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2011年03月18日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まどかマギカ#9

 え? #10じゃないのかって? いえ、未見だった録画をニコニコ配信前に消化したので、これで正しいのですよ。
 事前に展開は聞いていたものの、やっぱキュゥべぇのエントロピーの説明は、なんか釈然としない。「嘘も方便」の「方便」という意味なら、大枠では間違っていない。でも「エネルギーが目減りする」って発言は明らかに間違いだけど。エネルギーは減らない。保存量だから。しかしエネルギーを低い状態から高い状態にするには絶対にその差分以上のエネルギーが必要になる。これはエネルギー保存則だけでは説明できず、その説明のために必要な概念が「エントロピー」になる。簡単に言えば何かの状態を高いエネルギー状態に移すにはその差分以上のエネルギーの高い何かが必要で、それを続けていくとみんな均一のエネルギー状態になり、エネルギーを高い状態に移せなくなる、というのが「熱的平衡死」。外部からエネルギーの供給が得られない場合(閉鎖系)、これは避けられない。だから、宇宙全体が閉鎖系という前提の下では、これは正しい。
 あ、ちなみに熱力学的には熱と各個のエネルギーはほぼ同等の意味です。
 だから説明が微妙なところはあるけど、大枠では正しいです。
 でも、その後にすぐ「感情をエネルギーに変える方法を開発した」って、おい、それって直前に言った「木を燃やしても育てた以上のエネルギーは得られない」をすぐさま否定してるぞw いや、単にこれは既存物理の話を利用した衒学でそれっぽい設定を作ってるってのはわかるんですが、あまりに一言で前提条件をひっくり返してるので、「そういうものとして楽しもう」と考えても、「負のご都合主義」にしか見えなくなってしまって、なんというか。
 いや、すいません。変なことに拘るオタクの戯言なんでしょうが。気にならない人にとっては大事なのはそこではないというのはわかっているのですが、一応書き記しておかないと気がすまなくって。
 出来ればあまり気にせずスルーしてください。


2010年03月18日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ#10とソラヲト#11

  デュラララ!! #10「空前絶後」。首に傷のある女をかくまうことになった帝人。正臣に相談するが、ベタなラブコメ展開と茶化し、あまり深刻に受け取ってる様子がない。しかもそのことを放っておいて隣のクラスにいるヤツがダラーズかどうか確かめに行こうと言いだす。果たして、彼、滝口はダラーズかと聞かれてあっさりと肯定。だが彼の語るダラーズの姿は巷の恐ろしげな噂と異なり、各人が自由でいられるゆるやかな繋がりのようだった。
 滝口との会話に満足した帝人だったが、杏里と下校しようとしたところで時代錯誤なヤンキーに絡まれてしまう。どうも以前杏里に絡んでたいじめっ子が、彼氏を連れて仕返しに来たのだ。
 青ざめてうろたえる帝人だったが、突然現れた黒バイク、そして臨也が助けるというカオスな展開に……
 黒バイクの目的が首の女と気付いて帝人はごまかして逃げようとするが、ひたすらついてくる彼らに、思い切って用件を尋ねる。案の定黒バイクの目的は首の女だったのだが、本物の都市伝説と会話し、その出自を聞いて興奮する帝人。黒バイク=セルティが悪人ではなさそうと、家にかくまってる首の女に会わせる約束をする。
 が、何故か彼女は家から消えており、清掃業者のふりをした二人組が帝人に襲いかかり、彼女の居場所を吐かせようとする。

 いよいよ前半の山場に向かっていろいろ動き出す。って、なんで突然ダラーズのメンバーが出てきてるの? しかも、なんだか結構自由人な感じで、門田が正臣に脅したような不穏さのかけらもない。ただし、ある日知らないメールが届いて勧誘された、というのは一緒。怖がりながらもダラーズに興味津々な帝人は目を輝かせてその話を聞くが、事態は首の女を巡って急転直下、動き出す。
 彼女を追ってたセルティ、そして何故現れたのかよくわからない臨也が勝手に家までついてこようという良くわからん状況になるが、用件を聞いてみたセルティがいい人(?)の上に都市伝説通りの人間ではない異形で、非日常にあこがれる帝人はテンションが上がりまくる。
 が、首の女は姿を消しており、代わりに彼女を捜す矢霧製薬の手下がいて襲われるはめに。外で待っていたセルティたちが異常に気付いて事なきを得るけど、彼らが矢霧製薬の関係者だと臨也から聞いて、帝人の頭の中でバラバラだった出来事の全部がつながる。
 そして帝人が取った行動はまったく意外なもの。セルティたちに「私に協力してください」と、これまでの平凡な学生とは思えない落ち着いた雰囲気を漂わせる彼に、臨也は「疑い半分だったけど、大当たりだ!」と大喜び。前にも帝人にわざわざ会いに池袋まで来たみたいに言ってたし、臨也にとっては帝人は「重要人物」なのだろうけど……
 それはともかく「あいうぉんちゅー!」「ふぁいあー!」「あいるびーばーっく」は笑えたw


  ソラノヲト #11「来訪者・燃ユル雪原」。すっかり季節は冬になり、真っ白い雪原になった中をパトロールするカナタとクレハ。彼女たちは崖下に傷つき気絶した少女を見つける。が、彼女の着ているのは敵国であるローマの軍服。和平も遅々として進まない中、敵の兵隊が何故こんな辺境に? 疑問を持ちながらも彼女に手当をする小隊。しかし意外にもノエルがカナタ以上に熱心に彼女の看病をする。不思議に思うクレハに「罪滅ぼしなのかもしれない」と意味深なことを……
 やがてローマ兵士は目を覚ますが、言葉がまったく通じず尋問も出来ない。しかし本部に引き渡せばこの情勢下、どのような目に遭わされるかわからない。ひとまず様子見することに決まるが、骨董屋のナオミと教会のユミナが砦を訪ねてくる。カナタたちがローマ兵を砦に運んでいるところを街の住人に見られてしまい、事情を聞くために二人がやってきたのだ。
 安穏としてるような街も戦争と無関係ではないことを改めて知らされるカナタたちだが、ローマ語が話せるユミナの通訳により聞いたローマ兵の話は、意外なものだった……

 こっちも急転直下。国を救うために皇女として出来ることをする決意で砦を去っていたリオ。しかしリオの覚悟にもかかわらず、ローマとの関係は日増しに不穏さを増していく。そんな中突然現れた敵国兵士。さすがに戦争と直結してる事件だけに、これまでののんびりした空気は消え失せてしまう。中でも特に様子がおかしいのがノエル。異様にかいがいしく世話をし、フィリシアはそんな彼女の行動を「罪滅ぼし」と言うのだが、どうもノエルは昔軍の研究施設にいてなんらかの兵器を開発、その兵器が大量のローマ兵を苦しめ、命を奪ったことをトラウマとしてるらしい。って、「見えない死神」って、ミシオの母親の命を奪った生物兵器じゃなかったっけ? あれってノエルが開発したの?
 のみならず、ユミナの通訳で語られる敵兵・アイーシャは意外な事実ばかり。アイーシャの祖母はローマ軍の捕虜になった昔の「砦の乙女」で、「天使の化石」「砦の乙女の伝説」など、これまでの伏線が一気にまとめられてく。おいおい、ほんと急展開だな。
 しかも敵兵がいることを聞きつけたいかにも人相の悪い大佐が大隊を引き連れ、引き渡しを求めて砦に押しかけてくる。とぼけてごまかそうとするフィリシアだったが、アイーシャがノエルの名前を聞いて「見えない死神」という単語を発した途端錯乱、そのノエルを追おうとしたアイーシャも見つかってしまう。
 さらに最後の最後で、ローマ軍がノーマンズランドから責めてきてるという伝令が……ほんと、一気に動きすぎだろう。こんな展開、とても面白いです、ええ。www


2009年03月18日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 裁判関連

  「かちかち山」ウサギに懲役9年 香川の小学校で模擬裁判産経 )。「ゆとりwwwwwwww」とか思う前に、思わず和んだ。でも「おじいさんは喜ばない」というのはどうなんだろう? ウサギはタヌキを殺す前におじいさんに復讐を宣言していて、おじいさんは少なくともそれを止めてない、ということは殺人教唆、ひょっとするとおじいさんによる委託殺人だった可能性があると思うが。(真面目に考えてどうする)

  名古屋闇サイト拉致・殺害事件 無期懲役判決の川岸健治被告に反省の態度見られずY!hl )。
川岸被告は「自首したことが認められたことについてはよかったと思う。3人一緒に死刑だと思っていたから驚いた。誰のおかげで事件が解決したのかという思いだったから、満足している。磯谷さんの前に、何人も物色しているんだから、彼女になったのは、運が悪かったからなんだって。今でも悪いことは、ばれなきゃいいという気持ちは変わらない。でも、生かしてもらえてよかった。ありがたい」とコメントした。
 まあ、ある意味正直なんだろうけどもこれはないだろう。こういうのを見ていると こういうコラム毎日 )が空虚に映りますな。そもそも誰のせいで事件が起こって犠牲者が死んだのかと。遺族が「被害者が死んでどうして犯人が……」という気持ちにもなるのでしょうね。まあ、死刑関係は難しい話ではあるんですが。

 それはともかく、「屍姫」で星村マキナ役の秋山奈々って、グラビアアイドルって認識しかなかったけど、響鬼の晶役やってたと、こないだようやく気づいた。そう思うと、今まで気にならなかった棒が急に気になる……(おい

[その他] やっぱ気にしてたのかな

  亜美ちゃんの唇の行方は? プレパレード男汁MAXって!? 『とらドラP!』第5報ッ!!電撃ニュース )。いや、このニュース自体はわりとどうでもいいのだけど(プレパレード男汁MAX版は気になるけど)、下の方のリンクであった 制作陣インタビュー にあった一文が目に付いた。
金山さん:途中で、竹宮先生からも要望があってそれを盛り込んだりもしましたし。

――竹宮先生からは、どのような要望があったんですか?

小林さん:「亜美ちゃんを幸せにしてほしい」と。強い要望でしたね。
 原作では損な役回りになった上、思いっきり振られるシーンすら入れる余裕がなかったものなぁ。尺の関係上と構成上仕方ないのだけど、ゲームならそこら辺の「IF」を入れられるものなぁ。ちょっとPSPが欲しくなった。

  韓国→キューバ→韓国→キューバワラ速 )。チラ見する程度だったんですが、「なんで何度も韓国、キューバと当たるの?」と疑問は当然浮かぶわけで。実際はもっと酷い状況だったんだなぁ。ホント、なんだこりゃ。まあ、選手はそんな意図とは関係なく頑張っていただきたいです。しかしこれはひどい。


2008年03月18日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 俗絶望#11

  俗絶望 #11。「黒い十二人の絶望少女」って、「黒い十人の女」……でも金田一パロいぱーい。むしろアニメネタの殺人現場の方がわからんのが多かった。これでナレーションに岸田今日子を呼んでれば!w

[その他] 逆に考えるんだ!

 数日前の記事だけど、 「らき☆すた」売れまくったのは 違法投稿が「宣伝」してくれたからJ-CAST )。いや、ドワンゴが民放六社に放送コンテンツのアップロードの削除を申し出たとかなんとかいうニュースがあってのこれなのだけど、これは「所詮勝ち組(あるいは資本力があってオタ釣りの上手い奴)の言い分だろ」と取れなくもないけど、これって逆にニコニコ動画側にとってはビジネスチャンスでもないかなぁ、とも思える。
 深夜アニメ枠は制作や権利を持つ出資会社のCMのみ、つまり放送枠を買って、わざわざ宣伝のためにアニメを放映している、というのが現状。もちろん制作費やその費用はDVDその他の売り上げで回収するのだけど、局や広告代理店への支払いも当然それに加算される。そこで誰もが考えるのが「ネットで配信すれば」で、実際やられてはいるのだけど、いまいち主流になっていない。放送を見逃した場合や、あるいは未放映地域のフォロー用としてどうにか機能している、という感じ。その理由は、技術的なコピー対策による視聴の不便さと視聴環境の制限が大きいと思える。つまり、Youtubeやニコニコ動画の簡易さとは対照的であり、それらに違法アップロードが絶えない理由でもある。
 じゃ、逆にコピー対策とかあまり考えずにニコニコやYoutubeと同様に、というか、提携してそこに公に配信しては? というのは一考の余地はあると思うのだけど。
 無論、種々の問題はつきまとう。期間限定配信だとしても任意の再アップロードをどうやって防ぐかとか、そもそも本当にそれで満足してしまってDVDの売り上げに繋がらない可能性も排除できないとか。けど、新しいメディア配信の方式を本気で模索するなら、実験的にやってみるのはアリじゃないかなぁとも思える。
 いや、個人的にその社で制作したアニメをその社の広告費で放送するのに、放送代理店が少なからぬ金を中抜きするという構造がちょっとムカっ腹が立ってるだけなんだけど。


2007年03月18日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#8とゲキレン#5

  電王 #8「哀メロディ・愛メモリー」。クロウイマジンの攻撃から辛くも逃れるも、優美がイマジンと何を契約したかがわからない良太郎。ウラタロスが協力し、「別れた男のことを忘れたい」ということはわかったが、それが襲撃された犠牲者とどうつながるのかがわからない。しかし良太郎はイマジンとの契約云々以上にのめり込み「本当に忘れちゃっていいの?」と食い下がる。

 「男のことを忘れたい」→「思い出を消しさりたい」→「男との思い出の曲を消してしまいたい」って、強引にもすぎるな、クロウイマジン……
 優美が「思い出を忘れてしまいたい」と言っていることに過剰に反応する良太郎。つきまとい続けるのだが、いつも通りの運の悪さを発揮、挙げ句、ありえない事故で死にかけるはめに……そんな究極的に運の悪い自分のことよりも人のことばかり心配する良太郎に、優美も本心を吐露する。だが一歩遅く、最後に優美のオルゴール付きペンダントを投げ捨てたクロウイマジンが契約完了したと勝手に解釈、過去へと飛んでしまう。
 今回はのっけはソードフォームではなくロッドフォームでクロウイマジンの空中攻撃を撃退。状況に応じたフォームチェンジをちゃんとしてるようで。
 結局結婚式当日に喧嘩別れした友也と優美も、あたらしいペンダントでやり直すことになる。それを見ていた良太郎は「やっぱ忘れない方がいいよ」と愛理に語りかけるが、愛理は何のことかわからない様子。愛理は、何か辛い過去を忘れてしまっているよう。良太郎が「特異点」なことと関係あるのかな?
 今回は最後に、次回登場のイマジンが顔見せ。妙な関西弁、ってことは三体目の良太郎イマジンなんだろうけど、今回は良太郎には憑かない???


  ゲキレンジャー #5「ウジャウジャ!どーすりゃいいの?」。五毒拳の登場に不安に駆られたジャンは、「ランを見習え」とアドバイスを受ける。しかしランはカデムとのスピード勝負に負け、ジャンは一層不安に駆られる。
 カデム、なんであんな「エレファントマン」な格好なんだろうと思ったら、あんな顔ですか……まあ、見られたくはないですな。
 ジャンは「不安ならば、不安を克服するよう修行すればいい」というマスター・シャーフー教えを忠実守り続けるランと、その修行の成果を見てより一層修行に打ち込む。しかしレツ、わざわざ重い鉄板を運んでくるなよ……
 五毒拳の中に裏切り者、ではないけど、理央の意に逆らって秘密のワザを隠し持ってる者がいることがわかって、当面はそれが中心になるのかな?

[映画] 森のリトルギャング

 アライグマのRJは熊のヴィンセントがため込んでいた食料をかすめ取ろうとして失敗。その食料もすべてなくしてしまい、冬眠明けの一週間後までになくした食べ物をすべて揃えると約束してしまう。だが、一週間でそんな大量の食べ物を集めるアテがないRJの前に、新興住宅地「キャメロット・エステーツ」の看板が目に入る。
 一方、森で冬眠から目覚め始めた動物たち。カメのヴァンが率いるオポッサム、リス、スカンク、ハリネズミのグループは、早速次の冬眠に備えて食料を集めようとするが、森の真ん中に延々と続く垣根が出来ていて、驚く。垣根などというものを見たことがない動物たちはそれがなんなのかすらわからないが、垣根の向こうの様子を見に行ったヴァンが命からがら戻ってきて、皆に告げる。「森が半分、消えてる」と……
 実は動物たちが冬眠している間に森の半分に住宅地が出来てしまっていたのだ。どうやって食料を集めようかと途方に暮れる動物たちの前に、様子を見ていたRJが姿を現す。RJが差し出したスナック菓子に、みんなは騒然。そんなものこれまで食べたことがなかったのだ。一口食べてその魔力に取り憑かれてしまった動物たちは、RJの指示で街から人間の食料を奪い出す。もちろんRJの目的は一週間でヴィンセントに差し出す食料を集めることだったのだが、そうとは知らないみんなはRJに感謝し、尊敬する。ただ一匹、RJにうさんくさを感じ、嫉妬混じりにそのやり方に反対し続けるヴァンを除いて……
 RJは順調に食べ物が集まることにご満悦だが、動物たちが本気でRJを慕い、家族として迎え入れようとすることに次第に罪悪感を感じ始める。
 そんな時、街の人間が動物駆除業者を呼んだと聞いたヴァンは食料を人間たちに返そうとして、それを止めようとしたRJを巻き込んで一騒動、結局すべての食料をなくしてしまう。その上、RJを糾弾する中でつい「世間知らずのみんなをそそのかすのはやめてくれ!」と口にしてしまい、完全に孤立してしまう。
 みんなを騙してまで集めたヴィンセントに差し出す食料を無くして途方に暮れるRJと、本気でみんなを心配していたのだが、RJへの嫉妬も混じって冷静な判断が出来なくなっていたことを反省するヴァンが夜の森で出合い、お互いの心情を吐露し合うのだが、RJがパーティをする住宅に運び込まれる大量のお菓子を見て、一発逆転の作戦を思いつく。
 原題は“Over the Hedge”、「垣根を越えて」。「森のリトルギャング」とは良く付けたタイトルだなぁ。
 動物たちは初めて口にした人間の食料に衝撃を受け、RJの口車のままに奪い出すのだが、確かにその荒らしっぷりはギャング的。もっとも、動物たちからすれば暮らし慣れた森の半分が消えて、そこに出来た人間たちの街にその代わりの食料を求めてるだけで、人間の立場からすれば家を荒らすギャングどもということになる。
 野生の動物の立場と、人間のルール、そのギャップが大袈裟に描かれるのだけど、スナック菓子に中毒的にのめり込む動物たちが、一気に文明に堕落していく様が、別に教訓的なものもなくオーバーに描かれてくのが楽しい。衛星放送のテレビはどっかから調達するは、ハリネズミの子供たちは携帯ゲーム機にのめり込むは……
 ストーリーの大枠としては口八丁を頼りに一人で生きてきたRJが、純真で誠実な森の仲間たち(誠実な連中が盗みをするのかという問題はひとまずおいとく)に触れて、食べ物よりも、ヴィンセントの脅しよりも仲間を助ける選択をする、ということになるのだけど、あくまで「食べ物にはいつも飢えてる」「生存が第一」という動物の視線を基本に、ヴァンの視線もRJの視線も特に肯定も否定もしない上で描かれる過剰なドタバタが楽しい。深遠なテーマはないけど、説教臭さや押しつけがましい倫理観抜きで見る人を楽しませることに注力した面白い映画だった。


2006年03月18日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] かしまし#10と練馬大根#10

  かしまし #10「小さな嵐」。とまりとやす菜、どちらも選べないはずむに、二人は相手を出し抜かないという休戦協定を結ぶ。しかし男性に近づかれてパニックに落ち入ったやす菜を落ち着かせるため、はずむが抱きしめているところを目撃してしまったとまりは……
 やっぱ二人のエゴがむき出しになった方が面白いなぁ。一方はずむは完全に舞台装置。二人を揺れ動かすためだけの存在だろう。この二人のエゴが今後も上手く出せれば面白いのだけど、きれいにまとめようとしたらかえって興ざめになる。難しいなぁ。

  練馬大根ブラザーズ #10「俺のバッドをスリスリらー♪」。ヒデキがいなくなった大根畑。イチローはさびしそうだがマコはヒデキがいないことよりもむしろ落ち込んでいるイチローを励まそうと、何故か整形手術を受けに行く。ところが病院で世界的スターのユーケルと出くわし、マコは彼のネリマーランドの構想に乗っかろうと大根畑買収の手伝いを……
 投げっぱなしじゃなくちゃんと前回とつながってたよ! 投げっぱなしになりそうなんて先週言って、スタッフの方々すいません。どうも先週匂わせていたようにドナベやユーケルの背後には黒幕がいるらしく、最終回に向けての一連の展開ということになるのか。ドナベと手を組むヒデキに、ユーケルと手を組んでしまったマコ、あくまで「三人で建てるコンサートドーム」の夢を見るイチローと、三人は袂をわかってしまう。ライオンの金バッジって、なんのパロなんだろう?
 整形してるダンススターであるユーケル・ハクションは、ご想像のとおりあの人。なんでレンタル屋の出した武器が青いパイかと思ったら……レンタル屋の親父というと、今回は「レンタルプリーズ」に親父も参加。ノリは良かったなぁ……

[アニメ] 徹之進#10

  それゆけ徹之進 #10「てつのしんアキバに行く」。福岡にあるお屋敷から優秀なメイド頭のお滝が上京。犬山家のドジメイド、ハナは自分のドジ加減に愛想をつかされ、その替わりにお滝が呼ばれたのだと思って家出してしまう。ところがその服装から間違えられて秋葉原のメイドカフェで働き出すと、そのドジ振りから逆に人気者になってしまう……と、まあ相変わらず「オタクをバカにしてるんかい(笑)」って感じの内容ですが、そこらへんは作風らしく、ソフトな内容。記号的な扱いはしているが、オタク界隈の外の人が作ったもののように変にオサレだったり狙いすぎてたり逆に悪意を伴った描かれ方ではない。
 ライバルの黒金家はいつもどおりそれに便乗して一儲けたくらむのだけど、黒金家対犬楽園の犬たちではなく、あくまでハナの環境を揺らがせるための演出。ドジが減ってライバル店にもお客を取られたハナは、また自分が必要とされなくなるのかと焦ってわざとドジをしてしまう。そしてそれを見られたルミちゃんに……現実にはやる気だけでなく結果がともなわないと大変だけどね〜。
 作中のフィギュア作家アキバ・ケイのメイドフィギュアの原点は、非常に正しい(笑)。ただし、お滝さんはメイドでなく家政婦(ハウスキーパー)じゃないかと思うけど。あと、第一話とか回想シーンでも語られてたけど、福岡のお屋敷では使用人はみんな和装では……?

[アニメ] しにがみのバラッド。#3

  しにがみのバラッド。 #3「ひかりのかなた。」。亡くなったロープレ好きの祖父の残した地図に従い、夏季補習をサボって祖父の出身の村へ向かおうとするカンタロー。ところが彼をつれもどそうと、委員長のトマトまでついてきてしまう。
 主人公とヒロインの声が絶対少年の歩と美紀だ(笑)。田舎はまるっきり田菜だし。それだけで純粋に見れないのに、さらにフェチ演出爆発。カメラワークだけでいやらしさを表現できるとは、やっぱこの監督はエロイなぁ(誉めてます)。
 が、同時に演出が明らかに話の内容に勝ちすぎてしまっている。話に演出に練りこめるほどの情報量がないので、雰囲気映像的になってしまっている。やっぱ絶対少年はすごかったや、という結論になってしまい、ちょっとつまらない。


2005年03月18日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] おっとびっくり

 なんでもライブドアがフジテレビ株買占めに3000億を用意してるそうで、どっからそんな金が? とびっくりしたら、乗っ取り予定の会社の資産を担保に金を借りる、という方法があるらしい。やっぱこっちの世界はよくわからんなぁ。
 と、思ったが、これって時代劇で思いっきりお店乗っ取りの悪役がやる手段じゃないのか? まあ、別に勧善懲悪の時代劇ってわけでも法律違反でもないし、フジが狙われたのもフジの脇が甘かったからなんだろうけども、堀江社長はなにをやりたいってのはやはりさっぱりわからない。それで面白い番組ができるならいいが、多分そうはならないだろうなぁ。

[必殺] あんたこの手口をどう思う

 必殺仕業人第十八話。 DVD下巻
 豊島屋出入りの飾り職人・甚作の作るかんざしは大変な人気。その甚作の弟子・定吉は露天で自作の飾り物を売っているがなかなか甚作からは認められない。甚作の娘のお京は彼に惚れていてかいがいしく世話をするが、そんな定吉を豊島屋の番頭の嘉七がなじみの芸者・お駒を抱かせ、仲間に抱き込んでしまう。
 嘉七が定吉にやらせたのは甚作の偽物作り。しかし、このことがばれて偽物をつかまされた客は豊島屋に押しかける。豊島屋の主人からどういうことかと詰問された甚作は、定吉しかこんなことは出来ないと思い当たり定吉を問い詰めるが、彼を庇うお京の口から彼女が定吉の子を身ごもっている事を知らされる。一人娘の幸せを何よりも願う甚作は定吉がお京と一緒になって幸せにするという約束で定吉の罪をかぶり、騙りの下手人として自首する。
 だが定吉は甚作との約束を反故にし、あっさりとお京を捨ててしまう。絶望したお京は大川に身を投げ自殺。死罪が決まった上そのことを知らされた甚作は「死んでも死に切れねえ」と主水に定吉の始末を依頼する。
 一方、豊島屋は大きく店の信用を落とした上20日の店閉めを言い渡され、事実上破産する。その残務整理中に、いきなり主人に襲いかかる嘉七。殴り殺した後、首を吊ったように見せかける。実は定吉に偽物を作らせたのもすべてこのため。わざと豊島屋を潰し、店の金を奪うための計画だったのだ。
 しかし奉行所も豊島屋の死因に疑いを持ち、嘉七の周りを探っている。主水たちは奉行所を出し抜いて、嘉七、定吉を狙う。

 乗っ取り話の変則と言えば変則か? 番頭になるまでにはかなりの年月と苦労があるだろうに、あぶく銭を掴むためにここまでするのはどうだろうという気もするが……
 また定吉も欲に流される小心者なんだけど、いまいち掘り下げ不足。もっと徹底的にどうしようもないダメ人間に描写しても良かった気も。
 その一方で大健闘するのは飾り職の甚作。頑固で誠実な老職人を演じていて、飾り職としてのプライドや自分自身までも捨てて願った娘の幸せがあっさりとふみにじられる。獄門に決まったと主水に知らされたときも達観しないで動揺しまくっている。だからこそ「せめて恨みを」という気持ちに共感する。
 今回の仕置は町方が動き回っているので剣之介ははずされる。その分、又右衛門が二人相手にする事に。仕事をはずされて「好きで休むわけじゃねえんだ」と主水に金を無心するシーンは本当に貧乏臭い。まあ、剣之介の場合はマジで死活問題ですから。
 又右衛門もむしろ頭脳労働型の悪党二人に大苦戦。いや、本当に弱いんですよ、やいとや。その前の腕立てうらない(?)で、数回と腕立て続けられなかったし。
 最後、いつもは「娑婆に比べりゃ牢屋の中は極楽」と言っている出戻り銀次が「甚作のとっつぁんみたいないい人が獄門だなんて、牢内は地獄だ」と主水にこぼす。もっとも、次回ではいつもどおり出戻ってくるんだけど。


2004年03月18日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] St.Patric's Day

  /.JP で話題になってるのを見て、初めて昨日が「聖パトリックの日」だったことを思い出す。しまった。そのためにジェムソンも買っておいたのに。聖パトリックというのはアイルランドの聖人で、初めてアイルランドにキリスト教をもたらした。アイルランドにはローマ・カトリックの宣教師が来る前からキリスト教が布教していたという。その聖日はアイルランドの最大の祝日である。まあ、カトリックでもアイルランド人でもないけど、アイルランド好きとしては気分だけでも、と思ってたのだけど……
 名古屋にアイリッシュバーはないのかなぁ、と思ってちょっと探してみる。栄と覚王山にあるらしい。近いうち、余裕があれば行ってみたいなぁ……

[その他] 雪隠口上

 昔、江戸の牢の中には牢名主を頂点とした階級がはっきりとできていて、新入り、特に金を持たない新入りは荒っぽい歓迎を受けた。その際に雪隠、すなわち便所の掃除の心得を叩き込む口上というのがある。ふとそれが気になって検索したのだけど、ネット上に見つからない。覚えている分だけでも上げておく。
よォく聞け。この詰めの神様はナ、縦に八寸横四寸、前におったが金隠し、まわりにおったが真っ向縁。昼に三度夜に三度、しおみあけ(?)するところだ……
確かなにかの新書に全文載っていたのだけど、なんだっけ? 「 江戸の刑罰 」だったかな……?

[その他][ニュース] 擬装?

  バーチャルネットサージェント様 のところで知ったのだけど、 イラク派遣された韓国軍の軍用車両 。え〜、民間用の軽トラに見えるんですが……ってえかまんま 現代の軽トラだよ!  なんでも、米軍にHMMWV80台の貸し出しを要請したが、断られて仕方なく、ということらしい。ある意味、装備の追いつかないだけの兵隊を送って米軍との協力関係を保たねばならない、というのが、韓国の現実でもあるのだよなぁ。韓国軍の兵士には同情する。


2003年03月18日(火) 旧暦 [n年日記]

昨日の出来事

 ウチの教授の退官記念講演&記念パーティでした。ウチの教授とは前の研究室ぐるみで親しい付き合いがあり、まあ、ヲイラのようなミソッカスを引き取ってもらえたのもその縁があればこそなんですが、旧ボスをはじめとして懐かしいメンツが一同に揃って、ちょっとした同窓会気分。終わった後にひさびさに私が頭が上がらないO内先輩とかと飲みに行って、帰宅は午前の四時でした……流石にチョト頭痛い……
 で、大丸に行ったのもそのシメでだったんですが……ちなみに、冷静になって考えれば物理的に大丸オフなんぞ ムリ ということに気付きました。そりゃそうか。
 とりあえず、間違いの指摘があったので 3/14の日記 に修正(赤字部分)。 ご指摘 、ありがとうございます。
 イラク情勢は、予想していたとは言えもはやのっぴきならないところに来てしまった。賛成か反対かは、意見を控えてきたけども 3/14の日記のネタの 、アメリカのイラク戦後ビジネスの青写真を知って、意見は「反対」になった。フセインが危険人物でないということではない。人道とか情緒的な理由でもあまりない。こんな無茶な戦後処理をして、世界中に紛争の火種をばらまかないと考える方がどうかしてる。「良いか悪いかは選べない。悪いか、より悪いかのどちらを選ぶかだ」と言うのはトルコが経済援助と引き換えにアメリカへの軍事的な協力を主張したときの言葉だそうだ。「より悪い」方をアメリカが選択してるようにしか見えない。
 しかし、近日中にアメリカの攻撃が開始されたとするならば、番組の放送スケジュールが色々影響されるんだろうなぁ。この改変期に、大変なものだ。(前の湾岸戦争では、「不思議の海のナディア」を放映していたGAINAXはスケジュールが延びたおかげで逆に助かったらしいけど)
  文部省前の在日に抗議してきました スレ。民族学校卒業者の大学受験資格をめぐって、総連が抗議活動をしてるところに逆に抗議に行ったらしい。自分達が直に抗議されるとは考えていなかったらしく、「抗議しに来ました」と告げられて二の句が接げなかったという在日朝鮮人の人の様子がちょっと可笑しい。偏った史観と論理をバリバリに振り回す相手に、まともな議論にはならなかったみたいだけど、その場その場で都合の良い立場にコロコロ乗り換える相手側の論理を見るだけでなにかおかしいということはわかる。いやはや、>>1さん、ご苦労様。


2002年03月18日(月) 旧暦 [n年日記]

bk1でお買い物

 昨日、 bk1 で注文した本数冊が届く。小川一水氏が、新刊の原稿を脱稿したというので、その祝い代わり(っつーのもなんだけど)に、まだ買ってなかった「導きの星」を注文したのだ。ハルキ文庫は、よほど売れ筋でないと店頭から早々に撤退してしまうので、こういったサービスを利用せざるをえない。で、一冊だけだともったいないので、ついでに何冊か、欲しかった本を頼んだ。楽ちんで、ちょっと癖になりそうでヤバイ。
 ちょっと実験がスランプ。何かの拍子で上手く行ったり、行かなかったりする。世の常。でも、学会まで間がそんなにないので、悠長に構えてる暇もないのだよなぁ……とりあえず、手持ちの材料だけでもどうにかできるようにしておくか。
 NHK-BS2で恒例の、春休み子供劇場で流されるアニメが、わりとアレ。25日「綿の国星」、26日「機動警察パトレイバー」、27日「機動警察パトレイバー2 the movie」、28日「オネアミスの翼 王立宇宙軍」、29日「11人いる!」、31日「チャイナさんの憂鬱」。さて問題です。NHKの中に、マニアがいます!(誰でもわかるって)


2001年03月18日() 旧暦 [n年日記]

季節の変わり目に

 どうも季節の変わり目になると、指の先の薄皮がぼろぼろ剥がれてくる。
 気候の変化によるホルモン代謝の変化の問題だろうか?
 え〜、現在ワタクシ、 アギト ベタホメ週間です。「クウガ」の時も横目で見ながら「やるもんだなぁ」と思ったけど、 アギトはそれに輪をかけて燃えますな。先日日記で「敵まっぷたつとかしないかしらん?」 とか書いたら、本当にカラス怪人真っ二つにされてるし。ほんのちっちゃくだけどね。
 ギルスの変身と同時に廃屋の窓ガラスが一斉に飛び散るところとか、アニメチックで ドハデでいい。
 確かに役者の演技力とCGによる効果には一考の余地はあるけど、面白いんだからまあいいや。
 クウガ派とアギト派の意見の対立とかも一部のファンの間にはあるみたいだけど、 こうやって前作の成功にただ乗っかっただけでない、ファン層が別れる程毛色の違った作品が出てきて、 それが今のところ成功してるってのは、幸せな事ではないのかなぁ。
 晩飯はスーパーで売り切り半額だった冷凍イカとキムチもろもろを買ってきて、イカキムチやきそば。 イカを丸ごと一杯捌いたのはさすがに初めて。ワタを捨てちゃったのはもったいない。 次までには塩辛の作り方を勉強しよう。あと、イカの外套膜にはちゃんと飾り包丁を入れた方が味が馴染むようだ。 日々此れ勉強。
 「サンデーGX」で「ワイルダネス」再開。ストーリーがつかみにくいという声に応えてか、 総集編ぽく。ケンケン(=マットレイ、セルマ)の女が密告者ってわけですか。 なんかただの傍観者というわけではなさそうっすね。
 同誌に広江礼威氏の「ブラックラグーン」が。ちと最後は力技という気がするけど、絵的な 嘘に気持ちよく乗れてしまう。キップのいい台詞の応酬も気持ちいい。いよいよ本領発揮か?
 「電撃大王」のガンパレードマーチコミックは…ううん。軍隊部分の描写が完璧に足を引っ張ってる気が。 他はそんなひどいとは思わないのだけど…それにしてもこの雑誌、紙質の悪さとそれによる印刷の悪さはどうにかならないか。 トレカなんぞつけんでいいから。