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2005年04月01日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日一日ニュースを疑って見る日

 まあ、ニュースなんざいつでも疑ってみるべきものなんですが。 アイレム はいつもどおりリキ入ってます。ちとトップだけ見ても笑いのツボがわかりにくいですが、あちこちクリックしてみると笑えました。 これ とか。
 それにしても日本の大手マスコミでは冗談記事が出ないのは何故なんだろう? 1)日本のマスコミが保守的。2)洒落を洒落とわからない、メディアリテラシー能力の低い人が多すぎる。3)普段から冗談みたいな記事が多すぎるから。 さて、どれだ?

  朝日新聞 で2/12から連載していた「カラシニコフ 第二部」をまとめて見る。今回はコロンビアの反政府活動からAK-47系統のコピー製品の話へ。ドラッグと結びつき、密輸が行われている現状。反政府組織に参加していた青年のインタビューなどからコロンビアに流れてくる銃の経路、最終的にノリンコ(北方工業公司)にいたる構成はそれなりにしっかりしていたのだけど、最後の一言「やはり広めたのはソ連ではないか」ってな感じの締めの言葉はちょっと理解に迷う。「広まった原因」より「広まっている現状」を読み解かねばなんともならないと思うのだけど……

 今日は色々思うところがあったりなかったり。これは指摘した方がいいのかどうかというのがイマイチよくわからない。まあ、それでも回ってるってんなら特に言わないでもいいのかもしれないけど、もっとストレスを減らした上で効率的にはできるよなぁ。
 それはまあいいのだけど、それとは別件で神経を使う作業中に傍で騒がれるのは……マジでぶん殴って首締めてやろうかと思った。

  終身、年功制の支持増える 日本型雇用、再評価の兆しY!hl )。復活するかはともかく、まあ、極端は日本人には合わないでしょうな。いずれにしても。
  ローマ法王が重体朝日 )。万が一の時にはいろいろ大変そうだと思いつつも、具体的になにがどう大変かがわからない辺りが個人的限界の露呈。ふみゅ。

[アニメ] もうちょっとだけ最終回

  砂ぼうず も実は見てたんですよ。いえ、だからどうだと言われてもアレなんですが。作品としてどうかと言われると、まあ、良かった点もあり、そうでない点もありなんですが、原作のテイストをそれなりに崩さず維持しつづけ、小砂(太胡)の成長モノとして収拾をつけたところは、なかなかのものかと。いまどき必須の「愛」だの「正義」だのは排除した上でってのは、なかなか冒険だったのではないかなぁ。


2005年04月02日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] PPG復活! しかし……

 なんでも現在開催中の 東京国際アニメフェスタ2005Power Puff Girlsの新作発表があったAV watch )らしく、わくわくして記事を見たんですが…… 写真 ……
 さて、PPGの記事はどこかな〜? って、え!? な、なんですかこれは!???(-д-;
 記事の日付が日付だけに四月バカですか? と真面目に思ってしまった。( 特に、最初見たのが 朝目新聞 さん経由で こちら夜鯖の無職な日々 さん)だったので、かなりマジにネタ画像だと思ってました)
 ここ見てる方でPPGを知らない方はよもやいないとは言い切れないですが、オリジナルは コレ 。どこから突っ込んだらいいのか困ってしまうんですが、とりあえずタイトルがダサッ! とか、親バカユートニウム博士の代わりがこのガキってのはナシだろ! とか、世界最強の幼稚園児なのに頭身高っ!(小学校高学年くらい?) とか、バターカップがなんでゴルディオンハンマー持ってるねん! とか、モジョジョジョの頭のはターバン風帽子じゃなくって発達しすぎた脳を収めるガラスケースだっちゅーねん! とか、リメイクしてもあの目は変わらんのか!(光点が入ってるけど) とか、まあこのくらいにしといたろか、って感じなのですが、ポップでシュールでアップテンポなオリジナルとの格差にとりあえず立ちくらみを起こしております。 ガールズが武器を持ってる のは、多分玩具展開との兼ね合いなんでしょうが。
 スタッフなどを見ると「おジャ魔女どれみ」や「鋼錬」とか実力者なので多分作品としては期待できると思いますよ。思いますけどね。すいません、別物だと納得するために少し時間をください……
P.S.そういや こういうネタ絵 もあったのを急に思い出しました。

[アニメ] 多分かなり見ないけど

 こちらで見られる地上波新番組の列挙。
 4/2(土)〜
 10:00〜  ふしぎの星の☆ふたご姫 (テレビ愛知)
 19:00〜  おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ (メ〜テレ)
 4/3(日)〜
 9:30〜  おねがいマイメロディ (テレビ愛知)
 10:00〜  MAR〜メルヘブン (テレビ愛知)
 4/4(月)〜
 18:30〜  うえきの法則 (テレビ愛知)
 25:58〜 こいこい7(テレビ愛知)
 4/5(火)〜
 18:00〜  EREMENTAR GERAD (テレビ愛知)
 19:30〜  わがまま☆フェアリー ミルモでポン!ちゃーみんぐ (テレビ愛知)
 26:28〜  創聖のアクエリオン (テレビ愛知)
 27:58〜  英國戀物語エマ (テレビ愛知)
 4/6(水)〜
 18:00〜  甲虫王者ムシキング 森の民の伝説 (テレビ愛知)
 19:00〜  アイシールド21 (テレビ愛知)
 26:28〜  フタコイ オルタナティブ (テレビ愛知)
 4/7(木)〜
 25:28〜  ガラスの仮面 (テレビ愛知)(初回は25:58〜)
 25:58〜  IZUMO -猛き剣の閃記- (テレビ愛知)(初回は26:28〜)
 26:28〜  極上生徒会 (テレビ愛知)(初回は26:58〜)
 4/8(金)〜
 18:20〜  おでんくん (「天才ビットくん」内)(NHK教育)
 4/10(日)〜
 8:30〜  機獣創世記ゾイドジェネシス (テレビ愛知)
 4/13(火)〜
 27:08〜  LOVELESS (メ〜テレ)
 4/14(水)〜
 26:05〜  ハチミツとクローバー (東海テレビ)(初回は25:58〜)
 26:29〜  攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG (中京テレビ)(初回26:35〜)
 4/17(日)〜
 7:00〜  交響詩篇エウレカセブン (CBC)
 5/22(日)〜
 19:30〜  雪の女王 (NHK教育)

 なんかテレビ愛知が圧倒的に多いんですけど。まあ、さすがにこんなの全部見てたら身が持たないですが。


2005年04月04日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 木に登ってみる

 日曜日、ひょんなことでネットで知り合った方に誘われて、「ラープ」というスポーツ(? 活動? 技術?)を体験させていただく。どういうものかと言うと、簡単に言えば道具を使った木登り。木登りと言っても、当然高所なので危険を減らすそれなりの心構えや注意やコツは必要。でも、そういうことを踏まえて登るととてもとても気持ちいい。
 自分が育ったところが田舎で雑木林に囲まれてたってのもあるし、実家が製材屋やってたってこともあるし、樹木にほんの多少なりですが思い入れがあるってこともあるんですけど。
 いや、準備とかにも技術が要るので、準備(木にロープを掛けたり(もちろん木が傷まないように)、ツリーボート(木にかけるハンモックのようなもの)を設置したり)は全て整ったところでただ登らせていただいただけなんですが、無茶苦茶楽しかったです。
 ただ登る、降りるだけでもそうですし、ロープ一本に支えられた浮遊感とか、地面から離れたところからの光景、ゆったりした時間とかが、日常から切り離された別の時間・空間という感じで、かなりセンス・オブ・ワンダー。お願いして、次の機会にも参加させてくださいと頼んでしまいました。これはハマるかも。う〜ん。

[特撮][アニメ] それとは180度関係なく

 いつもの。
  学園アリス 。ここしばらく続いた学園祭編を終えて、今度は期末テスト。最優秀者に与えられる一週間の帰省許可を目標に、蜜柑ががんばる話。結果はもちろんそんなに甘くないけど、むしろクラスでの蜜柑のクラスでの地位が確立されたり、正田スミレとの関係が進展したり。多分、これからラストへのスパートなのだけど、これまでの話とかでもきちんと友達とかの関係を構築してとてもしっかりしてます。
  マジレンジャー 。絵的には非常にバカ(誉め言葉)。マジキングへの変身を早々に封じたのも、マジドラゴンの変身と活躍を増やすためとかいろいろ読めたり。毎回ごと新しい「勇気」と「呪文」を示さなきゃいけないのはちょっとつらいと思うけど、どう作品のカラーを生かしていくかは楽しみではある。
  響鬼 は、多分明日夢は力なき正義への憤りを感じ、響鬼たちは新たに立ちふさがる困難を予感する回。演出とかは上手いと思うけど、なんか乗り切れないところもあいかわらずある。う〜ん。それって、前から見てての統一性みたいな部分なんだろうなぁ。
  プリキュア はほのかの誕生日話。去年の第一期シリーズもそのネタがあったっけ。きちんとソツ無くまとめてる印象。去年の話題もきちんと出てきてる。敵に新キャラが出てきたが、過剰にエキセントリックでなくいい感じ。
 なお、今回からEDアニメーションが変わったが、恐らくこれが正式版。なんとなくこの前までのは間に合わせだったんじゃないかと思える感じのテンポの良いアニメーション。これなら「出来が良い」と言えます。


2005年04月05日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 疲れた。

 体力落ちてるなぁ。日曜に木登りした疲労が若干残ってると言っても、この程度の立ち仕事でこれだけ疲れるとは。
 疲れを癒すために 朝日の社説 (4/5)を見て、朝日のいつもどおりの必死さとかに苦笑して和む。朝日の闘争史観は本当にほほえましいなぁ。
  切込隊長のこのエントリ はかなりの部分賛成。「人権擁護法案」についてはろくでもない法案なのは確かなのだけど、そのろくでもなさが「実際の運用の想定」に関しても及んでいるので、「言論弾圧の復活」とまではできないだろう。やるとすると、とんでもないマンパワーがいる。それでも自粛ムードが出たり法の悪用はあるだろうので通ってもらったら困るに越したことはないのだけど、一部の加熱気味のムードはちょっとなんだか、とも思う。う〜ん。
  世界物理年の行事、竹島問題に政治利用…韓国で計画読売 )。……韓国物理界に明るい未来はないと思いますた。

[マンガ][アニメ] 源さん復活! 源さん復活!(烈海王の声で)

 なんか、漫画サンデー(少年サンデーではない)で、「湯けむりスナイパーPART2」なんて始まってるんですけど……
 何故か近所の書店でも入っているフラッパー今月号購入。何故か寺沢武一の「コブラ」が連載開始。う〜ん、雑誌の方向性がますますわからなくなってきた。コミック版「ファンタジックチルドレン」最終回は、エンタテイメントとしてはアニメ版より締め方が良かったかも。「キングゲイナー」もマターリ進行中。今は泥棒市のところ。
  こいこい7 。原作自体好きじゃないんですけど、さらにその原作の悪い部分を綺麗に切り分けてそこだけもってきて、わざと最悪になるように調理したとしか……ヒロインたちの名乗り口上が必殺ナレーションの流用というのは楽しかったけど、それだけで見つづける気にはならない……
 ところで、烈海王はツンデレらしい。


2005年04月06日(水) 旧暦 [n年日記]

[必殺][その他] 時代劇マガジンVol.11とか

  時代劇マガジン を買ってると言うと、時代劇に相当に詳しい知人にも「(そんなの)買ってるの!?」というニュアンスのことを言われたりする。でも実際は、必殺シリーズ出演者のインタビュー目当てなんですよ。ほとんど。
 この号の必殺出演者インタビューは大出俊氏。「必殺仕業人」の「やいとや又右衛門」がそっち方面では有名だが、もうひとつ、三船敏郎主演の無国籍時代劇(?)「荒野の素浪人」の「五連発の旦那」こと「鮎香之介」も当たり役の一つ。インタビューはその両方に半々ずつ、くらい。
 大出氏は過去の作品に拘ると昔に耽溺してしまうので、過去の出演作品は自分のものとは思わないようにしている、とのことだが、殊のほかインタビューに詳細に答えておられた。やはりこのニ作品は氏にとって格別の体験だったのだろう。仕業人メンバーが劇中の扮装で京都のキャバレーに出演した話だとか、俳優座同期の峰岸徹氏が悪人として出演してその役が大出氏演じる又右衛門に仕置される役だと知って「なんで俺がお前に殺されなきゃいけないんだよ!」「しかたないだろ、台本に書いてあるんだから!」とやりあったという話だとか、楽しい楽しい。
 三船氏などとの個人的な交流の話も出ていて、なかなかに趣深くも楽しいインタビュー記事でした。
 ちなみに「必殺仕業人やいとやセレクション」という柱記事があって、やいとやの人情がらみの話が主にセレクションされていたのだけど、やっぱり「この神隠し」だとか「この結果」だとかみたいに情けなかったりドライなやいとやの魅力全開の話も取り上げて欲しかったなぁ。

  速水螺旋人 さんのところ経由で こちら 。アメリカの会社の、米国市場を睨んだ日本アニメーション戦略というのが背景にあるようで、これでかなりの部分納得。安心して別物として楽しめそうです。
 こういう戦略に怒らないのかと言われれば、別に怒らない。お金を出す側にとっては様々な権利を握らなくては旨味のある商売ではなく、なんにせよお金が無くてはなにも作れない世界なのだ。もしこれで現場にお金が落ちるのならば、それはむしろ歓迎すべきことだと思う。同じモチーフを用いた別作品として、素直に楽しむべきでしょう。

[アニメ] 春の改変期

  舞-HiME 最終回。ネットではあれこれ言われていますが、別にこれでいいんじゃないでしょうか? 自分としては会長の「堪忍なー」で「あ、これは全部ギャグなんだ」と悟ったので、そういうものとして見ましたし。
 つか、多くの人が認識してるかがわからないが、萌えってのはストーリーではなくシチュエーションに付随するものなんである。ストーリーが要らない、とまでは言わないが、多くのシチュエーションを詰め込むためにストーリーを破綻させているのが現在の萌え商売の状況である。サンライズはきちんとその辺を分析して、忠実にそれに則って作った。それだけのことに過ぎない。そう、ただそれだけ。まあ、この程度を「最悪」と呼ぶようでは、想像力と経験が不足してるのは確実かと。

  創聖のアクエリオン #1。思ったよりも悪くない。けど、想像以上に良いわけでもない。具体的に「思ったより悪くなかった」部分は、巨大メカの見せ方。「良いわけでもない」のは、全編ひたすら説明台詞ばっかってあたり。PK使う時の掛け声まで「……念力!」なのには思わず笑ってしまった(ここで「ハンドパワーです!」とか言ってれば、別の意味で注目したのだが)。映像と演出の力を信じてないのか、視聴者の感受性を信じてないのか……ともかく、狙ったように取って付けた(狙ってるんだろうけど)わざとらしいエロ台詞は要らない。元々にエロスが欠けてるんだから、こんな小手先のことをされても。
 ちなみになんだかゲッターロボと比べると、いろいろゲッターについての考察が浮かんでくるが、それはまた後の機会に。でも「アルベガス」は「メカのキャラが立ってない」で真っ先に思いついた事例だったけど、敢えて言わないでいたのに……

  英国戀物語エマ #1。原作に忠実な第一話。描写に拘る反面、それが硬い印象をも与えているけど、個人的には好印象。これに萌えない奴はグラナダTV製作のシャーロック・ホームズを見て脳内にインストールしろってんだ、べらんべえめ! エマの声が萌えボイスとはちょっとずれた、少しおばさん臭い声音(わざとそう作ってるのだろうけど)なのも好印象。でも一番の萌えはストウナー先生のババア声。萌え。


2005年04月07日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 拾い物……かも

 とか言ってはスタッフに失礼だけども、 フタコイ オルタナティブ #1。
 話はまったく意味不明。そもそもなぜ双子なのかが意味不明。元から意味不明なんだから意味不明に作ったっていいじゃん、という開き直りの下、テッテーテキに製作者の趣味を詰め込みまくった30分。舞台は前アニメ化の架空の街とは違い、二子玉川。双子だから二子玉川。なんか怪しいRIで出来てそうな双子岩とかそういう設定もなく、意味なく双子と開き直ってひたすら勢いだけの脳みそユルユルアクションの連続。頭悪すぎてすばらしい。いまどきのTVアニメでメキシカン・スタンドオフ *1 が見られるとは思いませんでしたよ。
 のっけから小学生が銃ぶっ放したりとかPRG撃ったりとか粘液浴びたりとか狙いすぎな気もするけど、ここまで徹底的に頭悪くしてれば文句はないでしょう。細かく何気にグロだし。ハンド・グレネードはあんな爆発しないとかRPGのバックブラストがないとか重箱の隅つつきは出来ますが、オタク受けするアニメ的動きの気持ちよさを優先させた確信的嘘だと思う。多分。
 メインヒロイン(?)が白鐘姉妹というのは原作側の注文なのか制作側の決定なのかはわからないが、双子たちの中で最もはっきり性格の差があるキャラクターなので意図的にせよ結果的にせよ正解。
 開き直って原作を滅多切りに料理するというスタンスは「こいこい7」に似てるかもしれないが、センスと技量と人材と思い切りの違いがはっきり出すぎてしまって比較対照にすらならない。
 第一話のクォリティが高すぎるので息切れが激しくならないかだけが不安だが、制作の UFOテーブル の過去作品を見てみるとかなり高品質を維持しているものが多いので、杞憂かもしれない。なにより、東海圏での放映が他局よりももっとも早い、というだけでうれしい。現時点の春新番組で一番ツボにはまった。確実に視聴継続。
*1: 二人以上がお互い銃を突きつけあって膠着状態に陥るシチュエーション。薬莢多めの頭悪い映画でよくあるアレ。

[アニメ] ゲッターとアクエリオン

 まずはゲッターロボについて。
 「ゲッターロボはシチュエーションによって三つの形態を使い分けるという理由があるからコンバトラーVよりも合体変形が合理的だ」と言われたことがあります。でも「それだったら最初から三体準備してた方が早くない?」と突っ込みしたら渋い顔されましたが *2
 最後のツッコミは実はわりとどうでもいい話なんですが、ゲッターロボの三態というのは明らかにゲッターチームの各キャラの引き写しで、それぞれの形態がシルエットからまったく違うのは、そういったキャラクター的なものの延長線上でデザインされているからだろう。
 それでは、同じ三機のメカの合体の組み合わせによる変形である必然性は? と言われると実は困ってしまう。ゲッターロボ號の「特殊な鋼材が云々」というのもあくまで「合理的(そう)な理由付け」に過ぎず、そういう設定にした本質的な理由ではない。
 ゲッターの特徴でもある「あからさまに無茶な合体変形システム」はこのまったく異なったシルエット(しかもプリミティブな)への変形を、同じ部品から構成しようというところに端を発しているので *3 、この部分が何故か、というのが鍵を握っていると思う。
 とか言いつつ実は決定的理由というのが思いつかないのだけど、一つには日本の子供(ならびにおっきいお友達)は「変形合体が大好きだ」(ひょっとしたら海外でもそうかもしれないが)というのはあると思う。これは無視できない大きな要因だろう。そして別の理由としては、キャラクター的にチームものの欠点の克服というのがあると思える。
 チームものというのは実は全員が満遍なく活躍するというのは難しい。リーダーがどうしても目立つ|目立たせねばならないし、また複数のロボが出てきても主役ロボは一体に決まっている。自然、リーダーや主役ロボを立てる方向に行ってしまう。ゲッターの場合もゲッター1(とかゲッタードラゴン)とか流竜馬とか、主役ロボと主人公は存在しているのだけども、状況によって頭になってチームを引っ張っていく人間が変わっていく(しかもその間他のキャラがメインにでしゃばろうにもでしゃばれない)仕組みを作り上げてしまった。システム上、シチュエーションさえまんべんなく振ってやれば自然とそれぞれメインとして各キャラを立たせられるようになっている。これは正直、設定の設計としてはものすごいと思う。
 逆に、そのためにも各ゲッターは各パイロットの引き写しでなくてはならない。そのデザイン上の必要性とのギャップの上に、あの無茶な変形が生まれたのだろう。
 それで、 アクエリオン
 今更天使かよ、とかそういうことの前に気になったのは、実は合体変形の位置づけ。発掘されたロボってことで三態に合体変形というのは「だって掘り出したらそうだったんだモン。しかたないジャン」ってことで別にいいのだけど、問題は製作者が何故三態合体変形を用いたかったか、という部分だ。
 デザインから見ると、シルエット的には男性型と女性型の差異など、若干の違いはあるけど、大幅なシルエットの差異はない(ひょっとしたら羽に当たる部分などを活用するのかもしれないけど、これは以後を見てみないとなんとも)。そもそもパイロットが定まってないので、キャラクターの引き写しではない。三つの形態を使い分ける、顕著に分かりやすい理由もない。ゲッターの設計の本質的な部分を見ないで、ただ合体変形メカを作ってみたいということとパイロット選別話にすれば多くのキャラが出せるから、という、最近のキャラ先行の流れの中で採用しただけのようにも今のところ見える。
 「(あまり無理をせず)きちんと変形できるデザイン」というのも、実はそれほど重要ではない。そういうのを求める傾向があるというのは確かなのだけど、玩具の宣伝番組ではないので、玩具のデザインといった物理的な理由というよりやはりそうしたいという欲求の問題だろう。あのデザインが悪いというわけではないけど、ゲッターのようには形からはデザインの理由がよくわからないのだ。
 ゲッターを真似、というと言葉が悪いのでリスペクトとでも言うが、そうしたいのか、あるいはまったく違う事をやりたいのか。見ていてあまり期待が抱けない理由は主にはそこだったりする。
 ちなみに合体が冗長に感じるのは「変形できるデザイン」にしてしまったので、「きちんと変形しますよ」というところを視聴者に示したいからだと思える。「(玩具的)合体変形欲求」に特化した演出とでも言うのでしょうか?
#玩具が出ないのに意味があるのかとも思えるけども。
 しかし、選考の過程で是非一人くらい発狂したり廃人になったりして欲しいよなぁ。個人的には。
*2: まったく余談だけどもTVアニメ版ゲッターロボ號では製作者もそのことが気になったのか、ゲッターを作るための特殊な鋼材が少なく三体は作れなかったので、合体変形システムにすることでそれをカバーした、ということになっている。
*3: ちなみに合体変形のデザインに悩んでいた石川賢氏に、永井豪氏があのダイナミックな変形をアドバイスしたことが石川氏のゲッター制作秘話マンガにて示されている。なにが大事か、すごくよくわかってたんだなぁ。


2005年04月08日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 安いんだけども……

  極上生徒会 #1。比喩にマリ見てを出されてる事が多いみたいだけど、元々女子校の生徒会や執行部や特殊ソサエティものってのは元々少女漫画に多いのでどちらかと言えばその流れ。全体的に作りが無茶苦茶安いのだけど、その安さに沿った作り方をしてるので悪くない。癖があまりないとも言えるけど田村ゆかりのあまり上手くない腹話術での漫才と、偽増田ジゴローがそのへんをカバー。安い作りは安い作りなりに作り方がある、って感じか。第一話は不幸少女がとんとん拍子に生徒会入り、という話だけども、結構嫌味がないのは好印象。様子見。
 ところで関東方面の友人に「フタコイ オルタナ見ろ!」と言ったら、冒頭部分見た時点で「コメントしづらい番組だな」と言われてしまった……確かにあの幼女の戦闘シーンはつらい部分があるんですが、それさえ乗り越えればだんだん脳から変な汁が出てきて気持ちよくなるのだけどなぁ……(それとビデオ見返したら「二子玉川」ではなく一応「二子 川」でした。二子玉川なんだろうけど)

[その他] なんなんだか

 ここ数日の朝日と産経の社説でのやりとりが。
  朝日4/6社説「「つくる会」 こんな教科書でいいのか」
  産経4/7社説「【主張】教科書問題 驚かされた朝日新聞社説」
  朝日4/8社説「産経社説 こちらこそ驚いた」
 正直、どっちも大人気ないなぁとは思うのですが、朝日の方がより必死かなと。朝日史観丸出しだし。
 戦後というものは云々と話をするのも疲れるので簡単な事実から指摘すれば、教科書問題で記述について大きな声で文句を言い続けているのは「アジアの国々」の中でも中国と朝鮮半島の国だけ。つまり、朝日のやってる事はその両国の代弁でしかない。その他欧米諸国の植民地政策やアヘン戦争とかに目をつぶってるとか色々。まあ、「国家に真の友人はいない」なのでろくでもなくって当たり前なんだけど、朝日は本当に中国が好きだなぁ、って感じか。
  「文科省は削除する立場にない」竹島の記述で中山文科相朝日 )ってあるけども、至極当然の話でそれやったら言論弾圧だっちゅーねん、というのがイマイチわかってるのかわかってないのか。「思いやり」とか「良心」とかの言葉で、言論弾圧の意識なく弾圧するのなら性質が悪い事この上ない。
 これ関連でもう一つ気になる事があって、朝日では 日韓外相、「竹島」記述で応酬 6月首脳会談は一致 という記事で教科書での竹島の記述で激しいやりとりがあったことを強調しているが、 産経社説だと 「ところで今回、韓国政府は日本の中学教科書の検定結果に対し、これまでとは違って比較的冷静な反応を示した」 とあり、どっちやねん、という感じではある。衝突はあるものの過去より比較的穏やかなのか、それとも激化してるのか。
 いずれにしても 米「韓半島配備の戦争予備弾廃棄する」( 朝鮮日報 )ってなニュースもあって米中関係の狭間で韓国はますます微妙な立場になってる気もする中で、この態度は不味いんじゃないかなぁ。って、不味いとわかってても反米反日を切り札にしてきた以上、簡単に方向転換できないのだろうけど。
 ちなみにマンパワーってのは官憲のマンパワーっす。


2005年04月11日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 掃除で死んでました

 土日に二日がかりで部屋の掃除、片づけをしてたのですが、正直死んでます……背中は痛いは、終わりは見えないは……根本的にものが多すぎるので処分しなければならないのだけど、処分の選別のためのスペースも空けないといけない。移動のしやすさのために整理ボックスとかも多用しないといけない。一応徐々に片付いてきてはいるのだけども、いつになったら終わるのかなぁ……

 過日の人権擁護法案についての話ですが、問題なし、というわけでも通過してしまってもへっちゃら、と言っているわけでもありません。ただ、毛が引っこ抜かれた(程度の比喩としては必ずしも適切ではないけど)くらいで手足がもげたみたいな騒ぎ方をしてる人もいるのがなんだかなぁ、ってだけです。あまり具体的には言いたくないのですが、迷惑行為まがいの事も推奨する人とかですね。悪用しようと思えばできる(そうすることの出来る勢力も実在する)のは確かだけども、巷全般を弾圧できるような類のものでもない、ってだけです。で、その上で反対ってことです。

[アニメ][マンガ] ふたごとかゾイドとかその他

  ふしぎの星の☆ふたご姫 。#1見逃したので、#2からだけども、佐藤順一監督らしく非常に手堅い作り。この手のジャンルだと佐藤作品の安定感は他の追随を許さない観すらある。それはそうと主役を分散させるってのは最近の流行なんだろうか? まあそれはどうでもいいんだけど。しかし主役の姫の一人(メインの方)の名前、「ファイン姫」でなく「パイン姫」と聞こえる……

  ゾイドジェネシス #1。ゾイドシリーズの最新作。インチキ南洋っぽいエキゾチックさとかを背景に主人公がゾイドに乗り込むまでを追っている。世界観、ゾイドの位置づけが見ていて自然とわかるようになっていて好印象。でっかい刀が空飛ぶのはどうかと思いましたが、ハッタリ優先という事で。それにしてもヒロイン(つっても子供だけど)がこやまきみこ氏とは、氏も出世したものだ、と思ったけど、よく考えたら「陸上防衛隊まおちゃん」とかってので主役やってたはずなんだよな、確か(見てないから知らないけど)。

 OURSが来月から平綴じ化ということで気になって、 日本雑誌協会 でOURSの発行部数を調べてみる。と、去年は一号当たりおよそ9万5千部。実売はさすがに良くわからないのだけど、この手の雑誌では売れている方? しかし「コミック乱」の方が二倍以上発行部数が多いとは意外だった。コンビニ流通の強みだろうか? 部数から見ればOURSも平綴じ化でつぶれる、ってことはなさそうな気はするけど、こればっかりはなってみないとなぁ……ただでも新人さんを育てるのがあまり上手くないし。
 それはそうと、コミックドラゴンが少年誌に入っていて良いんだろうか……?


2005年04月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国反日デモ云々

 この件については中国への反感を煽るつもりも中国の言動を肯定するつもりもないのでそゆことで。
 各社社説。
  朝日 中国政府 なぜ暴力を止めないのか(4/11)
  朝日 八方ふさがりの日本外交 小泉首相の責任は重い(4/12)
  読売 [中国デモ騒動]「『反日』だけは黙認するのか」(4/11)
  毎日 中国デモ暴徒化 チャイナ・リスクの芽を摘め(4/11)
  日経 中国の反日行動に自制を求める(4/10)
  産経 【主張】反日デモ暴走 中国は再発防止に全力を(4/10)
  産経 【主張】反日暴力デモ拡大 中国政府の責任は明白だ(4/12)
  中日 再発の防止に全力を(4/11)

 最初は朝日でさえもさすがに苦言を呈していたが、その後「小泉が悪い!」と小泉外交政策の糾弾(それも二段ブチヌキで)に走るのはやっぱり朝日と言うべきか。「根底には首相の靖国参拝」などとあるが、明らかに今回のトリガーはそれではないので、朝日の必死の話題そらしぶりが顕著でほほえましくすらある。朝日のアジア外交についての見解は徹底的にファンタジーだなぁ。
 それ以外は各社、硬軟態度の違いはあってもデモ参加者及び中国当局の対応への苦言を呈している。場合によっては朝日よりも親中的な記事が載ることもある中日新聞ですらそう。まあそりゃ普通はそうだ。
  セカンドカップはてな店さん によると 相変わらずNY timesで大西記者が怪気炎を吐いているらしい が、前天皇誕生日がみどりの日になったことにあからさまなデマを飛ばしてるあたり、マツケンサンバ人気をゲイ文化と結びつける怪記事を書いただけのことはある。
  BBCは教科書記述が原因だと報道してる けど、まあ、WWII時の日本の記述についてはBBCはいつもこんななのでこんなものでしょう。
 CNNはもう少し色々伝えていて、在中大使が邦人保護を当局に訴えたとかなんとか。このデモが官憲の黙認の下大々的に行われたことは、あまり興味がないのかいずれもそんなに伝えているようには見えない。まあ、日本企業が中国進出に二の足を踏むようになれば自国の競争相手がそれだけ減る、という皮算用もあるのかもしれないけど。
 と、思ったら ワシントンポストのこちらの記事 には警察がデモ隊に非常に協力的だったことを"The Chinese government rarely approves public demonstrations but appeared to make an exception for the throng of mostly college-age protesters who converged in the city's high-tech district and for smaller groups that marched from there to the embassy."と皮肉を込めて(多分)報道し、また、 Times紙のこの社説 では"Japanese opinion is no longer so subservient. Aid to China has ended, and Mr Koizumi, fearful of challenge to his Liberal Democratic Party on the Right, is in no hurry to visit Beijing."と書かれていて、やっぱり中国の内外交戦略として捉えている(そしてそれがもはや上手くいってないと判断している)ようだ。
 デモ自体がわりと発作的なものであるように見えることと、日本製品の不買運動と言いつつなんとなく「その場で言ってみただけ」感がただようところから、やはり中国内部における各種不安を、唯一認められた反日デモという形で発散していると見るのが妥当に思える。それはただそれだけのことなのだけども、中国政府側の対応がむしろ事の中心になるだろう。中国政府は取り敢えず本格的に日本に態度を硬化されたり悪いイメージが海外に流布するのも困るけど、力押しでこういった活動を禁止することも反動が怖くてできないってところか。
 仕掛けた勢力には別の思惑があるかもしれないけども、日本側は戸惑いながらも「こちらが悪かったです。すいません」ということにはなってないので、中国側に有利なカードとは思えない。その上国としての必要な対応をせずに(国内外への見得のため)ふんぞり返ってるものだから、これってやっぱまずいんじゃないかなぁ、と思う。中国は覇権主義でけしからんとかそういうことではなく、以後も同じような問題が起きるたびに同じ対応を繰り返すことになり、これまでは中国が外交カードとして使いつつ日本が一方的に折れる形だったのがそうではなくなったので落としどころがなくなってしまってる。過剰にヒステリックに反応することもないけど、笑って「気にするな」で済まされることでもない。まあ、日本が一方的に折れる必要はまったくないとは思いますが。
 やはりこれって過去になにがあったかという問題ではなく、今の思惑でがんじがらめになってる、どうしようもなく今の問題なんだよなぁ。


2005年04月13日(水) 旧暦 [n年日記]

[メモ] Tab Mix

 いままで Firefox のTab拡張として tabbrowser extensions を使用していて、多機能なのはいいのだけどもその分いろいろトラブルが起こってた。まあ、それでも便利だし使っていたのだけど、現行バージョンでポップアップ周りがおかしくなってしまったので、同サイトでも勧められている Tab Mix を入れてみる。
 機能はTBEと比べると限定されているけど、まあ安定してるみたいだし軽いし、これでも十分そうである。 裸電球さん のところで日本語化もされてるみたいだけども、何故かファイルが見えない。まあ、英語版でも困らないのだけど、うむむむ。
P.S.もしや、と思いファイアウォールソフトの設定を変え、refererを送るようにしたらダウンロードできました。直リン避けにHTTP_REFERERを見てるみたい。


2005年04月14日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] かりそめ話

 ゆうべ冗談で友人に中国分裂ネタで「五つ六つくらいにわけてCU(Chinese Union)とか作ったら?」と言ったわけですが、もちろん冗談です。ハイ。そんなもの言ってる本人が信じてません。
 分割のし方について「魏、呉、蜀」というわりとありがちなアイデアから、「北京、広東、四川、台湾」と食い物分割なんて愉快なものまで出てきたり。でも実際はどうなるかさっぱりわからんのだよなぁ。sigh。

 昨日飲みで午前様。そいでもって今日健康診断。一般の病院で行ったので外来の合間で非常に時間を食う。おまけに飲みの良いんで疲れ果てる。全然健康的じゃない健康診断。トホホ。

[アニメ] 主にフタコイ オルタナ第二話

  フタコイ オルタナティブ #2。ぐりぐりうごいて頭悪いアクションを披露しまくった第一話と違い、今回は止め絵中心。やっぱり頭は悪いんだけども。でも動かし方のツボは非常に心得ている。一歩間違うと笑いを誘うほどの動かなさなのだけど、きちんと楽しめるようにしてある。センスがいい。ちょっと80年代アニメ風味?
 手抜きというより、ペース配分がきちんと出来てるということだろう。今後も期待できそう。

  エマ 第二話。やっぱり原作通り。手堅いしスタッフも確実に作ってるのだけど、原作通りにやってしまうと、多分1クールの短期シリーズでどこを落としどころにするのかが……

  アクエリオン #2。なんかいろいろまざってます。けど、混ざってるののうちのどれを焦点にしたいのか不鮮明。絵は綺麗なんだけどねぇ。

 関係ないが、「響鬼」でヒビキが「お兄さん」と呼んできた子供に「おじさんでいいんだよぉ」と言っていたが、なんとなくいやらしい感じに響く。


2005年04月15日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] そりゃそうだ。

  小学校侵入男、職員室で怒鳴る−現行犯逮捕サンスポ )。「 東大阪市教育委員会によると、学校の正門は閉まっていた。男は職員室に現れ、「子供が遊んでいるのに何やってるんや。危害を加えようと思えばできるんや」と怒鳴った。校長らが応対している間に通報したという。」そりゃ通報されるだろう……

  田中真紀子議員:小泉首相を厳しく批判 初出演のラジオで毎日 )。「 「あの方の資質が非常によく表れている。よほど頭が悪いのか。冷酷でわがままで、あまのじゃく」と人格にまで踏み込み、「中国と仲良くできないようではだめ。相手の立場に立って考えるべきだ」と“忠告”まで飛び出した。」。真紀子さんがアメリカと仲良く出ていないのも真紀子さんの資質と頭の程度が非常によく出てると思いますです。はい。思いやり外交? ナニソレ?

 友人に教えてもらったのだけど、 中国在住の方による報告 (4/14)によると、デモに関して公安(警察)から一般市民の携帯へショートメールが送られてるそうな。文面を見ると対応に四苦八苦する政府の内心が見えるようで面白い。不満逸らしに反日デモを利用してきたけども、今度は加熱しすぎて消すに消せずに中途半端に。
  香港ではテレビで今回のデモが中国のイメージ失墜を狙った日本の陰謀なんて放送もされてるみたい で、傍から無責任に見ている限りでは思わずゲラゲラ。でも実際に 米政府、反日デモで中国にいる米国人に注意呼びかけY!hl )と日本以外にも北京の安全を注意する向きも出てる。
 それにしても 「中国はどの国も侵略したことはないし、日本の軍事費は中国の1.62倍に上る」日経 )ってのはどういうジョークなんでしょう?

 今日から新声優によるドラえもんが始まったみたいだけど、新しずか役のかかずゆみは、(別に本人の責任ではないが)「かかずゆみがヒロインのSFアニメはB級」とか一部で言われていたような。つまり、新ドラもB級……?


2005年04月16日() 旧暦 [n年日記]

[その他] マウスユーティリティ

 Firefoxなどを使っていて、何故か中ボタン(ホイール)クリックが効かない。あれこれ調べると、どうも原因はマウスのメーカーが配布しているマウスユーティリティらしい。MSのIntelliPointのみを使うようにすると普通に使えた。但し、そうすると一部のツールでホイールが効かなくなるものもある。あちらを立てればこちらが立たずか。

 朝起きたらBSアンテナの向きが歪んでいて画面が酷かったので、調整していた。そしたら調整のためにつけっぱなしにしている最中に本仮屋ユイカ(「スウィングガールズ」の関口)主演の「ファイト!」をやってた。本仮屋ユイカ主演とか西原理恵子題字とかも驚いたが、それより本仮屋ユイカの両親役を緒形直人と酒井法子がやってることに無茶苦茶驚く。緒形直人と渡辺徹がほぼ同年代ってのもちと無理がある気がしたけど、緒形直人がわりと良い役者になってのが結構驚いた。「予備校ブギ」で記憶が止まってたからなぁ。

  上海で初の反日デモ 禁止通達無視、杭州も共同 )。見事に暴徒化してますなぁ。日本にも迷惑なことには違いないけどそれ以前に中国が自分の首を締めてるようにしか見えないのだけど。それに対し小泉首相は 「暴徒化しないように整然と(やらないといけない)。これは決して悪いことではない」と表明日経 )。自由な日本、歪んだ中国のイメージを押し出すことに成功してる。つくづくこういうのが上手い人だ。

 近所に屋台のラーメン屋が出来てたのでそこで晩飯。スープがかなり美味かったけど、量がそんなにあるわけではないので値段で言ってしまうとまあ普通、という感じに。でもスープはあっさりめでコクのある、結構良いスープでした。

[アニメ] フタオル#2の追加とか

  フタコイ オルタナティブ #2、世間様での評価と自分の評価がなんとなく温度差がある気がしないでもないですが、個人的にはひょっとすると#1より評価は高いかも。動かすところと動かさないところのメリハリだとか、リズム感のセンスがいいんですな。特に沙羅の「……参ります!」から始まる一連のシーンの音感は、単にノリで押し切ってるというのでもなく、アニメという集団作業で一体どうやったらここまで感覚の統一が取れるのかと無茶苦茶感心しましたよ。無論双子が可愛く描けてたってのは言うまでもないけども。

  学園アリス は最終回まであと四回ということで最終回へ向けての展開へ。多分、オリジナル? サーカス=人攫いって都市伝説は現代でもわりと普遍的なんだろうか? ってのは置いて、結局回りまわって最初に戻ってる印象が。「アリスに頼りきりに対する蜜柑の疑問」「アリス学園への不信感」「蜜柑の母親の秘密」。反学園組織に流架が取り込まれたり、スミレと蜜柑の距離が最初と変化を見せてたり、同じ繰り返しでないところで、総決算と行くのだろうか? まずはお手並み拝見。


2005年04月17日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] エウレカセブンとか

 新番組 交響詩篇エウレカセブン #1。70〜80年代のアメリカ文化とかの影響を強く感じる各種設定。独特の混沌感を見せる世界美術。大気中を流れる「リフ」に乗るリフボードでのレイヴ感に乗せて描かれるのは、いかにも少年らしい小さな閉塞感と漠然としたあこがれ。主人公のレントン少年は現状への苛立ちは感じているけど鬱屈してるわけではなく、明るくおバカだけども無謀に恐れ知らずでも現実の壁を感じてないわけでもない。なんかいかにも等身大な腕白坊主の少年らしさに、まだ全体像がまったく見えない中で、非常に好感が持てる。
 アニメーションのクォリティも高く、サーフボードのようなリフボードの躍動、登場人物の激しく変わる表情など、アクションも細かい書き込みも気持ちいいくらい気持ちいい。OP・EDを含め、全体を通して清々しい印象。なんだか感覚がずれてるヒロインの少女エウレカを始め、ゲッコー・ステートの面々も一筋縄で行かないようで、今後の露出が期待できる。
 ところでエウレカセブンの「セブン」って何だろう?

  マジレンジャー は蒔人兄貴の恋愛話。恋愛話は魁に続いて二度目だけど、今度は相手はお高く止まった性根の曲がった女。でもひたすら暑苦しいくらいに熱い蒔人は猛烈アタック。でも相手にされない。(笑) あの猛烈兄貴ぶりは一家の長ということで気負ってるのかと思ったら、元からこういう性格だったのね。
 面白がってた他の兄弟たちも、相手の女の仕打ちに怒って殴りこもうとするのだけど、一家の縁の下の力持ち、麗が率先して「ぶん殴る!」と暴走するのは大笑い。一番家族想いってことだろうか。結局、冥獣から身体を張って彼女を守ったことからラブラブに。やってらんないや、こりゃ。(^^;

  響鬼 は……一応先週からの続きか。シリーズの意図を考えるとそれなりに重要な回なのだろうけど、とりあえず疲れたので特にコメントは無しということで。全般的に「良い子の話」すぎて、引っ掛かりがなさすぎるんだよなぁ。とりあえず、スタッフは水木しげるに断りぐらいは入れたんだろうか、というくらい。(どう考えても一反木綿や塗り壁なんかは水木しげるのがモチーフだよな)


2005年04月18日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国反日デモ関連

 ワタクシにしては中国の反日デモにあからさまに憤慨したりニュースを集めてまとめたりとかしてないんですが、別に日本に責任があるとか中国人は悪くないとかそういうことじゃなく、対応として「どうすればいいんですかいの」ってな感じなのです。別にワタクシが対応を決定するワケじゃないんで、関係ないって言えば関係ないんですが。
 中国の態度が問題だ、ってな感じの所感が多く、それには同意。ただ、反日デモを仕掛けたのは反胡錦濤派だという分析もあり、中国の現状にはもっぱら不利益にしか働かないように思えるデモを見ると、もっともらしいかなと思える。
 本格的に反日教育が始まったのは江沢民政権からだけども、それ以前から中国共産党内では日本に対しどういう対応をとるかが、指導者としてのポイントになってきた背景がある。現時点では日本資本の投資の足を鈍らせ(場合によっては諸外国も)、日本の謝罪というこの上ない落としどころも見込めない。国際的イメージも低下する。それでも国内の不満を反日で逸らしている状況なので、それを無理に押さえつけて本格的に反政府の活動が起こる事と対日に弱気になっていると党内の反勢力から攻撃される事の両方を恐れ、弾力的な外交に出られない、という事情もあると推察される。中国内の反胡錦濤勢力の分布図とかはまったく知らないのでこれ以上はさらに当て推量になってしまうが、このまま反勢力が胡錦濤の対日政策を攻撃するならばさらに過激な対日、というより反日政策を押し出してくるんじゃないか、という懸念があって、現状はなんだかやっかいだな、としか言いようがない。胡錦濤としては「ちょっとでいいから謝って譲歩してくれよ」ってな泣き言も言いたい気分なのかもしれないが、いずれにしてもそれだって姑息な対応に過ぎず、抜本的な対応を取らないと結局は同じことになる。で、抜本的な対応って? と言われても勉強不足でさっぱりわからない。
 救いとしては、日本国内では感情的な中国への反感というよりは「困ったものだなぁ」的な雰囲気がわりと強い事か。当面は常識的な対応をするしかないんじゃないかなぁ。
 とか言いつつ、 BBCの" China Japan tension: Your views" を見入ってしまったり。中国国内からの投稿が多いのはなんだかなぁ、と苦笑(反政府的なことはチェックされてるんだから書けなくて当然だろうに)。韓国を除いたそれ以外の国は、反応は色々。日本でも「日本は反省しる!」って人がいるし。ただ、概して日本滞在中あるいは滞在経験がある人は、中国のクレームに対して批判的な意見が多い。やっぱマスコミによる宣伝と実際に触れてみて感じる実感はかなり差があるらしい。


2005年04月19日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国反日デモ関連追加

 昨日提示した China Japan tension: Your views で、名古屋在住のBobさんと言う方が "I'm sure the Chinese government is trying to distract our attention from the Dalai Lama's action."(中国政府はダライ・ラマ活動から我々の注意を逸らそうとしているに違いないの)という指摘をしていて、なるほどなぁ、と思った。後ろ暗いところを隠すにはとりあえず他人を責めろ、というわけか。タイミング的にはその他日本の国連常任理事追加枠選出への反対だとか(何故ここまで強固に反対するのかがよくわからない。日本が固執する理由もわからないが)も重なっていて、一つの行動で複数の目的を達成するという、いかにも中国らしい考え方に思える。
 が、そうするとデモを煽ったのは誰? ということと、どの程度までが意図的だったのか、というのがさっぱりわからない。煽ったのは複数でそれぞれ思惑が違ってるって可能性もある。
 もっとも胡錦濤にしたってそんなに信用してるわけではなく、チベットでの虐殺を指示したのは彼なのでそういうことをできる人間だという程度には認識してる(関係ないが、「超人ロック 冬の虹」に出てくる湖局長ってのは、多分胡錦濤がモデルなんだろうなぁ)。ってことはチベット問題が騒がれたらもろ胡錦濤は困るわけか。胡錦濤がGOサインを出して現場が暴走(あるいは誰かが暴走するように仕組んだ)ってことだろうか。
 世界のニュースを見てみると日本を支持しているものは冷静で理にかなった対応を評価してるようなので、日本はあまり感情的にならず、原則論を崩さずにそのポイントだけを徹底的に繰り返すのがいいんじゃないかと思う。中国以外には日本がフェアで民主的だってことをアピールしつつ、ね。どうせ日本の外交は弱々なんだし。
 ところで上記の読者の意見の中で"The pot is calling the kettle black"だとか"The pot can't call the kettle black"ってフレーズが目立ったので調べると、「ナベがヤカンを黒いと言う」、つまり五十歩百歩とか目くそ鼻くそというニュアンスらしい(どちらも真っ黒じゃん、ってこと)。チャットではPKBという略語もあるらしい。60年前の黒さと現在進行形の真っ黒クロスケさんを比較されるのも困ってしまうが、すでにこの手の不毛な争いにはうんざりしている向きも確かにある。
 一方で非チャイニーズにも(多分)「日本は反省していない」とか「南京で25万人以上殺した」とか大真面目に言ってる意見もあって(入城時20万人の都市で、入城後一ヶ月で25万人に人口が増え、それでその間に25万人以上殺したって、どういう計算してるんだろう?)、「第二次世界大戦時の日本を徹底的に悪者にしたい」という部分もあるにせよ、宣伝活動って大事だな、と思ったりなんだり。

  フジ、ライブドアが提携合意 2カ月の買収攻防に幕朝日 )。多分堀江社長も幾つかのシナリオを用意して挑んで、結果、利益を得たことはたいしたものだと思うけど、一体なにをしたいのかが結局わからない。本当に終わってみれば一体何なんだったんだ、という感じ。あからさまな作り笑顔が、まあなんと言うか……

 そういえば、朝日新聞は NHKに対し法的措置を検討とかなんとか言ってました が、あれ、どうなったんでしょう? 朝日的にはフェードアウトさせて事実を曖昧にしたままにしておこうってことなんでしょうか。本当に竜頭蛇尾な。世の朝日大好きさんは未だに「NHKは説明責任を果たしてない」と思ってるようですが、責任を果たしてないのは明らかに朝日新聞側ですわな。これもしょーもなし。
 さて、退屈な所感にお付き合いいただきありがとうございました。この後は何事もなかったかのようにロクでもないオタク話をどうぞ。↓

[マンガ][アニメ] STEEL BALL RUN本格再開

  ウルトラジャンプ 誌上でSBR今月より本格再開。って、のっけからシュトロハイムですか〜〜!? ちゃんとサイボーグだし。この時点ではかなりのオーバーテクノロジー(って第二次世界大戦時でもそうだって)。でも、登場に興奮したのも束の間……
 この連載再開から本格的に「ジョジョの奇妙な冒険 PART7」を冠することになった。PART6「ストーン・オーシャン」のラストで一巡した世界だってのは作者の荒木氏がインタビューとかで言ってたんだけど、編集部の方針で敢えて明記してなかったとか。雑誌がマニアックになったからOKってことかな?
 で、SBRレースに隠れてた別の目的が徐々に明らかに……って、絶対後付だろ! 多分ジャイロの目的とかで少なくともステージ2の最後くらいまで引っ張るつもりが、惜しみなく投入しちゃったものだから……でも、やっぱハッタリの利かせ方はサイコー。
 米国大統領とかも出てるけど、当時の大統領は第22代 グロバー・クリーブランド か第33代 ベンジャミン・ハリソン …… らしい 。でもどっちも顔が違うぞ? そこすらも現実の歴史と違っているってことだろうか?
 オペラの雑談は大笑い。意味がないけど、いかにもありそう。

  こいこい7 #2。見事に脱落。さすがについていけません……

  極上生徒会 #2。罪がない作りなんだけど、その罪のなさが罪作りな事もある。具体的にはいじめの対処の方法なんですが。言っても詮無いしいかなる意味もないのはわかってるんですが、あれは対処方法としては現実には最悪。あと数回様子見し、やはり個人的に合わないようなら切ろう……

 ネガティブに締めてしまった……反省。


2005年04月21日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 洗濯機買い替え

 しばらく前から洗濯機の脱水槽が壊れていて、元々十年選手の洗濯機でパワー不足だったこともあり、結局 こちら に買い換え。全自動は楽でいいっす。
 で、その前に古い洗濯機をどうにかしないとということで粗大ゴミかいな? と問い合わせたら「洗濯機は家電リサイクル法でリサイクル回収が指定されてますので……」とあっさり。で、リサイクルセンターに問い合わせると、ウチの辺りの回収予定日は来月中旬。それも回収時に立ち会わねばならない。さらに回収費用が高い。結局買い換えた電気屋さんに引き取ってもらうのが一番安上がりで便利なことが判明。
 必要なことだとはわかっていても、やはりもうちょっと利便性が高ければ、とは思ってしまう。

 それにしても洗濯機が壊れている間近所にコインランドリーがなくって難儀してたんですが、改めてあちこち行ってみると結構できてました。洗濯機を買った電気屋のまん前にいつの間にか出来ていたのは絶句しましたが。
 「しゃぼん」というコインランドリーのチェーンが多いんですが、調べてみるとその業務を行っているモントバスジャパンってのは名古屋の会社らしい。でも、ホームページとかは一切見当たらない……どんな会社なんだろう? 謎だ。

[その他] 訃報 ロック岩崎氏

  但馬空港で軽飛行機墜落 パイロットの男性死亡産経 )。幾つか新聞社記事を回ってみたんですが、「ロック岩崎」の名を出していたのは全国紙で産経だけだったのでそちらを貼らせて頂きました。なんだろう。なにか吐き出したい気持ちがあるのに、言葉と一緒に喉の奥に詰まって出てこない、そんな感じ。今はこれ以上なにも言えない。


2005年04月22日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 昨日の訂正

 「コインランドリー しゃぼん」の会社は「モントバスジャパン」ではなく「 モントバスクジャパン 」だそうです……どうもすいませんでした。

[アニメ] 温度差

  フタコイ オルタナティブ #3を見て、80年代辺りのカルトっぽい映画みたいな作りに大喜び……したのだけど一抹の不安を感じてあちこちの感想を見ると案の定、というか予想よりやや「わけわからん」って感じの感想が多かった。良い悪いは別として、見る側の見方や嗜好は、やはり変わってきているのだなぁ、と言うのか。
 ただ、しょうもないオタクの戯言であることは承知で漏らしてしまうと、「読解する」ということの娯楽性がだんだん受け入れられなくなってきていることでもある気がし、残念ではある。
 まあ、「考えるな! 感じろ!」でもいいのだけど、昨今は読解することがある程度以上必要なものは拒否される、みたいな傾向もある気が。
 まったく意味が無いことなのだけど、そういう意味のなさってとても不毛だけどとても楽しいと思うのだけどなぁ。

[その他] 疲労困憊コンパイル

 諸事情から Fedora Core 3 のインストールとソフトウェアのインストールをする。が、不慣れなせいもあってソフトウェアの方が上手くインストールできない。で、いろいろごちゃごちゃやってたんですが……色々疲れました。ええ、色々。
 でも、勉強にもなってるから、まあいいか。


2005年04月24日() 旧暦 [n年日記]

[その他] あちこち痛い

 土日とお誘いで木登りに再び朝鮮。大変楽しかったんですが、早々と筋肉痛……いてててて。
 土曜夜にみんなでPRIDEを見ていて、桜庭選手と韓国の選手の試合に大受け。インタビューから入場シーンから試合結果まで、全員でゲラゲラ笑いながら「桜庭神!」を連呼。久々にテレビで腹がよじれるほど大笑いしました。(笑)


2005年04月25日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] やっぱり痛い

 昨日の木登りで、普段使ってない筋肉を使ったんで身体のあちこちが痛いです……特に肋間筋を一ヶ所思い切り痛めてしまい、呼吸をしてても違和感があるし、身体を大きく曲げたりするとイタタタタ。気分は非常にいいのだけど、疲労があちこちに残ってる感じなのは、やはり日頃の鍛錬不足の賜物ですなぁ。

 昼過ぎに新聞社サイトを見て、尼崎でものごっつい事故が起こった事を初めて知る。私が見た時点では死者三十数名だったのが、現時点では五十二名に……これほどの列車事故は国内では過去を見ても稀なんじゃないだろうか。昨日、人と新幹線だけども安全神話の話をしていたばかりなのに……しかし事故原因や現状が未だに掴みにくいところがある……明日になれば情報は整理されてるのだろうか?

[アニメ] エウレカセブン#2

  エウレカセブン #2。主人公のやってることはよくよく考えればゲリラが大量破壊兵器を発動して軍の部隊を返り討ちで大被害を与えてるのに、めっささわやかに青春ものしてて大笑い。人死に、一人や二人じゃ済んでないぞ(笑)。エヴァとの類似を指摘する声も結構あるみたいだけど、ある意味スタンダードであると思いましょう。エヴァが最初でもないし。背景や世界観は見通しが悪いけど、「君が好きだぁ!」から「君じゃないと、ダメみたい」までの流れはなんか話が微妙にかみ合ってなくって楽しい楽しい。しかし「セブンス・ウェル」ってなんだろう? 第七の泉?


2005年04月26日(火) 旧暦 [n年日記]

[映画][マンガ] 「『墨攻』映画化」?

 「?」がついてて曖昧もいいところですが、イマイチ確信が持てないので。映画が作られるのは本当。しかしそれが「墨攻」原作だという確証がない。
 映画の制作発表記事は以下の記事。 『英雄』超える?日中韓合作映画、主演は劉徳華中国情報局 )。「墨子攻略」というタイトルですぐにコミック化もされた酒見賢一作の「墨攻」を連想したのだけど、なんとコミック版「墨攻」の中国語版タイトルは「墨子攻略」という らしい 。日本も共同制作ということもそのことを示唆してるように思える。でも記事には日本の小説もしくはマンガが原作と書かれてないので確信が持てない。ひょっとすると、中国の反日騒ぎに留意した結果ということだろうか……?
 しかしアクション超大作……「墨攻」が原作だとすると、ちょっとイメージが……

  東トルキスタン亡命政府が中国の日本批判を批判 。中国が周辺各国を過去侵略し、現在もし続けていることを知ってる者には、中国の言い分は悪い冗談か戯言にしか聞こえないのだよなぁ。
  TIMAKING さんのところで ぱきすタン の連載も始まった事だし? 「東とるきすタン」でも出してくれないかしらん?

  運転士、異常行動“ゲーム脳”の特徴zakzak )。……このコメントが本当だとすると、森教授は売名目的のロクデナシか、ただの阿呆なおっさんのどちらかだと思う。無論、記事が間違いでそんなことを言ってないという可能性もありますが。

  サイコドクター様 のところで 警察庁が自転車の車道走行禁止の法案を作成中 ?ってな記事があったのだけど、これって本気だろうか? 本気でこれ通ったら、洒落にならなくなると思うのだけどなぁ。
 個人的には、そんな法案通すよりかは違法駐車の取り締まり徹底をした方がいいと思うけど。

[特撮][アニメ] ダウンテンポでスマソ

  響鬼 は、なんだかアマゾンチックなライダー、弾鬼が登場して喜んだけど、なんかただのゲストキャラっぽい……この番組、決してつまらないとは言わないしどちらかと言えば楽しんでるのですが、マックスピークで喜ぶポイントってのがないような。8話くらいまでは序盤だからと思ってたけど、実はずっとこのままっぽい……世界を製作者側が作りこみすぎていて、奇抜な設定の割にはっちゃけられてないような気も。

  ふしぎの星の☆ふたご姫 はどんどん普通に……安定度は確かに高いのだけど、その一方で強烈な印象はあまりなくなっている。う〜ん、難しいものだなぁ。

  ゾイドジェネシス は突出した部分はないけど、逆にそのオーソドックスさが武器に。対極的には世界征服を狙う国があって各地を侵攻してるってのがあるのだけど、最初からそいつらを倒すとかでなく、村を救うため村に必須な機械を直す職人を探しに旅に出る、ってのは、地味だけどなかなか良い。最初にどういう期待を抱かせるか、ってのも大事なのかも。


2005年04月28日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 片腹痛い

 腹痛、ではなく腹筋の筋肉痛。こういうのは腹痛とはいわんよなぁ。こないだから肋間筋は痛めてたのだけど、関連はイマイチ不明。最初は「筋肉痛だなぁ」くらいに思っていたのだけど、だんだん声を出すのもつらくなってきた……腹じゃマッサージもできないし、対策がよくわからない……

 昨夜は藤が丘で飲み。例の反日デモ以降に北京に行かれた方もいて話を聞いたのだけど、日本の外務省はかなり強く抗議していて、中国当局も公式にではないが謝意は表してるらしい。事態の収拾がつかなくなったのはネットとかで反日的な言動を行っている学生を中心とした連中が煽ったためで、当局も予測外であったとか。デモを煽っていたのは一部のアホであったことと、現在その辺の取り締まりが行われたため、実は北京は今別に特には危険ではないそうな。こういった情報ってやはりマスコミは流さないなぁ。まあ、ニュースとしては面白みがないってのはわかるのだけど。
 でもやはり中国には結構なダメージだったようで、自業自得だし、まあいいお灸でしょう。

  靖国参拝自粛の「紳士協定」を否定 中曽根元首相産経 )。本当に紳士協定があったかどうかはともかく、空気は読めてるみたい。そもそも協定があったとして、現在まで縛れる必要ってあるんだろうか? 

[アニメ] フタコイ#4とか

  フタコイ オルタナティブ #4。前三話の異様な振り幅を見てるとうっかりフツーに見えてしまうが、これも十分ハイクォリティ&変だよなぁ。白熊が しろくま 食ってるし。いきなりゴスロリ仮面ってあーた……地域密着型の親分ってあーた……正しいヤクザってあーた……C4を平然と持ち出す桜月姉妹も相当イってるが、第一話で自爆装置を用意して事務所を吹っ飛ばした主人公らに非難する権利はあるんだろうか? 若頭は腹にもろ直撃食らってますが、よく胴体もってかれなかったなぁ。さすがマンガと魔法はなんでもアリ。C4は便利だぞう。固形燃料代わりにも使えるし。でもトカレフとマカロフを見間違える恋太郎はいかんですよ。
 話自体は全体的に罪のない話。最後に怪しい人が出てくるけど。こういう路線もあり、ということなのか、これで今後固まってしまうのか。名古屋市民としては万博ネタは笑っていいのかなんなのか。しかしこのシリーズ、ヒロインの戦闘力がやけに高めに設定されてますな。って、そういや今週はるるららは出てたっけ?

  アクエリオン #4。バカ話。ってか、バカ話しかないな、このアニメも。ギャグが全体的に薄ら寒いのは、ハイクォリティの作画にこのへぼへぼのギャップを楽しめってことなんだろうか? イマイチギャグに徹する事が出来ないあたりに、製作者の(不要な)照れを感じる。今のところの印象は高級(っぽい)食材をこれみよがしなほどふんだんに使った駄菓子、という感じ。一体なにを作りたいのか、誰に向けて作りたいのか。

  エマ は、構成自体は特に言う事なし。スタッフも原作の雰囲気をなるべく壊さず作ろうと、結構大変なのではないかと思える。あの手の「間」が非常に秀逸なマンガは、読者が独自に間を取ってしまうので、アニメ化する時は結構つらい。あと、個人的にはなんというか「空気」が同時代を舞台にした映画と違うのが気になるが、これは予算とか時間とかなんとかで克服できるものとも思えないので、仕方ないのだろう。「ヴィクトリア時代っぽい」ではなく「ヴィクトリア時代」でストレート勝負してるのでどうしてもつらい。製作者が「そういう目で見られる」と覚悟すると同時に、見る側も割り切らねばならないのだろう。