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2009年01月01日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] あけましておめでとうございます。

 慌ただしく帰省してばたばたとそのまま年越しですよ。お屠蘇飲んで昼飯食って自転車で二十キロくらい走ってきた後、三時間くらいバタンキュー……夕べも紅白途中で意識がなくなったし、どうにも疲れがたまってるのか。
 正月番組のほとんどがつまらないので年末にコンビニで買った「ブラッド・ダイヤモンド」のDVDを見たり、晩飯後に「釣瓶の家族に乾杯」を見たり。ひょっとしたら若干の仕込みがあるのかもしれないけど、素人のリアクションが面白すぎる。w こりゃ、民放が負けるわけだ。

[アニメ] 今日の5の2#13

  今日の5の2 #13「ユビキリ」。昔、チカとした約束の夢を見て目覚めたリョータ。それは、大人になったら結婚しようという、何もわからない子供のときの思い出だった。そのせいでリョータは妙にチカを意識してしまう。
 が、遅れて登校してきたチカもリョータと昔した約束の夢を見たと、妙にニヤ付いている。チカがその話をクラスメイトの女子にしようとするのを、リョータは気になり聞き耳を立てたりするが、結局聞けず終い。リョータは気もそぞろなまま放課後、話を聞いたらしいカズミから「今でもそうなの?」と聞かれて「今でも、ないわけじゃない」と答えるが、「カワイソウ」と言われたのにかっとしてつい絡み、脚をもつれさせて押し倒してしまう。その現場を折り悪く教室に戻ってきたチカに見られてしまう。
 一応廊下で二人のやりとりを聞いていたというチカだが、カズミとの一件の原因が自分が女子に話したリョータとの約束のことだと聞き、翌日リョータの機嫌を直そうとする。「そもそもリョータから言い出した約束だ」というのにかっとしたリョータは「チカの方から言い出したんだろ」と、またも言い争いに。だが、チカの言っていたのはリョータがおねしょをしたときの話。リョータは思わずチカの前から逃げ出し、学校でも一日上の空になってしまう。

 最終回。OPでも出てきたリョータとチカの「ユビキリ」のことで、二人の間に微妙に気まずい雰囲気が流れてしまう。まだ異性を意識するのはちょっと早かったリョータだけど、結婚のユビキリを思い出すことで妙にチカを意識する。そして、約束を意識していることをチカの前で明らかにしてしまい、チカもそれで言葉に詰まってしまう。でも、結局リードしていくのはやっぱりチカ。「立派な大人になったら、(結婚を)考えてあげる」と、おねしょをしてしまい泣いていたリョータに言ったのと同じことを言う。
 一足飛びに大人になるわけではないけど、ちょっとずつ着実に大人になっていく5の2の子供たち。体重を気にしてたメグミも実は同級生がびっくりするくらい発育してたり、ナツミがスカートをはいたり、男子は相変わらずだったり、でもちょっとだけ変わってたり。女子の方が先に大人になるけど、男子も少しずつ大人になっていってるのだなぁ。
 派手さはないけど、地味に面白く、しかも子供たちの成長を着実に描いていってなかなかに良作。最初はキャラクターデザインが個性的なのでどうなるかと思ったけど、ふたを開けてみれば手堅く着実に上手い作りでした。


2009年01月03日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 買ったもの

 ・ がらくたストリート(1)/山田穣
 ・ 萌ゆる古事記/鈴木ドイツ・田中松太郎
 ・ 魔乳秘剣帖(3)/山田秀樹
 ・ 不全世界の創造手(アーキテクト)/小川一水
 ・ 風の邦 星の渚/小川一水

 「がらくたストリート」はコミックバーズ連載の非日常系ギャグマンガ? いわゆるスラップスティック? 殺伐とはしてないけど、ほのぼのともしてないよなぁ……作者は元々別名義では山田XとかZERRY藤……うわなにをするqあwせdrftgyふじこlp。
 目の前の出来事に対して異様に肯定的な小学生御名方リントが宇宙人と会ったり神様に会ったりという 別になんということはない日常 を描く。どっちかって言うと個性の強すぎる一般人の面々の方が困ったものだというか。読者の突っ込みを先取りしてしまうので振り上げた合いの手の下ろしどころに困る。w 絵柄は書き込みすぎず軽くなりすぎずで良い感じに思えるのだけど、この内容では一般受けしないよなぁ。いや、別に私が楽しいから他のヤツのことなんか知ったことじゃないけど。

 「萌ゆる古事記」は、内容的にどうかなぁ、と思ったけど、マンガパートのネタでそこそこ楽しめたものの、ちょっとお値段分の価値はきつい。出てくる神様やら神話全体の統一性がない、ってところまでせめて突っ込もうよ!

 「魔乳秘剣帖」は、乳の大きさで女性の地位が決められる理不尽な世で、斬った相手の乳をしぼませてしまうという「魔乳剣」を操る魔乳一族(やぎ……もとい、まにゅういちぞく、と読んでください)が栄華を謳歌する中、魔乳家の鬼っ娘で唯一相手の乳を吸い取る技を使える、「魔乳千房」が一族の権力争いに巻き込まれ出奔し、追っ手を迎え撃ちながら陰謀の核心に近づいていく、という、アホなんだかなんなんだか非常に困るシロモノ。え〜っと、陰謀の核心に近づいてますよね? 多分? 設定的に巨乳を思う存分に放り出しつつも基本どうやってもギャグという、なんだかなぁ、というもの。この作品については、これは褒め言葉だと思うからこう書いておこう。アホだ。

 小川一水作品二作については、まだ未読。取りかかれるのは、今読んでるものの次くらいか。

[その他] 年末・新年の番組について

 寄席の録画ものとか昭和のヒット曲みたいな番組の方が見ていて面白いのはどうなんだ。いや、「鶴瓶の家族に乾杯」は面白かったけど。若手芸人をとにかく数出して安く上げようってのが見え見えのものばっかりじゃ、そりゃテレビ局の経営も落ち込むよなぁ。


2009年01月05日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 韓国(またも)終了のお知らせ

 昨日新年会で「韓国がえらいことになってるな」という話を聞いて「?」となったのだけど、 ホントに洒落にならない事態になってる らしい。現状の経済危機だけでもアレなのに、世界中の物流を敵に回したらそれこそ死亡フラグだろう。いや、なんだかんだでしぶとくまたも生き延びそうだけど、経済的なことはまだしもこういう話だと日本に泣き付かれてもどうにもならんからなぁ。しかし無駄なプライドばかりが高い国とはいえ、ホント、なんでこんなバカなことをしでかしたのか。

[特撮] ゴーオン#45とキバ#46

  ゴーオンジャー #45「初夢キカク!?」。ウィングス兄妹のさそいで温泉宿での新年会を開くゴーオンジャーたち。たまの贅沢にはしゃぐ皆だが、走輔の楽しみにしていた伊勢エビが消えていて騒動に。仲間を疑う走輔だが、犯人は妙な雰囲気の子どもだった。大翔の言うにはそれはこの宿に住み着いた座敷童だと言うのだが……

 まあ、小休止のキャラソン大会。でもどっちかというと、ヨゴシュタインを復活させようとするケガレシアたちの方が面白い。w 儀式のためにヨゴシュタインのかっこいいところを思い出そうとするのだが、ついゴーオンジャーの活躍ばかりを思い出して失敗ばかり。仲間甲斐のない連中だ。w
 実は女の子だった座敷童のご機嫌は男性陣が男性ユニットを組んでとりなすのだけど、おばさん呼ばわりされた挙句に逆ギレし、駆けつけたエンジンオーG12にあっさりのされるケガレシア……扱いひどいなぁ。
 次回はボンパーがへそを曲げて家出し、同じく家出してきたウガッツたちと意気投合するらしい。今やる話か?


  キバ #46「終止符・さらば音也」。キングの本性であるバットファンガイアに苦戦する音也。渡は自分がキバに変身しこれ以上音也をダークキバに変身させまいとするが、音也は「親子でする最初で最後の仕事だ」と無理を圧して変身。キングをついに倒すが、その直前に大牙が次のキングとしての力に目覚める。そしてすべての力を使い果たした音也も、ゆり、次狼たち、そして真夜の前へと現れ、最後の別れを告げる。
 壮絶な父の最後を目にして現代に戻った渡は、深央の墓前で大牙再会。自分たちの確執こそが深央を殺したのだと、大牙と決着をつけようとする。が、そこに大牙に謀反し自らが新たなキングを選ぼうとするビショップが、大量のファンガイアを連れて現れる。

 音也がついに退場。いや、「人間がダークキバに変身したら死ぬ」と言ってた割にはかなりしぶとく生き残ってましたが。キングは死にその力は大牙に受け継がれ、そして次狼たちと真夜に息子のことを託して真夜の膝の上で息絶える。彫像から元に戻ったはずの次狼たちがなんでまた彫像になってキャッスルドランにいるのか、次狼と音也との約束など、一応これで過去編はすべてけりがついたことになるのか。
 ただその一方で、現代編はビショップの謀反で一層混迷を深める。大牙を切り捨て、自分の意に沿うキングを復活させようとするビショップ。そのために街でライフエナジーをむさぼる行為をするビショップを、名護は阻もうとするのだが、その戦いの最中に負った怪我が元で視力に変調をきたす。嶋の跡を継いで青空の会会長になろうとしたり、成長はしてるんだけど、その態度はあまり変わってないという。でも、そのゴーイング・マイ・ウェイな名護もそんな危機を迎え、どうなるんだか。そりゃ成長した名護さんはおもしろみ半減以下だけど、退場はして欲しくないなぁ。いつまでもどこかしょーもない名護さんのままでいて。


2009年01月06日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなみけ おかえり#1と屍姫 玄#1

  みなみけ おかえり #1「年の初めの」。内田と待ち合わせて初詣へとやってきた南家三姉妹。しかし引いたおみくじの内容があまり思わしくなかった千秋はややおかんむり。一方おみくじに書かれていたことは良かったものの、買い食いしすぎて夏奈からお金を借りて引いた内田は夏奈からの督促から逃げようとするが……
 まさかの三期目。っつーか原作のストック大丈夫? 制作会社は第二期と同じアスリードだが、あまり評判の芳しくなかった第二期の反省をふまえてかスタッフは一新。OPなんかも基本的に第一期の雰囲気を踏襲するらしい。でももうふじおか(ぬいぐるみの方)も出てるし、保坂も最初から変態全開だし、キャラは出来てるものとして始まってる。コンセプトは「原作に忠実に」らしいけど(第一期も微妙に忠実ではなかったけど、あれはあれで良かったのに)、OPで見覚えがあるようなないようなキャラが……だれだっけ? 三代目番長の人?
 初回はまあ様子見という感じだけど、第二期のような作り方を根本から間違えてしまった感はないので、大丈夫かな? 作画はともかく内容は上り調子だった一期に迫れるか、お手並み拝見。


  屍姫 玄 #1「光の道筋」。景世の死から半年。旺里は景世から受け継いだマキナとの契約を自分が果たすため、契約僧としての修行の真っ最中だった。一方、七星との戦いで穢れを受けてしまったマキナは浄化房で清められていたが、半年経っても穢れが落ちないどころか、死霊まで呼び寄せてしまう。それはマキナが無意識のうちに景世から受け取った気(ルン)を離すまいとため込み、それをよどませてしまっていたからだった。
 光言宗からはマキナの処分も取りざたされるようになった中、瀕死のマキナを見定めようとするかのように七星が動き出す。

 新番組、となってるけど、実質普通に第十四話です。ビジネスモデルがよくわからん。とりあえず第二期を先行して作っておいて、評判が良ければ継続、良くなければCSなどに新たな放送先を求めて、ということだったんだろうか?
 まあ、続きなので、景世が死にマキナとの契約を旺里が受け継ぐまでが区切りの前期から半年後、いまだに修行の成果が開花しないで焦る旺里から物語は再開する。一方マキナも景世にこだわる余り、旺里との契約に支障をきたすばかりか、屍姫としての存在の危機にまで立たされる。
 ここからは本格的に旺里が契約僧として(見習いかもしれんけど)活動し、七星との戦いがメインになるのだろうけど、光言宗の内輪争いとかもあるっぽいしなぁ。変な方向に話がずれなきゃ、面白くなると思いますが、ガイナックスだけに心配。


2009年01月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 年の初めの風邪っぴき

 ちと風邪がぶり返して軽く残業も入ったこともあってまだちょっと体調不良が尾を引いてます。諸々滞ってますが、しばしお待ちを。

[アニメ] イナズマイレブン#14とソウルイーター#39

  イナズマイレブン #14「伝説のイレブン!」。地区大会で宿敵帝国学園を下し全国出場を決めた雷門中。昨年の優勝校として全国大会出場枠の決まっていた帝国学園との再戦を約束し、しばし試合のことは忘れ雷雷軒で祝賀会が開かれてた。しかし会が終わった後でうらぶれた様子の男が尋ねてくる。男は監督である響木の旧友で、伝説のイナズマイレブンの一人・浮島。伝説の一人に会えたことに感動した守は無邪気にその事を口にするが、雷門中イレブンがイナズマイレブンのことを口にするたびに男は暗くうちひしがれ、「やっぱり戻ってくるんじゃなかった」とまで言い出す。男が言うには、「自分たちは伝説のイレブンなんかじゃない。一度の敗北から立ち上がれずサッカーを捨ててしまった負け犬だ」と……
 あこがれのイレブンのそんな様子に我慢できない守を見かねた響木はイナズマイレブンとの練習試合を決め、四十年ぶりに守の祖父を除くかつての伝説のイレブンが揃うのだが……

 伝説のイレブンのおっさんたち集結にワロタw つか、夏未に付き従ってるバトラーが驚愕の正体の全部をかっさらってしまいましたが。意外すぎるわ!w
 が、かつて帝国の罠にはまって不戦敗を喫してしまったことから皆サッカーを捨ててしまい、四十年のブランクがある彼らにかつての面影はまったくない。凡ミス連発のその姿に失望を隠せない雷門中だが、守は伝説云々よりサッカーに対して真剣に取り組もうという気が見えない彼らの姿に腹を立てる。
 そんなかつての伝説に活を入れたのが響木。守の姿に彼の祖父を見て復活した彼は、「自分たちにあこがれ、ここまで来た彼らにそれでいいのか!?」と怒声を上げる。サッカーに真摯な子どもたちの姿と響木の檄に再びかつての情熱を取り戻した旧イレブンは、それまでとは見違えたようなプレイを見せる。
 それこそ影の薄かった影野を浮島にからませたりとか、「伝説のイレブン」のていたらくと復活を早々に見せるとは、ちょっと意外でしたわ。打倒帝国を早々に果たしたのでかつてのイレブンが最終目標ではいけないのは理屈なんだけど、挫折した大人たちが子どもたちのためにもう一度奮起することでそれをフォローしたのはいいなぁ。
 それにしても「夏未ちゃん」と呼ばれて土門をにらんだお嬢様、あれ一瞬絶対に本気だったろうw?w


  ソウルイーター #39「クロナ、逃亡〜ください、君の微笑み?〜」。母・メデューサの命令で死武専を裏切り、マリー先生を媒介してシュタインの狂気を加速させていたクロナ。日々マカたちの笑顔に良心の呵責をつのらせていたが、シュタインのフォローで大変なはずのマリーが生徒たちへの気遣いを忘れていないことを目の当たりにし、ついに耐えきれず死武専を飛び出してしまう。

 4クール目突入を目前にして、そろそろオリジナル展開になってきたかな。まだアラクネー編が終わってない原作では逃亡して姿をくらませてしまったクロナだけど、アニメではマカが追いかけ、自分の優柔不断さを責めるクロナに「優しいクロナの悪口を言うな!」と死武専に連れ戻す。BJも退場してないし、鬼神阿修羅がアラクネ側に組み込まれるみたいだし、でも、メデューサが死武専に投降してきたりというのは原作通りで、原作を基本にアレンジしていくっぽい。ってことは、キムとジャッキーの武器職人チームも原作通り?

[アニメ] 続夏目友人帳#1とWHITE ALBUM#1

  続夏目友人帳 #1「奪われた友人帳」。季節は夏・秋から冬に移り変わって、ときおり妖怪に襲われたり頼まれ事をされたりと相変わらずの貴志。今日も友人帳を狙う妖怪に襲われ、途中小さな祠の縄を切ってしまう。用心棒のはずのニャンコ先生が助けてくれず、喧嘩をするが、夜戻ってきたニャンコ先生の様子がおかしい。全身が真っ黒なのだが、洗っても落ちない。しかも一言も口を利かないのを不審に思っていたところ、本物のニャンコ先生が……特に悪いことをするでもなくおとなしい黒ニャンコ先生をいぶかしみながら友人帳の無事を確認するが、取り出した友人帳を突然黒ニャンコ先生が奪っていってしまう。

 これも基本的に普通に続き。まあ、特に前期も区切りがあったわけではないし。ただ、内容紹介っぽく貴志の身の上と、友人帳、ニャンコ先生についての簡単な説明っぽい感じで話が進んでく。
 蝶の物の怪っぽい「紅蜂」が出てきたけど、一回こっきりのキャラなのかしらん?
 ところであれはどう見てもキツネの物の怪じゃないと思う……


  WHITE ALIBUM #1「そう、あの時はもう、スイッチが入ってたんじゃないかなあ」。さて、皆様ご一緒に。「冬弥 Uzeeeeeeeeeee!!」。原作通り、無意味なうざさ。いや、原作通りなんだから無駄じゃないし、うざいのは冬弥だけじゃないしなあ、どっちみち。キャラクター紹介を見るとどうも原作のあれこれ一番うざいところをちゃんぽんにしたシナリオ展開になるっぽいけど……耐えられるかしらん?
 ところで、原作と違い年代設定が1986年になってるけど、1986年って何かあったっけ? いや、キバットがどうとかではなく。 wikipediaの項目 見ても、「これ」って理由が思い当たらないのだけど……う〜ん?


2009年01月08日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ#14

  とらドラ #14「しあわせの手乗りタイガー」。文化祭も終わった大橋学園だが、大河の周囲の様子がヘン。クラスメイトたちまで大河に触ろうとしてくる。実は文化祭のプロレスショーで大河の場外乱闘に巻き込まれた観客が次々に幸運に見舞われたという噂が流れ、皆がこぞって大河に触ろうとしていたのだ。「だったら大河に一番触ってる俺が一番幸せになるはずじゃ?」と竜児は呆れたり微妙に期待したりと複雑だが、文化祭の記念写真販売でみのりと微妙に接近できた喜びをかみしめる一方、噂の元になった文化祭当日は大河は幸せとは無縁の状態であったことを思い出し、「じゃあ、大河はどうやったら幸せになるって言うんだ?」と自問してしまう。

 後半戦前の小休止。原作のスピンオフ短編「幸福の手乗りタイガー伝説」をベースに、アニメ化でこぼれ落ちた描写のフォローや、後半の伏線などが交えられる。一番直接的にすぐわかるのは、北村のアレかなぁ。予告での北村の壊れっぷりを聞いてると……鼻血大乱闘の映像化が楽しみですw
 他には、みのりなんかも原作で展開が動くまでいまいち不鮮明だったところが、アニメでは伏線がしっかり張られてる。大河なんかも実はちょっと微妙に……なんだけど、皆から「大人」とか「余裕がある」と言われ、友達のために自分からその役目を果たそうとしている亜美が、唯一竜児から「お子様だな」と言われ、少しだけ、仮面のほころびを見せた辺りが……張り詰めてたものが切れたときが怖い。
 あとは、独……ゆりちゃん先生のフォローを今回ちゃんとしてたりとか。ベージュはさすがにかわいそうだと思ったか。>アニメ版展開

[アニメ] 宇宙をかける少女#1

  宇宙をかける少女 #1「孤高の魂」。人類の文化圏が軌道上のコロニーに移ってかなりたった時代。名門獅子堂家の三女・秋葉は、当主である長女・風音にお見合いをすっとばして結婚をさせられそうになる。まだ高校生で将来の夢だって決まってないのに! と逃げ出すが、治外法権の学園の外に出れば獅子堂の追っ手に捕まってしまう。友人であるフリオとネネコの協力でほとぼりが醒めるまでコロニーの外にプチ家出することになるが、その途中で突然眼前に巨大なシリンダー型コロニーがワープアウト。コロニー中が大騒ぎになってる中、その漂流コロニーの中に不時着してしまう。その中にあった街並みを抜けていくと、そこには管制室らしい場所と、そこで一人悦に入っている人工知能「レオパルド」がいたのだが、このレオパルドがどうしようもない引きこもりニート+人格破綻者だったために彼の起こす騒動に巻き込まれてしまう。

 「あ…ありのまま今起こったことを話すぜ。俺はテレビの前で『宇宙のステルヴィア』を見ていたと思ったらいつのまにか『 てなもんやボイジャーズ 』になっていた」
 と例のポルナレフAAを貼りたくなってしまう初回の感想。事前情報はまったく集めてなかったんで、としても展開つかみ所がなさすぎだろw
 出てくる情報の数は多いのだけど、主軸が提示されないのでどれがブラフかどれが本命かわからないうちにあれよあれよと第一話が終わってしまった。いや、高機動型コロニーとかどう聞いてもル○ーシュな引きこもりニートAIは受けたけどさ。w
 あまりにつかみ所がないので神凪いつきがQTアームズに搭乗する際、なんで胸の谷間+へそ丸出しスーツにキャストオフするのかとか、確実に本題ではないところばかり疑問に思ってしまった。いや、オーソドックスな頭からっぽ系「メカと美少女」の文脈だってのはわかってるんですけどね?
 第一話ではホントにギャグなのかコメディなのかそれともシリアスにするつもりなのかというのはよくわからないので、二話になって情報と方向性が整理されるの待ちですな。
 ところで「時かけ」は筒井康隆が「原作者が年を取っても稼いできてくれる親孝行な娘」というようなことを言ってたので、向こう二十年は記憶から薄れるようなタイミングはないと思う。(筒井康隆に仁義切ったのかは気になるけど)


2009年01月10日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日は一日死んでおり

 ここ一週間、熱はないけど体調がすこぶる悪く、今日は一日死んでました。どうも疲労が蓄積してたらしい……ほぼ丸一日寝てたので、どんだけなんだか。
 いろいろ滞ってるのはもう少しお待ちください。

[アニメ] まりあ†ほりっく#1とマリみて4th#1

  まりあ†ほりっく #1「戯れの接吻」。カトリックの名門女子校「私立天の妃(あめのきさき)学院」に転校してきた宮前かなこ。彼女の両親はこの学校の教師と生徒で、自分も両親のようにここで運命の相手を見つけられたら、と期待に胸を膨らませていた。が、実はかなこは男に触れられただけでじんましんが出るという真性の男嫌いでレズ。その反動もあってか美少女揃いのこの学園で気持ちばかりが暴走しまくる。
 そんな中で出会った毒舌メイド・茉莉花とその主人である美少女・祇堂鞠也。前理事長の孫でもある鞠也の可憐さに胸打たれ、学園案内をするという彼女の申し出をホイホイと受けてしまうかなこだったが、彼女に触れられてじんましんが出たのに不審を抱く。実は鞠也にはとんでもない秘密が……

 同作者の「破天荒遊戯」が破天荒すぎてついていけなかったけど、これは基本美少女ばかりの現代物。ただし出てくる人間はやっぱりみんなどこかおかしい。主人公のかなこからして「あたまがわるくて度を超した美少女好き」しかも美少女に興奮しては鼻血ばかりだしてるという変態ぶりなのだけど、やはり中心となるのは鞠也。一見可憐な美少女だが、その中身は実は少年。しかもドSで腹黒で自己中でナルシストという三重、四重苦。お付きの茉莉花も制御役というよりむしろ主人である鞠也を呆れて放置したり逆に煽ったりという極悪コンビぶりを発揮する(でもなんだかんだで問題が起きない範囲内に制御はしてるんだけど)。
 その他のキャラも100%ヅカキャラで空気が読めない隆顕様とか、自らをゴッドとかボスとか呼ばせようとする何故か猫耳のロリ寮長先生とか、程度の差はあれおかしなキャラばかり。一応友人たちは比較的まともなんだけど……
 演出は基本的に原作を新房流に咀嚼した感じで、いきなり茉莉花がシルエットだけになるとかの実験的風味演出はあるもののやや抑え気味。原作の暴走に預けてるという感じか。
 基本的に安心して見ていられるのだけど、元々の作風が作風だから、若干人を選ぶかも。
 しかし小林ゆう、ヒロイン役かと思いきや、結局女装少年。そのうち一昔前の沢梅陽子みたいに「この声だからこのキャラ男」と言われるんじゃなかろうな?
 ちなみにエンディングはYMOのヒット曲「君に、胸キュン」のカバー。しまった! この組み合わせはアリだ! HMO(初音ミクオーケストラ)のカバー版以来の衝撃。やられた!
 ところで公式見たら、OP曲タイトル「HANAJI」って……
P.S.そういや「てなもんやボイジャーズ」も同じ新房監督だったけど、同じカバーでもあっちのEDは「だれかが風の中で」(木枯らし紋次郎のテーマ曲)で、こっちは「君に、胸キュン」……えらい違いだ。


  マリア様がみてる4th season #1「学園祭はショック!」。え〜、すいません。原作は三巻止まりだし第二期、第三期も見てないんで、その間に起こったイベントとか登場キャラとかわかりません。けど、軽く説明されてることもあってなんとなくわかるのは脚本・演出と設定のうまさか。
 祐巳と祥子が姉妹になった一周年と、学園祭の演劇イベントにまつわるトラブルを併せて描く。知らないキャラもいるので幾つか事態が平行していくのはちょっと混乱するけど、それでも理解の範囲内。わりとわかりやすいキャラ立てだし。とりあえず見続けてみる。


2009年01月13日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 結局週末寝込んでた

 いや、熱が出てたとか気分が悪かったとかはなかったんですが、数時間起きてると意識がもうろうとしてきて布団に潜るとほとんど気絶みたいにすぐ寝れてしまうという、「ただの寝不足じゃねーの?」と言われかねない状況だったんですが、丸二日、一日の3/4以上が睡眠時間だったってのはちょっとさすがに我ながら異常だと思う。
 月曜午後にようやくその状況もなんとかなってきて、約束があったので外出して人と会うと「肺炎かなんかじゃね?」と言われた。咳と痰はあったけど、熱はなかったのになぁ、と調べると、マイコプラズマ肺炎の場合、劇症でないことが多い上に熱が出ない場合もあるのだとか。
 ……病院行った方が良かったか、やっぱ?

[特撮] ゴーオン#46とキバ#47

  ゴーオン #36「家出ボンパー」。走輔と連が「もう壊れて直せないんじゃない?」と話してるのを聞いてしまったボンパー。自分のことだと思ったボンパーはあちこちを調べるがわからない。自分のわからない箇所が、もう修理不能なのでは……その心配ばかりしていたボンパーは、ガイアーク反応を検知し損ね、ダンベルバンキの出現を見逃してしまう。何故か両腕が上がらず大したことのなかったダンベルバンキを撃退するゴーオンジャーだが、走輔がボンパーが出現を知らせなかったのを責めたのに、ボンパーは「自分はもう必要ないんだ」とすねて家出してしまう。口では「勝手に出てったんだからほっとけ」と言う走輔だが、ガイアーク出現待機のために須藤兄妹のところにいる間も、どこか気もそぞろ。
 一方、家出したボンパーは二体のウガッツと出くわす。実はそのウガッツたちもダンベルバンキとの連係攻撃のための特訓に嫌気がさして家出しており……

 ウガッツとボンパーの交流? かと思ったら、ちっともそんな話になりませんでした。w そもそも待遇要求改善って……しかもキタネイダス、滅茶苦茶立場弱いし。それを叱責する謎の声……「どっかで聞いた声」って、あのキャラ復活?
 ボンパーの件はもちろん勘違い。走輔たちはギンジロー号のことを話してただけ。お約束なんだけど、この時期でそのオチはありかい……
 メカ戦はあまり活躍の場がないセイクウオーとゴローダー。ううむ、在庫セールっぽい雰囲気が……


  キバ #47「ブレイク・ザ・チェーン・我に従え!」。ビショップの扇動で襲ってきたファンガイアたちを退け、大牙と決着を付ける渡。過去から戻り一回り大きくなった渡の前に大牙は敵ではなく、傷ついた大牙に自らの勝利ともう一つの覚悟を宣言する。
 一方、ビショップとの戦いで視力が失われつつある名護は、渡に自分の替わりに青空の会会長に立候補することを勧める。が、渡は「自分には自分のやるべきことがある」と名護の言葉を拒否する。失意のまま再び現れたファンガイアの群を迎え撃つ渡と名護だが、渡は変身もせず、眼力だけで相手を退ける。一方名護は視力が効かず窮地に陥る。そこを助けた銃弾の主は、なんと死んだはずの嶋。幽霊でもニセモノでもなく、ファンガイアとの合体も解かれた嶋は、名護の視力がなくなりつつあることに気づき、戦士からの引退を勧告する。が、名護の最近の動きは視力を失った自分の替わりに跡を託そうとしていたのだと知り、恵が「私が名護君の目になります!」と……
 一方、嶋は渡に、自分を助け、ファンガイアとの分離手術をしたのは大牙であることを明かし、大牙の奥底には本当は優しさがあるのだと解く。しかし、それを聞いた渡の表情は変わらず……
 キバに破れた大牙は、ファンガイアたちから見切りを付けられ取締役総会で社長から解任させられる。さらにビショップが「もっとキングにふさわしい人物にキングの力を渡す」と襲ってくる。
 命からがらのがれる大牙は、真夜の元へと逃げるが、「自分より渡を愛してるのだろう!」と追い詰められた大牙は真夜を殺害、ダークキバの力を奪い取る。
 そして渡もまた、キャッスルドランの中で次狼たちを前に「自分が新しいキングだ」と宣言をする。

 名護さんがすっかり人格者だのう。昔なら嶋に引退宣言を出されてたら泣いてすがって土下座とか別の人物と自分を比較して貶めてたのに……あれ? よく考えると名護さんすごい最低な人だったんだな。(何を今更)
 渡は復活したのはいいけど、名護や嶋の言葉も聞かず、ついには自らキングを名乗り出す。あれ? キングって力が受け継がれないといけないんじゃない? 自分がキングになってファンガイアと人間の友好を成し遂げようということかと思ったけど、そうだとしてもファンガイア側にまるっきり人望がないし(そもそもキバとして同胞を多く倒した渡じゃ、力で押さえ込むしかないだろうし)、キングの継承者である大牙も倒してない。意図がどうにも読み切れない……
 大牙も「実は嶋さんを助けてました」といういい人フラグが立った直後に、自分の母親である真夜を手にかける。それで「お前の中には闇がある。気に入った!」と言って闇のキバの後継者と認めてしまうキバットII世……おいおい、キバット父ちゃん、いい加減だぞ。
 ビショップが復活させようとしてるのは多分バットファンガイアである前キングなのだろうけど、前キング復活で兄弟和解、という展開になるのかどうなのか。


2009年01月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなみけおかえり#2と続夏目#2

  みなみけおかえり #2「オレも」。なんだか早々にカレーの妖精が登場してますよ? この話原作でこないだやったばっかじゃなかったっけ? いったいどんな制作ペースなんだ?
 それにしても「近づかなければ無害が売り」って、「近づいたら有害」という認識は持たれてるんだ。近づかなくても「キモイ」という話もありますが。


  続夏目友人帳 #2「春に溶ける」。結構毎回いい話で楽しませてもらってるのだけど、毎回見ていて疑問なのが「元になった動物・器物」と妖怪の姿があまり統一性がないってのと、あと、名前の由来がいちいちよくわからない……いや、ファンタジーとして見るべきであまり妖怪ものとして民俗学的に凝ったことは考えない方が楽しめるとはわかってるんですが、こう、つい。
 つか、委員長が声だけですよ? さらに新しい萌えキャラが出てくるそうなんでますます委員長が影が薄くなりそうですよ?


2009年01月15日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] ストレスを(勝手に)感じやすい気質だと言うことは自覚してますが

 体調崩してる間にたまったToDoでストレスが。orz
 頼まれ事なんだからそんなにストレス感じる必要がないのに、なんでなんだろう……出来ることを出来るようにしかやりませんとも。ええ、開き直ろう。
 でも「ホントに自分に出来る範囲を越えてるか?」と考え出すと……ああ、ストレス気質。

[アニメ] とらドラ#15

  とらドラ #15「星は、遠く」。文化祭も終わり、次期生徒会長選挙に向けて準備が始まろうという時期だが、次期生徒会長筆頭候補と目されている北村の様子がおかしい。上の空だったと思ったら、突如言動が不審になったり。しかもホームルームの最中、突然発狂して「生徒会長選挙には出ない! 副会長もやめりゅ〜〜〜!(ゆ〜〜、ゆ〜〜)」と叫び出す。一体何が起こったのかと不審に思う竜児たちだったが、翌日登校してきてさらに驚くことになる。校門の前で生活指導の先生ともめている北村の頭は真っ金々……ゆりちゃん先生に事情を聞かれるが、竜児にも理由がわからない。なんだか腹を立てている生徒会長と「かまって欲しくてすねてるだけ」と突き放した言動を取る亜美は何か原因の心当たりがあるようだが、それを口にしようとはしない。
 わけがわからず家にお見舞いに行くも、不在で空振りのまま帰宅した竜児が自宅で見たのは、異様に緊張しまくった大河と、当たり前のように「家出してきた!」といつも通りにくったくなく笑う金髪北村だった。
 「生徒会長になりたくないから」と突然の乱心の理由を語る北村だったが、いつも通りの行動に見えてどこか無理してる様子がありあり。最初は「北村君が生徒会長と縁を切る!」と喜んでいた大河も、北村が抱え込んでる何かの深刻さを悟り、浮かれていた自分を自己嫌悪する。
 保護者として見過ごせない泰子がとりあえず頭だけでも更正させようとしたため、北村は高須家からも飛び出すが、「本当に北村君は生徒会長になりたくないのかな?」と疑問に思った大河は、北村を生徒会長選に出させるために、秘策を思いつく。その秘策とは……

 北村御乱心、編開始。これまでやや暑苦しいくらいに模範的な健全学生だった北村が突然問題を起こし出す。というか、一生懸命模範的な問題児になろうとしてるのが、またなんだかずれてるんだけど……
 竜児や大河を含めた周囲が唖然とする中、生徒会長の狩野すみれ、そして亜美は何かを察してるようなのだけど、それぞれ違う理由でそれを口にしようとしない。亜美は北村に呆れ、突き放した態度を取りつつも、問題の中心らしい生徒会長に棘のある言葉を投げつける。ああ、なんだか一生懸命周囲の期待通り大人な振る舞いを取ろうとしてる亜美のストレス値がどんどん高まってますよ? まあ、この期に及んで北村まで甘えてきたんではねえ……
 そのことを、冷静に観察しつつ、それゆえにどこか傍観者のように冷静に語るみのり。「櫛枝は優しいな」と言う竜児に「私は、ずるいんだよ」とどこか心苦しそうに語るが、亜美が敢えて大人の役目を引き受けてることを承知しつつ、それに頼り、「救い」とまで言ってしまってることが「卑怯だ」と自責してるんだろうな。
 大河も、生徒会長と北村の距離が常日頃近いことから今回の「生徒会やめる!」宣言に内心ほくそ笑んでいたが、高須家へ家出してきた北村が寝ながら涙を流していたことに、自分が北村の苦悩をまったくわかっていなかったことを思い知って自責しつつ北村と自分との隔たりを認識する。
 それでも、北村が自分の救いになってくれたように自分も北村のために何かしたい、と思った大河は、「北村が生徒会長になりたくないと言ってるのは、実は内心とは逆なんでは」という憶測を元に、北村を生徒会長選に引っ張り出そうとする。そのための秘策は……魔王・大河の選挙立候補? いや、いいんだけど、「モルグ」は未だに噛むのね……
 あと、尺とテンポの関係上突然保護者の強権を振るいだしたかのような泰子のフォローをすると、原作では最初から北村の母親と連携を取って北村を週末預かる、ということをしてたんですが。ちゃんと保護者してるんですな、あれでも。


2009年01月17日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まりほり#2と宇宙かけ#2と鋼殻のレギオス#1と黒神#1

  まりほり #2「甘美な疼き」。ひょんなことで「実は男」という鞠也の秘密を知ってしまい、その秘密を守らされるためにあまつさえ男が苦手なのに寮で同室にさせられ24時間監視下に置かれることになってしまったかなこ。朝から鞠也の営業用スマイルにあっさりだまされ鼻血を流しつつも人目のないところではいびられる。
 それでも編入初日に美少女だらけのクラスメイトにまたも鼻血を流しつつ気を取り直すが、校舎内でも学年が違うのに、超有名人である鞠也の影から逃れることが出来ない。そんなかなこを、最初に同室だった隆顕が尋ねてくる。突然部屋割りを変えられたため、かなこがどうかしたのかと心配して来たのだが……

 今回からOP付。でもそれで尺が圧したのか今回はEDなし。残念。OPは新房監督色が全面に出つつ、どこかのスタジオ風のロケーションで暴れまくる鞠也がかわいくも(注:男です)、ハニワ顔のかなこ人形が普通にキモイです。いや、鞠也に振り回されたり筆にされたりぶん投げられたりしてるんだけど。あれ? 本編とあまり変わらないや。
 でも、歌詞の内容はかなこの立場なのに、歌ってるのは鞠也役の小林ゆう……小林ゆうのぶりっ子声にはちょっとドキドキしてしまいましたが。
 そして第二話から問答無用で鼻血を垂らしまくって変質者スキルを発揮するかなこだけども、原作通りならこれからますますエスカレートして頭の悪さと変態の度合いが犯罪者の域にまで達しっていくことに。声が真田アサミで良かった。下手な声優がやったら本当に「バカで変態で癇に障るだけのキャラ」になりかねないものなぁ。(ひどいこと言ってる? 気のせい気のせい)
 クラスメイトは一話にも出てきた本格派和風美少女稲守弓弦に、小動物系美少女桃井サチ、そしてクールビューティなメガネっ娘桐奈々美。大体この三人がクラスメイトの友人で、最後に出てきた演劇部は……まあ、最後の会話で何やってるかはわかると思いますが。この人たちも大体まとも(桐はわかりやすくおかしいんだけど)なんだけど、やっぱり変なんだよなぁ。
 来週はツンデレ穂佳が出番か? 原作じゃモブだったり時々出てきてツンデレ親切を振りまく人になってしまってるけど、アニメじゃ出番増えるのかしらん?


  宇宙かけ #2「使者」。こちらも今回からOPあり……だけど、ALI PROって……そのうちシリアス展開も出てくるのだとは思うけど、この雰囲気でALI PROはちょっと合わんだろう……OP映像もシリアスにしていいのかほのぼのコメディにしていいのかなんだか迷ったような中途半端な構成だし。ただ、OP見てちょっと期待するのは無機質なアンドロイド? 機械人? みたいのが出てくるところ。ちょっとその辺の世界観には期待。
 で、本編は……タイトルが「宇宙をかける少女」なのに、いきなり日常生活に話が戻ってます。そいでもって意味ありげなタームをばらまきつつ、なし崩しに戦闘で引きと。う〜ん、舞-HiME・XENOGLOSSIAのスタッフが多数ということなので納得できるようなできないようなだけど、話が複雑ではなさそうだからついてはいけそうだけど、微妙な置いてけぼり感が……キャラがどれだけ魅力的になるか次第かなぁ。一番魅力的なのがレオパルドだって時点で正しいような、間違ってるような。


  鋼殻のレギオス #1「意識を持つ都市」。原作はまるで知りませんが、移動都市で構成される世界で、都市を襲う化け物を超人的な戦闘力を持つ連中の組織が守ってて、主人公は実はすごい戦闘力を持ってるんだけど、その組織の育成部門のある学園の普通科学生として編入した。という解釈でよろしんでしょうか?(なんか身も蓋もなくまとめてしまった気が)
 言ってしまえばわりとありがちな「厨二病設定」なんですが、絵は綺麗だし今のところ話もそんなにイヤミがないので、まあ、見続けられるかも。


  黒神 #1「三位一在」。……そこそろ妙な熟語を羅列する傾向ってやめません? うちのIMEがどんどん変な学習をしてしまいますよ? それはともかく、ドッペルライナー(原作の時から思ってるけど、すげー頭の悪い造語だよな)の設定が暗いとかそういうことは関係なく、なんなんでしょうね、この微妙どころではないおいてけぼり感は……主人公の性格や設定も原作と変わってるけど、これは良いのか悪いのか。ドッペルライナーの設定を強調するためにホラー風味を強めてみたのだとは思いますが。
 なんだろう、韓国のマンガ家、特に萌え系って、設定とか物語作りでものっそ「テケトー」な人、多いよね……文脈も微妙に日本のと違ってるし。ケンチャナヨなのかな? でもやたらと仕事の手が早い人が多いので、その辺はすごいなぁとは思います。内容の密度と反比例してるっぽいのがアレですが……
#黒神も読み切り版の時はまあまあかなと思ってたのに。

[アニメ] ドルアーガの塔 〜the sword of URUK〜#1,2

  ドルアーガの塔 〜the sword of URUK〜 #1「ギルガメスの塔」#2「王都メスキア」。ジルたちがドルアーガを倒し、そしてニーバとカーヤが裏切り幻の塔へと消えてから半年。メスキアはギルガメス王によって王都とされ、かつてのドルアーガの塔も「ギルガメスの塔」と名を変えていた。すっかりモンスターも出なくなり塔頂者のほとんどはメスキアを離れたが、ごく一部はそこに居続け、別の仕事を細々と続けていた。ニーバのパーティにいたファティナもその一人。今やすっかり観光名所と化したメスキアと塔に旅行者を案内するガイドとして、ぱっとしない日々を送っていた。そしてジルはと言えば、カーヤの裏切りから立ち直れず、元親衛隊隊長であるケルブの営む居酒屋の二階に間借りし、ファティナに世話をされつつほとんど引きこもりの生活を送っていた。
 自身もニーバのことを引きずりながらも自分以上にカーヤのことを引きずるジルに業を煮やしたファティナは、気晴らしにと二人で芝居見物へと繰り出す。興業のレスリングを見ながらファティナが「もう塔のことは忘れて、二人で新しいことをしようよ」と、過去との決別を口にしたとき、二人の足下にうごめくものが……
 どう見ても小さな少女であるその子は、自分がずっと昔に出奔したギルガメス王の妃であり、女神イシターの巫女でもある「カイ」だと言い、「私を塔のてっぺんに連れてって」と、かつてのカーヤと同じ言葉を口にする。
 しかし彼女を捜し、何故か黄金騎士団が興業のテントに乗り込んでくる。装備もなく騎士団に取り囲まれ絶体絶命と思われたところを救ったのは、レスリングチャンピオンとして興業の花形になっていたウトゥ。初めて見る彼の素顔が普通にハンサムなのに驚きつつ、ジルたちはカイを連れてケルブの居酒屋に逃げ込む。
 ジルから事情を聞いたケルブは、今の王都で我が物顔に好き勝手している黄金騎士団とアミナたちへの反発、そしてジルが再び何か行動を起こそうとしていることに、彼らをバックアップすることを宣言。だが、それで収まりが付かないのはファティナ。これまで何度も塔の最上階まで行っても何も起きなかったのに、カイを連れて行ったからと同じにならないなんて信じられない、と言うが、実際はせっかくジルと二人で過去を捨ててやり直すことができそうだったのに再び過去が浮上してきたことに腹を立てていたのだ。一緒に塔に登ろうというジルの誘いも断り、すねてシカトを決め込んでしまう。
 が、アミナの命を受けて一般市民の居住区を破壊するという暴挙を犯しながらも、黄金騎士団がカイを探してケルブの居酒屋にまで迫ってくる。

 待望の続編。前シリーズは「the aegis of URUK」のタイトル通り、教条通りの正義感しか持たなかったジルが冒険を通じて「みんなを守る楯になる」決意をし、ドルアーガを倒しつつも、ニーバとカーヤの手ひどい裏切りを受けて終わった。
 そのラストで再度の登頂を誓ったはずのジルはと言えば、完全に引きこもりニートの生活。w ファティナが田舎者丸出しの観光客相手のガイドをしながら彼を立ち直らせようとしているが、かつての覇気はまったくない。実際はあれから何度も塔には登ったのだが、結局幻の塔への手がかりすら掴めず、完全にやる気を失った状態。彼のことが気にかかっていたファティナも、ジルを立ち直らせようとしつつ、心を寄せていたニーバに裏切られその代替として彼を見てるのではないかと感じてるのか、どこかもう一歩を踏み出せないでいた。
 そいでもってギルガメスはと言えば、突然暗君のように振る舞いだし、佞臣の提言を右から左へと施策に移す。そしてその威光を笠に着た軍高官アミナとその配下の黄金騎士団はやりたい放題。あれだけドルアーガ打倒に尽力した塔頂者への報償どころかドルアーガを倒したのはギルガメス王と宣伝しようという提案まで受け入れる王に、腹を立てたケルブは親衛隊を辞め、今では居酒屋のオヤジに……常連にはかつての塔頂者も多数いるなぁ。
 そんな一歩も進まない状況をファティナがなんとかしようとした矢先、事態が動き出す。動かすのは黄金騎士団に追われていた女の子。彼女は自身をイシターの巫女カイと名乗るが、カイが生きていたとしてもギルガメスとの間に二人の王子をもうけていて、自身もいい年齢のはず……無論普通なら信じられるわけはないけど、ジルの「この子どっかで見たことある気が」というのと、黄金騎士団が彼女を捜して無茶をしてるのでなし崩しに彼女を中心に再び塔に挑むことになる。
 そうなると収まらないのがファティナ。ニーバのことを振り切り、ジルと新しい一歩を踏み出そうとしたタイミングにこれでは……だってジルが「カーヤのことが忘れられません」と言ってるようなものだからなぁ。久々に会ったウトゥにも「兄から弟に鞍替えか?」とかからかわれてるし。相変わらず空気が読めないジルに「一緒に来て欲しい」と言われ、火に油状態。
 しかし、黄金騎士団に追われる彼らを見捨てておけない(それと、やっぱりぱっとしないガイドの仕事に見切りを付けた)のか、最後の最後でジルたちに追いつく。今回のパーティはジル、ファティナ、ウトゥと、ただ居酒屋にいただけなのに秘密の話を聞いてしまったばっかりに巻き込まれたボウガン使いのドルイド・ヘナロ。「ボク」と言ってるけど、胸は一応あるみたいだから女だよな……? 次週はメルトとクーパも出るみたいだから、彼らもパーティに加わるのかな?
 他には、黄金騎士団に追われるカイの逃走を影から助けつつ、カイを助けるというより事態の進行を観察しているかのような謎の女グレミカと、その従者のアクラの立ち位置がどう関わってくるのか。
 それと、OPに何気にアーメイがいるのがちょっと泣ける。さすがに復活はないだろうけども。


2009年01月18日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#47とキバ#48

  ゴーオン #47「内閣カイゾウ」。ゴーオンジャーたちにいつもやられているキタネイダスとケガレシア。その二人を一喝して登場したのは、ヨゴシュタインそっくりのガイアーク総裏大臣ヨゴシマクリタインと危官房長官チラカソーネ。実はヨゴシュタインの父というヨゴシマクリタインは偉そうな肩書きだけあって三ワールドを散らかしたという実力者。
 一方、ギンジロー号では軍平が範人の女装写真を撮ろうと大騒ぎ。軍平の両親の勧めるお見合いを断る口実に使おうとしてるのだが、馬鹿馬鹿しい騒動にも関わらず、実は二人の仲が良いことがわかってる走輔たちはほほえましく見ている。
 そんなときボンパーの感じたガイアーク反応で駆けつけたゴーオンジャーは、ヨゴシマクリタインとチラカソーネと対峙。だが、ヨゴシマクリタインの名を聞いたキャリゲーターがエンジンソウルのまま暴走。マンタンガンを勝手に乗っ取って滅茶苦茶な攻撃を仕掛け出す。実はかつてキャリゲーターたちジャイアン族を殺戮しまくったのが、ヨゴシマクリタインだというのだ。だが、すべての攻撃エネルギーを吸収し相手に返してしまうというチラカソーネの「天地逆転」にまったく歯が立たず、敗退してしまう。

 今回は後発参加組の軍平と範人がメイン。性格が正反対で喧嘩ばかりしてるが、実は仲の良い二人。って、なんかむしろホモじゃないかというような会話が風呂場で……大丈夫か、こいつら?
 が、チラカソーネの攻撃でキャリゲーターの仇も討てず敗退することに。「誰かが『天地逆転』を受けてる間に攻撃すれば、攻撃が吸収されないんじゃないか?」とアイデアを出すが、そんなことをしたらおとり役がただで済まない。その案は取り下げられたのだけど、相棒であるキャリゲーターのために、軍平と範人は独断でその作戦のおとり役を……二人の決死の行動でチラカソーネは倒すのだけど、その直後に現れたヨゴシマクリタインの必殺技「正義解散」によって、ガンバルオーと範人・軍平が光になって消失してしまう。
 しかし、「うちら意外と下っ端だったでおじゃるね」と自身の組織の全容を知らないケガレシア……同情するけど、それでええんか?

  キバ #48「フィナーレ・キバを継ぐ者」。キャッスルドランでキング就任を宣言した渡の前にビショップが現れ、彼らへの宣戦布告をする。それを受ける渡だが、真夜から闇のキバを奪った大牙も彼に決着をつけることを提言。「勝負はついた」と言う渡だが、真夜を大牙が手にかけたことを聞くと、その勝負を受けることに……しかし、そこにビショップ率いる復活ファンガイアの群が現れる。二人はひとまず協力して撃退することに……
 その二人の戦いを高みの見物でほくそ笑むビショップだったが、ビショップの前に視力を失いつつあるはずの名護が現れる。一度はイクサを返却し戦士であることをやめようとした彼だったが、気弱なその姿を見かねた恵の喝で一転、恵とコンビネーションの特訓を重ね、再びビショップの前に現れたのだ。目の利かない名護を最初翻弄していたビショップだったが、恵との特訓の成果により、その指示でビショップにカウンター攻撃を一閃、そして必殺の一撃で仕留める。
 復活ファンガイアたちを撃退した渡と大牙は戦いを再開。激闘の末に負ったダメージで変身が溶けても、大牙は自分が認められるためにはキングであることが必要だと信じて渡と戦おうとする。だが、渡はそんな大牙を攻撃せず抱きしめる。渡がキングの座を奪ったのは、ビショップから命を狙われた大牙をキングの座から引きずり下ろすことで矛先を自分に変えようとしてのことだった。その真意を知り、和解する二人。
 だが、倒されたビショップが自らの命を最後の供物として復活させたバットファンガイアが二人の前に現れる。再度変身して立ち向かう二人だったが、傷ついた身体で、しかも凶暴さを増したバットファンガイアに歯が立たない。渡はバットファンガイアによって崖下へと投げ落とされてしまう。落ちていく渡が必死で掴んだのは、22年前音也が装着し、バットファンガイアの攻撃で四散したはずのイクサの腕パーツ。音也自身が助けたかのようなその奇跡に、渡は再度力を振り絞り、大牙と共にバットファンガイアに立ち向かい、これを倒す。
 誤解が解けた渡と大牙だったが、大牙は真夜を殺したという大罪を犯した自分は許されない、と渡の許しを拒む。しかし、渡は「ならば自分もその罪を背負う」と言い、さらに(何故か)生きていた真夜自身が現れ(え?)許しを与え、二人は互いの遺恨をすべて流すために再び戦いあう(おいおい)。  それからしばらくし、静香に急かされ結婚式に向かう渡。特訓の間にお互いを認め合った名護と恵の式が行われるのだった。式には青空の会メンバーを初めとして三モンスターやこれまで出会った人々の姿も……大牙もまた再びキングとして復活し、人間のライフエナジーに変わる新エネルギーの開発と人間との共存を新しい方針として打ち出す。が、すべてが丸く収まったはずの式場に、音也そっくりの青年が飛び込んでくる。22年後から来た渡の子どもと名乗る彼は、未来で暴れているネオファンガイア打倒に力を貸してもらうために過去に飛んできたのだった。彼を追って現れた巨大なネオファンガイアに、全ライダー+三モンスターが再び集結し、挑む。

 え〜、なんと申し上げればいいのでしょうか……「わあい、なんだろね、この惨状は」(真田アサミの声で)。いや、楽しい最終回でしたが。全編どこを取っても突っ込みどころばかりという意味で。
 思わずあらすじにも幾つかツッコミの合いの手を入れてしまいましたが、もちろんそんなものでは済みません。まあ、最後に全キャラクターに活躍させる、という意図もあるので、全否定ではないですが、まあ、なんつーか、こうまで全方位突っ込みどころだと、さすがに見ながらツッコミ入れるだけで疲れると申しましょうか。
 まあ、安っぽく悲劇で終わるよりは、安っぽいハッピーエンドで終わった方が楽しい分OK、という見方も出来なくはないでしょう。ええ、そう思ってみます。
 何気に結婚式場から話が始まり、結婚式場で話が終わった、といろいろ統一を取ってるのですが、音也までの話は結構ちゃんと伏線回収してたのになぁ、と。やっぱ名護さんが真人間になっちゃったのがすべての間違いか。(そうなのか?)
 最後に渡の子どもが現れ、彼と渡、名護、大牙まではともかく、渡の伯父って……ええ、わかってます。突っ込んだら負け、まともに突っ込んだら負けなんです。ええ。ああ、でもなんでしょうね。この感動とかの意味じゃない涙は。
 まあ、ツッコミまくり番組としては楽しめたので良しとしましょう。伏線回収も意外とまともにしてたし。でも楽しんだけども、やはりこの最終回は楽しいながらもなんか釈然としない。w


2009年01月19日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 前から疑問なんだけど

  今年の鳥人間コンテストがテレビ局の収益悪化を受けて中止(2010年は行われる予定) というニュースを見て改めて思ったのだけど、実際の収益ってどんな推移なの? と。
 いや、だって確かに人件費その他が上昇してるとかあっても、昔より相対的な収益が減少してるってあるのかなぁ、とか、まあ、デジタル化による設備負担とかもあるとは思うけども、それでも釈然としない。可能性としては
 1)本当にテレビ局の収益は過去より悪化傾向にあった。
 これは広告代理店最大手である 電通の過去十年の株式変動 を見ていると、2006年をピークに(2003年の落ち込みがあるが)停滞、そして下落傾向を見せている。なので、ここ二年くらいのレベルでは収益悪化というのはそうなのだろう。でも、二十年、三十年レベルではどうなの? というのはすぐにデータが出てこないのでわからない。
 2)収益構造の変化。
 これはありそう。収益安定のため経営の多角化は昔から行われている(××(テレビ局名)ハウジング、ってのは昔からあった)し、ここ十年くらいの傾向では特にそうだろうなぁ。キャラクターグッズ、映画業界など。これはテレビ局だけに限らずいろんなところがそうだろうし。本来リスク分散のはずのそれらが、世間の景気が一気に地盤沈下したことにより逆に本業であるテレビ番組製作まで圧迫してるという可能性はある。
 3)制作構造の変化。
 言うまでもなく番組製作のアウトソーシング化。アウトソーシングってのは概ね必要なときは調達し、必要のないときは簡単に切れる、という、収益のお手軽上昇には便利なシロモノ。それを全否定はしないけど、下請けだけじゃなく孫請けとかなると、中抜きの度合いが大きくなる。それに普通に考えて収益悪化で真っ先に下請けイジメがはじまるだろうし。つまり、最も重要なはずの「番組製作」が不況の煽りを真っ先に受けるという構造を促進させるのは想像に難くない。また、テレビ局自身の番組制作力が減退していくことにもなるから、外注を打ち切り中抜き分予算を浮かそうとしても、そう簡単には行かない。
 これらはほとんどデータを参照してない想像だけど、単なる「不況」とか、「テレビ離れによる収益悪化」とかじゃなく、テレビ局自体のいろんな構造的な問題だと思うのだけどなぁ。


2009年01月20日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなみけ おかえり#3

  みなみけ おかえり #3「ケンカでも」。ナツキに隠れ家的名店のプリンを食べられてしまったトウマが、南家に家出してくる。最初冷静に「とりあえずお家の方今日は泊まることだけは知らせないと」とトウマの家に電話するハルカだが、ナツキがスイーツwの価値を軽く見てることに激昂。むしろ南家同士の全面戦争の様相を……呈さないけど。
 そんな感じで両南家と食い物だらけの話。統一性はあるんだけど、インパクト的には……一期がかなり神だったんでこれだとインパクトが足りない向きがあるかもしれませんが、原作はこんな感じなので、個人的には悪くないです。はい。下手に保坂頼りになっても困るし。
 あ、そういえばマコちゃんネタまだないじゃん!


2009年01月21日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 続夏目友人帳#3とWHITE ALBUM#3

  続夏目友人帳 #3「妖怪退治 湯けむり行」。夏目と同じように妖怪が見える数少ない人物・名取。だけど妖怪に対する態度は夏目とかなり違う。妖怪のことについて唯一嘘を吐かなくてもいいはずの相手だが、夏目はやはりどう触れていけばいいのかいまいちわからない。それは名取の方も同じで、夏目をさそった温泉旅行が妖怪がらみだったことを黙っていて、それがばれてしまう。そして名取の目的である封印されていた妖怪が友人帳に名前を取られた妖怪で、殊勝に夏目にお願いをしたことから、妖怪が本来の力を取り戻し、二人共が危機に陥る。
 それを救ったのは、夏目が前の日に何気なく助けた物の怪。夏目は裏切ったり律儀に恩を返したりする妖怪に接しつつ、見えるからには、関わらずにいられない自分の立場を改めて自覚する。それと同時に、名取も夏目を利用したわけではなく、夏目と同じように相手に近づきたいが、どう接して良いかわからず、ぎこちなく不器用に振る舞うしかできなかったことがわかる。同じ力を持っていても立場や考え方が違い、すべてを話すことができない失望、だけどもお互い触れあおうとしていることがわかる救いが、ちょっとだけ描かれる。
 まあ、世間的に見てほとんどホモカップルですけどね?(それがオチかよオイ)


  WHITE ALBUM #3「手と手,肩と肩,背中と背中,それから。服の上からだっていいんだ」。平手打ちされてうっとりした顔で「里奈ちゃん、大好き」と語る由綺がちょっと受けた。レズの上にマゾ?(いや、違うって)
 しかし、演出的には結構いいのだけどいろいろはしょりすぎて展開のつながりが悪いところが……原作の記憶もかなりおぼろげだから、ちょっとこの辺がなぁ。

[その他] なんだか疲れたよ、パトラッシュ

 う〜ん、今年に入って風邪を引いてからこっち、なんだか妙な疲労感・倦怠感が続く。体調が悪いわけではないので風邪をまた引いたとかではないのだけど、なんか出鼻に躓いていろいろアレになってる感じ。
 ま、世の中こんなご時世だし、倦怠感の一つや二つ、でてもしゃーねーか。今日はさっさと寝よ。
(こんなちょうしでかいてますが、あたまのなかみはほんとはとってもねがちぶです)


2009年01月22日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ#16

  とらドラ #16「踏み出す一歩」。突如生徒会長選挙に立候補した大河。自分が生徒会長になって学園をめちゃくちゃにすると生徒を脅せば、見かねた北村が生徒会長に立候補すると踏んだのだ。だが、期待に反して北村は候補届け出を出さない。締め切りが明日に迫り、焦る大河と竜児だったが、竜児のところに生徒会の者だという電話がかかってくる。その電話を聞いた竜児は血色を変えて「北村を殴りに行く!」と大河を置いて家を飛び出る。電話の伝えたことは、北村が会長選挙に出ない理由は、彼が現生徒会長である狩野すみれに想いを寄せており、そのすみれが次期会長が決まったらすぐに海外に留学してしまうためではないか、ということだった。
 色恋沙汰でさんざんみんなに迷惑をかけたのかと憤った竜児だったが、途中の河原で、顔を腫らしてたたずむ北村を見つける。ついに父親に怒鳴られ、殴られたと言う北村は、自分の行動が子供っぽいことを認めつつも、「立派な生徒会長になって、現生徒会長に認められた上で、想いを告げて笑顔で送りたかった」と、すみれに認められないまま別れが来ることに幼稚でも反抗をしたかったことを告白し、選挙に出るかちゃんと自分で考えて決めることを約束する。
 翌日、髪の色を戻して登校してきた北村は、大河のパフォーマンスに「好きにはさせん!」とパフォーマンスで返して大河を安心させる。が、放課後、北村が締め切り直前だというのに立候補届を出していないことを聞き、竜児は北村を問い詰めるのだが……

 会長選挙編後編。北村がぐれた理由、それは納得の行かないまま突然すみれと別れなければならないことへの、子供っぽい反抗だった。まあ、亜美が突き放すのも道理だけども、竜児も珍しく怒って、殴ろうとまでする。でも、既に父親にボコられた北村を前に出鼻をくじかれ、すみれへの想いが純粋で大きい分、落胆が大きく、反抗の仕方もわからず不器用に回りを騒がせるしかなかったことを理解する。が、同時にそれは大河の想いが実らないということでもあり、竜児は複雑な表情に……
 そしてすみれの発破でぎりぎりになって立候補届を出した北村は、なんと全校生徒を前にした演説ですみれに告白。だが、場が騒然とする中ですみれはそれを軽くいなしてしまう。
 全校生徒の前で取った必死の行動が大空振りに終わり、打ちひしがれた北村を見かね、竜児はすみれに食い下がるが、そんな竜児を止めたのはなんと大河。今北村の側にいて励ませるのは自分ではなく竜児だと、自分の替わりに北村の側にいてくれと懇願する。
 が、北村を傷つけたすみれを大河が許すわけがなく、木刀を手に殴り込みに行く。何故か機嫌の悪かったすみれもそれに応じ、まったく容赦のない応酬が繰り広げられる。そしてお互いの得物を失い、鼻血を流してまでの大乱闘の末、ようやく引き出したすみれの本音。それは、自分が北村への想いを明かせば、そうして欲しいと言ってしまえば、北村は何もかも犠牲にしてでも自分についてきてしまう、だから大河たちのような直進バカには自分はなれない、という嗚咽だった。
 兄貴な生徒会長、規格外の優等生という仮面の下の、年相応の女の子の素顔を見た北村は、後のことを任せてくださいとばかりにすみれを送り出す。北村の告白、そして失恋はこれでようやく決着が済んだけども、同時にそれは、大河の恋の実質的な終わりでもある。さらに、すみれに殴り込んだ大河の姿を見守るみのりに「罪悪感はなくなった?」と棘のある言葉を投げつける亜美……そろそろ亜美もいろいろテンパってきたなぁ。
 今回ちょっといろいろ原作からはしょられてるけど、その第一が生徒会の村瀬から来た電話。一番の用事は、大河たちの意図を生徒会でも察していて、もし北村が立候補しない場合、生徒会から別の候補を出すこと、大河の立候補は取り消せることを伝えるためで、北村の事情を教えたのは、そのついでというか、村瀬の独断だったんだけど。
 あと忘れてはならないのは、今回のエピソードで教職者としての立場をまっとうした独……ゆりちゃん先生。実はいい縁談のお見合い話もあったのを、それを蹴ってまで飛び出した北村を捜しに行くなど、単に大河におびえ結婚を急ぐ行き遅れかけの女教師から、何気に成長を見せてる。
 この次はクリスマスイベントだけども、この辺から結構重苦しくなってくるはず……


2009年01月23日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ドルアーガ(2)#3

  ドルアーガ(2) #3「夢の国メルトランド」。あっという間に塔最上階・金剛の宮直前まで来たジルたち。そこにいるはずのメルトとクーパをひとまず頼ろうと、極寒の地獄へと踏み出そうとしたのだが……そこは半年前の記憶とはまったく様相の違う、スノーリゾートの一大メッカに。しかもあちこちにメルトが経営するレジャー施設の看板が。メルトはこの地でビジネスを初めてそれが大当たり、この付近一番の大富豪になっていた。極貧貴族だったかつてのメルトとはまったく違う姿だが、相も変わらぬバカさ加減を第一秘書であるクーパに突っ込まれてるのは以前と同じ。ジルたちは歓待されるが、その豪華(?)な夕餉の最中、ウラーゴンと黄金騎士団が乗り込んでくる。メルトが彼らと通じ、ジルたちを売り渡したのだった。そのことを知らされてなかったクーパも抗議するのだが、メルトはどこ吹く風。カイは黄金騎士団によって確保され、ジルたちはメルト邸の地下牢に押し込められることに……

 タイトルの表記がとても困るw 全部書くと長いし。
 で、メルトとクーパ再登場。予告で「寄るな! 貧乏がうつる!」と言っていたのでもしやと思ったら、メルトは商売が当たって金持ちに。でも、その商売というのが(砂)ネズミ講。あの〜、それってもろ破綻確実では? いや、だまされる連中も相当アホだけど。あ、でもネズミ講で破綻した国もあったしなぁ。
 そいでもって、そのネズミ講商売のお墨付きを得るためにあっさりジルたちを裏切るメルト。いや、メルトならやってくれると思ってたw それ以外のことはどうでもいいと思ったのか、やっぱりカイのこと以外はどうでもいいウラーゴンがジルたちの処遇をメルトに丸投げしたのを勘違いして、抗議してたクーパも「ジル様たちを助けるためだったのですね!」と誤解してるし。まあ、ホントにジルの命がヤバイとなったら、さすがにメルトも躊躇する……はずだよね? 多分?(信用がない)
 メルトの裏切りによって地下牢に押し込められるジルたちだけど、そこは労働力としてこき使われているローパーたちの牢。ローパーも逃げだそうと床石の下をスプーンとかで掘り進めるのだけど……ジルの妄想がちょっとマニアック、というか、この世界「大脱走」はないはずだよな、多分? ローパーを見て触手に絡まれ「らめぇ!」と叫ぶファティナも妄想してるけど、そこはGJということで。
 が、そんな地道な努力も、うっかりローパーの子供を踏んづけてしまったウラーゴンのおかげでまったく無意味に……堂々とナウシカネタかい。暴走したローパーが合体した巨大ローパーが地下を突き破り雪崩を起こし、メルトランドを一瞬にして雪の下に。普通なら大惨事になるはずだけど、大人の姿に一瞬戻ったカイが、雪崩に飲み込まれそうになった人々を守る。メルトの損害は甚大みたいだけど、まあ、人死にが出たら損害補償がとんでもないことになるしなぁ。
 で、逆ギレメルトがジルたちにを攻撃してくるのだけど……ま、繰り返しは笑いの基本だよね?
 そいでもって、アバンタイトルナレーションで予告されてた「雪崩オチ」……すまん、ちょっと突っ込みようがない。w
 でも、メルトたちはジルのパーティではなく、黄金騎士団のカイ追跡に徴用されることに。ってことはこれからも出てくるのか。メルトに不幸は似合ってるけど、金持ちでも貧乏でもクーパは気苦労が絶えなさそう。


2009年01月24日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 獣の奏者エリン

  獣の奏者エリン #1「緑の目のエリン」。真王によって治められるリョザ神国。そこは闘蛇と呼ばれる巨大な生き物を駆る大公軍により、他国からの侵略を頑強にはねのけ続けていた。そして、エリンの住むアケ村はその闘蛇を育てることを代々の生業としている。エリンの母も闘蛇を育てる仕事に就いており、村一番の獣医でもあった。が、元は「霧の民」と呼ばれる放浪の民であった彼女は、その腕を買われつつも、一部の村人からは嫉妬と猜疑の目で見られ続けていた。
 そんなある日、飼育池に放したばかりの闘蛇の赤ん坊の姿が消えるという事件が起こる。闘蛇は村の宝であり、国の宝。その闘蛇を逃がしたり殺してしまったりということがあれば、その罪はとても重い。そして最終的に池に移す許可を出したソヨンがその罰を受けることになる。村人総出で探す中、エリンは母を助けるために子供の立ち入りは禁じられた飼育場に潜り込む。
 #2「医術師のソヨン」。危険な毒草であるヤギゴロシが大量発生し、女子供総出でそれを駆除しているアケ村。そこに荷車に乗せた闘蛇を連れて男がやってくる。男は大公軍の兵士で、自分の騎乗する闘蛇が病で弱り、あちこちの獣医に診てもらった果てに、腕の良い獣医がいると聞いて最後の希望を託しに来たのだ。間違いなく村一番の腕を持つソヨンがその闘蛇の世話を見るが、薬を与えようにも弱った体力では与えられず、何故か闘蛇は新鮮な山羊の肉も拒むため体力回復の見込みが立たない。おまけに治療用の池に移した闘蛇が突然中毒症状を起こす。治療の糸口が見つからないソヨンだが、エリンは闘蛇の持ち主である兵士の行動から、解決の糸口を見つける。

 「精霊の守り人」と同じ上橋菜穂子原作の、オリエント色の強いファンタジー。制作はプロダクションI.G.だけども、絵柄や物語の視点などは明らかに子供向きを意識している。とは言え、(抽象的な絵で表現はしているが)戦場で闘蛇が敵兵や馬をかみ殺すシーンや、国防の戦力として闘蛇を必要とする側面、大事な闘蛇を守るために厳しい掟を課す村、放浪民出身のソヨンに対する無形の差別など、大人の世界の暗い面もきっちり描いている。あと、闘蛇がワニ型の足の付き方なのも、ちょっとかっこ悪くて泥臭いリアルさを醸し出してる。
 制作発表時「21世紀のハイジを目指す」との発言があったらしく、現時点ではエリンは聡明な子供ながらも、世間の流れとは縁薄い村で無力な子供の視点から現実を見ていくという感じ。エリンは母同様闘蛇の獣医になることにあこがれつつも、戦争の道具として、また人の社会に適応させるために闘蛇を矯正していくことに、抵抗を感じていく。軍事上の必要性から闘蛇が必要とされてることは示唆されてるし、上橋菜穂子原作でしかも原作者自ら制作に深く関わってるから、「軍隊反対!」なお花畑展開にはならないと思うのでそれは安心してますが。
 しかしこのご時世この手の地味目の話に全50話とは、NHKも思い切ったことするなぁ。


2009年01月25日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#48と仮面ライダーディケイド#1

  ゴーオン #48「正義カイサン」。ヨゴシマクリタインの必殺技「正義カイサン」によって光になって消えてしまった範人、軍平、ガンバルオー。憤る走輔だが、それとは逆に早輝と連は意気消沈し、おびえすくんでしまっていた。そんなバラバラなゴーオンジャーを見て、走輔には冷静にと、連と早輝にはあきらめるなと励ます須藤兄妹だったが、屋敷に戻ると引っ越し準備が勝手に行われていた。兄妹がゴーオンウィングスであることを知った両親が、危険な戦いから手を引かせようと須藤財閥の本社があるスイスへと引っ越す手続きを勝手に進めたのだ。
 しかし、走輔たちを見捨ててスイスへ行くことなど出来ないと、二人はじいやの制止を振り切り、再び戦いへと向かう。

 息子であるヨゴシュタインのことすら負け犬呼ばわりするヨゴシマクリタイン。このままでは自分たちの立場も危ういと必死になったケガレシアとキタネイダスが協力して生み出した最強の蛮機獣。その名も「ケッテイバンキ」……いや、過去の蛮機獣の寄せ集め再生なんだけど。でもこれが意外にも協力で、範人と軍平を欠きチームワークもぼろぼろのゴーオンジャーを圧倒する。しかし須藤兄妹の励ましにより立ち直った三人は、共にエンジンオー、セイクウオー、キョウレツオーで立ち向かい、ゴーオンジャーたちが攻撃の的になっている間にセイクウオーがスピードで翻弄、最後は必殺技の合体攻撃で倒すコンビネーションを見せる。
 が、エネルギーの充填を終えて現れたヨゴシマクリタインがキョウレツオーに「正義カイサン」を。さらにエンジンオーにも放とうとする。範人と軍平の最後が頭に焼き付きおびえてすくんでしまった連と早輝の乗るエンジンオーを突き飛ばし、身代わりになったのはセイクウオーだった。自分たちの身代わりになって消えていく須藤兄妹たちをたちすくんで見るしかないゴーオンジャーたちだが、大翔はボンパーに「この現象のデータを全部取れ!」と指示する。
 一応復活フラグは立ったけども、最初の三人だけにもどってしまい、さらに正義カイサンに対抗する手段があるのかというのが……あ、それとケッテイバンキが倒されて自分たちの身に危険を感じて逃げ出したケガレシアたちは、一応生存決定と言うことでいいのかな?


  仮面ライダーディケイド #1「ライダー大戦」。光写真館の看板娘・夏海は夢を見ていた。それは様々な仮面ライダーたちが何者かに立ち向かっていくが、その攻撃を受け、爆炎の中に次々と倒れていく夢……すべてのライダーが倒れた後、その攻撃の中心に立っていた唯一の仮面ライダーが現れ、夏海は「ディケイド……」とつぶやくが、自分が何故そのライダーの名を知っているのかわからないまま、目を覚ます。
 しかし目を覚ましても写真館は大騒ぎ。押し寄せてる客の言うには、街で記念写真を撮ってもらったが失敗写真しか撮れてないというのだ。「また士(つかさ)ね……」犯人に心当たりのある夏海は街へ飛び出していく。
 その頃、公園でやくざ風の一団に居丈高に記念写真の申し込みをする青年がいた。だが、撮れた写真は歪んだりハレーションを起こしていたり。「この世界は俺に撮られる価値がない」と高飛車に言い放つ青年はヤクザと揉めかけるが、やってきた夏海が取りなして事なきを得る。
 失敗写真の犯人である士に抗議する夏海だが、本人はどこ吹く風。士はそれよりもさっき写真のファインダーの中に現れた青年と「あなたの世界が今日終わる」という彼の言葉が気になっていた。
 そんな時、突如ビル群が崩落していったかと思うと、周囲がオーロラのような壁で分断されてしまう。士と夏海も壁で隔てられて別れ別れになってしまうが、士の目の前に先ほどの青年――キバである渡が、世界に危機が訪れてることを告げ、それを防ぐには士の力が必要なのだという。
 一方、一般市民と一緒に逃げまどう夏海。ビルが崩壊していくのみならず、街のあちこちに怪人が現れ人々を襲い、一層パニックが起こる。そんな時、崩れたビルの跡で埃にまみれて落ちていたバックルとカードケース。そのバックルは夏海が夢で見たディケイドのバックルそっくりだった。思わず拾って逃げまどい、ようやく士を見つけるが、二人は壁で分断されたまま。さらにワームが現れ、夏海がピンチに。しかし夏美がバックルを持っているのに気づいた士は、それを受け取り、ディケイドに変身。壁を突き破る。クロックアップで高速移動しだしたワームを、カードとバックルでさらにカブトに変身して同じくクロックアップして倒す。
 何故自分が戦い方を知っているのか、疑問を抱いたまま光写真館に帰ろうとする士。だが、途中で今度はオルフェノクと魔化魍に襲われ、それを555と響鬼に変身して倒す。謎が深まるまま光写真館の前までたどりつくが、やはり怪物たちにより混乱に陥っていた街で、大爆発が……目の前で人々が巻き込まれそうになった瞬間、世界の動きが突如止まる。
 制止した世界の中で普通に何故か動ける士と夏海の前に再び渡が現れる。彼によると今起こってる世界の危機は士たちの世界だけのことではないらしい。別々に存在している九つの仮面ライダーの世界が融合しつつあり、その結果このままではすべての世界が消滅するのだという。
 自分がちゃんと写真を写せる世界が見つかるかもしれない、そんな想いもあって士はディケイドとして戦うことを決意するが、夏海は夢のことがやはり気になっていた。もしあの夢が本当ならば、ディケイドは世界を救うどころか、反対の存在なのではないか? そう考えて彼女も士の旅に同行することにする。
 とは言っても、どうすれば他のライダーの世界に行けるのかがわからない。頭を抱えたまま入った光写真館で、記念撮影用のバックスクリーンロールに別の世界の風景が……外に出ると、そこは見慣れぬ街並み。士の服装も一般警官のものになっていた。そして着けていた無線から「未確認生命体が出現」との声が流れる。そこはクウガと警察がグロンギと戦う、クウガの世界だった。

 廃品利用……もとい、過去の資産を利用しての新シリーズ。今度のライダーは過去すべてのライダーに変身できる。おもちゃの方はガンバライドと連動してカードが使えるみたいだけど。
 ライダーのベルトって必殺技とかのギミックが入ってることが多いから、他のライダーに変身しても必殺技とかどうするんだろう、と思ったら、そういうのは全部カードでやるらしい。ちょっと残念な気も。でも久々に555とオートバジンが見れたのは良かったかな。(手カシャはなかったけど)
 けど、初回はカブト、555、響鬼に変身したものの、一度使ったカードはライダーの姿が灰色になって効力を失ってしまう。どうも能力をちゃんと取り戻すにはまだ何か足りないらしい。とりあえず今回行ったクウガの世界は、やっぱりクウガが警察と協力してグロンギと戦ってるのだけど、知ってるクウガの世界とちょっと違う……? まあ、今オダジョー出すとギャラとかが大変なこともあるだろうけど。一条さんにあたるのが八代という女刑事になっていたり。まあ、「そのもの」ではなく、「それぞれのライダーのパラレルワールド」的な位置づけなんだろうな。でも、そうすると比較的近作の電王や本人ノリノリで出演を快諾しそうな555とかも同様に別キャストなのかな?
 それと、次回はクウガの世界のはずなのに地獄兄弟が……いや、映ってたのはライダーだから中の人が出るかは知らないけど。それぞれの世界で完結する訳じゃなく、ちょっとずつ入り交じるのか。

[その他] 最近買ったものとか

 すぐに思い出せる限りね。
ジャバウォッキー(7)/久正人
もののけ草紙(1)/高橋葉介
神様ドォルズ(4)/やまむらはじめ
人類は衰退しました(4)/田中ロミオ

 いや、他にも確実に買ってるはずなんですが、すぐに出てこない……
 ジャバウォッキーはひとまずこれで完結。どうもマガジンZ休刊に伴い、編集部も解散するのでその担当だったジャバウォッキーも連載終了、ということらしい。ネット連載だから関係ないかと思ったら。
 その最終刊のエピソードは、帯に「人間はこれから100年殺し合え!!」とあるように、人類滅亡をもくろむ恐竜勢力「翼ある蛇」によるとある陰謀をめぐる話。今回もエジソンなどやっぱり実在の人物が多数出てくるのだけど、特にエジソンの描かれ方はかなり極悪人。ニコラ・テスラとの件がもろ出てるし。最終エピソードだというのに「人類をこれから100年殺し合わせる策略」に結局は乗せられてしまうという展開で、快刀乱麻な爽快感はない。けど、「全部それが悪い」ということではないけど、それは現実を反映してるのだよなぁ。その現実が「恐竜人間の陰謀」という着想はやっぱり面白い。(わざと肝心な点をぼかして書いてるので何のことかわからなくてもごめんなさい)
 ともかく、これで最後なのは残念。マンガとしての読みづらさはあるにしても、この独自性はやはり何らかの形で続いて欲しいのだけど。


2009年01月26日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] あれこれ

  神は多分いない…英国で走る「無神論バス」朝日 )。日本だとアレなんですけど、キリスト教国家だとやっぱ反発する層もあるだろうからなぁ。けど面白いですわ。w~
 オバマ氏の大統領就任演説とかも、「なんかの宗教団体?」とか思ってしまうものなぁ。でもそれは日本人の感覚で、多民族多宗教国家とは言え基本的にアメリカはキリスト教国家ですから。でもなんでもかんでも神様持ち出されるのは、やっぱちょっとなぁ……

  定額給付金の寄付呼び掛け 茨城県医師会、民主候補に献金47News )。なんつーか、やってることが幼稚と言うか……自民の医療関連の政策に反発して、でしょうが、まあどこ支持するのも自由なんですが、もうちょっと考えて言動をしていただきたいところ。

  『ヘタリア』のイタリアに対するイタリア人の反応聖地日本 さん)。先日の某半島で騒いでた件の関連で紹介されていたので。概ねステレオタイプ的に結構正しい、という評価。イタリアは笑って見逃す度量があるのに、同じ半島なのにお隣と来たら……


2009年01月27日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなえり#4とまりほり#3

  みなみけおかえり #4「あるべき秩序が」。いつのまにか当たり前のように南家に出入りするようになったもうひとつの南家の紅一点・トウマ。男兄弟ばかりで女の子らしくない彼女が三人姉妹の家庭で女らしさを学ぶかと思ってたのに、逆にどんどん男らしくなっていっていくのが疑問だとアキラに言われ、カナは何故かトウマをジェントルマンにしようととんちんかんなことを……さらに次男のナツキもトウマが男らしくなっていくなら男らしく接すると、どんどん意味不明な状態になっていく。

 「みなみけおかえり」、で「みなえり」って略は無理があるか? でも「みなおか」だと「 みなみけおかわり 」と区別が付けられないんだよなぁ。
 今回はなんだか兄バカというかただのバカ気味なトウマの兄たち、特にナツキ中心の話。高校に入るまでは結構やんちゃだったが、保坂にバレー部に入れられてからおとなしくなった……とのことだけど、なんかそのせいで別の方向に道を踏みはずしている気がしないでも。そんなナツキを(ハルカ以外では)唯一手玉に取るナツキマイスター(で、多分二代目番長)、ヒトミ登場。ああ、OPでワンカットだけ出てた、前二期では出てなかったキャラはこれか。つか、すっかり忘れてた。無表情なナツキの考えを目で読み取るという特技を持ってるのだけど、なんだかそれに対するリアクションがいちいちずれてるという……どうもナツキに惚れてるのか、いろいろ微妙に勘違いが多いんですが……まあ、この番組に出てくるキャラだから。
 しかし保坂の妖精っぷりが毎回すごいことになってるな。なんとなくどこかで誰かに小さな幸せをふりまいてる。もっとも、確実にハルカ以外にだけど。(そしてマキには気持ち悪がられる)


  まりほり #3「被虐の若芽」。隆顕を慕う女子たちに誤解からやっかみを受け、嫌がらせをされるかなこ。だけども鞠也の嫌がらせの方がずっといやらしいのと、なんだかイジメのピントがずれてるのと、元々図太いせいでまったくめげることがない。しかし彼女らがかなこの鞄に再度嫌がらせをしようとしていた現場にたまたま遭遇。逆ギレされ、鞠也から借りたロザリオを教室の窓から投げ捨てられてしまう。それは鞠也が敬愛する亡き祖母のものだと(もちろん嫌がらせで)念押しして貸してくれたもので、かなこは教室を飛び出して捨てられたロザリオを必死で探すのだが……

 原作より謎の生物になんだかいろんな属性が増えてますよ? そいでもってツンデレな穂佳さん登場。いや、この辺の話が終わるとただのクラスメイトその1とか、ツンデレ親切な通行人になってしまうんですけどね? そして何故猫ミミを持っていたのか不明。
 十字架のことをロザリオだと思ってたかなこに、鞠也が呆れて素でレクチャー。すいません。自分も原作でこの話見るまで十字架の首飾りのことをロザリオと言うと思ってました。すいません。(大事なことだから二度謝りました)
 でもいつも通りかなこいじりで始まった朝も、茉莉花がかなこの持ってた十字架と鞠也のロザリオの十字架が似てることに気づく。そういえば、この辺伏線が張られてたんだっけ。ちっとも回収される様子はないけど。w
 そいでもってかなこは半ば以上嫌がらせで借りさせられたロザリオが中にはめられてるアレクサンドライト・キャッツアイだけでも1500万円はくだらないと聞いて戦々恐々。それを投げ捨てられた(実際は振りだけだけど)ので半狂乱になって探す。でも、値段とかよりも実際は鞠也の大事な人の形見が見つからなくて必死で、最後には泣き出してしまう。それを助けたのは桐奈々美。おまけに自分とかなこがつきあってるからとウソまで吐いて親衛隊の誤解をやめさせてしまう。ええ、もちろんウソですよ? おまけに思い込みが止まらない隆顕が、かなこの護衛をすると言いだし……最初の数話は、隆顕がここまで面白いキャラになるとは思ってなかったよなぁ。
 そして引っ張り続ける増えちゃうわかめネタ。いつまで引っ張るんだ。
 あと、 まりほりのwebラジオ 聞いてみたけど……小林ゆうが壊れてる。つか、壊れた小林ゆうが真田アサミを振り回しとる。

[その他] そういやオートバジン

 ディケイドが変身した555がさらにバイクを変化させたオートバジン、CGだと左腕のホイールはあるのに、着ぐるみだとない……なくしちゃったの?


2009年01月29日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ!#17

  とらドラ #17「クリスマスに水星は逆行する」。狩野すみれへの殴り込みで自宅謹慎を受けてた大河も無事に停学が解けた。久々に学校に向かう大河は街にあふれかえるクリスマスの雰囲気にうきうき。「サンタさんが見てるから私は良い子になるの」と「エンゼル大河」宣言をしたりと似合わない大河の態度と言葉に何かあったのかと、竜児はいぶかしむ。
 その大河も北村が「失恋大明神」を名乗ったりと学園の久々の雰囲気に面食らうが、何よりもみのりの様子がおかしい。いつもながらおかしな行動で周囲の笑いを取ろうとしても空振り。部活の試合で大ポカをやらかしたというが、竜児からわざとらしくよそよそしく逃げようとしたりとそれだけではなさそう。「エンゼル大河」となった大河は、竜児とみのりを生徒会主催のクリスマスパーティでくっつけてやる、と約束するのだが……

 今回からOPとEDが変更。それが象徴するかのように鬱展開に突入。orz
 みのりは前回の亜美の一言で調子を崩し、部活でボロ負け、それだけではなく、竜児に対しての様子もあからさまにおかしい。って、部活でポカやらかしたみそぎが禿げヅラかい……
 あきらかに調子を崩してる上に大河がお膳立てしようとしたクリスマスパーティ準備委員会(竜児も強制的に参加)も、部活を理由に断るのだけど、そのくせバイトを理由に勉強会を断ったのに、そのバイト先に出ていなくてあからさまに竜児が原因。大河は「私がいない間にみのりんとケンカでもした?」と聞いてくるのだが、学園祭の時に仲違いしたもののまた元に戻ったはずなのだから、竜児に心当たりがあるわけもない。むしろ亜美の一言が原因なのだけど、亜美は今回クリスマスパーティに絡むばかりでその辺は噛んでこない。と、言ってもパーティを敬遠してるみのりをダシに「場を盛り上げて引っ張り出すなんてお手の物だから、自分に優しくしといた方がいいよ?」と竜児にからかい半分の言葉を。やっぱ行動がちぐはぐになってきたなぁ。自分の気持ちと自分がやろうとしてる役割、そのギャップが段々音を立てて軋みだした感じ。
 そして今回はおとなしめだったけど、なんだか妙なクリスマステンションの大河。これにはもちろん理由があるのだけど、もちろんあまりハッピーな理由ではなかったり。
 このエピソードの最後はバニラソルトへのフェードインでやって欲しかったのだけどなぁ。残念。
 しかし失恋大明神のゆりちゃん先生の告白……いや、この後のマンション話フラグに必要だから流さないといけないんだけど、悲惨だのう。

[その他] 斜め上特集

 普段この手のものは聞かないのだけど、まりほりwebラジオを聞いてたりします。小林ゆうの斜め上ぶりの噂を耳にして、ちょっと聞いてみてるのだけど……予想以上に斜め上w 原作者の遠藤海成も、パーソナリティ二人に無理難題を押しつける出題者としてたまにスタジオ脇にいるらしいのだけど、その原作者の人の悪い無理難題にですら斜め上のリアクションを行ってしまうと言う、これ、多分マジで天然だよね? 計算でやってたらすごいけど。もう一人のパーソナリティである真田アサミが一生懸命話題を着地させようとするのだけど、放棄することもしばしば。人前で聞いてるとうっかり吹き出すからヤバイヤバイ。

  福島瑞穂談話「死刑は人道と社会正義に反する」 。いや、人道についてはいろいろ議論があるからまだわかりますが、「社会正義に反する」って。ああた、法律家じゃなかったでしたっけ? いや、死刑廃止派なら廃止派でいいんですが、法的な刑罰が「反社会正義だ」ってのは、なんつーか……

  「100年に一度」が増幅される日本と「試練は克服」の米国ダイヤモンド・オンライン )。「 実体経済の厳しさが影響している面がもちろんあるが、マスメディアの影響も大きい。」と書いておいて、「 麻生首相は「100年に一度の経済危機のときに、国会を解散して景気対策を止めるべきではない」と頻繁に話している。「100年に一度の危機」を首相が強調することで、マスメディアを通じて中高年の消費マインド悪化を増幅させた面もあるように思われる。」と、麻生批判に無理矢理つなげる斜め上ぶり。ぽかーん。いや、それ以前にマスコミ報道の不況のあおりっぷりったら、ないでしょうに。それに、麻生氏は不況を強調しただけではなくって「日本が一番傷が浅い」「我々が最初に不況から抜け出す」などの発言もしてるのだけど、それは無視ですが。なんなんでしょうね、このマスコミの「麻生氏を叩けばなんでもいい」的な風潮は……定額給付金についても、各国で類似の政策が行われようとしてることにはほっかむりで一生懸命批判してるし。この「なんでもでかい声でわめけば勝ち」的なのはなんとかならんものか。


2009年01月30日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まりほり#4とドルアーガ#4

  まりほり #4「悦楽の代償」。石馬隆顕様親衛隊の嫌がらせは解決したものの、それを知らない隆顕はかなこのボディガードを買って出る。授業中だろうと寮内だろうと構わず張り付く隆顕に、かなこはちょっとお得感を味わいつつも困惑する。が、和解した親衛隊の子たちのことを告げ口するような真似も出来ず、隆顕に迷惑だとはっきり言えもしないまま、隆顕に群がるファンの子たちにぼろぼろにされる。だが、かなこの部屋に泊まりでガードに来た隆顕から、何故彼女がここまでかなこの事を気にかけるのか、その理由を寝物語に聞かされる。

  まりほりwebラジオ は相変わらず小林ゆうが暴走しています……じゃなくって。
 最初ただのヅカっぽい端役の先輩と思っていた石馬隆顕が、どんどん面白いことにw
 正義感が強いのは間違いないのだけど、その表現の仕方がとてつもなく直球でしかもとどまるところを知らない。先生やゴッド(寮長先生)に怒られれば一応退散するものの、かなこを守る使命感を放棄することはない。けど、かなこの部屋に泊まった隆顕から聞かされた、彼女がここまでする理由。それは、彼女の幼い頃の苦い思い出と、何も知らずに守られていた無力で無知だった自分への怒りからだった。隆顕はかなこを守るのと同様、かなこを虐めることで虐めた子たちも歪んで傷つくのを止めようとしていたと気づき、隆顕の誰にでも向けられる優しさとその裏の決意を知り、ちょっと浮かれていたかなこは自省する。まあ、問題は解決してて本当に火に油状態なんですけどね? 穂佳さんツンデレ爆発。
 やることが裏目に出る隆顕に間接的かつ無自覚に酷い目に遭わされつつも、護衛を断ることができないかなこ。だけど、それをまたも斜め上のやり方で救ったのは、桐奈々美だった。自分とかなこが同性愛嗜好のカップルだと嘘を吐き(かなこがレズなのは嘘じゃないけどw)、自分に関する悪い風評が広がる危険も顧みず、熊たん先生に言われた「かなこさんをよろしくね」の一言を愚直に守ろうとする。
 ってわけで次は隆顕フラグから奈々美フラグへの移行。つか、よく考えると自分への風評被害も気にしてないけど、かなこへの風評被害も全然気にしてないよな……


  ドルアーガ #4「幻影の中へ」。ついに最上階「天空の宮」にたどり着いたジルたち。だが、そこは前と同じく幻の塔への入り口はおろかモンスター一匹もいない廃墟になっていた。失望しかけるジルたちだが、カイが唱えた呪文に呼応するようにドルアーガが出現する。ドルアーガを初めて目にするヘナロや、ジルたちを追いかけてきたウラーゴたちはおびえおののくが、そのドルアーガは明らかに以前より弱っていた。「これなら今の自分たちだけでも勝てる」と戦いを挑むジルたち。だが、その戦いの最中に突如幻影の中に誘い込まれるジル。彼は大人の姿になったカイから、塔とギルガメス王の秘密、そして彼を裏切ったカーヤの本当の目的を知らされる。

 めんどくさいんでタイトル表記これで。
 幻の塔の門番であるドルアーガ(の虚像)を倒し、話的にはこれからが本番、ってところか。
 こんなところで変などんでん返しはないと思ったけど、まあ順当にカイは伝説の巫女でギルガメス王妃のカイ。だけど、今は本来の肉体を失ってかりそめの肉体で活動しているという。口ぶりからすると、単純に死んだ、というわけではなさそうだけど、「老婆の姿になったことがない」と言うから、少なくともその出来事はほぼ失踪直後に起こったらしい。
 そしてカイから語られた幻の塔の秘密、それは、ドルアーガによってギルガメスにかけられた「不死の呪い」に関わることだった。死ぬことも出来ず二つの大国を無理矢理まとめた人工国家と言ってもいいウルクを束ねるための象徴として、また実際に善政も敷いてきたが、その間に起こった裏切り、不幸の連続にその魂はむしばまれていた。隠遁どころか死による退位もありえないギルガメスは、ついに限界を超え、良識が蒙昧となった暴君となりはじめていた。ケルブもそのことを独自に調べて、ショックを受ける。けど、ジルやケルブが受けたショックはそれだけではない。カーヤがギルガメスとカイの血を引く者だという事実が明かされる。カーヤの目的は幻の塔の頂上にいる「もう一人のギルガメス」を殺し、暴君となりかけたギルガメスを解放し、またウルクを救うことだった。しかし一度幻の塔に足を踏み入れれば二度と戻ることは出来ない。だからジルを裏切り、自分とニーバだけで幻の塔へと入っていったのだった。
 けど、ニーバ、そしてジルたちを出し抜き幻の塔へと入っていたグレミカたちの目的は、どうもカーヤと違うし、また塔から戻らないつもりでもなさそう。単純に考えて、塔の中のギルガメスを排除し、自分が不死の王として君臨すること?
 ヘナロとカイはグレミカに人質に取られ、ファティナ、ウトゥたちだけになってしまったジル。塔の真実を知って、ファティナたちは戻るようにうながすが、ファティナははっきりきっぱりと一緒に行くことを宣言する。無論まったく無策ではなく、ニーバたちの様子から何か戻る手段はあると睨んでのことだけど、いずれにしても恋した乙女は強いねえ。それだけじゃなくだまされた怨みもあるんだけど。ジルとの痴話喧嘩は笑える。
 ウラーゴたちも何も考えずにジルを追いかけ、乗り気でないメルトもそれに強制的に同行させられることに。だけど、その前にメルトが「私の従者は残していきたい」と、クーパのことをそれとなく気遣う。天空の宮に入ったときの物憂げな感慨の表情といい、アーメイとの「もっとクーパに優しくしてやれ」という約束を忘れてなかったんだなぁ。
 そして何気にヘナロの尻がエロい。


2009年01月31日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ディケとかイドとか

 月末は特撮誌・おもちゃ誌の発売が集中するので、ちょっと見てみたら、やっぱ今の時期は新ライダー・新戦隊がメイン。シンケンジャーは、敵怪人のデザインが結構いいかも。でも、ピンクが「天」なのはどうなんだろ。比較的簡単で左右対称な文字で考えないといけないからなのかな。
 それはそれとして、ディケイド関連でもいろいろ情報が露出。最初はクウガの世界だけど、放送順に話が進むわけではなく、次はキバ、その次はカードつながりで龍騎、剣の順に話が進んでいくらしい。基本的に一つの世界を二話ペースで進めてくらしいけど、それだと半年経つ前に消化してしまうような……半年のシリーズって噂もあったけど、ホントなのかな? あと、やはり出てくる世界は放送されたライダー世界そのものではなく、ちょっと違った世界らしい。そいでもってその世界のライダーはディケイドのカードで、乗り物に変身するらしい。orz
 とりあえず玩具誌で紹介されてたのは、クウガがゴウラムに変身するもの。アギトだとマシントルネーダースライダーモード、龍騎だとドラグランザー、555はオートバジンなのは間違いないだろうけど……バイクに特徴がない剣だとか、キバはブロンブースターなのかキャッスルドランなのかとか、電王はマシンデンバードなのかデンライナーなのかとかが……
 あと、ゴーオンゴールド役の 徳山秀典氏のブログ によると、明日はスーパー徳山タイム、らしい……え? もしかして、ガワだけじゃなくって声か何かも出るの?>地獄兄貴

[その他] 買ったもの

 ・ヤングキングOURs 2009年3月号
 ・ 放課後プレイ/黒咲練導

 OURsは、神楽第二の殉職者が……覚悟はしてたとはいえこうも淡々とメインキャラが消えていくのを見ると、もう言葉を絶するしかできないです。
 「放課後プレイ」は、何気なく久々に電撃PSを立ち読みでめくったら、これの続編の「放課後プレイsadistic」がツボにはまったので……絵的には荒いんだけど。マ、マゾなんかじゃないんだからね!? つか、単行本の方、最後までやっちゃってるよ……