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2005年10月01日() 旧暦 [n年日記]

[その他] ご期待に応えてみる

  NHK「番組改変」報道、相応の根拠 本社第三者委朝日 )。第三者委を見ると「どこが第三者やねん」なのは置いといて、中身をちゃんと読んで解釈すると、タイトルは腰砕けもいいところなのがわかる。
1月の記事については相応の根拠があり、「真実と信じた相当の理由はある」と認めた。ただし、一部については確認取材が不十分だったとする厳しい見解を示した。
 だったらその「相応(相当)の根拠」とやらを示せばいいのだ。それが録音テープでも、倫理的な云々と言われるだけで法的には問題はなかろう。それが出来ないというのならその「根拠」は第三者にとってはちっとも「相応の根拠」ではなく、この言い様は単に朝日新聞が「私が悪うござんした、もうこれ以上突っ込まないでくださいよ。でも記事は捏造ってわけじゃないよ」という見苦しい撤退の際の捨て台詞にしか他ならない。
 ここまでしてどうしても「誤報でした」「先走りでした」ってことにしたくないのは、どこら辺が理由なんだろう? 記事を書いた本田記者をどうしてもかばいたいのか、田中県知事絡みの問題にさらにこの上ダメージを負いたくないのか。
 ただ、 毎日新聞社説 (10/1)などで攻撃が激しいのが気になる。まあ同業他社でライバルなんだけど、そこまで関係悪いのかってのは、ちょっとピンと来ない。田中知事関係の朝日の記事のきっかけも、毎日記者だっけ?

[アニメ] 元恋人がホームレス! あんたどうする!?

  絶対少年 #19「翼の生えた魚」。
 先週あの後どういう別れ方をしたのか激しく気になるが、ブンちゃんを破壊されたことにより希紗は迂闊に歩に会ったことを後悔し、恐らく歩からの連絡が入る携帯を破壊してしまう。希紗がこれだけの激しさを見せるのも初めてだが、携帯を壊したという事は、これまでかろうじて残していた他人との接触のきっかけを完全に放棄する意思表示、とも取れる。しかし、最後で必死にブンちゃんを直そうとする希紗の傍らで、作りかけの魚のオブジェがわずかに光を発したのは、どういうことなのだろう? しかもブンちゃんの発した寒色系の光ではなく、暖色系なのだが……
 りえぞーも成基との直接の対話を執拗に求めるなど、携帯を主軸にした関係が微妙に崩れ始めている。
 しかし今回のメインは希紗ではなく、横浜のウォールアートを求めて田菜から来た藤堂麻子。「ときみや」との意外なつながり、そして鍵になる人物と思われる羽鳥次郎との関係が明かされる。本筋とのつながりはイマイチ不明だが、昔の男がホームレス同然だったり容赦ない言葉を浴びせたりと、なかなかスゴイ展開。「空白の十年」の一端をうかがわせる。そりゃ、あれだけしたたかにもなりますわ。
 ちなみに伊藤和典氏の 昔書いた小説 に「藤堂麻子」なる人物が出てくるが、関係は不明。

  ハチミツとクローバー 最終回。まあ、落としどころとしてはここでしょうね。総合的に非常に良くできてるんじゃないかとは思う。無論、原作のいろんなものを落としている(そうせざるを得ない)のはわかっている。その落とし方がやや気に入らないというのはあくまで個人的な感想。他のスタッフとの相性もあるのだろうが、黒田洋介氏の、この手のシナリオライターとしての技量の高さはやはり高い、と思い知らされる(作家としてはどうかってのは、ノーコメント。少なくとも好きではない)。ただ、北の果てで見てきた風景についてのやりとりは削らないで欲しかったんだが……基本的にトレンディドラマ化ってことか。

  極上生徒会 も最終回。ここまで徹底して毒にも薬のならなさを徹底していれば、文句もない。これ、一応誉め言葉。こっちも黒田氏脚本なんだけどね。
 心に残るものは特にないが、性質上別にどうということはなかろう。

[映画] のんだくれハードボイルド

 こないだH氏とO氏と一緒に深+に行った時にマスターに「こん中でこれがわかるのは鈴木かなぁ」とビデオを渡された映画があった。ジャン・ギャバンとジャン・ポール・ベルモンドが競演している珍しい映画「冬の猿」だ。
 「次の映画の日には返せよ」と念を押されていた事もあり見終わったのだが……あ〜、久々に「映画見た」って感じになりましたわ。
 胸の中に昔と同じ想いを抱きながら、安定を求めるがゆえそんな彼の「爆弾」を不安に思う妻のため、酒と共に思い出を封じる男、カンタンだが、内に同じ熱さを秘め、そして酒によりそれを発散させるしかない旅行者フーケにより、その封印を再び解いていく。
 「銃撃戦のないハードボイルド」と言われたのだが、これはなんと言えばいいのか。冒険小説読みで、酒飲みで、多分もう一つ言えば妻帯者ならば文句なしにカンタンとフーケに感情移入するのではないだろうか?
 訳知り顔で退屈な周囲、安定を求める妻。それらが悪いわけではないのだが、それらに決して理解されない充足感の欠如。そんな自分たちをカンタンは中国で聞いた「冬の猿」の話にたとえる。冬になると、猿の子供が人恋しさに町に下りてくる。その猿と自分たちは同じだと。
 ああ、いや、これはもうなんと言ってもいいのか。別にヤクザや悪者は出てこないし、銃声の一発も鳴らない。(もっとも冒頭、爆撃と迎撃のシーンはあるし、あと、別のものもクライマックスで鳴るのだが)ある意味派手なところはない。でもこれはいい映画だし、ハードボイルドだろう。
 「口が悪くなるだけなら飲むな。彼は下劣なやつらを忘れるために飲む」
 ジャン・ギャバンの台詞がとにかく痺れまくる。


2005年10月02日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日は手短に……

 先日「クレヨンしんちゃん劇場版 嵐をよぶ! アッパレ戦国大合戦」を放映した影響で、なぜかそれがらみの検索ワードが多い。これ放送するの初めてではないけど、まだ浸透してなかったんだなぁ。
 ここまで徹底して大人向けなのはこれと「オトナ帝国の逆襲」くらいだけど、他のも大人も鑑賞できる作品が多くあるので、これをきっかけに見てみてください。オススメは「ブタのヒヅメ大作戦」。
 そういや今日国勢調査の回収があったんですが、微妙に回収時間拘束されて不便というほどではないけど、隔靴掻痒っぽいというか。でも、ネットでとか郵送でとかなると、また費用がかさんだりってことはあるのかも。回収員の人件費とどっちが高いのだろう? まあ、国勢調査も 国勢調査:調査員が悲鳴 市民団体設置の苦情電話に相談 だなんてご時世になりましたが。なんだかなぁ。まあ、ヲイラみたいなダメ人間のこの程度のデータ、どうひっくり返っても悪用できないので私は気にしないで協力してますけどね。
 アニメだ特撮だはまた後日。響鬼は……楽しんでもいるけど、言及しにくいなぁ。


2005年10月03日(月) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 凱風快晴

 必殺シリーズ第十三弾「必殺からくり人 富嶽百景殺し旅」第十四話(最終回)。テレビ東京系時代劇アワー(月〜金AM11:35〜)で再放送してました。
 江戸からお艶一座に北斎の娘、おえいからの手紙が届く。手紙にはなんと北斎が自分を殺して欲しいと言っている、と書いてあった。驚いたお艶たちは江戸へ急ぐが、その道中、不気味な浪人が一座の後をつけてきていた。浪人のことが気になりながらも江戸へ着いたお艶が北斎に話を聞くと、版元や借金取りに追い掛け回される生活に嫌気がさしたから、お艶に上手く死んだ事にしてくれとのこと。お艶は呆れながらも北斎の依頼を果たす。しかし例の浪人・赤星が殺し屋の仕事にありつこうと唐十郎につきまとう。
 一方晴れて自由の身となった北斎だが金も底を付いた中、役者の中村歌八の顔にインスピレーションの沸かせ、これまでにない役者の特徴を誇張させた役者絵を仕上げた。その絵を売り込みに唯一北斎の死のからくりを知る梅屋に駆け込む。梅屋は死んだはずの北斎を家の中にかくまい絵を書かせる。それを聞いたお艶は嫌な予感を感じて唐十郎と鈴平に様子を見に行かせた。
 お艶の予感は的中。梅屋がその役者絵を「葛飾北斎」の名ではなく「東洲斎写楽」という名前で売り出したことに北斎は大激怒、梅屋を飛び出すが、その北斎を梅屋の用心棒になっていた赤星が始末しようとする。梅屋は北斎の元絵の値上がりで大儲けしており、北斎に生きていられては都合が悪いのだった。
 しかしその赤星にも用なしとばかりに梅屋と通じた守山藩の勘定方が襲い掛かる。その切り結ぶ様に魅入られ、自分の命が尽きようとするのも気にせず一心不乱に筆を走らせる北斎。赤星は斬られ、絵を描き続ける北斎もまた斬られる。鈴平と唐十郎、おえいが駆けつけるが、手当ての甲斐なく、最後まで絵に未練を残したまま北斎は死ぬ。
 北斎の最期を目の当たりにしたお艶たちは、富嶽百景最後の殺しを行う。
 梅屋と守山藩の勘定方たちを仕置し、唐十郎とも別れ江戸を去ろうとする一座。その一座が視線を上げると、屋根の上で死んだはずの北斎が富士を描いていた。驚くお艶たちに「ええがなええがな! 死のうが生きようが、どうでもええがな!」と言い放ち、嬉しそうに絵を描き続ける北斎。しかしその姿は霞の如く消えうせた。
 あの北斎の姿は現だったのか幻だったのか――お艶たちは再び旅の空へと戻る――

 とにかく最初から最後まで北斎に食われっぱなし。
 「写楽=北斎説」を下敷きにしているが、考証とかはあまり関係なし。一にも二にも北斎役の小沢栄太郎に尽きる。逆に言えばその他は大したことはないと言えるが、この北斎を見た後は「ええがなええがな!」という気になる。お勧めというわけではないが、この豪放磊落な、絵に取り付かれた北斎の姿ばかりは見ないとわからない。葛飾北斎に始まり葛飾北斎に終わる、ある意味シリーズの最終回にふさわしい話だった。タイトルも殺しの際に使った「 従千住花街眺望の不二 」ではなく「 凱風快晴 」にしたのは粋。
 惜しむらくは頼み人のはずの永寿堂がまったく絡まなかったことか。
 シリーズとしては殺しの殺陣や演出は円熟の域であったものの、シナリオの詰めが甘いものが多かったことやシリーズそのもののコンセプトが二番煎じの上詰めが甘かったこともあり、オススメとは言いがたい。しかし、金の受け渡しのシーンが削られたために裏稼業という印象が薄くなってしまった部分もあり、それを埋め合わせるかのように表立っては行動できない姿が描かれる事が多く、歯がゆくも裏稼業の無力さが浮き彫りにされてもいた。
 この時期の必殺は新仕置人でそのすべてを発散させてしまったかの如く新しいスタイルを模索し、迷走していた時期でもあり、これは意欲作である次シリーズ「翔べ!必殺うらごろし」の失敗、そしてシリーズ最終作の意気込みで作られた次々回作「必殺仕事人」へとつながっていく。

[アニメ][特撮] 昨日の

  エウレカセブン はホランドがようやく動き出したり、ビームス夫妻がレントンの正体を知ったり。レントンを自分たちの子供にしたかったビームス夫妻に正体がばれてどうなるんだと思ったけど、軍に引き渡したりするわけではなく、「どうするかは自分で選べ」と。最後の親心か。アドロック・サーストンって、これだけいろんな人に衝撃を与えるとは、何をやらかしたんだろう? レントンの帰りを待つエウレカはひたすらけなげ。

  響鬼 は、まあ、高寺体制のファンで怒る人がいるのは分かるというか、それも致し方ない事だよなぁ。ヒビキさんは日常生活落伍者みたいになってしまってるし(意図は別にあるのだが、旧体制のファンではそんなものを望んでいない人も多いだろう)。楽しんでるし変化の意図はそれなりに理解できる反面、私も前の趣旨のままでやってたらどうなってたろう、と残念には思う。どんな収束を見せたか(あるいは収束を放り出すか)ってのはとても気になってたのだけど。
 新OPの関東の鬼(+斬鬼)全員集合は、やっぱこれはやって欲しいよなぁ、という感じ。でも全部のスーツがあるってことは、ひょっとして最初から作ってあった? う〜ん、予算の使い方が……

  ゾイドG は、反ディガルド軍、早々と崩壊。流石THE・烏合の衆! エレファンダーの隊長はかろうじて生き残ったんかね? 昔ディガルドにコテンパンにやられた恨みを持ってるこの人が、ラ・カンが弱腰と勘違いして先走りしたのが崩壊のきっかけなのだけど、元々寄せ集めだったからなぁ。
 全滅の危機に、先週のラ・カンの言葉をヒントにしてダムを決壊させディガルド軍を押し流そうとするルージ。その前に立ちはだかるうっかり少将ザイリン。ルージの作戦も先を読んだところまでは良かったけども、一騎打ちでしかもさっさと止めを刺さなかったところがやっぱりうっかり。メカ戦の迫力不足は否めないけど、乱戦の様子や突破力のあるハヤテで攻め、最後は突撃力の高いムラサメで締めるところは中々。
 ティゼのブラストルタイガーの「アレ」については、ゾイド板のジェネスレで早速ワクテカしてる人が多数いる模様。


2005年10月04日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ま、個人的にはどーでもえーことなんですが

  のまネコ の問題はちょっと他ごと(からくり人富嶽百景殺し旅感想書き)をやってる間にあれよあれよと進み、「のまネコ」「米酒」での商標申請取り下げ、これで事態は収束かと思いきや2chでの脅迫とも取れる書き込みに、さらにそのうちの一つがavexの子会社プロバイダからの書き込みだった事からさらにさらに話は関係ない方向に。松浦avex社長の厨房臭い反応も火に油を注ぐ形に。まあ、そんな脅迫書き込みする奴が問題には違いないんですが。
 ワタシ的には商品化自体はどうでも良くって、図形商標登録等の有無が注目点だったので、その他は大蛇足の騒動なんですけどねえ。
 今音楽業界界隈は斜陽かどうかは知らないけども、あちこち叩かれていて、原因はと言えば携帯などの新コンテンツの参入により消費者の可分所得が割かれる事で生じる音楽コンテンツ自体の魅力ある競争力不足を「本来ならこうではないはずだ」と勝手な予想収益に合わせる為に色々やって、その全部が悪いわけではないけどその中の幾つかが「消費者なめてるのか」という潜在的な反感を買っていて、その一端の噴出なのだろうなぁ。

  PCからiPodへのコピーをできなくすれば問題は解決する--法制小委第8回審議CNET Japan )。まあ、記事を読めば発言のひとつに過ぎないことはわかるんですが、iPodの利点を全然理解してないんじゃないかと……「カミソリって危ないよね! そうだ! カミソリの刃を落として全然切れないようにしちゃえば安全ジャン! 俺ってあったまい〜」みたいな感じか。
 その後に経済的影響の試算も出てますが……ふざけなさんなよ? JASRAC。

  ルイ・ヴィトンを持つブランド女が200円のお好み焼きをほおばる街商業施設新聞 )。まあ、面白おかしく話を作ってるのは当たり前なんですが、「そう言われてる」って話を体験談風にしてるのがちょっとだけ悪質かも。第一大須の米兵の前には200円お好み焼きはない。少し歩かないといけないし、その辺りはちょっとコメ兵の購買層からずれている。

 晩酌してると作業がはかどらないのでローアルコールビール(ビールのようなもの)を買って来て替わりに飲んでみたが、0.4%なのにちょっと酔いが回る。うげげ。


2005年10月05日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] 響鬼騒ぎ

  響鬼 のプロデューサー交代からひと月が過ぎ、それに伴うごたごたも沈静化(つか、定着化)してきたわけですが、あれこれこれに関して気になることを。
 一つ目。反30話以降の言い分でよくあるのは「こんなのは××じゃない!」ってパターンで「××」には(番組名としての)「響鬼」とか(キャラクター名としての)「ヒビキさん」とか、あるいは「トドロキ」「ザンキさん」だったりとかするわけですが。
 いや、SF者だったらその言い回しはずっと昔から腐るほど聞いてるんです。「こんなのはSFじゃない!」って言い回しで。そういう比較の仕方をすれば、SF周辺の猛者だったらそれがいかに狭い範囲にしか通じない叫びであるのかが察せられる事と思います。それが「俺SF」について言ってるに過ぎないのと同様に、「俺響鬼」について言ってるに過ぎないのですから。
 無論、言ってもいいんです。言ってもいいのだけどそれは普遍的な何かを語ろうという態度ではないこと、もし普遍的な何かを語ろうとするのなら「俺響鬼」も相対化・客観化して語らねばならない。小さな他文化(他人の「俺響鬼」等)とのプチ衝突を真正面から受ける覚悟が必要になる。そうでなくてはただのグチで、グチを公言する事を恥じるのであればともかくあまつさえスタッフに対し「氏ね」とか書くのはその人のお里が知れるというものでしょう。脅迫にこそならねど、のまネコ騒動で2chに殺人予告を書く人とレベル的には大差ありません。
 二つ目。装甲響鬼を見て「あ〜あ、結局玩具が売れなかったからテコ入れで前プロデューサーは降ろされたのか」と確定事項のように語っている人が多い事。それに対する反証は 劇場版「仮面ライダー響鬼」公式ブログ:装甲響鬼(アームドヒビキ)誕生! の記述。新プロデューサーである白倉氏がテレビ版に関わる以前のはずの三月から既に新フォームの企画が動いており、ブログの内容を見る限りはデザインや設定には白倉氏はほとんど関わっていない。この内容だけで白倉氏の装甲響鬼に対する関与の度合いを断定することはできないけど、「装甲響鬼」について(1)最初期から新フォームの企画はとっくに動いていた(2)それは29話以前のテレビスタッフが主導で行われた という辺りは確かそうです。少なくとも装甲響鬼を指して「29話までのスタッフの意に沿わないもの」とする主張にはなんら根拠はないでしょう。
 批判とイチャモンを混同してはいけません。
 まあ、擁護するのはDAが次々に張り付いて装甲になっていくって演出が結構個人的に好きだってのもあるんですけどね。
 30話以降、響鬼から離れた人ってのはともかく、ずっと文句(非生産的なの)を言い続けてる人ってのもいて、まあ、気持ちはわかんないでもない。そうやって苦さを覚えて人は苦さを飲み込める大人になるのよ。などと特撮番組で言ってみる。
 大人(年齢的に)なのに飲み干せない、噛み下せるようになるべきだとも思わない人は、やはり困ったものかもしれません。いい年して特撮見て大人になれないも何もないのかも。それを言うなら自分もな、ですが。キモーイ。
 もひとつ。特撮と民俗学がらみで「翔べ!必殺うらごろし」が再評価されないものか。いろいろ面白いんだけどなぁ、アレ。ウハッ!

  カペタ 。月刊少年マガジンで連載中のゴーカートマンガのアニメ化。いろいろ曽田マンガっぽく、頑張ってるけど、3DCGでのゴーカートシーンは(演出的に努力は見られるが)やはり違和感が。セル絵(セルは今は使われないけどそれはそれ)との親和性がやはり課題か。というか、素材的に子供向けにも大人向けにも微妙なラインである気はする。

  アニマル横丁 。シュールなファンシーアニメ。これが女児向けマンガ誌で連載しているとするならば、現代の女児はいつの間にか恐ろしく高レベルになっていたのだなぁ。テンポよくセンスがいい。これ、大事。

 週マガで連載していた「ヴィンランド・サガ」が今回を区切りにアフタヌーンへ移動する事に。執筆ペースの関係らしい。う〜ん、週刊連載はやはりいろいろ大変なのだなぁ。


2005年10月06日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 謎の氷解 政治編

 小泉純一郎首相の政策やら手腕やら、全肯定するわけではないけどなんか妙に個人的に親和性があるなぁ、と思っていたら、その疑問が氷解した。小泉首相、エンニオ・モリコーネの映画音楽のファンだったんですな。参考: エンニオ・モリコーネ/私の好きなモリコーネ・ミュージック〜小泉純一郎選曲チャリティ・アルバム
 つまり、マカロニ・ウェスタンのファンでもあるということで……要は、首相だとか国のトップになっちゃいけないタイプじゃん! とはいえ、他に誰かいるかって聞かれても答えられないのが現状。首相も消去法か。

[メモ] 多分自分宛

 批評と悪口を取り違えてはいけない。

[アニメ] 帝都は均しく、針地獄の様呈し居り候

 なんか こんなネタ まで振られてしまってるんですが 地獄少女 、友達に見せてもらってまずオープニングで大笑い。メインキャラのモノクロスチールを目まぐるしく切り替えていく手法はまさしく必殺シリーズのお家芸! *1  いきなりこんなもん見せて、必殺ファンを笑い死にさせる気ですか、スタッフは!?
 きちんと比較してはいないけど、第一弾「必殺仕掛人」もしくは第二弾「必殺仕置人」のパターンに近いだろうか? 「はらせぬ恨みをはらし」って、もろ仕掛人のOPナレーションだしねえ。最後、全員の顔アップを並べるのは仕掛人仕置人ではなく仕事人V旋風編だった気がするけど、それで正しいのだっけ? ギターメインのBGMは第七弾「必殺仕業人」っぽい。無理矢理こじつけると、ナレーションが若い女性というのは第十三弾「必殺商売人」が近いだろうか? ナレーションも声のトーンを低く抑え韻を取っているし、必殺アバンタイトルパロディの中ではかなり良くできていると思う。でもオカルト絡みだったら炎をバックに延々と九字の印を結んでいる方がいいかも(必殺ファンにしか通じない冗談)
 本編はというと、必殺というよりは恐怖マンガの一パターンかと。「スカイハイ?」って言ってるサイトもあったけど、恐らく並び方がちがくて、「スカイハイ」とこれは同じ幹から伸びてる枝。まあ、伝統的パターンに則ってるのだけど、「怖くない」というのはその手のジャンルとしてはナニかもしれません。モノとしては「コワカワイイ」と萌えてるのがいいのかも。
 番組全体を必殺のパロディと捉えてしまうと間違いで、必殺へのオマージュが部分的に埋め込まれていると考えた方がいいでしょう。サブタイトルの字が糸見渓南調じゃないし。BGMも平尾昌晃&竜崎孝路の歌謡曲調じゃないし。メインタイトルの直後にサブタイトルってのは、まあちょっと微妙なところ。OPがないのは今回だけみたいだし。
 正直今の世相は必殺のような番組は主流の娯楽にはなりにくいのかもなぁ、と思ってもいますが、しかしアニメだと「巷説百物語」(京極氏は有名な必殺オタク)、ゲームでは「天誅シリーズ」、「必殺裏稼業」と、なんかビミョーに需要があるような気もしたり。今の時代、あれを作れったって(特に初期必殺は)作れるものじゃないのはわかってるので、上手い事料理してくださいな。もしくは再放送増やせ。
 ちなみにOPの地獄絵の 河鍋暁斎関連のサイト
P.S.エンディングのスタッフロールの「筆文字  印玄 *2 」って(笑)。探せばもっとあちこちに小ネタがありそうだ。
*1: 必殺の場合は地獄絵ではなく無惨絵だけども。
*2: 「印玄」は必殺シリーズ第六弾「必殺仕置屋稼業」のメインキャラの一人。躁鬱だけど気のいい怪力乞食坊主。屋根の上に悪人を運んで突き落とすと悪人は「とめてやめて!」と連呼しながら屋根を滑り落ちていって転落死。(マジ)


2005年10月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 昨日の訂正

  地獄少女のOPナレーション、室井滋かぁ 。それじゃ「必殺商売人」の桜田淳子じゃなくって「必殺からくり人富嶽百景殺し旅」の吉田日出子の方か? 流石に「必殺仕置屋稼業」の(当時の年齢の)草笛光子とは申しません。ハイ。
P.S.と思ったけど、改めて調べてみたら当時の草笛さんとそんなに年齢違わないのか。ちょっとびっくり。(むしろ草笛さんに)


2005年10月08日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 失踪再び

 山にこもって来ます。原稿も書きます。うう。
  携帯ゲーム機:DSに軍配、新機軸ゲームヒットで エンターブレイン毎日 )。ニンテンドーDSの方が見ていてプレイバリューの方が高そうだと思ったが、やはりそういう結果になってしまったか。


2005年10月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 帰っては来ましたが

 明日、実家の方で葬儀に出席するためまた不在になります。


2005年10月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 戻ってきました

 撮り溜めた番組とか、所用があって大変。ボチボチ復帰していきます。
 なんだか中国の神舟六号が打ち上げ成功したとか。一部では「日本からODAを貰ってるくせに」とやっかみな意見もあるようですが、枯れた技術をベースに確実性とノウハウの蓄積を着実に高めていくのは、全体主義国家の国策という点はあれど、やはり日本も見習うべきところは大きいです。いや、村一つ消し飛ばしても上層部の首がすっ飛んだだけで済むのもうらやましいかうらやましいかってのは微妙なところですが。(^^;
 で、 ロシアから日本に宇宙船共同開発を打診共同 )だそうで。どれだけ本気か、あるいは単に金目当てかはともかく、これも面白そうな話ではありますな。


2005年10月14日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 05/10/14のニュース

  4人リンチ死「犯行時少年」3被告とも死刑判決読売 )。この三被告のうちの一人は 生きて償いたい共同 )とのコメントをしていたわけですが……何かこの件は上手くまとめられない。

  黒田記者に菊池寛賞 本紙ソウル支局長産経 )。へー。黒田氏は親韓というか知韓派寄りながら、韓国にも思い入れをかなり持っていて面白おかしくながらも時には厳しく時には親近感を持って韓国の事を日本に紹介し続けてきた、「元祖コリアウォッチャー」。日本やその周辺国の関係がこれまでになく注目されている今だからの受賞でしょうね。

  外務省HP 歴史コーナーの記述見直し検討Y!hl )。南京事件や従軍慰安婦など、学術的な裏づけがないままその可能性をほのめかしてる記述があって、そこを見直そうということらしい。確かに、断定はされてないけどそれを恣意的に解釈して断定的に言う阿呆が結構いるからなぁ。村山談話や河野談話がかなりねじれたものなので、この辺がガン。もっとも「日本は何も悪い事はしていない!」と断定されるのも困りものなので、その辺は上手くバランスを取って欲しいところ。日本人にとっては、どっちにしてもそのことがメインの過ちではないんだけどね。

  薬事法違反の疑いで北朝鮮と関係の深い兵庫県の製薬会社など11カ所を家宅捜索FNN )。最後の一行がさりげなく別件捜査っぽい。まあ、別件にしても真意がばれようとかまわないか、真意がこの程度では計れないだろうってことでしょうけど。そもそも薬事法違反自体はおそらく前からだろうので、やはりそれはついでっぽいなぁ。

  ForecastFox のメニューを立ち上げたらいきなり日本語でびびった。いつの間にか日本語対応になっていたらしい。風速等も日本語表示だし、なかなか便利でありんすな。天候表示等は中途半端に日本語だけども。

[アニメ] いつもの奴:せいちょうかんさつにっき

  絶対少年 。#20「マテリアルフェアリー」:朝っぱらから希紗のエロボイス。あえいでんのかもだえてるのか(あまり変わらん)。これまで事態をおかしな方向に回らせるだけだったまっきーがお姉さまに開眼の巻。「僕、正樹です。深山さんという不思議な女の人に出会ってから、僕の中で少しずつ何かが変わってきました!」 *1
 それはさておき、自分たちにとって都合の良いコミュニケーションしか取って来なかったことを、真っ先にまっきーが気付くとは。でも、影が薄いんだよなぁ、まっきー。深山美佳って、昔の歩とかまっきーとか、ああいうタイプを放っておけない性質なのかな?

  エウレカセブン 。#25「ワールズ・エンド・ガーデン」:月光号を探す途中行き倒れたレントンを拾った不思議な夫婦。その妻は「絶望病」に犯されていたが、彼らは決して絶望していなかった。月光号の閉鎖された中ではなく世界の色んな人と出会う事で、レントンも少しずつ成長してる……気がする。

  響鬼 。#35「惑わす天使」:実は響鬼、シリーズ初の10%越えしたらしい。だからどうしたって話ではあるんですが。内容の方は演出のバカバカしさに脱力しそうになるが、でも響鬼が明日夢たちによって年長の指導者として成長したり、日奈佳の昔の台詞(「トドロキ君的には、回転寿司は外せないっすかねぇ」)を受けて日奈佳なりに気を遣っていたあたりを読み取らせたりと、井上流儀でキャラを掘り下げようとしている。

  ゾイドG 。#27「再起への道」:ルージのひとたらし能力全開! ガラガと同じ脳みそ筋肉タイプのエレファンダー部隊のハックに、気難しそうなホーまで陥落! うっかり生きてたザイリン閣下もこれまで以上にルージにメロメロ? 半数を失った反乱軍は一旦解散。ルージたちは新たな仲間を求める旅に出る事に。影の薄かったロンがこれまで以上に怪しかったり、セイジュウロウの健康状態が怪しかったり、新たなバイオゾイド「バイオボルケーノ」が怪しかったりと伏線も盛りだくさん。話としても冒頭の無駄足に終わる生存者の探索と犠牲者の墓の群、終盤の生きていたホーの部隊の合流との対比は綺麗。どちらもルージのひとたらしに繋がるし(^^;。

 新番組についてはまた後日。
*1: あまり変わらなさそうなナレーションだな(笑)


2005年10月15日() 旧暦 [n年日記]

[その他][映画] 十二支映画−洋画編

 昨日、深+のシネマデイなので行ってきたのですが、そこで「十二支の出てくる洋画を上げてみよう」ということになった。
 たとえば「子(ねずみ)――『グリーンマイル』」というように。
 以下その調子で
  • 丑――西部劇映画多数
  • 寅――トゥー・ブラザーズ
  • 卯――ロジャー・ラビット
  • 辰――ネバー・エンディング・ストーリー、ダンジョン&ドラゴン、サラマンダー等多数
  • 巳――アナコンダ等多数
  • 午――西部劇映画多数、白馬の伝説
  • 未――羊たちの沈黙(アリか?)
  • 申――キングコング、12モンキーズ
  • 酉――ケンタッキー・フライド・ムービー、チキンラン
  • 戌――K−9 友情に輝く星等
 と、(若干反則気味もありながら)ここまでは順調に来た。が、困った事に「亥(猪)」となると一斉に全員詰まってしまった。猪がわりとメインで出てくる映画なんてあるか? と首を捻って結局タイトルが出てこず、その話題はお開きになったのだけど、家に帰ってから検索したらありました。
  「レイザーバック」(1984年 豪)
 つか、こんな映画あったことすっかり忘れてたよ。orz


2005年10月16日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組まとめて

 手短に行くので、ちと辛辣っぽい書き方になるものもあるかもしれないけど御容赦。

  BLOOD+ (土18:00〜CBC)。劇場用中篇アニメ「 BLOOD:THE LAST VAMPIRE 」を元に、TVシリーズ用に再構成したもの。 舞台はベトナム戦争終盤の沖縄? *1  基地とかなんとかとは必然的に出るけども、妙なイデオロギー臭は今のところないので安心。主人公は一年以上前の記憶がなくなってて、自分の力に戸惑うというタイプ。美麗な作画と周囲とのやりとりが安心して見られるけど、事件にどんどん巻き込まれていった後で話がどうなるか、様子見。
 P.S.ところで小夜が病室で食ってた差し入れ、スパムおにぎり? SPAAAAM, SPAAAAM, SPAAAAM, SPAM

  舞-乙HiME (月25:53〜TVA)。「 舞-HiME 」の続編的シリーズ。ただし世界観的に繋がりはなく、スターシステムで、旧キャラは基本的に別人。出だしは前作(?)を踏まえ、旧ファンににやりとさせる部分を盛り込みながら、お気楽主人公で前より痛快娯楽っぽい感じ。まあ、悪くないので視聴継続。ところで主人公の声、デカレンジャーのウメコなのな(だから着替えるのか! *2 )。

  灼眼のシャナ (月26:53〜TVA)。人気ライトノベルシリーズのアニメ化。BLOODもそうだけど、セーラー服と日本刀って、なんかみんなトラウマでもあるんか? それはさておき、原作未読だが萌えとケレンに特化した娯楽作っぽく、悪くない感じではある。様子見。

  クラスターエッジ (火25:28〜TVA)。サンライズのおっきい女の子特化作品。空戦は、売りとするには……だけど、見れないほど酷いというわけではない。むしろ設定や台詞が唐突すぎて、ついていけない。突然「力より強いはずなのに」とか言われたって。主人公が純真と言うより、ただの頭の弱い子に見える。「わかる人にだけわかればいい」という作品の典型だろうか。多分次は見ない。

  ガンパレード・オーケストラ (火26:58〜メ〜テレ)。原作ゲームはSCEから発売予定だが、制作には前作制作のアルファシステムは関わっていない。それはさておき、主人公は新米士官で東北のダメダメ中隊に派遣されるというお約束なのだが、部隊の人間がダメ揃い。技術的に未熟なのはともかく、軍隊の上下関係すらちゃんと叩き込まれていない。まあ、主人公もクラスメイト気分なのはどうかと思うが。一度全員まとめてリー・アーメイにPTしてもらった方がいいと思う。作品的に壊滅的にダメということはなく、ダメな連中ということは作品内でも認識されてるようだし、作戦立案とかは結構まともなので、しばらく様子見。

  ノエイン もうひとりの君へ (火27:58〜TVA)。どことなく閉塞的な北海道の小学生の前に、未来からの刺客が現れる。さらに現れる男、カラス。実は彼は……という展開。いわゆる萌えとかとは方向性が違い、かなりヴィジュアル的には独特。ジュヴナイル的でもあって、ヒーローものってよりはそういう方向性で期待する。カラスの姿が白土三平チックで何時「フフフ……風下に立ったがうぬの不覚よ!」と言い出すかと……言いませんかそうですか。

  IGPX (水27:08〜メ〜テレ)。未来のロボットを使ったレースバトルものなんだけど……言ってしまえば、盛り上がらない。狙って淡々としてるわけではなく、Vシネマ的な盛り上がらなさ。レースやロボットバトルのダイナミズムを伝えようという意図も見えず、見ていて「どうしろっての?」と困惑する。多分、次は見ない。

  はっぴぃセブン ざ・テレビまんが (木25:58〜TVA)。これもライトノベル原作。原作未読。七福神の化身の女の子たちによるバトルもの? なんというか、へっぽこ感ただようのだけど、「極上生徒会」と違って、あまり楽しめないへっぽこ感。登場キャラが多いから、という次元ではないように思える。キャラの魅力が何で、それをどう伝えるかの模索がそもそも欠落してるように思える。表現って、まず表現したいということがないと表現として成り立たないのだな。一応次も見るが、次もダメならローテーション落ち。

  ARIA THE ANIMATION (目26:28〜TVA)。未来の火星(?)を舞台にした、ゆったりまったりアニメ。事件と言えるほどの大事件は起こらないし、特に悪人が出てくるわけではないけど、ドラマとしては下手なバトルものよりよっぽど見せる。雰囲気も悪くない。個人的な好みを言えば、もう少し黒さが欲しいが、それはこの作品には合わんのだろう。継続。
*1: 公式ページのストーリー紹介 見たら、現代の話ですた……いったいどんな世界情勢下なんだろう?
*2: ウメコは(自称)変装の名人


2005年10月17日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 疲労が

 先週いろいろありすぎたせいか、風呂に入って出ると、もう動けなくなるくらい疲れが出ることが多くなってしまった。
 いっぺんまとめて疲れを取らないといけないだろうなぁと思いつつ、なかなかそのタイミングが……

  小泉首相、靖国を参拝朝日 )。秋の例大祭に合わせての参拝だけども、記帳等はせずと、なかなか微妙な線を狙っている。「これくらいなら一般の参拝客の範疇でしょ?」と言わんばかり。さらに先日、 日中総合対話で中国側が突然すっぽかしたばかり朝日 )。タイミング的に本当に狙い済ましていたのかと思える。中国側は腹の内がどうであれこう出ざるを得ないわけで、対する小泉首相の意図はというところが不明なのだけど、中国の困りっぷりが見ていて面白すぎる。
 そして コリアンジョークスレにこんなジョーク が。
582 名前:マンセー名無しさん 投稿日:2005/10/17(月) 16:20:38 ID:YDMSCaf4
東アジア各国の代表4人が集まって、互いに誰が一番存在感を示せるかの
勝負をする事にした。
韓国の大統領は、北朝鮮にエネルギーと食料を大量に支援すると発表した。
北朝鮮の将軍は、大量の軍事予算を計上し、核ミサイルを配備した。
中国の首席は、予算と人材を惜しげなく注ぎ込み有人宇宙船を打ち上げた。
一方、日本の首相は神社にコイン一枚投げ込んだ。
 素直に笑っていられない部分もあるのだけど、笑った。(笑)

[アニメ][特撮] 週末の:まとめて

  絶対少年 #21「いい子でいることの意味」。りえぞー迷走編。成基と関わりたいけど拒絶されてしまう理絵子。しかし、同様に理絵子に関わろうとする正樹を自分も拒絶する。人と接するのにいい子でいるしか方法を知らない理絵子は、ある意味かわいそうではあるけど同時に自分に都合の良いコミュニケーションしか取ろうとしない、という意味では成基と同じ。本当はそれも外へ発する信号なのかもしれないけど。真っ先にその事に気付いた正樹はなんとかしようとするんだけど、やっぱり影が薄いというか……結局みんなどん詰まり。善しにつけ悪しきにつけ、「いい子でない自分」を理絵子がぶつけてるのって、正樹にだけなんだけどね。

  エウレカセブン #26「モーニング・グローリー」。レントン復活。そしてエウレカとの再会。行き詰まってどん詰まって、迷走して色んな人に出会って、結局自分はちっぽけな自分でしかなく、それでもエウレカに会いたいと自覚したレントン。エウレカもレントンの不在により自分の中に芽生えた感情に気付く。そして、これまでのセブンス・ウェルとは違うニルヴァーシュの力の発動。ビームスはレントンの乗り越えるべき壁として立ちはだかり、レントンとエウレカの結びつきを認めざるを得なくなったホランドの行方も気がかりながら、シリーズ前半のオーラスを飾るに相応しい話でした。戦闘シーンも、話の盛り上げ方も。

  マジレンジャー 。中盤の山場? ミーメによってルナジェルとマジシャイン大ピンチ+マジレンジャーもピンチ。そしてその危機を救ったのは……ウルザードの正体は予想してたけど、こういう形で、あっさり記憶が戻るとは。でも次回予告を見ると、必ずしもすんなり行くわけではなさそう。記憶がなかったとはいえ、マジマザーを殺したのはウルザードだしなぁ。

  響鬼 #36。両親の敵を取るために鬼になろうとするあきらだが、憎しみを捨てろと言われ、納得が行かない。イブキはそんなあきらをザンキに預ける。そのザンキの前にかつての師匠で猛士を追放された元鬼・シュキが現れる。ライダー対ライダー、と言うと一部にはうんざりしそうな向きがありそうだけど、これまでのライダーバトルとはちょっと違った感じになりそう。しかし裁鬼さん、本当に当て馬だなぁ……

  ゾイドG #28「伝説」。全体としてはミィ様ツンデレ祭。これでもうイロモノヒロインとは言わせない? つか、ミィ様ごっつ侠気っぽいんですが? 天空祭は、多分今後登場予定の×ル×ラ×ンの伏線なのでしょうね。祭の山車?がもろその形してたし。一方ではザイリンの操るバイオヴォルケーノの本格お目見え。火力があってスピードもある、しかもリーオの武器が通じないってんだから、どうしろってんだか。
 他には、作画的に特にどうということはないにも関わらず、あちこち微妙にクネクネ動いていたのが気になる。フェルミ大尉の怪しいクネり方とか(笑)。しかしソウタ、ザイリンを「変な奴」呼ばわりとは……味方にも変な奴と思われてたのか、ってか、ゲオルグ亡き今、あの三人の中では一番まともな軍人だと思うんだけどなぁ、ザイリン……

  マイメロ 。全体的に面白いことは面白いのだけど、特筆すべきはマイメロママのシニカルさ。まぁ、なんてえか。あと、結構ことあるごとに言えることなのだけど、これまでの脇役をきちんと踏まえているのがすごい。でも、全登場人物(せめてクラスメイト)の紹介って、どこにもないんだよねえ。残念。
 ところで何気に今回は「もっとおねがい」がなくても勝てた。


2005年10月18日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 困ったもんだ

 靖国参拝をめぐるドタバタ劇は、笑って見ているのと同時に「どうしたもんかなぁ」でもある。落としどころがどこかわからない。
 「そこまでして行かなきゃいけないもの?」と言われるとYESとは言えないが、これが他国の横槍で「禁止された」となると、憲法により保障された「信仰の自由」の侵害となり、さらには他国による主権侵害ということになる。なんとなれば、政教分離というのは政治が特定宗教に肩入れするのを禁止していることであり、宗教的行事への関与自体を否定するものではない。従って公式参拝だからと必ずしも禁止される対象ではない。私的参拝となればなおさらで、横槍を入れる法的根拠はまるでない。中国側の理屈として「A級戦犯の合祀」云々ということがあるが、無論中国がA級戦犯の名誉回復の動きについて当時知らなかったわけはなく、この理屈もかなり変。中国としては「日本はいつかは折れるだろうし、そうすればまた一つカードが手に入る」くらいのつもりかもしれないが、いつまでも折れなかった時のことは考えてないんじゃないかとも思える。
 同時に懸念するのは、中国(とついでに朝鮮半島)の抗議に対する反発として、慰霊された人たちの神格化が行われるのではないかという点。「そんなバカなことが起こるわけはない」と言われるかもしれないが、構図としてはそういう単純なストーリーに落とし込まれる危険性がある。「それはそれ」「これはこれ」で、当時の問題をきちんと認識しつつ、慰霊を行いたいものが慰霊する、ということでいいんじゃないかと思えるが、横槍とそれに対する拒否反応はやはり邪魔臭い。
 まあ、どっちもアホらしいからほっとけ、というのが個人的な意見。17日午前にあったことなのに当日に中国も韓国も反対運動やってるところで仕込みの反応ってのが丸分かりだし。
 海外メディアでは(中国系韓国系を除いて)感情的な反応を見せてるのは NYタイムズの記事のよう時事 )だが、調べてみると相変わらず 大西哲光(NORIMITSU ONISHI)氏の記事 。もはや大西記者の署名はギャグのサインにしかなってないような。批判にしてももうちょっとまともな記者能力のある人にやらせてくれ。
 それはどーでもいいが、夕方に何気なく外を見たら血のように真っ赤な夕焼けでびびった。本当はややオレンジがかってたのだけど。


2005年10月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[メモ] コンバット、ローハイド

 11/5より、NHK-BS2で再放送。

[その他] 頭が痛いのは

 風邪ひきのせいです。多分そうです。
  「首相は参拝すべきでない」民主党の前原代表が東京で講演京都新聞 )。
 前原氏はA級戦犯に関して「内外で被害者を出した戦争の責任を負うけじめが必要。死後は神仏になるという考えもあるが、政治は結果責任であり、現役政治家の甘えにつながる。人生を終えても責任を取り続けるからこそ、国民の負託を受けている」と、政治家としての姿勢を訴えた。
 自分の知る限り、それは民主主義のシステムではないのだけどなぁ。死後に鞭打たれることを恐れないと責務を全うできないというなら、それはそれで「民主主義道不覚悟」 *1 じゃないかい?
 もひとつ。「靖国参拝するのは戦争責任に関する歴史認識が云々」という言説も見かけますが、ぶっちゃけ、脳みそ膿んでると思います。それは一部の人間に災厄神のごとく「戦争責任」を負わせ実際の戦争責任の分析を滞らせるだけの「負の神格化」にすぎない。戦争の原因はそんな簡単に「誰かのせい」にできるものじゃないことは調べればわかるだろうに。。

  日本の分担削減主張に理解 米国連大使共同 )。ここらへん、米本国がどう見ているかはよく知らないのだけど、要は アメリカもやった手だからかなぁ という感じもする。まあ、金は出しても口は出すなって言われるのも癪だものなぁ。 国連分担金 は調べればすぐわかるのだけど、各国の滞納率ってどうなんだろう? と思ったら ちゃんと表が前年以前の表 もありますが、日本は総じて優等生。トップの国ではアメリカが滞納してますが、これは過去の滞納金の繰り越しのため。中国は2001年からの記載ですが、 単純に2000年以前の分担金が低いだけ らしい(ブラジル以下)。

  米国防長官が訪中 「政治開放」と「透明性」求めるCNN )。ラムズフェルド国防長官、中国を分裂→内戦化させたいんかなぁ。真面目に考えるとどっちにしろ未来は暗いからやめておこう。それはさておき、
米政府は今年の中国の軍事費について、「公表されている約300億ドルの3倍に上っている可能性がある」との見方を示している。
 わりかし控えめだなぁ。(見積もりが)

  10年連続で最低を更新 喫煙者率、女性は微増Y!hl )。前にも書いた気がするけど、私はここんところずっと続いてる嫌煙風潮については胡散臭げな目で見てます。私自身は喫煙者じゃないし、煙だらけの部屋にいればそりゃいい気はしませんが、死ぬの生きるのみたいな騒ぎ方は単にマスコミに乗せられてるだけだと思うんですが。あほらし。
*1: 茶化して書いてますが、要は民主主義について理解してないし、ミスリードにより世論を誘導しようとしているんじゃない? という事。


2005年10月20日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今月の課題:表現とはなにか?

 「表現ってことを意識して映画とか見てみると面白いかもよ」とこないだ深+のマスターに言われたこともあり、つとめてそういう見方をしようとするが、これが存外大変。だって、面白い話だとついそんなこと忘れちゃうし、面白くない話だと何にも表現されてないから意味ないし……しばらく訓練してみるか。

 今日は朝起きたら喉が痛くて頭がぐらぐらして気持ち悪く、あ、こらあかん、と午前中大人しくしてたらのどの痛みもめまいも軽くなったので職場へ。ところが職場でぐらぐらしまくり。仕方ないので早引け。うう。

 昨日国連予算の分担金について調べてわかったこと。
  • アメリカ、日本、ドイツの三国で50%をまかなっているのは本当。
  • アメリカは滞納が多く実質日本が分担金No.1というのは嘘。
  • でもアメリカの過去の滞納金がまだ未払いで繰り越されているのは本当。
  • 多分、国民一人当たりの負担が最も大きい国は日本。
  • ロシア・中国の負担が少ないのは本当。(多分自由主義経済への移行が日が浅く、GDPが低い事から)
 まあ、国連が各国に公平平等な組織だということを否定してしまえば(実際にそうではないし)GDP比率での分担の根拠は崩れるのだけど、そうはしたくない、けど、拒否権という天下の宝刀も手放したくない、ってのが中国ロシアか。

[アニメ] 新番組交えて。

  ノエイン #2。あの〜、#1と絵柄が違いすぎません? 普通の萌え萌えな絵柄に。キャラクターの特徴がはっきりしてるんで、絵柄が違ってもキャラの見分けがまったく問題なくつくのはすごいなぁ。キャラクターデザイナーの力か。しかし、前の絵柄で入浴シーンとかあっても別にどってことないんですが、この絵柄で入浴シーンだと……ひょっとして狙ってますか?
 自分を支配しようとする母親のためにユウは激しく自壊気味で、自衛行動のように家出を決行。それについていくハルカ。しかしハルカの持つ「龍の首環(トルク)」を狙って再び刺客が……
 カラスたちはハルカたちの世界の類似世界の十五年未来から来た存在らしい。テクノロジーやらは大分違ってそうだけど。次回は前の絵柄に戻りそう。

  ムシキング 。ここ三回でいきなりソーマが裏切ったりなんだりで、ソーマがポポにそこまで激しい劣等感と嫉妬を抱いていたってのがちと唐突なんだけど、ソーマに母親であることを明かし、自分の味方に引き入れたのにどこか不安げなチョークをはじめとして、色々ソーマの揺れ動く存在が敵も味方も引っ掻き回しそう。

  ガンパレード・オーケストラ #2。バカ娘どもここに極まれり。副隊長を一緒に危険な場所に連れて行くってのも隊長としてどうかと思うのだけど(隊長の身に何かあったら、次に指揮権を振るわねばならないのは副隊長だから)、あのいかにも頼りなげな面子ばかりでは、しかたないのかなぁ。それを「早朝訓練が嫌だから」という馬鹿げた理由で反発するバカ娘二人。憎まれ役として配置されてるのはわかるが、わかっててもまんまと目論見にはまるなぁ。あまりにバカすぎて可愛げの余地を感じないというのが難点だけども。


2005年10月21日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 時事その他

  綿貫、亀井氏ら新党組9人を除名 自民党朝日 )。「離党」を許さないで「除名」かぁ。これはかなり厳しい。

  松浦さんところのこのエントリー で知ったのだけど、 空耳じゃないマイアヒ 。2chの有志がルーマニア語の原詩を訳したものを、フラッシュ化。原題の訳「菩提樹の下の恋」ってのを知って、切ない恋の歌なのだなと思ったが、実際その通りらしい。ちょっとびっくりしたのは、avexのCDについてる訳詞はルーマニア語の訳ではなく、英語で訳したものをさらに日本語に訳したもので、原詞と異なる部分があるということ。探せばルーマニア語の通訳くらい見つかるだろうに。
 空耳で受けて、それを使ってヒットを狙って、ということ自体は否定しないけど、その後どうするか、という展望がまるっきりないことに愕然とする。「本当はこういう歌なんですよ」と紹介し、O-ZONEのファンを増やしていけばいいものを、一発屋のイロモノ的な扱いでは……厳密に言えば有志のやったことは翻訳権の侵害の恐れがあるかもしれないが、それでも「こういうのがファンってものだろ」と心強く思ったりもする。

  朝日新聞、靖国問題で社内乱闘…40代社員が暴行zakzak )。うわ、すげ! 朝日の中身もエキサイティングになってきてるなぁ。被害者の三十代社員の主張していたアンケートの解釈というのが気になる。

  中国当局、反日運動の活動家起訴へサンスポ )。こんなニュースをスポーツ新聞でしか報道してないってのがいやはや……これまで大目に見られていた反日活動などに、流石にピリピリせざるを得なくなってきたわけですな。今年もかなりの成長率を見込まれている一方、様々な社会問題のみならず軍事・外交面でも風当たりが徐々に強くなってきて、胡錦涛も微妙な舵取りが要求されるのだろうなぁ。ドイツでは親中派だったらしいシュレーダーが負けて、その人権問題を重視し中国への武器禁輸解除反対派のメルケル氏が首相になったし。

 本日の買い物は ミリタリー・クラシックス ……い、いや、だって仕方なかったんだよ! 知り合いが仕事したんだもん! ご祝儀で買わざるを得ないじゃん! 仕方ないじゃんかよう! そんな目で俺を見るな〜!
#いや、マジな話、他にもっとまともなものも買ったんだけどね。


2005年10月23日() 旧暦 [n年日記]

[その他] ようやく身体が動く

 今朝まで風邪がぶり返してほとんど身体が動かず。今日になって近場に外出できる程度には回復したけど、遠出は無理。日中寝込んでいたら良くなってきたけど、まだ時々寒気がする。うう。

[アニメ][特撮] 寝ながら見た

  絶対少年 #22「消えたものと産まれたもの」。理絵子はあの晩に二種類の光を一緒に見たホームレス=羽鳥と再会する。それがきっかけで自分たちの閉塞に気付き、自分たちのしなければならないことを理解する。正樹と二人で、希紗のために何かできないかと模索する。
 りえぞ〜、開き直ったなぁ。羽鳥の「見たいものは他人が見ている自分」ということを指摘され、いい子で自分を飾ることからの脱却を目指す。希紗も、成基も、ついでに正樹も友達で、だから友達のためにできることをする。とても単純なことだけど、それが見えなくなるほどにみんな迷走していた。
 結果として希紗のブンちゃんを壊してしまったことを煩悶する歩も、夢枕にオカカ婆が立ったという阪倉からの電話で自分が次にしなければならないことを心定める。
 と、みんな前向きになってきたところで、希紗の作ったオブジェが変化。しかしそれはブンちゃんではなく、羽の生えた玉子のような姿だった。それに戸惑う希紗だが、さらに横浜上空に巨大な物体がよりはっきりと具現化する。
 多分、これからクライマックスに向かって一直線?

  BLOOD+ #3。TBS土曜夕方アニメ枠のプロデューサー、竹田青磁氏は、なんか結構サヨクっぽい発言をインタビューなんかでしてるけど、まあ、それでも本編ではそんなにイデオロギー色は出ていない。あんまりそういうこと気にして番組見たくないんだけどなぁ。
 物語の進行はかなりゆっくり目。自分の正体を知らされる小夜。あくまで家族として娘を守ろうとするジョージ。まだ強烈に物語として訴求するものはないけど、スロースターターなんかなぁ。

  マジレンジャー響鬼 。マジレンジャーはなんかン・マが倒されちゃってるんですけど……で、次回からはインフェルシアの神々ですか、ハァ……これまでは劇場版限定のロボだったセイントカイザーも登場、そういう展開的には上手い。響鬼は朱鬼編後編。やはり朱鬼はあきらのための反面教師だったのかな。あきらが朱鬼の最期をどう捕らえているかが不明でもやもやするけど。結局は鬼VS鬼にはならなかったが、鬼=職業という旧プロデューサーの描き方とのズレも、やはり気になるといえば気にはなる。鬼=超人というアプローチでは、納得はするが。威吹鬼が結構ヘタレ化してるんですけど……役回り上仕方ないとは言え、損な役回りだ。

  ゾイドG #29。バイオゾイドの秘密を探りに、コトナの生まれ故郷アイアンロックに潜り込むラ・カンとコトナ。「呪われた町」と言われていたが、実は太古の技術を闇の一族が守る町だった。そして一族から逃げ出したコトナは、実の妹に命を狙われることに。
 という本編よりも、あのEDはやはり……「ムシキングサンバ」で慣れたつもりだったけど、あれとはやはりポイントがずれてましたわ。無意味に眼鏡姿や水着姿が差し挟まられるし。狙ってる層があからさま。本編の方向性とは、やはりずれてるような……こういうのが嫌いだなどと聖人面はしませんが、 ミリタリー・クラシックス を見たときの脱力感、と申しましょうか。昨今の風潮って、こんなんなのかなぁ。


2005年10月24日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] ニュースに取り上げられたんだ。

  ホワイトバンド:趣旨説明不足で購入者から批判毎日 )。問題点としては主に「売り上げは募金等に使われるわけではない」「募金活動ではなくあくまで政治活動」ということが分かりにくいようにしたまま販売が行われていた事か。あと、「運動に参加するには市販されているホワイトバンドを使用する必要はない」ということも説明されていない(白いものを手首に巻いていればOK)。運動の主旨には触れてないけど、それ以外は私の問題視してる(た)点と同じ。個人的にはどうかと思える運動だけど、「するな」とも言えない(言う必要もない)しねえ。
 それはさておき、「ホワイトバンド運動に詳しい弁護士」という肩書きが気になったので紀藤正樹氏のことを調べると、消費者問題や統一教会等カルト宗教問題に積極的に動いている弁護士さんらしい。ホワイトバンド運動についてのコメントも、消費者問題の一環として。
P.S. ホワイトバンド のサイトを久々に見てみたら、あちこち修正しまくりで、より一層活動趣旨の具体性が わからなくなって ますな。運動のスタンスをはっきり明確に具体的にするんじゃなく、その逆方向へ突っ走ってる辺り、活動主体のどうしようもなさを示してるとしか思えない。

[アニメ] 新しいガイキング

  リメイク版ガイキング のサイトが結構いろいろ出来てた。昔のガイキングはちょっとは見たはずだけど、ほとんど覚えていない。あらすじ紹介見ると、どうかなぁというか微妙な感じもしないでもないけど、気になったのがシリーズ構成の部分。「三条陸」氏の名前が上がっている。「ダイの大冒険」などの原作をやった漫画原作者だ。テレビシリーズのシリーズ構成でこの名前を見るのはかなり意外と言うか、別名義でテレビとかの仕事もやっててもちっとも不思議じゃないのだけど、この名前で出て来るのはとのかく不思議な感じはする。「何故今ガイキング?」というのも不思議だけど、そういう意味でも不思議。

  エウレカセブン は昨日から3クール目。例によってOP・EDも変更だけど……OPは正直微妙。曲も悪いわけではないが、合ってるかと言われると首をひねるし、何より本編より作画レベルの落ちるOPというのは初めて見た。これはどういうことだろうと首を傾げてしまう。EDは、キャラの見分けがつかないという以外は結構良い。
 本編は、シリアスの色を強めていく中、チャールズ&レイのビームス夫妻が月光号を襲撃。ホランドがそれを迎え撃つ。結果、からくもホランドがチャールズを仕留めるが、レイは逃走。恐らく自身は子供を産めないレイは、エウレカが「ママ」と呼ばれることに激しい憎悪を見せる。SFO部隊にいた頃のエウレカしか知らないのだろうから、「化け物」呼ばわりもわからないではないが……チャールズの意外とあっけないとも思えるような退場だが、復讐鬼と化したレイが恐ろしいことになってくるよう。


2005年10月25日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 何度か繰り返し見てたら

 多少慣れて来ました。>ゾイドG新ED
 新EDのインパクトに本編の色々が吹っ飛んでしまったけど、改めて。作画は相変わらずで古代のゾイド工場内の設定とかが出鱈目すぎるんだけど、フェルミのシャワーシーンを始め、限界に挑戦? 伝令の兵士、絶対見たよなぁ。あの囲いじゃ。
 何気に強化パーツの威力をアピールしてるけど、ミィが助かったという消極的な効力だった前回と違い、今回はソードウルフもレインボージャークもあからさまなパワーアップ。でも、回想シーンのジャークにも強化パーツがついてたのはチョンボ。

  ぱにぽにだっしゅ 。いつもにも増して極力省力動画&無意味なまでに過剰なエロ極めポーズ。すっかり番組のカラーになったなぁ。だけどそれより一番印象に残ったのは「航星日誌云々」の台詞だったり。麦人本人に言わせるか……
P.S.「極力省力動画」ってのは誉めてます。一応。線が多く複雑な高い等身絵はあまり動かす場面に使わず、その上でにぎやかしい雰囲気をどう出すかというのは、各場面を良く見るといろいろ工夫されていて感心します。

  アニマル横丁 、よくよく考えれば(考えなくても)毎回毎回密室劇なのだよな。毎回の異様なテンション共々、よくやるなぁ……


2005年10月26日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 参拝とか

  靖国問題で政府答弁書決定 「戦犯」は存在せず 公式参拝であっても合憲Y!hl )。う〜ん、これ自体は正しいし、中国韓国の「A級戦犯吊るし」は明らかに異常なんだけど、ここまで強気に出るのも心配ではあるなぁ。変な神格化が起こらなきゃいいけど。
 サンフランシスコ講和条約の第11条はアムネスティ条項を適用外としてる、かなり異常な条項なのだけど、極東裁判の判決による刑の執行を確実ならしめるためのもので、それも既に条項に従い各国の了承を得て赦免等が行われた今となっては役割を終えている。今になって戦犯云々と言うのは政治的意図があると見るべきなのだけど、同時にその反動も気になりはする。

  民主党の野田国対委員長「『A級戦犯』と呼ばれた人たちは戦争犯罪人ではない」産経 )。咎なし、責任なし、ということではないけど、法的な云々でというのは色々破綻しているので、民主党側からもこういう意見が出るだろうなぁ。倫理的に云々というのも、言ってる人が主張しているような論旨はおかしいのだけど。少なくともそういうこと言ってる人は現在が見えてない、自分が見えてないのだろうな。

  「日本のたばこ税は欧米より安すぎてみっともない」東京新聞 )。そういう問題か??? なんだろう。この昨今のタバコの吊るし上げは。

  客とトランプは「接待」 松山のメードカフェを指導朝日 )。いや、どーでもいーけど、なんで「メード」って表記するんだ?

[アニメ] セカイ系≒ジュヴナイル?

  ノエイン を見ていてふと思ったのだけど、いわゆる「セカイ系」ってのは、ジュヴナイルの奇形進化なんじゃないだろうか? ジュヴナイルだと子供の頃は遠景にあこがれつつも中景を把握できるだけの知識も経験もないので遠景と近景のみになりがちなのはある面必然なのだけど、それがオトナになってもそういうのを求める需要がセカイ系を支えてるのだという気もする。
 #3「オワレテ…」。「アトリ」に襲われるハルカとユウだが、カラスのおかげで九死に一生を得る。しかしそのことを話しても両親はおろか友人も信じてくれない。おまけにユウは家出がばれて、母親から本格的に監禁状態を強いられる。そんな中、ハルカは不思議な感覚に導かれ、倉庫に隠れていたカラスと再会する……
 先週がらりと変わった絵柄は一話のものに戻る。でもやっぱり入浴シーンはアリ。風呂アニメ。ミホの突然の告白とその後の立ち直りの早さが笑える。OPまでのアバンタイトルの映像は前回の使い回しではなく、毎回作り直している。第一話はTVシリーズとしては破格の1万3千枚の動画で、冒頭の戦闘シーンだけで3千枚なのだそうな。呆気に取られますわ。そのおかげで戦闘シーンは異形の戦いという感じが出てるものの、情報量が多すぎて追いきれないという部分も……でも、ひたすら密度が濃くって、前半が終わった時「まだ半分だったんだ!」とはっと気付くほど。今期の新作No.1だなぁ。
  バンダイチャンネルでの配信 で、まだ第一話、第二話を見ることが出来るので、未見の方は是非。


2005年10月27日(木) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] どっかで見た顔

  コミック乱12月号 掲載の「風雲児たち幕末編」にて、緒方洪庵の適塾門下生として、どっかで見たことのある人登場。名は手塚良仙。手塚治虫のご先祖様だ。手塚良仙は適塾門下生として入門、福沢諭吉の自伝にも「仲間の手塚」として出てきている。手塚と福沢の出会いは完全に創作だが、こういうあれこれを想像できるのがまた楽しい。
 週刊少年マガジンは、結構いいマンガも載ってるのだけど、雑誌全体としてはどんどんビミョーな方向に向かって行ってるような。マンガとしての面白さはともかく、「トト!」の位置にあるマンガを切りっ放しで持って来れない辺りで、バランス感覚の悪さがにじみ出てるような……
 「焼きたて!じゃパン!」はどんどんマンガとしてみにくくなっていってるような。作者は色々勉強されているのはわかるし(それが作品に実を結んでるかはともかく)、まあ、人気があるってなら別にとやかく言うことじゃないですが。
 週刊少年チャンピオンは、編集長が変わったらしい。今週号でどうってのはまだ特にはないけど、雑誌編成が大幅に変わったりするんだろうか?
 今日じゃないけど いばらの王(5)岩原裕二ピルグリム・イェーガー(5)/冲方 丁・伊藤真美 を購入。いばらの王は……う〜ん、悪くはないんだけど、話を収集させることに注力させた印象が強く、最後の最後でテーマの表現において深いところまで表現しきれたか、というところが気にはなる。悪くはないんだけど。ピルグリム・イェーガーはいつものテンポ。この話、一巻冒頭のシーンの決着がついたら連載終了なんだろうか?

[その他] まあ、愚痴のようなもの、というか愚痴

 そういう話として聞き流してくださいまし。
 ま、私自身、頭が良い訳でも人格者でも立派な人間でもないことは自覚してるわけですが、人の話を聞いててどうにも我慢しがたいことってのはしばしばあるわけで。
 想像力の欠如、というのか、自分の想像力の外側を認識しないで独善を垂れ流されることと言いますのか。自分に判断できないことは判断できないとすればいいのに、できないことを無理矢理自分の足りてない物差しで計って滅茶苦茶なことを言い出す。聞いていてイライラいたしますな。
 まあ、こちらに関係ないことならそういうのは基本的に聞き流してますが、人間に対してそれをやってるのを見ると、当方に直接は関係ないことでも我慢しがたいものがあるのでございます。
 そのくせ、その相手の親身になるわけではなし。単に、自分の物差しに当てはめて、あからさまに独善な意見を吐くだけ。相手を貶めて自分が見識がある、まともであるという誤解を生み出す踏み台にする。しっぱなし。知らないという自覚が生まれないからそのことについて正しく理解しよう、調べようなどという意識も芽生えようはずもない。
 ま、私もあまりそういうこと言えた人間じゃないのはわかってはおりますが、思わずこう言いたくもなりますね。「あんたら、バカ?」と。
 「知らないということを知らない」というのは、愚民の第一条件なのだなぁ、などと生意気にも思ってしまったりもするので御座います。
 またこれも自戒。

 などと生意気なことはさておいて、先日判決の出た台湾と韓国の癩病患者収容施設の裁判、なんだか気になる文章を見かけ、検索すると こちらのサイト に癩病患者に対する昭和二十三年六月四日の国会での発言が記載。実際に公開された国会の議事録を調べると、 たしかにその発言 は行われたようで。この発言の小鹿島の韓国人癩病患者の実体が正確かはこれだけではわからないのだけど、いずれにせよ当時の実体というのは今日我々が安易に考えるようなものではなかった、ということは言えそう。


2005年10月28日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 本日の買い物

  新必殺仕置人DVD-BOX 丑の巻
  絶対少年(3)

 まとめて購入すると一気に出てってしまうなぁ。
 リンク貼るために改めてamazon見たら、割引率20%かよ……しかしamazonはDVDだとペリカンだから、受け取りが面倒なんだよなぁ……
 なんだかネタが切れ気味だから、ブックマークの中の実用フォルダの一覧なんかのっけてみる。
scirus
Yahoo!テレビ
オンライン書店ビーケーワン
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生活地図サイト MapFan Web - 全国どこでも簡単地図検索!地図と季節の情報満載!
Mapion [情報地図コミュニケーション マピオン]
ジョルダン株式会社
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ONTV JAPAN トップページ
東海ウォーカープラス - 名古屋・東海地域のエンターテイメント情報
日めくりカレンダー.com
ヤマト運輸ホームページ
オンライン書店「本やタウン」 サテライトブックストア
 ま、あんまり面白味はないですなぁ。こんなんもある、程度に。


2005年10月29日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 全国区でも「濁りません」

  絶対少年 #23「幸せを呼ぶ闇の光」。
 横浜上空に現れた巨大物体に、日本全国が騒然とする。電気も携帯も止まってしまった中、平然と営業するキッチンときみやに集う老人たちに、半ば感心し半ば呆れる理絵子。一方、特集番組のコメンテーターとして出演した須河原は、「マテリアルフェアリー」と「マテリアルイーヴル」のことを全国に明かすのだった。
 前半は延々としかしまったりと横浜での異変に騒ぐ人々を描く。まあ、いきなりこんなん現れても多分こんなもんだよなぁ。電気が止まっても七輪とろうそくの灯りで営業をしてるはな婆さんに、当然のように集まって来て騒ぐ老人どもが……まあ、東京大空襲とかに比べればいかほどのことかだよなぁ。ちらっといかにもオタクな2ちゃんねらーっぽいのが出てくるのもワロタ。
 後半は、異変に巻き込まれつつある逢沢歩、深山美佳たちを差し挟みつつ、「マテリアルフェアリー」「マテリアルイーヴル」とは何か、を須河原が明かす。ったって、これも正解かどうかなんてわからなくって、須河原の解釈に過ぎないわけだけど。須河原説では「マテリアルフェアリー・イーヴル」は付喪神と同じもの。歪みによって生じたイーヴルを消去するために生まれたのがフェアリーだが、フェアリーの存在を超えてイーヴルが増えすぎたことが今回の現象、だという。それが正解かどうかはわからないけど、マテリアルイーヴルが増えすぎると何かが起こるはずなのだが、それが電子機器の障害ってことなのか。須河原はちゃっかりテレビで全国デビューだなぁ。コメンテーターが足りなくなって、変な本出したジャーナリストがいるってんで確保されたんだろうか? その割にはパネルとか用意しまくって、その場を仕切りまくってたし。
P.S.あ、ひょっとするとアレか? 以前観覧車の停止でリポーターのマイク奪って勝手に実況したアレ。カメラ慣れしてるし、調べると面白そうな履歴の人物だったんで呼んだ、とかありそうだな。おそらくそれ以外でも仕事はしてただろうし。
 次回は「彼女たちの冒険」。「彼女たち」ってことは、歩は出番なし?
 それはそうと、全国区でもちゃんと「濁りません」なんだな。須河原。

  ラムネ 。同名美少女ゲームのアニメ化。いわゆる「田舎でカラフルな髪の女の子に主人公がモテモテ」系。記号としての髪の色だってのはわかってはいるのだけど、一部キャラの髪型と相まって、なんだか「どこの星の出身の方ですか?」とか聞きたくなってしまいはする。第一話は、主要キャラの顔見せ程度か? この作品のカラーは? と言われても困るくらいに、典型的ハーレムアニメに見えてしまう。まあ、一応次も見ては見ますがね。

  ブラックキャット 。ジャンプで連載していた同名マンガのアニメ化。第一話はオリジナル。原作では描かれてなかった主人公のトレインと相棒のスヴェンの出会いが描かれる。ってか、これ、主人公スヴェンだろ? ってか、ほとんど藤原啓治だけで引っ張ってる。スヴェン以外では一番キャラが立ってたのがアニメオリジナルのウェイトレスってのは、間違ってるのか正しいのか。突っ込みどころは色々あるが、疲れるのでやんない。

[映画] 「血と砂」

 借りていた岡本喜八監督作品「血と砂」を見る。
 戦争末期の日本陸軍。敵前逃亡の咎で憲兵に処刑された見習士官の取り扱いに逆上した小杉曹長は、そのことで憲兵に殴り込んでしまい、その懲罰として処刑された見習士官の隊が受け持っていた拠点の八路軍からの奪還を命令される。しかし人員不足の中、小杉に付けられたのはまだ紅顔の楽団兵。理不尽とも思える命令に、小杉は一本気な憲兵の犬山一等兵(出刃)と戦闘から逃げ回って軍法会議にかけられた持田一等兵(葬儀屋)を加え、新兵たちを鍛える。それは、まだ少年の楽兵たちに少しでも生きる可能性を与えるためだった……
 のっけから日本兵がディキシーで「聖者の行進」を演奏しているシーンにぶっとぶ。入隊してからこっち、楽器しか持ったことのない彼らを鍛える小杉曹長に三船敏郎。心ならずも小杉らに過酷な命令を下す佐久間大隊長に仲代達也なのだけど、それより「葬儀屋」が伊藤雄之助なのに思わず「キター!」と叫んでしまったり。伊藤雄之助は初期の必殺にも何度か出演しており、そのしゃべり方そのままでガタイは大きいが気が弱い一等兵を演じている。「出刃」には岡本喜八作品常連だった佐藤充。
 楽兵のメンバーを受け持ちの楽器で呼ぶなど、しゃれっ気が効いていて中国大陸の戦場でディキシーを響かせるなど底抜けのシーンをちりばめながらも、全体としては戦争のバカバカしさ、憤りを描いている。これは岡本喜八作品の多くに共通したテーマ。
 でも、同時に戦闘シーンが異様にかっこいいんだよなぁ。中盤の砦を落とすシーンは西部劇さながら。この二律背反が岡本喜八作品のカラーでもあるのか。
 「血と砂」は今回初めて見たのだけど、「独立愚連隊」+「ジャズ大名」という印象。足して割らない。それどころか+αしてる。「血と砂」という重すぎるように思えるタイトルと裏腹に軽妙で滑稽で、かっこよく、しかし最後になって思い起こせば確かにタイトルにふさわしい重いものが描かれた作品。なんとも説明しづらい。
 確かに描かれているのは戦争のバカらしさへの嘲笑なのだが、戦う男の姿もあるし、洒落っ気のある斜に構えた態度もある。その複雑さが岡本喜八そのもの、なのかもしれない。
 戦場に散っていく少年兵たちの熱演も非常に良い。
 余談だが、最後に撤退した部隊と別れ、一人自ら理不尽な命令をくだした責任を全うすべく小杉小隊の元へ向かう佐久間大尉だが、これは「どぶ鼠作戦」のラストとも重なる。おそらく岡本監督にとっての「かくあるべき」(おそらくはそういう人もいた)軍人の姿なのだろう。

[その他] カメラ慣れ

 上のエントリの絶対少年のことでちらと思い出したのだが、なんだかどうにも引っかかった件がある。
 NHKのドキュメントで、震災に見舞われた山古志村の復興の様子を追っていったものなのだが、結局村にいるおじいさんは借金をして棚田を直すことになる、と流れを掻い摘めばそういうものだった。で、最後に街に住んでいてしばしば手伝いに来る息子さん家族のインタビューが差し挟まれたのだが、それで「家族ですから、これから助けるのが当然です」と目をきらきら輝かさんばかりの滑らかな標準語と演出で言っていたのがものすごく引っかかった。
 それが偽り、というつもりはない。きっとそれはその人の「そうしたい」というものではあるのだろう。が、同時にもの凄く違和感があるのだ。本当はもっとあるはずだろう。「田舎に戻って田畑を継ぐべきかもしれないけど、そういうわけにはいかないし、出来ることは出来るだけするが……」とか、場合によっては、もっと生臭い生活や人生設計と直結したいろいろが。
 視聴者がそんなもの見たがるか? と言われるとなんだが、「視聴者が見たくないからそういうものがないように見せる」ってのはドキュメント性の放棄であり、もの凄く萎えた理由でもある。今更テレビやらになに期待してるんだ、って言われそうだけど、期待はしてないが、その程度の「らしさ」も演出できないような頭悪い番組なんだなぁ、ということです。
 で、この生きてることに付随する生臭さを徹底的に排除して、白々しい、うそ臭いと言い換えてもいい「家族愛」で演出したのは誰か、ということになると、製作スタッフもそうではあろうし、また、登場した人物自身もそうではないかと思える。つまり、「テレビに出たらこういうこと言うべきだろう」というフォーマットが漠然と刷り込まれているのだろう。これは、私とかも偉そうなことは言えない。きっとマイクとカメラを向けられると「ここまで言うとこういう反応が返ってくるだろう」ということをかなり無意識的に計算するだろう。
 昔はわからなかった。テレビを取り巻く環境が違ったということもある。製作側の事情も違う。マイクを向けるとそんなしちめんどくさい計算抜きの本音が飛び出たことも多かったろうし、あるいは製作者がそういうものが出るよう、誘導したことも少なくはなかったろう。
 今は「視聴者が求めてない」という理由で、ドキュメントにすべき最も大事なそういう部分があっさり切り捨てられ、創作なら三文芝居で切り捨てられる臭い台詞が「天然実話100%」と言うどこまで本当かわかったものじゃない胡散臭いラベルをつけて売り出される。視聴者もまた、信じたいがゆえにそれを信じる。
 なんともしちめんどくさく、つまらない世の中になったことか。


2005年10月31日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 洒落にならん……

  自殺の遺体、ハロウィーン装飾と間違え数時間放置CNN )。時節柄がまずかったと言うか、何と言うか。

 そのハロウィーン関係で日本でも 仮装をした外国人450名が乱入して大阪の駅で電車の運行などに障害Y!hl )ってな事態が。まあ、多少のイレギュラーは楽しみのうちかもしれないが、450人ともなるとそれだけでコワ!

  第3次小泉改造内閣が発足Y!hl )。いっとき人気の高い安部晋三氏が外れるという噂がありましたが、順当に内閣官房長官。まあ、民間の女性有名人が内閣入りするってんで塩野七生氏が、って噂までありましたから、そんなものかも。外務大臣は町村氏から麻生太郎氏かぁ。町村さんも首相の対中戦略を受けて、頑張ってたと思うのだけど。もっとも麻生氏も言動はバリバリに対中強硬派。対中戦略は現行路線ということか。気になるのは少子化・男女共同参画担当に抜擢された猪口邦子氏。ジェンダーフリー推進派で、軍縮推進派って取り合わせなのが……

  遺棄化学兵器処理費中国要求丸のみ巨額化Y!hl )。中国に遺棄されている化学兵器は日本軍が破棄したものとは限らず、ソ連軍や日本軍から武装解除で武器の管理が移った中国軍が処分に困って埋めたものも多く、その内訳は実は正確にはわかってない。それでも中国は「日本の毒ガス」と言って、日本は唯々諾々と受けてきて、その当然の結果。「中国、とんでもない!」だけじゃなくって、自分たちもちゃんと反省しないとね。

[アニメ][その他] 日曜のとか

  エウレカセブン #28。チャールズを失ったレイはエウレカへの憎悪を募らせ、月光号へ強襲をかける。一方チャールズの最期を目の当たりにしたレントンは、自分に出来ることをしようと決意する。
 レイがエウレカを憎んだのは、セブンスウェルの光で子供が産めない身体になったからなのか。それは、気持ちとしてはわからないではないが。チャールズが未来を示したにも関わらず、チャールズと共に歩む未来しか見れなかったレイは自滅。自ら袋小路に進む大人たちを目にして、レントンはただ絶望するのではなく、力になれなかったことを悔やむ。
 次回は、久しぶりにアクセル・サーストンが登場。ガイドブックにあったニルヴァーシュspec2へのver. upに関わるのか?

  マジレンジャー は第三部のインフェルシアの神々編に。いきなり十人(柱)も出てきたけど、残り話数考えると、今回見せた圧倒的な強さにも関わらずサクサク倒されていきそうだなぁ。

  ゾイドG #30。今回はガラガとセイジュウロウのコンビ。意外な取り合わせっぽい感じだけど、熱血&冷静で取り合わせが存外といい。お互い、表面に出ているのと違う一面を見せるという演出も上手く、これにゲストの老婆が絡む。この声、ムシキングの発明婆さんと同じ竹口安芸子氏か。つか、ルージの婆ちゃんと同じでんがな。味のある婆さんを演じるなぁ。相変わらず。リーオの武器がないとは言え、ケーニッヒウルフもそれなりに見せ場アリ。でも、どんなに目立っても最後の最後で結局ミィ様に全部持ってかれるのだった……
 次回はエレファンダー部隊の先走りの煽りを受けて戦死した、あの金髪のの妹が出てくるらしい。

 OURsの「OURs的アニメ生活」なのだけど、ライターの小林治氏の主張は、時々違うんじゃないかなーと思えるときがある。いや、おそらくそれほど高くない原稿料での仕事でしょうので、細かくとやかく言うつもりはないんですが。有体に言ってしまうと、そのアニメの見方って、嫌なオタクの視点じゃないかなぁ、と思えることが。昔と比べて今は作品を新鮮な気持ちで見れないってのは、書き手の実感としてはまごうことなくそうなのだろうけど、昔の作品も言うほど斬新だったろうか、と言うと、それらを卑下するわけではないけど、そういうわけではない。下敷きになった作品があり、それを知ってる人には「あれがなんでここで使われてるの?」とは思うかもしれないが、まったく一から作り出したものではない。まあ、確かに作り手側の問題ってのもあるのかもしれない。けど、「新鮮に感じない」だけではそれは作り手の問題か受け手の問題か、さっぱりわからない。とは言え、「今期の新番組のオリジナル作品率は高い」などの情報は有益ではある。でもやっぱりちばぢろう氏のイラストコメントとの共感率の方が高い。(66%くらい?)まあ、イラストコメントはピンポイントで狙ってくるから、フォーマット自体がそもそも違うのだけど。