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2013年02月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#50とウィザード#22

  ゴーバスターズ #50「永遠のキズナ」。ヒロムの中のバックアップカードを除去するため、崩壊しかけた亜空間に転送してきたゴーバスターたち。しかし、その場ではじめてその手段がバックアップカードのデータを崩壊しかけたマサトのデータに移し替えることだと知り、流石に躊躇するヒロムたち。だが、マサトに「世界のために自ら消滅を選んだ両親たちの気持ちすら汲んだお前たちの覚悟はそんなものか!」と一喝されてしまう。

 ゴーバスターズ最終回。ヒロムに埋め込まれたバックアップカードで、倒されても無限に再生し続けるエンター。最終的には自分たちが犠牲になることも厭わない覚悟を見たマサトも、消滅しつつある自分のデータを犠牲にする覚悟を決め、亜空間で初めてヒロムたちにその方法を教える。一度戻って別の手を考えようと言うヒロムだが、そんな暇はない、と一喝される。これって前半のクライマックス、亜空間でのメサイアとの決戦と同じなのだよな。違うのは、憧れと言っても良かった両親たちの犠牲を覚悟しなければいけないのではなく、これまで仲間として戦ってきたマサトの犠牲を越えていかねばならないこと。この辺、Jが止めたいけどもマサトの覚悟を受け入れようとしてるのが一層つらいのだよな。
 結局、マサトの犠牲によりバックアップカードごとマサトの身体のデータは消滅。再生することが出来なくなったエンターを、消えつつあるマサトのアバターであるビートバスターと共に迎え撃つ。
 エンターは愛や怒りや不屈の魂はデータとして集めたけども、ヒロムの親たちやマサトが見せた「覚悟」は結局学習できず、その結果、それに敗れた形になるのか。「死」が敗北としか捉えられなかったエンターはつながっていく精神というのを最後まで理解できなかったのか。個人主義な快楽主義者だったエンターの、限界がこの結果に示されたと見るべきか。
 エピローグ、Jを含めてすら、未来に向かうメンバーたちの姿が、そのことを暗示してるのかも。
 ここんところ恒例の最終回の顔出しバトルもマスク破壊という形だったり、戦隊もののお約束を踏まえつつお約束を破ってきたシリーズだったけど、やはり戦隊ものならではの醍醐味のあったシリーズでした。一年間、楽しませて頂きました。


  仮面ライダーウィザード #22「不死鳥の暴走」。ファントムとの相互理解を得ようとした凛子だったが、それが仇となり、ワイズマンに押さえつけられていたフェニックスの破壊衝動の枷を外してしまうことに。
 フェニックスの破壊がゲートまでも巻き込んでしまうことを恐れたワイズマンは、メデューサにフェニックスを抑えるよう命じるが、パワーアップしたフェニックスにはメデューサの石化も通じなくなっており、フェニックスはその衝動のまま、まずはウィザードとの決着をつけようとする。
 そして、そのフェニックスを助けるように、グレムリン・ファントムである緑の服を着た青年がフェニックスを炊きつけ、凛子を人質に取り、ウィザードを呼び出すために動く。
 凛子が危機に陥ってることを知り、フェニックスの居場所を探す晴人だったが……

 前回からの引きで、フェニックスの暴走編に。ベルゼバブファントムは倒したものの、暴れたいさかりのフェニックスがいよいよ困ったちゃんに。理屈で言えば戦闘力は無尽蔵に高まるものの、一人でも多くのゲートからファントムを生み出したいワイズマンの目的には逆に邪魔な要素。それを、メデューサというお目付け役までつけてるってことは、逆になんかの理由で飼い殺しにしてるってことなのか? まあ、無尽蔵に増え続ける魔力の供給源ではあるしなぁ。
 ビーストこと仁藤もビルの屋上という定位置を得ているのだけど、なんか本編の核心には本人は至りそうにない、「空気よめないサブキャラ」ポジションになりそうだよなぁ。
 ひとまず、グレムリンの行動が一番の中心か。水も十二時以降の食料も与えてはいけないってことはなさそうだけど。
 でもこのまま手がつけられないとホントにフェニックス退場フラグかも。来週は劇場版でも出た中間最強形態(ドラゴンヘッド、しっぽ、羽、爪全部付き)が出るみたいだし。


2012年02月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#50とフォーゼ#22

  ゴーカイジャー #50「決戦の日」。ついに押し寄せたザンギャックの大艦隊。ゴーカイジャーたちは三十五大戦隊の大いなる力を駆使して迎え撃つが、無尽蔵に現れる敵についに力尽き、ガレオンも大きなダメージを負ってしまう。しかもザンギャックはいたぶるように翌日の総攻撃を宣言。もはや銀河最大のお宝を使い、戦隊の存在と引換にザンギャックのない世界にしてしまうしかないのか、そう悩むゴーカイジャーたちだったが……

 ゴーカイジャーたちは戦隊の存在を消さないため、自分たちの力でザンギャックを倒そうとするが、やはり圧倒的戦力差はいかんともしがたく、これまでの大いなる力その他(メガレンジャーとかは初お目見えだよなぁ)を総動員してもかなわない。(まだ出てないのがあるけど)
 しかし敗走しつつザンギャックの手から人々を助けるゴーカイジャーたちの前に、かつて戦隊と共にあり、その勇気を信じる人々の姿が……天知博士や山崎由佳などの過去作のレギュラーだけではなく、ゴーカイジャーでかつて出てきたゲストも再登場。二話でゴーカイジャーからレンジャーキーを取り返そうとした子も、自分の力で抵抗する姿を見せている。
 しかし、ガイはジュウレンジャーのマンモスレンジャー・ゴウシと遭遇。自分たちが消えても地球をすくってくれと言われ、苦渋の決断を仲間に告げる。レンジャーマニアのガイのことだから、余計に辛いわなぁ。
 その決断に対するマーベラス達の答えは「スーパー戦隊は地球にとって必要だ」というもの。ガイも納得した上で、「宇宙最大のお宝」を破壊してしまう。
 まあ、あとは改めて戦隊としての覚悟の名乗りを上げた上でのクライマックス。つってもこの戦力差、どういうご都合主義で蹴りをつけるのか。最終回はアカレンジャーがゲスト出演らしい。残る大いなる力も出てくるか?


  仮面ライダーフォーゼ #22「馬・脚・一・蹴」。ペガサスゾディアーツの正体は宇津木先生? フォーゼが攻撃をためらった隙にペガサスはヴァルゴの力を借り逃走、メテオが脇腹に強烈な一撃を喰らわせるが、取り逃がしてしまう。
 宇津木先生からスイッチを取り上げなくてはと弦太郎は再び宇津木の通うジムへ。そこでスイッチを手放すように迫るも、宇津木は知らぬ素振り。だが落研の部長鬼島から聞いたごまかすときの仕草をするのを見て、宇津木がペガサスだと確信し、スイッチを手放させようとして何故かスパーリングすることに。しかし、素人の弦太郎は手も足も出ずノックダウン。しかし弦太郎は諦めず、キックボクシング一本で行くかどうか迷う宇津木に、「明日の放課後俺が進路指導してやる!」と呼び出す。
 同じ頃、ペガサスの正体を探っていた流星は邪魔者を排除しようとするヴァルゴと遭遇、必殺技の通じないヴァルゴに驚愕するが、ヴァルゴはなぜかそのまま姿を消す。その際の一言が流星にはどこか引っかかり……
 翌日、弦太郎の進路指導に迷いながらも足を向ける宇津木。そこにはフォーゼに変身した弦太郎が……面食らう宇津木に「タイマンを張ってお前の悩みを全部受け入れてやる!」とゾディアーツに変身するよう、スイッチを出せと迫るが、宇津木がカバンの中から出したのは彼女が壊した火災報知機のスイッチ。宇津木はペガサスゾディアーツではなかったのだ。
 一方でラビットハッチで流星は、大文字の一言をきっかけにペガサスの本当の正体に思い当たる。

 ペガサス編後編。宇津木がその正体だと思った弦太郎は彼女に真正面からぶつかっていき、それは勘違いではあったのだけど結果としてキックの道と教師の仕事の間で迷う彼女の悩みを晴らす。「2つの道を進んでいけば、そのうち一つの道になることもあるかもしれない」。その一言で二足のわらじを履くことを決意するのだけど、それって開き直り? いやまあ、人生には開き直りも大事だけど。結果として教師の自覚が芽生えたからいいのか。
 そして、ペガサスの本当の正体は落研の鬼島。愛想笑顔を浮かべたその裏には、ちょっと不快を感じた相手を陥れて喜ぶ、捻くれた性格が潜んでいた。鬼島がスイッチャーだと知って何気にJKがショックを受けてるのが、結構JKもいいやつになってきたなぁという感じ。
 他人の仕草動作を盗むのが得意なペガサスが、宇津木から盗んだキックに苦しめられるフォーゼだったが、宇津木の実地指導でニセモノのキックを凌駕、リミットブレイクでペガサスを倒す。
 が、最輝星も輝かなかったのに、なぜかラストワンを超え、鬼島はキャンサーゾディアーツに……より歪んだ欲望を持つ者がホロスコープスの素質があるってこと?
 新たな強敵の出現に驚愕するライダー部だけど、宇津木は学校に残りキックボクシング部を立ち上げるとやる気を見せる。弦太郎たちの担任だし、レギュラーになって弦太郎を鍛えてフォーゼもパワーアップ?(その前に弦太郎が持たなさそう)


2011年02月12日() 旧暦 [n年日記]

[映画] ここんところ見てきたもの

 先月と今月に見てきた映画のリストアップ。
 ・ 仮面ライダー オーズ&W feat.スカル MOVIE大戦CORE :W編はこれまでのゲストなんかも登場してなかなか良かったです。オーズ編は、いつもの井上脚本でしたw 映司は井上敏樹的には使いづらいキャラだろうなぁ。
 ・ 武士の家計簿 :新書の映画化だけども、ちょっと主演の堺雅人があまり合ってなかったような。時代劇にはこれまでも出てるはずなのに、あの微妙な様にならなさは何なんだろう?
 ・ SPACE BATTLESHIP ヤマト :どうしてもタレントによる学芸会的映画に見えてしまうのが致命的だけど、ただセットやら見せ方はかなり良いです。まあ、中身はないですが、エンタテイメントスペオペとしては楽しめます。
 ・ ソーシャル・ネットワーク :世界最大のSNS、フェイスブックを作った男の伝記的映画。とは言ってもフェイスブックが巨大化してくことで人間関係が崩れていく様がメインで、主人公が嫌なヤツというのは確かだけども、その孤独さがむしろメインのように思える。
 ・ キック・アス :ヒーロー気取りの少年が活躍するおバカ映画……と思いきや、ナードな少年の成り上がりでもあり、また自分の殻を打ち破る青春映画でもあり。ただのバカ映画かと思うと、少し肩すかしかも。
 ・ 平成ジレンマ :「戸塚ヨットスクール事件」で実刑判決を食らった戸塚宏氏と、彼が運営する「戸塚ヨットスクール」の現在を追うドキュメント。「体罰は悪か」という善悪論がテーマではなく、かつて体罰の代名詞として取り扱われた戸塚ヨットスクールを通し、日本の教育崩壊を浮き彫りにする、渾身の力作ドキュメンタリーでした。
 ・ ウッドストックがやってくる! :両親の貧乏モーテル救済のためウッドストックロックフェスを誘致してしまった男がその喧噪に巻き込まれる、実話をベースにした話。ウッドストックの異様な熱気に田舎町が巻き込まれていく様と、その中で主人公の家族への確執が浮き彫りになり、それが克服されていく様がメイン。ロックフェスの再現映像はかなりの圧巻。
 ・ 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん :ラノベ原作の青春映画。過去のある事件のせいで壊れてしまった主人公「みーくん」と、ヒロインの「まーちゃん」が残酷な現実と嘘の上に関係を築いていく。なんか不思議な感じの青春ニューシネマに仕上がってました。クセのある映画だけど、個人的にはわりと好きです。


2009年02月12日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ#19

  とらドラ #19「聖夜祭」。期末テストが終わり、いよいよクリスマスパーティの当日。竜児はみのりが来るのか気もそぞろだが、大河が自分に任せておけと妙に自信ありげに言う。パーティのために大河はもちろん、竜児も大河父の要らなくなったお下がりのイブニングを着て、めいっぱいめかし込んでパーティへ。やはり会場にみのりの姿は見あたらない上、手際の悪さに見かねた竜児はついフルーツパンチの配膳役を替わったりとなんだかイマイチさえないが、それでもパーティは盛り上がり、竜児も知らなかった大河と亜美のクリスマスソング合唱でピークを迎える。だが、亜美から大河が会場を離れ、みのりを説得してから帰ると言っていたと聞き、竜児もいても立ってもたまらず会場を飛び出してしまう。

 鬱展開に本格突入。2chのスレも異様に伸びてる。
 みんな楽しいクリスマスパーティにうかれ、竜児もその気分に引きずられるものの、最大の目的であるみのりは姿を見せないまま。それでも竜児に「大丈夫」と言った大河の秘策は、「みのりが来ないと、竜児はいつまでも待ってる」と言うことだった。そうすることで二人の背中を押した大河だったが、自分はきっと好き合ってる二人が会うにはお邪魔虫とばかりに、自宅で一人寂しくツリーの前でたたずむ。
 だが、そんな大河の部屋を熊サンタが訪れる。「サンタがホントに来てくれた」とはしゃぐ大河だが、本当はその熊サンタの正体に気づいていて……気づいていても来てくれて、そばにいてくれて嬉しかったのだろうけど、それでも熊サンタを「あたしを嘘つきにするつもり?」と無理矢理送り出す。しかしその後で悟ったのは、もし竜児とみのりがくっついたら自分はもうこれまで通り二人の、竜児のそばにいられないこと。どんなときでも、いつでも自分のそばにいた竜児がいなくなってしまう、と考えた大河は思わず表へ飛び出し、ひたすらに竜児の名を泣き叫ぶ。
 自分が本当に心からいて欲しいと思っていたのは誰か、もう不可分なくらいに頼り切って依存していた相手が誰だったのか、自分の手ですべてを壊し手遅れになってから気づいてしまう大河。だが、その大河の叫びはもうそこにいない竜児には届かず、竜児が待ってると言われた学校へ向かおうとしていたみのりが聞いてしまう。そしてその結果は、これまでの全部を壊し、でも何も生み出さない結末……竜児は釈然としないまま、失恋の痛みも実感できないまま自分の恋の打ち切りを宣言され、ただ呆然とするしかない。
 亜美は亜美で大河がパーティ会場から去っていったことに気づかなかった竜児に「だから言ったのに」と怒りを除かせながら突き放す。でも、「あたしの言ったこと、聞いてなかったんだ」ってのは、ちょっと酷かと。それは亜美だからわかることだったのであって、竜児を含めた他の同級生にそれを判れというのは、それは詮無いこと。亜美もわかってはいるのだろうけど、「見えてしまう」自分だけが自分の気持ちを押し殺してまで損な役回りをしなければならないことに、ついに静かにぶち切れる。
 全員が誰かのためと思い、でも幼く未熟だからその反動の重さに耐えきることもできず、食い違ってしまった状況を大人の対応でどうにかすることもできず、形は保っているけどもこれまでの関係は完全に分断されてしまう。
 個人的にはこのラストの後でバニラソルトが流れたら痛々しさが最高潮だったのになぁ、と思うけど。まあ、劇中歌のクリスマスソングも、クリスマスにかけた祈りのはかなさが出てていいんだけど。


2008年02月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなおか#6と俗絶望#6とポルフィ#6

  みなみけおかわり #6「冷めてもあったか、ウチゴハン」。イヤな予想通り、「いい話」に持ってこうとしてるなぁ。少しずれた持ち味がだいなしに……

  俗絶望先生 #6。おお、今回は普通にやってる……って、非通知話とか夢のない夢の話だとかが普通かどうかはともかく。と思ったら最後の最後で声優をどんどん入れ替えていくという意味不明な演出が……いや、ちょっとそれはないだろうというものも……

  ポルフィ #6「イタリアから来た少女」。ヒロイン登場(多分)。父娘二人でトラックで旅する少女・アレッシア。ズボンをはいていたため最初ポルフィは男の子と間違えてしまい、のっけの印象は最悪。だがミーナはすぐにうち解けて旅したヨーロッパのあちこちの国のことを聞いてその生活にあこがれる。だがそれを見たアレッシアの表情は暗い。根無し草の生活の上、母親を早くに亡くした彼女にとって暖かい過程を持つポルフィたちこそが羨望の対象だった。ポルフィはそんなアレッシアのために教会の鐘を鳴らす。
 アレッシアはまた父親と旅に出るけど、多分再登場する、のだよな?


2007年02月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 仕事人復活、だけど……

  必殺仕事人2007 。仕事人の(TVでは)15年ぶりの新作で、藤田まことも元締めになった中村主水として登場するらしい…… 別ソースY!hl )。
 正直に言えば、個人的には微妙。ジャニーズばっかじゃん! ってのもそう。別にジャニーズを毛嫌いしてるわけではないけど、世の清濁をあわせ飲み込むような灰汁の強さを微塵も感じないキャストなのが……どうせやるなら平成ライダーのように徹底的にいじって現代に合わせた形に、場合によっては「必殺である意味ないじゃん」ってふうにして欲しいものだが、期待は薄いか……私にとって必殺で大事なのは様式美じゃなく、世の中への徹底した反発心なので。でも、 「子供心に、悪いことをしたら必ずバチが当たるということを知った作品」とメインキャストの東山氏が言ってるようでは……「悪いことをしてもバチが当たるとは限らないからその憤りをぶつける」というものだったはずなのに……地獄少女の方がはるかに私にとって「必殺」になりそう。中身であるべき「意味」を失った様式を見ても、抜け殻を見せられるようでつらいんですが。


  旧日本軍の化学砲弾、広州市で97発を回収日経 )。旧日本軍のものとした97発も、国民党軍に引き渡したものがどれだけあるかわかったものじゃないですけどね。つまり、その時点で管理は相手側に移っているはずなのだけど。調べ照らし合わせるのも資料の関係上難しいだろうので、今回のでもそれなりに意義はある。


  日本が60年以上戦争をせずにこれたのは、9条のおかげY!hl )。関係、寄与がなかったとは言わないけど、概ねは違うんじゃないかなぁ。つか、別に世界の希望になってないと思いますが。それと 「以前は、学生と自分の歴史認識は共通している部分が多かった。ところがここ10年のうちにテレビ番組や漫画の影響を受けて、授業内容に反発する学生が出てきている。たとえば韓国での植民地支配をテーマにすると、『でも日本は韓国の道路や港を整備するなど、いいこともした』と反論する。何のために整備したのかというところから説明しなければならない」。え〜、それでは「どうして日本が半島を併合しなければならなかったか」も説明したんでしょうか? したとしたら、どのように? やるんだったらそこからきちんと説明しないと片手落ちもいいとこでしょうに。つか、平和を望むなら戦争について知らないとただお念仏唱えてるのと変わらないですよ。平和学ってなんだろうなぁ、と思う。国際政治学や歴史学ならわかるが。

[特撮] ボウケンジャー#49(最終回)と電王#3

  ボウケンジャー #49「果て無き冒険魂」。ガジャによる「ゴードムの脳髄」奪取を阻止したボウケンジャー。だが、ゴードムの心臓を取り込んだガジャはガジャドムに変身、不完全ながらも絶大な力でボウケンジャーたちを苦しめる。

 最後の締め、ということでここのところ恒例となった素顔での名乗り→変身→全員でのフィニッシュでの最終回。「プレシャスを使わないで駆動するよう改造したパラレルエンジン」のエネルギー源はボウケンジャーの冒険魂、というのはお約束。ガジャも倒されたが死んだわけではなく、再度の復活を誓って眠りに付く。これで毎年恒例の新旧戦隊競演ビデオも出演に困らないね?
 エピローグは、映士はサージェスレスキューとして独自に活動、他のメンバーはこれまでと同じくプレシャスを狙うネガティブシンジケートと戦い続けるが、明石は宇宙にあるプレシャスを探しに、一人ダイボイジャーで旅立つ……と思いきや、さくら姐さんもこっそり同乗。でも、鈍い明石はさくらの動機に気付かず、「そんなに宇宙プレシャスに興味があったなんて」とトンチンカンなことを。真墨は真墨で新リーダーとしてからかい半分ながら頼りにされる。レッド不在の時にメンバーを支えたのは真墨だし、妥当なところか。
 次回からは「 ゲキレンジャー 」が開始。久々の三人戦隊で、憲法がモチーフになるためか、ロボはかなり軽快な雰囲気。


  電王 #3「アウトロー・モモタロー」。良太郎が今度出会ったのは街金の取り立てから逃げる売れないミュージシャン、山越。暴れたくてうずうずしていたモモタロスは良い機会とばかりに気を失った良太郎の身体を勝手に乗っ取り、取り立て屋をのしてしまう。その強さを見た山越はモモタロス良太郎に街金に盗みに入る際の用心棒を持ちかける。モモタロスはおだてられすっかりその気になってしまうが、良太郎とハナは大激怒。おまけに山越が盗みに入ってる間にイマジンが出現し……

 今回イマジンに取り憑かれる山越を演じるのは波岡一喜。「ライオン丸G」でネオ歌舞伎町一のダメホストなのにライオン丸に変身する運命を託されてしまった獅子丸を演じていたのが記憶に新しい。役柄としてはそれと似ていてお調子者で弱虫で、でもどこか憎めない売れないミュージシャン。相変わらず良い味出してるなぁ。
 モモタロスも負けず良い味を出していて、勝手に良太郎の金を使ったり暴れたりするが、それをなじられたことを気にして山越に使ってしまった分だけ分け前を要求したり、泥棒の手伝いをすると言われて気にしたりと、妙にお人好しなところを見せる。
 でも、良太郎はそのことを怒ったままで、次回はモモタロスの力抜きで、一人でイマジンを倒そうとするらしい。素体(プラットフォーム)状態の電王は弱々なので、どうしようってのか。


2006年02月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮][アニメ] 土曜日の

  それゆけ!徹之進 #6。順当にバレンタインネタ。ちゃんと「犬にチョコを食べさせてはいけない」と言っている(中毒を起こすことがあるため)。もっとも犬用のチョコ(ホワイトチョコだけど)もあったと思ったけど。
 しかしこのアニメ、本当に黒金一家以外、悪人が出ないなぁ……ぬるいと言えばぬるいんだけど、校長先生がおちゃめで天然気味だったり、ゲイリーがちょこっと再登場してたり、ライバル(ってより一方的にライバル視してる)の黒金麗華もかわいげがあったり、キャラを大事にしようというところが見えてそこは相変わらず好感。

  ウルトラマンマックス #33「ようこそ地球へ 前編」。バルタン星人登場。今回のバルタン星人は二派に分かれてて穏健派と過激派がおり、穏健派のタイニーバルタンが地球へ危機を知らせに来、過激派のダークバルタンがタイニーバルタンの抹殺と地球征服をしようとする。で、タイニーバルタンは本体は小さいんだけど、変身して人間の女の子に。特殊能力を使う際に呪文を唱えたり、21世紀はバルタン星人も魔法少女ですか……ネタとしては笑えなくもないが、バルタンをマスコットにしようって意図も透けて見えて、ちょっとしらけもする。タイニーバルタンが自分の正体を隠したまま騒ぎを起こし牽強付会に侵略者の危機を説得しようとするのもイマイチ意図と意味が不明。

[特撮][アニメ] 日曜の

  エウレカセブン #42「スターダンサー」。ノルブとサクヤが開いたグレートウォールへの道を突破しようとするエウレカとレントン、それを全力で阻もうとするデューイ。ホランドたちの決死のサポートにより、ついにグレートウォールの向こう側「ゾーン」に到達する。
 って、いきなり「日本」ですか! これはイミテーションの地球なのか、それとも本当の地球なのか。本物だとすると、過去が現在か未来か。製作者が意図的に自分たちの「青春」を盛り込んでいる番組なので、やはり製作者の青春の事物が関与してくるんだろうか?

  マジレンジャー 最終回。予定調和的なところは強いのだけど、インフェルシアでのクーデターって大ドンデンが来たのは本当に意表を突かれた。ン・マ様がかなり弱体化したのとヴァンキュリアの裏切り及び反則気味な特殊能力とか、強引といえば強引だけど(まあ、ヴァンキュリア(=ナイとメア)裏切りの伏線自体はちょっと張られてた)、王道的な締めの中で家族の絆の力が世界を変えていく、というのをこういう形で示したのは評価したい。スフィンクスも生きてたしな!

  仮面ライダーカブト #3。今回で天道、加賀美、ZECTの関係がこれでほぼ固まったか? 探偵小説の名探偵と警察みたいな印象。つか、「世の中には迷惑をかける人間と迷惑をかけられる人間の二種類しかいない」とすると、あきらかに迷惑をかけられる人間の加賀美は、毎週天道に振り回されるのか。哀れ。
 今回も戦闘シーンは「らしい」超高速の戦闘を繰り広げてましたが、これだけ力入れてると、息切れするんじゃないかという心配も。また、ワームは変身した人間の外見だけではなく記憶もコピーしていることも判明する。そういった部分とは別に、登場人物のドラマの部分では加賀美がワームを憎む理由の一端が垣間見える。「りょう」という人物が関係しているらしいが、次週、早速それについてのエピソードらしい。天道が加賀美に決断を迫っていたけど、どういう状況だ?

  ゾイドG #44「離陸」。ルージたちはギルドラゴン復活のためにコトナの故郷であるアイアンロックへと向かう。すでに街は完全にディガルドに制圧され、コトナの知ってる人たちもほとんど処刑された後だった。姉のコトナにわだかまりを抱きつつもディガルドへの復讐のために手を貸すリンナの強力を得て、ついにギルドラゴンが復活する。
 ロンが「いくつもの段階を経なければならない」と言ってたので、ギルドラゴンが意外とあっさり復活した印象。でも、おもちゃ的な造型なんだけど、動きとかで巨大感が出てる。離陸のシーンで本当に山よりでかくなってたのはやりすぎかな、と思わないでもないですが……ついに離陸したギルをラプターグイ部隊が襲い来るシーンとか、3DCG部分、いつもいい仕事してます。
 エンディングも残り十話をとっくに切っているのに新ED。今回もレ・ミィ&コトナのキャラソン。動作画は、製作体制がけっこうかつかつであろうことを反映してかあらっぽいけど、習作アニメーション的なイキオイがある。「電車男」のOPよりいい仕事だろう。これまでのゲストキャラ大集合なのは前EDからの流れで。まさか荒法師ディンガやムラサメライガーに乗りたがってた村の子供たちまで出てくるとは……

  マイメロ #46「一発なぐれたらイイナ」。クロミの黒幕が柊であり、自分に近づいてきたのも打算だと知ってショックを受けた歌。家族や友人たちはそんな彼女を慰めようとする。
 慰め方がそれぞれのキャラクターらしい。で、タイトルのような慰め方がふさわしいキャラクターって言うと、真菜と小暮。歌のために、今まで一発もパンチを当てることのできなかった柊を殴りに行く。けど、どちらかというとマイメロと歌の絆の再確認の方がメインだったかな? 歌がみんなとの、そしてマイメロとの絆を再確認して立ち直っていく話だった。この辺、夢の扉を開いたのがまたまたマイメロ大好きの白山くんであることまできちんと関連してくる。この配置の見事さはいつもうなるなぁ。
 で、来週はいきなりマイメロ逮捕ですか?

[その他] 確かに斜め上だ。

  [俺]おれせん。 さんより 【韓国】理由のない反日はもうやめにしないかmumurブルログ )。え〜、確かに斜め上でした。まずそれが前提なのね。(笑) 「なんでそれを前提に考えるのか」ってことを考えてないあたりがいい感じに狂ってます。
 ちなみにceltsは、「セルツ」でも「ケルツ」でも間違ってないですが、日本じゃ「ケルツ」の方が意味が通りやすいかなぁ……

 テレビでCASSERNやってたので見たのだけど、確かにこれは酷い(笑)。どうしてこうなったのかは幾分かはわかるのだけど、いくらかはわからない。その考察はまずは置いておくとして、気になったのは戦争とか独裁国家の描き方。パロディのパロディの更にパロディを見てる気になる。CASSERNで顕著だったけど、別にこの映画に限ったことではない。特にアニメとかに顕著だ。これってたぶん、我々の世代は「戦争のパロディ」や「『戦争のパロディ』のパロディ」を見て、それが「本当の戦争」と思ってしまってるところがあるってことなんだろうなぁ。少なくとも「本物の戦争のなにがしかが反映されてる」と。どこに反映されてるか、どう反映されてるかをちゃんと分析するということはほとんどやらないだろう。
 それに無自覚だと違和感を抱かない。抱いても何が変なのか、具体的にわからない。所詮我々の世代で「戦争を体験しろ」ったって無茶なのだけど(体験せざるを得なくなっても困る)、ちゃんと調べ、考えれば幾分かはましになるんじゃないだろうか。たぶん。


2005年02月12日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 星雲賞非公式ノミネートのページ、今年もやります

 いつのまにかそんな時期になってたんですな。ってわけで、星雲賞非公式ノミネートのページ第36回版、今年も 始めます
 その宣伝のため日記の内容をちょっと先日分に移動してます。(元々先日の内容だし、構わんでしょう)
 聞くところによれば 日本SFファングループ連合会議 所属団体からの参考候補作品募集が今月中だそうですので、もうそろそろ始めないといかんでしょう。
 昨年は 河出書房 の「奇想コレクションシリーズ」をはじめとして海外作家短編集が充実していたので、海外短編のノミネートが期待できます。いや、期待させて。
 よろしければ(そっち方面の)各方面に宣伝の方、よろしくお願いします。


2003年02月12日(水) 旧暦 [n年日記]

仕事にならん

 まだ胸が痛い。朝起きたときは前の日ほどではなかったので油断してたら、職場に出て半分は胸が痛くて仕事にならない。ぐったりしているところをボスに冗談交じりに嫌味を言われるが、弁解する力も出ない。後半になったら大分マシになってきたのだけど、本当に医者にかかった方がいいかもしれん。
  外務省の関連機関が米で反日セミナー 。いや、過去の振り返るのは悪いことじゃないし、その過去に反省すべき点があるんなら素直に反省すべきです。けど、ここまで偏ってるのはねえ……「人選には口を出せない」ってあるけど、口を出せないなら金も出さなきゃいいんでは? 外務省がこういう活動を容認してるのは、日本への批判を煽ってODAを引き出させ、その利権を増やそうとしている、という説がもっぱらですが、本当にこいつらなんとかしてくれ。
 え〜っと、 フルーツバスケット地獄変?  中退してるから厳密には女子高生じゃないんだけど、テント暮らしの女子高生というものが実在していたとは……ん〜な漫画みたいに甘い生活なわけはないですが。
 今日発売だった 週刊少年マガジン の表紙、どうやらタイアップらしいのだけど……見なかったことにしていいでしょうか? いや、文句を言いたいわけじゃないんですけどね、 デスケドネ……
  ニンジャが街を襲う 。不勉強で知らなかったんですが、コンゴの反政府武装勢力で「ニンジャ」ってのがあるんですな。名前の由来は日本の忍者からなんだろうか? だとすると、ちとイメージが……
宇宙は137億歳で平らで永遠に膨張 。最近はNASAの発表だろうがなんだろうがすぐさま信用できない気分なのですが、永遠に膨張しつづけるとするとアンダースンの「 タウ・ゼロ 」が成立しなくなってしまうのでぃす。
  ニューロンチップ、実用化へ 。単一ニューロン上でこれだけのプローブを実現した、というのは初めてなのかな? しかし、「これで記憶・学習のメカニズムが解明できる」はちとリップサービスしすぎ。ニューロン群の継続的観測に道が開かれたという意味では、画期的ではあるのですが。
 あちこちのSF系サイトでは 軌道エレベーター の話題で持ちきりなんですが、水を注すわけじゃないけど、どうにもきな臭いと感じてしまう。宇宙開発系のサイトではあえて触れてないみたいだけど、タイミング的に見てコロンビア事故により水が注された形の宇宙開発の、あらたな広告塔のひとつとして使われている、というのは間違いないだろう。別にそれが悪いってわけではないけども、ひねくれものの私としてはかえって妙に冷めてしまうのだ。なにか重要な見落とし点がないか、とか、気になって。
 一部で有名なロシアのオタク娘、秋葉いつき(芸名(?))が来日した際に吹き込んだボイスCDというのがあるらしいのだけど、その CDジャケットイラスト ……そうか。ロシアだものなぁ。
追加:とりあえず ラーゼフォンの単行本って 、いったい なんだろう? ちなみにヲイラは「時間調律師」しか読んでねっす。


2002年02月12日(火) 旧暦 [n年日記]

富士宮焼きそば

 富士宮は、 実は隠れた焼きそばの名所らしい 。で、ちょいとこの富士宮焼きそばを入手することができたので、食ってみる。うむ、もっちりとしていて、歯ごたえがあり、なかなか美味である。肉かす(ラードをとった豚の脂身の残りかす)もカリカリとした食感で美味しい。通常売られている焼きそばよりはっきりいって好み。近所で売らないのかなぁ。
 連休は、ちっと 林氏 にくっついてSF関連の集会へ。ヒートして明け方の五時まで飲んでました。自分も歴戦のSF者の前でかなりヒートしてしまってはいたのだけど、SF界隈の現状と問題点がそれなりに見えてきた気がします。基本的に、良い方たちばかりなんですが、多少、外部からの視点との認識のずれがあるような気もしたり。でも、人の言うことに耳を傾けないということでは決してないので、それなりになんとかならないこともない気もしたり。
 とりあえず、デジモン劇場版第一作は傑作ということで合意。<おいおい
 日曜のテレビ。ガオレンジャーは、アギト以上にカタルシスに問題があった気が。いや、まああれでもいいんですけどね。
  龍騎 の二話目。おお、なんとなく変身ヒーローものの王道だ。特にキックのインパクト時のエフェクトがかっこいい。これ以上、ナニを望むというのか。でもやはりアギトのほうが個人的に(戯言は以下省略)
 テイマーズはお休みだったので、裏の ギャラクシーエンジェル を見る。シリーズ構成はアギトの井上氏なのだけど、キャラ同士の絡み、立たせ方を重視する人なので、そのへんはやはり上手い。作画は崩れてるけど、馬鹿コントとしては無邪気に笑える。特に後半のネタ。
 カートゥーン・ネットワークに こんなもの が。わたくしは勿論インストールしましたのことですよ?

演出の話

 先日の「フルメタル・パニック!」の銃に対する反応の描写で一部誤解をされてるようなので補足。(今日の放送分は見てないっす)
 別に、創作として日本人が銃に対して平和ボケの反応を示しても構わない。大抵の日本人にとって銃はテレビ画面や銀幕の中の存在でしかなく、リアルなものではない。私だってその意味ではたいして変わらない。ただ、銃を突きつけられてるのを見ていて、それに無反応であることはまずないだろう。興奮して目に入ってなければ別だが。本物かどうか疑いつつも、黙って指示に従うこともあるだろう。偽者だと思い、そのまま無視することもあるかもしれない。いろんな理由から、本物でも相手に食ってかかることもあるかもしれない。そういった反応がすっぽり抜けていた。描き方の問題ではなく、描かれていないことが問題、そういう話である。作画量の問題もあるけど、まったくどうにかできないわけではない。やはり、人間の「自然な動き」に対する観察不足だと思う。


2001年02月12日(月) 旧暦 [n年日記]

名古屋市の記章って…

 丸に「八」なんだけど、なんか八百屋のマークみたいに一瞬見えた。だからなんだということはないけど。
  駅ホームからの転落者を救う勇気、全国に広がる だそうで……いや、転落者をたすける事は立派な事だと思いますよ、そりゃ。無論、「駅はそもそも危険な場所なんだから、そんな当たり前の事への認識不足がそもそも問題だ」なんて論調もいささか的をはずしてることもわかってますよ(携帯で話中に注意力散漫になって事故に遭ったって人もいるがそれは論外。携帯による注意力と、危険への対応速度の低下って案外と気にされてないのね。閑話休題)。ただ、こう無言の善意を祭り上げるような報道ってどうかなと思う。身を呈して他の人を守って名前も立ち去らずに去った。美談ですよ。確かに立派だと思う。でもさ、例えばホームに落ちた人を助けるってのは、それ自体が危険な行為なわけですよ。記事ではその辺の前後事情は書かれていない。確かに下りて助けなければ危険だったかもしれない。そうでなかったかもしれない。記事の断片から察するに、駅員にまず連絡して、その上で救助したようであるから多分最善の手だったのだろうと思う。しかし記事はそこを褒めてない。ヒロイズムを安易に褒めている。ヒロイズムの安易な賞賛は、安易なヒロイズムの模倣を招きかねない。その場合、危険なのは記事にのせられてしまった人だ。まずすべきなのは、当たり前の手順である。身を呈して助けるかどうかは、ぎりぎりの部分の判断だ。下手をすれば事故死者を自ら増やすことになるかもしれない。
 ヒロイズムの安易な取り上げは好きではないし、それ自身が危険性を孕んでいる。記者はその事に気付かないのだろうか?