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2014年03月26日(水) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 烈車戦隊トッキュウジャー#7と仮面ライダー鎧武#23

  烈車戦隊トッキュウジャー #7「探し物はなんですか」。ライトが食べものを探してる最中に山中でサポート烈車らしいものを見た、ということで、サポート列車探しに出ることになるトッキュウジャー。しかしそのことを盗聴器で知ったシュヴァルツ将軍もサポート烈車を横取りすることを画策する。
 それとも知らず、烈車探しに出たトッキュウジャーたちだが、あまりにいい加減なライトの記憶だよりのナビにみんなライトはリーダーらしくないという話になり、当のライトもそれに同調し、軽い気持ちでトカッチがリーダーでいいんじゃない? と言ってしまったことから、トカッチがその気になってしまう。
 しかし、シュヴァルツ将軍たちがライトにサポート烈車まで案内させるため、よりによってトカッチを人質に取ってしまい……

 見つけにくいものですか? と続けて歌いたくなるサブタイトルだけど、多分前半の核となるサポート烈車探しの一回目。ライトの見た特徴から車掌が「タンクレッシャーに間違いない」と断言するものの、当のライトがどこで見たかが曖昧。みんな「ライトってこういう奴だったよね」とあきらめ気味なのだけど、その流れで出た「トカッチがリーダーでいいんじゃない?」って言葉を、当のトカッチが真に受けてしまい、無駄に張り切ってダークライナーの手に落ちることに……~   トカッチが人質になってしまいタンクレッシャーまで案内しなければならないのだけど、肝心の場所を覚えてないライトは内心焦りまくり。適当な場所を引っ張り回すのだけど、それを不審に思ったシュヴァルツが次に適当な場所を言ったらトカッチは無事で済まないとさらに脅しピンチに。しかも適当に案内した竹林で、そこが本当にタンクレッシャーを見た場所だと思いだしてしまい、挙動が不審になったところをシュヴァルツに見破られ、一気にピンチに。しかし、やはりライトの挙動でその心中を理解したトカッチのとっさのサポートと、別行動を取ったヒカリたちがライトの持ってきたタケノコからきっと竹林付近に違いないと先回りてたお陰でピンチを脱し逆転。その後の烈車対決とロボ戦もタンクレッシャーのエネルギーチャージ能力でシュヴァルツの操るクライナーを撃破。リーダー騒ぎ(っつーかトカッチが一人で騒いでただけ)も、その場その場でみんながリーダーでいいじゃない、というかんりぬるめな決着。
 シュヴァルツの仕掛けた盗聴器も壊すが、シュヴァルツは久々の強敵に不敵な笑いを浮かべる……いや、それ、強がりじゃないよね? ね?


  仮面ライダー鎧武 #23「いざ出陣!カチドキアームズ!」。自分が裕也を倒してしまったことに愕然として戦意を喪失する紘汰。貴虎も今度こそ紘汰の意思を完全に折ったと確信し、これ以上紘汰を追う必要はないと指示する。しかしシドや凄馬たちはそれを良しとは考えておらず……
 一方ヘルヘイムの森で探索を続ける戎斗は、凄馬たちから明かされたある秘密を思い返していた。それは、インベスでもライダーでもない第三の可能性、知性を持ったインベスの上位存在への進化だった。ヘルヘイムの森で観測されているそれのデータを集めるため、戎斗にデータ収集を依頼していた。「オーバーロード」と名付けられた知性を持つインベスには、ヘルヘイムの森を支配する能力があり、彼らはその力を得ることでヘルヘイムの森の支配者となろうとしてたのだ。そして、そんな戎斗の行為をあざ笑うかのように明らかにこれまでのインベスと違う、言語らしきものを操るオーバーロードと思しき存在が立ちはだかる。
 そしてすべてを守るために戦うということがそもそも自己矛盾を孕んでいることに気づいた紘汰は、戦う意義を見失ってしまう。そんな彼の前に、再びDJサガラが現れ……

 紘汰って単純馬鹿主人公パターンにしてるけど、結構いろいろ考えこむタイプだよね。そのせいで事故矛盾があるとドツボにはまってしまい動けなくなってしまう。そんな彼に助け舟を出したのは、三度紘汰の前に現れたDJサガラ。「お前がぶっ潰したいのは、インベスやユグドラシルじゃなくって、誰かを犠牲にしなければ生き残ることが出来ない、この世界のシステムそのものじゃないのか?」と助け舟を出し、紘汰は再び目的を取り戻すのだけど……いや、なんか紘汰、いいように操られてない? 舞に似た少女も、紘汰がこのまま戦いからフェードアウトするよう促し、DJサガラが再び彼を戦いに駆り立てたことを責めるのだけど、当のサガラは「俺は見てみたいだけ」と悪びれもしない。しかも、手にとったフルーツパーラーのオレンジをロックシード化し、紘汰に渡す。DJサガラ、ただの人間じゃないのは確かなのだけど、インベスでもないし、可能性としてはオーバーロードかヘルヘイムに滅ぼされた異世界文明の関係者? でも舞似の少女と違う存在、と明言してるし……うーん。
 DJサガラからオーバーロードの存在を知らされた紘汰は、その力を使いヘルヘイムの森の侵食を止める可能性に希望を見出し、再びユグドラシルに殴りこみをかける。そして、サガラから託された最強フォーム「カチドキアームズ」でスカラーシステムを破壊、沢目市の危機をとりあえず回避する。
 だけども凄馬たちはオーバーロードの存在を貴虎に知らせてなかったり、紘汰が再び動き出したことに光実が「どうして僕の思い通りになってくれないんだ!」とかなりヤンデレ化こじらせてたり、あちこちにいろいろ崩壊の伏線が。
 次回はライダー映画プロモも兼ねてかなり久々の戦隊・ライダーコラボスペシャル。結構カラーが違う作品同士だけど、どうなるのやら。


2012年03月26日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#5とフォーゼ#28

  ゴーバスターズ #5「キケンな熱暴走!」。任務でエネトロン輸送の護衛をするゴーバスターズ。しかしやはりそれを狙ってエンターがメタロイドを送り込んでくる。ヒロムはメタロイドにより暴走させられた輸送車を追い、リュウジとヨーコがメタロイドを食い止める。しかし、リュウジが力を使いすぎ、熱暴走を起こしてしまう。凶暴になったリュウジはメトロイドを情け容赦なく叩き潰すが、なおも暴走する彼を止めようとしたヨーコにまで攻撃しようとする。
 間一髪でリュウジは意識を失うが、小さな頃から兄のように慕っていたリュウジの知らない顔、しかも自分を襲おうとしたことにヨーコはショックを受けてしまう。

 リュウジのウィークポイントが出てくるのでリュウジ回かと思ったら、ヨーコ回。もっとも年下のヨーコは強がってはいるが最も未熟。その彼女が慕っていたリュウジの知らなかった顔にショックを受けるが、それは今までそれだけリュウジがヨーコを守っていたことだとはわかっている。わかってはいてもやはりリュウジが自分が襲ったことをすぐには払拭できない。合流したヒロムがフォローしなければならなくなってしまうが、空気が読めないヒロムに到底そんなことはできない……と思いきや、ヨーコの負けん気を引っ張り出しつつも、くしゃくしゃながらもハンカチを差し出す気遣いを見せる。
 ニックが「やれば出来るじゃん」って言ってたけど、ホントにやれば出来るじゃん。
 そしてイエローのメカの初変形。ヘリの方が強いんじゃないの? と思いきや、跳ねまわるわ、ローターは耳になっても回るわ、地面にももぐれるわ、しかも脚力ハンパねーわ、実はめちゃ強くないか?
 次回はようやく合体ロボ登場。ゴーバスターエースが外装を付けるみたいな合体だけど、強化パターンはこれのパターンになるのか?


  仮面ライダーフォーゼ #28「星・嵐・再・起」。鬼島に正体がバレてしまったことでメテオシステムを取り上げられてしまった流星。危機一髪をフォーゼに助けられるが、親友を助けるために絶対必要なメテオを取り戻すため、鬼島と勝負しようと一人で教室に向かう。魂をかけたお笑い勝負に挑もうとする流星だが、そこに病院からの電話が……入院している次郎の様態が急に悪化したというのだ。親友のもとに駆けつけたいが、鬼島との勝負も捨てられない。そんな彼に、無理矢理ついてきた弦太郎が「自分が流星が戻るまで人質になる」と言い出す。のみならず、他のライダー部も駆けつけ、全員が弦太郎と同じ言葉を口にする。
 心をひらいていない自分に何故彼らはそこまでするのか、しかし流星はその行為を受け、四時までに戻るという約束で病院へと向かう。流星の呼びかけに答えるかのように次郎の様態は安定するが、ライダー部の元へ急ごうとする彼の元に、タチバナからの連絡が入る。午後四時までに、埠頭にやってくれば再びメテオシステムを返す上に、パワーアップスイッチも渡そうと言うのだ。
 しかし、タチバナの言うとおりにすればライダー部の面々の魂は奪われてしまう。葛藤の末の流星の選択は……

 メテオパワーアップ編。いや、やけに都合よく次郎の様態が悪化するな。
 次郎とライダー部、ライダー部とメテオの二回の選択を迫られるという完全な走れメロスパターン。
 もちろん流星の選択はライダー部。決して笑わない鬼島だが、圧倒的な戦いをする時に相手を小馬鹿にして笑うクセを利用し、流星は変身できないままキャンサーに挑み、まんまと目論見通りキャンサーを笑わせ、ライダー部皆の魂を解放する。
 いや、もう完全に第三部のダービー兄弟の能力だろ。つか、カニにいつこんな能力がついたのよ。いまさらなツッコミだけど。
 ノヴァ化したキャンサーにフォーゼは苦戦するが、流星の選択こそ本当の答えだと、タチバナは流星にメテオと新スイッチ「ストーム」を渡す。ストームは見た目キンキラキンながらも、必殺技はベーゴマですか……キャンサーの装甲もやすやすと切り裂くのだから確かに強力なんだろうけど、なんか地味……
 そして流星はお約束通り完全デレパターンに。しかし、本当のことを話せばメテオの力を失ってしまう。以後はライダー部に友情を感じつつも、話すわけにはいかないというパターンに陥るのか。
 それにしてもタチバナの目的がさっぱりわからんなぁ。何故か結局校長の企みでダークネビュラに鬼島が追放されたことも知ってるようだし、流星がどっちを選んでもスイッチを渡したんじゃなかろうか? あんまり正義の味方っぽくないのだけど、賢吾の父親関係者か、あるいは本人? 正体がまるで読めない……


2009年03月26日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ#25

  とらドラ! #25「とらドラ!」。泰子が血相を変えて高須(祖父母)の家に飛び込んで来た。大河から「竜児が事故で生死の境をさまよっている」と連絡を受けたからだが、竜児はぴんぴんしていた。大河の連絡はもちろん嘘で、竜児が泰子をもう一度祖父母に合わせるために仕組んだ策略だった。わずかなすったもんだはあったものの、十数年の溝をあっという間に埋めてしまう泰子たちを見て、竜児は過去を捨てるのではなく、全部ひっくるめて、一緒に大人になっていく決意を大河に語る。
 その夜、気持ちを確かめ合う二人。だが、二人で夜空を見上げつつ、大河はとある決意をしていた。
 翌日、荷物を取りに行くと一度家に帰った大河だが、竜児の家に戻って来ることはなかった。のみならず、2-Cに大河が転校することが告げられる。驚くクラスメイトたち。そして大河を手放したことで竜児を責めるみのりだが……

 とらドラ、アニメ編最終回。竜児の行動、そしてそれを見た大河の決意が描かれる。
 泰子を祖父母に対面させるため嘘をついて実家に呼び寄せた竜児。失うことを恐れ、自分から逃げ出し、今また竜児を失うことを恐れて再び逃げ出した泰子だったが、強制的に対面させられ……というより、それでも竜児の母親であったために、捨てたはずの過去ともう一度対面することに。でも、それは泰子が恐れていたほど過酷なものではなかった。
 それを見て家族の絆の強さを確信した竜児は、親たちを切り捨てるのではなく、ちゃんと正面から向かい合って大河とのことを認めて貰い、祝福して貰うことを決意する。
 しかしそれを聞いた大河は、竜児に全部まかせるのではなく、自分も変わり、回りに認めて貰うことを決意、そのために取った行動は、竜児との別れだった。
 全体的な流れは原作と同じなんだけど、でも細部は大分違う。原作で同じことをやっても上手くはいかなかっただろうけど、それでも比較するならアニメの最終話の方に軍配を上げると思う。
 大河の決断、そしてクラスメイトたちのその後を描いてる。それは綺麗事かもしれないけど、でも、やっぱり描かれると安心する。
 特に原作の最後はクラスメイトA化してた亜美も、ちゃんと自分の気持ちにピリオドを付けるシーンが加わってる。
 そして、「永遠に続く今」ではなく、「今からさらに一歩」なのが、アニメの方は強調されてるし。
 尺の関係で原作をかなりはしょった部分はあったけど、このアニメ化は実にGJなシリーズでした。すばらしかったと言わせていただきます。

[その他][アニメ] ヤマカン……

  アニメ監督 山本寛「真・アニメ新世紀宣言」 2万字インタビュー今日もやられやく )。いや、これはちょっとなぁ……本人抑えてはいるつもりなんでしょうが、「とらドラより俺が監督したかんなぎの方が上」的な感じがするのが。いや、かんなぎ、面白かったですが、トータルの出来で言えば1クールと2クールの違いがあったことを考慮しても、とらドラの方が上だと思います。これは個人的な好みばかりではないかと。
 そうでなくとも、客観的なものを示さずに理論性もなく、他作品を自作品と比較して貶める行為は、反感を買うのはいたしかたないでしょう。
 有無を言わせぬ実力があればそれでもいいんですが、演出家としての実力はともかく、監督としてそこまでかと言うと……「監督の域に達せず」ではないですが、そこまで大言すると自分の首を絞めかねないかと。


2008年03月26日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 素敵探偵#25と狼と香辛料#13ともっけ#24

  素敵探偵 #25「時は満ち、花は散る」。うわ〜、最後までイミフな展開。ノリで押し切るにもノリ不足。しかも最後に投げっぱなしの伏線まで。さすが素敵探偵。w
 スタッフには申し訳ないけど、いや、なんだかんだでよく最後まで付き合ったなぁ、と自分で思います。はい。


  狼と香辛料 #13「狼と新たな旅立ち」。縛られた手は自由になったものの、なすすべもなく雨の森の中をさまようロレンス。ホロと合流できたが、ホロは若僧狼に屈辱的な姿をさらしてまでの結果に、なによりロレンスの姿に怒り狂う。ノーラの身も危ないと彼女を助けるよう訴えるロレンスだが、それに対してホロは……

 金密輸入完結編。ノーラを助けることを主張するロレンスだが、ホロはすぐに首を縦に振ろうとしない。本性を現したホロはノーラたちにとってバケモノかもしれないが狼。立ち向かってくれば抑制して手加減出来る保証はどこにもない。それでもと頼み込むロレンスに「怒りで我を忘れなければ」と制限付きで承諾するホロ。そして先を行くレメリオ商会の一行に追いつく。
 ノーラがエネクをホロにけしかけようとするが、それをすんでで止めたのは、けしかけた結果がどうなるか、金よりも家族であるエネクの報が大事、ってことだろうなぁ。
 ロレンスは金を奪ってノーラと山分けする選択を拒否するのだけど、その理由は人道上のものというより計算ずくのもの。かと言って、事情が違ってもロレンスの選択はそう変わってない気がするけど。計算高いのとお人好しと、どっちにもなりきれないのがロレンスだから。
 まあ、いろいろあって、いろんな手練手管でこの一件を100リュミオーネの儲けにする。その後の二人の夫婦漫才はお約束。珍しくロレンスがホロより優位に立ったけど。ホロもロレンスのことで取り乱したのを見られて、バツが悪かったのもあるだろうけど。
 ペースがゆっくりなことはあるけど、アニメ化としては結構良い出来だったと思います。原作ストックはまだまだあるので、第二期も期待したいところ。


  もっけ #24「オモカゲ」。夏休み、近所に来ていた瑞生と同級生の冬吾。川でお化けを探しているという彼に瑞生は興味を持つ。だが冬吾が探してリルのは、実はお化けではなかった。昨年父親を亡くしたのだが、その父親と見知らぬ河原で遊ぶ夢を見るという。瑞生はその河原はきっと本当にあると信じ、そこを探すのを手伝う。そんな瑞生を複雑な面持ちで静流が見つめるのにはわけがあった。実は姉妹の祖母が具合を悪くし、その様子がおもんばかしくないのだ。お爺ちゃんは「家にいるより気がまぎれんだろ」と言うが、静流はそんな瑞生を心配する。
 夢の中の河原探しも難航し、お婆ちゃんの具合も一向によくならないある日、町から姉妹の両親が来るという話を聞き、お婆ちゃんの様態を心配する瑞生。しかし、そんな時に夢に出てきた「顔のえぐれた地蔵」の場所がわかったと高津と冬吾たちがやってくる。冬吾も今日を最後にここを去るのだが、瑞生はお婆ちゃんが心配で一緒に行くと言い出しかねていた。だが、そんな瑞生の前に病気で床に伏せっているはずのお婆ちゃんが現われ……

 だから爺婆話は弱いっちゅーねん! 原作では既に死んでいるお婆ちゃんが生きていることになってるんで、どうしてだろうとは思ったのですが、最終回に「身近な人の死」という通過儀礼を持ってくるためだったのか。
 亡くなったお父さんともう一度会いたいという冬吾の力になろうとする瑞生。だが、「死んだ人と出くわすなんて怖い」と言うのを、お婆ちゃんから「良く知ってる人であっても?」と言われて、返事に詰まる。
 瑞生が冬吾の手伝いをするのは、お婆ちゃんの容体のことを忘れたいのも大きい。しかし日々思わしくなくなる病床のお婆ちゃんを前に、その現実から目を背けられなくなっていく。
 そして決定的な瞬間がやってくる。
 お婆ちゃんがいよいよ危ないらしいというときに、明日帰るという冬吾が「夢の中の河原」へ行こうとする。が、悩む瑞生の前にお婆ちゃんが現われる。瑞生は「お婆ちゃんは元気になったんだ!」と素直に喜ぶが、「見える人」の静流は現われたお婆ちゃんがなんなのか、すぐに察する。しかしお婆ちゃんはそんな静流にそっと口止めする。
 お婆ちゃんの助言もあって冬吾の夢に現われた河原を見つける瑞生たち。だが、気付けば一緒にいたはずのお婆ちゃんがいない。冬吾や高津に聞いても「見ていない」と言われ、静流も言いよどむ。
 そんな中、冬吾がはっきりと「なんかおかしいと思ってたけど、お前のところも誰か死んだのか?」と……現実を認めたくない瑞生は、冬吾を川に突き飛ばしてしまう。
 冬吾をもう一度お父さんに会わせてあげたい、という気持ちも嘘ではないのだけど、その気持ちの整理が一段落付いた冬吾と、初めて身内の死に直面した瑞生とではやはり違う。その直後倒れ、家で気付き、お婆ちゃんと最後の別れを交わす。とは言え、死というものにどう対し、受け入れればいいのかまだわからない瑞生。そんな瑞生にお爺ちゃんは「これまでとありようが変わっただけだ」と言う。それでも寂しさを押し隠せない瑞生。「また会いたいよ……」とつぶやく一言が、もののけ、怪異のある意味の本質を示してるのかもしれない。恐ろしいものが実際にいるのかもと思う反面、もう二度と会えない人たちとまた会えるかもという、果たされぬ願いへの優しい嘘。それが怪異なのかもしれない。
 だから爺婆話は個人的には反則なんだって! ちくしょう。


2006年03月26日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ゾイドG#50とマイメロ#52

 どちらも最終回。
  ゾイドG #50「再生」。自由の丘でジーンを迎え撃つ討伐軍。しかしバイオティラノの圧倒的強さに徐々に圧されていく。一気に片をつけようとしたルージは逆にバイオティラノに押さえつけられ、止めを刺されようとした瞬間、ソウタのランスタッグが割って入るが、今度はソウタが倒されそうになる。それを助けたのは意外なことにフェルミのバイオプテラだった……
 とにかくゾイドバトルに接ぐバトルで30分間。ゾイドの大軍同士の大混戦も勿論、ゾイドコアを破壊され次々と散っていく仲間のゾイドの散り際も圧巻。もはや出番がないと思ったデッドリーコングのバーサーカーモードまで惜しみなく投入、破壊するすさまじさ。バイオケントロやバイオティラノの量産型まで出てるし。
 しかしザイリンの協力を得てバイオ粒子砲を破壊してもなお圧倒的強さを誇るティラノにムラサメライガーまでコアを破壊され、なす術もないルージの前で、ルージを守ろうと身を投げ出すミィがバイオティラノの顎に砕かれそうになったその時、ムラサメライガーの最後の秘密が発動する。
 ムラサメライガーは強力な自己再生能力を持った特殊なゾイドで、それは搭乗者の強い意志に反応する。エヴォルトはその発現の一形態だった。誰にも扱えなかったムラサメがルージには使えたのは、ゾイド適性がまったくなくつらい思いをして来たルージの、必死の願いにムラサメが反応したためだった。
 ムラサメの秘めた再生能力によりコアが復活。二つ目のコアを持っていたデッドリーコングと、満身創痍ながら無事だったボルケーノがティラノのコアをむき出しにするが、その二体を盾にムゲンの大刀をかわそうとするティラノ。しかしそのティラノの副腕を切り裂く一体のゾイド。それはラ・カンのソードウルフだった。盾もなくコアを剥き出しにしたティラノを、二本の大刀でまっぷたつにするムゲン。
 戦いは終わり、余韻を残したまま物語は終わる。
 迫力がひたすら神がかった最終回。エヴォルトの謎と他にゾイドを動かせないルージだけがどうしてムラサメを動かせたかというのも、ルージが特別な存在だからではなくルージがどうしようもない欠点を持っていた故にムラサメを動かすのに必要な強い願いを持っていたという意外なものだった。敢えて言うなら、この強い意志、不屈さがこの番組のテーマだったのだろう。最後に出てきたジェネレーターを中心に復活したミロード村も、そのルージの不屈さが将来成し遂げる予想図なのだろう。
 フェルミがソウタを助けに突っ込んでいくのだけは唐突な気がし、もう少しフェルミのソウタに対する複雑な感情が描かれていればと思えたが、フェルミの最後としてはこれが最も救いのあるものだったのだろう……
 いや、一年という長丁場をだれることもなくフルに楽しませてくれたシリーズでした。

  マイメロ #52「夢の歌がとどくとイイナ!」。こちらも異様なハイテンション。特訓によりマックスパワーのタクトを振れるようになったマイメロの指揮により、メロディ音符の歌を歌う歌たち。しかし柊の身体を乗っ取ったダークパワーはすさまじく、抵抗にもかかわらず世界中の夢が奪われ、残るは歌たちだけになってしまう。
 最後まで歌を守ろうとした小暮まで夢を奪い取る霧に飲み込まれ、挫けかける歌たちだが、奏がそれでも歌い続ける奏に触発され、再び歌い出す歌たち。クロミはテレビの向こうの視聴者にまで一緒に歌うことを呼びかけ、高まったタクトの力でマイメロはダークパワーの中に取り込まれた柊に接触する。
 柊は自分が求めたはずのダークパワーの曲の非生産性、省みて歌たちの歌の、めちゃくちゃだけど込められた気持ちを感じたところに、すべての元凶の自分を責めることなく一緒に歌おうというマイメロに触発され、ダークパワーを内側から押さえ込み、メロディ音符の曲をかなでさせる。内と外両方から攻撃されたダークパワーの精は力を失い、宇宙へと逃げていく。世界は元に戻ったかにおもえたが、イギリスのヒースロー空港に、日本に向かおうとする謎の影が……?
 というわけで来週から二年目「くるくるシャッフル」が開始。その伏線が終盤に早速張られ、ちょっと消化不良気味な気も。(シリーズ継続と言う都合上仕方ないのだけど、ゾイドGのような後はすべて視聴者の想像にまかせても構わない、という終わり方ではない) しかし柊の歌に対する感情は妹に対するもののようなものと明らかになったり、最後は小暮ががんばったりしたし、あの盛り上がりは間違いなく本物だったのでこれはこれで良し。

 今日の最終回作品二本は、どちらも本当にすばらしかった。

[アニメ][特撮] エウレカ#48とボウケンジャー#6とカブト#9

  エウレカセブン #48「バレエ・メカニック」。衛星砲によりゾーンへの通路を穿ったデューイ。その通路を伝ってアネモネの操るタイプ・ジ・エンドがコーラル・スカブの中枢クラスタを直接攻めてくる。それを追ってジ・エンドを破壊しようとしたホランドを出し抜いて閉じかけた通路へ突入したのは、アネモネの過ちを正そうとするドミニクだった。
 アネモネのドミニクへの恋愛感情は唐突だけど、いや、かなりやけっぱちな盛り上げ方でした。バカバカしいんだけど、つい共感してしまうな……どこに、ってのは、ちょっと難しいんだけど。ジ・エンドの最後の行動は、ジ・エンドがアネモネにとってのニルヴァーシュだということを考えれば、不思議はないかと。
 でも、 BLOOD+ もそうだけど、TBS系のアニメはコミック版の方がアレンジは激しいけど間延びしてなくてテンポが良いような。それってつまり、一年シリーズで企画する内容ではないってことなんじゃないだろうか。

  ボウケンジャー #6「呪いの霧」。女の子二人のフラグイベント? まあ、両腕換装のダイボウケン登場がメインだったかな……最後にレッドがいじめられるのは面白かった。

  カブト #9。矢車がカブトにこだわるあまり、どんどん小人物に……ついには部下の安全よりもカブト打倒にこだわる矢車を見捨てるようにザビーゼクターが矢車から離れ、変身が解除される。そして逆に仲間たちを守ろうとマシンガンブレードのみで幼生体のワームに立ち向かう加賀美の元にザビーゼクターが現れ、加賀美はザビーへと変身する。
 仮面ライダーへの変身適性の条件はなにかメンタルなものだと匂わせ、また一方で矢車に破壊されたはずなのに勝手に元に戻っているカブトの変身ベルトなど、謎と伏線が張られる。ただ、矢車の小人物化が早すぎ&極端すぎる気が。まあ、ゴローちゃんも顔出ししたしいいか。


2005年03月26日() 旧暦 [n年日記]

[映画] 久々に「七人の侍」を見る

 結構記憶がいい加減になってたなぁ。ところどころ「荒野の七人」と混ざって覚えてるところもあったし。でも、見るとかなり計算されて作られてるのが、改めてわかる。
 逆にそういう要素があちこち絡められて構成されているので今の人だと見るのが大変なのかも。でもそれがわかると無茶苦茶考えられてて面白いんだけどなぁ。
 実は私は「荒野の七人」はそんなに好きじゃない。いや、面白いですよ? かっこいいですよ? 上手い翻案ですよ? けど、「七人の侍」で丁寧に積み重ねてたところをことごとく切り落としてしまってる。農民たちの描写が格段に薄くなってる。娯楽作としてはシェイプアップだと言えるし、「七人の侍」は比較して冗長だという意見も多いし。つか、「荒野」で一番納得いかないのは最後の戦いのシーンなんですが。あれで「勝ったのは農民たちだ」とか言っても納得いかねー!


2004年03月26日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] メモ

 やはり年齢はシビア。三週齡はOKだが、年をとると全然ダメ。単離も染色も。

[映画] 最後の寅さん

 テレビ東京でやっていた 男はつらいよ全48作放映 のトリを飾る最後の作品「寅次郎 紅の花」がたまたまやっていたので、思わず見てみる。実のところ、何気なく見ていたのだけども、これが予想外に面白くって見入ってしまう。昔から変わらない寅さんと、甥の光男の恋模様をからめることで、結局寅さんの流儀というのは今日の流儀とは相容れないことを描きつつ、「現在」への理解を示しながらも結局みんな、寅さんがいることにどこか安堵し、必要としている。渥美清の他界によりこれがシリーズ最後の作となるが、それでも時代が移り変わっても、日本のどこかで寅さんが旅をしているような気にさせるラストは、最終作として相応しいものではなかったろうか。  いずれにしても、これだけの長期シリーズ(ギネスにも載っている)にもかかわらず、ただの定番やお約束ものに堕さなかったところはすさまじい。

[アニメ] ダフネ

 なんだか微妙なネタを楽しみにしてるコレですが、今回(#11)はやっぱりマイアの過去編。う〜ん、真面目な話になると、とたんに売りがなくなってしまうなぁ……まあ、多分後半はシリアスな展開になるのでしょうが。ラストでグロリアは実はいい奴なんじゃないかという気がちょっとしました。予告で、気のせいだと確信しましたが。


2003年03月26日(水) 旧暦 [n年日記]

博多はおいしゅうございました

 え〜、世間様では「学会」というとしゃちほこばってどーでもいいような話をわざと難しく喧喧囂囂してたり、「ゴジラは本当にいるんだ!」と主張してつまみ出されたり、キチ○イ博士が復讐したりするものだと思うかもしれませんが、それだけじゃなくって学会ってのは酒飲みの場でもあります。日本全国から顔見知りが年何回かの機会で会うわけで、これで飲まないわけがない。ってわけで、学会三日間、つか、飛行機で帰る直前まで飲んでました。うー、肝臓やられそう。
 ウチのボスは福岡出身で、ことあるごとに「博多の人は人情に篤い」と言ってるんですが、それが言い過ぎじゃないと感じることが何度か。確かに住みたくなるくらい良い街なのだよなぁ……むむむ。
 福岡についた初日はT原さんに飲みに連れてってもらって、二日目はグループディナーの後研究室の人たちと屋台へ。三日目は昔の研究室の連中とすきやきを食べに ちんや へ。「え〜、魚食べたい〜」と最初ぶーたれてたんですが、ここがお肉屋さんがやってる店で、マジで美味いんですわ。ちとびっくり。で、今日は飛行機の時間直前まで天神の居酒屋でO内さんとかM瀬君とかと飲んでました。そんなんであちこち引っ張りまわされたんでT原さんが教えてくれた店とかもあまり行けなかった……残念。ま、とりあえず食いすぎだから明日からはダイエットですな。
 学会中は移動とかなんやらでわりと積読の消化が進んだり。とりあえず 奇妙な論理II李歐北朝鮮スパイの戦略ルナティカンキャラクター小説の作り方 を読了。感想はボチボチ。
 録画しておいた ぷちぷり*ユーシィ の最終二話を見る。同じ GAINAXまほろまてぃっく の最終回の噂を聞いていたのでとんでもないラストになるのかと期待……危惧していたのだけども、王道とも言えるような綺麗な終わり方でびっくり。つか、初代娘ですか!? わかる人にはわかるネタなんだけど……
 イラク戦はまもなくバグダッドでの本格戦闘に移る模様。これまで行動から考えてフセインが市街戦前に投降したり大々的に逃亡したりということはまずありえない。市街戦はおそらく必至だけども、この戦争が早く終わるか否かの正念場でもある。戦争が長引けば敵味方問わず被害者もどんどん増えていくし、戦後処理も複雑化していくだろう。一日も早い米英軍の勝利を祈るほかない。
  天本英世氏死去毎日新聞 )。死神博士で、スペイン好きで、アナーキストで、偏屈ジジイで、インテリで、怪優でした。 「ご冥福を」なんて本人が聞いたら鼻で笑い飛ばされそうなんで言いません。ただ、惜しい方を喪いました。


2002年03月26日(火) 旧暦 [n年日記]

サクラサクラ

 研究室に行く。ボスからお小言のようなものをもらう。何度も言っているが、ボスは基本的には無茶苦茶良い人である。しかし、天才肌のためか、時々言うことが無茶なことが多々ある。今回の場合はこう。「学会前だからって、研究の手を止めてちゃダメなんだよ」。それはもっともである。しかし、ボスの使う図表のかなりの部分(しかも最もやっかいなところも含む)は私がボスに頼まれて、自分の作業を滞らせてまで作った表だったりする(いや、もともと論文用に依頼されてた図なんだけど)。こういうことをナチュラルに忘れてしまったりするあたり、おちゃめである。
 そんなこんなもあって、ちと鬱々として研究室での作業を済ませ、自宅に撤退して学会の作業を行おうとしていると(研究室にはロクなPCがないので、自宅のがまだ作業が出来る)、花見に行かないかとお誘いが。花見っつっても、鶴舞公演のあたりを散歩してさくらを見てくるというだけ。酒が入るわけじゃない。でも、こういう行事って今の研究室ではほとんどやらないので、行くことに。一時間ほど回ってきただけだけど、なんとなく、ストレスも少し取れたよう。ありがたいことです。
 フルメタルパニック。話は今まで一応放映したものはおさえているつもりである。しかし、なんつーか、敵の設定がよくわからん。現実味のないテロリストだのう。まあ、突っ込みながら見るにはそれなりに愉快。
 う〜ん、気をつけていても、ちと愚痴っぽくなってしまうな。学会前の作業でストレスがたまってるんだろうなぁ……ってわけで明日から広島。携帯端末は持っていくので、メールは読めます。一応。


2001年03月26日(月) 旧暦 [n年日記]

別に間違いではないが…

 意味的には「スターリン+グラード」なのだし、間違いってわけではないのだけど、 普通は「スータリン グラード」と区切りは入れないと思うが、姉ちゃん。(一応補足。映画のタイトルの話ね)
 ところで この映画 の予告で「君の為に、僕はまた一人ナチを殺す」とかなんとかというモノローグが入るのだけど(ネット上の映画のTrailer集めは趣味でもある)、 別にドイツ軍人=ナチ党員ではないよなぁとか思ったり。それともこの場合の「ナチ」ってのは 「イワン」とか「ジョンブル」とかと同じように愛称(とは言わないか)なのかなぁ。
 Trailerではさり気にCGとかバシバシにつかってました。
 あ、あと原題はENEMY AT THE GATES。一スナイパーの話なんだから「スターリングラード」というタイトルはちと仰々しいような。戦争スペクタクルかと勘違いしてしまう。
 それとはまるっきり関係ないけど、こないだイカの腸(ワタ)を捨ててしまった反省に基づき、 イカの塩辛を仕込む…ってイカの塩辛作る為だけにイカを買ってくるのって本末転倒ではないか、我ながら?
 まあ80円弱だったしいいか。WWWで検索かけて、調べてみる。まず解体。それからワタに塩を振って一昼夜冷蔵庫で水切り。 身の方も細く短冊にして同じく塩を振って水切り。ワタをつぶして、酒、みりんで味を調え、酒で塩を洗った身を混ぜてびんにつめて冷蔵庫へ。 なんでもおいしくいただけるのは、2、3日たってからだそうな。楽しみ…ってちょいまち。木曜から京都で学会だぞ。
 一週間も日持ちするのか???
 四国中国地方の地震は、いちおう知人友人に被害はなかったようだが…う〜む。被害を受けた在住の方々には心からお見舞い申し上げます。(実家が静岡なんで地震に関してはこと他人事ではなかったりする)