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2005年06月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日は軽めに

  昭和天皇が「米重視」の発言 米で公文書6点見つかる朝日 )。例によって朝日の報道だけど、これって昭和天皇が非常に常識的な判断能力の持ち主だったって事以外のなにものでもないと思うけど……朝日はなにかを煽りたいんだろうかと邪推してしまうが……

  ゲーム脳、言われているのは日本だけITmedia )。科学者の立場からの「ゲーム脳」批判。プレイヤーになんらかの(良いか悪いかの)影響があることは当然と言いつつも、安易な「結論ありき」の研究への批判といったところ。

  石原知事、英紙に「北京五輪ボイコット」日刊スポーツ )。中国でのオリンピックは不安要因が大きいのは事実だが、これはどう考えても行きすぎ。

  本社の旧日本兵生存情報の報道について産経 )。旧日本兵生存のニュース報道の、勇み足についての謝罪。そもそも勇み足は良くないと批判は出来るけど、こうした潔さは評価できると思う。 こちらzakzak )のイサギ悪さに比べれば。朝日ってなんで何事も素直に謝罪せず、見苦しい言い訳をどこかに載せるんだろう? 「見解の相違」って……それって翻訳すると「これで国税局をごまかせると思ってましたが、ダメでした。てへっ」ってことじゃん。ロクでもない。

  韓国漁船、海上保安官2人乗せ逃走…2時間半後に保護読売 )。こっちも相変わらず。一度沈めちまえ、とか乱暴なことも思ってしまったり。実際にはできないけどね。

  「アニメソングをチャート1位に」 ネット運動勃発ITmedia )。あんまりまともに相手にするとこっちも程度が低くなると思ったけど、やっぱり一言だけ。 このプロジェクトの目的は、アニソンで日本の音楽アーティスト達を圧倒し、オリコン一位を取って歴史に名を残す事、及び、荒廃した邦楽業界に革命を起こす事を主な目的としています。こういう自己矛盾の塊の醜い小理屈をくっつけて自分たちの馬鹿げた行動を正当化することを「無粋の極み」という。遊びなら遊びと割り切って胸を張ってやれ! 自分のやってることに自信がないからそんなロクでもない理屈で正当化しようとするんだ。オタクの質も落ちたものだ。同じオタクとみなされたくないな、 こいつら とは。


2005年06月03日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][マンガ] フタコイその他

 今週の フタコイ は評判悪いだろうなぁ、と思ったら案の定(笑)。作画節約(ってほどものすごく節約してるわけではないが)と展開的にいったん徹底的に落とし込まねばならないため、というのはわかってるけど、この話は敢えてダメ出しさせていただく。いや、無茶苦茶ダメ、ってわけじゃないけど少し「他にやりようあるような」的な感じの。
 結局 沙羅がいなくなって恋太郎と双樹が沙羅の気持ちを汲んで二人きりでまた以前のように過ごそう、と無理矢理はしゃぐ、という展開なのだけど、はしゃげばはしゃぐほど痛々しい、という演出意図は当たっているが、結局気風のいい沙羅がおらず、恋太郎の悩み方もこれまでの演出からの流れ上小児的なので、本当に子供がダダを捏ねてるようにしか見えない。これでなにか吹っ切れて「やるときはやる」モードになれば、カタルシスがあったのだけど……今回は結局沈んだままの回とも言える。
 で、個人的には 三ツ木公彦の元へ行くのは沙羅じゃなくって双樹の方が展開的に面白くなったんじゃないかと思う。今後の展開を見てみないと断言は出来ないけど。

 批判っぽい話ばっかりでなんだけど、 エウレカセブン も実はまとまりの悪いところのある番組で、よくあるロボットものと日常もののミクスチュアなのだけど、ロボットものなのにそれっぽくない話が多々ある。今回のレントンがからかわれる話など、ロボットはまったく、微塵も出ていない。でも作画レベルは高値安定。ロボットものとしてみると肩透かしもいいところだが、そういうものとして見れば面白い。ある意味非常にちぐはぐなのだけど、そこに理屈を入れようとすると却って空中分解してしまうのでわざと曖昧にしてるのだろう。それは同時に非常に不親切ってことでもある。
 だけどもそれでもテンポ良く見られるのは、ひとつには音感の良さではないかと思える。「エマ」が非常に良く出来てるにも関わらずイマイチ乗らないのは、「溜め」と「解放」のテンポが微妙に効果的でない気がする、というのもひとつの理由だったりする。この辺は今期ではエウレカセブンとフタコイオルタナティブがかなりセンスが良い。どっちもそれぞれ別に弱点を抱えてはいるけど。

  ヤングガンガン で始まった新連載……座頭市……ってより、ブラインドフューリーだよな……あと、「すもももももも」はこう来るとは! 容赦ないキャラのいじりっぷり。眼鏡っ娘受難。

[その他] 今日あたりのニュース

  ニセ日本兵現る…ミンダナオ島zakzak )。う〜ん、状況がよく見えん。「ナカウチ・ツヅキ」を名乗った男性が地元民なのは確実だとして、どうしてその名前を知っていたのか、どうしてそう名乗ったのか、とかが……本当の中内氏は戦時中亡くなったのか、戦後も生きていたのか……?

  【韓日の海上対峙】蔚山海警30人を表彰へ ( 朝鮮日報 )。犯罪者を匿ったのみならず、匿ったことを表彰するとは、やっぱ法治国家じゃないなぁ……思いやり外交もほどほどにしておいた方がいいんじゃない?(いろいろ日本も困るが、韓国は困るどころの話じゃなくなる)

  金属片:全都道府県4200カ所で見つかる けが人4人に毎日 )。全国で、というのがわけがわからない。なんらかの事故、ってことは多分ないよな……一体誰が、どういう目的でこんなことを? 


2005年06月04日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ][マンガ] 今週のフェチアニメ

 じゃない、 絶対少年 は、新キャラの濁らない須河原(すかわら)サンがエロス振り撒きまくり。巨乳を惜しげもなくさらす無防備なタンクトップ姿に制汗スプレーをかけるフリをしながらわきの下までみせつけ、いたいけな少年を誘惑しまくりですよ? おまけにトイレの中にまで……へそ女(深山美紀)も頑張ってアピールしていましたが、大人のボディにはかないません。つか、いくら前屈でアピールしても電話越しでは歩少年には見えませんから。残念! でも妹をダシにちゃっかり携帯番号ゲット!
 ってな主題、もといヨタ話は置いといて、田菜に存在する「何か」に感づいた地元ケーブルテレビ局の名物アナウンサー・須河原晶。幼い頃田菜に来た時に、何かあったはずだがそれを思い出せない歩少年の「何か」探しとシンクロするのかしないのか、ってところ。どうも歩の両親の離婚理由は、父親が田菜で動物病院を開業したいと言い出したことがきっかけっぽいのだけど……冒頭の潮音が表したような、都会の人間にはなじめない田舎の時間の流れ方ってのは、生活そのものに響く場合があるからなぁ……田舎は田舎でめんどくさく、嫌なことはわんさとあるし。
 ちなみに今回話に出た 「ロッズ(rods)」あるいは「スカイフィッシュ」 が映る原理については こちら が詳しい。 こっちの方 では更に意図的にロッズの撮影を行っている。ジョジョの奇妙な冒険第六部ではモロ謎の生物として出てきてるけどね。
P.S.ちなみに「田菜」のモデルは乳牛の牧畜や「七人の侍」のロケ地としても知られた 丹那 らしい。

 その他本日の散財。

  いばらの王(5)/岩原裕二
  涼宮ハルヒの動揺/谷川流

 とらのあなで行われていたOURS購入者へのペーパー配布目当てに行ったが、既に切れていました。残念、と多少思わなくはないけど、でもなぁ……そもそもペーパー程度なのだからもっと十分量用意しといてもいいと思うが、こういう中途半端なプレミアのつけ方はなんなんだか。
 「いばらの王」は、マニア向けだけどもかなり面白くなってきている。最初岩原氏をネットで見つけた時は、まさかこれだけ化けるとは思ってなかった。オタクをやってる醍醐味、って奴ですね。
 涼宮ハルヒは、まだ読んでません。すいません。

[その他] ウソか本当か

  韓国、日本大使館全焼。YaHqqq )。え〜、あらかじめ断っておきますが、これ、 ネタサイト です。URLとロゴ等をチェックのこと。いや、私もすっかり騙されたんですけどね。悔しいしよく出来てるので晒しage。
 でも オーストラリア:中国領事が亡命申請 本国の抑圧に反発毎日 )はマジネタ。いや、ネタじゃなくってマジ。やっぱり中国関連はそのうち荒れそうだなぁ。中国も 反日団体に抗日記念行事への参加中止を要請毎日 )と、いろいろ対外と対内の対応から生じた軋轢に苦慮してるようですが。ま、関係なければ「自業自得」とだけ言ってせせらわらうんですけどねえ……


2005年06月05日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] たったひとつじゃないかもしれない冴えてないやり方

  エウレカセブン は、う〜ん、って感じ。いろんな要素があるのだけど主軸になるテーマがなくって、どれも消化不良という感じ。どれも突き詰めればそれなりに面白そうなのだけど……ネタとしてもちょっと消化不良。
 一方、ゲストキャラの婆さんはちょっとイイカンジ。爺婆キャラには元々甘いんだよう。婆さんのセリフが「たったひとつの冴えたやり方」で、名前が「ティプトリー」、おまけに婆さんを取り囲んだホランドたちのコードネームが「不思議の国のアリス」にちなんでるのも、確信犯だと思われる(ジェイムズ・ティプトリーJrの本名は「アリス・シェルドン」。彼女の母によって幼い頃の彼女を連れたアフリカ紀行が「 ジャングルの国のアリス 」というタイトルで出版されている。幼い頃、アフリカ以外にもインドなど各国を巡っている)。あと、他には子供の泣き顔が良かった。次回はエウレカの秘密に関わる話らしい。

  マジレン は、多分前半の山場にさしかかるところ。敵の中ボス、ブランケンが地上に出そうになって、大ピンチ、という感じか。よく考えると、マジレンジャー、ブランケンの名前どころか、大ボスの「ン=マ」の名前すら知らなかったんだな……その辺を教えるべきマジマザーが早々に殉職したからなぁ。って、マンドラ坊やはなにやってた?
 ちなみに新戦士は マジシャインだそうな。 ちょっとアラビアチックなデザインに、魔法のランプやカーペットを使う戦士、らしい。まあ、確かに魔法だ。

  響鬼 は、今週の話見てるとやっぱ轟鬼さんと斬鬼さんの師弟コンビ主役に据えたほうが良かったんでない? って感じ。いいじゃん、別に敵倒した後のシングルプレイくらい。前線の兵士って時々バカやってないと神経持たないよ?
 それはそうと、明日夢母、鼻歌が左卜全の「老人と子供のポルカ」かよ……やめてけ〜れストスト。

 昨日書き損ねたネタだけど、「絶対少年」の平五郎の「月読天文台」(つか、住居?)って、 フラードーム ですな。なかなかちょっとアレっぽい感じ。

[その他] アレコレ

 近所のスーパーが新装開店セールで、生イカを安く売ってたので久々に塩辛など作ってみる。作り方自体は簡単なのだけど、塩分の調整がちと難しい。今回もちょっと思ってたよりしょっぱくなった。どうやって調整するものかなぁ。
 吹上にある ギガス が店じまいセールで、本日最終日ということで見てきたのだけど、さほど掘り出し物はありませんでしたな……幾つか小物を買ってきたくらい。イマイチ思い切りが悪いなぁ。
 またもやノートPCの調子が最悪で、仕方ないのでリストア。何が原因なんだかさっぱりわからん。前回のHDD交換からまだ三ヶ月くらいだってのに……なんかそれ以外の問題の気がするなぁ。買い替え検討しようかしらん?

[その他] 幾つかフォロー

  響鬼 の視聴率がイマイチ過去のライダーに達しないのは、裏に ポケモンサンデー があるためという分析もアリ。

 あれこれやってることについては、特に隠してるつもりもないんですが、本来的な意味での「ホームページ」がない、というかもうまとまんない状態になっちゃってるんで、放棄してます。はい。


2005年06月06日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] みぐるしきもの

 自転車乗りから見ても、携帯でメール打ちながら走ってる自転車ってのは無茶苦茶あぶないわけです。普通自転車に乗りながらメモ書きするか? って襟首とっつかまえて問い詰めたい気分なんですが、自転車に乗りながらメモはほとんど物理的に不可能なのに対し、携帯メールは片手で操作可能なため、やってしまう奴が多いんだよなぁ。でもそれって異常って気付け。
 この手の自転車の前方不注意でぶつかりかけたことが何度あるか。ぶつかったらぶつかったで慰謝料請求してやるところですが、痛いのもイヤなので避けてるわけですが。あれ、悪いとか思ってないのかね? 相手によっては相手か自分が死ぬよ?
 もっとあきれたのは、いい年したオッサンがわりとそういうことしてること。中高生とか、まあ、百歩譲って大学生も元々がバカな存在と見なしてそういうものだと思うにしても、それを注意すべき大人がそんなことしてるなよ。
 自転車で走ってる際、特に子供、おばちゃん、老人は気をつけることにしている。この三種類にカテゴライズされる存在は、実に挙動が読めない。子供は経験不足がゆえに、老人は身体能力の低下がゆえに、普通の人間ならリアクションを起こすところをしないことが多々あるし、ぶつかったり、おばちゃん以外の両者はあるいは驚かせて転ばせるだけでも大事になる可能性が高い。老人の近くを走る時は鳴らすベルも驚かさないように注意して鳴らしてるくらい。だってのに、この手の連中と来たら、自転車乗りの肩身の狭くなるようなことを平然としやがる。
 まわりが気をつけてくれるのが当たり前、というようなこの手の行動は危険な上見苦しいことこの上ない。自転車に乗りながらの携帯電話の操作は厳重な罰金刑にでもして欲しい。この手の連中はしつけがなってないんだからなんらかの痛みを感じないと悪いことって気付きそうもないし。

[その他][特撮] 先日の散財

  タフの方舟 1 禍つ星/ジョージ・R・R・マーティン
  タフの方舟 2 天の果実/ジョージ・R・R・マーティン

 たまにはSFもちゃんと読まんと。
  マジレンジャー の新戦士についての追加情報。 変身アイテムは改札鋏型の携帯電話(どんなやねん)、ランプ型のアイテムマジランプは銃撃モードに変化、カーペット型の乗り物の名は「スカーペット」、表面に傷(スカー)があるんだそうな。く、くだらねえ……(笑)。ロボは自身が変形するのでなく、機関車型のメカ「トラベリオン」が変形、だそうな(マイトガイン?)。こちら に写真等あり。
 それにしても SICの555 、欲しいなぁ……ウルフオルフェノクにも換装可能って、あの逆関節足はどうするのだろう?


2005年06月07日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 不調

 ノートPCが不調なら、その持ち主の方も不調。いや、痛いとかなんとかってことではなくって、単純に「だるい」ってだけなんだけども、身体までイマイチ思うように動いてくれなくってなかなかめんどくさい。
 実は四月の健康診断で高血圧を指摘されていて、って、前から血圧が高いのは指摘されていたのだけど、それがなかなか洒落にならないレベルになってきていて、医者には「このままだといつか脳の血管切れますよ?」などとまで脅される。薬物による治療をしていても不思議ではない、というかそのままならしなくてはならんのだそうな。
 が、いろいろやってたらこの二週間くらいでスカッと最低血圧が八〇前後まで低下。まあ高めっちゃ高めだけど、十分普通の範囲内。そうするとなにが変わったかって、いままで不規則に訪れていた頭痛と倦怠感がなくなった。ほぼ毎日、ってほどでもないがかなりの頻度でこれが起こり、そうなると一日に三〇分から一時間はなにもできない時間ができてしまっていた。が、これがなくなって非常にさっぱりした。
 のはいいんだけど、急激に体質が変化したため、なんだかちょっと身体のあれこれが変わった感じで戸惑う面も。今日の妙な倦怠感もその一つ。高血圧時の倦怠感は、なんというか気分の悪さが伴っていたけど今日のは単にテンションが上がらない。気分だけじゃなく身体の方もそんな感じ。
 これは……なんなんだろなぁ。慣れていくしかないのか。

[アニメ] 舞……

 週刊少年チャンピオンの早売り画像があちこちで流れているようで、「舞-HiME」の続編? の速報の話をちらほら見かける。
 続編って、いやもうお腹いっぱいですから、ってのもあれなのだけど、タイトルは「舞☆MAiD」だそうな。こう書いて「マイスターメイド」と読ませるらしい。めどいもとい冥途もといメイドですか。いや、いいんですけどね。
 そういや最近奇しくもまったく別方面(たってオタク方面なのだけど)からほぼ同時に「復活させちゃいかんだろう」という、舞-HiME最終回の感想を聞いた。あ、やっぱ普通はそう思うんだ。自分はと言えば、もう諦めていたというか、最終回までで全員復活以外のエンディングになる伏線がまったく張られていなかった(全員復活の伏線も十分張られていたとは言えないが)ので、それしかないだろうなぁと思っていた。いや、要はほとんどのキャラの退場の仕方に「そういうシステムだから」以外の意味付けが特にないんす。まあ、その前提で最終回を見てたんですが、まるっきり機械仕掛けの神による復活劇(美憂はメカだから)に、その上ギャグで無理矢理まとめてしまうってのは予想外でした。迷わず直球で大暴騰、というか。自分的にはこういうのも一回こっきりなら笑って許します。二度目はないけど。
 絶対少年予告のタルトとロクとオカカ婆さんの声、オカカ婆だけわからなくって誰だろうとか悩んでたんですが、ひょっとして、歩のお母さん?


2005年06月08日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 押し売りお断り

  Umikazeさん(6/7)の話題 経由で、 訪問販売等撃退法 を見る。これで気になったこと。
 宗教団体云々について。こないだ「も○みの○」系の方が例によっていらしたわけですが、その際ドア越しに「すいません、そういうのは間に合ってますんで」と言ったらあっさり引き下がったわけですが……あの手の人は元々わりとあっさり引き下がるのだけど、それにしてもあまりにすぐに引き下がってしまった。その後で気付いたけど、宗教系で「間に合ってる」って、一体なにが間に合ってるんだろう?(自分で言っておいて悩むな)
 あと、催眠商法ですが、実は比較的近所で催眠商法の店舗と思えるものが、ここ二三年以内、わりと近場で少なくとも三件確認できてるのですよね。いずれも空きテナントを借りて改装費用とかをほとんどかけず、長くて二ヶ月で姿を消してしまうという……たまに通りかかって店内を覗くと、ご老人方がパイプ椅子に座ってなんか講義らしいものを聞いてました。あれってどう考えてもそうだよなぁ。それもあんな短期間に三つも。どっかでやはりネットワークが出来てるのかな?

 人様の日記のネタからが連続で恐縮なのだけど、 わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいるさん(5/16)なんのことはない、戦争とはプロジェクトなのでありって言葉は、実は友人から同じような言葉を聞いて、ドキッとした記憶がある。それを言った友人は軍事方面はとんとうとい(はず)なのだが、こちらがひとしきり日本の軍事アレルギーについて文句を言ったのを聞いた後で「要は、戦争ってプロジェクトなんだね」とポツリと、なんでもないようにもらしたのだ。この的確な指摘には却ってこちらがびびってしまった。この友人は普段真面目な話題にもはぐらかしたようなことしか返さないのだけど、なんだかんだとものの評価はしっかりしてるし、こういう部分で的確な目を持っていることがわかるので、本当に油断がならないというか、ただふざけているだけではないな、とか思う。


[読書] テレビアニメ魂/山崎 敬之

 あまりに俗なタイトルに、敬遠してしまいながらもパラパラとめくってみたらその内容のあまりの濃さに購入してしまった一冊。
 著者の山崎氏は、東京ムービー(現 TMS )で文芸担当としてアニメの非常な重要な時期に現場で活躍された方。「アタックNo.1」の主題歌の歌詞を作られた方だと言った方が、わかりやすいだろうか……実は本人はものすごく恥ずかしい思いをしていたらしいが(特に「だけど、涙が出ちゃう。女の子だもん」の部分)。
 氏が東京ムービーに入社したのは'68年、白黒の時代の「怪物くん」放映当時のこと。それから'88「アンパンマン」の立ち上げまでが氏の東京ムービーでの活動期間である。
 一番生々しい記述はその間なのだが、それ以前、鉄腕アトムによるTVアニメの立ち上げ以降についても、当時の内部者でなくては記述できない部分が多々ある。
 氏が担当したアニメには上記のものの他に「巨人の星」「ルパン三世」「天才バカボン」「ベルサイユのばら」「宝島」などがあり、体勢云々よりも当時の現場の雰囲気が感じられるものになっている。なぜ当時の作品があれほどエネルギッシュだったのか。それは理屈でなく、それゆえに説明が出来ないという、現代のマーケティング偏重に対する警鐘的な部分も含まれている。それは、当時とは市場規模が異なり世界市場も視野に入っているので同じ視点で語ってはいけないのかもしれないが、初代「オバQ」、「おはようスパンク」などの、視聴率は校長なのにスポンサーの一方的かつ短慮的な判断により打ち切られた作品群の例示による「本来の対象である子供たちが置き去りにされた状況」というのは、最低でも傾聴に値するのではないかと思える。
 また、今のアニメーターの環境が云々、としばしば言われるけども、昔から先駆者はぎりぎりで戦いつづけていたということ。だから今の状態が正しいということではないのだけど。
 ちなみに「アタックNo.1」の歌詞は、原作をろくに知らない状態で、しかも二日酔いの状態で書いたのだそうな……当時はオーバーアクションが好まれていてそれが疑問をもたれなかった、ってな印象を抱きがちだけど、実はそうではなく、当時の人の常識からも「オーバーだろ」と思われつつも、受け入れられたものだということ。これは非常に大きいなにかを示唆してると思う。
 個人的には、最終章の「葛藤、太陽、月が大事」というのと「漢詩から学ぶ起承転結の転」というのが刺激だった。


2005年06月10日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日の失敗

 ネギを買って薬味にしようと包丁を入れたら「ゴリッ」と音がした。ネギを切ってそんな音がするなんて、生まれて初めてですよ? 細かく切ればどうにかなるかと思い無理矢理切ったけど、やっぱりどうにもなりませんでした。orz 県内産だったのになぁ。

 本日早めに出勤しようと目覚ましをセットしたら、予定の時刻より大分遅れて目がさめる。さては寝惚けまなこで目覚ましを止め、二度寝したな、と自分を恨みつつ慌てて家を出る。そいてもって一日が終わって家に帰ってくると……あれ? 目覚ましが鳴ってますよ? ウチのめざましはアナログなのでスイッチを切らない限りは午前と午後の同じ時間にベルが鳴る。ってことは、目覚ましを切ったんじゃなくって鳴ったけど起きなかったのか! そんなに疲れているって自覚はなかったのだけども……

[特撮] 旧作信仰

  元祖「仮面ライダー」映画で復活スポニチ )ってニュースがある。個人的には白倉プロデューサー&井上脚本ってあたりでいろんな意味での期待大(笑)なのだけど、やはり旧作ファンには受けはあまり芳しくないようで。
 旧作が好きだから不安、ってのはわかるし論理だった批判もいいのだけど、「旧作サイコー! 新作はとにかくクソ」みたいな態度は、好きじゃない。旧作の仮面ライダーは確かに大したものだったけども、本当にそういう人たちが思ってるような形で大したものだったんだろうか? 自分はそうは思わない。
 村枝賢一氏作画のライダーコミック「仮面ライダーspirits」ってのがある。これが旧ライダー世代には評価が高いのだけど、第二部のゼクロス編になってからとたんにあまり話題に上らなくなった。特に極端につまらなくなったとかいうことではない。ゼクロスというのはちょっと特殊な経緯で、最初児童誌グラビアの限定露出ライダーで、その後スペシャル版が一本だけテレビ放映された。つまり、あまり当時の視聴者になじみのあるライダーではない。結論から言えば、仮面ライダーSpiritsが受けた最大の要因は「自分が見たかったカッコいいライダーがそこにある」ということなのだ。旧ライダーが手抜きだとかダメなものだというつもりは毛頭ない。が、児童番組ゆえや低予算ゆえの瑕疵はあちらこちらにある。子供といえど、それに気付かないわけではない。が、多くは頭の中でそれは修正・補正したり無視したりして楽しむ。まあ、子供がそれをやる分にはいいし、大人だってわかってる上でわざとそれをやるんなら構わない。村枝氏のライダーは、昔のスーツっぽさを残しつつカッコイイものにしあげ、ライダー好きなのだろうし、なによりプロとしての技術と意気を感じる。けど、騙されるとわかってて騙されるのと、騙されてると気付かない、というか、ただ漫然と自分を騙しているのとは違う。
 旧作が良いと思うのも良さを語るのも構わないけど、上記のような「幻想」の上に信仰を持って、それと比較し攻撃するのは個人的には好きではない。あまり美しくない行為だと思う。
 ちなみに 仮面ライダーTHE FIRST は原作版をベースにしており、原作版の本郷猛の顔はいつもの石ノ森主人公の顔なので、 黄川田将也 氏でもそんなにおかしな解釈ということはない。

[マンガ] つれづれ

 週間少年チャンピオンで「ロボこみ」がイキナリ最終回。鈴木ロボ子機体の寿命が尽きかけてると知った石上君は最期の思い出にデートに誘うのだけど……って、オチは 新バージョンの機体にデータ乗せ替えというものでした。まあ、そんなことだろうと思ったけど。しかも 見た目はほとんど普通の人間になってますよ? 露骨に等身まで上がって。石上君以外にはこんな感じに見えていたのだろうなぁ。しかし中身は相変わらずでした、というオチ。これまでのドタバタが続きつつも関係の変化を予期させる終わりで、なかなかソツなく。

 スーパージャンプの徳弘正也「バンパイア」で、太平洋戦争について、「マスコミに国民が煽られ云々」というセリフあり。それは間違ってないけど、別に決定的原因ではない。じゃ、なにが決定的原因かといわれると困ってしまうので私もロクでもないけど。まあ、作者の言いたいことはわかるし、それには同意する。


2005年06月11日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 見えても気にしない

 先週の 絶対少年 で新たなお色気要員・濁らない須河原サンにキャラ負けした深山三姉妹の次女美紀はついに露骨なお色気作戦を決行。ミニスカート姿で柵を乗り越えるふりをいて歩少年にパンツを見せつけたり、MBに二人乗りして身体を密着させるなど、破廉恥きわまりない所行に及んだ模様……ってなウソあらすじは置いといて、当面の主要キャラ総登場および、起承転結でいうと「承」の部分に当たるのか。
 田舎は田舎で面倒な人間関係が存在していて、美紀、亮介、拓馬の幼なじみ三人も、単純に昔通りにはいかなくなっている。亮介は潮音や歩のような異分子への対応が上手く出来ず、おかしな距離の取り方しかできない。また、美紀と拓馬にくっついてほしいと願ってる節がある。拓馬は、つき合ってるのか告白されたのか、それとも露骨な態度から察したのか、潮音と微妙に恋愛関係的な接近をされ、それを拒否しきれないながらも、潮音との接し方がわからず、むしろ美紀と親しくしてしまう。美紀は、潮音に遠慮しているのかそれとも拓馬となにかあったのか、拓馬から友人以上の接近を持たれることを快く思っていない。また二年前の神隠し以来神がかってしまった妹の美玖と普通に会話している歩に興味を抱いている。
 男二人と比べて多分美紀は美玖とは違った意味で違うものが見えているのだろう。異分子の登場に上手く対応できない亮介と拓馬と違い、積極的に距離を詰めていこうとする。それには美玖の存在も大きいのだろうけども。
 コミュニケーションのとり方自体が稚拙な歩・潮音の都会組と違い、田舎組は関係の変化という点で戸惑っている気がする。
 後半は歩とわっくんの話に。オカカ婆に導かれるように入った森の中で、再開したわっくんと約束をするのだけど、次回のサブタイトルが「夢の軽さ約束の重さ」ってので、なんか嫌な予感。
 と、真面目な話はさておき、いかにもアニメのヒロインな外見に対して、美紀ってわりと姉御肌というかサバサバしてるというか。あんなものと言えばあんなものなのだろうけど。第二話とかでミニスカなのに脚組んでたりとかして、無頓着なのか警戒甘いのかと思ってたけど、今回の柵を乗り越えようとしたところで歩に出くわしたとき、あれ、完全なスカートの中見えてたよなぁ……一瞬だけだけどパンツもはっきり見えたし。
 亮介は原付に乗ってたので美紀たち(中学)よりは年上か? と思ったら、美紀・亮介・拓馬・潮音は同い年らしい。多分歩もそうなんだろうけど。亮介、結局無免か……


2005年06月12日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] ××の白い悪魔

  エウレカセブン はいつもどおり微妙なライン。ゲッコーステイトの前身はボダラクの聖地シウダデス・デル・シエロで虐殺を行った軍の部隊で、ホランドとエウレカはその実行者でもあった。そのことを知ったレントンは……
 相変わらず要素要素が散漫なイメージ。あと、レントンがゲッコーステートの正式メンバーに認められるのも、その前の仮メンバーという前振りが何度か欲しいところ。エウレカをママと慕う三人の子供については、執着の仕方から多分そんなことかなと。 当の虐殺者だったエウレカにそんなにまでなつくものかなと思うけども、まあ色々あったんでしょう。来週辺りは新キャラ登場&ホランドが軍から逃げた理由か?

  マジレンジャー は、魔界の門解放の危機、で強敵ブランケンとの対決。努力と根性でなんとかなっちゃうのはストレートすぎてなんだけど、兄貴が家族を引っ張っていくというのは良かった。ルナジェルはウルザードの正体が裏切り者の天空聖者ライジェルと思っていたけども、その正々堂々した戦い振りから違うと悟る。ってことはやっぱアレか? やたらとマジレンジャーにこだわってるし。SW EP3も公開されたし。それにしてもブランケンはあまり活躍できなかったな……次週予告には魔法のランプとランプの魔人(?)スモーキーが登場。顔はファンシー、身体はマッチョ。

  響鬼 は、轟鬼・斬鬼師弟コンビがメインの話。やっぱこの二人がメインになると面白い。とどめの音激も一番爽快感があるし。ただ、この番組の大人の物分りの良さって、凄い嫌な感じの物分りの良さなんだよなぁ。人間同士のぶつかり合いをヌルヌルと避けてるような。あと、「猛士」の収入源の謎はどうにも引っかかる。「たちばな」のような拠点の売上も組織全体を支えるほどあるとは思えないし、どうも引退後の再就職問題も組織内で片付けてるみたいだし。公的な組織ではないからなんらかのスポンサーかもしくは組織自体がもっと大掛かりな副業をしてなくてはならないはずだけど。その辺が見えてこないんで、ヒビキさんとかが御高説かましてもいかがわしい団体とつながったボランティアグループのようで、奇麗事にしか聞こえないのだよなぁ。

  プリキュアMH は、なぎさの引越し話で、多分勘違いだろうなぁ、と思ったらその通りなのだけど、序盤で早々に勘違いがばれてしまい、ひかりの話にシフトしたのが意外だった。ただ、宣伝している児童玩具アイテムの使い方は、前シリーズの同様アイテムでのエピソードでの使い方には到底及ばなかった。

 ここしばらく 甲虫王者ムシキング〜森の民の伝説 を数話見てるのだけど、なかなか人間(森の民)の描き方がえぐい。管理すべき森の手入れを怠り、森に寄生してダラダラと生きていく連中が無気力なまま殺戮されたり、山の神の生贄にされる娘の代わりに主人公の仲間を差し出そうとした母親や、実はその山の神がタランチュラで村を外敵から守る用心棒であり、食べ物のなくなる冬の時期に村人から生贄を差し出して食べさせていた共生関係という事実が明るみになったり、いや、これちゃんと解釈できれば子供にはトラウマもののエピソードばっかですよ。こんな調子でずっと続くんだろうか? 楽しみだ。(笑)

[その他] 言われてへん言われてへん

  民間軍事会社、法的問題点を研究 イラク事件契機に政府朝日 )。あいかわらず朝日のこの手の記事はあいかわらずなのだけど、PMCの問題というのは法的に問題があるということではなく、法的な間隙だということ。では条約で規制してしまえばいいかというと、それも不可能。もはや現在の軍事はPKOを含めPMCなしでは行えない。各国の体制がそういうようになってしまっているからだ。軍事が回らないということは国際政治も回らないことになる。だから誰がどう叫ぼうとも体制の変化が起こるまでは規制は不可能。記事では日本がPMCを使うことに批判的に誘導したいようなトーンだけども、実際それもばかげている。PMCにはいろんなレベルがあり、兵站や施設を担当する会社もある。PKOの折にノウハウの不足をこれらで補わない手はない。そこらへんは朝日もわかっているのか、あまり強くは出られないらしい。もっとも一番あきれたのは PMCは「戦争請負会社」とも言われの部分。言われてへん言われてへん。「戦争請負会社」ってのは P.W.シンガーの著作の邦題 で、原題は Corporate Warriors:The Rise of the Privatized Military Industry (法人兵士:すなわち民間軍事産業の勃興)。「戦争請負会社」はセンセーショナルかつ内容をよく表した名邦題だけど「とも言われ」だなんて記事に書くのは、ちょっとどうよ?


2005年06月14日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 疲れた

 仕事で疲れました。「仕事 疲れた」ではないので悪しからず。おかげで単純ミスとかやらかすし。とりあえず急冷はいかんだろう、急冷は。orz
 先週末に予定していた以外のタスクの割り込みがあってペース配分がえらいこっちゃだったんですが、どうにか乗り切れたようです。つっても今週末までちょっとまだいろいろあるんですが。

  酔夢ing Voice6/11 で、中国での食人習慣・事件のことを云々してるのだけど、それもちと違うような。中国での日本軍の残虐行為の証言の一つとして赤ん坊を云々ということに対し、相手の方が食人だ、と罵り返すのははっきり言えばよろしくない。食人云々の証言が具体性がなく、なぜそんな発想が出てきたかと言えば、という傍証程度ならばかまわないけど、少なくとも現在おおっぴらにおこなわれているわけではなく、あるいはほとんどの中国人とは無縁ではあるはずだ。そういった体験が一般的な日本人よりはいくらか近いところにあるとしても、やはり多くは直接とはほど遠いはずだ。国民性の際は無論認識すべきだしそれなりに心構え・対策はすべきだろうけど、「お前たちの方が食人だ!」という言い返しはやはり適切ではないと思う。
 一方、 身辺雑記 の6/13でもなんだかななことが。
  「権力の監視」がジャーナリズムの最大の使命であり、そこのところを怠ると戦前の「大本営発表」と同じことが繰り返され、それは「みんなを同じ方向に向けさせる社会」につながる…
  歴史的な基本の事実誤認が幾つかあるけどそれは置いておくとして、まず権力の抑制機構として働きなおかつそれに効果があるならばそれ自身が権力であり *1 、じゃあその権力の抑制機構であると自認するマスコミの監視は誰がやるの? という話になる。権力の濫用に歯止めをかけるシステムというのは古来から考えられており、三権分立だってそのひとつに過ぎない。もし「良心」だのなんだのということであれば大笑い。人間の良心など当てにならない(もしくは良心が抑制になるとは限らない)からこそシステム的な抑制を試行錯誤している。その前日の「活発な議論」についてもよく読めば異論を戦わせているわけではなくある方向性を持った意見しか出ていないことが読み取れる。その前提が「なぜそうなのか、本当にその前提で正しいのか」とか、そこまで考えてるのかなぁ、などと思ってしまう。
 両者とも以前はこれほどエキセントリックな言動ではなかったはずだが、ここ数ヶ月どちらもなんだかなぁな感じにどんどん突き進んでいる。これは主義思想はあまり関係ない。
 まあ、斯く言う私も「人の粗ほど良く見える」病なのだけど。
*1: 実際にはそれだけで権力とは言いがたいけど、マスコミの場合権力に対してだけその効力を発しているわけではないから、権力「的」と言って差し支えないと思う。

[その他] 「物語」を見るために必要なもの

 「物語」を分析する方法ってのはいろいろありますよね。一番単純なところでは「比較」で、その他「要素」「構造」「パターン」などなど。「物語のパターンは××の時代で出尽くしている」とよく言われますが、「××」には「シェイクスピア」が入ったり「旧約聖書」が入ったり「ギルガメシュ叙事詩」が入ったりするわけです。じゃ、いまあるものは出古していて退屈でつまらないかと言えばそうではないから、パターンというのもひとつの見方に過ぎない。その他もそう。
 じゃ、どう解析すれば物語を見たことになるのか、わかったことになるのか。
 答えは「そんなのありません」。
 解析は解析、それはいろんな方向からどう見えるかを考えたものにすぎず、「見えた物」そのものではない。無論、適切な解説はさまざまな示唆を与えるけど、物語を楽しむのに必須なものではない。
 物語を楽しむだけなら、別になんの資格もいらない。
 人と語りたいなら、相手から見てどうなのかという程度の意識があれば好ましい。
 人に薦めたいなら、これは単に自分が好きなだけなのか、良いものなのか、という疑問を持つことが重要 *2
 解析・分析はその為の手段となりうることも確かだけど常に適切な手段とは限らないし、またそれだけが手段ではない。
*2: 「良い」と「好き」とは違う。「良い」けど「好き」じゃないものもあるし、「好き」だけど「良い」ものじゃないこともありうる。

[必殺] 殺し方って……

 なんか検索ワードに「 必殺必中仕事屋家業 半兵衛 殺し方 」ってのがあった……半兵衛つったら頚動脈に剃刀と決まっとるやろ、ゴルァ! きちんと血が飛び散らないよう、手ぬぐいを押し当てながらですからね、って具体的に書くとヤバイご時世なんですかね。リアリティはあるけど、あれはあれで必ずしもリアルではないですから。具体的に何が、とか言うと犯罪を誘発しそうなんで書きませんが、真似はしちゃだめですよ! DVD見て楽しんでください!


2005年06月15日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他][アニメ] 田舎のシルエット

 夕べ友人と 絶対少年 のことで話してて、私が「面白い」というのに対し、その友人は「わからない」といつまでたっても平行線。私が面白がっているのが田舎の雰囲気だとか人間関係だとかなのに対し、むしろその友人は田舎に来た都会の人間の視点で話を見ようとしている。私は田菜ほどじゃないけど田舎の出身で、その友人は転勤族の家庭で都市部で過ごすことが多かったらしい。まあ、つまりはそういうところからの視点の違いなんだろうなぁ。こういうこともあるので評価ってのは難しい。
 ってなこと言ってもあんまり納得してない様子。「あれって田舎?」みたいなことを言う。聞いてみると「自分が行った田舎は、一族しか住んでなくって店とかもなくって……」
 それってどこの横溝正史の小説の舞台よ? それは田舎を通り越して「へき地」と言うんですぜ、ダンナ。

[その他] 韓国関係

 人様の日記で 日本人必見 韓国人から見た日本・・・ 斬り!!今だからこそ・・・ 韓国斬り !! )を見る。あ〜、なるほど、こういう国と付き合っていかねばならないわけだ。知らなさ過ぎっつーか、踊らされてるなぁ、というか。わざわざ仲悪くしようとは思わないけど、「友情年」なる単語の、なんと空しく響くことよ。敵対的なものを煽ろうとは思わないけど、障壁は厚くそこそこ高い。
 しかしこのブログ、大変面白い……

  NHK BSディベートアンケート投稿状況 がすごいことになっていてどういう風に番組を作るのだろうと言われていたのだけど、その出演者について。 小此木政夫教授の食糧支援論を評す現代コリア研究所 )と NHKハングル講座講師の小倉紀蔵の特集! 。後者は良くわからないけど、前者は……つか、韓国に詳しい人ってのは正しいのだけど、韓国よりの人出してどうしようってのか……祭の悪寒。

[アニメ] ユーシィ再放送

  ぷちぷり*ユーシィ がNHK-BS1で再放送してて、それに合わせてサイトも復活したらしい。独自ドメインたぁ剛毅なこって。これってクレジットには特に明記してないけど、どう見ても「プリンセスメーカー3」が原案。クレジットされなかったのはNHKだからなのか、それとも本放送当時ですら古いゲームになっていたからなのか。クライマックスには「プリンセスメーカー1」のヒロイン(娘)まで出てくるし。この当時のガイナックスは「まともに話を終わらせられない」と言われていたけど、これはそれなりにきちんとまとまってるんだよなぁ……

  創世のアクエリオン #11。相変わらずの一人よがりっぷり。この空回り感が楽しいというなら特に言うことはなし。けどいろいろまともな作りはしていない。2クールかける作品じゃないと思う。

  エマ #11。この時点でこのエピソードってことは、着地点はどうするんだろう……?

  甲虫王者ムシキング #11。今回はトラウマエピソードはナシ。新キャラ登場エピソードに終わっていた感じ。むしろ来週、OPに出てくる金髪の少年が登場するのが興味津々。OPではポポとパムとこの少年(ソーマ)のみが人間での登場キャラなので、サーカスの人たちより重要な人物なのだと思われる。


2005年06月16日(木) 旧暦 [n年日記]

[読書] 戦争請負会社/PWシンガー

 ようやく読み終わりました。面白いんだけどなかなか読み進められない、タフでヘヴィな本でした。でも、2500円(税抜)という値段分以上の価値が確実にある本。
 民間軍事企業(Private Military Company; PMC)はこのイラク戦争、更に英国ハート社に勤めていた斎藤氏の一連の事件で一気に有名になったが、なにかと言えば軍事の外注民営化企業である。世間一般のイメージでは「傭兵」と一緒くたにされがちだが、ならず者的なイメージがあるそれとは一致しないし、また国際条約による「傭兵」(ジュネーヴ条約追加議定書では実質上の禁止である)とも違う。傭兵、という存在はそれでもずっと存在していたのだが、「PMC」という存在が積極的に起業されるようになったのは、東西冷戦の終焉が契機となっている。
 一つには、ソ連を始めとする社会主義国の崩壊により、それまでソ連等からの援助で抑えられていた第三世界の諸国の軍事的バランスが崩れたこと。ソ連からの援助による軍事力で抑えられていた第三国の対抗勢力がパンドラの箱を開けたように飛び出し、混乱が一気に広がった。これはとりもなおさずPMCのような金で雇える、洗練された軍事力の活躍の場が増えたことを意味する。もう一つはやはり冷戦の終結により東側諸国では大量に解雇された元共産軍兵士が、西側でも冷戦対立構造の消失に伴う軍縮により元兵士が市場に大量に放出されたこと。その他、装備の市場への流出もあるが、基本的に必要とされる場があり、必要な人員がいる、という状況が整えられた。あとは、両者が仲介されるシステムさえできれば十分であり、実際そのようなシステムが出来上がった。
 それは法的には限りなく黒に近いグレイな直接的な軍事力の提供から、教育、作戦立案、拠点の建築、兵站など、多岐に及ぶ。
 軍事力の民営化がどのような意味を持つのか。歴史的な公に属さない軍事力(傭兵)の歴史、そして現代のPMCの具体的事例を引き、更にはPMCの問題点を指摘する。
 PMC自体はもはや各国軍隊では必要不可欠な存在になっている。兵站の外注化はもちろん、場合によっては教育や、高度な技術を要する兵器や機材の維持運営を委託しているところもある。また、各国軍人の再就職の受け皿としても重要性もある。
 問題点の指摘、と言っても既にPMCの存在は現代の軍事では不可欠なことはわかっており、そういった現実的な視点の上で、どうPMCの問題をコントロールするか、ということである。
 PMCによって起こりうる問題点は、主なものは二つに大別される。一つにはPMCはあくまで私企業であり、正規軍のような国に対する忠誠度は期待できないこと。これは戦線離脱もそうだし、場合によっては雇い主を裏切ることもありうる。また、雇い主の選択基準も不明瞭である。私企業であるがゆえに、利益追求のための経費削減による機密の漏洩、あるいは経費の水増し請求、さらにはわざと戦局を長引かせる可能性もある。無論、企業としての評判に傷がつくことへの懸念が抑止力になりうるかもしれないが、他の業種の一般企業を考えれば、あまり期待できないことがわかる。また、PMCの契約社員による非人道的行為を罰則する法も規定もないため、規律の厳しい正規軍と異なり、その手の問題に対する対処がなされていないように見える。
 もうひとつは、公に属する軍に対するさまざまな面での浸食。これは正規軍の仕事を奪うという意味だけではない。日本ではあまりピンと来ないだろうが、米国などでは軍人というのは相応のリスペクトを受けている。受けてるのがリスペクトだけってことはないけど、でもさして高額ではない報酬で身体を張っているということは認知されている。が、その軍人の再就職先として無視できないPMCでは、高額な報酬を受け、場合によっては雇い主を選ばないかのような仕事をし、あるいは軍規に縛られない問題を起こす。また、雇われた先の国で場合によっては正規軍の面目をつぶすことになってしまい、民衆と軍のある種の信頼関係にひびを入れることもある。再度言うが、日本では考えにくいが多くの国では民衆と軍というのはなんらかの信頼関係を持つ場合が多い(無論、紛争国など破綻した国は最初から別である)。
 そういった問題点はきちんと認識しているが、それ以前に軍事の民営化は避けられない流れとした上での論の展開なので、興味深く、また今後の世界情勢への示唆に富んでいる。
 なお、 以前の日記 で書いた朝日新聞天声人語での本著の引用は、やはりかなり元の意味がゆがめられていました。朝日新聞は 「戦争は民間業界に任せるにはあまりにも重要すぎる」という部分を引いてPMCへの批判的文章を書いたのだけども、その前段から正確に引用すればこうである。
 結びに。古い諺に「戦争は将軍たちに任せておくには大事すぎる」というのがあった。二十一世紀向きの新しい格言がいるかもしれない。「戦争は民間業界に任せておくにはあまりにも重要すぎる」
(同書p470 二行目から四行目)
 この括りの章では、その前までで上げられていたPMCの問題点をコントロールするためにいかに法や国際条約を整備すべきか、ということが述べられており、そのことと「戦争は将軍たちに〜」という格言を用いていることを考えれば(いくら重要だからといって将軍を排除して戦争を行おうだなんてバカはいない。これはきちんと適切に監視すべきだという意味に他ならない)、これはPMCを取り巻く法環境等を整備し、コントロールしながら使うべきだ(その存在はもはや不可避であるがゆえに)、ということに他ならない。

[その他] またも人質

 と言っても今度はイラクではない。 カンボジアで一時園児ら人質朝日 )。カンボジアの、外国人学校付属幼稚園での事件。いたましいことにカナダの男児が一人犠牲になっている。犯人は学校の警備担当者であり、強盗目的と見られているとか。なおいたたまれない。無知と貧困は人類の罪、だが、それに付随して暴力も決してなくならない。それに対処する方法は「平和平和」と念仏をとなえることではない。それこそただの有害にもなりうる電波だ。まず現実を認識し、どうするか。

  「全裸の徘徊者」に全裸の恋人excite )。さすがモンティパイソンの国……しかも元海兵隊。

  亡命した中国人外交官、声明を発表大紀元時報 )。この騒ぎも、着地点はどこになるのだろう……まさかこの証言等だけで中国への世界各国の批難が始まるとも思えないけど。でも、中国の活動をマジで心配してなきゃいけないのは日本なんだよなぁ……

  実写よりわいせつ性低い…漫画本の「性描写」に罰金刑読売 )。う〜ん、なんかよくわからん結果に。懲役刑が破棄されたのはいいけど、結局有罪、ということだからなぁ。百五十万円だから、支払い不可能な罰金でもないけど……芸術性があるかどうかは主観が大きいし。なんともよくわからないしすっきりしない。


2005年06月17日(金) 旧暦 [n年日記]

[読書] タフの方舟/ジョージ・R・R・マーティン

  タフの方舟 1禍つ星
  タフの方舟 2天の果実
 二メートルを超える巨体に太鼓腹、全身無毛の特徴的な外見を持つハヴィランド・タフはボロ船を持ってるだけのしがない星間商人。しかし最近は商売があまり上手く行っていない。そこに目を付けて声をかけてきた連中がいた。彼らの目的地は通称<禍つ星>。過酷な環境と度重なり起こる疫病によりあらゆる生物を拒むその惑星には、実は太古の恒星間戦争で使われた生物兵器とロストテクノロジーを満載した胚種船<方舟>号が眠っており、その計り知れない価値を狙っていたのだ。しかしタフにとっては決して愉快と言えないこの同乗者たちが、<方舟>号を独り占めしようと仲間割れを起こし……
 ひょんなことから惑星を滅ぼすことも救済することもできる数多の生物の遺伝子データライブラリとその再生技術を積み込んだ超巨大船<方舟号>を手に入れた慇懃な口調と特異な外見を持つ怪人物・タフが巻き起こす、数々の惑星での騒動を描く連作短編集。
 帯には「イーガン、チャンがわからなくてもこの本の面白さはわかる!」とあるけど、確かに人を食ったような口調に似合わず、したたかなタフの頭脳と冷徹ですらある哲学、そして<方舟>号に積まれた各種の奇々怪々な生き物たちをもって各惑星で起こる問題の解決策が提示される様は文句なしに面白い。でもSF読みでないとイーガン、チャンなんて言ってもわからないだろうに……まあ、確実な市場であるSF読みに狙いを絞ったコピーなんでしょうけど。
 閑話休題、様々な怪物群とクールですらある解決法だけではなく、一番の魅力はとらえどころのないタフという人物だろう。無礼一歩手前の慇懃な口調(ときに無礼そのものだが)と裏腹に、善良かと思えば抜け目ない商売人であり、またときにはそのユーモラスな容姿・言動とはうらはらに、非情な行為を躊躇なく行ってしまう。ややピカレスク的だが、「愚鈍と悪党にはなにをしてもいい」とでもいうようなタフの行動には一種の爽快感すら覚える。
 基本的に各話は独立しているのだけど、以前のエピソードの惑星の話がちらと出たり、また惑星ス=ウスラムでの話は三本の連作になっている。特に、ス=ウスラムのエピソードは興味深い。そこでは宗教と習慣上の理由から無秩序な人口増加を起こし、社会は破綻寸前。近隣の惑星諸国はス=ウスラム人が人口問題解決のために戦争をしかけてこないかと警戒し、緊張状態にもある。その過剰な人口増加に伴う未曾有の食糧問題に対し、タフは訪れるたびに解決策を提示するのだけども、いずれもその場しのぎにすぎない。タフは再三根本的解決策を口にするし、ス=ウスラムの良識的な人間もわかってはいるのだが、あるいは政治的保身から、あるいはあまりに根強く貼りついたス=ウスラムの倫理観から、それを実行できない。結局タフは破滅を避けるために別の種類の破滅を提供し、決断を迫る。
 「人道」「倫理」では解決できない問題にそれらを踏み越えて冷たい方程式を粛々と解き進めていく様は、SFの面目躍如の感。もっとも、実は冷たい方程式を解かねばならないのはSFの中だけではない。現実世界でこそそれが求められており、情緒的かつ扇動された世論が結局問題をずるずる悪化させていくのが現実に見えている人ならば、それらを一気に踏み倒すクライマックスには昏いカタルシスを得られるだろう。
 ハードSFではないが、SFの原初的な面白さのエッセンスが詰まっている。

[その他][マンガ] 今日の買い物

  サンデーGX  7月号
 軍事研究 7月号
  ストライク・アンド・タクティカル・マガジン  No.9
 サンデーGXは大方の予想や噂どおり、「ブラックラグーン」のアニメ化が速報。そう、「アニメ化」であって「テレビアニメ化」とは書かれていない。劇場版かOVAかは不明だが、「ギルステイン」や「新暗行御史」の劇場版アニメのタイアップをしていたことを考えると、劇場版の可能性が高い気がする。あるいはOVAかもしれないが。
 「軍事研究」は横浜のたな方から「今月号は良いよ」と連絡があり、なんとか確保。まだ巻頭の「兵力数から見た21世紀米軍の戦略」(野木恵一)しか読んでないが、なかなかよさげ。
 SATマガジンはずっと探していたのだけど、ネット書店ですら取り扱いがなくなかなかに参った。値段はかなり高めだが、発行部数を考えれば仕方ないのか。

 これまであまりちゃんと読んでなかったのだけど、週刊ヤングジャンプの「Evil Heart」(武富 智)、今までスルー気味だったのは地味っぽい話と垢抜けない絵柄のせいなんだけど、今週号は垢抜けない絵柄のままに合気道少女の鶴がやけに瑞々しく、女の子らしく描かれていてちょっと驚いてしまった。こんな地力のある作者だったんだ。我ながらまだまだ観察眼が甘い。


2005年06月18日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 今週のフェチ

 なんだかだんだんぞんざいなタイトルに……
  絶対少年 は今週はフェチ度があまり高くなく。これまで人間関係というか、その隙間を縫うような話だったのだけど、今回は一対一の人間関係がクローズアップされてるのでバストアップのショットが増えるってのはわかるのだけど、ちと残念かも……
 歩は心ならずわっくんとの約束を破ってしまい、その日からわっくんが現れなくなったことに取り返しのつかないことをしたのではないかという不安を覚えながらも義務から解放されたような気持ちも少しだけ感じ、そのことを美玖に話す。亮介は須河原晶に「なにも見ていない」と歩が嘘を言ったことを不審に思い歩を付回し、拓馬、美紀、潮音の三人の間もなにやら微妙な雰囲気に。ここら辺も人間関係が複雑。拓馬は美紀に想いを寄せているようだが、美紀はそれに距離を取ろうとする。潮音はおそらく拓馬の心が自分に向いてないことを半ば意識し、さらに美紀が自分に気を使っているのも察して美紀に反感を抱いている。過剰にフェロモンを振り撒きながら歩に近付こうとしてるのもその敵愾心の表れかも。潮音は田舎を見下しながらも自分をつくろって他人に接近するので、イマイチ考えが読めない。考えが読めないという点では美紀もそう。美紀の場合、たとえば拓馬や潮音のことをどう思っているのか、というのがわからないのだが……
 須河原晶が聞いていたカーラジオで横浜での「フェアリー」と思われる物体の目撃談が流れ、また歩は「わっくん」の格好が昔の自分のしていた格好と同じことだと知ると同時に、なにかを告げるようにフェアリーが窓を叩く。横浜の目撃談はシリーズ後半の、冬の横浜編につながるんだろうか? 次回は「世界の皮膜が薄くなる」で、皮膜が薄くなってどうなるのか。しかし相変わらず緊張感もなにもない次回予告だ……


2005年06月19日() 旧暦 [n年日記]

[その他] なんだこりゃ?

  カンボジアでの人質事件朝日 )なのだけど、なにか流言的に「ANNに『犯人の動機は学校に通う子の親の韓国人雇い主から虐待を受けたのが動機』という部分があったのが削除されてる」という記述があちこちで流れてて、今までは無視してたのだけど、どうもそれに対する反応が妙、というか、まるっきり流言でもないような反応ばかりだったので、おかしいと思ってあちこち調べてみると、 僕が僕であるために(6/17) に、 スイスのニュースサイト での 記事 にはっきりと「レストラン経営者の韓国人の雇用主から受けた虐待に対する、復讐心が動機」と書いてあることが紹介されている……その他、 米googleでのニュース検索結果 。おいおい、洒落になってないですよ、これ。
 2chとかで韓国・北朝鮮がらみのデマが流れることはしょっちゅうだったのでこれもそのひとつかと思い流していたのだけど……決して行為や結果を正当化する動機ではないが、この部分があるかないかでは大分事件の背景の捉え方が違う。
 本当に日本国内の報道って当てにならない。

[その他] Musical Baton

  くわたろさん から回ってきたようで、世間でのピークも過ぎてたりするんですが、まあせっかくだから。(と、言葉と裏腹に妙に嬉しそうにワクワクテカテカしながら)

Total volume of music files on my computer(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
 あちこち分散してるんで概算ですが、おおよそ3.5GB程度でした。

Song playing right now(今聞いている曲)
 Songじゃないけど、 「翔べ! 必殺うらごろし」サントラ の「哀歌」。精神状態がずんどこの時にうらごろしのサントラ聞いてると、いい具合にダウナーになるんすよ。

The last CD I bought(最後に買った CD)
  フタコイ オルタナティブ OP&EDテーマ 「New World / ぼくらの時間」
 この質問で最近まともにCDのチェックとかしてなかったことに気付き、後述。

Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
 1.シャンソネッタ・テデスカ( タブラトゥーラ・コレクション/タブラトゥーラ )
 2.Alasdair Mhic Cholla Ghasda( Sidewaulk/Capercaillie )
 3.Banba Oir( Banba/clannad )
 4.やがて愛の日が( 必殺仕置人サウンドトラック
 5. Celts( The Celts/Enya

 1.はつのだたかし率いる古楽アンサンブル「タブラトゥーラ」の代表曲。テレビ番組のBGMとかでもたまに聞きます。黛氏在りし頃の「題名のない音楽会」で初めて聞いて、非常に衝撃を受けました。私の変な曲好きは多分この辺から。「でんでれでん」や「へべれけ」も変で楽しい。
 2.はケルト音楽にはまって最初の頃に買いあさった中の一枚。とにかく同アルバム収録の"Balindore"とかのアコースティックギターの旋律がかっこよかった。Capercaillieは To the Moon までは文句ナシに好きなのだけど、その後の Beautiful Wasteland からはちょっと微妙な感じが。
 3.はEnyaの一族のバンドということで買ったもの。が、結局Enyaよりこちらの方が気に入ってしまった。他には Anam のHarry's Gameとか、タイトルということならRi Na Cruinneとかも印象に残ってるのだけど、やはり最初の一枚ということで。
 4.は、これだけ傾向がまるっきり違うけど勘弁してつかーさい。初期必殺のBGMって映画BGMのパクリもといオマージュが多いのだけど、「仕置人」BGMもご多分に漏れず。でも、番組の印象の強さもあいまって二番煎じ感はないのですよね。その必殺BGMの象徴として。主題歌で映画BGMオマージュということだったら、「助け人 走る」の主題歌「望郷の旅」の方がアレなんですが。
 5.は、言わずと知れたEnyaの名を広めたBBCのドキュメンタリー"The Celts"(The Celts 幻の民 ケルト人)のサウンドトラック集、そしてそのメインテーマ。さくらのレンタルサーバーサービスの私のアカウント名(celts)の由来がこれです。ちなみに同番組は 7/29、ポニーキャニオンより二枚組でDVD化される そうです。

Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
 え〜っと、これは申し訳ありませんがパスさせてください。ピークが過ぎた今、末端のbatonの拡散もあって「遊び」感が薄れてきてますし、ロンダリングに入りそうですし。と、トモダチが少ないってことじゃないですよ? ホント、ホントヨ〜。

[ケルト音楽] 久々に注文

 あ、このカテゴリ自体久しぶりだ。
 上のMusical Batonで「そういや最近あまりCD買ってないじゃん!」と気付き、CapercaillieやClannad辺りを中心に新譜を検索したら、Capercaillieのベストアルバム? Grace & Pride the Anthology 2004-1984 、Karen Mathesonの新譜 Time to Fall が出てたので注文。ついでに新規開拓でMeavの Silver Sea を。どれも日本じゃ国内盤、出てないはずです。自分がCD逆輸入制限法に大反対してた理由はこの辺です。下手にここら辺まで拡大解釈されて制限されたんじゃたまらない。あの手の法案は「産業としての音楽保護」(もしくは大レーベル保護)であって、「文化としての音楽保護」とはまったく逆の方向。大レーベルの売りたいCDがこちらの買いたいCDなわけじゃない。
 ちなみにMeavはメイヴ、「クーリーの牛争い」の登場人物「マヴ(メイヴ)の女王」のことで、「戦闘妖精雪風」の≪メイヴ≫と語源は同じ……ハズ。


2005年06月20日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][マンガ] 七人もの

 昨日はオープンゴルフの中継でTV朝系の朝の番組が軒並みつぶれたわけですが、わりとどうでも良かったかも……マジシャイン登場が見られなかったのはちと残念ですが。
 で、 ゾイドジェネシス を心置きなく(でも作画はかなり悪いんだけど)見てたんですが……OPで主人公側のメインキャラが7人なのはわかってたんですが、やっぱりこれも七人ものなんですな。とりあえずラ・カンが勘兵衛、ルージが勝四郎、セイジュウロウが久蔵、って辺りはガチとして、後のキャラを無理矢理当てはめるとどうなるのか。
 レ・ミィは七郎次(古女房だから)、ガラガは菊千代(バカだから)、コトナは五郎兵衛(お主の人柄に惚れたのよ、だから)、とすると消去法でロンは平八か……うむ、なんかイマイチ。
 しかし不寝番のシーンで、一対一でルージと会話させるシーンはまるで美少女ゲーかなにかみたいと苦笑した反面(まあ、キャラが立ってるから楽しくていいんだけど)、「ルージは何時寝てるんだ!」と思わずにはいられなかったのことよ。
 そのうちルージ君にセイジュウロウに向かって「あなたはすばらしい人です!」と言わせて欲しいものです。(死亡フラグ)

 漫画アクションで連載していた「こどものコドモ」(さそうあきら)が最終回。時間は春菜が元を産んで12年後に。あの一件でそれぞれ強くなった仲間たちが隠れ家に集合して……途中、いろいろどうなるのかと思ったけど、まとめ方はさすがさそうあきら氏だった。


2005年06月21日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 神話・英雄・民族

 廬武絃韓国大統領が二時間の日韓首脳会談のうち、一時間五十分を歴史問題に費やしたと自慢してたそうで、なんというか、バカもここに極まれりというか、この男が大統領でいる限りは韓国の状況はずるずると悪くなっていくばかりだろうなぁというか。でも、それも含めて韓国国民の選択だから仕方ない。
 廬大統領はじりじりと支持率を下げているので、韓国大統領のそういう場合のいつもの手「謝罪しる! 賠償しる!」戦法なのでしょうね。正直アホかと。
 一方、まあ韓国とは状況は少し違うのだけど表面的にはやってることは同じに見える中国。歴史教科書とか、まあそれなりにいろいろやってるわけで。

 で、ここでいきなり話がずれたりするんですが、なんてタイトルだったか忘れたんですが、昔読んだ本に「国家には神話・英雄・民族が不可欠だ」ってなことが書いてあったのですよね。って書くと抽象的なんですが、神話とは要は国家成立の正当性のバックボーン、英雄とは国家への献身とそれを促す文化、民族とは集団としてのなんとなくも含めたまとまり。民族というとアメリカなんか多民族国家だろ、とか言われそうなのだけど、アメリカの場合市民権取得の際には国への忠誠を宣誓するし、義務教育における教育などで「アメリカ擬似民族」ともいえるある種の共通認識を形成する。あまり上手い説明でなくて申し訳ないのだけど、これはあちこちの国、特にアメリカや中国のような「人工国家」を見ると確かにあてはまる。(日本もわりと「人工国家的」なのだけど)

 中国の場合の神話ってのは「抗日戦争」をはじめとした外敵との戦いの末勝ち取った自立、というもの。勿論中国が主張するとおりの(共産軍にとっての華々しい)抗日戦線があったかというと歴史的には違うけど、これはあくまで「神話」なので史実かどうかってのは実はあまり関係がない。厳密に詰めてしまえばその辺は色々齟齬を起こすのだけど、そこはお互いわかってあんまり突っ込まないようにするってのが大人の態度というもの。
 が、江沢民政権がその支持の薄さを補うため(またその他の要因から)過剰な愛国教育を行ったところから問題が顕著化する。先にも書いたように国家の正当性を強化するには「神話」を強調することになる。新たな神話が出てこない以上、それは主に「抗日戦争」云々ということになる。政府への批難があまりおおっぴらにできないこともあいまって靖国だのなんだののごたごたにつながるのだけど、ここで問題がひとつ。靖国ってのは先の三要素のうちのひとつ「英雄」に関わるし、天皇は(明治政府が意図的にそうしたのだけど)「神話」の中心人物なんである。今現在の日本ではあんまりぴんと来ないだろうが、実際今の日本は(単に政府が連続しているというだけではなく)明治政府からずっとひとつづきなんで、この辺を云々するのはかなり「大きなお世話」なんである。日本政府が抗日の記念日とかに「それは事実と違う」とかと文句を言わないのが当たり前と同じように、自分に押し付けられない限りはそこらへんを云々する方がはっきり言っておかしい。
 現代日本の状況を見るに、「天皇を崇拝しなければならない」とか「首相は靖国を参拝せねばならない」ってのもアレなのだけど、「してはならない」としてそれらを否定させられてしまうのも、国家としてはおかしい、というわけ。
 まあ、なにが言いたいかというと、中国はそこらへんには過剰に口を出さないのが国としては正しい態度だし、これ以上口を出すと抗日神話の「嘘」を他所から公式に糾弾されても自業自得ということになってしまうよ、ということ。現政権も苦しいところなんだろうなぁ。

[その他][アニメ] つれづれ

 今日、職場の若い子に「2chに書いてあることってどれくらい本当?」と聞かれ非常に返答に困ってしまった。「板や場合によりけり」と言っても納得せず、仕方なく「実感で2、3割」と答えたけど、さて、実際のところはどうなんだろうなぁ。
 つか、本当は情報源がたどれない情報は信用すべきじゃないんだけどね。でも「正しく信用しない」ってのがまた難しい。自分なんかもうっかり信じてしまうことがあるし。人間ってのは信じたいことを信じてしまう生き物だから手におえない(自分を含めて)。

  愛・蔵太氏の本日のブックマーク2005年06月17日 経由で 間違えやすい言葉遣いを注意しあうスレ __まとめサイト を見る。すいません、間違って使ってるものが結構ありました……「複雑骨折」とか……「確信犯」の説明はわかりやすかった。

  あまりたいしたネタではないのだけど、ちょっとほほえましかったので。「 はてな:当社は製麺機メーカーですが、HPの引合い件数を上げる方法を教えて下さい。 」どうやら こちら 、大和製作所という製麺機メーカーの社長さんらしいのだけど、なんだか程よい感じのほほえましい一生懸命さ加減が思わず笑ってしまったので。たしかにトップページはごちゃごちゃしてとっちらかってる感じですね。それぞれ面白そうなコンテンツなんで、トップページではアピールしたいことに絞り、各ジャンルにページ構成をわけきちんと把握しやすいような構成にしたらもっと注目されるんじゃないかと思います。

  エウレカセブン は、相変わらずようわからんというか。とりあえずふいんき(←何故か変換できない)を楽しむのが最も正しい楽しみ方なんでしょうけど。タルホの元の身分が激しく不明なのだけど、一応あれ、軍服だよなぁ……でもシャツだけ? どういう状況だ?
 ホランドがダメな大人(多分、中の人は同じだけど野原ひろしよりも対人レベルでは大分ダメ)なのは最初からわかってるのだけど、延々ダメ丸出しで弱音を吐かれても困ってしまう。他の連中(特にホランドと同年代以上)はどうして黙ってホランドをリーダーに押し頂いてるんだろうとも思うけども、要は他の誰もリーダーやろうとしないんだろうなぁ……他の人もあんまりまっとうな大人とは思えないし。まあ、実際現実のリーダーの中には「俺はリーダーに向いてないんだよ!」と胃薬飲みながらなんとかやりくりしてる人も確実にいるんでしょうので、いいんですが。
 今週はとりあえず「無重力バンザイ」と鼻血女のぐーパンチ(平手打ちでなく)。特にエウレカとそっくりの顔のアネモネは、鼻血顔を見せたくないのに憧れの人の服で鼻血をぬぐうのは平気ってのがほどよくぶっ壊れてる。

  まほらば はいよいよクライマックスの展開に。灰原さんと桃野さんがそれぞれ現状の進展(=鳴滝荘からの別離)を予感させる一方で、白鳥君の事故(では実はなかったのだけど)をきっかけに、管理人さんの様子がおかしくなってしまう。鳴滝荘の非日常的日常ってのは、管理人さんのために住人が意図して作り上げた箱庭でもあったわけですな。単にお祭好きってことでもあるんでしょうが。予定調和っぽい予感はするけど、なかなかに悪くはない。


2005年06月22日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][その他] 第一部、完!

  エマ 最終回……って、全12話だったのか。本当に第一部完、のところで終わり。原作だとこの後新展開になってるのだけど、ここで終わられるのは非常に後味が悪いというか、破局が展開的にダラダラと(無論、内容に意味はあるのだけど)続いたので、尻切れトンボっぽいというか。
 第二部が開始されるならいいのだけど、ここで終わったらいろんな意味でもやもやしすぎるなぁ。

 で、むしろこっちは2クールでは長すぎるんじゃないかと思われる アクエリオン 。ほんとにぐだぐだだなぁ、というか……文句言うと長いのでやめておく。

  箱男さん のところで知った Wrong About Japan という本、ブッカー賞作家の散々な日本オタク紀行らしいのだけど、作者には本当に申し訳ないが紹介文読んでるだけで笑える笑える。元々ガンダム等のファンだったお子さんのために日本のアニメ等の関係者を訪ねて回ったらしいのだけど、よりによって富野監督のところに息子さん同伴で行ったらしい。もうそれだけでどんなやりとりがあったか想像できて笑えるのだけど、箱男さんの文によれば実にまったく想像どおりで、夢と希望(一方的な思い込みともいう)を抱いて富野監督に会いに行ったはいいが、「あれは玩具を売るために作った番組だ」と斬って捨てられて(てか、聞き方もまずかったと思うんだけどね)親子揃って「ポカーン」状態。
 日本人が外国に、あるいは誰かがよく知らないなにかに憧憬を抱き現物に触れて失望するというのは日常よくあることなのだけど、それをここまで(紹介文によればかなりの部分無自覚的に)面白おかしく書くとは、さすがブッカー賞作家というか。ところでブッカー賞って何?
 これは是非、日本でこそ訳して出版して欲しい。邦訳出さなきゃ勝手に原書で読むけど。

 一部で有名な 韓国の反日落書き……もとい、お絵描き (この幼稚園児の落書きもどきのものが実は「中学校の生徒が」「授業で描いたもの」で、「地下鉄駅に公に掲示されている」という、ツッコミどころ満載のもの)関連でたどってたら あんた何様?日記逆境ナイン試写会感想 を見る。これは思ったより期待できる……かも。
 それはそうと落書きの件、(韓国以外の)海外の方は、結構見てショックを受けてるようですね……こちらからすれば韓国ってのはそういう国だってわかりきってる話なんですが。


2005年06月23日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][その他] 既視感ありまくり

  フタコイオルタ #12。三ツ木の先代の遺言による公彦と沙羅の結婚、二子魂川再開発計画、これらはすべて海神機関による陰謀だった……ってな話がどこまでマジなのかというかわりとどうでもいい怒涛の展開に。つか、ことあるごとにどこかで見たアレとかそれとかが! カ○オス○ロに巨○の星、ゴスロリ仮面登場はラ・○ーヌの星、じゃなくってヤッ○ーマンか? その他恣意的か否かよくわからないパロディというかオマージュがいくつも。構造的にはある意味今日びのアニメの典型例というか。古い皮袋に新しい酒とラベル、というか。
 三ツ木青年は海神機関のこともその陰謀も知らなかったようで、やはり傀儡っぽかった感じ。最後に 沙羅を連れて帰ると約束する前に 双樹にキスしたのは、第三話「エメラルド・マウンテンハイ」との対比なのだろうなぁ。まあ、とにかくあれこれ考えず楽しむがよろしかろ、ということで。

 今週のチャンピオンで「舞☆MAiD」の企画名だったHiME企画第二弾は「舞乙HiME」とタイトル変更。読めないぞ、これ。(「まいおとめ」らしい) スターシステムは手塚治虫の時代から(細かく言えばその原型はそれ以前から)あるんでいいんですけどね。ただ、それが現在のキャラクターですら消費物としてしまう消費社会に合うかどうかは一抹の疑問は残る。まあ、結果見ないとなにも言えないけど。

  「戦艦大和ノ最期」の記述に嘘?産経 )。あ〜、すいません。鵜呑みにしてました。ってか、まあどちらが本当かってのは見てきたわけではないのでわからないけど、確かに言われてみれば艇がひっくり返りそうなほど不安定な状況で軍刀を振るうってのはおかしいですわな……この描写が入った理由は結局わからないのだけど、記事の通り事実でないのならば、そういった描写が入ってしまったことはまことに残念。

  靖国参拝は国際的「約束」に違反、中国大使が発言朝日 )。あのー、サンフランシスコ国際条約には赦免に関する記述もあるんですが、読んでないんでしょうかね(って、読んでてもそ知らぬ振りをするのがこの人の仕事なんだけど)。また、有罪になったとしてもその人を慰霊しちゃいけないってことはないはずですが。なんだか必死さ加減が日本国内のおかしな団体とかと似てきて、ちょっと苦笑というかそこまでしなければならない立場が可哀想というか。

  戦時中の「日本の蛮行」が米教科書に掲載義務づけ?ANN )。(注 時間と共にURLが変わります) 米国の中国人団体の活動によるらしいのだけど、地元議員はもっぱら興味がないのでスルー状態で、このまま可決の可能性も高いのだそうな。そういや先日の北京の反日デモなども、インターネットで煽った書き込みなどはアメリカからのものだったらしく、どうやら中国政府が統制できない米国等の外国からの反日運動の煽りが深刻な模様。狂信者的な活動なのか、それとも(かなり妄想的な想像だが)社会的に日系がライバル層と見てイメージ失墜を計っているのか。なんにせよ迷惑な話だ。


2005年06月25日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] こっちもいろいろ混ざってる!

 変身ヒーローもので怪獣もので昆虫もの *1ムシキング 。「もう一人の少年」ソーマ登場。今回もさほどトラウマ展開ではなかったけど、ニヒリストのソーマにポポは反発を覚える。現実主義の上、他人への感傷を一切拒否するソーマに、ポポはやがて反発を覚える。姿を変えられた母親を置いて出たポポを責めるなど、根っから悪人ということではないようだけど、どうもその行動が必ずしも悪と言い切れないことの気がするアダーたちとの絡みもあるので彼の立ち位置は気になる。しかしのっけの岩山にはりつくチョークのカメラアングルがきわどいんですけど……でもおばさん。(笑)

  ハチミツとクローバー は、今回も面白かった。よく見ると総集編なんだけどそうとは感じさせない作り。作画も乱れないし、上手い。ただここまで出来が良いと、あのOPだけがやはり気になる。はぐ美の殺人料理を表してるようだけど(「かぼちゃのミントアイス盛り」があった)、なんでわざわざそれだけ見せつけるのか……芸大だからオブジェってことでもあるのか? でもやっぱあれはなぁ……

 それにしてもムシキングと言いハチクロといい、最初スルーしてしまって後から見ると面白かった、ってものが結構あるな、今期。「おねがいマイメロディ」はこないだもう一度見て、面白く出来てるのだけど個人の感性とはちょっとずれててズビシとは来なかった。

  絶対少年 は、ややフェチ復活。バンザイ! あと、狙ったような歩きゅん萌えシーンあり。
 毎日啼沢川の上流に向かう歩。しかしやはりわっくんは現れない。それと同期するように田菜では電化製品の不調が繰り返し起こる。歩はそれが自分がわっくんとの約束を破ったことが原因ではないかと思ってしまう。そして歩の過去について、もう一つの事実が判明する。
 「世界の皮膜が薄くなる」ことで田菜には様々な怪現象が起こる。平五郎はそれを「良いことでも悪いことでもない」と、歩にこの事件に最後まで関わり続けることを促す。そしてもう一人、亮介が実は昔歩と会っていたことが判明する。
 そうした歩とわっくんを中心としたやりとりの周囲で、他の人たちも事件に巻き込まれていく。再び田菜を訪れた須河原晶と、拓馬に拒絶された潮音の前にも妖精が現れる。潮音はタルトと二人きりのときが一番素直で可愛く見えるのに、どうしてああいうふうに自分を振舞わせるんだろう? それが潮音ってキャラクターなんだろうけど。
 あと、テレビの不調で昼ドラが見られず嘆きまくる深山父が可愛すぎる。(笑)
*1: 昆虫ものなんてジャンル、アニメにあるのかって? ほら、いろいろあるじゃん。「ミ○ロイドS」とか「ミク○イドS」とか「ミクロ○ドS」とか……

[マンガ] 電子遊戯黙示録/マツダ

 いや、なんとなく。
 なんと説明したらいいのか困る漫画だけど、ゲームギャグというのかコメディというのか。主人公の元にクソゲーを薦めるゲーム悪魔と名作ゲーを薦めるゲーム天使が現れるのだけど、普通ならゲーム天使がヒロインになりそうなところがゲーム悪魔の方がメインだったりといろいろ微妙なズレ方が楽しい。作者はセガ好きらしいのだけど、セガ信者じゃないところも個人的にはとっつきやすい。
 ただ、ゲームマンガのところで出てきたタイトルがコロコロばっかってのはちといけませんな。「ファミコン風雲児」とか「ファミ拳竜」とかのボンボン系もあるじゃんかさよう。
  こちら の作者のサイトで雑誌掲載分は読めるようです。

[その他] 気が利かない

  ネコミミ付新幹線朝日 )というニュースを見てなにか気が利いたコメントのひとつもつけてみたくなったが、おちゃらけたコメントも真面目なコメントも思いつくものは一通り言われているようだ。ふむん。

  “日本優遇”に中韓が難色 核融合炉誘致撤退の見返りで産経 )。こいつら本当に何様なんだろうなぁ、と時々本気で思う。いや、言っても意味ないことはわかってるんだけど。

  北方領土、露世論調査 4島返還51%賛成 中国を警戒、「対日改善」増加かgoo )。「遠交近攻」は外交の基本、ということで。いや、ロシアも隣国なんだけど。別に中国を攻めようってことでもなくてね。こういう世論は上手く生かして欲しいなぁ。

  岡田民主代表の外交ビジョンを評価=中国次官Y!hl )。これって喜ぶことでも自慢することでも全然ないと思うのだが、とりあえず。

  イラクの自衛隊車両を狙ったテロ産経 ) は、やはりいろいろ心配。今回は人的被害はなかったけど、今後もテロがないかというのが真っ先に懸念される。同時にこのテロはおそらくサマワ住民の民意ということはありえないだろう。自衛隊が撤退し、民間のボランティアが入ればテロがなくなると能天気な意見をいう向きもあるけど、そんな寝言を真に受ける方がどうかしてる。しかしやはり同時に自衛官の方々には無事も祈る。とにかくご無事で。

  「米国を語る」座談会、高遠さんら26日開催朝日 )。はあ、劣化ウラン弾ですかそうですか。このくだりだけで(講演者の如何に関わらず)まともに受け取る気が失せる。


2005年06月26日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 食いすぎ

 久々に、と思い近場のトンカツ屋「ぱせり」で昼飯を食う。食ったのだけど……ここ、量が半端じゃないんだよなぁ。頼んだのは味噌カツ丼なのだけど、ここのカツ丼が半端ではない。(カツ丼だけじゃないんだけど)
 何がというとまず器。ラーメンどんぶりである。いや、嘘じゃないって。そのラーメンどんぶりに山盛りご飯が盛られ、その上に味噌だれのかかった揚げたてのカツが乗るわけなんですが、そのカツがラーメンどんぶりが普通のどんぶりもののどんぶりに見える大きさ。さらに実はそれだけじゃなく、カツの下には卵二個分の目玉焼きが敷かれ、さらにサービスのつもりなのか串カツまで一本ついてくる始末。味噌汁付でこれで750円だから、量で考えればコストパフォーマンスはいい。いいんだけど……
 食い切れんっちゅーねん!(笑) つか、ほとんどドカ食い専門店。不味いってことはなくってコロモはサクサク肉はふっくらジューシー、油も胸焼けしにくい質の良いものなのでたまに食べたくなるのだけど、この量が、量が……今日? 暑さにやられて脳がどうにかしてたんです。カツ丼一杯で今日一日はダウンしてました。いや、マジで。

 NHKスペシャル「戦争請負人」を見る。う〜ん、民間軍事会社の現場の映像を見られたことは貴重なのだけど、全体的な構成は中途半端に過ぎ×。P.W.シンガーの「戦争請負会社」の内容に匹敵するものを、というのは最初から無理だし期待はしてないのだけど、最後の方の感想はと言われれば「南アフリカの現状は大変だね」というのと「戦争って悲惨だね」としか言いようがない。「何故そうなのか」とか、民間軍事会社がなくてはならない現状(イラク以外でも)というのは徹底的に無視されている。前述の書を読めばわかるが、民間軍事会社の勃興と隆盛というのは「戦争とは国が公に属する組織(軍)を使って行うもの」というこれまでの概念をひっくり返しつつある。そこを抜きに待遇の問題等だけをアピールしても、なにごともわかったことにはならないしなにも問題の解決につながらない。前半の部分はかなり興味深かっただけに残念。

[アニメ][特撮] マジレンは休みか

 残念。
  エウレカセブン は序盤最初の山場? コーラリアンとか、今まで出てきたけど一体なんなのか……エウレカやアネモネとも関係のある存在みたいだけど。アネモネは、自身だけでなく駆っているLFOジ・エンドがニルヴァーシュとそっくりなことから、エウレカと相同の存在ではあるんだろうな。でもキレっぱなし(笑)。あと薬の注射が結構えぐい……
 思わせぶりが多くてなんだかよくわからないところが多いが、リフのシーンの爽快感だけでも許せてしまう気になるのも、まあ何か間違ってるんだろうなぁ。

  響鬼 は見たけど……まあいいや。


2005年06月27日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] タニマチ的というか

  愛・倉太の気ままな日記6/26 経由で 焚書官の日常 さんの ジャンルの歴史を学ばない若者にジャンルに詳しいとしよりが老婆心であれこれ言う、ことについて(2) を見てみる。以前、 内田樹氏のブログ の「SFファンダムの記録は誰も残していない」というくだりに対して基本的には口伝であり、また現在記録として残そうという動きもある、というようなことを書いた。まあ、多分この辺の「記録を残す(伝える)活動」「その需要」のあたりの話と言えばそんな気もする。
 もうひとつ、最近書いた「物語を楽しむためにはなにが必要か」ということにも関係してる気がする。てか、ある面では確実に関係してる。それが中心事象かはともかく。
 「文脈の断絶」というのは、たとえばオタク界隈でよく使われる「ツインテール」という髪型を指す言葉が、元は新マンの怪獣でグドンの餌でエビの味がする、だなんて話は、「ツインテール」という言葉を聞いたときにどういうニュアンスを感じるかには関わるが、それが必要かって言われるとなかなか返答に迷う。
 そもそも自分はスノッブ的な押し付けに我慢がならずに3日でSF研を飛び出した人間なのでそういう視点の押し付けは大嫌いなのだけど、全体としての文脈について無頓着でいいかというとむしろ逆で、ある程度までは(わかった気になるところまでは)遡りたがる性格でもあって、この手の話にはちょっと複雑な立場でもある。
 個人的にはマスの主義や哲学ってのは状況に付随するものにすぎないと考えてる。それが変化したってことは状況が変化したってことの反映にすぎない。じゃあ、どういうふうに変化したのか。娯楽が容易く手に入るようになった、ということじゃないかと思う。昔はSFだとかファンタジーの数ってのはそんなに多くなかった。ジャンルもそんなに多彩には存在しなかった。それはひとつのジャンルについて徹底的に探求しやすいってことでもあるけど、逆に娯楽への餓えを満たすには徹底的に追求する以外になかった、ということでもある。入手しやすさの問題もある。都市部育ちの人は流通には割と無頓着かもしれないが、地方、田舎になると本屋に行けばなんでも(ってのも語弊があるが)店頭に並んでるってわけじゃない。したがって集団化して情報や実物をシェアすることが重要になった。
 翻って現在はどうかと言うと、ライトノベルというジャンルに関して言えば無茶苦茶たくさん本が出ている。またその名の示す通り、「ライト」であることがモットーなので(無論何事にも例外はある)咀嚼するのに難解な知識や文脈といったものはほとんど意識しなくて済むようになっている(本当は文脈がないわけではないのだけど、刷り込み的に持っているものでまかなえるようにしてある)。おまけに、「ライトノベル」ってのは「SF」とか「ファンタジー」とかのような「ジャンル」ではない。ある種の書籍出版ジャンルを指す言葉で、その作品世界についてのジャンル分けではない。分野が広くて当たり前だ。これらは「ライトノベル」ってものが「そういうもの」という話である。良い、悪いとは関係無しに。
 で、「良い悪いに関係なく」と書いといてなんだけど、ライトノベル隆盛が招いてる事態が良いか悪いかと聞かれれば「悪い」と答える。
 誤解がないように言っておくが、これは「ライトノベルが悪い」ということでも「その読者が悪い」ということでもない。あえて言えばある読者層の無自覚が悪い、ということになるが、責める意図も(あまり)ない。この辺の話を突っ込んでするとなにがしか自分に跳ね返ってくるのでいやなのだけど、書き始めたから仕方ない。
 先にも書いたが、ライトノベルに過去作品からの文脈がないわけではない。ただ、対象読者層には意識せずに読めるようにしてあるだけだ。事例としては香港の武侠もの映画と、歌舞伎の話が対応できるのではないかと思う。
 B級香港アクション映画とかを見ると、よく「これなに?」と思うような技が出てくる。例えば剣を飛ばしてその上に乗って空を飛んだりとか、おかしな武器を使ったりとか。「カンフーハッスル」では琴を鳴らして亡霊や剣を現出化させる技、なんてのも出てきた。日本人から見れば突拍子もない発想に見えるが、これらはことごとく武侠小説や過去の武侠映画に元があるらしい。おそらく香港人は「なんとなく」普通に受け入れてしまっているだろう。
 歌舞伎の事例は、その物語世界について。歌舞伎の演目を見てみると源平合戦の頃の話なのに江戸時代の格好をしていたり、また時代もぜんぜん違うはずの登場人物が別の話に出てたりと、考証だのという話になるとてんでおかしいものがある。これは受けるものを模索していくうちにそうなってしまったのだが、多分江戸時代の人は(比較的)違和感なくすんなり受け取ったのだと思う。
 状況としてはこの辺とあまり変わらないと思うと、まあそれはそれで、という気もしないでもない。けど、そうじゃない部分もある。
 まあ、歌舞伎の場合には現代みたいな娯楽の飽食時代ではなかったし(と言っても当時の世界レベルではかなり高度だったけど)、家とか師弟という系譜が存在しているため、古いものも(比較的)新しいものも内包し、なおかつその流れというものがきっちりと把握されている。ライトノベルの場合には層ごとの積み重ねであり、もっぱら気にされるのは比較的近い層だけである。つまりプリミティブな部分からどれだけずれてるかというのがわかりにくい。ライトノベルの「お約束」は無自覚なだけにそうである。視覚的イメージに例えるならもうそろそろ限界近く積み上げられたジェンガや、乱雑に何段も積み重ねられた積み木、といった感じだろうか。
 おそらく、ライトノベルの隆盛にもいずれ終わりは来る。どのようにかは予言者ならぬ身にわかるはずもないが、帰納的に何事にも終焉は訪れる以上、ライトノベルもその例外にはならないだろうということが言えるのみである。
 なにごとにも終わりは来るが、問題は終わり方だ。先鋭化しなおかつ未分化、未整理で終焉を迎えたものは、おそらくほとんど霧散するように消失してしまうだろう。少数の研究者が整理を試みるかもしれないが、膨大なだけにその作業は困難を極めるだろうし、また同時代人でなくてはわかりえないことも多いはずだ。おそらく、ライトノベルの築いた多くはなににも受け継がれず消えてしまうだろう。歌舞伎が大衆娯楽から文化芸術に質的転換を遂げたような、あるいはその後活動写真から映画、テレビ時代劇へと受け継がれたようなことは、おそらく起こらない。
 なんだか話がやたらとでかくなってしまって、「そんなの個人には関係ない」と言われそうだけども、結局文化を支えるってのはそういうことなんじゃないだろうか? 文脈などどうでもいいということは、結局そういうことじゃないだろうか。それに無自覚にしろ自覚的なのにしろ、消費物として以上の還元をジャンルに与えない。「あとは野となれ山となれ」という感覚に近いだろう。無論、そういう読者ばかりではないことも承知してるつもりだが。
 で、困ったことにここらへんが「自分に跳ね返ってくること」だったりする。枠組をちょっとだけ変えてみると、社会へのなすべき還元をちゃんとやっておらず……あ〜、だからあまり言いたくなかったんだ。
 そんなマクロな話でなくミクロな話をするなら、そのことについて語るとき極めて自分内部限定の、しかも表層的な部分しかすくい取らない話しかできない。いや、そういうのもいいけど、そういうの だけ ってのは人間性が見えてしまって……あ〜、このへんも自分に跳ね返ってくることだわ。鬱氏。
(追加:自分がなにを面白いと思ってるか、どういうことを面白いと思うかってのは、ある種の自分自身との対面である。それをする必要性はない。だが、その対応により自分がどういう人間か、他人から見透かされるということは頭に入れておかねばならない。)
 まあ、近視眼的にそういった話を「うざったい」と切って捨てるか(話の振り方にもよるんだけど。私がSF研を飛び出したときみたいに。)、それともリスペクトを持つか、ってのは、(ただのつまらぬ自尊心だったとしても)文化の担い手の一部と自負するか否かの試金石だと思う。

[その他] 食いだめ

 自分には食いだめなんて出来ないと思ってたけど、やればできるもんですなぁ。
 昨日昼飯に食った「ぱせり」の味噌カツ丼(この店では普通サイズだが他所の店で換算すると特盛りサイズ)がまだ腹の中に溜まってまして、今日一日空腹感とは無縁でございましたわ。おほほほほ。食った固形物はと言えば蒸したトウモロコシ半分にイカ天半分だけ。それでも腹が苦しくなる……これで腹壊してたりってわけじゃないんだからああた。あと一日は固形物食わないで平気そうです。恐るべし、「ぱせり」のカツ。
 それはそうと週末に実家からトウモロコシを何本か送ってきたので職場におすそわけ。蒸し器で蒸して、お茶のみ場に置いといたわけです。
 そしたらそこを通りかかった一人目。「これ、なに?」
 トウモロコシ以外の何に見えると?
 「そうじゃなくって、誰がって……」
 気を取り直して通りすがり二人目。「これ、いったいなに?」
 だからトウモロコシ以外の何に見えると……
 どいつもこいつも日本語の使い方がおかしいですよ? せめて「これ、どうしたの?」くらい言おうよ。でも持ってったトウモロコシは無事売り切れました。めでたしめでたし。


2005年06月28日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][その他] 今日は軽く……

 ちと今日は飲みがあったので、あくまで軽く。
  まほらば 最終回。非常に綺麗な終わり方でした。怒涛のクライマックス! とは無縁だけども、逆にそれがこの作品らしかったとも。切羽詰った問い詰めに対してあの答えはぬるいっちゃぬるいんだけど、それがこの作品のテイストだしね。梢の他の人格も受け入れるってのは、非常に正しい結末だったかと。これは夕方の一般向け時間帯に流してもいい番組だった気がするなぁ。

  ゾイドジェネシス #12。わりとソツなく、という感じ。RPG的なところは否めないけども、ガラガが実はイメージに反して状況が読めるところとか、キャラの立て方が案外ときちんと取り回し出来ている。ちょっと主人公に好き勝手させてる部分はあるけど、周囲がちゃんとした大人ってのはそれだけで安心できるかも。

  ファンの皆様へ(sakusaku、ジゴロウ・ペパー(ご意見番)出演終了について) 。番組で権利関係でもめて、って話はたびたびあるのでその意味では「またか」なのだけど、ひたすら視聴者が無視されての顛末というのは腹立たしい。無論権利者の方はいろいろ考えた末の権利引き上げであろうし、むしろそれは支持する。腹立たしいのは、それに対する「儲け口」としか見ていない権利の収奪者に対してである。あまりにありすぎていまさらとやかく言うことではないかもしれない。それでも腹立たしい。

  サイパン島慰霊訪問の天皇夫妻に対する韓国人団体抗議に対する現地民のボイコット呼び掛けオーストラリアabc 英文)。ちと見出しだとわかりづらいけども、サイパンの太平洋戦争の犠牲者慰霊碑へ両陛下が慰霊のため訪問なされている。それにあわせ現地韓国人団体が戦争時の日本軍の残虐行為(具体的になにを指すのかは不明である。その根拠も。)のアピールをしようとしたところ、現地民がそれに対し、韓国企業のボイコットという形でカウンターアクションを起こした模様。
 細かく分析すると長々しくなるが、短く言ってしまえば、韓国人団体に対して「空気嫁」といったということ。だろうな。確かに空気読まなさすぎ。


2005年06月30日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] フタコイオルタナティブ#13

 最終回。アイキャッチの入るタイミング(Aパート終了)がやたらと早くってびびった(本編始まって五分くらい)。そしてイキナリの夢オチ!? ……とびびりましたよ、マジで。そいでもって本編にまったく絡まず、なんだかよくわからなかったるるららが。パーツ単位で見るとまるっきり関連性がないように見えた前半のもろもろをちゃんと全部組み込んで、そういう意味ではきちんとまとめてます。まあ、期待を超えたかって言うと超えてないんですが、それでも話のテーマははっきりしていて、あとから振り返ればそのテーマにきちんと則ってました。ドラマ的にそんなに強いわけじゃないんだけど、実は青臭いくらいみっともこっぱずかしい青春もの。いろいろ照れが入って逃げに入ってる部分が多いのが惜しまれますが。
 結局最初に戻っただけ、って見る人もいるかもしれないけど、最初に戻ったわけじゃないのだけどね。最後の結婚式もそうだし。
 イカ余談。「どうして普通に航空会社の飛行機に乗ってこないの!」の沙羅のツッコミに大笑い。まったくごもっとも。こいつらこういう意味でも三人じゃなきゃダメダメだ。
 また、同じ晩にBSアニメ夜話で「マクロス劇場版」を取り上げていて、本家の板野サーカスの方が中割が全然少ないんだけど、やっぱ本家の方がすごいとか思ってしまったり、
 キャラが変なわりにはじけきってないとか、そういうところはあるけど三ヶ月間楽しませていただきました。

[マンガ] いろいろ

 OURS8月号も買ったけど、もろもろはまた後で……
 「漫画ゴラク」の「喰いしんぼう!」(土山しげる)見て吹く。「ラーメン発見伝」といい、やっぱラーメンといえば「コイケさん」なのか?(多分、最後のコマをやりたかったんだろうなぁ) このキャラ、元は小池でなくアニメーターの鈴木伸一氏がモデルで名前も「鈴木さん」だったのだけど、いつのまにか「小池さん」になっていたというのは有名な話。

  コンプエース を見たらいきなり「母は強し!」が載っててびびった。え〜っと、何故びびったかというと、 こちら 参照。正直、雑誌媒体のコミックとしてはまだ技術的にこなれてないんですが、その辺は上達するものですからねえ。しかし、ネットでは「7アンC」名義だったので作者名見ても最初誰だかわからなかった。(^^;

 ヤングサンデーで連載していた「フライ、ダディ、フライ」(原作:金城一紀 作画:秋重学)が連載終了。やべ。ベタっちゃベタベタなんだけど、すげーツボ。鳥肌ものにカッコイイ。

P.S.WEEDのアニメ化はびびったけど、CSということで微妙に納得……か? しかしあんな任侠ものをテレビアニメで流そうとは、まったくクソ度胸だ。

[その他] 自分も迷う

  spanglemakerさんの6/30分 を見て、「あ、これ自分も迷うんだよなぁ」と思うことしきり。「太平洋戦争」というと中国は含まれなくなってしまうし、「日中戦争」もしくは「日支事変」では逆に対米戦が含まれない。「第二次世界大戦」と括ってしまうのもおおざっぱすぎる。そもそも「第二次世界大戦」と言ってもヨーロッパ(とアフリカとロシア)の戦争と日本の周囲のそれは、ひとつの戦争とは言いがたい。いろいろリンクは勿論してるんだけど。アジア周りのみの、日本の起こしてた戦争だけを指す言葉って、実はないのだよなぁ……冗長だけど「日中戦争および日米戦争」とでも呼ぶか……? そうするとソ連参戦とかは……ああ、もう!