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2013年02月01日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ジョジョ#16

  ジョジョの奇妙な冒険 #16「魔法教師リサリサ」。リサリサ登場、そしてエアサプレーナ島での修行開始。修行シーンを一話に詰め込むために割と無茶してるけど、リサリサの登場シーンはムード満点! 「養豚所のブタでも見つめる目」が出なかったのは残念だけど。
 作画的には厳しいけど、この原作の場合動きが良ければ原作に近づくってものではないからなぁ。でも、柱を飛び跳ねて移動したり、時々謎の移動シーンが……この辺がよくわからんのだよなぁ。
 次回はついにエシディシ戦。予告での「あんまりだぁぁぁぁ!」のインパクトがwwwww


2012年02月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その5

  ハイスクールD&D #1「彼女、できました」。今期のおっぱい枠。この手のは一部から馬鹿にされながらも一定以上のソフト販売数が期待できるので、商品としては定番なのだよね。
 そいでもって個人的には吉岡たかを枠でもある。
 内容は、ただのエロアホ高校生だった主人公がなんか身体に宿した特別な力目当てに堕天使に殺されたと思ったら学園の憧れの生徒会長によって生き返り、しかも悪魔になってしまいましたというハーレム系中二病エロコメ。こういうライトなのはやっぱ吉岡氏得意だよなぁ。しかもノリじゃなくマジメにやるから情報とかもきちんとつめ込むし。
 ただ、この番組最大の見せ場はやっぱEDかと。ストリップダンス(っぽいダンス。下着は着てる)はまだしも、ポールダンスは珍しいんじゃ。しかも動きが滅茶苦茶気合はいってる。
 まあ、肩肘張らずに見られる枠ってことで。

  テルマエ・ロマエ #1「時をかけるローマ人/白鳥の湖」。「ブラック☆ロックシューター」が始まるはずが、なぜか突然三話だけで始まったノイタミナ新作。しかもFROGMAN制作のフラッシュアニメ。いや、まあ結構合ってるといえば合ってるんだけど……BGMもクラシックだったり、かなり急場の企画&低予算ぶりが見てとれる。ロックシューターに何かあったのか、それとも 映画 との単純なタイアップ?
 まあ、蛙男商会がやってる時点で、公式パロっぽくって特に突っ込み入れる気にもならないんですが……でもやっぱり経緯が不明すぎる。


2011年02月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ゴシック#4

  ゴシック-GOSICK- #4「金色の糸はつかのまを切り裂く」。ミリタリー関連ではトリックにもならないワイヤートラップのトリックというネタが出だしで、「え〜」みたいなあいかわらず反応に困るアレ。一時期のタミヤラインナップを知ってるだけでミリオタでもなんでもない自分が「ワイヤーカッター付の軍用車両」でその存在を知ってるくらい、突っ込みどころ満載のアレなんですが。
 と、思ったら、次には「痴情のもつれっぽいあれこれからその相手に睡眠薬を盛って納骨堂に運び込んでその後に自分が自殺して納骨堂に埋葬された後、相手が目覚めて納骨堂から出ようともがいて息絶える」ってシチュエーションがワケ判らないんですけど。キリスト教って基本土葬ですよね? 納骨堂って、白骨化した遺体(あるいはその一部かも)を、収める場所ですよね? なんかいろいろおかしい。新登場したキャラのキャッチーさより(ショートでツリ目にもかかわらず)、そういう突っ込みどころが気になりすぎて何が何だか。そもそも自殺→埋葬のシークエンスまで絶対に起きない睡眠薬って何? その時点でいろいろおかしい。何が一番おかしいって、それが当然のごとく推理の前提に組み込むヴィクトリカだけど。
 やべ。突っ込んでて逆の意味で楽しくなってきたw


2010年02月01日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#17

  キルミンずぅ #17「潜入!庭にはワニが二匹いる!?」。おおきなお屋敷に肉屋の配達に来たケン。上等の肉をペットに食べさせると聞き、どんな動物がペットなのか興味を持つが、ペットの部屋を覗こうとしたところを屋敷の主人の有賀に見つかって追い返されてしまう。
 きっと怪獣がいるんだと勘違いしたケンは有賀の屋敷を嗅ぎ回ってると、聞き込み調査に来ていた小結刑事からこの辺りでペット失踪事件が起こってると聞く。ますますもって怪しいとキルミンフォーゼして屋敷の中を調べると、そこにいたのは二匹のワニだった。
 これはこのワニがペットを食べていたに違いないと、リコたちを招集。しかしナギサの提案で、まず本当にワニが犯人なのか調べようということになる。

 ミサたちの裏の顔が今回明らかに。って、ミサさん、黒豹のアニマリアンなの? 親子でも同じ動物に変身するとは限らないんだなぁ。
 リコたちはケンの推理でワニがペット連続失踪事件の犯人じゃないかと疑い潜入捜査するけど、カノンの方もケンたちのやってることに興味を持ってその後を追いかける。ミサに子供扱いされて裏の活動を秘密にされてることの反動もあるのだろうけど。それでケンたちが探偵をやってること、ミサが「怪盗レディパンサー」であることを知って、ケンに追いかけ回してもらうために怪盗になる決意をする。って、まるっきり子供の遊びだなぁ。まあ、なんか色々暗躍してるっぽいから、平和に話が進む内は平和な方がいいのか。
 結局ワニ騒動は有賀がワニのメスが孵化するまで玉子を枯れ草の中に隠し守る習性を利用して自分の金を守っていたのだけど、別に脱税とかじゃないし、善人じゃないけど悪人ってわけでもないよな。つか、ミサさん思いっきり大関警部たちの前で顔をさらしてるんですが……
 あと、結局ペット失踪事件は謎のままで、今後の伏線になってるのか?


2009年02月01日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#49とディケイド#2

  ゴーオン #49「最終ケッセン」。範人、軍平に続いて須藤兄妹までヨゴシマクリタインの「正義カイサン」によって光の粒子になって消えてしまった。意気消沈する三人だが、走輔の檄によって、消えた四人のためにもガイアークと戦い抜くことを決意する。しかしボンパーによる正義カイサンの解析も進まぬうちに大量のバンドウマが出現する。それはヨゴシマクリタインが設計しヨゴシュタインが作成した「デウス・ハグルマキナ」の真の力をヨゴシマクリタインが発揮したためだった。倒しても倒しても無限に発生し続けるバンドウマに、炎神たちが元の姿に戻れる限界を超え、ゴーオンジャーたちだけで戦わないといけなくなってしまう。キタネイダス、ケガレシアも本気を出し、圧倒的なその強さに圧され気味ながらもいなくなった四人の力を借りて反撃を試みるゴーオンジャーたちだったが……

 キタネイダスとケガレシア、やっぱスタッフは使い捨ての悪役には出来なかったか。てっきり罷免されるかと思っていたヨゴシマクリタインに優しい言葉をかけられホイホイと従う二人だったが、ヨゴシマクリタインは二人を使い捨てのコマとしか見ておらず、ゴーオンジャーからの攻撃の楯としたばかりか二人の意に反して身体の自由を奪い、捨て身の攻撃を仕掛けさせる。
 そんな二人は、バンドウマの大量出現を逆に利用してガイアークの本拠地を突き止め、乗り込んできたゴーオンジャーとの戦いの中でヨゴシマクリタインから離反。最期はヨゴシマクリタインの手によって始末される。「仲間想いだったヨゴシュタインとは正反対」「妾たちはガイアーク一族皆が暮らしやすい汚れた世界を作りたいだけ! 独裁者のヨゴシマクリタインではそれは実現しない」と、ヨゴシマクリタインを裏切り、正義カイサンのエネルギーが詰まったゴミ箱を奪い取り、破壊する。
 確かに手段はなんだったけど、こいつらはこいつらの気骨で戦ってたわけで、その矜持に反するヨゴシマクリタインは許せなかった模様。結局始末され、最期にデウス・ハグルマキナのことをゴーオンジャーに伝え、あの世でのヨゴシュタインとの再会を夢見て息絶える。
 二人の意志も受け継いだゴーオンジャー三人は、それを破壊すれば消えた四人も復活すると聞き、デウス・ハグルマキナの前でヨゴシマクリタインと最後の対峙をする。
 まあ実質話は決着がついたも同然だけど、次回はエンジンオーG12の最後の活躍が期待かなぁ。


  ディケイド #2「クウガの世界」。突如写真館ごと別の世界に来てしまった士たち。どうやらそこはクウガの世界らしく、士も巡査の姿に変わる。要は、巡査としてこの世界で何かをなさないといけないらしいが、士はあまり気にするふうでもない。しかし夏美はすべてのライダーをディケイドが滅ぼす夢のこともあり、ディケイドの使命について疑問を抱く。
 そしてこの世界ではグロンギを唯一倒せる者として、未確認生命体四号と呼ばれるクウガが、唯一彼の正体を知る女刑事八代と協力して戦っていた。だが、その正体であるユウスケは、正義や人々のためというより、そうすることで人から認められるから、という動機で戦っていた。そのため、「なにをすればいいのかわからないから、とりあえず遊んでみるか」とグロンギと戦いだしたディケイド、そして士に激しく敵意を燃やす。
 しかし意に介することのない士は、グロンギのゲゲルのルールを教える。いきなり現れ、そんなことを言う士に八代は疑問を、ユウスケは敵対心を抱くのだが……

 炭火焼きオルグが!(いや、それはいいから)
 士たちが最初に訪れたのはクウガの世界。だけど、そこはなんだか視聴者が知ってるクウガの世界とはちょっと違う。戦ってるのは五代雄介と一条刑事ではなく、小野寺ユウスケと八代刑事。それに、「みんなの笑顔を守るため」に戦っていた五代と違い、ユウスケは「自分のために戦ってる」と言い切る。
 そんなクウガの戦いに、暇つぶしついでに関わりだしたディケイド。だが、ディケイドの名を聞いたユウスケの表情が変わり、クウガに変身して戦いを挑んでくる。ディケイドを「悪魔」と呼ぶ彼によると、ディケイドはすべてのライダーを滅ぼす者、だということらしいのだが……
 そして、夏美もまた夢で見たディケイドに滅ぼされるライダーたちのうち、最後にクウガが立ち上がりアルティメットフォームになって戦いを繰り広げた光景を思い出す。まあ、平成ライダー一号だし。
 しかしその戦いを見ていたメガネの男が黒いオーロラを呼び出し、それで現れたのは……キックホッパーとパンチホッパーのホッパー兄弟。って、声がやっぱり矢車と影山だ。w 「ここにもライダーがいたか」とクウガとディケイドに襲いかかって来るのだけど……なんかカブトの世界とちょっと異なる事情らしい。そう簡単にやられないよね? ね?
 そして、ディケイドというより士自身も「その世界のライダーとその敵のこと」を潜在的に知っている、という能力(?)を持っているらしい。グロンギ語を理解し、そのアドバンテージでユウスケたちを出し抜くのだから、まあ、はっきり言ってずっこい。w
 クウガ編は次回で終了らしい。とりあえずクウガ編は「世界を巡ってディケイドがライダーにどう関わるか」という紹介っぽいけど、予告で「みんなの笑顔を守れる、そう信じる」と言ってるのが気になる。本来とはずれたライダー世界を、元に近付けていくのが目的?

[アニメ] フレッシュプリキュア#1と鉄腕バーディDECODE:02#1-2と絶チルちょっと

  フレッシュプリキュア #1「もぎたてフレッシュ! キュアピーチ誕生!!」。あらすじはもう大抵定型なので略。今回の特徴としては三人主人公で、それぞれが違う学校に通ってること。つか、セーラームーン化してね? あと、キャラクターデザインが過去シリーズとは変わったことか。
 とりあえず端的に言えば、「蒼井ミナモと川嶋亜美とその他一名が主人公のプリキュア」。つか、まんますぎやねんw 何時「波留さん、安全安心ですよ」と言い出すかと。


  鉄腕バーディDECODE:02 #1「After All」、#2「Simple Twist of Fate」。今回の事件は、移送中、地球に逃亡したリュンカ事件の黒幕たちを、捜査し確保するというもの。逃がし屋によって地球人に偽装し、潜伏している彼らだが、バーディとは別に、何者かが彼らを追い、惨殺していく。そんな中、バーディは理学療法士として病院に勤めていた幼なじみのナタルと再会する。幼い頃アルタ人の起こした事件のために故郷を追われて以来の再会だが、昔と変わらぬ笑顔の裏で、逃亡犯連続殺害事件に彼の影がちらつく。

 ってわけで第二期目。公式サイトだと「鉄腕バーディ02 DECODE:」って表記されてるけど、多分間違い、だよね?
 今回は前の事件がそのまま尾を引く。渋谷は廃墟のままで多くの被災者が難民村での生活を余儀なくしているし、身内や友人を失った人々の悲嘆もまだ癒えない。つとむも小夜香との別れを引きずったまま。そんな中で起こる新たな事件、そして色っぽい話とは無縁のバーディにも艶っぽい話が?
 でも、それはバーディの追う事件と余り良くない形で関わってきそう。差別の対象である「アルタ人と似てるから」というだけで地球をリュンカの実験場にしようとした首謀者たち。バーディの任務は地球に潜伏した彼らの身柄の確保だが、何者かが先回りして惨殺していく。
 原作より差別やテロといった時勢を濃く反映させたシリーズだけど、今回もそうらしい。
 しかし二週遅れはなんとかならんものか(放送するだけマシ、と言えばそうなんだけど)。


 それにしても絶チル、面白いんだけど、なんだか小ネタが子供にわからんものがどんどん増えてくような……特に名乗り。w とりあえず「大人が懐かしがることもない」こともないのは確実なようで。


2008年02月01日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#16とのらみみ#4とPERSONA#4とハニーLIVE#16とドラゴノーツ#16(極力簡略版)

  もっけ #16「ソラバヤシ」。他の人には見えないものが見える静流。他人のにじみ出る感情とかまで視覚的に見えてしまう中、この世ならざる音楽に惹かれて音楽準備室に行き、やはりその音楽に惹かれて来た女生徒・古関と出合う。だが、その子はただでも評判が良くないのが、その音楽に惹かれて現実をおろそかにするあまり、余計に周囲から白眼視される。静流はそのお爺ちゃんの「のめり込み過ぎなきゃ、まあいいだろ」という言葉を元に、その音楽との距離を測る。そこらへんは前回と同じなのだけど、のめり込んでしまった人が対比で出てるのが違うと言えば違うか。しかし、日常に問題があるから非日常にのめり込むってのは、わからないではないかも。古関さんは潰れなければいいなぁとは思うけど。ショートでツリ目だし! (というばかりではないけど)

  のらみみ #4「あまのじゃくシナモン」。のらみみは公園で芸をやろうとして滑ったキャラを見かける。実はそれはのらみみの妹分のキャラ、あまのじゃくのシナモン。のらみみは妹分も同然だと、芸人キャラを目指すシナモンをフォローしようとする。が、シナモンはシナモンでいろいろ悩んでいるようで。
 うわ、ツンデレキャラ。w 人気芸人キャラを目指すという居候キャラのシナモン。だが、あまのじゃくキャラな性格が祟って、前の居候先でも上手く行ってなかったらしい。のらみみはシナモンが強がって居候せずに芸人を目指すと言ってるのではないかと心配するのだが……
 シナモンの複雑な心情、わかるなぁ。芸人を目指すというのは嘘ではない。でも、居候したいというのもないではない。何より、のらみみにかまってほしい。
 芸人を目指すと言いつつ、シナモンは目指すものを模索してる最中なんだろうなぁ。そして、町内会イベントとは言えシナモンをサポートするのらみみは、多分自分の道を迷うシナモンとはちょっと違ってるのだろうな。
 そして何気に今回は一本仕立て。w

  PERSONA TS #4「くじらのはね」。兄の諒に「街から出て行け」と言われる慎と洵。しかし、亡くなった両親が描いた絵本「くじらのはね」を見つける。その夜、兄弟の諍いを起こした後、姿を消した洵を探す慎と諒。そして、絵本のモチーフになった羽根をたどって行き着いた先に見たものとは……
 今回は神郷家の事情に関する話。慎は自分たちを遠ざけようとする兄・諒に反感をぶつけ続けるのだけど、それが故ないことではないかと感じ、徘徊する洵を探す諒を見て、自分たちを遠ざけようとするのは隠された理由があるのではないかと察する。
 いなくなってしまった洵の片割れ、そして洵が未だに彼女とリンクしてることにはペルソナが関係してると示されてもいる今回。慎が家族の絆を信じようと決意したことがより重要なのだろうなぁ。

  キューティーハニーTHE LIVE #16「禁じられた恋」。一時的に力が使えなくなったハニーを巡って、パンサークロー幹部がハニー争奪戦を繰り広げる中、彼女を奪取しようとして傷を負った中条に恋してしまうハニー。
 バラバラにされたマーク武蔵大丈夫なんかいな、ってのがあるんですが、最後にキラキラした目の中に現われるわざとらしいさわやかな笑顔の中条が。w
 それと、田中生魚店の旦那が強いのには驚いた。

  ドラゴノーツ #16「慟哭-引き裂かれた運命-」。あ〜、この胸の大きさが存在感と直結してる中で、アキラ、乳がない割に出張ってきてると思ったら死亡フラグ要員だったんだ……
 唐突と言えば唐突。
 しかし、ガーネットは最初から人間離れしてたとは言え、実は○○ゴ○フラグは、これまた唐突と言えば唐突ですな。


2007年02月01日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 海賊旗かかげられてもなぁ

  痛いニュース さん経由で二つ。
  日本の捕鯨船に約300万円の懸賞金 - オーストラリアAFP )。これって完璧に何らかの犯罪にならないか? テロリストと呼んでもいいんじゃないかと。保護ってより信仰だよなぁ……信仰は人様の迷惑にならないようにしましょう。


 あと、 ジャスラックが訴えた生演奏の店、「著作権侵害せず」とネット中継で証明するも…「将来するかも」とピアノ撤去&賠償命令痛いニュース )。まあ、判決は「将来的 にも 継続するかも」ということで、 未行の犯行をとがめてるわけではないのだけど、 「確認する術がないから、そのおそれがあるので」という訴訟だったはずが、「著作権違反をおかしてる」という断定になるって、どういうこと? 多分そのうち鼻歌を歌う口も撤去されるんじゃない? ひどいディストピアだな……
追加:良く考えたら、現在やってると認定しようがなんだろうが、予防としてそこまでの対処をする権限があるのかって話だな。色々変すぎるぞ、この話。


  小沢民主、審議拒否も辞さず 「産む機械」発言の厚労省罷免要求野党4党が辞任要求で一致 共産も厚労相罷免申し入れ産経 )。……どっちが「ふさわしくない」んだろう? こんなことで「チャンスだ!」とばかりに食いついて、審議拒否までするって完全に職務怠慢だろうに。自分たちで民意を反映してませんと行動で示し、あまつさえ職務放棄……政治ごっこはいい加減にしてくれと思う。少なくとも今回罷免要求した連中は、自分が失言したら即議員を辞めてもらわないと話が合わない。何人残るかな。
 しかし、 柳沢発言:野党徹底抗戦も、決着は4日の知事選後?毎日 )って、これは困ったな……誰に入れようか迷ってたのだけど、これだと自民候補が勝たないと阿呆な風潮に追い風を呉れてやることになるじゃないか……そんな投票理由、嫌なんだけど、嫌なんだけど……


  中国の衛星破片、軌道にびっしり…人工衛星などに脅威読売 )。うわ……中国やってくれたな。ちょっと正確なところの情報がわからないんですが、これが本当ならひどいわ……

 で、中国関連でもうひとつ。 中国研究者、南京事件で講演「30〜40万虐殺」に懐疑的IZA! )。まあ、正しい態度だと思います。こういう研究者が日本国内で講演をする意味については思わず裏を勘ぐってしまうのだけど、言ってることは正しく見える。

[アニメ] ストレイン#11と銀鉄永分#16

  ストレイン #11「狂宴の幕開け」。セーラが見た映像から、エミリィの秘密とラルフの狂気の真相が明らかにされる。一方、クンルーンを乗っ取られたメドロックはラルフが喀血し倒れた隙にエミリィを連れて逃げ出す。そして脱出ついでに艦の自爆装置を起動させる。そしてエミリィを手みやげにリベルタットに投降するが、狂気に走ったラルフが自爆寸前の艦で特攻してくる。

 科学考証的なツッコミはさておき、なかなか面白いことになってきましたな。てか、兄ちゃんの狂気は別に心が弱かった訳じゃなく、エミリィ星人とシンクロしてしまったからか。でも使用前使用後がほとんど別人なのは相変わらず謎。それに、兄ちゃんは人類への憎悪に猛りまくってるのに、等のエミリィ星人は別に憎んでる様子はなさそうだしなぁ。
 でも、ラルフに兄を殺されたロッティが、「これ以上人を殺させないためにも、兄さんは自分が殺す」と告白したセーラを信じ、仲間として出撃を要請するのはなかなか燃える展開。男キャラが退場したり負傷したりで女キャラばっかってのがなんですが。
 しかし、なんかでっかい規模の危機が訪れるのかと思ったら、復習鬼になった兄ちゃんが手当たり次第暴れてる話だったのか……


 銀鉄永分#16「招かざる漂流者」。前回の平和な日常とは一転、今度は打って変わって別次元に関わる重大事件の予感。って、平和な話の後は大抵大事件が起こるものだからなぁ(パターンで展開を読む、嫌な視聴者の典型)。で、救助された少女フレルは異世界の住人で、前作で異世界からの侵入者アルフォードとの戦闘があったこともあり、上層部は少女の引き渡しを要求するのだけど、特務情報部があまり良くない意味で関わってそう。 偽ビッグワンの時も裏で糸引いてたみたいだし。 (訂正:偽ビッグワン事件の時に糸を引いてたのはSPGですた。指摘いただき感謝します)
 フレルが有紀渉の名前を知ってたり、特務情報部なのに部の利益に反して学たちに肩入れする女性アリアヴィーナスが有紀護の恋人らしかったり、どうも有紀一族に関わる展開になりそう。


2006年02月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ノエインさん#16

  ノエイン #16「クリカエシ」。カラスを助けるために、時空の狭間に陥ったハルカ。たどり着いたのは、カラスと出会う前の近似世界だった。しかし、なにかが違う。この時空のハルカはカラスと出会っていなかったのだ。近似世界の自分と同化してしまい、違和感を覚えながらも肝試しの夜や家出をもう一度繰り返すことに……
 カラスとハルカが出会ったのはこの夏が初めてではなかった。昨年の冬、教会の上に立つカラスを、ハルカは見ていた。その時のカラスは、シャングリラとの戦いにより時空の狭間に陥ったところを、無意識にハルカによって呼び寄せられていたのだった。しかしそれによって龍のトルクであるハルカがいる時空がシャングリラにばれることに。
 一方、カラスの現れない世界をリプレイするハルカに、それでいいのかと訊ねる時空の放浪者である老人。あるいはノエインか? とも思ったけど、ノエインとは別の存在のよう。この老人、何者だ? ノエインは、ユウに向けたセリフからすると、やはりシャングリラのユウ=カラスなんだろうか? 声もカラスと同じだし。
 現実世界では絶対臨界の危機を承知で篠原が黛に対し協力を約束させる。その手段は恫喝そのもの。こいつ、絶対ろくな死に方はしないな……どうも元ネタ(の一部)と思える人も東京地検で締め上げられてる最中だし。元ネタの人と言うと、「それゆけ!徹之進」もどうするんだろう?
 しかしそれにしても毎回せつないなぁ。カラスはいずれ消え去ることはハルカもわかってるわけで、それでも影のようにハルカを見守る姿が、やっぱ大きいんだろうな。次週はコサギが恋の八つ当たり状態っぽいけど。

[その他] 気温自体は高いのに……

 雨雨雨雨。じめじめじめじめ……湿度が高いと体感気温も下がるからイヤだ。寒さがじめじめしみ込んでくる。

  デンマーク紙のムハンマド戯画、大使召還などに発展読売 )。あ〜、そりゃいけませんわ。他文化に対する認識不足ですなぁ……

  子ども投資家も痛手 「経験から多く学んで」共同 )。まあ、だからなに? って話ですな。そういうものでしょ。ただ記事の意図は気になる。子供もそういうのが当たり前になってるということを示したいのか、いたいけな子供も被害を受けてると示したいのか。いや、後者だと妙な感じもしますが。

  NTTドコモ、来秋をめどにPHSサービス終了ITmedia )。ドコモのPHS、使ってるんですけどねえ。ついに来るべきものが来ましたか。せいぜい粘って良い条件を引き出そう。<おいおい

  寿司の正しい食べ方 。ちょwwwおまっwwwww

  イラクの陸上自衛隊、政府が3月中旬撤収開始で調整読売 )。おそらく撤収決定は近いだろうなぁとは思ってましたが、やはり。まだ決定ではないですし、撤収完了まで気は抜けませんが、本当にご苦労様と労をねぎらいたいです。


2005年02月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[読書] ナンバ走り/矢野竜彦、金田伸夫、織田淳太郎

 いきなり余談だが、中学生のときに地区の陸上大会の選手に選ばれたことがある。と、言っても実はそれほどすごいことではない。うちの中学は一学年三クラスしかなく、陸上部なんてものはない。だから、適当に体育の成績とかを見て選手を引っ張ってくるのだ。「それでもすごいじゃん」って思われるかもしれないけど、まださらに続きがある。私が選ばれたのは中距離走、400mと800mだった。100m、200mの短距離走では群を抜いて早い連中がいた。長距離走も、結構早い奴がいた。私が中距離に選ばれたのは、なんのことはない、長距離でトップクラスではないがそこそこ速い、という、実はただその一点に過ぎなかった。
 半分強制みたいなものだったし、長距離よりは楽かとOKしたのだが、これがとんでもない。中距離走というのは、実は200m走のスピードで最初から最後まで走りぬかなくてはならないという、悪魔のような競技だったのだ。特別な訓練などしていない中学生にとっては400m走も終盤は無酸素運動が切れているし、800mに至っては後半まるまる有酸素運動。とにかく身体を痛めつけるのが目的のような競技だった。まあ、本大会は幸いビリの汚名はなんとか免れる程度の成績だったが。
 この時、散々指導されたのがフォームのことだった。腕を振れ、腰をねじれ、あごを引け、胸を張れ……どうもこのフォームに違和感を感じ続けていた。だって、地面を蹴るのは足ですぜ? よしんば全体のバランスや力の出し方で上半身の捻りが大事としても、腕の振りまで気をつける必要ってあるんだろうか? 私の場合はむしろ、ある程度時間がたつと腕の振りに気をとられるあまり、リズムが崩れるということすらあった。ある距離以上なら腕をあまり振らず、上体はあまり捻らず、あごの引きも適度にリラックスしてる方がよほど走りやすい。が、そんな走り方は徹底的に指導と逆だったので、それを通すわけにも行かなかった。
 この本で思い出したのはそんな過去の経験だった。昔の日本人は今と違い足と手を同じ方を出しながら歩いていた、というのは有名だが、これを文字通りにやろうとするとなんだか変な歩き方になる。説明によっては「箱をつぶすように歩く」とあるのだが、それもイマイチピンと来ない。しかし、この本を読んでイメージ的につかめるようになってきた。
 「身体を捻らない」というのは正確ではなく、「身体の捻れをあまり外に出さない」という形に、結果としてなる。鍵となるのは骨格と関節である。現代の歩き方、走り方だと腰や股関節、膝といった主だった関節ばかり使うが、ナンバ歩きだとそのあたりばかりでなく、背骨、肋骨、肩甲骨といった、普通に西洋的に考えれば「動かない」部分の関節も重要になる。一箇所を大きくねじれさせるのではなく、身体のねじれを分散させて、結果として身体があまり大きくねじれないようにする(「歩き」の場合は歩き方そのものが違ってしまうのだけど)。つまり、人間の身体をいくつかの剛体のブロックの組み合わせと考えるのではなく、形を変える箱、と捉えるイメージの方が近くなる。そうすると、メリットとしては動きの支点が複数生じ、重心が不安定になりにくくバランスがくずれにくいとか、ねじりにより身体に負担を与えないとか、回転運動ではなく身体自身をゆがませていく運動に近くなるので、場合によってはより効率的な動きができる、身体自体の稼動範囲が広がる、などが出てくる。短距離走には向いてないだろうが、ある程度以上の長さならこちらの方が負担が少ない、ということもあろう。
 格闘技などの場合、身体が外面的にはあまりねじれないので、予備動作がわかりにくい、などの利点もあるらしい。 *1
 むろん、これが向いてる人、向かない人ってのはあるだろうし、向く競技向かない競技もあるだろう。事実、「ナンバ歩きを指導したら却って記録が落ちた」というような事例も触れられてはいる。しかし、十数年来感じていた「あのときの違和感」が、こういう形で氷解しようとは思ってもいなかった。
*1: ってより、身体の動かし方の発想がここまで根本的に違ってると、却って西洋型の歩き方しか出来ない人が古武術とか習うのは難しいだろうなぁ、と思ってしまう。

[その他] 電子体温計(温度計)はどの程度正確か

  原えりすんさんの日記 の電子体温計の話(1/30)を見て、ちと「おや?」と思った。「電子体温計(温度計)が案外と不正確」というのはそうなのだけどちとイメージが違うのだ。たとえばウチでは オムロンの電子体温計MC-105 を使っているが、取扱説明書では誤差0.1℃の精度となっており、実際水銀体温計と計り比べるとそんなに変わりはない。しかし、デジタル温度計の類がそんなに正確ではない、正確なものは値段が高い、というのも事実で、2000円程度のデジタル温度計だと、誤差1℃のものとかはざらである。
 なぜそんな誤差が生じるのか。温度を感知する「サーミスタ」という部品の性質に理由がある。
  Wikipediaのサーミスタの項 を見ると、もっとも良く使われるNTCサーミスタは「温度に対し抵抗変化が比例的」とあるが、実はここが問題なんである。「比例」ではなく「比例的」。実際にはどうかと言うと、理想的には このサイト のような式で描写される曲線を描く。しかし、この式を安価に変換しようとすると一苦労だ。従って、普通安価に仕上げる場合は使用温度域を想定して、その温度域での使用に耐えうるように設計する。サーミスタの特性にもよりけりだが、一般的には温度域が限定されていればされているほど曲線をよく近似でき、誤差を少なく収めやすいのは直感的に理解できると思う。つまり、体温計のような温度域がせいぜい10℃程度のものは、誤差を小さく収めやすい。逆に汎用温度計となると使用する温度域が広いため、安価なものだと誤差が大きくなってしまう。
 もともとの測定の理屈が水銀体温計とは異なるので使い勝手等は異なるだろうけど、「何故誤差が生じるか」の理屈がわかっていればどのようなものは誤差が大きいか、小さいか、が多分直感的にわかると思う。所詮道具は道具。その特性を理解して、それに合った使い方さえすれば、値段分、ある程度までの機能は果たしてくれるものなのだ。私も偉そうに言えた義理はなくって、電子工作の入門テキストを読めばすぐわかる程度の話しかしてないんだけど(それ以上は私にゃできない)。


2004年02月01日() 旧暦 [n年日記]

安価な革命兵器

  泡沫の日々 さんを見て朝日新聞に、正月に第一回の乗ったAK−47の特集の続きがあると知り、あわてて新聞を見返す。たしかになにを狙っているのか、よくわからない記事だ。今回の記事では特に設計者であるカラシニコフ氏を糾弾する内容ではなかったものの(次回も引き続いて氏の記事らしいから、どうなるかはわからんけど)、記事の内容自体が既出のことばかりで、特に資料性はない。本当にこの特集はなにをやりたいんだろう?
 今週末は実家に帰ってOSのアップデート作業とかなんとか。回線がアナログモデムなので、アップデート作業の遅いこと遅いこと。田舎なので選択肢はさほどないものの、それでもADSLは施設できるのでできればさっさとしてほしいのだけど、実家はちょっと回線の引き方が特殊なので結構難しかったりする。まあそれでもMeからXPへのアップデートと、アンチウィルスとパーソナルファイアウォールのインストールを完了。XPはリモートデスクトップとかによる管理が出来るので、親に教えるときがこれで少しは楽になるかも?
  イラクへ派遣される陸自部隊への隊旗授与式( 朝日 )。いろいろ大変とは思うけど、がんばってきてほしい。なによりもまず「ご無事で」というのが大事なのは言わずもがな。
 コミックマスターJを見て「?」と首をひねる。私が言うのも「お前が言えた義理か」になるのだけど、なんだか偏狭なナショナリズムっぽい気がする。たとえば例に出していた日本映画、確かにハリウッド映画に圧されたのが邦画業界の落ち込みの一因ではあったけど、それだけでなく、内的な要因だってあった。そういったものを無視してハリウッド映画へのルサンチマンをむき出しにするのは、何か間違ってる気もするのだけど。いや、それよりなにより、具体的に何に危機感を持ってるのか、問題意識がはっきりしない。ユーザーの意識なのか、業界の無防備さなのか、アメリカからの刺客(笑)なのか。もうひとつ、日本だってハリウッド映画をはじめ海外娯楽から散々吸収してきたのに、日本が吸収されたものを見て喜んだら馬鹿呼ばわりってのは、なんか違うんでない?(この部分が一番引っかかったんだけどさ) まあ、クリエイターが対抗意識を燃やし、それを創作に向けるってのは、この話としては間違ってないのだけど。日本はサムライの国かもしれないが、由緒正しいミーハーの国でもあるのだ。
  続・荒野の用心棒 を見る。原題は「DJANGO」だし、主演はイーストウッドでなくフランコ・ネロだしで、なんでわざわざ「続荒野の用心棒」とタイトルをつけたのかわからない便乗邦題。しかし、棺おけを引きずるガンマンの原点(多分)だから見にゃいかんとは思ってたのだよね。とにかくぶっ放すぶち殺すのバイオレンスな西部劇。個人的には結構好み。
 明日から三連続で スターリングラード攻防戦の特集 。BS−1だから忘れんように気をつけないと。


2002年02月01日(金) 旧暦 [n年日記]

メメント・モリ

 今日は映画の日だったので、三本だけ見てくる。「 ヴィドック 」「 レイン 」「 メメント 」を見た。
 「ヴィドック」。1830年のパリ、著名な私立探偵であるヴィドックが殺された。パリはただでも民衆蜂起の直前で、緊張した雰囲気の中に、そのショッキングな報が流され人々は愕然とする。相棒のミニエも酒浸りだが、そこへポワッセとなのる青年がおとずれる。彼はヴィドックの伝記を書く約束をしており、彼の最期の真相を知りたいという。ミニエにはすげなく断られるが、ポワッセは単独で調査をおこない、ヴィドックが最後に捜査していた事件を裏で操っていた謎の鏡の仮面の男の存在が浮かび上がる。
 正直、筋というほどのものはなく、オチも意外というほどでもない。基本的には「俺たちフランス人がCGバリバリでつくったら、こんなにもスタイリッシュになるんだぜぃ!」という以上の意味はあまりない。しかし仮面の錬金術師とヴィドックの戦いの効果はただの冴えないデブのおっさんのはずなのに、ヴィドックが妙にかっこよく見える手並みは流石。ちなみにヴィドックは、ヨーロッパでは有名な実在の人物らしい。1.5点。
 「レイン」。コンは耳が聞こえない。そのことで幼いころから差別をうけてきたが、銃の才能を見こまれて殺し屋のジョニーに殺しの技術を仕込まれる。だがそのジョニーも仕事中、大事な手に傷をうけたことでやけになり、恋人ともわかれて自棄気味になっている。そんなジョニーに、尽くしつづけるコン。コンと薬局の店員フォンとの間に淡い恋もうまれるが、ジョニーの元恋人がマフィアに目をつけられ無理矢理てごめにされる。怒りにくるったジョニーがそのマフィアに復讐するが、まずいことに、そのマフィアは彼らのボスの仕事仲間だった。
 基本的に、「タイでもこんなにおしゃれな映画がつくれるように(以下略)」という以上の意味はない……と思う。日本のトレンディドラマ風に殺し屋の映画を撮ったような感じで、悪くはないが良くもない、というところ。見所がない、というかキャラクターたちのつながりの深さが描きたらないように思う。やたらと「男たちの挽歌」が引き合いに出されるので何かと思ったら、一箇所だけ似てるシチュエーションのシーンはありました。でもそれだけだなぁ。1点。
 「メメント」。話は、主人公・レナードが一人の男を殺すところからはじまる。レナードは、妻の敵を探していた。彼の妻は強盗にレイプして殺され、彼自身も、そのとき強盗から受けた傷がもとで、古い記憶には問題がないが、新しく記憶することができず、数分程度しか記憶をたもつことができない。彼は妻のかたきを討つために、あの夜の犯人を追っている。覚えておくことのできない彼は、膨大な量のメモとポラロイド写真を自分のために残している。そして、もっとも大事なことは自分の身体にいれずみして残す。自分で撮ったおぼえのない写真、書いたおぼえのないメモをてがかりにおいつめた犯人、それが冒頭で殺した男、そのはずである。だが、本当にそうなのだろうか?
 物語は普通の時間のすすみとは違い、過去へ過去へとさかのぼっていく。目の前で見ている「結果」はわかっても「なぜそれがおきたのか」はわからないレナードと、視聴者は視点をおなじくすることになる。誰が本当のことをいって誰がうそをついてるのか? 殺した相手は本当にかたきなのか? それとも誰かにミスリードさせられたのか? 見終わったあと、うしろの席の女性二人組が「むずかしいむずかしい」としきりにいっていたが、べつにそんなむずかしい話ではない。オチは最後まで見れば明快だ。しかし、最後の最後まで展開を読ませず(登場人物たちにとっては「既に起こったこと」なのに)、ラストの落とし方も申し分なかった。前二本がいまいち消化不良だったぶん、非常に面白かった、とはっきりいえる映画だった。ネタバレをすると、 彼を陥れたのは他ならぬ彼自身 である。ミステリーとして見てもまったく見劣りしない一方、「記憶する」というあたりまえのことができない男の悲しみ、記憶は自分自身の証明であるということを「復讐」という行為で意図せず体現してしまう悲劇が描かれ、ドラマとしても良くできてる。2点。ちなみに、メメントで描かれている主人公のような記憶障害は実際にある症例である。記述もほぼ正しい。
 「メメント」にならってメモ。岡本喜八監督最新作「助立ち屋助六」の公開に合わせ、来週末からシルバー劇場で「岡本喜八特集」が朝一回の上映で行われる。上映は「独立愚連隊」「戦国野郎」「暗黒街の決闘」「どぶ鼠作戦」の四本。一本が千円で見られるってのがうれしいやね。特に「独立愚連隊」以外は見たことないので非常に楽しみ。
 あと、 Mozilla の0.9.8はいつ出るのだろう? 首を長くして待ってるんだけどなぁ。


2001年02月01日(木) 旧暦 [n年日記]

眼鏡をかけて、血の海わたりな!

 ってワケで「 屈折リーベ 」ようやく刊行。5年ぶりだものなぁ。長かった。
 ってワケで西川魯介に興味のない人はここでさようなら。読まないのなら帰れ。
 世の中のダメな方面で「眼鏡っ娘(めがねっこ)」という言葉がある。要は眼鏡をかけた女性(娘さん)を指す言葉なのだが、主に「眼鏡を掛けた婦女子にフェティッシュ的嗜好を持つダメ人間」が使う言葉である。眼鏡は主に視力矯正器であり、それをことさら取り上げるというのは「巨乳」「貧乳」と同じように身体的特徴を取り扱う行為に似ているのだが、普通は眼鏡に性的嗜好性は含まれないのでまあまずセクシャルハラスメントととられることはない。確かに眼鏡に性的興奮を感じる奴なんてのがいたらそんな奴には近づきたくない、というか病院行き一歩手前だろう。
 この漫画の主人公はその病院行き一歩手前の眼鏡フェチで、眼鏡の女の子に告白するところから始まる(で、その次の瞬間鉄拳を食らう)。そのわりには実は骨子はオーソドックスなラブコメものである。そりゃもう背中が痒くなるくらい。後書きには当時の担当に「ディスコミみたいな奴を描け」と実に身も蓋もない注文のされ方をされたと書いてあるが、ディスコミは「恋愛感情→変態的行動」という流れであるのに対し、リーベの方は「変態的行動→恋愛感情」という流れであり、実は「変態少年が主人公であるラブコメもの」という要素以外はまったく一致していない。全7回という中期連載だったので、最後はちょっと無理矢理な力技っぽいところはあるが、筋はオーソドックスで良く出来てる。これだけであれば良く出来た佳作であるが、そうはならない要素がある。
 よく、その作家の全てはデビュー作に詰まってる、と言われる。「リーベ」は作者のデビュー作ではないが、この言葉があてはまるように思える。筋とは直接関係ないところに現れる作者のおカルト・クトゥルフ・旧独軍その他諸々の趣味。「筋とは関係ない」のではあるが、漫画というのは筋を追っていてもコマ全体、そしてページ全体が目に入ってくる。背景、小道具、描線etc.そういったものが雰囲気を作るのであり、それを作り出せる場合それは作家の個性となる。「リーベ」は作者の個性がある意味決定した連載である。西川魯介に興味がある人は試金石として、別のコミックで西川魯介に興味を持った人はその原点を見るという意味で見て良いと思う。
 個人的には安易に「眼鏡っ娘萌え」なんて言ってる奴の頬っぺたをこれで平手打ちにしてやりたいですがな。