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2012年03月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#3とフォーゼ#26

  特命戦隊ゴーバスターズ #3「GT-02アニマル、出撃!」。今回はヴァグラスもエネトロン強奪だけではなく、人間を苦しめるといういかにも戦隊悪役な行動を。病院がのっとられエネトロンも強奪されたため、レッドとイエローが病院のヴァグラスを食い止め、ブルーがバスターマシンでエネトロンの輸送任務に向かう。
 それで活躍するのがGT-02ゴリラ。ゴリサキ・バナナが組み込まれることでトレーラー形態とゴリラ形態になれる……って、声が玄田哲章でトレーラーに変形してゴリラって……コンボイ!? コンボイなのか!? イボンコペッタンコ! イェイッ! (いや、イボンコのコンボイの声は別人だから)
 巨大メカの妨害も入ったけど、病院の敵を倒したバスターエースが援護に駆けつけ、病院のエネトロンは無事補給。次回もこの調子でイエローのマシンがメインなのか? 予告には特に出て来なかったようだけど……


  仮面ライダーフォーゼ #26「優・秀・輪・舞」。美羽がプロムで踊りたい相手は自分ではなく弦太郎と知った隼。事情を知らない弦太郎は隼を励まそうとするが逆に混乱に拍車をかけるばかり。
 二人のことはともかくコーマゾディアーツのことを先に解決しようと言う賢吾だったが弦太郎は二人を放っておくなんて出来ないと飛び出す。しかしそんな時に新聞部の弥生が律子たちがかつて出現した怪物たちの正体で、彼女らによって卒業式もプロムもめちゃめちゃにされると書き立てる。律子たちを庇う賢吾たちだが、パニックに襲われた生徒たちは彼らの話を聞こうとしない。これで卒業式もプロムも中止となぜかほくそ笑む弥生だったが、予定通り開催されると聞いて表情をこわばらせる。
 一方、部室に現れた美羽に隼とプロムに出るよう頼み込み、自分の気持ちを見ようとしてくれない弦太郎に怒ったように美羽も承諾。よろこんでそのことを隼に報告する弦太郎だったが、美羽の気持ちを知っていた隼は弦太郎を殴りつけると、声にならない叫びを上げて飛び出して行ってしまう。

 卒業式編後編。自分の居場所がなくなってしまうことに普段からは考えられぬ感情の高ぶりとひねた態度を取る美羽。美羽に気持ちを伝えようとするも、衝撃の事実を知ってしまう隼。そんな二人に加え、ゾディアーツ騒ぎで卒業式中止の危機が起こる。
 もちろん、コーマの正体は新聞部の弥生。元々は天高を心から愛する善良な生徒だったのだが、天高を卒業しなければならない寂しさのあまり、スイッチにより「卒業式を潰したい」という歪んだ欲望を持つゾディアーツになってしまった。やはりメガネっ娘に悪人はいない!(そんなこたーない)
 しかし一見上手く行ったかに思えたライダー部新シフトだが、ユウキは合理的思考と冷静さに欠け、JKは瞬発力はあるが持久力が皆無という欠点が明らかに。しかしプロムの最中、卒業生最後の夜を守るために弦太郎たちが戦っていることを悟った隼は「俺たちの部活動はまだ終わってない」と、プロムを抜け出す。美羽は「もう卒業した私たちの居場所なんてないかもしれない」と躊躇するのだが、隼は「なければこじ開けるまで」とあくまでためらわない。こいつ、最初の似非キングぶりからほんと豹変したなぁ。
 駆けつけた隼と美羽により崩れた体制を立て直し、コーマを倒すフォーゼ。事件の解決を喜ぶ一同だが、その最中にライダー部のプロムをしたいと言い出す。そして弦太郎に「美羽と踊ってくれ」とタキシードのジャケットを差し出す。弦太郎、隼の行動に感動し「お前男だな!」って言ってたけど、イマイチ状況わかってないだろう……
 そして卒業生二人は、案の定大学に進学してもライダー部に居座り。まあ、この流れだとこうなるわな。
 次回は、流星がメテオだとバレてキャンサー鬼島となんかヤバイゲームをするらしいってのと、弦太郎の祖父が登場するらしい。しかも弦太郎の祖父を演じるのが悪役商会の八名信夫……このキャスティングは意外すぎだわ。


2011年03月12日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 名古屋市議選

 いや、地震の件は今自分が騒ぎ立てても何が好転するわけでもないので、沈黙する他ないのですよ。
 で、明日を控えた名古屋市議選の話など。昨日ちらと高校教員の人の話を聞いたのですが、市職員からの河村市長の評価はえらく悪いので、そのでんかと思ったら、ちょっと話が違うようで。
 現在、公立学校の図書館に納入する本の選定は学校側が任意で行なってるようなのですが、市長は完全入札制にすると言っているとか。現在、学校側は地域の書店に納入を依頼することが多いのですが、その際納入の伴う様々な作業もサービスで行なうことで価格的には割安でなくてもそれなりのメリットはある、という関係で、地域書店とのギブアンドテイクの関係があったそうで。しかし、入札制となると完全に価格競争。ただでも薄利な書籍でそれをやると、勝てるのは大手の書店しかなくなってしまう。で、河村氏が大手書籍流と近しいとかなんとか。
 まあ、その話の信憑性がどうとかもあるんですが、減税ばかりをアピールしてるところが胡散臭くもある。地域経済の活性化とか、どうするのかってあたりが見えないんだよなぁ。
 今のままでは大して変わらないにしろ、あからさまに有権者を釣るアピールなのが、そこまでではないにしろ衆院選の民主党っぽくもあり、どうしたらいいのかとまだ迷ってる。


2009年03月12日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ#23

  とらドラ #23「進むべき道」。大河が戻り、日常がもどってきたかに思えた竜児たちのクラス。だが、竜児は大河の雪山での告白、そして自身の進路をめぐっての泰子との意見の相違に思い悩んでいた。おまけに職員室で教師ともめていた亜美から、亜美が学校を転校するかもしれないこと、それは大河を救えなかったことを気に病んでのことだと知ってしまう。そんな時、大河から泰子が倒れたという連絡を受け、家に飛んで帰る。生命に関わる事ではなかったとはいえ、泰子が倒れたことのショックと、泰子が一人で抱え込んで無理をしたことでの自責の念で精神的に追い詰められてしまう。泰子のケーキ屋のバイトを断りに行く竜児だが、その場の勢いで大河と一緒に泰子の代わりにバイトをすると言ってしまう。そこでクラスメイトの面々も色々自分の知らない面、悩みを抱いてることを知る。
 そして、バレンタイン。大河がみのり、亜美、北村、そして竜児に日頃の感謝と共に手作りチョコを渡すのだが、大河が北村に「雪山で私を引き上げてくれてありがとう」というのを聞いたみのりが表情を変える。

 急転直下の回。雪山以来欠席していた大河が戻り、クラスは元の姿に戻ったかのように見える。が、亜美が、みのりが、そして大河と竜児がそれぞれ現状に閉塞してしまう。
 竜児の閉塞は、進学。泰子は進学させたがっているが、自分はこれ以上泰子のお荷物になりたくないし、お荷物にしかさせてもらえない泰子への不満も高まっていく。それを見透かしたかのように先生は「それが本当にしたいことなの?」「高須君って、親に反抗したことないでしょ?」と指摘され、再考を促される。だが、竜児の懸念が現実化したかのように泰子は無理がたたって倒れることに。
 亜美は、学園から来年度のパンフレットモデルの依頼をされていたが、それを強固に断り続ける。というのも、大橋学園を去ることを考え始めていたからだった。大橋学園に来て初めて年相応の友人たちを持て、また、元々幼なじみだった北村はともかく、大河、竜児、そしてみのりと気持ちを偽らずに済む親友たちを持つことができたのだけど、大河が苦しんでるのにただ一人気づき、それを救おうとして結局事態を引っかき回すだけだったと自分を責めていた。そんな亜美に竜児は「お前がいて良かったと思ってる」「お前、みんなに好かれてるじゃん」と声をかけるのだが、亜美は「みんなじゃなくて良かったんだけどな」と竜児に聞こえないようにつぶやく。亜美はいろいろ見えるし本質的に姉御肌なんで、ホント損な役回りだよなぁ。原作でも最後完全に報われたかというわけじゃないし。せめて、竜児への気持ちをなんらかの形ではっきりけりをつけては欲しかった。
 大河は将来の希望がない、と言い、「普通の家庭で普通のいい子に育って、普通に出会った人と普通の恋がしたかった」と「無い物ねだり」な願いを竜児に明かすが、竜児は「普通ってなんだよ」と言ってやるのが精一杯。大河の欺瞞をどうしてやることもできない。
 その大河の欺瞞を、竜児が気がつかないふりをしていたことがみのりにばれてしまい、雪山で大河を助けたのが竜児であること、その時大河のつぶやきを聞いてしまったためにそれを隠していたことを見抜き、大河に正直になれ、と問い詰める。
 みのりも竜児への想いをあきらめ、それは大河のためと、実際そうでもあったのだけどどこか言い訳していたのを、「自分の幸せのために自分で決めたこと」と、吹っ切ったのだけど、その内容は次回になるのか。
 大河を追いかけた竜児とみのりがどんな顛末になるか、それから後の展開は9巻ラストと10巻の展開になるのだけど、前情報を見ると原作と類似の展開だけどちょっと違った感じになるっぽい。アニメは尺の不足だけが惜しいので、どう料理するかに期待。
 しかし春田の年上の彼女って、どういうなれそめなんだ? 番外短編読んでないんでまったく想像が付かない。


2008年03月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 俗絶望#10と獣神演武#23と狼と香辛料#11

  俗絶望 #10。なんかわりと最近のネタが連続で。っつっても半年くらい前のだけど。「アリアリ詐欺」はなかなか便利。上手く使えば具体的なことを何一つ言わずに相手をへこませられる。そのかあわりスコップの報復は覚悟。w 「一見様お断り」は……まあ、イヤなマニアっているよね。と他人事のように。(視線はそらしながら)
 しかし別にアニメに限った事じゃないけど、(比較的)キャラ薄めのわりに晴美とあびるの扱いが重い気が。

  獣神演武 #23「激突」。予告見たら帝が岱燈の身代わりになって、で岱燈がその意思を継ぐ、という展開かと思ったら、全然違う方向に……つか、ヒゲのおっさんはっちゃけすぎ。道理で玄狼党の綱紀粛正に興味がないわけだ。目指すはDawn of the Deadですか? つか、他人事のように見てる史命もおっさんのとちくるいっぷりの犠牲になるようで。おっさんがこんなにはっちゃけるとは思ってもみませんでしたわ。つか、ベタ過ぎ。

  狼と香辛料 #11「狼と最大の秘策」。金策に行き詰まったロレンスに、ホロは一発逆転の秘策を思いつき伝える。が、それはあまりにリスクが高すぎるものだった……
 ご都合主義的なところがところどころあるものの、基本はマネーゲーム的トリックとロレンスとホロの関係なので、特に後者の描写をじっくり描いてるのは好印象。ノーラを巻き込んでの一大犯罪に、ロレンスも良心を痛めるが、これはホロの言ってることの方が正しい。相手がそこまで考えが及ばないと思うのは、お人好しでもあるけど相手を嘗めてるということでもある。自身も大量の負債を抱えたレバント協会も藁にもすがる思いでロレンスの申し出に乗ってくるが、勿論ボロい儲け話ほど些細なほころびが命取りになる。ほころびだらけなんだけどなぁ……それでものるかそるかなんだけど。
 「どんな儲け話でも命を危険に云々」ってロレンスの台詞は、「命の値段」が高い現代先進国の台詞であって、中世ヨーロッパの「命の値段は(特に庶民は)二束三文」の台詞ではないなぁ、というのは、あくまでファンタジーとはわかってはいても、ちょっとは思ってしまったり。


2007年03月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 先週末からこっち、まとめて

 いや、見たもの全部じゃないけど。


  地獄少女二籠 #20「乙女のアルバム」。今回のゲストは二人の少女。樹里と麻里はかつては姉妹のように仲が良かったが、麻里は樹里に足に怪我をさせてしまった負い目から、今はひたすら隷従していた。実際には足の怪我は治っていて、麻里もそれはわかっていた。樹里は裏切られたという怒りと、それでも相手と離れたくないという気持ちで麻里を隷従させていたのだが、結局二人は地獄まで一緒にいることを選ぶ。
 愛情から死後地獄で会うことを期して、相手も納得づくの上で地獄に流す、というのは前シリーズでもあったが、今回のはさらにどろどろで濃密な少女同士の友情が描かれる。友情、というより二人の世界からお互いつまはじきにされることをおそれた結果の選択、と見えてしまうのは、意地が悪いのか。
 その歪みっぷりがある意味嘆美に見える。


  コードギアス #20「キュウシュウ戦役」。共通の敵を前にして敵味方そろい踏み、というところか。ただ、共闘をこの時点で打ち出したということは、この後はどんどん暗い展開か。ゼロ=ルルーシュ正体ばれフラグも立ってきたし、一度は騎士の座を辞したスザクもユーフェミアからの告白(なのか?)で、再度騎士になったし。
 密かにユーフェミアに欲情してた  もユーフェミアと意外にも急接近するが、思い詰めるタイプだから、なんかヤバげ。


  デジモンセイバーズ #45「男と男のタイマン勝負!大VS英」。「あいむ・ゆあ・ふぁーざー」な話。しかもそれを言うのがイグドラシルではなく、バンチョーレオモン……いや、てっきり英のパートナーデジモンとかだと思ってました。でもデジモンに「俺がお前の父だ」と言われても……デジモン融合体ってわけでもないよなぁ。英の身体がイグドラシルに乗っ取られて、バンチョーレオモンが意識の器になった、ってこと? なんつーか、大門英、「熱い学者」かと思ったら「肉体派な学者」でもあったのか……バンカラな学者って方が正しいのか?
 それにしてもクレニアムモンがおいしいポジションだなぁ。


  妖奇士 #22「帰ってこないヨッパライ」。って、フォーク・クルセイダースかよ! 水を酒にする妖夷・水虎を生み出した元凶探しと、アトルが吉原の座敷で会った、切腹する侍の話が交差する。が、「竹島」で二重釣りとは……(最初「韓国領竹島」と言って、その後、「この時代の竹島とはウルルン島のことで、現在の竹島は松島と呼ばれていて日本が領有権を」云々) 打ち切りが決定したんで、遊んでるのだろうか?
 で、その後番の「地球へ…」の番宣が本編映像が流れるバージョンに。当然だけど、昔の映画のとは印象が違いますな……おそらく2クールだとは思うけど、原作はそんなに長い話でもないのではないかというのが気になる。


  #49「母と子」。アミル・ガウルに魅せられヤバ目の依存状態に陥ったサラが、息子のゼッドを、母という立場すら利用して亡き者とし、アミル・ガウルを奪おうとする。それが毒入り手料理を食わせようとするのだけど、イッちゃってるから料理してる端から口から企みだだ漏れ……親子の絆より、自分の命より、アミル・ガウルを求めるサラの姿に絶望したゼッドはアミル・ガウルを渡してしまうのだけど、結局サラはアミル・ガウル召還時に力を使い果たし、死んでしまう。その最後に、アミル・ガウルの力を求めた本当の理由、生まれたばかりの我が子・ゼッドを守りたいという気持ちを思いだし、最後は安らかに逝ったが、本当にキー・スピリットに関わった人間はことごとく不幸になってるな……ほとんどが死亡、良くて記憶喪失だものなぁ。その最後の人物がノアか。サギリはさっさとキー・スピリットを手放して正解だったということか。


  マイメロくるくるシャッフル #50「潤を救えたらイイナ!」。小さい頃、誰からも失笑された子供らしい宇宙の絵を、潤だけがほめてくれたことを思い出した柊。で、あれほど嫌がってたウサミミ仮面の姿でダーちゃんに乗っ取られた潤を救おうとするのだが……
 ハリネズミ君が風邪を引いて時間を戻せなくなったばかりか、咳をするたびに今まで消しさった人々の記憶を吐きだしてしまい、かつて地球がやはりダーちゃんのせいでピンチに陥ったことを思い出す。けど、「またマイメロがなんとかしてくれるんじゃない?」って、他力本願というか、さっぱりしてるというか……
 で、夢防衛少女隊が再度出動するのだけどまったく役立たず。で、そこに柊が失った力を取り戻すため、クロミに悪魔魔法をかけてくれと頼みにやってきて、みんなでウサミミ仮面に変身。でも、本物のイケメンの柊以外、イケメンビームは出せず……意味ないじゃん! でも、密かにクロミの命を人質に取られやむを得ず寝返ったバクが、今まで貯めた負け犬パワーでイケメンビームを圧倒。バク、よくやった! ……じゃないや。つい本音が。バクもつらいところだねえ(白々しく)。
 とりあえず、真菜にはウサミミ仮面の格好より夢防衛少女隊の格好をして欲しかったかな……


2006年03月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケンジャー#4とカブト#7

  ボウケンジャー #4「失われたビークル」。ロボオプションのドリル登場。仲間を守れなかったレッドの過去と絡め、強力なドリルオプション登場の回としては印象付けに成功しているか。地底に閉じ込められた仲間を、危険なプレシャスごとの爆破をあっさりと命じるサージェス財団が案外と黒い。ミスターボイスも、普段はとぼけていながら平然とこういう指令を下すのだものなぁ。
 番組最後の歴代戦隊紹介は「ゴレンジャー」。菜月がカレーを食っていたのは、キレンジャーの好物がカレーだったから。いまどき戦隊もののイエローがカレーが好きってのもないが。

  仮面ライダーカブト #7。第二のライダー、ザビー登場。当面組織でワームに対するZECTと一匹狼、というか唯我独尊な天道の間でのいざこざで行くのだろう。第二のライダーはZECTの精鋭部隊を率いるエリート。「完全調和」を口にし、集団の規律を重んじる。ラストで早速天道と敵対か。
 いや、でも、いろいろありえへんだろ。新郎新婦を狙うから新郎新婦に変装だとか、部下に手料理の麻婆豆腐を振舞おうだとか……一丁じゃあの人数には足りんだろうに。(そういう問題ではない?)
 個人的には まかない には中華風冷奴を載せて欲しかったが。中華山椒(花椒)って普通のスーパーじゃ売ってないんだよなぁ。中華食材の店にでも行かないと。

[アニメ] エウレカセブン#46とゾイドG#48

  エウレカセブン #46「プラネット・ロック」。レントンが腕の怪我が元で高熱を出し、折りしも運悪く暴風雨が島を襲う。だが、レントンを看病するエウレカにもさらに異変が……
 まあ、明らかに間延びしてますわな。つか、エウレカ、どんどん姿が変わってってますな。ここんところ「私は人間じゃないから」の繰り返しで、根本的解決への方向に全然向かってない気もする。けど、ユルゲンス艦長たちの覚悟とかは結構いかしてた。「いつか、この選択を悔やみ、私を恨むだろう!」ってのは、多分そうだろうな。
 償い代わりに殴られっぱなしのホランドは、多分間違ってると思う。「命を削って贖罪してる」ことが免罪符になるのではなく、死んでたのはホランドの方だったのかもしれないのだから。また、いったん結んだら過去に何があっても飲み込まねばならないのが休戦でもある。
 それなりにラストに向けてステップは踏んでいると思えるのに、イマイチ燃え上がらないのはなぜなんだろう? しかし、最後にレントンの姉が出てきたのはそれなりに驚いた。そういえば、レントンもいつの間にか「姉さん」のモノローグを言わなくなっていたわけだが。いったい、どうやって「ゾーン」にやってきたんだろう?

  ゾイドG #48「神の雷」。ザイリンからの手紙により機械兵の秘密を知った、ディガルド討伐軍の捕虜となっていたボラー司令。打倒ジーンの為に討伐軍への協力を決意する。討伐軍側はディガルド軍との協力を渋るものもいる中、ルージは皆を「ジーンを倒すことこそが平和につながる」と説得、機械兵の工場を大陸中に中継し、機械兵の真実をディガルド軍に伝えようとする。しかし、最初に占拠した工場はゲオルグの率いる部隊により捕虜ごと殲滅。ザイリンの協力を得て新たな工場を占拠し、ついに全土への中継を行う。しかし、そこへもゲオルグたちが襲ってくる……
 人々が志をひとつにし、ジーン打倒の為に団結していく。さすがにフェルミは仲間になるようなことはないみたいだけど、ジーンが自らの野望の為に人々を犠牲にするのみだと知ったボラー司令も、その友情が偽りと知り、また友を犠牲にさせられたザイリンも、故郷を失ったプロメたちも。特にザイリンに対しては、ルージも協力の必要性は説いても故郷崩壊の原因なだけにわだかまりを捨てきれない。しかし、命を捨てて贖罪をしようとするザイリンに、ルージもすべてを許す。
 プロメ部長に対してはルージの人たらし能力全開(笑)。単にこの人がショタ趣味だったって可能性もないではないですが。(ないって)
 だがそんな熱い展開もつかの間、バリヤーを装備したゲオルグのバイオトリケラに苦戦、ラ・カンは命がけでバリヤーの内側に潜り込み、バイオトリケラを仕留める。そのラ・カンも、ジーン操るバイオティラノの「神の雷」により、まさかの殉職。全土に真実を知らせるのと引き換えにした犠牲はとてつもなく大きなものになってしまった。ここら辺、作画も気合が入っていて力を入れていたことがわかる。
 おそらくラ・カンもルージを後継者にするつもりで、またその役目を立派に果たすと確信したからこそ自らの身を盾にして仲間を守ったのであろうことを考えると、ルージが名実ともに中心となり、ディガルド、というよりジーンとの最後の戦いに挑むのだろう。
 ちっぽけな村の少年が、ただ自分の村を救うためだけに村を出た話が、大きく広がったものだと感心する。


2005年03月12日() 旧暦 [n年日記]

[必殺] 東海道五十三次殺し旅 庄野

 現在テレビ東京系昼に放映中の「新必殺からくり人」第十一話。
 庄野の絵を火にかざすと、男の持つ「竹之内」の字が書かれた傘が赤く染まる。庄野の本陣 *1 の竹之内は広重が滞在した際、一方ならぬ世話になっており、なにかトラブルに巻き込まれたようであり、なにか起こっていたら助けてやってくれ、というのだ。
 広重の懸念は当たり、竹之内の主人は行方不明。傾きかけた本陣を一人娘のおるいと爺やの嘉平がなんとか支えていた。本陣の権利を奪おうと画策する脇本陣 *2 の村田屋からの金を用立てるとの申し出も断り続けていた。
 おるいが許婚の巳之助に相談に来るが、巳之助はお艶たちが泊まった旅籠の番頭。それがきっかけでお艶たちは力を貸そうと奔走する。
 そんな中、嘉平は亀山で金策に成功するが、金を持って庄野に帰る道中で殺され、金を奪われてしまう。金が用意できないばかりか嘉平まで失ってなお気丈に本陣を守ろうとするおるい。しかしこればかりはなんともしようもなく、恋人の巳之助に促され、やむなく村田屋に金を借りに行くことに。しかし、金の代わりにとばかりにおるいはその場で村田屋に汚される。その場にやって来た巳之助は事の後を目撃し、愕然とする。
 おるいから身を任せてきた、という村田屋の言葉に、おるいの事がもう信じられないと別れを告げる巳之助。だが実は巳之助は村田屋とつるんでおり、全てはおるいを絶望に突き落とす為に仕組んだ罠だった。
 だがそんなことと知らないおるいは絶望して川に身を投げるが、すんでのところで蘭兵衛が助ける。

 本陣を女手ひとつで守る娘を、本陣株を狙って悪党が悪事を働く、というパターンなのだけど、これをこれまでもというほど苛め抜き、最後には信頼していた恋人の裏切りまで露呈してしまう。うひゃー、ここまでやるか?
 特に巳之助役の三ツ木清隆の好青年ぶりには最後まで騙される。手が込みすぎてる気がするが、そこから仕置に転じるカタルシスはかなりのもの。
 村田屋清兵ヱ役の神田隆、嘉平役の市川男女之助(おめのすけ)など、脇の役者も話を引き締めており、派手なところはないが見ごたえたっぷり。
*1: 大名の参勤交代や役人等が利用する定宿。利用する大名から下される下され金などで運営していたが、運営が苦しいことも多かった。
*2: 本陣だけで事足りない場合に使用する予備の本陣

[必殺] 五十三次殺し旅順路

 一応、新必殺からくり人の辿った道筋をまとめておく。つっても道は東海道に決まってるからどこで殺しをしたか、ってことですが。参考: 東海道五十三次をゆく
日本橋(#1) →品川→川崎→神奈川→保土ヶ谷→ 戸塚(#2) →藤沢→平塚→大磯→小田原→箱根→ 三島(#3) →沼津→ 原(宿)(#4) →吉原→蒲原→由比→興津→江尻→ 府中(#5) →丸子→岡部→藤枝→島田→金谷→ 日坂(#6) →掛川→袋井→見付→浜松→舞阪→ 新井(#7) →白須賀→二川→吉田→御油→赤坂→ 藤川(#8) →岡崎→池鯉鮒→ 鳴海(#9) →宮→ 桑名(#10) →四日市→石薬師→ 庄野(#11) →亀山→関→坂下→土山→水口→石部→草津→ 大津(#12) 京都(#13)
 「五十三次」と言いつつ55箇所だけど、出発点の江戸日本橋から到着点の京都三条大橋までの間の宿が53ヶ所、ということ。この53ヶ所は幕府の公文書などを届ける早馬の中継点でもあり、箱根など農耕ができず旅客の落とすわずかな金銭が生活の主な糧である場所などは、幕府が維持のために優遇装置などもしたという。
 当時の移動手段は庶民は当然徒歩が主流で、日本橋から三条大橋まではおよそ二週間ほどだったという。だから一回の旅で全部の宿場に泊まったわけではなく、飛ばし飛ばしに旅をしたわけですな。ただ天保太夫一座は興行しながらの旅なので、おそらくそれよりは大分かかっていると思われる。また大八車を押しながらなので、泊まってる宿場も多めだろう。
 また、食事付の宿に泊まるというのはわりかし贅沢なことで、木賃宿 *3 で自炊しながら旅をする者も多かった。旅費は結構かかり(一説では3〜4両)、さすがにお伊勢参りや京都への旅は一生でそうしょっちゅう行くものではなかったようだが、それでも関東や伊豆などの比較的近場への旅行は多かったらしい。
 旅費の問題でもう一つ出てくるのが持ち運びのこと。小判は日常で使うような貨幣ではなく、使うにしても両替商などで両替してもらう必要がある。また、あまりに金を持っていると盗難の危険が高くなる、ということで、節約もかねて江戸から役者絵などを持っていき、それを地元の人に米や野菜と交換してもらったりもしたようだ。地元の人たちもそういったもので江戸への憧れを募らせていた。
 東海道というと広重の「東海道五十三次」だが、広重以外にも多くが絵の題材にしている。また、文学の方で言うと十返舎一九の「東海道中膝栗毛」だが、江戸庶民の旅心をくすぐり大ヒット、と言っても当時は大量に製本する印刷技術がなく、多くは貸本である。庶民が娯楽として本を読んでいたということは識字率の高さの反映でもあり、またこれが十返舎一九が世界最初の職業作家として文筆業のみで収入を得て生活できた背景になる。
 「東海道」というキーワード一つで、結構江戸時代の風物が出てくるものだ。
*3: 食事を出さない宿。木賃とは自炊の為の薪を売るので、そのことを指している。

[その他] ライブドアとか

 結局、ニッポン放送のフジテレビへの株優先販売は差し押さえになったそうで。そんなんありなのかなぁ、とか思ってたらやっぱり「あかん」ということのよう。
 しかし、「ライブドアはニッポン放送を傘下に治める」ことはできるかもしれないが、結局フジテレビへの影響は絶たれるだろう」とは、みんなが思っているらしい。リーマンブラザーズから800億を借り入れ、その上でニッポン放送だけ手にしても意味があるまいに。試合に勝つ可能性はあっても勝負は確実に負ける。唯一可能性が合ったのは電撃戦での勝利だけだったと思うのだけど……そうなると結局唯一の勝者はフジテレビでもニッポン放送でもなくリーマンブラザーズで、ライブドア自体が堀江社長の手から奪われるんじゃないかと。ニッポン放送に至ってはいずれにしても立つ瀬ないだろうなぁ。

  愛・蔵太さんのはてなダイアリー(3/11) でNYTのマツケンサンバ記事の記者についての話が。髷の違いへの無頓着さやゲイ文化に結び付けてる無理解さは、米国人だから仕方ないか、と思ったら、日本人かよ。いえ、署名をちゃんと見てなかった私が悪いんですが。まあ、細かい間違いとかはいいんですが、あきらかに明後日の方に記事を向かわせてしまう人に日本文化を海外に紹介して欲しくないなぁ、とか思ったり。

  人権擁護法案提出先送り 与謝野氏、調整に努力産経 )。う〜ん、まあ、明らかにいろいろ問題があるからなぁ。法案を出すなとは言いませんが、もうちょっとちゃんと考えて欲しい。


2004年03月12日(金) 旧暦 [n年日記]

[読書] イリーガルエイリアン/ロバート・J・ソウヤー

 太平洋上に、地球外から飛来した宇宙船が不時着する。太陽系から一番近い恒星アルファケンタウリからやってきた彼ら、トルソ族は故障した母船の修理と、その見かえりとしての技術提供を人類に申し出る。オーバーテクノロジーを持った友好的な宇宙人とのファーストコンタクトは国連主導でスムーズに進んでいくかに見えたが、そんな中、トルソ族の案内役をしていた天文学者がバラバラ死体となって発見される。しかも、その容疑者はトルソ族の一人だった。逮捕されたトルソ族の弁護人として選び出されたのは黒人人権裁判で有名な老弁護士。人類が見守る中、前代未聞の裁判は進んでいくが、トルソ族の驚くべき生態や地球人とはあまりに異なる思考様式・習慣に弁護人たちも翻弄される。やがて、この事件の背後には、ただの殺人事件以上のものが存在していることが明らかになるが……
 ファーストコンタクトものと言って良いのか、裁判もの、あるいはミステリーと言うべきなのか、そのいずれでもあり、しかも手抜きなし。天文物理、生物とどの分野もフルに知識を生かしきってあまれたプロットに最後まで読者は翻弄される。こと、 トルソ族の目的が友好などではなく、四十万年に及ぶ大休眠期に入る前に休眠中の脅威となりうる他の知的生命とその萌芽を抹殺しようというものだとわかるくだりは、 多少ダイナミックすぎるきらいはあるが、物理、生物、文化への知識と考察が一体となり、知的遊戯としてのSFの一種完成形ではないかとすら思ってしまう。ストーリー自体も発散するかと思えた細かいエピソードが思ってもみない場所にはまったりして、没頭させられる。
 欠点としてはあまりに内容が濃すぎるために元々各分野にある程度の興味知識がないと振り落とされかねないところだが、がんばって読む価値はあると思う。個人的には、トルソ族と人類の進化分岐の決定的な時期がバージェス頁岩生物の発生時期のような時代だったのだろうなぁと思った絶妙のタイミングで、グールドの名が出たのにニヤリとしてしまった。

[映画][その他] アラン・スミシー

 昔、「デューン/砂の惑星 完全版」のスタッフを見たときに監督が「アラン・スミシー」となっていて「アレ?」と思った。「デューン」の監督はデヴィッド・リンチのはずでは? それに確か「ハートに火をつけて!」の監督も「アラン・スミシー」だったはずでは……で、それっきり忘れていたのだけど、 こんなサイト をたまたま見つけてしまう。あ〜、そうだったんだ。恥ずかしながら、全然知りませんでした。自分の名前をクレジットして欲しくない映画には「アラン・スミシー」あるいは「トマス・リー」の名前を代わりにクレジットすることは、監督組合の勝ち取った権利として認められているそうな。そういや、ゴールデン・ラズベリー賞を受賞した アラン・スミシー・フィルム なんてのもあったな。
 P.S.Alan SmitheeはThe Alias Menのアナグラムだそうで。

[ニュース] 戦争の犬とかラーメン

米英西、赤道ギニアのクーデターに関与?:

 ( 日経 )。こないだまで朝日の連載でフォーサイスが出ていたけども、手の綺麗な国家なんてないとはいえ……

中国が即席ラーメン消費第一位:

 ( 河北新聞 )。人口が多いってこととか、経済的に急成長してるとかいろいろあるだろうけども、案外と本家のこだわりは特にはないのだろうか。まあ、その貪欲でしたたかなところが中国の強いところではあるのだろうけど。

烏骨鶏大量餓死:

 ( 日経 )。エサ代が払えずということで、鳥インフルエンザとは直接は関係ないのだけども……そういえば、調べてみたが、個人宅で飼っている鶏を処分する際、案外とその手段が見つからない。公的な機関は取り扱ってないし、業者もなかなか制限があるらしい。やはりこういうところは日本は後手後手になるのだなぁ。

韓国議会、盧大統領弾劾決議提出:

  ならびに可決産経 )。いや、韓国は見ていて本当に飽きない国ですわ。関わりさえしなければ。ちなみに、この弾劾決議への韓国民の反応は、年配層は比較的支持していて、若年層は反発しているそうな。盧政権の支持者は若年層が主とのことなので、そのためなのだろうけど。


2003年03月12日(水) 旧暦 [n年日記]

訃報の伝え方(初級編)

 昨日訃報を書いた松本元氏とウチのボスは親交があったので、もし知らなかったらちゃんと話さなきゃいけないなぁ、と思いはしたのだけど、あまりにどうでもいいような感じで話すといけないし、かと言ってかしこまって深刻になりすぎてもいけない。で、昨日話そうとして丁度良いタイミングが見つからず、今日お茶を淹れに行ってばったり出くわしたので、これなら良い、と思ってそのことを話した。「あ、さっき×さん(隣の研究室の方)から聞いた」との返事。つまり、昨日の時点では知らなかったと言うことに。うーん、やはりタイミングが難しい。ただ、弔電を打つのに場所や告別式の日取りがわからない、とのことで、それを教えられたので良かったのだけど。
#むずかしく考えすぎか。
  昨今の中東情勢を考えれば実際には共時性というほど確率が低いわけではないと思いますが、 双方、たまたま話題が一致してその論の張り方のニュアンスの違いを楽しんで読んでいたのは事実だったり。小泉さんにはもうちょっと舵取りをしっかり考えて欲しいとは私も思うけども、ほとんど四面楚歌の危うい状況ではこれが精一杯かなぁ、とも思ったり。どうしてどうでもいいような足の引っ張り合いやってるんだか……>国会
 ちなみにあたくし、ひねたこと言ってますが、別に主戦派ってわけじゃございやせん。なんてえか、よく戦争とか原爆を「絶対悪」と言う人がいるけども、そういうの好きじゃないんですよねえ。軍事力の行使は確かに悪いことなんだけど、「絶対悪」というものを設定すると、相対的に「絶対善」が生じます。その言葉がまるで免罪符のように働き、それを悪用する輩がかならず出てきます。そういうのは嫌だから、「絶対悪」なんて安易な考え方しないでちゃんと検証するようにしたいとは思う。
  ホリプロがアニメ参入 。う〜ん、アニメが儲かるとか、勘違いされてるんかな? しかし、一話辺り制作費1800万円とは気張ったな。伝聞で聞くところでは、一話辺りは1000万円に満たないのが普通らしいのだが……
  2chが与える風評被害の一例 。ワラタ。
  朝鮮日報(チョソンイルボ)支社長のコラム 。イイ! 少し見直した。(半島ネタしつこくてスマヌ)
 昨日の大地丙太郎氏の日記と対照的に感じたのが(あの日記の意見も全面賛成ではないけど)、 ファースト世代からのガンダムSEED擁護論 。なんてえか、「もっと評価されてもいいのでは」とか言われても「そんなこと言ってもつまらんとしか思えないんだから仕方ない」としかこちらも答えようがないっす。感じ方・楽しみ方は人それぞれなので、私の場合は、ってことですが。面白いと思うんなら理屈をこねずに面白い、つまらないと思うなら同様につまらんと言えばいいだけで、その擁護の仕方は結局種批判論を繰り広げる旧作ファンと同じレトリックに陥っている。
 で、ワタクシ的に今一番面白いと思う キングゲイナー 。こういう問答無用の面白さが一番いいよなぁ。24話は、作画がかなりアレだし、設定だのなんだのがなんだか無茶苦茶なことになっていたけども「だからどうした!」ってなものである。実は「理屈をぐだぐだ捏ねずにまず楽しめ!」ってのはキングゲイナーの方にこそ当てはまる。誉めすぎかもしれないけど、まあ、Don't think, feel! ってなものでございますよ。
 チェルノボーグに搭載されたフォトンマット砲に回すために全てのエネルギー供給が停止するヤーパンの天井。ゲインは「修行」をキングゲイナーの中で続行していた。そんな中、オーバーデビルの力を部分的に得たアスハムがヤーパンの天井への攻撃を仕掛けてくる。ゲインのエンペランザだけでは対抗できない。ゲイナーはゲームの仮想世界と現実世界、ふたつのフィールドでの戦いに挑む。
 無茶苦茶で笑うしかないんだけど、だから楽しむのが正しい。カテズのゲーマー達がゲイナーのわりと深刻な状況に対して、ノリで挑戦を続けるってのは、演出的な面もあるのだけど、 こういう連中が現実にいる ことを考えると、意外と現実的に思える。人間ってな、人事だとそんなものだよなぁ。インタビューなどを見ると、最終回が楽しみである。
  THE ビッグオー も、最終回間近。第一シーズンでなげっぱなしと思っていたネタも、きちんと丁寧に拾いなおされていくのは見ていて気持いい。それでいて王道のストーリーを踏襲してるのだから、なかなかどうして。ちとドロシーの心理の動きがわかりにくいが、意外と重要になってきたベックの役処とか、プライドとのジレンマとかが丁寧に描かれてるのもポイント。こういうのが嬉しいやね。
  敵に回すと頼もしいラムズフェルトの発言 。この人、実は第二次湾岸戦争を止めたいのかな、と時々思う。多分、気のせいですが。


2002年03月12日(火) 旧暦 [n年日記]

日記には書くなって、じゃあどうしろってえの。

 To姉。ちなみに近所のコンビニにゃ置いてないっぽいんですが……
 その姉から、「最近ぐちが多いぞ。 はげるぞ 」と脅しのメールが来た。はげるのはイヤなので、つとめてぐち以外の話題を。
 日記でまず取り上げることはないけど、日曜の朝のテレビの視聴(っつーか、寝ぼけた頭でぼーっと見てるんだな)のサイクルに、「超GAL 寿蘭」っつー番組が入っている。お金の達人とか、てれび博物館(東海地区ローカル)とかも入ってるのだけど、まあそっちは置いとく。なぜほとんど取り上げないかと言うと、あまり話題にしても需要がなさそうだからなんだけど。
 裏は新シリーズのたびにレギュラーキャラが増えて、今やバレーボールの試合が出来るまでになった「おじゃ魔女どれみ」なのだけど、そっちはイマイチ乗り気になれず、見ていない。数話見た限り、良い出来だとはわかってるが、好き嫌いの問題なんで。(キライってほどでもないが)
 話がずれた。で、その寿蘭なのだけど、今時の女子高生が主役のコメディで、作りが手堅い。今時の女子高生の風俗とは実際には違うことはさすがに私でもわかっている。しかし、そういうところはあまり問題にしていない。この番組の中の登場人物の一人で、シングル・マザーの母子家庭の女子高生がいる。主題は、彼女のほうではなくその親。その親、お水関係で、放任主義というよりただ単に子供をほったらかしにしている。どう見てもひどい親である。これがまた、言葉と態度の端々から「あんたなんか産みたくて産んだわけじゃない」というのがにじみ出てる実に作品としては+の意味で嫌なキャラなのだけど、先日の放映で、本格的に娘を放り出した。別に愛情も憎悪もなく、単に「無関心」であるという、妙に「こういう親、いるだろうなぁ」と言う実在感のあるキャラなのだけど、そのキャラが徹底的に悪役視されてるかというと、そういうこともない。対比として出してはファンのお怒りを買うかもしれないが、昨年後半期に放映してたフルーツバスケットでも、「最低の親・大人」というのが何人か出てきた。で、こう書くと、「いや、そんなことはない」とか「そんなふうには感じなかった」と言われるかもしれないが、主人公サイド(主人公は何も考えてないので、その周辺のキャラだが)がそういった人物たちに向けるのは、ほぼすべてが容赦ない「蔑み」である、と、私は感じた。寿蘭では、ある意味ドライと言うか前向きと言うか、酷い大人にそれほど固執した感情を描かない。作風の違いと言えばそれまでなのだけど、何故か私は寿蘭の描き方のほうがしっくりくる。「蔑み」というのは、一種の精神防衛だと思う。それ以外に気持ちの持って行き場がない時に、安全弁として発動する。こう言った安全弁は「蔑み」だけではなく、また、その程度も、すぐに忘れてしまうもの、のちのちまで尾を引くものと様々である。共通して言えることは一つ。「蔑み」は精神上の問題を「処理」するだけで、「解決」するものではない。無論、解決に労力を払うほどの必要もない問題も多い。しかし、そうでない問題もある。少なくとも「蔑んで」いる限りは、その問題は解決していないということだ。つまり、「気分がすっきりしない」。後味の差違は、多分その辺りだろう。
 ぐちじゃぁないよな、こういうの。