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2013年03月16日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ジョジョ#22

  ジョジョの奇妙な冒険 #22「真の格闘者」。約一週間遅れなんでスイマセン。原作屈指の名バウトの一つ、ジョジョとワムウの戦車戦。肉体的能力的に圧倒的優位のワムウに対し、ジョジョがのっけからセコすぎるwww しかしそれにも増して圧倒的能力的優位かつ人間外な発想のワムウに圧倒される。ジョセフの作戦はひたすらセコいけど、そうでもしないと互角に渡り合えない相手なんだよなぁ。この時はまだスタンドなんて反則能力なかったし。
 一進一退の攻防に、二周目の武器、ボールボーガンで大きい方を欲張って取ったジョセフが不利に……と思ったら、ここでも状況に柔軟に対応して、逆転の一発を。ワムウに致命傷を与えたと思った瞬間、自身の傷をも利用したワムウの最後の反撃を食らう。
 今回やっぱ展開は早かったけど、動作画も良かったし、渾楔颯(こんけつさつ)発動のところで次回、という引きも良かった。あと、吸血鬼含めた観客席がノリノリすぎてワロタwww リサリサですらもノリノリwwww 次回は「勝てば良かろうなのだァ!」と「ウィンウィンウィン」が来るのか。


2011年03月16日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] Rio#11

 まあ、不謹慎だとのお叱りを覚悟しつつ、できる限り通常運行。

  Rio RainbowGate! #11「ナンバーテン」。ハワードリゾートを取り戻すため、カルティエの物となったカジノに殴り込みをかけるリオたち。復活したリオのロールルーラーの能力もあってあっという間に買い戻しの資金の15%を荒稼ぎするが、彼女らの前にカルティエの新たな刺客、「ナンバーテン」ことヤンヤンとアンアンがたちふさがる。

 ハワードリゾート乗っ取り以降話が転がっていることもあるのだけども、なんというかこのダメアニメっぷりが非常に心が癒されます。
 カルティエが自信満々に送りつけるので、強敵かと思いきや、運次第の神経衰弱ゲームで良い勝負。ヤンヤン曰く、「中国製のものにしか術が効かない」ということらしいのだけど、今だったら相当いろいろなものに効きそうだなぁ。つか、チョコがメイド・イン・チャイナって一応伏線だったんだ。あまり意味がない伏線だけども。
 なんかこれまでにいろいろ撒いてきたキャラの性格とか展開とか、微妙にちゃんと踏まえてるのがなんかスタッフに妙に愛されてるなぁ、という感じがしてほほ笑ましいです。
 そういう部分もあるし、状況の変化もあるし、下らないと思ってたのが大事に思えるとは、思って見ませんでしたわ。
 次回はクライマックス直前なのに何故か温泉卓球。いいぞ、そのまま最後まで突っ走れ。w


2010年03月16日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#23

  キルミンずぅ #23「ラブラブオカメインコの暗号!?」。神浜キルミンズの中で唯一キルミンフォーゼできないタマオ。仲間からはそれなりに頼りにされているが、やはり一人だけ仲間はずれな感じがしてしまう。相談したナギサから、「動物と触れあってみるのがいいんじゃない?」と言われ、学校のニワトリ小屋で特訓するが一向に効果がない。そんなある日、タマオの家に一羽の鳥が迷い込んでくる。生き物を飼ったことがないタマオはおっかなびっくりだが、オカメインコだということがわかり、リムに似た声で「ダイスキ」とさえずるその鳥に愛着が湧いて「リムちゃん」と名付けて面倒を見ることに。
 仲間にも内緒にしていたが、タマオの様子がおかしいのに気付かれて怪訝な目で見られてしまう。密かに想いを寄せてるリムの名前を付けている気恥ずかしさもあってごまかすタマオだったが、オカメインコのリムが「サラワレタ」と言うのを聞いて、背後に何か大きな事件があると、慌ててキルミンズの仲間たちに相談する。

 また唯一変身できないタマオの話。コンピューターやハイテク関連では活躍するもののどうして自分だけ変身できないのか悩むタマオだが、ナギサに言われて動物と触れあうことから初めて見ようとする。ケンも最初はネズミなのが微妙そうだった割に早々にネズミとなじみ、その辺は実際に関係ありそう。タマオは普通に鳥が怖いみたいだし。
 が、そこに迷い込んできたオカメインコを世話することで、キルミンフォーゼする手がかりが得られるのではないかと考えたタマオ。おっかなびっくり世話しながら、リコたちに内緒で相談したママさんに「生き物を飼うと言うことは一時であっても命に責任を持つこと」と言われ、下心で世話をしようとしてた自分を戒める。
 けど、本気で感情移入してきたところで、オカメインコの言葉を真に受けてしまってまたドタバタなことに……誘拐事件と騒いでいたのはタマオの早とちりだったけど、オカメインコのリムに愛情を注いでいたのは本当で、ほんの少しだけキルミンコンパクトもレベルがアップする。なんで変身できるかより、なんでタマオだけが変身できないのかの方がキルミンの秘密に関係ありそう。キルミン深度が深くなるのがいいことばかりとも思えないし。
 今回もカノンは当て馬だったけど、次回は久々にビューティバットが登場らしい。
 けど、あのストリートミュージシャンのおっさん、あの外見で怪しむなと言う方が……


2009年03月16日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなえり#11

  みなみけおかえり #11「いいイメージ」。藤岡がカナにベタぼれなのを端で見てるばかりのリコ。でもいざ行動に移ろうにも二の足を踏んでしまう。だがカナのところに来たヒロコが面白がり、ユウ相手に告白の練習をさせ、良いイメージを植え付けようとするのだが……

 行動せざる空回り娘、リコがメインっぽいかな。藤岡がカナに近づくたびにやきもきして、仮装藤岡のユウがカナと仲良くしてるのを見ても嫉妬してしまうほど重症。でもヒロコが自分を「傍観者」と何度も強調する脇で、ケイコに「傍観者」のテロップが何度も出るのが……まあ、傍観者だからなぁ。
 あと、普通に努力してテストの成績がいいのにヤマカンでカナに負けてしまったり……理不尽だけど、普通に努力して満点のケイコに当たるのはやめよう。
 こんな面子が勉強会で南家に集まるのだけど、もてなしの心を微妙に勘違いしたカナが趣向をこらし、大空振り……まあ、中学生だから意識するよね……なのか?(カナは意識しなさ過ぎだけど)
 最後は小学生グループ。カナの気まぐれでチアキとマコちゃんがバレンタインチョコを作るのだけど……これは貰っても嬉しくないw マコちゃん、天国から地獄へ。

[その他] 「お前が言うな」というのも疲れる……

  社説:日テレ社長辞任 裏付け取材怠った責任は重い毎日 )・ 日テレ社長辞任―詳しい説明の責任がある朝日 )。いや、朝日はまだ最近は確認不足による飛ばし記事は少ないのでいいんですが(ネットで散々たたかれまくったせいだろうか)、毎日はいろんな意味でなぁ……いや、この社説書いた記者さんは真面目な方なんだと思います。けど、会社としてもうちょっとちゃんとけじめを取っておかないと、いつまでもあげつらわれますよ?


2008年03月16日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#5とキバ#8

  ゴーオン #5「時々オカン!?」。別に生活に困ってるわけでもないのにバイトに精を出す範人。範人がゴーオンジャーの任務そっちのけでバイトをして窮地に陥ったために走輔たちはカンカン。だが、連は「きっと範人のバイトには理由があるに違いないっす」と範人の話を聞く。実際はバイト先のクレープ屋で女子高生たちにちやほやされるのが楽しいだけなのだが、調子の良いところがある範人は「バイト代でたまにはみんなに焼肉でも食べて貰おうと思って」と口から出任せを言ってしまう。走輔はその言葉を疑うが、連はそれを間に受けて範人のバイトの手伝いまでしてしまう。そんな時、一度撃退した電磁石蛮機が現われるが、範人の言葉を信じた連は「俺たちだけでなんとかするから」と範人にバイトを続けさせる。流石に範人も疑いを持たない連の姿に後ろめたくなり……

 これまでは走輔と軍平がメインに出てたけど、今回は影が薄くなり気味だった連と範人。ブルーは冷静沈着なサポート役ってのが定番だけど、連はどっちかと言うとお人好しの世話焼きタイプ。って、「お前はオカンか」という軍平のツッコミが容赦ない。w
 元々調子のいいところのあった範人は、更に調子のいいバルカとの相乗効果で任務をおろそかにするが、最後には嘘をついてまで仲間を裏切ってることが後ろめたくなり、素直に謝る。
 しかし、ゴーオンジャーの存在って広く認知済みなのね、この世界……まあ、初出動のはずなのに軍平が何故か知ってたりってこともあるし。(その辺はノリなんだろうけど)


  キバ #8「ソウル・ドラゴン城、怒る」。レストラン常連客喪失事件の調査は失敗。そのことで今日も言い合いを続ける恵と名護。過剰なまでに名護を嫌う理由を恵に尋ねる渡だが、恵は「かつて名護は自分の父親をも告発した」と語る。にわかには信じられない渡だが、まだ潜入捜査していたレストランでシェフが作っていたソースがバイオリンに使えるかもといつもの調子で後先考えずソースを持ち出し、バイオリンに塗るが、その途端バイオリンが燃えだしてしまう……乗り込んできたシェフにソースを奪い返され、渡は首を言い渡されるが、明らかに怪しい。渡は変装してもう一度レストランに潜り込もうとする。
 一方22年前、カフェ・マル・ダムールの常連客が消える事件で、次狼に協力を要請するゆりたちだが、実は次狼こそがその犯人。ガルルに変身しては常連客のライフエナジーを奪っていた。それを知らずに次狼に協力を仰ぎ続けるゆりたちと、その次狼にライバル意識を燃やし空回りする音也。そんな音也は、本当はコーヒーが苦手なのに囮になろうとジョッキ一杯のコーヒーを飲み干して倒れてしまう。

 ああ、ガルル、ホントに悪い奴だったんだ。まあ、人間から見て、だけど。ガルルの正体と真意を知らないまま、助けられたと勘違いして次狼=ガルルに惹かれていくゆり。音也はゆりの気を惹こうと一生懸命だが、空回り……ホントの意味で身体を張ってバッシャーからゆりを守ったのは音也なのにねえ。
 現代では再潜入捜査→戦闘の流れに。つか、静香が普通にキバットと話してるんですが。キバットのこと知ってたの?
 戦闘シーンは巨大クリーチャーとキャッスルドランとの戦闘。ちょっと玩具ギミックがごちゃごちゃしてて、もうちょっとシンプルな方がいいかなぁ。シュードランとかの設定の意図がよくわからない。龍騎のドラゴンライダーキックっぽい決め技はちょっと面白かった。ライダーが弾頭……


2007年03月16日(金) 旧暦 [n年日記]

[読書] 大迷惑

 昨日も書いた 城をとる話/司馬遼太郎 を読了。
 面白いのだが、いやはや、なんと言っていいのか困る。
 話は関ヶ原決戦の前、上杉家の城下町である会津若松に、中条左内を訪ねて一人の男がやってくるところから始まる。男の名は車藤左。隣の佐竹家臣だが、出奔してきたと嘘か本当かわからないことを言う。だが、その実は仙台藩の伊達家が会津との国境に城を築きつつあるのを、内偵に来たのだった。だがこの車藤左という男、単に調べるだけでは飽きたらず、手勢も率いず自分一人でその城を落としてみせると言い出す。
 天性の人誑しで性格は豪放磊落、人には惚れ込むがものには執着しない、となれば、「花の慶次」で描かれた前田慶次そのもの、と思うかもしれないが、決定的に違う点がある。この車藤左、徹底的にはた迷惑なのである。話術、というのかなんなのか、半ば天性の才能で人を惹きつけ、他人に「この人のために働きたい」と思わせてしまう才能の持ち主であり、一人で城を落とすという途方もない試みも、荒唐無稽ながらつい「本当に出来るのなら」と手伝いをする気になってしまう。だが、まともに考えれば一人で城を落とすなんて正気の沙汰ではない。
 おまけに徹底的に場当たり的である。臨機応変ということもできなくはないだろうが、とにかく深く考えない。その場その場で思いついたことを実行していく。
 そんなだから、試みは上手く行かず状況は二転三転どころか十転くらいするのだが、段々藤左が引っかき回すうちに敵味方被害がどんどん雪だるま式に増えていく。しかし藤左は気には病んでも反省することなく、内心で「すまん」とか「悪いことをしたなぁ」と独りごち、それっきりそんなことは忘れてしまう。「城を落とす」という目的のために、全て道具として考えてしまう。これが普通ならば冷酷に思われるところだが、藤左自身の命も道具の一つとしか考えてないので、ある意味では徹底してる。「しかたないなぁ。俺の命をくれてやるしかないか」とあっさり考えてしまうところがある。単に「一人で城を落とす」という「夢」のために被害を顧みず没頭し邁進してるだけなのである。これが非常にはた迷惑な事態になる。
 左内を始め皆、藤左に惹かれてついてきて手伝ってはみるのだが、どんどんとんでもない事態になっていき、気がつくとのっぴきならないことになってしまい、唖然とする。「花の慶次」の前田慶次のように万能の天才ではないし、無敵の正義のヒーローでもない。
 敵も味方もそんな男にひたすら引っかき回される話(しまいにはいいようにひっかき回れた人々がばたばた死んでいく)なのだが、やはりどこか憎めない。ひたすらはた迷惑でどうしようもないのだが、司馬遼太郎もそうでありながら「これも男の夢」と考えて書いてるふうがある。
 もうしっちゃかめっちゃかだが、そのしっちゃかめっちゃかが面白い話だった。


2006年03月16日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 敬称の問題

 ここを見ている方は感じてるかもしれませんが、ここ、しばしば表現やら構成やらがゆらぎます。「敬称」もそう。敬称をどのようなときにつけてどのようなときにつけないか、これって結構迷いますわな。無難には全部つければいいのだけど、どうもしっくり来ない、で、今朝方基準がピンと閃いたんで以後それでやってみることにしますわ。

  新聞宅配をやめよと?中日 )。なんだか煙に巻くような議論。規制緩和に伴う特殊指定解除により、新聞戸配のシステムが維持できなくなる、という主張のようだが……「現システム」の維持は難しくなるのかもしれないが、「何故それがダメか」という辺りが、結局「新聞の神聖性」という信仰を根拠としているのがなんとも。どうにも胡散臭さの漂う論ではある。抽象的議論のままなので、結局 特殊指定廃止は新聞社の損得といった卑小な議論ではすみません。と否定しても、そういった「卑小な議論」に見えてしまう。 いま、事件事故の被害者を警察が匿名化する傾向に記者らが困っています。というのも、何が困るのかわからない。既得権益を次々と削られてあせっている姿にしか見えないのだが……「本当に必要なものを見抜いて」とその「必要なもの」をぼやかしたまま水を向けるのも、詭弁的理論の常套ではある。
 いずれにしても現状のままの新聞戸配制度は維持が難しいだろうと思うので、その意味では次のシステムがどうなるかは興味深くはある。

[マンガ] リニューアル、だけど……

 週刊チャンピオンで予告どおり佐渡川準「無敵看板娘」が「無敵看板娘N(ナパーム)」としてリニューアル新連載。中心のメインキャラのみそのままに、その他のレギュラー入れ替えで、一応前作との繋がりは考えなくても読める第一話になってる。今夏からアニメが放送との事で、おそらくそれもあってのリニューアルなんだろうけど……う〜ん、なんだろう、この微妙な違和感は。テンション自体はいつもどおりなのだけど、それを無理にいつも以上に盛り上げようとしてるところで、ちょっとしらけた感じがただよってしまう。とはいえ第一話だからという意気込みが空回りしてるだけとも思え、次第にまたなじんでくることを期待したい。
 「人形師いろは」は今回はハッピーエンド? 最後にいろはの姉が登場し、早々に生き人形を作るいろは周りのあれこれが出てくるようで……
 「ガキ警察」終了。アウトローが社会と折り合いをつける姿がひとつのテーマだったのだろうが、どうして雷が「ガキ警察」という枠にこだわるかがイマイチ不鮮明のため、雷の暴れっぷりがイマイチはじけ切れなかったのは残念。
 次回で最終回の「アクメツ」は振り切れっぷりを維持したままラス1。アクメツの文字通り命である「クローンプラント」を敢えて破壊し、悪に屈することをあくまで拒む。当初引っかかったアクメツの不死性や裁きの妥当性への疑問がきちんと織り込まれてもいるので、悪人が死ぬことへの暗い快感とセットになった背徳感や釈然としなさのガス抜きもされてる。「この国は本当に変わるのか」あるいは「変わるとしたらどう変わるのか」を最終回に期待。
P.S.まあ、言うほどのことはないけど、アクメツの「ファイナルアンサー」の前口上で「戦後日本は……」と言ってるけど、別に戦後日本に限定できる話じゃないんだけどなぁ。物語の最終的な敵が戦後に構築された政府の暗部なので、わざとそう言わせたのかもしれない。

[その他] 買ったもの

 ・ 小指の先の天使/神林長平
 ・ ノエイン もうひとりの君へ(1)/浅川美也
 ・ 蒼のサンクトゥス(3)/やまむらはじめ

 それと、レンタルビデオの放出品のイースト・ミーツ・ウェスト。


2005年03月16日(水) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 一応補足

 検校位については こちらのサイト が詳しい。江戸時代期の公家が貧しいのはおおむね本当だが、官位を授ける家はわりとうるおっているところも多かったというから、久我家なども実際は存外そうかもしれない。
 また、金貸しは検校でなければできないわけではなかった。盲人の保護として他の権利と共に金貸しの権利が認められており、勝海舟の祖父の男谷検校も盲人から金貸しで身を起こした。当時の日本は世界でも稀有な事に盲人が自活する制度が整えられた国だった。
 まあ、この辺はあくまで余談ということで。

[その他] ぐりぐり動く!

  ウシガエル 。flash movieだけども超絶なまでに動きます。


2004年03月16日(火) 旧暦 [n年日記]

[映画][アニメ] イノセンス

 少佐(草薙素子)が電脳の海に消えてから三年、九課のメンバーは失われたものをいまだ埋められずにいた。とくに傷が深いのは彼女の相棒だったバトー。さびしさを埋めるかのようにバセットハウンドに愛情を注ぐ毎日を送る。そんな彼を見て室長の新巻は「失踪前の少佐を思い出す」と感想を漏らす。そんな中、少女型のアンドロイドが所有者を殺害した上で自壊するという事件が立て続けに起きる。バトーは新しい相棒のトグサと共に、事件を追って行く。

 一言でいうなら、「人形」「犬」「攻殻機動隊」の三題話の押井映画。
 宣伝戦略の関係上タイトルからはずされたが、間違いなく映画「攻殻機動隊」の続編。2というよりは後日談っぽい気もするが、では前作の付属物に過ぎないかと言うと、この映画はこの映画で独立したテーマを持っている。
 ただ、その見せ方に難がある。ストーリーだけ拾うと単純なんだけど、それだけでは意味がなくて、演出や枝葉の部分が大事なんだけど、重要性が高い部分も高くない部分もあんまり見せ方の重み付けが変わらないため(特にセリフ)、押井作品のポイントがわかっていないとひたすら難解で意味不明に見えてしまう。けど、面白くないかといえば信者でない私にもそれなりに面白いという大変困った作品。
 でもやっぱり、宣伝の対象と狙っている層が明らかにずれているような……

[その他] あれやこれや

  両親にインターネットを使わせるとしたら両親にインターネットを使わせるとしたら──Part2ITmedia )。ちょっと前に兄弟で「ウチの親のPCでリモートアシスタント使っての指導や管理」の話が出たので、参考に。

[ニュース] 宇宙関係二題

  宇宙議員連盟発足へ読売 )と 環境観測衛星、商用衛星使った打ち上げも検討毎日 )。同じことの裏表なんだけど……後者は打ち上げ失敗によるリスクなどがあるので話はわかるが、前者はどういう関係なんだろう? ううむ。


2003年03月16日() 旧暦 [n年日記]

どうしよう

  東映公式サイト で「泣ける」と宣伝されていた ファイズ #8。個人的にツボなのは、と言われると先週の話なのだけども、今週の話も確かに豪語するだけはあった。と言うより、井上脚本としては平成ライダー中過去最高かもしれない。海堂の「夢ってのは呪いと同じだ」という言葉と真理の「夢ってのは時々すっごい切ないけど、時々すっごく熱くなる」という言葉を、それぞれ夢を知らない木場と巧が背負って戦う。とてもひねくれた井上脚本とは思えない優しい視点が、真理と海堂の二人にそそがれる。特に海堂が 結花に演奏をせがまれ、左手の怪我のために途中で中断したところで、「ここまでだ」と立ち上がり、なにかが吹っ切れた表情で窓からギターを投げ捨てた シーンは、マジでちょっと来た。先週のシーンとの対比になってるんだろう。プロデューサーがスロースターターかもしれないが、8話まで付き合って欲しい、と言っていた理由がわかる。6話までは長いプロローグで、7、8話でようやく巧の、そして木場の戦う理由が見出されるからだろう。投げ出しても仕方のない長さだけど、自分は付き合って良かったとは思った。自分に夢がない巧は人の夢を守ることを決意し、木場は夢を奪われた者のために戦う(第七話、八話のサブタイトルは「夢の守り人」)。ただ、おそらくこの話では「挫折」が必ずつきまとうはずで、単純に「みんなの夢を守るため」と言いながら戦う話にはならないだろうなぁ。
  2ch555スレ で、いつもの井上バッシングがまったくおこらず、戸惑ったような反応が多かったのは面白かった。特に このへん なんかは笑った。「どうしよう」って、どうしよう?
  キングゲイナー は先週から引き続いてハイテンション。ゲームで培ったオーバーセンスでオーバーデビルを圧倒するゲイナー。しかし、シンシアを助けようとオーバーデビルに近づいたゲイナーは、キングゲイナーごとオーバーデビルに取り込まれてしまう。オーバーフリーズにより心まで凍てつかされたゲイナーはシンシアと共にヤーパンの天井を攻撃しだす。要素がてんこ盛りでナニを語ればいいのかわからないくらい内容盛りだくさんなのだし、前半・中盤のバカっぷりなノリも健在なのだけども、それでもまとまりを感じるから不思議だ。物語がひとつに収束しているようでもあり、しかしそれでもどうなるのだろうとハラハラせずにはいられない。富野監督はインタビューでは自信たっぷりに「一時間くらいの要素をなんとか一話に詰め込んだけども、出来はすばらしい」と語っていた。最終回がこれほど楽しみな番組も久しぶり。来週の予告に、ブリュンヒルデも出てた気もするけど……
  アバレンジャー はどうもいつもの戦隊ノリになってきたのがちょっと残念だけども、「アメリカ国防総省のお偉いさんに貸しがあってな」と怪しい工事作業員に扮した外人たちがニカッと笑ってサムズ・アップには大笑い。大バカだなぁ。
 イラク危機関連の話題で 日本軍事情報センター最新情報 の情報と考察が非常に参考になる。アメリカは自国の軍事力で戦争をコントロールして他国の不満も抑えられると思っているのだろうか? だとしたら恐ろしい勘違いだ。軍事的に威嚇したら、テロが減るとでも? むしろ逆。戦後処理(利権を持つ諸国の調整も含めて)をきちんと考えていないのならば、たとえいかなる人道的な理由があろうと戦争をしようだなんて考えるべきではない。


2002年03月16日() 旧暦 [n年日記]

魔女狩りの日々

  鈴木宗男議員 の糾弾の政治ショーが繰り返される昨今、何となく魔女狩りにも似てるような気がしてくる。つっても鈴木宗男議員は無実の罪ではなく、真っ黒々なので、全然同情する気にはならないけど、それでも見ていて気分が良いものではない。第一、鈴木宗男を散々利用していた連中は、何事もなかったかのようにのほほんとしているのだし。しかし、普段から良いことがまったく言われない人だったが、ここまで急転落してるのを見ると、本当に 人徳 がなかったのだなと痛感する。 ムネオ・レジェンド を見ても、利権に関するすさまじい嗅覚と行動力を利用してはいても、誰も人間的に尊敬していなかったのではないのかと思える。人徳ってのは、形に表れることってのはそんなにないけど、結局、いざというときにもっとも効いてくる財産なのだなぁ。
 あと、こういうときに魔女狩りの先陣を切るヤツってのは、大抵、魔女役に深い恨みを持ってるか、もしくは非常にやましいところがある人間ではないのかな。「クルーシブル」(セイラムの魔女裁判を元にした映画)を思い出すと、そう思えてくる。

 「デジモンテイマーズ02 デジモンハリケーン上陸!」を見る。話的に、まったく良いところナシ。絵は綺麗なんだけど、スケールもちいさいし、山はないし、主人公たちや敵のウェンディゴモンの心理も全然描けていない。前二作の出来の良さと比べると、あまりにお粗末である。脚本は、吉田玲子さん。結構、良い評価を聞く人なんだけどなぁ……

 リドリー・スコット監督の「ブラックホーク・ダウン」に関するインタビューを読む。幾つかバージョンがあるうちの、ヒロイズムを前面に押し出したTrailerを見て正直萎えていたのだが、「原作と脚本を見て、何のメッセージも込められていないのが気に入った」と書かれているのを見て、興味が湧き出す。原作の「強襲部隊」(「ブラックホーク・ダウン」のタイトルで文庫化予定)は読んでないので、どういった方向性の作品か、まったく知らないのだ。「グラディエイター」や「ハンニバル」は一般に迎合しすぎて作品を殺してたと思うので、その辺で期待。

 最近、ネット上でちょっとしたイベントが起こった。イベントそのものはどうでもいいし、もうほとんど収束したのだけど、面白かったのは、それに対する反応。イベントと言うのは、ある人があるルール違反を、確信犯的に犯した、というもの。それ自体は、ほぼすべての人が意見を問われれば「いけないことだ」という内容なのだけど、面白かったのは、どう「何故いけないか」を言うか、だった。そのルール違反は、別に、オーディエンスに対し、特に不利益を与えるものではない。無論、不利益を被る人はいるのだが、敢えて言えば「他人事」だ。本来、タスク処理の優先順位としては低い。その低いはずのタスクに、その人がどう対応しているかが、垣間見える反応だった。結果から言うと、ほとんどの人は、「何故悪いのか」ではなく、ただ善悪のテンプレートにあてはめて「悪い」と言うばかりだった。自動的に、フィルターを通して「処理」しただけ、と言ってもいい。そして、そのフィルターを用意した理由は、どうやら別のところにあるらしい。こういうイベントは、そういうものが見えてくるから面白い。上の、鈴木宗男議員の魔女狩りでもそうなのだけど。人間ってのは、つくづく論理的でない生き物なのだなぁ。


2001年03月16日(金) 旧暦 [n年日記]

まだゴーストハンターズ見れてません

 ビデオにはとってあるのになぁ。「ハーフ・ア・チャンス」もビデオを叩き売りで売ってたのを買ってあるのだけど…
 それより昨日の日記で明らかになった新事実。ネタがなくなるとどんどんオタクネタに偏っていく! …って既知のことですかそうですか。
 いや、ネタはないことはないんですけどね。ボスの奥さんはむちゃくちゃいい人だったとか、現在繰り広げられてるネット姉弟喧嘩とか。
 そりゃいざとなれば親兄弟でも魂でも売りますが、ちとインパクトに欠けると言いますか。
 ああ、映画が見たいのう。<脈絡なし