨモツガリが現れる。ヨモツガリは「火」のモヂカラに反応して燃え上がる鬼火玉を得て、丈留=シンケンレッドを襲う。丈留に異様に反応する鬼火玉の特性に気付いて彼を庇うシンケンジャー。そして仲間を助けるために自ら囮になりながらモウギュウバズーカーでヨモツガリを倒す丈留。しかし、シタリは「志葉家当主なら、あれだけのダメージを受ければ火のモヂカラを暴走させ自滅するはず」というか、丈留は大ダメージは負っても倒れない。
 ヨモツガリの二の目に苦戦するシンケンジャーの前に現れたのは、もう一人のシンケンレッドと獅子折神。たった一体の折神で二の目のアヤカシを倒し、傷ついた丈留を連れて志葉家に戻ろうとするシンケンジャーの前に、もう一人のシンケンレッドが変身を解き、その姿を現す。
 「この方こそが、志葉家十八代目当主の姫様である」との言葉と共に……

 え? 丈留は影武者!?
 冒頭のやり取りとか以前のやり取りとか見ても、丈留はどうもそのことを知っていて、仲間を騙していた、ということみたいなのだけど……恐らく唯一封印のモヂカラを使える本当の当主を守るため、丈留が偽の当主を使命として装っていた、ということなのだろうけど……これは丈留にしろ仲間にしろ、きついわ。
 おそらく丈留は志葉家の分家筋ってことなのだろうけど、これまで主従とか越えて絆を築いてきたはずのシンケンジャーに、本来の主家の血筋、それもドウコクを唯一封印できる存在が現れたってのは、これはちょっとサプライズすぎますわ。
 突然現れた姫様が楽してたとかそういうことはないのだけど、これはどういう決着をつけるのか、ちょっとここ数年の戦隊物ではずばぬけてたのしみですわ。


  仮面ライダーW #16「Fの残光/相棒を取り戻せ!」。アームズドーパントの起こした事件は、フィリップを捕まえようとする組織の罠だった。一人逃げるフィリップの前にファングメモリーが現れるが、フィリップはファングメモリーを拒絶する。かつて、「ビギンズナイト」の時に使ったものの、あまりに強烈すぎるファングのメモリーに、フィリップは我を失いそうになる恐怖に駆られ、遠ざけていたのだった。
 アームズドーパント=倉田から翔太郎と亜樹子を人質にして脅され、どうしていいのか分からないフィリップ。
 しかし、依頼人である冬美の「二人で一人の怪盗だから」という言葉に、敢えて暴走の危険を冒しながらも、翔太郎を助けに倉田の前に姿を現す。

 ぶっちゃけて言えば中間パワーアップの回なのだろうけど、劇場版と絡めた上で、話の展開と絡めて、その辺は上手かったですわ。
 劇場版では突然出てきて、その後テレビでは全く出てこなかったファングメモリーですが「暴走するメモリー」という定番の設定に加え、「イレギュラーなこと、暴走に異様に怯えるフィリップ」と、「相棒のために、イレギュラーとか関係なしに突っ込む翔太郎や依頼人」という繋がりを持たせて、フィリップと翔太郎との絆、という事につなげるとは。
 これまでとにかく「本棚」の検索でうわべの新しい知識にはまってひけらかしてる印象が強かったフィリップだけど、相棒である翔太郎の、現実の危機に直面して、知識とは対極の暴走であるファングメモリーの力を借りる事を決意する。そして、その暴走を止めるのはダブルドライバーで意識がつながった翔太郎。
 ダイエットの知識にはまった後、リバウンドして相変わらずなフィリップだけど、検索より大事なものを見つけかけてるような感じ。
 次回は「風都を愛する」霧彦さんが子供にガイアメモリーが蔓延してることを見て、心をゆらせるらしい。霧彦さん、ブチャラティですか? つか、三条脚本定番の敵幹部が味方化の布石?
 なんか地味にナスカドーパントをパワーアップもさせてるみたいですが……


2010年01月05日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ささめき#13となつのあらし!〜春夏冬中!〜#13とそらのおとしもの#13とアスラクライン2#13とミラクル☆トレイン#12

 全部最終回。数が多いので簡単に。
 ささめきこと:夏休みで田舎に帰った純夏が、汐に連絡しようとしつつもトラブルに巻き込まれてできない。汐の方は汐で純夏からの連絡がないことにじれて……ストレートに大空回りの純夏と、無自覚に純夏からの連絡を求め、不安をつのらせる汐。両想いのはずなのに奇妙な一方通行になってて、でも友情と恋愛の狭間でお互いを想ってる今の関係の方が、現時点ではいいのだろうなぁ。原作の方でも汐がモラトリアム発動させてるし。ゆったり見るには良いアニメだったので、第二期があったら見るだろうなぁ。
 なつのあらし!〜春夏冬中!〜:第一期に続いて最終回は爆弾フルーツをめぐってのドタバタ。何気に前の騒動をふまえてるのな。夏の間しか存在できないあらしたちとの、しかし永遠に続きそうな日常は、意図的に「永遠に続く夏休み」にしてるのだろうとは思う。でもまあ、ほんのちょっとハジメとあらしの仲も進展したようではあるし。
 そらのおとしもの#13:シナプスからの使者に本来の目的であるイカロス奪還を急かされるニンフ。マスターからの命令には逆らえないが、智樹たちとの日常は確実にニンフに変化をもたらしていた。最終回らしい大仕掛けとイカロス、ニンフたちとの絆の話で、大変良い締めでした。最終回だけ見てると、なんだか智樹がかっこいいように見える。いや、変態なんですけどね?
 アスラクライン2#13:悲しい出来事が起こりすぎた今の世界を守るか、それとも今の世界を捨てて新しい「完璧な世界」を創造するか、という定番の展開。いろいろ設定がごちゃごちゃしてたきらいはあるけど、なんだかんだでまとまりはついたし、起こった出来事は変わらないけどそれでもその上ではハッピーエンドだし。傑作とは言いませんが、まあ、当初期待してたのより楽しめたのではないかと。
 ミラクル☆トレイン#12:ガイドのあかりは、本当は迷いを抱えて乗ってきたはずの客だった。しかし、記憶のないあかりの悩みを解決することができず、ガイドということにして運行し続けていたのだが、本来「一度に一人の客」しか乗れないはずのミラクルトレインのルール違反は、暴走という形で徐々に歪みをあらわにしてきていた。あかりが本当は大人だったり、実は悩みを抱えていたわけではなく過去に取ったある行動によりミラクルトレインに生じた歪みに巻き込まれたりと、なんだかなシリアス展開。最初腐女子向けかと思ったけど微妙な外し具合とかむしろシチュエーションコント的で、意外にも結構楽しめましたわ。六本木は相変わらず微妙に影が薄かったけど。


2010年01月06日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] やべ。ちょっと嬉しい。

  最終回で感動できたアニメ晒せカゼタカ2chブログ )。いろいろ納得できたりネタだったりってのがあるんですが、「デジモンテイマーズ」が結構上がってるのが嬉しかった。初代デジモンは評価高いのだけど、テイマーズはわりと微妙な位置づけだったので、こういう評価を見ると嬉しいなぁ。
 いや、多少無茶なアレコレはあったんですが、そもそも作品自体が少年期の出会い、そして別れが前提となったつくりで通してた作品だったので、こうやって記憶に残ってるってのは、それに共感した身としては感じ入るものがあるのですよね。やっぱ残ってくれてたか、って。

 それはそうとプリキュア。ウェスターさんがやっぱりかっこよすぎて泣いた。なんだかんだと「イース!」といつも言っていたり、人情味があったからなぁ。


2010年01月07日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] DARKER THAN BLACK〜流星の双子〜#12

  DARKER THAN BLACK〜流星の双子〜 #12「星の方舟」。ゲートの地下で、蘇芳はついに紫苑と再会する。紫苑は一体何をしようとしているのか。銀(イン)と会わねばならないという紫苑に蘇芳は着いていくのだが……
 一方、銀を探し求めて黒(ヘイ)は彼女が監禁されていた施設にたどり着くが、すでにそこには銀の姿はなく、三号機関の契約者・葉月が耀子の仇と黒を待ち構えていた。

 なんでも第三期はない、と宣言されたらしいですが。orz
 まあ、岡村天斎監督なので、これで投げっぱなしでもまったく本人は気にしないと思いますが……
 月のないはずの偽りの空に現れた月。それは月ではなく、紫苑の能力によりコピーされた地球だった。ドールの持つ観測霊のネットワーク、そしてMEの識域下に張り巡らされた人間の意識のネットワーク、紫苑の能力とそれらを使い、ヘルズゲートによって破滅がもたらされようとする人類の「方舟」を作ること。それがパヴリチェンコ博士と紫苑、そしてマダム・オレイユの計画だった。
 それに銀がどうからむのかは推測だけど、おそらくコントロール不能にして自滅させてしまうほどの「能力」を解放させてしまう銀の力で地球のコピーを完成させたか、あるいは、ヘルズゲートの解放を促し、「ネットワーク」を活性化、コピーの地球に人々の意識をコピーしたのか……
 蘇芳の旅はその実験であり、流星核なしにはME技術でも定着させられない人間の意識が定着するか、を試したらしい。とすれば、銀の役目は意識の定着の方だったのか?
 蘇芳に与えた記憶を「あくまで人間らしさを演出するためのものだ」と語る紫苑だが、おそらくは、自身がどこかで望んでいたんだろうなぁ。そして、蘇芳のことを銀に頼み、老衰したような外見になって息絶えてしまう。
 蘇芳は能力で呼び出したデグチャレフで銀を撃とうとするが、流星核が自壊し蘇芳の意識は拡散していく。それに寄り添い、「これからお前が行く場所ではもうこれは必要ない」と銃を放させる。
 そして、BK201の星が再び空に輝き、「まだ間に合う」という銀に電撃を……
 地球から遠ざかっていく星の方舟は紫苑たちの望み通り、コピーされた人々が平穏な生活を送っていた。黒との旅の記憶をなくした、蘇芳も含めて……しかし、「いつも自分を見てくれている誰か」を彼女は感じ続ける。
 これは、蘇芳の初恋の話だったのだなぁ。恋を知らない少女が恋を知り、そしてその記憶を失いつつも「想い」だけは確実にその胸に残る。
 残された地球の行方だけど、意味ありげに出てきた銀に似た少年や、マダムと一緒にいた双子が肉体を捨てゲートの向こう側に行ったり、多分ゆるやかにだけど、破滅に向かっていくのだろうなぁ。未咲はゴルゴ課長、マダム、そして猫(マオ)と一緒にその世界で、それでも希望を捨てず破滅にあらがうことを選ぶ。つか、ゴルゴ課長は絶対ネタキャラだと思ったから、結局裏も何もないいい人でしかも最後まで生き残るとはおもわなんだ……
 これであとはDVDに一話ずつ収録される一年前、黒と銀に何があったかの話だけってことになるけど……でもやっぱ第三期やって欲しいなぁ。

[アニメ] バカとテストと召還獣#1とソ・ラ・ノ・ヲ・ト#1

  バカとテストと召還獣 #1「バカとクラスと召還戦争」。試験校である文月学園高等部二年の吉井明久は折り紙付のバカ。成績によりA組からF組まで分けられる振り分け試験の結果も文句なしに最下位のF組。しかも成績の違いはクラス割りだけではなく、クラスの施設にも影響していた。A組のいたれりつくせりの最新設備の教室をうらやましげに見る横で、ほこり臭い畳敷きにすきま風吹き込むオンボロ教室に愕然とするが、気心の知れたバカばかりですぐさま慣れてしまう。そんなとき振り分け試験当日、体調不良で倒れてしまい、試験不参加扱いでF組に編入された姫路瑞希が同じクラスになったのにちょっと喜んだのも束の間、病み上がりの彼女が劣悪な教室の環境に苦しそうにしているのを見て、「試験召還戦争をしかけよう!」と言い出す。
 この学校では、生徒たちは試験の結果に応じた強さの召還獣を呼び出し、教室の入替えをかけて召還獣同士を戦わせることができるのだった。
 しかし、基本的にバカばかりのF組がその次にバカとは言えどE組に勝てるわけがないと、明久の悪友でもあるクラス代表雄二が作戦を考える。

 タイトルだけでインパクトがありますが、面白いですな。
 「召還獣って何? 魔法学園か何かが舞台のファンタジーもの?」と思いきや、イベント時のみ呼び出せる限定的なもの。しかも「テストの点に応じて強さが変わる」、ということはバカクラスには望み薄のはずなのだけど、それをどう逆転するか、という、おちこぼれたちの逆襲がメインの定番と言えば定番。基本的に勉強の努力なしで、ってところが開き直ってて面白い。
 主人公は時々熱血で良い奴だけど、本当にバカ。多分アニメ史上高ランクに入るのは間違いないバカで、今回もクラスのみんなを扇動したり、時間稼ぎしたりというところしか見せ場が……まあ、バカなので目立ってますが。
 とりあえず本来ならA組にも入れた瑞希の学力と雄二の作戦で今回はE組に勝利するけど、目的であるはずの教室交換を、何故か雄二は行わない。しかも、成績最上位のA組から宣戦布告……こりゃ次回も楽しみですな。
 しかし二年生の三分の一がF組って、それってヤバくないですかい……?


  ソ・ラ・ノ・ヲ・ト #1「響ク音・払暁ノ街」。軍の新米ラッパ吹きとしてセーズの街の時告げ砦に赴任してきたソラミ・カナタ。しかし砦に行く前に道に迷ったり、街のお祭りに巻き込まれたりと予想外の出来事に見舞われるが、天真爛漫なカナタはそんな状況も思いっきり楽しんでしまう。
 そんな時、街に出ていた砦の兵隊リオと出会うが、彼女が持っていた由縁ありげな鈴を、手にとって見ている時に鳥に取られてしまう。

 「けいおん!」第二期……ではありません。キャラクターデザインが何故か原案と変わってまるで違う堀口絵モドキになってしまったことが先行して話題になったアニメ。
 それであまり良いイメージはなかったけど、第一話はそのイメージに反して面白そうな雰囲気。どこで戦争をやっているのか、勝っているのか負けているのか、それすらも明らかにされないが、勝っている雰囲気ではないのに徴兵が止められていたり、赴任した舞台では階級は関係ないと言っていたり、どうも人々の活気に反して暗い影を感じさせる。
 それを一層強くさせているのが、セーズの街に伝わる炎の娘の伝説。自らを犠牲にして燃えさかる悪魔を抱き続けた彼女にちなんで、街の人々が色水を掛け合う祭なのだが、昼の楽しい水掛合戦から一転、選ばれたリオが夜明け前に執り行う儀式は、やはり悲壮な伝説の娘たちと重なる。
 何か事件が起こるのか、起こらないのか、それすらもわからないけど、雰囲気的には嫌いではない。まあ、ギャルばっかの部隊という辺りは、一瞬あれでしたが……


2010年01月11日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#45とW#17

  シンケンジャー #45「影武者」。レッドが倒れたシンケンジャーの前に突然現れた「志葉家十八代目」を名乗る少女、志葉薫。彼女はレッドに変身すると、強力な火のモヂカラで敵を一掃する。突然のことに戸惑うシンケンジャーの前で、彦馬はその経緯を説明する。先代レッドは今のままではドウコクを封印するモヂカラを会得する前に敗れると悟ると、一時的な効果しかないことがわかりながらも自分の命を引き替えに不完全な封印のモヂカラを使うと共に、志葉家正統の血をつなげいつの日か封印のモヂカラを完成させることに一縷の望みを託し、侍の家系ではないが、モヂカラの才能を持つ子を我が子の影武者に仕立てた。それが丈留だった。
 丈留は自分がニセモノであることを知りつつ、しかしドウコクを封印できる志葉家正統を守るため、仲間にもそのことを隠して影武者として振る舞い続けていたのだった。
 そうせざるを得なかった理屈はわかる。侍ならば主に仕えねばならないのも分かる。しかし、これまで戦い続け、丈留を真に心から尊敬できる殿様として、仲間として認めてきたシンケンジャーたちは完全に納得することができない。
 その彼らの前に傷ついた体の丈留が現れ、薫に傅くと、皆に「姫と一緒に戦ってくれ」と言い残し、志葉家を後にする。
 ただ一人、侍でない源太は自分の気持ちに従い丈留を探し屋敷を飛び出すが……

 誰が悪い、ってわけではないのだよなぁ。本当の爺はいけすかないけど。姫様も、影に隠れて安穏としていたわけではなく、誰かを身代わりとして生きることを良しとせず、封印のモヂカラを必死で会得したのだし、突然本当の当主として自分が現れたことに皆が動揺するのに理解も示してるし。
 しかし皆は、その事を理解しつつもやはり納得ができない。それでも使命と、現れた外道衆を退治しに向かうが、姫様の強さは認めざるを得ないものの、やはり心に引っかかりを抱え続け戦いは精彩を欠く。
 そして、侍の使命、丈留の気持ちは理解できるものの「みんなはタケちゃんの言う通りにしてくれ」と言い、丈留を追って出て行った源太。元々、幼なじみの丈留を助けるためにシンケンジャーになったのだしなぁ。しかし仲間をこれ以上騙し続けなくていいと安堵すると共に、これまでの自分を全部失ってしまった丈留にかけるべき言葉がない。
 からっぽになった丈留に「なんでもいいからさせないと」と、源太は寿司を握らせようと屋台を取ってくるが、丈留の姿はいつの間にか消えていた。
 丈留の向かった先は志葉家の菩提寺。先代の小さな墓の前に立つ彼の前に、十臓が現れ切り結ぶことを求める。「何もないよりはいいか」と殿様でなくなってしまった自分を笑い、丈留はシンケンマルを抜く。
 仲間にも言えない何かはあると延々伏線は張られていたけど、最終回間際で明かされる衝撃の事実。仲間の受けたショックは、たった一人で重いものを抱えていた丈留に気づけなかった自省になり、それは形を変えて姫への消極的反発として現れる。とは言え、姫様は人柄も悪くはなく、腕も立ち、ましてや彼女の責任ではない。
 「仲間」ではなく「主従」という珍しい形(カクレンジャーもまあ主従だったんだけど)だったのが、一緒に行動する内に主従を越えた絆を得ていたはずが、再び「主従」の拘束が、これまで築いてきた絆と反する形で突きつけられる。
 このままでは話から浮きそうだった十臓も最後に重要な役所になりそうだし、さて、どういう形で決着を付けるのか。


  仮面ライダーW #17「さらばNよ/メモリキッズ」。なじみの理髪店で散髪してもらいながら上機嫌で隣の男と風都談義をする翔太郎。お互いどれだけ自分が風都を愛してるかの自慢になるが、相手の男はなんと園崎家の婿・霧彦。お互い決着を付けようと外に出て変身するが、途中で理髪店の店主が翔太郎を捜しにやってきて物別れに。
 店主の用事は、しばらく家に帰ってこない娘の茜を探してくれというもの。流行のプチ家出では? と言う翔太郎だが、店主は「そんな娘ではない」と納得しない。
 自身も心配になり女子高生情報屋のクイーンとエリザベスから、彼女と仲間がよく出入りしている場所を聞き出す。
 茜たちを見つけた翔太郎だが、明らかに柄の悪い彼女の仲間が、翔太郎を追い出そうと取り出したもの……それはガイアメモリーだった。メモリを使ってバードドーパントに変身する彼らを、Wに変身して軽く一蹴してお仕置きする翔太郎。しかし、相手は変身を解いたかと思うと、仲間にメモリを渡し、今度はその子がバードドーパントに……
 メモリを使い回すなど見たことがない翔太郎は動揺し取り逃がした上、最初にメモリを使った子が突然苦しみだしたため、一時彼を病院に運んでいく。
 茜の友達でやはり仲間の弥生によると、どこからか手に入れたガイアメモリを最初は遊び感覚で使っていたが、次第に暴走、茜たちが止めるのも聞かず、次第に人を襲うようになったのだという。
 その一部始終を影から見ていた霧彦もまた、その光景に衝撃を受ける。「崇高な目的のために薄汚い大人を犠牲にするのはいい。しかし、子どもたちにガイアメモリを使うのは組織のルールに反するはずだ……」。早速そのことを琉兵衛に報告し、琉兵衛もまた「対処する」と約束するのだが……

 三条脚本の定番、敵幹部の寝返り展開ですか? とは言え、タイトルからするとN=ナスカドーパント=霧彦退場っぽいのだけど……
 自らを「地球に選ばれた家族」と言い、ガイアメモリ流通を「人類を新しい生命に進化させるため」と嘯く琉兵衛。しかし、一度はガイアメモリを捨てた若菜に有無を言わせず受け取らせるなど、目的のためには手段を選ばない狂気を垣間見せる。霧彦は疑問を抱きながらも、その理想に今のところ心酔してるのだけど……
 ガイアメモリは使用者に対し各々のメモリに応じた処置を施さないといけないらしいのだけど、元々が複数人にその処置を行うはずがないらしい。それが敢えて行われたということは、茜の友人たちは組織の実験に利用されたということか。どうも過去にもいろんな非人道的な実験が行われたことがほのめかされてるし。
 次回予告では霧彦が裏切り者として襲われてるところから見ると、琉兵衛の目的が自分の信じた理想と事なり、風都を傷つけるものと気付くのか。
 ところで理髪店の店主、アゴ勇みたいだなぁ、と思ったら、アゴ勇でした……


2010年01月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] すっかり麻痺してた

 いかんなぁ。
 今日ふと気付いたのだけど、「国の資産の大部分を抱えながら放そうとしない高齢者層」と「貧困化する(比較的)若年労働層」という社会問題を、対立構図みたいに当たり前に自分自身が捉えていた。
 不景気で国内資産が移動しない、ということも、若年労働層に金が回らない、ということはそれぞれに問題なのだけど、別に対立構図ではないのだよな。
 たまに職場でわりと深刻な世間話をしてると、またごくたまに「老人がどんどん消えないかなぁ」と、冗談めかしてではあるけど言う人が出て、苦笑いしながら流してはいたのだけど、でもそういう発言が出ること自体はあまり違和感を感じなかった。
 高齢者層って言っても資産のある人、ない人、それぞれその中でもいろいろあるし、一般的に言っても若者のように働けない身で、体が動かなくなったらどうなるのか、寝たきりになったらどうなるのか、と思えば、お金を無駄に放出しようとは思わないのは当然だろう。もっとも、世間の同年齢よりかなりの報酬を得ているご年配の人が「老後は資産価値も上がるし東南アジアに移住しようかな」と言ってるのを聞いた時は流石に「う〜ん」と思いましたが。まあ、日本に絶望して海外に逃亡するのは別に年代に限らずあるし自由なんですが、わずかなりとも自分たちの選択で今の日本を作ってきた年代の人がそう言ってるのは、ねえ。


2010年01月13日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] いやまあそれはさすがに

  鳩山首相:「勉強したい」…内田樹さんの本など28冊購入毎日 )。え〜? 今から勉強するの? ってありがちな突っ込みはさておき、これって麻生氏が行ったパフォーマンスの真似だよね? それも、麻生氏の場合は世情に通じてると、親しみを持たせるためだったけど、経済関連の書籍……いや、鳩山氏って元々経営工学が専門じゃなかったっけ? 経済もそう遠い話じゃないでしょうに、「キーワードを掴む」って、いや、それはさすがにちょっと……
 エコポイント等も麻生氏の真似だし、本当になんなんだろなぁ。

[アニメ] ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド#1

  ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド #1「プロムナイト」。噂の真偽を参加キャストの投票で決める人気番組「アストレイアの天秤」。今日の話題は今巷を騒がせている吸血鬼事件だった。たった一人を除いて犠牲者は亡くなり、犠牲者の全ての首筋に吸血鬼の牙の痕のような傷が残っていた。参加者のほとんどはもちろん「吸血鬼なんていない」と言うのだが、レポーターのインタビューに、「吸血鬼の女王」と名乗る人物が現れる。当然のようにニセモノ扱いされる中、当の人物がスタジオに登場するのだが、彼女は「吸血鬼のいる証拠を見せましょう」と言い出す。彼女がスタジオに持ち込んだものとは……

 確か原作の第一話はこうじゃなかったよなぁ。最初は某バラエティ番組のパロディで「???」なのだけど、原作のキモが「現実の東京に現れた吸血鬼の居住区」なので、現実をファンタジーの住人が浸食する、というのを顕著に示す意味でコレはアリかも。最初のとっつきでちょっと戸惑うけど。
 皆の意見が「吸血鬼なんていない」に傾いていく中(元々「いる派」もほとんどテレビ受け狙い)、吸血鬼の女王が示したのは、吸血鬼事件の犯人の腕と言うもの。出演者の科学者は「科学的鑑定はしたのか!」と詰め寄るが、「吸血鬼の女王」はそれを歯牙にもかけず、本当の目的を語る。
 最後にヴァンパイアの女王ミナ・ハーカーが登場してバトルものっぽい展開になり、いよいよ本題のヴァンパイアバンド(吸血鬼居住区)が登場。今回ちょい出のアキラ、ミナと並んで、ある意味このヴァンパイアバンドが主役だし。
 改めて見たら新房監督ですか。原作者も出てるし(ビジュアルは結構本人に似てる)。
 つか、ヴェラさん胸揺れすぎでね? 


2010年01月14日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] どこかで見はしたんだけど

  俳優の奥村公延さん死去河北新聞 )。名前はよく知らないけど、どこかで見た顔だなぁと思ったら、映画「お葬式」の亡くなったお爺ちゃん役だったそうで。
 ああ、なるほど、と思ったけど、まだなんか他に見覚えがある。死体の顔じゃなく、なんか満面の笑顔を見た記憶があるんだけど……と思い Wikipediaの故人の項目 を調べたら、ああ!  アバレンジャー の「恐竜や」のマスターか! つか、言われれば納得なのだけど、この二役が今までまったく結びつかなかった。毎年恒例の旧戦隊と現役戦隊のVシネマ(今年は映画)でときどき恐竜やが出てたそうだけど、もうマスターは出てこないのか……名前も覚えてなかったのになんだけど、なんだか妙に胸にぽっかり穴が空いた感じ。今はただ、合掌。

[アニメ] はなまる幼稚園#1とデュラララ!!#1とおまもりひまり#1

  はなまる幼稚園 #1「はなまるな入園式/はなまるなおかあさん」。初出勤の職場に遅れそうになってる青年、土田。途中で忘れ物を取りに行ったお母さんを待ってる幼稚園児の女の子が気になって声をかけるのだが、ナンパと騒がれて大慌てしてしまう。実は土田の職場というのは幼稚園。今日は新しい園児たちを迎える入園式だったのだが、緊張で眠れず、寝過ごしてしまったのだ。
 初日早々にポカをやらかした土田は、新しく同僚になった山本先生に一目惚れして、いいところを、というよりこれ以上かっこ悪いところを見せまいとするのだが、入園した園児の中に今朝の女の子がいて……

 GAINAXの新作……って、ええ!? GAINAX!? いや、OP見るまで気付きませんでした。
 原作はヤングガンガン連載の一癖も二癖もある園児たちと新米先生のほのぼのもの。活発を通り越してはた迷惑な杏がメインで、新米保父の土田がそれに振り回されるのだけど、杏は土田に一目惚れしてしまい、結婚すると言い出す。しかも杏の母親は土田の高校時代の先輩(学生時代に美術の先生と子供を作って自主退学)なため、(色恋沙汰ではなく上下関係的な意味で)微妙な関係に。
 つか、園児が ぽてまよ みたいですな。


  デュラララ!! #1「開口一番」。高校進学で田舎から東京の池袋に降り立った竜ヶ峰帝人(みかど)。小学校時代以来の親友で同じ学校に通う紀田正臣が出迎えてくれる。テレビのような刺激的な街を期待する帝人に「そんな大したことないよ」と街を案内する正臣だが、ラノベの新刊を全部三冊ずつ買いあさるカップルや、黒人の寿司屋の客引きなど、個性的な人々に面食らうばかり。
 しかし、この街ではそれ以上に刺激的なことが起こりつつあった。それは正臣が話してくれた「首なしライダー」の都市伝説に関わる事だった……

 直前の情報だとなんかいかにもな厨二病設定かなぁ、と思ったけど、厨二病は厨二病でも、カラーギャングがあふれ刺激的な渋谷の危険な雰囲気とか、多数の人間の視点が入り交じりそうな展開とか、構造的には小説や映画のある種の犯罪もの。なんか「バッカーノ!」みたいだなぁ、と思ったら、作者が同じでした。orz
 で、ケレンはあるけど痛々しい厨二病的なキャラの名前も作中でさらっとネタにしたり、そこらへんのさじ加減は流石に上手い。
 で、意味不明だったタイトルだけど、自分の首を探し求める首なし騎士の幽霊「デュラハン」のもじりなのか。なんで「ラララ」なのかはわからないけど。
 厨二病的だけど、わりあいこういうのは好き。


  おまもりひまり #1「猫と少女とアレルギー」。猫嫌いのごく普通の少年、天河優人。そんな彼の前に妖たちが突然襲いかかるが、日本刀を持った少女が現れ、その妖を一刀のもとに切り伏せる。優人の家系は人に害なす妖怪たちを人知れず葬り去ってきた「鬼斬り役十二家」の一つの末裔で、彼女は優人の先祖に命を助けられた化け猫の子孫だという。緋鞠と名乗るその少女は優人を「若殿」と呼び、彼を守ると言い出す。

 え〜……すいません。なんと言うか非常に言及しにくいと言いますか……
 テンプレートを何のひねりもなく用いたらこうなるのだなぁ、というか、いや、そのぐらいひねりがない方が逆に受けがいいのかもしれませんが、猫アレルギーに猫の妖怪の少女が押しかけ女房(家臣)ってのはまあ目をつぶるにしても、キャラや敵のご都合主義的なアレコレが……猫アレルギーつながりで、ストレートなラブコメながらキャラの魅力や演出で面白い「にゃんこい!」とつい比較してしまうのもありますが、別物なんだなぁ、と思う他ありますまい。いや、いっそお色気ハーレムものなら「けんぷファー」くらいイロモノにすれば別ベクトルで楽しめるのですが……


2010年01月15日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今度は田の中勇氏ですか……

  訃報:田の中勇さん77歳=声優、目玉おやじの声を担当毎日 )。そりゃお年がお年だから、ってのはありますが、流石に凹みます。去年も結構ショックな方が亡くなりましたが、今年ものっけからこれですか……
 ただ、今はご冥福をお祈りするのみです。

[アニメ] にゃんこい!#12と空中ブランコ#11

  にゃんこい! #12「天国は待ってくれる?」。猫地蔵の首が折れてることがばれてしまうが、檀家の人たちは日頃から素行の悪い昇福寺の和尚の仕業と思ってくれたおかげで、潤平の呪いのことはばれずに済む。しかし、そのせいか呪いの進行が早まった潤平は、少しでも猫地蔵に怒りを和らげてもらおうと、修復の資金集めのために郵便局でのバイトを始める。しかし、楓が潤平の呪いのことに感づき始めたことで呪いは一気に進行、猫耳まで生えてきてしまう。
 唯一事情を知る双子の策略で、呪いは猫地蔵のものではなく前にみんなで行った商店街の招き猫のものだと楓に思わせようとして、(楓の天然ボケもあって)半ば成功しかけるのだが、肝心の所で帽子が脱げてしまい、頭に生えた猫耳を見られてしまう……

 オリジナルの最終回展開。猫百匹の願いを叶えるというノルマが一向に達成できず(結構助けてるはずなんだけどなぁ)、段々猫化が進んでいく潤平。そんなこととはつゆ知らず、楓は前に朱莉と話してた「呪い」のことが再燃、加奈子は加奈子で、潤平の様子がおかしいのを心配する楓を見て、自分は身を引こうと最後にデートじみたことをするのだが、見に行った映画の入場者特典のために潤平が持っていたニャムサスの人形を見て、決意を鈍らせる。
 展開自体はかなり強引なところも多かったけど、なんだかんだで丸く収まり、呪いの進行も一時棚上げ。まあ、まるで何も解決していないとも言うんですが。w
 王道ながらアクの強いながらも愛すべきキャラたちにテンポの良い展開が心地よく、全くノーマークだったけど楽しめました。キャラの中では加奈子とナギー先輩が特に好きかなぁ。
 オリジナル展開も、修学旅行以外はなんだかんだで意味があったし。
 第二期についてはなんか色々本編内で言ってたけど(潤平の父親って何者?)、まだ未定のよう。
 しかしどんなシチュエーションでも持ってってしまうナギー先輩、最強だな……


  空中ブランコ #11「カナリア」。伊良部総合病院救急救命課の医師である津田英雄は今の職場と医者としての使命に燃える名医。患者や部下への気配りも行き届いている医者の鏡だったが、その分、家庭はないがしろになりがちで、仕事中に頻繁にかかってくる妻からの電話にもつっけんどんな態度。たまに家に帰れば、食卓でも携帯を離さない息子の雄太にイライラ。実は雄太は携帯依存症に陥っていてその様子がおかしいのに気付いた妻は津田に相談しようとしていたのだが、津田は「家のことは任せてある」と言うきり。あまりに妻がうるさいので心療科の伊良部を紹介するのだが、その時伊良部は「フツーの人が一番やっかいなんだよね……」と意味ありげなことをつぶやく。
 しかし息子は一向に良くならず、妻からの電話も頻繁になるばかり。津田はそれから逃げるように仕事に没頭するのだが……

 最後のゲスト声優は古谷徹さんですか。w 声を聞かなくてもキャラの顔だけでわかるってのもめずらしい。(他には#8の岩田光央もわかりやすかったけど)
 で、非の打ち所のない医者であるはずの津田が、何の病気かというと……実は病気でもなんでもない、フツーの人。しかし伊良部は、「フツーの人が一番やっかい」と言う。
 息子の雄太(#6に登場)の様子がおかしくなり家庭がめちゃくちゃになっていくのを、しかし妻に全部丸投げで自分は仕事を言い訳に逃げ続ける。実際良い医者なのだけど、なまじ仕事で高い評価を受けるのでそっちが逃げ場になってしまってる状態。
 しかし仕事中でもお構いなしにかかってくるようになった妻からの雄太についての電話にイライラが最高潮。ついに限界に達しかけた時に、伊良部が「津田先生、実はもう気付いてるんでしょ?」と呼びかける。伊良部は炭坑夫が毒ガス検知に使うカナリアを患者たちになぞらえ、「カナリアは英雄なんだよ。回りがちょっとおかしくなった時に真っ先にそれを知らせてくれる。僕らはカナリアのことをもっとちゃんと見なくちゃいけないんだ」と。
 つまり、心身症を訴える人たちは環境がおかしくなった事に敏感に反応してる人たちであること、それは自分を取り巻く環境がおかしくなりかけてる兆候であり、その人たちや、環境にちゃんと目を向けて、ということなのだろうなぁ。
 #6で雄太が携帯で必死に持とうとしていたつながりが彼を本当に満たすものではないことに気付いたけど、たった一人に結局戻ったのかなぁ、と思ったら、この話で救いが……前回の球団オーナーの話(何故か注射を打たれても動物にならず、伊良部が首をひねっていたけど、その理由が……)とか、イロモノ的な演出や作風に関わらず、しっかりとしたドラマ作りで楽しめました。
 同じような作風がどうか、と言われると、そうそうたくさんでは困るけどこの番組は楽しめたし、また同じ様な作風でもまた同じように楽しければ個人的にはまったく問題ないし。


2010年01月16日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ひだまりスケッチ×☆☆☆#1

  ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ) #1「2月27日〜3月4日 真っ赤点」。春休み前の期末テストで、赤点を取ってしまったゆの。折角の春休み前の休日に追試を受けることになるのだが、ひだまり荘の面々全員がゆのの追試のためにサポートをする。
 「4月1日・3日 ようこそひだまり荘へ」新学期直前のある日、大家さんがやってきてひだまり荘の空き部屋に新入生が二人やってくると言う。新しい住人を迎え入れようとワクワクするゆのたちだが、一足先に荷物を運びに来た新入生のお父さんに逆に食事に連れて行かれることに……

 前期は第一期と同じ一年の話だったけど、今期はゆのたちが二年に進級しての話。(まあ、その前にゆのが英語の追試を受けたりとすったもんだはあるけど。)そして空き部屋だったひだまり荘の二部屋にも新入生が入ってくる。一人はIT系にも強い活発な乃莉、もう一人は極端に引っ込み思案ななずな。「ちょっと変わり者(?)」ばかりのひだまり荘になじめるのかどうか。
 今回も前期、前々期と同じく楽しめそうです。

[アニメ] NEEDLESS#24(最終回)とエレメントハンター#27

  NEEDLESS #24(最終回)「クルツ・シルト」。原作の第一部ラストから改変し、オリジナル展開へ。全般的にパロディ臭の強い作品でしたが、最後はそれなりに綺麗にまとめたかと。まあトンデモ設定は目をつぶるとして。最後にそれぞれ見せ場はあったし(妖怪キャラカブリは除く)。
 わりと上手くまとめたとは思いますので、あとは原作が好きかどうかの話でしょうかねえ。


  エレメントハンター #27「膜宇宙外からの贈り物」。2クールかと思ったけど、きちんと3クール以上で安心。でもこの展開からすると、4クールまではさすがにないか。
 ネオQEXの登場、彼らとのコンタクトと失敗、そしてハンナとホミが取り込まれたりのエピソードから、ネオQEXが今度はハンナとホミの姿を模して現れる。やはり人類とのコンタクトを望んでるらしいけど、メンタリティから生態からまったく人類とは異なるので、お互い接触を望んでるにも関わらずなかなか上手く行かない。しかも、どうやらコロニーの中枢が企んでること、カー博士の本当の目的とも絡んでいそうなのだけど……
 ハンナがデザインされた人間だというのはすでにわかっていたけども、ホミもその可能性があったり、アリーがカー博士の意向で独自に動いていたりと、ラストに向けていろいろつながっていきそうな感じ。
 しかし、意外と面白い展開になってきたよなぁ。


2010年01月18日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#46とW#18

  シンケンジャー #46「激突大勝負」。長い間影武者であることを隠し続けてきた丈留。本物の志葉家当主である薫が現れたことで役割を失い、喪失感の中で勝負を挑む十臓とただ剣を交える。
 しかし丈留を本物の志葉家当主と同じと思い献身してきた彦馬は、そんな丈留に命を賭しても伝えなければならないことがあると、二人の勝負に割ってはいる。だが、彦馬をかばい、丈留が十臓の攻撃を受けてしまう。

 敵が総力を出して攻撃をしてこようという時に丈留が影武者ということが判明し、すべてを本物の当主に託した丈留はただ刹那的に十臓と剣を交え、シンケンジャーたちも戦いながらも迷いを抱き続ける。
 流ノ介たちの戦いを複雑な面持ちで見守る源太だが、やはり丈留ではなく薫を守り戦う彼らを見て、思わず千明に「お前たち、本当にそれでいいのかよ」と言ってしまう。千明も「姫さんが嫌な奴だったらもっと簡単だったのにな……」と答えるのが精一杯。
 薫を中心としたシンケンジャーたちはアヤカシ・オボロジメを二の目まで撃破するが、死を恐れ、生に対する「執着」を見せつけたシタリに命の半分を与えられ、三の目が出現。シンケンハオーでかろうじて撃破する。
 しかし戦いから戻った流ノ介たちは大けがを負った彦馬から丈留が自暴自棄になっていることを聞く。また怪我の手当を受ける源太の「タケちゃん、自分には何にもない、空っぽだって言うんだ……そんなことないよな? 全部ニセモノだったってことはないよな?」という問いかけに、千明、ことは、茉子は矢も楯もたまらず丈留を探すために飛び出ていく。しかし、流ノ介だけはサムライとしての立場ゆえ動くことが出来ず、座したまま「殿……」とつぶやくしかできない。
 シンケンジャーたちの絆が試される中、サムライとしての立場と丈留を尊敬する自分との間で板挟みになる流ノ介。次はその流ノ介が意外な人物と再び会うらしい。


  仮面ライダーW 「さらばNよ/友は風と共に」。ナスカとの戦いの中、とどめの直前で手を止めるW。どうしてとどめを刺さないのか問われた翔太郎は、風都を愛する霧彦の気持ちが本物だと思ったからだと言う。二人はお互いを認めつつ、相容れないまま別れることに。
 バードメモリがメモリブレイクでも壊れない謎を調べるフィリップは、メモリを最初に手にした本来の持ち主が茜であることを検索で突き止める。メモリの生体コネクタを見られ、翔太郎に詰問された茜は、陸上の大会前に記録が伸び悩んでいる時に、見知らぬ女からメモリを渡されたこと、メモリを使用して超人的な力に魅せられたものの怖くなって仲間に相談したところ、仲間たちが逆にメモリの虜になってしまったことを明かす。
 一方、園崎家で未成年にメモリが出回っている理由を探っていた霧彦は、琉兵衛が隠し部屋に入っていくのを見つける。後を付けるが、待ち構えていた琉兵衛から、メモリの能力を調べるために未成年に流通させて実験させていること、霧彦自体がナスカメモリの実験体だということを知らされる。

 三条脚本で定番の敵幹部の裏切り退場。寝返りまでするかと思ったけど、霧彦さん、風の中で消滅してしまいましたな……まあ、これまであまり翔太郎とのライバル関係がクローズアップされてなかったんで、ちょっと唐突感はありましたが。
 琉兵衛が未成年も犠牲にするのを厭わない人物であることを知り、自分の理想とは相容れないと霧彦は園崎家と離別。しかしナスカメモリのLv2のパワーに霧彦の身体は蝕まれつつあった。事情を知らない若菜が霧彦を気遣うが、霧彦は家族からの裏切りに気をつけるように忠告をして去る。
 そして、メモリの力に取り憑かれてしまいバードドーパントとして暴走する茜を助けるため、Wに協力する。
 園崎家との決別を決めた霧彦だが、共に行こうと言った冴子に「不要物」扱いされ、始末されることに……
 「風都くん」をデザインするほどに愛していた風都の風の中で消えていった霧彦と裏腹に、風都の風を嫌うようなセリフと共に登場したのは刑事の照井竜。劇場版では一足先にアクセルのメモリと共に顔出ししていたけども、これが二号ライダー・仮面ライダーアクセル。バイクのフルフェイスヘルメットのようなマスクに、Aの意匠と、ベルトのスロットル。強いのも強いらしいのだけど、さらにちょっとびっくりのギミックがあるらしい。いや、しかしそれはどうかと……


2010年01月19日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#15

  キルミンずぅ #15「消えたグレースを探しだせ!?」。ママの許可も得て「神浜動物探偵団キルミンズ」を結成したリコたち。しかし当然依頼はまったくない。そんなとき、迷い猫の情報を求める張り紙を見つけ、この猫を探すことにする。ところが、張り紙の似顔絵の下手さから子供と思った依頼人は一人暮らしのおばあさん。気むずかしの彼女の機嫌を損ね、家を追い出されてしまうリコたちだがやる気は満々。家の周辺に残った匂いからナギサが犬に変身して後を追うのだが、何故か街中を一巡りしておばあさんの家に戻ってきてしまう。

 今期気付けば悠木碧の名前ばかり見るなぁ、と思い、誰だっけ? と検索したら、「紅」で紫の役やった子だったんですな。のみならず、「555」の子供時代の園田真理の役も……うわ、気付かんかった。(そりゃそーだろう)
 キルミンズ結成後初めての依頼は猫探し。でも行方不明の猫グレースの匂いを追っても家に戻ってきてしまう。サユリおばあちゃんの飼ってるもう一匹の子猫、ジミーは何か知ってるらしいのだけど、猫になっても言葉が通じるわけでなく、捜査は行き詰まってしまう。
 先週のお爺ちゃんの家がなくなって元気がなくなった老犬の話もそうだけど、安易に人間目線(精神的に克服する)ではなく、動物の目線で動物がどう思ってるか、どう感じてるか、という話であくまで進めるのは良い感じです。
 しかしケン、脱線しまくり……
 次回は一向にキルミンできないタマオが、ついにOPのあの姿になるみたいだけど……キルミンできてるわけではなさそう。

[その他] ミッキー安川、郷里大輔、柴野拓美……

 なんなんだろう、この数日の訃報の多さは。郷里大輔氏は自殺の疑いが濃厚ということでさらにショック。どのような悩みを抱えていたのか、もちろん赤の他人にはうかがい知ることなど出来ないのだけど……
 柴野さんは、ショックだけども、悲願であった日本でのワールドコンベンション開催はご存命の内に実現し、それはせめてもの手向けであったと思う。


2010年01月20日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンパイアバンド#2

  ヴァンパイアバンド #2「ハウリング」。突如その正体を現した吸血鬼たちと東京湾内の吸血鬼租界「ヴァンパイアバンド」。普通の高校生、アキラの回りでも吸血鬼の実在をめぐって喧々囂々の騒ぎに。しかし、アキラはそんな騒ぎもどこ吹く風の様子。「そもそも吸血鬼なんかいるわけない」と言う彼だが、学園に迷い込んできたヴァンパイアの女王ミナ・ツェペシと遭遇してしまう。しかも、ミナは彼に親しそうに話しかけてくるが、アキラにはまるで身に覚えがない。
 彼女が言うことも彼女が吸血鬼と言うこともまるで信じようとしないアキラにミナはなおもつきまとうが、そんなとき、ミナの命を狙い武装集団の襲撃が起こり、アキラは否応なく彼女をかばって巻き込まれる羽目に……

 シャフトらしからぬアクションで、ちょっと硬いかなぁ、という印象もある第二話。OPが「レベッカのフレンズみたいな曲だなぁ」と思ったらそのまんまでした。orz 半裸で踊りまくるミナって図はかなり挑発的というか。(倫理委員会的に)
 アキラは数年前に記憶を失っており、本当にミナと自分が知り合いだったのかもわからない。原作では記憶喪失設定はなく、日本にやってきたミナを迎え入れるところからだったから、結構改変してる。さらに、アキラが人狼だってこともかなり後になるまで明確には描かれなかった(臭わされてはいた)のだけど、この辺は序盤の展開をのんびりやってる暇はないと言うことで巻きが入ってるんだろうなぁ。単純に。いや、ミナに遮光ジェルを塗るのは原作通りなんだけど。
 ヴァンパイアバンド、そしてミナを巡って陰謀や暗殺が繰り広げられる政治サスペンス的な面が原作の醍醐味の一つなので、それがどれくらい生かされるのか。とりあえず日本政府との駆け引きは必須として、生徒会長の××××とか、その後のエピソードは出てくるのだよな。尺的にごく最近のエピソードだったアンジーの登場はないのだろうなぁ。(多分アキラが記憶喪失になったのはあのエピソードのアレという設定だと思うけど)
 アレとかソレとか伏せてる部分が多くてごめんなさい。

[その他] どっちかと言えば今回は静観ですが

 ここ最近の民主党批判の報道ですが、さぞ私がお喜びと思う方も多いでしょうが、さにあらず。
 なんつーか、不正献金疑惑や党費での不動産売買なんて前からずっと言われていたことで、今になって検察がやっきになったりマスコミが鬼の首を取ったように騒ぎだすことに逆に違和感を覚えずにはいられないのですよ。
 自民党も半年前の民主党かと思える政策ではなくスキャンダルでの攻撃(まあ、漢字の読み間違いだのカップラーメンの値段だのよりはマシにしても)ばかりで、これで期待しろと言われてもな状況。
 だからと言って民主支持ではもちろんないですが、国民の意思とか司法の正義とは全く関係ないあれこれが水面下で起こっていそうな雰囲気もありそう。
 とは言え、 輿石氏「国民は民主激励時事 )というコレには思わず飲んでたお茶を吹いてしまうわけで。他には「世論はマスコミに誘導されてる」という発言も民主や一部政治コメンテーターから出てますが、それはそうなんだろうけど、「お前が言うか?」と言われても仕方ないわけで。
 もし同様の動きが先の選挙前にあったら恐らく民主政権、少なくともこの大勝状態はなかったわけで、じゃあ選挙後にわかった事実かというと、そういうことでもない。じゃあマスコミやら検察は一体半年前に取らなかった行動、マスコミについては全く反対の行動をどうして取ってるのか、何を考えてるのか、ということを思うと、今の風潮に乗っかるのも大変ためらわれます。
 とりあえず、民主もマスコミも自民も検察も、みんなまとめてgdgdもいいところだな、とだけ。


2010年01月21日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 超電磁砲#14とソラヲト#3とデュラ#2

  とある科学の超電磁砲 #14「特別講習」。レベルアッパーを使った生徒ばかりが集められた補習が行われ、佐天も当然それに行くことに。自分の無力を再度思い知らされるように能力開発の講義が行われるのだけど、最後は持久走。「限界だと思ったらそこで終わりじゃん」って、いやあの、根性論ですか?
 無論、根性は大事ですよ、ええ。でも、根性で全部なんとかなる、なんとかならないのは根性が足りないからだ的に生徒が限界を訴えても走らせる、って、生徒自身も限界に気付かずあっさり限界越えでぽっくり行ってしまいかねないような……なんだろなぁ、この根性万能の世界は。
P.S.「根性万能」ってより、「力のある人」と「力のない人」がいて、「力のない人は努力が足りてない、自分で限界を決めてるだけ」と「口で言ってるだけ」なのが「禁書目録」の時からとても引っかかるのだよなぁ。


  ソラノヲト #3「隊ノ一日・梨旺走ル」。久々に隊に補給物資が届き、その受け取りに隊長のフェリシアたちはお出かけ、駐屯所にはカナタとリオだけが残される。良い機会とばかりにみっちりラッパの特訓を受けるカナタだが、突然彼女は高熱を出して倒れてしまう。
 リオは慌ててしまうが、しばらく補給が滞っていたため薬もなく、何をしていいかわからずにオロオロするばかり。仕方なく町の教会に助けを求めに行くのだが……

 リオの当番回、というか背後事情がいろいろ臭わされた感じ。どうも宗教を快く思ってないらしく、教会とその孤児院の子どもたちにも必要以上に厳しく当たってしまっているらしいが、カナタの急病に恥も外聞もかなぐり捨てて、頭を下げて助けを乞う。
 リオが音楽を始めたきっかけはどうも家庭のこととか金髪の女性とかが理由みたいだけど、カナタがラッパを吹きたいと思うきっかけになったラッパ兵の女性も金髪。関係あるのか?
 つか、アメージンググレースは反則だろう、メンフィス・ベルの昔から。
  「今日もやられやく」さんの2chスレまとめ では評判はイマイチっぽいけど、リオの「いっぱい迷惑をかけていいんだ。出来なかった悔しさを忘れず、かけた迷惑はお前が教える立場になった時に後輩に返せ」ってな感じのセリフは、なかなか感じ入るところがある。自分が受けた恩を、出来れば恩をくれた人に返したいのはやまやまだけど、そう簡単にできる事じゃない。だから、後輩へとつなげていく。これは当たり前で大事なことだと思うのだけど。
 あと、「俺たちは隊の仲間を見捨てない」というようなセリフのあった浅田次郎の「歩兵の本領」も思い出す。隊は生死を預けた一蓮托生の仲間だからこそ、厳しくすれども、決して見捨てない。これだけで「男たちの大和」(中村獅童が鉄拳制裁をすることを拒んだシーンがあった。変な博愛主義に毒されすぎ)よりマシな気になってしまう。比べるものも悪い気がするが。
 あと、味噌汁の味噌はともかく、具の豆腐とかはどうしたんだ……


  デュラララ! #2「一虚一実」。今回の主役は帝人たちのクラスメイトの少女、莉緒。彼女は帝人が東京にやってきた当日に起こった家出少女誘拐未遂事件の被害者だった。で、その裏で起こってたことを淡々と説明される。
 父親の浮気相手からの暴露手紙をきっかけに、平凡で当たり前の日常が彼女にとって「気持ち悪いもの」になっていく。その吐き捨て場としていたチャット掲示板で、彼女に意気投合してくれる男の子と出会い、心中を持ちかけられてそれに乗るのだけど……
 彼女の誘拐未遂も、首なしライダーによる救出も、すべては情報屋の折原臨也の仕業。相手の心をゆさぶり、弄び、その反応を楽しむ行為を「人間が好き」と言ってはばからない彼に心を蹂躙され莉緒は自殺しようとするが、首なしライダー・セルティが彼女を助ける。
 こんな感じで話が進んで行くんでしょうかね? それにしても花澤香奈のキャラが巨乳とは……


2010年01月22日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 真面目に仕事してください

  衆院予算委の詳報(1/22)時事 )。
 茂木氏 朝三暮四という言葉を知っているか。
 首相 知っている。朝決めたことが夜すぐ変わるという意味で、すぐに物事が変わっていく、あっさり変えてしまうということだ。
 茂木氏 それは朝令暮改だ。2009年度第1次補正予算を執行停止し、その事業を復活させるのは朝三暮四ではないか。
 菅直人副総理兼財務相 政策的に不要不急で止めたものと必要でないから止めたものがある。不要不急のものに関し、時期的に必要なものは復活させるのは当然だ。
 いや、四文字熟語を間違えても別に良いんですが、本当に「朝三暮四」の意味を聞いてるわけではないのにそれを答えてしまうってのは、なんなんだかなぁ。漫才風にすると
茂木氏 朝三暮四言う言葉知ってまっか?
首相 もちろんでんがな。朝決めたことが夜にすぐ変わるいう意味でっしゃろ?
茂木氏 それは朝令暮改でんがな!
みたいな。菅氏のフォローもツッコミどころ満載なんだけど、まだこちらの方がまともというのが……お願いですからちゃんと仕事をしてください。
 あと、補正予算停止まではまあ良いとしても(政権交代準備完了、じゃなかったのか、とか突っ込みたいけど、あえて突っ込まずにいるとして)、麻生政権で出された経済対策(しかも一次補正予算の内容)を、「自分の成果」と吹聴するのはハズカシイのでやめてください。そんなだから揶揄されるのになぁ。

  レジ袋をごみ袋としての使用禁止 反響大きく浜松市が広報紙に特集中日 )。それは「反響」というより「反発」だと思うのだけど、まあそれはそれ。それより気になったのは 「燃えるごみとして焼却せず、プラスチック容器包装として処理すれば、再資源化ができる」などと答えている。の下り。いや、別にこの記事が云々ではなく、常日頃からプラスチックの再資源化ってのがすごい謎だったのですよね。
 まず、プラスチック(合成樹脂)と一言で言ってもその種類は非常に多岐にわたる。同じ種類でも着色でもしてれば混ぜるわけにも行くまい。その分別は当然人だろうから、もし真面目にやってればものすごいコストになると思うのだけど。さらに、プラスチックは当然だけども劣化する。分子結合が切れたりなんだりし、たとえばもろくなったりするわけで。
 その辺の具体的な工程や数字がまったく不明なので、「プラスチックの再利用」って奴がイマイチうさんくさく思えてしまうのだよなぁ。


2010年01月24日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#47とW#19

  シンケンジャー #47「絆」。丈留が自棄になって十臓と剣を交えていると聞き、彼の元へ走る千明、ことは、茉子。だが、流ノ介はサムライとしての使命のために身動きができない。座したまま慟哭する流ノ介の前に、一人の黒子が姿を現す。それはかつて、梶木折神を捕まえた時に出会った訳ありの男、朔太郎。先代の志葉の死から自らの忠義を見失っていた彼は、身命を賭して忠義を尽くそうとする、流ノ介の若い忠義に今ひとたび黒子としてシンケンジャーを支えることを決意していた。あの時言っていた「命をかけて使えるに値する」という言葉は嘘だったのか、自分自身で命を預けると決めたのは誰だったのか、朔太郎の呼びかけに流ノ介の迷いは晴れる。
 一方、丈留と十臓は激しい斬り合いの末、丈留が十臓を仕留めたかと思いきや、十臓の執着は致命傷すらも克服し何度も立ち上がってくる。「お前にもこれしかないのだろう!」そう言う十臓の言葉を、「そんなことない!」と打ち消すのは、駆けつけてきた千明たち。本物とか偽物とか関係ない、一緒に戦ってきた時間、苦しかった時間、楽しかった時間、それらは全部本物で、その上で自分たちが決めた殿様は丈留以外にないと……
 戦い以外の自分の居場所を見つけた丈留に、尚も斬り合いを挑もうとする十臓だが、地面に突き立ったままの裏正が頑として抜けなくなる。裏正のために犠牲になった十臓の家族の意思であるかのように……「それがお前の真実じゃないのか?」そう言う丈留の言葉を否定しながら、十臓は執着半ばにして果たせず、砕け散る。
 その砕け散った十臓の身体の炎を水のモヂカラで道を切り開き丈留の元にやってきたのは流ノ介だった。流ノ介は丈留に傅くと、自分の命は丈留に預けたから、どう使おうが、姫を守れと命じようが丈留の自由だと、しかし預けた命の使い方には責任を持って欲しいと、自らが使えると決めた主君は丈留だけだと決意を語る。
 そんな時、外道衆が再び街にあふれかえる。丈留たちは先に出撃した薫と源太と合流、大名無しを倒すが、その彼らの前にある決意をした薄皮太夫が姿を現す。
 あくまで人々を苦しめるならば現世でどのような辛い過去があったとしても、斬る、立ちはだかった茉子が、なおも向かってくる太夫を斬るが、太夫は敢えて避けずわざとであるかのように三味線を斬らせる。その瞬間、三味線に込められていた太夫や人々の嘆きがあふれ出し、三途の川が増水、ついにドウコクが復活し、現世に姿を見せる。

 終盤になって尻上がりに展開がおもしろくなってるなぁ。
 まさかの、朔太郎の再登場。かつて流ノ介の若い忠義心に再び黒子としての使命に身を投じる決意をした彼が、忠義に迷う流ノ介にもう一度その気持ちを思い出させる。
 これまで下働きとかのメンバーが出てきたシリーズもあったけど、それがここまで存在感を持った、彼らが主人公メンバーを支えてるって描写のあったシリーズはなかったなぁ。
 十臓も、定番だったら途中でライバルキャラから仲間キャラに転身するところを、完全に外道に堕ち、丈留をも自らと同じ道に引きずり込む役割と意図せず果たそうとする。しかしそれもかけつけた仲間たちの呼びかけにより丈留が剣士以外の自分を見出すことでなされず、逆に自ら家族の意思で縫い止められ、絶命する。
 そして姫様。自分のせいで他人が犠牲になるのは良しと出来る生き方ではないと、封印のモヂカラを必死に習得し流ノ介たちの前に現れたが、その事が流ノ介たち、そして丈留も苦しめる結果になり、自らの短慮を責め、流ノ介たちを気遣ってもいた。その結果、一人になるが、それでも自分の使命と自分の行動の結果とばかりに一人で出撃しようとする。が、その彼女に「寿司屋で良ければ、お供しますぜ」と声をかけたのは源太。源太もまた、丈留をめぐる彼女へのわだかまりを解くことを決意したのだろうな。
 しかし最後の最後になって、現世での執着を捨て外道として生きることを決意した太夫がその象徴でもある三味線をわざと斬らせ、その中からあふれた嘆きにより三途の川があふれ、ドウコクがついに姿を現す。
 ドウコク、姫様、いよいよこれらが揃っての最終決戦ですか。大団円ではあるのだろうけど、最終的な結論の付け方が楽しみ。


  仮面ライダーW #19「Iが止まらない/奴の名はアクセル」。ハードボイルドを気取りビリヤードにいそしむ翔太郎の前に現れた男。翔太郎と違いワンショットで決めてしまう彼に、自分以上にハードボイルドの匂いを感じてしまい翔太郎は面白くない。しかも彼は若くして警視になり、風都署に対ドーパントチームを設立するために招かれたエリートだった。
 その刑事、照井竜はドーパントの仕業とおぼしき事件の調査を依頼に来たという。彼のことを気に入らない翔太郎は断ろうとするが、依頼料に釣られた亜樹子のせいで結局有無を言わず引き受けざるを得ないことに……
 その事件とは、連続して起こってる冷凍事件。何故か被害者が居室で冷凍庫に入れられたように凍死寸前になるという事件で、今度は芸能プロの社長・今井が被害者となっていた。今井の入院する病院に向かう翔太郎たちだが、彼らの前にドーパントが……バイクから異様に重そうな剣を持ち出し戦う竜に「変身して戦え!」と促される翔太郎。何故竜がWのことを知ってるのか、合点が行かないまま変身するが、取り逃がしてしまう。
 だが今度は竜は「右の方に検索してもらう」と探偵事務所に押しかけ、隠し部屋のフィリップの元へ……何故Wの秘密を知るのか翔太郎たちに詰め寄られ、彼が見せたのはカブトムシ型のメモリガジェットと、「A」の刻印のあるガイアメモリ。竜は「自分は、Wに代わって仮面ライダーになる」と、挑戦とも受け取れるセリフを口にする。
 竜の示した適切なキーワードにより割り出されたのは、著名なフラワーコーディネイターの真紀子。金に汚いという噂もあり、容疑者として怪しい彼女を訪ねて彼女の経営する花屋に行くが、彼女は留守とのこと。遊園地の風都園に花壇のメンテナンスで出かけてるという。
 遊園地に向かい彼女を捜す翔太郎たちは、遊んでばかりの亜樹子に足を引っ張られながらも真紀子を見つけるが、話を聞こうとする翔太郎から突然彼女は逃げ出す。彼女を追う翔太郎だが、その前に再び氷のドーパントが姿を現す。

 第二のライダー・アクセル登場。劇場版でなんで変身後の姿を見せなかったんだろうと思ったら、まだ変身に必要なベルトを入手してなかったからなのか。しかし、竜にアクセルドライバーを持って来た女(竜はシュラウドと呼んでいた)、何者なんだ? 園崎家の組織「ミュージアム」とは敵対関係なのか? どうも竜は「ダブリュー」のメモリに対して復讐心を抱いており、それを利用されてるっぽいけど……アイテムとかは持たされてるけど、詳しい裏とかは知らないんだろうなぁ。
 ミュージアムの方はミュージアムの方で、フィリップのおかげで組織とは一線を隔そうとしていた若菜が、琉兵衛の有無を言わせぬ重圧に、逆に組織の中核に関わらされることに……思わせぶりにミュージアムの真の目的の存在を匂わされるけど、しばらくは謎のままなんだろうなぁ。
 で、今回のドーパントは相手を冷気で凍らせるドーパント。何のメモリで変身するのかは不明で、正体も不明。翔太郎たちは真紀子と思い込んでるけど、それだったら逃げたりせずすぐに変身するはずで、どうも違う感じ。真紀子は誰かを庇ってるんじゃないか、と思えるけど、だとすると……
 さらに、メモリを回収して事件解決、と思われた矢先、アクセルに変身した竜が暴走して生身のままの真紀子に剣を振り下ろそうとする。最初、アクセルが事件を解決するならそれでいい、と安心していた翔太郎だが、これには流石に動転した模様。「復讐は何も生まない」ってのは、ヴァイラスドーパント相手の時に翔太郎の言っていた言葉。翔太郎自身、おやっさんの死を経験し、しかしその復讐ではなく依頼人、そして風都を守るために戦うことこそがおやっさんの本当の遺志だと信じているわけで。いろんな意味で竜とは相容れなさそう。
 そいでもって、アクセルの特殊能力。それはアクセル自身のバイク形態への変身。え〜っと、それってどんな バイクマン ? でも、静止画で見るとかなりヘンだけど、動いてるのを見るとこれはこれでアリかも、と思ってしまったり。
 でもやっぱりバイクマンだよなぁ……


2010年01月25日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#16

  キルミンずぅ #16「ニワトリのキモチ、コケコッコー!?」。カトレア学園幼年部で、演劇会の劇に使う衣装が盗まれ、キルミンズがそれを探すことに。さっそくみんなキルミンに変身してそれぞれの能力で探すが、いまだにキルミンになれないタマオは聞き込みくらいしかできず、疎外感を感じる。
 そんな中タマオは、話を聞いていた幼稚園児のショータが、「盗まれて残念」と言っているわりには「衣装がなくちゃ劇は中止だよね?」と何度も聞いてきて、違和感を覚える。ショータは演じる予定の「ブレーメンの音楽隊」で、ニワトリの役を演じるはずだった。タマオは何か違和感を覚えつつも、ニワトリの役を上手く演じることが出来ないという彼に、自分を重ね合わせてニワトリ役を練習しようと持ちかける。

 今回は唯一変身できないタマオがメイン。みんなが変身して特殊能力を使ってるのに、自分だけ変身できず、自分の居場所はあるのだろうか、と悩む。
 そんな時出会った男の子、ショータの話を聞いている内、自分と重ね合わせてしまう。
 あからさまに怪しいのに、なんでタマオ、気付かないんだと思ってたら、タマオはちゃんと気付いていて、さらにショータが衣装を隠した理由が、自分が他の子より上手く役を出来ず、愛着を持てなかったからと見抜き、何も知らないそぶりでニワトリの真似をする練習を一緒にする。
 リムたちが行き詰まってしまった中、一人で解決してしまったタマオがどうしてわかったのか聞かれ、「仲間はずれみたいに感じたんじゃないかな」と答えるのを、ナギサだけがタマオの言葉の意味を理解する。でも、ケンは「そんなことあるわけないのにな!」と、無自覚ながらもタマオを安心させる。
 それにしても、ミサさん、なんか色々と悪の組織っぽく暗躍しながら、普通にママさんしてるのが……


2010年01月26日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] やっぱりゲンダイはひと味違う

 ゲンダイの記事を話題にするのはある意味反則だと思っているのですが(ムキになるのもばかばかしいし)、これは流石に見た瞬間「ポカーン」となってしまったので。
  ゲンダイ:ひっかけ質問で国会を混乱させる自民党livedoorニュース )。……お前は一体何を言っているんだ。
 いや、議事録見ても鳩山氏が主旨に答えず「朝三暮四」の意味を勝手に答えた上、さらに買ったに間違えただけなんですが……質問者の茂木氏は「それは朝令暮改」と突っ込みを入れたもののすぐに本来の質問に戻ってるんですが。
 読み間違いだの勘違いだのに固執するのも品がない話ですが、それを「陰謀だ!」と言うのは、それ以前の問題のような。まあ、ゲンダイだからこんなものなんでしょうが。高倍率をくぐり抜け講談社に入ったはずのゲンダイ編集者、どんな気持ちでこんな記事書いてるのだろうなぁ。

  20年にわたってソニーを苦しめる「ソニータイマー」説WIRED VISION )。いや、まあ、今でも冗談で言われてると思いますが。PSの頃などはソニーはデザイン優先で、回転系などが特に弱い、と言われましたが、今はどういう事になってるんだろう?

[アニメ] れでぃ×ばと!と聖痕のクェイサー

  れでぃ×ばと! 。見た目はヤンキーだけど中身は普通(むしろちょっとビビリで家庭的)な日野秋晴は、両親と死に別れ、学費免除、寮完備の白麗陵学院に転入する。白麗陵学院はお嬢様と将来彼女らに使えるメイド・執事が育成される特殊な学校で、秋晴はそこで執事の勉強をすることに。ところが転入早々見た目で誤解され不審者扱い。うっかり者の暴走お嬢様セルニア・伊織・フレイムハートに目を付けられてしまう。しかも彼女の世話を言いつけられた学年主席の彩京朋美は、秋晴の幼なじみで清楚な外見とは裏腹に幼い頃に何度も苦渋を舐めさせられたとんでもない腹黒女だった。

 「かのこん」のスタッフの製作ですかね? あり得ない設定だけど、まあそこんところはそういうものだということで。ラブコメというか、エロコメというか、まあそんな感じ。パンチラどころか盛大にパンツを見せまくりですが、基本はハーレム系のスラップスティックコメディかと。秋晴の性格が、あまりビビリとか家庭的とかが話では出てこないのがちょっとなんですが。
 まあ、何も考えずに見るのが吉なのでしょう。多分。OPは結構好き。


  聖痕のクェイサー 。主人公の天涯孤独の織部まふゆは、幼い頃に聖ミハイロフ学園理事長、山辺雄大に引き取られ、彼の娘、燈と姉妹のように育ってきた。が、雄大が突然失踪、邸宅も借金のカタに取られ、学園の寮で新理事長の娘による嫌がらせから身体の弱い燈を守りながら学園生活を送っていた。
 そんなある日、下校途中で行き倒れてるロシア人の美少年を拾う。少年は意識を取り戻すと、いつの間にかまたいなくなっていたが、その翌日、まふゆは学園内の教会で「イコン」を探す仮面の女に襲われる。

 よくこんなセクハラ乳飲みマンガをアニメ化したなぁ、と思ったけど、案の定規制の嵐で何が起こってるかわからんw つか、乳とかパンツとか、最近そんなんばっかだなぁ……それで客を引くのはいいんだけど、配信で内容がわからんくらいに規制が入っては、本末転倒のような。
 まあ、原作が原作なので、特にアレとかこれとかありません。一応ストーリーの基調はシリアスなんだけど、セクハラマンガだからなぁ。


2010年01月28日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ#3とソラヲト#4とバカテス#4と超電磁砲#16

 今期は水曜が過密地帯だなぁ……この他に「はなまる幼稚園」もあり。

  デュラララ!! #3「跳梁跋扈」。新しい学校での生活も始まり、これまでの自分を変えようと、帝人は学級委員に立候補しようとしつつも踏ん切りが付かない。しかし先に園崎杏里が女子の委員に立候補し、彼女に惹かれるように帝人も立候補をする。
 帝人は彼女と何か会話しようとするが、なかなか上手く行かず正臣に慰められて何故かナンパに行くことに。社会人でも構わず声をかけて引かれる正臣に呆れつつも、確かに自分は変わらないといけないと思っていたところで、前の学校の同級生に絡まれている杏里を見かける。
 勇気を出して彼女を助けに行こうとしていたところで、謎の青年が登場、帝人を巻き込んで事態をあらぬ方向に進めてしまう。彼こそが、正臣の行っていた「絶対に敵に回してはいけない三人のうちの一人」折原臨也だった。

 これまでモブっぽい出方しかしてなかった杏里が本格的に話に絡み出す。たって、スタイル抜群の割に顔立ちが地味で男子から「めんどくさそう」と言われるどこか陰気な性格の彼女。彼女は「張間」という女の子を捜し、不似合いな繁華街をうろついてギャル風の元同級生に絡まれる。
 どうも昔イジメにあっていたらしく、その友人の張間のおかげで助けられたような感じ。
 でも、その彼女がなんで学級委員だなんて目立つ役職に立候補したのか、帝人と同じく自分を変えようとしてなのか不明。
 その彼女を助けようとしていた帝人を巻き込み大事にするのが臨也。最初は杏里を虐めてたギャルの彼氏で、池袋で最悪のチームと言われる「ダラーズ」のメンバーだという男を軽くあしらったのはいいのだけど、彼を嫌う、名前と似合わぬ超暴力男・平和島静男に見つかりもめ事を起こしかけ、臨也があしらった男が仲間を連れて復讐に来たり、静男がそいつらを片付けて臨也にぶん殴りかかるのをビルの屋上から突如飛び降りてきたロシア寿司屋の黒人サイモンが止めたり……すっかりカオスの状況を、帝人は杏里を連れて逃げ出す(正臣を置いて)が、何か良い雰囲気かも、と思ったら、杏里はお礼だけ言って去ってしまう……
 帝人はダラーズの悪い噂に、なんか居心地の悪い感じだけど、臨也が「人に会いに来た」と言って帝人を見たのと何か関係があるのか? チャットの「田中太郎」が帝人?


  ソラヲト #4「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」。ノエルと街に物資の買い出しに出るカナタ。無口なノエルとの気まずい雰囲気に戸惑いつつも、彼女の博識に驚かされる。そんな時、教会の養護施設で育てられている子に、ノエルが口汚く罵られる。その子は戦災孤児で、両親を奪った戦争と軍隊を憎んでいたからだったが、歩行戦車「タケミカヅチ」を修復しているノエルは、そのことが本当に正しいのだろうかとカナタに吐露する。

 銃が人を殺すわけではない、とは言え、そう簡単に「兵器に罪はない」と言い切ることも出来ないのがアレコレ。まあ、不要なわけでもないんですが。社会を構成するものだからなぁ、好き嫌いに関わらず。
 で、ノエルが街に出た理由は、生活物資の補給だけではなく、その兵器であるタケミカヅチの光学系のためのレンズを作成してもらうため。なかなかオリジナルと同じものが出来ず、ガラス工房の親方と根を詰める。
 カナタは無骨な外見と似合わず繊細かつ職人気質な親方に興味を持つのだけど、一向に上達しないラッパの腕に「音を作ろうとするんじゃなく、出てこようとする音を出してやれ」と言われ、一気に開眼。いや、それは開眼しすぎだろう、と思うけど。あと、親方、「職人」の安売りしすぎw
 とは言え、カナタのラッパからノエルはカナタの超音感を使い、音で組成を推測することを思いつく。どんだけ超人やねん、カナタ。
 ツッコミどころはあるけど、なんだかんだでこの番組結構楽しんでるかも。


  バカテス #4「愛とスパイスとお弁当」。担任が補習担当の鉄人に代わり、休日でも補習授業が行われるようになったF組。ゲームで仕送りを使い果たし、64分の1になったカップ麺を弁当に持ってくる明久に、密かに彼に想いを寄せる美波が「余分に作りすぎた」と弁当を渡そうとするが、ことごとく邪魔が入り失敗してしまう。

 普段照れ隠し(だけじゃないけど)で関節技を明久に極めまくってる美波。そのせいで折角作ってきたお弁当を警戒されて受け取ってもらえない。で、やっぱり明久に(何故か)想いを寄せる瑞希が作ってきたお弁当を明久が口にすることになるのだけど……これがベタなBC兵器でして。ええ。
 明久が危うくあっちに行きかけた描写が、ジョジョ第四部なのはどうなんだw
 他にも美波を過激に愛する美春や段々禁断の愛に目覚めつつある利光、美波の妹の葉月に邪魔されて、結局美波の弁当はお釈迦になりかけるのだけど……
 ところで葉月が明久と顔見知りらしいけど姉の美波が知らないってのは、ちょっと引っかかった。あと、「指」「眼」はないだろうw


  超電磁砲 #16「学園都市」。能力者狩りを繰り返す、レベル0の集団「ビッグスパイダー」。その話を聞いた美琴は彼らの根城とする地区に「ビッグスパイダー狩り」に行くのだけど、何故か彼らが持っていた対能力者兵器であわや返り討ちに遭うところを、不良風の青年に救われる。ところが彼こそがビッグスパイダーのボスであるはずの黒沼であると聞き、さらに黒子のジャッジメントの先輩、固法美偉が彼と知り合いであると、事態は彼女らの想定していない方向に……

 黒子が追い詰められて腹に巻いたダイナマイトで脅す偽黒沼=蛇谷に「いつの時代の人ですの!?」と突っ込んでたけど、この話自体「いつの時代の!?」な展開ではありますわな。いや、わざとやってるんで楽しんだんですが。
 シリーズ構成では今回のエピソードはビッグスパイダーに対能力者兵器を横流しし能力者狩りをさせていた存在を匂わせることなんでしょうが、それと同時に、「努力しても能力が開花せず挫折した人間」に美琴が理解を示せないことを美琴自身に提示。上手いこと禁書目録同様「主人公による説教展開」に陥りかけてたのを方向修正してますな。美琴自身は努力で能力を開花させたのは設定的には間違いないだろうけど、それは描写されないだろうし、そうである以上「持たない者の気持ち」がそう簡単にわかるようにはならんだろしなぁ。


2010年01月30日() 旧暦 [n年日記]

[その他] そんなことは知らんがな 部門

  「いじめられ悔しい」輿石氏、小沢氏ら捜査で産経 )。いや、捜査自体はおそらく水面下での勢力争いとかなんとか、そういったもの絡みなんだろうけど、この発言はねえ……
 実務方面の人材が現状に対応できるようになったのか、大きな混乱は去ったとは言え、現政権の問題点が今は小康状態にすぎず、国会が進めば問題点はまた再燃するのに、こういう情緒的な物言いばかりってのがなぁ……


2010年01月31日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#48とW#20

  シンケンジャー #48「最後大決戦」。太夫の三味線からあふれ出た怨念で、ドウコクが復活。さらに未練を捨て消え去る太夫の身体を吸収し、その力をも得たドウコクに、シンケンジャーたちはなすすべがない。最後の頼みの綱である薫が封印のモヂカラを使うまでの間、必死になってドウコクを食い止めるシンケンジャーたち。しかし、ギリギリで封印のモヂカラが発動し、ドウコクが封印されたと思いきや、ダメージは与えたもののドウコクは無事。はぐれ外道である太夫の身体を吸収したために、ドウコクに封印のモヂカラが通用しなくなっていたのだ……
 満身創痍でもはやなすすべのないシンケンジャーたちにドウコクが迫るが、間一髪、丈留が目くらましでドウコクの前から皆を助け出す。
 切り札のはずの封印のモヂカラが利かず、もはや打つ手なしの志葉屋敷で、薫が丈留にあることを申し出る。その申し出とは……

 影である丈留と、それでも絆を結んだシンケンジャーたちに、薫が示した解決策、それは……って、養子かよ! いや、確かに武家で養子縁組は普通にありますが。婿養子とかでないところが、時代錯誤な薫らしいというか。
 いずれにしても封印のモヂカラが利かなかった以上、なんとか力尽くでドウコクを倒すしかない。封印は出来なかったもののダメージは与えたこと、火のモヂカラは有効だったことから、薫から志葉の火の力を込めた秘伝ディスクを受け取り、最終決戦に挑むことに。
 最後の外道衆の侵攻がガチだなぁ。


  仮面ライダーW #20「Iが止まらない/仮面ライダーの流儀」。氷のドーパントを倒し、そのメモリを持つ真紀子を追い詰めたアクセル。しかし、生身の彼女にいきなり剣を振り下ろそうとする。あわててWが割って入りアクセルの剣を受け止めるが、その間に真紀子は逃亡してしまう。何故アクセル=竜がいきなり暴走したのか。その理由を検索で調べていたフィリップは、半年前の連続凍結事件で竜が家族を亡くしていたことを突き止める。その事実を再度真紀子に襲いかかろうとした竜に突きつけるが、「お前に俺の心の怒りまで検索できるのか」と話を聞こうともしない。
 しかし、翔太郎は「そのせいで間違った人を手に掛けかけた」と、竜をある人物の元へと連れて行く。その人物とは真紀子の息子・清。氷のドーパントの正体は清の方で、真紀子は彼をかばい、また凶行をやめさせようとしていたのだ。
 真紀子の説得も聞かず再度氷のドーパントに変身した清に、Wはヒートジョーカー、そしてヒートトリガーになって立ち向かうが、ヒートボディも凍らせる冷気に苦戦。しかし竜がアクセルに変身してWをフォロー、ドーパントを倒す。
 変身解除した清に迫り、剣を向ける竜。またもや復讐に駆られて刃を振り下ろすかと思われた竜だが、今度は自分の意思で踏みとどまり、清に手錠をかける。
 竜が復讐鬼にならず胸をなで下ろす一同だったが、メモリブレイクされたガイアメモリには「I」の刻印が……清は竜の家族の仇ではなかったことが判明する。
 その頃、園崎姉妹は琉兵衛の指示である人物と面会していた。園崎ファミリーですら一目置かざるを得ないその人物の手には、「W」の刻印のあるガイアメモリーが……

 竜はかつて今回の事件と同じような凍結事件で家族を殺され、その仇を討つために風都の超常課にやってきていた。って、父と母と妹ですか……V3? いやまあ、確かにV3も復讐のために戦ってましたが。
 そんな竜は、フィリップの検索には一目置くものの、翔太郎に対しては全く歯牙にもかけず、「甘ったるい」と切り捨てる。しかし、翔太郎は悲しそうな眼で回転木馬を眺めていた真紀子の姿が忘れられず、ウォッチャマンからの情報で、母親の名前で好き勝手やり母親の悪名を高めていたのは実際には息子の清だったことを知る。
 清が真犯人で真紀子は彼を庇っていただけではないか、という翔太郎の推理のために、危うく間違った相手を殺さずに済んだ竜は、なんだかんだと憎まれ口を叩きながらも翔太郎は少しは認める……のか? 最後見ると、事務所で好き勝手やってるけど……
 それと今回は竜の仇でもある「W」のメモリの持ち主が姿だけ現したけど、メモリの刻印からすると、「ウェザー」のメモリーなのか。とすると、吹雪、落雷、竜巻など、天候を自在に操る攻撃をしてくる強敵ということに……多分サブリミナルで人をカタツムリにはできないとは思いますが。
 次回は超常課にロス帰りのエリート刑事がやってくるらしいけど、その女刑事を演じるのが木下あゆ美……あれ? どっかで聞いたような……って、デカレンジャーのジャスミンか!(刑事繋がりか?)