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2011年02月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ゴシック#4

  ゴシック-GOSICK- #4「金色の糸はつかのまを切り裂く」。ミリタリー関連ではトリックにもならないワイヤートラップのトリックというネタが出だしで、「え〜」みたいなあいかわらず反応に困るアレ。一時期のタミヤラインナップを知ってるだけでミリオタでもなんでもない自分が「ワイヤーカッター付の軍用車両」でその存在を知ってるくらい、突っ込みどころ満載のアレなんですが。
 と、思ったら、次には「痴情のもつれっぽいあれこれからその相手に睡眠薬を盛って納骨堂に運び込んでその後に自分が自殺して納骨堂に埋葬された後、相手が目覚めて納骨堂から出ようともがいて息絶える」ってシチュエーションがワケ判らないんですけど。キリスト教って基本土葬ですよね? 納骨堂って、白骨化した遺体(あるいはその一部かも)を、収める場所ですよね? なんかいろいろおかしい。新登場したキャラのキャッチーさより(ショートでツリ目にもかかわらず)、そういう突っ込みどころが気になりすぎて何が何だか。そもそも自殺→埋葬のシークエンスまで絶対に起きない睡眠薬って何? その時点でいろいろおかしい。何が一番おかしいって、それが当然のごとく推理の前提に組み込むヴィクトリカだけど。
 やべ。突っ込んでて逆の意味で楽しくなってきたw


2011年02月02日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 兄好#4とドラクラ#4

  お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! #4「妹が水着に着替えたら」。修輔をそそのかして海水浴に連れ出した奈緒。が、何故かその場には尋乃と晴華、そして彩葉が……「偶然じゃないよね?」と確信しつつ、お互い表面上は友好を装うが、どう見ても修羅場。修輔は煩悩と彩葉の脅しと奈緒への後ろめたさの三つ巴で翻弄されることに。

 水着回。奈緒の企みで修輔と二人きりで海水浴……のはずが、何故か奈緒の友人二人と彩葉と一緒になるはめに。もちろん偶然なわけはなく、ストーキングで海水浴のことを知った彩葉が仕掛けた妨害。つか、一体どんな手段でストーキングしてんのよ!?
 奈緒もようやく彩葉がアルバムの写ってた修輔の幼なじみと気付いたようで、より敵愾心を燃やして妨害に邁進するw 修輔もなんだかんだ言って晴華と尋乃の水着姿にふらふらしたり。でも、彩葉に対しては恐怖を抱きつつも直接接触に対しては煩悩を隠しきれない。で、ゴムボートアタックw
 後半は「しづるちゃん」との妄想と、リアルの奈緒・彩葉バトルなんだけど……妄想のあまりのダメさ加減と、奈緒・彩葉のバトルがあまりに楽しくてw 尋乃が修羅場を楽しんだり怯えたりで、立ち位置が安定しないけど、基本、賑やかしなんで、あまりに楽しみすぎてもいけませんわなぁ。
 次回は二話で顔見せした委員長が本格登場っぽいけど、関わり方が意味不明。今のところ、好意寄せる要素ゼロですよね? つか、ミスターXって?


  ドラゴンクライシス! #4「海辺の少女」。竜司のところに、ホワイトドラゴンの姫・マルガが訪れある依頼を……って、ちょっと待て。ドラゴンって、すごく希少でレア(重複。混乱してます)な存在なんだよな? それがいきなりホイホイ現れる? なんかおかしくないっすか? まあ、基本的には主人公への不自然なくらいのデレフラグの立てまくりの回です。ボウケンジャーの方がまだよっぽど話の筋が通ってた。


2011年02月03日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みつどもえ増量中#4とレベルE#4とこれゾン#4

  みつどもえ増量中 #4「ビューティフル・トラウマー」。プールでの悪ふざけが祟った話から捏造心霊写真、夏祭りと、一応夏縛りの話なのか。先週は運動会とかやってたのに。まあ、永遠の小学生なんで同じイベントが何度も起こるのは仕方ないか。
 しかしまあ、相変わらずどの話も酷いw 即興スライダーで水着のお尻が敗れたチーム杉崎と牝豚もといみつばがそれを隠そうとするのだけど、みつばが溺れてしまい、恥をかくのを承知で杉崎たちはみつばを助ける。けど、その後のみつばの態度……いや、これでこそみつばなんだけど。その他にも杉崎が酷い目に遭ったり佐藤が酷い目に遭ったり、ひとはが酷い目に遭ったり。いや、まあ誰かしら酷い目に遭うのはいつものことか。最後はなんか特別ED。どうでもいいところに力入れるなぁw
 しかし予告……佐藤母子の一人二役ネタはいいとして、ふたばの物まねする草二郎は、ちょっと流石にキモイw


  レベルE #4「FROM the DARKNESS」。林間学校で、何者かが女生徒の死体を廃屋に運び込み、骨も残さず食べ尽くすのを目撃してしまった板倉たち。翌日実際に女生徒が一人行方不明になってると知り、見ていたことがばれて自分たちも殺されるのではないかと恐れる。その時間単独行動をしていた生徒を調べ、犯人を何人かに絞り込むが、関わり合いになり逆に危険になることを恐れ、容疑者には近づかないようにしようと示し合わせる。が、彼らのうちの一人がその翌日から学校に出てこなくなる。パニック寸前の彼らは、少し怪しい知り合いである庵悟から、夢野九四郎という医者を紹介されるが……

 ホラーテイストな食人鬼編。もちろん宇宙人絡みで少し切ない終わりと思いきや、オチは原作通りw
 王子の目的は宇宙人の啓蒙とかより何より、単にクラフトたちへの嫌がらせのような気がする……原作ではこのエピソードには出てこなかった雪隆も登場。原作では他にも出てこないエピソードはあるのだけど、こういう形で少しは出てくるのかな?


  これはゾンビですか? #4「ちょ、俺輝いてる?」。う〜ん、なんかギャグもシリアスも中途半端な。もうちょっと滅茶苦茶なスラップスティックになるのかと思ったのだけど、なんか妙に綺麗な方向に落とし込もうとしてる感じ。はっちゃけ方が足りないのだよなぁ……


2011年02月04日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] フラクタル#3と放浪息子#3

  フラクタル #3「グラニッツの村」。フリュネを探してた三人組がクレインとネッサをさらい、連れ去ったところは彼らの本拠地・グラニッツの村だった。そこで三人組のボスである青年、スンダと会う。スンダは世界を不自然に支配するフラクタルシステムを壊すためにフリュネが必要だと語るが、当然彼女の行く先など知らないクレインはそのまま村に留め置かれる。そこでナノマシンを注入されずフラクタルシステムに組み込まれてない村人の素朴さを見、予想してたテロリストのイメージとの違いにショックを受ける。
 しかし、世界にとって重大な意味を持つ「星祭」の襲撃に同行させられたクレインが見たのは、思いもしない光景だった。

 あれ? なんか面白く感じるんですけど。
 二話まで悪い意味で何も起こらなかったのが、三話目でいろいろ動くのだけど、バイオレントな星祭の襲撃シーンと、ステレオタイプな三人組のうちの一人が退場したりと、今までで見せたステレオタイプな部分を崩して、どこか牧歌的なパターンかと思わせての展開は、かなり上手いと思った。
 そしてネッサそっくりな少女に、最後にしばらく出てこないかと思ったフリュネが登場。
 この路線でこの後も行くなら前話までの低迷を挽回できるかも。


  放浪息子 #3「ロミオとジュリエット」。学園祭の出し物で、修一たちのクラスは男女が役割を入替えた「倒錯劇」をやることに決定する。脚本は生徒からの公募になり、修一も脚本を書くことを決意する。

 前回仲直りしたさおりが、修一とよしののことをどう思ってか、倒錯劇を提案する。が、修一とふたりでお互いのアイデアを合わせた脚本を書くことになり、再び修一への感情がくすぶり出す。さらに修一が劇の役に自分とよしのを重ね合わせ、それを察してさおりがまたよしのへの嫉妬を再燃させたり。
 さらによしのがバスケ部の先輩にブラをつけるように言われたり、修一たちがどんどん男っぽくなってくことを嫌い女装して自分たちの声を録音しようとしてた所を真穂とその彼氏に見つかったり。
 女みたいに/男みたいになりたくないのに、どんどん身体が成長していく様にささやかな抵抗をしようとしつつ、空回りする姿はほほ笑ましくもあり、自分が変わっていく事へのとまどいと喪失感に共感もしたり。
 しかしさおりはその性格直さないと修一に振り向いてもらう以前のような。それとも襲っちゃうのか? 肉食系女子でも不思議はない。


2011年02月05日() 旧暦 [n年日記]

[映画] トンマッコルへようこそ

 朝鮮戦争で仁川上陸作戦が決行され、韓国軍側による北朝鮮への大反撃に出た時代、二国の間の山中に、世間から隔絶されて戦争のことなど知りもしない集落「トンマッコル村」があった。だがある日、戦争とは無縁の村に三組の「お客」がやってくる。ひと組目は墜落した偵察機に乗っていた傷ついた米軍の飛行士、二組目は戦場から逃れてきた二人の韓国軍兵士、三組目は部隊が壊滅し、命からがら山を越えてきた三人の北朝鮮軍兵士。
 村で顔を見るなりいきなり村人たちを挟んで銃を突きつけ合う韓国軍兵士と北朝鮮軍兵士。しかし銃も手榴弾も知らない村人たちはおしっこに行ったり畑の心配をしたりとのほほんとしたもの。そんな緊迫感のない雰囲気の中で一昼夜にらみ合っていた二組だが、ちょっと頭の足りない村娘が何かもわからず手榴弾のピンを抜いてしまった上、疲労から取り落としてしまう。
 かろうじて誰も怪我をしなかったものの、村の冬の間の蓄えのあった納屋が吹き飛んでしまい、しかもそれを責めるでもなく歓待してくれる村人への罪悪感から、お互いを敵視しながらも畑仕事の手伝いをする。
 ことあるごとに衝突しかける彼らだが、村人が巨大イノシシに襲われる危機を、期せず協力して助けたことをきっかけに次第にうち溶け出す。村の「子どものように純真」という名の通り、何も無いながらも毎日を楽しむ村人たちを見て、戦争の傷も次第に癒えていく彼ら。
 しかし戦争はそんな彼らと無関係に激しさを増し、戦争とは無縁のはずだったこの村も飲み込もうとしていた。
 2006年国内公開で、2005年韓国内の興行収入トップだったらしい。もっと言えば、元は舞台劇だったらしい。( 2002年の舞台の感想があった
 公開当時は、韓国の戦争映画、特に南北ものにはちょっと良いイメージが無く、それもあってスルーしたのだけど、人から勧められて改めて鑑賞。
 冒頭、激しい戦闘シーンから入るのだけど、戦場から命からがら逃れた兵士たちがたどりついたのは、戦争のことなど信じられなくなるくらいの別天地。村人は戦争どころか武器すらも知らず、銃を突きつけられても「棒で突くのがあんたの挨拶か?」といぶかしがるばかり。
 そのあり得ないくらい純真な村人ばかりの村で彼らばかりが戦争気分でいがみ合うが、次第に打ち解けていく、というのはまあ、パターン。最初言葉が通じない村人の好奇の目に辟易していた米軍パイロットのスミスでさえも、一緒にイノシシを倒したことから村人に馴染んでいく。だけどその様が一々ギャグっぽく、感性に合うかは人次第だろうが、私はバカバカしいシーンに抱腹絶倒。しかし、そんな中でもところどころに戦争の傷跡は顔を見せる。韓国軍兵士のピョ少尉は、北朝鮮の侵攻を防ぐためにまだ避難民が大勢渡っている橋を爆破するように命令された過去を持ち、村での平和な生活の中で時々そのトラウマがフラッシュバックする。
 そして、夢のような村での生活は、無残にも終わりを迎えようとする。連合国軍の誤解から村が北朝鮮の拠点と思われ、爆撃の準備が進められていた。
 そして話はクライマックスに向かうのだけど、村を救うため犠牲になる覚悟で爆撃のことを黙ったまま去ろうとする彼らと、村人たちのやりとりがまた泣ける。憎まれ口ばかり叩いていたばあさんが「勝手な連中だね! 出てくんなら来なければ良かったのに!」とツンデレぶりを発揮したり、彼らが(間違って)食料庫を爆破してしまったことから敵意を持っていた者も、雪の中出発しようとする彼らに防寒靴を手渡す。
 そしてなかなかハードなラストの後に、スミスが録画した、村人たちと彼らが村祭で楽しむ映像がテロップに重なって流れる。
 「理想でしかあり得ない、絵空事でしょ」と言われればそうだけど、絵空事であっても見たいからこその理想。お伽噺のような、楽しく、淡い映画でした。


2011年02月06日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#50とオーズ#21

  ゴセイジャー #50「星を護るは天使の使命」。仲間を犠牲に勝利することを拒否したアラタ。ブラジラはその圧倒的な力を誇り勝利を宣言するが、アラタたちはブラジラが踏みにじろうとしている地球のはぐくむ命こそ、護り、一緒に戦う自分たちの仲間であると断言する。それを鼻で笑うブラジラだったが……

 最終回。ブラジラとの最終決戦で、まあお約束の大団円。コロコロ敵組織が変わるのがどうかと心配はしてましたが、それなりにもとまってまあ安心。
 「地球のみんな! オラにちょっとだけ力を貸してくれ!」理論でブラジラは破るものの、ブラジラが最後の悪あがきで自分のダークゴセイパワーをくさびに注ぎ、地球を破壊しようとする。しかし、地球のいけとしいけるもの全てと共に成長していくという真理に目覚めたゴセイジャーたちの力の前に、楔は浄化されていく。
 アラタたちは望たちと別れつつも地球に残る選択をしたのは、次の戦隊のこともあるのかなぁ。それ以上に地球に愛着が湧いたからだと思いたいけど。でも、「俺たちも、ここで生まれた命だ!」ってのは、多分「ここで成長した」という意味だと思うけど、ちょっと強引。いずれにせよなんとかブラジラ編でまとまって良かったです。


  仮面ライダーオーズ #21「バッタと親子と正義の味方」。いまだバイト中の後藤も含め、買い出しに出ていたクスクシエの面々。その帰り道、大人に子供が突き飛ばされているところに出くわす。助けに入りとりなす後藤と映司だったが、原因は空き缶をポイ捨てした大人にその子が突っかかっていったからだという。駆けつけた父親が礼を言うが、彼は知世子の後輩である神林だった。久しぶりと懐かしむ知世子だったが、神林は気まずそうに挨拶もそこそこでその場を逃げ出すように去ってしまう。
 息子に、大人に注意するのはやめるように言う神林だったが、「悪いことを見逃すなと言ってたのはお父さんでしょ!」と言い返されて言葉に詰まる。神林は正義感の強さから司法試験を受け続けていたが、いまだ合格しておらず、自身の正義感と世間の現実との狭間で挫けかけていたのだ。
 だが、その彼の「正義」の欲望に目を付けたのはウヴァ。セルメダルを埋め込むと現れた白ヤミーは、すぐにバッタヤミーに成長する。
 ヤミーに寄生されたことに気付かない神林は街中でひったくりに遭遇。取返そうとするが、突き飛ばされて伸びてしまう。そこに神林の欲望に反応したバッタヤミーが出現、ひったくり犯をのしてしまうとバッグを奪い返す。
 ヤミーの気配に気付いてかけつけた映司とアンクだったが、奪われたバッグを被害者に返すヤミーに首をひねる。
 疑問のまま倒れていた神林をクスクシエに運び介抱するが、アンクは「そいつがヤミーの親だ」と。そして映司のつぶやきから、「正義という欲望から生まれたヤミーだ」と推測する。
 一方、バッタヤミーが自分の正義感に反応して出現し、悪人を叩きのめすことに気付いた神林は、その力で街で騒音を立てる若者たちを襲撃する。映司たちが駆けつけ、ヤミーを倒そうとするが、そのヤミーをかばい神林が立ちはだかる。「やっと正義の力を手に入れたんだ!」と言う神林を前に、映司は攻撃することも出来ず……

 バッタ、というと仮面ライダー一号、二号などのモチーフなのだけど、今回登場のバッタヤミーも「正義」への欲望から生まれてきている。でもその「正義」というのがかなり微妙で……神林は正義感は確かに強いのだろうけど、どっちかというと思い通りにならない世間にいらついてるという感じが……権力握ったら暴走するタイプだよね。
 しかしそんな父親の影響をもろに受けてしまったのは息子の隆。父親の言うことを素直に信じて正義感を発散させるが、教条的に従ってるだけ。でも子供特有の思い込みでそれを疑わず、父親が前と違うことをいうのにも腹を立てる。まあ、それは父親が司法試験に合格するまで家に帰らないと、一緒に暮らせない不満からでもあるのだけど。
 で、父親への不満、というか「子供が大人に注意するのはいけないの?」という質問をぶつけられた後藤は、「危ないから……」と、神林と同じ歯切れの悪い答えしか返せない。それを一番歯がゆく思っているのは、自分の信念が確立できていないと感じている後藤自身。真面目なだけに難儀なやっちゃなぁ。
 そして案の定正義の欲望を暴走させていく神林。「正義のために戦う怪人を倒して良いのか」という疑問に悩むのは、普通なら主人公なのに悩むのはむしろ後藤。映司は予告ではっきりと「正義のためなら、人はどこまでも残酷になれるんだ」と正義という欲望を否定。この辺、実に平成ライダーらしいよね。内戦に巻き込まれたことのある映司だからこそのセリフでもあるんだろうけど。それぞれの正義のためにライダーたちが戦い合う「龍騎」のメインライダーだった小林靖子らしいセリフでもある。
 しっかし伊達、鴻上会長相手にもマイペースだなぁ。鴻上会長のペースが崩されたのって初めての気が。


2011年02月08日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] スタドラ#18とGOSICK#5

  STAR DRIVER 輝きのタクト #18「ケイトの朝と夜」。夏休み最後のイベントである寮でのバーベキュー大会で、乱入してきたケイとコウのおかげで花火合戦になり、そのとばっちりでタクトの部屋が燃えてしまった。家財道具もろとも住むところがなくなってしまったタクトは、シンドウ家に居候することになる。昔スガタの使っていたという部屋で、子供の頃のアルバムを見つけ、ワコと一緒に見るタクト。その中には、幼いスガタ、ワコと共に、もう一人女の子が……彼女は、クラス委員のニチ・ケイトだという。今の冷たいカタブツな表情と違う、アイドルが夢だったという快活そうな幼い頃が意外だったタクトは、そのことをケイトに話すが、ケイトは「昔の話よ」とにべもない。しかしケイトの実家だと知らずにバイトに入ったカラオケ屋で、一人ノリノリでアイドルの曲を歌うケイトの姿を見てしまう。

 どうやら四人目の巫女であるヒガニシの巫女らしいニチ・ケイト。スガタたちとも幼なじみだったのだが、何故か今は人が変わったように取っつきにくくなり、疎遠になっている。綺羅星十字団に巫女であることを隠し身を投じているが、その真意はいまだ不明。スガタのことが好きなようだが、王の印を持つ者と巫女が結ばれるのであれば、彼女にもその資格があるはずなのだがスガタもワコも彼女が巫女であることは知らないよう。
 子供の頃の自分の夢を一笑に附すケイトだけども、実はいまだに未練たらたら。カラオケで振り付で熱唱するのを、タクトが目撃してしまうのだけど……それにしてもこの女、ノリノリである。
 その後サイバディがなかなか復元できず暇をもてあましたケイが第一フェイズで襲ってくるのだけど、まあこっちはあっさりスガタが返り討ちに。
 楽勝、と思いきや、王の柱を使うことはスガタにとって実は負担がかかるらしく、深い眠りについてしまう。そのスガタを訪れたのはヒガニシの巫女であるケイト。ジャガーもタイガーも彼女が巫女であることは知っているらしく、黙ってスガタの眠る間に通す。そして……どうも、リーダーが言っていた「ケイトの大事な仕事」というのはこのことらしい。以前タイガーがアプリポワゼしてる時にケイトが彼女に戦わせなかったのも、おそらくこの件が絡んでいるのだろうな。そして、彼女が巫女の身分を隠し、綺羅星十字団に身を投じている理由も……
 曲がりなりにも安定している状況が、ケイとコウの支離滅裂コンビに引っかき回され、ケイトが不幸になりそうでなんか不安。巫女の役目から解放されれば島から出られて、アイドルになる夢も実現可能になるのだけど、そもそもがスガタのための夢だからなぁ……


  GOSICK−ゴシック− #5「廃倉庫には謎の幽霊がいる」。納骨堂のミイラ騒ぎの中、転入生のアヴリルが納骨堂から一冊の本を持ち出したのを見てしまった一弥。彼女の行動を不審に思った彼は跡を付け、図書館に入っていくのを見る。ヴィクトリカに相談すると、彼女は図書館に隠したかの本の場所を推理し、見つけるのだが、特にどうということのない本だった。しかし中には未郵送の手紙があるだけ。アブリルの謎が一層深まるが、彼女は再び一弥に近づき、図書館の最上階にいる金色の妖精について、執拗に質問してくる。

 なんか最初の事件が意味ありげだったけど、特に本題の事件とは関わりなし。ミスリードなのか一弥にアブリルへの疑惑を持たせるためなのかはわからないけど、このへん殺人事件多すぎだろう。まあ行く先々で殺人が起こる頭は大人(以下略)とか探偵(の孫の)少年とかもいますが。
 アブリルは実は偽物でその正体はアブリルがある遺産を受け継ぐ資格があると知ってなりすましていた怪盗。本物を殺してしまえば後腐れなかったろうに、閉じ込めるだけとは……なんて爪の甘い。つか、本物のアブリルは金髪のショートなのは同じだけど、少し天然ボケ気味でタレ目じゃない。偽物の方が良かったなぁ……(いや、今回の本題はヴィクトリカと一弥の間が一歩縮まるってことだろう、っていえあまり興味がないんですけどね?)


2011年02月09日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 党首討論

  衆議院インターネット審議中継数ヶ月ぶり、菅首相としては初の党首討論 見てたのですが、首相の一方的なボコボコぶりに腹抱えて大笑いw
 いえ、一方的に虐められてるのだったりすれば、後味悪くて笑えないんですが、すっとぼけとも違う話の噛み合わなさ、具体性のなさに、遠慮無く大笑いしました。
 実際に運営する側にとっては、そもそも理想通りに行かないのは当然で、まっとうにやりあえば与党側が不利なのは当然なのですが、この討論はそれ以前の問題で。菅氏が目標を語るだけで、具体的な方法や実現への道筋について何一つ語れてないのですよね。マニフェストについても、実質破綻してることは認めていても政局上認められないってこともあるでしょう。でもそれを考慮してもこの空理空論ぶりはひどいw
 相手が実務家肌の谷垣総裁だから余計際立つのかもしれませんが、ホント実務能力がないんだなぁ、と。>菅首相
 あと、谷垣氏が結構言葉の端々で迂遠ながらも周到に外堀を埋めてて、意外とディベート上手いんだなぁ、と思ったり。

[アニメ] 兄好#5とドラクラ#5

  お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! #4「ミスターX 兄襲(きょうしゅう)!」。エロ魔人に戻って今日も深夜のコンビニにお宝本あさりに抜け出た修輔。その帰り道パーカー姿の男とぶつかり、落とした本を相手のと間違えて家に戻ってきてしまう。だが持ち帰った本は男同士で絡み合ういわゆるBL(ボーイズラブ)本。狂乱のあまり本を破り裂いてしまうが、その翌日、下駄箱に「ミスターX」と名乗る人物からの脅迫状が……
 どうやら夕べぶつかった、BL本の本来の持ち主らしいミスターXは、修輔の本と引き替えに自分の本を持って来いと要求。しかし、肝心の本を破り捨てていた修輔はどうすればいいかわからず、AGE探検隊のメンバーに相談するのだが、修輔の行動を逐一監視してるかのようなメモが届き、戦慄する。
 一方、そんな修輔を見て何か厄介ごとに巻き込まれたかと、愛しい兄の浅ましい姿を想像して「ホンホン」する奈緒は、夜中に家を抜け出した修輔の跡を付け……

 三番目のヒロイン、ミスターXこと委員長・近藤繭佳登場。って、ネタバレだけどいいよね? 一番最後の放送だし。
 2話でもちらっとだけ出てきたけど、真面目で清楚な委員長……と思いきや、ディープなBL本マニアでその為には常軌を逸した行動もいとわない、ストーカータイプの奈緒や彩葉とはまたちょっと違った変人。間違って持って行かれたBL本を取り戻そうとして、修輔に正体がばれてしまうのだけど、修輔のエロ本を破くか家族に見せるぞと逆ギレ的に脅し、修輔にペットになるよう要求する。いや、この場合の展開、普通は男の方が脅すんでは……
 で、「エッチな命令とかされちゃうの!?」と下心丸出しで要求を飲んだ修輔だけど、翌日から早速朝迎えに来たり、手作り弁当を差し出されたりと、なんだか嬉しはずかしの展開……とは、多分ちょっと違うよな。これってむしろ文字通りペットの犬に対する態度では……
 奈緒は繭佳が兄に近づくのを快く思わないながらも、エロ本のことをばらさないように懇願する修輔の浅ましい姿やBL本を買いに行かされる姿にホンホンして、それなりに楽しんでるようなのだけど、もう一人のストーカー、彩葉はあからさまに面白くない様子。あの暗視装置姿は、いくら美少女って設定でもいろいろ台無しだろうw
 それと奈緒、修輔の中では大分美化されてるんだな……


  ドラゴンクライシス! #5「忌まわしき覚醒」。いや、この手のハーレムものでは主人公がモテるのに理由なんかいらない、ってのはわかるんですが、主人公への好感が持てないと、ついてけない感がつのるばっかりだよなぁ。マルガが主人公に惹かれる展開がご都合主義にしか見えない。むしろ先入観と実際に触れあった相手とのギャップに煩悶するジョージの方に好感が持てる。ISとかと同じ、「読者が自分に置き換えやすいように無色透明に近いキャラにわざとしてる」ってことなのかもしれません。でも「いちばんうしろの大魔王」の紗伊阿九斗なんかは、個人的に好感の持てるキャラだったですし、そっちの方が好きでした。この辺、個人差や男女差もあるとは思いますが。


2011年02月10日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 社説見てみたけど

 昨日の党首討論について、朝日と読売の社説を見てみたけど、どっちも主旨は同じ。「首相は攻められる一方だった」「しかし野党も攻撃ばかりでなく政権に協力すべきではないか」。あれだけ政権担当能力の無さについて責め立てたことについてはスルーです。なんつーかなぁ。
 中でもひどいのは朝日新聞で、「一度選んだからには四年間は政権を任せるのが政権交代時代の云々かんぬん」と意味不明なことを。二大政党制って言葉はどこに行ったんでしょうかね? あと、政権交代したから四年間居続けさせなきゃいけないって理由はまるっきりありません。
 外交は国益を損ねるばかり、経済政策もデタラメで無闇に国の債務も増えていく中、朝日新聞もどんどん広告収入が減る一方だろうに、マゾならマゾでいいんですが、そういうプレイはお一人で楽しむのが変態紳士のたしなみと思います。他人を巻き込むなって事ですな。

[アニメ] Rio#6とそげぶII#17

 どっちも簡単に。
  Rio -RainbowGate!- #6「ロードルーラー」。明確な敵が見えてきてこれからハワードリゾートの全権利をかけてのゲートバトルの連続……になるのかどうかはわからないのだけど、勝負のゲームが相変わらずルールが適当というか……まあこれはこのノリだと割り切れ、ってことなんでしょうな。でも自機を捨てて外に出て良いってルールもアレだけど、宇宙ザメ(?)を操って自機にして良いって、それもうピンボールじゃないだろw
 今回とか出てきたキャラってよく見たらOPとかにも既に出てたけど、気がつかなくてもまあ問題はなかった気が。

  そげぶII #17「罰ゲーム」。イタリア編が終わって次のエピソードの導入、というかインターミッション的な話なのだけど、なんつーか、ものすごく話の繋がりが悪い部分が。脚本を見ると水上基資氏。いつもの赤星氏だったらキャラを動かすことばかりを考えて繋がりや設定を思いっきりばっさり行くのはわかるのだけど、「オカ学」のシリーズ構成もやった水上氏もそういうことするのか、というのが。
 いや、その事が気になったから書いただけなんですが。
 それと一方通行ことアクセラレーターの戦闘可能時間が制限付きになったのは、鬼強の中ボスが仲間になったらパラメーターが明らかにガタ落ちしてるっていうアレですかそうですか。


2011年02月12日() 旧暦 [n年日記]

[映画] ここんところ見てきたもの

 先月と今月に見てきた映画のリストアップ。
 ・ 仮面ライダー オーズ&W feat.スカル MOVIE大戦CORE :W編はこれまでのゲストなんかも登場してなかなか良かったです。オーズ編は、いつもの井上脚本でしたw 映司は井上敏樹的には使いづらいキャラだろうなぁ。
 ・ 武士の家計簿 :新書の映画化だけども、ちょっと主演の堺雅人があまり合ってなかったような。時代劇にはこれまでも出てるはずなのに、あの微妙な様にならなさは何なんだろう?
 ・ SPACE BATTLESHIP ヤマト :どうしてもタレントによる学芸会的映画に見えてしまうのが致命的だけど、ただセットやら見せ方はかなり良いです。まあ、中身はないですが、エンタテイメントスペオペとしては楽しめます。
 ・ ソーシャル・ネットワーク :世界最大のSNS、フェイスブックを作った男の伝記的映画。とは言ってもフェイスブックが巨大化してくことで人間関係が崩れていく様がメインで、主人公が嫌なヤツというのは確かだけども、その孤独さがむしろメインのように思える。
 ・ キック・アス :ヒーロー気取りの少年が活躍するおバカ映画……と思いきや、ナードな少年の成り上がりでもあり、また自分の殻を打ち破る青春映画でもあり。ただのバカ映画かと思うと、少し肩すかしかも。
 ・ 平成ジレンマ :「戸塚ヨットスクール事件」で実刑判決を食らった戸塚宏氏と、彼が運営する「戸塚ヨットスクール」の現在を追うドキュメント。「体罰は悪か」という善悪論がテーマではなく、かつて体罰の代名詞として取り扱われた戸塚ヨットスクールを通し、日本の教育崩壊を浮き彫りにする、渾身の力作ドキュメンタリーでした。
 ・ ウッドストックがやってくる! :両親の貧乏モーテル救済のためウッドストックロックフェスを誘致してしまった男がその喧噪に巻き込まれる、実話をベースにした話。ウッドストックの異様な熱気に田舎町が巻き込まれていく様と、その中で主人公の家族への確執が浮き彫りになり、それが克服されていく様がメイン。ロックフェスの再現映像はかなりの圧巻。
 ・ 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん :ラノベ原作の青春映画。過去のある事件のせいで壊れてしまった主人公「みーくん」と、ヒロインの「まーちゃん」が残酷な現実と嘘の上に関係を築いていく。なんか不思議な感じの青春ニューシネマに仕上がってました。クセのある映画だけど、個人的にはわりと好きです。


2011年02月13日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#1とオーズ#22

  海賊戦隊ゴーカイジャー #1「宇宙海賊現る」。地球を狙う宇宙帝国ザンギャックをすべてのスーパー戦隊が集結し、撃退した「レジェンド大戦」が起こった地球。しかしそれから数年、スーパー戦隊たちは勝利と引き替えに姿を消してしまっていた。
 そんな地球に、宇宙からの新たな訪問者がやってくる。彼らはお宝を求めて宇宙を彷徨う宇宙海賊、「海賊戦隊ゴーカイジャー」だった。地球に降り立った彼らは地球に眠るというお宝を探すが、地球人は誰もそんなものを聞いたことが無く拍子抜け。仕方なく腹ごしらえをしようとしたところで、お宝のことを聞きつけたザンギャックが再び地球に襲ってくる。
 地球を護るべきスーパー戦隊はもうおらず、ゴーカイジャーも地球人ではない自分たちが地球を護る義理はない、と言うのだが、ザンギャックの悪逆非道を見かねて、食べようとしていたカレーを台無しにされた借りを返す、という名目でザンギャックの怪人たちの前に立ちはだかる。
 しかしきり無く出てくる雑魚どもに業を煮やし、彼らはキーのようなものを取り出し、ベルトに差し込むと、ゴレンジャー、シンケンジャー、マジレンジャーに次々と姿を変えていく……

 スーパー戦隊シリーズ35作目記念で、言ってみればスーパー戦隊版ディケイド。
 いろんな戦隊に変身できるけど、仮面ライダーほど各戦隊で能力に特色があるわけじゃないから、そのへんの特色をどう出すのかが難しそう。あと、ディケイドは別キャストで各ライダーを再構築したけど(別世界の各ライダー)、戦隊ではどうやるんだろう?
 ゴーカイジャーそのものとしては、「海賊戦隊」ってのが、正義の戦隊のはずなのにどうよ、というツッコミはすでにされてるけど、海賊戦隊ってのは初期のアイデアの中で一番最初に消されたものだったらしい。しかし、企画を進めてく中で過去の戦隊が出てくるというインパクトに負けない個性を、ということで復活、採用されたらしい。また、「海賊」ってのもザンギャックへの反逆勢力として着せられた汚名だったのを、本人たちがザンギャックへの抵抗心を持ち続けるためにあえてそう名乗り続けてる、ということらしい。でも普通にお宝探ししてるよな……
 とは言っても、地球を護るという使命を最初から持っていた過去の戦隊と違い、彼らが地球に来た目的はあくまで宝探し。ザンギャックのことは憎んでいるが、地球を積極的に護る動機も理由もない。その彼らが、どうやって地球を護るために戦うようになるのか。彼らがどうして他の戦隊に変身できるのか、彼らの探すお宝とは何かと合わせて、展開していけば面白そう。シリーズ構成がデカレンジャーの荒川稔久だし、期待したいところ。


  仮面ライダーオーズ #22「チョコと信念と正義の力」。オーズがバッタヤミーを倒そうとしたところ、その前に立ちはだかった神林親子。「やっと正義の力を手に入れたんだ!」という彼らの前にどうすることもできず、結局取り逃がしてしまう。後藤はそんな彼らを見て、「正義のために戦うヤミーなら、放っておいてもいいんじゃないか?」と、疑問を口にするが、映司ははっきりとそれを否定。「正義のためなら、人間はどこまでも残酷になれる」と、バッタヤミーを倒し神林親子を止めることを決意する。
 その映司の懸念があたり、神林はバッタヤミーを引き連れ暴力団の事務所を襲撃、息子の隆の喜ぶ姿に気をよくするが、彼の増大した欲望によりバッタヤミーは歯止めが利かなくなってきていた。
 神林が今度目を付けたのは汚職政治家だったが、ただ懲らしめるだけのつもりが、バッタヤミーは息の根を止めようと命乞いをする政治家を執拗に追い掛けまわす。ヤミーの反応を察知してその場に現れた映司に「こんなのがあなたの正義なんですか!」と言われ動揺するが、そこにウヴァが現れ隆を人質にし、オーズたちの動きを封じ、さらにオーズにメダルを寄越せと要求した。
 映司はその要求に応える降りをして、メダルをウヴァに投げると同時にクジャクカンドロイドを放ちウヴァの裏をかこうとするが、映司の作戦を読めず焦ったアンクが飛び込んできて作戦は失敗、メダル二枚を奪われた上に、隆もウヴァに囚われたまま連れ去られてしまった。

 「正義という欲望」についてはわりとさらっと流した感じ。外国で紛争地域も見てきた映司は「いろんな人がそれぞれの正義を対立させて戦ってる」と言い、身勝手な正義がどれだけ残酷なことを引き起こすかについて語る。しかし、神林親子や後藤は、それでも自分の信じる正義について、映司ほど割り切れない。迷う後藤は伊達に相談するが、伊達は「自分の信じた道を進め。もし道を誤ったら、誰かがただしてくれる」と後藤に自分の信念に従えとアドバイスする。伊達、いい指導者役だなぁ。
 そして神林は、自分のしたことが原因で悪人とは言え他人を苦しめ、息子の隆まで危険な目にあっていることで後悔し、自分のしてきたことに悩む。そんな彼に映司は、「とても難しいもんだいだけど、まずは自分の出来ることをしてくしかないんじゃないですかね」と、自分の信念を語る。
 そしてウヴァは連れ去った隆にセルメダルを埋め込み新たなヤミーを生み出そうとしたが、助けに来た後藤に「キミの本当の願いはなんだ!」と言われ、「お父さんに家に戻って欲しい!」と、父に言われた通りの正義感をふりかざしていた本当の動機を口にする。
 前回のエピソードでちょっと気持ちが通じ合ったかと思った映司とアンクがやっぱりまたちぐはぐだったり、後藤が映司とはまた違う信念のもと、戦う決意を固めそうな感じで、中間エピソードとしては、前回不発だったギガスキャンと合わせてなかなか見応えがありました。映司「嫌なヤツでも、そのうち気持ちが通じるかもしれない」アンク「おいお前今こっち見ただろう!」とか、子供に不自然な笑顔でご機嫌を取るウヴァとか、真木と伊達のコンビ漫才とかもw
 次回は映司がこれまでのライダーにない状況に陥ったり、伊達の背景に焦点が当たったりするらしい。バースの交代劇も着々と進むのかな?


2011年02月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日の床屋政談

 まあいつものガス抜きです。ネタがないとも言う。
  菅首相 党首討論に「×詰問 ○真摯に」などのカンペを持参NEWSポストセブン )。いや、カンペがいけないとは決して思わないんですが、カンペの内容が……「こういう姿勢をマスコミや国民にアピールしていこう」というのはわかるんですが、まったく上手く行ってませんわな、としか言えない。卓越したディベート能力がある人ならともかく、具体的根拠なしに相手を言いまかせられるわけなどないので、カンペを用意するのならもっと具体的な答弁の内容にすべきだったでしょう。
 特に、最後の方の「リーダーの器の比べ合い」って、これ作った人、本気なのかな……過去、世論調査では支持率が比較的高かったときでさえも「リーダーシップがある」は低く、「他に適当な人物がいない」という、消極的支持が多かったはず(それがそもそも間違いだとは思ってますが)。党首討論では、リーダーの器を見せつけるどころか、しばしば「頼りない」と言われる垣谷氏の方に頼りがいを感じさせる結果となった。(ま、この辺は主観ですが、朝日新聞でさえも首相の答弁が劣勢だった旨を書いてますから、概ね一般的な見解でしょう)
 この人、本当にパフォーマンスすることしか考えられないんだなぁ。(しかもパフォーマンス自体がど下手、ということに恐らく本人だけが気付いてない)

  ちょっと待て その無所属は 民主かも何かキタ――――(゚∀゚)――――!!!! さん)。まあ、政党に逆風の時に無所属で選挙に臨む、ってのは昔からよくあることなんですが、いずれの党にしても実質望まぬ政党に入れてしまうことにならないよう、気をつけねばならんでしょうね。しかし、「選挙対策政党」である民主党が選挙で不利だから、って、それははっきり言って末期のような。
 もひとつ末期がこっち。 民主役員会、小沢氏「党員資格停止」提案を決定読売 )。菅、というか仙谷勢力にとっては小沢氏は目ざわりな上、自民やマスコミからの攻撃のタネとなっており、追い出せるものなら追い出したいのが本音でしょうね。でも追い出してしまうと非仙谷勢力が反発、ともすれば党が割れる危険があるので、追い出すに追い出せない、ってところではないかと。特に小沢氏と近い立場であり菅・仙谷氏への敵対心を高めている鳩山氏が錦の御旗を持って党を割れば、民主党設立の主要人物である氏を中心に反勢力が集まる可能性が高い。いや、この辺の感覚が既に国民から乖離してるんですが、党内論理で動いてる民主党議員にはわからないんでしょうな。
 そういった危険を冒さず、できればうやむやで小沢氏を問責する態度だけ取って支持率を回復したいというハラなんでしょうが、そんな見え透いた手に騙される人がどれだけいるかどうか。
 逆に明日、このことを大々的かつ肯定的に報道するマスコミがあれば、それはその機関の立場を疑ってしかるべきでしょうね。

[アニメ] スタドラ#19

  STAR DRIVER 輝きのタクト #19「三人の日曜日」。次の日曜日がワコの誕生日だと知ったタクト。スガタと三人でささやかながらお祝いをしようと、慣れない料理をしたり、それぞれの大事なものをプレゼントしたりと、三人だけの誕生会を楽しむ。しかし、退屈したケイ・マドカとアタリ・コウが、コウの第一フェーズを使ってタクトとスガタの意識をのっとってしまう。

 ここんところ、マドカとコウに引っかき回されっぱなしですな。
 今回はケイトの実家のカラオケ屋を訪れたタクトとスガタの身体をのっとり操るのだけど、ワコとケイトにあっさり本人ではないことを見破られる。しかも、ワコはタクトの身体を盾に脅されても、スガタからもらったナイフを突きつけたまま、「タクト君の身体を好きにさせるくらいなら」と一歩も退かない。なんつーか、このアクの強い二人に負けないヤンデレを秘めてたとは、ただの大食いキャラではなかったか。
 そいでもって折角の出番を喰われた腹いせとばかりにゼロ時間での登場シーンで思いっきり悪目立ちするコウ。いや、これただのエロダンスだろ。
 しかしタクトもタクトで空を飛ぶ変形サイバディ(これで三体目くらいか?)相手に、また新たなインチキ能力を発現させるタウバーン。っつーかむしろパイルが万能じゃね? このノリがスタドラなんですが。
 しかし先週の引きが今週には関係なかったですな。つか、あと残りの話数でホントに終わるの???


2011年02月15日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 床屋政談の続き

 民主の小沢氏党員資格停止決議提案なんですが、読売と朝日では意外と読売の方が大きく取り上げてました。同じくらいかと思ったのに。しかしやはり朝日はいつも通りそれ以外のところで狂っていて、社説で「子ども手当て」について「喜ばしいことだからみんなで積極的に実現に向けて議論しよう!」と 財源無視 のアホなことを言い散らかしてます。ブン屋って楽な商売だな〜。(もちろん嫌味です本気ではありません。見当違いの方向に苦労してる、と言ってるだけです)
 理想論を打つなとは言いませんが、現実的な見解も述べたうえでさらにその必要性を説かねばただのデマ機関ですわな。「あれもすばらしい! これもすばらしい! だからみんなで議論しよう! そうすればなんとかなる!」でなんとかなるわけがなかったのが民主党のマニフェストなわけで。
 ここ最近の朝日新聞を読んでると「ぜひおっしゃってるのと同じ経営感覚で社を経営してさっさと潰れてください」と思わずにはいられません。そのくらい紙面からなけなしの知性がどんどん消えていってます。科学欄にはそれなりに力を入れてるところは評価してたんだけどなぁ。(往々にして間違いが多いけど、まあそれはどこでも同じ)
 あ、ちなみにここに書いてる事は基本鬱憤晴らしのストレス発散で、真面目に捉えられても困ります。むしろ 内海桂子師匠のツイート を見てる方が一億倍面白く、ためになります。

[アニメ] みつどもえ増#6とGOSICK#6

  みつどもえ増量中! #6「トイレがあいてないなら雪の上ですればいいじゃない」。みつどもえ本領の下品話。
 年越しトイレ話とか雪の上にキミの名前を書いた(ただしお小水で)とか、ホントにこいつらしょーもねーなー、というのもさることながら、今回、父兄が総登場。準レギュラーの杉崎母や、前回登場の佐藤母はともかく、吉岡両親や緒方兄のアレ具合が……吉岡両親は原作でもさらにエスカレートしてくんだけど、アニメでは尺的にさすがにそれは出ないか。
 つか、千葉母が千葉と中の人が同じと一発でわかったのに思わず萌えてしまったのがショック……男なのに、男なのに……
 一期の浄化ソングEDカムバック!(今のEDが悪いワケじゃないんだけど、浄化能力の差が……)


  GOSICK-ゴシック- #6「灰色の狼は同胞を呼びよせる」。ヴィクトリカの出自の秘密に迫るのが話のメインなんですが、そんなことより、ヴィクトリカの母、ロリキャラにもほどがあるだろう。つか、ブロワ侯爵ってただのロリコンだったんでは?


2011年02月16日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 床屋政談の続きの続き

 民主の小沢氏党員資格停止決議提案の件ですが、提案が受理されて決定したことを朝日が一面の半分近く使って嬉しそうに報じてましたw やっぱり朝日、さすが期待を裏切らないw
 陸山会の不正献金疑惑を一番最初に報じたのは朝日新聞ではあるんですが、実は報じたのは「社会欄」つまり社会部であって、政治部はガン無視だったんですよね。ちなみに民主党が政権を奪取する前のことです。今回は一面だから花形の政治部主導でしょう。
 当時と何が違うのか、不自然な菅政権擁護と併せて考えるとあらぬ妄想をしがちですが、まあ証拠のある話でなし。実際はどうなんでしょうね?
 ところで各報道機関、特に朝日新聞あたりは自民どころか共産、公明までも子ども手当を始めとする民主の諸政策に反対してるのは、どういうことか、どう考えてるんでしょう。ただの政争としか考えないのでしょうかね? 政策論争から焦点をずらしては政局政争のレベルにおとしてしまい世間にアピールするのは、むしろ民主党のお家芸だったはずですが。いや、「だった」ではないかもね。

[アニメ] 兄好#6とドラクラ#6

  お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! #6「兄は黒パンストの夢を見る」。ミスターXこと近藤繭佳に脅され、ペット契約を結んでしまった修輔。繭佳の言うがままに夜中に呼び出されてはBL本を買いに行かされる毎日。が、繭佳のパンチラや「ご褒美」に釣られて、修輔も下心的な意味で悪い気がしない。しかし気が気でないのは奈緒と彩葉のストーカーコンビ。修輔を繭佳から引き離そうと、繭佳同様の黒パンストを穿いて修輔のベッドに潜り込むなど、ついに直接介入に踏み切る。

 三人のヒロインの中では一番まともに見える繭佳。まあ、BL趣味も、趣味は人それぞれだと思えば……と修輔も考えてるみたいだけど、ところどころで行動が不審。っつーか修輔を完全に犬扱いしてない? 「私の好きはあなたたちの好きとはちょっと違う」ってやっぱそういうこと? それでも黒パンストでエッチなお仕置きでもされればまだ修輔の性癖(奈緒言うところの「健全な性癖」)に一致しているのだけど、BLに興味はあるか、を飛び越えて、「男の人同士でするのってどう思う?」「嫌いじゃないと思ってる男の子に告白されたら?」「高梨君は受け? 攻め?」とやけに具体的すぎる質問が……おまけにかなりハードすぎるBL本を渡して「読んで考えておいて!」と、リアルでそっち方面に開発する気満々。修輔、流され体質だからやばいぞ……
 そして、問題はそのBL本の内容。スタッフロール見ると原画に「BL作画」なんてのもあるし。担当の「佐光幸恵」って方は、筋金入りの「腐」アニメーターらしいですな。そして声も置鮎、岸尾、子安と、もうその道のベテランばっか。間違ったところに力入れすぎだろう。間違ってないけど。そして繭佳を敵視しながらもそのBL本の続きも気になる奈緒と彩葉。ホモの嫌いな女子なんていないんです?
 繭佳のさりげない異常さに振り回されがちだけど、黒パンストフェチ属性が付いてどんどん異常性癖がたかまっていく修輔も……寝ぼけてるとは言え、妹の黒パンスト足をなめ回すとは……これ以上モンスターが大きくなる前に誰かDr.テンマを呼んで!
 お互い自覚がないでお互いを最強のストーカー呼ばわりする奈緒と彩葉といい、今回もアホがハイテンション過ぎですw


  ドラゴンクライシス! #6「狼の襲撃」。新エピソードに入って新ヒロインも投入。1エピソード1ヒロイン?
 今回はロストプレシャス専門の怪盗だけども、獣耳としっぽを「変装のため」って……んなわけないじゃん。この世界の連中はアホ揃いですか?
 それはともかく、あからさまに騙されてる感じの狼娘が今回のヒロイン。英里子の持つロストプレシャスを狙っているのがわかっているので、罠を張って待っていてあっさりつかまえられるのだけど、会報にも載ってなかったそれをまっすぐに狙ってきたのだから、それを知ってる人間、と考えれば、すぐに黒幕わかりそうなものなんだけどね……
 しかし純情で(少し頭が弱くて)一本気、ってのは好みなんだけど、あからさまにワリを食うヒロインの立ち位置だよなぁ。


2011年02月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] さて、面白くなって参りましたw

  小沢氏系16人が民主会派離脱届を提出 新会派結成を届け出る 政権に打撃産経 )。離党じゃないあたりが腰が引けてますな……とは言え、仙谷氏に彼らを取り込む政治力があるとは思えないし、かと言って切り捨てることもできない。そもそも他党との連携が望み薄の現状で追放なんかしたら、とんでもないことになりますわな。追放も出来ず懐柔もできずのごたごたが続くんじゃないでしょうかね。
 そうなるとおそらく首のすげ替えで支持率やらを含めたリセットを目論むでしょう。思い切った手になんか出る度胸は所詮ないですから。でも、次に誰が来るにしても、知名度でも党内統率力でもずるずる落ちてくばっかですわな。日本へのダメージが増えてく前にさっさと解散して欲しいところですが、こいつら思い切りも何もないくせに権力への執着だけは強く、今政権の座を落ちたら二度とチャンスなんかないってことがわかってるだろうからなぁ。あとはどんだけ醜態をさらすかくらいで楽しむくらいですかね。


2011年02月18日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 政治ネタ続いてすいません

 いや、政局がどんどんどん詰まりになっていくとその周辺も大変面白いことになっていってるのでw
  あらたにす の朝日編集コメントが、以下のもので思わず吹いた。
政局から目が離せなくなってきました 。民主党の小沢元代表を支持する衆院議員16人の会派離脱騒動によって、新年度予算関連法案成立の見通しが立たない情勢です。民主党内には関連法案の成立と引き換えに菅首相の退陣もやむを得ないという声が出始めています。小沢元代表は「菅ではもうダメだ。民主党もダメだ」と、蜂起した議員を励ましました。野党側には菅政権が崩壊しつつあるとの見方が急速に広がっています。(旬)
 え〜っと、わずか一ヶ月ばかり前に「  自民党には、通常国会での新年度予算案と関連法案の審議にあたって、国民の生活と将来不安とを人質にとって政局をもてあそぶようなことの無いよう願いたい。その動向を国民は真剣に見ている。(啄木鳥) 」だなんてコラムをのっけてた朝日新聞様が「民主の政局からは目が離せない」ですか。たしか党首討論の論評でも「自民は政局に持ち込もうとしてばかり」と批判してましたよね?
 もし政局闘争が悪だとしても、それはきっと「そんなことばっかから目が離せないあなたがたの責任」が非常に重いと思いますよ?
 特に今日は外交絡みの四方八方からのシャレにならない失敗の報道が続いてますが、多分朝日さんはじめ多くのマスコミが特に触れることはないのでしょうね。シーシェパードごときビジネステロリストにしっぽを巻く決定をしたり、米国から米軍基地絡みで圧力欠けられたり、ロシアに北方領土絡みで頭に乗られたり。
 そいうや昔、 外交は自民、内政は民主 という調査結果を乗せてたのも朝日さんでしたよね。外交は思ってた通りの弱さでしたか? 内政は想像通り上手く行ってますか? このアンケートで「内政は民主」と言っていた方々に今の意見を聞いてみたいものですな。だいたい当時から民主の質疑って良くて問題の追求だけで対案なんか何もなく、ひどけりゃただの勉強不足のイチャモン、なんてのも少なくなかったんですが、国会中継を多少なりとも見てればそういうツッコミはいれられましたよね?
 ほんと、順調に報道機関の名に値しない「扇動チラシ」化してってますね。
 その体質を直さないと部数の右肩下がりは加速してくばっかだと思いますよ。

[アニメ] Rio#7

  Rio -RainbowGate!- #7「アントライオン」。ハワードリゾートをめぐってのゲートバトルの二戦目。相変わらず勝負は「どこがギャンブルやねん」なんだけど、ダービー兄も「なんだって賭けの対象になる」と言ってるからなぁ。仕込みのイカサマ込みですが。
 でもむしろ勝負よりも話の展開が面白くなってきたり。休む間もない連戦を仕掛けられ、広い困憊のリオを気遣うリナだが、リナのリオへの鬱屈が見え隠れしたり。
 カルティエも本当の目的はハワードリゾートではなくリオそのものというハワードオーナーの推測もあり、単純に卑怯な乗っ取りということでもないのかも……カルティエとリオとの因縁、は多分ないよなぁ。予告で触れられてるカルティエの「エース」がリナであることは想像がつくけど、ここで裏切りが出ても、尺的にまだ何かありそうな。


2011年02月20日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#2とオーズ#23

  ゴーカイジャー #2「この星の価値」。ザンギャックに狙われた地球を一刻も早く出ようと、さっさと地球のお宝を見つけようとするゴーカイジャーたち。ナビィの占いによると「黒い服を着た人物」がその鍵を握ってるというのだが、街に出ると学生服やスーツやら、黒い服の人ばかり。これじゃ何の手がかりにもならないと思っていたところ、彼らの活躍を見ていたという学生服の少年が、宝のありかを知ってるとマーベラスを案内しようと言うのだが……

 まだ地球を護る気など毛頭ないゴーカイジャーたち。その彼らの言い分を歯がゆく思った少年が、彼らを騙し、レンジャーキーを奪おうとする。少年の言い分は、彼らが変身するのは地球のスーパー戦隊だから、元々は地球のものだ、なのだが、マーベラスたちはレンジャーキーで変身するスーパー戦隊が地球の戦士だと知らなかったよう。マーベラスもかつてとある人物からキーを託されたようなのだけど……
 全体の流れ的にはゴーカイジャーたちが地球に思い入れを持ち始めるのと、合体ロボの登場。しかしマトリョーシカ的に出てくるゴーカイマシンは……しかも、がらんどうの部分からミサイルが出てきたりするインチキ仕様。
 次回はいよいよ過去のスーパー戦隊と関わるみたいだけど……あのマント姿の正体は? って、なんかゲストメカと合体したゴーカイオーの姿で丸わかりか。


  仮面ライダーオーズ #23「キレイと卵と眠る欲望」。相変わらず真木はカザリと鴻上コーポレーションの両方を使い自分の望むデータを手に入れようとする。カザリにさっさと他のコアメダルを吸収することを提案するが、カザリは暴走を恐れその提案を断り、取り込んだメズールやガメルの力がどれくらいコントロールできるのか試すために新たなヤミーを生み出そうとする。
 またバースのデータのため伊達の体調データも欲するのが、後藤はいつもの調子で「問題ない」と断る。だが、後藤と真木の口調には、何やら含みが……
 その伊達がクスクシエを訪れ、映司をなじみのおでん屋へと連れ出す。伊達の用件は、映司の写真を見てどこかで見覚えがあるということ。しかし映司にも過去伊達と会った記憶はない。まあいいか、とおでんを食い始めたところに、二人の会話を伺っていたアンクが現れる。ウヴァとカザリの気配がするというのだ。
 無理やり引っ張り出される映司を追おうとする伊達だが、入れ違いにおでん屋に来た客に呼び止められる。彼女は伊達の旧知の研究者・優美。再開を懐かしむ伊達だが、グリード出現の現場に向かうために挨拶もそこそこ、飛び出してしまう。
 そして映司と伊達が現場に駆けつけると、そこには争いあうウヴァとカザリが……しかしガメルやメズールのメダルも取り込んだカザリの力に、ウヴァもオーズもバースも歯が立たない。なんとかタジャドルコンボで退けるが、アンクは他のコンボの必要性を強く痛感していた。
 一方、伊達と別れた優美は、今巷で評判の美容品会社の主任研究員なのだが、実際は開発はもちろん会社運営の一切を取り仕切っているにもかかわらず、美人社長としてマスコミに騒がれている妹・麗から冴えない外見を疎まれ、人前に出るなと言われていた。
 気にしないふうを装っている優美だったが、密かに妹の美貌にあこがれる優美にカザリがセルメダルを埋め込み、ヤミーを寄生。その影響で優美は美しくなるという欲望が暴走し、誰もが振り返る美女に変身してしまう。しかも、ヤミーの気配を察知し駆けつけた映司が、変身した優美の姿を見て一目惚れ、衝撃を受けて腑抜けてしまう。

 コアメダルをいくつも奪われて、コンボがタジャドル(タトバは除く)しかないのに、カザリがどんどんパワーアップしてしまってる。タジャドルコンボは強力なのだけど、その分身体への負担がハンパないためそうそう簡単に使えない。そのためアンクは別のコンボを欲しがる。次週、新しいコンボ、「シャウタコンボ」が登場するっぽいが、今回その前段階として、タコレッグの特殊能力がちょっと出たか。しかしタコ足のライダーって……
 一方、今回何気にキーマンなのが伊達だけど、なにやら伊達の健康状態には問題があるよう。一億を欲しがってるのと何か関係があるのか? 映司の写真に見覚えがある、というのも謎だし。あと、海外でしてた仕事って何だ? あまりインテリジェントなタイプには見えないけど……
 ライダーの主人公が一目惚れして腑抜けになるって展開はこれまでのライダーでなかったよな。そもそもライダーで恋愛沙汰って結構鬼門だったし。(サブライダーは恋人がいるのもいたけど。あ、響鬼さんは緑さんといい雰囲気だったか)


2011年02月21日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] スタドラ#20

  STAR DRIVER 輝きのタクト #20「描かれたあの日の虹」。ヒガニシの巫女の所在を知りながら、封印を破ることもその正体も知らせることもしないヘッドの思惑を巡り、バニシングエージがわずかに動揺を見せる。その中で元々のメンバー中唯一サイバディが破壊されていないキャメルスターが、その第一フェーズを使い、動物に憑依しヘッドを含めた秘密を抱えた人間の周辺を探る。

 ヘッドの過去話と、いろいろな事情ばらし回。
 ヘッドの本当の名前はツナシ・トキオと言い、当時サイバディの完全復活を目的に立ち上げられた「綺羅星十字団」に、そのメンバーであったカタシロ・リョウスケを通じて接近する。ツナシ、ってことは、タクトと関係が? と疑問を持つのは当然の流れで、リョウスケの婚約者であったソラに接近し、親がきめた婚約者同士とわだかまりを持っていた二人の間に付け入り、ソラを結果として奪い取る。そしてソラはタクトの母親……
 しかし、実はソラのことを想っていたリョウスケだったが、トキオにソラが奪われるのをそのシルシの力で知りながら、彼自身トキオに惹かれ、未来を見まいとして片眼の視力を失ってしまう。
 トキオは何故か島外の者ながら「シルシ」を持つ父が自分にシルシを譲ろうとしないことから、シルシと、サイバディの本当の力を得るためにやってきたのであり、ソラもその手段の一つにすぎない。って、特にソラを寝取る必要があったとは思えないのだけど……ソラには、何か秘密がある? でもタクトを身ごもって島外に出れたのだから、巫女ではないのだよな。
 そして、トキオ、リョウスケ、ソラの関係は、タクト、スガタ、ワコの関係に類似する。身ごもったソラは島を出て行きトキオの父、つまりおそらくはタクトの祖父の元へ身を寄せたということだから、この流れだとタクトの父はトキオことヘッド(何故かヘッドは当時から外見が変わっていない)っぽいのだけど、タクトが持っていた母の唯一の形見である懐中時計は、島を出る少し前にリョウスケが秘めていた自分の想いと共にソラに渡したもの。お互いを想いながら、家同士の約束で従ってるだけと勘違いし擦れ違った想い人を想い持っていたのだろうけど……ここで大逆転でタクトはリョウスケの子ども、ってのも面白いな。
 そしてヘッドが欲しがっていたシルシを持つ、眠り続けている青年。つか、どう見てもホモだちです。本当に(ry
 キャメルスターはケイトがヒガニシの巫女であることを含めかなりの情報を得るけども、ヘッドが巫女の封印を解きフェーズを進めない理由が、サイバディ再生のリスクを恐れ新たなシルシを得るまでの時間稼ぎと考えたようだけど、どうもそういうことではないような気が……そしてデバガメのキャメルスターは勝手にワコの封印を解こうとして、マドカのサイバディが復元されてないことでそれを止めようとしたコウに邪魔されて、結局敗北。ワザとダーツ勝負に負けてサイバディを温存してたのに、詰めが甘いなぁ、キャメルスター。
 それと、何気にケイとの母は死去してることが明かされた(ゴシキは伯母)けど、それも今後の展開に関わるの?


2011年02月22日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みつどもえ増#7とゴシック#7

  みつどもえ増量中 #7「みそじもえ?」。またサンタ話とか、ひとはと仲良くなりたい宮なんとかさん(いまだに原作でも舌の名前が出ないな)とか、風邪で声が出なくなったふたばに隣のクラスの三十路の(いやその手前なんだけど)海江田先生が振り回されて酷い目にあったり、みつばが相変わらず自業自得で酷い目にあったり、夏にカーリング大会だったり。
 寺田はるひ声の海江田先生を「結婚はまだ?」とからかうみつばだけど、多分自分が三十路前には結婚できずにジリジリするタイプだよな……最近支配者気取りよりどんどん食い気が勝って牝豚化してるし。そして光るゲ○。
 いよいよ調子が出てきたところだけど、次回で二期は最終回。もうちょっと見たかったなぁ。DVD売れないだろうけど。


  ゴシック-GOSICK- #7「夏至祭に神託はくだされる」。ヴィクトリカの母の故郷である灰色狼の村にやってきたヴィクトリカと一弥。かつてヴィクトリカの母コルデリアは村長を殺したとされ、追放されたという。彼女とそっくりのヴィクトリカを恐れる村人たちに迎えられながらも、母の無実を晴らそうとするヴィクトリカだったが……

 ハーマイニア、ヤンデレすぎるだろうw なんで一々目を剥いて発狂するの?
 ヴィクトリカの目的は過去の事件の真相を解き明かし、母の無実を晴らすためなのだけど、この状況だと一番疑わしいのは一人なのだけど……相変わらず断定が早いな。
 あと、一人目の犠牲者はトリックの謎解き待ちとして、二人目は明らかにおかしいだろ。犠牲者ももう一人も声も上げずに、狙って出来るわけがないのだけど……

[その他] サンデル教授の世界一受けたい授業?

 昨日テレビで「これからの正義の話をしよう」などで有名なマイケル・サンデル教授が出ていて、初めてその「講義」の様子を見たのだけど……
 頭の回転は確かに速いし話し方も上手いのだけど、結論と展開が斬新、というより、場の雰囲気の掌握のしかたと結論の誘導のしかた――つまり、「丸め込み方」が圧倒的に上手いという印象。
 いろいろな状況の例を出してその答えを求めていたのだけど、ハッキリ言えば、その状況がきわめて曖昧で、前提をもっと煮詰めないと意味のある答えが出せないものばかり。石場議員が不足分の前提を規定して答えてたけど、それが一番最良の答え方だったように思う。
 しかしいろいろ上手いのはわかるんだけど、一流の哲学者というより、超一流のディベート技術者、ですな。持ち上げすぎ、崇拝しすぎには注意、かな。


2011年02月23日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 党首討論II

 本日、党首討論の第二弾。なんつーか、質問に質問に返す(で、聞かれたことは答えない)上に、「国民のためにも一日も早く予算を〜」「解散とばかり言ってるのは国民の利益に云々」と、一見ご立派なことを言ってますが、2年前のことを思い出せば「お前らにそれ言う権利ないでしょ?」としか言えない。さらに予算についても、自民はおろか福祉政策に重点を置いてることをアピールしてる共産、公明でさえも対立して予算関連法案がことごとく不成立の見通しなのに、調整もできず「お前らが折れないと国民が困るぞ!」と脅しのように繰り返すしかないとは……
 揚げ足取ろうとして、谷垣氏がきっちり答えた挙句予算案の杜撰さを指摘、「この予算案では賛成できない。だからきちんと現実的な予算案になるよう議論しましょう」と言われ、その後の討議がもうボロボロ。自分たちには具体案がないことを明らかにして、他人のせいだと言ってばかり。相手が相手なんで谷垣総裁がものすごく頼もしく見えますw
 朝日新聞も菅政権の支持率が20%を割って、さすがに記事では菅政権に対し内部からも退陣の声が出ていることを書いてますが、社説は相変わらず。自民側が「収支的に到底容認できるものではない」と言ってることは無視です。明日の社説ではどう書くかな? かなり楽しみ。

[アニメ] 兄好#7とドラクラ#7

  お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! #7「兄たちのAKIBA」。今回はオリジナル話。秋葉にお宝本探しに出かける修輔たちAEG探検隊の後を付ける奈緒と彩葉。今回は繭佳の出番ナシか……
 で、エロ本の趣味について意見が対立し喧嘩別れするAEG探検隊。しかしお互いの趣味を認め合い、再度絆を深め合う……これ、いい話なのか?w
 しかしオリジナル話にはありがちだけども、既出の原作話のつぎはぎっぽいところがどうしても目立ち、これまでよりも落ちる印象……う〜ん。次回はザブーンランド回だけど、原作連載に追いついちゃうぞ……
 原作というと、「コミックハイ!」本誌に短期集中連載してるんですが、扉のコピーが「BL少女繭佳☆まじか!」って、ここの担当本当にフリーダムだな……


  ドラゴンクライシス! #7「狼たちの真実」。怪盗オッドアイ編後編。アイはいろいろ、マスターに騙されてましたよ、という流れなんだけど、テンプレすぎる……マスターは実は過去に恋人が見殺しにされた恨みで云々、というのも、今更いい人になられましても……原作ではマスターは消えず普通にタイーホ、拘留だったそうなのだけど、この改変は意味があったのかなぁ。まあ、今回はアイがかわいかったからいいや。


2011年02月24日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「国民の生活が云々」ってのがキャッチフレーズじゃなかったっけ?

  菅首相、法案反対の自民にやいば…持久戦模索か読売 )。
 民主党内では、予算関連法案が参院で否決された場合、衆院での再可決をしないまま11年度に突入し、国民からの批判が野党に向かうのを待つ「持久戦」に持ち込む案もささやかれる。この日の首相の強気の発言を、その戦術の表れとする受け止め方もあった。
 この件で、「自民もやった」みたいなコメントを見かけたけど、恐らく一昨年の自民政権下でのねじれ国会の予算審議での参院時間切れでの通過を意識してるんだと思います。
 でもあの時は、与党の具体的予算案に対し与党は具体案を出さずにあからさまな引き延ばし戦術の(意味不明な)審議拒否を繰り返していた。今回は野党が妥当な案を出しているのに対し与党は収支的に明らかにこれまで以上にバランスを崩した予算を検討しており、予算案の練り直しを要求されるに十分な理由がある。
 ちなみに、自民政権時代の予算案については、民主党政権下で再検討をした挙句結局それを引き継ぎ、野党時代の審議拒否による引き延ばしを含めたタイムロスにもかかわらず一定の効果があったことから、民主の反対に抵抗してでも通過させたことのある程度以上の妥当性、および、具体的な理由も対案も示さず反対していた民主党の不誠実さ、非論理性が証明されたことになる。
 なんつーか、「俺の言う通りにしないと国民の生活を脅かすぞ!」って言ってるのと同じですな。野党時代も、与党時代も。

[その他] あっちこっちで革命騒ぎ

  娘の名前はフェイスブックちゃん産経 )。これって、どうなんだろう……日本で言えば、DQNネームのたぐいにならないんですかね? もしくは愛称で呼ばれる? FACEBOOKだから、FxCK'Nちゃんとか……ないな。
 それはさておき、フェイスブックやトゥイッターで暴動・革命(この二者を特には区別してません。あしからず)が起こるってのが時代ですな。まあ、民衆の不満が溜まっていたとは言え、閾値が低くなったのかなぁ、と思うと、対岸の火事としては、却って微妙ですが。それだけ世界全体が政情不安化しやすいってことだからなぁ。良いことなのか悪いことなのか、微妙です。まあ自分勝手な感想ですが、「抑圧された人々が反旗を翻すのは良いことだ」というようなありがちで実感のこもらない反応に反逆してみましたw


2011年02月25日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] いかにもな……

 ニュージーランドの震災、いまだに救出を待つ方々も多数おられるようで、一日も早い救出と復興をお祈りします。
 しかし、この手の時の常ですが、マスコミの過剰な取材活動の話が幾つも……この手の大事件の時にはかならずありますな。しかも、国外でって、この人たちには「良識」とかは通じないんだなぁ……
 全部が全部ではないでしょうが、それでも「他がやってるから自分たちももっと!」と加熱してるのはあるでしょう。何故か事実の正確な伝達よりも重視される「臨場感」信仰に囚われている、というのもあるでしょう。(本末転倒なことに、事実を曲げたり捏造したりしてまで)
 でもそんなことより、まずは被災者やそのご家族に対する敬意ある態度が第一でしょう? やってることは火事場泥棒となんら変わらない。その上のテレビ局のお偉いさんも、高級取ってふんぞり返っているけども、やってることは「火事場泥棒の上前はね」にすぎない。自分たちのやってることがそういう下衆なことだと自覚できないなら、世間がそう認識すべきと思います。

[アニメ] Rio#7とフラクタクル#5と放浪息子#5(それぞれちょっとだけ)

  Rio RainbowGate! #7「エース」。ゲートバトルの連戦、そして案の定の裏切り。リナは小さい頃からねじくれてたんじゃなく、慕っていたリサが母から父を奪い取ったと聞き、慕っていたぶん、その裏切りに憎悪を抱いたっぽい。でも、それをリナに吹き込んだのがリナの伯母であったカルティナ。ここんところがどうも怪しそうだけど……
 しかしカルティナの仕掛けた連戦のゲートバトルに加え、衝撃の事実を知らされたリオはゲームどころではなく消耗して敗北。心理戦は確かにギャンブラーの常かもしれないけど、「格下」と豪語する相手にこれはないよなぁ。どろどろの愛憎劇も加わってきてちょっと話が面白くなってきた。
 予告はそんな本編に関係なくいつもの脳天気さで笑ったw


  フラクタル #5「旅路の最中で」。スンダたちグラニッツ一家と行動を共にすることになったクレインたち。だけども何故かネッサはフリュネのことを避け続ける。そんなとき、グラニッツ一家の船が突然異常を起こす。

 なんつーか、のんびりしてますなぁ。関係の構築を丁寧にやるのは、必ずしも悪くないとは思いますが。もっとも、キーパーソンであるネッサ(ドッペルの方)とフリュネが主人公側にいるので、いつでも結果には急展開できるってことなんでしょうが。基本的に嫌いじゃないんで様子を見続けたいところ。(って、もうすぐ折り返しだけど)


  放浪息子 #5「夏の終わりに」。学園祭で演じる「倒錯劇・ロミオとジュリエット」のためになぜかみんなでシナリオを作ることになってしまう。修一はいまだに微妙に気になり続けるよしのと一緒なこともあるし、みんなと一緒に作業できるのが嬉しいのだが、さおりは修一と二人きりだった作業に皆の存在が割り込むのが腹立たしい。そんなとき、さおりに気のある文弥がやって来、修一の女装趣味をみんなの前でばらしてしまう。

 文弥、なんつーか天然なんだけど、悪意のある天然ってのがたちが悪い。真摯でない上に他人の気持ちに無神経というのが、人によってはほほ笑ましく思えても無神経な人間が嫌いなさおりのカンに触っているよう。
 そのせいで修一の秘密を知らなかった仲間にまで秘密がばれてしまう。でも、新参二人組の主導権を持ってる千鶴がそういうことを気にしない割に他人の前でしゃべる無神経な人間ではないので、なんとか救われた形になる。
 そして肝心の劇は、担任がくじ引きで配役を決めるとしてしまったことで、誠とさおりがロミオとジュリエット役に……誠は自分の女装が似合わないと卑下しつつも、それでも「ジュリエットをやってみたい」という気持ちがあり、その板挟みになる。そんな彼に、いつもの辛辣な言葉ながら後押しをするさおり。基本相手を見下す態度だけども、真摯さと誠実さを持ってる相手はちゃんと認めてる感じ。
 微妙なそれぞれのかみ合い具合、かみあわなさ具合がとても心地良いです。
 でも、さおりが不満を持ったようにみんなで話あえばいいシナリオができるということでもないのだよな……学生らしくはなるだろうけど。それと、安那は主人公たち世代のキャラの中では一番いい女っぷりだと思います。次点は千鶴で三位はさおりね。


2011年02月26日() 旧暦 [n年日記]

[映画] 「マクロスF 恋離悲翼 -サヨナラノツバサ-」と「ヒアアフター」と「エリックを探して」

  マクロスF 恋離悲翼 -サヨナラノツバサ 。マクロスFの劇場版前後編の後編。キャラクターの成長ものというよりファーストコンタクト+政治ミステリーの色が強くなってる構成で、さらに劇場版ということでライブシーンや戦闘シーンもものすごく力が入っている。ただ、テレビみたいに「一話にここが見せ所」みたいな構成が出来ないので、ちょっとメリハリはつけにくいかも。全編ゴージャスみたいなとらえ方の方がいいかもしれません。
 で、おおまかな設定・プロットは変わらないんですが、ドラマ部分がかなりテレビシリーズと変わっています。この部分の「テレビシリーズと映画の違い」というのは、河森氏がかなり意識してることがパンフインタビューにも書いてあり、そういった部分というのはスタッフもほとんど同じだけにわかりやすいと思います。演出などだけでなく、「映画とは何か」ということで、考察するのには大変面白いと思います。その他でも各所が楽しめます。

  ヒアアフター 。なんだか死後の世界に拘ってしまった登場人物たちの話と言うことで、イーストウッドもオカルト方面に行っちゃったかぁ、と思ったら、別にオカルトとんでも映画ではありませんでした。
 要は、人生で傷ついたバラバラの人生を歩んでいた三人の登場人物が、「死後の世界との交信」という一点で、ほんの一瞬交わり合いで癒やしを得る、という話でした。
 結構いい話だったんですが、いつものイーストウッドの淡々とした感じで、周囲のカップルはわりと退屈そうでした。こういう演出に耐えられるようになると、いろんな映画が楽しめるんですけどねえ。
 しかしマット・デイモンって基本的にあまり好きじゃなかったんですが、若さがなくなって枯れた感じになってきたら、結構良い感じに思えます。

  エリックを探して 。社会派のケン・ローチ監督の最新作で、しかもコメディ。かつては輝いてた時期があったものの、今は女房にも逃げられ、息子二人は悪い仲間とつるんで言うことを聞かないわ、仕事でもいいところなしの風采の上がらない初老の男が主人公。
 そんな彼が息子が隠し持ってたハッパをきめて、あこがれのエリック・カントナの幻影を見る。幻影のカントナは彼に発破をかけ、いろいろ上手く行きかけるのだけど……
 カントナってのは70年代あたりにイギリスサッカー界で活躍した名サッカー選手らしく、日本ではあまりピンと来ないけども、これってたとえばダメ親父の元に長島茂雄が人生指南に来るって感じなんでしょうか? 公式サイトを見てみると、カントナを演じてるのは本人らしく、往年を知るファンならまたテンションが上がるのでしょうね。
 基本地味な範囲で起こる事件の映画なので、地味目の映画には違いないけど、ダメな親父が頑張る映画ってのは、なんか妙に癒されます。最後のギャングへの仕返しも、親父たちの悪ふざけっぽくて、爽快と言うよりほほ笑ましかったです。


2011年02月27日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#3とオーズ#24

  ゴーカイジャー #3「勇気を魔法に変えて〜マージ・マジ・ゴー・ゴーカイ〜」。ゴーカイジャーはザンギャックの地球侵攻に巻き込まれまいするが、包囲網が厳しく地球から脱出できない。しかも隠密作戦行動中のザンギャックに出くわし、問答無用で戦闘することに。そんな中、マーベラスとハカセが攻撃ではぐれてしまう。そして意識を取り戻した彼らの前に黒いローブ姿の男が会われ、宇宙最大のお宝のありかを知っているというのだが……

 過去戦隊とのコラボ第一弾にして、ゴーカイグリーンであるハカセの初回クローズアップ回。
 ハカセはメンバーの中でも頭脳派だけども一方で慎重すぎる、というかかなりビビリ。宇宙最大のお宝のことを知ってるという黒ローブの男を追い掛ける途中でも、滅茶苦茶なマーベラスに振り回されっぱなし。
 そいでもってその黒ローブの男とは、マジレンジャーのマジレッド、小津魁。マーベラスのピンチに勇気を振り絞ったハカセを見て、レンジャーキーの本当の力の一端を示唆して去って行く役所。
 そしてその力とは、マジドラゴンとゴーカイオーのコラボ、マジゴーカイオー。ネタバレでは次はデカレンジャーのパトストライカーとのコラボになるらしい。ってことは、次に出てくるのはデカレンメンバー? 脚本がゴーカイと同じ荒巻氏なので作品性は掴みやすいだろうけど、同じスーパー戦隊でも海賊と刑事のコラボってのは、面白くいじくれば面白い事になりそう。w
 しかしマジレンジャーは比較的近作だったし魁役も当時かなり若かったので違和感があまりなかったけど、古い戦隊だとどういう登場になるんだろう? 近作中心になるのかな? メカとのコラボも、アイテム点数があまり増やせないだろうし、近作で代表的なものが中心になるのかな? でもデンジロボとはコラボして欲しいなぁ。


  仮面ライダーオーズ #24「思い出と恋と海のコンボ」。ヤミーの親となり美しく変身した優美。欲望が暴走した彼女は社長を務める妹を失墜させ、自らが社長に就任してしまう。
 一方、アンクたちはヤミーの毒気に当てられて優美に惚れ、腑抜けになってしまった映司をどうするかで頭を悩ませる。そこに伊達がやって来て、優美に取り憑いたヤミーを倒すために後藤に協力を要請する。
 伊達は優美の記者会見を見て、彼女を元に戻そうとしていたのだった。何故彼が生まれ変わった優美の美貌の虜にならないのか、問いかける彼女だったが、それに「昔のお前の方がずっと美しかった」と、アフリカで共に砂まみれになって働いていた頃の優美の方が輝いていたと語りかける伊達。
 伊達に美しく見られたいために欲望を膨らませた優美はその言葉に動揺し、エイサイヤミーが分離、バースに変身した伊達がヤミーに大ダメージを負わせるが、エイサイヤミーからさらにエイヤミーが分離して建物を破壊し、その瓦礫で優美が重症を負ってしまう。

 ヤミーの能力にやられたとはいえ、今回の映司のふがいなさに比べ伊達のキャラがかっこよすぎる……つか、第三世界で医療チームを組んでたって、チームドラゴンですか? 医龍ですか?
 伊達が稼ごうとしてる一億円というお金も、それに関わる事なのかな? 一億ってえと、ちょっと高価な医療機器を買えばすぐにすっとんでしまう金額ではありますが……あと、写真の映司に見覚えがあるってのも、なんか関係があるんだろうか? もしかしたら、映司のトラウマにもなってる内戦のことと関係が?
 完全にドラマの蚊帳の外に置かれた映司たちだけど、なんとか無理やりオーズに変身させることで正気に戻る。が、カザリ+エイヤミー相手に苦戦。そんなオーズの苦戦にアンクがピンポイントでシャチメダルを奪うように指示。そんなことが出来るのなら、今までもっと有利に戦いが進められたのでは……
 なんにせよ、これでシャチ、ウナギ、タコのメダルが揃い、水中戦に特化したシャウタコンボが完成。これで五体のグリード全てのコンボが登場したわけですな。シャウタはブラックRXのロボライダーのように肉体の液状化能力があるうえ、タコ足を発生させて相手を拘束したりそのまま攻撃に使えるという、イロモノなデザインと能力にしてはかなりの強力コンボ。必殺技もウナギムチで相手を拘束してタコ足をドリルのようにして相手を貫くキック系。イロモノとは思えないかっこよさ。まあ、タコ足は玩具のように元の足がタコ足になるのではなく、腰の周りに足の吸盤模様から発生したタコ足が付くという形ですが。さすがに下半身がホントにタコになったらかなりアレだ……
 この次は何故か鳥系のヤミーが登場。左腕を壊したボクサーの欲望に取り憑いてるらしいのだけど、鳥系グリードはアンクのはず。まさかアンクがヤミーを? とまた映司とアンクの関係を揺さぶる話になりそう。タイトルも「ボクサーと左手と鳥ヤミー」で、左手ってのは、ボクサーの壊れた左手なのか、それも「右手」であるアンクに対応する何かが?