不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2008年03月 来月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
HNS logo

2008年03月01日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 富山アニメ二本

 いや、何かって ペルソナTStrue tears なんですが。なんでどっちも富山かよくわかりませんが、冬の新番ではどちらも結構質も高いし面白いので。
  ペルソナTS #8「クスノキの下で」。伝説の楠の下にカナルから呼び出されて告白かと慌てまくる拓朗。けど、もちろん勘違いでその上転校生の山崎まゆりの乱入で完全に邪魔される。カナルとは養護施設で一緒だった幼なじみらしいのだが、まゆりの転入と共に学園内に奇妙なことが起こり続ける。いつの間にか配管が曲がりくねっていたり、家庭科室のマネキンが壁にめり込んでいたり……ついには幽霊が出たという話まで出る。そんな中、カナルが冬の肝試しに夜の学校を探検することを言い出す。実は学園の異変はまゆりが原因ではないかと噂が立っており、まゆりの無実を確かめるためにそんなことを言い出したのだが……

 まず最初に言わせてくれ。その人体標本はなんだw
 なんか随分アレな仕様ですが……>左右非対称の肋骨に肝臓は肝硬変バージョンと交換可能
 学園内で異変が起きつつある中の転校生、山崎まゆり。って、どう見ても沙季じゃん! いや、三つ編みに眼鏡で印象は変わってますが、髪の色と、顔立ちが……
 カナルがちょっと言いよどんだ過去、「養護施設」ってのが何かありそうなのだけど、それはまだ不明か。本名で学園に転入してきた沙季にとってもカナルとの再会は意外だったようだけど、学園の怪事は沙季の新しいペルソナが不安定なために引き起こしたことだった。洵はそれを全て見透かしたかのように沙季と接触、何事かをして暴走するペルソナに苦しんでいた彼女を楽にする。沙季が学園に潜り込んだ目的と洵のこの不思議な振る舞い、関係ありそうなのだけど……
 あんまりバトルがないですが、この雰囲気がジュヴナイルって感じでよろしいですな。
 ところで、メインヒロインはめぐみと思ってたけど実はカナル? つか、男二人の幽霊への怯えっぷりが……


  true tears #8「雪の降っていない街」。乃絵の兄から「俺が比呂美と付き合う代わり、お前は乃絵と付き合え」と持ちかけられた上に、乃絵が眞一郎への恋心を自覚してしまったこともあり、自分も乃絵のことを憎からず思ってると思った眞一郎は、乃絵に告白して付き合うことに。
 「兄妹かもしれない」と言われてもいまだ吹っ切れない比呂美への思慕、突然思ってもいなかった告白をされた愛子とのこともあってもやもやしたものもある眞一郎だが、乃絵との交際に悪い気はしない。
 しかし幼い頃の眞一郎との記憶を心の支えとしながらも、事情からその想いを諦めようとしていた比呂美は心穏やかではない。無邪気に「これまで私に直接あんなことを言って喧嘩してきた人なんかいなかった! 私、あなたのことを見直したわ!」と言う乃絵につい「その無邪気な顔で簡単に眞一郎の気持ち、掴んじゃうのね」と言ってしまい、そのことがきっかけに比呂美の行動が暴走してしまう。

 いきなりこれまでの話なしであらすじ説明してもわけわからんよなぁ。
 キャラから行くと、石動乃絵は幼い頃死別したお婆ちゃんが泣き虫の乃絵を心配して、病床から「乃絵の涙はお婆ちゃんが天国に持ってくから、笑って」と言った。それが暗示になってしまい、泣けなくなってしまった。以来、エキセントリックな行動で周囲から距離を置かれていたが、「空を飛べる人(比喩的な意味)から涙を貰ったら、また自分は泣ける!」と、主人公の仲上眞一郎につきまとうようになる。
 眞一郎の家は酒蔵だが、そこに居候しているのが湯浅比呂美。数年前に両親を事故で亡くし、親の親友だった仲上家に引き取られている。が、眞一郎の母は昔眞一郎の父を巡って比呂美母と何かあったらしく、比呂美母のアルバムの顔を切り取るなど並々ならぬ憎悪を見せ、当然の如く比呂美にもことあるごと辛く当たる。そして彼女がおそらくは嫌がらせで言った「あなたはうちの人の子かもしれない」という言葉を気に病み、実は想っている眞一郎への気持ちを押し殺そうとしている。眞一郎も比呂美に恋心を抱いていたのだが、そのような事情があって友人が眞一郎から見られているらしいと言われた時、それを誤魔化すためはずみで石動乃絵の兄・純の名前を出してしまった。それを聞いた眞一郎は動揺したこともあって思いあまって純に「比呂身と付き合ってくれ」と言ってしまうのだが、乃絵が眞一郎とであったことをきっかけに変わりつつあるのを感じていた純は、「その代わりに乃絵と付き合え」と交換条件を出していた。
 三人目のヒロイン安藤愛子は、眞一郎の一年上の幼なじみなのだが、やはり昔から眞一郎への想いを秘めていた。が、眞一郎は明らかに「幼なじみのお姉ちゃん」としか想っていない上に、親友の野伏三代吉を仲介され、それでも眞一郎の近くにいたいとの思いもあって三代吉となしくずしてきに付き合うことに。しかし比呂美と同居の上、乃絵が眞一郎の周囲に姿を見せたために激しく同様、押し殺していたはずの気持ちを思わずぶちまけることに……
 え〜、主人公、「酒蔵の一人息子として跡を継ぐことを期待されているが、本人は童話作家を目指し、日々創作童話の作成にいそしんでいる」という設定はあるとはいえ、「なんでこんなもてるのかわからへん」というギャルゲ的なもてもて具合なんですが、「それがちっともうらやましい方向に行かない」という辺りが面白いですな。乃絵の存在が不安定ながら平衡していた状況を揺り動かすのは間違いないのだけど、そこで外せないのが主人公母。まさか主人公母が地雷女ってパターンは考えてませんでしたわ。w
 主人公父の比呂美への態度があまりに後ろめたさがないので、おそらく主人公母の勘ぐり過ぎからの誤解だとは思いますが、この地雷ぶりは素晴らしいw
 愛子も、完全に異性として見られていない眞一郎との繋がりをどうにかしてでも持ちたいとは言え、三代吉に心もない交際のOKをしてしまい、三代吉のことも嫌いじゃないけど、眞一郎への気持ちも消えていない。更に眞一郎から恋の相談をされるのでますます心穏やかではない。
 そんな状況で地雷が連鎖爆発したのがここしばらくの話で。うわー、おもしれー。w
 特に比呂美は諦めようと思いつつもあまりに無邪気に笑いかけてくる乃絵に嫌味を言ってしまい、それが眞一郎母が自分に言ってる嫌味とまったく同じ事だと気付いて自己嫌悪。微妙に眞一郎母の気持ちも理解してしまったがために「一番いいのは自分がこの家を出て行くことだ」と思い詰めてしまい、仲上家を飛び出す。そして自暴自棄気味に石動純に雪が積もった中「バイクで雪が降らない街に連れてって!」と迫る。
 予告では案の定事故るっぽい上、まさかの寝取られ展開!? え〜!?


2008年03月02日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#3とキバ#6

  ゴーオン #3「捜査ノキホン」。新しくゴーオンジャーに加入した範人と軍平だが、元刑事という軍平は玄人風を吹かせ、一方走輔も先輩風を吹かせて馬が合わない。そんなとき現われた蛮機獣との戦いの最中、他のメンバーに先駆けて軍平が地下にいた蛮機獣を見つけるのだが、炎神ソウルをまだ持たない範人と軍平は苦戦、走輔たちも応援に駆けつけるが結局逃げられてしまう。お互いの失敗をなじり合い、軍平は範人を連れて独自に蛮機獣の捜査をすることに……

 当面古参メンバーと新メンバーの間の葛藤を中心にドラマを作るんでしょうかね。ってより、範人がのほほんとしてるので主に軍平と走輔のいがみあいって感じだけど……戦闘の要である炎神ソウルをまだ二人が手に入れてないので戦闘ではどうしても遅れを取ってしまうけど、その炎神・ガンバードとバルカがようやく到着。あともう一機の炎神と合体して「ガンバルオー」になるようだけど、二号ロボの登場は流石にしばらく先か。


  キバ #6「リプレイ・人間はみんな音楽」。さらわれた恵を助けようとする渡。シープファンガイアから恵を横取りしたスパイダーファンガイアは恵を母親のゆりと錯誤し、結婚衣装を着せようとする。渡は自分が代わりに人質になると申し出るが、当然それでどうにかなるわけがなく、結局二人とも捕まってしまう。しかし縛り上げられた恵は、母のゆりが持っていたとおぼしきペンダントを見つける。そこは22年前にゆりがやはりスパイダーファンガイアに攫われ、監禁された場所だった。

 過去と現在で無理矢理関連性をもたせようとしてるので、やっぱわかりにくい上に無理矢理な展開が多いなぁ。過去は過去で紅音也がゆりを助けようとするが話にならず、結局ガルルに変身した次狼がスパイダーファンガイアを圧倒して二人は窮地を脱する。
 この時音也がゆりに語った言葉が一応話の軸にはなっているのだけど……
 で、玩具アピールはバッシャーフォームの登場。バッシャーはどうも小悪魔的な美少年という立ち位置のよう。水弾の速さを上回る速度で攪乱するシープファンガイアだけど、必殺技の追尾弾により撃破。しかし、必殺技の演出とかがやたらと長いのがテンポ崩してる気も。あと、銃使いのライダーは弱体化するのも常だからなぁ。あまり弱体化しなかったのはソルダくらいなものか?


2008年03月03日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オーバン#23とヤッターマンちょっとだけ

  オーバン #23「残忍なクロス」。創造主からオーバンスターレースの真実を聞いたモリーたち。生還して最終レースを前に皆を集めるアバターに「大いなる報償」とスターレースの真意について問いただす。しかし答えにつまり恫喝していたアバターが突然苦しみ出す。そして現われたアバターの正体とは……

 いや、多分そうだろうとは思いましたけどね。予選に参加してたのは、昔取ったる杵柄で冷やかしてみただけか。
 オーバンスターレースの目的は、やはり次のアバターを選出すること。そして「大いなる報償」も嘘ではないけども、それは銀河で比類ない力を振るうアバターになることそのものだった。そして、アバターの力を持っても死者をよみがえらせるのは不可能……予想していたとはいえ、ショックを受けたモリーはレースへの熱意を失ってしまう。「棄権しても構わない」と言われて悩むモリー。愛する者を甦らせたかったムイールは棄権するが、宇宙の覇権を狙うクロス将軍、自分たちをさげすんできた世間を見返したいファーター卿、感情というものを知りたいオンダイ、銀河中に散った仲間を集めて自分たちの文明を再興させたいニンとスクン、何を考えているかわからないオー、そしてクロス将軍に無理矢理従わされているアイカ王子は続けて参加を表明する。クロス将軍以外(それと何を考えてるかわからないオーも)は、ちゃんと切実な動機を持ってたんだなぁ。
 でもモリーは離脱を宣言。しかし、クロスの優勝を阻み全宇宙を救うにはモリーが優勝するしかない、とアイカは説得。これまでのことを思い出し、いつの間にか「父親に自分を認めさせること」だけがレースに参加していた理由ではなくなっていたことを自覚し、急場の修理を施されたアロー号でレースへ……ドンはこれ以上危険なレースに参加しないよう、モリーに懇願する。説得ではなく、懇願なのだものなぁ。ちょっと来た。
 しかしモリーは「家族以外にも守らなきゃいけないものがある!」とドンの制止を振り切る。ドンも娘の決断を受け入れて、コントロールルームへ……これがこの親子流の和解か。
 次回はアイカがクロスから離反し、モリーと共同戦線を張るらしいけど、思い切り横槍が入りそうな引きで、それがどうなるのか。


 ところで、リメイク版のヤッターマンなんですが、ドロンボーの悪徳商売、見ていて「ああ、普通にあるよなぁ」と思えるようになってしまったのは、世情が間違ってるんですよね? ね?

[その他] はいはい、シーシェパードシーシェパード

  「シー・シェパード」妨害活動、南極海の調査捕鯨船で3人けがY!hl )。昼にメシ食いながら聞いてたニュースで「どうせシーシェパードでしょ」と思ったらそのまんまで逆に吹いたw
 いや、乗組員、特に被害者の三名の方には冗談ごとではないですが。
 「シェパード」ってのは、キリストが自身を「羊飼い(シェパード)」に喩えたことからだと(多分キリスト教文化圏だし)思うけど、「そもそもの原典が微妙に人間のことを収穫物になぞらえてるんですけど」ってのはさておいて、自身の主張行動への優越感が見えるような。
 オーストラリア環境省も流石に非難声明を出したそうだけど、そりゃそうでしょ。捕鯨に対する意見はさておいて、これは単なるテロ行為。

  アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズ総監督の富野由悠季さん…人類の革新 ニュータイプが地球を滅亡から救うスポーツ報知 )。「  そのために、日本人には何ができるのか。「東西の文化を、これだけミックスした土地はほかにない。どの文化や宗教にも偏らないメンタリティーを作れる可能性があり、人類の水先案内人になれる可能性がある。胸を張って世界に出ていっていい」日本人はニュータイプの素質を持っており、地球環境を再生する切り札的な存在になれると断言した。」いや、西洋的な消費サイクルから脱却するには、非西洋的な思考が必要、ってロジックはわからなくはないんですが、なんつーか……これは「御大だからねえ」と言うべきなのか、「大丈夫ですか、御大!」と言うべきなのか、迷います罠。
 やっぱ御大自身がエンターテインメントですわ。


2008年03月04日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなおか#9と俗絶望#9

  みなおか #9「そろそろ苦しい?ひみつのマコちゃん」。今回はカナの予知夢(晩飯限定)に加えてチアキたちの勉強会。先週から引き続き、やっぱりカナを使って無理に話を回そうとしなければ、ちゃんと面白いなぁ。そうなるとフユキがなんのためにいるのかという話にもなりますが、ミスキャストと思って諦めましょう。<おいおい
 それにラストでは久々に保阪らしい保阪を見た。そうだよ! 保阪はこうじゃなくっちゃ!

  俗絶望 #9。アバンタイトルと幕間の「ゼツボウファイト」が……いや、まんま「ウルトラファイト」過ぎて突っ込むに突っ込めん……それと、「ボケにつっこみまくるマ太郎」の「天然ボケ」として出てきた小○優子が……「天然ボケはわざとやってる」というネタの方向性は同じはずなのに、なんでヤッターマンと180度方向性が違うんだろう。

[その他] 買ったもの

 ・ ジャンプSQ :ぶっちゃけ、今のところ九割五分惰性。
 ・ 傭兵の二千年史/菊池良生
 ・ ヨーロッパの傭兵/鈴木直志 :ちょいとこの辺を調べたいので。


2008年03月05日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#20-21と狼と香辛料#10

  もっけ #20「カミナリガリ」。椎原姉妹のご近所である中原さんの家に、息子さんが帰省してくる。亡くなった父の後を継ぐために獣医になるために大学に通っている息子さんは、獣医になるという目標にぴんと来ず、退学しようかどうかを悩んでいた。そんな時、近所でイタチのような、しかし見慣れない動物がいたという噂が持ち上がる。彼は、幼いときに僅かの間飼っていた不思議な生き物のことを思い出していた。その生き物は雷の次の日に見つかり、飼っていた小屋が雷で打たれ、遺体も残らず消えてしまったのだが……
 #21「テオイモノ」。柔道を始め、だんだん強くなったのを実感する瑞生。初めての昇級試験に胸躍らせるが、瑞生のグループは何故か強豪揃い。しかも、これまで気まぐれで昇級試験を受けていなかった実力者・合田もその日に限って試験に出てきていた。苦しい試合が続き、最後に一勝できなければ昇級できないというときに、合田が「負けてやろうか?」と持ちかける。その言葉を突っぱねる瑞生だが、合田は構わずあからさまに手を抜いて瑞生に押さえ込まれる。結局その一勝のお陰で瑞生は昇級できるのだが、結果とは裏腹に納得できない。先輩たちのからかいも、友達の慰めも全部憎らしく思え、強くなろうとがむしゃらに練習し出すのだが、そこにヘビの妖異がつけこみ……

 #20はおなじみ雷獣の話。西洋でも雷と動物を結びつけてる妖怪はあるのだけど、日本では雷が落ちた後、地面に穴が空いていたり、雷に打たれて死んだ動物を勘違いしたりということでそういう伝承が形作られたらしい。
 近所の謎の生き物騒動は、ハクビシンというオチ。まあ、普通はあまり見たことないか。でも、中原さんの昔飼っていた動物は明らかにそれではない。しかし捕らえられ傷ついたハクビシンを治療し、その動物のことを思い出した中原さんはもう少し獣医を目指してみようと考え直す。ホントに雷獣だったのか否か、明らかにしないところがらしいですな。
 #21は、大事な勝負に「勝たせて貰った」ことで傷ついた瑞生が、そこを憑き物につけこまれる。回りを見返してやろうとがむしゃらなだけで効果が薄い猛特訓を繰り返すが、練習中悪い投げ方をして組み手相手に怪我を負わせてしまう。自分がしたかったのはこんなことじゃない、と気付いた瑞生は合田と再戦。合田の膝を畳に付かせることが出来るが、結局それで本気になった合田に圧倒的な実力差であっという間に一本を取られてしまう。しかし、自分の弱さを身体に刻みつけた瑞生は却ってすがすがしく、また合田も瑞生が気になったから同じ組にしてもらったことを明かす。わざと負けて貰って平気でいるようだったら、その程度の奴と思ってたんだろうね。その胸のうちを垣間見せるように合田は「あんた、強くなるよ」と試合後言い残していく。ガサツなショートに悪い奴はいない。うむ。


  狼と香辛料 #10「狼と窮地の商人」。目的地に到着し、もはや大もうけは確実と行楽気分のロレンスとホロ。だが行く先々で荷を見た人々の様子がおかしい。気にすまいと売り荷の武具を売りに行くロレンスだが、そこで信じがたい事実に直面する。

 というわけでネタ明かしの回。毎年行われていた遠征が今年に限って中止。毎年あった武具の需要は今年はまったくなく、その価格はただ同然になっていた。体よく不良在庫を、それも信用買いで押しつけられていたロレンスは、その不足分をたった二日で支払わなければならないことに……ロレンスはなりふり構わず伝を頼って借金をしようとするが、何故かどこでも門前払い。最後に頼った先で、ホロを連れて行ったのが「女連れ」ということで心証を害していたことを知り、思わずホロに当たってしまう。ま、知らない人には「女に入れ込んで失敗した」と取られかねんわな。そればっかってのはあり得なさそうだけど、儲けのない話だから、そうそう、ねえ……?
 一応傭兵団が暴れているってのもその辺の伏線だったのだけど(要は雇用にあぶれた傭兵たちが夜盗化したということ)、しかし遠征中断だなんて大ニュース、まったく耳にしないロレンスもどうかと。
 ホロとの仲も微妙になったまま次回へ。まあ、あまり突っ込みすぎないで気楽に見てください。(^^;


2008年03月06日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のらみみ#9とレンタルマギカ#21とペルソナTS#9

  のらみみ #9「ドッタリ君の快適居候生活/のっぺりサムデイ」。ドッタリ君、再登場ですか。のらみみが一度迷子になったら戻らないかもしれないドッタリ君を案内する用をいいつかるのだけど、あっさりはぐれてしまう。やっぱり居候先のことを忘れかけてしまうのだけど……
 後半は、長い入院生活で昔居候していたキャラのことを夢に見るようになった男性。仕事で病院を訪れていた半田に、その妻が夫を元気づけるためにそのキャラを探してくれと頼む。

 前半はドッタリ君が失踪して騒ぎになるのだけど、そもそもの原因は半田……半田、ドッタリ君にこだわりすぎだから。まあ、結果的に今の居候先との絆を確認することになるのだけど。
 と思ったら、後半ではドッタリ君に会いたいばかりにキャラ紹介所にまで就職した半田が、「昔のキャラに会わせてあげたい」という願いのために、奔走して探す。でも30年前と言うことで散々手を尽くしても見つからない。しかし、意外なところに手がかりが……この辺は半田の面目躍如か。
 全般的に話も演出も上手いんだよなぁ。全然今的な「萌え」とかの流れではないけど。


  レンタルマギカ #21「白と黒のドレス」。いや、あまりにベタすぎる出だしだなぁ、と思ったら……「結婚とはそもそも魔術的儀式」って言い訳はどうかと。いや、カルトで結婚を象徴的儀式に使うところとかはあるけど。しかも女同士でもOKってどうよ? と思ったら、両手に花の「卒業」をやりたかっただけなのね……で、どっち?w


  ペルソナTS #9「海からの呼び声」。慎がお出かけで浮かれてるから、多分そうだろうなぁと思ったらやっぱり映子とのデート。めぐみやカナル相手じゃあんな浮かれ方しないだろうし。で、ペルソナ部外者の映子だけど、学生時代ダイビングでおぼれかけた過去を持ち、それがペルソナ事件に関わるであろう「赤い髪の少女」と「白い羽根」と関係していた。しかも、それは不思議と慎の親が書いた絵本「くじらのはね」と符合する部分が多い。慎が相手を殺さずにペルソナを引き剥がす特殊なペルソナを持ってることとか、何か慎の両親と関係してるのか?
 それに、海での失踪が頻発してることと、ペルソナに何の関係が? う〜ん。


2008年03月08日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 広川太一郎氏死去

  広川太一郎氏死去中日 )。突然の訃報でびっくり。最後に聞いた役は「ゲキレンジャー」に出た豚の怪人・タブだった(多分Mr.Booと引っかけてたのだと思う)。妙にアドリブのマシンガントークに勢いが欠け、「さすがにお年かなぁ」と思ってたのだけど、実はその頃から既に体調に影響が出ていたんだろうか?  ただただ惜しい方を亡くしました。合掌。


2008年03月09日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#4とキバ#7

  ゴーオンジャー #4「炎神トラブル」。範人と軍平のパートナー炎神、バルカとガンバードがヒューマンワールドに到着、二人は喜ぶが、ガンバードのエンジンキャストがたまたま拾った子供によって持ち去られてしまう。一方バルカのエンジンキャストも蛮機一族により奪われてしまった。それぞれ取りもどそうとするのだが……

 新炎神二体登場。でも、それぞれ初対面の人間をパートナーとは簡単に認めようとしない。特に頑固なガンバードはそれをはっきり明言する。しかし、意外にも子供が苦手(どう接すればいいのかわからない)な軍平のアプローチが……お前警察官だったって嘘だろw
 いまいち頼りない範人とやたらと明るいラテン系のバルカは合ってるのかなんなのか。最初のうちはイマイチ合わなかったものの、意外と熱い範人をバルカも認める。
 次回は軍平の影に埋もれ気味だった範人のメイン話? バルカ、ガンバードはしばらくアタッチメントアーム扱いか。しかし、こうしてここまで引きずられているのを見ると、ガオレンジャーのパワーアニマルはプレイアビリティでは玩具としてやたらと完成度高かったんだな……


  キバ #7「賛歌・三ツ星闇のフルコース」。誘拐騒ぎで入院していた恵も無事退院……とは行かず、「まだ入院して休め」と高飛車に言う名護と衝突。間に入った渡が右往左往することに。その渡を恵が誘拐されたとき助けに来てくれたお礼にと話題のフレンチレストランでの食事に誘うが、実はこれはハンター組織の仕事。そのレストランの客が次々に失踪してることから調査の指令が入ったのだ。しかし、約束当日待っている恵のところにやってきたのは名護。別の用事が出来た渡に代理を頼まれたと言う彼と渋々一緒に行く恵だが、渡の用事というのは実は名護から頼まれたそのレストランでの潜入捜査。それを知って腹を立てた恵と名護が口論を始め、結局捜査はおじゃんに……
 一方22年前、「カフェ・マル・ダムール」でも常連客が次々失踪するという似たような事件が起こっていた。ゆりが調査をするが、彼女にアプローチを続ける音也のせいで台無しに。ゆり救出の実績を買われて、結局次狼に囮となるよう依頼をすることになるが、次狼は依頼は受けるものの護衛は断り、自分だけで犯人を捕らえると言い出す。しかしその次狼は常連客の一人の後を付けると、ガルルに変身してその客を襲ってしまった……

 う〜ん、若干は面白くなってきた、かな?(何故疑問形?)
 名護と恵がいつも通り衝突。間に入った渡が右往左往、もいつも通りなのだけど、レストランでの喧嘩はどっちもプロとしてどんなものかと。理屈で言えば道義的には名護の言ってることが正しいんだけど。
 今回はこれまで恋愛絡みでの動機が多かったファンガイアなのと違い、寿命を迎えた自分の執事たちを甦らせるために人間の生命を集めるのが、ちょっとだけ新鮮か。ファンガイアと人間の位置関係がこれまで全然わからんかったものなぁ。
 ファンガイアの事情は事情として、本能的にキバに変身してファンガイアと戦う渡だけど、キバを「人類の敵」として憎む名護にはやはり弱い。敵を追い詰めながらも横槍に思わず逃げ出してしまう。名護としては一ファンガイアよりもキバの方が脅威、ってことかもしれないけど、空気がまったく読めてない……
 22年前の話では、「基本的に善玉?」と思ってたガルルが人間を襲うというシーンで次回に引き。いや、まあミスリードだとは思いますけどね。
 次回は恵が名護を嫌う理由である、名護の過去についての話と、過去にキャッスルドラゴが初登場するのが目玉か。


2008年03月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オーバン#24とバンブレ#22

  オーバン #24「カナレットの復讐」。レースの真の目的を知りながらも家族のためではなく、全宇宙をグロックの野望から守るために最終レースに挑むモリー。自国だけではなく全宇宙を救うにはモリーが次のアバターになるべきだと考えたアイカ王子もクロス将軍から離反し、共に戦うことに。が、強力なクロスの攻撃にアイカは離脱。モリーも苦しめられるが、一か八かの反撃でクロスを撃破し、モリーは優勝を手にする。
 現アバターであるサティスは次のアバターとしての継承儀式を早速行おうとするが、アイカがアバターとして相応しいと思っているモリーは、レース中離脱したアイカを探そうと飛び出してしまう。が、それが最悪の事態を引き起こすことに……

 オーバンスターレースはアイカとの共闘もあって、意外とすんなりモリーの勝利に。と言ってもきっちり盛り上がってますが。
 でも、次々と脱落していくファイナリストたちが、結構感情移入してしまう。特に、お互いの友情(愛情?)を確かめつつ、圧倒的に上位のクロスに突っ込んでいくニンとスクンが……
 その中で意外なのがO(オー)。オーは一万年前のレースにも参戦していて、しかも最終レースで決定的な場面に出くわしていた。その現場で、昔を回想しながら瞑想に入る。
 しかし勿論それで話は終わりではない。これまで意味ありげに出てきていた地下に幽閉されたカナレットの存在がレースが終了して一件落着のはずの事態を一転させる。
 カナレットは前のアバターで、アバターで居続けようとした邪悪な存在。サティスがその野望を阻み、アバターとしての魔力で一万年間封印していたが、その期限が切れたことにより復活。力ずくでアバターの地位を奪って、現銀河を「不完全な存在」と断じて消去しようとする。
 サティスがアバターの力を失いつつある今、どうやってカナレットの暴挙を止められるのかが。ファイナリストたちが全員集合で当たるのかな?


  バンブレ #22「勝者と敗者」。オリジナル展開になって数話だけど、ちと今回の話は大味というか……試合が「一本」だけになってるのが、また……倉田さんが剣道の試合を作れないってのはまあ仕方ないんだけど、いきなり珠希がテンパって「禁断の突き」をリンに使うのが……第二期も決定したらしいけど、珠希が初めての敗北を知って、それを乗り越える展開にして締めたいのはわかるけど。ちといろいろアレな展開で、結末をどうけりつけるか。ちょっと今回の展開の雑さは尾を引くような気が。


2008年03月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 俗絶望#10と獣神演武#23と狼と香辛料#11

  俗絶望 #10。なんかわりと最近のネタが連続で。っつっても半年くらい前のだけど。「アリアリ詐欺」はなかなか便利。上手く使えば具体的なことを何一つ言わずに相手をへこませられる。そのかあわりスコップの報復は覚悟。w 「一見様お断り」は……まあ、イヤなマニアっているよね。と他人事のように。(視線はそらしながら)
 しかし別にアニメに限った事じゃないけど、(比較的)キャラ薄めのわりに晴美とあびるの扱いが重い気が。

  獣神演武 #23「激突」。予告見たら帝が岱燈の身代わりになって、で岱燈がその意思を継ぐ、という展開かと思ったら、全然違う方向に……つか、ヒゲのおっさんはっちゃけすぎ。道理で玄狼党の綱紀粛正に興味がないわけだ。目指すはDawn of the Deadですか? つか、他人事のように見てる史命もおっさんのとちくるいっぷりの犠牲になるようで。おっさんがこんなにはっちゃけるとは思ってもみませんでしたわ。つか、ベタ過ぎ。

  狼と香辛料 #11「狼と最大の秘策」。金策に行き詰まったロレンスに、ホロは一発逆転の秘策を思いつき伝える。が、それはあまりにリスクが高すぎるものだった……
 ご都合主義的なところがところどころあるものの、基本はマネーゲーム的トリックとロレンスとホロの関係なので、特に後者の描写をじっくり描いてるのは好印象。ノーラを巻き込んでの一大犯罪に、ロレンスも良心を痛めるが、これはホロの言ってることの方が正しい。相手がそこまで考えが及ばないと思うのは、お人好しでもあるけど相手を嘗めてるということでもある。自身も大量の負債を抱えたレバント協会も藁にもすがる思いでロレンスの申し出に乗ってくるが、勿論ボロい儲け話ほど些細なほころびが命取りになる。ほころびだらけなんだけどなぁ……それでものるかそるかなんだけど。
 「どんな儲け話でも命を危険に云々」ってロレンスの台詞は、「命の値段」が高い現代先進国の台詞であって、中世ヨーロッパの「命の値段は(特に庶民は)二束三文」の台詞ではないなぁ、というのは、あくまでファンタジーとはわかってはいても、ちょっとは思ってしまったり。


2008年03月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#22とのらみみ#10

  もっけ #22「イナバヤマ」。檜原家に飼われている三毛猫のミケさん。そのミケが不思議な猫といるのを、静流が学校帰りに見かける。二本しっぽを持ち、その目に睨まれた静流は射すくめられたように動けなくなってしまう。しかしその前をミケさんが横切り、静流は呪縛から解放される。その代わりその日からミケさんの姿が見えなくなってしまう。自分が付けた鈴が気に入らなかったからではないかと気をもむ瑞生は、学校で「猫が姿を消すのは死期が近づいたとき」という話を聞いて泣き出してしまう。そんな二人におばあちゃんが「ミケさんは猫たちの聖域である稲葉山に行ってるのかもしれないよ」と猫が帰ってくるおまじないを教える。そんなある日、静流の前に再びあの怪猫が姿を見せる。

 おお、化け猫が野沢雅子だ。化け猫に魅入られた静流を助けるような行動を取ったミケがいなくなってしまい、自分を助けたためにいなくなったのではないかと漠然と罪悪感を覚える静流。しかし、「ミケは稲葉山に湯治に行っておる」と言う化け猫の言葉には怪しさが漂う。しかしミケさんが心配でついていくのだが、稲葉山への入り口の前で逡巡する。結局、猫たちの世界を荒らすことを良しとせずミケさんを信じて待つという静流に、化け猫はやっぱり恨み言のようなことを言い消え去る。大事に思われているミケさんに嫉妬したのかなぁ。
 しかし、ミケさんが本当に死んでるのではないかと不安になり泣き出す瑞生を慰めてるうち、静流まで泣き出すのは、やっぱそれだけ大事な家族ってことなのだろうな。


  のらみみ #10「もじゃもじゃ大捜索」「パラレル送別会」。キャラポストにのらみみ宛の荷物が届いていると聞き、心当たりはないものの喜び勇んで受け取りに行く。が、その荷物は心当たりがないモジャモジャかつら。それでも気に入ったのらみみは着服しようとするが、どうやら本当の受け取り主らしいキャラが毎日キャラポストに来て荷物を待っているらしいと聞き、返そうとする。
 そのキャラの元居候主の手紙が無茶苦茶痛すぎる……ドラえもんに依存してダメになったのび太の将来を見るようだ。便利なキャラも考え物だなぁ。
 後半は、群体型スタンド……ではなくキャラの話。必要に応じて自分の分身を増やせるキャラ・ニゴロ。気の弱い彼は「もうすぐ『お別れ』の時期だ」ということを居候先の子供に言い出せないでいた。そこで更科さんに勧められた「お別れ演出サービス」を利用するのだが……
 「演技力のある信頼できる役者」ってのらみみじゃん!w ハローキッズ、人材不足か? 父が倒れた実家から妹が迎えに来たという設定でお別れを演出しようとするものの、小心者のニゴロは結局自分でそれを台無しに。でも、子供と二人で見た雪が心を落ち着かせ、嘘ではなく、ちゃんとお別れを告げることが出来る。最後の別れの演出は秀逸。
 でも、良く考えたら妹役はシナモンがやればよかったんじゃ……


2008年03月15日() 旧暦 [n年日記]

[マンガ] コミックラッシュを見てみれば

 垣野内成美の「レイスイーパー」がいつの間にか移籍してたのにいまさら気付いてみたり。あと、グインサーガが沢田一作画で連載って……一体……つーか、この頭部バランスだとあからさまに仮面じゃないって丸わかりな気が。
 なんというか、相変わらず傾向がよくわからない雑誌だなぁ。
 よくわからないと言えば電撃コミックガオの休刊により連載作の多くが電撃大王に移るみたいだけど、掲載作数がとんでもないことになりやしませんか?>電撃大王
 う〜ん。

[アニメ] ペルソナTS#10

  ペルソナTS #10「影は薄暮に微笑う」。早朝浮かれて家を出て行く慎。学校でもらったチケットで兄弟三人映画に行きたかった洵ががっかりしているところに、学校の幽霊騒動で助けて貰ったお礼を洵にしようと神郷家を訪れるまゆり=沙季。しかしそこでトウマの仇である諒が洵の兄であることを知り、彼に時折憎しみを込めた視線を投げつける。まゆりが前に戦った沙季だと気付かない諒はその視線の理由がわからない。成り行きで洵が兄弟三人で行こうとしていた映画に一緒に行くことになるまゆりだが、子供向け動物映画に号泣したり弟たちをそれとなく気遣う諒を見て、憎悪しながらも戸惑う。そんな時、すれ違った有り得ない人物のを見かけ、まゆりは彼を追いかける。そしてまゆりの行動を不審に思っていた諒も彼女を追うのだが、そこにいたのはペルソナを剥がされて死んだはずのトウマだった。

 最初一瞬放送事故かと思ってしまった。今回は#9の、諒たち視点からの話。死んだはずのペルソナ使いが姿を現す。しかも、慕って呼びかけるまゆりの事をまったく意に介さない。というか、耳目にその姿が入っていないかのよう。諒が撃退するが、姿を現したときと同じように忽然と消える。諒は死体置き場のトウマの死体を確認するが、ちゃんと遺体はそこにある……前回海面に現われた大量の羽根となんか関係あるのか?
 しかし、三人で映画を見に行ったのに諒が一人離れてるから何かと思ったら……子供向け映画で涙ぐむのを見られたくなかったのか。
 それと、乾って、やっぱただ者じゃないよなぁ。


2008年03月16日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#5とキバ#8

  ゴーオン #5「時々オカン!?」。別に生活に困ってるわけでもないのにバイトに精を出す範人。範人がゴーオンジャーの任務そっちのけでバイトをして窮地に陥ったために走輔たちはカンカン。だが、連は「きっと範人のバイトには理由があるに違いないっす」と範人の話を聞く。実際はバイト先のクレープ屋で女子高生たちにちやほやされるのが楽しいだけなのだが、調子の良いところがある範人は「バイト代でたまにはみんなに焼肉でも食べて貰おうと思って」と口から出任せを言ってしまう。走輔はその言葉を疑うが、連はそれを間に受けて範人のバイトの手伝いまでしてしまう。そんな時、一度撃退した電磁石蛮機が現われるが、範人の言葉を信じた連は「俺たちだけでなんとかするから」と範人にバイトを続けさせる。流石に範人も疑いを持たない連の姿に後ろめたくなり……

 これまでは走輔と軍平がメインに出てたけど、今回は影が薄くなり気味だった連と範人。ブルーは冷静沈着なサポート役ってのが定番だけど、連はどっちかと言うとお人好しの世話焼きタイプ。って、「お前はオカンか」という軍平のツッコミが容赦ない。w
 元々調子のいいところのあった範人は、更に調子のいいバルカとの相乗効果で任務をおろそかにするが、最後には嘘をついてまで仲間を裏切ってることが後ろめたくなり、素直に謝る。
 しかし、ゴーオンジャーの存在って広く認知済みなのね、この世界……まあ、初出動のはずなのに軍平が何故か知ってたりってこともあるし。(その辺はノリなんだろうけど)


  キバ #8「ソウル・ドラゴン城、怒る」。レストラン常連客喪失事件の調査は失敗。そのことで今日も言い合いを続ける恵と名護。過剰なまでに名護を嫌う理由を恵に尋ねる渡だが、恵は「かつて名護は自分の父親をも告発した」と語る。にわかには信じられない渡だが、まだ潜入捜査していたレストランでシェフが作っていたソースがバイオリンに使えるかもといつもの調子で後先考えずソースを持ち出し、バイオリンに塗るが、その途端バイオリンが燃えだしてしまう……乗り込んできたシェフにソースを奪い返され、渡は首を言い渡されるが、明らかに怪しい。渡は変装してもう一度レストランに潜り込もうとする。
 一方22年前、カフェ・マル・ダムールの常連客が消える事件で、次狼に協力を要請するゆりたちだが、実は次狼こそがその犯人。ガルルに変身しては常連客のライフエナジーを奪っていた。それを知らずに次狼に協力を仰ぎ続けるゆりたちと、その次狼にライバル意識を燃やし空回りする音也。そんな音也は、本当はコーヒーが苦手なのに囮になろうとジョッキ一杯のコーヒーを飲み干して倒れてしまう。

 ああ、ガルル、ホントに悪い奴だったんだ。まあ、人間から見て、だけど。ガルルの正体と真意を知らないまま、助けられたと勘違いして次狼=ガルルに惹かれていくゆり。音也はゆりの気を惹こうと一生懸命だが、空回り……ホントの意味で身体を張ってバッシャーからゆりを守ったのは音也なのにねえ。
 現代では再潜入捜査→戦闘の流れに。つか、静香が普通にキバットと話してるんですが。キバットのこと知ってたの?
 戦闘シーンは巨大クリーチャーとキャッスルドランとの戦闘。ちょっと玩具ギミックがごちゃごちゃしてて、もうちょっとシンプルな方がいいかなぁ。シュードランとかの設定の意図がよくわからない。龍騎のドラゴンライダーキックっぽい決め技はちょっと面白かった。ライダーが弾頭……


2008年03月17日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オーバン#25

  オーバン #25「思いもかけぬ同盟」。カナレットの復活により神殿がことごとく破壊され、オーバンの地表も爆発で一掃されてしまう。地球チームはアロー号に乗って無事だった神殿に逃げ込んだが、モリーは自分の選択の結果に呆然としてしまう。最悪の事態になすすべのないモリーたちだが、そこに傷ついたアイカ王子が運ばれてくる。アイカはサティスの今際の際の言葉を伝える。「心の神殿」でモリーがアバターの力を受けつがないと、カナレットがアバターの力を自分のものにして銀河を滅ぼしてしまうと言う。モリーは諸々の悩みを振り切って神殿に向かうが、途中で出合ったオーが、導くようにモリーたちを誘導する。しかし、神殿で罠に出合ったモリーたちはオーの仕業かと疑うのだが……

 敵か味方か不明だったオーが今回参戦。しかし、コミュニケーションの全く取れないオーに警戒するモリーたちだけども、オーはモリーたちを神殿の奥に行かせるために犠牲に……つか、オーの機体(?)、あんな変形するのかよ。w しかしジョーダン、疑いを抱くのは仕方ないにしても、自爆までしたオーに「あいつ味方だったんだな」の一言だけってのはひどくないかと。w
 命からがら飛び込んできたアイカからのっぴきならない事態を聞き、もはや後悔も躊躇もしている場合ではないと神殿に向かう。そんな全銀河のために自分を犠牲にしようとする娘を見て、ドンは止める代わりに、再会して初めて娘への素直な愛情を口にし、モリー=エバもそれに答える。事情を知らないジョーダンたちは目を白黒させるばかりだけど。
 けど、神殿の中にはすでにカナレットが侵入している模様。アバターの力も奪わずにモリーを待ってるのはなんでだろう? 次回はカナレットがモリーに衝撃的な事実を突きつけるらしいが、さて、最終回どうなることやら。


2008年03月18日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 俗絶望#11

  俗絶望 #11。「黒い十二人の絶望少女」って、「黒い十人の女」……でも金田一パロいぱーい。むしろアニメネタの殺人現場の方がわからんのが多かった。これでナレーションに岸田今日子を呼んでれば!w

[その他] 逆に考えるんだ!

 数日前の記事だけど、 「らき☆すた」売れまくったのは 違法投稿が「宣伝」してくれたからJ-CAST )。いや、ドワンゴが民放六社に放送コンテンツのアップロードの削除を申し出たとかなんとかいうニュースがあってのこれなのだけど、これは「所詮勝ち組(あるいは資本力があってオタ釣りの上手い奴)の言い分だろ」と取れなくもないけど、これって逆にニコニコ動画側にとってはビジネスチャンスでもないかなぁ、とも思える。
 深夜アニメ枠は制作や権利を持つ出資会社のCMのみ、つまり放送枠を買って、わざわざ宣伝のためにアニメを放映している、というのが現状。もちろん制作費やその費用はDVDその他の売り上げで回収するのだけど、局や広告代理店への支払いも当然それに加算される。そこで誰もが考えるのが「ネットで配信すれば」で、実際やられてはいるのだけど、いまいち主流になっていない。放送を見逃した場合や、あるいは未放映地域のフォロー用としてどうにか機能している、という感じ。その理由は、技術的なコピー対策による視聴の不便さと視聴環境の制限が大きいと思える。つまり、Youtubeやニコニコ動画の簡易さとは対照的であり、それらに違法アップロードが絶えない理由でもある。
 じゃ、逆にコピー対策とかあまり考えずにニコニコやYoutubeと同様に、というか、提携してそこに公に配信しては? というのは一考の余地はあると思うのだけど。
 無論、種々の問題はつきまとう。期間限定配信だとしても任意の再アップロードをどうやって防ぐかとか、そもそも本当にそれで満足してしまってDVDの売り上げに繋がらない可能性も排除できないとか。けど、新しいメディア配信の方式を本気で模索するなら、実験的にやってみるのはアリじゃないかなぁとも思える。
 いや、個人的にその社で制作したアニメをその社の広告費で放送するのに、放送代理店が少なからぬ金を中抜きするという構造がちょっとムカっ腹が立ってるだけなんだけど。


2008年03月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] アーサー・C・クラーク逝去

  SF作家のアーサー・C・クラーク氏が死去朝日 )。SF3大巨頭の最後の一人がついに……実のところ、ストーリーテラーとしての作風はそう好きではなかった。けど、その描く世界はまぎれもなくSFそのものの魅力に満ちあふれていた。これでまぎれもなくひとつの時代が終わったのだと感じずにはいられない。合掌。

[アニメ] もっけ#23

  もっけ #23「ロクサン」。夏休み前のこと、静流は病気で長いこと休んでいる同級生・永澤怜子の家に信乃と一緒にプリントを届けに来た。祖父が永澤の家と付き合いがあるためよく知っていたが、静流にはこの家に来るのに抵抗がある理由があった。それはこの家に憑いている竈神。黒色尉の能面を着けた老人の姿に見えるが、静流が見える血筋だと気づき、怜子が家から出ないように牽制をして来る。
 終業式になっても体調が戻らない怜子を心配した家の人がお爺ちゃんに依頼する。お爺ちゃんの見立てではただの病ではなく「ロクサン」。家に憑いているものが原因だろうと言い、対処をする。怜子の具合は良くなるが、ロクサンの原因が例の竈神ではないかと思い、そのことをお爺ちゃんに話す静流。しかしお爺ちゃんはいつものように「お節介の虫を騒がせすぎるな」と言うのみ。
 やがて夏休みに入り、静流は怜子に誘われて県内の進学校の見学に行く。そこで「自分は家を出て、もっと世間を見てみたい」と夢を語る怜子が倒れたのを見て、思いあまった静流は竈神に「怜子を解放してくれ」と頼むのだが……

 この話って、結局あまり何も解決してないし、誰も何か明瞭な救いが得られてるわけでもないのだよね……静流は怜子を縛る竈神を恐れつつ、彼女がそのために自由な行動ができないのを見過ごせず、竈神に直談判する。だが、竈神に「それはこの町を離れることを迷う自分を怜子と重ね合わせている」と自分のためだと逆に糾弾されてしまう。三尸を暴れさせられ、苦しめられたこともさることながら、怜子のためではなく結局自分の悩みの発露だったと指摘されて「自分はどうするのか」と相まってショックを受ける。そんな静流に「お前が何を選ぶかはお前の好きにするといい。お前が何を選択しても、俺がこの町を守る」と後押しをする。
 そして次号最終回。原作では既に死んでいるお婆ちゃんが生きている設定になっていたので、なんでだろうと思ったのだけど……この展開のためなのか! 爺婆話はダメなんだ。ノーガードで涙腺直撃だから。

 それはさておき、昨日ニコニコ公式配信の話に知人から「それ、なんて ペンギン娘はぁと の宣伝?」と言われて、ペンギン娘はぁとがニコニコ配信だと初めて知った。(アニメ化自体は知ってたのはアレ)


2008年03月20日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のらみみ#11とペルソナTS#11

  のらみみ #11「魔女っ娘メリィーちゃん」。小学六年生のシゲルは自分の家のキャラのことで同級生からからかわれていた。実はシゲルのキャラは人間の女性型、それも魔女っ娘タイプ。恥ずかしいから秘密にしていたのにそれを知られてしまったのだ。
 そのメリィーは見た目は中高生くらいの人間で、今は魔法も使わず普通にシゲルの家で姉のような生活を送っていた。無防備に接してくるメリィーを、思春期になりかかったシゲルは意識して反抗しまくりだが、メリィーはシゲルが距離を置いていることを気にしていた。そしてクリスマス前に「明日、一緒に買い物しましょ」と言い出す。
 久々に一緒に出かけてそれとなく嬉しくなくもないシゲルだったが、せがまれて手をつなごうとしたところを同級生に見られ、慌てたシゲルは「メリィーのことなんかなんとも思ってない!」と叫んでその場を逃げ出してしまう。
 だが、家に帰ったシゲルは親からメリィーが今夜「おわかれ」することを聞かされる。

 この番組の「おわかれ」話は大体子供、時にはキャラ側の成長の通過儀礼として描かれるのだけど、「初恋」と絡めてくるとは……
 のらみみ曰く「キャラには子供への愛情以外ない」と恋愛感情はないらしいのだけど、子供の頃は無邪気に「魔法のお姉さん」とメリィーを慕っていたシゲルは、成長してメリィーをキャラではなく普通に少し年上の女性として見てしまい、その気持ちをもてあましてメリィーを避けがちになっていた。キャラであるメリィーはそのことがあまりよく理解できない。普通なら「うれしはずかし」な生活なのだけど、キャラと人間なので気持ちが通じることはまずあり得ないし、それに否応なく「おわかれ」というタイムリミットがある。
 おわかれするメリィーを送っての夜道、シゲルは「男の子なのに魔女っ娘がキャラで、嫌だったんじゃない?」と謝られてしまい、違うと否定するも、自分の気持ちを上手く説明できない。そして別れの間際、メリィーの魔法が実はキラキラを出すだけしかできない、目くらましだったことを明かされる。メリィーとお別れしたくない理由は魔法とかそんなことじゃないシゲルは引き留めようとするが、メリィーはこれまでで最大の「キラキラ」を出し、姿を消そうとする。もうキラキラに欺されるほど子供ではなくなってしまったシゲルは急いで遠ざかるメリィーを見つけるが、メリィーは切なそうに「私のこと、忘れないでね!」と叫んで駆け去っていく。
 メリィーが魔法を使わなくなったのは、シゲルがもう子供でないことを感じていたから。最後に使ったのは、別れのつらさをごまかしたかったから。そして、シゲルがメリィーと素直に接することができなかったのは、子供だったから。
 いや、こういう切り口もあったのかと引き出しの多さに驚かされますわ。そんなのらみみも次回最終回。こういうのを夕方とかの時間帯に流せなくなったのは間違ってると思うのだけどなぁ。

  ペルソナTS #11「依存の定義」。学園内に秘密の陰抜きサークルがあると聞き、影抜きを嫌うめぐみはサークルのリーダーである「モーリー」をこらしめようと、慎たちとともに集会を襲撃する。が、リーダーのモーリーの正体は森本カナル。めぐみは説教をするが、反省したと思ったのもつかの間、その目の前で堂々と陰抜きの約束を携帯でする。カナルの様子を心配した慎が先回りして影抜き仲間を待ち合わせ場所のファミレスから追い返すのだが、それがめぐみに知れてしまった。結局カナルの影抜き依存をなおすためにみんなで学生寮に泊まり込むが、重度の抜き中(影抜き中毒)のカナルは夢遊病のように部屋から抜け出そうとする。そこに寮監の戌井が皆を自分の部屋に招く。かつてペルソナ使いに囲まれて育った時期があるという戌井は、この街に流行っている影抜きの起源、影抜きとペルソナの関係を話す。
 しかしカナルの抜き中の度合いは変わらず、休み時間、男子に呼び出されて屋上に向かったカナルを追った慎は、男子たちを自分のペルソナで脅して追い払うが、自分やめぐみの気持ちを裏切って影抜きしようとしたカナルの頬を叩き、「絶交だ!」と宣言する。

 戌井、怪しいと思ったらペルソナの存在をやっぱり知ってたのか。のみならず、自身もペルソナ使いである可能性が……つか、発言からすると原作(ペルソナ3)の「天田乾」の十年後の姿ではないかと思える。ってことは部屋でこっそり飼ってる老犬ってのはコロマル? って、見た目が違うからさすがにそれはないか。
 これまでも描写されてきたけどカナルの影抜き依存の度合いがいよいよ酷く、皆でどうにかしようとするのだが、カナル自身も無意識に徘徊していたりということがよくある中(それが影抜きの影響なのかは不明)、慎たちの行為を裏切るような言動をとり続ける。そして切れてしまった慎はついに「絶交」を宣言するのだが、やはり見捨てることは出来ず、学生寮に現われないカナルを探しに街に飛び出る。
 実はカナルは影抜き仲間の誘いを受けたり、影抜き相手をメールで募集したりはしていたが、ぎりぎりのところで踏みとどまって結局影抜きはしていなかったというのが……中毒症状に苦しむカナルに誘惑の言葉を投げるまゆりから逃げ出して、夜の公園の遊具の中で一人耐えていた。悶え苦しみながら耐えるカナルが「こんな私見ないでぇ!」と叫ぶのはもはや痛々しすぎる。慎は最初外から見守ろうとするが、暴れ回るほどのカナルの苦しみように抑えつけながら励ます。そして、二人の頭上に何か変なものが……カナルがいつもの天然ボケの様子で「何か出ました?」というのが、なんなんだか。w おそらくカナルもペルソナ使いのはずだし、影抜きとペルソナは関係してるのだから、あの「何か」もペルソナに関係してることのはずなのだけど、なんなんだろう?
 しかし、「スタンドバトル」「ジュヴナイル」「ゲーム原作」という要素は同じなのに、「アヤカシ」とここまで雲泥の差なのは何故だろう? っちゅーか今回、一般ゲー原作のペルソナの方がエロいっちゅーのはどういうことかと。w


2008年03月21日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 狼と香辛料#12

  狼と香辛料 #12「狼と若僧の群れ」。負債を解消するための一発逆転のアイデア、異教徒の町ラムトラで金の粒を仕入れ、羊に食べさせてリュビンハイゲンに密輸するというもの。往路はノーラの羊飼いの腕もあって無事ラムトラにたどり着く。無事金も入手できるが、往路、狼が現われた森で再び狼の群れが一行につきまとう。しかもそれはただの群れではなく、ホロと同じ妖狼の率いる群れ。ホロが自分のテリトリーに入り込んだことでプライドを刺激されたのだ。ノーラの実力でもいかんともしがたい相手に、ホロが一人残り立ちふさがることを申し出る。ホロの正体を知るとは言え流石に素直にその提案を受け入れがたいロレンスだが、他に方法もなく、ノーラとリーベルトを先に行かせ、森の出口でホロを待つ。だが、そのロレンスにも別の災厄が降りかかる。

 人間の敵は人間、というか、まあ、疑念疑惑が渦巻くから策謀陰謀も当然あるわけで。ロレンスのことを信用しきれないレメリオ商会はこの件でロレンスが脅迫を仕掛けたりしないようにその抹殺を決行。まあ、人手不足のせいで商会直属麾下の人間が動かざるを得ず、それでロレンスを縛り上げて森の中に放り出すまでしかしてないのだけど。
 まあ、微妙にこの辺の展開は苦しいのだけど……
 ノーラも到着次第始末される予定と聞かされ、しかしそれ以前にロレンスも自分が危うい状況。それにいざというときの頼みの綱のホロは妖狼の相手のためにはぐれ、生死も不明の状況……一体どうなるのか、って、まあ原作読んでるから知ってるし、予想は付くだろうし。
 というわけで次回最終回。第一期で二巻までだから、第二期も十分可能なだけ原作ストックあるよなぁ。


2008年03月23日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#6とキバ#9

  ゴーオン #6「乙女ノココロ」。ゴーイエローである早輝がガイアーク退治に忙しくおしゃれも出来ないことを歎いていると、走輔が無神経な一言を言ってしまい、怒って飛び出していってしまう。そして行った先の公園でフルートを演奏する青年・征爾と出合うが、音を集めてそのエネルギーから破壊音波を生み出す「スピーカーバンキ」が現われ、征爾のフルートの音を吸い取ってしまう。早輝と早輝を追いかけてきた走輔たちは変身して戦うが、強力な破壊音波攻撃に辛くも敵を撃退する。
 しかしそれから早輝の様子がおかしい。走輔は心配して着飾って出かける彼女の跡を付けるのだが、征爾とイタリア料理店で食事しているのを見つけてしまう。更に軍平が読唇術で読み取った会話を誤解して、早輝が征爾と付き合ってるのだと思いこんでしまう。

 走輔、大雑把なリーダーという位置付けなのか、早輝に無神経な事を言って今回の騒動の発端を作ったり、勘違いでそれを大きくしたり……連、ちゃんと手綱握っとけw
 しかしゴーオンジャーは冒頭で一度敵を撃退、二度目はパワーアップしてまた襲ってくる、というパターンなのか。足のスピーカーは鳴らないという設定はちょっと無理矢理ぽかったけど。あと、ゴーオンジャーはこの世界ではやっぱり周知の存在なのね。ええんか? まあいいか。
 次回は新しい炎神「キャリゲーター」が登場。


  キバ #9「交響・イクサ・フィストオン」。バイオリン作りに悩みスランプに陥る渡を心配し、静香がバイオリン修理の第一人者である大村を連れてくる。渡の悩みを聞いた大村は「父のバイオリンを目指すのではなく、自分のバイオリンを作りなさい」と言い、バイオリン作りの指導を行う。だが、ノイズに対して過敏に反応する大村にキバットは怪しいものを感じる。
 22年前、「素晴らしき青空の会」の正式メンバーとなった次狼。それが面白くない音也は絡むがてんで相手にされない。そんな中、ゆりはあるバイオリンの持ち主が次々とファンガイアに襲われる事件を担当し、その曰く付きの名器「ブラックスター」をオークションで落札しようとする。しかしオークション会場に潜り込んだ音也がどんどん値をつり上げてとんでもないことに……
 なんとかバイオリンは手に入れるが、「少しくらい弾ける」というゆりのあまりの演奏のひどさに音也が珍しく「冒涜だ!」とゆりから奪い取って自分で弾こうとする。しかしまたもや次狼にのされてのびてしまう。そんな時、「貴様にそれを持つ資格はない」と怪しい男がファンガイアに変身してゆりに襲いかかる。
 現代、渡を指導する大村だが、その帰り道、路上ライブの大音響に苦しんだかと思うと、乱入、楽器をたたき壊しはじめる。連続暴行魔の犯人として名護は大村を逮捕しようとするが、大村はファンガイアに変身する。キバに変身した渡が駆けつけ、バッシャーフォームに変身、相手を圧倒するが、追い詰めたファンガイアが大村の姿に戻るのを見て動揺し、逃してしまう。しかし、逃げた大村の先に名護が立ちふさがり、イクサシステムでイクサに変身するのだった。
 一方22年前もゆりを先に逃した次狼がガルルに変身、ファンガイアと戦うがからくも逃してしまう。その後現われたラモン、力に「人間の味方をするなんてどういうつもり?」と追求される次狼だが、「人間を利用して、俺たちの種族を絶滅寸前においやったファンガイア一族に復讐をする」とその意図を語る。だが、その一部始終を海に落とされた音也が見ていた……

 スタンド使い同士は引かれ合う方式なのか、やたらとファンガイアとの接触率が高い渡。けど、今度のファンガイア・大村はちょっとこれまでのファンガイアと様子が違っている感じ。22年前に現われたファンガイアもやはり大村なのだけど、自分ではバイオリンは作らないのかと言われ動揺したことと言い、ブラックスターが大きく関係してる気が。
 22年前では、次狼がゆりに接近した理由が語られる。ガルルたちモンスターにとって人間はやはり餌でしかないのだが、同時にファンガイアは憎むべき仇敵。それで人間を利用してやろうというのが目的だった。音也が次狼の正体と共にそれを知ってしまうのだけど、まあ音也の言うことだから信用はされんだろうなぁ……普段の言動がいい加減すぎるし。
 でもその軽薄な音也も名器を台無しにするゆりの演奏には流石に腹が立ったらしく、いつになく真面目に「ブラックスターを貸して俺に演奏させろ」と言い出す。まあ、やっぱりてんで相手にされてないわけですが……バイオリン演奏だけは一流だって言うこと、ゆりたちは知らなかったんだっけ?
 そして玩具的には二号ライダー・イクサが登場。これまでも何度か名前は出てたんだけど。キバがファンタジー的機構によるライダーなのに対し、イクサは完全メカ機構。デザインも鎧騎士をイメージしてる。最初デザインを見てどうかとも思ったけど、動いているところを見るとそう悪くない感じ。モードチェンジがフェイスオープンだけなのはちと淋しいですが……
 次回と併せて、ファンガイアという存在について少し掘り下げる話になりそう。


2008年03月24日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ポルフィ#12

  ポルフィの長い旅 #12「運命の日」。「パタゴス大ステーション」に念願のガソリンスタンドがやってくる日。その朝、ミーナの誕生日に植えた夾竹桃のつぼみがほころびそうになり、ポルフィは「いいことがありそう」と喜ぶ。だが、フクロウのアポロが家の中に入ろうとしなかったり、井戸から水が出なくなったり、ヤギたちが妙に騒いだりとおかしなことばかり起こる。さらにガソリンスタンドのタンクを入れる槽に、大きな亀裂が入る。ガソリンスタンドが出来るのを心待ちにするポルフィは急いで修理をお願いしに行くのだが、その途中でダモンという旅の老人に出合う。

 なんつーか、死亡フラグ満載の回。なんつっても原作のタイトルは「シミトラの孤児」ですから。念願の、というか、家族の未来の希望の象徴であるガソリンスタンドが届くが、同時に井戸が枯れたり動物たちの様子がおかしかったりセメントにひびが入ったり。って、もろ地震フラグじゃん!
 しかも、ひびの入ったセメントの修理を頼みに行く途中出会った老人、ダモン。戦争で家族と死に別れてから友人がいた地を回ってヨーロッパ中の旅しているというダモンは、「当たり前だと思っていたものが、そうじゃないと気付くときもある」と意味深なことを……彼を教会まで案内したお礼にイコン図をもらうポルフィだが、用事を済ませた帰り道、何気なく教会の鐘を鳴らした瞬間……
 っつーわけで、ある意味次回からが本番。ああ、井上和彦と島本須美が……

[アニメ] オーバン#26

  オーバン #26「真実のとき」。心の神殿の中、ジョーダン、アイカ王子と共にアバターの力を得るために進むモリー。だが立ちふさがるカナレットから衝撃の真実を聞かされる。

 カナレットから聞かされた真実。それはモリー=エバのスターレースへの参加、そして優勝もすべてカナレットの手の内だったこと。カナレットはモリーをスターレースへと導き、その結果優勝すること、アバターの力を受け入れず自分の復活の余地が出来ることを見越していた。つまり、リックの事故、そしてそもそものモリーの動機である母マヤの死もカナレットにより仕組まれたことだった。衝撃の真実を知って生じた心の隙を突かれ、操られてパワーピラミッドを作動させてしまうモリー。そして再びパワーを手にしてアバターになろうとするカナレットだったが、それを防いだのは、なんと意外にもジョーダン。
 アバターになるということは、一万年の孤独に身を投じるということでもある。それを知っていて、銀河を守るため、なによりモリーのためにアバターになってしまったジョーダン。確かに私利私欲のために力を求めないという意味では、ジョーダンも立派なアバター候補だったのだけど……仲間と別れてしまうこのジョーダンの結末はちょっと切ない。地球とグロックの衝突の回避のさせ方も、モリーだったらこうするだろうというものだろうなぁ。
 モリーはこの件で父親と和解し、家族をひとつに出来たけど、ジョーダンのことも忘れないでね?


2008年03月25日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 俗・絶望先生#12とBUS GAMER#1とみなおか#12

  俗・絶望 #12。夏休みへのソフトランディング。まあ、オチは最初から見えていたわけですが……水着へのソフトランディングは是非実施していただきたいところですが、着衣へのソフトランディングもあるわけで……って、それはそれでいいかも。「逆流」は……自分にも覚えがありすぎるので敢えて沈黙。

  BUS GAMER #1「AAA(ノーネーム)」。命をかける代わり、勝ち残れば巨額の賞金が手に入れられる「ビズゲーム」。そのゲームにチームとして参加することになった三人の青年は、心を許さずお互い反目し合ったまま最初のゲームに参加することになる。
 3話くらいの超短期らしいけど、まあ、なんつーか、いろいろツッコミどころな設定で、基本お耽美。こういうのにはこういうのの文法があるんだろうけどなぁ……やっぱようわかりませんわ。

  みなおか #12「もう一口が辛いのです」。チアキの学校の運動会が近づき、救護係のチアキは同じく運動会の準備係のフユキと一緒のタイミングで帰ることが多くなる。しかし、帰り際にいつも何か言いたそうなフユキに、チアキはイライラして……
 原作のネタをいくつかちりばめつつ。でも、なんのためにいたか不明のフユキが、不明のまま退場。なんだったんだろう。ネタ的には悪くはなかったけど、フユキがらみが上手く働いてなかったのと、最後に牽強付会気味にハルカの交換留学ネタを最終回展開につなげるのが……一応第一話でそのことがちらっと出てはいるんですが。大事件が起きない中でドタバタほのぼのするのがみなみけの醍醐味なのに、これは原作のことをわかってないとしか思えないなぁ。


2008年03月26日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 素敵探偵#25と狼と香辛料#13ともっけ#24

  素敵探偵 #25「時は満ち、花は散る」。うわ〜、最後までイミフな展開。ノリで押し切るにもノリ不足。しかも最後に投げっぱなしの伏線まで。さすが素敵探偵。w
 スタッフには申し訳ないけど、いや、なんだかんだでよく最後まで付き合ったなぁ、と自分で思います。はい。


  狼と香辛料 #13「狼と新たな旅立ち」。縛られた手は自由になったものの、なすすべもなく雨の森の中をさまようロレンス。ホロと合流できたが、ホロは若僧狼に屈辱的な姿をさらしてまでの結果に、なによりロレンスの姿に怒り狂う。ノーラの身も危ないと彼女を助けるよう訴えるロレンスだが、それに対してホロは……

 金密輸入完結編。ノーラを助けることを主張するロレンスだが、ホロはすぐに首を縦に振ろうとしない。本性を現したホロはノーラたちにとってバケモノかもしれないが狼。立ち向かってくれば抑制して手加減出来る保証はどこにもない。それでもと頼み込むロレンスに「怒りで我を忘れなければ」と制限付きで承諾するホロ。そして先を行くレメリオ商会の一行に追いつく。
 ノーラがエネクをホロにけしかけようとするが、それをすんでで止めたのは、けしかけた結果がどうなるか、金よりも家族であるエネクの報が大事、ってことだろうなぁ。
 ロレンスは金を奪ってノーラと山分けする選択を拒否するのだけど、その理由は人道上のものというより計算ずくのもの。かと言って、事情が違ってもロレンスの選択はそう変わってない気がするけど。計算高いのとお人好しと、どっちにもなりきれないのがロレンスだから。
 まあ、いろいろあって、いろんな手練手管でこの一件を100リュミオーネの儲けにする。その後の二人の夫婦漫才はお約束。珍しくロレンスがホロより優位に立ったけど。ホロもロレンスのことで取り乱したのを見られて、バツが悪かったのもあるだろうけど。
 ペースがゆっくりなことはあるけど、アニメ化としては結構良い出来だったと思います。原作ストックはまだまだあるので、第二期も期待したいところ。


  もっけ #24「オモカゲ」。夏休み、近所に来ていた瑞生と同級生の冬吾。川でお化けを探しているという彼に瑞生は興味を持つ。だが冬吾が探してリルのは、実はお化けではなかった。昨年父親を亡くしたのだが、その父親と見知らぬ河原で遊ぶ夢を見るという。瑞生はその河原はきっと本当にあると信じ、そこを探すのを手伝う。そんな瑞生を複雑な面持ちで静流が見つめるのにはわけがあった。実は姉妹の祖母が具合を悪くし、その様子がおもんばかしくないのだ。お爺ちゃんは「家にいるより気がまぎれんだろ」と言うが、静流はそんな瑞生を心配する。
 夢の中の河原探しも難航し、お婆ちゃんの具合も一向によくならないある日、町から姉妹の両親が来るという話を聞き、お婆ちゃんの様態を心配する瑞生。しかし、そんな時に夢に出てきた「顔のえぐれた地蔵」の場所がわかったと高津と冬吾たちがやってくる。冬吾も今日を最後にここを去るのだが、瑞生はお婆ちゃんが心配で一緒に行くと言い出しかねていた。だが、そんな瑞生の前に病気で床に伏せっているはずのお婆ちゃんが現われ……

 だから爺婆話は弱いっちゅーねん! 原作では既に死んでいるお婆ちゃんが生きていることになってるんで、どうしてだろうとは思ったのですが、最終回に「身近な人の死」という通過儀礼を持ってくるためだったのか。
 亡くなったお父さんともう一度会いたいという冬吾の力になろうとする瑞生。だが、「死んだ人と出くわすなんて怖い」と言うのを、お婆ちゃんから「良く知ってる人であっても?」と言われて、返事に詰まる。
 瑞生が冬吾の手伝いをするのは、お婆ちゃんの容体のことを忘れたいのも大きい。しかし日々思わしくなくなる病床のお婆ちゃんを前に、その現実から目を背けられなくなっていく。
 そして決定的な瞬間がやってくる。
 お婆ちゃんがいよいよ危ないらしいというときに、明日帰るという冬吾が「夢の中の河原」へ行こうとする。が、悩む瑞生の前にお婆ちゃんが現われる。瑞生は「お婆ちゃんは元気になったんだ!」と素直に喜ぶが、「見える人」の静流は現われたお婆ちゃんがなんなのか、すぐに察する。しかしお婆ちゃんはそんな静流にそっと口止めする。
 お婆ちゃんの助言もあって冬吾の夢に現われた河原を見つける瑞生たち。だが、気付けば一緒にいたはずのお婆ちゃんがいない。冬吾や高津に聞いても「見ていない」と言われ、静流も言いよどむ。
 そんな中、冬吾がはっきりと「なんかおかしいと思ってたけど、お前のところも誰か死んだのか?」と……現実を認めたくない瑞生は、冬吾を川に突き飛ばしてしまう。
 冬吾をもう一度お父さんに会わせてあげたい、という気持ちも嘘ではないのだけど、その気持ちの整理が一段落付いた冬吾と、初めて身内の死に直面した瑞生とではやはり違う。その直後倒れ、家で気付き、お婆ちゃんと最後の別れを交わす。とは言え、死というものにどう対し、受け入れればいいのかまだわからない瑞生。そんな瑞生にお爺ちゃんは「これまでとありようが変わっただけだ」と言う。それでも寂しさを押し隠せない瑞生。「また会いたいよ……」とつぶやく一言が、もののけ、怪異のある意味の本質を示してるのかもしれない。恐ろしいものが実際にいるのかもと思う反面、もう二度と会えない人たちとまた会えるかもという、果たされぬ願いへの優しい嘘。それが怪異なのかもしれない。
 だから爺婆話は個人的には反則なんだって! ちくしょう。


2008年03月27日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のらみみ#12

  のらみみ #12「のらみみ入門」。まだハローキッズ59号店に入社する前のこと、半田は「ニコニコ紹介所」という零細紹介所に就職し、昼から飲んだくれている社長とやる気のないもう一人の社員の中でやる気ばかりを空回りさせていた。
 そんなとき、半田は十年近く居候をしていない居候キャラのエントリーシートを見つけてしまう。しかもそのエントリーシート自体三年前のもの。「もうとっくに居候してるわよ」と言われつつ、妙に気になった半田はシートに書かれている住居の廃ビルを訪れる。そこにいたキャラ・のらみみは、アピールの弱い「かみなり小僧」としての自分のキャラを変えようとして、居候もできず、もう何年もそこで過ごしていた。居候できない境遇を斜に構えて話すのらみみだが、別れ際、「本当は居候したい」と半田に心情を吐露する。
 その訴えに胸を打たれた半田は彼を事務所に連れ帰り、キャラをアレンジしようとする。しかし、そこに所長の横槍が入り、のらみみは怪獣キャラにされてしまう。思い込みと独断ばかりの所長の決定を、疑問に思いつつ言い返せない半田だったが、所長のやり口は更にエスカレート。人気ヒーローキャラに間違って絡まれている子供をのらみみが助ける、という狂言芝居でその子供の家に居候をさせよう、という手段に流石に文句を言うのだが、当ののらみみが「どうあっても居候したい」と切実に訴えるので、つい「嘘で始めた関係で、いったいどんな幸せが……」という疑問を引っ込めてしまう。しかし、そんな半田の態度がのらみみを不幸な目に遇わせてしまう。

 エピソード0、っつーかのらみみと半田の出会いの話。
 子供のころにちゃんとお別れすることもなく消えたドッタリ君を捜すため、また無類のキャラマニアでもあるためにキャラ業界に飛び込んだ半田。しかし、就職した紹介所は零細でやる気のない場末の会社。まともな指導もあるわけもなく、やる気ばかりを空回りさせ、現実と理想とのギャップを感じ始めていた。
 また、特に子供に訴えかける特技も特徴もなく、唯一一本角が「居候キャラ」としての自慢だった「かみなり小僧」時代ののらみみ。しかし妙に要領の悪いこともあってなのか、十年近くも居候が出来ない状態だった。
 そんなのらみみにたまたま興味を持った半田は彼の元を訪れ、話を聞くが、強がるその言動と裏腹に妙に気になるものを感じる。その半田の直感の通り、のらみみは居候できない自分がイヤで、斜に構えて現実から逃げだそうとしているだけだった。それが、半田が訪れてきたことで過去の自分を全部捨ててでもやり直したい、と泣きながらに訴える。
 が、経験もまともな指導もない半田のこと、建設的なプロデュースが出来るでもない。思いつきで宇宙人キャラへの転換を勧めるが、所長が横槍で怪獣キャラにしてしまう。おそらくは所長は、過去にそこそこ成功したものの、センスや手法が時代遅れになり、でも過去の成功に引きずられたままそれらを捨てることができない人間なのだろう。半田も、所長に反抗するだけのものを持たないので、流されるままになってしまう。
 所長が狂言でのらみみに居候をさせようと言い出した時にも、何を置いても居候したいというのらみみの切実さについ折れてしまう。
 だが、その結果はのらみみ唯一の自慢である角を失うということに。騙し合いの営業ばかりをし、子供の気持ちも、そしてのらみみの気持ちも無視した押しつけのやり方に、半田はのらみみを抱き上げて叫びながらその場を逃げ出す。
 居候売り込み失敗の上にいたたまれない場面から連れ出してくれたことを感謝するのらみみに、半田は自分の未熟と優柔不断からのらみみを傷つけ、アイデンティティであった角まで失わせてしまったことを自責する。そんな半田をなぐさめ、また自分を励ますかのようにのらみみは「なんにもなくなっちゃいましたけど、これで裸一貫、一からのやり直しです」「だっておいらにはなにも怖いものはないんですから……」と強がるが、堪えきれず半田の胸で泣き叫ぶ。半田もそんなのらみみをただ抱きしめるしかできない。
 そんな半田がのらみみと共にハローキッズ59号店に面接をし、キャラと一緒に就職活動という点がトマゴメ所長の興味を引いて再就職を果たすのだけど、わりとちゃらんぽらんに見えるのらみみと半田の関係が実は過去に辛い経験を共にしたためだというのが、実際にそのエピソードで提示されるときつい。原作を読むと、再就職を果たしたばかりの半田が「のらみみのお陰で最後のチャンスがもらえた、彼の居候先を見つけてあげるのが夢だ」と語ったりもしてる。トマゴメが所長をしてる59号店が例外的に恵まれた環境だというのは、やっぱり原作を見るとわかるので、半田はこの件でやはり大きなチャンスを得たのだろうな。
 今回、現実的なイヤなことが多く、辛い話だったけど、のらみみがひねくれた態度の上に居候浪人しているくせに自分のチャンスを棒に振ってまで他人(キャラ)を思いやったりするのは、こういう辛い経験をしてきたからなんだろうなぁと思うと、やっぱり涙腺がゆるむ。
 これで終わりは惜しい、と思ったら、第二期も決定らしい。つか、原作買っちゃいましたよ。アニメを見て原作を買うだなんて、やったの久々だなぁ。(逆流現象)
 ところで第二期にはコバチさん出るよね?


2008年03月29日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 今期最終回1

  レンタルマギカ #25「アストラル」。いつきの目が妖精眼になったのは子供のころ龍を見たからだとフィンから聞き、穂波は龍を生贄にいつきの目を元に戻す儀式を行おうとする。いつきたちは多大な犠牲を払うその儀式をやめさせようとするのだが……
 まあ、こんな感じかなぁ、という終わり。いや、話ばかり大きくなったけど、見ていて感情がついていかない……穂波が小さい頃の負い目からいつきの目を治したいという動機が全ての発端なのだから、その辺をもっと掘り下げて細やかに描写すべきかと。「魔術」を主題に掲げながらも、そういう登場人物の心のひだが描かれず、その辺が個人的に残念。

  AYAKASHI〜アヤカシ〜 #12「共生」。スタンドバトルアニメのダメな方。低予算B級パニック映画のような展開。演出や作画が良ければごまかせた……というレベルの話でもないと思う。陳腐な展開を安易に入れて盛り上げようとしてはいけない、というのはわかるけど、どうして陳腐なのか、とかは一考に値することかもしれない。なんかいろいろとちぐはぐなのを無理矢理盛り上げようとして失敗した印象はあるのだけど。

  墓場鬼太郎 #11「アホな男」。特に連続したストーリーもなく、鬼太郎によってもたらされる不条理な現象に巻き込まれる人々、ということで、まあ原作通りと言えば原作通り。作画も毎回上々で、出来としては良かったと思う。のだけど、贅沢を言えばやはりもっと淡々として欲しかったなぁという気持ちはある。無論、テレビアニメなことを考えればそんなことはやりにくいだろうけど。まあ、ただでもノイタミナの枠は演出が多めなものが多いからなぁ。
 原作のひねくれた感じと諦観はそれなりに出てたので、それはそれで良しと思おう。

  キミキス -pure rouge- #25「……and meet again」。主人公を分裂させて人気ヒロイン四人にメインを絞ってのアニメ化の最終回。三角関係となるとどうしても一方が振られなくてはならないのだけど、どうも原作ファンからはそこら辺に不満があるらしい。特に、最初から二見瑛里子一直線だった一輝はともかく、ふらふらした挙げ句一方的な星野悠美の犠牲の元結局水原摩央に走った光一の評判が……確かにその辺はもうちょっと光一が悠美を傷つけてでも本当の気持ちを伝えるきっかけ、という何かワンエピソードが欲しかったなぁ、とは感じる。
 とは言えモラトリアムな学生生活の中の恋愛もの、ということでは、嫌いではありませんでした。狂言回しで作中では顔がいいわりにワリを食ってた柊が最後に栗生といい雰囲気なのは、ちょっとほっとしたかな。原作ヒロインだから、それも原作ファンからすれば微妙なのかもしれないけど。

  デルトラクエスト #65「デルトラよ、永遠に」。原作分は昨年末で終わってて、1クール分延長してのオリジナル展開。影の大王を追い払ってからのデルトラやキャラの様子を描く後日談、みたいな流れだったのだけど、正直、出来としてはどうかと。恐らくは後番組契約上の延長とは思うけど、う〜ん。やはり作品としては昨年末で完結させた方がすっきりしたとは思う。

  流星のロックマントライブ #21「ムー大陸の決闘」。う〜む、なんか大分放送期間が短かったような。結局ロックマンはOPにも出てたグリーンシノビとファイアダイナソーは一足飛びにして、トライブキングに変身とかなり駆け足。話自体は、それほど無理なく完結してるんですが。どんな事情なのかなぁ。これも最初から短期の予定だったんだろうか?
 最後に(前作最終回でロックマンの正体がスバルだと知ったのにそうだと認めようとしない)委員長が変身後のロックマンを「ロックマン様」ではなく「スバル君」と呼んだり、やはり前作最終展開でジェミニによって次々に生贄にされたFM星人の愉快な面々が最後のシーンでちょっと出てきたりとかは良かったんだけど。

  ガンダム00 #25「刹那」。すいません。結局何がやりたいんだか最後までわかりませんでした。登場人物を派手に殺しまくってるんだけど、皆殺し冨野と違って悲壮感も悲惨感も湧いてこないのはなんでだろう? 登場人物の行動が(作り手の思いつき的に)行き当たりばったりで統一感がないし、何を視聴者に見せたいのかもわからなかったし。今的にはこういうのが感情移入されるんだろうか? 正直わけわかりません。
 まあ、最初から第二期が予定されての第一期終了なので、第二期でその辺の意味不明さも解消されるのかもしれませんが……すいません、思ってもないことを書いてしましました。(^^;


2008年03月30日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#7とキバ#10

  ゴーオンジャー #7「相棒アミーゴ」。突然鉄塔や建物が錆びて崩壊するという事件が起こる。現場に駆けつけると、事件の犯人らしい反応が二つに分かれて逃走。ゴーオンジャーたちも二手に分かれて追うが、軍平と範人が追った反応は炎神・キャリゲーター。キャリゲーターが裏切ったと思い攻撃する軍平たちだが、実はそれはガイアークたちの罠。ゴーオンジャーを分断し、さらにキャリゲーターと仲間割れさせるもくろみだった。

 第六の炎神キャリゲーター登場。そして二号ロボガンバルオー登場。なんか歌舞伎口調で頑固者なキャリゲーター。仲間割れがガイアークの罠だったことを知ってもバルカとガンバードを許そうとしない。挙げ句、人間を卑下し手を結んでいることをののしるが、相棒炎神の危機に一歩も退かない軍平と範人を見て、考えを改める。まあ、この辺はお約束だけど、侠気だと思っておこう。
 だけどその間に走輔たちがピンチに。敵の攻撃によりエンジンオーが錆びてしまい、スピードルたちはエンジンキャストに戻り、動かなくなってしまう。誤解の解けたキャリゲーターを中心とした合体・ガンバルオーにより敵は倒すけど、スピードルたちは錆びて動かないまま。この辺は次回に引っ張るらしい。
 しかしガンバルオー、割と無理矢理な人型だけど、いかにも更に合体します、という感じだよなぁ。どういう合体をするんだ?


  キバ #10「剣の舞・硝子のメロディ」。フロッグファンガイアの正体が大村と知り、渡は戦意を喪失。のみならず、イクサの前に危機に落ちいた大村を助けてしまう。名護に責められるが、渡はどうしても大村が悪人に思えない。そして再びやってきた大村に事情を聞くと、大村は確かにファンガイアだが、22年前のある約束で、人をもう襲っていないという。人を襲いたい衝動に駆られた時には、その約束相手の奏でるバイオリンの音を聞くのだと。そのテープを聴かせてもらった渡には、その音色に覚えがあった。
 22年前、ゆりたちの前で次狼の正体を糾弾する音也だが、全く信用されない。そんな音也は単独行動でフロッグファンガイアからゆりを救ったどさくさに、ブラックスターを偽物とすり替えてしまう。
 今度は音也に狙いを変えてきたファンガイアだが、すぐに音也を襲おうとせず、音也にブラックスターを持つ権利があるかを確かめようとする。そのファンガイアの正体は大村。自分が作った最高傑作・ブラックスターが持つ資格のない人間が手にするのに耐えきれず、次々と持ち主を襲っていたのだ。しかし音也は大村に全く動ぜず……

 親子二代、バイオリンを通じて大村と心を通わす渡と音也。音也は音楽にだけは忠実なだけあって、大村の気持ちを理解し、自分の演奏を聴かせる。音也こそがブラックスターの持ち主に相応しいと認める大村だが、音也は、ブラックスターがそれを望んでいないと辞退する。そして、大村が二度と人間を襲わないと約束するのと引き替えに、大村をゆりたちに知らせず逃す。
 渡は触れてきた大村の人柄からどうしても悪人に思えず、名護の邪魔をしてしまう。しかし名護は「ファンガイアは全て人類の敵。自分の言うことに間違いはない」と言い張る。むしろ強迫観念だよなぁ、名護の正義感は。
 しかし、音也との約束と音楽でどうにか人を襲わずにいた大村だが、携帯プレイヤーを名護に壊され、衝動と怒りとで人間を襲いだしてしまう。その現場を前に攻撃を躊躇する渡。迷った末必殺技を放つが、躊躇からわざと外してしまう。しかし、結局イクサに変身した名護が大村を倒してしまう。
 かたくなに自分の正義を言い張る名護への疑惑と、大村のようなファンガイアがいた事実に、渡はようやく戦いの意味を考え始めたようで。
 音也も、ようやく純粋なところが出てきたよう。傍若無人、ワガママ放題だけども、それだけに偏見を持たず大村が心底悪ではないことを見抜き、人をもう襲わないことを約束させる。それに対して、次狼たちはいろいろ思惑があるようで。バイオリンのすり替えに気付き追いかけてきた次狼に、音也は逆に「同じバケモノなのにどうしてファンガイアを倒そうとする」と質問するが、次狼は不敵に笑ったまま答えようとしない。人間を利用しようという次狼たちが単純な人間体ファンガイアの構図を揺らがせていくのだろうけど、それがなんでキャッスルドラゴに囚われることになったんだろう?