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2013年02月03日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#49とウィザード#21

  ゴーバスターズ #49「覚悟と選択」。ヒロムのデータを元に、その力まで手に入れたエンター。ゴーバスターズたち全員でもようやく互角の戦いができるという強さに、なすすべがない。そのバスターズたちをあざ笑うように姿を消すエンター。ヒロムは自分のせいで仲間たちを苦しめ、世界を危機に陥れていると自分を責めるが、リュウジはそんなヒロムを逆に叱りつけ、もしヒロムをシャットダウンしなければならない時が来たなら、自分がする、と断言する。
 一方、姿を消したエンターの行方を追いつつ、ヒロムからカードのデータを削除する方法を模索する黒田司令たちだったが、ヒロムたちの覚悟を見たマサトは、自身も覚悟を決め、ある作戦を提案する。

 いよいよ大詰め。エンターはヒロムのデータを元に、レッドバスターに似た姿に変身するのだけど、これが結構かっこいい。(小並感) そして、もはや自分は人間を超えたと豪語するエンターはエネトロンタンクを中の人間ごと融合、メガゾードΩを生み出し、世界中のエネトロンタンクを同じようにΩにしようとする。
 作り変えられたエネトロンタンクの中に侵入するバスターズだけど、中には、子供を守るために見を呈したその子らの親達の姿が……こりゃ、三人にとってはトラウマもんですぜ。
 目にした光景にエンターへの怒りを燃やす三人だけど、世界中が危機に陥る中、ヒロムからカードを取り出す方法が伝えられる。そのために不安定化した亜空間に行けと言われるが、エンターをそのままにしておけないヒロムは、エンターも連れて行くことを提案。亜空間のさらなる不安定化を招く恐れがあっても、自分のために世界を危機にさらしたままでおくことはできないという、ヒロムの覚悟の選択がそれ。
 でも、マサトの方もそのヒロムたちを見て覚悟を決めてこの作戦を提案していた。その作戦というのは、バックアップカードの中に取り込まれたマサトの欠損データをマーカーにしてカードのデータを探し、それを削除するというもの。つまり、これが成功すると、ヒロムは助かるがマサトは消失してしまうということ。なんか誰かが必ず犠牲になりそうな感じで、すっきりハッピーエンドと行くかなぁ。


  仮面ライダーウィザード #21「ドラゴンたちの乱舞」。空間を自在に操りウィザードたちの攻撃を無効にしてしまうベルゼバブに、ウィザードたちは苦戦し追い詰められる。しかし、そこに現れたのは白い魔術師。ウィザードたちを圧倒したベルゼバブをあっさり撃退し、気絶したヒロムを連れてどこかへと消えていく。
 一方、ユーゴを追う凛子は部屋で待ち伏せされてユーゴに詰め寄られるが、話をしたいと言う凛子に興味を持ち、作戦から外されてる鬱憤もあり凛子にベルゼバブが人間を操るその方法の秘密を教える。果たして、ユーゴから教えられたとおり瞬平の身体からベルゼバブのしもべがくっついていて、それを排除すると瞬平が正気に戻る。
 ユーゴが言ったことが本当だと知った凛子は、ファントムにも話が通じる者がいるのではないか、と考え、再度ユーゴに会いに行く。だが、凛子はユーゴが最悪のファントム・フェニックスであることを全く知らなかった。

 とりあえずベルゼバブの能力が強すぎてもうどうにもならないレベル。攻撃を別の場所に転移させてしまうんでは、ウィザードもビーストも手も足も出ない。で、どうやって勝つかと言ったら……大人の事情の新アイテム登場! まあ、宅急便で配達されるんじゃない分マシなんですが、一応、白い魔術師による特訓シーンもあったし。その効果は、全部のドラゴンスタイルを呼び出すというもの。ベルゼバブの空間転移は一箇所しかできないらしく、四体のドラゴンスタイルにフルボッコ……いや、これ逆にイジメのレベルだろう。
 ベルゼバブを倒して無事、志保も絶望せずに済んだのだけど、凛子はユーゴも話が通じるかと思い、好きな事をすればいいと説得するのだけど、ユーゴ=フェニックスのしたい事とは「暴れまわること」。メデューサやワイズマンの言いつけに背き、自分のしたいようにすることを決心してしまう。いや、凛子、それ完全に余計なことだから。
 なんかフェニックス退場フラグっぽい展開だけど、なんか思ったより複雑なキャラクターみたいだからそうだとちょっと惜しいなぁ。


2011年02月03日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みつどもえ増量中#4とレベルE#4とこれゾン#4

  みつどもえ増量中 #4「ビューティフル・トラウマー」。プールでの悪ふざけが祟った話から捏造心霊写真、夏祭りと、一応夏縛りの話なのか。先週は運動会とかやってたのに。まあ、永遠の小学生なんで同じイベントが何度も起こるのは仕方ないか。
 しかしまあ、相変わらずどの話も酷いw 即興スライダーで水着のお尻が敗れたチーム杉崎と牝豚もといみつばがそれを隠そうとするのだけど、みつばが溺れてしまい、恥をかくのを承知で杉崎たちはみつばを助ける。けど、その後のみつばの態度……いや、これでこそみつばなんだけど。その他にも杉崎が酷い目に遭ったり佐藤が酷い目に遭ったり、ひとはが酷い目に遭ったり。いや、まあ誰かしら酷い目に遭うのはいつものことか。最後はなんか特別ED。どうでもいいところに力入れるなぁw
 しかし予告……佐藤母子の一人二役ネタはいいとして、ふたばの物まねする草二郎は、ちょっと流石にキモイw


  レベルE #4「FROM the DARKNESS」。林間学校で、何者かが女生徒の死体を廃屋に運び込み、骨も残さず食べ尽くすのを目撃してしまった板倉たち。翌日実際に女生徒が一人行方不明になってると知り、見ていたことがばれて自分たちも殺されるのではないかと恐れる。その時間単独行動をしていた生徒を調べ、犯人を何人かに絞り込むが、関わり合いになり逆に危険になることを恐れ、容疑者には近づかないようにしようと示し合わせる。が、彼らのうちの一人がその翌日から学校に出てこなくなる。パニック寸前の彼らは、少し怪しい知り合いである庵悟から、夢野九四郎という医者を紹介されるが……

 ホラーテイストな食人鬼編。もちろん宇宙人絡みで少し切ない終わりと思いきや、オチは原作通りw
 王子の目的は宇宙人の啓蒙とかより何より、単にクラフトたちへの嫌がらせのような気がする……原作ではこのエピソードには出てこなかった雪隆も登場。原作では他にも出てこないエピソードはあるのだけど、こういう形で少しは出てくるのかな?


  これはゾンビですか? #4「ちょ、俺輝いてる?」。う〜ん、なんかギャグもシリアスも中途半端な。もうちょっと滅茶苦茶なスラップスティックになるのかと思ったのだけど、なんか妙に綺麗な方向に落とし込もうとしてる感じ。はっちゃけ方が足りないのだよなぁ……


2010年02月03日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンパイアバンド#4

  ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド #4「インタビュー ウィズ ヴァンパイア」。ミナたち吸血鬼が歴史の闇から表舞台に出てきたことは、まだ世間的には非現実か関係ない出来事としか捉えられていなかった。しかし水面下でヴァンパイアと日本政府の交渉は着々と進み、全世界報道機関を招いての会見が開かれることに。
 その一方でアキラたちの学園では、夜の学園が何者かに襲われ居残っていた生徒会長の東雲ななみが行方不明となる。ミナたちの隠蔽工作により何も知らされていないアキラたちは彼女の安否を心配する。
 記者会見が着々と迫る中、吸血鬼社会の中の実力者、デルマイユ公が来日、ミナ直属の人狼部隊である「地の一族」からその権力で無理矢理警護の役目を奪い取る。
 しかし会見目前になりデルマイユ公が連れてきた警備兵の一人が失踪、ヴェラと地の一族はそれが吸血鬼によるミナ暗殺テロの予兆と見る。しかし、吸血鬼にとっては「真祖」の正統後継者を殺すことは、吸血鬼すべてを滅ぼす、自殺行為に他ならないはずだった……

 やはり作風と内容がどこかちぐはぐ感はあるものの、ようやくらしい展開に。日本政府の横っ面を札束で引っぱたくような交渉だが、主流派とは既に合意済み。しかしそれでも存在する抵抗勢力に、ミナは自信を崩さないが……原作では実にえげつない手を使ったけど、それはアニメでもやるのかな? やらないとアニメ化した意味がないと思うけど。
 むしろ問題は吸血鬼社会のいざこざ。名家の威光を嵩に着たデルマイユ公の口出しで、地の一族は警備の役目から外されることに。一応ヴァンパイアバンド設立に反対する吸血鬼グループのテロも警戒するものの、本気で吸血鬼によるミナ暗殺までは考えていない。と、いうのも、吸血鬼の最初の正統血統の末裔最後の一人であるミナを殺せば、吸血鬼全てが滅んでしまうから。が、そのあり得ない事態が発生してしまう。
 原作からははしょられてるけど、流れは概ね同じ。デルマイユの部下に偽装して潜入した吸血鬼が、DNA検査で人間として会見へのパスを得たジャーナリストを吸血鬼化。しかも暗殺の方法は近付けなくてもかまわない、高性能爆弾を裂いた腹の中に隠してという吸血鬼でなくてはできないもの。
 しかしそれを予期していたヴェラとヴォルフにより、テロは未然に防がれ、さらに吸血鬼化したジャーナリストが心臓に杭を突き立てられ灰と化すところが全世界に流され、吸血鬼の存在を否応なく認めざるを得ないことに。
 結果を予想し出しゃばり屋のデルマイユに以後大きな口を叩かせないために警護をまかせたミナの采配もあれだけど、吸血鬼との共存を今度は人間側が真剣に対峙しないといけなくなる。原作ではそれは政治レベルと学園での出来事レベルが平行していったけど、どういう構成になるのかな?


2008年02月03日() 旧暦 [n年日記]

[その他][特撮] 仮面ライダーのドラマツルギー

  フィギュア王別冊 ライダーグッズコレクション2008 仮面ライダー電王 を買ってパラパラ眺めてたのですが、これが存外面白い。この一年で発売された電王のキャラクターグッズ(衣類・DVD等は含めず)と、キャストや製作スタッフのインタビューなどを交えた冊子なのだけど、まあ、グッズの数々を眺めてるだけでも面白いは面白いのです。
 が、それ以上に面白いのはインタビュー記事。出演者のインタビューも面白いのだけど、より興味深いのは製作スタッフ側のもの。玩具雑誌の別冊なので「グッズ」という観点から語られる内容でこれだけの分量のものは他ではなかなかない。
 なんでそんなことがそれほど面白いかと言うと、子供向け番組では「グッズ」の存在なしには語ることはおろか番組が存続することもできないから。
 特撮誌とかではどうしても番組を「作品」という視点から取り上げることになるが、身も蓋もないことを言ってしまえば特撮番組やアニメの多くは「玩具の宣伝番組」。山本正之が「アニメがなんだ」で「玩具の宣伝番組」と自嘲気味に揶揄していたが、揶揄したところでそれは歴然たる番組の前提条件なのでそれなしには番組が存在し得ない。
 結局、「どのような玩具を出し、どのようなキャラクターを出すか」というのはキャラクター商売では欠かせない視点のはずなのだけど、普通はそういう視点であけすけには語られない。が、その視点がいかんなく取り上げられてるので面白い。
 電王の場合には、まず「電車に乗るライダー」ということが決められた。これは「子供が好きな乗り物」であること、複数の車両を出して連結して遊ぶプレイバリューを期待してのことで、もちろんそれは玩具の商品コンセプトの視点。
 そこから「何故電車に乗っているのか」というところを模索して「時間の中を移動する電車」というアイデアが出る。
 もうひとつ玩具的観点から詰めなければならないのはヒーローである仮面ライダーだが、それにはカブトで上がった問題点が反省材料になったらしい。カブトの反省材料というのは、多くのライダーを出し、それらを全て商品化したため、誰かが誰かを倒してしまう、という展開にできなかったということ。そのためにドラマの代わりにキャラのアクの強さで話を引っ張ったのだが、話がコントロールできなくなったという。そのためにライダーの数は極力絞り、二人にまでした。そしてすっかり定番のフォームチェンジだが、これについて脚本家から一つの提案が出たという。普通、これまでのフォームチェンジは機能別、水中戦に強いとか、能力が変わるとか、そういうものだったが、「それぞれのフォームにそれぞれの人格」とすればドラマを盛り上げられる、と言うもの。しかし「多重人格」という設定は放送コード上無理なため、アイデアを絞った結果、「未来からやってきて人間に憑依する怪人」イマジンの設定が出てきたという。
 それと連動して、電車の車両分けをどうするかというアイデアで、機能別ではなく、車両ごとに「お話」が乗ってるというアイデアが出た。そこから発展して「おとぎ話」というモチーフが加わる事になった。
 という具合。他にもいろいろ面白い。こういう切り口のものがなかったのでとても面白いです。

[アニメ] オーバン#19

  オーバン #19「世界の起源」。折り返しを迎えた決勝レース。アバターに改めて発破をかけられるが、モリーは大いなる報償を得ることやドンのこと、アイカ王子が信義を破る行為と取ったことが気にかかる。しかしアイカ王子はそのことについては黙して語ろうとしない。実はアイカの国がクロッグから軍事支援を受けているためにクロス将軍の命令に逆らえないのだ。
 そんな中開かれた第六レースは地下のコース。単純なコースかと思いきや、地下は謎のエネルギーが渦巻く空間だった。そこでクロスと組んで攻撃してくるアイカ王子。しかしその地下空間こそ危険で、オーバンの秘密の元だった。

 アイカ王子も心ならず卑怯な行為をせざるをえず、レースは心理的にも厳しいものになっていく。そして地下に渦巻くエネルギー球。有機エネルギーって言ってるけど、イマイチ謎な名称……
 しかしそれより気になるのはアバターの謎。選手たちの前に見せた荘厳な姿と裏腹に引っ込んだ後の姿は老いさらばえた人物のよう。しかも、レースの目的について何か嘘を吐いているらしい。このレースの目的は一体なんだろう?

[特撮] キバ#2

  キバ #2「組曲・運命のバイオリン」。渡の所にバイオリン修理の仕事を持ってきた静香。渡は最初乗り気でなかったが、そのバイオリンを見て目の色を変える。そのバイオリンは渡の父の音也が作ったものだった。そしてそのバイオリンの持ち主・ひとみは22年前、バイオリニストばかり狙うファンガイアからゆりが護衛していた相手だったのだが……

 やはりまだイマイチ話の焦点が掴めないなぁ。今のところ、アラの方が目に付いてしまうけども、ギミックが出そろって話が本格的に転がりはじめると変わるのかな?
 倒したファンガイアの魂を封印するドラゴンとかは恒常的にやるにはちょっとマンネリになるような。そういった大物玩具も必要なのはわかるのだけど。
 最後にちょっと三人組が出てきたけど、それはフォームチェンジに関わるアレで。これは電王のデンライナー食堂車が当たったからの要素なんだろうけど、これもどうなのかなぁ……


2006年02月03日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 練馬大根#4とかしまし#4

  練馬大根ブラザーズ #4「俺のカラクリ刑事いでしょう」。美人デカユキカ登場。ちなみにデカってのは角袖を着た私服警官のことをカクソデ→ソデカク→デカと転じたらしい。という話はどうでもいいんですが、全体的には普通な印象かなぁ……もっともマンネリ化しそうなところをユキカ参入で上手くさばいてますが。歌が微妙なのが結構多いのは、多分わざとなんだろうなぁ。上手く歌われても白けるだけだろうし。今回、「使っちゃいなMoney!」は出ませんでしたな……
 しかし、ユキカの声優さん、現役の大学三年生か……マコの声優さんは現役の高校生だし、松崎しげる氏が五十代なのを考えると、レギュラーの年齢差が激しい番組ですな。

  かしまし #4「少女三角形」。やす菜が女のずるさを発揮。とまりがうじうじしてる間にはずむに逆告白を。三角関係三角関係。いいねえ。こういう人間らしいずるさ持ったキャラ。

[その他] ネタが無いときの天下国家

  皇室典範改正案:自民党内に続き、閣僚からも慎重論毎日 )。こりゃ、ちょっと風向きが変わってきたかな……? 小泉氏が急に 「皇室典範改正早くした方がいい」Y!hl )と急ぎだしたのも、なにかあるんだろうか? まあ、陰謀論のたぐいはくだらないですが。政権が安定してないとなかなか可決が大変というのは確かだろうけど、可決の為に内容の議論をおざなりにするのは本末転倒なわけで。じっくりやりゃいいじゃん。ねえ?

  自衛隊「違憲」と転換 社民が宣言案河北新聞 )。政党のカラーを付けるのに一生懸命のようですが、きちんとした方針無く主張をコロコロ変えてたんじゃ、結局カラーなんて付きませんよ。

  最高人民法院「少年はゆすりを行っても、金額が小さければ、犯罪にはならない」「満14歳から16歳未満の少年が幼女に対して、偶発的に性的行為を行った場合に、状況が軽微で、かつ重大な結果を引き起こしていなければ、犯罪にはならない」中国情報局 )。中国の内政の四苦八苦さはいろいろ出てますが、これまた大変だなぁ……


2005年02月03日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 恵方は寝て待て

 なんだか恵方を向いて太巻き寿司を食う、というけったいな風習が全国に広まって早何年(って、ここ二三年の気がするが)。コンビニがバレンタインよろしくこの習慣にちゃっかり乗ってしまったので、すっかり全国区になってしまった。しかし、「関西のどこ」の習慣かってのは、全然わからんのだよなぁ。一説には「 海苔屋の陰謀 」という話もあり、あんまり古い習慣ではなさそうではある。
 節分といえば本来全国区的に豆まきだったはずなのだが、都市部の住宅事情だと室内で豆まきはしづらいとか、一人暮らしで豆まきはできないとか、そういった事情もあって、その代替が入ってくる余地が出来たのだろう。ま、いいんだけどね。でも特に古いわけでもないのにどこに根っこがあるかわからない習慣ってのは、ちょっとばかりのっかるのは不安だ。
 え? あたくしですか? 鰯の頭でも焼いて食いますよ(微妙に間違い)。

 昨日新年のお祝いやらなにやらで覚王山のBumphy'sに……ところがマスターが変わってるし、メニューとかも内容が違う。聞いてみると、前のアイルランド人のマスターは体力的に続けるのが難しくなって引退、日本人のマスターが店を引き継いだそうな。う〜ん、体力的な問題では仕方ないのだけど、メニューが日本人向けになってしまったのが残念かなぁ。特にアイリッシュウィスキーがジェムソンのみになってしまったのが痛い。フィッシュ&チップスはふわっ、カリッとしていておいしいのだけど(だけどヴィネガーはデフォルトで添えて欲しい)。

  民主党の予算案では防衛費5000億削減 (リンク先は 週刊オブイェクト さん)の件は、あちこちでいろいろクソミソに言われている。これは実際は民主党の「政治オンチ」ぶりを端的に示す一例にすぎないのだけど。
 民主党というのは「反自民集団」であり、そのアピールに変わるものをあまり打ち出そうとしていないので、こういうトンチンカンなことをわりと平気でやる(ま、わかりやすい錦の御旗だしね)。ところが国民の方も反自民組織として考えていて、自民党や現政権の人気が落ちれば民主党の人気が上がるように見えるという仕掛け。その実、政権担当能力があるとは思えないお間抜けな政党なんだけど、まあこれが国民のレベルというなら仕方がない。「二大政党」と訴えながら実は実質「自民」と「アンチ自民」という、「これのどこが二大政党だ?」ってなお粗末さ。それを煽っているのは、どういうつながりかは知らないけども各マスコミ。日本はマスコミ周辺(受け手も含めて)をどうにかしないと、マジでマスコミに殺されるんじゃないかと思うが(自浄作用・他浄作用共にほとんどないしなぁ)。

 NHKの模擬裁判番組の改編に対するVAWW-NETの反対総会に参加した方のレポート。 殿下さま沸騰の日々『てめーらなめんなよっ!』tarochan.net 。「総連が黒幕」とまでは言い切れないが、少なくともVAWW-NETが総連とのつながりが非常に強い組織だということは言えそう。そして非常に密室性が高く、しかも参加者を偏向して選抜しており、「そりゃ、そのまま垂れ流したらあかんわなぁ」としか言いようがない。
 また こんな情報 もあるようで。別に宣伝工作とかはいいんだけど、その背後関係くらいは情報提供してほしいよなぁ。

[その他] 軽くショック

 昨日、いろいろ失敗。まあ、カルチャーギャップに起因することなのだけど、この手のことは自分はやっぱうまくないなぁ、と落ち込み。しかし相手の意識の置き方とかいろいろ今後の参考になりそうな収穫は多かったので、少しの間落ち込んだらまたがんばろう。


2004年02月03日(火) 旧暦 [n年日記]

ごらんあれがドンの流れ北のはずれと

 スターリングラード戦線の特集の二回目。孤立地帯に残された部隊の救出作戦に失敗し、「今でもクリスマスを祝うことが出来ない」と吐露する元救出部隊の兵士。部隊はクリスマスを越えても孤立したまま、砲火と飢えと寒さで犠牲者は増え続けた。「馬を食べる」というのがどういうことか、我々にとってはピンとこないのだけど、輸送の中核として当時でも荷馬は大きな比率を占めていたらしく、当然普通は死んでも食用になることはない。荷馬の死肉を食べるということは、輸送がすでにガタガタであり、食料もないぎりぎりの状態だということらしい。生存者たちの証言は、ヒットラーやナチスがどうとか、イデオロギーがどうとかではない、ただ、そこにあった愚昧な最高責任者、愚昧な将官が引き起こした地獄そのもののみを伝えている。
 まあ、それはさておいて、「兵士は何を食ってるのか」ということで 戦闘糧食の試食・感想ページ 。アメリカのレーション(糧食)はまずいということで有名だけども(それでも最近は昔よりマシになったらしい)、見てみると、感想では一応結構いけるものもあるらしい。でも、でも見た目が……即エネルギーになるようにチョコや炭水化物類が異様に多く、野菜が少なめ(ベジタリアン用のレーションはさすがに肉類はないんだけど)なのも、あまり体によくなさそうな。もっとも、米軍は戦場に給仕施設を持っていくのを基本としていて、四六時中MREばっかり食っているというわけではないらしい(言われてみればその通りなんだけど)。そんな話を前に知人から聞いて「だから米軍のレーションはまずいのか!」と目から鱗でした。でも、イギリスやフランスやドイツのレーションは食ってみたいと思うけど、アメリカのだけはどれもあまり食欲がわかないなぁ。まあ、市場に出回るレーションは賞味期限切れで軍から放出されたものが多いらしいので、その分は割り引かなくてはいけないだろうけど。
 個人的メモで 動物の鳴き声の音声ファイルのサイト 。「あの動物の鳴き声ってどんなんだ?」とふと思って探したサイト。それだけっちゃ、まあそれだけなんだけど。いろんな状況の鳴き声があって、結構面白い。
  高三女子が自衛隊派遣反対署名を総理に手渡し西日本新聞 )。確かに物資供給や学校・病院等の施設復興、ライフラインの確保、ひいては雇用の増進が重要なんだけど、この手の記事を読んでちょっと不思議に思うのは、あれだけ「どこまでが戦闘地域なのか」「本当に安全なのか」という議論が出ていて「自衛隊が行っても復興の役に立たない。行くべきでない」という意見が平行して出ること。つまり、それだけ危険な場所に非武装の民間人を送り込めと? 確かに この記事毎日 )を見ると小泉首相も説明責任を果たしてない気もするけども、自衛隊は戦闘をしに行くわけじゃないというのは何度も言っている(攻撃をしかけられたら、もちろん応戦はするが)。本格的に情勢が安定すれば、民間人による復興支援も大々的に行われるだろうけども、現状はそうではない。件の高校生も日本は治安の回復にまず注力すべきといいたいのかもしれない。ならば、自衛隊が派遣されなければ治安は回復するのか、国連が主導権を握れば回復するのか、どうすれば治安が回復するのか、答えがわかっているなら教えてほしい。「誰が悪い」なんて話はもう百万回も聞いてうんざりしている。
 やっぱりどこか「派兵」と「派遣」の違いをきちんと理解してない気がする。
  見下げ果てた日々の企て さんを見て、必殺仕置人のDVDバラ売りが出ていたことを初めて知る。なんてこったい。BOXのときは経済的事情であきらめたのだ。今なら、無理すれば買えないことはないけど、でも安売りのところで買ってもトータルで3万円以上……うぐぐ。最初の数話が特にすさまじく良いのだよな。後半はやや骨抜きな話が多いのだけど。最初の数話だけ買ってしまおうか。あ、ところで放送禁止用語はやっぱり削られてしまってるんだろうか?(第一話など、放送禁止用語のオンパレードで再放送では音声ブチ切れ状態)


2003年02月03日(月) 旧暦 [n年日記]

百四十四分の一

 今日も今日とて WTM を購入。キューベルが二台、シュトルヒが一機、二号Fが一両。これで車種(機種)は全部そろった(塗装違い除く)。さて、これをしまうケースをどうしようかなぁ。
 WTMやその後追い企画の ドラゴンポケット・アーマー は1/144なのだけど、1/144ってえとガンプラがそのサイズ。しかし、WTMに端を発する成功(かな?)に触発されたのか、タカラから食玩(食料品のおまけにつく玩具。WTMの場合お菓子付玩具と言う方が正しいのだが、こうすることで流通経路がお菓子流通にも乗せられるというメリットがある)だか石鹸のおまけだかで「奇想天外兵器」をリリースするとかしないとか。アレですよ。 フライングラム だとかドイツ軍の三枚羽だとか、ああいう奴です。いや、そりゃ私はそういうの大好きなんですけど、なんでもかんでも出すのはどうかと……で、極めつけは コレ 。上のドラゴンのポケットアーミーのラインナップ。超重量級戦車「 マウス 」(これで「ネズミ」ってんだから悪い冗談だ)やカール列車臼砲、レオポルドまで……いや、嬉しいんですけどね。1/144ったってあーた、大きさ考えてくださいよ、大きさ。レオポルドなんざ、砲身長が22m近いんですよ? 1/144でも15cmですよ? そりゃ1/144でも1mある デンドロビウム よりかマシですが……全然「ポケット」じゃない。
 なぜか「スマートレディ」やら「ホースオルフェノク」やらの検索が増えてきた昨今、 仮面ライダー555 を見る。ベルトを奪い取ろうとした怪人(オルフェノク)をベルトの力で変身し退けた巧だが、怪人のことより盗まれたカバンのことばかり気にしていて、「変身できるんだからこれからも守って!」と勝手に事情を話す真理のことなど歯牙にもかけない。ところが警察で見つかった自分のカバンを真理のと間違えてしまい、おまけに肝心のベルトの入った真理のカバンは盗まれてしまう。質屋でようやく売り飛ばされたカバンを見つけるが、それを買い戻すために遊園地で子供の散髪をしてかせぐ真理。「東京に出て美容師になるのが夢」と語る真理に、「自分には夢がない」とどこか虚ろにつぶやく巧、しかし、感情移入をしながらも結局真理とは行動を別にする。一方、東京の勇治はオルフェノクに変身して人を殺めた後、あまりの出来事にビルの屋上から身を投げる。しかし、気付いたときにはマンションの一室。そこにいた妙な格好の女は、勇治が人間を超える存在「オルフェノク」になったこと、そしてオルフェノクとしての生き方に馴れるまで自分が世話をすることを告げる。その女「スマートレディ」の姿は大企業「スマートブレイン社」のCMに出るイメージガールと瓜二つだった……
 どこか強烈な人間不信を根底に感じさせる井上脚本で、やはり癖はあるが、今回はそれぞれの立ち位置がより明確になってきている。しかし、見所は人間体から突進体に変身するエレファント・オルフェノクのアクションか。いや、あそこまで行ったらびっくりですわ。ファイズの変身や装備のセットはややもたついていたけども、馴れれば演出でもっときびきびするんだろうなぁ。変形バイク「オートバジン」もその布石か? しかし、栗原瞳嬢はあまり声が良くないのでしゃべるとちと……だなあ。
  キングゲイナー 19話。ゲインのかつての相棒エリアルがゲインに頼まれた荷物を届けにヤーパンの天井にやってくる。再会を喜ぶ二人だが、エリアルは実はシベ鉄の運行部長カシマルによって、天井の中のガンガランのピープルの暴動を扇動するために送り込まれたのだった。カシマルからガンガランのドームの再建を餌にされ、受け取った指示に従いガンガランのピープルの暴動を煽るガンガラン市長。アデット隊が暴動を抑えようとするが、むしろ火に油をそそぐことに。その隙に乗じガンガラン市長によって倉庫になっている後続のユニットが切り離され、シベ鉄の線路上に取り残されてしまう。それを見計らって突進してくるシベ鉄の装甲車両をエリアルと食い止めようとするゲインだが……
 ゲインがかつて失敗したエクソダスに関わる人物の登場、エクソダス自体の意味、そしてゲインにとってのこのエクソダスの意味、シリアスが基調ながらもテンポの良い回だったが、前回ほどではないにしろ作画の低下はやはり気になる。予告を見る限り、次回もちょっと作画はなんだし……これから終盤にかけて、大丈夫なんだろうか? あと、終盤にかけての展開のための整理か、カシマルが意外とあっけなく退場。う〜ん、ちとあっけなさすぎる気が。
 ところで大型獣の肉はとれたてより熟成させたほうが美味いと思いますぅ。
 なんかあちこちで叩かれているアホ毛アニメ 魔法遣いに大切なこと を、4話まで融通してもらう。う〜ん、これって良い話なんか? 「お礼」と言ってすぐお金を連想したりする主人公に黒いものを感じるのは私だけではなさそうだが。「魔法遣いが実際にいたら、その影響がどんなことになるか」という考証はもはや突っ込んでも仕方あるまい。ただ、これだけは書いておきたい。確かに「魔法少女もの」という女幼児向けジャンルが存在し、その需要は究極的には「モラトリアム」であると言ってよいと思う。大人になるというのは現実との妥協であり、妥協が出来ない子供には、現実との軋轢を緩衝するための想像の翼は(需要として)ときには必要となる。これは女児に限らず、男児でも同じ。しかし、人間はいつまでも夢の中にいるわけにはいかないし、現実には魔法も正義のヒーローも存在しない。物語をどう決着をつけるか、それはクリエイターの裁量だが、心ある者は視聴者の心の方向性を現実に向けるように、できるだけやさしく促す。その完成形のひとつとしてモラトリアムの終焉、しかし、魔法などなくても現実に向けて何事かができることを諭す。これはひとつの例であり、これにのっとる必要はない。けども、件の番組は主人公の自我をほとんど傷つけない。小児的な思い込みと暴走を肯定してしまう。一話二話でお金でお礼をしようとして却って怒られた時、どうしてその行動がいけなかったのか。「相手になにか与える」でなく「相手の気持を推し量る」ことを学ばねば結局同じ失敗をまた同じように無反省に繰り返すだろう。が、主人公はなにも成長していない。ただ感傷し、相手に与えるだけ。以後も同じ。ただ与えるということは相手から奪うということになりかねないことに、脚本家自体が無神経なんである。熱心さ、情熱は悪いことではない。が、それだけでは良いことでもない。それをどう使うかが大事なのに、無条件で肯定してしまっている。こういう無神経さは映画「ハリー・ポッター」にも通じる。ほぼ無反省・無理由・無条件な主人公の肯定である。登場人物が悩み、行動し、問題を解決する(あるいは解決しなくても)プロセスに感情移入することで視聴者がカタルシスを得るようには努力せず、単に一連の現象として「なんとなく」問題が解決することでカタルシスを「与え」ようとしてるように見える。それで需要があるなら私が否定することじゃないと思う。が、そんな安っぽい「癒し」に乗る人間にもなりたくはない。
 「 アッパーズ 」を見たら山田風太郎の代表作のひとつ「甲賀忍法帖」が「バジリスク−甲賀忍法帖」としてコミック化。氏は生前、白土三平の忍者漫画を見て「これは自分の小説の真似じゃないか!」と怒り、以後漫画には良い感情を持っていなかったと聞く。「忍法帖」の対決パターンは日本の漫画への影響が深いので残念なことだが、氏の死後にこうやってはじめてコミック化がなされていくというのも複雑な気分ではある。


2002年02月03日() 旧暦 [n年日記]

キムチを漬けてみる

 ったって、本格的なのではなく、単にキムチの基と白菜を混ぜ合わせたヤツ。市販のキムチはやはりそれなりのお値段なので、これでそれなりに食えるものができるか実験。アクセントにキャベツの一夜漬けも加えてみる。どうなることか。
 ガオレンジャーって今日で終りかと思ったら、まだ一回あったのね。
 先週で最終回を迎えた アギト (更新されてるから公式サイトも見とくべし。 東映の方の公式サイト も)にかわって 龍騎 が始まる。あまりに過去の仮面ライダーとは異なる龍騎のデザインに、事前では不安の声の方が大きかったけど、一回目を見る限りでは悪くない。結構いい。アギトではわりと最初からテーマ(というか方向性)がはっきり打ち出されていたのに対し、龍騎はどういうテーマなのか、どういう方向の結末かが見えないので、アギト一回目のように、がーっ、と来るものはないけど、しっかり作ってあって好感が持てる(スマン、なんだかんだ言って、ワシ、結局アギト好きなんだな)。今度は13人の仮面ライダーが出てくるとかいう話で、OPでは一回目から登場する龍騎・ナイトの他、どうも仮面ライダー予備軍らしいキャラが目隠し(朝っぱらから)で出てる(モノクロで左右対称に人物や物が映るシーン。静物はちゃんと左側に映っているが、仮面ライダー以外の人間は左側に何も映らない。仮面ライダーのキャラは左側に変身後の姿が映っている)。女はいるだろうと思ったけど、なんか紳士風のおっさんが…あと、ガキもライダー候補か?
 OPは女性ボーカルで、しかも「仮面ライダー」とか「龍騎」とかいう単語は一切入らない。これはこれで悪くないけど、OPで10%くらい惚れたアギトと比べると、はったりは利いてないかなという気も。(嗚呼、アギト厨だアギト厨だ)
 CSで放映していたギャラクシーエンジェル(以下GA)が地上波で放送開始。でも中部では裏にテイマーズが来てるので見れませ〜ん、残念。GAは萌えアニメの皮をかぶったドリフコントで結構好きなんだけどな。
 監督自身が 高千穂遙 氏に「視聴中止になって欲しい…」と微妙なコメントを残した「ラーゼフォン」が東海地区でも放映。感想は…うーん、おもしろくもなし、特につまらなくもなし、といった感じか。デザイン、演出的には結構良いのだけど、ストーリー的に引きが弱い。「無難につくった第一話」という感じか。確かになんともいえないなぁ。
 なんともいえないというと、「フルメタルパニック!」だけども、第四話ではツッコミどころ満載でした。いちいち挙げてくときりがないが、「ツッコミどころ満載」というのは必ずしも悪くはない。なぜなら、それ以前はツッコミ入れる気にもならなかったからだ(やっぱ誉めてるようには聞こえないか)。ツッコミを入れる気になるだけには興味を引いている、という点では、確実に良くなっている。まあ、それ以外に特に誉める点もないのはたしかなのだけども(おいおい)。しかし、ミリタリー・銃器マニアってのはNOIRみたいなのにはツッコミ入れても、フルメタルパニックみたいなおかしさ(主人公の組織ってクライアントとか収支計算とかどうなってるのよ、とか、あの誘拐、テロ工作の手順はどう考えてもおかしい、とか、ロボットが実用になってる技術と他の兵器の技術とのレベルの違いとか)は突っ込まないのだろうか? 変な話だ。(原作小説ではフォローされてるのかもしれないけど、そんなものアニメ版には関係ない)
 七人のナナ、は、作画がそろそろきつくなってきたのか、あまり動かない回。うーん、動かなくなると、とたんにきつくなってくる。悪くはないのだけど。こういう「身近な当たり前のこと」を主題にした話ってのはもっとあるべきだと思うので、頑張ってほしいとは思う。
 おねてぃは…面白いといえば面白くはなってきたのだけど、脚本家の黒田氏って、結局どこまで行ってもシチュエーションの人で、手順を組み立てていくってのは得意じゃないのだなぁと再認識した感じ。シチュエーションを積み重ねても、ストーリーとして整合性を持つとは限らない。
 デジモンテイマーズは、テレビでは無能に描かれがちな自衛隊など、公の組織が、きちんとしたプロの集団として描かれてたのが好感。どっちにしても、いまいち活躍はできないんだけどね。子供の世界と大人の世界、それって結局大人の視点でしかないのは確かだけど、世の中を支えてるのは、大勢のこういうプロの大人たちだ、ということを描くことは悪くはないと思う。どうしようもない大人が多いのも事実だけど。

ワシとしたことが忘れてた

 偉大なる芸人、海老一染太郎師匠のご冥福をお祈りします。もう、あの、「コレでギャラはおんなじ」や「おめでとうございまーす」は聞けないのか…


2001年02月03日() 旧暦 [n年日記]

動くな、死ね、甦れ!

 「なんつータイトルだ」と思うかもしれませんが、これ、映画のタイトルです。ホント、ホントよ〜。
 ごくごく一部に「傑作」との声があったので興味があったのだが、名古屋シネマテークのロシア映画祭で再上映されてたので見て来やした。
 大戦終了後のソ連、強制収容所の近くの町に住む少年ワレリアのエネルギッシュな生……と、チラシには書いてあるんですが…苦労したんだろうな、この映画の粗筋を考えるの。
 この映画には筋らしい筋はありません。少年ワレリアの目を通して淡々と日常を描いて行きますが、主人公のワレリアも別に主人公らしく理知的だとか正義感が強いだとか何かに打ち込んでるとかそういうことは『まったく』なく、別にソ連に限らずどこにでもいるような少し考え足らずで何かをしたくてうずうずしてるような悪童です。もしろ知的で溌剌としてるのは少年の幼馴染のガリーヤなんですが。その悪童の目を通して描かれるのは、ソ連の末端の人々の喜び、怒り、そして諦め……連想するに、タイトルの「動くな」は共産党統制下における息の詰まるような生活を、「死ね」というのは権力の無慈悲な力を、「甦れ」というのは怒りを込めた希望を示してるのではないかと勝手に思います。最後は全く救いのない映画ですが、その救いのなさですら人生に折り込まれているかのようです。1点。

ネタ色々

 ん〜と、最近ネットへの接続が不安なので、 こういうもの を試しに導入してみたり。まあ、ネットの接続の監視ツールなのだけど、ないよりはあった方が安心できるくらいか。
 他には 秋葉原に第二東京タワーの構想 とか。秋葉原もオタク街化の激しい昨今と聞いてますが、もし実現してしまったら名実共に「電波系の街」になるわけですね? あまり近寄りたくなくなってきた…
  大宮で市民によるいじめ監視組織を検討 とか。「生徒よくし隊」というネーミングセンスもどうかと思うが、特殊な子供社会である学校に、大人を入れて本当にいじめの防止になるのか? というのは個人的にいささか、というよりはなはだ疑問。いじめというのは不安解消システムである。いじめる側は無意識、有意識的に不安を持っている。それを自覚できるか、あるいは経験によりその無害な解消法を持っている大人と違い(いや、大人にだっていじめはあるのだが)、子供はより直接的に、不安を発散させる対象を見つけて解消、というより八つ当たりする。それに集団心理が加わる。いじめ行為に加わる事による無意味な結束感(弱者を設定してそれにより結束するなど、ナチスのユダヤ迫害に等しい)、皆もやっているという安心感、加わらない場合には阻害されるのではないかという恐怖。その他諸々。子供の時から散々見てきた。最近の場合は特に歯止めが効かないことが増えてるようだがそれはまた別の話。いじめる側は成長するにつれ、不安が別の形に転化したり、別の発散方法を見つけるなりして、そのようなことがあったこと自体すら忘れてしまう。罪悪感など覚えるはずもない。自動的に自分の不安を発散させるべく、システムに従っただけだから。だがいじめられた方は? 決して忘れない。泣こうが頼み込もうが止む事のなかった暴力を絶対に忘れない。いじめた側を恨むとかそういうレベルでなく、精神に体験を刻み込まれる。いじめがいけないとしたら、その為だ。大人による虐待と変わるところはない。
 防ぐ方法は二つ。上の計画のように監視の目を増やすというのもそうだ。しかし、いじめる側の不安、ストレスの方向性を自覚させどこにどう向けさせるか。既に存在している場合には、どのようにそのシステムを解体するか。「いじめはいじめられる側に問題がある」というのは、問題解決に支払うコストを渋っている人間の言い分に過ぎない。
 人間はある意味では非常に原始的な欲求に支配されてるソフトウェアなのだ。それを意識する事なしにいじめは止まない。

占守島攻防戦

  2ちゃんでこんなスレッド が立ってたので覗いてみたり。
 占守島攻防戦というのは、 GPM の人型戦車「士魂号」の名前の由来となった「第九十一師団隷下第十一戦車連隊」通称「士魂部隊」が参加した、太平洋戦争における一般にはあまり知られてないソ連との国土防衛戦です。
 って私もこの話題に上るまで、全然知らなかったんですが。あちこち参考にするとポツダム宣言受諾後の8月15日、千島列島最東端の占守島に侵攻したソ連軍と駐留日本軍による戦闘が起こり、それが「占守島攻防戦」と呼ばれているらしいです。士魂部隊はこの戦闘に友軍として参加、95名死亡という被害を受けながら占守島を守り切りました。
 予想より激しい抵抗を受けたソ連軍はそれ以上の侵攻を断念、停戦調停を結びます。
 検索したら池上司著「八月十五日の開戦」にその様子が記されているらしい。メモメモ。