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2013年03月09日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] アイカツ!#21とプリズムディアマイ#48

  アイカツ! #21「おしゃれ怪盗☆スワロウテイル」。なんか天然系の有栖川おとめがレギュラー化してると思ったら、今度は中二病吸血鬼キャラの藤堂ユリカもレギュラーに……そいでもって、あおい以外の四人で往年の人気アイドルドラマ「おしゃれ怪盗☆スワロウテイル」のリメイク映画化の主演オーディションを受けることに。元々光石学園長がアイドル時代のユニット「マスカレード」が主演してたものだけど……マスカレードのもう一人って、どう考えても……だよね。これで関係無かったら非常に受けるwww
 結局、オーディションは技術やキャラのことよりも他のアイドルやファンたちのことを真っ先に考えたいちごとおとめが合格することに。けど、OPはおとめとユリカの他にあと二人、出てないアイドルがいるんだけど、この二人も準レギュラー化するのだよなぁ。


  プリティーリズム ディアマイフューチャー #48「開演!グレイトフルシンフォニア」。ついに阿世知欽太郎が目指したグレイトフルシンフォニアが開演……なんだけど、基本、いつもと同じスチャラカ演出。全部で第四楽章まであるとのことで、今回はその前半までなのだけど、まずは前半、欽太郎のシナリオ通りに……ではなく、ここで2期で引っ張られたショウとユンスのあいらをめぐっての恋の鞘当ての最終決着が……自分の苛立ちや不安をついぶつけてたショウと、ユンスにストレートなプロポースを繰り返していたユンス。どちらも一歩も譲らず、あいらをめぐって争うのだけど、最後の最後であいらそのものを見失わなかったのはショウ。まあ、一期からすると順当なんだけど。
 ハプニング演出もあったもののとりあえず予定通りの進行に戻り安心する阿世知社長だけども、その彼女にマダムKが見せた欽太郎の描いた最終楽章は、皆が幸せになる物語ではなく、プリズムショー界を破滅に導くラストが……って、どんなんなん?
 そして、自らの手ではないにしろグレイトフルシンフォニアの開催とプリズム界の最期の予兆に喜び打ち震える欽太郎。いや、なんでそこまで憎むのかさっぱりなんですが……うーむ。


2010年03月09日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 「非実在青少年」って、揶揄で言ってるのかと思ったら

  漫画・アニメの「非実在青少年」も対象に 東京都の青少年育成条例改正案ITmedia )。「 その上で、「青少年性的視覚描写物をまん延させることにより青少年をみだりに性的対象として扱う風潮を助長すべきでないこと」を都の責務だと規定している。」いかにも頭の硬いおっさん、おばさんどもが言いそうなことだなぁ、という印象です。そもそも基本的に議員なんて票を求めて本能で動く動物みたいなものなんで、期待なんかしてないんですが、大笑いしたのはここ。
改正案は、漫画やアニメなどの登場人物のうち、服装や所持品、学年、背景、音声などから「18歳未満として表現されていると認識されるもの」を「非実在青少年」という新語で定義する。
いよいよ「フィクションの人物の人権」が云々される時代になったのですね? って冗談はともかく、そもそもそんな新語作るような物か。つまり「けしからんと思うから規制」ってことで「18歳未満と見られるものはダメ」って書けばいいのに。これは条例文を考えたのは相当「原理主義的」な連中なんでしょうな。
 でもこれって、「源氏物語もダメ」ってことですわな。当然。紫の上はもちろん、藤壷だって入内したのが14歳なんだから。
 これに賛成してる都議や推し進めてる団体って、その程度の教養もないって自己宣伝してるってことですね。

[アニメ] 怪談レストラン#15ちょっとだけ

 なんでも映画化とか。公開時期は夏。怪談だからなぁ。今回、最初の話の作画がちょっとデジモンっぽかった。子供向けにはこのくらいの、あまり萌え絵過ぎない方がいいと思うんだけどなぁ。
 で、今度の放送は4/13だそうで。番組改編期の低予算お手軽スペシャル番組に巻き込まれたか。まあ、アニメってのはそもそもそういうポジションなんだけど。

[その他] だから何?って話

  「欺き続けた責任重い」=被爆者らが憤りの声−広島、長崎時事 )。正直、いまさらというかどうでもいいというか、なんだかなぁ、だったのだけど、 まとめサイト にあった2chのコメントが笑えた。
90 :名無しさん@十周年:2010/03/09(火) 21:37:18 ID:8qh5E/4+0
  密約のあった期間中、平和が維持された事実のが重要だろうに。
 端的に言って、そういうこと。


2009年03月09日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] なんだかよくわからん

 昨日の日曜討論やらサンデープロジェクトやらを眺めつつ小沢氏の不正献金疑惑について情報を頭の中で整理しようとしたのだけど、どうにもまとまらない。両番組での鳩山氏、田中氏の主張の共通項を見ると、
  • 迂回献金は日常茶飯事で、実質上これまでそれで摘発されることもなかった。
  • 迂回献金は自民議員もやっていることだ。
  • なのに小沢氏だけ狙い撃ち。これは国策調査だ(あるいはその疑いが濃厚だ)。
  • 民主はその迂回献金を規制する方向。
 とこの辺までは勢いがいいのだけど、その後の小沢氏弁護となるとかなりぐだぐだに。日曜討論の影山氏はかなり厳しいツッコミをし、違法か否かは別にして小沢氏側がその党の方針とは反して迂回献金をしていたことには、「小沢氏は知らなかったのでは」、小沢氏の迂回献金が問題ないのなら自民側も問題はないということになりますね、というツッコミには四つ目の民主の方向性を繰り返すのみ。肝心のところでは「問題はないと思う」「小沢氏は潔白だと信じる」ということになってしまっていた。田中氏も途中までは勢いと歯切れがいいのだけど、小沢氏の責任はあるかないかと問われるとそれまでの歯切れの良さは鈍って観念論というか信念論的な論調になってしまっていた。結局両者とも「今回の献金は問題ない」としつつ、刑事的、政治的な責任に関してはイマイチ不鮮明なままだった。これって、「小沢氏支持で行こう」という方針は決まっているものの、「どういう理論武装で小沢氏を擁護していくか」というところがまとまっていないんじゃないかと思える。実際、違法性は疑わしいにしても党が「政治腐敗の元」としている迂回献金を行っていたのは少なくとも否定はされなかった。
 一方で検察も、迂回献金がこれまで起訴の対象とされなかったのであり、また自民民主問わず日常的に行われているならば、もしそれだけで小沢氏側を起訴したら混乱を招くことは想像に難くない。とすれば、贈収賄にまで持って行くのかもとも思えるが、この辺の出方が良くわからない。
 いずれにせよ、もうちょっと話が進まないとわからないのか?


2008年03月09日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#4とキバ#7

  ゴーオンジャー #4「炎神トラブル」。範人と軍平のパートナー炎神、バルカとガンバードがヒューマンワールドに到着、二人は喜ぶが、ガンバードのエンジンキャストがたまたま拾った子供によって持ち去られてしまう。一方バルカのエンジンキャストも蛮機一族により奪われてしまった。それぞれ取りもどそうとするのだが……

 新炎神二体登場。でも、それぞれ初対面の人間をパートナーとは簡単に認めようとしない。特に頑固なガンバードはそれをはっきり明言する。しかし、意外にも子供が苦手(どう接すればいいのかわからない)な軍平のアプローチが……お前警察官だったって嘘だろw
 いまいち頼りない範人とやたらと明るいラテン系のバルカは合ってるのかなんなのか。最初のうちはイマイチ合わなかったものの、意外と熱い範人をバルカも認める。
 次回は軍平の影に埋もれ気味だった範人のメイン話? バルカ、ガンバードはしばらくアタッチメントアーム扱いか。しかし、こうしてここまで引きずられているのを見ると、ガオレンジャーのパワーアニマルはプレイアビリティでは玩具としてやたらと完成度高かったんだな……


  キバ #7「賛歌・三ツ星闇のフルコース」。誘拐騒ぎで入院していた恵も無事退院……とは行かず、「まだ入院して休め」と高飛車に言う名護と衝突。間に入った渡が右往左往することに。その渡を恵が誘拐されたとき助けに来てくれたお礼にと話題のフレンチレストランでの食事に誘うが、実はこれはハンター組織の仕事。そのレストランの客が次々に失踪してることから調査の指令が入ったのだ。しかし、約束当日待っている恵のところにやってきたのは名護。別の用事が出来た渡に代理を頼まれたと言う彼と渋々一緒に行く恵だが、渡の用事というのは実は名護から頼まれたそのレストランでの潜入捜査。それを知って腹を立てた恵と名護が口論を始め、結局捜査はおじゃんに……
 一方22年前、「カフェ・マル・ダムール」でも常連客が次々失踪するという似たような事件が起こっていた。ゆりが調査をするが、彼女にアプローチを続ける音也のせいで台無しに。ゆり救出の実績を買われて、結局次狼に囮となるよう依頼をすることになるが、次狼は依頼は受けるものの護衛は断り、自分だけで犯人を捕らえると言い出す。しかしその次狼は常連客の一人の後を付けると、ガルルに変身してその客を襲ってしまった……

 う〜ん、若干は面白くなってきた、かな?(何故疑問形?)
 名護と恵がいつも通り衝突。間に入った渡が右往左往、もいつも通りなのだけど、レストランでの喧嘩はどっちもプロとしてどんなものかと。理屈で言えば道義的には名護の言ってることが正しいんだけど。
 今回はこれまで恋愛絡みでの動機が多かったファンガイアなのと違い、寿命を迎えた自分の執事たちを甦らせるために人間の生命を集めるのが、ちょっとだけ新鮮か。ファンガイアと人間の位置関係がこれまで全然わからんかったものなぁ。
 ファンガイアの事情は事情として、本能的にキバに変身してファンガイアと戦う渡だけど、キバを「人類の敵」として憎む名護にはやはり弱い。敵を追い詰めながらも横槍に思わず逃げ出してしまう。名護としては一ファンガイアよりもキバの方が脅威、ってことかもしれないけど、空気がまったく読めてない……
 22年前の話では、「基本的に善玉?」と思ってたガルルが人間を襲うというシーンで次回に引き。いや、まあミスリードだとは思いますけどね。
 次回は恵が名護を嫌う理由である、名護の過去についての話と、過去にキャッスルドラゴが初登場するのが目玉か。


2006年03月09日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] ギャグとしか思えんが……

  北朝鮮、金融犯罪の「協議体」米に提案朝日 )・ 「米国で情報くれれば紙幣偽造製造者つかまえる」北外務省米国局長中央日報 )。まー、一見ジョークとしか思えないけども、 マカオでの偽札のロンダリングの締め付け に加えて、数少ない友好的な国であるモンゴルで三億円相当の紙幣を持って入国した北朝鮮外交官が摘発されていて、偽札商売はヤバげだから流石に方向転換したい、ってことなんだろうか。切り捨てられる責任者はたまったものではないだろうけど。北朝鮮絡みのここ最近のなんやかやを見てると、やはりバタバタと動いてるなぁ、という気が。

  親日派財産の没収作業、政府が仮処分を申し立て総合ニュース )。「あ〜あ。ついにやっちまいやんの」以上は、特になぁ。これは真面目に適用しだすととんでもないことになるだろうし、不真面目に適用してもろくでもないことになるんだけど。どっちにしても結果的に韓国国内に混乱をもたらすだけだと思うんだが。

  波紋広がる『中古家電売買規制』東京新聞 )。「こいつぁヤバイんじゃねえ?」って話は、昨年末くらいから徐々に広がってはいたわけですが、こいつも誰が得をするのか、よくわからん話だ。

  400万人突破でなお有頂天!日刊スポーツ )。まあ、確かに「アニメ ごとき 」と言いたくなる気持ちはわかんないではない。でも、現状「実写ドラマ ごとき 」とも言われても仕方ないような……
 ところで階段オチの元祖は「戦艦ポチョムキン」。

[アニメ] ムシキング#49

  ムシキング #49「戦いの果て」。この惑星を旅立つためにポポと守護者の証を必要とするアダー。ポポを守ろうと父であるデュークに立ち向かうソーマの姿に、チョークは母と女の間で揺れ、結局母として命を落とす。パサー、グルムらも駆けつけポポに加勢するが、デュークは圧倒的強さでポポを追い詰め、ついに守護者の証を手に入れる。しかしデュークを拒否する守護者の証により、デュークは枯れ木のような姿へとなってしまう。そしてポポたちの前に最後に立ちはだかったのは、あくまでこの星を捨て別の星へ向かおうとするアダーだった。

 この番組ってちょっと奇妙な構造なんだよなぁ。
 最初、ポポは事情がわからないまま母を救うためだけに父を頼りに輝きの森に向かうのだけど、その旅の仲間の中心は実はポポではなくパムだった。で、そのパムってのは(役割的に)アダー側の存在で、この惑星の状態を監視するための「目」で、途中まで自我さえ存在していなかった。パムも仲間たちもポポ自身もわかっていなかったが、実はその旅ってのはこの惑星での生命の営みを終わらせるための旅だった。その役目を終え放り出されたパムたちは旅を終えようとするが、結局旅の最中に芽生えた彼ら自信の仲間意識でポポの旅に付き合うことにする。
 でも新しく旅の中心になったポポは自分の役割自体に無知であり、パサーの過去やデュークが父親だという嘘、守護者の証が森の生命力を吸い取るものという事実により、簡単に揺らぎまくる。母を救うためという目標が薄れ、代わりの旅の目標も曖昧なままのため、ここで中盤のダレが入ってしまう。
 中盤のダレのもうひとつの理由がソーマで、彼はもう一人のポポ、ポポの影という役どころなのは登場時からはっきりしていたのだけど、裏切りの時点が唐突に力を求めるキャラになってしまったように映った。ソーマもまた曖昧な目的で旅をしていた存在で、父母に捨てられた過去と、出身の村でよそよそしさを感じて旅に出ていた。「自分は何者なのか」を探し、出会った母親は敵であるチョークだった。ポポへの嫉妬は多少伏線が張られていたものの、自分が何者であるかの旅に一区切りついた時点で次に「力を求める原因」も、これまた曖昧だった。結果、中盤は全体的に牽引力が弱まってしまった。当初から匂わされていた「森の守護者は絶対的な善なのか」「敵は本当に悪なのか」という部分の畳みかけが中盤に集中していたこともあり、グダグダ感が漂ってしまったことは否めない。
 終盤、森の意思がポポを森の守護者として認めたり、羽化したセランが森の意思を代表するものと判明したり、ソーマもまた力への崇拝から目が覚めたりと、無目的性が消えて行き目的がはっきりしだす。自我のないものから自我のあるものへの転移、というパムに顕著だが、主人公たちだけの流れを見ると「自己の行動の意味(目的・結果)に無自覚な状態」から「自己の行動の意味に自覚的な状態」への成長が大きな流れであり、同じく「父を目指す旅」であっても、父を頼るために父を目指す旅から、自身のはっきりとした目的の為に結果的に父の元へと向かう旅へと変化している。だが、やはりそうするとそこまで至る中盤の弱さが残念であったなぁ、と返す返すも惜しい。
 ともあれ、あともう三話なのか。

[マンガ] 最近「24の瞳」の瞳先生の嘘に癒されてます。

 嘘ですが。
 週刊チャンピオンで新人賞受賞作家梅田阿比による新連載「人形師いろは」が開始。作風は違うが後味の悪い怪奇系ってことでは、「みどろ」とかぶるかなぁ。秋田書店はそっち系が元々強いけど。描線が週刊少年誌の紙質だと見づらいのも気になるが、まずは女の子の怪しいかわいさでとりあえずOKか。新人なのにいきなり連載させるってことは、実は下積みは相当長いんだろうか?
 その一方でバタバタ最終回ラッシュなのが……「フットブルース」最終回。終盤はそれなりに盛り上がっただけに、早々の見切りは惜しい。「ガキ警察」は、次回最終回。まあ順当と言えば順当か。独特な作風は築いたものの、「TWO突風」の男だらけの汗臭さでいっぱいな暴発寸前の内圧までには高められなかったか。「サイカチ」も謎の技「INAHO」の正体が明かされ、因縁の女王との対決も決着がつき、いよいよ終わりな雰囲気が……このポジションのマンガはあまりないので、もの凄く惜しいんですけど。「アクメツ」は予定通りのラストに向かって収束してってる感。
 モーニングでこないだから始まった庄司陽子の青年誌処女作「GID」は、単に性同一障害の少女の話かと思ったら、性同一障害で性転換(までするのか?)した人物が政界を目指す話になりそう。ふむー。
 漫画ゴラクの「喰いしん坊」、敵役のOKFFのメンツが吉本興業の芸人さん(がモデル)ばっかりなんだけど、吉本興業から訴えられたりは……多分しないか。ドラマ化して本人が本人役で出たりしたら笑える(笑) *1
*1: 意外と冗談ではないかもしれない。「企業戦士YAMAZAKI」がVシネマ化した時、ヤマザキのモデルのイッセー尾形がヤマザキを演じたからなぁ。


2005年03月09日(水) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 東海道五十三次殺し旅 鳴海

 現在テレビ東京系昼に放映中の「新必殺からくり人」第九話。
 お艶たち一行は鳴海の宿に差し掛かるが、ブラ平はどうにも気が乗らなさそう。鳴海を仕切ってる地回りの親分重蔵は法外なショバ代をふっかける上にお艶の泣き節も介さない無粋な男。しかし、鳴海には広重から依頼された仕事があり、避けて通るわけにはいかない。
 錦絵を火にかざして浮かび上がったのは駕籠に乗った女。毎年江戸からやってきては敵を探すような目で鳴海絞を探していくのだという。並々ならぬ様子に広重はその裏を探って欲しい、というのだ。
 その話を聞き、蘭兵衛と小駒は街中で見かけた女を思い出す。その女が広重の言う女ではないかと、市中を探す一座。果たしてその女、お葉は重蔵の手下に道中手形をすられて持っていないのを見咎められ、屋敷に引っ張り込まれていた。実は道中手形を盗ませたのは重蔵自身で、お葉をもてあそぶつもりだったのだが、間一髪で道中手形を取り戻した蘭兵衛が駆けつける。
 お葉に話を聞くと、彼女は江戸の染物問屋薊屋の女主で、三年前に雇っていた絞職人・多七が主人を殺し、江戸を出奔したのだという。それ以来、夫の敵を求めて各地の絞の中に多七のものがないかと探し回っていたのだ。
 たまたまお艶が人からもらった絞が多七の手になるものだったことから、その消息が判明し、お葉は多七に対面する。しかし、再会した彼女の口から出たのは意外な言葉だった……

 う〜〜ん。正直、今回はかなり不調な回。と言うか話数的に中だるみ回か。
 並々ならぬ目つきの女がいた、というだけでなんの悪事かもわからないのに広重が殺しの依頼をするのは不自然に過ぎるし、いろいろご都合展開が多すぎる。
 また、旦那殺しは確かに大罪だが、今回のからくり人たちの行動が恨みを晴らすためでもないし誰かを助けるためという目的もかなり希薄で、カタルシスに欠ける。必殺でカタルシスを欠いたらいけないだろう、と思うのだけど……
 お葉も主人を殺された上に地回りに目をつけられる被害者……と思わせて、という展開はいいのだけど、あっさりとからくり人たちに知られてしまって上手く機能していない。
 最後は実は純然たる被害者だった多七を鳴海から逃がそうとするが、お葉がたらしこんだ重蔵によって拉致され結局殺されてしまう。つか、助けようと思えば助けられたはずなのになんにもしようとしないんだものなぁ。最後は仕置シーンのための仕置で、この回で久々に小駒の独楽殺しが出たのが惜しいくらいに理不尽な感じしか残らない。妙にいろいろ捻りすぎて失敗した台本の弱さが目立ってしまう。筋は単純でも一本筋が通っていれば楽しめる、という前回と対照的。
 ゲストの俳優陣はお葉や重蔵を含めて雰囲気を出して健闘していただけに残念。

[特撮] 響鬼についてのフォロー

 番組の展開やあちこちの情報とか見て、どうやら制作の基本コンセプトに勘違いがあったようだと気付いたのでフォロー。
 どうも「ライダー=憧れの対象である正義の味方」として、「響鬼=先生」が「弟子(明日夢など)」を導いていく、ということをやりたいようだ。先に登場した「伊吹鬼」に弟子がいて、それが明日夢と同年齢の女の子、しかも弟子として先行している、というあたりでようやくそうかも、と思い、イブキとヒビキの指導者としての資質を云々してる会話で確信を持った。
 そうすると今までまったくちぐはぐにしか見えなかった部分もその意図が見えてくるのだが、やはりいろいろアレな点はそれでもあると思う。なにより、人間の悪意がない、善人ばかりというのが非常に性に合わないんですが……
 そういや、響鬼を「寅さんライダー」を称しているのを見かけたけど、特徴は確かに寅さんに対応できるが、実はその位置づけはまったく異なる。
 寅さんってのは放浪者で、それが柴又にふらっと帰ってきたり日本のどこかにしばらく滞在して、おせっかいやらなにやら騒動を巻き起こす。そして話が落ち着くところへ落ち着くと、また旅立っていく。それってヒーローと似ているようで実は違う。端的に言えば、寅さんは永遠の放浪者であり、旅が日常で滞在や帰郷が非日常であるということ。全国各地を忙しく飛び回っている、というのとは違う。また、寅さんは善意の存在には違いないけど定住者から見れば浮世離れした存在であり、滞在しているだけで本質的に不安定のタネであること。その他もろもろの要因により、寅さんは愛される存在ではあるが、必ずしも決して尊敬される指導者ではないということ。まあ、少年に寅さんを目指されても困るので、それは意図的に違うようにしてるのだろうけど。
 閑話休題、個人的な好みに合わないというのはさておいても、それなりのコンセプトがあることはあるらしい、というのはひとまずフォローを入れておく。
 しかし、 視聴率は今のところふるっていないようだ 。やっぱ子供が見たがる戦闘シーンが見ごたえがないのがネックなのかなぁ。(ディスクアニマルは売れてるらしいが)

[その他] マツケンサンバII、アメリカに紹介される

  世界も注目、マツケンサンバ産経 )。なんの冗談かと思ってたけど、 本当にあるよ 。orz
 「暴れん坊将軍」が「Violent Shogun」って訳されてるのは、直訳過ぎる気もしますが、"shogun"や"kimono"と言った英語化した日本語だけじゃなくって"shogunate"なる見慣れない単語も出てて面白かったり。


2004年03月09日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 体調不良

 朝は37度くらいの熱があったけど、さほど不調ではなく、夕方に立ってるのもしんどいくらいに体調が悪くなったので熱を計ったら、むしろ平温に下がっている。わけわからん。そのわりに帰りの地下鉄で立ってるのもしんどくってしゃがみこんでしまったし。

[アニメ] プラネテス

 原作はガチガチなハードっぽいSFで、アニメ化してオフィスものになったことで「原作と違う! 堕落した!」的な物言いをする人がいて、一部では最初の方だけ見て、最近は見もしないで同じことを言ってる人もいたりする。
 原作とはかなり違うことは間違いないのだけど、個人的にアニメが原作を越えうる点が一点、あると思っている。それは、アニメでは(最近の展開で明らかにされつつあるけど)「宇宙開発」の意味を問う世界背景として、「先進諸国VS第三世界」の、もっとありていに言えば「富める国VS持たざる国」の対立が持ち込まれていること。宇宙開発で宇宙の資源を得て人類の発展が望み得る、などとお題目を唱えていても、結局持てる国がその資産で宇宙の資産も我が物とし、持たざる者は持てる国により搾取されつづける、という構図が宇宙にまで拡大したにすぎない。最新の#21のハキムの行動が、この構造に希望を失った第三世界の人間を象徴している。
 それは、結局9.11テロによって世界にしらしめられた構造の引き写しだろ、と言われればその通り。だが、結局国家事業として宇宙開発が行われている以上、宇宙開発になんらかの「利」が求められている以上、結局は逃れられないことでもある。しかし、#11で出た小国の人たちのように、それでも絶望せずにテロなどに走らずに前へ進むキャラたちも出てくる。原作では散漫だったこういった世界背景をひとつのテーマでまとめあげ、安易な環境テロとかではなく、出口の見えない、解決法の見えないこれらの問題を乗り越え、なんらかの結論を見せられるのならば、アニメ版は原作を越え得ると思う。

[映画] 東京原発

 メモ的に。実家が浜岡原発の影響圏内の身としては、わりと気になる題材。無論、実際に東京に原発を建設するなんてのはムチャな暴論としても、そういったものの上に電力供給が成り立っていることくらいは、知っておいて欲しいのだよなぁ。


2003年03月09日() 旧暦 [n年日記]

ワイン見つかる

 結局帰りに寄った書店で手荷物を床に下ろしたときに、ふとした拍子に袋が破れて落ちていたようです。ってわけで引き取ってきました。そのワインは セプ・エクスキー で、ワインと言ってもテーブルワイン。これが、400円ばかりで売っていたんで買ってきちまったわけです。赤でもそんなに酸味や苦味も強くなく、400円で買えるならお得だと思う。
  京都南禅寺が帝国軍により制圧 。てーこーくはーつーよいーつーよいー♪ 実際には スターウォーズコスプレ愛好団体 によるパフォーマンス。いやぁ、殺伐とした日常に潤いが出ますね?(そうか?)
 わりと前に既に公開されていたのだけど、 アニマトリックス第二話日本語版 。ダウンロードもできます。今回は「獣兵衛忍風帖」などの川尻善昭監督。「獣兵衛忍風帖」は日本ではマイナーだけども、アメリカではカルト的な人気があり、「マトリックス」でモーフィアス役を演じているローレンス・フィッシュバーンも「是非獣兵衛が実写化するなら自分が獣兵衛を演じたいね!」と言っている。おいおいオッサン、それは流石に無理だって。今回は前回のSecond Renaissance 1よりも映画のマトリックスの世界とのつながりが視聴者にわかりやすく、しかもジャパネスク趣味という海外のアニメファンが期待するような出来にまとめあげられている。秋には全話を収録したDVDも出るらしい。買ってしまうかも。
  韓国、パクリすぎ 。ネタ元は言うまでもなく「はじめの一歩」。パクってる方は多分韓国のオリジナル(?)ですね。こういうのは一般に「トレース」と言います。パクってるマンガと「はじめの一歩」が逆なのは、多分パクリマンガを書いた作者は韓国で刊行されたものを見て真似たのではなく、日本で出版されたものを見てパクったんでしょうね(海外ではマンガも日本とは違い右開きではなく左開きなので、日本のマンガは左右反転させて印刷することが多い)。でもパクリですが。(^^;
  蘇えった男:七人に集団暴行死させられていたはずが?  うーん、こういうミスってやっぱあるものなんですな。記事には書いてないけど、どうも当の男性は路上生活者っぽい気がしますな。でなきゃ、5年以上も気付かないってのも……
  ファイズ は、新しくオルフェノクになったばかりの海堂が泣かせる泣かせる。自分をかばい傷ついた勇治を放って帰るは、他人を遠ざけるようなエキセントリックな行動ばかりが目立つ男だけども、実はかつてはクラシックギターの天才と呼ばれていた。しかし、事故でギターが弾けなくなってからはこれまで追従してきた連中にまで馬鹿にされ、何より愛するギターを二度と弾けないという事実が彼を絶望の淵に叩き落としていた。決して勇治たちに心を開こうとせず、奇抜な行動で自分の本心を隠しそうしているが、実はそれはプライドの高さの裏返し。誰もいないところで二度と弾けなくなったギターを壊そうとして出来ずに慟哭し、また、かつての同級生への復讐に大学に乗り込みながらも、彼にあこがれる新入生の演奏にかつての自分を重ね合わせ、復讐のことなど忘れてレッスンに没頭する。性格付けもさることながら、海堂役の唐橋充氏が実にいい演技をする。 東映公式ページ によると来週はもっと泣ける話だそうで、オイオイ、これ以上泣かせてどうするの、と思ってしまう。ってワケで 2ch特撮板海堂直也スレ にリンク。主人公巧の方も、啓太郎のクリーニング店常連のおばさんからの頼みで、おばさんの息子に家に戻るよう、啓太郎ともども説得するはめになる。実はその息子が海堂にあこがれ入学した新入生で、夢を語る彼の真摯な言葉に、「夢」に憧れながらも見つけられない巧はいらつき、啓太郎や真理に当り散らす。やはり、ファイズのテーマは「夢」と「挫折」っぽいなぁ。
   例の「戦争とは何か」が中国国民党宣伝本だったという記事の載っている「正論」を立ち読みしてきた。東中野氏は山本弘氏などには「トンデモ本作者」扱いされていて、その中立性には疑問がある部分はあるのだけども、一読したところ東中野氏が発掘したと言う資料の信憑性いかんだと思う。本当だとすればティンパリーが発行した自主出版ではなく、中国国民党が資料の提供から印刷製本まで大々的にバックアップして発行したということになる。その他の論は状況証拠からの推測・憶測以上ではないので、あまり真面目に捉えすぎない方が良さそうである。


2002年03月09日() 旧暦 [n年日記]

やっぱ良い酒は良い

 サイテーだったサントリーのバランタインに懲りて、今度は飲みなれたジェムソンを買ってくる。西春の「中部貿易商会」って会社の輸入品なのだけど、やはり安心して飲める。良い酒は、あまり量を飲まなくても満足できるなぁ。でも、近所ではジェムソン12年とか、ジェムソン・ゴールドとかは見ない。金が入ったら買っちゃる。
 昨日から、ボスに反論をことごとく封じられてた、ボスの仮定への反論の材料が集まりだす。ネガティブっぽいけど、間違えたままよりはいいだろう。違和感を、上手く理論化できるようにならないと、遠回りしてしまう。
 「 ラーゼフォン 」は、うれしはずかしラブコメ編。まともな話らしい話になってる。奇跡だ。キャラクター配置が根本的にコミック版と違うのね。しかし、相変わらず掴みどころのない演出。映像センスや音楽は良いから、BGVとしては使えるけど、それでいいんかな?
 最近多くなった、広告メールがまた届く。タイトルが「ホイトにこんなの見せていいの?」何人? おまけに、スペースをかなり入れて、最後のほうに「!広告!」が入ってる。これも合法? 国会議員の頭の悪さにはほとほとまいる。
 「カスミン」は、26話で終了の後、休止期間をもうけて第二部があるとの噂。本当だとうれしい。
 ここのところ、腹筋が筋肉痛。原因は、多分、自転車。こぐ時に、脚の力でちゃんとこごうとすると、上半身をきちんと固定してなければならない。これまでは腰が浮いていたので、なんとなく体重でこいでしまったが、それでは脚の力がダイレクトに伝わりにくい。今はサドルの高さがスポーツ仕様なので、ちゃんとそういうこぎ方をしてやらねばならない。そうすると、力いっぱいこぐ時には、上半身にも力を込めて、きっちり固定してやらねばならない。だから、腹筋とかも痛む。でも、悪い気分ではない。明日はちゃんと自転車の手入れをしてやろう。


2001年03月09日(金) 旧暦 [n年日記]

二日目

 うーむ、物理は現象自体の面白さというより、いかに普遍化してモデル化できるか、そこの辺に興味があるのだな。 相対化できる対象価値があるとよくわかる。
 研究室に来てるお客さんと一緒に現ボスの家に夕飯にお呼ばれ。久々に家庭料理が味わえました。
 その食卓の席でMP3の話が出たけど、突っ込みたくてしかたなかったことしかたなかったこと。 だって間違ってるんだもの。MP3の音質が劣化するのは、基本的に不可逆圧縮だからですって。でも突っ込まなかったけど。
 ついでにまるで最新技術みたいに話をしてたけど、前ボスがどこからか宇多田ヒカルのMP3を探し出してきて聞いてたりしたなんてのは黙ってました。いや、イチオウ、アレがソレでナニですから。
(研究室関連の人でないとよくわからんネタだな、今日は)