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2008年02月01日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#16とのらみみ#4とPERSONA#4とハニーLIVE#16とドラゴノーツ#16(極力簡略版)

  もっけ #16「ソラバヤシ」。他の人には見えないものが見える静流。他人のにじみ出る感情とかまで視覚的に見えてしまう中、この世ならざる音楽に惹かれて音楽準備室に行き、やはりその音楽に惹かれて来た女生徒・古関と出合う。だが、その子はただでも評判が良くないのが、その音楽に惹かれて現実をおろそかにするあまり、余計に周囲から白眼視される。静流はそのお爺ちゃんの「のめり込み過ぎなきゃ、まあいいだろ」という言葉を元に、その音楽との距離を測る。そこらへんは前回と同じなのだけど、のめり込んでしまった人が対比で出てるのが違うと言えば違うか。しかし、日常に問題があるから非日常にのめり込むってのは、わからないではないかも。古関さんは潰れなければいいなぁとは思うけど。ショートでツリ目だし! (というばかりではないけど)

  のらみみ #4「あまのじゃくシナモン」。のらみみは公園で芸をやろうとして滑ったキャラを見かける。実はそれはのらみみの妹分のキャラ、あまのじゃくのシナモン。のらみみは妹分も同然だと、芸人キャラを目指すシナモンをフォローしようとする。が、シナモンはシナモンでいろいろ悩んでいるようで。
 うわ、ツンデレキャラ。w 人気芸人キャラを目指すという居候キャラのシナモン。だが、あまのじゃくキャラな性格が祟って、前の居候先でも上手く行ってなかったらしい。のらみみはシナモンが強がって居候せずに芸人を目指すと言ってるのではないかと心配するのだが……
 シナモンの複雑な心情、わかるなぁ。芸人を目指すというのは嘘ではない。でも、居候したいというのもないではない。何より、のらみみにかまってほしい。
 芸人を目指すと言いつつ、シナモンは目指すものを模索してる最中なんだろうなぁ。そして、町内会イベントとは言えシナモンをサポートするのらみみは、多分自分の道を迷うシナモンとはちょっと違ってるのだろうな。
 そして何気に今回は一本仕立て。w

  PERSONA TS #4「くじらのはね」。兄の諒に「街から出て行け」と言われる慎と洵。しかし、亡くなった両親が描いた絵本「くじらのはね」を見つける。その夜、兄弟の諍いを起こした後、姿を消した洵を探す慎と諒。そして、絵本のモチーフになった羽根をたどって行き着いた先に見たものとは……
 今回は神郷家の事情に関する話。慎は自分たちを遠ざけようとする兄・諒に反感をぶつけ続けるのだけど、それが故ないことではないかと感じ、徘徊する洵を探す諒を見て、自分たちを遠ざけようとするのは隠された理由があるのではないかと察する。
 いなくなってしまった洵の片割れ、そして洵が未だに彼女とリンクしてることにはペルソナが関係してると示されてもいる今回。慎が家族の絆を信じようと決意したことがより重要なのだろうなぁ。

  キューティーハニーTHE LIVE #16「禁じられた恋」。一時的に力が使えなくなったハニーを巡って、パンサークロー幹部がハニー争奪戦を繰り広げる中、彼女を奪取しようとして傷を負った中条に恋してしまうハニー。
 バラバラにされたマーク武蔵大丈夫なんかいな、ってのがあるんですが、最後にキラキラした目の中に現われるわざとらしいさわやかな笑顔の中条が。w
 それと、田中生魚店の旦那が強いのには驚いた。

  ドラゴノーツ #16「慟哭-引き裂かれた運命-」。あ〜、この胸の大きさが存在感と直結してる中で、アキラ、乳がない割に出張ってきてると思ったら死亡フラグ要員だったんだ……
 唐突と言えば唐突。
 しかし、ガーネットは最初から人間離れしてたとは言え、実は○○ゴ○フラグは、これまた唐突と言えば唐突ですな。


2008年02月02日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 墓場鬼太郎#3とキミキス#16と破天荒遊戯#4

  墓場鬼太郎 #3「吸血木」。原作通り実にイヤな展開。w 鬼太郎は正義の味方でなく金や生活に汲々してるし、関わる人たちは理不尽に不幸な目に遇う。
 今回はトランプ重井がねずみ男に吸血木の苗を植えられて、吸血木になってしまう。まあ、この話では無事帰還するのだけど、自業自得とかではなく地獄に行って孵って来れないとか平気であるからなぁ。次の寝子の話題も理不尽に不幸になる展開なのだけど、妙にカラッとしてる展開だから。諦観の中の浮遊感というか。

  キミキス #16「In Stand」。ますますいろいろラブでコメな展開になってるような。星乃さんと一緒の時間を大事にしようとする光一に、キスシーンをたまたま見かけてしまってショックを受ける摩央。ヒロイン役で参加している映研の自主製作映画撮影でもミスを連発してしまう。そして心を乱した摩央は、甲斐にキスを求める。しかしこの展開だと、甲斐は当て馬っぽいなぁ……

  破天荒遊戯 #4「楽園に触るなかれ」。相変わらず破天荒。導入から展開までまったく脈絡がないけど、ラゼルがお説教してお目付役の男二人がサポートがお約束か。なんか妹が妙に出来すぎてて引っかかるし、展開は相変わらずだしだけど、なんとなくのグダグダ感が楽しい気もしないではない。


2008年02月03日() 旧暦 [n年日記]

[その他][特撮] 仮面ライダーのドラマツルギー

  フィギュア王別冊 ライダーグッズコレクション2008 仮面ライダー電王 を買ってパラパラ眺めてたのですが、これが存外面白い。この一年で発売された電王のキャラクターグッズ(衣類・DVD等は含めず)と、キャストや製作スタッフのインタビューなどを交えた冊子なのだけど、まあ、グッズの数々を眺めてるだけでも面白いは面白いのです。
 が、それ以上に面白いのはインタビュー記事。出演者のインタビューも面白いのだけど、より興味深いのは製作スタッフ側のもの。玩具雑誌の別冊なので「グッズ」という観点から語られる内容でこれだけの分量のものは他ではなかなかない。
 なんでそんなことがそれほど面白いかと言うと、子供向け番組では「グッズ」の存在なしには語ることはおろか番組が存続することもできないから。
 特撮誌とかではどうしても番組を「作品」という視点から取り上げることになるが、身も蓋もないことを言ってしまえば特撮番組やアニメの多くは「玩具の宣伝番組」。山本正之が「アニメがなんだ」で「玩具の宣伝番組」と自嘲気味に揶揄していたが、揶揄したところでそれは歴然たる番組の前提条件なのでそれなしには番組が存在し得ない。
 結局、「どのような玩具を出し、どのようなキャラクターを出すか」というのはキャラクター商売では欠かせない視点のはずなのだけど、普通はそういう視点であけすけには語られない。が、その視点がいかんなく取り上げられてるので面白い。
 電王の場合には、まず「電車に乗るライダー」ということが決められた。これは「子供が好きな乗り物」であること、複数の車両を出して連結して遊ぶプレイバリューを期待してのことで、もちろんそれは玩具の商品コンセプトの視点。
 そこから「何故電車に乗っているのか」というところを模索して「時間の中を移動する電車」というアイデアが出る。
 もうひとつ玩具的観点から詰めなければならないのはヒーローである仮面ライダーだが、それにはカブトで上がった問題点が反省材料になったらしい。カブトの反省材料というのは、多くのライダーを出し、それらを全て商品化したため、誰かが誰かを倒してしまう、という展開にできなかったということ。そのためにドラマの代わりにキャラのアクの強さで話を引っ張ったのだが、話がコントロールできなくなったという。そのためにライダーの数は極力絞り、二人にまでした。そしてすっかり定番のフォームチェンジだが、これについて脚本家から一つの提案が出たという。普通、これまでのフォームチェンジは機能別、水中戦に強いとか、能力が変わるとか、そういうものだったが、「それぞれのフォームにそれぞれの人格」とすればドラマを盛り上げられる、と言うもの。しかし「多重人格」という設定は放送コード上無理なため、アイデアを絞った結果、「未来からやってきて人間に憑依する怪人」イマジンの設定が出てきたという。
 それと連動して、電車の車両分けをどうするかというアイデアで、機能別ではなく、車両ごとに「お話」が乗ってるというアイデアが出た。そこから発展して「おとぎ話」というモチーフが加わる事になった。
 という具合。他にもいろいろ面白い。こういう切り口のものがなかったのでとても面白いです。

[アニメ] オーバン#19

  オーバン #19「世界の起源」。折り返しを迎えた決勝レース。アバターに改めて発破をかけられるが、モリーは大いなる報償を得ることやドンのこと、アイカ王子が信義を破る行為と取ったことが気にかかる。しかしアイカ王子はそのことについては黙して語ろうとしない。実はアイカの国がクロッグから軍事支援を受けているためにクロス将軍の命令に逆らえないのだ。
 そんな中開かれた第六レースは地下のコース。単純なコースかと思いきや、地下は謎のエネルギーが渦巻く空間だった。そこでクロスと組んで攻撃してくるアイカ王子。しかしその地下空間こそ危険で、オーバンの秘密の元だった。

 アイカ王子も心ならず卑怯な行為をせざるをえず、レースは心理的にも厳しいものになっていく。そして地下に渦巻くエネルギー球。有機エネルギーって言ってるけど、イマイチ謎な名称……
 しかしそれより気になるのはアバターの謎。選手たちの前に見せた荘厳な姿と裏腹に引っ込んだ後の姿は老いさらばえた人物のよう。しかも、レースの目的について何か嘘を吐いているらしい。このレースの目的は一体なんだろう?

[特撮] キバ#2

  キバ #2「組曲・運命のバイオリン」。渡の所にバイオリン修理の仕事を持ってきた静香。渡は最初乗り気でなかったが、そのバイオリンを見て目の色を変える。そのバイオリンは渡の父の音也が作ったものだった。そしてそのバイオリンの持ち主・ひとみは22年前、バイオリニストばかり狙うファンガイアからゆりが護衛していた相手だったのだが……

 やはりまだイマイチ話の焦点が掴めないなぁ。今のところ、アラの方が目に付いてしまうけども、ギミックが出そろって話が本格的に転がりはじめると変わるのかな?
 倒したファンガイアの魂を封印するドラゴンとかは恒常的にやるにはちょっとマンネリになるような。そういった大物玩具も必要なのはわかるのだけど。
 最後にちょっと三人組が出てきたけど、それはフォームチェンジに関わるアレで。これは電王のデンライナー食堂車が当たったからの要素なんだろうけど、これもどうなのかなぁ……


2008年02月05日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 俗絶望#5とデルトラ#57とみなおか#4

  俗・絶望先生 #5。前回は変な構成だったけど、今回は普通の構成だなあ。いや、構成が普通でも話が普通ではないのでアレなんですが。すべてのものを理系文系体育会系で分けるのは、普通にやって楽しそうだなぁ。残り物には福、は、確かにツッコミどころ満載。いや、でも絶望するような事じゃないけどさ。w 恩着せ話は、池波正太郎の「恩は着せるものではない。着るものだ」って台詞をなんとなく連想。しかし加賀愛が何故かツンデレキャラにw
 で、EDが変わってる今期はEDの方だったか!

  デルトラ #57「ひとりぼっちの憲兵団」。いや、なんつーか、リーフたちを見てると「ダメだこいつらなんとかしないと」という言葉が出てきて仕方がありません。特に今回は余計な手出しして悪い結果しか出してないし。いや、最後いい話で落としても誤魔化されないからね!

  みなみけおかわり #5「出した茶碗は引っ込められない」。いや、たしかにカナがいれば話は動かすの楽なのはわかるんだけど……延々とやると、カナのはた迷惑さがイヤな感じになってしまう。まあ、オリジナル展開だから模索してるのだろうということはわかるけど。あと、ハルカは怒ると怖いけど今シリーズの怒り方は何か違う気がする。全体的にキャラが粘着質になってるような。

ポルフィの長い旅#5

  ポルフィの長い旅 #5「ぼくたちのステーション」。父親がアテネから帰ってきていよいよ念願の修理工場が作られることになった。ポルフィは嬉しくてたまらず、学校がなければ手伝えるのにと思い、ずる休みしてしまう。親友のザイミスはそんなポルフィに注意するが聞こうとしない。
 不審がる父にポルフィは「先生が休みで学校が早く終わった」と嘘を吐くが、ザイミスが通りかかり、嘘がばれそうになる。しかしなぜかザイミスは調子を合わせ、結局嘘はばれなかった。ポルフィは後ろめたさもあいまってザイミスに話しかけづらくなってしまう。
 本当は仲直りがしたいのだが、言い出せないポルフィ。そんな中、修理工場がいよいよ出来るのだが、田舎の村のこと。村の中の顔なじみだけではあっという間に客はいなくなってしまう。ポルフィはとおりすがりの車に来てもらおうと客寄せをするのだが上手く行かない。そんなとき、やはりポルフィが気になって様子を見に来たザイミスが、あることのためにポルフィを家に呼ぶ。

 え〜、実は見ています。「レ・ミゼラブル」の後はずいぶん地味な原作を……ギリシアの田舎に住むわんぱくで素直だけど、まだちょっと考え足らずの少年ポルフィ。アテネの自動車修理工場で働いていた父親が帰ってきて念願の修理工場を開き、その中でのちょっとした騒動。
 本当は罪悪感を抱いているのだが、なかなか勇気が出せない。すっぱい葡萄理論でついザイミスの悪口まで……しかし、ポルフィが気にかかるザイミスは、家業の手伝いに苦心するポルフィを見て、道路沿いに大きな看板を作ることを考えつく。
 ザイミス、めっちゃ大人wwww
 ポルフィはまだこれから成長するので子供らしく意地を張るのは仕方ないのだけど、あまりにザイミスが大人すぎて泣ける。それが本当は謝りたかったポルフィにとってきっかけになり、嘘のことも父親に謝る。こういうきっかけがないと嘘を解放できないまま成長してしまうのかもしれない。ザイミスが大人なのは、ポルフィにとっては良かったことだろうなぁ。


2008年02月07日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#17と狼と香辛料#5とのらみみ#5とARIA THE ORIGINATION#5

  もっけ #17「スダマガエシ」。夏休みになると近所に遊びに来るガキ・一真。やたらと絡んでくる一真に振り回される瑞生だが、せがまれてお守り袋を渡してしまう。中のお札はポケットに入れていたのだが、途中で落としてしまっていた。だが、無事だろうと思っていた矢先、虫取りに行った森で見た巨木の木魂に取憑かれてしまう。

 なんでも人の真似をして人のものを欲しがる一真に、「自分を持ちなさい」と言って「だったら瑞生は自分を持ってるのかよ」と言い返されて答えられない瑞生。何十年も孤独だった古木の木魂がそこにつけ込まれる。絶対の価値、絶対の自分を持つことの誘惑に取り込まれてしまうが、そんな瑞生は自分だけの孤立した世界に入り込んでしまう。静流の呼びかけも届かない中、お爺ちゃんは瑞生に「本当の自分なんてねえのかもな」と呼びかける。だが、それは他者との繋がりがあってこその自分というものだった。人との付き合いの中で見えてくる自分、それが大事なんじゃないかという呼びかけに、家族や友達と一緒の時間を断ち切れないと、木魂の誘惑を断ち切る瑞生。その隙にお爺ちゃんのまじないで封じ込められる木魂だが、「こちらから見れば封じられたのはそちら側だ」と強がりともなんとも取れる言葉を残す。しかし、瑞生はその言葉に木魂の寂しさを感じる。
 「自分を持て」と言いながら自分とは何かって答えられないってのは、まああるけど、結局そう言われてもなんとなく「自分ってこんなもの」となんとなくでも思えるようになるのは、人との関わりが深くなってからだというのは確か。静流の年齢だとそういう迷いも薄くなってるけど、そこらへんは瑞生との世代差ということか。


  狼と香辛料 #5「狼と痴話喧嘩」。メディオ商会にホロが攫われてしまった。目的はミローネ商会が集めつつあるトレニー銀貨の取り引きを諦めさせようとしてのこと。近々現行銀貨が回収され改鋳されるため、多量に現行銀貨を所有しトレニー王家と有利に取り引きをしようとしてるのだ。メディオ商会の目的もそれ。しかし、メディオ商会はホロが狼の化身ということを利用し、教会にそれを告訴すると脅してミローネ商会を脅そうとしていたのだ。しかも、ホロが狼の化身だとメディオ商会に知らせたのは、実は……

 あ〜、クロエの役所はそれですか。まあ、他は原作通りだけども、まあ、デレるホロはお約束といえばお約束だけど、まあ、原作でもそう思ったけど唐突は唐突。そもそも単発で書かれたものだから、展開が急なのは仕方ないのだけど。
 で、ミローネ商会が取り引きを済ませる間、逃げ回るホロとロレンスなのだけど、そう簡単に行くわけはないわけで。

  のらみみ #5「半田オリジナル」。キャラマニアの所員・半田が、ハローキッズ59号店に現われたあるキャラに激しく動揺する。そのキャラは実は昔半田の家に居候していたキャラなのだが、ある日突然姿を消してしまったのだ。実は彼を捜してキャラ紹介所に就職した半田は、のらみみにけしかけられ突如姿を消した理由を聞いてみるのだが、相手はものすごく物覚えが悪い上にアホな役立たずキャラだった……
 「のらみみブロッサム」。のらみみの前に現われた占いが得意なお花タイプのキャラ。頼まれてキャラ紹介所に行くのだが、あっさり次の居候先が見つかってしまう。だが、前の居候先と正式に「お別れ」していないようなのだが……

 前半のキャラ、流石半田に居候していただけあって滅茶苦茶アホw しかも役立たずで全然あこがれる要素がないのだけど、半田にとっては唯一一緒に過ごしたキャラ。しかし、小学校卒業でお別れする前に突然姿を消してしまったのだった。その理由を問いただしたい半田だが、相手はアホすぎて覚えてない。w しかも役に立たないがらくたばかり詰まったズタ袋まで……が、そのズタ袋は実はそのキャラが物覚えが悪いので思い出の品を詰め込んだもの。思い出の品を見れば思い出がよみがえるから持ち歩いていたのだ。そしてその中に見つけた変な形の石。実は、その石を半田のためにみつけるために家を出て、石を見つけたけども家への帰り道を忘れてしまっていた。うわ、こんなアホなキャラで泣かせるなよ。w それにしても「初体験が特殊だとマニアックになる」って、ああた……
 後半は居候先の子と喧嘩して出てきてしまったお花タイプのキャラ。後悔したその子が追いかけてくるのだが、「帰らない」と言い張る。が、頭に寄生されてお互いの考えが伝わってしまうのらみみは、「だってあんた、とっくにこの子のこと許してるじゃんか!」と言ってしまう。でも単純には行かないいさかいの感情の奔流に、結局ノックダウン。
 お花キャラは元の家に戻り、派遣されるはずだったはずの家にのらみみがお花タイプキャラになりすまして行こうとするのだけど……ダメだろ、そりゃw


  ARIA THE ORIGINATION #5「その おもいでのクローバーは…」。灯里とアリス、それぞれ天性のものを持つ二人と一緒にいて、しっかり者だと言われながらも自身には天性のものが掛けていることを実感する藍華。やはりアリシアとアテネという「天才」二人と一緒にいた晃に、「辛くなかたんですか?」と聞いてしまうが、そんな藍華に晃は二人に先に昇格されてしまった頃の昔話をする。

 ああ。これはわかる。どこか嫉妬してるんだけど、その嫉妬は正当なものじゃないと自分でもわかってるから何も言えない。結局「自分がダメなんだ」と思ってしまわざるを得ない。そんな晃に救いを与えたのは幼い頃の藍華で、しかも本人は覚えてない。w
 そんなことはともかく、ショートカットの晃は良い。今からでも遅くはない。髪型を変えなさい。


2008年02月10日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゲキレン#49とキバ#3

  ゲキレンジャー #49「ズンズン!獣拳はずっと…」。メレはレツとランをかばって倒れ、理央もまたその身と引き替えにロンを倒そうとして散った。だが不死身の夢幻龍としての正体を現したロンは、理央の捨て身の奥義でも倒せなかった。ロンにいいようにいたぶられるジャンたち。それにも飽きたかのようにロンは自身の手で世界を破壊しようと街に向かう。それを追おうとするゲキレンジャーだが、ジャン、レツ、ランが突然身体から臨気を発して倒れてしまう。
 夢の中、ジャンたちは理央に託された臨気に導かれるように幻の臨獣殿の奥へと進むのだが、そこで見たものは……

 やっぱ事情があったとは言え悪の限りを尽くした理央とメレは助からなかったか。不死身のロンになすすべのないジャンたちだが、幻の中でそのロンに対する秘策を授けたのは、なんとマク、ラゲク、カタの三拳魔。その秘策とは、かつて七拳聖を岩にして封じ込めた「獣拳奥義慟哭丸」。かくしてロンは不死身のまま死ぬことも出来ず、小さな岩の固まりに封じ込められることに……死にたいと願っても死ねないので、そのうち考えるのをやめるんですね?w
 激臨の大乱が今度こそ完全に終結した後は、レツとランはスクラッチの武術師範に、ケンは家業を手伝い、ゴウとジャンはそれぞれ世界を見るための旅へ……その旅先で、理央に似た目を見つけたジャンは、それが理央の生まれ変わりであるかのように拳を打ち合わせる。
 基本、理央とメレの臨獣殿側がキャラが立ちすぎてゲキレンジャー、特に追加メンバーが影が薄くなってしまったけど、まあ終わってみれば全体としてまとまりが悪くはなかったです。けど、輪廻の業ってなんなのか、結局説明なしか……


  キバ #3「英雄・パーフェクトハンター」。押しが弱くお人好しすぎる紅渡。静香に今日もそんなところを叱られるのだが、その静香に連れられて、カフェ・マル・ダムールにお礼に行くことに……先日バイオリン修理に使ったテーブル天板を譲ってくれたお礼にかこつけ、ろくにお礼もできない渡を鍛えようとしてのことだった。しかし話をするうち、渡と父・音也の名前を聞いたマスターの表情が変わる。
 そんなある日、渡の元を一人の女性が訪れた。弁護士を名乗るその女性・綾は、紅音也がいかに酷い人物であったのかを糾弾し、過去被害を受けた人たちに償えと言ってきた。母からは父の音也は素晴らしい人物だと聞いていた渡は、いい加減すぎる音也の振る舞いに人生を狂わされた人たちの話を聞いて、激しく罪悪感を抱いてしまう。

 いや、いろいろ有り得ないというか……音也の素行とか、22年もして償いを求めに来る弁護士とか。
 まあ、話としてはファンガイアハンター組織の凄腕ハンター・名護の登場と、マスターが音也のことを知ってるらしいというところが大事なのだろうけど、稼いだ賞金を全て寄付って、名護ってどうやって生活してるの? バウンティハンターとして捕らえた相手のボタンを集めるのが趣味ってのもどうかと……傍目には外人をいじめてるだけにしか見えんかった。w
 これがまともに展開するんかなぁ。予告では名護が「二号ライダー」のことについて言及していた他、ひとつめのフォームチェンジ「ガルルフォーム」がちらと出てたけど。斬鬼さん、今度は狼男ですか?

[アニメ] オーバン#20

  オーバン #20「スルの秘密」。アイカ王子の変心がいまだに信じられないモリーは、彼が誰かに脅されてやむなく従ってるのではないかと疑い、ひそかに跡を付ける。しかしそこで見たのはオンダイ、ニン・スクンと共謀して現在トップのスルをレース中抹殺しようとするアイカの姿だった。モリーはアイカへの不信を決定的にしてしまうが、盗み聞きしているのがばれ、逃げ出す。たまたま見回りをしていたサティスに助けられるのだが、モリーは居ても立っても居られずスルにそのことを知らせに行く。だが、スルはモリーの話を歯牙にもかけない。
 「大いなる報償」を前に変わってしまった者、退屈紛れにレースに出ている者に怒りを感じながら次のレースが行われる。競技中アイカたちがスルを攻撃に引き返すのを見過ごせずやはり引き返すモリーだったが……

 アイカのこのところの振る舞いは自国への軍事支援を盾にクルスに脅されているからだが、モリーはそのことを知らず、アイカへの怒りを募らせてしまう。そしてスルにも歯牙にもかけられず、一旦は見捨てようとするのだがやはりモリーはそうすることが出来ない。しかしスルの持つ力は四人のファイナリストを上回っていた。モリーが見たのは返り討ちに遭ったアイカ王子たちだった。そんなんじゃスルの勝利確定じゃん、と思ったら、意外な横槍が……それはリックの事故の黒幕でもあるカナレット。スルはカナレットの超常的な力もものともしないかと思われたが、異次元に飛ばされて消えてしまう。どうもカナレットはレースを利用してアバターの思惑に反したことをしようとしでかしてるらしいが……報償とかそれどころの話ではなくなってきたような。
 次回はドンにモリー=エバだとばれてしまってることを知ってしまうらしい。でも、いろいろな過去を抱え込んでいるモリーはそれを喜ぶことが出来ない。レースに勝てば全てが上手く行くと、レースによけいがむしゃらに勝とうとするらしいが……そういうときほどアクシデントが起きやすそうな気が。


2008年02月11日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 起きたら昼間

 早めに起きたら「アメリカン・ギャングスター」でも見に行こうと思ったら、上記の通りだったので細々した雑事を片付けつつ、晩方から借りてきていた「十三人の刺客」を見始める。いや、まだ途中なんだけどさ。
 1963年の映画で、1990年にテレビスペシャルとしてリメイクもされている。そのリメイク版は見ていたんだけど、いまいち面白くなかった記憶がある。
 でも「映画は面白い」と聞いて借りようと常々思ってた。
 思ってたんだけど、近所のTSUTAYAだと半額とか旧作百円の日は必ず貸し出し中になってた……いや、そんなに一般に良く知られた映画とも思わないのだけど……
 片岡千恵蔵、里見浩太朗、丹波哲郎、山城新吾といった東映スターがずらずらキャストで並んでるのだけど、それより菅貫太郎とか音楽の伊福部昭で喜ぶ漏れって……

 話は、徳川家慶の弟で明石藩に養子に出された松平斉韶(菅貫太郎)の非道ぶりがその家老の抗議自殺で公儀の知るところとなるが、事情を知らない家慶は老中への抜擢を決めていた。もし表立てて事を荒立てては幕府の威信に関わるが、しかしこのような人物を老中に取り立てては万民を苦しめることになることは火を見るよりも明らか。そのため老中土井利位(丹波哲郎)が懇意であった旗本島田新左衛門(片岡千恵蔵)に依頼し、参勤交代で国に帰参する斉韶を暗殺することに。話は大事、しかも参勤交代が目の前に迫り、島田はえりすぐりの十二人を集める。
 しかし明石藩側もその動きに気付き、慣例を破ってまでえりすぐりの部下たちに斉韶を守らせ、帰国しようとする。

 いやぁ、なんというか、菅貫太郎、ホントにバカ殿が似合うなぁ。バカ殿って言うか、キチガイ殿様なんだけど。
 あと特筆すべきは、西村晃の剣客平山九十郎。ああ、二代目黄門様ですよ。ホントにすごみがある剣豪の役で、こんな人が水戸黄門やってたのか〜という感じ。助さん角さんさしおいて自分で相手をぶった切りかねんかったのだな……


2008年02月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなおか#6と俗絶望#6とポルフィ#6

  みなみけおかわり #6「冷めてもあったか、ウチゴハン」。イヤな予想通り、「いい話」に持ってこうとしてるなぁ。少しずれた持ち味がだいなしに……

  俗絶望先生 #6。おお、今回は普通にやってる……って、非通知話とか夢のない夢の話だとかが普通かどうかはともかく。と思ったら最後の最後で声優をどんどん入れ替えていくという意味不明な演出が……いや、ちょっとそれはないだろうというものも……

  ポルフィ #6「イタリアから来た少女」。ヒロイン登場(多分)。父娘二人でトラックで旅する少女・アレッシア。ズボンをはいていたため最初ポルフィは男の子と間違えてしまい、のっけの印象は最悪。だがミーナはすぐにうち解けて旅したヨーロッパのあちこちの国のことを聞いてその生活にあこがれる。だがそれを見たアレッシアの表情は暗い。根無し草の生活の上、母親を早くに亡くした彼女にとって暖かい過程を持つポルフィたちこそが羨望の対象だった。ポルフィはそんなアレッシアのために教会の鐘を鳴らす。
 アレッシアはまた父親と旅に出るけど、多分再登場する、のだよな?


2008年02月14日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のらみみ#6とレンタルマギカ#7とペルソナ#7

  のらみみ #6「ダブルダブル」。同じウサギキャラというだけではなく、外見も瓜二つなピョン助とウサ吉。何故か昔から隣に居候することが多い因縁深い二人が、またもや隣同士になって「こいつの居候先を変えてくれ!」とお互い云いに来る。結局どっちが出て行くかを決めるため、「一日居候先を交換してお互いになりすまして、偽物を見破った家の方が残る」という勝負をすることに……でもちっともお互いバレないw 困りながらもなりきる二人だが、なりすましているうちお互いの家のこと、お互いの違うところを見つけていく。
 「秋風ウソヒミツ」。何事もソツなく所内唯一の常識人の更科さん。その更科さんを口説くピノキオタイプキャラ。キャラが人間に惚れるなんてありえない! でも、ピノキオタイプは嘘を吐くと鼻が伸びるはずなのだ……実はその秘密は、そのキャラが居候をしないと意固地に決めた過去にあった。立て続けにやむなき事情で中学校になる前に居候をやめざるを得ないのが続き、それがトラウマになっていた。それがショックで鼻も伸びなくなっていたのだ。その彼にソツなく居候先を紹介する更科さん。仕事に生きる女。w 更科さんに内心を指摘され、「居候なんてばからしい!」と叫ぶが、伸びないはずの鼻が……
 やっぱこの番組って、深夜にやってるの間違いだと思うのだけど。夕方に放送できない昨今のアニメ事情はちょっとおかしい気がする。

  レンタルマギカ #7「ソロモンの絆」。OP後が前回と同じだったので放送ミスかと一瞬思った。w 実際は前回の事件をダフネ、隻蓮側から見た話なのだけど。つか、何もかも展開が唐突すぎてワロタw 突然の黒幕、突然の異母姉妹……いや、原作はちゃんと伏線張ってるのかもしれないけど、はしょってるんでギャグとしか思えない展開でした。いやはや。

  ペルソナTS #7「署長が消えた日」。アイドルを一日署長に迎えての警察イベントの日、そのアイドルが交通渋滞のため来られなくなってしまった。何故かめぐみとカナリが代役を務めることに……さらに大企業社長の息子の誘拐事件が起こり、よりによって一日署長イベント会場が指定される。その頃署長は、街中で迷っていた。w
 タイトルが思わせぶりなOPとかぶさって署長失踪かと思ったら、ギャグ回でした。緊迫した顔と声で繰り広げられるマヌケな会話。おまけに成り行きでかぶったぬいぐるみを脱ぐに脱げない状況になる諒。w 結局肝心なときにいないと思われた署長が全部解決していました、というオチ。
 けど、諒の電話の相手、アイドルオタクだったのか。つーか「○ーこりん」って何人いるんだ?


2008年02月17日() 旧暦 [n年日記]

ゴーオンジャー#1とキバ#4

  炎神戦隊ゴーオンジャー #1「正義ノミカタ」。新しい戦隊シリーズの第一話。今度の戦隊は顔があってしゃべる巨大ビーグル「炎神」と共に戦う、という設定。敵の設定は普通の悪の組織っぽいけど、最初三人だったゴーオンジャーに第二話で二人の仲間が加わる、というところと、第一話から巨大ロボが出てきたのがちょっと珍しいか。って、三体で巨大ロボになれるんだけど、あとの二人のメカは???
 玩具ギミックとしては、「炎神ソウル」というモジュールを各アイテムに抜き差しして遊べるというのがウリらしい。


  キバ #4「夢想・ワイルドブルー」。父・音也が他人に迷惑をかけてばかりの最低な人間だったと知ってショックを受ける渡。名護に相談している最中、賞金首の詐欺師が逃走の連絡が入り、名護の捕り物に一緒に行く。しかしその詐欺師も音也のいい加減な行動のために身持ち崩したと知り、平身低頭謝る。
 父の行いを少しでも償おうと被害者たちの手伝いをした上、さらにバイトでお金をかせいで賠償しようとするのだが……

 展開がとことん井上敏樹風味w 「人を嘗めてるのか」というくらいのこの大袈裟で大雑把な展開が耐えられるかが試金石の気もする。音也に被害を受けた人たちは渡の頑張りを見て音也を許す気になるのだけど、弁護士の綾は許さず、モスファンガイアとしての正体を現し、八つ当たり的に被害者を襲う。人生に前向きになった緑のおじさんとラーメン屋台のおっさんが前向きになった矢先に……
 で、今回の最大のウリのフォームチェンジ。あまりシルエットが変わらないのは、戦闘スタイルでカバーってことかな? ドラゴの中にいるモンスターたちが憑依して、ってのは、電王を意識しすぎに見えるのだけど、どうなのだろう? 話に絡むキャラクターをフォームチェンジに絡ませた電王とは話の構造が違うのでどうかとも思うのだけど……まだなんとも言えないか。


2008年02月18日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 言葉が出ない(でも出してるけど)

  服役中の自死権認めず 仙台地裁、受刑者の請求棄却河北新報 )。チングレクトミー手術の遺恨で意思の家族を殺害、って、やっぱ これ か! 殺したのがたまたま不在だった当の医師ではなくその留守を預かっていた妻と母なので判決自体は妥当としか言いようがないけど、それでもあんまりだといえばあんまり。強制的に施されたロボトミー手術で人生が狂ったのは、明らかに不当とは言えるのに。

  松本人志「もう餃子のこと騒ぎすぎだって」 高須光聖「日本政府が中国を叩きたいだけでしょ」痛いニュース )。こいつら、頭大丈夫か?
 別に「毒食料流す中国を庇うなんて非国民!」と言ってるのではない。「騒ぎすぎ」と言っても実際に一時意識不明に陥った子供が出た上でのこと。松本人志は自分の子供に同じ餃子を「あまってるんだから食え」と食わせるんでしょうか? また「日本政府が中国を叩きたい」という発言もバカすぎ。現在の日中関係はきわめて良好で、日本政府の対応は過剰でもなければ不足でもない適切なものと言える。むしろバッシングをしてるのは各マスコミ。これが「日本マスコミが中国を叩きたいだけでしょ」ならまだ意味は通るが、この状況で日本政府の責任にするのは頭のおかしい陰謀論としか言いようがない。芸人は「毒」があっても面白ければいいという部分はあるが、面白くも何ともない「毒」は有害でしかない。
 他にも「ちゃんとあれをチェックしてどっかの業者がちゃんと売れよと」ってこいつ、チェックってどうやってやるのか知ってるのか? チェックってのは普通多数の中からサンプル抽出してそれを調べる。もちろん、調べたものは売り物にはならない。つまり全部チェックしたら全部売り物にならない。もし、仮にそれがなんとかなったとして、全品検査の手間、再包装の手間、それらのコストが上乗せされた「問題の餃子ですが検査してあります」なんてものが、商品として(コスト的に)成立すると思ってるんだろうか? 芸も能もなく、頭のおかしい陰謀論と「毒」しか吐かない芸能人ってのは何て言うべき何でしょうね?

[アニメ] オーバン#21

  オーバン #21「不気味なオー」。ドンはいよいよ苛烈になっていくレースからモリーを辞退させるために、モリーが娘のエバだと知っていることを明かす。そのことにショックを受けるモリーだが、娘だと認めて貰ったというのにドンへのわだかまりは解けるどころかますます激しくなる。どうして捨てたのか、会いに来てくれなかったのかと問い詰めるモリーに、ドンは妻のマヤを失ってからの日々を語る。

 不吉な予感がありながら出場を止められなかったばかりにレース中の事故で妻を失ってしまったドン。失意のどん底で自暴自棄になり、また呵責の念が強すぎるために娘までも近くに置けば不幸にするのではないかと不安になり、捨てるように寄宿学校に預けてしまう。過去を捨てて放浪していたドンはリックと出合うことでレースマネージャーとして復活するが、呵責は消えず、また長らくほったらかしにしていた後ろめたさもあり、モリーのことを意識することを避けていた。
 モリーに問い詰められてわびることしかできないドン。だがモリーは許すことが出来ない。それは、レースからの辞退を懇願するドンの願いも聞かず、「大いなる報償」を得ようとするほど。大いなる報償でマヤを生き返らせれば、家族も元通りになると思ってのことだが……
 何が何でも優勝しようと気負ってのレース。途中までは順調に進んだが、クロスが攻撃で挑発したオーの反撃の余波を喰らい、アロー号は谷底に……ドンは再び自らのせいで大事なものを失ったと苦悩するが、原住生物が大破したアロー号からモリーとジョーダンを助け出し、介抱していた。
 次回はいよいよオーバン・スターレースの本当の目的と、大いなる報償の正体がわかる? 多分どっちもモリーが考えているようなものではないのだろうけど……


2008年02月19日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなおか#7と俗絶望#7

  みなおか #7「かめばかむほど甘くなるんだよ」。これはひどい。一話二話ならともかく、ここまで原作の雰囲気台無しの話が続くと……何がいけないのか考えると、いくらカナがいれば話が動かせるとはいえ、カナを便利使いしすぎなのじゃないかと思う。カナは確かに勘違いで周囲を振り回すキャラだけど、それだけで話を動かすとカナが「それだけ」のキャラになってしまう。そうすると、当然チアキも嫌味を言ってばかりのガキになってしまう。まとめ役としてのハルカも統制が出来ない影の薄いキャラになる。そんな話が連発しては……
 後発でオリジナル中心に話を作らなきゃいけない不利はわかるけども、もうちょっとやりようってものがあるんじゃないの?

  俗絶望 #7。うわ、のっけにリリキュアですか。w 新房監督ならいかにもやりそうだったけど……その後のAパート「百万回言われた猫」は普通(って言うのか?)だったけど、藤吉晴美のマイノリティ無自覚ぶりが微妙に痛くて……自分にも。Bパートの「絶望チャンネル」は元ネタがよくわからない……タイトルの「赤頭巾ちゃん、寝る。気をつけて」は「赤頭巾ちゃん、気をつけて」が元ネタなんだろうけど。Cパートの「津軽通信教育」。これは原作複合ネタか。受験生優遇の日本に載ろうとする望が本末転倒に資格マニア化してしまうのだけど……けど、いろんなアニメの手法を再現。Cパートで実験的演出をするって方針なのか。

P.S.ああ、そうだ。こう言えばいいんだ。
「絶望した! 雰囲気台無しのみなみけおかわりに絶望した!」


2008年02月20日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#19と狼と香辛料#8

  もっけ #19「メクラベ」。この前の話がきっかけで柔道を始めた瑞生。調子が良かったのも最初の内、腕を怪我して見学することになってしまう。そんなある日、人間の頭蓋骨を見つけてしまう。しかもその頭蓋骨が話しかけてきた。「本物の頭蓋骨ではない」と言う頭蓋骨は、ゴミの山から掘り出してくれた恩返しをしたいという。だが、取憑くとかそんなことしか出来ず、ただでも憑かれやすい瑞生は最初聞く耳を持たない。が、ふと思い立って、その物の怪に「憑かれないようにするコツを教えてくれ」と頼む。

 妖怪の指南で妖怪に取憑かれない訓練をする瑞生。その成果が現われたのか、ちょっとしたものなら跳ね返せるようになったことに気を良くする。しかし、姉の静流には瑞生に何か良くないものがまとわりついているのが見えてしまう。頭蓋骨の妖怪に気を許し始めていた瑞生は、そんな静流の心配を解消しようと会わせるのだが、頭蓋骨が瑞生の身体を操って静流の首を絞めさせる。
 裏切られたとショックの瑞生だが、苦しむ静流を見てこれまでにない気力を振り絞って呪縛を打ち破る。が、頭蓋骨は「最後に良い訓練になっただろう」とでも言いたげに犬に自分を咥えさせて去っていく……本当にただのふりだったのか、それともくやしまぎれなのか……でも、頭蓋骨の訓練がちょっと役に立ったことも事実のようで、また瑞生もやはり憎みきれないよう。「人を食う」以外の道が開けたのかな?
 って、良く考えたら「いまさらそんなめんどくさい皮なんかいらん」って……本物かよ!w


  狼と香辛料 #8「狼と正しき天秤」。教会都市ボロソンに入ったロレンスとホロ。ミローネ教会からの報償として受け取った胡椒をここで売りさばこうとするが、細工のある天秤でのインチキをホロの機転で見つけ、逆にそれをネタに脅して信用買いで商品としては儲けの固い武具を大量に仕入れる。近くの大都市リュビンハイゲンに行けば、毎年ある遠征の需要で確実に売りさばけるのだ。ホロにせがまれ尻尾の手入れ用の香油を買う約束もするのだが、リュビンハイゲンへと向かう途中、一人の羊飼いに出くわす。

 話数間違いではありません。#7はDVDのみの収録だそうです。オリジナルエピソード?
 で、この話から二巻の内容。ホントにペースがゆったりだな。ロレンスはうっかり食い物の話をホロにしてしまったばかりにホロの食い気を刺激することに。ホント学習しないなぁ。が、ホロの機転で取り引きを誤魔化されそうになったのを防いだどころか、それを逆に儲けのチャンスへと変えたので何も言えず、香油まで買う約束を……まあ、現時点では二人とも意気揚々としてるんだけど、これがとんでもないことになるのが次回以降。
 それはともかく、まあ、これが実際のヨーロッパが舞台だったらいろいろ突っ込みたいところがあるんだけど、まあ、実際のヨーロッパがモデルの架空世界なんで、その辺はアレ。で、それもともかく、最後に出合った羊飼いの娘、ノーラ。彼女も独自の事情を抱えていたりするのだけど、それも次回以降。今回はいろいろ伏線張りの回なので、以後の展開のネタバレなしだと書けることが限られるなぁ。むむむ。


2008年02月22日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 明日が早いので今日はこれだけ。

  NHK-BS2でカウボーイビバップを放送するらしい 。番組予約してて初めて気がついた。


2008年02月23日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のらみみ#8とペルソナTS#8

  のらみみ #8「タコヤキネバーランド」。特に売りがないのらみみに居候先の面接話が……でものらみみはお使いの最中。そののらみみに、居候先を紹介するという怪しい人物が近づいてくる。結局それはキャラ誘拐だったんだけど、面接話もそいつが誘拐しかけたキャラの家からのものだったのでおじゃんに……おまけに憎まれ役をやらざるをえなくなって踏んだり蹴ったり。
 後半、「アンドリュー・ザ・ドッグ」は元スパイの犬キャラに出会う。抜き出てきた組織に追われているというアンドリューは情報屋と接触して留守にする間、居候先の子供の相手を頼まれる。「俺に何かあったらその子を頼む」と言われてちょっと嬉しくなるのらみみ。でも、アンドリューがその子を危険にさらさないためにわざと「お別れ」しようとするのを見て、逆に引き留めることに……アンドリューは特殊能力のキャラコピーでのらみみの格好で再び居候する。後半ののらみみは前半のかっこ悪さをおぎなって余りある男っぷりだったなぁ。

  ペルソナTS #7「私という他者」。前回の一日警察署長の報償にめぐみとカナルがもらった宿泊券で海辺の民宿に泊まりに行った一同。その中にめぐみのダンス部の先輩・田辺悠美を連れて行く。無気力症は免れたもののマレビトによるペルソナ引き剥がしの後遺症で未だ精神的な不調をかかえていた彼女を元気づけるためだが、慎たちのペルソナを見てから様子がおかしいめぐみを、却って悠美が気遣う。だがその晩、悠美の姿が消える。見つけ出した彼女は灯台の上から身を投げようとしていたが、それを止めようとした慎たちを不思議な赤い髪の少女が阻む。

 ペルソナを引き剥がされかけても無気力症にはならないのね。でもペルソナ発現ができなくなったり、PTSDを抱えたりと後遺症は深いようで。
 で、今回はメインはめぐみの事情。拓朗が友達の仇を討つため、また自分たちの身を守るためにペルソナを自在に操れるように自主トレーニングしてるのを見て否定的なことを言い続けるめぐみ。慎が事情を説明し、警察がアテにならない以上自分たちで身を守らねばならないという説得にやむなく首を縦に振るがそれでもまだわだかまりを持つ。
 が、先輩の悠美の危機に際し、慎たちが謎の少女に釘付けにされたためにめぐみは自身のペルソナを発動させる。めぐみは幼い頃トラックの衝突事故でペルソナを発現させ、自身は助かったのだが同乗していた弟は事故で命を落としてしまっていた。それが自分のせいだと思いこんだためにペルソナに対しても影抜きに対しても否定的で有り続けたのだった。
 慎たちのマレビトとの臨戦態勢が整いつつある一方、白い羽根と共に現われる少女の存在が姿を見せる。ペルソナやマレビトと関係はあるのだろうけど、今のところ敵か味方か、導く者か阻む者かもわからないな……次はカナルの事情らしいけど、そういえばまだカナルのペルソナって画面に登場したことなかったな。


2008年02月24日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#2とキバ#5

  ゴーオンジャー #2「無茶ナヤツラ」。新たな蛮機獣が現われ、現場に直行するゴーオンジャーの三人。ダムを汚染していた蛮機獣は撃退するが、三人の留守中にボンバーが誘拐されてしまう。誘拐したのは軍平。自分がゴーオンジャーになろうとその秘密を聞き出そうとしていたのだ。やっぱりゴーオンジャーになりたい範人と共にゴーオンジャーの力の源で炎神の魂・エンジンソウルとセットの「エンジンキャスト」を盗み出すのだが、そんな時に再び蛮機獣が現われてしまう。

 今回の話でメンバーが三人から五人に。エンジンキャストを盗み出した二人だが、ゴーオンジャーたちが巨大化した敵に対し、エンジンオーを呼び出せないのを見て決死の覚悟でエンジンキャストを届けに……結局そのガッツを変われたのか、やはり盗み出したチェンジキャストで変身、なしくずしに第四、第五のメンバーに……そんなんでいいの?
 軍平がなんでゴーオンジャーのことを知ったのかとか、よくわからんがそういうものとして流した方がいいのかなぁ……
 まだパートナーになる炎神が現われないということで新メンバー二人はまだエンジンソウル抜きだけども、現われたとして、三体合体のどこに付け加わるのだろう? それとも早々に二号ロボ?


  キバ #5「二重奏・ストーカーパニック」。これまでの挙動不審のために地に落ちているご近所さんの評判を挽回しようと、近所の人たちを招いてバイオリンの演奏会をしようとする渡。だが緊張してしまい大失敗……こんな自分を変えるには、もはやあの人にお願いするしかない! と名護に弟子にしてくれと頼み込むが、名護はそれを許可する代わりに同僚の恵を影から見張るように言う。名護は恵がキバと頻繁に出くわすなんらかの理由があると思って監視していたのだが、恵に嫌われているため渡にそれを代わりにやらせようというハラ。だが、渡は途中で「自分も名護に頼まれた」というあからさまに怪しい男の言うことを信用してしまい、さらに監視が恵にバレて恵からも名護からも叱られてしまう。
 22年前、ゆりにつきまとい続ける音也だが、彼女のバイト先「マル・ダムール」で妙にコーヒーに五月蠅い男、次狼と出くわし、叩き出されてしまう。が、その次狼はどう見てもガルルの人間体だった……

 二号ライダー・ハンターが出るかと思ったら肩すかしでしたな。まあ、あのデザインはちとどうかと思うので、あまり期待はずれでもないのですが……
 しかし母娘二代でファンガイアに攫われるゆりと恵。こういうのって血筋で遺伝するものですか? おまけに現代のファンガイアはストーカーだし……なんかファンガイアの行動基準がよくわからんくなってきた。
 過去編では音也がガルルと出合ったところが描かれるが、明らかに人間外のガルルと、ただの人間の音也が出合ってどうしてガルルが幽閉されて渡に協力することになるのか……とか謎に思う間もなく次回は第二のフォームチェンジ・バッシャーフォームが登場らしい。まあ、ガンフォームなんですが。人間体は美少年にセーラー服って、狙いすぎ……半魚人ってことらしいけど、モンスター体はどんななんだ? 怪物くんの半魚人みたいなのじゃないだろうけど。

P.S.CMで「仮面ライダー電王&キバ」の劇場上映告知が……当初はVシネマって発表だったけど、それなりに反響があったのだな。4/12だから一応GW映画になるのかな? 脚本もこれまでの情報だと小林靖子らしいし、安心か。
 しかし「クライマックス刑事」って……


2008年02月25日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オーバン#22

  オーバン #22「新事実」。落ちた谷底で息を吹き返したモリーとジョーダン。地上に戻ろうと道を探すが、危険な道や心に思ったものが幻覚に見える広場で幽霊のようなものに追われたりと息をつく暇もない。が、そんなとき逃げ込んだ洞窟で意味ありげな壁画が刻まれているのを見つける。そして、自分たちを「創造主」と言う光の玉たちによってオーバンスターレースの紀元と真の目的が語られる……

 これまで臭わされていた通り、オーバンスターレースは次のオーバンの支配者を決めるためのものだった。かつて宇宙に生命の種を蒔いた創造主たちはその力の使い方を誤り滅亡、数少ない生き残りはそのことを喰い、魂だけの存在になって宇宙の中心であるオーバン星の派遣を被造物たちにまかせることにしていた。ってことはやっぱり「大いなる報償」ってのはオーバンの支配者になることそのものか。権力やいろんな力は使えるだろうけど、人をよみがえらせることができるとは、ちょっと……
 サティスの部屋に無事出てきて生還した二人だけど、モリーはレースに優勝しても母をよみがえらせれないと知ってちょっとは動揺があるのか? 予告では乗りかかった船とばかりにレースに続けて意欲を見せてるけど。
 あと、今回のアクシデントでジョーダンとモリーの仲がちょっと進展した模様。これまでジョーダンの一方通行ばかりだったからなぁ。心ならずもモリーを突き放しあまつさえ攻撃せざるをえなかったアイカ王子が割を食った感じでちょっとかわいそう。

[その他] まだやってたのか

  体に良いの悪いの!? 牛乳論争ヒートアップzakzak )。……これまだやってたのか。アホかとしか言いようがない。「 (1)牛乳カゼイン(タンパク質)は消化が悪い、(2)牛乳を多く飲むと骨粗しょう症になる、(3)牛乳の脂肪は酸化されやすい」って、(1)は消化が悪いものを取り除いていったら食えるものなんてどんどん減っていくぞ。第一消化に悪いから身体に悪いという論拠がわからん。(2)に関しては、カルシウムの過剰摂取は却って骨が脆くなるというのは事実だけど、それってサプリメントで過剰摂取するとかというレベルの量。牛乳の飲み過ぎで骨が脆くなるなんて、何リットル牛乳飲むつもりだ? (3)もバカバカしい。酸化されにくい脂肪しか取らない生活を送ってるのか、この医師は?
 胃腸内視鏡分野では権威とのことで、それなりの見識があってしかるべきなのにこんなアホな話を平気でするってのもどうでしょうかね。論破とかいうレベルじゃないですよ。新谷医師はさっさと謝罪して騒ぎに収拾付けた方が結果的にいいんじゃないでしょうかね?

  児童ポルノ:単純所持に罰則も検討 自民が法改正へ毎日 )。「 アニメやコミックの児童ポルノへの規制は「表現の自由を侵す恐れがある」との意見が強く、見送られる見通し。」だそうで、とりあえず良かった。つか、児童の人権保護のはずの法案がどうして人権の存在しない創作キャラまで範疇にしだすかというのがかなりアレなんだけど。野放図の状態がいいとは言わないけど、明らかに話が違うでしょ。第一、「実年齢」が存在しないので主観で「児童ポルノ」と判断されかねないのは、アレ。18禁マンガはマンガ業界のある意味大きなバッファーとして機能してる部分もあるので、それを潰すってことはそのバッファーを潰すってことでもあるのだけど、アニメ・マンガは日本のコンテンツ産業とか言う割にその辺ちぐはぐだなぁ……


2008年02月26日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他][映画] M☆A☆S☆H

 明日NHK-BS2で「M☆A☆S☆H」をやるらしい。原作は読んだけど映画は未見。アカデミー賞特集か。録画録画。

[アニメ] みなおか#8

  みなおか #8「プールは別腹」。冬なのに水着話。今回は前回と違って安定した話。まあ、カナがメンバーを非常招集するのは同じなんだけど、非常識なことをさせるわけじゃないし。全員メンバーを毎回集めようとするからカナを無理に使って変なことになるんじゃないかとも。
 で、プールで困るのはマコちゃんと冬馬。いや、冬馬は藤岡からだけ隠してればいいんだけど。そういえばどうして冬馬が藤岡に女の子だとばれたくないかの話が抜けてるのでその辺がアレだなぁ。サッカー教えてもらってるから男の子だと思われ続けた方が都合がいいわけなんですが。
 で、マコちゃんは普通に女子水着……もはやあふれる大和魂も何も関係なし。
 今回の話は安定してたけど、保阪の使い方がやっぱりイマイチ。う〜ん。


2008年02月27日(水) 旧暦 [n年日記]

[読書] 補給戦 何が勝敗を決定するのか/マーチン・ファン・クレフェルト

 知人が読んでて面白そうだったので購入。読み終えました。が……  あれれ? これ読んだ記憶があるぞ???
 完全にではないけど、あちこちに読んだ覚えのある記述が……そういえば学生時代、図書館で借りて読んだような記憶もある。原書房から昔出ていたそうなので……
 ただ、当時は圧倒的に知識量も少なく、書いてある内容をほとんど理解できなかったのだろう。今読むと大変腑に落ちることばかりだから、当時理解していたのなら忘れるはずがない。
 本の内容は17世紀から20世紀にかけてヨーロッパで行われた戦争(一部は違うけど)において「兵站」のうちの「補給」がどのように変化し、またそれが戦争の形をどう変えたのか、具体的な数字や試算を交えて解説していく。移動先での収奪を含めた現地調達が基本だった中世〜近代期から、補給線なくしては軍隊の維持ができなくなった現代までなのだけど、なぜ補給線が確立するようになったのかと言うと、そこでは意外な事実が浮かび上がる。軍機能の安定化といより、むしろ補給線を作らなくては軍が維持できないくらいに軍隊の規模が大きくなってしまったからと筆者は明らかにしている。
 さらに新輸送手段の発明は必ずしも即時の補給革命をもたらさない……鉄道然り、自動車然り。結果、どういうことになるかというと補給可能な距離が、軍隊の活動を拘束するようになってしまったということ。実は現地調達がほとんどだった時代の方が軍隊の機動性は遙かに高かった――それには移動先が物資調達が可能であるかと、常に移動し続けないと軍隊自体が維持できないという別の拘束があったにせよ。
 そしてもうひとつ面白いのは、慎重な補給計画が必ずしも作戦の成功を約束はしない、という事実。杜撰な補給計画しかなかったにもかかわらず成功した作戦もあるし、逆に連合国のフランス上陸などは慎重に補給計画が立てられたにも関わらず、慎重すぎる補給計画のために兵站部門からの許可が下りず作戦を滞らせることになった事実がある。結局状況を打破するには状況判断力、決定力など、兵站以外の部分が決定的要因になることが多いという、補給の重要性を説明しつつも「補給が勝敗を決定するのではない」という、少し皮肉な結論に至っている。
 しかしだからと言って補給を軽視してもいいという結論には至らないし、また補給に関する誤解を具体的数字を出しながら解いていくという、大変面白い良本です。


2008年02月28日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 狼と香辛料#9とのらみみ#8と獣神演武#21

  狼と香辛料 #9「狼と羊使いの子羊」。道中出会った羊使いのノーラを狼避けに雇うことになったロレンスたち。ホロは妬いているのか警戒してるのか、敬遠し続けるが、無事道中は目的地へ。しかし街の衛兵は馬車に積んだ武具を見て怪訝な顔をする。また、怪しい男がロレンスを名指しで探していた。
 今回いろいろネタが割れるかと思ったら、まだ臭わせてるだけ。ホントに展開がゆっくりだな。ロレンスが安易にノーラとの同道を決めてしまい、正体がばれるかもとホロが警戒するが、あながちそれだけでもないような。
 しかし、上手く行ってるときほど落とし穴があるもので、流石に次回それが明らかになるか。ノーラもそれに巻き込まれていくのだけどね。

  のらみみ #8「ビッグ・キッチン」。のらみみが最近出入りしている家にはスミスというキャラがいた。料理が上手く、家事全般で万能という便利なキャラ。のらみみもご飯がおいしく、仕事で来てるのにごまかして何度も入り浸っていた。共働きで、特にママさんがバリバリのキャリアウーマンなためにスミスがいなくてはならない状況だったのだが、そのママさんが会社で倒れてしまう。病院でも仕事仕事と目をつり上げるママさんは、みんなに家で大人しく休むよう言われるのだが、スミスがいなくては家のことが何も回らなくなってることに気付き愕然とする。そして自分が家からも会社からも要らないと言われている気がして、スミスについ八つ当たりしてしまう。
 今回は30分で一本。のらみみがなんで勝手に上がり込んでご飯食べてるのかと思ったら、ちゃんとオチにつながってた。
 男社会でバカにされないように、家庭を言い訳にしてると思われないようにとなりふり構わず頑張るママだが、頑張りすぎが仇になって会社でももてあまされ気味になり、さらには過労で倒れてしまう。会社はこれを機会にとばかりにママを閑職に左遷。家のこともスミスがいなくては何もわからず、居場所を失ったと感じたママはヒステリックになってしまう。まあ、気持ちはわかるんだけど、周りが見えないほどの遮二無二ながんばりが、スミスに負担をかけることになってしまったのだけど……って、最後にはママさんも気付いて、もうすぐ中学進学で「お別れ」のスミスに、娘との時間を作るようになってめでたしめでたし。けど、やっぱそこに至るまでの経緯や心境が上手いなあ。ママも、スミスも、みんな頑張りすぎてて、でも周りのことが目に入ってなかったばかりに少しずつ食い違ってしまった。残りわずかだけどそれが解消されたのは良かった。
 のらみみはご飯食べたさに仕事をごまかしていたのがバレ、ハローキッズ59号店でいつも以上にこき使われることに……
 ところでスミス、「かわいいコックさん」みたいだなぁと思ったら、「かわいいコックさんキャラ」って……どんなキャラやねんw

  獣神演武 #21「悲憤の白衣」。ええ、まだ見てるんですw
 劉煌の実の父が慶狼だとわかり、劉煌はそれもあって慶狼の麾下に。岱燈も自分が汰臥帝の双子の兄だと知り、弟を助けるためにも慶狼を倒し賢帝国を平和にしようとするが、父親の死に加え劉煌の変心を知りショック。その上に史明の策略で天命を変えられ、慶狼が賢嘉爛舞を抜けるようになってしまう。そして今回、慶狼の過去を聞かされる。
 慶狼には慶狼なりの義があることは認める岱燈だが、やはり慶狼のやり方は認められない。つか、慶狼、自分の麾下の玄狼党の腐敗も止められないのに自分が皇帝になれば全てが上手く行くと思うって……まあ、一番の悪者は史明ってあたりになりそうですが、その前に誰か慶狼のおっさんに自分の部下の腐敗を教えてやれよw