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2005年05月03日(火) 旧暦 [n年日記]

[読書] 移動中に読んだもの

  硫黄島決戦 付・日本軍地下壕陣地要図/橋本衛 他
  憲法の常識 常識の憲法/百地章
  aとtheの物語/ランガーメール編集部
 我ながらまとまりないな。相変わらず。
 ひとつめは硫黄島決戦の生き残りによる「丸」の連載記事をまとめたもの。そういえばクリント・イーストウッドが「硫黄島の星条旗」を映画化することは買った後で思い出した。神聖化や美化をするつもりは毛頭ないが、ろくでもないものは作らないで欲しい。できるならば。
 ふたつめは、改憲の話題が出ている昨今、「憲法というのは単純に条文主義に陥ることなく、世界の情勢や歴史・文化などをかんがみて弾力的に理解していくべきだ」という立場で教条主義・原理主義的な憲法批判を批判した本。キーワードは「国家論の不在」。戦後憲法の成立過程については一定のポインタを得られた。
 みっつめは、まあ、ちっとは趣味以外の本も読もうと思って適当に選んでみた。いや、まじでそれだけ。

 ちといろいろ滞ってますが、メールの返信等のスタックは明日以降に。


2005年05月04日(水) 旧暦 [n年日記]

[読書] 憲法の常識 常識の憲法/百地章

 実は昨日が憲法記念日だということを、すっかり忘れてました。(^^;
 元々 spanglemalerさん の感想を読んで読もうと思っていたのだけど、たまたま店頭で見かけたので。えらい偶然……でもないのか。多分、書店も憲法記念日にあわせて平積みにしたてんだな。
 で、本の趣旨自体は昨日も書いたとおり、現在の日本国憲法をその成立や他国の憲法・状況との比較を交えながら、「この憲法はどう解釈していくのが妥当か」を示したもの。
 個人的には、そこに書かれている解釈自体よりも解釈の方法論自体が重要だと思える。結論の一つとして「日本の今後はどうあるべきか」という、現実を鑑みながらの「国家論」がどうあるかは人によって異なるだろうし、それによって解釈の結果は代わると思う。しかし、現状は非現実的なことを強要する憲法解釈がまかり通っており、それに固執するあまり同時に成立後一度も改憲が行われていないという「硬直化」が起こっている。これは世界的に見ても異例で、しかも必ずしも誇れることではない。つまりは、情勢の変化が見えていない、ということなのだ。世界各国は状況の変化や必要により、柔軟に憲法に修整を加えている。
 憲法がどうあるべきか、という具体的な形はともかく、常識に照らして考える、という当たり前のことが一般的になってくれれば、と思うのだが……

[必殺][その他] もしもからくり人に編集劇場版があったら……

 いかん、タイトルがからくり人ではなく仕切人だ。(笑)
  umikazeさん のネタふりに乗ってしまう罠。
 からくり人は第一話から曇り率いる敵対からくり人がいて、最終的に曇り一家との対決が起こるわけなんですが、実は曇り一家が話に絡んでくる話ってそんなに多いわけじゃないんですよね。あからさまなのは第一話、第三話、第十二話、第十三話、か?(記憶からこぼれてるのがあるかも) その他、編集によってひょっとしたら曇りの関与を匂わせられることができるものがあるかもしれないけど、今だと新撮はかなり難しいからなぁ……CGとかは使えないだろうか? で、もう一つ問題は一時間番組なので、話をかなり限定しないと映画の尺にするのが難しいこと。昔、ウルトラマン等の再編集劇場番等はあったけど、あれらは30分番組だったというのがある。ただでも密度の濃い初期必殺で、類似の方法は使いにくいと思われる。神業的な編集技術を持った人なら想像を越えるアクロバティックな編集を見せてくれるだろうけど……
 からくり人の核としては曇り一家との対立と八丈からの島抜けたちが主人公ということなので、最後はどうしてもそこにまとめねばならないだろう。そうすると第一話、第十二話、最終回を中心に、あとせいぜい二話、多くて三話をピックアップして編集するしかなさそうな気が……その場合編集で曇り一家の関与が行われたことにできる話か、島抜けということが関係する話を選ぶことになると思う。前後編とか二本に分ければ、もうちょっと幅を広げられるのだろうけど。


2005年05月05日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 夏の風物詩

 現在、メインPC絶賛暴走中!orz 過酷な環境でこき使ったツケが、気温が上がってきてからもろに来てますな。現在一応復旧できてるものの、あちこち怪しいので本格的な復旧作業をしないと……NHK-BS2でやってる少林寺三十六房でもみながらマターリ修復しますか。


2005年05月06日(金) 旧暦 [n年日記]

[ドラマ] 大長今

 本日もPC修復中につき、縮小版で。orz
 NHK-BS1でやってる「宮廷女官チャングムの誓い」(大長今)をたまに見たりするのだけど、夕べも「少林寺三十六房」の後にやっていたので、PCの復旧作業をしながら見ていたり。
 嫌韓厨の私が韓国ドラマを見るなんてと思うかもしれないけど、見てるとなかなか楽しいんですよ。本当に昔の大栄ドラマみたいで。
 ここ数回見てなかったけど、今回見ると見てなかった間になにがあったか大体わかるってのは、作ってる方がそう作ってるのもあるけど、結構パターンがあるんだよなぁ、こういうの。
 で、新しく出てきた(らしい)済州島の女医官が、口は悪いけども実は地元を愛する情けの深い良い人、というパターン。これで美人だったら惚れてますな(笑)。一方、主人公は昔馴染みの武官に彼女を告げ口するわ、実は島民のために貯水池を作っていた彼女をそれで見直すでもなく、「母さんや昔の上司に比べたらまだまだ」とあくまで反発姿勢。うわ、主人公の方がごっつ嫌な奴(笑)。そういや昔っからこの手のドラマでは主人公にムカついてたっけなぁ……


2005年05月07日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 尼崎の事故と第二次世界大戦

 なんだか事故とその周辺を見ていると、日本って当時と問題点はほとんど変わってないんだなぁ、という所感しか浮かんでこない。
 まず、運用の前提を超えた運用。設計やらなんやらの安全域を越えて運用していればそりゃそのうち事故も起こるって。そうせざるを得ない状況というのもあるだろうけど、その状態でずっといるってのは決して誇れることではない。その状態が当然だという了見が破綻を起こす。上部に理系的合理精神(理系が皆合理的という意味ではない)が欠如しているから「今回ってるんだから今後も回り続けるに決まってる」的な呪術的思考が起こるのか、あるいは「自分がいる間に問題が起こらなければそれでいい」という政治的決断能力の欠如か。
 こういった問題は実は会社の首脳部だけにとどまらない。マスコミの報道を見ると魔女狩りの域に達している。オーバーランをことさら大げさに取り上げるようになったくらいはかわいらしいものだが(問題はオーバーランを起こしたこと自体ではないというのに)、一部社員が事故のニュースを聞いてからもボーリング大会をしていたということを大層に取り上げるところなど、なんと言えばいいのだろう? そんな(事故から見ると)どうでもいいようなことまで取り上げ、それが社会の木鐸だという顔をしているのだからなんともまったく。別にマスコミだけの問題ではなく、結局それは見てる側のレベルの反映だということ。
 マスコミがもっともすべきはどの程度が安全域だったのか、安全域に収めるにはいったいどうすべきか、事例などを引いて一般に認知を広めることだと思うのだけど。
 結局、その安全域に対し物理的に「なにをしたか」「しなかったか」を知らされることがこの場合重要で、どんな社風だったとか社長がどんな人格だったとか、そんなことはこの際どうでもいい。わかってるのかなぁ。

[その他][アニメ] NHK歌壇が!

 このところばたついて「NHK短歌」にリニューアルした後のNHK歌壇を見てなかったのだけど、久々に見たら……こりゃなんと言ってよいのか。
 選者等が一新したのはそれはいいのですが、「今日の十首」を冒頭で紹介した後、選者とゲストそれぞれの三席の発表にすぐ移るのではなく、添削コーナー、短歌探訪などが入り、最後に三席の発表となる……なんというか、「この答えは、番組の最後で」みたいな、民放の悪いバラエティを真似しすぎのような。「今日の十首」を発表して、それぞれの歌に対する感情移入が最高潮に達したところで三席の選出にはいるところが良かったのに、それを途中でぶち切ってどうするってえの。まったく責任者出て来いですわよ。
 ところでメインPCの復旧は終わったのかって? いじるうちにだんだんいろいろOSがおかしくなってきたので、しょうがないのでOS再インストール……orz MS-Officeなんてろくなもんじゃないと再確認(でも諸事情により必要なので仕方ない)。再インストールは何も考える必要がないんで日記を書く余裕もあるっす。
 録画してあって見てなかった トリニティ・ブラッド #1,#2を見る……いやはや、どこから突っ込んでいいのやら。
P.S.自分としてはアクションのつまらなさは積極的に評価していて(っていうのも変な話だけども)、「いつもはつまらない(わりに認知度が高い)から、時々偉才・異才を載せられる」と思ってます。戦略がしっかりしている雑誌では、才能を見つけてもその戦略に乗らないものはなかなか載せられませんから。「夕凪の街」「桜の国(part 1)」なんて、コンビニ置きの漫画誌でどの漫画誌が載せられるかと言えば……


2005年05月08日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 斬鬼とかなんとか

 仮面ライダーすごいよ!斬鬼さん……もとい、 響鬼 。ここのところ明日夢が盲腸で入院したりとかただでもかったるい上にかったるい展開が続いていたのだけど、ヘタレの斬鬼さん登場で一気にヒートアップ! って、わりと引退が早い世界のようなので、世代交代がひとつの主題としてあるんだろうか? 斬鬼の弟子の戸田山さんが持田ひとみの従兄というのにはなんか意味があるんだろうか? もしや、もっちーが戸田山の弟子になって後を継ぎ、威吹鬼の後を継いだあきらと響鬼の弟子になった明日夢を巡って鬼同士の血みどろの修羅場を……って、明日夢君相手じゃ全然燃えないシチュエーションだな。
 戸田山さん、警官辞めて弟子入りしたそうだけどこいつらって本当に給料どうしてるんだろう? 引退後の再就職は? あと、斬鬼と戸田山変身鬼のデザインが同一色違いなのは手抜……げほ、ごほ。デザインも師匠から引き継ぐんでしょうな。それにしても折角得物がエレキギターなんだから、「俺の歌を聴け〜!」とか(やりません)
 もひとつ気になったのは、あからさまにゲストの鬼のスーツの素材が見た目にレギュラーより落ちてること。斬鬼さんは気合が入ってるみたいだけど。異能の存在が複数存在してるってのは面白いんだけど、敵の範囲が狭いんで今のところは今一歩……


2005年05月09日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 終末な過ごし方

 週末(連休ではない)はPCの復旧作業で潰れました。orz
 根本的原因がPCの鬱熱によるHDDクラッシュであったので、今回はまっとうに冷却するように対応しながらの作業。つか、HDD四台内蔵してるのに排気ファンがひとつだけってのはいかにもダメダメだよな……
 まあ、 こんなん とか こんなん を前面に取り付けたんで「お前は 仮面ライダー龍騎 か?」ってな感じで結構ものものしくなってます。静音PC? そんなの知らん。うるさくっても私は一向に困らん。でも水冷はさすがにふんぎりがつかない。
 もうひとつケーブルの関係で外していた背面用の五インチファンを排気用に取り付け、これで一応文句言われることはなくなりました……ひとまずは。
 で、あれやこれや作業して立ち上げようとするとエラーが出て立ち上がらない。何故!? と思い色々付けたり外したりして調べると……今まで使ってた無線マウスが壊れてました。orz 原因はどうも作業中にケースで線を踏んづけてしまったことによる断線もしくはショート。ハード的にUSB認識でエラーが出るのだものなぁ。とりあえず配線の取り回しさえちょっと気をつければ無線の必要はないので安手の光学マウスで代用。しかし、使用感が異なってて微妙にストレス。むー。
 ケースでコードを踏んづけてしまうのは困りものなので、ケース用にかさ上げする足が欲しいところだけども、その手のものはホームセンターとかで売ってるのかなぁ。
 システムも結局再インストールで一気にスリムに。しかしシステムの入ってるHDDのバックアップは相変わらず困りまくったので、やはり これDo台 の導入とか、まじめに考えないといかんかなぁ。お金ないのに。
 連休中に某氏に「最近の亜硫酸塩が入ってない安手の国産ワインも結構飲めるものになってきた」と聞き、適当に サントネージュ酸化防止剤無添加有機ワイン (赤)を買って飲んでみる。あ〜、たしかに癖がなくて飲みやすいかも。ほとんどぶどうジュースだけども、そうと思って飲む分には確かに悪くないです。

[特撮][マンガ] でも、明日夢君はヘタレですから、残念!

  響鬼 は今週の展開を見ると、世代交代ってのがひとつ前提としてあるんだろうか? 映画とかで引退を決意したプロが後継者を育てるために若者を導いてくってシチュエーションは数多くありますが……たとえば プレジデント・マン とかな! マチュー・カソヴィッツ監督の「アサシンズ」では老殺し屋が後継者にとスカウトした若者がダメダメで(だって殺すぞと脅したりしながら育ててるんだもの)、その若者がこっそり横滑り的に技術を教えていた13歳の少年が対照的に罪悪感なしに殺したり撃ったりを楽しんでる。若者がポカやらかして死んだ後その少年を後継者にしようとするんだけど、そいつはそいつで抑制がまったく利かない。結局匙を投げ後継者を育てることをあきらめて入った老人ホームの食堂のテレビで老殺し屋が、その少年が結局乱射事件を起こして警察に撃ち殺されたというニュースを無関心そうに眺めるという、もうなんとも救いのない「後継者育成失敗映画」だった。そんなもの挙げなくても普通に「ハスラー2」とかあるじゃん、ってのは言いっこナシ。

  マジレン は、家計を一手に預かる麗の気持ちが家族に通じず空回り。家族のまとめ方を見ると、モチベーション的にはレッドが引っ張ってるけど、やっぱり兄貴がリーダーってことか。それにしてもこの家族、農場をやってる蒔人と学生の魁と家事手伝い(ってえか実質主婦)の麗はいいとして、あとの二人はニートかよ……orz
 あと、この兄貴、感動的にまとめたんでうっかりごまかされそうになったけど、そもそもの発端はこいつじゃんorz。「記録に残る選手よりも記憶に残る選手になりたい」と言ったスキージャンプの原田選手のようだ……最初に自分で失敗しておいて、最後の見せ場で自分が一番目立つという…… *1

 書店で某誌をちらりと見たら、どうみても「あびゅうきょ」氏のマンガが……作者名を見ると「亜風紀代(あかぜきだい)」と……やっぱりあびゅうきょ氏か。orz
*1: 無論、原田選手のそれは同選手の覚悟と思い切りの賜物であることはわかった上で。


2005年05月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] イラク日本人拘束

  イラクで日本人拘束か 武装勢力が犯行声明産経 )。「警備会社」と書いてあるけど、要はいわゆる「戦争請負会社」なんでしょうね。傭兵というと響きが若干違ってしまう気もするけど、軍事の外注としてサービスを提供する会社。いろんなレベルが(実際に戦力を提供するところから兵站を担当するところまで)あるようですが……軍縮が進んだ現代の戦争では必須の存在だそうで。
 ともかく無事を願いつつ、続報を待つ。
P.S.ちょいと調べたところ、拘束された斉藤昭彦氏は Hart GMSSCO に所属しているそうな。 朝日新聞の報道 によると、犯行声明の置かれたサイトの身分証明証の画像には そこには英語で「バスラ・エアステーション」「アクセス・オンリー・2・オペレーショナル・エリア」「ハート・セキュリティ」などと記されているとあるので、バスラ空港の警備を担当していたんでしょうかね。
 あと、CNNとか見るとオーストラリアの方も捕まっていて Iraq hostage deadline expires とありました。日本では全然報道されてなかったのでちょっとびっくり。今回の誘拐も、これらの一連のうちのひとつに過ぎないって言えば過ぎないってことでしょうか。

[その他][マンガ] ちょっと日記の設定を変えてみた。

 つっても微々たるもの。背景と文字のコントラストが強すぎたのでずっと前からこれをなんとかしようとは思っていたのだけど、伸ばし伸ばしでいまして……それをちょっと修正。あとは微妙にちょこちょこと。目に見えないところも少しだけ変えてたり。

 今回の事件をきっかけに、というと不謹慎かもしれないけど、前々から興味があった 戦争請負会社/ピーター・ウォレン・シンガー を注文。到着は土曜日予定。

 「『きまぐれオレンジ☆ロード』の鮎川はツンデレの元祖!」と言われて、元祖までは言い過ぎだけど先駆けくらいなら言ってもいいとは思いつつ、微妙に釈然としないものを感じつつけていたわけですが、ふと、ごつぅツンデレなものを思い出しました。時代的にはオレンジロードと同時くらいなんですが、文脈的にはこっちの方がはるかに強力です。
 なにかって言うと不遇の名作ポケバイ漫画「 おれのサーキット 」の雷門加奈! 最初想い人のノッポさん(本名拓郎。ホンダ勤めるエンジニア)が主人公の翔太の才能に入れ込むのを面白く思わず、ポケバイをやろうと頑張る翔太(母親がすさまじくポケバイに反対している。この母親は物語の最後まで最大の障害)をあの手この手で陥れようとするのだけど、陥れた翔太が加奈のためにボロボロになって頑張ってるのを見て気持ちが揺らぎ、「もし拓郎さんが死んだら、翔太と友達以上の関係になってもいいよ!」と過激発言。最後には翔太の妹・亜子(翔太の数少ない理解者兼協力者。実は超ブラコン)に「亜子ちゃん知ってる? きょうだいはけっこんできないのよ」とライバル意識バリバリ。
 泣き虫の主人公がポケバイを通じて成長していくという少年漫画の王道をきちんと、しかも形式主義にならずに踏襲していることもあってオレンジロードなぞよりこちらの方に断然軍配が上がりますな!
 ってわけで、興味がある方は是非とも 投票or宣伝 をお願いします。


2005年05月11日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] ジュネーヴ条約での傭兵の取り扱い

 ふと気になって調べてみたんですが……
  外務省のサイト を見ると、ジュネーヴ条約(1946年)自体にはその記述はないんですが、1977年の追加議定書第一議定書第四十七条に、傭兵についての規定と定義がありました。
第四十七条 傭兵
1 傭兵は、戦闘員である権利又は捕虜となる権利を有しない。
 傭兵は戦闘への参加が認められていない、すなわち、存在が認められてません。「それじゃ民間軍事企業は一体?」ってことになるんですが、この後に傭兵の定義が続きます。
2 傭兵とは、次のすべての条件を満たす者をいう。
(a)武力紛争において戦うために現地又は国外で特別に採用されていること。
(b)実際に敵対行為に直接参加していること。
(c)主として私的な利益を得たいとの願望により敵対行為に参加し、並びに紛争当事者により又は紛争当事者の名において、当該紛争当事者の軍隊において類似の階級に属し及び類似の任務を有する戦闘員に対して約束され又は支払われる額を相当上回る物質的な報酬を実際に約束されていること。
(d)紛争当事者の国民でなく、また、紛争当事者が支配している地域の居住者でないこと。
(e)紛争当事者の軍隊の構成員でないこと。
(f)紛争当事者でない国が自国の軍隊の構成員として公の任務で派遣した者でないこと。
 おそらく焦点となるのは(b)でしょう。作戦立案のみなら戦闘員ではないですし、兵站や兵の訓練は「直接参加」にはあたらないでしょう。輸送や施設の護衛任務は? これは寡聞にして知りませんが、「直接参加にはあたらない」という解釈もできうると思います。もうひとつ、実はこの追加議定書、 アメリカ合衆国は調印してない んですね(ジュネーヴ条約自体には調印)……つまり、アメリカが追加議定書に拘束される法的根拠は存在しません。もとよりグレーゾーンな上にそれですから……別にこのこと自体はとやかく言うつもりはないですが、それではこういう人たちの身分ってのはどういうことになるんだろう? というのが激しく疑問なのですが……あらゆる意味で、リスキーなビジネスなようです。

[マンガ] ラバウルからの帰還兵

 今月のジオブリで出た「ラバウルからの帰還兵」の話について、私自身はあまりに当たり前にとらえてたので気づかなかったけども、この「ラバウルからの帰還兵」ってのが誰か、わかんない人だって世の中にはいるんですよね。うっかりしてました。
 水木しげる氏のことです。
 「氏が妖怪に姿を与えた」って評価もある方面には至極当たり前のものなんですが(いくつかあったもののひとつに固定したものもあるし、氏が一から生み出したものもある)、多分水木しげる氏がマンガに書く前からあの妖怪たちはあの姿で一般に認識されていた、と思ってる人も、多分いるのだろうなぁ、と思った次第。
 参考までに、氏の自伝にリンクを貼っておきます。いつもはネット書店にはアフィリエイトでリンク貼ってますが、今回はアフィリエイトではやってませんので。
 筑摩書房刊「ねぼけ人生/水木しげる」 bk1 amazon 7&Y
  水木しげるインタビュー記事


2005年05月12日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「戦争請負会社」到着

 土曜予定とか言ってたのに、早かったな。むちゃくちゃ楽しみなんで、わくわくしながら読みます。
 これに関連して、朝日の今日(5/12)の 天声人語 が最低でした。文章として最低以前に、人として最低。報道者としては大失格のレベルだと思う。まだ「戦争請負会社」を見てないけど、 この辺 を見ればシンガーの発言を恣意的に(元の意図とは違うように)切り取った可能性が高い。そうだとしたら、このコラムを書いた奴は最低だ。恣意的ミスリードはマスコミのいつもの手だとはわかってはいるけど。


2005年05月13日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] ソースだせ

  AZOZ BLOGあまりにも辛くて、食べると死ぬかもしれないチリソース発売される って記事があって、これの The SUN版の記事 を知人が探してきたのだけど、掲載されてる写真を見て一言「これ、ビンの中にあるの、ソースに見えないんだけど……」
 記事中にもpure capsaisinってあるし、タブレットかなにか? と思って調べてみると、 それどころの話じゃねえ、結晶粉末でした 。orz ソースじゃないじゃん。って問題はそこで良かったのか? 果敢にもピンセットでつまんで料理してますが、スープにピンセットで一粒入れただけでも、スープの残りを鍋に戻すほど辛くなった、とか……これって実験試薬かなんかじゃないのか? まあ、 hot source blog なんてものがあることを今回の検索で初めて知ったのは収穫(?)か。世の中はやっぱり変な人が多いなぁ……

 上記の件に関して、最初は 日本語google で検索してたのだけどまったく引っかからず、 英語google で調べてようやく引っかかった。なんか規制に引っかかったんかいな?



2005年05月14日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 未明大迷走

 金曜日は金山で飲みがあって朝四時に解散。
 は、いいのだけど、違う道を帰ろうと思ったら、見事に迷う。金山から熱田区、南区、東海市まで……名古屋の半分を縦断した計算になるわけで。トータルの距離だったら完全に横断距離。orz
 結局ぐるりと回って金山近辺まで戻り、そこからさらに戻ったわけだけど、二時間走りっぱなしはさすがにちと疲れた。


2005年05月15日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日も木登り

 本日もお誘いがあって木登り。
 木登りって言っても裸の木に登るわけではなく、アーボリスト(arborist 樹医)が木の手入れや診断のため開発したツリークライミングの技法。って、私はいまだただ単に登らせて頂いてる状態なんですが('・ω・`)。
 でも、今回はスローライン(木にロープをかけるためにその準備としてオモリのついた細めのラインを投げて枝にかける)の真似事もさせてもらったり、って、本当に真似事なんですが。
 でも少しは登ったり降りたりだけでも身体が覚えるようになりましたわ。風景は絶景、風に揺られて木がしなるとこれもまた気持ちいい。でも、ぶらぶらロープにぶら下がったまま揺れるのはさすがにちょっと怖いけどな!

[アニメ][特撮] 最終回とか、そうでないのとか

  学園アリス 最終回。反アリス学園組織編は先週で終わってしまって中途半端な感じなのだけど、まあ、2クールという尺の長さを考えれば仕方ないのか。蜜柑と蛍の友情で始まり、二人の友情で終わる話は、まあ、まとまりは良い。お約束と言えばお約束。

  交響詩篇エウレカセブン #5。いや、すげーわかりやすくバカっぽくて、かなりこういうの好き。子供と大人の距離、ってのが、現代的な感じで描かれてる。

  響鬼 は、轟鬼さん継承編。これまでで一番盛り上がってますよ? って、今何話目だっけ? 十六話? スロースターターと言われたファイズですら8話で序盤の盛り上がりが来たのに……来週はようやく街中で怪人が暴れるらしいが、危機感が元々薄いからなぁ。う〜ん。

  プリキュアMaxHeart 。3on3のシーンは(動画的にはともかく)原画的には無茶苦茶頑張ってたと思うのだけど、世間的にはこういうのをどう評価するんだろう? 話的にも今まで単に守られる対象だったひかりがなぎさ・ほのか以外との交流を持ち、それを二人が見守る、という形で、今シリーズのテーマを象徴している形でなかなか良し。
 それはそうと、 こんなの


2005年05月16日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] レスポンスが……

 今臨時で使ってるメインPCの安手のマウスが、妙に軽いわりにレスポンスが微妙に悪く、やっぱり値段分だなぁ、などと思ってしまう。お金が入ったら、もうちょっとマシなのに買い換えよう。ディスプレイ、キーボード、マウスは直のインターフェースだから、慣れの問題でなくストレスが溜まるものはよろしくない。

  サイコドクターぶらり旅 さん(5/15)で こんなシリーズの自転車 が……なんか金子信とか竹内力とか哀川翔とかが乗ってそうだ。

 一部で斎藤昭彦さんの事件に関して「なんで自己責任だって文句をいわないんだ!」という頭の悪い論があって(そういうこと言ってるところに限っていまだに最初の三人の人質のときはどうこうとグダグダ言ってるサイトばかりだったりする)、そういや去年の三人の人質の時、自分はなんて言ってたっけ、と思い調べてみると……あ、良かった。自己責任だ云々なんて一言も言ってないや。えらいぞ、一年前の自分!
 しかし、自己責任云々って言え! って言ってるその手のサイトは、やっぱり自分も同じように、まず最初の三人とかに対して言わなきゃいけないんだよねえ……


2005年05月17日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] これはちょっと……

  韓国人観光ビザ、免除恒久化へ 関係修復狙い/治安対策カギ産経 )。「治安対策」どころの話じゃないと思いますが……まあ、いいでしょう。百歩譲って認めてあげますよ。 スパイ防止法を作ってくれれば 。それも めっさ厳しい奴 。拷問OK、デフォルト死刑、現場の判断でその場で射殺OK、しかも誤射でも責任をとる必要なし、くらいの奴。それだったらもう全然OKですよ?

  結局、人権擁護法案騒ぎはてんこもり野郎氏の「シャレ」若隠居の徒然日記 )。正直一部過激な反対言動に呆れてたんですが、これはこれであんまりだよなぁ……煽られてる人たちを見て「そんなに過剰反応することないのに」とは思ってましたが、これはこれで悪質だ。
 ちなみに個人的には緩やかな反対、ということはなんら変わりありません。こんなあからさまな煽りには最初から乗ってなかったので……

[アニメ] まほらば

 いきなり まほらば の感想をちょこっとだけ。
 「オタク向けのヌルい『めぞん一刻』」という評があって、まあ、それはそのとおりだなーと。でも、この手の需要に応えた作品としては実は結構欲求に応えてるんじゃないかと思う。かわいらしい絵柄で、ひたすら変な人たちがふわふらぽかぽか。
 原作は未見なのでなんともだけど、監督の木村真一郎氏は、やっぱりこういうの上手いなぁ、と思う。別に作品として優れてるというわけではなく、「こういったものとして」よくできてる、とは評価できる。これはこれで大変なことなのだろう。やはり。


2005年05月19日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] アクエリオン云々

  アクエリオン の各話感想ではないっす。
 「いったいアクエリオンはなにをやりたいんだかさっぱりわからん」と日記に書いたら「スーパーロボットものをやりたいんだけど、スーパーロボットもののお約束をことごとく無視してるからスーパーロボットになってないもの」と言われ、「スーパーロボットのパロディではなくってそのものをやりたかったのか!」と、コペルニクス的大転換の発想に衝撃。でもそれでなんであんな寒いギャグになってしまうんだ、と聞いたら「河森正治だから」とこれまた簡潔かつ納得しやすいお答。なるほど。
 スーパーロボットものの(形式的な)お約束なんだのかんだのってのは実は個人的にはどうでもいい。「主題歌は主役ロボの名前を連呼しろ!」とか、「鉄の城じゃなきゃヤダ!」なんて言ってるアホらしい懐古趣味は逆にうんざりしている。けど、アクエリオンがそういうのとは自由かと言われれば、逆。まったく逆。これまでのアニメの記号を、どうしてその記号がそこにはまるべきかを考えず、様式も無視し、珍妙なバランスで構成したもの、としか言いようがない。いや、その珍妙なバランスをギャグとして楽しむのは個々の感性による自由だけど(自分的にはできないけど)、「新しいことをやろうとしている」と言われてしまったら、「違う!」と言う。もう全身全霊をもって「違う!」と言う。
 どのくらいずれてるかが気になるのでとりあえず見続けてるが、本当にこれって万事において中途半端すぎる番組だよなぁ。それってコンセプトがいい加減だってことだろうけど。
 だから本当に変形合体できるゲッターはゲッターロボ號でとっくにやられてるっちゅーねん!

 アニメカテゴリーなのでついでに ハチミツとクローバー の簡単な感想を。
 原作全然知らなかったので当初スルーでしたが、面白いですわ、これ。ヒロイン?のはぐちゃんがロリ過ぎるってのはあれですが。ただ、あのOPのクレイアニメだけは何度見てもなじめない……本編とEDがとてもいいのに……

[その他][漫画] 主演、スティーブン・セガール「沈黙のピアノ男」

 嘘です(笑)。
 昨日、なんとなく作業しながら CNN を眺めてたら、 The silent piano man とかいうネタが出ててなんだろう? と思ったのだけど、記憶喪失でしかも一言もしゃべらない男が、華麗なピアノの演奏をしたということで欧米各国では話題になっていたらしい。日本では昨日あたりからようやくニュースになったのだけども。
 だけど「沈黙の〜」とか言われると、どうしてもセガールだと思っちゃうよなぁ。

 おとといの件にちょっとだけ関係しないでもないけど、 ヒル次官補「韓半島周辺は犯罪多発地帯」朝鮮日報 )。あのー、韓国のメディア自身が、半島の犯罪発生率が高く云々のニュースを伝えてるんですけど? そんなところのビザを恒久免除なんて、犯罪者輸入政策としか思えないんですけど。
#補足:朝鮮日報は韓国ではどちらかと言えば反体制寄りのメディア。

 ちょっととある漫画家さんのサイトで、マガジンZの編集のあれこれを見かけてしまう。まあ、漫画誌の編集者が漫画を好きとは限らない。希望しない人が編集に回されることは多々ある。講談社のような大きな出版社なら、なおのことだろう。それでも、ちょっとなぁ……まあ、マガジンZがなぜつまらないのかの理由の一端はわかった気がする。


2005年05月20日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][その他] ヴィクトリアの風景

  エマ #7を見て、ずっと感じていた違和感がなにか、がようやくわかった。
 クリスタルパレスでのデートのシーン。万博の為に英国の威信をかけて作られたガラスの宮殿、さまざまな珍しい文物、奇妙な展示物。だが、見てると「だから何?」と思ってしまう自分がいる。
 フォローするが、これはスタッフの技量が低い、というわけでも仕事が下手だ、ということでもない。むしろ資料をきちんと当たり、資料に忠実に再現したのだろう、と思う。それが逆に災いしている。描かれているクリスタルパレスは、19世紀の人が見たであろうそれではなく、21世紀の我々が見たものに描かれてしまっている。同じものを見ても、その人の環境により見え方は違う。我々から見ればただのガラス張りの大きな建物にしか見えなくても、当時の人には見え方は相当違ったはずだ。熱帯・亜熱帯の動植物や恐竜の模型もそう。マンガやアニメが実写に勝る部分のひとつは、ただ忠実に模写するのではなく、心象を絵に反映できることだ。「写真のように」ではなく、「心に映ったように」。が、それは同時に無茶苦茶無理なことを要求していることもわきまえている。当時の人々の生活、考え方、空気といったものを熟知した一人が描くならまだしも、集団作業でそのような熟知を皆がするのはまず不可能だろう。これは出来なくても仕方ないレベル。
 お話もしっかりしてるし、丁寧に作ってるし、作品としても面白いんで、上のは単に感じていた違和感の原因探しと思ってください。

  フタコイオルタ #7は折り返し地点。白鐘姉妹と恋太郎の出会いの話。それでもって別れの予感。バカやって、でもしんみり。後半はこの白鐘姉妹の謎と事情をめぐる話になるのだろう。
  双子は、なんらかの事情でタイムリミットがあり、そのタイムリミットまでの時間を自分たちの思うように過ごしたかった。そして自分たちのために一生懸命になってくれる相手を探すために、探偵に依頼ごっこ。恋太郎は父親が死んで何も決められず、ただ腐っていくだけの毎日。なんでもいい。誰かに決めてもらえるならそれが楽でいい。そんな時に双子が現れる。でも、結局恋太郎は自分の意思で道を決める。しかし出会いは、別れのはじまり。
 とりあえず銭湯での戦闘は久々のグリグリアクションで大ウケ。裸なのにちっともエロスじゃない。(笑)
 そして一人きりの予告。

  魁!!クロマティ高校THE☆MOVIE キャスト一覧 。すげー。これだけでおなかいっぱいですわ(笑)。仮面ライダー龍騎の須賀君が神山ってのは、微妙にミスマッチのような。まあ、さすがにマンガのビジュアルそのものではないけど、かなりツボは押さえているような……高山の竹之内とかな! でもやはりメカ沢の声は若本規夫御大に是非お願いしたかった!
 でも、なんでゴリとラーがキャストにいるのか、無茶苦茶不思議なんですが……あと、ゴリラはどうやって登場させるんだ???


2005年05月22日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 粗忽者

 待ち合わせぎりぎりの時刻になって大慌て。エレベーターのボタンを押し、やって来たのに飛び乗る。そして扉が閉まるのを待つのももどかしく、「閉」ボタンを押す。しかし扉が閉まってもいつまでたっても動かない。おかしいな、と思ってよく見ると、行き先ボタンを押すのを忘れてた……orz

 本日はメインPCのHDDの移行。とりあえず無事終了。しかし、最近あまり調べてないから各社のHDDの特長とか、さっぱりわかんない……

 昨日は飲み。今まで行ったことのないところだったけど、結構話がしやすくて料理の味もお値段もまあまあ。なかなかによろしかったです。話(駄話)するのがメインの集まりなんで、こういうのはわりとポイントになる。その後はいつもの通り深+。課題が多いです。にゅ〜。

 前々からちょくちょく見ているおかしな(笑える、という意味ではない。むしろ不快)サイトがあって、言ってることや反応がイチイチ普通じゃないのだけど、それがサイトの管理人が自己愛性人格障害なんじゃないか、と思い当たる。 ここ を見るとめちゃくちゃ特徴が当てはまっている。自分は医者でも専門家でもないので「診断」はできないけども、ここまで当てはまりすぎると怖いくらい。今まで気づかなかったのが迂闊なくらいんだけど、おかげで全部の説明がついた気がする。そうだったんだ……

[アニメ] 新番組とか

  絶対少年 。やる気なさげな不登校の少年・藍沢歩は夏休みに離婚した父のいる田舎へとやってきていた。都会とは違う変わった人たちばかりの町に、戸惑いながらもやはり万事に受動的で消極的。そんな時、不思議な少年「わっくん」と出会う。
 なんて言えばいいのか、不思議な作品。肯定できるのか否定できるのかもまだわからない。けど、なんとなく30分見てしまうなにかはある。キャラクターがいかにもアニメっぽいのに、口調はあまりアニメ口調ではないのは、そういう方向性ってことなんだろうか。

  エウレカセブン は、エウレカが育ててる子達がレントンをやたら敵視してレントンは酷い目に。だけどもそんな子供たちのいたずらがゲッコーステートの危機を招くことになってしまい、それを知ったレントンは……
 なんかいい話だった。子供たちの気持ちを察してやれる程度には大人で、でも結局レントン自身も結局は子供でだからどこか子供っぽいかばい方しかできない。今回の話はレントンが大人の男になるために必要な一ステップだったんだろうと思う。無論、子供たちとの和解話という意味でも重要ではあるのだけど。
 レントンだけじゃなくってホランドとかタルホとか、メインメンバーもどこか大人と子供の境界が曖昧なところがあって、結局そういう大人−子供像というのが、ある年代以降のリアルなのかもしれない。


2005年05月23日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] どこ製の?

  「目にしたくない動き」・中国の胡主席が靖国参拝など批判日経 )。目にしたくないなら見なきゃいいのに、情報統制はお手の物でしょ? とか思いつつ、その中で 「両国関係は過去の歴史の中でれんがを一つ一つ積み上げてきたようなもので、それを壊すのは一瞬だ」と警告した。というくだり。真っ先に思ったのは、「そのレンガ、どこ製の?」。混じり物の多いレンガ積み重ねても、そりゃ壊れやすいですよ。まあ、日本製なら頑丈ってわけじゃないんだけどね〜。
 で、そんなことを言った直後に これ 。どんな急用かがイマイチわからないけど、ちょっとしまらない捨て台詞になってしまったような。
  このあたり も特に驚くニュースでなし。どちらかと言えばニュース自体の確度に興味がある。

  「紀宮さま」新居で秋葉原アダルト街に「警告」週刊新潮 )。……なんか世のオタクどものかなりから恨まれる気がするなぁ。いつの間にか迎合して秋葉原がやおいやボーイズラブの席巻する町に……さーややめようよさーや。

  格付けに嫌気? パリ有名店が「三つ星」返上、店改造産経 )。時々星が減ったとかそんな理由で自殺者まで出たりするし、よく我慢し続けてるなぁ、と思ったら、ちゃんとこういう動きもあるのか。100ユーロのメニューが気軽な「ブラッスリー」かはいまいちわからないけど、三ツ星ってからには改装前はそんな値段どころじゃないんだろうなぁ。

  100円すし代替ネタ裁判、アワビ→ロコ貝…zakzak )。まあ「安くて良い物」にしたって限界があるわけで、百円均一ってからには中身は値段相応のものだろうってのは普通に考えれば当たり前と思うのだけどなぁ……特に大量に安定供給しなければならないわけだし。回転寿司云々については少し前に 原えりすんさん のところ経由で 回転寿司の裏側表側 なんてサイトが紹介されていたことを思い出す。良心的なところは、がんばってるみたいなんだけどね。


2005年05月24日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮][アニメ][その他] 視聴率

 こないだ(5/22)の マジレンジャー の視聴率が9.8%を記録したらしい。 (参考: 特撮!板-特撮番組の視聴率だけスレッド(5) )。 仮面ライダー響鬼 もスタートダッシュの低調さから徐々に回復はしてきているが、9%の壁をなかなか越えられないでいる一方での快挙、と言ってもいいかもしれない。
 例年、仮面ライダーと戦隊ものは傾向として仮面ライダーの視聴率が上回っていたが、今年に関しては良い勝負、というか、戦隊ものの方が優勢。見ているとおもちゃ戦略の交え方も巧みだし、エンタテイメントに徹しているため、どうしても地味な響鬼より見栄えがするというのは大きいだろう。一説では女児の取り込みにも成功しているという話もあるので、そのせいかもしれない。
 例年このあたりの視聴率が最初のピークであることが多いため、ひょっとすると戦隊ものとしては快挙の10%超えもありうるかもしれない。
 う〜ん、好き嫌いはともかく、これは驚いたなぁ……

  絶対少年 、数度見返していて気がついたけど、OPではキャラの顔ってほとんど最後の方しか出てないのだよね。それまでは出てても一部しか出てなかったり、ぼやけてたり単色で見にくかったり。多分、これってディスコミュニケーションがひとつの主題だってことなんだろうなぁ。その最たるものは歩と潮音の二人の都会っ子。もっとも、田舎の子たちもちゃんとコミュニケーションが取れてるとは限らないんだけど……
 夏の強い日差しの下の、どこか浮世離れした白くコントラストの強い情景といい、そういった現代的な主題といい、もし回顧的に高田明美をキャラデに持ってきてしまったとしても主題に合うとは到底思えん。今のキャラクターデザインがベストかって言うと、それもよくわからないけど。

 某アニメのスレで「最終回はハラボテエンド」という予想がのっていたので、思わず「ハラボテ+修羅場に決まってるだろゴルァ!」とレスしてしまう。こういうキャラじゃないはずなのになぁ……いかんいかん。某澤氏の毒電波を浴びすぎたか?

  国民世論を伝えただけ 内政干渉発言で武部氏北海道新聞 )。いや、別に「政治家はこう言わなきゃならない、こう言うべきだ!」ってのは、そんなに強く思ってないですよ? でもそれが国民の世論だと思うなら、それを代表する国会議員は国民を盾にするような真似はしないで「国民がこう考えているから自分は断固こう主張する!」と言って御覧なさいってば。

  「憲法変える必要ない」 女性団体が集会で護憲訴え共同 )。こういう場合、どういう団体か、団体名が具体的に知りたいなぁ……とりあえず 日本が戦争をする国に変えられようとしているってのは、その前提として「軍国主義の復活」と言いたいのか、「どんなことがあっても日本は戦争しちゃダメ。たとえ攻められてもしちゃダメ」と言いたいのか、知りたいよなぁ。その中間段階として「日本の有事計画上、これこれまででOKだと思うからそれそれ以上の軍事に関する緩和は必要ない」というのも(よほど好意的に解釈すれば)ありえないではないけど、ありえないだろうな(笑)。とりあえず土井たか子呼んでる時点でダメダメだって。


2005年05月25日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] あぶないプロジェクト

  松浦晋也のL/D さんの5/23付けのエントリ NHK「プロX」で、またも取材相手が抗議する事態が発生する で、やっぱりそう考える人って他にもいるんだ、と思った。自分も プロジェクトX「事実と違う」 大阪の高校が申し入れ朝日 )の記事を見て「あ、やっぱりこういう事態が起きたか」という感想を抱いたし、子供に見せたい番組でPTAが「プロジェクトX」を筆頭に挙げた時も「そりゃいかんでしょ」とも思った。
 もうちょっと正確に言えば前者は事実の捏造・歪曲による、結果的にしても実在の学校への中傷で、後者は子供の教育の問題であり、発生原因は同じにしてもちょっと問題意識の置き場所は違う。個人的には後者の方を危惧している。
 「後者の方の問題」と言っても「プロジェクトX? いい番組じゃない。なに言ってるの?」と思う人の方が多いかもしれないので、どうして親がプロジェクトXを子供に見せたがることを問題視するかの理由を簡単に説明する。これは二つの要因が重なることによる。つまり「プロジェクトXはいい話すぎ」であり「その内容に嘘が多大に含まれている」ということだ。もうちょっと幾つか補助的に説明を付け加えるなら視聴者はその嘘にあまり気づいておらず、嘘はある一定の方向性を持って意図して行われて(演出されて)いる。その演出の方向性が問題だということだ。
 人間というのは、「美しい話」「いい話」というのは無条件で受け入れ、思考停止する傾向がある。特に日本人はそういう傾向が強いんじゃないか、と思うときがある。その話が事実かどうかということを疑わず、受け入れてしまう。ボランティアを装った詐欺だとか政治活動とかはこれを狙ってやっている。冷静に考えればおかしいと思うことは多々あるはずだが、それがためらわれると勝手に考えてしまう。
 いい話に感動するな、斜に構えてろ、ということではない。「お話」と「現実」のけじめはちゃんとつけねばならない、ということ。
 そしてプロジェクトXの「嘘」の問題点。プロジェクトX(だけに限らず日本のドキュメンタリーの少なからぬもの)が、過剰な演出を加えられている。その演出の基本とは何か? ぶっちゃけて言えば「努力」「友情」「勝利」である。ジャンプ漫画かっつーの! 時には「友情」が「愛情」などに変わることもあるが、まあ大体それ。 *1
 それのどこが悪いか? より過剰に演出するために、例えばわかりやすいところでは「勝利」を強調するのにその前段階の「挫折」や「逆境」を大げさに描く、と言った具合。これは今回の事件の問題そのものですな。そして個人的に一番嫌なのは、地道な努力の積み重ねや緻密な調査、冷徹なまでの計算を結果的に軽んじてしまっていること。これは「煽り」の手法が使いにくいものだからだ。本当はそういった部分にこそ様々なノウハウが隠されているはずなのに。
 断っておくが、別に努力や汗と涙を否定しよう、ってわけじゃない。それらも無論大事だとは思うが、それだけでなにかしら事が成ると錯覚させるのはとてもマズイんじゃないか? 子供に根性論・精神論だけ叩き込むような真似をしてほしくない。合理精神を教えて欲しい。だからむしろプロジェクトXこそ子供に見せたくない番組だ。プロジェクトXを見せながら「どこがおかしいか」を考え、調べ、指摘させるという使い方なら、子供に見せたい番組としてもいいかもしれない。
 こういう「美しい精神論」がもてはやされ奨励され、合理的思考がすっぱり切り落とされる傾向って、昔の日本から全然変わってなくって嫌になるなぁ、と時々思う。
*1: どうしてそういう方向に流れるか、の理由はわかっている。所詮週一では緻密な調査や分析を行った番組作りは不可能なので、そういうフォーマットの固まった「お涙頂戴」に流すのだ。だから個人的にはちゃんと作りたいなら数回放映したら数ヶ月休む、という番組体制にした方が良いと前に書いた記憶があるし、今でもそう思う。

[その他] 呉副首相会談ドタキャン帰国その後

  中国の副首相が総理との会談を途中でキャンセルして帰国した件朝日 )で公務のためと言っていたのを一転撤回、「歴史問題に対する日本側の態度のせい」と言ったらしいが、それってなんだかなぁ。それならそう言って帰った方がインパクトは強いし世論は煽れるだろう。どっち側に煽られるかは知らないが。朝日新聞は朝刊一面で大々的に書いてるけど、他はどうなのかなぁ。毎日は国際に関しては案外とまともな反応が多いし。中国国内でなにかあった可能性もあるので、相手が非礼だ云々とはあまり言いませんが。非礼を承知だから借りを作るまいと歴史認識云々と逆に言ってる可能性もあるし。
  朝日では海外メディアの報道の様子を伝えて いるのだけど、どうもその記事の内容を信じるなら、日中関係に不安を表明しているが(当然か)、マスコミによってはさほど深刻と捉えてないようにも見えるし、歴史問題について日本の非を報じているものはほぼ皆無のようなので、実質上ほぼ中国側の外交失策と見て良いような感じ。各国、靖国だの歴史教科書だのの「宗教論争」には概ね興味がない、というこれまでの流れを踏襲している。これって局地的には小泉側の勝ちってことの気が。
 しかし、行動と結果どっちを見ても、あまり中国らしからぬ外交に見えるのだけどなぁ。本当に中国国内で何がおきてるんだろう?
 ちなみに後者の朝日新聞の記事中の最後に出てきた「中国時報」は、なんとなくそうじゃないかと思ったけど、外省人(大陸中国から渡ってきた台湾人)系の大陸よりの新聞なのだそうな。( 参考
 さらに余談。 朝日新聞5/25付社説実際、中国はその後、各地に広がった反日デモを抑え込んだとあるが、これはほぼ認識間違い。「各地に広がった」とあるが、中国国内では実は反日デモはほとんどまったく報道されず、局所的な地域で行われたにすぎない。特に大学生が煽っていた北京は彼らの身柄を拘束することで、むちゃくちゃ簡単に収拾がついたそうな(上海はもうちょっと複雑な構図だったらしいが)。地方の人はむしろ日本の観光客が減ったのを不思議がり、学生の煽ったデモのせいだと知ってむしろ学生に怒ったりしたそうな。大事な観光収入源だものねえ。それにしてもこの朝日の社説、古式然としてるな。(笑)

[マンガ] 今日の散財

  蒼のサンクトゥス(2)/やまむらはじめ
  カオシックルーンEs(1)/山本賢治
  翡翠峡奇譚(1)/広江礼威

 やまむら作品はとりあえずデフォで。
 「カオシックルーンEs」はあからさまな打ち切りだった「カオシックルーン」の続編。今度はタイアップじゃないとかなんとか。あまりそれが内容に影響してたとも思えないけど……しかしこの作者、臓物や脳漿がぶちまけられるシーンは本当に イキイキ としてますな。
 「翡翠峡」は、角川の内紛でお釈迦になった「コミックコンプ」連載のためあえなく打ち切りになった広江氏初連載作の再版。まあ、再版前のは持ってるんでカバーとオマケページ目当てですね。どうでもいいけど「翡翠狭」ってなんやねん、bk1。

 漫画じゃないけど、いつのまにか とらぶる・うぃんどうずOSたんファンブック なんてのが企画されてたんですね。付録のフィギュアに2kがいないのでもうしばらく考える。う〜む。

 今日まで気がつかなかったけども、 月刊少年シリウス なんてのが創刊されていた。どこの出版社だ、と思ったら講談社……ん〜、微妙。独特の雰囲気を持った作家陣を集めたようだが、押しの弱さは否めない。いきなり無名の新人さん(そうでもないのか)ばかりではなぁ……どこらへんの層を狙っているのだろう?

  電撃大王 を見たら、「機動戦士ガンダム0079/近藤和久」で、最後の数ページにフレデリック・ブラウン(作家にあらず)が……そうか、ブラウンのゲルググはこうやって破壊されたのか……十年以上ぶりにようやく「 MS戦記 」のちゃんとしたラストを見せてもらった気がする。


2005年05月27日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] いやまーいいんだけど

  「緊急の公務は事実」日本の照会に中国が回答京都新聞 )。また昨日と言ってること違うし。わけわかんないし。つか、やっぱりとりあえずカードとして使えるかもしれないんで切ってみたけどロクでもないブタ札だったんでやっぱり捨てた、ってことなのかな。そうだとしたら空気読めてないなぁとは思うけど、「とりあえず使ってみる」というこのしたたかさには素直に感心する。外交ってのはしたたかでないと。

  中国駐日大使「対日政策は何も変わっていない」・アジアの未来日経 )。王毅大使もなかなか苦労してるようです。

  「A級戦犯はもう罪人でない」自民代議士会で森岡政務官朝日 )。言ってる事実関係自体は正しいんだけど、この人もどうなのかなぁ……なぜ厚生労働省の政務官が? ってのは、眼鏡で七三のエージェント役人の過激さに触発でもされたのだろうかとか思ったけども、過去にも「日本には中国侵略の意図はなかった」との発言でいろいろあったとか。ほんとになんなんだか。

  旧日本兵2人、ミンダナオ島で生存か 政府確認へ朝日 )ってニュースを友人から教えてもらう。今日になって 身元も判明 。よくぞ生きて、としか発せられる言葉がないのだけど、続報によれば さらに40人ほどの方がまだご存命産経 )とか。唖然。
 旧日本軍の未帰還兵が地元ゲリラなどに合流し参加する例は多いので、今回の二人もそうかなと思ったらやはりそうらしい。ゲリラと言ってもその一部は植民地支配からの解放の重要な戦力になったということで、ここらへんは簡単に云々できる話ではない。
 今回のニュースでこの手の帰国申請は厚生労働省にされるものだと始めて知った。あと、タイミング的に このニュース はグッドタイミングなのかバッドタイミングなのか……

[アニメ][マンガ] 散在その他

  ジオブリーダーズ(11)/伊藤明弘

 雑誌等はとりあえず省略。今回の巻からロゴが変わってるのだけど、今回の表紙は色がやや沈んだ感じだったこともあってちょっと視認性は悪かったかも。先月号のOURsほどではないけど。ロゴとか体裁って思ってる以上に重要なんだなぁ、といまさらながら思ったり。

  フタコイ オルタナティブ #08。白鐘姉妹の保護者を名乗る青年が現れ、姉妹の秘密を恋太郎に明かす。それは姉妹のついてきた嘘とこれまでの日常との決別と、決断を迫られることを意味していた。
 白鐘姉妹の保護者・三ツ木青年から語られた事実とは、双子の16歳の誕生日に、双子のどちらかが彼と婚約しなければならないということ。なぜ双子が突然恋太郎に迫ってきたか、理由がわかったが恋太郎は決断できない。そのイライラをつい姉妹にぶつけてしまう。
 恋太郎に拒絶されたと思った姉妹は探偵事務所を出てしまうが、沙羅はひとつの決断をする……

 三ツ木青年は多分いい奴で、沙羅双樹が心を開ける場所が恋太郎のところにしかなかったのも多分事実。でも、突然の展開と事実を秘密にされていたことが、恋太郎を混乱させる。沙羅は自分が犠牲になることですべて丸く収まると考え、双樹を置いて三ツ木の元へと一人向かう。
 本当に主人公と双子の話に収束してるなぁ。実際、かなり感心。原作コンセプトの「双子とラブラブ」ってのを、こういう形で昇華させるとは。とはいえまだシリーズ丸々半分残ってるわけで、今後どう展開していくのか。


2005年05月28日() 旧暦 [n年日記]

[その他] いろいろ

 イラクでテロリストグループ、アンサール・スンナに拉致されたと報道された斎藤昭彦氏の 死亡がほぼ確認されたらしい産経 )。映像を見ていないのでなんとも言えないが、拉致の発表後今までなんの行動もなかったところを見ると、やはり被襲撃時に負傷、その後死亡していたのではないかと推測される。言葉もない。

 かなり前の記事だが 「熟慮の構図 小泉首相と靖国参拝」鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」 第548回)。この推論が当たっているのかはわからない。これが一因としても、他の理由もあるのかもしれない。でも、戦争賛美でなく贖罪・反戦という意味合いが強いのならば、政治的アピールにしても続けることに文句を言うのは理屈上やはりおかしい気がするのだけど……
 ちなみにA級戦犯については、実は極東裁判の判決の受け入れの根拠となったサンフランシスコ講和条約の第11条に赦免等についての規定があり、これに則り正式に赦免されている。政治的に極東裁判はなかったことにはできないが、実質ほとんどその内容についてはその役目を終えている。
 靖国参拝については「首相が是非しなければならない」とは言い切れないが、「絶対してはいけない」「すべきではない」という論もまたおかしいと思う。

  日中摩擦、Wストリート・ジャーナル紙論評 「対日要求は横柄」産経 )。アメリカ等の対中カードに利用されている気もするが、日本にとって都合が良いなら利用すればいいんじゃない? まあ、日本と中国、今叩いとくならどちらって天秤で、どっちにしろ概ね他国にとっては靖国だの歴史教科書だのは実際のところどうでもいいのだろう。

[アニメ] 微フェチアニメ

  絶対少年 #2。前回出会った不思議な少年わっくん、そして彼と一緒に見た光球。その光球を昔にも見たことがあることを思い出した歩は、なにかを知っているらしい深山姉妹の三女・美玖に話を聞こうと彼女を探すのだが……
 いや、なんかまったりとした時間経過のアニメなんだけど、なんつーか、それ以上に カメラワークがエロイ ですな。OPの美紀の「へそ」の作画の力の入れ具合といい、いやはや。動画省略のためと思える部分も多少あるのだけど、こりゃ確実に演出的意図でしょうね。いや、微フェチっす。
 話はあまり進んでないのだけど、各キャラの立ち位置が前回と続けて見るとよりはっきりする。他人に立ち入られることを苦手でそれが特に必要とも思ってないらしい主人公の歩、なんだか行動がちぐはぐというか空回りしてる感のある潮音、微妙に歩が気になっている美紀、わっくんと歩のことをなにか知ってるらしい美玖、潮音からの着信を無視し続ける拓馬。でもキャラ紹介やOP見ると、まだまだ未登場のキャラがいるんだよなぁ……


2005年05月29日() 旧暦 [n年日記]

[その他] まだ途中

  戦争請負会社 はまだ読み中。いや、ヘヴィなんですよ。読み応えがあるって意味で。
 今のところまだ2/5を過ぎたあたりなんですが、これだけでもう普通の本の一冊分以上はあるんじゃないかって感じで。流れとしては傭兵の歴史を解説してるのだけど、実質戦争文化の歴史。のみならず、政治史・経済史としての戦争のあり方を傭兵に注目しながら解説していて、戦争と国家・政治・経済に対する、ヨーロッパの外の人間ではなかなかわかりにくい見方・哲学をエキサイティングに解説している。
 実は現代の経済用語には傭兵文化が元であるものが数多く(フリーランス、カンパニー=コン・パーニュ、など)、のみならず経済文化そのものに大きな影響を与えている。
 戦争が経済的なものだというのは少し軍事について調べればわかるのだけど、それが戦争以外の経済とも密接にかかわり、実は境界は曖昧だということが、特にPMCという民間の軍事力によって端的に示されていく。
 この流れは、ひょっとしたら思っている以上に大きなうねりであるのかもしれない。そうでないのかもしれない。

 最近近所のスーパーの肉の特売日に肉を買ってきて、味噌漬けにしておいていたり。
 こうすると日持ちはかなり良くなるし、調理のときの調味の手間も要らない。でも、味噌味だけなんだけど。

[アニメ][特撮] 日曜の

  エウレカセブン は今週はやや不調? つか、まあレントンがからかわれるだけの話で、小休止みたいなものだからなぁ……今回は今まで影のむちゃくちゃ薄かった「ムーンドギー」の紹介編も兼ねてるのかな? 訛りはかなりインパクトあった。(笑)

  マジレン は新キャラ登場。一回こっきりのゲストキャラかと思ったら、ここしばらくの展開のキーパーソンになりそう。新戦士登場にまでつながるのか?

  プリキュアMaxHeart は、地味に地道ないい話。最優秀賞とかわかりやすい派手さはないので、子供の受けはどうなんだろう?


2005年05月30日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮][その他] 特撮名所

 今週の 響鬼 で出てきたロケ地、どこかで見たなぁと思ったら 555 の最終回の最終決戦地だった。具体的には G-CANS PROJECT により建設された、地下貯水施設。 こちら がその写真。まさしくそのもの。こういう浮世離れした光景だから特撮とかにはうってつけなのだろうけど、 洪水被害減少の実績も高い 、立派な施設でもある。我々に見えていないところで重要なものってたくさんあるのだなぁ、と改めて衝撃。
 ちなみにこの施設の所在地は埼玉らしい。さいたまさいたま〜。

 使いにくかったマウスを買い換え。 IntelliMouse Explorer 4.0A 。大変悔しいが、マイクロソフトのマウスは非常に手になじむデザイン。バルクで買うと、3000円しなかったし……
 ただし、5ボタンというのが便利のような、イマイチそうでもないような。ティルトホィールも実際には案外と使わないものですな。

 それにしてもいろいろ胃が痛い……


2005年05月31日(火) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] あんまり言いたくないことではあるけど……

 あまり綾観の管理者とかそういうこととは(できるだけ)関係なく。
 アワーズの平綴じ化で期待したのは実は増ページによる効果なのだけど、それは単純に「連載がたくさん載せられる」ということではなくって、ぶっちゃけ、これで「雑誌戦略の建て直し」を行うことを期待してのことだったりする。
 今のところ、それが上手く行ってるとは、というかそもそも行われているとはあまり思えない。
 最初は長期化してしまった連載陣が誌面を圧迫したせいかと思ったけども、冷静に連載数等を数えてみるとそうでもなさそう。 *1 と、すると雑誌編集の指針の問題なのか。
 どうすべきか、というのはアワーズの望む方向性というのがわからないとなんとも言えないが、兵隊・下士官はそれなりに優秀だが司令官にドクトリンが欠けている、効果のあった旧戦術を時勢や自組織の性質の変化を考慮せず無反省に使い続けたり戦力の逐次投入でその場をしのごうとしている、という印象 *2 があるのだよなぁ……え〜っと、これがどういう比喩かはご想像にお任せしまつ。

 それはそうと森山大輔氏はオタク向けヴィジュアリストとしては割と強い戦力とは思うけど、ストーリーテラーとしては今一歩(?)であるというのが正直な評価。化けてくれるかなぁ……
*1: 今月号で言えば全21作掲載中、五巻以上既刊があるものは6作品。特に多いというわけではない。ということは単純にメリハリの問題か?
*2: あくまで印象。

[アニメ] 「絶対少年」原作

  絶対少年 に原作があるような話を見かけたのであちこち調べてみると、 こちら が原作(?)らしい。道理で妖精(?)の造形が独特だと思ったら、あの妖精のデザインが先にありきの企画だったのか。納得。元の作品の方を先に知ってた人は、まさかこんなフェチアニメになるとは思わなかっただろうなぁ。

  ゾイドジェネシス のエンディングを見たら、動画はもちろん原画まですべて三文字 *3 だったのにちょっと驚いた。別に作画が優れていたわけではなく、言ってみれば「この程度」であるのだけども、「この程度」であれば問題なく(仕事上のアレコレなど、直接画面に映らない部分は知らない)任せられるようになったとも言える。でも、やっぱり韓国のアニメやマンガが本格的に日本のライバルになるとは(少数の例外を除いて)思えないのだけど。
*3: 韓国スタッフの名前は大抵三文字。たまにアルファベット表記にすることもある。

[その他] 小児救急医療

  日本の1〜4歳児の死亡率 先進国の3割増で「最悪」朝日 )というニュース中で 主任研究者の田中哲郎・国立保健医療科学院生涯保健部長は「小児救急体制が十分に機能していないのかもしれない。医師の教育研修なども含め、幼児を救う医療を強化する必要がある」と指摘する。とあるのを見て、そういえば前に「ブラックジャックによろしく」で云々と書いてあったっけなぁ、と思い検索。
 ちょうど先月に 救急体制再編へ、小児科医の配置拠点を病院に集約…厚労省が来年度から読売 )というニュースがあったのを今更ながら見つける。小児科医自体の減少傾向と分散による一病院あたりの小児科医の数が極端に減り、結局多くの病院で小児科があっても十分な体制が整っていない、ということらしい。 こちら に具体的なデータがある(注:平成十二年の記事)。う〜ん、やはりそういうことなんだろうか?

 ふとした拍子に、 ウィキペディア名古屋大学 の項目があるのを発見する。面白い、というか興味深いのは「施設」の東山キャンパスに関する部分。名古屋大学の代表住所は「不老町」になっているのだけど、実際はいくつかの町にまたがっている。多くの地図では名古屋大学東山キャンパスで仕切って描かれてるが、実際の区画分けでは敷地内に完全に埋没している形の「不老町」をはじめ、幾つかの町を含んでいる。その町の中には区をまたがってしまっているものまであるので、なんだかややこしい。つまりこの辺り、区画の再編成がなされていないのだけどもどういった事情があるんだろう。ちょっと面白い。