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2008年04月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 例年の

 今年は動物園かよ> アイレム
 ネットラジオまで準備してるよ……たった一日のためにどれだけの手間なんだか。


2008年04月02日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 今期最終回2とその他ちょっとだけ

  破天荒遊戯 #10「君に贈ろう」。何故そうなのかわからないまま言われるままの別れ、とその拒否。あ〜、なんつ〜か、ある意味最後まで破天荒でしたわ。演出・展開が唐突なのはいつものことなのだけど、話の核心らしいキャラが出てきたところで終わり、って、第二期の宣伝でなければただのギャグですな……いや、もともとギャグ寄りの番組だったか。

  俗絶望先生 #13。先週OPで常月のシーンに色がついていたので「もしや」と思ったら、思った通り最終回でOP完成版。本来こうだったんだ。生き場所を失った野良○○とか、めるの吹き替え声優募集とか、前提話とか。二期前提の第一期終了とか。なんかそういう終わりのアニメ、最近多いですね。上のとか。万世橋君の気持ちがちょっとわかったり、永遠の十七才前提でなければツンデレカフェにはちょっと行ってみたかったり。「第二期が怖い」は当然のように「第三期も怖い」。
 そして、最終回でEDも初ED。リアル調の顔が怖い。w

  みなみけおかわり #13「みんな揃って、ごちそうさま」。予定調和だけど、まあ結構上手く収めたと思います。最後に前期のOPが流れるってのはちょっとびっくりした。制作会社が違うって前提での不意打ちだろうなぁ。そしてこれもオチは保阪。保阪は出オチキャラか?
 途中数話「これはないだろう」という話もあったし、逆に結構楽しめた話もあったし。トータルで見ると、まあわりと楽しめたでしょうかね。でも、第三期があるとしたらどちらかと言えば童夢の方でヨロシク。

  ARIA THE ORIGINATION #13「その新しい始まりに…」。三人娘が次々にウンディーネになり、アリシアもアリアカンパニーを去り、新しいそれぞれの毎日が始まる、という終わり。つか、アリシアの現役引退はまだしも、寿退社って……今までそんな描写はなかった(と思う)のは、まあいつものことか。(原作にはちょろっとあるっぽい)
 最後にすっかり一人前になった灯里の元に、アイが入社してくる、というのは、お約束だけども良いまとめ方だったと思う。灯里は灯里でアリシアとは違うウンディーネになった、ってのがワンシーンで上手く表現されてたし。

  獣神演武 #26「演武の果て」。OPも旧OPでの最終対決。史明の力も取り込み、人間を捨ててしまった慶狼とタイトウの最終対決。最初わりと普通に帝位をめぐる武侠ものかと思ったら、いきなりヒゲのおっさんがラスボス魔王化したりと、意外と楽しめたり。前半、ホントにひねりがなかったし、後半も特別すごい展開というわけでもなかったけど。
 テーマとしては「運命を言い訳に逃げた男と、運命だのを振り切って自分で自分のなすべき事を見つけた男の対決」というところだろうか。まあ、ありがちって言えばそうなんだけど、蕾薇の「だって星は北辰七星だけじゃないもの」ってのは、まあ、その通りで。 大したことのない話と言えばそうなんだけど、「運命を言い訳にしないで自分のすべきことを自分で考えて行動しろ」って感じのところは、ちょっと共感してしまった。

 それとこないだのプリキュア5、消えたおやつのケーキをめぐってメンバー内で喧々囂々の疑い合い。普通は「仲間を疑うのは良くない。信じ合おう」で終わりになるのだけど、良いことを言って止めようとしたココを逆に疑ったりと際限のない醜い争いに。そこにたまたま現われたブンビーさん、濡れ衣を着せられてご愁傷さま。ちょっと今回はなかなかにはっちゃけてました。


2008年04月03日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] A-10はイナバ物置?

  さすがA-10、胴体着陸してもなんともないぜTechnobahn )。ホント、流石A-10というべきか……映画「トランスフォーマー」でも大活躍だったし、まだまだ現役?

  <フジテレビ>江原さん出演番組で報告書公表毎日 )。フジテレビサイトで公開されてるというので見に行くと、見当たらない。サイト内検索でようやくわかった。> ■「FNS27時間テレビ「ハッピー筋斗雲」について」(2007年7月28日放送)
 わかりづらいのもアレだけども「2・番組プロデューサー・アンケートの実施」を見て唖然とする。
 一部抜粋ですが「 今回の最大の問題点は、一般の方に“どっきり”という演出手法をとったことだ。」「 一般人に「勝手にどっきり」を仕掛けているわけで、それは「よけいなお世話」になると思う」「 放送後に出演者から抗議が来るということは、放送前の話し合いやコミュニケーションが欠けていたとしか思えない。」「 収録内容には納得、しかし編集上がりには不満足という、出演者とテレビ局の間にありがちな揉め事になってしまったのではないか。」。
 なんか、一般的な感覚から乖離しすぎてると思うのですが……問題は「江原氏が事実とは違う糾弾を行い、それにより出演者が精神的苦痛や風評被害などの被害を受けた」という点だと思うのですが。
 一方で、「 テレビが極めて「暴力的」で「危険な」メディアにもなり得ることを、スタッフは慎重に考えなければならない。」「 局の思いや企画意図がどうあれ、結果的にAさんやAさんの周りの方が不愉快な思いをされた時点で、この企画に不具合があった。」「 非科学的な根拠の薄いテーマを題材にした番組制作に対する一層の注意喚起が不可欠であることを実感した。」などのもっともな意見もあります。
 が、「 放送に私事が乗ることが、その人の人生を左右する(あるいは、すると感じる)ことがある。一般の方に協力いただく場合は、そこまで注意しなければならない。」は非常にまっとうな意見なんですが、逆に言えば「それって当たり前すぎることじゃない?」であるわけで、その当たり前のことがいまさらのように出てくるというのはやはりおかしいんじゃないでしょうか?
 とりあえず、こんなの流すんだったら地上波で 怪しい伝説 を流せと何度言えば(ry

[アニメ] ドラゴノーツ#25とシャナ2#24

  ドラゴノーツ #25「共鳴 ―永遠に響き合うように―」。ドラゴンを汚す存在として人類を抹殺しようとしていたタナトス。それを思い直すように説得しようとジンとトアはタナトスに乗り込むが、二人が見せた絆にタナトスは考え直すものの、その結論は「興味深い存在として人類をすべて同化する」というもの。地球に60億のオストルムが襲撃する。それをクロムウェルたちが撃退しようとするが多勢に無勢。人類の命運は再びタナトスを説得しようと乗り込むジン、トアそしてギオにかかる。

 毎回予想外、というかやや斜め上の展開続きで、どっちに行くのか右往左往させられた感のあるシリーズもこれで終わり。元々「プローブ」として作成されたのに過ぎないトアの寿命が迫り、ギオがトアを助けるためにタナトスの後継者になる。トアと別れるか、それとも一緒にいて寿命を迎えてしまうかの選択を迫られ、別れてでもトアを助ける方を選ぶが、トアを助ける方法とはタナトスとの同化。ジンとトアは大事な人と同化することと一緒にいるということは違う、違う存在同士だから一緒にいたいのだということをタナトスに必死に訴える。
 まあ、話としてはオーソドックスなテーマの主張がなされてたのだけど、ウィドーが寿命を迎えてカズキがいきなり黒カズキから裏返って、「ギオはカズキを守りたい俺の願望だ!」とカミングアウトしたりってのはちょっとはっちゃけすぎ。それどころか、ジンの妄想の世界でウィドーがカズキの彼女って……流石にそれは年齢やらなんやらでげふんげふん。
 胸の大きさに比例して存在感のなかったアキラが途中退場で盛り上げる要員だったり、それがいきなりタナトスと同化してたり、またオペレーター3人娘がムダに戦闘力が高かったり(一名除く)、あれこれいまいちまとまりはなかった気がするけど、その右往左往ぶりが逆に楽しかった気も。なんだかんだで登場人物たちも結構好きだったし。
 ファーストコンタクト∽恋愛という結構不動のパターンを上手くまとめてたとは思います。


  灼眼のシャナ2 #24「守るべきもの」。悠二の零時迷子がバルマスケに奪われ、御崎市に巨大な徒が生み出されようとする。御崎市を守るため、なによりこのままでは存在が消えてしまう悠二を助けるため、バルマスケから零時迷子を奪い返そうとするシャナたちだったが、敵はあまりに強大だった。

 って、ぱっと見壊刃サブラクの方が苦戦してた気がするのは気のせいでしょうか? でも余計な説明はあまりなしにアクションシーンで見せてたので、クライマックスとしては結構楽しめた気も。
 アクション的な方面よりも、吉田が池の告白を受けてそれにはっきりとした答えを見せたり、悠二がシャナと吉田の二者択一を迫られたりというラブコメ部分の区切りの方がシリーズの区切りとしては大きいのかな? 結局どちらを選んだかは明示せず、「シャナを選んだらしい」ことを暗示するシャナの笑顔で締めてるわけですが。
 悠二が御崎市を旅立つまで、あるいはその必要がある状況が解消されるまでは続けられるので第三期もあり得るのですが、実際作れる作りになってるし。第三期前提での第二期終了?<おいおい
 アニメとしては台詞による設定解説のハッタリが強く、それは前期のままなのだけど、作画が上がった分、楽しめたかなぁ、という感じ。
 今期こんな感想ばっかですね。すいません。


2008年04月04日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日はネガティブの日

 いえね。別に特になにがあったってわけではないんですよ。強いて言えば昨日不運と疲労からくる注意散漫で失敗を繰り返したくらいですか。
 でも、それがなくても私、基本的に元々ネガティブな人間なんですよ。ここ最近の気分的にもどっちかというと鬱寄りなんですよ。それでも場を暗くしないためだったりなんだったり、わざとハイテンションにしたりするわけですよ。
 疲れます。
 ですから、今日一日は身体に良くないポジティブは封印し、「ネガティブ&ローテンション」をキャッチコピーに過ごしております。
 とりあえず「仮面ライダーカブト」の矢車・影山のネガティブ兄弟を参考に、「いつも口の端に厭らしい卑屈な笑いを浮かべる」「疲れたら(人生とか、仕事とか)すぐにその場にへたり込む」「『お前はいいよな。俺なんかどうせよ〜』とことあるごとに繰り返す」を実践しております。
 自分の精神ポテンシャルを無理矢理上げて世間と向き合わないのって楽でいいなぁ。ああ、癒される。
 しかしこれでは社会的に死んでしまうので、明日からはまたそこそこポジティブに行きます。

[アニメ] マクロスF#1

  マクロスFrontier #1「クロース・エンカウンター」。ゼントラーディとのコンタクト、彼らとの戦争から半世紀。地球から出発した二十五番目の移民船団「マクロス・フロンティア」、そこに空を目指す少年たちがいた。学園のパイロット養成コースの一人、アルトはフロンティアにやってきた人気アイドル、シェリル・ノームのコンサートのアトラクションに参加することになる。しかし目の辺りにした人気アイドルは高飛車で高慢ちき。一方でその準備の最中、やはりコンサートに行こうとしていたアイドル志望の少女、ランカと出会う。ランカをコンサート会場に案内するも、その天真爛漫な人なつっこさに戸惑う。
 そして駆けつけたコンサートのアトラクション。危険ということで禁止されていたコークスクリューを行ったアルトは、コントロールを失いニアミス、シェリルをステージから落ちさせてしまう。間一髪救うが、シェリルは自分の身の危険を怒るよりステージを続ける方を優先させ、アルトはシェリルのことを少し見直す。
 しかしそんなときにフロンティアを謎の宇宙生物群が襲う。軍が迎撃するが、防衛戦を突破した一体が居住区に侵入する。緊急避難命令を聞いて、スタッフに促されるように観客より先に批難するシェリルを見て、客を置いて逃げるのかとアルトは逆上。啖呵を切って飛び出てしまう。しかし街中では宇宙生物が街を攻撃し人々を虐殺、駆けつけた民間軍事組織の最新鋭機・VF-25のパイロットも目の前で殺されてしまう。初めて目にする戦争の現場に立ちすくむアルトだったが、やはり逃げ遅れたランカが宇宙生物に襲われそうになるのを見て思わずパイロット不在のVF-25に乗り込んでしまう。

 マクロスシリーズ最新作。って、いつシリーズになったんだろう?(続編が作られた時からです)
 まあ、基本的には最初のシリーズと同じ、宇宙での航空機動戦、宇宙船の中の日常的都市空間、アイドル、三角関係。
 今回は敵となる宇宙怪獣(としか今のところ言いようがないけど)と、アイドルであるシェリル・ノーム、もう一人のヒロインランカ・リーと主人公の関わりはじめ、ってところか。いや、主人公がさっさとバルキリーに乗ってはいるんですが。
 一方のヒロインのランカがアイドルになっていくっぽい感じの設定ですが、もう一方のシェリルも傲岸不遜ながらそのプロ根性は筋金入り。一人熱血する主人公に冷めた言葉をつぶやきながらも、妙に気にかかるところがあるよう。
 で、その主人公なんですが、家が歌舞伎役者の家系で、家に反発してる、ってのはいいんですが、「姫」とか呼ばれるくらい滅茶苦茶女顔ってのが……ランカと最初に会ったとき、女と間違われるし。ランカの兄はどうも宇宙怪獣の襲来を予想して設立された民間軍事組織の一員らしいし、そういう方面で戦いに巻き込まれていくのだとは思うけど、どっちかというと主人公が女装して女性アイドルとしてデビューしてヒロイン二人とユニットを組むという方向性もアリかなと思ったり。(ないない)

 あ、いけね。ネガティブじゃなかった。


2008年04月05日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] アリソンとリリア#1

  アリソンとリリア #1「アリソンとヴィル」。長い歴史の間戦争を繰り返しているロクシアーヌク連邦とベゼル・イルトア王国連合がある大陸。そのロクシアーヌクの学生・ヴィルの元に空軍に入ったアリシアが飛行機でやってくる。他の基地に飛行機を送る途中、故郷に立ち寄るよう飛行計画を作成したのだ。久々の再会にヴィルはいつものように振り回されるが、ツーリングの途中で、地元では「嘘つき爺さん」として知られる老人に出くわす。彼を家に送ったついでにお茶に招かれるが、ズケズケとものを言うアリソンを気に入った老人は、これまで誰にも話したことのない話をする。
 老人はかつて一般には全滅したと伝えられる特殊部隊に属し、「戦争を終わらせる宝」を探す任務に参加したというのだ。任務は達成できなかったが、それを聞いたアリソンはその話に目を輝かせる。が、その話をうさんくさく思うヴィルをよそに、老人が怪しげな男に拉致される。

 すいません、マ王の方は勘弁してください。(^^;
 なんか、絵柄がちょっと黒星紅白の線と違うので、それが違和感あるなぁ、と思ってたのですが、監督が「もっけ」の人か。
 話としては、一次世界大戦くらいのヨーロッパみたいな世界が舞台なんだけど、状況設定から言ってファンタジー色が強いのがありあり。「連邦」「王国連合」って、どちらの「多くの国(邦)の寄り集まり」なんだから、そう単純に二分した戦争がいつまでもおこるってのはファンタジー以外ありえないと思うのですが。
 まあ、それはそれとして、「お宝」を巡る冒険譚なのですが、ちょっと設定がやや陳腐っぽいのが気になるところ。その辺りを気にさせない展開、語り口であれば、まあ何も言うことはないのですが、その辺、もう少し見てみないとわからないかなぁ。
 ところで老人の声が家弓家正ってことは、やっぱ宝って「バルス」とか唱えるアレですか?<絶対違う

[アニメ] 今期の最終回3

  True Tears #13「君の涙を」。眞一郎が好きなのは自分ではなく湯浅比呂美。乃絵はそのことを察し、兄の潤も妹に実は道ならぬ思いを抱いていたことから乃絵から離れることを決意し、「飛ぶ方法」が見つけられない彼女は、雷轟丸がいた鶏舎裏の木から飛んでしまう。乃絵を探してその場に駆けつけた眞一郎が救急車を呼び、折からの降雪から足の骨折だけで済んだが、乃絵とどう接していいか、眞一郎は迷う。比呂美も、自分が乃絵に言った言葉が原因でそんなことになったと、思い悩む。それでももどうしても乃絵のおかげで描けた絵本を乃絵に見て欲しい眞一郎は、比呂美の一言をきっかけに、「全部ちゃんとするため」に、もう一度乃絵に会いに行く。
 病院で乃絵に絵本を見てくれと言う眞一郎だが、乃絵は「見ない」と言う。眞一郎は、「乃絵に見てもらえないなら、『地べた』が飛ばないことを選んだ海に捨てに行く」と絵本を書いたスケッチブックを持ち去るのだが……

 最初「なんだろなぁ」と思ったけど、恋愛ものとして上質な作品に仕上がったなぁ。眞一郎は比呂美が好き。比呂美も、眞一郎への想いを秘めていたが、それは許されないと思いこんでずっと気持ちを押し込んでいた。それが解放され、「飛ばないことを選んだ地べた」のように、自分の選択に自分を全力投球する。
 飛ぼうとした雷轟丸だけではなく、同じだけの全力で地面の上で生きることを選んだ地べたもまた偉いのだと、眞一郎も乃絵も気付き、だからそれゆえに「飛ぼうとする」自分たちと比呂美に大きな隔たりはないのだと悟り、眞一郎と比呂美のそれぞれの想いを認識し、消化することができた。
 しかし、眞一郎の乃絵への気持ちもまた、恋とは違うものの、その純粋さへの敬意といとおしさ、空を飛ぶ勇気をくれた恩人としての感謝の念、なにより、「戦友」とも言える、同じ「飛ぶことを選ぶ」仲間への気持ち、それらも決して劣らないものだった。だからこそ、眞一郎は書き上げた雷轟丸の物語を乃絵だけに捧げ、別れを告げる。
 乃絵もまた、「乃絵は飛べる」と信じてくれた眞一郎の言葉、気持ちを糧とし、また一歩を踏み出していく勇気を得る。
 最後、地べたしかいなくなった鶏舎の前で乃絵が「人を初めて好きになり、そして初恋を失った」ための涙を流したことを暗示させるシーンで終わる。
 テーマとしては「大切な人のために流した涙は、すべて真実の涙だ」ということなのだろうな。
 登場人物の心情を細やかに描いた、予想しなかった良作でした。
 それにしても、覚醒した後の比呂美の攻めっぷりはなかなかアグレッシブでしたわ。特に乃絵兄への「あなたが好きなのは、私じゃない」はクリティカルヒットだったかと。ノコギリや包丁持ち出さなくても相手をえぐる描写ってできるのね。
 てか、これまで富山で放送してなかったのか!>公式サイト


  しおんの王 #22「明日へ・遙かな高み」。しおんの両親を殺した犯人は羽仁名人。その羽仁名人とすべてをかけての最終対局。
 原作とほぼ同時に真犯人が明らかになったわけですが(まあ、ああいう流れでは他に犯人がいようはずもないですが)、最終回は悪い意味でサスペンスものに堕してしまったような。原作の方は、羽仁の将棋に対する執着ぶりが善悪を越えた怪人物としてより描写されていたし、逮捕後の悟の行動も人間の複雑さが出ていたし。
 ちと最後が無難に終わった感はあるものの、楽しめたシリーズなことは確かで。
 しかし、アニメが先に終わってしまい、原作がどういうラストを描くかは大変楽しみでもあり気になるところ。


  ロザリオとバンパイア #12「月音とバンパイア」。これまで通りパンツアニメでの終了。というか、池田秀一の無駄遣い。
 って、え? 第二期決定?(ジャンプSQ掲載の情報) それはさすがにどうかと……せめてもっとはじけてる部分があれば……


  バンブーブレード #24「“それから”と“これから”」。石田が去ってしまった室江高校剣道部。しかし翌年、二人の新入生が見学に訪れる。

 あ〜、あの二人をそういうふうに使ったか。原作の雰囲気とは変わってしまったけど、倉田英之らしい、上手くまとまった終わりに持って行ったような。ただやっぱり都大会での急ぎ足の展開は流石に雑すぎて惜しかったですが。
 って、これも第二期制作決定って話を聞きましたが、どうなんでしょうね? いかにも第二期ありますよという前提な終わりではありましたが。原作とここまで変えてしまうと、第二期は作ってもほとんどオリジナル展開のような。
 まあ、心配しながらも期待して待ちましょうか。


2008年04月06日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#8とキバ#11

  ゴーオンジャー #8「最高ノキセキ」。前回仲間になったキャリゲーターとそれによる新たなロボ・ガンバルオーにより危機を脱したゴーオンジャー。だが、ボンベバンキの攻撃により錆びたスピードルたちのエンジンキャストは元に戻らず、エンジンオーにもなれない。そんな時に新たにボーリングバンキが現われ、更にガイアーク三大臣も姿を見せる。キャリゲーターもチャージ中で大苦戦。走輔たちはスピードルたちを元に戻すためにサビを拭き取ろうとする。
 が、最もサビの酷いスピードルはいくら拭いてもサビを落としきれない。走輔はそれが厭になって「奇跡がきっと起きる!」と言うが、スピードルは「奇跡は起きない」と言う。それを否定の言葉だと思った走輔は仲間の元を飛び出してしまう。そして飛び出した町中で、元所属していたレーシングチームの監督と出くわす。

 走輔たちがゴーオンジャーになったときのいきさつが明らかに。つか、生きてたんなら連絡くらいしろよw
 走輔は監督に事情を話し、「レースでいつも起こしていたように、今度も奇跡を起こしてみせる」と啖呵を切るが、監督は「それは奇跡じゃない」と諭す。走輔の無茶な走りを支えたのはスタッフたちの献身的な努力だと言い、仲間とのチームワークと地道な努力が奇跡の正体だと言う。
 スピードルと出会い、ゴーオンジャーに選ばれたことが最高の奇跡だと悟り、その責任を果たすためには仲間との連携と努力が必要だとわかった走輔は再び仲間たちの元に戻り、地道にスピードルを磨き始める。
 この辺、バディ物の体裁を取っているからこそのエピソードか。
 二号ロボが現時点で出ているけど、現時点の六体の炎神が合体したエンジンオーG6に、さらに三号ロボ、それとの合体もあるらしい。今回はオプションではなく独立してもロボになるような玩具展開なのか。
 ついでに、次回「スーパーハイウェイバスター」がお目見えらしい。


  キバ #11「ローリングストーン・夢の扉」。22年前、「素晴らしき青空の会」が開発したイクサシステムのテスト稼働が始まる。ファンガイアに殺された母が基本設計を行ったイクサを自分が装着したいと、ゆりは嶋に直談判するが嶋は曖昧な返事を返すだけだった。
 現代、恵がゆりの墓前で同じように嶋にイクサの装着を嘆願するが、嶋は「イクサシステムは危険なものだ。復讐心から装着すれば、恐ろしいことになる」とそれを断る。
 一方渡は大村の言っていた「自分にしか作れないバイオリン」の制作に悩んでいたが、出歩いていた町で路上ライブをやっているロックミュージシャンのたまご、健吾の演奏に感動する。渡は何かヒントが得られるかもと早速健吾の部屋を借りてベースの練習を始めるが、みるみる腕を上げる渡に健吾が逆に舌を巻き、一緒にライブをやろうと誘う。実はドラムが得意だった静香も加え、ライブを開くことになるが、そんな時スパイダーファンガイアが現われ、暴れ出す。駆けつけるキバだが、後から来た名護がキバへの敵意を丸出しにし、スパイダーファンガイアそっちのけでキバに襲いかかる。
 再度22年前。ゆりは街角でファンガイアに襲われるが、その彼女を助けたのはなんと彼女が装着するはずだったイクサ。その事実の方に呆然とするゆりの前でイクサが変身を解くと、中から現われたのは次狼だった……

 静香、一体何者だよw どこかから大村を捜してきたりドラム捌きを披露したり、万能キャラ過ぎる。w
 それはそうと、名護、やっぱかなり暴走気味だなぁ。自らの正義にそこまで執着するのは、単に正義感が強いってだけじゃなく、過去に、特にキバとの間に何かあったのか?
 そして、現代編ではゆりは死亡していることはほぼ確定。少なくとも恵が産まれるまでは生きていたはずだから、今展開している22年前のこととはその死因は直接関係ないのか?
 まだ不完全な22年前のイクサシステムだけど、その装着者は次狼。まあ、元々モンスターだから負荷がかかるシステムでもへっちゃらだろうけど……ゆりは次狼への恋心と復讐心を邪魔された気持ちとで揺れ動くのか? まあ、井上脚本にそういうことは期待はしてませんが……22年前のイクサは武装も少なく、何より現代にはある右の腰のフェイクフエッスルが存在しない。つか、見た目はかなり違うけどフエッスルをシステムに取り込んでるってことは、イクサはキバをモデルにしてる? だとすると、設計者であるゆりの母親って何者? ファンガイアに襲われたのも単にイクサの設計者だからというだけではないのかも。

[特撮] トミカヒーロー・レスキューフォース#1

  レスキューフォース #1「ファイナルレスキュー承認 爆鎮完了!」。社会の発展と共に大規模災害が多発するようになり、一般防災組織では追いつかなくなった。そのために多大な技術力と装備により大規模災害に対応する組織・世界消防庁が設立された。
 その一部隊レスキューフォースに配属された新人、轟輝。訓練過程を終えていないながらもビークルの運転技術の優秀さを見込まれて繰り上げ入隊になったのだが、先輩たちからはひよっ子扱いされる。そんな中、初めての出動を迎える輝だが、その災害現場で暗躍する怪人たちを見かける。

 子供向け時間帯では久々のライダー・スーパー戦隊以外の特撮ヒーローもの。まあ、「マシンロボレスキュー?」ってツッコミはナシの方向で。
 特撮やらは頑張ってるけど、話の展開がいろいろツッコミどころが……ド新人のはずの主人公のスーツの番号が「R1」になってるし、出動時には何故か仕切ってるし。ライダーや戦隊のような「スタイルが固まったもの」ではないので、この辺の甘さは今後に来たいという感じですか。
 しかし、敵がタイムボカンシリーズの三悪パターンだ……

[アニメ] 絶対可憐チルドレン#1とコードギアス 反逆のルルーシュR2#1

  絶対可憐チルドレン #1「絶対可憐!その名はチルドレン」。超能力者たちが巷にあふれ、中にはその能力を悪用する者も出るようになった世界。警察では対処できない超能力犯罪者たちに超能力エージェントを駆使して対処する国家組織B.A.B.E.L。そこに属する研究員であり一般人である皆本は、研修からの帰国早々三人組の女の子のエージェント「ザ・チルドレン」が起こす事件に巻き込まれる。

 「ゴーストスイーパー美神」から大分ぶりのアニメ化だなぁ。しかも、原作とは大分構成を変えてきたようで。アニメは皆本がチルドレンたちと出会い、その保護者となる話が第一話。最近原作でもそれに当たる話をやってたけど、研究職に執着して最初嫌がってた原作と違い、こっちはすんなりと赴任したなぁ。
 また、兵部が一話から出てきてたりと、対立構図を最初から提示してきている。って、声が遊佐浩二なんですが。よっぽど一癖ありそうな青年役にハマリ役なのか。
 まあ、「強大な力を持つために周囲から敬遠されがちなマセた女の子三人組」と「彼女たちを普通に立派な人間にしようと接する保護者の青年」という基本設定が盤石なので多少の改変でも安心して見ていられますな。
 前番組の「ハヤテのごとく」は正直伏せ字ばかりなのと小ネタの応酬な話が多くて途中で挫けたけど、こちらは大丈夫そうかな?


  コードギアス 反逆のルルーシュR2 #1「魔人 が 目覚める日」。ゼロの反乱から数ヶ月、日本は強制占領地区に格下げになり、日本人はそれまで以上の激しい迫害を受けていた。しかしアシュフォード学園には、何事もなかったかのように過ごすルルーシュの姿があった。

 いきなり学園ものに再転換かと思いましたわ。でもそんなワケはなく、ルルーシュを泳がせてCCをおびき寄せるという罠のため。しかしルルーシュも本来の記憶を失っていたせいか、ギアスの力も喪失していたらしい。ブリタニア皇帝の息子だってのは、発覚しなかったのか隠蔽されたのか。
 「ロロ」という弟がいたことになってたけど、それは監視のためのエージェントだったのか、単にナナリーの代わりに連れてこられた無関係な人物だったのかも不明。
 で、その偽りの日常が破られ、ゼロが復活する第一話。
 この流れ自体は予測していたものの、予想していた以上に展開が早いな。これからはルルーシュの復讐に中華連邦との絡み、またスザクのゼロへの殺意もからんで、更にカオスな展開になりそうな。
 とりあえずルル君の自爆ぶり、うっかりぶりを期待したいところ。


2008年04月08日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ソウルイーター#1と隠の王#1とD.C.IIS.S.#2

  ソウルイーター #1「魂の共鳴〜ソウル=イーター、デスサイズになる?」。「死武専」という死神専門の武器を作る職人の専門学校の生徒、マカは相棒の鎌「ソウルイーター」を死神の鎌「デスサイズ」にする目前まで来た。そのためには「魔女の魂」を彼に食べさせなければならない。だが、目を付けたお色気たっぷりの魔女・ブレアにマカもソウルイーターもいいように翻弄されてしまう。

 「死武専」の学生と相棒の「武器」のバトルもの、なのかな? 原作はほとんど見たことがなかったけど、この一話は見たことありましたわ。「武器」と言っても普段は人型で、戦いの時のみ武器の形になって職人がそれを使って敵の魂を狩るという形。実際、マカは死神の鎌であるデスサイズと職人の間の娘のようで、ものというよりそういう「種族」と考えておいた方がよさそう。
 夕方の時間帯のわりに(シルエットだけだけど)残虐シーンやお色気シーンがあちこちにあるけど、「レイトショー」ではどう変わるんだろう? 話の筋は同じなら、両方見るのはちょっと時間的になぁ。まあ、ボンズの新作でもあるし、ちょいと様子見。


  隠の王 #1「目醒める者」。冷めた態度の中学生・六条壬晴は新学期同じクラスになった相澤虹一から忍者同好会という怪しいクラスに誘われていた。無視し続ける壬晴だが、顧問の雲平から自分が狙われているという冗談としか思えない話をされる。勿論信じない壬晴だが、家の用事で一人外に出ていると、不思議な声が頭に響く。その声に導かれるようにやってきた神社の境内では、虹一が壬晴を狙う敵忍者と戦っている真っ最中だった……

 いかん! いかんですよ! こんな魔法みたいなインチキ忍法を使う忍者だなんて! 忍術には(どんなに強引だろうが)きちんと理屈があって、しかも少年忍者が「術を仕込むのにも金がいる……」などとぼやいたりするのが本当の忍者なんだい!
 という冗談はさておき、原作は絵は見たことがあったけど話の筋はまったく追ったことがありません。だから初見も同然。(自慢にならん)
 絵は綺麗だけど、設定はありがちなアレ。ただ、キャラの個性が強くて生き生きしてるので、その辺が注目点か。
 しかし、こんな魔法じみたものが忍術だと言われても……やはりナバリというからには「奥の手」が……<それはダメだろ<でも忍風カムイ外伝では放映したぞ


  D.C.II.S.S. #1「深雪の如く」。第一期の最終回で結局全部振り出しに戻ってのダ・メーポ第二期シリーズ。まあ、姉妹と小恋の主人公を巡るあれこれがメインなんでしょうが、いや、個人的に唯一の見所(聞き所)だった美夏の予告ナレーションが、美夏退場と共になくなったからなぁ……しばらく様子見して合わないようだったら切ってしまうかも。

[アニメ][特撮] 今期の最終回その3

  キューティーハニー THE LIVE #24「愛の戦士たち」。結局パンサークローの愉快な面々は如月博士とユキに振り回されて自滅した感じ。烏丸の最期が唯一救いのある方だったか。しかし、見せ場があった田中鮮魚店はまだマシで、後の二人はホント悲惨な死に方だなぁ。〜  で、話としては暴走したユキをハニーがハニーフラッシュで止めてユキが消滅。ミキも自分を生き返らせるために犠牲になり、自分のせいでと落ち込むハニーが、自分の中に二人とも生きていると感じ、立ち直り、悪の組織と戦う「愛の戦士」となるという落としどころ。話は大分原作と違うけど、「ハニー誕生」的な感じ。特にユキの行動と動機回りがかなりキャラを便利使いしたなぁとも思うけど、アクションとかも良かったし、最後の最後にミキとユキがハニーの中に生き続けていることを暗示させたうえで「愛の戦士、キューティーハニーさ!」という決めゼリフを持ってくるところは、あざといと思いながらも結構良いと思ってしまった。
 深夜のアイドル主演ドラマとしては、結構良い出来ではなかったんでしょうか?

  ウエルベールの物語 第二幕 #26「結実の章」。今回は第一期では未解決だったティナの復讐がメインになっていたのだけど、その復讐の相手が実はリタの兄だったという衝撃の展開から「これはホントにウエルベールか!?」という感じの急転直下でしたですだよ。B級ドラマ調(決して悪い意味ではなく)の展開のための無理矢理な設定や展開にツッコミ入れて楽しむのがウエルベールの醍醐味だったわけですが、そんな楽しみも残しつつ、話はグリーダム国王ノイシュバーンの裏切り、戦争とハードな方向に。「んなアホな」と思うところもあるかもしれないけど、名門貴族の家の人間が傭兵になったり外人部隊に入ったりって事例は実際にあって、実はそんなにおかしい話でもない。また、同盟国と敵対国がめまぐるしく変わったり身内同士で骨肉の争いを起こしたりというのは近世ヨーロッパを見れば枚挙にいとまがない。使い捨ての外人部隊として凄惨な状況の中、食べ物を得るために凶行に走ってしまったローデン王子だとか、リミッターを解除されたばかりに前線に立ったボルジュラックが砲弾一発で呆気なく破壊されてしまうというあたりとか、00よりまともに戦争してるんじゃないかと思えた。まあ最終回でボルジュラックが復活する辺りがウエルベールなんだけど。w
 歪んだ恨みで始まった戦争は、多数の市民・兵士とガラハドとローデン王子の犠牲を出しながら、終結する。仇のローデン王子を目の前にしながら国民のために身を投げ出す王子に復讐を躊躇し、ついにローデンが巨大戦艦レオンガルドを破壊するために犠牲になってしまい、ティナは復讐をなせなかったわけだけども、結局許すも許さないも選択できなかったことで不完全燃焼のままリタの前から姿を消してしまう。
 けど、勿論それで終わりではなく、再び二人の友情と旅が始まる後日談付。なんだかんだで(ちょっと百合気味の)二人の友情ものだからねえ、この話は。
 マターリつっこみを入れつつも、終盤のハードな展開に驚き、楽しませていただきましたわ。まあ、誰に勧めると言われるととても困る作品ではありますが。(^^;


2008年04月09日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ドルアーガの塔#1とクリスタルブレイズ#1

  ドルアーガの塔 #1「ジルの冒険」。勇者ギルガメスが女神イシターに導かれ邪神ドルアーガを倒し、ウルクに平和が訪れてから80年。今再び塔にドルアーガが復活した。王となったギルガメスはドルアーガを倒すべく冒険者たちに呼びかけ、名声を得ようと野心を持つ者たちがウルクに続々と押しかけていた。
 そんな中の一人、新米冒険者のジルはベテラン冒険者ニーバのパーティに参加したのだが……

 「MoEアニメが帰ってきた」「MoEアニメが帰ってきた」とあちこちで書かれてるので何かと思ったら、なるほど。w
 第一話はジルが有り得ない活躍であれよあれよとドルアーガを倒す成り上がり物語……の夢を、モンスターにのされたジルが見ていたという話。w これがドルアーガって、遠藤氏流石に怒るんじゃね? と思ったら、ラストはどうやらシリアスに締めたようで。
 まあ、シリーズ構成が賀東氏なのでよほど変なものは作らないとは思うのだけど、それにしても第一話は、夢オチにしてもちょっとはっちゃけすぎ。って、GyaOでジルが寝てた間の現実視点の第一話が配信? GyaOで見たんだけど? って、期間限定かよ。明日、また放映するらしい。どうやら「裏一話」はDVD初回特典らしいので、そういう商法なのだけど、GONZOの商法はいつも的を外しているような。まあ、裏一話は見ますけどね。


  クリスタルブレイズ #1。近未来のラグス・タウンという都市。そこで女がガラス像になってしまうという事件が頻発していた。その唯一の目撃者であるホームレスは「生身の女が炎に包まれてガラスになった」と錯乱気味に話すが、誰も信用しない。
 そのラグス・タウンの小さな探偵事務所・S&A探偵事務所に、常連のポリリンから荷物の輸送の依頼が舞い込んでくる。所長のシュウを直々に指名しての依頼だったが、シュウの不在をいいことに、カメ探しだののつまらない依頼にイライラしていたアルバイト女子高生マナミが、やはりアルバイトの事務員アヤカを連れ出して待ち合わせ場所へ勝手に行ってしまう。が、そこでいきなり銃撃戦に巻き込まれおたおたするしかない二人。しかも、バンの中なら現われた依頼の荷物とは、女の水晶像。ところが、驚く二人の前で像は生身の女になるのだった。

 作画が綺麗かと期待してたけど、ちょっとガッカリ画質w まあ、スタジオ・ファンタジアにはぴねっとと来てはこのくらいだろうなぁという感じですが。なにより、前期はぴねっとは成績不振だったというのに、こういうオリジナルを意欲的にやってくるところはきちんと評価したいです。
 それはそうと、OPがジャズ調だったり全編ハードボイルドタッチ。その中で水晶人間サラとシュウが出会う。「外の世界では生きられない」と言われたり、身体が時々水晶のようになったり、回りが妙に温度が上がったりといかにもいわくありげなサラだけど、予告でのアキラの「俺の涙目の活躍に泣け!」に泣いたので視聴継続。w


2008年04月10日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] イタズラなKiss#1,2と紅kure-nai#1と仮面のメイドガイ#1と我が家のお稲荷さま#1

  イタズラなKiss #1「運命のイタズラ」#2「アブない同居生活」。女子高生の相原琴子は意中の相手、入江直樹に告白して大玉砕。しかも「頭悪い女はキライなんだ」と駄目押しの一言まで貰う。琴子は劣等生の集まるF組、入江は成績優秀者の集まるA組、それどころか入江は全国模試一位の成績でもあった。「身の程知らず」と笑われる中、友達は琴子を慰めようと新築したばかりの彼女の家にお祝いに来るが、実は欠陥建築だった新居は震度二の地震であっけなく倒壊。宿無しになってしまい琴子は親子で父の学生時代からの親友だという人の厄介になることにするのだが、なんとそこは入江の家だった。

 ご存知多田かおるの原作コミックのアニメ化。なんでも今回、遺された構想メモなどから作者逝去により未完になっていた原作に結末をつけるというのがウリ。って、多田かおるの死因、今回調べて初めて知った……う〜ん。
 まあ、いろいろツッコミどころはあるけど王道に一々ツッコミ挙げてくってのも野暮でしょ。てか、ツッコミながら見てはいるんですが。まあ、金之介は良い奴だよね。アホだし女の子にはもてないだろうけど。
 しかし、これって平日夕方にやってもいいんじゃないの? コードギアスが日曜夕方で、のらみみやこういうのが深夜帯か……テレビ業界も狂ってるよなぁ。(別にコードギアスがいかんというわけではなく、視聴者を育てようという気が皆無なのが)
 ちなみに全番組ののらみみに続いてこれもCBCがキー局なんですが、一週遅れかと思ったら今週一挙二話放映してました。このやる気を羊の皮を被ったどこぞの局にも見習わせたい。


  紅 kure-nai #1「極夜」。紅真九郎は学生生活を送りながら同時にあらゆる揉め事を解決する揉め事処理屋で生計を立てている。ある日、尊敬する業界の先輩である紅香から一人の女の子を依頼で預かることになる。日本人形のような外見に浮世離れした立ち振る舞いのその女の子・九鳳院紫は、実は紅香がとある事情で大財閥九鳳院の屋敷から密かに連れ出した娘。その事情を知らない真九郎は、彼女を家に残して登校するのだが、帰ってくるとその姿が消えていた。真九郎は紫を探して夜の町を駆け回る。

 コミック版しか見てません。つか、のっけから邪気眼なんですが。レベルたけぇなw(誉めてません) 絵はとてもきれいなんだけどなぁ。
 コミック版の印象では、主人公やその周囲の人間は強かったりすごい能力を持ってたりはするけど、激しく日常は逸脱しない話かと思ったら、そうでもないのか。懸念してた紫役の子役も結構良い演技してるのになぁ。つくづく惜しい。
 でも、銀子のためにしばらく視聴継続。


  仮面のメイドガイ #1「はじめましてだ、ご主人!」。高校二年生の富士原なえかは、人並み外れた巨乳以外は一般家庭の普通の女子高生……でもなかった。彼女の祖父・大富士原全重郎は日本どころか世界指折りの大金持ち。孫娘の剣道の試合の応援のために学校も急遽休校にさせてしまう常識はずれの感覚を嫌い、なえかは徒党との幸助と両親共々普通の生活を送っていたのだが、その両親がしばらく前に行方不明になっていた。ここぞとばかり自分の屋敷に来るようにと押しつけるような全重郎の申し出を全力で断るなえかだったが、家事の才能ゼロのためにゴミ屋敷と化した富士原家を見かね、全重郎は二人のメイドを置いていく。二人のうちの一人・フブキは家事万能で才色兼備の普通のメイドだったが、もう一人のメイド・コガラシはメイドと言いつつもメイド服と仮面に身を包んだマッチョマン、すなわち「メイドガイ」だった。

 メイドガイ、声は誰かと思ったら小山力也ですかい。ハマりすぎてて恐ろしい。w
 姿形も異様だけど、能力・行動は更に輪を掛けて異様なメイドガイ・コガラシ。つーか「メイド」と「ガイ」ってそもそもくっつくものじゃないだろう。いや、まあそんなツッコミは半万年ほどいまさらですが。
 その行動は妖怪じみているほど有能と言えば有能なのだけど、根本的に自分が異様であることをまったく理解してないのと、その全能力を持ってデリカシーのなさを発揮するため、なえかはおろか「メイドガイテイマー」であるはずのフブキでさえも振り回され気味。それはED見てもわかることだけど。
 けど、実はコガラシとフブキが二人のそばに使わされた真の理由は、全重郎の財産相続権第一位となったなえかを、他の相続候補者の暗殺謀略から守るため。って、コガラシが近くにいる方が一万倍くらい危険な気はするし、実際コガラシの方が脅威なんですが……
 作画も原作に近づけて、原作に忠実なアニメ化という印象。バカバカしいけど見てしまうだろうなぁ。

  我が家のお稲荷さま。 #1「お稲荷さま、封印解かれる。」。母の実家の三槌家に呼ばれた高上昇と透の兄弟。三槌家をとりまとめる大ばば様が危篤だと聞いて駆けつけたのだが、それは二人を呼び出すための真っ赤な嘘。三槌家はそもそも五行の内の「水行」を祀る家系であり、大ばば様が透が何か妖怪に狙われているのを知って二人を守るために呼び寄せたのだ。だが、相手の妖怪が木気の精だということがわかり、五行相克の理から、三槌家が祀り、また封印してきた金精の大妖怪・天狐の空幻の力を借りることになる。

 まあ、ハーレムでアレなライトノベルのアレ。(←真面目に筋を説明するのがめんどくさいらしい)
 原作未読ですが、第一話は第一巻の内容なんでしょうかね。しかし、狐は普通陰の獣であり、水気か土気の精とされてるのだけど、空幻が金気の精ってのは、天狐だからなのかね。
 木気の雷を水を使って感電させるってのはありがちの定番だけど、定番過ぎて、なんというか。そもそも雷が木気なのは、雷は作物や樹木の成長を促すということから。昔から「春の雷は豊作の徴」と言われてるし。これは雷により窒素化合物が生成され、土壌に窒素が豊富になるからと言われてるけど、本当なのかなぁ。
 閑話休題。どうやら空幻は今後「ぐーたらお姉さん」として家に居着いて騒動を起こすらしいけど、このままだとあまり見所が……せっかくの狐耳なのに。

[映画][マンガ][その他] 原作絶賛荒らし中

  映画「カムイ外伝」2009年上映予定 。エエエエエエエエエェェェェェェェェェ!!!!!?????(主に否定的な意味で)


2008年04月12日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] S・A#1とヴァンパイア騎士#1とあまつき#1とxxxHOLiC◆継#1

  S・A〜スペシャル・エー〜 #1「光・慧」。小さい頃から父親にプロレス技を仕込まれ、女の子ながら負けなしだった華園光。しかし父が連れてきた男の子、滝島慧にあっけなく初敗を喫してしまう。それ以来なんとか慧に勝とうと勝負を挑むが、一度として勝てたためしがない。負けん気の強さがたたり、慧を追いかけて名門の白選院学園の高等部にまで入学してしまうが、慧に勝とうという努力の結果、学年トップ7人だけが入れるという特別クラス「スペシャル・エー」の一人になる。が、肝心の慧には勝てず、毎日「万年二位の二位さん」と慧にからかわれる始末だった。

 主人公の声が後藤邑子ですか。この手の元気系の役は聞いたことなかったな。まずくはないんですが、OPの歌声はちょっときつそうというか……
 まあ、スーパーだけども奇人変人のS・Aクラスの面々が繰り広げるドタバタ。と説明すればおしまいだけど、深夜にやる必要があるとは思えないのだけどなぁ。イタKissといい、普通に夕方にやればいいのに。なんでそうしなくなってしまったのだろう。
 図書室で勉強してたはずなのに結構離れてそうな職員室の物音を聞いたりと、結構脚本はゆるめっぽい。


  ヴァンパイア騎士 #1「ヴァンパイアの夜」。小さな頃、吸血鬼に襲われたことのある優姫。それ以前の記憶がなくなっていた優姫はそのときに助けてくれた吸血鬼・玖蘭柩(かなめ)に連れられ、黒主学園学園長の養女になった。その黒主学園は表向きは普通の全寮制学園だったが、昼に校舎を使う「デイクラス」と夜に校舎を使う「ナイトクラス」に別れ、実はそのナイトクラスの生徒たちは全員吸血鬼だった。優姫は風紀委員として何も知らない一般生徒たちに秘密がばれないように、また不用意な接触をして襲われないようにと、幼なじみの零と共に学園の平穏を守っていた。しかし、零は優姫と違い吸血鬼を激しく憎んでおり、また吸血鬼たちも純血種の名家である柩が命令しているから大人しくしているだけで、うわべの平穏とは裏腹に一触即発の緊張をはらんでいた。そんなとき、ナイトクラスの生徒にあこがれるデイクラスの女生徒たちが夜の校舎に勝手に入り込んできてしまった。

 「ロザリオとヴァンパイア」の新シリーズ。嘘です。ごめんなさい。でも、学園の設定とか似てるしさ〜。
 真面目な話、逆ハーレムアニメって奴でしょうか? 女性キャラも出てきてはいるんですが。話はあからさまに吸血鬼中心(というよりほとんどONLY)で話が進んでいくっぽいですが、逆にそれだけに人間対吸血鬼の抗争というわけでもなさそうで。検索でいろいろネタバレを見たけど、それでもどういうふうに話が進んでくのか、ほとんど読めない……


  あまつき #1「雨夜之月」。高校生の六合鴇時(りくごうときどき)は歴史の授業で赤点を取った罰として、バーチャルで江戸を体験するアトラクションに行き、当時の生活についてレポートを提出しなくてはならくなった。江戸時代のことなど全く知らない鴇は同じく補習の篠ノ女紺と知り合い彼に根掘り葉掘り話を聞くが、ふと目を離した隙に彼の姿を見失ってしまう。のみならず、アトラクションのはずの施設の中で、虎の身体のバケモノに襲われる。いつのまにか鴇はバーチャルのフィールドではなく、本物の江戸に来てしまっていた。

 これは、逆ハーレムアニメとはちょっと違うのか。でも、作者が江戸好きなのはわかるけど、だとすると朽葉のあの格好は……当時、女性が胸の形がはっきり浮き出る、ヘソ丸出しの格好で歩き回るってのはマンガとしてのケレンとしてもやりすぎな気も。でも、そのくらいしないと男か女かわからんけど。
 タイムスリップ+妖怪ものらしいけど、女性向けのこの手の定番は読み慣れてないだけにちょっととっつきにくいなぁ。男性の江戸好きと女性の江戸好きでは、ちょっと傾向も違うしね。まあ、様子見はしてみます。
 それにしても今期は女性向け作品が多いなぁ。


  xxxHOLiC◆継 #1「蜘蛛 クモノス」。変わらず侑子の店でバイトをしている四月一日(わたぬき)。百目鬼とも文句を言いながら腐れ縁が続いていた。ある日無理矢理登校前に境内の掃除を手伝わされている時に、蜘蛛の巣が絡まってしまう。百目鬼がなんの気もなく取り払うが、それがとんでもない事態を引き起こすとは四月一日も百目鬼も思っていなかった。

 まあ、普通に旧シリーズから続いて新シリーズ。今シリーズは四月一日の目をめぐっての騒動と、四月一日が出会う霊能者の女の子・小羽のエピソードを中心に構成していくらしい。安心してみていられる安定したシリーズなので、普通に楽しみ。

[アニメ] マクロスF#2とペルソナTS#13,14

  マクロスF #2「ハード・チェイス」。逃げ遅れたランカを助けるために思わずパイロット不在になったF-25に乗り込んでしまったアルト。まったくの素人ではないのもあってそこそこ渡り合うが、所詮は初めての戦闘で、おまけに傷ついた機体。あっという間に劣勢になるが、他の機体が駆けつけ、その援護のお陰でランカを助けてその場を逃げ出そうとする。怪物に追いかけられあわや撃墜されたり船外へ投げ出されそうになるが、どうにか間一髪、怪物は撃破され、助かる。ランカは無邪気にお礼を言うが、アルトは目の前で殺されたパイロットのことを思い出し、その場を逃げるように立ち去る。
 翌日から破壊の跡も生々しいまま日常生活が再開されるが、登校していたアルトの前に軍の人間が現われ、彼の身柄を拘束する。最新鋭機を勝手に使い戦闘を行ったことを追求され、あれは仕方なかったと弁解するが、軍の本当の目的はアルトのスカウトだった。しかし、その事情聴取の現場に民間軍事会社SMSのオズマ・リーが現われ、彼を横からかっさらっていく。
 そしてまた一方、まだフロンティア船団に滞在していたシェリルもアルトの身元と居場所を探させていた。

 ランカ、機外に放り出されたり真空に投げ出されかけたりしても平気って、やけに頑丈だと思ったらゼントラン(ゼントラーディ人)のクォーターだとか。ぴこぴこ犬耳の様に動く髪もそのせいか! とか冗談で思ったら、どうもホントにそういう設定(ゼントランの一部には髪などがアンテナになって動く種族もある)らしい。
 助かってはしゃぐランカと裏腹にアルトは戦闘の間は夢中で忘れていた目の前で死んだF-25パイロットのことを思い出し、逃げるように立ち去ると人目のないところで一人嘔吐く。まあ、そうだよなぁ。
 けど、ランカの証言や軍の記録映像にバッチリアルトの姿が映っていたことから、軍とSMSが彼に目を付ける。軍の目的はスカウトだけど、SMS、というかオズマの目的はF-25のパイロット、ギリアムの最期を仲間たちの前で語ってもらうため。しかしその前に船団に貼り付いていたもう一匹の怪物=ヴァジュラが再襲撃して来、オズマたちに出撃命令が下る。ギリアムの死に様が目に焼き付いて離れないアルトは思わず「自分にも戦わせてくれ」とオズマに直訴するが、素人が巫山戯たことを言ってると思われ、殴られて放り出されてしまう。でも、同じ学生のミッシェルやルカがSMSにいるのは、なんでなんだろう? バイト、というレベルではなさそうだし。
 そして失意のままのアルトの前に現われたのは、兄オズマに差し入れを持って行くところだったランカと、その途中で道に迷っていたところを案内してもらって意気投合していたお忍び姿のシェリル。シェリルの目的は、アルトなんだけど。
 そして図らずも三人が再開するところで引き。さっそく修羅場か?>それはさすがにない
 それにしても前回のシェリルのコンサートではマクロスプラスでのシャロン・アップルのコンサートを思わせる演出(というか、その技術の発展系といった描写)があったのに加え、今回アルトをSMSに連れて行くオズマの車内でFIRE BOMBERのナンバーが流れてたのが、きちんとシリーズとして意識してるんだなぁ、と。戦闘ものだと旧式機体として過去の作品の機体が出てくるとか以外では同一世界の別時間を演出するのが難しかったけど、こういう演出の仕方は上手いと思う。「あたしの歌をきけぇっ!」は、まあセルフパロだろうけど。


  ペルソナTS #13「朱に染まる雪原」#14「狭間の彷徨」。本来ペルソナを使える上限年齢を超えてペルソナを使っていた諒。それは不正な薬剤の使用とその副作用を代償として可能としていたことであった。だが、それも限界に近づき、ほころびを見せ始めたところで敵の親玉である九條が接触してくる。すなわち、彼らの目的のために諒の協力が欲しいというのだ。しかし、それは慎たちも巻き込むことも意味し、諒は自分で全ての決着をつけるために九條との待ち合わせ場所に向かうのだが……

 九條との対決の最中、諒は瀕死の怪我を負いその影響でペルソナが暴走。その巻き添えで諒を追ってきた映子が死んでしまい、半年が経った。慎と洵は実家から学生寮に移っていたが、諒の事情を何も知らない二人はまだ兄の失踪をどう受け止めていいのかがわからなかった。特に、初恋の相手である映子の死、その容疑者として諒が挙げられていることに慎は苛まれ続け、伊藤刑事にも捜査状況を頻繁に尋ねていた。しかしそれでも仲間たちの間では表面上は平凡な夏休みが営まれていたが、街中での「マレビト」の一人がペルソナを暴走させてしまい、表面上だけでもつなぎ止められていた日常は完全に崩壊へと向かう。

 急転直下ですな。
 諒が無理にペルソナを使っているのはわかっていたし、そのために多大な犠牲を払うだろうとは思っていたけど、その犠牲がまさか映子だとは……しかし、自身も重傷を負っていたはずの諒の姿は現場になく、失踪ということになっていた。綾凪署には新しい署長が来るのだが、それは多分、諒が電話で話していた相手だよなぁ。戌井も彼と同じ勢力に属する人間で、二人の会話は完全に日常の終焉が決定したことを示す。
 慎と洵に気を使っていた仲間たちだけども、事態が急変し、状況を探るために学園に潜入していたまゆり=沙季の二重生活もおそらく限界を迎えるだろうし、ペルソナを伊藤警部たち一般人に見られるし、これを契機にマレビトも本格的な活動を開始するしで一気に事態が動き出す。
 それよりなにより、行方不明の諒がペルソナと共に姿を見せるのだけど、その様子が明らかにおかしい。死んだはずなのに諒を襲ったトウマの時と同じように。それにはあの赤い髪の少女が関わってるのだろうけど、「無意識の統合による救済」や「諒たち勢力の動き」とどう関係するのだろう?

 それはそうと、「わたしのお稲荷さん」もとい「我が家のお稲荷さま。」、普段は男形態ですか……狐は陰の獣だから女に化けることが多いって理屈が一応あるんだけどなぁ。なんだかますます見続けるモチベーションが……


2008年04月13日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ゴーオン#9とキバ#12

  ゴーオンジャー #9「明日ガアルサ」。二人でショッピングに出ていた早輝と範人。しかし街中に現われ、レンズバンキと戦おうとしたがレンズバンキがシャッターを押した瞬間、鉄くずだらけの世界に飛ばされてしまう。そこはヒューマンワールドでもマシンワールドでもないジャンクワールド。そこのエネルギーを使ってレンズバンキに転送させた人間をウガッツにしてしまおうというのだ。しかし仲間がいない状態で、早輝は範人に弱音を吐き出す。

 今回はチームのムードメーカーの二人の話。しっかり者の早輝とどこかちょっと頼りない範人だけど、早輝は意外なヘタレの面をさらけ出す。料理学校で先生に「味オンチ」と言われたのがずっと心の傷になっており、実は自分に自信が持てないでいた。それをいささか後先を考えなさ気味の範人が引っ張るという展開に。
 しかし、一度レンズバンキに自分たちのパネルを撮らせるのは意味があったのか? 油断をさせるためなのだろうけど。あと、巨大化してもレンズバンキは能力そのままなのね。こういう特殊系能力だと珍しい。結局弱点を見やぶられて無力化してたけど。


  キバ #12「初ライブ・黄金のスピード」。イクサに襲われ動揺したキバは川に突き落とされるが、死んではいなかった。だが、名護はキバを倒したと誤解し、渡もまた左肘を痛めてしまう。キバのことを明かすわけにはいかないため、渡は健吾に肘の怪我のことを黙っていたが、そのため演奏が思うようにいかない渡を見て、健吾は渡のやる気がないのだと誤解しかける。だが、上機嫌で渡を尋ねてきた名護が肘の怪我のことを見抜く。渡は名護に感謝するが、同時に高圧的に音楽などやめろと言う態度に違和感を感じてもいた。
 22年前。次狼がイクサの装着者となり、そのことで嶋に直談判するゆり。しかし、嶋の判断は変わらず、ゆりはマル・ダムールを飛び出す。自棄になったゆりは音也をデートに誘い、異様なまでにはしゃぎまくるが、最初は喜んでいた音也はゆりの異変に気付き、「今のお前はお前じゃない」と言い、デートを中断して去っていく。だが、次に音也が現われたのは次狼の前。音也はなんと、次狼に「ゆりにイクサを譲ってくれ」と土下座までして頼み込み始めた。

 現在も過去もイクサの装着を巡っての話だけど、過去のイクサはやはり不完全なもので、利用者に過度の負担をかけるもの。それは人間ではない次狼でさえ倒れてしまうほど。次狼がそれを承知でイクサの被験者になっていることを知って、それまでの反発を消し去る。でも、次狼の真の目的は人間の組織を利用してのファンガイアへの復讐と、自分の一族を復興させること。一見無骨で不器用そうな次狼が世の中を上手く渡っており、逆に軽い性格で口先が上手そうな音也の方が実は不器用って対比がちょっと面白い。
 一方、現代では名護に心の強さを求めた渡が、あまりに独善的な名護の言動に、ついに決別するかのようにイクサと対決、これを破る。そして、ベースが弾けなくなった代わりになったボーカルで、吹っ切れたように歌い出す。
 現代編も名護がこのままで済むわけはないだろうし、過去編も次狼の思惑がいろいろ引っかき回しそう。というか、おイタが過ぎて封印されちゃったってことかな?


2008年04月15日(火) 旧暦 [n年日記]

かのこん#1と隠の王#2とソウルイーター#2

  かのこん #1「初めてしちゃう?」。田舎から都会の薫風学園に転校してきた小山田耕太。それまで暮らしてきた田舎とは違う光景に驚くばかりだったが、その彼にいきなり声をかけてきた先輩・源ちずるが突然告白してくる。積極的に耕太を押し倒してくるちずるになすすべもなく目を白黒させていたが、実は彼女の正体は……

 やっぱり原作未読です。コミック版のみ。寸止めエロコメというか、いくら深夜でもこれは地上波では流せんわな、そりゃ……
 タイトルから推測が出来るとおり(?)、狐妖のちずるをはじめとして、田舎の臭いがする(からというだけではないみたいだけど)耕太に退かれる痴女……もといメスイヌ……もとい、美少女妖怪があれやこれやまろびだしたりまさぐったりするアレです。おさわりアリ。本番はナシ。
 内容はそれだけと言って過言でないのだけど、能登がショタ役ってのは珍しいかも。
 妖怪は知能が人間より劣る者が多いという設定らしいけど、それにしてもヒロイン二人の痴女っぷりは、どうにかならんのか。(^^;


  隠の王 #2「雷鳴、来る」。秘術・森羅万象を身に宿した者が現われたと聞きつけ、熱血金髪ツインテール・清水雷鳴登場。金髪ツインテールだからツンデレの記号ですか?(そういう見方はするなって)
 それはともかく、巣から落ちた野鳥の小鳥は、人間の手で戻すと人間の臭いがついて親鳥が育てるのを拒否することがあるんで気をつけないと。


  ソウルイーター #2「俺こそスターだ!〜もっともビッグな男、現る?〜」。二組目のメインキャラ、ブラック☆スターとその武器である魔暗器の椿登場。複数の武器に変身できるって、どれだけ万能なんだか。シックスショット?
 その椿のスペックの高さ(人間態のスペックの高さも含めて)に対し、ブラック☆スターは暗殺者なのにやたらと目立ちたがりで自分が誰より目立ってないと気が済まないというどうしようもなさ。それ、根本的に問題ありすぎだから。
 本人は実力もあるのに、その性格のせいでまだ鬼神の卵の魂を一個も回収できてないという始末。今日もブラック☆スターの目立ちたがりのせいで任務に失敗するが、あまりの強さに鬼神の卵99個分の価値が魂にあるという用心棒ミフネと彼が守る魔女アンジェラの情報を聞きつけ、「そいつら倒せば、一気にデスサイズじゃん!」と意気揚々と向かうのだけど……
 いいところあるのは認めるけど、相棒としては根本的に問題がありすぎるような。>ブラック☆スター
 次回は三組目のメインキャラチーム、デス・ザ・キッドとそのパートナー武器姉妹の回。でもこいつも難儀な性格のようで。死武専にはそんなんしかおらんのか?w


2008年04月16日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] どうでもいいこととRD潜脳調査室#1-2とクリブレ#2

 のっけからどうでもいい話でなんですが、 スピルバーグ、「攻殻機動隊」を3D実写映画化Y!hl )のニュース。「少佐をやるなら誰だ?」で、こっちが「アンジェリーナ・ジョリー」と言ったら、相手は「ナタリー・ポートマン」と言いやがった……ポートマンじゃアクションできないでしょ。
#話題にすべきところはそこじゃないのは百も承知なのでツッコミ無用。

  RD潜脳調査室 #1「ウラシマドライブ」#2「少女」。ダイバーの波留真理(はるまさみち)は、新しい感覚共有ネットワーク・メタリアルネットワーク(メタル)を用いての深海の探査活動中、事故により昏睡状態に陥ってしまった。目覚めたのはおよそ半世紀も後。老いた上に半身不随になった身体という現実。そのショックのため、世の中と関わることを避け、かつての仲間であった久島からの誘いも断り続け、今や全世界を網羅するネットワークとなったメタルに接続することもせず、老人介護施設の人工島で隠遁生活を送っていた。
 そんな世捨て人同然の生活を送っていた真理だったが、その生活に蒼井ミナモという少女が飛び込んでくる。彼の介護アンドロイドであるホロンがメンテナンスに入るため、その間学生による老人介護プログラムの申請をしていたのだ。そそっかしいながらも朗らかで全力なミナモを孫を見るようにほほえましく受け入れる真理。しかし、その晩突然人工島で大規模な停電が起こる。何故か予備電源も起動しない異常事態に、生命維持に支障が出る要介護者もいる中、ミナモはどうにかしようと無鉄砲にも飛び出てしまう。それを見た真理は、それまでの意地も拗ねた気持ちも捨て去り、自分に出来ることをしようとメタルにダイブするのだった。

 GyaOでの視聴。だって二週間以上の放送遅延って……
 攻殻機動隊の士郎正宗原作……つーか、原案の気が。まあ、いかにもそれらしいネットワークものなのだけど、そのネットワーク内部が海に見立てられていることと、主人公が元腕利きのダイバーの老人というのが面白いところか。五十年間の眠りから目覚めれば自分は年老い不自由な身体になっていたのだけど、ミナモの一生懸命さからそれまでの意固地さを捨てて飛び込んだメタル内部では、かつてのように若々しく、そしてもはや入れないと思っていた海の感覚を得ることが出来る。一種の変身ヒーローと言えなくもないけど、のっけから真理の心の扉をこじ開けたように、ミナモの存在がどうも欠かせないよう。
 #2の前半は#1を補完するような内容で、#1が真理視点だったのに対し、#2前半は#1の話をミナモ視点で描いている。ミナモの兄がメタル統括局の人間で、さらにミナモの祖母と若かりし頃の真理に関わりがあったりと、色々因縁もありそう。
 しかしなにより、女性キャラが昨今の流行など眼中にないかのごとく、皆ムチムチ体型なのが一番の特徴か。<おいおい
 ホロンが「自分は重い」と言ったのは、機械の身体だからではなくその体格ゆえかt(ry


  クリスタルブレイズ #2。異常な体温を発っし弱っているらしい少女を事務所と同じビルの医者に診せるシュウ。しかし診察の結果、彼女が人間では有り得ない高熱を発し、身体機能もまた強化された、改造人間であるということがわかる。少女の容体は落ち着き元気を取りもどすが、自分がいてはシュウたちに迷惑になると、彼の留守中に病室を抜け出してしまう。ポリリンから仕事の依頼を受けていたシュウはアキラからそのことを聞き、街中を徘徊する少女を連れ戻そうとするが、その前に彼女を所有していたらしい組織の女が現われる。

 まあ、なにか勘違いしてる感もあるけど、それはそれで楽し。あまり過度な期待を抱かない出来なので、気楽に楽しめますし。(その物言いは物言いでどうかと)
 今のところ「何か大事件につながるかも(そしてそれが金になるかも)」という動機もあって少女を保護してるシュウだけど、実際のところの動機はマナミたちがストレートに行動してたり。マナミにとっては初めて出くわしたでっかいヤマ。しかも彼女は怖い連中に狙われてもいるし困ってもいるらしい。と無邪気にまっすぐな正義感。シュウはそれほど素直ではないけど、根っこは同じっぽい。
 このままあまり捻りすぎず、ストレートに行ってくれれば。


2008年04月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] まきますか?

 ヤングジャンプで「ローゼンメイデン」の連載が始まったけど、これはリセットなのかしらん? 冒頭で「まきますか?」の選択で「巻きません」を選んでるジュン。その後は関係なさそうな展開が続くのだけど……雪華綺晶の名前も出てるし、旧シリーズから続いてるのか仕切り直しなのか。掲載雑誌を考えると、旧シリーズから設定を一新させる方がありえそうに思えるけど。

[アニメ] 紅#2とペルソナTS#15

  #2「溝と流れと」。ようやく始まった感のある真九郎と紫の共同生活。心配して携帯で連絡ばかり取る真九郎だけど、紫の方はたわいもないことで連絡ばかりしてハラハラさせる。そして五月雨荘のおかしな面々との接触。追っ手が近寄らないのって、奇人変人屋敷だからか?
 それはそれとして、屋敷で使用人に囲まれて育ってきた紫が、外でも他人から何かして貰うのが当たり前と思っているのを、真九郎が叱る。紫はなぜ叱られたのか最初わからないが、それが仕事だからでも義務だからでもなく、ただ親切心からでたものだと聞かされ、素直に謝り、お礼を言うことを覚えるのは、素直でいいねえ。最近のガキはなかなかこうは行きませんて。
 こういう淡々とした日常話の最後に真九郎の仕事中の姿が。ああ、邪気眼設定はこれのためだったのね。日常生活や人間関係をどれだけ書き込めるかでこの辺が生きてくるかどうかが別れる気がする。


  ペルソナTS #15「明日を閉ざすもの」。マレビトの一人が暴走し、ペルソナが一般人の目の前に姿を見せたことで事態が動き出す。そのマレビトを葬り去ったのが失踪した諒だったことをどう受け止めていいか悩む慎を、拓朗は「生きてれば、いつかは、って思えるじゃん」と慰める。しかし慎の前に新しく綾凪警察署の署長になった真田明彦が姿を現す。他人の家で勝手にメシを作り一緒に喰う明彦にあっけに取られる慎だったが、その口から語られた諒とペルソナの真実に驚愕する。

 明確な原作キャラ、明彦の口から語られる真実。って、人んちで勝手にメシを作ったり冷蔵庫の中身に文句つけたり、超マイペースw しかしその口から語られた真実は申告そのもの。10年前の事件をきっかけにペルソナをどう取り扱って良いか喧々囂々していた警察内部で、対ペルソナ部隊の創設を強力に推し進めていたのが明彦と諒。だが、ペルソナは少年期にしか発言しないがゆえ、きちんとした警察官になる年齢にはペルソナを失ってしまう。そのため、ペルソナ対策本部が設立されても実質もみ消し専門にならざるを得なかった。しかしとある目的からマレビトがペルソナ所持者頻発地帯である綾凪市でペルソナ狩りを始めたことから、明彦たちは「影抜き」とペルソナの関連性を利用し、わざと影抜きを流行らせその噂を収拾し、ペルソナ能力潜在者のリストアップを行い、彼らをマレビトから守ろうとしていた。諒もまた、不法な薬剤を使い身体をむしばみながらペルソナの上限年齢をごまかし、自らに課した使命を果たそうとしていた。
 それらすべてを慎に明かしたのは、警察上部にもマレビトに組みするものがおり、事実上明彦たちは孤立、慎たちの力を借りるしかないためだった。だが、明彦は強要するようなことせず、「君が決めてくれ」とだけ言い残す。
 兄の意思を継ごうか迷う慎だが、迷ってやってきた両親と結祈の墓前で、伊藤と出会う。伊藤もまた明彦から真実を聞かされていたが、自分に何か出来ることはないかと言う慎の申し出を撥ね退け、「兄貴の気持ちをよく考えろ」と言う。伊藤がいたところには、伊藤の妻と娘とおぼしき名前の記されている墓碑……伊藤さん、まさか死亡フラグ!?
 次回はついに拓朗が本格的にマレビトと戦闘っぽい。それはそうと、OP、前のやつ好きだったんだけどなぁ。


2008年04月19日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#3とHOLiC継#2と狂乱家族日記#1と図書館戦争#1

  マクロスF #3「オン・ユア・マークス」。SMS本部の前で邂逅したアルト、ランカ、シェリル。だが、居住区に侵入したヴァジュラが迫り、三人は緊急用シェルターに逃げ込む。余裕なくいらつくアルトに、それをからかうように挑発するシェリル、二人の間でおろおろするランカ。他人任せの状況にいらつくシェリルだが、ヴァジュラの攻撃の余波でシェルターの換気設備が故障してしまう。このままでは窒息するという状況に、ひたすら前向きに自分の力で未来を拓こうとするシェリルを姿を見て、アルトとランカは何かを感じる。

 なんだ、シェリルはなくしたイヤリングを取りに来ただけか。これでは修羅場にならんわなぁ……<なにを期待しているんだ
 状況をわかってないかの如く我を通そうとするシェリルだけど、実際は自分に出来ることがないといらつくだけのアルトや、ただ単に立ちすくむだけのランカと違い、可能性は少なくとも自分の出来ることをして突破口を開こうとする、最もポジティブな行動力を見せる。それを見てアルトが、そしてランカがそれぞれの決意をしていくという流れ。
 ヒロイン(の一人)が中華料理屋で働いてる、敵の襲撃の余波で閉じこめられる(、マグロを食う)、戦闘機乗りとアイドルを目指す、って、初代マクロスの流れを追ってるなぁ(まあ、マクロスシリーズはすべて「マクロス世界で作られた、実際の事件を元にしたドラマ、映画」という設定なので、意図的に初代に似せて作られた、という設定かもしれない)。ポロリもあるでよ。って、あれは完全な不可抗力の気が。シェリルが別れ際に「視覚データ云々」と言っていたのは、電脳インプラントが合法なマクロスギャラクシー船団の常識での発言だろうなぁ。
 それはさておき、ヴァジュラは撃破するが、ランカの兄、オズマが戦闘中に負傷してしまう。それを見て、トラウマから気絶してしまうランカ。実はランカは幼い頃家族の乗っていた移民船をヴァジュラに襲われただ一人生き残った過去を持っていた。オズマはその際ヴァジュラと交戦した軍の戦闘機乗り。彼女の家族を守れなかった後悔から、彼女を引き取り妹として育てていた。まあ、ランカの家族を襲ったのがヴァジュラとは明言されてないけど多分間違いないでしょ。おそらくSMSが設立されたのも公式にはその存在を伏せられていたヴァジュラへの対抗組織として、実際は秘密裏に準備をしていた、ということだろうし。
 ランカは(その記憶は封印されてしまっているが)そういう過去を持っているがゆえにオズマは自分が危険に任務に就いていることを隠しており、事情を聞いたアルトはさらに詳細な事実を知ろうとするが、それはSMSに参加するということでもあった。その決断のために24時間の猶予を与えられるが、友人でありSMSに所属していたミハイルは「ただ単に逃げたいだけのお前は、やめておけ」と忠告する。実際女形歌舞伎役者の家系に反発してのパイロット転向だったが、過去の傷と向き合おうとするランカを見て、人々を守りたいという気持ちもあるのを再確認、SMSへの入隊を決意する。ランカもまた、死の危機、兄の危機に直面し、自分の歌を出来るだけ多くの人に効いて貰いたいという気持ちに素直になり、「ミス・マクロスフロンティア」へエントリーする。
 しかし、シェリルが今後も二人に関わる伏線は張られているものの、このままだとランカを巡る三角関係みたいに見えてしまう……


  xxxHOLiC◆継 #2「左眩 ヒダリメ」。百目鬼の代わりに蜘蛛に右目を差し出したワタヌキ。だが、「自分がしたいからそうした」というワタヌキに、百目鬼は明らかにいらだった様子を見せる。そんなとき、座敷童子の取り巻きのカラス天狗たちが、侑子の店に飛び込んでくる。

 他人のために自分が犠牲を払うことと、自分を大事にしないことで自分を大事に思ってくれる他人を傷つけることの競合がいまいちわかっていないワタヌキが、それを思い知る事件に巻き込まれる、というのが流れなのだけど、それはさておき。
 「いまどきのネコ娘って、あんななんだ」って、いまどきのネコ娘はさらに進化(堕落?)してメイド姿やキャンギャル姿にまでなってますぜ。いやはやもうなんとも。


  狂乱家族日記 #1「凶華様、君臨す!」。現在過去の日本と関係ない架空の「大日本帝国」。そこの政府機関である超常現象対策室に所属する乱崎鳳華は、街で少女にしか見えないネコミミ、ネコしっぽの無銭飲食犯・凶華に出くわす。偶然のような必然のようなことに、鳳華は凶華を含めたあるメンバーたちのとんでもない(あるいはろくでもない)プロジェクトに巻き込まれていた。

 原作未読。ま〜、設定から書くと、昔世界を滅ぼしかけた「閻華」という存在が、対峙される間際に「自分の子供が復讐する」と言い残し、その閻華の子供たちをあつめ家族ごっこをさせて管理、対処しようという政府の計画に主人公が巻き込まれるというもの。主人公が父役、ネコミミが母役。まあ、他のメンバーも、内気少女はまともなのだけど、クラゲ、人型殺戮兵器、人語を解するライオン、オカマと、狂乱というか、意図的なカオスというか。でも基本的に唯我独尊な凶華が締めるという構成らしい。おかしな連中が一堂に会するってのはスラップスティックの王道といえば王道なんだけど、まあ、どうなんだろうなぁ。
 普通にED見てたけど(いや、電波ソングなんだけど)、放送局によってEDが違ってたらしい。つか、凶華の声の藤村歩って、名前が聞き覚えあるけど誰だっけと思ったら、「あさっての方向。」のからだ役だった。演技力とかとは微妙に別の意味で、声優ってすげえ。


  図書館戦争 #1「我ガ王子様ハ図書隊ニアリ」。人権保護のための表現規制「メディア良化法」が施行された架空の現代。その一方で強権を有するその法制度に対抗し、「図書法」が施行され、図書館は強制良化法の実行組織「良化特務機関」に対抗するため、独自の武装組織「図書隊」を保有するに至った。
 高校生時代、図書隊に好きだった本を良化特務機関に守ってもらった笠原郁は、その図書隊員に憧れ、隊に入隊する。が、あこがれの仕事は想像と違ってハードな基礎訓練ばかり。特に指導教官である堂上篤はことあるごとに笠原に絡んできてイライラするばかり。寮で同室の柴崎にも愚痴ってばかりの毎日だが、街に出た時に良化特務機関が書店の本を接収しようとしているのを察知、それを防ごうと無鉄砲に飛び出してしまう。

 これも原作未読。え〜、いや、これどう判断していいんでしょうかねえ……一種ファンタジーってのも、基本はラブロマンスってのもわかるんですよ。「本を守るための武装組織」って設定も嫌いじゃない。ただ、まず主人公はじめ図書隊の面々はハートマン軍曹様に鍛え直して来ていただきたい。あと、図書館内で発砲するな。本に当たるだろ。図書館で撃っていい銃は暗殺用にあらかじめ用意された、くりぬかれた図鑑の中に隠された拳銃だけだ!(新男たちの挽歌ネタ) 良化特務隊はともかく、図書隊はそんなことでいいのかと小一時間(ry
 原作では法的社会的背景や状況の文章的ハッタリが上手いこと働いてるのかもしれないけど、映像化したものを見ると違和感この上ない……ファンタジーと割り切れればいいのだろうけど、変にリアル調描写で割り切れないでツッコミばかりしてしまうのが……
 どういう視点で模式化してるのかわからんので、おいおいそれがわかれば楽しめるのかもしれないけど、今のところは見てる端から小石でつまずいて風景を楽しむどころではない感じ。


2008年04月20日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#10とキバ#13

  ゴーオンジャー #10「発射オーライ」。ガイアーク三大臣が力を合わせて作り出したミラーバンキ。元々高いスペックに加え、エンジンオーたちの武器をコピーして来るので、エンジンオーもガンバルオーも歯が立たない。エネルギー切れで撤退してかろうじて助かるが、このままでは再襲撃には確実に倒されると、連はかねてから密かに薦めていた炎神たちの改造を間に合わせようとする。

 エンジンオーG3登場。これで五人戦隊っぽい布陣になったけど、キャリゲーターが「炎神を結びつける力を云々」というわりにホントにゲタになってるのが……つか、ゴーオンジャー五人に炎神六体の名乗りになるので、無茶苦茶名乗りが長くなる……
 しかし六体合体でのGだからゴッドかと思った。この後追加の炎神が出てきたらG9とかになるのかな? さすがにそんなに単純じゃないか。


  キバ #13「未完成・ダディ・ファイト」。「イケメンズ」の初ライブが成功し、有頂天の健吾は続けてプロになる夢を語り出す。だが、自分の夢は世界にひとつのバイオリンを作ることである渡は、その夢を応援したい気持ちとの板挟みになる。
 青空の会では嶋が恵からイクサがキバに破れた報告を聞くが、そのことは予期していたかのように平然とした顔。恵はキバとイクサには自分の知らない何かがあることを感じる。その一方で名護はキバに敗れたショックから捕らえた犯罪者にその鬱憤をぶつけていた。
 22年前、次狼が人間ではないことを知る音也はその真意を問いただすが、ファンガイア族を駆逐し自分たちウルフェン族が替わって覇権を握るという野望、その子孫繁栄の道具としてしかゆりを見てないことを聞かされ、逆上して殴りかかる。が、当然叶うわけもなくなすすべもなく叩き伏せられたかに思えたのだが……

 今回は過去編の方がメインかなぁ。現代ではライブに来ていた男から渡がプロデビュー話を持ちかけられるが、逆にそれがきっかけとなって自分の夢はそれではないことを確認、健吾の夢を応援することを決意する。だが、同じ男が健吾にもプロデビュー話を持ちかける。静香が「デビューにお金を取るなんて、おかしいよ」と言うとおり、その話は詐欺。しかも欺した青年の夢いっぱいの魂を好んで喰らうファンガイアだった。
 22年前では、ゆりを物扱いする次狼に音也が怒り爆発。殴りかかるが、音也にも勝算があってのこと。イクサフィストを次狼から奪い取り、イクサに変身して次狼を追い詰める。イクサに変身すれば生命の危機に関わることもあるほど身体に負担がかかることはわかってるはずなのに。どうしようもないと思ってた奴が段々憎めない奴になる。これが井上マジック。
 次回は健吾を欺してたファンガイアに渡が怒り爆発。ドッガフォームの登場らしい。イクサもパワーアップするようだけど、どうやってパワーアップするんだろう?


2008年04月22日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ポルフィの長い旅#13-16

  ポルフィ #13-16。突然ギリシャ西海岸一帯を襲った大地震。急ぎ家に戻る途中でシミトラの被害の大きさにおののく。そして家にたどり着くと、無惨に潰れた家の残骸があるきり。残骸の中に母親のスカーフを見つけたポルフィは掘り出そうとするが、ショックの大きさに気絶してしまう。再び気がつくとそこは教会に設けられた臨時の救護所だった。そこで再び被害の大きさを聞かされる。親しい人たちが多く死んでいたのだ。家族の無事を確かめようと救護所の中を探すと、妹のミーナは頭を打ってはいたが、無事だった。きっと両親も無事に違いないと信じるポルフィだが、家族ぐるみの付き合いがあった米軍のバーンズ大尉から、信じたくない事実を聞かされる。
 意識を取りもどすミーナ。しかししきりに両親のことを尋ねる彼女に、ポルフィは言うべき言葉が見つからず、黙って母親の形見の懐中時計を渡す。お嫁に行くときに渡されることになってるはずなのに、と執拗に両親の安否を問いただすミーナに、まだ自身もその事実が受け入れられないポルフィは、怒鳴るように両親の死を告げてしまう。
 ミーナはそのショックから再び気を失うが、再び目を覚ましたときには何も目に入らないかのようにぼんやりとしていた。ショックのために、心を閉ざしてしまったのだ。しかしそんな中でも希望を告げるように、親友のザイミスの妹が産まれる。やはり父を失っていたザイミスは、父親の分まで妹のエルピーダを絶対に守ると誓う、ポルフィもまた、ミーナを両親に代わって守っていくことを誓う。
 しかしミーナは心を閉ざし続けたまま。バーンズ大尉が二人を浜辺へ連れて行ったりしてくれたが、ミーナは楽しむ様子もない。そんな時、ポルフィは救護所にいた孤児の兄妹が、別々の家に養子として引き取られていくところを見てしまう。兄弟いっぺんに同じ家に引き取られる可能性が低いことを聞かされ、ポルフィはショックを受ける。そして何かを決意したかのように家のあった場所へとミーナと一緒に行く。ポルフィたちがいないことに気がついた救護所では、ザイミスたちが心配をしていた。が、その心配に反して、ポルフィたちは戻ってくる。ポルフィは父親の修理道具を取りに戻っていたのだ。フクロウのアポロも戻って来、ミーナも少しだけ心をまた開き始める。
 地震からひと月。救護所では続々人がいなくなっていき、ザイミスもまた母と一緒に叔母の家に行くことになる。不安になるポルフィは、そんなときミーナへの養子縁組話が持ち込まれたのを立ち聞きしてしまう。しかも、場所はアメリカ。そうなればもう一生ミーナとは会えない。ポルフィはミーナと一緒に救護所を抜け出すことを決意するが、怪しまれないために別々に出たのが裏目になり、ミーナは待ち合わせ場所への道を迷い、はぐれてしまう。時間になっても待ち合わせ場所に現われないミーナを探すポルフィ。ミーナはさまよった挙げ句、港町まで出てきてしまっていた。そしてイタリア行きの船に乗る乗客に、母親に似た後ろ姿を見つけ、ふらふらと乗り込んでしまう。人違いに気付くミーナだが、時は既に遅く、舟は出航してしまった。一人途方に暮れるミーナだが、そのミーナに旅芸人のイザベラが声をかけてきた。

 別れも予感もないままの両親との永遠の別れ、多くの知人友人たちとの死別。そんな中、ミーナを守らなければという義務感の生まれたポルフィに、さらにミーナとの別離が襲ってくる。
 しかし、ホントに容赦ないなぁ。ザイミスにモーションをかけていたコリーナも、あっさりと両親共々家の下敷きになって死んでしまうし。それでも生き残った人々は生きていくために希望を奮い立たせるが、ただでも艱難辛苦なのに、ポルフィは離ればなれになってしまったミーナを探し、ヨーロッパ中を旅するというさらなる苦難に進む。
 まあ、タイトルが「ポルフィの長い旅」なんだから旅をしないといけないんですが、原作だとそんなに旅をしてるわけでもないみたいなんですよね。だから恐らく以後の展開はほとんどオリジナル。ミーナは旅芸人の一行に加わり、それをポルフィが追っていくという展開。ミーナは歌で芸能の道を進んでいくらしいけど、多分そんなにご都合主義なシンデレラ展開ではないよなぁ。
 ところで、ミーナが船上で歌った歌、いきなり「よく訓練された愚民とは何か。それは今日ここに駆けつけた貴様らのことだ。手の平を合わせてこのミーナ様を拝め。力を尽くしてこのミーナ様を敬え。命を賭けてこのミーナ様をあがめよ。褒美に貴様らを踏んでやろう!」とか歌い出したらどうしようかと思った *1 。(それはない)
*1: 「狂乱家族日記」の凶華と「ポルフィ」のミーナは共にCV藤村歩。


2008年04月23日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] クリブレ#3

  クリスタルブレイズ #3「Episode・03」。謎の少女にも「サラ」と名前が付き、皆にもうちとけてきた頃、S&A探偵者の見習いアルバイト・マナミに初めての使命依頼がやってくる。と言っても知り合いの依頼。ライブハウスで歌っているマナミの先輩が行方不明になったのを、その兄が心配して来たのだ。マナミはアヤカを引っ張り回して街中を探すのだが、手がかりは見つからない。マナミはサラにアドバイスを求めるのだが、アヤカはアキラに助けを求め、居場所を突き止めて貰う。しかし、あくまで自分で事件を解決しようとしていたマナミはそれに逆上、アヤカに心ない罵倒を浴びせてしまう。

 今回もガッカリクォリティ。だがそこがいいw
 初の指名依頼をめぐるマナミとアヤカのいざこざと並行して、サラが逃げ出してきた研究所の存在と、逆に彼らからの探索の話が展開。街中に、そんな大それた施設があるなんてのもクリブレクォリティかと。一応構造はポリリンが表に出張ってきた研究所の連中を「テリトリーを荒らされた」と感じ、研究所の連中はこれまで引きこもってた立場を捨て、逃げたサラを追って表に出てきたという対立構造か。あれだけ実働部隊を持ってるのに引きこもり組織だったってのがイマイチ納得いきませんが、クリブレだから、で済みそうなのがw
 マナミとアヤカの関係のこじれも次回に持ち越されてるけど、マナミの罵倒はアヤカのトラウマに触れたようで、積極的なマナミと違い、消極的なアヤカがS&A探偵社に参加した理由も関わってきそう。へっぽこだけど、この手のストーリーは嫌いではないのだよなぁ。


2008年04月25日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ソウルイーター#3とペルソナTS#16

  ソウルイーター #3「完璧なる少年〜デス・ザ・キッドの華麗なるミッション?〜」。死神様の息子、デス・ザ・キッドは次の死神候補なのにもかかわらず自ら二丁拳銃の武器姉妹、リズとパティのトンプソン姉妹をデスサイズにしようと鬼神の卵と化した魂を刈っていた。そんなとき、死神様からアヌビスの神殿でファラオのミイラを甦らせようとする魔女を阻止するという、難易度の高いミッションが下される。完璧な自分に不可能はないと、さっそく現地に向かうキッドだったが、彼にはとんてもない欠点がひとつだけあった。

 三人目のメインキャラチーム、デス・ザ・キッドとトンプソン姉妹の紹介編。つってもまだ死武専の生徒じゃないんだけどね。高い能力に二つの武器と完全無欠そうに見えるけども、逆に完璧主義なゆえに、ささいなことが気になって本題を忘れるという難儀な性格。特に左右対称へのこだわりは並ではない。自分の髪の色が左右対称でないことが最大のコンプレックスで、さらに左右対称なものは敵でさえ見入ってしまい、攻撃できなくなると言う……ホントしょうもないw
 今回で導入部は終わり、次回から本格的に話が始まるらしい。っつってもしばらくは単発エピソードだろうけど。


  ペルソナTS #16「解放の子と治癒の精霊」。明彦に協力を求められた慎たち。だが、明彦たちの罠にかかり、マレビトが薬を入手するために山の上の廃校に来るのを待ち伏せることに。慎たちに最終的な決断が迫られるが、めぐみは普通の高校生にそんなことができるわけがない、と離脱。拓朗も、めぐみの気持ちもわかると、その席を立ち去ってしまう。
 結局慎一人が志願するが、伊藤刑事は相手を牽制するだけでいいと、あくまで慎に戦わせまいとする。が、一旦は交渉の席を離れた拓朗も「俺たちにしかできないなら、やるしかないよな」と合流する。
 しかしマレビトの椎葉が立ちはだかり、ペルソナを暴走させる。

 いよいよ本格的にマレビトと対立関係に。でも、沙季はまゆりとして慎たちに接触してるうち、拓朗に惹かれ始めたようで。それを察して衝突を避けようと取引先を変えられないかと打診するが、無理だと断られてしまう。他人のペルソナを大量に取り込んだペルソナが危険なら、慎に剥がしてもらえば無事安全だと思うのだけど、マレビトたちは自分の行為に使命感を持ってるっぽいから、するわけないか。でも、そのトップであるはずの九條はマレビトとの接触を断っている。もう用済みだから見捨てたのか、それすらも計画の内なのか。
 そして久々に本格的なペルソナバトルになるのだけど、マレビトたちは薬の半分を持って逃走、その際の攻撃に心配してやってきた洵が怪我を負ってしまう。
 結局取引現場にやってきためぐみが洵の手当をしようと連れて行ったのは……めぐみの実家? 14話の様子からするとなにか訳ありで家に近づかないようだけども、それって子供のころの事故絡みなのかな?

[アニメ] マクロスF#4

  マクロスF #4「ミス・マクロス」。SMSに仮入隊したアルトは、毎日絞られ続ける。一方バイトも上の空なランカの元に、ミス・マクロス一次選考通過の連絡が届く。ランカはアルトをミス・マクロスの本選に招待するが、その時間は実は抜き打ちのSMS正式採用試験が予定されていた。

 アルト、やっぱり行動が直線的なこともあってSMSのみんなから弄られまくる。いじられっ子世にはばかる。ミハエルはアルトの鼻っ柱をまず折っておくという名目で高難易度のシミュレーターをのっけからやらせてるし。
 ランカはミス・マクロスの本選に出場するのだけど、まわりはどっちかというとバインバイン系ばかり。友人のナナセが慰めるが、そのナナセ自体が……だものなぁ。つか、ナナセとアルトって何時ランカと共通の知人だと知ったんだ?
 火花飛び散らす楽屋の空気に飲まれたランカは本番前にめげるが、シェリルの檄で再び一生懸命に本選に臨む。そいでもって披露するのは「私の彼はパイロット」ですかい。その歌に乗せて、アルトの本採用試験の模擬戦が。この辺、初代の演出を意識してるなぁ。
 しかし、ピクシィ小隊との模擬戦の最中、ヴァジュラが突然フォールドアウトして出現。模擬弾しか積んでいないスカル小隊は撤退を命じられるが、ランカの本当の家族がヴァジュラに皆殺しにされたことを思い出し、無謀にもアルトがナイフ一本で突っ込んでいく。しかし当然歯が立たず、ピクシィ小隊から邪魔者扱い。それでもヴァジュラへの怒りを押さえきれないアルトは、そこがたまたまゼントラディの古戦場跡だったためにあったマシンガンで危機に陥ってたピクシィ小隊の隊長クラン・クランを助け、ヴァジュラを撃破する。
 無謀を叱咤されるアルトの前に、そのクラン・クランが姿を見せるが、いかにもメルトランディな巨大美女。の、はずが、その晩、アルトの正式入隊祝いに現われたマイクロンサイズは……巨大なままだと成人女性だけど、マイクロン処置後はロリ化って、ゼントラディの血は萌え設定用か!? ランカの犬耳髪の件もあるし。
 結局、ランカはミス・マクロスの選からは漏れて、「やっぱり、分不相応だったんだよね」と言う彼女に、アルトは「夢を実現させるためにチャンスを諦めるな」と励ます。
 で、入隊祝いのどんちゃん騒ぎ明けにアルトの前に現われたのは……シェリル?
 狙いはコンサート中に落としてアルトに引っかかったイヤリングだろうけど、なんでそれでデート? つか、予告で出てきた上気したシェリルの顔は一体?


2008年04月26日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 二十面相の娘#1

  二十面相の娘 #1「扉」。終戦の傷跡もほとんど癒えた帝都。そこでは怪人二十面相が警察を出し抜き続け世間の注目を集めていた。一方、両親を亡くし、叔母夫婦に引き取られている少女・美甘(みかもち)千津子。叔母の手料理を拒否し、反抗的な態度をとり続ける彼女は少女らしからず探偵小説を読みあさったり、二十面相のニュースを見ては「ここではないどこかに連れ去って欲しい」とひとりつぶやいたりしている。ただ一人、執事が千津子を気遣い、千津子も少しだけ心を開いていたが……

 まさか小原愼司作品がアニメ化される日が来るとは! 「ぼくはおとうと」から見てる身としてはまさかまさかですよ。つか、本編終わってるのに外伝的連作シリーズがフラッパーで連載始まったし。
 で、話は叔母に引き取られ、反抗的な態度をとり続ける千津子がメイン。しかしただありがちな思春期の反抗ではなく、実は実際に彼女が受け取るはずの財産目当てで叔母夫婦が毒殺しようとしているのを察知し、叔母の供する食料を拒否していたのだ。
 そしてそこにアナスタシアの紅玉を狙って二十面相が現われる。しかし二十面相は一人戦い続けている千津子を見て、彼女も盗み出す。
 スケールは大きなわりに結構地味目な作風なんだけど、どう料理するのか、楽しみに見てますか。


2008年04月27日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#11とキバ#14

  ゴーオンジャー #11「電波ジャック」。ギンジロー号で何時も通りの生活を送ってるはずのゴーオンジャー。ところがテレビで走輔がモナコグランプリに出場するというニュースが。それだけではなく、連がクイズ王としてクイズ大会に出場したり、早輝がアイドルになったり、範人が大富豪の相続人になったりと、有り得ないニュースが次々と流れ、何故か皆それを信じて出て行ってしまう。一人残された軍平は事態が掴めず呆気にとられるが、何故か軍平自身も強盗犯として報道され、警察に追われることに。
 実は軍平が睨んだとおり、ガイアークのアンテナバンキが催眠電波を込めたニュースを放映し、日本中におかしなニュースを信じさせていたのだ。

 エンジンオーG6対策にガイアークがゴーオンジャーの離間を計るのだけど、その方法が偽ニュースでの催眠。いつもノリがいい蛮機獣だけど、今回もノリノリだなぁ。アナウンサーの姿で踊ったりしてるし。しかも、「見えすぎちゃって困る」って、マスプロ製ですか? 「サンギョーカクメー!」とかの叫びもわけわからんw
 仲間たちが計略にはまってうかれてる中、孤立無援で戦う軍平だが、アンテナバンキが調子に一人仲間を信じながら戦う軍平の姿を電波で流してしまったために、他のメンバーも目を覚ましてしまう。なんつーか、マヌケだなぁ。しかもG6対策のための蛮機獣なのに、G6が出るまでもなくガンバルオーに倒されちゃうし。なんつーか、愛嬌があっただけにちょっと哀れ。


  キバ #14「威風堂々・雷撃パープルアイ」。奪ったイクサフィストでイクサに変身し、ガルル=次狼を追い詰める音也。イクサの圧倒的パワーに次狼は逃げ出すしかなくなるが、音也は変身を解除した直後に倒れてしまう。
 後日、次狼からイクサフィストが音也に奪われたことを知ったゆりは取り返すために音也に会うが、音也は後遺症も見せずピンピンしていた。しかしそれはうわべだけで、影ではイクサの負担からくる苦痛に苛まれていた。それでも次狼からゆりを守るためにイクサフィストを手放さない音也だったが、次狼はバッシャーと組んで音也に襲いかかる。
 一方、現代では恵が渡に警告をする。健吾にプロデビューを持ちかけてきた男は、関わった青年が何人も行方不明になっており、ファンガイアの可能性が高いというのだ。渡は健吾にも男に関わらないよう告げるのだが、ファンガイアのことが話せないので上手く伝えられず、デビュー話にすっかり舞い上がった健吾は渡が自分に嫉妬して嘘を言ってるのだと思い、怒ってしまう。

 過去編は、音也がすっかりけなげな萌えキャラですな。イクサの後遺症をひた隠しにし、ゆりを守るために一人で孤独に戦い続ける音也。ゆりもそんな彼の様子がいつものオチョーシモノとはちょっと違うとは感じるが、次狼が怪物だということをてんで信じていないため、それが自分のためだと言うことに気付いていない。次狼はそれをいいことに、バッシャーと組み、二人で音也を苦しめる。
 現代では、ライノセラスファンガイアが健吾を騙し、そのライフエナジーまでも狙ってると知った渡が怒りをあらわにして、キバに変身する。だが、強靱なボディと圧倒的なパワーの前ではキバフォームでは歯が立たない。というわけで三つ目のフォームチェンジ・ドッガフォームが登場。武器がハンマーという、これまでにないタイプではあるなぁ。
 一方キバに負けて荒れていた名護は、嶋に連れられて行った先で見たのは、金属でできた竜の骨組みのようなもの。まあ、これも玩具展開なわけですが。しかしここまで意図的にキバを模倣してるってことは、イクサはキバをモデルにしてるとしか思えないのだけど……

[アニメ] To LOVEる#1とRD潜脳調査室#3

  To LOVEる #1「舞い降りた少女」。同級生の西園寺春菜に恋する純情少年・結城リトは異性への免疫のなさ、特にHなことに対して極端に弱いこともあって、片想いに甘んじる毎日。しかし勇気を振り絞って告白しようとしたとき、空から落ちてきた隕石のようなものに邪魔されてしまう。結局また告白できなかったリトは落ち込みながらも帰宅後風呂に入るが、その最中、何故か真っ裸の少女がその風呂場に突然現われた。
 ララと名乗るその少女は自分は異星人で追われていると言い、リトは半信半疑ながらもなかば巻き込まれるように彼女を匿うことになる。

 というわけでジャンプで連載中の知欠先生のお色気コメディ。この手のお色気系は今期では「かのこん」「メイドガイ」とこれと三つになりますが、描写の過激さから言うと「かのこん」(本番以外は何でもアリ)>「To LOVEる」(おさわりまでならアリ)>「メイドガイ」(基本的に接触なしの恥辱プレイ)ということになりますか。
 まあ、基本的に何も深く考えるところのないお色気コメディで、スタッフもそれを理解してそれに全力投球している感じ。いや、まあその姿勢は間違ってませんが、特にキャラが魅力的とかもないので、見続けるかは微妙。OPのフェチ度合いはちょっと評価に値するけども。


  RD潜脳調査室 #3「リダイブ」。波留の元に現われた久島。彼に海中にある電理研本部にミナモ共々連れてこられる。メタルへの不正アクセスがとがめられるのかと心配するミナモを余所に、波留は久島に自分を公認のダイバーにしてくれと頼む。久島はそのために波留に潜行試験を受けさせ、規定深度までは到達するが、浮上途中で失敗。何度もチャレンジするがやはり成功しない波留に、久島は12時間の休憩の後に最後の試験を行うことを告げる。波留が「メタルはもうひとつの海だ。そこに戻れるなら、意識がメタルに溶けてしまってもかまわない」と言うのを聞き、久島は「大事なことがわかっていない」と言い残す。
 一方、なんとかして波留の力になろうとするミナモだが、電脳化もしておらず、ダイビングも素人の彼女に専門的なことがわかるわけもなく、行き詰まってしまう。だが、友人たちに呼び出されてお茶をしていたカフェで、初心者向けのダイビングパンフレットを目にし、それにインスピレーションを受けて波留の元に急ぐ。その時、潜行中の管理局のダイバーが意識を失いメタルの深層に沈降していくという事故が起きてしまう。

 もう一度海に戻れるなら、二度と帰れなくてもいいという波留に、ダイバーとしての大事なことが欠けてるという久島。ミナモも波留の言葉に違和感を感じつつそれが何かわからないのだけど、初心者向けダイビング講習のパンフに「安全安心」と書いてあるのを見て、潜るだけではなく、無事に帰ってくるという気持ちが波留には欠けていることに気付く。結局波留は意識を失ったダイバー救出に向かうが、自分を大事に思うミナモたちへの元へ戻るという確固たる意思を持った彼は、途中のアクシデントにもかかわらず無事に救出を成功し戻ってくる。帰還後、一瞬ミナモの目に波留の顔が若い頃のままに見えたのは、久島の言う「地球律」を感じる力をミナモが持っているっぽいのと関係あるのかな。
 一方で、久島の秘蔵だったっぽい波留の存在を、書記長が早々に嗅ぎつけてるのが内通者がいるっぽい。朝チュン描写からソウタっぽい気も……つか、電脳での通話のせいか、書記長が未だに一度も口を開けて話してる描写がないのが、書記長として映ってる女性が本当に書記長なのかわからない感じ。
 そういった内部の微妙な勢力争いの雰囲気を漂わせつつ、試験に合格した波留を、久島はかねてから準備していたオフィスに案内する。ここが「潜脳調査室」というわけね。秘書機能を追加されたホロンに、ミナモが当然波留をサポートするためにと参加するのだけど、OP見てるとまだ何人か参加しそう。
 マガジンZでも連載が始まったけど、これは今のところ#1〜2を忠実にトレースした内容。キャラのむちむち度合いが足りないなぁ、とか思ってたんですが、アニメのキャラクターデザイナーを改めて見たら上山徹郎! ああ、それはムチムチなわけですわ。

[その他] 末期的

 いずれも 痛いニュース 経由なんですが、 肥留間正明の芸能斜め斬り フジは制作費5%カット テレビ局の大不況内外タイムス )。まあ、書いてある事実自体は目新しいことはないんですが、 痛いニュースのエントリ にある2ch及びコメント欄の反応が……「やっぱりみんなつまらないと思ってたんだ」的な反応ばかりなのが。昔読んだショートショートで、プロデューサー、視聴者、放送作家がみんな「おっかしいなぁ。こんな番組面白いと思わないんだけど、どうしてみんな見てるんだろう?」とそれぞれ視聴・制作しながらも首を捻ってるってのがあったんだけど、それのほころびがついに生じた感じ。「コンテンツ産業」なんて持ち上げられつつもアニメなんかはビジネスモデル上DVD販売の宣伝のための放送で自己スポンサー状態なのに広告代理店が既得権益として権利を行使してるし。
 正直シナリオが出来てるのがバレバレの芸能人がクイズして景品を得る番組や、メシを食って騒いでるだけの番組はどうでもいいので、「あやしい伝説」でもゴールデンタイムに放送してください。まあ、このまま頭を切り換えられずにテレビ局がいくつか倒産していくというのが現実にありそうな路線ですが。

  IOC会長、中国への非難中止を要求 発展には時間が必要AFPBB News )。「 さらにロゲ会長は、英国、フランス、出身国ベルギー、ポルトガルを例に取り、1949年当時共通して「植民地保有国として問題を抱えていた」との認識を示し、「ようやく植民地の独立を承認したのは40年前。もう少し謙虚な立場を取るべきでは」との見方を示した。」。まあ、正直今回のは植民地問題とはちょっと違うとは思うんですが、それはさておき、「西欧でさえも」的なこの発言はいかがかと。「西欧こそが」植民地支配の中心だったんですけどね(別に日本がクリーンだったと言うつもりはなし)。更に、独立を認めたのは意識が向上したからというわけではなく、植民地における独立勢力の活動の激化と、産業形態上植民地運営の必然性がそれほどなくなってきたなどの状況が重なったというだけ。
 ってことをまともに指摘するわけにもいかないのだろうけど、今回の件はどんどん実態や実際の情勢無視でマスコミからの印象だけで感情的に騒ぎ立ててるものになっている一方というのが正直な印象ですよ。

 それはそれとして、ビッグコミックスペリオールに葉雨たにし……もとい、谷澤史紀が登場してるのにびっくりした。「すいむ。」のコミック化はまだか(いいかげん諦めなさいって)


2008年04月29日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他][特撮] そういえば、そんな話もあったっけ

  仮面ライダーが米国で製作中 新たな“クール・ジャパン”?日経トレンドネット )。
『マッハGoGoGo』『ドラゴンボール』をハリウッドの大手映画会社が実写映画化するなど、日本のキャラクターが海外で注目を集めている。そんななか、またひとつ「日本発海外へ」のキャラが登場した。仮面ライダーだ。02〜03年にかけて放送された『仮面ライダー龍騎(りゅうき)』を基に、『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』として全50話の番組製作が米国で進んでいる。出演者はすべて米国人に変わり、セリフは英語だ。
 まあ、Power Rangerの二匹目のドジョウ狙いではあるんですが、「 全50話の総製作費約20億円も負担して製作にあたっている。」ってのはちょっとびっくりした。20億!? 役者部分は完全新撮とは言え、アクションシーンのかなりの部分が使い回しだというのに。ネットに流れてたパイロット版を見ると、ふんだんにCGを使ったりしてるのがやっぱ金かかってるなぁという感じ。つか、TVスペシャル版しか出なかったヴェルデや映画版しか出なかったファムまで登場ですかそうですか。
 ストーリーは勧善懲悪になってる(どうも主人公Kit Tylonがミラーワールドに迷い込んで行方不明になった父親を探し助け出すため、善の仮面ライダーチームに参加するって流れっぽい)けど、まあ、その辺りは流石にオリジナルと同じ「結論のでないそれぞれ大義がある同士の戦い」をやるわけにもいかないだろうので。四月で既に全話撮影が終わって順次CG作業などして放映ってのも、やっぱ効率を求めるアメリカだなぁ。


2008年04月30日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] クリブレ#4とRD潜脳調査室#4

  クリブレ #4「EPISODE・04」。独断でアキラの力を借りたアヤカは、マナミから非難され、ショックで屋上へ逃げ込む。しかしそこでサラの右腕がガラスになっているのを見てしまい、さらにショックを受ける。アヤカもマナミから渡された行方不明の先輩の携帯番号に電話をし、彼女がソロデビューの話があるのを相方に黙って街を出たことを知る。相方に自分の口から説明をしてくれというマナミの頼みを彼女も承諾し、待ち合わせ場所へやってきたが、マナミたちがやってくるとその目の前で高熱を発し、ガラス化して砕け散ってしまう。
 マナミとアヤカの話、それを聞いたシュウはサラにガラス女の真実を問い詰め、サラも自分の境遇を話し出す。

 サラの境遇とガラス女の秘密は、まあありがちな生体兵器ネタ。いや、襲われて身体が変質したらガラス化、って、流石に無理があるような。しかしそのベタさ加減がたまらん。
 そういったダメな見方はさておき、微妙に見習い二人にクローズアップ。アヤカは自分の見たことが信じられず都市伝説掲示板に見たことを書き込むのだが、ネタ扱いされて逆に孤立感を味わう。マナミは連絡がついた行方不明の先輩が目の前でガラス化し、事実が把握しきれず混乱したまま、それが自分が先輩を呼び出したせいだと自責する。
 二人とも、結局のところ最終的に頼れるのはシュウ(と、あとちょっとだけアキラも)だということだけど、アヤカは元々家からも学校からも孤立してたっぽいけど、一見社交的なマナミはなんでS&A探偵事務所に押しかけることになったんだろう?
 しかしアヤカ、落ち込んだ雰囲気をアキラに察され呼び止められて「お前、普通じゃないぞ」と言われて、落ち込みながらも「ちぃボスほどじゃありません」って、意外と口が悪い。w アキラ、そういう趣味があるのかと思ったら、単に先生に頼まれて断れなかっただけか。
 次回は敵の黒幕とのご対面。1クールなのでさくさく展開してきますな。


  RD潜脳調査室 #4「欲望の環礁」。本格的にメタルダイバーとして活動を始めた波留。そのサポートとして雇われたミナモだが、兄のソウタから反対されて憮然。しかも技術もなく電脳化すらしていない自分には見ているしかできないのかと、「自分にできること」を探してあがく。
 そんなとき、久島の紹介でとある大物の意識をメタルからサルベージして欲しいという依頼が来る。しかし本人がブラックアウトしてるのみならず、サルベージしようとするダイバーをもブラックアウトさせてしまうと言う現象に、ミナモは波留のことが心配になり独自に調べ始める。

 #4にしてこれまであまり描写されなかった一般ユーザーのメタルの市場と用途がちょっと描かれたか。意識に介入するため快楽を満たす使い方はやはり行われ、しかもそれは臨死体験も娯楽化する危険なもの。それに巻き込まれ波留もそのタナトスの意識に侵蝕されそうになる。それを助けるのは無論ミナモの呼びかけなのだけど、ミナモも紆余曲折してたり。
 波留に「見ていて貰いたい」と言われたが、自分に見ているしかできないことに「それだけでいいのか」と、自分に出来ることを探そうとする。けど、ヒントとなるブラックアウトしたダイバーのところにはソウタがやってくるし、それに関連した歓楽街の探索はミナモには手に余る。しかし、やはり波留の精神的支柱になってるのはもちろん、現実世界の仲立ちとしても機能していて、本人はそこまで自覚してないながらも、その無垢な一生懸命さがいろいろなブレイクスルーになっている。その若さに支えられつつ波留が事件を解決していくのが今後の展開になるのだろうなぁ。
 しかし、今回微妙に大きな話が絡んできた気がするけど、やはりその辺がさらに大きく膨らんでくるんだろうか?
 あと、#2と#3で出てきたダイバー兄弟が今回も出てきて結構サブメインな予感。