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2012年03月10日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 何を言ってるかわからない人たち

  労組が大阪市を提訴へ 橋下市長の政治活動調査めぐりスポニチ )。「 大阪市の橋下徹市長が職員に回答を義務付けた政治活動に関するアンケートに関し、市労働組合連合会(市労連)が憲法で保障する思想、良心の自由などを侵害されたとして、市に損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こす方針を固めたことが10日分かった。12日の会合で弁護団と協議、方針を確認する。」。具体的に「内心の」思想、良心が制限されるような行為があったんでしょうかね? 勤務時間内の組合活動や大阪市長選の投票先強制は「思想、良心の自由」とはそもそも相容れないので、そういうことではないでしょう。むやみな思想信条の調査であれば不適という考え方もあるでしょうが、公務員法違反の行為が疑われ、それが業務にも影響している十分な疑いがあれば、それはやむなしというものでしょう。
 さらにその上で具体的な弾圧行為が行われてるならともかく、具体的事由は上げられてるのでしょうか? 「組合への市の支配」と言いますが、市に対し不当な権益を持つことを当然としてる疑いがあるのですから、何も恥じるところがなければ堂々と調査に応じればいいのです。
 しかしかつては「労働活動」って言えば身体や生命をかけて行ったものなのに、今や喚くだけしかできないとは、労組も堕ちたものですね。

  今解散なら国民怒る=岡田副総理時事 )。「 自民党などが求めている早期の衆院解散について「今解散すれば、国民の怒りは既成政党に明らかに向かう。何もしないで選挙ばかりやっている(との怒りだ)」と否定的な考えを示した。」。まず国民が怒るかどうかってのも希望的観測なんだけど、もしそうなったとしても、この論って別に国民の怒りが今進めてる政治の正当化にまるでなってないよね? 岡田さん、何言ってるの?
 それなら「今進めてることはしないといけない」ということを論理的に説明すればいいのに、ちっともできてない。その上で「解散すると非難されるから〜(自民、お前も道連れだ!)」って発言は、要は批難を先延ばしにして説得力を持たない政策をずるずる続けるというクソみたいな告白にしかなってないんだけど?
 まあ、民主党もゴミカスですが、今になって「政治家は自分たちのことしか考えてない云々」と言って橋下を安易に褒めてるバカもいい加減にして欲しいですね。「有権者としての責任」ってのがちっとも頭の片隅にもないんだから。どんだけ百姓根性なんだ、って話。


2011年03月10日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 兄好#9とRio#9

  お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! #9「兄妹のM:I:V」。今回から完全オリジナル。奈緒からの縁日の誘いを、下心丸出しで受ける修輔だけど、もちろん彩葉やAGE探検隊が絡んでくる。
 AGE探検隊は確かにキャラが立ってるけど、ちょっと多用しすぎでは。リビドーと崖っぷちからほとんどもう落ちかけてるギリギリの理性との間で変態女子三人に翻弄される、ってのがメインであって欲しいなぁ。まあ、今回は前回より暴走してて楽しかったですが。
 それに奈緒は兄の悶々とする姿やリビドーに浅ましく屈する姿を見てホンホンはしますが、基本的に兄好き変態義妹なのもお忘れなく。でも最後にしか出てなかったけど、繭佳、パーツ愛(乳首)がどんどん暴走してますな……

  Rio RainbowGate! #9「リバース」。リサが腹違いの妹で、更に復讐の相手とみられていたと知ったリオはショックで敗退、ハワードリゾートもカルティエに奪われてしまうのだけど、「勝利の女神」の復活を願うかつての対戦相手が集結、ってのは、定番ながらなかなかいい展開ですな。でも、オーリーやエルビスは結局役に立ってないんだけどw
 そして、謎の道化姿の人物に勝負を挑まれるリオ。街一つを作り出すくらいのロールルーラーの力を持つ相手に、迷いのあるリオは制御されるまま勝つことも負けることも出来ず勝負を続ける羽目になる。~   まあ、その謎の道化の正体が誰かとか、そこからリオの復活劇、とか、お約束ながら段々面白くなってきた感ですが、それより、ミントを連れて空を飛ぶジャックの姿が……マイティパワーとかジャックとか、「代々爆弾処理の家系」とかって、なんか変な設定だな、とは思ってたんですが、 マイティボンジャック かよ!www しかも「ご先祖様の衣装」とか、そのところだけBGMもそれになってて、懐かしすぎる。これってテクモが絡んでたのか。
 それと、ハワードリゾートを乗っ取られてからかつての余裕もどこへか、浅ましさ12000%のハワードオーナーですが、全部演技だったよう。黒幕はあの人ですか。


2009年03月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなえり#10と屍姫玄#10ちょっとだけ

  みなみけ おかえり #10「態度には」。南家になじんで態度がでかい冬馬が気にくわないチアキ。服が濡れて着るものがない冬馬に、チアキのいたずらが……
 チアキの悪気のないうんちくでイヤな思いをした内田。新たに訪れた藤岡にもうんちくでイヤな思いをさせるのではないかとハラハラするのだが……

 ぶっちゃけ、チアキっていろいろギリギリだよなぁ。ギリギリを踏み外すと「おかわり」みたいな「いつも怒っているイヤな子」になってしまうわけで。今回はそのギリギリぶりが主。普通赤いアメをなめてるときにエンジ虫の話をすれば、そりゃ嫌がられますわ。まあ、私は平気でしますが。コチニール色素は天然素材ですが変異原性はあるようです。と、嫌がられるうんちくを。
 あとは冬馬。今期は冬馬がらみが多いなぁ。なし崩し的に、というか、チアキからライバル牽制とかの意味で男の子役を藤岡の前でし続けることになってるのだけど……いや、それはチアキの言いがかりかと。あと、むやみに役に忠実だから女優なのか。
 最後は、ナツキがハルカにお願いに行く話。冬馬の「チアキには嫌われるな、カナは関わると面倒だからスルーしろ」ってのは正しいのだけど、ナツキにかかってはどう考えてもおかしなことに……ナツキマイスターのヒトミを呼べ!


  屍姫玄 #10「生者の価値」。いや、わりと毎回だけど、今回特に良く動くなぁ、と。話は現在オリジナル展開なんですかね? あと、原作の展開ちゃんと追ってないんでわからないですが。オリジナルだとすると、かなり上手いこと持っててるかなぁ、と。ソウルイーターはオリジナル展開に入ったところでテンションが下がったのは否めないし。いや、デスシティロボとかは面白かったですが。


2008年03月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オーバン#24とバンブレ#22

  オーバン #24「カナレットの復讐」。レースの真の目的を知りながらも家族のためではなく、全宇宙をグロックの野望から守るために最終レースに挑むモリー。自国だけではなく全宇宙を救うにはモリーが次のアバターになるべきだと考えたアイカ王子もクロス将軍から離反し、共に戦うことに。が、強力なクロスの攻撃にアイカは離脱。モリーも苦しめられるが、一か八かの反撃でクロスを撃破し、モリーは優勝を手にする。
 現アバターであるサティスは次のアバターとしての継承儀式を早速行おうとするが、アイカがアバターとして相応しいと思っているモリーは、レース中離脱したアイカを探そうと飛び出してしまう。が、それが最悪の事態を引き起こすことに……

 オーバンスターレースはアイカとの共闘もあって、意外とすんなりモリーの勝利に。と言ってもきっちり盛り上がってますが。
 でも、次々と脱落していくファイナリストたちが、結構感情移入してしまう。特に、お互いの友情(愛情?)を確かめつつ、圧倒的に上位のクロスに突っ込んでいくニンとスクンが……
 その中で意外なのがO(オー)。オーは一万年前のレースにも参戦していて、しかも最終レースで決定的な場面に出くわしていた。その現場で、昔を回想しながら瞑想に入る。
 しかし勿論それで話は終わりではない。これまで意味ありげに出てきていた地下に幽閉されたカナレットの存在がレースが終了して一件落着のはずの事態を一転させる。
 カナレットは前のアバターで、アバターで居続けようとした邪悪な存在。サティスがその野望を阻み、アバターとしての魔力で一万年間封印していたが、その期限が切れたことにより復活。力ずくでアバターの地位を奪って、現銀河を「不完全な存在」と断じて消去しようとする。
 サティスがアバターの力を失いつつある今、どうやってカナレットの暴挙を止められるのかが。ファイナリストたちが全員集合で当たるのかな?


  バンブレ #22「勝者と敗者」。オリジナル展開になって数話だけど、ちと今回の話は大味というか……試合が「一本」だけになってるのが、また……倉田さんが剣道の試合を作れないってのはまあ仕方ないんだけど、いきなり珠希がテンパって「禁断の突き」をリンに使うのが……第二期も決定したらしいけど、珠希が初めての敗北を知って、それを乗り越える展開にして締めたいのはわかるけど。ちといろいろアレな展開で、結末をどうけりつけるか。ちょっと今回の展開の雑さは尾を引くような気が。


2007年03月10日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日の「突っ込まずにいられない」

「五秒数え終わるまで押えててね」
(心の中で一秒に一つずつ、五まで数えて)「もういいですか?」
「まだ早い。もっとゆっくり五秒数えて」
「……」(それって「五秒」じゃないんじゃ……)


  慰安婦問題―国家の品格が問われる朝日 )。まあ、あちこちで言われてることですが、「 どのようにして慰安婦を集め、戦地に送り、管理したのか。その実態は地域や時代によって異なる。しかし、全体としては、植民地や占領地の女性たちが意思に反して連れて行かれ、日本軍の将兵の相手をさせられたことは間違いない。」細かな事実にこだわって弁明ばかりするよりも、民族や女性の人権問題ととらえ、自らの歴史に向き合う。それこそが品格ある国家の姿ではないか。」。どう見ても河野談話の「強制性」から日本政府の責任につなげたいのに必至で、「何も言わずに認めろ!」という趣旨の、それだけで言論の自由を拒否するという、新聞とは思えない社説。いつも通りといえばいつも通りなんだけど。
 朝日新聞が吉田某なる詐話師を紙面に再三登場させて散々韓国や日本国内を煽り、吉田某の著作が事実無根だったことがわかっても、そのようないかがわしい人物を紙面に載せたことを恥じることもせず、それどころかその「虚偽の告白」の上に作られた「従軍慰安婦」なる言葉を、実態が虚偽だとわかったまま言葉を一人歩きさせようとしてことは、顧みないわけですね。大手新聞社の品格が問われると思いますよ? そんなものあれば、の話ですが。

 で、今回のバカ騒ぎの発端の一つとなった NEW YORK TIMES記事 。はいはい、 大西哲光 大西哲光 。この人がどういう素性の人かは知らないけど、いい加減迷惑にもほどがあると思う。(マツケンサンバをゲイ文化と結びつけたトンチンカンな記事も書いたこともあったし)

 で、もう一つの火元の米下院議員マイク・ホンダ氏。 ホンダ氏主張は、韓国系が多い選挙区が背景か?毎日 )。まあ、そうでしょうね。それだけではないだろうけど。


  北朝鮮:金融制裁の完全解除が先決 金次官毎日 )。「 「金融制裁はすべて解除するとの約束があるので、もし解除できなければそれに応じ、われわれの措置(履行)も部分的にならざるを得ない」と述べた」。って最初から全部履行するつもりなんてないくせに。ま、それはともかく、 「 「少しも動じない。われわれは(日本を)重要視していない」と言明」。金次官は一人で(ってわけでもないけど)世界を相手に回しているんだから大したものだと思ってますが(割と本気で。やってることの是非はとりあえず別)、「重要視してない」とアピールしてることが、最低限でもそう言って日本側の動揺を誘おうとしてるくらいには重要視してる、ということなんですが。あと、ここのところ続いている朝鮮総連の締め付け強化に対する牽制でもあるのかもしれませんね。そうだとすると、逆に締め付けはきいてる、ってことになりますが。
 ま、様々な制裁解除はのらりくらりとやるがよろしかろうと思いますよ? 手持ちの札は多いに越したことはないし。


  女性初の宇宙飛行士テレシコワさん、70才にCNN )。失礼ながら、まだご存命とは存じませんでした……宇宙からの第一声「わたしはカモメ」が有名ですが、別に名言というわけではなく、コールサインが「カモメ(チャイカ)だったので、「こちら、カモメ(ヤー・チャイカ)」と言ったのを意図的にか否か、日本で誰かが「わたしはカモメ」と訳したらしいですな……いろいろと興味深い逸話だと思います。いずれにしても、テレシコワさんの偉業は(無論テレシコワさん一人の偉業ではないが)なに隠れるところはないわけですが。
 しかし「片道切符でもいいから、火星に行ってみたい」ってのが、老いて尚夢を持つ(実現可能かどうかはともかく)ということで、中々すばらしいと思いますです。はい。
 いや、それなりに本気でそう思ってるんだって。


2006年03月10日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 気持ちはわからんではないのだけど……

  放蕩オペラハウス さん経由で 芸能人声優反対同盟 。う〜ん、まあ、確かに「話題集めのためだけに下手な芸能人を使って作品ぶち壊し」は勘弁してほしいところだけど、実際のところ「声優」と「非声優」の境って結構曖昧だと思う。現行放映では「練馬大根ブラザーズ」に松崎しげる氏が出てるが、あれは歌手である松崎氏だから出来る役どころのわけで。あの声量がないと番組引っ張れないでしょう。また、妙に声優ずれしてない人を持ってくることに意味がないとも思わない。確かに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で織田裕二と三宅裕司が吹き替えたときとかは勘弁してくれと思ったが。これは一概に反対じゃなくって「登用の意図と結果による」としか言いようがないなぁ。

  中川翔子:東京アニメセンターに興奮「夢みたい」毎日 )。 出崎監督も「制作者にも刺激になる施設。中川さんのような熱心なファンの期待に応えられる作品を作らないと」と話していた。まあ、かなりの程度リップサービスだろうなぁ、と思うのは意地が悪いのか。「熱心なファン」ってのはある程度勝手に食らい付くもので、むしろどう「熱心でないファン」を牽引するか、って方が成功には重要なんでないかと。

  あなたたち著者は、アマゾンなんか見ないほうがいい。ある編集者の気になるノート )。そういや、以前amazonだったかで著者がレビュー点数を多量登校してたって事件があったっけなぁ。確かにamazonの書評は玉石混交、ってより石がむしろ多いし。変な評を気にするのなら、見ない方がいい、というのはそうかも。

 あ、 ベム、ベラ、ベロの指が五本ある (妖怪態は三本だけど)。あの手を突き出して「おいら、怪しいものじゃないよ!」と怪しさ全開で言うのが楽しみだったのに。これもご時勢か。

 このエントリは意図的にオタク方面に振ってお送りしました。


2005年03月10日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 東海道五十三次殺し旅 桑名

 現在テレビ東京系昼に放映中の「新必殺からくり人」第十話。
 天保太夫一座は、焼き蛤で有名な桑名の宿にたどり着く。東海道本道の宮(熱田)と桑名の間は「七里の渡し」という海上路があり、その舟客でとても繁盛していた。
 その桑名の七里の渡しの絵で赤く浮かび上がったのは渡し舟の帆。ブラ平がこの辺りの渡し舟の工場を調べると、ヤクザのような男たちに船大工らが奴隷のような扱いを受けていた。その船大工の一人・小吉に、しのという女に届けてくれと文を託されるブラ平。どうも逢引の連絡のようなのだが、男のただ事ならぬ様子にかえって面倒に巻き込まれてはと届けるのを躊躇う。
 小駒はそれを聞いて自分が届けると買って出、その相手がいる角屋へと赴く。しかしそこでも帆を作る機織の女たちが無碍に取り扱われていた。小駒は監視の目をかいくぐって文の相手のおしのを見つけるが、おしのは身体を患っている様子。おしのだけではなく、そこにいる機織の女たち皆が身体を壊しているようすなのだ。
 そのことをお艶に話し、すぐにやっつけようと息巻く小駒。しかし一体誰が悪の親玉なのか見極めるのが先決と、お艶はたしなめる。
 そのお艶を、角屋の主人善兵衛が訪ねてきた。江戸の芸人がやってきたと聞き、そののどを聞かせて欲しいというのだ。お艶は当地縁の「桑名の殿さん」をつまびくが、善兵衛は他の歌がいいと止める。
 一方、雨の中小吉と待ち合わせ場所の神社の境内で落ち合ったおしのは一緒に逃げよう、と小吉に迫る。実はおしのは機織の仕事と騙されて借金のかたに田舎から来たものの、女郎として身体を売らされ、身体を壊し客が取れなくなると機織としてこき使わされ、たまにやはり囚人同然に取り扱われている船大工たちの相手をさせられていたのだ。
 おしのの身を案じるものの、決心がつきかねる小吉。しかしおしのがいないことに気付いた角屋に戻ることもできない。こっそりと逢引の現場を覗きに来た小駒が姿を見せ、自分のところでおしのを預かると申し出る。

 オーソドックスながら綺麗にまとまった一本。
 船が出なければ客も宿にとどまるしかない。客がとどまらなければ町も潤わない。そうやって桑名の宿を支配している角屋善兵衛は、それのみならず、船大工や機織たちをこきつかい、あくどく利益を挙げていた。「桑名の殿さん」はちと歌詞がネットで見つからなかったのだけど、吝嗇家の殿様が茶漬けで食事を済ませてまで倹約することを揶揄して歌ったとして、善兵衛を揶揄するのに使っている。もっとも本当は明治〜大正に桑名にあった米取引所で儲けた桑名の旦那衆が東京で豪遊し、酒宴の最後にしぐれの茶漬けで締めにしたことを歌った歌らしい( 参考 )。だから、本当は大分新しい歌なんですな。
 まあそれはともかく、虐げられた二人が身を寄せ合い、しかし女は病に倒れ、男もそれを知って自暴自棄に角屋に乗り込み、返り討ちに会う。虐げられたもの同士のすがるような間柄と望郷が丁寧に描かれている。
 殺陣のシーンも、角屋に乗り込む小吉を追い、しかし目の前で切り殺されてしまった蘭兵衛が怒りに燃えて角屋の手下を切り殺し、善兵衛の前でわざと彼の嫌う桑名の殿さんを歌詞を変えて歌うお艶と、見ごたえがある。
 細かいところでは、おしのを宿に連れ込んだ小駒が(きっとすぐに見つかってしまうだろうから)はやまったことをしたねえ、と蘭兵衛にしかられたり、案の定女中が女の人が一人増えたと主人に話すところが結構良く出来てる。善兵衛に支配された町でどうやっておしのを隠しとおすか、というのがひとつのみどころ。
 ところで今回、BGMを聞いてると、殺陣のシーンの「仕掛人」はもちろん、仕置人、仕留人、仕事屋稼業、無印からくり人、仕業人、新仕置人(あと仕置屋稼業もあったかも)と、過去の潤沢な音源を使いまわしてるのはある意味すごい贅沢なことかも、と思ってしまった。末期の必殺と違って、画面もBGM負けしてないし。


2004年03月10日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] どうでもいいことが気になった。

 体調は相変らずです。ええ。
 友人が「BSE騒ぎの中ですき家だけが順調に売上を伸ばしてる」と言っていたので、それって値段が効いてるだけなんじゃない? と思い、 吉野家松屋すき家 各社の豚丼の値段を調べてみる。(すべて並盛り)
  吉野家は三二〇円松屋は三五〇円すき家は二八〇円 と、牛丼(牛めし)と同じ値段を保っているのはすき家一社のみである。一応各社の豚丼(豚めし)を食い比べてもみたが、松屋、すき家が肉を薄くして牛丼(牛めし)との違和感を少なくしてるのに対し、吉野家は肉が厚めで、しかもタレが牛丼のタレの流用なものだから、豚肉の臭みが気になってしまう。これじゃ客足は遠のくわ。あからさまに牛丼ひとつに商品を絞ってきた弊害(多商品を扱うノウハウ、商品の開発能力)が出てしまった形となる。吉野家としては米牛肉輸入再開までひとまずしのごう、ということだとは思うが、日米の交渉は遅々として進まず、この状況がどのくらい長引くのか見通しが立たない、というのが正直なところだろう。すき家がどういう企業努力で豚丼の値段を抑えているのかわからないが、他社の焦りは吉野家の豚丼期間限定二五〇円セールや松屋の牛めし限定販売再開などにあらわれているように見える。さて、どうなることやら。


2002年03月10日() 旧暦 [n年日記]

販売停止、そして再開

  Xboxの不具合に関して、店側への説明がまったくなかったとして、8日に販売を一時中止していたLAOXなどが、9日に、対応が見られたとして販売を再開した らしい。まあ、色々思うところはあるけど、ここはひとまず、MSにしてはフットワークが軽かったことを素直に認め、評価すべきだろう。
 ハリケンジャー、今日はイエローが主役でしたが、イエロー役の役者さんは「おごってジャンケン隊」によると、二十歳前にして「三つ会社を作って潰した」そうです。ハリケンジャー本編よりそっちのほうが面白い。敵の能力はセッコでした。以上。
  龍騎 は、初の本格的なライダーVSライダー。負けたほうは容赦なく契約モンスターに食われるらしい。あちこちホラーっぽい演出。 白倉プロデューサーのインタビュー によると、ライダーVSライダーと言う話にしたのは、昔とは違い、世界にいくつもの「正義」を唱える者達が争いあい、そして結局争いがなくならないことを視聴者たちがすでに見ていることを反映しているという。イスラエルとパレスチナ、アフガンとアメリカ、その他諸々……たしかにそのとおりで正義が悪を倒してめでたしめでたし、では、済まない。
 デジモンテイマーズは、樹里父の行動が妙に泣けた。健さんばりの渋さである。うむむ。しかしいい年したおっさんがポーズつけてカードスラッシュしたり、グラニの活躍に妙に山木主任が興奮したり、熱いと言うか、大人気ないというか……
 ギャラクシーエンジェルは、前半は魂入れ替わりネタ。エンジェル隊の面々の中身が入れ替わってしまうのだが、中身は入れ替わっても、なんと声優を変えると言う姑息な事をしない。こういうネタやると、声優の力量の差がはっきりわかるものだけど、やっぱりはっきりわかりました。(^^; 田村ゆかり、かないみか(YT氏の指摘)はやはり上手い。沢城みゆきも現役高校生とは思えない達者さ。山口眞弓は……ようわかりません。(^^; なんせ、今回が声優生活ではじめての女役(なんかそれも間違ってるような)で、「どう演技したらいいですか?」と聞いたら「おっさんくさく演技してください」と言われたそうだから……これで、仕事の幅が広がるといいね。主役の新谷良子嬢は、まあ、おして知るべし。でも、頑張ってたのは感じられまして、誰が入ってるかはわかりました。最後のほうは誰が誰やらわやだったので、思わず表まで作ってしまったり。後半は、思わず「シュライク?」と思ってしまう。思ってしまうよなぁ……あ、ハイペリオンの続編の「エンディミオン」が文庫落ちしてたっけ。読まないとなぁ。あと、この手の番組で「暴走族」でなく「珍走団」って言うのは珍しい……ってか初めてかも。
 うむ、なんか今日は眠い。ってわけでおやすみなさい。
 あ、寝る前に思い出した。2chで見かけた 面白いスレッド 。身につまされます。


2001年03月10日() 旧暦 [n年日記]

最終日

 いったい一日目とか二日目とか最終日とか何かというと、研究室にお客サンが来てるのに合わせて実験強化週間(週間じゃねえ)で、ついでに徹夜あけなわけで。
 ちなみに体力的には三十数時間連続可動でも結構大丈夫ですが、集中力の維持がやはりできなくなりますな。今回は仕方なかったとはいえ、二十四時間くらいで切り上げるのが本当は良かったかも。
 そろそろ卒業式のシーズンなわけです、夜の校舎窓ガラス壊して回ったな奴もいたりするのでしょうね。他人の迷惑顧みず、自己陶酔に浸って。
 そういう連中って親とか学校とか社会とかからの支配だとか勝手に思ってる場合があるわけだけども、だったら学校出たら自由かって言うとそんなわけはない。連中の考える「自由」なんぞ、この世のどこにもないのだ。ハッパでらりったヒッピーの頭の中ぐらいにしかない。被支配なんてのも所詮は幻想なのだ。
 しかし、そういう連中も身持ち崩して破滅でもしない限りは、それなりに家庭を持ったりなんだりとかして落ちつくわけだ。そして「俺も昔は無茶したよなぁ」などと、自分勝手にドキュンな悟りを開いたりするわけっす。でも本質は変わるわけで無いから、その価値観の中心というのはどこまで行っても自分中心。でも、身内以外の社会との折り合いもそれなりにつける知恵はつけるわけだ。過去の自分を反省もせず。自分勝手で自己に無批判で、理論だっても何もいないただの鈍化。しかし同時に別の、良い物でも悪い物でもない、それ以外の価値の中にあるものを身につけていく。それが健全な成長なのだ。我侭で自分勝手で論理だってもなにもいない、成長なのだ。
 連中でなくとも、多かれ少なかれ多くの人間がそうやって健全に成長していくのだ。それは多分、決して悪い事でもないのだ。
 それでも時々思う。健全なんてくそっくらえ。