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2013年02月15日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ジョジョ#18

  ジョジョの奇妙な冒険 #18「シュトロハイム隊の逆襲」。エシディシの最後のあがき&赤石をめぐっての新たな局面へ……エシディシは脳と血管だけの無残な姿になりながらも、スージーQに取り付き赤石を奪取し、沸騰血をばらまいてスージーQの身体を爆散させることでジョジョたちの戦力も削ごうとする。普通に波紋を使ってはエシディシは倒せてもスージーQの心臓までダメージを受けてしまう。リサリサも犠牲はやむを得ないと決心した所で、ジョジョが逆位相の波紋で心臓への波紋の影響を取り除くことを思いつく。
 よく考えたら、波紋で心臓が止まっても波紋でまた動かすとか出来そうなんだけど……
 エシディシは倒したものの赤石を奪われたジョジョたちは、スージーQを催眠術にかけその深層意識から石が送られたのがスイスであることを突き止め、一路スイスへ……しかし、輸送列車に追いついたと思ったらそこにはナチスドイツの部隊が……部隊の司令官は柱の男たちのことはもちろん、ジョジョのことも個人的に知ってるふうだったけども……まあ、正体はわかってるんですけどね。最初あの姿で現れたのを見た時は思いっきり吹いたものなぁ。海外掲示板の反応のまとめとか見ても、「聞いてはいたけど冗談だと思ってた」という反応も……まあ、そりゃそうか。
 そして、何気に今回はじめてカーズの流法がお披露目。
 けど、スージーQの催眠尋問シーンが原作では1カットだけだったと思ったけど、結構尺を取ってたのはなんでだろう? それと、スージーQはこれでしばらく退場。次に出てくるのは最終回か。あと、あれば第二部のアニメ化も。DVD/BDの売上もいいみたいだし、第三部も順調にアニメ化されるだろうなぁ。


2012年02月15日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] まあ、どう考えても実現不可能なんですけどね

  野田首相、維新公約を歓迎=平沼氏「国家観ない」時事 )。
 これだと民主は維新の会と同じ方向性みたいな書き方なんですが、
  地に足が着いているか疑問=「維新の会」公約で―安住財務相Y!hl )。とまあ、牽制したり取り込もうとしたりと政局ばっかで。
 実際、どう考えても実現不可能なことばっかでどう判断していいかわからないんですが、「こういう人しかないで!」みたいなアホなオッサンどもは一度死んだ方がいいと思います。まあ一度死んだら二度と生きられませんが。
 これを鵜呑みにして橋下救世主論を平気で言う方たちはそれはそれでさておいて、「言ってることに現実味がない!」と言う、民主やらなんやらの方たちってのは、どの面下げて言ってるんでしょうね?
 「お前が言うな」すらめどい。この方たちの親に製造責任を問いたいレベルです。本人は完全無能力者ですから。
 「こういうことを言えば有権者は釣れるんだよ!」って道筋をつけた連中がどうこう言っても悪い冗談どころか地獄に落ちろとしか言えませんね。橋下についてはこんなでっち上げぶちあげて何やりたいか読めないので、保留。自分の過去の発言顧みず支持したり批判してる奴らはまず先に地獄に落ちてください。


2011年02月15日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 床屋政談の続き

 民主の小沢氏党員資格停止決議提案なんですが、読売と朝日では意外と読売の方が大きく取り上げてました。同じくらいかと思ったのに。しかしやはり朝日はいつも通りそれ以外のところで狂っていて、社説で「子ども手当て」について「喜ばしいことだからみんなで積極的に実現に向けて議論しよう!」と 財源無視 のアホなことを言い散らかしてます。ブン屋って楽な商売だな〜。(もちろん嫌味です本気ではありません。見当違いの方向に苦労してる、と言ってるだけです)
 理想論を打つなとは言いませんが、現実的な見解も述べたうえでさらにその必要性を説かねばただのデマ機関ですわな。「あれもすばらしい! これもすばらしい! だからみんなで議論しよう! そうすればなんとかなる!」でなんとかなるわけがなかったのが民主党のマニフェストなわけで。
 ここ最近の朝日新聞を読んでると「ぜひおっしゃってるのと同じ経営感覚で社を経営してさっさと潰れてください」と思わずにはいられません。そのくらい紙面からなけなしの知性がどんどん消えていってます。科学欄にはそれなりに力を入れてるところは評価してたんだけどなぁ。(往々にして間違いが多いけど、まあそれはどこでも同じ)
 あ、ちなみにここに書いてる事は基本鬱憤晴らしのストレス発散で、真面目に捉えられても困ります。むしろ 内海桂子師匠のツイート を見てる方が一億倍面白く、ためになります。

[アニメ] みつどもえ増#6とGOSICK#6

  みつどもえ増量中! #6「トイレがあいてないなら雪の上ですればいいじゃない」。みつどもえ本領の下品話。
 年越しトイレ話とか雪の上にキミの名前を書いた(ただしお小水で)とか、ホントにこいつらしょーもねーなー、というのもさることながら、今回、父兄が総登場。準レギュラーの杉崎母や、前回登場の佐藤母はともかく、吉岡両親や緒方兄のアレ具合が……吉岡両親は原作でもさらにエスカレートしてくんだけど、アニメでは尺的にさすがにそれは出ないか。
 つか、千葉母が千葉と中の人が同じと一発でわかったのに思わず萌えてしまったのがショック……男なのに、男なのに……
 一期の浄化ソングEDカムバック!(今のEDが悪いワケじゃないんだけど、浄化能力の差が……)


  GOSICK-ゴシック- #6「灰色の狼は同胞を呼びよせる」。ヴィクトリカの出自の秘密に迫るのが話のメインなんですが、そんなことより、ヴィクトリカの母、ロリキャラにもほどがあるだろう。つか、ブロワ侯爵ってただのロリコンだったんでは?


2009年02月15日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 侍戦隊シンケンジャー#1とディケイド#4

  侍戦隊シンケンジャー #1「伊達姿五侍」。人々を襲い苦しめることで三途の川をこの世に氾濫させようとしている外道衆と一人戦う青年、志葉丈留。しかし外道衆の大将である血祭ドウコクがまもなく復活し、そうなれば敵も強力になり丈留一人で戦い続けることは難しい。それを予期したジイこと日下部彦馬からかねてより各地にちりぢりになった家臣筋の者たちを集結させるように丈留に進言する。だが、丈留はそれに色よい返事をしない。主家だ家臣だということで、これまで平穏に暮らしていた連中を生死をかけた戦いに巻き込みたくなかったからだが、ジイは押し切って招集をかける。
 その頃、かつて志葉の一族によってばらばらにされていたドウコクがよみがえり、勢いづいた外道衆からアヤカシ・カゲカムロが人間界の露払いを買って出る。

 和のテイストを正面から押し出したシリーズだけど、これまで「カクレンジャー」「ハリケンジャー」と忍者モチーフの戦隊はあったが今回は侍。まあ、あの全身タイツは侍というより忍者と言った方がしっくりくるからなぁ。
 和ものテイストはアイテムにも反映されてて、「モヂカラ」という力を具現化して変身したりするための変身アイテム「ショドウフォン」に、共通アイテムである「シンケンマル」、その他各自の武器も斬馬刀、和弓、槍、扇子、手裏剣がモチーフになってる。これまでの戦隊ものだと共通アイテムと独自アイテムの棲み分けが微妙なところがあったけど、今回はシンケンマルがそれぞれの武器に変化するという形。
 巨大ロボは普段印籠のような形をしている「折神」がモヂカラによって巨大化・変形、今回はまだだけど合体して巨大ロボになるらしい。動物形態だけで戦うのかと思ったら格納形態でも体当たり攻撃したりするのはちょっと新鮮。
 今回仲間が同じ立場でならんでるのではなく、レッド以外の仲間は血統的に家臣というのが面白い。極端に忠義心が篤いブルーに、今時らしい高校生な態度で古式然とした君臣関係に醒めた態度を見せるグリーンと、仲間内がまとまるまでにもいろいろありそう。これで途中でジイが犠牲になったりしたら多分泣くな。w
 敵側は今回は女幹部も完全着ぐるみ。しかし、声がチョーと朴ろ美……聞き覚えがあるわけだ。
 マスクのデザインでいろいろ言われていたけども、お約束と斬新なコンセプトが両方盛り込まれて、割と期待できそう。


  ディケイド #4「第二楽章・キバの世界」。写真館事再び次なる世界に転送された士たち。今度の世界でいきなりビルに巨大な竜が埋め込まれた光景に驚くが、士はそれがキバの世界だということを思い出す。ここでも怪人――ファンガイアを倒せばいいのか? この世界でなすべき事がまたもやわからない士だが、写真館にやってきた客がいきなりスパイダーファンガイアになったのに驚き、ディケイドに変身しようとする。だが、スパイダーファンガイアの様子が何か変。栄次郎が見せたチラシには「ファンガイアと人間の交流会」のお知らせがあるし、外へ逃げたスパイダーファンガイアを見ても通りかかった子供たちは怖がるどころか士からかばいはじめる。どうやらこの世界ではファンガイアと人間は友好的に暮らしているらしい。だったら自分がすることは何もないのでは? と悩む士。
 しかし、街中を人間を追いかけ制裁を加えようとするライオンファンガイアに出くわす。「やっぱり人間と共存なんて嘘だったか!」とライオンファンガイアを倒すディケイド/士だったが、騒ぎを聞きつけ現れたファンガイア族の王子ワタルがまたもやディケイドを見て「悪魔」と呼びキバに変身して襲いかかってくる。その戦いを止めたのは、クウガの世界にいるはずのユウスケだった。

 今度は一気に話が飛んで、キバの世界。だけど、ここもこの前まで放映していたキバとはなんだか違う。渡は渡でなくワタルで子供だし、キバットは2世でなく3世、ファンガイアは人間を襲うことを掟で禁止され、人間と共存して暮らしている。糸矢が憎めないヤツになりすぎw
 一見、理想的な世界に見えるが段々いろんな問題をはらんでいることが明らかになっていく。ファンガイアの中には掟に力尽くで押さえつけられることに反発し衝動のままに人間のライフエナジーをむさぼろうとする不満分子がおり、それを抑える要であるワタルは何故かファンガイアの王となることを拒否し続け、王位は長いこと空位のまま。そこで音也・士の出番……ではなく、どうも鍵はユウスケの方らしい。自分が悩み、挫折し、そこから八代や士の叱咤によって立ち直ったことと重ね合わせ、ワタルに自分が進むべき道を見つける手助けをしようとしている。
 そこに現れた謎の男。どうもファンガイアらしいのだが、人間とファンガイアの共存など所詮は絵空事、とうそぶく。しかしかつてはその理想を抱いていたらしいから、だとするとワタルの……?
 そして、またもや謎の男に呼び出され現れたカイザがディケイドを襲う。「俺の思い通りにならないヤツは邪魔なんだよ!」と草加節全開。w
 あと、各ライダー世界二話のうち、一方は旧作のタイトルパターンを踏襲するのか。クウガ編だと「漢字二文字(#3「超絶」)」だし、今回は「音楽用語・内容」のキバのパターン。特にサブタイトルがなかったアギトとか、明確な法則がなかった電王とかはどうなるんだろう?


2007年02月15日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 矢切の渡しで渡します

 必殺シリーズ第二十弾「必殺渡し人」第五。テレビ東京系11:35からの「 時代劇アワー 」に放送中。全十三話。
 街道を江戸へ上る田舎娘のお梅と小春。二人は江戸へ働きに出て行くところだったが、矢切の渡しで親切めかした船頭に、泊めてやると言われて口車に乗ってしまう。
 一方江戸ではまた銀平が巷の噂を流していた。一服飲めば頭もすっきりし夜の生活も強くなる薬があるというのだが、どこか怪しげ。忍もまた問診に行った女郎屋で、女郎が一人変死したのに出くわす。それまでなんともなかったのにお茶を飲んだ後、急に倒れてそのまま息絶えたのだという。明らかに状況がおかしいが、やってきた岡っ引きは病死だと断言する。その剣幕に、忍も疑念を口にすることが出来なかった。
 そんな時、お沢が町を徘徊していた娘を保護する。娘はお梅と一緒に江戸にやってこようとしていた小春。二人は船頭に例の薬を飲まされそうになるが、先に飲んだお梅が突然苦しみだし、小春はそれを見て逃げ出したのだ。
 忍が介抱し薬を飲ませようとするが、小春はお梅の最期を連想して逃げ出してしまう。そして再び船頭の仲間たちにつかまり、犯され、薬を無理矢理飲まされる。
 薬は実は麻薬で、大和屋が役人の細川と手を組み、船頭らを裏で操って密輸した薬を売りさばく傍ら、薬で女たちを逃げられなくして女郎として客を取らせていたのだ。
 お沢が小春を心配して探しまわるある日、ポン引きに声を掛けられた大吉は、女郎の年の頃を聞いてもしやと思い、客として入り込んでみるとやはり小春だった。だが身も心も麻薬に蝕まれた小春は、大吉の声にも耳を貸そうとしなかった。だが故郷の思い出に泣きくれる小春は、ある日ついに女郎屋を逃げ出す。

 「矢切の渡し」が「渡し人」のタイトルの由来らしい、というのは昨日も書いたが、今回の舞台が矢切の渡しの必要があるのかどうかというのが……利根川を渡って江戸へはいる無知な田舎の小娘を狙っているってことだろうけど、船頭があちこちに出没するもんだから……
 これもまた覚醒剤等が問題になった放送当時の世情を反映してるのだろうけど、江戸時代に飲むタイプの麻薬ってあったっけ? と思ったが、別にアヘンだってそのまま飲んでも効くんだよな。ただし、普通薬物は経口で効くとしても経口摂取は吸収され効き始めるのに時間がかかるので、「あれ? 効かないな」と思ってまた飲むと、オーバードーズになって、良くてそのままあの世行き、悪けりゃその後の人生廃人、という事故も起こってたりする。まあ、お梅の場合はオーバードーズだったんでしょうな。
 今回の話、悪事がちまちました印象な上掘り下げ不足(大和屋って表向き何の商売? 細川ってどういう役職?)でありがちなんだけど、船頭も小春を殺そうとして殺したわけじゃなく、逃げ出して入水自殺しようとしたところを(まだ稼いでもらわなけりゃいけないからと)ドスで脅してやめさせようとしたのを、もつれて間違えて刺してしまうというのが、中々情けなくって良い。船頭自身も自分のしたことに怯えてその場を逃げ出してるし。

[アニメ] ヤマトナデシコ七変化#19とストレイン#13(最終回)

  ヤマトナデシコ七変化 #19「バトルチック・バレンタイン」。バレンタインに浮かれる世間を尻目に、美少年四人組は憂鬱そう。毎年バレンタインには女の子たちに押しかけられて散々な目に遭ってるからだ。朝から宅配便で山のようなチョコを送りつけられ、学校でも気の休まる暇がない。進退窮まった四人は、「心に決めた人がいる」と女の子たちに嘘を言うのだが……

 う、うらやましくなんかないんだからね!(ツンデレ) いつも騒がれてる四人組が生命の危険を感じるくらいまでに女の子に騒がれることになる。バレンタインに興味のないスナコは置いてけぼり気味。乃依は乃依で武長を守ろうとするが(のえっち仮面って……)、武長は公平を期すため誰からのチョコも受け取らないことにしてるのでそれはそれですったもんだ。
 結局、恭平だけ他の三人のように「心に決めた人がいる」では済まされず、具体的に名前を言えと迫られ、スナコの名前を出して女の子たち全滅。普通はこれがフラグになるのだけど、なりそうな雰囲気ないなぁ。最後はスナコがチョコレートケーキを作って人体模型や骨格標本たちにふるまってるのを腹をすかせた四人が横取り。あ、これってスナコからのチョコってことになるのか???


  ストレイン #13「ラスト・ワルツ」。エミリィたちの復讐にと人類を殺戮していたのに、当のエミリィは単に仲間を求めていただけで復讐など望んでいなかったと知り、ラルフは狂気を暴走させる。ラルフの猛攻に耐えかね活動継続不能に陥り、セーラは一旦艦に回収され、そこで仲間たちの激励を受ける。

 戦争の大局に影響するわけでもなく、あくまで訓練艦が巻き込まれたとんでもないトラブルという規模で、ガジェット的には非日常だけども、兄妹間の問題とセーラの周囲の問題の、言ってみれば話としては「小さな規模」で完結した。けど、「オリンシス」の時も書いたけど1クールシリーズではこのくらいの「小さな規模」の方がかえってまとまりがよいように思える。
 主人公のセーラは一度兄に仲間を奪われ、それ以来兄に会って真相を確かめるために素性を隠し身分を落としてまで一人で追ってきたけども、自分自身である普通のミミックではなく他者であるエミリィとの交感をきっかけに、新たに仲間を得、依然と同じように失いながらも失うことに臆病であることから抜け出す、という、実はきちんと成長物語になってるのだよなぁ。
 これだけ大がかりなガジェットや舞台が必要だったかと言われると必須ではないけど、これはこれでありなんでない?
 前回は登場しなかったガンビー隊もクンルーン内の迎撃ロボットを掃討する姿が描かれている。イザベラの代わりにガンビー隊のリーダー格になったマリエットも、艦の運命を双肩に担ったセーラに、憎しみではない表情を見せる。
 しかし後半、ラヴィニアがちっとも活躍しなかったな……


2006年02月15日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] サムライもアフロの時代か

  自費出版漫画「アフロサムライ」、いきなり全米TVへ読売 )。アフロとサムライかよ。アメリカ人ベタベタだな! ってのは置いといて(あ、作者は日本人です)、かなり特殊な事例、ってなるのかなぁ。ひょっとしたらこれからこういう形態も増えてくのかもしれませんが。検索したら 英語サイト が見つかりましたが、このプロジェクトの管理するサイトでしょうかね? 主演がサミュエル・L・ジャクソンって、体型的にどうかなぁ……しかし、去年にすでに発表されてたニュースなのか。いまさらなんだけど、私も初めて知った(笑)。
 しかし、「南極物語」も ディズニーがリメイク するし( 英語サイト )、米国映画業界のネタの枯渇、深刻なんだなぁ。(イマジネーションの枯渇というより制作費が高騰しすぎてリスクの計算がしづらいオリジナル企画が通過しにくくなってるんでしょうが)

 それにしても今日はあったかかったなぁ。

[アニメ] ノエイン#18とムシキング#46

  ノエイン #18「ワルイユメ」。ハルカは悪夢を見る。友人たちがハルカのことを覚えていないという夢だった。ノエインに自分の存在の不確実さを示唆されたハルカは、不安からアルバムをひっくり返している途中で幼い頃の自分が映っているはずの古いビデオテープを見つける。どうにかして見ようと友人たちを巻き込んで8ミリのデッキ探しに奔走する。
 一方竜騎兵最後の一人になったクイナは、密かに通じていたノエインにも見切りをつけられる。崩壊するラクリマからシャングリラへ逃れようと、挽回をあせるクイナは、ハルカを確保しようと現実世界へと降下する。そんなとき、自らハルカを手に入れようとするノエインがシャングリラの遊撃艇を引き連れて現実世界へと現れた。
 ハルカはみんなが自分のことを忘れてる悪夢を見るが、これって設定的にありうる展開なんだよなぁ……観測者により世界が確定するので、「ハルカがいなかったはずの世界」になる可能性もある。8ミリに映ってるものはなんなんだろう。
 クイナ、無惨。どのくらい無惨かというと「むーざんむーざん」と歌いたくなるくらい。クイナがラクリマからシャングリラへと逃げたいのは、単に生き延びたいってわけじゃなく、ラクリマにある自分の不幸そのものから逃げたかったのか。しかし役に立たないとあっさりノエインに見捨てられる。愛を告げたコサギにも裏切られ、ノエインにもう一度すがりつこうとハルカ確保へ。コードを切り離したカラスを一度は圧倒するけど、それも束の間。ハルカを守ろうとするユウとリンクし、存在の力を与えられたカラスに返り討ちに。そのうち自ら乗り込んできたノエインに一蹴されてしまう。今回の切なさナンバー1。
 そのノエインはフクロウを分解したことを忘れてないハルカにより遊撃艇ごと撃退される。けど、トビからの情報を得た内田は近似世界未来であるトビたちの世界に、自分たちの世界が影響され、同じ道をたどろうとしていることに気付く。ハルカがその中心人物であることに、トビたちの話を聞き確信する。
 今回はノエインを撃退したけど世界そのものが不安定なものになってきてる中で、登場人物たちの人生ごとどうなるのか。特に記憶を失って安定していたアトリが、シャングリラの遊撃艇を見て記憶を取り戻してるみたいなのでどうなるのか……

  ムシキング #46は、チビキング=ムシキングが明らかになる前段階か? 閉鎖空間で突然ムシキングが現れたこと、ムシキングが現れるときにはいつもチビがいないことでポポはチビキングとチビの関係を疑いだす。次回はデュークがムシキングそのものを封じる作戦に出るらしい。


2005年02月15日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「病気の子がいなくてよかったね」精神

 え〜、私と直接面識のある知り合いや、ここを見ている方は、私がいわゆる「嫌韓厨」で、ハン板(2chハングル板)を見ていることはご存知かと思います。ま、知らなかったり忘れててもそういう前提で。
  こちらのblogのエントリー で紹介され、一部で取り上げられた2ch ハングル板韓国人と仕事で困ったことスレ なんですが、実は私、このスレをかなり最初期からウォッチしてまして(どのくらい初期からかというと、一桁台のスレタイの一つに私のスレタイ案が採用されてる程度には昔からでして、ハイ)、ここでのおおまかな流れってのは一応知ってるんですよ。最近は保存しかできてない状態だったけど。
 で、このスレでの暗黙の了解で、「ネタ(この場合は受けを取る為の嘘、くらいの意味)かどうかはスレ内では追求しない」(サブのスレッドで信憑性を云々することはある)ってのがあるんです。なんでかって言うとスレの趣旨が「仕事上困ったこと」であるため、実名を挙げると問題があるものが多く、ほとんどが投稿者はもちろん会社や関係者・団体も匿名で、裏を取ることはまず不可能だからなんです。で、そのためあまりにありえなさそうな投稿を「ネタ」扱いするレスがついて荒れることが結構あって、そのため「ネタと疑う人は(本スレでは)投稿をスルー」という暗黙の了解が出来上がりました。逆に、レスをつける人もネタであったとき実害が生じるような極端な反応はしない方がいい、という空気もできました。まあ、どっちにしても匿名だから抗議行動とかはできないし、そのため話が大体スレ内で完結することが多いんです。事後の報告、という形がメインであることもあるし。
 「そりゃ、あまりに嘘臭い投稿は話を作ってるんだろ」と思われるかもしれませんが、実は嘘のような本当(らしい)話の例として 光BOY伝説 というのがありまして *1 、あながち嘘とも言い切れないんですよ。でも、良識的な人は反応をしていても常に「ネタだった場合」というのを考えている。つまり嘘だとしても釣られた自分を笑えばいいだけで「病気の子がいなくてよかったね」と思えるような、もし本当に困っていた場合を考えて行動する、というのがもっとも理想としているところがあるんですよね。
 それを考えると、話題をスレ外に発散させてしまう上のblogのエントリーは迂闊だと思うし、また、本当だった場合でもこの手の事例で現在進行形の事態を外に広めるということはやはり迂闊だと思う。
 私がなんでこんなこと気にするかというと、過去に最悪の経緯を辿った報告例があるから( こちら の「韓国系同僚」のところ)。無論、この報告が本当か否かは裏が取れてません。でも、なにも感じないほど無神経というわけでもないんです。私も。
*1: 「光BOY」というのは一時期ハン板でスレを荒らしまくった当時有名なコテハン(固定ハンドル)荒らしで、その身元がひょんなことから仕事スレを見た人の同僚だということがばれてしまったという、光BOYとその同僚が同一人物かグルでなければ、おそらく嘘のような本当の話。

[読書] クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い/西尾維新

 とある資産家一族の娘に招待された友人に付き添い、絶海の孤島を訪れた主人公「いーちん」。そこには同じく島に招待された各方面の才人が集っていた。他には島の女主人と4人の使用人、招待された「天才」の付き添いたちのみ。誰もが一癖も二癖もある人物ばかりなのだが、ある晩、招待された才人の一人である画家が無残な首切り死体で発見される。しかし女主人はこの状況に警察を呼ぼうともしない。しかたなく「いーちん」はこの殺人事件を調べるのだが……

 全然知らなかったが(そういや昔姉から聞いた気もするが)メフィスト賞を受賞して「京都の20歳」と騒がれた、その受賞作品だとか。で、面白いかつまらないかで言えば、そこそこ面白かった。が、完成度は決して高くない。まあ、新人だからそんなもの、ってのはあるのだろうけど、ネット小説レベルというか(ネット小説にもいろいろあって一概にレベルが低いという比喩ではないが)、オタク向けライトノベル文法というか(これは「文体」がそうだという意味ではない)。ミドルティーンから大学生くらいまでが読んだら一番楽しめるだろうな、という感じで、ある種の純文学好きがいかにも好みそうではある。具体的に言えば、大塚英志とか。
 全部が曖昧であやふやで熱がない、今的な作品と言えばそうなのかもしれないけど、「時間つぶし的に楽しめる」作品ではあるが、特に何か感銘が残る作品とは言えなかった。それでも、その不安定感の部分はやや記憶に残るし、青臭さには却って好感が持てる。
 え? ミステリーとしてはどうかって? まあ、トリックが途中でわかるのは作者も意図してるのかもしれないのでそれはいいが、トリック自体は基本的にお粗末。個人的には 最初の犠牲者を運ぶ際、足には触らなかったのか?というのが気になって仕方ない。 足が立たずにずっと車椅子の上で生活してる人間の足を、作者は見たことないんだろうか? それとも主人公が鈍感なだけか? あと、 グロックのコッキング音を聞いて反射的に弾を避けるって、グロックってハンマーが外部に露出してないんですけど……それにダブルアクションオンリーだった気が。一体、何を聞いてどうやって避けたんでしょ? *2
 二冊目は明日以降。
*2: グロックのトリガーアクションを 写真付で解説しているサイト 。やっぱり何の音を聞いたのかさっぱりわからん。(コレだから銃オタは……)


2004年02月15日() 旧暦 [n年日記]

レーション食ってきますた

 某サイトの管理人様が開催された、レーション(=携行糧食)OFFに行く。ちなみに私はこの分野、かなりド素人。にも関わらず、大変楽しいOFF会でした。細かいレポートは省きますが、印象的だったものについて若干感想を。
ドイツの缶入りの軍用パン:「缶入りパン」というだけで「?」となると思うのだけど、パンと言っても サワー種 と呼ばれる、湿気が多く、酸味の強いパン。日本で一般に流通しているパンの印象とは大分違うが、あちらではこういったものがむしろ普通だとのこと。臭いはないけども一応発酵食品(?)なので、慣れないと違和感が強いと思う。
ノルウェイ軍レーション:メインミール(主菜)はフリーズドライのもの。フリーズドライにしては味は悪くないと思うのだけど、驚くべきはそのカロリー量。一日分で7000キロカロリー近い。成人男子の通常の一日辺り消費カロリーは2000キロカロリー弱だから、軍隊といういわば肉体労働系の仕事にしても多いと感じるが、極低温下の環境が多い北方においてはこのくらいのカロリー量が必要だという。いや、日本で日常こんなの食べてたらあっという間に体重が増えますが。
イギリス軍・ドイツ軍・フランス軍レーション:ヨーロッパ系は総じて肉類(缶詰)が美味い。朝食用に決まってオートミールが入っているのも特徴。オートミールは癖がなく、普通に食べられるが白粥と同じで味付けはない。英国料理がまずいとはよく言われるけども、レーションにおいては少なくともこの限りではない。ドイツというと機能性重視で味は二の次の先入観があったけども、個人的にはフランスのとひけを取らないと思う。少なくともチーズスプレッドは他国と比べて臭いが少なく、日本人向けと思える。フランスはメインミールの肉類はバツグンだけども、プレーンのクラッカーがちょっと……だった。劣化していたのかもしれないけど。
ニュージーランド軍レーション:試食されたのはメニューの一部のみだけども、インスタントヌードルが入っていたのが特徴的。まあ、要はインスタント麺なのだけど。麺は、日本の普通のインスタントラーメンと変わらない。スープは若干違う気がしたけど、でも普通にイケる。
 主催者様及び参加者の皆様方には、本当に感謝しております。

 戦隊シリーズの新番組 デカレンジャー が今日から開始。舞台設定は普通に宇宙人が地球で暮らしていて、認知されている世界。主人公達は宇宙人の犯罪を専門に取り締まる警察官。主人公達が乗る巨大車両が中央分離帯をまたいで道路を通るのに大笑い。高架下とか、狭い道路はどうするんだろう? のっけから教会で鳩というのも笑ったけど、この辺はすでにパロディとして笑いを取るネタにしかならないのかと思うと、ちと複雑。他には主人公の二挺拳銃だとか、ほとんどガン=カタの「ジュウクンドー」だとか、女博士役の石野真子だとか、エンディングのささきいさおだとか。


2003年02月15日() 旧暦 [n年日記]

t.A.T.u来た

 先日注文した t.A.T.uのCD が来たので、PCのプレイヤーにかけてみる……が、実は複合フォーマットで、そのままやると最後のトラックに収録されているミュージッククリップが再生されるのみ。しかたないので、CDA全トラックをMP3にぶっこ抜いて再生。BGMとしてはなかなかいい具合。ちょいと気に入った。ユーリャの脱退に関しては、イギリスのゴシップ誌の記事が元らしく、どうにも今のところ信憑性は薄そう。
 ビデオの消化と、友達から送ってもらった地方未放映の番組を幾つか見る。
  魔法遣いに大切なこと は、相変わらず主眼がわからない。作劇的には伏線等の張り方に明らかに失敗している。そういううがった見方をするな、と言うにしても、どうにもあまり心洗われる心持にはならないのが困ってしまう。声を大にしてつまらんと言うほどでもないのだろうけども、作劇・シナリオ以外は出来がいいのでどうしても悪いところがことさら目だってしまう。部分部分は悪い話ではないのに、それが集合となるとどうにもいい話にならないのは何故だろう?
 それに対して存外面白かったのが L/R 。チープはチープなんだけど、「できること以上」をしようとしないのでまとまった感じがする。作品自体も70・80年代のドラマのテイストで、悪くない。「魔法遣い〜」は一話見た後で続けて見るのは(あまり良い意味でなく)難儀だったのだけど、これは一気に送ってもらった分を見れた。BGMの使い方とかもその辺へのリスペクトを感じる。てか、OP聞いてると「運が悪けりゃ死ぬだけさ、死ぬだけさ〜♪」と口ずさむのは私だけなのかな? しかし、ジャックが持ってる銃がよくわからない。ベルナデリのモデル60とかにシルエットが似てる気はするけど、あちこち違うし。
 主眼の ガンパレードマーチ 新たなる行軍歌 。ゲームの設定がわからないと設定がわからないのだが、ゲームともまた設定が変わっているというわりと難儀な作りになっている。けど、SF馴れしてるならそんなに戸惑うこともないのではないかなぁ。概ね「戦場を、ただ戦場として描こうとしてる」ところが好感。HWT(士魂号)の整備が簡単に出来すぎとも思うが、キャラクター整理の関係上だろう。そのあおりでキャラクターの性格もいくぶん変わってきているが、今のところ個人的には問題ない。そもそもがばらばらの記号をあまた埋め込んでも、それなりの整合性があればプレイヤーがその隙間を埋めるゲームとは根本的に違う(実際はその埋めるように誘導するのも技術なんだけど)。今後、新しく組みなおしたがジェットをどう料理するか、だと思う。
 送ってもらった中で一番出来が良かったのが以外にも ななか6/17 。ただの萌え路線でもなく、「子供は純粋で正しい」でもなく、下卑た鬱路線でもなく、微妙な舵取りをバランス取っている。ううむ。原作の舵取りも微妙なラインを上手く乗り切ってると思ったけど、アニメ版も……まあ、これ見て咲耶の声がどうの、雛の声がどうのと言う人は、とりあえず心を禊いできた方がいいかもしれませんネ?
  MRR は、全隊の初出動が行方不明のネコ探しという、閑話。お約束だけども、偽善もここまでやってくれればきちんとギャグになる。「魔法遣い〜」に見習ってほしいものだけども……あと、隊は眼鏡に牛耳られているということがよくわかりました。
  夢みたいエンジェル隊?  いや、活動は女性限定というわけではなさそうですが。どれぐらい効果があるのかなぁ。
  ドリー、安楽死 。どうして安楽死させたか、はともかく、体細胞クローンの技術の初成功からの長さというものを感じる。
  欧州主要国で反戦デモ 。良いことなのだろうか、悪いことなのだろうか。アメリカがなぜイラクを今、どうしても潰そうとしているのか。それがわからないからどちらかかはわからない。けど、戦争が起きなければ少なくとも確実に砲火での死者は出ない、と今は考えておこう。とりあえず。
 知人のサイトで、昨年末に米軍の車両に轢かれた韓国の女子高生の事件について、轢いた車両はジープやそういった装輪車両でなく、M60戦車改造の地雷原突破車両だったと知る。マジ? そんなんで轢かれたら、さすがに韓国全体で感情的になる気持はわからないでない。


2001年02月15日(木) 旧暦 [n年日記]

まずは宣伝。

 知人の本の宣伝。広告スペースじゃないって? いいんだよ。ヲイラの書きたいように書くんだから。
 エンターブレイン社刊ファミ通文庫「GUNNER」5月19日発売。
 パイロット版はヲイラも読みましたが面白かったです。ってワケでよかったら買うように(言ってる事滅茶苦茶だな)。ただし「萌え〜」とかそういう方面の本ではないので予め悪しからず。
 次に昨日の反省。ヲイラはファンの代表でも指南役でもないんだから偉そうに説教するような真似をする資格なんざないのだよな。何もしなくて文句いうことに怒っても、そいつらに偉そうにああしろ、こうしろという権限などないのだ。敢えて言いたいのなら、「お願いですから文句言うくらい悔しいなら、まず行動を起こしてください」とお願いするしかないのだよな。なんかお願いしてる文章に見えないけど。
 で、やっと昨日の予告通り「 ギャラクシー・クエスト 」の感想。
 ジョンソン・ネズミズを始めとする5人は昔の人気SFテレビ番組「ギャラクシー・クエスト」のレギュラーメンバー。同番組は今も熱狂的なファンに支持され、番組の決め言葉「ネバーギブアップ・ネバーサレンダー!(諦めるな、降伏するな!)」が合言葉の大会が開催されるほど。ところがそんなファンの熱狂とはうらはらにメンバーは昔の番組に引っ張りまわされるのにうんざり。しかし他に仕事につこうにも番組の役のイメージが強過ぎて他の役が回ってこず、しかたなくファン集会やイベントに出て糊口を凌ぐのがやっと。メンバーの中で一番人気の司令官役のネズミズだけがいい気で人気者気取りだが、陰口を叩かれてるのを耳にしてすっかりしょげかえってしまう。そんなファンの中に自分たちの星に来て侵略者から守って欲しい、という変な連中がいた。ネズミズはイベントの仕事の話だと思って大乗り気で受けてしまうが、実は彼らは本物の宇宙人のネビュラ星人サーミアンで、本当の星間戦争の助っ人に地球で放送されていた“ドキュメンタリー番組”ギャラクシークエストの歴戦の勇士を頼ってきたのだ。番組に出てきた宇宙船までそっくり再生し、彼らに指揮を執って欲しいという。レギュラー+無理矢理ついてきた番組ではやられ役専門の役者の合計6人は地球で昔の栄光を引きずって冴えない毎日を過ごすよりは宇宙をまたにかける本物の勇者になった方がいいじゃないか、と開き直り、疑うと言う事を知らない純情な宇宙人たち相手にすっかり上機嫌。ところが腐っても本物の戦争。番組そっくりだと言ってももうそんなの昔の話。船の操縦もチームワークもてんでばらばら。一方的にやられた挙句に船の内部に乗り込まれ、自分たちを信頼していたサーミアンの前で自分たちは偽者だと吐露して命乞いまでしてしまう。しかし彼らが一方的に敵になぶられる姿を見て、メンバー達の中に番組を打ち切られて以来の闘志が燃え上がった…
 まず、この映画の中の番組「ギャラクシー・クエスト」はあからさまに実在の人気テレビ番組「 スタートレック 」のパロディ。同番組には「トレッキー」と呼ばれる熱烈なファンが今でも全米、全世界におり(日本にもいるのだ)、スペースシャトルのエンタープライズ号は同番組の宇宙船にちなんで名付けられたもの。続編として「ネクストジェネレーション」「ディープスペースナイン」「ボイジャー」が製作されて今でも放映されている。知らなくても笑えるが、知っているとなお笑える。昔の役に引っ張りまわされてうんざり顔の元メンバーたちや、そんな出演者達を尻目に異常とも思える熱狂振りを示してマニアがコンベンション(ファン集会)を開催するのは、全てスタートレックで実際に起こってることである。冒頭のファン集会のシーンだけで思わず笑ってしまったのは、流石に劇場でも私一人だったなぁ…(いや、SF大会と重なってしまって…)
 最初苦笑まじりに何から何までバカっぽいメンバーやファン達を冷ややかに見ている観客だが、見ているうちにそのバカバカしいテレビ番組とその出演者、ファン達がなんとなく可愛く、そして共感すら覚えてしまうのである。いや、ヲイラがオタクだからってことじゃなくって。でも、メンバー達も知らない宇宙船の構造を通信機経由で訊ねられ、「やっぱギャラクシークエストは本当だったんだ!」と叫んでしまうお馬鹿なマニアなど、苦笑をかみ殺しつつもファン冥利に尽きるだろうなぁと、マニア心をくすぐるところもあったりする。製作者は絶対トレッキーだ。
 昔テレビのヒーロー物とか見ていた頃の郷愁をさそい、なおかつ溜飲の下る、マニアにもそうでない人にもお薦めの快作。2点。
 ところで「西川魯介」とか「屈折リーベ」とかで検索して来る人、お願いだから 何が望みか言ってください 。出来るだけ善処しますので。