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2013年03月01日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ジョジョの奇妙な冒険#20

  ジョジョの奇妙な冒険 #20「シーザー孤独の青春」。ジョジョの制止を振り切り一族の因縁を断ち切るため、一人カーズの待つ館へ向かうシーザー。しかし館には既にワムウが合流しており、彼を追ってきたメッシーナがその攻撃を受け館の中に引きずり込まれてしまう。風の流法によって短時間日光の下に出られるワムウに、シーザーは得意のシャボンに祖父ウィルAツェペリの使った波紋カッターをプラスしたシャボンカッターで対抗。予想外のシーザーの猛攻にワムウは館の中へ退避。ミニ竜巻とシャボンカッターの攻防が繰り広げられるが、館の中には日が差さないという思い込みを逆に利用したシーザーの策、シャボンカッターをレンズにして館内に日光を導く「シャボンレンズ」によりワムウの動きを封じることに成功。止めを刺そうとするが、その瞬間……

 原作でも屈指の名エピソード。なんつーか、どこ見ても大絶賛ばかりですな。原作ではほんの数話ながらも、主人公の相棒があっさりと退場してしまうという、強烈な印象を残した。そして、このシーザーの死は後々の展開まで大きく影響する。ここからはもうラストまで涙なしには見られない展開だものなぁ。
 原作では小型竜巻とシャボンカッターの応酬はなく、即座にシャボンレンズによりワムウの動きを封じ、止めを刺そうとする、という流れだったけど、それだとかなりあっさりしてしまうので、オリジナルの攻防を加えたんだろうなぁ。あまりジョジョらしくはないけど、でも印象の調整としては結構良いアレンジだったと思う。
 逆転の神砂嵐から後、「受け取ってくれ、ジョジョー!」、「人間のようにセンチになったのではない」「リサリサ先生、タバコ逆さだぜ」そしてジョジョの絶叫は、展開を知っててもこらえていた激情をほとばしらせるジョセフに感情移入して泣けてしまう。杉田ジョセフの声も、合ってないわけではないけどどこか借り物っぽかった感じがしたものが、この絶叫は完璧としか言い様がない。ホント、このエピソードがアニメで見られただけでもこのアニメ化は良かったと言えますわ。


2011年03月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] スタドラ#21とみつどもえ増#8(終)

  STAR DRIVER 輝きのタクト #21「リビドーなお年頃」。バニシングエージの新顔、コウはサイバディ再生のリスクにもかかわらず、再三サイバディを再生させタウバーンに挑み続ける。タカシなどは生命のリスクも気にせずひたすら快楽のために戦いを挑み続ける彼らの姿に萎縮してしまうが、コウの相方であるマドカは、更に恐ろしいことをしようとしていた。それは、サイバディを強制的に第三フェー以上の状態に押し上げる実験台となること。命の危険以上に生命のやり取りをするギリギリのスリルを追求する彼女は、その力によりサイバディと一体化。タクトは相手の命を奪わずには勝利できない状況に追いやられ、窮地に陥る。

 ここ数話話を引っかき回し続けてたアタリ・コウとケイ・マドカ。どっちも自らの生命を顧みず戦いの身を委ねる異常性は共通してるのだけど、マドカの方がより異常で、どちらかというといコウが彼女に引っ張られてる感じか? その彼女の異常性を知っているミセス・ワタナベは、彼女を監視下に置くためにもおとな銀行に所属させていたのだけど、それ以上の関係があったことを匂わせる。それが今回の最後の締めにつながるのだけど……
 「相手の命を奪わず勝利する」銀河美少年の態度にいらだつマドカだけども、それだけの実力があることも認めざるを得ず、最終的に取った手段は「サイバディとの一体化」。これまでのようにタウミサイルでコア部分を抜き出しスタードライバーの安全を確保しつつサイバディを破壊することが出来ず、タクトは苦戦することに。その彼の窮地を救ったのは、なんとワコ。強制的なサイバディの封印の解放に、彼女の怒りが封印の強制力により、マドカのフェーズを本来のフェーズ3に押し戻す。怒りというか、嫉妬? ワコってば案外とマジでヤンデレ系?
 タクトに、というより、ワコの見せた執着に自らの執着の負けを認めたマドカは島を去るのだけど、最後に話を締めたのはマダム。バニシングエージの異常性についていけなくなったタカシがおとな銀行への復帰を申し出、マダムは裏切りとも言える離脱をとがめるでもなく、帰ってくることを認める。タカシの裏切りを許せないシモーヌはマダムに何故復帰を認めるのか問うが、マダムは「本当に強い人間は裏切った相手を許せる。そしてあなたには本当に強くなって欲しい」と諭す。これって、マダムとマドカの過去に関わることなのだよな、多分。シモーヌにそう言ったと言うことは、恐らくマダム自身が裏切ったマドカをどこか許せなかったということであり、そのために彼女の歪みを助長させたと、少なくともマダム自身は思ってるのかもしれない。ホントまあ、マダムがドラマのかなりの部分を引っ張ってるよなぁ。多分、本当に冷静に俯瞰して事態をみてるのは彼女だから、ってのもあるんだろうけど。


  みつどもえ増量中! #8「みつごは続くよどこまでも」。ガチレンジャーのコアなファンであるひとはが風邪を押してガチピンクのサイン会に行く話を皮切りにして、主要キャラ総登場の最終回。まあ、予告通り「いつも通り」って言えばいつも通りなんだけど。「十七歳」「おいおい」ネタも飛び出したり、ある意味やりたい放題だよなぁ。でも最後は、三つ子父の草次郎が自分やら娘やらいろいろ変わってしまったことに嘆息しつつ、なんだかちょっといい話に。三つ子に振り回されつつ空振り気味な愛情を振りまく草次郎だけども、いろいろ変わっても娘たちは昔通りの、昔以上のかわいい娘たちだと再認識する。それにしても草次郎の職業とみつごの母の存在は謎だよなぁ。
 そして最後はやっぱり草次郎の不審者ネタで締めw 警官たち、わかっててやってたのかよ!w
 ガチレンスピンオフとかの回は微妙すぎたものの、おしゃまでアホな三つ子とその回りのキャラたちがいとおしくなる、いい話でしたわ。下ネタが多いんで夕方に放送、とか言えないのが辛いところですが……


2010年03月01日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] CR-Zって

 最近mixiで「CR-Z」ってハンドルに付けてる人が多いんで何かと思ったら、HONDAのCR-Zのキャンペーンで、アプリに登録してハンドルに「CR-Z」って付けると抽選でプレゼントがもらえる、ってキャンペーンの流れっぽいですな。 参考Internet Watch )。
 いや、非難するつもりもないけど、なんつーかユーモアが感じられなくてこれはちょっとなぁ。「物欲に釣られてます」ってタグをつけて見せて回ってるようなものだと思うのだけど、世間的な見方としてはどうなんだろう?

[アニメ] キルミン#21

  キルミンずぅ #21「湯煙の向こうに猫又の影!?」。家族揃って猫又温泉にやってきたリコたち。ところが楽しみにしていた夕食の味噌鍋が盗まれてしまいガッカリ。ここは探偵団の出番と宿の番頭さんに話を聞くが、この辺には猫又の言い伝えがあり、その猫又の仕業だと言う。それを聞いて「そんな悪い猫がいるわけがない!」とリコが憤慨、猫の名誉を晴らそうと、猫又探しに乗り出すのだが……


 今回はまったり方面よりの話か。リコたちの回りを怪しげな影が暗躍し、番頭さんはそれを「猫又だ」と言うのだけど、その正体は御子神家の様子をミサの命令で探りに来た牙組の三人。でもその行動は腹が減って鍋を盗んだり、ビデオカメラを忘れたんで直接潜入して監視しようとしたり、いつもの間抜けぶり。
 パパはパパでマイペースでミジンコの採取をしてるし、リコたちもドタバタの末に猫又の正体は結局分からずじまい。
 ただ、今回、リコたちのレベルが上がったことについて御子神博士のビデオが見つかり幾分解明されるのだけど、どうもレベルの上昇には単に別の形態になる以上のものが隠されていそう。ミジンコの話は関係あるのか? それとケンはカピパラになるのか?


2009年03月01日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#3とディケイド#6

  シンケンジャー #3「腕退治腕比」。一番年若いシンケングリーンこと千明。シンケンジャーとして戦う決意をしたとは言うが、他より腕が一段落ちると言われているわりには朝の鍛錬にも遅刻したりと自覚の足りない態度に、丈留はきつく叱るが、それは逆効果で修行をサボって、昔の友達に会いに行ってしまう。そこに現れたアヤカシのロクロネリを、千明は丈留を見返すチャンスと一人で戦おうとするが、手も足も出ずピンチのところを他のシンケンジャーたちが現れる。レッドも苦戦するが、なんとか相手の目をくらませて一時撤退する。
 丈留は「友人家族が巻き込まれるから過去を断たなければならないと言ったのだ」と千明がと会ったばかりにその友人が怪我を負ったことを責め、明日までにロクロクネを倒せなければシンケンジャーから除名すると宣言する。
 千明はロクロクネの攻撃を封じる作戦を考え、その為の特訓をしだすが……

 さっそく一番レッドに反発していたグリーンが不満を爆発。まあ、遊びたい盛りだからわからないではないけど。しかし真剣味が足りないのは確か。覚悟が足りなかったせいで、友達を怪我させたとレッドから指摘されるのだが……今回のは関係なくね? 過去を断ったところで、向こうが勝手に身内を捜し出して人質にされたら、人質を犠牲にしなければ意味ないし。平成の戦隊ものはそういう手は使わないからいいのか?
 で、グリーンが考えた策は、地下を掘り進んで予測できないところから飛び出して攻撃してくるロクロクネの腕を、逃げまくって絡ませてしまうこと。途中、レッドの水差しはあったものの作戦は成功。ロクロクネを倒し、悦に入るのだが……
 「二の目」で巨大化したロクロクネだが、シンケンオーではグリーンの作戦は使えない。だが、レッドは「問題ない」とグリーンに言い切る。相手の殺気を関知し、攻撃を防いだレッドに、自分の奇策と違い正当な技量で相手を倒したレッドに感服。目標として内心敵愾心は燃やしながらも、その技量と侍としての心構えを認める。
 一番問題ありそうだったグリーンが早々に片付いたなぁ。最初から仲間になってた組織じゃないし、リーダーが「主君」というこれまでにない関係なので、最初の数話で関係性を固めちゃうつもりなのかな? 次はブルーとピンクがメインの話っぽいけど、ブルーはブルーで問題ありそうだしなぁ。影薄くなりそうだし。
 ブルーって言うと、侍、侍、と言う割に、自分の家系は歌舞伎役者という「河原者」のすることだったのは、どう思ってるんだろう? 微妙な気がするなぁ。


  ディケイド #6「バトル裁判・龍騎ワールド」。龍騎の世界にやってきて早速この世界のライダーのことを調べようと、仮面ライダーの記事を載せていた雑誌「ATASHIジャーナル」の編集長に話を聞こうとしていた夏美。だが、夏美の目の前で編集長が倒れ、絶命してしまう。何故か首元に刺し傷があったこと、たまたま夏美が出されたケーキを食べようとフォークを手にしていたことから第一容疑者として身柄を拘束される。
 そんなことと知らない士とユウスケは、夏美にならおうと街に情報収集に出かけるが、ニュースで夏美が殺人容疑で逮捕されたことを知る。そして、夏美は検事、弁護人、事件の関係者が仮面ライダーとなって戦い合い、最後に勝ち残ったライダーが判決を下す「仮面ライダー裁判」にかけられるというのだ。
 この世界では弁護士になっていた士は「俺は夏みかんの弁護士で、仮面ライダーだ」とディケイドになってライダー裁判に参戦する気満々。しかしその前に「ATASHIジャーナル」のカメラマン、辰巳シンジが現れる。シンジも関係者としてライダーに選ばれたのだが、夏美が殺人を犯す人間とは思えないのに加え、気になることがあってライダー裁判に参加するのをためらっているという。
 その気になることと言うのは、かつてシンジの相棒だったものの、何も言わずにATASHIジャーナルを辞め大手雑誌社に鞍替えしたレンが、殺人の当日何故か編集部にいたこと。鞍替え以来姿を見せなかったのに何故、というのと、レンもまた仮面ライダーに選ばれていたことで、「もしかして彼が本当の犯人かもしれない」と思っていたのだ。
 士とユウスケは関係者に話を聞くが、士は副編集長の鎌田の話を聞いて何か引っかかった様子。しかし、レンへのわだかまりが高まるシンジはついに龍騎として裁判に参加、レンの変身するナイトと戦いを始める。そしてディケイドもまた、鎌田の変身したアビスに苦しめられる。

 ディケイド、龍騎にならなくてもミラーワールドにも行けるのかよ。なんでもアリだな。
 今回の龍騎の世界では検事・弁護士や事件関係者がライダーになって最後の一人になるまで戦う「仮面ライダー裁判」が行われてるのだけど……いろいろ問題がありすぎてどこから突っ込めばいいのかw 面白いからいいんだけど。
 シザースとインペラーはやっぱ噛ませ犬で、やっぱ火力がありすぎるゾルダはそれなりに強敵になってしまってる。まあ、サブメインのライダーだったし。
 で、今回初登場なのは仮面ライダー・アビス。サメ型モンスターのアビスラッシャーとシュモクザメ型モンスターのアビスハンマーと契約したライダー。昔の裁判記事らしい写真にはファムが写ってたし、ディケイドを「聞いたことがない」と言ってるし、変身するライダーは幾つかのものから決まっているらしい。しかも倒したライダーのカードも奪えるらしいのだけど、これはオリジナルの龍騎と違うなぁ。
 レンを徹底的に疑い倒そうとするシンジに、「お前に戦いは似合わない」とやめさせようとするレン。そして色々雰囲気が怪しすぎる鎌田。次回士が殺人トリックを見破るらしいけど……
 それと、おもちゃ雑誌を見ると龍騎、ブレイドの次は555っぽい。龍騎の超絶変身はドラグレッダーに、ブレイドの超絶変身はブレイラウザーに似た「ブレイドブレード」、555のは「ファイズブラスター」らしい。555のは555で出てきた変身アイテムとまったく形の違う大型武器。それ以上にどういう世界になってて、タクミがどんなキャラになってるかが気になるけど。
 あと、二号ライダー(クウガじゃなく)の情報も露出。二号は青いディケイドっぽい「ディエンド」で、ディケイドが「仮面ライド」によって他のライダーに変身するのに対し、ディエンドは他のライダーを「生み出す」らしい。おもちゃの付属カードには王蛇とカイザがあったけど、他人に意のままに操られる浅倉や草加だったらちょっとがっかり。


2008年03月01日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 富山アニメ二本

 いや、何かって ペルソナTStrue tears なんですが。なんでどっちも富山かよくわかりませんが、冬の新番ではどちらも結構質も高いし面白いので。
  ペルソナTS #8「クスノキの下で」。伝説の楠の下にカナルから呼び出されて告白かと慌てまくる拓朗。けど、もちろん勘違いでその上転校生の山崎まゆりの乱入で完全に邪魔される。カナルとは養護施設で一緒だった幼なじみらしいのだが、まゆりの転入と共に学園内に奇妙なことが起こり続ける。いつの間にか配管が曲がりくねっていたり、家庭科室のマネキンが壁にめり込んでいたり……ついには幽霊が出たという話まで出る。そんな中、カナルが冬の肝試しに夜の学校を探検することを言い出す。実は学園の異変はまゆりが原因ではないかと噂が立っており、まゆりの無実を確かめるためにそんなことを言い出したのだが……

 まず最初に言わせてくれ。その人体標本はなんだw
 なんか随分アレな仕様ですが……>左右非対称の肋骨に肝臓は肝硬変バージョンと交換可能
 学園内で異変が起きつつある中の転校生、山崎まゆり。って、どう見ても沙季じゃん! いや、三つ編みに眼鏡で印象は変わってますが、髪の色と、顔立ちが……
 カナルがちょっと言いよどんだ過去、「養護施設」ってのが何かありそうなのだけど、それはまだ不明か。本名で学園に転入してきた沙季にとってもカナルとの再会は意外だったようだけど、学園の怪事は沙季の新しいペルソナが不安定なために引き起こしたことだった。洵はそれを全て見透かしたかのように沙季と接触、何事かをして暴走するペルソナに苦しんでいた彼女を楽にする。沙季が学園に潜り込んだ目的と洵のこの不思議な振る舞い、関係ありそうなのだけど……
 あんまりバトルがないですが、この雰囲気がジュヴナイルって感じでよろしいですな。
 ところで、メインヒロインはめぐみと思ってたけど実はカナル? つか、男二人の幽霊への怯えっぷりが……


  true tears #8「雪の降っていない街」。乃絵の兄から「俺が比呂美と付き合う代わり、お前は乃絵と付き合え」と持ちかけられた上に、乃絵が眞一郎への恋心を自覚してしまったこともあり、自分も乃絵のことを憎からず思ってると思った眞一郎は、乃絵に告白して付き合うことに。
 「兄妹かもしれない」と言われてもいまだ吹っ切れない比呂美への思慕、突然思ってもいなかった告白をされた愛子とのこともあってもやもやしたものもある眞一郎だが、乃絵との交際に悪い気はしない。
 しかし幼い頃の眞一郎との記憶を心の支えとしながらも、事情からその想いを諦めようとしていた比呂美は心穏やかではない。無邪気に「これまで私に直接あんなことを言って喧嘩してきた人なんかいなかった! 私、あなたのことを見直したわ!」と言う乃絵につい「その無邪気な顔で簡単に眞一郎の気持ち、掴んじゃうのね」と言ってしまい、そのことがきっかけに比呂美の行動が暴走してしまう。

 いきなりこれまでの話なしであらすじ説明してもわけわからんよなぁ。
 キャラから行くと、石動乃絵は幼い頃死別したお婆ちゃんが泣き虫の乃絵を心配して、病床から「乃絵の涙はお婆ちゃんが天国に持ってくから、笑って」と言った。それが暗示になってしまい、泣けなくなってしまった。以来、エキセントリックな行動で周囲から距離を置かれていたが、「空を飛べる人(比喩的な意味)から涙を貰ったら、また自分は泣ける!」と、主人公の仲上眞一郎につきまとうようになる。
 眞一郎の家は酒蔵だが、そこに居候しているのが湯浅比呂美。数年前に両親を事故で亡くし、親の親友だった仲上家に引き取られている。が、眞一郎の母は昔眞一郎の父を巡って比呂美母と何かあったらしく、比呂美母のアルバムの顔を切り取るなど並々ならぬ憎悪を見せ、当然の如く比呂美にもことあるごと辛く当たる。そして彼女がおそらくは嫌がらせで言った「あなたはうちの人の子かもしれない」という言葉を気に病み、実は想っている眞一郎への気持ちを押し殺そうとしている。眞一郎も比呂美に恋心を抱いていたのだが、そのような事情があって友人が眞一郎から見られているらしいと言われた時、それを誤魔化すためはずみで石動乃絵の兄・純の名前を出してしまった。それを聞いた眞一郎は動揺したこともあって思いあまって純に「比呂身と付き合ってくれ」と言ってしまうのだが、乃絵が眞一郎とであったことをきっかけに変わりつつあるのを感じていた純は、「その代わりに乃絵と付き合え」と交換条件を出していた。
 三人目のヒロイン安藤愛子は、眞一郎の一年上の幼なじみなのだが、やはり昔から眞一郎への想いを秘めていた。が、眞一郎は明らかに「幼なじみのお姉ちゃん」としか想っていない上に、親友の野伏三代吉を仲介され、それでも眞一郎の近くにいたいとの思いもあって三代吉となしくずしてきに付き合うことに。しかし比呂美と同居の上、乃絵が眞一郎の周囲に姿を見せたために激しく同様、押し殺していたはずの気持ちを思わずぶちまけることに……
 え〜、主人公、「酒蔵の一人息子として跡を継ぐことを期待されているが、本人は童話作家を目指し、日々創作童話の作成にいそしんでいる」という設定はあるとはいえ、「なんでこんなもてるのかわからへん」というギャルゲ的なもてもて具合なんですが、「それがちっともうらやましい方向に行かない」という辺りが面白いですな。乃絵の存在が不安定ながら平衡していた状況を揺り動かすのは間違いないのだけど、そこで外せないのが主人公母。まさか主人公母が地雷女ってパターンは考えてませんでしたわ。w
 主人公父の比呂美への態度があまりに後ろめたさがないので、おそらく主人公母の勘ぐり過ぎからの誤解だとは思いますが、この地雷ぶりは素晴らしいw
 愛子も、完全に異性として見られていない眞一郎との繋がりをどうにかしてでも持ちたいとは言え、三代吉に心もない交際のOKをしてしまい、三代吉のことも嫌いじゃないけど、眞一郎への気持ちも消えていない。更に眞一郎から恋の相談をされるのでますます心穏やかではない。
 そんな状況で地雷が連鎖爆発したのがここしばらくの話で。うわー、おもしれー。w
 特に比呂美は諦めようと思いつつもあまりに無邪気に笑いかけてくる乃絵に嫌味を言ってしまい、それが眞一郎母が自分に言ってる嫌味とまったく同じ事だと気付いて自己嫌悪。微妙に眞一郎母の気持ちも理解してしまったがために「一番いいのは自分がこの家を出て行くことだ」と思い詰めてしまい、仲上家を飛び出す。そして自暴自棄気味に石動純に雪が積もった中「バイクで雪が降らない街に連れてって!」と迫る。
 予告では案の定事故るっぽい上、まさかの寝取られ展開!? え〜!?


2007年03月01日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 秋雨の中で渡します

 必殺シリーズ第二十弾「必殺渡し人」第十三話。テレビ東京系11:35からの「 時代劇アワー 」にて放送してました。最終回。
 将軍の乳母お弓の方の手引きで将軍をたぶらかし大奥入りが決まった両替商大黒屋の娘・みよ。大黒屋はお弓の方と手を組み、娘を介して将軍家御用達になるつもりなのだ。だが、尻の軽いみよはこれまで五人の男と寝ていた。これが将軍の耳に届けばまずいと、確実に口封じをするためにお弓の方はその五人の抹殺を画策する。
 それから暫く後、お直に付き合って子宝祈願の夜参りに来ていた惣太は、忍が誰かと会っているのを見かける。次の日、男がかまいたちに遇って死んだという話が流れる。その一人で終わりではなく、月の晩にばかり、次々と三人も殺されていた。もしや忍の仕業では……と惣太は疑うが、問いただす事が出来ない。
 そんなとき、同じ長屋の三太のところに、助三という男が飛び込んでくる。彼はみよと付き合いがあった男で、かまいたちに遇った三人がお美代に聞いた、お美代の他の男たちだという事に気付いていた。その時聞いた四人のうちもう一人である三太に、何か変わったことが起きてないか手綱に来たのだ。三太はかつて一度だけ、過ちを犯してみよと寝ていたのだ。
 不安が頭をもたげる三太を尻目に、助三がかくまってもらいに飛び込んだのは友達である大吉の家。大吉も殺しの手口の話から忍では、と疑い、惣太たちと相談する。しかし、家を空けている間に助三は殺され、三太も殺されてしまう。
 惣太たちの疑いに、忍は手口を見ると利き手が自分と反対だと説明する。忍の手口を真似た別の殺し屋がいるのだ。しかし、三太の妻おくみが三太の言っていたことと大吉から聞いた助三の話から、大黒屋がやったことだと気づき、大黒屋に恨みをぶつけに行ってしまう。
 最終回なので解散話。って、解散話にするためにヤバイ相手(大奥)を相手に設定するが、お弓、始末されてないよなぁ……口封じの始末を言いだしたんだから、一番悪い奴じゃん。大黒屋一家も殺しによる口封じをあっさり受け入れるし……やっぱ悪人の軽さがなぁ……
 で、お弓の方と大黒屋の依頼で男たちを次々と消していく殺し屋だが、その正体である蘭法医・夢野玄定は忍の元恋人。忍が裏稼業に入るきっかけになった母の敵である同心殺しの時、忍は彼の前から姿をくらましていた。何も告げられず忍に裏切られたと思った玄定はその恨みから身を持ち崩し裏稼業へ。その世界の噂で忍の真意を知ったが、既に玄定は殺し屋稼業に身も心も染まりきってしまっていた。
 人を殺しても、それで稼いだ金でもっと多くの人を助けている、と言う玄定に、それでも殺された人は帰ってこない、と対決する忍。
 過去の因縁と決着をつけ、将軍の肝入りだったみよ殺しの犯人を求め町方が江戸中を血眼で探してる中、渡し人は解散し、惣太もお直を置いて江戸を立ち去る。
 結構強引さもある展開なので「おいおい」とも思うが、夫、友人夫婦、雇い主が一斉に消えてしまったお直が「これは夢や……」と泣いてつぶやくのは、お直を中心に日常のやりとりが展開し、長屋の人情味あるかしましさが繰り広げられていったので、さみしいとしか思えない。
 この時期の必殺は定型に入ってきていて悪人の人物造形も薄い。渡し人もその欠点を抱えていて、かと言ってうらごろしのような極端なまでの恨みの叫びや、仕舞人のように本田博太郎の怪演技を得てもいない。だが、その分惣太・お直夫婦を中心にした夫婦のやりとり、そこで見せる長屋の風景がひとつの見所になっていた。いろいろ詰めが甘いと思うところもあるけども、いよいよバラエティ化していく仕事人が捨てていったしまったものが見られ、それはそれで楽しかった。

[その他] 小耳に挟んでいたけど

  映画・蒼き狼:「制作権を侵害」と角川事務所を提訴毎日 )。前に人から角川春樹が企画を横から掠め取ったようなことを聞いたけど、その話の通りだなぁ。モンゴルをバカにしてるとしか思えん。さっさと裁判でけりを付けて欲しいものです。


  早い話が:CIAは知っていた=金子秀敏毎日 )。記事自体は結構前に出てたけど、CIAも案外マヌケというか……多分十人に聞いて十人が「信じる方が悪い」と答えるだろうに。しかい、このコラム、相変わらず何を言いたいかわからないけど、言いたいことをはっきり言わない気持ち悪さがありますな。
 言いたいことがあるなら、はっきり言えばいいのに。言うとまた苦情が殺到すると懸念してるのかな?


  宇都宮日記 苦い歴史の貴重な証言朝日 )。まあ、歴史から学び取れる教訓は学ばねばならないのは確かなんですが、タイミングとかいろいろと、どこの国の新聞の社説だろうかと、相変わらず……


 アニメ感想とかは、渡し人感想も終わったので、また通常営業にぼちぼち戻ります。先週末はちとイベントがあったんで、週末の時間で録画消化も進まなかったので。


2006年03月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] いきなり見た目が変わって

 明るくなってますが、気にせんでください。
 友達から HNSのセキュリティホールの件 を知らせてもらって、対応版にアップデートした時にうっかり今までのテーマを消してしまって、面倒なんで tdiary-hns-theme を導入しただけです。面倒だから今のところテーマは同梱されてたcloverです。似合わないって? ほっといてください。クローバーはアイルランドの象徴なんだから。これは四つ葉だから意味ないけど(アイルランドにキリスト教を布教したSt.パトリックが、クローバーの三つ葉にたとえて三位一体を説教したことが由来だから)。
 まだテーマを探してますんで、これで固定かは不確定です。上の注意書き等も一度整理。後で色々考えて元に戻すかもしれません。

  HP解禁、メールはダメ ネット選挙で自民が中間報告朝日 )。わりと原始的な手段だけど、人間セキュリティホールの可能性も考えると、妥当な案かなぁ。まあ、これで自身のブログで迂闊な発言して炎上して選挙に影響が……なんてことがあると 面白い 深刻なことですが。

  「最高の気分でした」 荒川選手が文科相に報告山陰中央新報 )。 君が代が流れた表彰式について小坂文科相に感想を尋ねられると、「誇りに思いました」と話し、記念撮影に応じていたとのこと。荒川選手が君が代についてどう思ってるか、ということはさておき、個人個人が国家や国旗に対しどう思うか、ってのはそれぞれ自由だが、こういった公式の場に出た場合の礼儀、立ち振る舞いというものがある。それをきちんとわきまえるようにするのもまた教育で、学校での国歌斉唱や国旗掲揚への反対は、そういった教育への反対でもある。「崇拝の対象」ではなく「尊重の対象」であるということを教えるということならば、否定する側の論拠は思想信条の自由だそうだが、そういう「公式の場での常識」の前提を教えることを否定する根拠としては弱すぎると思うのだが……

  堀江メール:永田議員が謝罪会見 半年間の党員資格停止へ毎日 )。 しかし、虚偽情報と認めるかについては「全くの事実無根か、一定の事実を含んでいるのかは現在も調べが残されている」と述べ、明言を避けただそうで。微妙な表現ですが、イメージ戦略としては武部氏の子息とライブドアの疑惑については触れず、証拠能力のないメールを用いて個人を糾弾したことのみを詫びるべきだったでしょうね。氏としては自分の面子を守りたかったのでしょうが、完全に逆効果。疑惑をまだ使えるカードと思ってたのかもしれないけど、民主党としてはそういうことを言わせてはいけなかったんでは……

[その他] 買ったもの・引き取ったもの

 ・ よくわかる現代魔法/桜坂洋
 ・ All you need is kill/桜坂洋

 先週SF関連の人と飲みに行ったときに桜坂氏の作品の話が出て(私は スラムオンライン しか読んでない)、「代表作は?」ということで名前が挙がったので。

 昨日書いたとおり、修理に出していた自転車が戻ってくる。修理箇所は破れたサドル、前側の切替え装置(グリップも)、ブレーキパッド・ブレーキワイアの交換、後ろ側切り替え装置の修理、しめて1万2千円ばかり。ま、しかたないですわな。部品交換部分以外はサービスしていただいたし。でも今日は雨で、引き取っても使えない……トホホ。おまけに傘を間違えて持ってきてしまったから、後日返しにいかないとなぁ。
 その他、引渡しの約束をしてたものの仕込み。半分がた終わった。

[アニメ] ノエイン#20

  ノエイン #20「モウイチド・・・」。ラクリマにさらわれたハルカとユウを救い出そうと、カラスをラクリマに送り出すべく協力するトビたちと内田たち。その頃、ハルカとユウは龍のトルクの力により評議会の手からは逃れることはできたが、当て所もなくさまよっていた。そんなときミホの娘のリリに再会し、一般居住区に落とされたアマミク=アイの元へ身を寄せる。しかしそこでユウの様子が急変、苦しみだし、レイズ化していってしまう。量子的に全ての存在が不安定なラクリマでは、量子コンピューターにデータ化されて観測されてない人間は存在が確定されないのだ。龍のトルクであるハルカがユウの死を見てしまえば、その死が確定されてしまう。そのためには生きたユウを観測しなければならないのだが、生きたユウはシャングリラに呼び寄せられていた。ハルカはユウのため、アマミクの家を急襲したクイナと共に、シャングリラへ向かうことを決意する。

 「シュレディンガーの猫」なのでしょうね。まあ、量子的な現象や思考実験をモチーフにしたSFファンタジーですので。アトリはやはり記憶を取り戻していたようだが、何故かカラスを襲うことをせず協力的な態度を見せる。カラスをラクリマへ送るためにトビは内田の量子コンピューターを使うが、出力が足りない。それを補助したのが、コサギが持っている、クイナの置いていったストレージユニット。
 全員の協力によりラクリマに送り出されたカラスだが、ハルカはユウを救うため自らシャングリラへ。だが、一緒にやってきたクイナはシャングリラでは存在が確定されず、拒否されたかのように青い雪になって消えてしまう……幸せを求めて逃げた男の哀れな末路。
 一方ユウはノエインにより衝撃的な事実を聞かされる。「フクロウ=イサミを殺したのは十五年後のユウ……すなわち、私だ」と。
  公式サイト にある「僕の大切な人を奪いにきたのは、僕だった」の「奪いにきた僕」ってのは、カラスじゃなくってノエインだったんですな。これまでも伏線は貼られていたけど。もう一人の十五年後のユウであるカラスと対比してあまりに歪んでしまったノエインは、何が起こったユウなんだろう? そのノエインのいるシャングリラはラクリマと比べてきれいだけども、幽霊都市のようでもある。ハルカによってぎりぎり存在を確定されたユウだが、「未来の自分」が「未来の親友」を殺してしまったことを、どう思うのだろう?
 他にもハルカからフクロウを殺したのはカラスではないと聞いたアマミクとか、カラスが遊撃艇をハッキングするシーンだとか、なんだか見所多くて書き切れねっす。


2005年03月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 東海道五十三次殺し旅 三島

 現在テレビ東京系昼に放映中の「新必殺からくり人」第三話。
 天保太夫一座の次の仕事は三島宿。三島明神鳥居脇の灯篭が赤く浮かび上がったことから灯篭を調べると、おのぶという女が寄進したという。そのおのぶは女郎に身を落としていたが、塩八が客として潜り込んでも口を閉じたまま、女郎になった事情を話そうとしない。お艶は次に蘭兵衛にわざとおのぶを無碍に扱わせ、そ知らぬふりをして近づき同情してみせ、話を聞き出そうとする。
 そんなとき、小駒を見初めた地元代官所の役人小幡が、小駒を売れと迫ってきた。返事をはぐらかすお艶だが、小幡は商人の遠州屋とつるんでよからぬ事をしているようで、仕事の目処がつかないうちに巻き込まれた厄介に頭が痛い。しかし、再びお艶の泣き節を聞きに来たおのぶの口から彼女が身を持ち崩した理由を聞く。死ぬほど惚れあった旅絵師の清吉の病死が原因だったのだが、その清吉が滞在していたのが遠州屋、そして死を告げに来たのは小幡だという。
 あまりに役者が揃っている出来すぎた話に疑いを持ち調べるが、墓を暴くと案の定、清吉は病死ではなく、斬り殺されていた。実は清吉は遠州屋からおのぶを描いた絵を譲れと迫られたが断り、他ならぬ小幡に斬り殺されていた……

 うわ、おのぶが加賀まり子だよ。しかも後年のふてぶてしさは6割程度で後の2割くらいは初々しさが見える。あれ? 計算が合わないな。悪人・小幡の顔もどっかで見覚えがあるなぁ、と思ったら 和田浩治 。大岡越前の「風間駿介」役が個人的には印象が強い。
 それはさておき、話の方は正面から話を聞き出せないおのぶから身体を責めて話を聞き出そうとするお艶はえぐい。こういう善悪を超えたところにあるキャラは、今ではなかなか描けないだろうなぁ。それをさらっと描いてしまう。
 おのぶも、身体は売っても心は亡き恋人に操を立てようとしているのに、身体が思うままにならない女の性を嘆く。同じ女にここまでするか……
 塩八はスケジュールの都合か、途中で早々に姿を消し、殺しには加わらない。残念だなぁ。ただでも出番がすく……うぐむむ。

[その他] ゆびさき……

 「ゆびさきミルクティ」の4巻はまだ買ってません。
  本人確認は指先で 三井住友銀など偽造カード対策朝日 )。え〜っと、今の私みたいに指先がボロボロの場合、どうすればいいんでしょう? なんか星新一のショートショートでそんなようなのがあったような。

  警視庁も萌えを目指す?  子供に自己防衛を教えるためのクイズ形式のコンテンツなんですが、なんつーか、「ヤクチューくん」萌え?(わざとやってるのか? いろいろと)

  セカンドカップはてな店 さんから Zundel abandons deportation fight (ツンデルは国外退去の戦いをうち捨てる)。ツンデレが国外退去に! ってツンデレじゃなくってツンデル。ツンデルって言うとナチスドイツのユダヤ人600万人虐殺に異を唱え、カナダからの国外退去を求められていた。これはこれで立派な言論弾圧だよなぁ。それとも人権派の方々は、「自分の意に添わない言論は弾圧されても構わない」って考えてるってことなんだろうか?

 先日の日本酒のまぜものについてのはなしだけども(「まぜもの」というと一様にイメージが悪いか)、日記を見た友人から こんなURL を示してきた。醪の段階で醸造アルコールを少量入れると、味と香りが増すんだそうで。「で、菊正宗が美味い?」と返すと、友人は「う〜ん」と言葉に詰まってましたが。
 何故か純米酒でも糠臭い、飲むに耐えないものがある一方で、醸造アルコールが入っていてもそれほど飲めなくもないものもあるのも事実(聞いたところでは糖化装置の存在が云々とか)。でも、醸造アルコール入りで「大当たり」って酒、いや「当たり」の範疇でさえ当たったことがないのよね。わざとアルコール分を足して酒を作るって意味では、酒精強化ワイン(ポートワイン、シェリー酒など)といった「ワインとはちょっと違うけど、ちゃんとしたもの」があるから、そういう作り方をすれば美味いものが出来るだろうということは、多分想像がつくのだけど、そういう実物に当たったことがないので……
 あ、その友人にも言いましたが、水はまぜてもいいです。水は。


2003年03月01日() 旧暦 [n年日記]

やけどする

 研究室でお茶を淹れようとポットのボタンを押し、しばらく待ちながらぼーっとしてるとダバダバと変な音がする。つか、ティーサーバを持ってる指にお湯がかかってるんですけど。なんかあついんですけど。えーっと、こうゆうときは慌てず騒がず、まずお湯をかぶった部分を流水にひたし、その後ちゃんと冷やしつづけるんだっけ? って考える前にお湯を止めろよ! まだお湯出てるっての!>ワシ
 その後の処置が良かったのか、朝起きたらもう全然痛みもなくなってましたが。いっとき皮膚が紫に変色してきたからヤバイかと思った。
 ウチのPCはADSLモデム直結で、一応 Norton Internet Security をかませてはいるのだけども、時々トロイの木馬目的のポートアタックがうざったくってしかたないことがあった。遮断はされているんだけど、警告が出まくって処理が食われる。いらつくんでルータを買うことにする(今更かよ)。店頭でしばし悩むが、 PLANEXBRL-04FM にしてみる。けど、PLANEXって、ハードウェア的な出来はともかく、ファームウェアの出来の悪さとサポートの対応の悪さで有名でもあるらしい。( 2chハードウェア板planexスレ価格.com BRL-04FM紹介 )。幸いウチでは上手く設定できたけど、ファームはさっさと更新して欲しいものだなぁ。
  南京虐殺の著書、中国宣伝本と判明 。南京虐殺の証拠として挙げられていたティンバリーの「戦争とは何か」に関しては、以前から中国国民党の宣伝員だと指摘する声が多かったのだけども、かなり確実な証拠が見つかったってことなんでしょう。日本軍が当時完全に品行方正だったとは思わないが(連合軍も戦場での略奪や虐待を実際には行っている)、絶対悪的なおしつけはなにかおかしい、と思うくらいのセンスは欲しい気はする。
 シルクワームとかの北朝鮮の挑発行為ってどんな意味があるんだろう、と考えたのだけども、国内向けにはシルクワームの発射演習などはニュースになってないことから、国内向けのアピールではないことはわかる。そうすると米中日韓へのアピールとなるのだけども、そのうちでは、韓国向けのアピールが一番大きい気がする。中国はいまいち読みきれないけども、こういった挑発を行うことで、日本には世論の混乱と言う効果は期待できるけども、総じて北朝鮮への態度を硬化させると思う。韓国においてはどうか。新大統領の盧武鉉は太陽政策の継続を訴えている。韓国の国内世論を見るに、どうも「戦争をしたくない」というのが正直なところだろう。同民族だからという意識もあるだろうし、国内を一気に荒廃させた朝鮮戦争の再来を恐れてもいるだろうし(正確には今も朝鮮戦争中なんだけど)、北が崩壊した後の統合の経済・政治負担の恐怖もあると思う。そんな韓国に戦争のプレッシャーをかけることで、北としては米国との窓口を確保し、また韓国を盾にして現状を切り崩していこうという腹積もりなのだと思う。さて、そんなに上手く行くかどうか。
 ちなみに韓国新大統領の盧武鉉は昔、 朝鮮日報を「親日的な反民族新聞」と糾弾した ことがあります。朝鮮日報を「親日的」と言えるセンスもすごいですが、まあ、支持率が下がったらすぐに反日政策で支持率を上げようとするんだろうなぁ。この人も。
  Microsoft、セガ買収を検討?  うーん、パチンコ屋とMS、どちらにつくのがいいんですかいの。もっとも Electronic Arts が買収を検討してるとの報もあるので、それが一番いいのかもしれない。
 なんかログ見たら こんなの があるみたいで。ちょいと面白い試みかも。
  2ちゃんねる大王 (flash)。うわ、ありがちなパタパタ紙芝居でなく、細かいにょろにょろな動きがしっかり再現されてる。このこだわりようはすごいですわ。
  WOLF'S RAIN #6。一応女狼「コール」が出てるけど、本当にギャルっ気のない番組だ。やはり、この番組の「野生」に対する憧憬は、どこか陰性のものだと思うのだよなぁ。「楽園に行く以外、帰るところなんかない」と言うキバ、ツメは、希望を持って楽園を目指すと言うよりはむしろ全てを失った果てにたどり着く場所として楽園を目指してるようにも見える。楽園と世界の終わりとがどう結びつくかも、大きな謎。いや、好きなんだけどね。
  魔法遣いに大切なこと を見て、実は自分が大変な勘違いをしていたことに気付いた。この番組は脚本が悪いのではなく、目指すところを間違えているのだ(それを脚本が悪いというのだという突っ込みは却下)。この番組は「魔法が実在するちょっとだけ不思議な世界のちょっとだけハートウォーミングなオサレなアニメ」を目指してはいけない。むしろやるべきなのは、ユメが魔法の無断使用を糾弾されたら踊りながら歌で反論しなければならない。銀粉の登場シーンには赤絨毯が敷き詰められ、魔法局員たち(女性)が行く先々で花をまかねばならない。女性キャラはことごとく無意味に薄衣をまとって水にぬれる場面がなくてはならない。アンジェラは曲がった東京タワーの上で踊りながら歌で愛を告白しなければならない。当然、古崎参事官もあのもとむー声で歌いながら説教せねばならない。
 そう、この番組が目指すべきは「マサラムービー」以外にない。歌と踊りのアホ力で細かい理屈をねじふせるマサラパワーこそがこの番組に必要なのだ。いや、本当にやっても私は一切責任を取りませんが。どうでもいいが、アンジェラだけは相変わらず良い。
  宮野ともちかのキャッチフレーズは「ツリメにメガネでツリメガネ」ということでひとつ


2002年03月01日(金) 旧暦 [n年日記]

中つ国って言え! ちいさなものたち族ってなんだ!

 「指輪物語」(The lord of the ring s 、roughboxさんからの指摘。ヲイラも邦題ボケしてるなぁ。)の劇場予告編に突っ込み。まあ、日本では指輪物語の一般知名度はさほどないから、しかたないのかもしれないけど。
(アメリカでは、「ガンダルフを大統領に!」というスローガンがヒッピーの間で掲げられたほど、一般的にサブカルチャーとして是認されている)
 映画の日だったので、今日も見てきました。でも、四本見たけど、当たりといえるほど当たりはなかったなぁ。
 「ハリーポッターと賢者の石」。今更? とか言われると思うけど、仕方ないじゃん、後回しにしつづけたんだから。ちなみに原作も読んでないので、完全に映画のみの感想。確かに面白い。子供だったらまず大喜びするだろう。原作でどう書かれていたのかがダイレクトに感じられる画作りと言い、大したものだ。自分が子供でも大喜びだろう。けど……
 もし、自分に子供がいたら、これを見せたくない、ということはないけど、ゲド戦記とかのほうをまず読ませたいと思ってしまうだろう。原作は知らないけど、いまいち主人公のハリーに感情移入できないのである。と、言うのも、ハリーが持ち上げられるのは、主に天性の才能と、周囲の無条件の好意によってである。無論、そういった一辺倒な話ではないので、ぎりぎりのところでバランスを保っているようにも見えるのだが、本当にぎりぎりである。別に、訓話にしろとは思わない。見てはいけないとも思わない。きっと子供は楽しんで見るだろうし、見て欲しいと思う。ただ、すんなりと受け入れられない自分もいるのだ……1.5点。
 「オーシャンズ11」。これも面白いんだけど……メインのキャラで十数人いるので、混乱するかと思いきや、別に混乱しない。混乱しないわけで、人物を殆ど描こうとしていない。単純に、カジノの金庫襲撃が描かれていく。面白いことは面白いんである。しかし、やはり一つ足りないと思ってしまうのだよなぁ……こういうチームものは、チーム内での人間関係とかをどう描くかがキーのひとつと思うのだけど。1.5点。
 「 ラットレース 」。ジョン・クリーズとローワン・アトキンスという二大英国バカコメディアンの競演ということで期待したのだけど、序盤はギャグがすべりまくり。ローワン・アトキンスもMr.ビーンほとんどそのままの演技で、ジョン・クリーズも今にもバカ歩きしそうなアホ上流階級の演技ではあるのに、どこか寒い。こりゃはずれかなぁ、と思ったのだけど、登場人物の一人の女性ヘリパイロットが、彼氏が家で切れたはずの元カノといちゃついてるのをヘリから見てマジ切れするあたりから話は俄然面白くなってくる。しかも、メインでキャラが十数名出てるけど、ちゃんと一人一人キャラが立っているあたりがすごい。何でもありの賭博人間レースを企てるアホ大富豪(クリーズ)に、ベガスにカッパーフィールドのショーを見に来たいかにもな中流よりちょっと下くらいのアホ家族、チンピラ風のアホ兄弟に、コイントスの裏表も間違えるアホアメフト審判、一見、最もマトモそうな生真面目な弁護士と、成り行きから彼の相棒になった切れるとコワイ女性ヘリパイロット、27年ぶりに再会した母親(ウーピー・ゴールドバーグ)と実業家の娘、何考えてるのかさっぱりわからないアホ丸出しのイタリア人(アトキンス)。ラストはある意味お約束ではあるけど、綺麗にまとまっていて、良い感じである。やはり、出だしの低調さが惜しいなぁ。1.5点。
 「 ジェヴォータンの獣 」。なんか、内容見て、あまりタイトルにそぐわないなぁ、と思って調べたら、原題の「LA PACTE DES LOUPS」とは、英語で言えば「THE PACT OF WOLVES」、すなわち「狼の約束」という意味らしい。それならなんとなくわかる気が。「ジェヴォータンの獣」というのは、18世紀にあった、史実に残っている事件である。そういえば、前に読んだけど忘れてたわ。フランスのジェヴォータン地方で、数十名に及ぶ住民が野生動物と思える獣の被害にあって殺害された。しかし、咬み傷などから、それは狼などではない、とまことしやかにささやかれ、一時期住人を恐怖のどん底に陥れた。詳しい話は公式サイトを参照してもらうとして、その史実を元にしたフィクションである。しかも、原題の方から想像してもらえばわかるかもしれないが、かなり大胆にアレンジした解釈をしている。いや、とかく、従者のモホークインディアン「マニ」を初めとして、かっこいいのだけど……フランスのドラマツルギーって、と頭を悩ませるのも確か。かっこよかったからいいんだけど。2点。


2001年03月01日(木) 旧暦 [n年日記]

たまには日記らしく…

 ちょっと連続のお勤めが無事終り、久々に爆睡。他の作業も並行してて睡眠が削られてたってのもあるけど、どうも緊張でよくねむれてなかったらしい。
 ガキどもの成績のほぼ最終決定。最後のテストは結構趣味に走った問題を作ったので、出来は予想通り悪い。でも平均60点台ならそんなものだろ。何人かは授業評価等を加えても赤点だったが、時間もなかったので直に連絡して、レポート提出でOKにするということにする。まあ物理わからなくても死にはしないが、理解の努力くらいはして欲しいものである。
 とりあえーず事務に結果を送ってひとまず終了。一年間自分にご苦労様。